遠山金次は動じない (22)

ジョジョ4部放映記念と、アリア小説22巻発売という事で唐突に書きたくなりました。

22巻、めっちゃ楽しみ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460145241

理子「キーくん♪」

キンジ「ん…今何時だ?」

理子「お昼寝なんて無防備だぞ!今は3時でーす」

キンジ「(3時か。まだ大丈夫だな)」

理子「予定があるの?」

キンジ「大した用事じゃない」

理子「じゃあ理子も付いてく!」

キンジ「(何でだよ…)」

キンジ「まあそれはそれとして、」

キンジ「まず俺の上からどけ」

理子「やだ」

キンジ「やだじゃない」

理子「一緒に行ってくれないとどかない」

キンジ「トイレ行きたいんだよ」  

理子「ぶーー」

キンジ「ふぅ…やれやれだぜ」

理子「!?」

理子「キーくんさっきなんて言った?」 

キンジ「やれやれって言っただけだろ?」

理子「あれ?幻聴かな?」

理子「あっキーくん出かけるの!?理子も行く!」

キンジ「ちょっちょっと散歩してくるだけだ。楽しくないぞ」ブレザーキナガラ

理子「理子も行くぅー!キーくんと散歩するぅ!」

キンジ「ズボンに捕まるな。伸びる」

理子「一緒に行ってくれないと離さないからね!」

キンジ「(またか…)」

キンジ「足にしがみつくな、重い」

理子「あっ!レディに向かって重いって言っちゃダメだよ?」

キンジ「重いから仕方…」

理子「?」

キンジ「(今理子は俺の足に腕全体でしがみついている)」

キンジ「(となるとアリアだったら問題ないが、理子の場合胸が足に押し付けられる)」

キンジ「(昔の俺ならテンパってすぐヒスってたが今は…)」  

理子「どうしたの?」

キンジ「うおっ!いきなり目の前に立つなよ」 

理子「?」
 
キンジ「(?じゃねーよ足元に居て立ったら超至近距離になっちゃうだろ)」

理子「ははーんさてはヒスっちゃいそうだったでしょ」

キンジ「なっなってねーよ」

理子「ほんとぉ〜?」

キンジ「嘘なんかつくかよ!」

理子「キーくん動揺しすぎぃ」

キンジ「(まっまずい空気になってきた)」

ガチャ

理子「ん?」

白雪「キンちゃんに…」ガシャリ

キンジ「(ヤバイ)」

白雪「手を出すなあああ」ズガガガガガガガ

理子「きゃあ!」  

キンジ「ちょっ」ドサッ

理子「や〜んこけちゃった」

キンジ「(こいつ…って)」

キンジ「(むっ胸が当たってッ。足が絡まってる。落ち着け!こういう時に素数を)」

キンジ「ん?」

キンジ「だっ誰だお前!」

星白金「俺か?俺はスタープラチナ(星白金)、スタンドだ」

キンジ「(………何を行っているんだ……?…こいつ…)」

星白金「お前が興奮すると出てきてしまってな。ついでに困ってそうだから時を止めといてやったぜ」  

キンジ「時?っとっ止まってる!?」

星白金「ちなみに止めていられる時間は今は約10秒、さっさと逃げた方がいいんじゃないか?」

キンジ「クッ」

キンジ「(このムキムキの妖怪みたいなのが俺が興奮すると出てくる?どうゆう事だ?)」

星白金「そして、俺はお前がHSSの時だけ現れる」

キンジ「(とりあえず逃げれたが、さっきのは何だったんだ?)」

キンジ「幻覚…」

キンジ「じゃないよな」

キンジ「(考えても仕方ない、そろそろ向かうか)」

ジョジョ好きなんだから仕方ないじゃないかああああ
ジョジョ立ちとかかっこよすぎる

キンジ「(はぁ……)」トコトコ

キンジ「(行きたくねえ)」トコトコ

キンジ「(ついちまった)」

キンジ「(ワトソンのやつ男子寮を集合場所にしやがって)」

