セーラ「うんコマ漫画③やで」爽「よっしゃ!」 (76)



その25.~竜華「あかん! テストの最中に・・・」の巻~

(※その12.セーラ「友情うんこや!」の続きっぽいかんじ)




 「 ぐ あ ――――――――――っっ!!! 」



その絶叫は、カリカリとエンピツの音だけがしていた教室内で突然響き渡った。


女教師「な、なんだ?? 清水谷・・・?」

竜華「先生・・・! 私、うんこしたいんですっ! 行かせて下さいっ!!」クワッ

女教師「だ、だから、テスト中にトイレに行くことはできな…」

竜華「うっさいわこのババァッ! 死にさらせやぁっっ!!」ブォンッ! ドッガァァッッ!!

女教師「あべぇっ!?」ビターン


 ガラガラッ ピシャァッ!


竜華は女教師を右ハイキック一発で叩きのめすと、教室を出ていった。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454244055


・爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(大阪編)
 爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(大阪編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439105297/)
 の番外編

・1作目→セーラ「うんコマ漫画やで」爽「いいね!」
     セーラ「うんコマ漫画やで」爽「いいね!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440279360/)

・2作目→セーラ「うんコマ漫画②やで」爽「なるほど」
     セーラ「うんコマ漫画②やで」爽「なるほど」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442960250/)

・四コマ漫画風(のつもり)のうんこ・トイレ話がちんたらちんたらテキトーに続くSS。

・意見、文句、支援、非難、叩き、荒らし、乗っ取りetc.なんでも歓迎、だけど批判多き場合は途中で閉じます。

・今回は1作目と同じようにまた基本大阪限定でいきます。



竜華「ハァハァハァッ、ハァハァハァハァッッ!!」タタタタタッ


千里山女子高校の廊下を、校内一の美少女が、黒髪をなびかせ、おもちを揺らしながら疾走する・・・

そう、うんこをするために・・・!


竜華(な、なんとか間に合いそうや… あの角を曲がれば、トイレやっ!)ダダダッ

竜華「ふなぁっ?!」バッ


女子トイレ「…」ズラ~リ…


竜華(な…? ど、どうして授業中に、こんなに行列が…?)ワナワナ

竜華(そ、そうか… 屋外の課外授業から帰ってきた1、2年生の集団が、一気にトイレに…! くそおぉっ! なんてタイミングの悪い…!)

竜華(き、きっと他の階のトイレも行列や… く、くそっ! どないしたら・・・ ん?)


切羽詰まった竜華の目に、半開きになっている扉が映る…


竜華(“理科準備室”・・・? そ、そうや!)ピコーン ダダダダダ・・・


竜華は… その、誰もいない薄暗い部屋の中へと、走りこんでいった・・・






 ムリリリリリリイィ……!


竜華「ふっ、ふ―――っ! ま、間に合ったで・・・」フキフキ


理科準備室の流しに、こっそりうんこをした竜華…


竜華「さて、これをどうするかやけど・・・」

竜華「理科準備室には、コレがあるんやな~…ww」スチャッ


竜華が戸棚から取り出した物… それは、“濃硫酸”の瓶だった…


竜華「コレでうんこをトかしてしまえば… 完全犯罪成立やでっ! やっぱうちって頭ええなっ!!w」ジョロロロオォ・・・


自分のうんこに濃硫酸をかけ始めた竜華…


竜華「… ん? なんや、トけへんな…? なんでや? 硫酸の量足らんのかな?」ドボドボ・・・


ところが


うんこ「…」プシュウウゥ~・・・ モコモコモコモコオォ……!


竜華「っひっ!??」


プシュプシュウゥ~~… モコモコモコモコモコモコモコモコモコオォ・・・・!


竜華「あ、あ、あわわわわわわわわ・・・??」ペタン


腰を抜かしてヘタリこんでしまった竜華…

しかしそれも無理はない… なんと、うんこから、白い煙とともに、真っ黒なゴンブトの触手のようなモノがニョキニョキと生えてきたのである…!


竜華「そ、な、なんなんや! これは・・・??」

?「…まったく、何やっとるんですか? 清水谷先輩…」ゴソッ

竜華「どひっ?!」


突然、ゴミ箱のフタを開けて中から現れた少女が、その縁の太い眼鏡を光らせながら、言った…


フナQ「うんこに濃硫酸なんかかけたら… 脱水作用で“炭素うんこ”ができるに決まってるじゃないですか」


竜華「炭素うんこ…? な、なんやそれ…?」

フナQ「いいですか、うんこというのは、水分と炭素(C)を多く含む化合物です。 そこへ濃硫酸(H2SO4)を入れると、強力な脱水作用によりうんこの炭素が濃縮されます。 そして化学反応によるかなりの発熱もあるため、水蒸気も発生するんですが、炭になってしまったうんこの中でも水蒸気による気泡が発生するので、そんな風に“炭素うんこ”が飛び出してくるんですよ」

竜華「…マジかいな…」

フナQ「ふふっ、これも、うんこの神秘のなせるワザですね…」


 ガララァッ


怜「竜華… 大丈夫か? トイレ行けたん?」

セーラ「心配になって見に来たでー・・・って、うおおおおぉぉっ!!?」


うんこ「…」ドドオォーン・・・


セーラ「な・・・なんなんやこの巨大な真っ黒うんこは・・・?」

怜「竜華、あんた… すさまじいうんこ出しよったな…! ギネスにのるんちゃうかこれ?」

竜華「ち、チガウッテ!」=3


なんだかんだ言いつつも… セーラと怜は、その巨大うんこを袋につめ、トイレにこっそり流しに行くのを手伝ってくれたのだった…



(カン)


その26.~セーラ「怜、対局中に何読んどるんや?」怜「女の子たちがひたすらうんこしまくる小説やで」の巻~


セーラ「なんやそら。 最低やな。 まぁええわ、ちょい読んでみい」

怜「ええで。 泉、擬音のとこ頼むわ」

泉「分かりました」

怜「イクで。 “あっ、あっ! す、すっごい出りゅぅっ! んっはああああぁぁ―――――っ!! 太いっ! 太いよおおぉっっ!! これしゅごいのオォォッ!! あ、あたしの、う、うんこぉ!! こっこんなにたくさん!出てりゅうぅ―――――っっ!!!”」

泉「“ビッ、ブリュウゥッ! プッスゥ――ッ! バリュリュッ!! ボベババアァッ! べリョリョリョリョリョリョリョドゥッパァッシイィッ!!”」

セーラ「すごい量やな」


怜「“あ、あぁ~~… お、おナカいたいよぉ…! も、もう、らめえぇっ!! 出ちゃうっ! 出ちゃうのおおぉっっ!! と、止まらなアァイッ!! あたしのう、うんちイィッ! で、出ちゃうのおおおおぉぉ―――――――っっ!!!”」

泉「“ビシュゥッ! ブッシャアアアアアァァァッッ!! ビチュルゥッ! ボッジャアアァァッ!! ビチュビチュべチャベチャボジュバジャアアァッ!!”」

セーラ「下痢か? はよ治るといいな」


怜「“うっくぅ… ふぅ、ふううぅっ! や、やだぁ… もう!カタスギルよおぉっ!! わ、私の、あにゃる・・・切れそうですうぅぅっっ!! だ、誰か、お願いぃっ! 助けてえええぇぇっっ!!”」

