黒子「赤司君が中二病になってしまいました」 (76)

黒子「赤司君が片目にカラコンを入れて一人称をわざわざ変えてまで二重人格を自称する中二病を患ってからもう一週間ですか……」

緑間「はじめはなんの冗談かと動向を見ていたが……」

黒子「生温かい目でですね」

青峰「アレいつまで続けんだよ? 毎日ずっとだぜ」

黄瀬「あまりの異常事態に、最近はサボりがちだった青峰っちが毎日監視がてら練習に来る始末っス」

黒子「これに関しては良かったと思います。動機はどうあれ」

青峰「そう言うなよ。これでもオレなりにちゃんと考えてんだぜ」

黒子「青峰君がちゃんと物事を考えるなんて、これは本当に異常事態ですね」

青峰「おいテツ!」ベシベシ

黒子「青峰君痛いです。叩かないでください」

桃井(最近、心配してたけど、テツ君と青峰君がまた仲良くなって良かった)

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緑間「それで、なにを考えているのだよ」

青峰「赤司を見て思ったんだよ。オレも一歩間違えればあんな風に中二病になってたんじゃねーかって……」

黒子・黄瀬・緑間・桃井「あーー……」

青峰「オレはオレが最強だと思ってた。オレに勝てるのはオレだけだって……」

黄瀬「オレTUEEEEEEってやつっスね。オレもそこまでじゃないっスけど、オレら最強じゃね?って最近調子にのってたっス」

黒子「キミは元からそういう性格なところありましたよね」

緑間「わからないこともないのだよ。最近はまともに戦える相手がいなかったからな」

青峰「けどよ、いくらオレTUEEEEEEって思っても、アレはねーよ! カラコンでオッドアイとか二重人格とかさすがのオレも目が覚めたぜ!」

黄瀬「いくら最強キャラっても、盛りすぎっスよね」

青峰「冷静になって考えてみりゃ、オレらまだ中坊だろ。オレより強いやつ上にいるかもしんねーし、同い年でも海外にバスケやってるやつなんていくらでもいる」

黒子「バスケが盛んな国から強い帰国子女が突然やってくる可能性もあります」

青峰「ぽっと出の奴に負けねーようにしねーとな」

緑間「赤司がいい反面教師になったのだよ」

桃井「みんな、言いすぎだよ……」

桃井「でも、テツ君がさっき言った通り、みんながまた部活に出るようになって良かった」

青峰「は? さつきテメーの目は節穴か。おっぱいに目ぇついてんのか」

桃井「ちょっと青峰君! セクハラだよ!」

黒子「青峰君、最低です。でも、言いたいことはわかります」

黄瀬「青峰っちのセリフにはドン引きっスけど、部活に出るっても、成果がないとダメなんスよね……」

緑間「青峰の発言は聞かなかったことにするが、今のオレ達は部活に出ていないも同然なのだよ」

黒子「ボク達は全く練習が身に入っていません。突然、カラコンオッドアイで別人格を演じはじめたチームメイトを目の前にしてまともに練習できるわけありません」

紫原「ねえあれオレのせい? オレのせいだよね? どーしよー赤ちんオレのせいでおかしくなっちゃった。ねえ、どーしよー……」

黒子「見てくださいこの紫原君の様子を」

緑間「練習どころではないのだよ」

黄瀬「あの赤司っち見ながら冷静でいられるわけないっスよ! 笑いこらえるのに必死で集中できないっス!」

青峰「オレなんて笑いこらえきれなくてミスって、その赤司に外周追加されたんだぞ。理不尽すぎんだろ」

黒子「とにかく、赤司君にアレをやめてもらいましょう。このままではまともに練習できません」

黄瀬「でも、どうするんスか?」

桃井「まずは正攻法からね」



作戦1:率直に聞いてみる



青峰「バカ! さつき! 死ぬ気か!」

桃井「そうやって怖がって、まだ誰も聞いてないでしょ。これで済めば万々歳だよ」

黄瀬「もしかしたら、赤司っちもツッコミ待ちかもしれないっスよね」

緑間「だとしたら、一週間もあいつは道化を演じていたのか……。悪いことをしたのだよ……」

黒子「でも、誰が聞きに行くんですか?」

紫原「じゃんけんでいいんじゃない?」

緑間「適当なことを……」

黒子(言い出しっぺの紫原君が負けました……)



紫原「ねー赤ちん。なんでずっとカラコン入れてんの?」

赤司「なんのことだ?」

紫原「えっ」

赤司「……」

紫原「……片目、黄色いけど、カラコンだよね?」

赤司「は?」

紫原「えっ、カラコン……」

赤司「おかしなことを言うな」

紫原「でも……」

赤司「元からこうだっただろう」

紫原(あれ? そうだっけ? オレがおかしいの? なんか考えんのめんどくさくなってきた……)

