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禁書SSです
上琴要素しかありません。
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―――――12月24日 常盤台女子寮のとある一室
今日はクリスマスイブ。世界中の子供たちがプレゼントを待ち、恋人たちが愛をささやく日。
昼間にクリスマスツリーをちゃんととみてきたレベル5、御坂美琴は一人女子寮のベットでマクラに顔をうずめていた。
御坂「今日はクリスマスイブなのに、あいつに会いにも行けなかったわ...」
(せっかく佐天さんと一緒に作ったクッキーとサプライズの手編みマフラーもゴミ箱行きかなあ)
本番は明日。でも彼女にはできる予感など一切なかった。
こんな顔をしていたら真っ先に同居人が飛んできそうなものだが、彼女はクリスマスの浮かれだった街の治安維持のため活動中。
今夜はそのまま泊まっていくそうだ。
(レベル5の常磐大のエースが弱気なものね...)
そんなことを考えながらふと窓から外を見ると、LEDで光っている寮のクリスマスツリーがあった。
自分の部屋に目を落とすと、こじんまりと部屋がクリスマス色に彩られていた。
赤、緑、白 リースや靴下などが几帳面に飾られている。
その中に1つ緑色の箱があった。
御坂「クリスマスプレゼントかぁ」
(そういえば毎年、プレゼントもらっていたっけ...)
もう時刻は10:00 美容のためにはそろそろ眠らないとまずい。
御坂「サンタさんかぁ。私のこの素直じゃない性格を、直してくれるプレゼントなんて送ってくれたらいいのになぁ」
(アイツともっと一緒にいたいのに...なんで私はいつも素直になれないんだろう )
少しよどんだ気持ちとともに、ベットに入る。
おもむろに靴下を一つ、枕もとにおいて眠りについた。
―――――午前6:30
御坂「ふぁぁ...」
心地よい眠気とともに目を開ける。
(やっぱり黒子がいないと少し寂しいわね...ッ!?)
御坂「プ、プレゼント!?」
赤白の靴下に昨日はなかったふくらみがあった。
中に入っていたのは…
御坂「PUI-ED2<正直薬>? ええと...この薬は自白剤を改良したものです。1日1回2錠のみお飲みください。
効果は10時間きっかりです。自分の感情に素直になれますが、使用にはくれぐれもご注意ください。って...」
(なんでこんなものがちょうどあるのよ...ひょっとして、プレゼント?)
御坂「ん?」
―――――――ガチャッ
黒子「お姉様ァァァァァァァァァァァァァァァッァァァ」ガバァ
御坂「く、黒子ッ!」ガサッ
黒子「む、何を隠したのですの?お姉様。」
御坂「な、何でもないわよぉ。それより黒子、どうだった昨日は?」
黒子「黒子は黒子は、お姉様との聖なる日のために頑張って仕事を終わらたのですの!!
ではお姉様。黒子と一緒に聖なる日をぉぉぉぉぉぉぉぉ」ビリビリ
御坂「はぁ、なんで朝からこんなこと...」
(よし、今のうちにあの薬を...)
お手洗いに行き、水道の水で2錠飲み干した。
黒子「お、お姉様...」
御坂「ん?どうしたの黒子?」
黒子「例えいくら拒まれてもやっぱり、黒子はあきらめないですの~~~」ガバッ
(ここでいつものビリビリが...繰るですn)
御坂「…」ギュッ
黒子「お、お姉様...?」
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