泉「“ミリィ・・・! ムリッ ムリリリ… ミュリュリュウゥッ! ミチミチミチィ・・・ ブッ! ボォルウゥンッ!! ボトボトボトボトオォッ!!”」

セーラ「便秘は下痢よりキツいらしいな…」


怜「“いやあああああぁぁんっ!! 見ないでっ! お願いぃっ!! 私のうんこしてるとこ見ないでエェェ――――――ッ!!”」ブッ=3

セーラ「今屁ぇこかんかったか? 怜」

怜「気のせいや。 読むで、“わがアナルに宿りし混沌なる魔のモノよ・・・ 今こそその超常なる力を顕現させ、この世を破滅へと導くのだ・・・!!”」

泉「“ムリッ!ムリリィ…! ブボババビジュジュジュボォリュングェルスウゥッ! ブリュオロヴァリュリュリュバルディリスウゥッ!! ブォリリリミチミチボピプァプゥンッッ!!!”」

セーラ「中二病か」トン

竜華「ロン」パララッ

セーラ「あぅちぃ!」

竜華「倍満や」ニタリ

セーラ「泉ぃ! お前がブリブリうっさいから振り込んでまったがな!」

泉「え、え? 私のせいですか?」

怜「…是非もなし。 “ああぁんらめぇぇ!! 出ちゃう! 出ちゃうのおおおおぉぉ@ky#!p&ふじこf$くぁんせyh!!!”」

泉「“ブリブリブリブリブリブリイィッ!!”」

竜華「一本場いくでー♪」



(カン)


その27.~フナQ「ついに発明しました」セーラ「何をや」の巻~


フナQ「食べるとうんこになるカレーです」トン

セーラ「・・・・ は?」


セーラ「ど、どゆこと?」

フナQ「見た目はまったくもって普通のカレー・・・ しかし! 口に入れて唾液と混ざった瞬間に、うんこへと変貌するのです」

セーラ「一体何に使うんやそんなモン!」

フナQ「罰ゲームに使えるかと思いまして」


フナQ「実はもう一つあるんですよ、発明品が」ゴソゴソ


浩子はコーヒーメーカーのような機械を取り出した。


セーラ「な、なんや? これ…?」

フナQ「うんこ製造機です」

セーラ「・・・ どうつっこめばええんや・・・」


フナQ「これで私たちも一攫千金です」

セーラ「へ?」

フナQ「江口先輩、うんこを侮ってはいけません。 “便金術”を知りませんか? うんこ約200トンの中には、15億円に相当する純金が含まれているのです。 金の他にも、プラチナや銀といった貴金属が何種類も含まれています。 世界最大規模の学会『米国化学学会』で報告された確かな情報ですよ」

フナQ「それに、2013年6月、韓国である女性が自分のうんことその付属品をネット上で売りさばき、1億2000万ウォン、日本円で1200万円もの収益を一人であげたという事例があります。 うんこはまさに“金のなる木”なんですよ」

セーラ「ほんまか? なら早速うんこ造ろうぜっ! ・・・で、うんこの原料ってなんなの?」

フナQ「はい、“紙幣”です。 この上質の紙の繊維を分解して、うんこを醸成するのです。 特に一万円札が一番プレミアムなうんこを造ることができます」

セーラ「よっしゃ! ほんなら早速銀行に・・・ って、全然意味ないやんかそれぇっ!」



(カン)


その28.~セーラ「部室の冷蔵庫にうんこがあるでっ!」怜「それうちのや」の巻~


セーラ「マジか! な、なんで冷蔵庫に入れとるんや?」

怜「それ検便用や。 常温やとうんこがイタんでまうんや」

セーラ「ほぉ、さよか・・・ って、こんなタッパーに入れるほどの量が検便に必要なんかい!」

怜「お医者さんが、200gくらいうんこが必要って言うとってな…」

セーラ「…絶対それヤブ医者やで……」


セーラ「検便用ならちゃんとそう書いたメモでも貼っとかなあかんやろ! タッパーにうんこ入れとったら、ミソと見分けがつかんやんか!」

怜「それもそうやな・・・  ん?」


 ワイワイ  キャッキャッ  ガヤガヤガヤ・・・


怜「あれは…?」

セーラ「あ、竜華たちやな。 あいつらまた部室でタコパ(タコ焼きパーティー)やっとるんか…?」



 ジュ~…ジュジュウゥ~~…

竜華「アッ、泉! そこのタコ焼きもう焼けたんちゃう? ちょっと取ってや!」

泉「タコパは早い者勝ちですよ」ヒョイッ  パクッ

竜華「あっ! おのれぇ… ん? これももう焼けたかな!」ヒョイッ  パクッ  ムグムグ…

フナQ「急ぐとヤケドしますよ…」ヒョイッ パクッ


竜華「ん~~・・・ うっまいわぁー! 今日のタコ焼きは一段と美味やなぁ~…!」ホクホク

フナQ「はい、隠し味にあるモノを入れましてね…」ニタッ

泉「あ、私分かりました。 ミソですよね? これ」

フナQ「よう分かったな、泉…」

竜華「あ~…ミソか! タコ焼きの隠し味言うたらやっぱミソが一番やなっ!」ムグムグムグ・・・



セーラ・怜「「………」」

セーラ(人生・・・ 知らんでおいた方が幸せなこともあるんや…)コソコソ


セーラと怜は、黙ってこっそり部室をアトにしたのだった…



(カン)


その29.~フナQ「オナラの音と臭いを吸収するパンツを発明しました」恒子「使う」の巻~



放送人にとって、“生放送中の屁”ほど恐ろしいモノはない・・・

万が一、テレビの前で屁をこき、その音をマイクに拾われようものなら、少なくとも数年… 運が悪ければ一生、ネット上のネタ動画として不特定多数の人間の耳目にさらされ、嘲笑を受けることになるのだから・・・



~インハイ会場~


恒子『ついにこの時がきた準決勝…ッ!! ベスト4をかけた戦いが、今、始まる―――ッ!!』シュバァッ!  ブッ=3

健夜『ちょっと、何その動作…』


恒子(よし… 隣にいるすこやんにも、今のオナラ聞こえてない…!)


恒子『6連続和了――!! 誰もチャンピオンを止められない…! これが高校生の頂点! 宮永照!!』バァップゥッ!  パフスーッ!!


恒子(う・・・興奮すると出ちゃうよ… でも今の連射も聞かれてない…! すごいよこのパンツ!!)


恒子『準決勝先鋒戦オーラス! チャンピオンの点数が20万点を突破…ッ! たった一人が他を蹂躙している――ッ!!』ボフッ!  バフゥッッ!!  バププププププププ……


恒子(便秘気味だからオナラ止まんない… このパンツなかったらマジでヤバかったぜ今日の私…)



そして、その夜・・・


健夜「は、はあッ! はんっ、あはぁ…/// こ、恒子ちゃん…!」ハアハア

恒子「気持ちいいの? すこやん…?」ハアハア

健夜「う、うん…/// も、もっと、シてぇ…/// 私の体、まさぐってぇ…!///」

恒子「ふふ… すこやんって、おもちは小さめだけど、意外といやらしい腰つきしてるよね…」ツツツ・・・

健夜「そ、そんなこと言わないでっ!///」


ホテル「IPS」の一室・・・

仕事を終えた恒子と健夜は、部屋に入るなり、服も脱がずにお互いの体をむさぼり合っていた・・・


恒子(ふふ… 中学生の時から憧れてたすこやんと、やっと相思相愛になれた… さっき居酒屋でこっそり盛った媚薬もバッチリ効いてる…!)

