アーニャ「…みく、どうかしましたか？」

みく「常務さんがプロジェクトを解体するって……みく達のユニットを解散させるって……」ｳﾙｳﾙ…


みく「みくは……みくは！この三人と一緒がいいんだにゃ！！！」ｳﾜｰﾝ!!





のあ(メイド)「あなたの方から来るなんて珍しいわね。何の用事かは知らないけれど…コーヒーは砂糖２つで良かったかしら？」ｺﾄｯ

常務「………」ｺｸﾘ


みく「のあにゃんみくの叫び聞いてた？てか常務さんと知り合い？」

アーニャ「のあの着替えの速さはいつ見ても凄いです。」ﾌｩﾑ…

のあ「…私達のユニットを解散させる？」

常務「………」ｺｸﾘ

のあ「そう…それなら仕方ないわね。」

常務「…………」

みく「仕方ないって…そんな言い方！」

アーニャ「みく、落ち着いてください。」ｽｯ…





のあ「つまり次は『にゃん・にゃん・にゃん・にゃん・にゃん』のユニットを作る、そう言いたいのでしょ？」

常務「……」ﾌﾙﾌﾙ

みく「のあにゃんが平常運転で安心したにゃ。と言うか追加の二人は誰にゃ。」

アーニャ「でも常務さん、首を振っていますね。」

のあ「…これは社長と専務の指示？それともあなたの……」ｽﾞｽﾞｯ

常務「………？」ｼﾞｰｯ




のあ「…悪いけど、このコーヒーは自分用よ。」

常務「」ｶﾞｰﾝ!


みく「メイド服で注文を聞いたのはなんだったにゃ。」

アーニャ「常務さん相手に攻める姿勢…さすがのあです。」ﾌﾝｽ!

のあ「チームを解散させると言うのなら、そちらにも考えがあるのでしょう？」

常務「……………」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ…





のあ「みくの日本漁港グルメツアーの企画のため？それならしょうがないわね。」

常務「」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!


アーニャ「凄い勢いで否定していますね。」

みく「否定してくれないとみくのアイドル人生も終わってたにゃ。」







のあ「……なるほど、日本以外の漁港も？」

常務「……」ｺｸﾘ


アーニャ「みく、アイドル人生が終わりましたよ。」


みく「」

のあ「それで、私達のユニットについては考えているのよね？」

常務「…………」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ







のあ「私、アーニャ、春菜、留美、雪美、凛、卯月、未央、蘭子、拓海、穂乃香、志希で『女子十二猫棒』を結成？」

常務「……」ｺｸﾘ


みく「ｺｸﾘじゃねえよ。」

アーニャ「みく、猫語が…」

みく「なんでにゃ！それだとみくだけ仲間外れに……なんでにゃ！！」


常務「………」ﾋｿﾋｿﾋｿ

のあ「………なるほど、ね。」




のあ「みく、あなたは誤解をしているわ。」ｽｯ…

みく「のあにゃん…」ｸﾞｽｯ…

のあ「常務はあなたを仲間外れにしたくて解散をさせるわけでは無いわ。」ﾎﾟﾝｯ

みく「それって…どういう………」ｸﾞｽｸﾞｽｯ…







のあ「『猫キャラが魚食べれないのが周知になり始めたから漁港回ってさっさと食べれるようになれ。そもそも猫が魚食べれないとかアイデンティティがクライシスだろ。』だそうよ。」

みく「」


アーニャ「(正論過ぎて何も言えません。)」

常務「…………」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

のあ「あなたが魚を食べれるようになった時、女子十二猫棒に勧誘するそうよ。リーダーとして、ね。」ﾌｯ…

アーニャ「みく…私達のリーダーはあなたしかいない…そう思います。」ﾆｺｯ

みく「のあにゃん…あーにゃん……」ｼﾞｰﾝ…




みく「みく…みくは……みくは！食べれるようにがんば」


のあ「そろそろ昼御飯時ね、近くに回らない寿司屋が出来たらしいわよ。」ｶﾞﾀｯ

常務「……」ｺｸｺｸ

アーニャ「回らない…お寿司？見てみたいです。」ｷﾗｷﾗｷﾗ




ﾉｱ､ｿｳｲｳﾊﾞｼｮﾊﾈﾀﾞﾝｶﾞﾀｶｲﾉﾃﾞﾊ?

ｼﾞｮｳﾑｶﾞﾊﾗｳﾜ｡

………!?

ﾖﾛｼｸｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ､ｼﾞｮｳﾑｻﾝ｡

ﾂｲﾃﾞﾆｼﾞｭｳﾆﾈｺﾉﾐﾝﾅﾓﾖﾋﾞﾏｼｮｳ｡

……!!?









みく「…………」





みく「たﾞへﾞれﾞるﾞよﾞうﾞにﾞなﾞるﾞもﾞんﾞッ！！」







食べれるようにはなりませんでしたが、なんやかんやあってユニットには入れてもらえました。







終わり