紫原「というわけで、あれ元からだって」

青峰「ぜってー嘘だろ!」

黄瀬「しっかりして! 一週間前の赤司っちを思い出すっスよ!」

緑間「人選ミスだな。だからオレは、この重要な役割をじゃんけん如きで決めることにはじめから反対だったのだよ」

黒子「最終的にキミも納得してましたよね」

桃井「気を取り直して、次の作戦を考えないと……」

作戦2:証拠を集めて突きつける



桃井「赤司君のアレが許されているのは。バスケ部の環境にあると思うの」

桃井「赤司君が実権を握っていて、誰も赤司君を止められない。勝ちさえすれば中二行為も認められる」

青峰「だから、困ってんじゃねーか」

桃井「でも、バスケ部の外に出たら……?」

黄瀬「えーと、外っスか?」

黒子「バスケ部の外では赤司君も一人の生徒です。生徒の服装の乱れを先生が注意しないわけがありません」

緑間「さすがの赤司も授業中にはカラコンを外しているだろうな」

桃井「そう! さすがテツくんすごい! ミドリンもすごい!」

紫原「カラコン? 裸眼じゃないの?」

青峰「オマエはいい加減目ェ覚ませ」

桃井「授業中に裸眼の赤司君を盗撮して、本人に突き付けるんだけど、今回は人選もきちんとします」

緑間「ここは黒子の出番なのだよ」

黄瀬「黒子っちなら先生にも見つかんないっスからね」

黒子「影の薄さで授業をサボってもバレませんから、ボクのクラスの方で問題になるリスクもありません」

青峰「オレも授業サボりてえ」

紫原「黒ちん、授業中にお菓子食べてもバレなさそうだよね。いいなー」

桃井「こら2人とも! 真面目な作戦なんだよ!」

黒子(というわけで、授業中の赤司君の教室を覗きにやってきました)

黒子(赤司君、授業中もまさかのカラコンです。クラスメイトもチラチラ見てます)





教師「赤司、その目はなんだ。カラーコンタクトは外せ」





黒子(先生、直球すぎます。クラスメイトの肩が震えて……ボクもきつくなってきまs)


青峰「ブフォwwwwwwwカラコン外せってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

黒子「えっ、青峰君? なんでいるんですか?」

青峰「こんな面白そうなことテツだけすりーぞ」

黒子「ボクは真面目な仕事で来たんです。キミは単に授業サボりたいだけですよね。教室に戻ってください」

赤司「コンタクトではありません。裸眼です」

教師「嘘をつくんじゃない。先週はこんな目の色じゃなかっだろう」

赤司「元からこの目です」




青峰「ウソだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなあテツwwwwwww聞いたかアレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

黒子「あの、青峰君、あまり騒ぎすぎると見つかります……」

教師「お前ら、授業中に教室の前でなにしているんだ!!」

黒子「もう見つかってました」

青峰「ヤベwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


――


黄瀬「それで黒子っちと青峰っちは先生に生徒指導室に呼ばれた上、当の赤司っちに練習増やされたんスか」

緑間「証拠の写真どころではないのだよ」

桃井「もー! 青峰君のせいだよ!」

紫原「これからどうすんの?」

桃井「また新しい作戦を考えないと!」

作戦3:もっと証拠を集めるっス



黄瀬「作戦自体はよかったと思うんスよ」

紫原「仲間に後ろから撃たれる最悪の結果だったけどね」

黄瀬「ここで諦めないでもっと証拠を集めるべきっス」


黄瀬「あ、ちなみに、オレが赤司っちと同じクラスのファンの子に調べてもらった結果、赤司っちは授業中も休み時間もずっとカラコンしてることがわかったっス」

緑間「はじめからそれを言え! 黒子と青峰が無駄死になのだよ!」

桃井「死んではいないけど……」

――



赤司「お泊まり会……?」

黄瀬「そうっス! なんか最近、レギュラーの雰囲気悪かったし、ここらでまた親睦を深める必要があると思うんス!」

黄瀬(さすがに寝るときはカラコンを外すはず。みんなで見張って証拠を突きつければ、いくらなんでも認めるっスよね)

緑間「賛成ナノダヨ(棒読み)」

黒子「イイデスネ(棒読み)」

紫原「ワータノシソー(棒読み)」

青峰「オレンチ空イテルゼ(作戦をぶち壊した罰だかしんねーけどさつきのやつ無理やり言わせやがって)」

黄瀬(みんな演技ヘタすぎ……。バレたらどうするんスか……)

桃井「えー! 男の子たちだけいいなー!(テツ君とお泊まり! テツ君とお泊まり! キャー!!/////)」

黄瀬(作戦に参加できない女子だけが迫真の演技……)

黄瀬「あ、赤司っちはどうっスか?」

赤司「わかった。参加しよう」

黄瀬(作戦通りっスね!)