キンジ「入るぞ」

ワトソン「あっ遠山!」

遠山「(女の子みたいな声出しやがって、いや女の子だけどさ)」

遠山「ここに住んでるのか?」

ワトソン「そうだね、教員科に頼んでルームメイトも居ないようにしてもらっている」

遠山「ルームメイトとか居たらすぐバレるからな」

ワトソン「そっそうかな?」

遠山「にっ着替えの時にまず気づかれる」

遠山「(匂いでバレるって言ったら俺が普段から嗅いでるみたいに思われる所だった)」

ワトソン「ああ着替えか。それは流石にバレちゃうね」

ワトソン「それでリハビ」

遠山「今シャーロックは何処にいる?」

ワトソン「じゃあまずはシャーロックの話からしようか」

遠山「(まず"は"って何だよ)」

ワトソン「シャーロックは現在イーウーを再び盗んで海を逃亡中だけど、時々上がって街を歩いたりするんだ」

遠山「わざわざ自分から姿を見せるとはな」

ワトソン「シャーロックが街に出たって分かった時はもう居ないけどね」

遠山「(来るのが分かってるからどうせ捕まえられないってか。余裕ぶりやがって)」

ワトソン「今のとこの目撃情報は日本の近海だけだね」

遠山「(日本…?)」

ワトソン「とりあえずシャーロックについてはこれくらいかな。また分かったら連絡するよ」

遠山「(メールじゃ駄目なんですかね)」

ワトソン「そっそれじゃあ遠山。そろそろリハビリを…」

遠山「やっやるのか」

ワトソン「当然でしょ!大分良い所まで来てるんだから!」

キンジ「(またヒスったらどうするんだよ)」

ワトソン「じゃあ今回のシチュエーションは幼馴染みね」

キンジ「(あれ?俺やるって言ったっけな)」

ワトソン「それで君は僕の家にいつもの様に遊びに来たんだ」

ワトソン「じゃあ始めるよ」

キンジ「(勝手に始めちゃったよ)」

ワトソン「やっやあキンジ」

キンジ「おっおう」

ワトソン「今日は来てくれたんだね」

キンジ「なっ何がだ?」

ワトソン「昨日の返事、返してくれるんだよね?」

キンジ「返事?」

ワトソン「えっと、その昨日僕がキッキンジに…その」

キンジ「何の返事だ?」

ワトソン「キンジのこっ事が、すっすっ好きだって告白したじゃん!」

キンジ「いきなり過ぎるだろ!」

ワトソン「幼馴染みならこの年になったらそういう展開になるだろう!?」

キンジ「えっ?いやならないぞ?」

ワトソン「そういえば君は星伽白雪と幼馴染みだったじゃないか!」

ワトソン「一度もないの!?」

遠山「一度も…ないな」

ワトソン「そうか…」

遠山「なっなんだよ」

ワトソン「とりあえず続けよう」

ワトソン「君は幼馴染みの僕に告白された」

ワトソン「それで一日待ってほしいと僕に頼んだ」

ワトソン「そして今日返事をしに来た」

ワトソン「いいね?」

遠山「(帰りたい)」

遠山「えーとだな。まずそういう物はリハビリでやるべきじゃないと思うんだが」

ワトソン「遠山は私の事嫌いなの!?」

遠山「(うおっ顔近いって)」

遠山「いや嫌いじゃないって、それより遠山に戻ってるぞ」

ワトソン「だったら答えてよ!」ドッ

ワトソン「私の事、好き?」

キンジ「(非常にマズい。ワトソンに突然押し倒された訳だが、表情がもう完全男の顔じゃない)」

キンジ「あっそのっワトソン?熱くなりすぎじゃないか?」ダラダラダラ

ワトソン「遠山、私女の子に見える?」

キンジ「(かッかわいい。っ!この血流は!)みっ見えるぞ!今のお前は今までに無いくらい女の子らしいぞ!」

ワトソン「じゃあ返事を聞かせて?」

キンジ「(あっもうダメだ)」

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