【ダンガンロンパ】霧切「探偵だけではない青春」2 (431)

霧切ちゃんに青春を謳歌してもらうスレ、2スレ目となりました。


※七海ちゃんとカムクラ君います。
※日向君は《相談窓口》、カムクラ君は《完璧》、ふたりは双子として在学。
※1、ゼロ、ロン切、絶望少女のキャラは出せません。来ても除外になります、悪しからず。
※エロは無しの方向で。でも恋人成立したらキス、ハグくらいは有り有り
※え?ホモ?レズ?有り有り (好きな人が決まっていないキャラに好きな人を問う場合など)
※人物指定は基本的に複数可。単体の方が都合がいい場合はアナウンスできたらします。
※コンマ以外の連取禁止です。


【最終目標】
霧切が不二咲に告白!
失敗したらそこでスレ終了!
成功すればデートの延長戦!


【現在の恋愛模様】
霧切の好きな人:不二咲
カムクラの好きな人:西園寺
ソニアの好きな人:田中
十神の好きな人:霧切
苗木の好きな人:七海
大和田の好きな人:石丸
大神の好きな人:ケンイチロウ
石丸の好きな人:大和田
日向と七海はカップル成立
不二咲:気になる異性がいる (霧切が告白失敗した場合安価します)


前スレ
【ダンガンロンパ】霧切「探偵だけではない青春」
【ダンガンロンパ】霧切「探偵だけではない青春」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428131725/)

左右田版青春スレ
【ダンガンロンパ】左右田「青春に色をつける」【安価】
【ダンガンロンパ】左右田「青春に色をつける」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424081472/)
【ダンガンロンパ】左右田「青春に色をつける」2【安価】
【ダンガンロンパ】左右田「青春に色をつける」2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425748822/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433179412

好きな人の欄、書き漏らしがあったら申し訳ないです。

このスレもゆっくりめの進行でいきます。

前スレ夕食後、入浴方法選択スタート



霧切 (さあ、入浴の時間ね)

霧切 (今日はどうしましょうか?)

霧切 (最近シャワーばかりだったけれど……)


安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく

霧切 (シャワーばかりだったし、大浴場に行きましょう)

霧切 (やはり体を温めると気持ちがいいものね)


安価下2で一緒に入浴する人物

終里 「何か生ゴミみてーな臭いしねぇか?」すんすん

罪木 「……よく解らないですぅ…あ…わ、私が生ゴミってことですかね…ご、ごめんなさいぃっ! 生ゴミが生ゴミの臭いさせてすみませんんん!!」

終里 「いや、おめーじゃなくて…」すんすん

腐川 「あたしだってんでしょぉ? 解ってんのよ、そんなことぉ……」

終里 「やっぱオメーか! ええっと…フカイ?」

大神 「腐川だ」

大神 「そうそう、腐川な! オメー風呂ちゃんと入ってんのか?」

腐川 「入らないから臭ってんでしょ……あたしには生ゴミの臭いが似合いだとでも思ってんでしょお…?」

終里 「こいつ罪木みてーだよな」

罪木 「ふえっ?!」

霧切 (そういえば、腐川さんは何故お風呂に入らないのかしら?)

罪木 「あ、霧切さん。こんばんわぁ」

霧切 「こんばんは」

大神 「この時間に見かけるのは久し振りだな」

霧切 「最近は自室のシャワーだったから」

腐川 「……」そろー

終里 「おい! どこ行く気だ? 風呂入れよ! クセーんだから!!」

罪木 「ちゃんと身体は清潔にしなくちゃダメですよぉ!!」

腐川 「つ、掴まないでよ!! あああ! またこのパターン!!」

霧切 「大神さんと終里さん相手だと、逃げようがないわね」


安価下2で入浴中の雑談

さくらちゃんと終里ちゃんの名前一部間違えててごめんなさい!!



腐川 「……おっぱい格差あり過ぎでしょ……惨めったらないじゃない」ぐぎぎっ

罪木 「そういえば、今ここにいる人達……お強い方ばかりですねぇ」

終里 「後、戦刃とか辺古山いたらワクワクすんのになー」

霧切 「でも、戦刃さんは体術も優れているでしょうけれど、辺古山さんは武器がある方が強いんじゃないかしら?」

終里 「らしいな。やっぱ拳と拳で殴り合うのが楽しいからさ! いっぺん闘ってみてーなーとは思うんだけどな」

大神 「辺古山の強さは我らとは質が違う。戦刃と同じだ」

霧切 「戦刃さんと同質?」

大神 「うむ。比喩でなく言葉の通り“迷いなく人を斬り捨てる”ことができる強さだ」

大神 「武道家でありながら、武道家の道を外れた気配を纏っている…」

罪木 「そうなんですか? やっぱり強い人にしか解らないことってあるんですねぇ」

腐川 「なんでこの学園、ちょいちょいヤバそうなのいんのよ……」

霧切 (あなたはその筆頭だと思うのだけど)


―――――――――


霧切 (ふう。やっぱりゆっくりとお風呂に入るのもいいわね)

霧切 (明日は休みね。何をして過ごそうかしら…?)


