書き溜め無し
不定期投下。
作業員A「なん……だ……よ!これ!」
作業員B「全防衛システム機能停止!…ぶ、ブラックアウトです!」
作業員C「シャイン、コントロール率低下。入力信号、受け付けません。」
作業部長「どういう事だ…………」
作業員A「コントロール率0%……情報把握、出来ません…………」
作業部長「……バカな…………そんな…………」
作業員B「外部信号、オールRED!!」
作業員C「情報キャッチ、シグナル、拒絶されました。」
某日、某時刻、某所
「今、この国では何が起こっているのでしょうか?」
「はい。現在この国の情報を管理しているのは、shineと呼ばれる
スーパーコンピュータで、例えば今このニュースを公共の電波で
流している訳ですが、その電波を司っているのもshineなのです。」
「今回の事件では、それがハッキングされたと……?」
「はい。正確には暴走、所謂バーサクさせられた訳ですが、
この国の情報の99%はshineによって管理されていますので、
今この国はどうなっても不思議では無いと言うことになります。」
「では、そr」
ガー.ガガガガガ.ザーーー
相棒「電波、やられたな。」
男「らしいな。チャンネルは?」
相棒「変えても変化はねえよ。赤い砂嵐だ。」
男「テレビは完全に死んだか。ネットワークは?」
相棒「ネットは問題ない。相変わらず掲示板は騒がしいよ。」
男「ふん。バカな奴らだ。いつそこから情報パクられて、
神様に知れるか分からないって言うのによ。」
相棒「神様?」
男「シャインをバーサク掛けた奴だよ。」
相棒「何だよ、神様はバーサク掛けただけじゃねえのか?」
男「愉快犯にしてはリスクも難易度も高すぎる。メリット無しに
する事じゃない。唯一のメリットと言えばそれは莫大な情報。」
相棒「まさしく神様になれる訳か。だがシャインの中ってのはどうなんだ?
まさか全部の情報を神様が管理出来る訳も無いだろうよ。」
男「勿論。とすれば、シャインの中で検索かそれに近い、
情報の選別をする事が出来ると考えられるな。
それが、シャインの中にある物か、外付けで
その機能を付けたのかどうかは分からないが。」
相棒「そんな事より、政府は何してんだろうなー。」
男「いまや情報発信の柱、テレビが死んだ。何かするにしろ、
したにしろ、それを国民に伝達するのは難しいだろうな。」
相棒「政府への不信感は、高まるばかり、か。まあ、俺の仕事が捗るぜ。」
男「新聞屋か。」
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