男「ちくわの中を見るとなんだかこう不思議な気分になる」 (15)

男「この世界とは別の異世界とでも呼ぶべきところがある気がする」

男「てことでちくわの中にはいるほうほうを真剣に考えてみようと思う」

男「うーん…」

男「そうだ!ちくわの穴を広げよう!!」

男「そうしたら、ちくわの穴の中に入れるかもしれない」

男「まずはどうやって穴を広げるか…」


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男「指で穴を広げるか?」

男「いや、そんなことをしてみろ。手がちくわ臭くなる…」

男「ベンチで広げるとしてもベンチが臭くなるからなー」

男「臭くならないように使い終わった後水で洗うとしたら、ベンチが錆びて使い物にならなくなる…」

男「どうしたものか」

ピンポーン

友「よう!男、遊びにきたでー」

男「おー、友じゃん!また急に来たなー」

友「いやー、暇だったんでねー」

男(そうだ!友を使えば自分の手を汚さずとしてちくわの穴を広げることができる!)

男「友ー!このちくわの穴を広げてくれないかな?」

友「急にどうしたんだよ、男w」

男「理由なんてどうでもいいだろww友達だからな!お願いだよ」

友「えー、いくら男の願いとは言え手が臭くなんのはなー」

男「じゃー、チロルおごったるし」

友「さすが男分かってるーww」

友「んーっ!」ピシピシ

男「さすが!怪力の友瞬く間にちくわの穴が広がって行く!」

友「こんだけ開けたら、もう中は見れるでしょう!」

男「サンキューな、友!!」

友「いいってことよ」

男「さて、中はどうなってるのかなー」

男「ん?なにやら小さい生き物がたくさんいるぞ」

男「でも小さすぎてよく見えない…」

友「そんなことも想定してもちろん持ってますよ!虫眼鏡ー!!」

男「さすが、[たぬき]って言われてるだけあるなwお前、ポッケにいっつも色んなもん入れすぎだよww」

友「まーなw俺レベルになると[たぬき]を超えてドン・キホーテだけどなww」

男「もはや、動物じゃないじゃんwww」

友「[たぬき]も動物じゃないけどなwwww」

え?なんかたぬきになった…

男「まー、そんな茶番は置いといて」

男「いよいよちくわの中を見るか」虫眼鏡スッ

男「わっ!!!こっ…これは…」

友「一体、なにがあったんだ!男」

男「ちくわの中に星がある…それもこの町そっくりの町が」

友「またーw冗談をーww」

男「みてみろよ、ほら」

友「そんなん嘘に決まっt………うわーー!!!」

男「だろ?しかも何が怖いかって友が無理やり広げたから町が半壊している…」

友「いや、このちくわの世界がどうなろうが俺達には関係ないし」ブルブル

男「まさかとは思うが外に行って街が壊れてないか確かめに行こー!なんか嫌な予感がする」

友「おう!」

ちくわ大明神「そうだな」

男&友「ハァッハァッハァッ…」ダッダッダッ

男「町が壊れてる…優しいおじさんがいた喫茶店も俺たちの性春の河原も通いつけの病院も…」

友「全部…俺のせいだ…」グスッ

男「友は悪くないよ…そう、き…み…は…ワルく…な…い…」グニャァ

友「あれ、男どうした?」

男「キミわ…わる…く…ナい…ワル…いの…は…ぜんぶ…ちくわ」グンニャア

友「男…?」

男「俺たちはお前に…お前に殺されt…友「ウワァーーーーー!!!!」グサッ

目覚まし「ピピピピ ピピピピ 朝です朝です」

男「びっくりしたー!夢かー」

男「大事な大事な親友に罪をなすりつけるなんてほんとヤな夢だね」

男「さー今日もちくわを食べるか!あ、焼くのもいいね、そうか、炙ろっかな」

男「そうだ、今日はちくわを切り刻も!そうと決まったら包丁が必要だな」

男「でも、安心。なにせ俺のあだ名は[たぬき]だからね」

男「よし、完成!」

男「友、きみも一緒に食べる?」

友「…」

〜完〜

読んでくれた方いたらありがとうございます。
初めて書いたssなので何かとキモいとこがありますが改善点とか言ってくれると助かります。

なんで処女作でこんな題材にしたんだお前…

>>10
ちくわ好きだから

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