恒子(そして今、私の腕の中に…! 今こそマッハでABCキメる時・・・!!)ハアハア


健夜「ね、ねぇ、恒子ちゃん… そろそろ、シャワー・・・行かない?」

恒子「ん? あ、そうだね…  ふふっ、すこやんもうほとんど脱げてるね」

健夜「うん…/// 恒子ちゃんの服… 私が脱がしてあげるね♪」

恒子「う、うん、お願いすこやん…///」


 スルスルスルゥ・・・


攻守交代・・・ 健夜の細い指が、ゆっくりと恒子の服を脱がし、白く滑らかな肌が露わになっていく・・・


健夜「き、きれいだよ、恒子ちゃん…」

恒子「ん… 恥ずかしぃ…///」



そして、ついに、健夜の手が恒子の下着にかかった。


健夜「恒子ちゃん… ちょっと腰上げてくれる?」

恒子「ん…」クイッ


 スルゥ・・・・


恒子(あぁ… うれしい… ついにすこやんと、一つになる時が…!)

恒子(・・・ん? まてよ…? そういえば今日の下着は、千里山の船久保さんに売ってもらった放屁音臭抹消パンツ・・・)


 “フナQ「福与さん、このパンツ・・・ 使用に際して、一つだけ気をつけることがあります」”

 “恒子「ん? 気をつけること?」”

 “フナQ「このパンツは、ガスそのものを濃縮して吸収します。 そしてそれは、パンツを脱いだ時に、外に一気に漏れ出してしまう構造になっています」”

 “恒子「ふぅん… ま、脱いだ時に臭いが出ても別に大丈夫だよっ! ありがとねっ、船久保さん!」”


恒子「!! ま、まって! すこやん!!」バッ

健夜「え?」


しかし遅かった・・・



 モッワアアアアアァァアァンンンン・・・・!!!


健夜「あっばぁっ! ふぉっぐぅっ!! うぉぼろげええええええええええぇぇぇぇぇ・・・!!」オロロロロロロロロロロロロロオォ・・・・・

恒子「す、すこやん…!!」



Hの最中、もっとも気分を萎えさせるもの・・・ それは、パートナーの下半身の臭いだという・・・


恒子「す、すこやん! しっかりして!!」ユサユサ

健夜「う、う、うぅ・・・」


恒子(あぁ… やっちゃった… 私の一世一代をかけた恋、完全に終わった… まさにオナラみたいに、儚く散ってしまった…!)ポロポロポロ・・・


健夜の体を揺すりながら、絶望し涙を流す恒子…

しかし…!!


健夜「こ、恒子ちゃん… だ、大丈夫… く、臭くなんか、ないよぉ…」ニコォ・・・

恒子「す、すこやん…?」


胃の中のカニクリームコロッケや砂肝、海鮮焼きそばなどを口から吐き出しながら、健夜は、優しく笑った・・・


健夜「ご、ごめんね、戻しちゃって… さ、さっき、食べ過ぎちゃったみたい…」

恒子「すこやん…」


涙目で、恒子に微笑みかける健夜…


恒子(・・・あぁ、すこやん、あなた、私のために・・・!)

恒子(やっぱり、私、あなたを好きになって、良かった・・・!!)ヒシッ

健夜「こ、恒子ちゃん… ゲ、ゲロがついちゃうよ…? さ、早く、シャワー、行こ…?」ナデナデ


真の愛とは・・・ きっとこういうモノなのである・・・



(カン)

止まります。
本編の方書いていきます。
近々、「トイレとコラボ」の方も新スレ立てて書いていきます。


その30.~セーラ「獅子原、大阪には女の子の生○×△を買える自販機もあるんや」爽「マジか!」の巻~(その10、20の続き)



爽「どこにあるんだそれは!!」クワッ

セーラ「あ、あわてんでも連れてったるで・・・ ちょい落ち着けや」






セーラ「これやで」

爽「ムム…! こ、これは…!!」


獲物を狙う獅子の如き鋭い眼光を自販機へ送る爽・・・


爽「ボ、ボタンのところに、女の子の写真があるな… これは、つまり…?!」

セーラ「ふふっ、せやで… ボタンを押せば、その女の子の生○×△が手に入るっちゅうワケや…!」クックック・・・


往年の松田優作のように、影のあるニヒルな笑いを浮かべるセーラ・・・!


セーラ「どうや? 一律1000円とちょい高目やけど… ちゃんとのぞき穴で生○×△を提供する場面も見れるで?」

爽「 買 い だ っ !! 」カッ


セーラ「誰のにするんや?」

爽「ムムムmumu・・・!! 鶴田姫子に、神代小蒔… 天江衣に、大星淡…! こ、これは究極の選択だぜ… くそぉっ! ああ神よ!! なぜ・・・なぜあなたは私にこのような試練を・・・?」

セーラ「ええからはよ選べや」


爽「ふぅ、ふ―――っ… まぁ、やっぱこういう時は、一番若いコを選ぶのがセオリーだよな… こ、ここは、あわいたんだっ!」ポチッ

セーラ「この穴からのぞけるで」

爽「うおおおおおおおおぉぉっっ!! 15歳のスーパー美少女の、生○×△・・・!!」ハアハアハアハア


 淡『ハーイいらっしゃいませっ! ふふっ、オネーさんも、淡の生○×△が欲しいんだぁ~?』ニコニコ


爽「ほ、欲しいっす欲しいっすぅ!」=3


 淡『しょーがないなぁもう~… じゃーあー……』ススス・・・


爽「お、お、おおおオオオオォォォッ!!」=3=3


自販機の中でスカートをたくし上げ、スルスルと薄桃色のパンツをさげ始めた淡・・・


爽「キタアアアアアァァァッッ!! カモンカモンカモンカモン!! 生PANTSU!!」=3=3


ところが、


 淡『さーて、じゃ、サービスはここまでね♪』ピタッ


爽「は?」


 カシャッ  カシャッ  パシャパシャ・・・


パンツをヒザ下に引っ掛けたまま、突然、ポラロイドカメラを取り出して自分の顔を自撮りし始めた淡・・・


爽「えっ? な、ナニやってんの? 大星サン・・・??」


 淡『はーい♪ じゃ、スーパーノヴァあわいちゃんの生○×△大事にしてね!』スッ


 ウィ~ン…  コトッ


自販機の取り出し口に出てきた、一枚の淡の顔写真・・・


爽「…?? えっ ゑ? は? ナニコレ?? 生パンツは?」

セーラ「生パンツ? 何言っとるんや? 俺は“生顔写真”が買える自販機って言うたんやで」

爽「・・・・ざっけんなごるぅあああぁぁっっ!!」ボッゴォッ!

セーラ「こらドァホッ! だから自販機を殴るのはやめんかいぃっ!!」


(カン)


その31.~恭子「インハイ個人戦… 次の相手は…?」の巻~


恭子(さて… 次の対戦相手は、宮永咲と永水の石戸、そして宮守の姉帯…! 奇しくも団体の二回戦と全く同じメンツや…)

恭子(姉帯の怖いところは、やはりなんといっても、追っかけうんこ・・・)

恭子(先制うんこした者を後ろから縊く、背向うんこのトヨネ・・・!)

恭子(しかし…)

恭子(誰かがうんこをしたら追っかけるっちゅうなら、誰もうんこせんかったら宮守の姉帯もうんこはできひんはずや…)

恭子(うんこせずにこの半荘しのげれば、私の勝ちや…!)


東一局


咲「カン!」カシャッ

恭子(な? 宮永、お前…?)

咲「あ・・・ あんんっ! も、もう、ガマンできないよぉ・・・/// あなるリンシャンカイホォ――ッ!!」ミチミチミチィ・・・ ドゥッ パァッ シィッ!!  ブリュッ! ブリャブリャブリャリャリャリャアァ・・・・!

