【艦これ】提督「1年か」 (81)

地鳴りのような轟音と共に6発のエンジンはその活動を開始した

その飛行機はあのB-29を凌ぐ大きさであるが機体には大きな日の丸が描かれている

「富嶽」

日本海軍が遂に完成させることのできなかった幻の巨人機である
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太平洋戦争の始まる直前の事である
突如アメリカはこれまで突きつけてきたハルノートを引っ込め日本と軍事同盟を結ぶことを表明した
むろんこれは日本とアメリカ両国の同意のもとである
なぜこのタイミングで両国は軍事同盟を結んだのか、理由は簡単な事である

共通の敵が現れたからである


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その敵は太平洋に出現しあっという間にアメリカ軍第7艦隊を全滅させハワイを占領し拠点とした
被害を受けたのはアメリカだけでは無かった
連合艦隊もまた危機的状況に瀕していた

なんせ一航戦を始めとする空母機動部隊は全滅、建造中であった大和、武蔵以外の10隻の戦艦もやられた
その敵はバシー海峡を封鎖した
海軍は空母機動部隊を派遣、掃討に当たらせたが返り討ちに遭い全滅した

圧倒的な火力で押し込んでくる人型の何か
自分達の攻撃は不思議な事に全く通用しない
「我々に勝ち目なし」そんな空気が軍内部にも流れ始めた

そこで海軍は持てる全ての主力艦を派遣し決戦を挑む事にしたが結果は同じであった

この作戦から命からがら帰還した3隻の駆逐艦の乗組員たちはある怪奇な事を口にした

「妖精がいる」

はじめ上層部は気が狂ったと病院に入れようとしたがあまりにも多くの乗組員が同じ事を言うので本格的な調査を開始する事にした

提督「加賀さん」

加賀「なんでしょうか提督」

提督「悪いが艦載機が足りてないから空技廠の所に行って開発してきてくれないか?」

提督「三回開発してくれれば今日の開発は終わるから」

加賀「分かりました」

提督「材料とかは向こうに置いてあるはずだから」

加賀「行ってきます」

提督「行ってらっしゃい」

加賀「着きました。と言っても隣接する飛行場の近くですが」

加賀「失礼します。鎮守府の方から開発に参りました加賀です」ビシッ

廠長「ご苦労様です」ビシッ

加賀「提督に材料はあると聞いたのだけれど」

廠長「これですね」ハイッ

加賀「ありがとう」

廠長「今日は何を作りますか?」

加賀「戦闘機を狙います」

廠長「ではこちらの設計図を使ってください」

加賀「ありがとうございます」

加賀「…」コネコネ

加賀「やりました」

「彗星一二型甲」

加賀「やはりここで開発をすると爆撃機が出来やすいですね」

加賀「あと二回です」コネコネ

加賀「やりました」

「彗星一二戊型」

加賀「戦闘機です」

加賀「これは戦闘機です」

加賀「最後です」コネコネ

加賀「やりました」

「零式小型水上機」

加賀「潜水艦の子達に上げましょうか」

加賀「終わりました」

廠長「早いですね何かいい物は出来ましたか?」

加賀「ええ、夜戦が一つ出来ました」

廠長「そうですかでは余った材料はあちらに置いておいて下さい」

トリップつけました

今更ですが海軍ネタ多いです