――夜、青峰の家


黄瀬「なんか修学旅行みたいでワクワクするっスね!」

青峰「好きな子の言い合いっこしよーぜ! オレ、堀北マイちゃん!」

紫原「それ、芸能人でしょ」

黒子「予想通りすぎてなにも反応する気になれません」

緑間(こいつら、目的を見失っているのだよ……)

赤司「ほら、明日も朝から練習があるんだ。早く寝ないと……」瞳孔パカー

黄瀬「そ、そーっスね!(怖いキメ顔してカラコンオッドアイを輝かせないでほしいっス。笑いこらえるのくるし……w)」

青峰「ね、寝るぞ!(布団の中でもカラコンかよwwwwwwwwwwwwwwww)」

黄瀬(あれから小一時間経過……)



黄瀬「みんなー! 起きてるっスか?」

黒子「はい。でも、紫原くんが……」

紫原「Zzz…」

緑間「そこははじめから期待してないのだよ」

赤司「Zzz…」

青峰「赤司も寝てるか……。こいつがカラコン外しに行ったとこ見たやついるか?」

黒子「ボク、ずっと赤司君の枕元に立ってるんですけど」

青峰「幽霊か! おどかすなよ!」

黒子「すいません。でも、これだけ至近距離で観察しても、外した様子はないです」

黄瀬「途中で起きて外しに行くんスかね……」

――翌朝



赤司「おはよう。いい朝だ」

黄瀬「そうっスね……(あれから朝まで見張ってたけど、外す様子はなし。つーか眠っ!)」

緑間(目を覚ました瞬間からカラコンオッドアイだと……!? それより、この眠さで朝練に耐えられるのか……。今日のおは朝は……ラッキーアイテムさえあれば……)

紫原「どーしたの? みんな眠そう」

青峰(紫原……自分だけ寝やがって……! クソ、寝みぃ……)

黒子(一晩中、夢枕に立っていて疲れました……。眠い……です……)


――放課後



桃井「え、テツ君も青峰君もミドリンもきーちゃんも、みんな部活お休み?」

紫原「うん。今日は帰るって。黒ちん謝ってた」

桃井「朝練でもミス連発してたし、大丈夫かな……」

紫原「なんか眠いんだって。授業中も爆睡してみんな怒られたらしいよ」

桃井「青峰君はともかく、みんな揃って?」

紫原「うん」

桃井「作戦で無理しすぎたのかな……」

紫原「あ、その作戦だけど、失敗したって伝えてって黒ちんに言われたんだった」

桃井「……」

――翌日



桃井「えっ! 赤司君、寝る時もずっとカラコンしたままだったの!?」

紫原「目に悪そう……」

黒子「あの日だけだったのか、いつもそうなのかはわかりませんが、あのままではよくないです」

緑間「これはもうオレ達の精神衛生上の問題だけでは済まないのだよ」

黄瀬「赤司っちの健康のためにも、カラコンをやめさせないとダメっスね」

青峰「天帝の眼が悪くなるとか笑えねーよ」

作戦4:健康被害を訴える



黒子「緑間君は眼鏡をコンタクトにしないんですか?」

緑間「コンタクトには危険が沢山あるのだよ」チラッ

赤司「……」

青峰「危険だぁ?」

緑間「長時間つけすぎると角膜に傷がついて細菌感染を引き起こしたり、角膜が酸欠になり、細胞が破壊されることもあるのだよ」チラッ

赤司「……」

黄瀬「し、知らなかったっスー!(緑間っちチラ見しすぎ。バレそうで怖いっス)」

緑間「特にコンタクトをつけたまま寝るなどもってのほかだ」チラッ

赤司「……」

紫原「このお菓子うまー!」モグモグ

緑間「特にカラコンは危険だ! 未承認のもので失明したケースもあるのだよ!(大声)」ジー…

赤司「……」

桃井「だ、だから、ミドリンは人事を尽くして眼鏡なんだね。みんなも気をつけようね」チラッ

赤司「そうだな。バスケに影響が出てはいけない」

緑間「そうなのだよ!」

――三日後



黒子「……という会話がなかったかのように、赤司君はあれからもずっとカラコンをしたままです」

緑間「オレの力説はなんだったのだよ……」

青峰「あー! もうまどろっこしい!! こうなりゃ実力行使だ!!」

作戦5:実力行使



桃井(赤司君にはなんとしてでもカラコンを外してもらわないと……。だから、ごめんなさい……)



桃井「みんな練習お疲れ様! 差し入れのレモンの蜂蜜漬けだよ!」

青峰「なんでレモン丸ごとなんだよ」

紫原「あ、手が滑ったー」グチャビチャア!!