恭子(く…! 宮永…!)

豊音「追っかけうんこだよー♪」ブッバァッ!  ビジジジジジジイィ・・・・! ボォッフゥッ!=3 ヴォリュングェルスウゥッ!  ブビピピブリリリリリブリジストオォンッ!!

咲「ぐっはあああああああぁぁぁっっ!!??」=3=3


恭子(宮永がトンだ・・・ 残るは、姉帯と、永水の石戸霞・・・!)

霞「ふぅー・・・」ゴゴゴォ・・・

恭子(?! 石戸がモードに入った… 出るか…?)

霞「絶一門・・・ メンゼンチンイツツモイーペーコオオォォ――――ッ!!」プッショワアアアアアアアアァァッァァァ~~~~・・・・・!!


恒子『オオォ出たぁ! 永水の石戸霞ぃ! まるで鉄砲水のような放尿だあぁぁっっ!!』


恭子(絶一門で、うんこと母乳は完全にシャットアウトし、オシッコの一点にしぼった・・・ ゆえにあの滝の如き放尿・・・!)

恭子(どうするんや姉帯… 絶一門はそう簡単には破れへんで…?)


豊音「ポン! チー! ポン! チー!」バッ

恭子(な?!)


恒子『おっとぉ? 姉帯豊音、電光石火の四鳴きで裸単騎・・・ アッという間に全裸になったぞぉーっ!!』


豊音「うぅ、寒いよ~…」ガタガタ


恭子(姉帯の奴、制服と下着まで脱いで完全に全裸に… い、一体何をするつもりや…?)


豊音「う―――っむうぅ・・・・!!」ゴゴゴォ・・・


恭子(ハッ、まさか・・・!)


ブリリリリブリュリュンッ! ボブブブブブブプリュプリュルルルルゥゥ・・・ッ! バァポォォウゥッ! ドビッチュマアァッ! マリッ! モリモリモリュウゥ・・・! ッブミュリミュリミチミチニチニチブリョリョリョリョリョリョリョボピプァプゥゥンッッ!!=3=3


豊音「あっはぁぁ―――っっ!! キモチイイヨオオォォッ!!!」

恭子(な…? 先制の全裸うんこ…??)

霞「…う、ううぅ……!!」グググ・・・

恭子(え…? 石戸の様子が…?)

霞「…あっ、ふぅぅんっ! んんん! いぃ、や、あ、るぁ、あああああああああああぁぁぁっっ!!!」ボリュウゥッ!! ブリュリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョオオォ・・・・ッ! モリッ モリッ マリリリリリリリリリリブゥットビォトビォトボォトボォトブォトォンッ!!

恭子(なぁ?! 絶一門状態の石戸が脱糞・・・??)

恭子(そうか、これは… まず自分が気持ちよくうんこすることによって、相手の便意を誘発するもらいグソ攻撃…!)

恭子(全裸うんこの圧倒的開放感が、絶一門の重い石戸をこじ開けたんや…!)

恭子(くそっ、姉帯の奴、追っかけうんこだけじゃないんか…? これはマズイで…!)


豊音「ふふふっ、もう残ってるのは末原さんだけだねー♪」ニタアァァ・・・

恭子「………」

恭子(うぅ… 臭い… もうめげたい、投げたい、つらいつらい…)

恭子(いやいや… メゲたらあかん!)

恭子(こうなったら… サイコロ回してうんこも回すでっ!!)カッ


豊音「!?」


恭子「うおおおおおおおおおおおおぉぉぉっっっ!!!」ブンブンブンブンブンブンッ!!


恒子『オォ?! これは…? 末原選手! 宮永選手と石戸選手がもらしたうんこをまるでジャグリングのように振り回し始めましたアァァッ!!』


 ブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォン・・・・・


豊音(く・・・ 相手のうんこを利用して回し打ちとか… 鉄壁の防御だ…! この人ちょーすごいよー!!)





恒子『半荘終了ォォ―――! 個人戦予選2回戦D卓は末原選手が最後までうんこをせずに耐え切り、粘り勝ちしましたぁ――――っ!!』

健夜「いや、えっとね、恒子ちゃん… 4人とも麻雀してない時点でこれ失格だから」


(カン)


その32.~洋榎「あかん! トイレ行きたいで!!」絹恵「え…?」の巻~



洋榎「あかん! トイレ行きたいで!!」


インハイが終わり、大阪へと戻る高速バスの中・・・

私の実姉、愛宕洋榎は、何の前ブレもなく突然叫んだ。


絹恵「おねえちゃん? どうしてもっと早く言わんの!」

洋榎「…? アカン! トイレイキタイデ!!」(早口)

恭子「主将、その早くじゃありませんよ」


“ゴギュルルルルルルウウゥ~~~~・・・!”


死霊のうめき声のような音がおねえちゃんのお腹から鳴り響く。


洋榎「今にももれそうや」

漫「主将・・・ うんこもれそうだっていうのに、随分悠然としてますね」

洋榎「当たり前や。 うちは愛宕洋榎や。 うちほどの大物になると、何が起きてもうろたえることはないんやで」フッフッフ・・・ グギュロロロロオォ~~・・・

由子「さすがなのよー」


絹恵(何言っとるんやこの人たち…?)


危機感がなさ過ぎる…

こんな所でおねえちゃんにうんこをもらさせるわけにはイカない…!

なぜなら、この高速バスには、他の乗客だっておるんやから…!

姫松は、千里山みたいな貸切バスじゃないんやでっ!


洋榎「オッ、あかんな… キタで… うんこの波が…!」グググ・・・

絹恵「!!」


ク…! もしこのままおねえちゃんがうんこをもらしたら、絶対Twitterとかで拡散されて色々言われるに決まっとる…!


 <『おい、バスん中でうんこもらしとる女子高生おったで』

 <『マジ? どこで?』

 <『東名阪道の亀山PAの近く。 新宿から大阪行きの高速バスん中や』

 <『ほう… もっと詳しく聞こうか』

 <『紺のスカートに赤いリボンタイつけとる制服で、インハイがどうこうとか話しとったで』

 <『それ天王寺近くの姫松高校やで』

 <『多分麻雀部のコや』


アカンアカンアカン・・・! そんなんゼッタイアカン!!

そんな、うちらの母校に泥を塗るようなマネ・・・ 絶対させへんで!


絹恵「おねえちゃん… あと30分もすればパーキングエリアに着くから… そこまでなんとか我慢してや!」キッ

洋榎「30分? ムリやわ。 間違いなく着く前に出るで」

絹恵「お、おねえちゃん・・・!」ワナワナ

洋榎「なんや、心配いらんでキヌ。 おねえちゃんのうんこは実はな、」


 ガタァンッ!


絹恵「!?」

?「オッラァ!! 動くんじゃねええぇっ!!」


振り返ると、一番後ろの席で、若い男がOLらしき女の人を後ろから抱えてナイフのような物を突きつけていた。


男「動くんじゃねぇぞお前らぁ! そのままカタマレェ! 一人でも動けばこいつ刻むぞっ!!」カッ

女「」マッサオ


バスジャック・・・!? な、まさか・・・?? な、なんてタイミングでなんてことが起きるんや…!


