上条宅
「到着ですの」シュン
上条「ぐーぐー」スヤスヤ
「やっぱりですの。普段から遅刻ばかりですがまさか補習まで遅刻するつもりで?」スタスタ
「ほら、起きないと遅刻しますわよ」ユサユサ
上条「も、もうちょっと…」モウフカブル
「…人がわざわざ起こしにきてると言いますのに…」ムカムカ
「……」テツクイトリダシ
「…はい」テツクイキエル
シュン ヒュ--
上条「…うおっ⁉︎」 ガギンッ
上条「あ、朝起きたら目の前から鉄の杭が迫ってきた…ふ、不幸だ」ハァハァ
「おやおや、せっかく幼馴染が起こしにきたというのに、不幸とは心外ですの。殿方にとっては夢のようなシュチュエーションではなくて?」
上条「どこがだよ⁉︎ こんな起こし方されちゃ命いくつあってもたりねぇよ⁉︎」
上条「っていうか、下手すれば死んでたぞ、わかってるのか、白井⁉︎」
黒子「大丈夫ですの。その時は線香くらいは上げてあげますの」
上条「死ぬ前提かよ…」
※設定とか無理ありますが細かいことはいいんだよの気持ちでお願いします
そんなに長くはない予定
黒子「そもそも、最初に優しく起こしたのに起きない方が悪いんではなくて? 」
黒子「わたくしだって鬼ではありませんし、いきなりこんなことはしませんの」
上条「いや、上条さんの記憶が確かなら優しく起こしたの最初の一回だけでしたよね?」
黒子「それで起きれば良かったんですの。一度だけでも優しく起こしたんですから感謝して欲しいくらいですわ」
上条「いや、だからって」
黒子「それとも起こさずに補習にも遅刻して、あぁ、哀れ上条当麻留年の方がよろしかったと?」
上条「うっ…」
黒子「あっ、それを繰り返せば何年も留年して本当に黒子姉ちゃんになれますし…いいかもしれませんわね。では次からは起こしに来ず」
上条「あぁ、わかったって。上条さんが悪うございました‼︎ はぁ…黒子姉ちゃんって昔のことをいつまでも」
黒子「なにか言いました?」
上条「いいえ、何にも言ってないです。いや白井には感謝しても仕切れないです‼︎」
黒子「わかればよろしいですの」
黒子「ほら、早く顔を洗ってらっしゃい。また小萌先生に怒られますわよ」
上条「へいへい…」ヨッコラセット
黒子「まったく…あっ、朝食はさっきコンビニで買っておいたのを置いときますの」ガサッ
上条「う、うーん」
黒子「なにか?」
上条「いや、幼馴染の女の子って朝食とか手作りのを用意するんじゃ…」
黒子「はぁ、頭まで類人猿でため息が出ますの」
上条「頭まで類人猿ってどういう意味だよ⁉︎」
黒子「そのまんまの意味ですが」
黒子「そもそも…わたくしだって寮監の目を盗んできてますし暇でありませんの。用意しただけでも感謝して欲しいですの」
上条「わかってるって、別に冗談で言っただけだろ。あっ、そうだ幾らだったんだ?」
黒子「今度でいいですの。ほら、早くしないと遅刻しますわよ」
上条「うぉっ⁉︎ いつの間にこんな時間に、ふ、不幸だぁー‼︎」タタタタッ
黒子「…はぁ、困った幼馴染…いいえ、弟ですの」
常盤台寮
シュン
黒子「はぁ、おバカな幼馴染を持つと大変ですの」
黒子「さてさて、こんな傷心のわたくしを癒してくれるのは……も・ち・ろ・ん」
黒子「お姉さむぁぁぁぁぁん‼︎‼︎‼︎‼︎」ダッ
美琴「朝からなんなのよ、あんたはああああ‼︎!」ビリビリ
黒子「あばばばばっばば⁉︎」ビリビリビリビリビリ
黒子「お、おねえ…さまぁ……あぁん…」プスプス