桃井(作戦通り、ムッ君がレモンを握り潰した……! 果汁も赤司君の目に一直線。これはさすがの赤司君も避けられないはず!)

桃井(レモン汁が目に入って痛くなればカラコンも外さざるを得なく――)



赤司「……危ないじゃないか」フイッ



桃井(避けた!? 天帝の眼の力なの? でも、こうなるのはわかってました……)ニヤリ



緑間「む、オレも手が滑ったのだよ」

黄瀬「わあ、オレもっスー」



桃井(ミドリンの赤司君の目に向けた正確なレモンシュートと、反対方向からのきーちゃんのシュート!)

桃井(ボールがひとつしかない普段のプレイと違って、飛んでくるレモンは複数。さすがの赤司君もそう簡単には対応できないはず……)



赤司「おっと……」フィッ フイッ



桃井(これも避けた!? でも、これだけじゃ終わらない……!)

黒子「――!(赤司君、すいません)」バシン! バシン!



桃井(赤司君がいったん避けたふたつのレモンをテツ君が赤司君の顔面にパス――そして!)



青峰「うおー、オレも手が滑ったー」ドゴオオオオオ!!!!



桃井(さらにレモンを追加……)



赤司「……!」



桃井(赤司君が軌道を認識したところでさらに――)



黒子「――!!」バアアアアアン!!!!!!



桃井(テツ君がパスで軌道修正! これなら……)



赤司「……」フィッ



桃井(これも避けられた!? そんな……)

――



黒子「赤司君に食べ物で遊ぶのはよくないと怒られてしまいました」

青峰「さつきの作ったもんなんて、もう食いもんじゃねーからいいんだよ。ったく……」

桃井「青峰君それどういうこと!?」

黄瀬「怒ってるときの赤司っちの瞳孔開きっぱなしのカラコンオッドアイに吹き出してさらに怒られたっス」

緑間「赤司が僕と言った回数を数えるとはじめに言い出したのは誰だ!」

紫原「そればっか気になって、真面目に話を聞いてないって余計怒られたんだけど」

青峰「あ、それオレだわ」

黒子「小学生ですか……。おかげで散々な目にあいました」

とりあえず、今日はここまでです。

作戦6:目には目を歯には歯を



桃井「中二病には中二病。みんなが中二病になった姿を晒して、どれだけ恥ずかしいことなのか赤司君に反面教師にしてもらいます」

黒子「ボク達にもダメージが返ってくる危険な作戦――!」

緑間「刺し違えてでも赤司を止める……か……」

青峰「ここまできたら、なんとしてもやり遂げねーとな……」



黄瀬「あ、これオレはパスで」



一同「は?」

黄瀬「モデルの仕事って、イメージが大事だし、こういうの困るんスけど」

紫原「うわっ、自分だけ逃げようとしてる」

黒子「黄瀬君だけ逃げることは許しません。ボクだって本当はこんなことやりたくないんですよ」

黄瀬「く、くろこっちぃ~!」

桃井「できれば、赤司君と同じオッドアイとか二重人格が理想かな。中二病になりきるくらい、きーちゃんの能力なら簡単だよね」

青峰「そうだな」

紫原「そーそー」

黒子「桃井さんの言うとおりです」

緑間「もっとも黄瀬に適しているのだよ」

黄瀬「」

桃井「はい。じゃあ、各自で準備したらまたここに集合!」

黄瀬「」


――



桃井「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑)」



桃井「……こ、こんな感じかな?///// みんなも準備できた?」

黄瀬「できたっスけど……」

桃井「きーちゃんは左目に赤いカラコンを入れたんだ。赤司くんと逆パターンだね」

黄瀬「ただのカラコンじゃないっスよ! 写輪眼模様のカラコンなんてあるんスね! 雷切!」

桃井「NARUTOのコピー忍者カカシ先生のモノマネ? オッドアイだけど、中二病じゃないような……。」

黄瀬「ただのモノマネじゃないっス! 完全無欠の模倣忍者(パーフェクトコピーNINJA)って呼んでほしいっス!」ドヤァ

桃井「文句を言ってた割にやけにノリノリ……」


黄瀬「いろんな経験をしておいた方がモデルの仕事にも役立つんじゃないかって、黒子っちがアドバイスしてくれたんスよ! さすが黒子っち、いいこと言うっスよね!」

黄瀬「オレの能力なら既存のキャラを演じた方がうまくいくからって、キャラも選んでくれて、やっぱ、持つべきものは親友っスね~」

黄瀬「完全無欠の模倣忍者(パーフェクトコピーNINJA)ってのも、黒子っちが考えてくれたんス!」


桃井(テツ君がうまいこときーちゃんを乗せてくれたんだ……)

