ユウキ「ミシロタウン?田舎臭ぇ町だな」(4)

母「ユウキ、荷物降ろしてー!」

ユウキ「はーい、ママ!」

ユウキ「ったくよお、ヤルキモノ共に任せればいいだろ」

ユウキ「やる気のある若者を雇用しないでどうすんのって……」

ユウキ「よっこらセックス」

ユウキ「重……!」

ユウキ「ぐ、ぐぎぎぎ……」ヨロヨロ

ユウキ「ぐはあっ!!」ドサッ

母「ありがとー!こっちもお願い!」

ユウキ「……」

ユウキ「んで、ここはなんて所だ?」

母「さっきも言ったでしょ?ミシロタウンよ」

ユウキ「ミシロタウン?」

母「そう、あっちを見てごらんなさい」

ユウキ「……森ばっかじゃねえか、田舎臭ぇ町だな」

ユウキ「親父も何でこんな地方にジム構えてんだか……」

母「パパのいる町はもう少し栄えてるわ」

ユウキ「なんでその町に引っ越さなかったんだ」

母「空いてなかったのよ」

ユウキ「チッ」

母「一段落ね……」

ユウキ「息子にさんざん働かせて自分はゆっくりコーヒー飲みやがってよ……」

母「とりあえず、引っ越しの挨拶ね」

ユウキ(聞けよ)

母「お隣にオダマキ博士の家があるのよ。博士は別で研究所にいたりするけど」

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