高垣楓「ふとんがふっとんだ」 (37)


 モバP「楓さん」

 楓「はい」

 P「寝相、悪かったんですか」

 楓「はい」

 P「寝起きは悪そうだなと思ってましたが……あ、寝癖が」

 楓「ありがとうございます。一度ベランダに寄り掛かって寝ていた事がありました」

 P「寝る前の深酒はやめてくださいね」

 楓「大丈夫です。布団には零さないよう気を付けてますから」

 P「いやそういう問題では」

 楓「へくちっ」


 P「とりあえず、服を着ましょうか」

 楓「はい」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434357015


高垣楓さんのおもしろギャグ百連発 ぐらいは書いてみたかった。
細かい事は気にしないでくれ


24時間以内は誤差みたいなもんだからセーフだよね


 楓「…………」

 P「あれ、楓さん? どうしたんです床に寝転がって」

 楓「…………」

 P「楓さん? おーい」

 楓「……シンデレラが」

 P「え?」

 楓「シンデレラが、死んでら」

 P「…………」

 楓「…………」

 P「楓さん」

 楓「…………」

 P「……ひょっとして、それが言いたいが為にシンデレラガールになったんじゃありません、よね」

 楓「…………」


 P「…………」

 楓「…………」


 楓「このカレー、かれぇ」

 P「そうですね」

 楓「ごめんなさい、スパイスを効かせすぎました」

 P「夏にはちょうどいいですよ」

 楓「…………」

 P「もぐ……水を取ってもらえますか」

 楓「あ、あの、プロデューサー」

 P「?」

 楓「無理して食べないでくださいね」

 P「無理なんてしていませんよ」

 楓「ほんとうですか?」

 P「それに、楓さんの手料理を残したりなんてしたらバチが当たります」

 楓「茄子ちゃんは優しいから大丈夫ですよ」

 P「そうですね…………えっ」

 楓「えっ」

あっ オチ言われちゃった


続けます


 楓「妖怪に何か用かい?」

 P「楓さん、妖怪だったんですか」

 楓「はい。私、実は……ウワバミなんです」

 P「なるほど。じゃあ、これは隠しておかないと」

 楓「ああ、お酒を遠ざけないで……」

 P「本当に悲しそうですね」

 楓「はい。大ダメージです。かなりヘビーです」

 P「やっぱり大丈夫そうですね」

>>6
オチだったのか…
すみません

>>8
まぁそうオチ込まないでくれ
むしろ読んでくれてありがとうな


 P「バス停に足湯があるとはさすが温泉地ですね」

 楓「歩き疲れた脚にはちょうどいいです」

 P「しばらくのんびりしましょうか」

 楓「はい。足湯で疲れをフットバスべきです」

 P「絶好調ですね、楓さん」

 楓「冗談は飛ばせる時に飛バスものですから」

 P「…………」

 楓「はっ。バス停にバスって……」

 P「…………」

 楓「プロデューサー? どうかしましたか?」

 P「いえ、ちょっと疲れが」

 楓「えっ」


 楓「あつっ」

 P「どうかしましたか、楓さん」

 楓「いえ、ちょっとやけどをした」

 P「! すぐに冷やしましょう。氷取ってきます!」

 楓「……んやけど…………」

 P「お待たせしました。ひとまず水を張ったので指を浸けておいてください」

 楓「……あ、あの。プロデューサー」

 P「どうしました? 後で包帯も持って来ますからね」

 楓「……したんやけど……」

 P「…………?」

 楓「くすん」

 P「楓さん……そんなに痛みますか」

 楓「はい。心が、とても」


 楓「猫が寝転ぶ」

 P「いえ、楓さんは寝転がっていますが。楓さん猫だったんですか」

 楓「こんな事もあろうかと、みくちゃんからネコミミを借りてきました」

 P「こんな事ってのが分かりませんし、さっき前川さんそれ探し回ってましたよ」

 楓「よいしょ……うーん、ちゃんと着けるの意外に難しいですね」

 P「うん。猫みたいに自由奔放なのは認めます」

 楓(猫耳)「にゃん」

 P「…………」

 楓(猫耳)「にゃーん」

 P「……可愛いですねこの猫」

 楓(猫耳)「にゃー」

 P「撫でてもいいですか」

 楓「はい。撫でるのにジャマなので外しますねこれ」

 P「訂正します。自由奔放過ぎます」