美琴「…で、今日も朝から例の幼馴染に会いに行ってたわけ」
黒子「会いに行ってたのではなく、遅刻しないように起こしに行った。それだけですの」ムクリ
美琴「ふーん。まるでママみたいね」
黒子「お母様ではなく、どっちかっていうと姉ですの」
美琴「姉、ねぇ。あれ、でも相手ってあんたより年上じゃ」
黒子「年齢はそうかもしれませんが、出会った時からずっとわたくしが姉みたいなものでしたから」
美琴「…姉みたいなものねぇ」
黒子「えぇ、出会った時は泣き虫でなんでも背負いこんで手のかかる弟でしたの」
ー殿方は身内以外には涙を見せないものですのー
ーだから、わたくしは今からあなたのお姉ちゃんですのー
ーこれからは、姉の前でくらい泣いてもいいんですのよー
黒子「我ながら臭いセリフですの」
美琴「何がよ?」
黒子「なーんでもありませんの」
美琴「それにしてもあんたに甲斐甲斐しく世話されてるその幼馴染に会ってみたくなるわね」
黒子「やめた方がいいですの、今や飛んだスケコマシになっておりますので合わない方がお姉さまのためですの」
美琴「え、そうなの?」
黒子「えぇ、ですからお姉さまだけでは絶対に会わないでくださいまし‼︎ 道で会っても声かけてはダメですの‼︎」
黒子「そんな不審者みたいに…」
黒子「わたくしはお姉さまのためを思って言っておりますの‼︎」ダキッ
美琴「はいはい、わかったわよ。ってそんなひっつくなっ‼︎」
黒子「ときにお姉様、最近帰りが遅い日がありますが、何をしておりますの?」
美琴「え、あっ、ちょっとね」
美琴(言えないわよね、私の電撃が効かない男がいて勝負を申し込んでるなんて)
黒子「何か怪しいですが」サワサワ
美琴「なんでもないわよ、ってどこ触ってんのよ‼︎!」ビリビリ
黒子「あびばびばあ“あ”⁉︎」
こんな感じでやっていく
3期決定おめでとう
バーチャロンはちょっと難しいかな
とある高校
小萌「はい、今日はここまでです」
上条「はぁ、やっと終わったぁ」
小萌「上条ちゃんもよく頑張りました。最近、課題も忘れてきませんし、えらいえらいですよ」ナデナデ
上条「はは、ま、まぁ、なんとか」
上条(忘れたりすると白井がうるさいからな…。前もまさか小萌先生にまで確認取るとは)
土御門「そりゃカミやんには優秀な幼なじみがいるからにゃー。毎朝寝坊しないように起こしに来てくれる年下の幼馴染が」
上条「なっ、なんでそれを⁉︎」
土御門「毎朝そんなに騒いでたら聞こえるにゃー。それに、毎朝騒がしくてすみませんって、一回謝りに来たぜい」
上条「えっ⁉︎ そうなのか⁉︎」
土御門「おう。そういえばうちの弟みたいな幼馴染が、とかなんとか言ってたがそれはどう意味かにゃー?」
上条「な、なんでもねぇよ⁉︎ ……白井のやつ余計なことを」
青髮ピアス「年下の幼馴染で弟プレイとかカミやんはレベル高いわー、はー、羨ましいー」
上条「プレイとかじゃねーよ⁉︎ だいたいな、白井が勝手に言ってるだけで、それは昔のこと」
土御門「昔からそんなプレイしてるなんて流石カミやんだにゃー」
青髮ピアス「お姉ちゃんお姉ちゃんっておはようからおやすみまで甘えるんやろうなー、はぁホンマに羨ましいし死んで欲しい」
上条「そんなことしねぇよ⁉︎」
小萌「上条ちゃん、先生は教え子をそんなプレイをしてたって生徒指導室につき出さなきゃいけないなんて悲しいのです」
ワ-ワ-ギャ-ギャ-
