男「極限電子情報バトル。」(6)

書き溜め無し
不定期投下。


作業員A「なん……だ……よ!これ!」

作業員B「全防衛システム機能停止!…ぶ、ブラックアウトです!」

作業員C「シャイン、コントロール率低下。入力信号、受け付けません。」

作業部長「どういう事だ…………」

作業員A「コントロール率0%……情報把握、出来ません…………」

作業部長「……バカな…………そんな…………」

作業員B「外部信号、オールRED!!」

作業員C「情報キャッチ、シグナル、拒絶されました。」

某日、某時刻、某所

「今、この国では何が起こっているのでしょうか?」
「はい。現在この国の情報を管理しているのは、shineと呼ばれる
 スーパーコンピュータで、例えば今このニュースを公共の電波で
 流している訳ですが、その電波を司っているのもshineなのです。」
「今回の事件では、それがハッキングされたと……?」
「はい。正確には暴走、所謂バーサクさせられた訳ですが、
 この国の情報の99%はshineによって管理されていますので、
 今この国はどうなっても不思議では無いと言うことになります。」
「では、そr」

ガー.ガガガガガ.ザーーー

相棒「電波、やられたな。」

男「らしいな。チャンネルは?」

相棒「変えても変化はねえよ。赤い砂嵐だ。」

男「テレビは完全に死んだか。ネットワークは?」

相棒「ネットは問題ない。相変わらず掲示板は騒がしいよ。」

男「ふん。バカな奴らだ。いつそこから情報パクられて、
  神様に知れるか分からないって言うのによ。」

相棒「神様?」

男「シャインをバーサク掛けた奴だよ。」


相棒「何だよ、神様はバーサク掛けただけじゃねえのか?」

男「愉快犯にしてはリスクも難易度も高すぎる。メリット無しに
  する事じゃない。唯一のメリットと言えばそれは莫大な情報。」

相棒「まさしく神様になれる訳か。だがシャインの中ってのはどうなんだ?
   まさか全部の情報を神様が管理出来る訳も無いだろうよ。」

男「勿論。とすれば、シャインの中で検索かそれに近い、
  情報の選別をする事が出来ると考えられるな。
  それが、シャインの中にある物か、外付けで
  その機能を付けたのかどうかは分からないが。」


相棒「そんな事より、政府は何してんだろうなー。」

男「いまや情報発信の柱、テレビが死んだ。何かするにしろ、
  したにしろ、それを国民に伝達するのは難しいだろうな。」

相棒「政府への不信感は、高まるばかり、か。まあ、俺の仕事が捗るぜ。」

男「新聞屋か。」

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