洋榎「…やれやれ、かわいそうなあんちゃんやな、まったく…」ユラリ

絹恵「?! おねーちゃん…??」

洋榎「目ぇ覚ましてやらなあかんなぁ、こりゃ…」テクテク

絹恵「お、おねーちゃん! やめて!」

男「?? なんやお前! 動くなって言うとるんや! 止まれぇ!!」

洋榎「……」ピタッ

男「そ、そうや… はよ自分の席に戻れや!」

洋榎「ふん…」クイッ

男「?!」


洋榎が右腕を男の方に向けた、その刹那…


 「 フ ァ イ ヤ ―――― ッッ !! 」ボワッ!


 ドッゴオオォォ―――――ンッ!! ガッシャアァァ―――ンッ!!


男「 ぶぉっはあぁぁ――――っっ!? 」ピュ――ン・・・


ファイヤーのかけ声とともに、おねえちゃんの右手首から先がロケットのように発射され…

顔面にパンチをくらった男は窓ガラスを突き破ってはるか後方へとブッ飛んでいった。


絹恵「お、おねーちゃん…? い、いったい、何が…?」

洋榎「…見られてもうたか。 キヌには知られたくなかったんやが…」シュウウゥゥ~~…

絹恵「??」

いくのん「洋榎ちゃん、ここはいくのんが説明するで…」ヌッ

洋榎「たのんますわ、監督」

いくのん「絹ちゃん、アンタのお姉ちゃんはな… 実は半年前に大きな事故にあって、命を落としかけたんや。 それで、うちがお姉ちゃんをアンドロイドに改造したんや」

絹恵「は?!」

洋榎「せや。 キヌ、実はうちにはもう尻の穴は無いんや… アンドロイドは、体内で発生したうんこを全てロケットパンチのエネルギーへと変換してしまう仕組みになっとるんや」

絹恵「そ、そんな・・・???」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


絹恵「・・・ハッ!」パチッ


気がつくと私は、家の居間のコタツの中にいた。 遠くで除夜の鐘が鳴っている音がする。


洋榎「……」zzzzz…


となりでは、コタツに脚だけつっこんで横になっているおねえちゃんが、気持ちよさそうにイビキをたてていた。


絹恵(・・・よ、良かった… 全部、夢やったんや…)ホッ

絹恵(まったく、とんでもない悪夢やったな…)

絹恵(… いや、でも… もしかすると、正夢…? てことも、考えられんことではない…)

絹恵(このおねえちゃんも… もしかすると、アンドロイド? …じゃないとは言い切れへん…)

絹恵(確かアンドロイドにはお尻の穴が無いって言うとった… つまり、おねえちゃんに、アナルがちゃんとついとればまだ人間やっていう証拠や…!)

絹恵(お、おねえちゃん・・・ ちょっと、か、確認するだけやから・・・///)スッ


うつぶせに寝ている洋榎の短パンに手をかけた絹恵・・・


 スルッ スルスルスルゥ・・・・


絹恵(うっほ! お、おねーちゃんの、お尻…! かわええ…/// あかんめっさ興奮してきた…//////)

絹恵(ご、ごめんね、ちょ、ちょっと、失礼するで…///)クイッ


 ガラッ


雅枝「おーい起きろ! みんなで初もうで行・・・ ふぁっ?!」

絹恵「あ」


 (カン)


その33.~洋榎「iPS棒が生えてまった」由子「みんなでツレションするのよー!」の巻~



それは・・・ インハイ団体戦最終日、決勝と5位決定戦が行われる日の朝に起きた怪事件であった。


~インハイ会場・姫松控え室~


洋榎「おい、ええか、驚くなよみんな。 うちな、朝起きたらiPS棒が生えてたんや・・・」ボロンッ

恭子「奇遇ですね主将、実は私もなんです」ボロンッ

漫「末原先輩もですか? じ、実はうちも…///」ボロロンッ

由子「みんな同時にiPS棒が生えるなんて… 不思議なこともあるもんなのよー」ボロンッ  ニョキッ!!


 ガチャッ

絹恵「みんなのジュース買うてきたでー・・・ って、うわっ?!」


洋榎「おう、キヌ、ご苦労さん。 そこのテーブルの上に置いてくれや」ボロローン

絹恵「お、お、おねーちゃん・・・ なんなんやその股間に生えとるものは!」ワナワナ

恭子「主将だけやないで。 絹ちゃん、うちのiPS棒も見てや」ヴォルルォンッ!

漫「絹ちゃん以外みんなiPS棒が生えてまったみたいなんや…///」ビョロォォンッ!

由子「そうだ! 絹ちゃんに誰のiPS棒が一番大きいか、判定してもらうのよー!」ニョキニョキ・・・


洋榎「ナイスアイデアや由子! キヌ、ほら、うちのiPS棒、よく見てや・・・!///」ハアハア

恭子「絹ちゃん、ほらほら、もっと近くに来てや… あ、なんならさわってみてもええで?///」ハアハア

漫「絹ちゃん・・・ う、うちのiPS棒… お、おもちの間に、はさんでくれへんかな?///」ハアハア

由子「絹ちゃん! 早く私のiPS棒を口にくわえるのよー!」クワッ!


絹恵「や、やめてやめて! みんな!」=3


洋・恭・漫・由「「「「 ぐひひひひひひひひひ・・・・wwwww 」」」」ジリジリ・・・


ワラワラと絹恵を取り囲み、ジリジリと距離をつめていく4人・・・


絹恵「いやあぁ―――っ!! チエエェストオオォォ―――――ッッ!!!」ブンッ


 ボッゴォッ!!


漫「 あ びぃ じゃあぁっ!! 」=3=3

絹恵「もう、おねーちゃんたちのことなんか知らん!」


ダダダダダッ バタァンッ!


絹恵は漫のマタグラを蹴り上げると、控え室を出ていってしまった・・・


漫「ムグググググゥ・・・!」プルプル

恭子「だ、大丈夫か? 漫ちゃん…?」

洋榎「心配せんでええわ、恭子。 iPS棒はサオだけでタマはついとらんのやから」

恭子「確かに… タマの方は股間に埋め込まれてるみたいですね」サスサス

由子「便利なのよー」


漫「・・・き、絹ちゃん、試合前だってのに、外に出てっちゃいましたね…」

洋榎「まあ、副将戦が始まるまでには戻ってくるやろ」

恭子「さあ、そろそろ先鋒戦が始まるで… 漫ちゃん、準備はええか?」

漫「あ、ちょっと… オシッコしたいんでトイレに…」ヨチヨチ

洋榎「オッ、シッコか! ほならうちも行くで!」

由子「iPS棒がついたからには… みんなでツレションするしかないのよー!」

恭子「じゃあみんなで男子トイレ行ってみよか」



インハイ会場・男子トイレ


京太郎「フンフフンフフ~ン・・・♪ オ――ッ、気持ちいい…/// 今朝もよく出るぜっ!」ジョボボボボボオォ・・・・


ガチャッ


洋榎「おうっ、失礼するで」

恭子「む、ちょうど4つ、小便器あいてますね」

漫「い、いいんでしょうか、一応うちら、女子やと思うんですけど…」

由子「小便器はチ○コのためにつくられた便器… iPS棒があるなら、私たちもここでオシッコするべきなのよー!」


京太郎「?! な、なんだぁ! あんたら!」ジョロロロォ・・・


洋榎「シッコしに来たに決まっとるやろが」

京太郎「シ、シッコって・・・ こ、ここ、男子トイレっすよ?」ショワアアアアアァ・・・

恭子「うちら今朝からiPS棒が生えとるんや。 一回、立ッション&ツレションってやつをやってみたかったんや」ザッ

京太郎「う…?!」チョロロロロォ・・・


京太郎の左右の小便器の前に立った洋榎と恭子…

そして


 ボォルオォォンッッ!!