上条「あぁ、もう、話を聞けって‼︎ 不幸だああああああ‼︎」
とある日のJoseph's
黒子「は? わたくし達の出会いが聞きたい? ってまたですの? よくもまぁ同じ話題ばかりで飽きませんわね」
佐天「えぇー、いいじゃないですか。減るもんじゃないですし」
黒子「ですから、お父様の仕事の関係で知り合って、当時はお互いの家が近くてよく遊んだから、そう何度も言ったはずですの」
佐天「で、学園都市でも再会してってことですよね」ミヲノリダス
黒子「え、えぇ…っ知ってるではありませんか」アットウサレル
佐天「はぁー、いいなぁ、運命の再会ってやつ。初春もそう思うよね?」
初春「はい、映画とかの定番ですよね」
黒子「はぁ…そんなロマンチックなものではなくて只の腐れ縁…むしろ、呪いのようなものですの」
美琴「呪いって…言い過ぎなんじゃない?」
黒子「全然、むしろ言ってないくらいですの」
佐天「でもでもぉ、仲はいいんですよねっ‼︎」
黒子「まぁ、確かに悪くはないですが…あれで、もう少ししっかりとしていれば」ハァ
黒子「毎日、口うるさく言っていると言うのにちっとも改善されませんの。いつまでたっても補習常連のおバカさんですし」
黒子「言いだすとキリがありませんし、こっちが恥ずかしくなりますの」プンスカ
佐天「補習は人のこと言えないからなぁ…」ハハハ
黒子「今朝だってまた遅刻しそうになってましたし、夕べなんて課題をやらずに、しかも遅くまでどっかほっつき歩いて、しかもどこで何をしたのかボロボロでしたし」ガミガミ
初春「白井さんって意外と面倒見がいいんですけど、こんな目が離せない幼馴染がいたからなんですね」クショウシテ
美琴「ここまで言われるって、本当にどんなやつか会ってみたいわね」
佐天「なんかすごいボロクソ言ってますね…」
黒子「こっちだってこんな口うるさく言いたくはありませんの。おバカな弟を持つと苦労しますの」
佐天「おっ、出た‼︎ その幼馴染さんのこと弟っていうの‼︎」
黒子「…まぁ、昔の癖ですの。実際今でもそれくらい手はかかりますので」
佐天「それって姉弟愛はあるってことですよね‼︎ ってことは恋愛感情とかも…」
黒子「それも前に言いましたが、よくわかりませんの。そんなこと考えたことありませんし」シレッ
佐天「シレッと返しますね」
黒子「その質問にはもう慣れましたの」
初春「最初に聞かれた時はしばらく考え込んじゃいましたもんね」
黒子「お黙りなさい、初春‼︎」
初春「は、はい⁉︎」
黒子「っと気づけばもうこんな時間ですの、それではわたくしはお先にお暇しますの」
佐天「何か用事でもあるんですか」
黒子「えぇ。明日から数日の間、風紀委員の用事で会えませんから特売で食料を買い込む予定ですの」
黒子「情けないですが、そうでもしないとのたれ死んでしまいそうですので…」ハァ
黒子「待ち合わせの時間ですので失礼しますの、わたくしのお姉様、また後で」シュン
美琴「いつからあんたのになったのよ‼︎」
初春「行っちゃいましたね」
佐天「白井さんははああ言うけど、デートの約束みたいにも見えるんだけどなー」ウ-ン
とあるスーパー
ホンジツノタイムセ-ルハコレニテシュウリョウデス
ワイワイ ガヤガヤ
上条「ふ、不幸だ…」ドサッ
上条「あいつらにあることないこと言われ、小萌先生に問い詰められ、誤解を解くのに時間がかかって…」
上条「着いたと同時に月一の大型タイムセールも終わった…」