青峰「ゲェ! 被ってんじゃねーよ黄瀬! オレ……じゃなくて、日向は木ノ葉にて最強!」

桃井「青峰君は白いカラコンで白眼かな? でも、なんでまたNARUTO……」

黄瀬「青峰っちもなんかカッコイイ名前つけたらいいんじゃないっスか? ちなみに、オレは完全無欠の模倣忍者(パーフェクトコピーNINJA)っスけど」ドヤァ

青峰「完全無欠の模倣忍者(パーフェクトコピーNINJA)wwwwwwwwwwwダッセェwwwwwwwwwwwww」

黄瀬「せっかく、黒子っちがつけてくれたのにヒドイ! 青峰っちなんかDF不可能の最強血継限界(アンストッパブルタイシタヤツ)って呼んでやるっス!」

桃井「きーちゃん、せめて英語と日本語のどっちかにしよう……」

青峰「DF不可能の最強血継限界(アンストッパブルタイシタヤツ)……。最強ってとこがカッコイイじゃねーか」

黄瀬「えっ、嫌がらせのつもりだったんスけど……」

桃井「テツ君はまだかな?」ソワソワ

黒子「ここにいます」

桃井「きゃっ! びっくりした!」

黒子「クセになってんだ、音殺して歩くの(ミスディレクション)」

桃井「その銀髪の鬘とセリフはキルア……だよね?」

黒子「はい。影というところに惹かれました。どうでしょうか?」

桃井「うんうん! やっぱり、テツ君って、なにやってもカッコイイ!/////」

青峰「そうか?」

黄瀬「黒子っちも二つ名いるっスよね! 黒子っちがつけてくれた完全無欠の模倣忍者(パーフェクトコピーNINJA)みたいにカッコイイのつけるっスよ!」

黒子「いえ、ボクは……」

青峰「テツは幻のシックスマンって呼ばれてるらしいじゃねーか。だったら……」

黒子「幻のシックスマンで十分です……」

黄瀬「幻の暗殺者はどうっスか? もちろん、暗殺者と書いてシックスマンっス!」

黒子「読み方が変わらないあたり、元の名が中二病と言われている気分です」

青峰「暗殺者(シックスマン)か、カッコイイじゃねーか。よかったなテツ!」

黒子「世界中のシックスマンに謝ってください」

桃井「なんだか男の子達で盛り上がってるけど、どうしてジャンプのキャラばかり……」

紫原「その3人、準備中にジャンプ回し読みしてたからね」

桃井「そういうムッ君はお面つけただけにしか見えないけど、その黒と緑の半分こ怪人は……」

紫原「仮面ライダーW。二重人格じゃないけど、ひとつの体にふたつの魂入ってて……本当は電王のR良太郎にしたかったけど、オレ、紫のカラコンしても意味ないし」

桃井「えーと……。それ中二病かな……?」

黄瀬「紫原っちもなんかカッコイイやつつけるっス!」

紫原「カッコイイやつって?」

青峰「天帝の眼(エンペラーアイ)みたいなやつだよ」

黒子「カッコイイんでしょうか……」

青峰「ちなみに、テツは幻の暗殺者(シックスマン)だ」

黒子「」

紫原「……ダサッ」ボソッ

黒子「(ムカッ)……こうなったらみんな道連れです」

黒子「(紫原君のゴールは破壊の鉄槌 (トールハンマー)と呼ばれてますから、ゴールの破壊者(マスクドライダートールハンマー)なんてどうですか?」

紫原「なんかディケイドっぽいけど、Wもパンチ力2.5tあるし、いいんじゃない」

黒子「……え、いいんですか?」

黄瀬「みんなカッコイイっスね!」

緑間「お前達のはただのコスプレだ。中二病をわかっていな……っぐわ……くそ! また暴れだしやがったのだよ……!」

桃井「ミドリンのテーピングが腕まで? ううん、これは包帯――!?」

緑間「っふ……邪気眼を持たぬものにはわからんだろう……」

桃井「王道の邪気眼――!」

黄瀬「緑間っちは、超長距離包帯(スーパーロングレンジバンデイジ)で決まりっスね!」

緑間「すーぱーろんぐ……? なんなのだよそれは!?」

黒子「みんなに痛い二つ名をつけているんです」

緑間「勝手に変なものをつけるな!」

青峰「いいじゃねーか。超長距離包帯(スーパーロングレンジバンデイジ)w」

緑間「青峰! 今、笑ったのが聞こえたのだよ! こんな名前、オレは認めん!」

黒子「じゃあ、超灼熱御汁粉缶(スーパーホットスウィートレッドビーンスープ)なんてどうですか?」

黄瀬「ホットってなんかカッコイイっスね!」

緑間「長すぎる! 超長距離包帯(スーパーロングレンジバンデイジ)で妥協してやるのだよ!」

\わいわい/



桃井(なんだかみんな楽しそうだな……)