京太郎「あっひぃっ??!」=3


iPS棒「「・・・・・」」ドドォーン・・・


京太郎(な・・・なんてアメリカンサイズなチ○コなんだ…! お、俺の2倍くらいあるぞこいつら…!)カタカタ

洋榎「はえぁ~…/// 気持ちええわぁ…///」ジョロロロロオオオォォ・・・

恭子「お…おお…!/// このiPS棒の中をオシッコが通っていく感触… クセになりそうですね…」ショババババババァァ・・・

京太郎(クッ…! 女のくせに俺よりチンコがデカいなんて… うぅ… 俺という人間の、男としてのアイデンティティが…!)ワナワナ


ところが…


ニョキ、ニョキッ、ムクムクムクウゥ・・・


京太郎「 うぼあっ?! 」=3=3


 グググググゥ・・・ ニョキニョキニョキイィ・・・・!


京太郎「………」ガタガタガタ


京太郎はこの時、心底恐怖に打ち震えていた。 なんと… 京太郎の左右のiPS棒が、排尿を終えた途端さらに巨大化し、ニョキニョキと鎌首をもたげ始めたのである…!


iPS棒「「…オカスデ、コラァ…」」ボッキーン・・・・


京太郎「あ、あ、あわわわわわぁ…!」カクカクカク


(続く)


その34.~由子「トイレではレ○プに気をつけるのよー!」の巻~


インハイ会場男子トイレ… 突如現れた姫松4人組により、京太郎は絶対絶命のピンチを迎えていた…


洋榎「おう、兄ちゃん…」ガシッ

京太郎「ひっ?!」

恭子「逃がさんで…!」ガシッ


左右から京太郎の腕をガッチリとつかんだ洋榎と恭子のiPS棒は、その威容を示すかの如く、隆々と天井に向かってそそり立っていた…


京太郎「な、な、何を…?」ガクブルガクブル

洋榎「ふふ… よう見たら兄ちゃん、なかなかかわええ顔しとるな…?」ニヤニヤ

恭子「ちょっとそこの個室で… うちらと楽しいことしようや…」ニタァッ

京太郎「ひっいいいいいいいぃぃ…?!!」=3=3


京太郎「やめろォ! 放してくれえぇっ!!」ジタバタ

洋榎「暴れるな! おう、漫! こいつ個室に引きずり込むでっ!」

漫「了解!」ガシッ

由子「一度レイプってやってみたかったのよー♪」ガシッ


同じようにiPS棒をカタく隆起させた漫と由子が、京太郎の胴をガッチリホールドし、ズルズルとトイレの個室の中へと引きずり始めた。


京太郎「や、やめてくれえぇっ! オ、俺の貞操は、ハギヨシさんのために取ってあるんだぁ!!」ジタバタバタ

洋榎「やかましいわっ! ちょっと静かにしとれっ!!」バッ

京太郎「ムグググ・・・!!」=3=3


洋榎が万力のような力で京太郎の口を塞ぎ、恭子が頭のリボンを素早く取って京太郎の目に巻きつけて縛り上げた。


洋・恭・漫・由「「「「ハアッ、ハアァッ! ハアハアハアハア・・・!!」」」」


真っ暗闇の中、猛獣と化した4人の女の荒い息遣いだけが聞こえる…


京太郎(あぁ・・・! もう、ダメだ…! ハギヨシさん、ごめんなさい! 俺、もう・・・!)


ついに観念した、その時・・・!



 「何してるんですか!」


4人「「「「?!?!」」」」ギョッ


咲「え? 姫松の皆さん…? 京ちゃんの悲鳴が聞こえてのぞいてみたら… 一体、男子トイレでナニをしてるんですか?」

京太郎「さ、咲・・・!」

恭子「チッ、宮永…!」ギリッ


洋榎「ふん、なんでもないわ。 ちょっとこの兄ちゃんと遊んどっただけやわ。 おう… 引き上げるで」


 ゾロゾロゾロ・・・・


目撃されては致し方なしと、姫松の4人は男子トイレを出ていった…


京太郎「さ、咲イィ…!!」ダキッ

咲「わっ、きょ、京ちゃん…/// 大丈夫?」


トイレの床に膝をつき、涙目になりながら咲に抱きついた京太郎・・・


京太郎「う、うぅ… お、お前が来なかったら、俺、あいつらに犯されてたぜ…」ウルウル

咲「ふふ、大丈夫だよ… 京ちゃんのことは、この私が守ってあげるから…」ヨシヨシ

京太郎「咲…!」ヒシッ


ところが、


 ムクムクムクゥ・・・


京太郎「へ?」


ムクムクムク・・・ ビキビキビキビキイィ・・・!


京太郎(な… なんだ? この、咲の下腹部の、カタい物は…?)

咲「京ちゃん・・・///」ハアハア

京太郎「?! さ、咲、お前…!!?」


頬を上気させ、ハアハアと荒い息をつく先の股間には… 洋榎や恭子のソレをはるかに上回るほど巨大なバナナが、猛々しく膨張して京太郎に向かってそそり立っていた。


京太郎「さ、咲、お前、それは・・・!」カタカタ

咲「う、うん、朝起きたら、なぜか生えてて… ね、ねぇ、京ちゃん、ちょっと、ズボン脱いでくれない?」ハアハアハア・・・


京太郎「・・・と、と、とりあえず、お、落ち着こうぜ、咲・・・」ガタガタ

咲「うっはあああああああぁぁ・・・・! おほあァッ! もう、抑えきれないよ、このリビドー・・・!!」ブワアアァ・・・!

京太郎「!??」


咲の瞳の奥が魔物のように紅く光り・・・ 髪がザワザワと逆立ち始めた。


咲「とっとと脱げよオッラァッ!!」ズルゥッ!

京太郎「あひぃんっ!?」

咲「へぇ… やっぱり引き締まったいいお尻してるね、京ちゃん…/// ふうぅ…! これが、京ちゃんのツボミ…! はあぁ、ヒクヒクいっててすごく可愛いよぉ…///」

京太郎「や、やめてくれ・・・!///」

咲「いつも、このキュッと締まった瑞々しいお尻の穴に、ハギヨシさんがそそり立つ豪チンをブッ刺すところを妄想してはモンモンとしてたんだけど…」ゴゴゴォ・・・

咲「コレさえあれば、ハギヨシさんがいなくても私の妄想を実現できるよ…w ねぇ、いいよね? 京ちゃん…」ズモモモモオォ・・・!

京太郎「さ、咲! 待て! 話を聞けァ!!」=3

咲「問答無用!!」ガッ


 ズッボオォッ!!