上条「明日からどうすれば…」ガクリ
黒子「おやおや、だいぶお困りみたいですのね」
上条「ん、って白井…っ、その荷物は⁉︎」
黒子「あぁ、これですの。これは、た・ま・た・ま、そこのスーパーのタイムセールで買った品々ですの」パンパンノフクロ
上条「な、なぁ、白井さん、実を言うとこの私めはタイムセールに間に合わずですね……」
黒子「それは可哀想に。ですが、わたくしも必要なものですからねぇ」フクロミセビラカス
上条「嘘つけ⁉︎ なんで常盤台の寮生がこんな庶民のスーパーのセール品が必要なんだよ⁉︎」
黒子「さぁ? なんででしょうねぇ~。それにしても重い荷物ですこと。こんな重いの誰かに譲ってもいいかと思っておりますがぁ」ニヤニヤ
上条「な、なぁ、その…金は払うから上条さんにそれは譲ってはくれないでしょうか?」
黒子「そいですわねぇ、譲ってもいいですが頼み方がありますよね?」ニヤニヤ
上条「お願いします‼︎ この貧乏人の上条さんにそれを譲ってください‼︎」アタマヲサゲル
黒子「…よく公衆の面前で高校生が中学生に頭を下げられますわね」
上条「お前がやらせたんだろう⁉︎」
黒子「まぁ、そうですが…プライドはないんですの?」
上条「プライドじゃお腹は膨らみませんことよ。って事でこの袋を」テヲノバス
黒子「ダメですの」ヒョイ
上条「なんでだよ。ちゃんと誠心誠意お願いしただろ」
黒子「忘れてはおりませんの? 昔から言っておりますわよね、お願いする時の頼み方」
上条「げっ…。まじかよ、それこそ公衆の面前ですることじゃない気が」
黒子「まぁ、わたくしはどっちでもいいのですが。それに、プライドじゃお腹は膨れないんじゃなくて?」
上条「いや、でもなぁ…」ウ-ン
黒子「さぁて、どうしますの? わたくしもそろそろ帰ろうかと思っておりますがぁ」ニヤニヤ
上条「あぁ、わかったよ‼︎ 黒子姉ちゃん、お願いします‼︎」
黒子「うん、よろしいですの」ニコッ
上条「はぁ、まさかこれを言わせる為だけに常盤台のお嬢様が庶民のスーパーで買い物をしたのか?」
黒子「別にそう言うわけではありませんが、まぁ、ついでですの。どうせ買えないだろうってのはわかっていましたので」
上条「お見通しってわけかよ」ハァ
黒子「そりゃ、何年も幼馴染をやっていますし、大体わかりますの。それに、お母様からもよろしくと言われてますし」
上条「え? もしかして俺の母さん?」
黒子「えぇ、前に電話で少し会話しまして。その時のよろしくと頼まれましたの」
上条「年下に任されるほど上条さんは頼りないんでしょうか…」
黒子「頼りになると思っていたのですか?」
上条「ふ、不幸だ…」ガクリ
黒子「さてと、私はもう行きますの。ついでにこの荷物は冷蔵庫に入れてあげますの」
上条「あっ、悪いな。とにかく、本当に助かった。これで暫くは生きていけそうだ」
黒子「少しは崖っぷちじゃない生活をしなさいな。明日から数日わたくしはいないというのに心配ですの」ハァ
上条「あれ、そうだったか?」
黒子「風紀委員の仕事が立て込んでいるのでって言ったではありませんか」
上条「あぁ…なんか大変だな」
黒子「別に、好きでしていることですので」
上条「そうか、頑張れよ」
黒子「言われなくとも。では行きますが…この場はすぐ離れたほうがいいと思いますの」シュン
上条「行ったか…。ん、離れたほうがいい?」マワリミル
イマアノオトコネエチャンッテ
アッチノホウガトシウエジャナイノカ?