黒子「桃井さんも二つ名をつけますか?」

桃井「えっ? 私もつけてもらっていいの?」

黒子「はい。桃井さんも道連れです」

桃井「テツ君……/////」

緑間「おい、桃井。なぜ喜んでいるのかはわからんが、こいつは巻き添えを増やしたいだけなのだよ」

桃井「テツ君が連れて行ってくれるなら、私どこにでもついていくよ。なんて……キャー!/////」

緑間「……まるで聞いていないのだよ」

黄瀬「桃っちは、ネット上の有名コピペの影羅を参考にしたんスね」

緑間「女の中二病としては有名どころだな」

黒子「影羅は食事のエピソードがありますよね」

青峰「食事? さつきのメシはマズイから、暗黒の錬金術師(メシマズマネージャー)でどうだ?」

桃井「ひどい!」

黒子「そうですよ。それに、桃井さんは参謀という感じがします」

紫原「暗黒ってのも変えたら? オレ達カラフルだし、その参謀でしょ?」

黄瀬「なんかオレ達、キセキの世代とか呼ばれてるっスよね」

黒子「奇跡の参謀(メークミラクルスタッフ)なんてどうですか?」

桃井「それにする! テツ君に名前をつけてもらえるなんてうれしすぎだよ!//////」

緑間「本当にそれでいいのか……」

桃井「みんなの二つ名も決まったね」

黒子「これでますますバスケに集中できる気がしません。赤司君を見た時のダメージが人数分増えてしまいました」

黄瀬「でも、この中で完成度が一番高いのはオレっスよね。忍術をコピーしたバスケで今なら青峰っちにも勝てる気がするっス!」

青峰「はん! オレ……日向が木ノ葉にて最強だってとこを見せてやるよ! 来い!」

黄瀬「行くっスよ!」

緑間「ふん……小うるさいやつらだ……失せな」

黒子「青峰君を追って黄瀬君が忍者走りでコートに行ってしまいました。試合であんな走りされたら引きます。あと、緑間君、青峰君達の姿はとっくに見えてません」

紫原「ミドチンその包帯、邪魔じゃない? オレもお面邪魔。ぜんぜん見えない」

桃井「包帯とお面で動きにかなり制限が発生するね。これまで通りのプレイは難しいかも」

黒子「異様なチームメイトを見ながらバスケができる強い精神力も必要ですね。赤司君ひとりだけでもギリギリでしたから、これから大変になってきます」

その後、黄瀬君は青峰君に1on1であっさり負けました。
千鳥や雷切をバスケで再現するとトラベリングになるので当然の結果でした。
黄瀬君は青峰君のトリッキーな動きに対応するため忍者の体術を取り入れると意気込んでいます。