 楓「…………」

 P「あの、何やってるんですか楓さん」

 楓「……カ、カボチャがボチャっと落ちた、なんて」

 P「撮影中は大人しくしててくださいとあれ程言ったじゃないですか」

 楓「すみません、こんなに大きなカボチャを見たの初めてで」

 P「泉の方も大丈夫そうですね……一応美術さんに確認してもらいます」

 楓「ごめんなさい……へくしっ」

 P「風邪を引かない内に着替えましょう。手を貸し…………」

 楓「……? プロデューサー、どうしました?」

 P「……金のカボチャとか用意してもらえばよかったな」

 楓「えっ?」

 P「今度の撮影はそれでいってみましょうか」

 楓「はぁ……?」


 楓「あらら」

 P「どうしました?」

 楓「櫛をなくしてしまいました」

 P「ちなみにその胸ポケットからちらっと見えてるのはなんですか?」

 楓「えっと、これは……輪ゴム鉄砲の材料です」

 P「輪ゴム鉄砲」

 楓「はい」

 P「困りましたね」

 楓「はい。ですから誰かの手櫛を貸してもらえると助かりますね」

 P「…………」

 楓「誰かの手櫛を貸してもらえると助かります」

 P「……はぁ。じっとしててくださいね」

 楓「はい」

 P「さらさらですね」

 楓「はい」

 P「嬉しそうですね」

 楓「知恵を駆使した甲斐がありました。ふふっ」


 楓「朝食を食べてくれなくて、超ショック」

 P「…………」

 楓「朝食を、食べてくれなく、て」

 P「…………」

 楓「……グスッ。朝食、を……っ、食べて……くれなっ……ヒクッ」

 P「……楓さん、すみませんでした。どうかこれで許してもらえませんか」

 楓「……グスッ。もっと、強く抱き締めてくださ、い」

 P「もちろんです……もっと早起き出来るよう気を付けます」

 楓「……はい…………おねがい、します、ね」

 P「つきましては、その…………ベッドの上ではもう少し、大人しくしてくれると助かるんですが」

 楓「いえそれはちょっと無理ですね」

 P「楓さん」

 楓「グスッ……ヒック」

 P「楓さん」


 楓「アルミ缶の上に」

 P「…………」

 楓「…………」

 P「……いえ、そこまで言ったなら全部言ってくださいよ」

 楓「未完のギャグです」

 P「…………」

 楓「ミカンがみっかんなかったので」

 P「そうですか」


 楓「星が欲しいです」

 P「心配要りません。必ず楓さんをスターにして見せます」

 楓「お願いしますね」


 楓「コーディネートはこーでねーと」

 P「…………」

 楓「いえ、ちょっとこれは違いますね。もうちょっとお待ちを」

 P「…………」

 楓「よしっ……コーディネートはこーでねーと」

 P「…………」

 楓「もうちょっと明るい色の方がいいですね……もう少しお待ちを」

 P「楓さん」

 楓「はい」

 P「どの服装も抜群に似合ってて可愛いんですが、ダジャレで全部台無しです」

 楓「えー」

 P「いちいち言わないと駄目なんですか、それ」

 楓「はい、私のダジャレはファッションじゃありませんから。ふふっ」



 P「ならいいじゃないですか」

 楓「…………あっ」


 楓「ホテルでほて、ひゃんっ!」

 P「…………」

 楓「んぁ……あぅっ、ん……」

 P「綺麗です、楓さん」

 楓「ふふっ、もう……ホテルで……んっ……」

 P「……ん…………」

 楓「……ぷは。もう、言わせてくださいよプロデューサー」

 P「すみません。身体が火照って止められず」


 楓「このイクラ、いくらだと思います?」

 P「……えーと、この量だと千円くらいですかね」

 楓「ハズレです。正解はその半額でした」

 P「えっ。すごく安いじゃないですか」

 楓「お姉さん綺麗だから、ってオマケされちゃいました」

 P「流石は楓さん」

 楓「褒めてください」

 P「もちろんですとも。よーしよし」

 楓「ふふっ」

 P「よしよし」

 楓「ふふー」

 P「よし、よーし…………あの、楓さん」

 楓「はい」

 P「いつまで褒めればいいんでしょうか」

 楓「私としてはいくらでも褒めてほしいところです」

 P「夕飯にしましょうか」

 楓「そうですね」


 楓「外は風が強いですね」

