御坂「サンタさんへのたった1つの願い事」 (8)

注意

禁書SSです

上琴要素しかありません。

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それでもいいならよろしくお願いします。



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―――――12月24日 常盤台女子寮のとある一室

今日はクリスマスイブ。世界中の子供たちがプレゼントを待ち、恋人たちが愛をささやく日。

昼間にクリスマスツリーをちゃんととみてきたレベル5、御坂美琴は一人女子寮のベットでマクラに顔をうずめていた。


御坂「今日はクリスマスイブなのに、あいつに会いにも行けなかったわ...」

(せっかく佐天さんと一緒に作ったクッキーとサプライズの手編みマフラーもゴミ箱行きかなあ)


本番は明日。でも彼女にはできる予感など一切なかった。

こんな顔をしていたら真っ先に同居人が飛んできそうなものだが、彼女はクリスマスの浮かれだった街の治安維持のため活動中。
今夜はそのまま泊まっていくそうだ。


(レベル5の常磐大のエースが弱気なものね...)

そんなことを考えながらふと窓から外を見ると、LEDで光っている寮のクリスマスツリーがあった。

自分の部屋に目を落とすと、こじんまりと部屋がクリスマス色に彩られていた。

赤、緑、白 リースや靴下などが几帳面に飾られている。

その中に1つ緑色の箱があった。

御坂「クリスマスプレゼントかぁ」

(そういえば毎年、プレゼントもらっていたっけ...)


もう時刻は10:00 美容のためにはそろそろ眠らないとまずい。


御坂「サンタさんかぁ。私のこの素直じゃない性格を、直してくれるプレゼントなんて送ってくれたらいいのになぁ」

(アイツともっと一緒にいたいのに...なんで私はいつも素直になれないんだろう )


少しよどんだ気持ちとともに、ベットに入る。

おもむろに靴下を一つ、枕もとにおいて眠りについた。

―――――午前6:30

御坂「ふぁぁ...」

心地よい眠気とともに目を開ける。

(やっぱり黒子がいないと少し寂しいわね...ッ!?)

御坂「プ、プレゼント!?」

赤白の靴下に昨日はなかったふくらみがあった。

中に入っていたのは…


御坂「PUI-ED2<正直薬>? ええと...この薬は自白剤を改良したものです。1日1回2錠のみお飲みください。
   効果は10時間きっかりです。自分の感情に素直になれますが、使用にはくれぐれもご注意ください。って...」

(なんでこんなものがちょうどあるのよ...ひょっとして、プレゼント?)


御坂「ん?」


―――――――ガチャッ









黒子「お姉様ァァァァァァァァァァァァァァァッァァァ」ガバァ

御坂「く、黒子ッ!」ガサッ

黒子「む、何を隠したのですの?お姉様。」

御坂「な、何でもないわよぉ。それより黒子、どうだった昨日は?」

黒子「黒子は黒子は、お姉様との聖なる日のために頑張って仕事を終わらたのですの!!
   ではお姉様。黒子と一緒に聖なる日をぉぉぉぉぉぉぉぉ」ビリビリ

御坂「はぁ、なんで朝からこんなこと...」

(よし、今のうちにあの薬を...)


お手洗いに行き、水道の水で2錠飲み干した。


黒子「お、お姉様...」

御坂「ん?どうしたの黒子?」

黒子「例えいくら拒まれてもやっぱり、黒子はあきらめないですの~~~」ガバッ

(ここでいつものビリビリが...繰るですn)


御坂「…」ギュッ


黒子「お、お姉様...?」


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