アノフクトキワダイノダッタヨネ
ドウイウプレイッテワヨ
上条「忘れてた⁉︎ ふ、不幸だああああああ⁉︎」タタタタッ
ついでにこの日大量に買った食材を謎の停電により全てダメになるのであった
時系列は一気に飛んで、上条さんが神裂にボコボコにされ3日寝込んだ後
ーーーー
ーーーーーーー
禁書目録記憶消去の期限日
とある公園
上条「どうすればいいんだ…今日でインデックスの記憶を消さないと…インデックスは」
上条「だけど、本当にそれでいいのか?」
上条「インデックスもあいつらもそれを望んでなんかない…だったら」
黒子「やっと見つけましたの。まったく、今までどこに行っていましたの」
上条「白井…どうしてここに?」
黒子「どうしてと言われても…探していたからとしか言いようがないですの」
黒子「ここ数日、寮の放火や、建物倒壊事件等ありましたが…そのボロボロの様子だと無関係ってことはないですわね」
上条「…風紀委員には関係のないことだよ…」
黒子「風紀委員として聞いているわけじゃありませんが…」
上条「兎に角、俺は…大丈夫だから」
黒子「……こっちを見なさい」グイッ
上条「な、なんだよ」
黒子「何年幼馴染やってると思っておりますの。大丈夫か大丈夫じゃないかくらい顔を見ればわかります」
黒子「今自分がどんな顔をしているかわかっておりますか?」
上条「わかんねぇよ…」
黒子「あの時と同じ悲しそうな目をしてますの」
上条「っ⁉︎」
黒子「また全部背負いこもうとしておりますわよね」
上条「…そんなこと…」
黒子「もう一度聞きます、何がありましたの?」
上条「……俺じゃ…救えないんだ……」
上条「…どうすればいいか…何をすべきか…誰が正しいのか…全然…わかんないんだ…」
上条「…俺は……俺は…」
黒子「1人では…そうかもしれませんわね」
上条「……だけどっ⁉︎」
黒子「だったら頼りなさい」
黒子「あの時のこと忘れましたの? 1人で泣いていたあなたに言った言葉」
上条「…っ」
黒子「わたくしの前では泣いてもいい、わたくしの前でくらい弱音を見せてもいい」
黒子「1人で駄目なら力はいくらでも貸しますの。2人なら救えるかもしれませんわよ」
黒子「それで、どうしますの?」ウデサシダス
上条「…助けてくれよ、黒子姉ちゃん…」ガシッ
黒子「もちろんですの、当麻」
カクカクシカジカ
セツメイチュウ
黒子「一年周期で記憶を消去しないと脳がパンクする、その期限が今日…信じられない話ですわね」
上条「確かに魔術とか信じられないかもしれないが、あいつらは今までそうやって来たって…」
黒子「そこじゃないですの。脳パンクするって部分ですの」
上条「え?」
黒子「完全記憶能力があるとは言え、脳が圧迫されて死ぬなんてあり得ないですの」
上条「そうなのか⁉︎」
黒子「では聞きますが、世界には他にも完全記憶能力の持ち主はいますが、その方たちは毎年記憶をリセットしていると。そんな事例聞いたことないですの」
上条「それなら、なんであいつらは」
黒子「裏があるかもしれませんわね。それこそ魔術的な何かが体に仕組まれてるとか…」
上条「いや、待て…俺の右手で触ったけどそんな感覚はなかったけど」
黒子「右手で触れられない場所にあるとかでは? …例えば、口内とか?」
上条「そうか。ってことはもしその話が本当なら、その魔術さえ打ち消せば」
黒子「救えますわね、全員」
上条「だったら急がねぇと。もう、時間がない」ダッ
黒子「あっ、待ちなさい。わたくしも行き」プルルルル
黒子「こんな時に誰ですの‼︎ はい、初春ですの? 今はそれどころじゃ、え、通報があった、あぁ、もうっ、すぐに向かいますの‼︎」ピッ