 P「ええ。洗濯物は飛ばないとは思いますが」

 楓「ブラがブラブラ揺れてますね」

 P「…………」

 楓「…………」

 P「…………」

 楓「プロデューサー、えっちな事を考えていたでしょう」

 P「楓さん、スベった憂さ晴らしを俺にぶつけるのはやめてください」


 楓「あ」

 P「……あ。すみません、覗くつもりでは」

 楓「ふふ。高垣楓のたかが」

 P「終わったら教えてください」

 楓「…………」

 P「えーと、荷物は」

 楓「…………プロデューサー」

 P「わっ。着替え終わってから部屋を出て来てくださいよ」

 楓「高垣楓のたかが着替えで、うろたえ過ぎですよ」

 P「いえ、うろたえては居ませんが」

 楓「じゃあ脱ぎます」

 P「お願いだからアイドルだという自覚を持ってください」



 楓「教会に行くのは、今日かい?」


 P「ええ。良い結婚式にしましょう」


 楓「はい」


 楓「下手な洒落はやめなしゃれ」

 P「…………」

 楓「…………」

 P「…………」

 楓「…………」

 P「…………」



 楓「すみません、やっぱりちょっと下手でもいいですか」

 P「はい。無理している楓さんを見るのはとても辛いので」


 楓「駄洒落を言うのは、誰じゃ?」

 P「これはまた新しいパターンで目を塞がれてしまいましたね」

 楓「ふふ。分かりますか、プロデューサー?」

 P「うーん……さっきまで楓さんと二人きりだったよな……」

 楓「うんうん」

 P「何となくだけど、凄く綺麗なひとのような気がする」

 楓「ふふっ」

 P「分かった。楓さんだ」

 楓「大当たり。凄いですね、プロデューサー」

 P「はは。そりゃすぐに分かりますよ」

 楓「どうして分かったんですか? ふふっ」

 P「目が見えなくても。楓さんは、女神ですから」



 楓「そこまで巧くないですね」

 P「すごく恥ずかしいので出来ればノッてくれませんか」


 P「あれ、どうしたんですか眼鏡なんて掛けて」

 楓「ふふっ……眼鏡を取ったら、目がねぇ」

 P「……瞑ってるだけじゃないですか」

 楓「ふふふ。私が無いと言ったらな、んぅっ」

 P「…………」

 楓「ふっ……んむっ……ぷは。いきなりですね、プロデューサー」

 P「ええ。何となく、したくなりまして」

 楓「ふふふ。実は、眼鏡を取っても目はあるんですよ」

 P「はい。とっても素敵で、綺麗な目だと思います」

 楓「…………」

 P「楓さん?」

 楓「プロデューサー、お上手ですね」

 P「えっ?」

 楓「……あら、私も巧い事言えちゃいました」

 P「……?」

 楓「ふふっ」


 P「うーん……」

 楓「プロデューサー、悩んじゃってどうしたんですか?」

 P「いえ、たまには俺の方から駄洒落を飛ばしてみようかと思ったんですが」

 楓「おー」

 P「よく考えたら駄洒落じゃなくてただの確認なんですよね」

 楓「まぁまぁ。とりあえず言ってみましょうよ」

 P「うーん……笑いませんか?」

 楓「駄洒落じゃないなら、笑わないと思いますよ?」

 P「分かりました。それじゃ、言いますよ」

 楓「はい」




 P「楓さんは、かわえーで」


 楓「……ふふっ」


おしまい。


楓さんと洒落をテーマにしたSSもこれで4本目ですが、流石にネタが切れそうです
楓さんのSS書く度にそう思ってます

前作とか
速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」 ( 速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433507653/) )
高垣楓「一線を越えて」 ( 高垣楓「一線を越えて」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428818898/) )


ちなみに微課金ですが、一年目から賞与が出ると聞いてつい多めに課金してしまいそうです
誰か助けてくれ

今日は肇ちゃんの誕生日だけど、48時間くらいは誤差の範囲内だよね

なるほど前後半年


明後日も肇ちゃんの誕生日で問題ありませんね
また逢いましょう

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