―――――――――


霧切 (朝ね…なんだか今日は頭がすっきりしているわ)

霧切 (今日の予定を考えながら、朝食を食べに行きましょう)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
大和田
セレス
朝日奈
葉隠
腐川

安価下2で追加する人物 (複数可)

十神 「チッ…」

霧切 「おはよう、十神君」

腐川 「おはようございますぅ…白夜様ぁ……」

葉隠 「ぼっち飯か? 十神っち! 一緒に楽しく食うべ!!」

十神 「俺はひとりで静かに食事をしている。寄りつくな。失せろ」

葉隠 「つれねーなー、十神っちは……」

腐川 「び、白夜様が失せろと仰せなら…ここから立ち去りま……ふぁ…は……ぶぇっくしょいっ!! んなろーっ!!」

霧切 「腐川さんがくしゃみ…腐川さんっ!」

葉隠 「何を慌ててんだ? 霧切っち?」

ジェノ 「ぱんぱかぱーん! 一途に尽くすタイプの乙女な殺人鬼デース!!」

十・葉 「?!!」

霧切 「ジェノサイダー翔……」

ジェノ 「あーん? ここはどこかいな? おやまぁ。あんたはいつぞやのサウナにいた女」

葉隠 「ど、どうしたんだべ?! 腐川っち?! 何か喋りとか顔つきがいつもと全然違うべ?!!」

ジェノ 「何そのデケーかりんとうぶっ刺しまくったようなフザけた頭!! マジ受ける!!」

ジェノ 「つーか!」

ジャキッ

葉隠 「!!!」

ジェノ 「血の噴水ヘアにして欲しくなかったら、根暗の名前で呼ぶんじゃねェぞっ!!」

葉隠 「ひぃいいっ!! ま、マジでなんなん?!」

ジェノ 「ん? なんかスンゲーいいスメルがするわァ……」すんすん

ジェノ 「!」

十神 「!」

ジェノ 「あらあらあらあらあららららーん?! ヤッベェ! 一刻み毎に絶頂できそうなくらいの絶世の美青年発見ンンンッ!!」

ジェノ 「あああッ! でも、殺りたいけど殺るともったいナイくらいのイケメンだわァ…! 標本か剥製にしたいわねんっ! こんなに悩ましいのは・じ・め・て☆」

十神 「おいっ! こいつのこれがなんなのか知っているようだなっ?! 説明しろ! 霧切!!」

ジェノ 「あはーんっ! このアタシを“これ”扱いィ! シビレるゥっ!!」

霧切 「……彼女はジェノサイダー翔よ」

十神 「なっ! ジェノサイダー…」

葉隠 「翔ぅぅうぅっ?!!!」

霧切 「彼女は多重人格障害なのだそうよ…学園長もそれを承知よ」

葉隠 「はああああっ?!」


安価下2で食事中の雑談

>>20の前のやりとり貼るの忘れてました…前後おかしくなりますが投下しときます



葉隠 「お? 腐川っち、今日は臭わねーな」

腐川 「人の臭い嗅いでんじゃないわよ! 変態!!」

葉隠 「嗅ぎたくなくても漂ってんだから仕方ないべっ?!」

腐川 「昨日無理やり筋肉バカ達にお風呂に連れ込まれたのよ!!」

葉隠 「連れ込まれた?!」

霧切 「腐川さん。小説家なのだから、おかしな表現で人を惑わせてはいけないわ」

腐川 「語弊があるとでも!? おっぱい格差底辺のあたしを嘲笑ってたクセに!!」

霧切 「腐川さん。一度深呼吸をして心を落ち着けた方がいいわ」

葉隠 「なんかよー解らんけど、とりあえず腐川っちのいつもの被害妄想ってことでいいんか?」

霧切 「ええ」

腐川 「どこが! 何が被害妄想なのよ!! 全て事実よ!!」むきーっ

葉隠 「まあまあ。腹減ってるからカリカリすんだべ。飯食おうぜ! 飯っ!」

ジェノ 「この女がいるってことはー、ここってば《希望ヶ峰学園》なのかしらん?」

霧切 「ええ。ここは食堂よ」

ジェノ 「なるなーるほどねー」

葉隠 「ジェノサイダー翔って、噂の殺人鬼だべ? んなのが腐川っちの正体だったのか?」

十神 「一般に開示されていない情報である、凶器のハサミを所持。加えて解離性障害ではないかと言われていることを考えると、その可能性は高そうだな」

葉隠 「マジかよ……」