黒子「当麻‼︎ いいですの‼︎ すぐに行きますからわたくしがいくまで待ちなさい‼︎ わかりましたね‼︎」
ーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー
戻った上条当麻が自動書記を破壊
頭上から無数の羽が舞い落ちる
自動書記「…再生不可…」
上条「やった、これで…」
神裂「上条当麻‼︎ この羽一枚一枚が聖ジョージのドラゴンの一撃と同等です、逃げてください!!」
上条(…インデックスは守れた。だけどこのままじゃインデックスまで…結局俺は…)
上条「っ⁉︎ インデックス‼︎ ってぐはっ⁉︎」ケリトバサレル
黒子「…まったく、いつまで経っても姉の言いつけを守らない弟ですの」
上条「いたっ、ぐはっがはっ⁉︎」ゴンゴロゴロドンタガン
神裂「上条当麻、大丈夫ですか?」
上条「いたたっ…顔を蹴られた…って、インデックスは⁉︎」
黒子「ここですの。まぁ、眠ってるみたいですが」
禁書目録「スースー…」
上条「良かった…助けられたんだな」
黒子「よくはないですの。待てといったのにあなたの耳は何のために付いてますの‼︎」ミミヒッパル
上条「ちょっ痛い痛い痛いって⁉︎ 上条さんは病み上がりなんだけどぉ⁉︎」ジタバタ
黒子「数日間連絡つかなかったことや、今回のことといい、わたくしをなんだと思っておりますの‼︎」
上条「悪い悪い悪かったてぇ⁉︎ 白井さん、上条さんが悪うございましたああああ⁉︎」ジタバタ
黒子「何か足りないのでは⁉︎」
上条「黒子ねえちゃああああん‼︎」ジタバタ
黒子「ふん……。無事で良かった、間に合って良かったですの」ダキシメル
上条「ごめん…黒子姉ちゃん」
黒子「謝らなくてもいいですの。ただ今度同じようなことがあったら相談して欲しいですの」
上条「善処するよ…」
黒子「何を政治家みたいなこと言ってますの、まったく…」
上条「ははっ……ありがとう」
ステイル「やれやれ、あんな事があったのに騒がしい連中だ」
神裂「ですが、彼らには大きな借りができてしまいましたね」
数日後
禁書目録「ついんてー、ご飯まだー」
黒子「早く食べたいなら、あなたも手伝いなさい。あっ、やっぱいいですの」ジュ-ジュ-
禁書目録「むー、なんだか今失礼な事考えた気がする」
上条「あー、前に洗濯機が大変なことになったもんなー」
禁書目録「あ、あれはたまたまなんだよ⁉︎ 今度はきっと」
黒子「後始末をしたのはわたくしなんですから、出来るようになってから言いなさい」ジュ-ジュ-
禁書目録「むぅー、とうまー」
上条「あぁ、インデックスも落ち着けって、もう出来るからさ」ゴハンモル
黒子「それにしても、まさか当麻が彼女を預かることになるとは」
上条「あー、まぁ、俺が勝手に助けたようなもんだしなー」
黒子「お陰でわたくしは毎回様子を見にくるので大変ですの」ハァ
上条「だったら、来なきゃいいだろ」
黒子「そしたら2人とも餓死しそうなので、余計に心配ですの」
上条「いや、そんなことは…」
黒子「……食材を全部腐らせた男が言いますか?」
上条「あれは俺じゃなくて…ビリビリのせいで」
禁書目録「ねー、まーだー」
黒子「はいはい、もうできますの。まるで弟の他に妹ができたみたいですの」
上条「上条だんはいつまでも弟扱いかよ」
黒子「嫌だったらそう思わせないように行動なさい」
上条「はぁ…不幸だ」
黒子「わたくしが幼馴染なのがそんなに不満ですの?」
完
妹の黒子の次は姉な黒子が書きたかった。無理があるから幼馴染にしたけど無理があった
途中ぐだった。とりあえず終わり
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