緑間君は邪魔な包帯でシュートの精度が落ちるのは我慢ならないと、
人事を尽くして練習に取り組んでいます。

紫原君はお面で狭くなる視界をカバーする特訓を
……きっとしてくれているでしょう。さすがに。



桃井(眼帯)「まだ練習やってたの? 二人ともそろそろ帰ろう」

黒子(銀髪鬘)「あれ以上やってたら殺してでもボール取りたくなっちゃうもんな」

青峰(白カラコン)「やめろテツwwwwww」

黒子(銀髪鬘)「お前は俺の光だ」

青峰(白カラコン)「練習終わりってんだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

桃井(眼帯)「青峰君が笑わないでバスケするための練習にテツ君わざわざつきあってくれてるのに、文句ばかり言わないの!」



一時はばらばらで、バスケへの情熱を忘れかけていたことが嘘のように、
ボク達は毎日練習を積み重ね、最高のコンディションで運命の日を迎えました。


――



紫原(Wお面)「行くぜフィリップ!」

紫原(Wお面)「さあ、検索をはじめよう」



運命の試合が始まりました。
キーワードは全中三連覇と中二病です。



緑間(包帯)「っは……し、静まれ……オレの腕よ……怒りを静めろ!!」



意味もなく包帯を巻いた腕で、緑間君がシュートを決めました。



青峰(白カラコン)「日向は木ノ葉にて最強!」



シュートを決めるたびにこのセリフを言う青峰君。
これしかセリフ覚えられなかったんですね……。



黄瀬(写輪眼カラコン)「雷切!」


忍者走りでコートを駆け回る黄瀬君。
雷切はシュートに応用したようです。



桃井(眼帯)「久々の飯だぜ(笑)」



と、意味のない眼帯をした桃井さんが笑います。
意訳すると、知ってますよーといったところでしょうか。


黒子(銀髪鬘)「ああーなんかスゲースッキリした。完全に目が覚めた。……いや解放されたって感じかな」



赤司君の中二病をなんとかしたい一心で、ボク達はまたひとつになりました。



相手選手「なんだ今のは!? ボールが曲がった!?」

黒子(銀髪鬘)「クセになってんだ、音殺して歩くの……」

相手選手「こいつは!?」

黒子(銀髪鬘)「暗歩(ミスディレクション)!」

荻原「テツヤ! なんだよこれは!?」

黒子(銀髪鬘)「荻原君? なんのことですか?」

荻原「せっかく、お前と戦えると楽しみにしてたのに、ふざけてんのか?」

黒子(銀髪鬘)「ふざけてるわけないじゃないですか。ボク達は真剣です。荻原君どうしたんですか?」

荻原「その銀髪の鬘のどこが真剣なんだよ!」

黒子(銀髪鬘)「これは地毛ですけど」

荻原「うそつけ! 昔はそんな色じゃなかっただろ!」

黒子(銀髪鬘)「……あれ?」


――ねー赤ちん。なんでずっとカラコン入れてんの?

――なんのことだ?



――赤司、その目はなんだ。カラーコンタクトは外せ

――コンタクトではありません。裸眼です

――嘘をつくんじゃない。先週はこんな目の色じゃなかっだろう



黒子(……もしかして)

黒子(いえ、もしかしなくても、今のボク達を他の人から見ると……)

黄瀬(写輪眼カラコン)「だれ? 幻の暗殺者(シックスマン)っちの友達?」



そう言う黄瀬君――完全無欠の模倣忍者(パーフェクトコピーNINJA)が、
「普段は写輪眼カラコンをした目を隠して、本気で戦う時だけ出すって設定で行くっス」と、
言っていたことを知っているのはボク達だけです。
もちろん、この試合では両目を出しています。



緑間(包帯)「が……あ……離れろ……死にたくなかったら早くオレから離れろ!!」



緑間君――超長距離包帯(スーパーロングレンジバンデイジ)は
無駄な包帯という枷に対応するためシュート精度を上げてきました。



青峰(白カラコン)「幻の暗殺者(シックスマン)どうした? 揉めてんのか?」



青峰君――DF不可能の最強血継限界(アンストッパブルタイシタヤツ)とは、毎日練習をしてきました。
桃井さん――奇跡の参謀(メークミラクルスタッフ)は、
そんなボク達がまた仲良くなって良かったと、無邪気に笑っていました。