京太郎「 アッ―――――――!! 」



(姦)


その35.~セーラ「“幸せの青いうんこ”・・・やと?」フナQ「はい」の巻~


セーラ「なんやそりゃ?」

フナQ「先輩、モーリス・メーテルリンクの童話『青い鳥』は知ってますか?」

セーラ「うん? 捕まえたら幸せになれるっちゅう、あの『青い鳥』か?」

フナQ「そうです。 幸福や健康、富や愛や平和の象徴とされるあの青い鳥…」

フナQ「うんこはそもそも幸ウンの象徴とされているモノですが、中でも、“青き衣をまといしうんこ”の幸ウンパワーはケタ違い… 青いうんこをウンコレクションできれば、永遠の幸せを手に入れることができるのです」

泉「永遠の幸せ・・・!」

竜華「でも、“青いうんこ”なんて、見たことも聞いたこともないで? そんなもんほんまにあるの?」

フナQ「中世のドイツにはごくわずかですが存在した・・・という記録がありますが、ガセかもしれません」


セーラ「なんや、結局ないんかい」

フナQ「うんこは基本的には茶色ですが、トマトのように赤いうんこ、抹茶のような緑色のうんこ、アスファルトのように真っ黒なうんこ、石灰岩のように真っ白なうんこ、黄色やオレンジ、灰色のうんこなど、実に様々な色のうんこが実在することが知られています」

フナQ「ただ、『青いうんこ』だけは、その存在は疑問視されており、それ故に“幻のうんこ”“伝説のうんこ”とされているのです」

怜「青汁飲んだら青いうんこ出るんちゃうか?」

フナQ「いえ、青汁は緑色ですから… 飲んでも緑色のうんこが出るだけです」


竜華「そんなら、アレ、アレはどうや! あの、カキ氷にかける・・・ ブルーハワイのシロップ!」

フナQ「ところがそれも、多く摂取しても緑色のうんこが出るだけなんです。 うんこというものは、胆のうから分泌される黄色い胆汁によって色付けがされ、茶色になります」

フナQ「つまり青い飲み物を飲んでも、胆汁の影響を受けるため緑色になってしまうんです。 絵の具の混色と同じですね。 巷で流行ってるブルーカレーや、真っ青なリキュール『ブルーキュラソー』などを摂取しても同じことです」

泉「じゃあ、青いうんこをひり出すことは… 不可能なんですか?」

フナQ「ほぼ不可能… やと考えられとる」

セーラ「なんや“ほぼ”っちゅうことは… まったくの不可能ではないんか?」

フナQ「もはや都市伝説と言ってもよいかもしれませんが… ごくまれに、奇跡的に“青いうんこ”が顕現することがある… という噂はあります」

フナQ「うんこの色というものは、食事だけでなく、かなり個人差もありますし、その時の体調によっても左右されるものなので… いくつもの条件がたまたま重なり合った時、“青いうんこ”は私たちにその姿を見せてくれるそうです」

竜華「それなら… もしかすると、明日の朝、うちのお尻から青いうんこが出てくる・・・っちゅうことも、有り得ん話ではないわけやな?」

フナQ「そうですね、0ではない・・・ですね」






~翌朝・園城寺家トイレ~


 ムリュウゥ・・・! ミリミリッ バリュリュリュリュリュリュリュバイウェルゥンッ!=3


怜「・・・ふ――っ… 今日もよう出たで… 最近は便秘になることもあらへんし、毎朝爽快にうんこが出てくれるで、体調もええわぁ…///」ホクホク

怜「さてさて、今日のうんこちゃんはどんなうん・・・ っげえぇっ?!」=3






~千里山部室~


セーラ「なんや怜、折り入って見せたいモンがあるって…」

泉「また何か別の能力にでも目覚めたんですか?」

怜「クックック・・・ 是非もなし・・w」ゴゴゴォ・・・

竜華「いや意味分からんで」

フナQ「? 園城寺先輩… なんですかそのタッパーは…?」


怜は、白いプラスチック製のタッパーを手に持っていた。


怜「クク…! 愚民どもよ… 開眼してみるがよい…!」パカァ・・・


 ピカアァァ―――――ッッ!!・・・・・


セーラ「な?!」
竜華「こ、これは…?」
泉「うっ…?!」
フナQ「バ、バカな…!」


タッパーのフタが持ち上げられると同時に、こぼれ出した紺碧の光が部室内を明るく照らしだした。


怜「どや! うちが今朝ひり出した・・・ 本物の“青いうんこ”やで!」


 ピカアァ――ッ・・・・・!


確かに… タッパーの中には、目も覚めるような美しい群青色をしたうんこが鎮座していた…


セーラ「こ、これが… “青いうんこ”…!」

泉「な、なんて綺麗なうんこなんや… まるで南国の光り輝く海みたいな色や…!」

竜華「いや… これは、飛行機の窓から見れる一点の濁りもない真っ青な空の色と一緒や…!」

フナQ「園城寺先輩… 一体、昨日、何を食べたんですか…?」

怜「ん? せやな、昨日はおかんが泊まりがけで同窓会に行っとってな… 炊飯器のご飯をひたすらナスの柴漬けで食べて… あとは、冷蔵庫にあったもらい物のブルーベリーパイを小分けにして一日中食っとったんや」

フナQ(! ブルーベリー・・・! そうか… ナスもブルーベリーも皮の色は紫… あの強力な色素が胆汁と合わさることによって、青い色が醸成されたんや…!)

フナ(とはいえ、単にブルーベリーを食べただけで簡単に青いうんこがつくられることはないやろ… これはやはり、園城寺先輩の腸内環境や体調といった、いくつもの偶然が重なり合うことによって生まれた、奇跡や…!)


怜「フフフ… この青いうんこを持ち続ければ、うちは永遠の幸せを手に入れられる… ハハハッ! そんな羨ましそうな顔されても困るでっ!ww」


しかし、その後、部活も終わり、部員たちが帰り支度を始めた時だった…

自分のロッカーを開けた怜が、世紀末覇王のような恐ろしい唸り声をあげたのである。


怜「ごるぅああああああああああぁっっ!! お前らあぁっ! 全員動くなぁっ!!」=3


竜華「な、なんや、怜、どないしたんや…?」

怜「うんこや! うちの青いうんこがないんや!!」

怜「誰やああぁぁっ! うちのロッカーから青いうんこを盗ってった奴はァッ!!」クワッ


竜華「……」
セーラ「…!」
泉「……」
フナQ「………」



(続く)


その36.~セーラ「青いうんこ争奪戦や!」in千里山女子 の巻~



怜「持ち物検査や! みんな自分のカバンうちの前に持って来いやァ!!」カッ


大切な青いうんこを盗まれた怜は凄まじい剣幕で怒鳴った。

しかし、他の4人の荷物を全て隈なく調べても、青いうんこは出てこなかった・・・


怜「ど、どういうことや…? うちの青いうんこは、一体どこに行ってまったんや?」

竜華「怜… 自分でどっか別のとこに置いたんやないの?」

怜「んなワケない! 部活の前にロッカーにしまってから、うちは一度も触っとらんで!」


その時だった…


 “ピンポンパンポォ―――ン♪”


一同「「「「「??!!!」」」」」


校内放送『緊急放送、緊急放送。 校内にいる生徒の皆さんにお伝えします。 先ほど、生徒会室に、落とし物として青いうんこが届けられました。 持ち主の方は早急に取りに来て下さい。 繰り返します、先ほど生徒会室に青いうんこが・・・』


怜「な、何ィ? うちの青いうんこが生徒会室に…?」

竜華「怜、良かったやん! きっと誰か親切な人が届けてくれたんや。 はよ取りに行こ♪」

怜「おかしいな、なんでや…?」


いぶかしがりながらも、部室を出て生徒会室へと向かった怜と竜華。
セーラと浩子もその二人に続いた。 ところが・・・


泉「………」ニタリ


泉(ふふ・・・ うまくイッたで! さっきの放送は、放送委員の友達に頼んで流してもらったガセ放送…!)

泉(このスキにこっそり学校を出れば、青いうんこはもう私のもんやで!)ススス・・・

泉(でゅふふ…! 青いうんこさえあれば、最強のウン気が手に入るはず… この私に豪ウンが身につけば、原村や大星にも勝って、私が名実共に高一最強になれるはずや!ww)タタタタタ・・・!


荷物をまとめ、急いで学校の玄関へとやって来た泉・・・

しかし、


 ガシィッ!