間違ってたらご指摘下さい

加賀「失礼します提督。報告に来ました」

提督「ご苦労様。座って」

加賀「ありがとうございます」ストンッ

提督「はいお茶」コトッ

加賀「ありがとうございます」ズズッ

提督「それで?結果は?烈風はできた?」

加賀「いえ、烈風はできませんでした。すみません」

提督「加賀は謝らなくてもいいよ。また今度だ」

加賀「ありがとうございます。今回は彗星一二型甲と彗星一二戊型、零式小型水偵ができました」

提督「夜間飛行はないから戊型は置いておいて水偵はゴーヤ達に装備させよう」

加賀「分かりました」

提督「……」~♪

加賀「ずいぶんとご機嫌ですね」

提督「そうか?執務がもうすぐ終わると思うとな」

加賀「そうですか、今日の分は終わりました」ドサッ

提督「ありがとう。今日はもう上がっていいぞ」

加賀「ありがとうございます」

提督「あと明日の秘書艦は誰か分かるか?」

加賀「それなら『安価下の人』です」

提督「わかった。ありがとう」

下げ忘れた

安価下です

コンコン

翔鶴「失礼します、本日の秘書担当の翔鶴です」

提督「よろしく。さっそくだけど建造をしてきてくれないかな」

翔鶴「分かりました」

提督「できれば重巡の戦力を増強したいから狙えるかな?」

翔鶴「分かりました、失礼します」ペコ

翔鶴(ここが工廠ですか)

翔鶴「失礼します。建造に参りました翔鶴です」

妖精「よろしく翔鶴」

翔鶴「よろしくお願いします」ペコ

妖精「どんな艦娘を作るんだい?」

翔鶴「重巡を頼まれたんですが狙えますか?」

妖精「わかった、重巡の設計図はここにあるから持って行っていいよ」

翔鶴「ありがとうございます」ペコ

翔鶴(さて…何が出てくるの)コネコネ

『鈴谷』

鈴谷「鈴谷だよ!」

翔鶴「よろしくお願いします鈴谷さん」

鈴谷「翔鶴さんだね?よろしく!」

翔鶴(重巡が出ましたね、あと2回建造しなくてはいけません)コネコネ

『瑞鳳』

瑞鳳「瑞鳳です!」

翔鶴「あら瑞鳳ちゃんよろしくね」

瑞鳳「翔鶴さんよろしくお願いします」ペコ

翔鶴(まだ行きますよ)コネコネ

『妙高』

妙高「妙高です」

翔鶴「よろしくお願いします妙高さん」ペコ

妙高「よろしくお願いします翔鶴さん」ペコ

翔鶴「それではみなさん鎮守府に戻りましょうか」

鈴・瑞・妙「はーい」

翔鶴「失礼します建造の報告に参りました」

提督「待ってたよ」

翔鶴「鈴谷さんと瑞鳳ちゃんと妙高さんが新たに鎮守府のメンバーに加わりました」

提督「鈴谷に妙高もきたのか!?瑞鳳の指導は翔鶴が担当してくれるか?」

翔鶴「分かりました」

提督「今日の秘書は赤城か」

赤城「よろしくお願いします」

提督「それで今日は大型タンカー『やまと』の寄港日だ」

赤城「あのやまとですか」

超大型タンカー『やまと』
深海棲艦との戦いが始まった時にまだ建造途中であった戦艦大和をタンカーに転用した海軍の誇る大型タンカー
姉妹艦に『むさし』がいる
載貨重量は15~6万トンとされているが詳しい事は分からない



提督「そしてその乗組員30人ほどの慰安の為に酒保や間宮、鳳翔の居酒屋を解放する」

赤城「解放…ですか!?」ジュルリ

提督「お前たちではないぞ、彼ら乗組員のためだ」

赤城「分かっております」(´・ω・`)