でも、それを知ってるのはボク達だけで……

もしかして、周りからみたらふざけてるようにしか見えないんじゃ……



紫原(Wお面)「幻の暗殺者(シックスマン)ちん、ケンカ? さあ、お前の罪を数えろ!」

黒子(銀髪鬘)「ゴールの破壊者(マスクドライダートールハンマー)君――いえ、紫原君、罪を数えるべきなのはボク達です……」

その年……ボク達は全中三連覇を成し遂げました。

しかし、この試合はキセキの世代による最低最悪の悪ふざけとして語り継がれることとなります。



相手選手「ちくしょう! キセキの世代だかなんだか知らねーけど、あんな格好でふざけやがって!」

相手選手「舐めたプレイをしてバカにして……」

相手選手「でも、こんな奴らに全く歯が立たなかった……!」

相手選手「クソッ!!!!」

荻原「…………………………」



それを最後に、ボクの友人はバスケを辞めました。

事情を説明しようとしましたが、着信拒否をされた上に、引っ越しもされてしまい、
連絡を取ることすらできませんでした。

きっと、彼はボクを恨んでいるでしょう。

肝心の赤司君の中二病も治らないどころか、
逆にボク達がふざけすぎだと怒られました。

ついでに、黄瀬君が漫画アニメ関係でモデルの仕事もファンも増えたと報告してきた時はイラっとしました。



ミイラ取りがミイラになる。



二つ名を考え出したあたりからボク達はノリノリでした。


いつの間にか、ボク達の方が中二病になっていたんです。


――



黒子「……ということがあったんです」

リコ「こんなくだらないことがあの事件の真相だったなんて……呆れたわ」

伊月「なにも試合中にやらなくてもよかったんじゃ……」

黒子「全くです。あの時は、校内は赤司君のゾーンだから、外でかつ逃げ場のない大事な場面でやらないとなんて、バカなことをみんな考えてました」

黒子「あの桃井さんも、みんながまた仲良くなったのが嬉しくて周りが見えなくなっていたらしいです」

木吉「キセキの世代と言っても、当時まだ中学生だしな……」

リコ「でも、なんでウィンターカップ開会式後のタイミングでこの話を?」

黒子「実は、赤司君に呼び出されているんです」

日向「嫌な予感しかしねえ!」

黒子「いえ、大丈夫です」

伊月「黒子?」



黒子「あれからみんなで考えたんです。赤司君はわざとあんなことをしたんじゃないかって……」

黒子「当時、ボク達は最悪の状況でした。みんなの才能が開花して、青峰君が部活をサボるようになって、バスケが楽しくなくなっていって……」

黒子「でも、赤司君がああふるまうことによって、ボク達はまたひとつになれました」

黒子「だから、今日は赤司君にあの時のお礼を言おうって、みんなと決めて来たんです」



木吉「黒子……」

リコ「黒子君達の気持ちはよくわかったわ。それじゃあ、気をつけて行ってきなさい!」

日向「行ってこい黒子!」

黒子「はい!」


――



赤司「みんな揃ったな」

青峰「赤司……」

緑間「まだそのカラコンをしていたのか」

黄瀬「でも、もういいんスよ」

紫原「赤ちん、あの時は、ごめんなさい」

黒子「ボク達をまとめるために体を張ってくれたこと感謝しています。ありがとうございました」

青峰「もうカラコンも二重人格の演技も必要ねーんだ……」




赤司「なにを言っているんだ?」



黒子「えっ」

青峰「えっ」

黄瀬「えっ」

緑間「えっ」

紫原「えっ」

赤司「二重人格もなにも僕は赤司征十郎だ」

緑間「いや……」

紫原「だから、そういうのもういいから」

赤司「カラーコンタクト? 僕は裸眼だが?」

黄瀬「いやいやいやいやいや……」

青峰「マジかよ……」

黒子「まさか、そんな……」

火神「お、こんなとこでなにやってんだ黒子?」

黒子「火神君! アメリカから帰って来たんですね」

青峰「このタイミングでかよ……」

火神「青峰と黄瀬、緑間、紫原もいんじゃねーか。で、そいつは……」



赤司「……」



火神「OMG!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

黒子「か、火神君?」

火神「黒子! こいつチューニビョーってやつだろ!?」

黒子「やめてください火神君!」

黄瀬「ちょっと、そんなはっきり言っちゃダメっスよ!」



赤司「……」



火神「スゲー! 噂には聞いてたが、はじめて見たぜ! カラコンかこれ? カラコンだろ?」パシャパシャ

青峰「なに写メ撮ってんだよ!! このエセ帰国子女!!」

緑間「今すぐやめるのだよ!」

火神「もしかして、タツヤが片目を前髪で隠してたのもチューニビョーだったのか? 日本のファッションスゲーよな!」パシャパシャパシャパシャ

紫原「室ちんがこいつと仲違いしたワケ、よくわかった……」

赤司「……真太郎、そのハサミを貸せ」

緑間「おい、赤司!」

黒子「赤司君だめです! それをやってしまうと本物になってしまいます!」



赤司「……」スッ



火神「なんだ?」

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:::::::::::::::::::::::::, -ニー- 、:::::::::::::::::::::::::.. い:::',
::::::::::::::::::::/ ( 0 )  ノ::::::::::::::::::::::::::.. iヽヾ、
::::::::::::::::::::゙:::ー―::::´::::::::::::::::::::::::::::::::.. l             僕に逆らう奴は親でも殺す
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:l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  l lリ:::l::l |:l | ヽ
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:l  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::   ,' ソ' ノ!l:! !
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...._..... -‐ァ:::::::::::::  / l:::|l |!ソ

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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::  / /.  l  !
:::::::::::::::::::::::::::::::::: / /:   レ、

::::::::::::::::::::::::::::: / /::::  /三 \
:::::::::::::::::::::: /::::  /::::/三三三三へ
:`:::::::--::::::':::::::::   l:/三三三三三三 ヽ


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―――




木吉「なあ、さっきの黒子の話だが、赤司が本当に二重人格になったってことは考えられないか?」

日向「はぁ?」

木吉「黒子達を仲直りさせるためだけに、赤司がわざわざあんなことをするなんて考えられん」

伊月「本物の二重人格を黒子達が勝手に中二病と思い込んでるってことか……」

リコ「仮に本当に二重人格だとして、目の色が変わったのはどう説明するのよ」

木吉「それは……」

木吉「それは、カラコンだろ」

日向「そこはカラコンかよ! 二重人格になったからって、カラコンする意味がわかんねーよ!」

木吉「すまん。考えすぎた。忘れてくれ」

リコ「もー、大事な試合前に変なこと言わないでよね」





\ あはははは! /





リコ「それにしても、黒子君、なかなか戻って来ないわね。火神君にも早く合流してもらわないと」

終わりです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年07月07日 (木) 19:15:14   ID: VglAHbII

おもしろいwwwwww

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