泉「え!?」


下足箱から靴を取り出した泉の腕を、横から何者かがつかんだのである。


?「泉・・・ ちょっと待てや」


泉「え、江口先輩? ど、どうしてここに・・・ 生徒会室に行ったんじゃあ・・・?」カタカタ

セーラ「泉… あんまり俺をナメるなよ? お前… 怜の青いうんこを盗ったやろ!」

泉「ば、バカ言わないで下さいよ! さ、さっき、持ち物検査しても、何も出てこなかったじゃないですか? な、何を根拠に、そんな…」ガクブル

セーラ「ふん… ならもう一度お前のカバンの中、見せてみい」スッ

泉「うっ?」


泉のカバンを開け、中を漁りだしたセーラは、すぐに何やら四角い物を取り出した。


セーラ「ははあ、これやな…? 青いうんこは、こん中やな?」

泉「な、何言ってるんです? そ、それ、“辞書”ですよ?」

セーラ「泉… 俺の目はあざむけんでっ!」バッ

泉「あっ?!」


セーラがその英和辞典の紙箱から中身を取り出すと・・・ 出てきたのは辞書ではなく、白いタッパーだった・・・

タッパーに辞書の背表紙を貼り付けて箱に入れ、中身を偽装していたのである。


セーラ「考えよったな泉… 辞書とほとんど同じ大きさのタッパーやから… これじゃあ外からは分からんわ」

泉「ど、どうして、分かったんですか?」

セーラ「匂いや… 荷物検査の時、お前の荷物からわずかに怜のうんこの香りがしたんや。 あん時から、俺は泉がクサイと思っとったんや」

泉「そ、そんな… タッパーのフタはキッチリ閉まってたのに、匂いが漏れるなんて…!」カタカタ

セーラ「俺の嗅覚なめたらあかんで」


セーラ「さあ、泉… はよ今のうちに、ソレ怜のロッカーに返して来い! みんなには黙っといてやるから…」

泉「う、うぅ・・・ み、見逃して下さい! 江口先輩・・・!」

セーラ「そうはいかん。 俺が、曲がった事が大嫌いなのは知っとるやろ?」

泉「・・・じ、実は、わ、私の、おばあちゃんが、今、入院してて・・・ 危篤なんです!」

セーラ「な、なんやと?」


泉「ガ、ガンで、2年前から入院してて… 今日突然病状が悪化したらしくて、医者に今夜がヤマ場やって、言われとって…!」

セーラ「……」

泉「青いうんこは、どんな病気も治す力があるって言われとります。 私は、枕元にこの青いうんこを供えて・・・ばあちゃんの命を救ってあげたいんです!」クワッ

セーラ「…!」


・・・勿論、そんなことは出まかせである。 泉の祖母は、齢70も過ぎていながら毎日年金や息子の給料を使ってパチスロに通う近所でも悪評高き不良ババアであり、週に一度は年甲斐もなくレズ風俗に通ってハッスルするほどピンピンしていた。

しかし… 聖人江口セーラが、自分のかわいい後輩の涙ながらの訴えを疑うはずはなかった…


セーラ「そ、そうか… そんな事情が…!」

泉「はい…」ウルウル

セーラ「分かった… そういうことなら仕方ない… ええで、泉。 そのうんこ… おばあちゃんに届けてやり」

泉「は、はい!(やっぱこの人ちょれえww)」


内心ほクソ笑みながら、急いで靴を履き替えた泉は、タッパーをかかえたまま玄関へと走った。

しかし、その時・・・!


 「オイ、そこの二人・・・ 何しとるんや」


泉「?!」

セーラ「…と、怜…!」


そう、そこには、髪を逆立て、目を緑色に光らせた魔物の如き園城寺怜が立っていた…


怜「…泉、お前やな? うちの青いうんこを盗ったんは…」ゴゴゴォ・・・

泉「ち、ち、違います!」ガタガタ

フナQ「生徒会室に青いうんこは届いてなかった・・・ あれはガセ放送や」クイッ

竜華「こんな時に急に帰ろうとするなんて、どういうわけや、泉…?」


泉「いや、その、ちょっと、急用が・・・」ガクブル

怜「黙れや! 泉! その手に持っとるタッパーは何や!」カッ

泉「ヒッ!」


震える泉に迫る怜…!  しかし、


 ガッシイィッ!!


怜「なっ?!」

セーラ「泉! ここはまかせろ! はよ逃げるんや!!」


セーラが怜を羽交い絞めにして、その動きを制していた。


怜「セ、セーラ! お前、どういうつもりや!!」ジタバタ

セーラ「怜、悪く思わんでくれ…! 泉! ええからはよ行けっ!」

泉「す、すいません! 江口先輩!!」ダダダッ


脱兎の如く勢いで、ついに学校の玄関を飛び出した泉・・・


竜華「待たんかいぃ! 泉ィッ!!」バッ


しかし、ヒラリとスカートをなびかせて駆け出した竜華が、その背中に迫る・・・!


竜華「うっらあああああぁぁぁっっ―――――!!!」ガッシィィッ!!

泉「あぅわっ!?」=3


後ろから強烈なタックルをくらった泉は、思わずタッパーを放してしまった・・・


一同「「「「「 ああぁっっ?! 」」」」」


泉の手を離れた白いタッパーは、ゆっくりと放物線を描いて宙を舞い・・・


 ボッゴオォォァッッ!!=3


ダンプトラックに激突してさらに遠くへとブッ飛び、学校の前を流れている川の中へと落ちていった・・・


怜「あああぁ! うちの青いうんこがぁ!!」バッ

セーラ「?!」


渾身の力でセーラの腕を振りほどいて駆け出した怜が、川原の柵を乗り越えようとする・・・


竜華「な、何やってるんや怜! やめんかいっ!!」ガシィッ!

怜「は、放せ竜華ァ! うちのうんこが流れていってまうぅ!!」ジタバタ

竜華「あかんって! 川に飛び込んだら、あんたの方が溺れてまうでっ!」

怜「う、うちの幸せ! うちの永遠の幸せを逃がしてたまるかい! 放せエェェァァッッ!!」=3


 パァ―――ンッ!・・・・


怜「・・・・・??」ヒリヒリ

竜華「……」ハアッ ハアッ ハア・・・


怜のほっぺたを思いっきり引っぱたいた竜華・・・


竜華「い、いい加減、目を覚ませや、怜・・・」ハアハア

怜「………」

竜華「青いうんこなんかなくっても、怜にはうちがいるやないか! 怜を幸せにできるのはうちだけや! うんこじゃないんや!!」カッ

怜「…! りゅ、竜華…!」


涙を浮かべて自らの愛を訴える竜華・・・ その熱い想いは、怜のかたくなな心をも解きほぐしていった・・・


怜「竜華…! すまん、うちが間違ってたで…!」ヒシッ

竜華「分かってくれたんやな、怜…!」ヒシッ


理解し合い、人目も憚らず熱い抱擁を交わし合う二人・・・


フナQ(・・・この世で最も大きな幸せとは、愛を通じ合わせることや… きっと、あの青いうんこが、園城寺先輩に真の幸福をプレゼントしたんやな…)

セーラ「よ、よかったな…! 怜、竜華…!!」ウルウル


感動に包まれる一同・・・

しかし、このあと、全てがバレた泉が4人に折檻されたことは言うまでもない・・・



カン

以上で③も終わりです。
読んでくれた方々、ありがとうございました!
④は、また少し趣向を変えて書いていきます。

次スレ↓

セーラ「うんコマ劇場④やで!」爽「マジで」
セーラ「うんコマ劇場④やで!」爽「マジで」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461498380/)

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