安価とってなかったけどせっかくだから赤城で書きました

とりあえず次の秘書担当
直下

やまと船内

乗組員A「だぁ~、やっと陸だ!」

乗組員B「そうだな!二ヶ月ぶりの日本か」

A「三日間ここに寄ってまた出航だ」

B「過酷だね~」

A「まだプルドーベイ油田との往復なだけマシじゃないか?むさしの方はインド洋回ってアメリカ東海岸まで行ってるらしいじゃないか」

B「俺らは燃料向こうは鋼材か」

A「所で明日はどうする?」

B「俺は酒保が開いてるらしいから色々見に行くぜ」

A「ならそのあと一杯どうだ?」

B「おう?鳳翔でか?お前の奢りならいいぞ?」

A「一杯だぞ?」ハハハ

B「よっしゃ」ハハハ

船長「消灯の時間だぞ」

A・B「はい!」

船長「下船は明日の午前中だ」

A・B「はい!」

提督「眠いな」

赤城「そうですね」

提督「もうそろそろ大淀が明日のタンカーの下船時間を報告に来る頃なんですがねえ」

コンコン

提督「どうぞ」

大淀「失礼します」

大淀「大型タンカーやまとは明日の午前中には全ての乗組員が下船するそうです」

提督「わかりました明日は確か祥鳳が秘書のはずでしたから迎えには祥鳳を行かせよう。無論私も同行しよう」

赤城「分かりました」

大型「分かりました」

提督「それじゃあ下がっていいですよ。赤城も帰っていいよ」

大淀「失礼いたしました」ペコ

赤城「お先失礼します」ペコ

提督「おう、おやすみなさい」

祥鳳「おはようございます提督」

提督「おはよう祥鳳」

提督「今日の午前中にはやまとの乗組員が全員下船するから一緒に迎えに行こう」

祥鳳「はい」

提督「それまではいつも通りだ」

祥鳳「分かりました」

時間あったわりにはこれだけしかありません
許してください
なんでもしますから

安価はしません→安価下の人
落としてもいいですか→落とす気はありません

頭平気か?

>>55
悪い意味で頭の構造が常人と違うから今更だな
もう一つのスレ(>>36の酉)と完結()した「湖底棲艦」っての見てみ?凄いから

これまでの言動の一体何処に信用される要素があると?

提督「まだですかね」

祥鳳「まだですね。あと数分ほどでしょうか」

提督「数分ですか」

祥鳳「いえ、適当ですよ?」

提督「適当でも時間を数えるというのはただ待つよりも楽しいですよ」

祥鳳「そうですね」

提督「喋ってる間にもう時間ですね」

祥鳳「そうですね。そう言えば乗組員の方は何人居られるのでしょうか?」

提督「言ってませんでしたね、30人程です」

祥鳳「ありがとうございます」

提督「私は船長と会ってくるので先に乗組員の方を宿に案内して下さい」

祥鳳「わかりました」

提督「おはようございます船長」ビシッ

船長「おはようございます提督」ビシッ

提督「初めまして私はここの指揮官を務めております提督と言う者です」ペコ

船長「初めまして私は船長です。この度は我々の為に酒保の解放や宿の手配などありがとうございます」ペコ

提督「こちらこそ貴方方にお持ち頂いた資源によりより一層の部隊の強化を図れます」

提督「それでは短い間ですがどうぞゆっくりしていって下さい」

船長「ありがとうございます」

祥鳳「皆さーん!こっちです」

「「なんやなんや」」「べっぴんさんおるで」「向こうやて」」

祥鳳「初めまして私は軽空母祥鳳です。皆さんを案内させて貰います」

乗組員達「「おぉー」」

祥鳳「それではこちらについてきてください」

乗組員A「……」

乗組員B「おい、A、どうした?行くぞ」

乗組員A「……」

B「おい、A!」

A「…?どうした?」

B「どうしたじゃねえぞ、行くぞ」

A「おお、そうだな」

A「なあB」

B「どうした?」

A「惚れた」

B「は?」

A「祥鳳さんに惚れた」

B「お前はバカか!」

B「祥鳳さんは艦娘、俺らは人間だ。」

A「そんな事どうでもいいんだ。俺は祥鳳さんに惚れた。3日しかないけど俺は祥鳳さんに気持ちを伝える」

B「呆れた奴だ。せいぜい頑張れよ」

B「でも一杯はちゃんと奢れよ?」

A「ああ、わかってるって」

安価をこまめに取るみたいだけど殆どの内容が

A「こんにちは」
B「こんにちは」
A「いい天気ですね」
B「はい、いい天気です」
A「さようなら」
B「さようなら」

みたいな上の空でオウム返しをするような無味乾燥なやり取りばかりで面白さが一つも無い
こんなの見せられて「この子出したいから安価取ろう」とか思うはずが無いわ

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