ジェノ 「他にはどんなヤツがいんの? そこの眼鏡みたいなイケメンもっといねーの?」

霧切 「イケメンかどかは解らないわね……」

ジェノ 「あ! クラスのヤツ集めてカラオケ行かね? 自己紹介しなくっちゃじゃん? アタシってばー、礼儀正しい殺人鬼だからー! ゲラゲラゲラ!!」

十神 「ふざけるな。どこの世界に殺人鬼とカラオケに行く馬鹿がいる」

ジェノ 「そんな意地悪言わないでェ! 刻みたくなっちゃう!」

葉隠 「ど、どうすんだべ? 行くんか? カラオケ……」

霧切 「暴れないと約束できるなら…行ってもいいわ」

ジェノ 「あんたに言われても守れないかもー。そこのイケ眼鏡が一緒だったら約束するわよん?」

十神 「ふざけ……むぐっ!」

葉隠 「解った解った! だから大人しーくカラオケ行くべ!」

ジェノ 「久し振りのシャバだぜー! たっぷりと楽しんじゃうゾッ☆」

霧切 「……なんだか大事になったわね……」


―――――――――


ピンポンパンポーン

ジェノ 「はーい! 78期のみなみな様にィお知らせよん! 大至急教室まで来てチョーダイ!!」

ジェノ 「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」

プツッ

霧切 「……勝手に良かったのかしら?」

ジェノ 「無問題! さ! 教室に行きましょ行きましょ!」♪

霧切 (腐川さんは彼女の存在を隠したがっていたし…その意味でも良かったのかしら……)

ジェノ 「あー? 白夜様以外まともなのいないじゃなーい」

霧切 「そんなこと言われても困るわ」

桑田 「なーなー…腐川のヤツ、何か悪りぃもんでも食ったの? 何かおかしくね?」

苗木 「というか、何か用があって呼ばれたんだよね?」

霧切 「それは彼女から訊いてちょうだい」

ジェノ 「どいつもこいつも腐川腐川って、ムカつくわねーっ!!」

葉隠 「しゃーないべ。誰がどう見ても腐川っちだかんな」

セレス 「腐川さんでなければ、何者だというのです?」

ジェノ 「はーっ…んじゃッ、自己紹介かいと行きますかーッ!」

朝日奈 「自己紹介?」

大神 「普段の腐川からは感じない、歪んだ気配……正体はそれか…?」

ジェノ 「えー、お初にお目に掛けます方、わたくし殺人鬼のジェノサイダー翔と申します」

「ジェノサイダー翔?!」ざわっ

ジェノ 「えー、趣味は萌える男子をブッ殺すこと。好きなことわざは“殺人鬼にハサミ”」

石丸 「そんなことわざはないぞ!!」

大和田 「オメー冷静だな…」

ジェノ 「つーことなんで、ヨロシクねんッ☆」

山田 「腐川 冬子殿がさささささ殺人鬼ぃぃぃっ?!」

舞園 「そ、そんな……こ、この教室に呼ばれたのって…」

不二咲 「まさか…こ、殺されちゃうとか……」

ジェノ 「チガウチガウ。根暗のクラスのヤツらがどんなんか知りたかっただけなのー」

ジェノ 「んでー、仲良く楽しくカラオケ行きましょって誘ってるだけだっつのー」

ジェノ 「つーか、あいつの体だけど、人格はまったくの別もんなんだから、あいつの名前で呼ぶんじゃねェゾ!!」ジャキッ

江ノ島 「あはっ! 何か面白いことになってんじゃん?!」

戦刃 「殺人鬼って、陽気なんだね」

霧切 「あなた達姉妹は腐川さんの様変わりにも動じないのね…」

桑田 「舞園ちゃん! 一緒に歌おうぜ!」

山田 「いやいや、ここは持ち歌をトップでですなー」

舞園 「何がいいですか?」

石丸 「この機械はいったい……」

不二咲 「曲を入れる通信端末だよ」

江ノ島 「あんた本当に娯楽という娯楽なんも知らないんだね」

戦刃 「石丸君、演歌歌いそう……」

朝日奈 「アイス美味しいね!」

大神 「ああ。これもセルフなのだな」

大和田 「ポップコーンも食い放題だからな」

苗木 「それだけじゃ足りないだろうから、何かつまめるモノ頼むよ」

霧切 「……」

葉隠 「浮かない顔してんな。霧切っち」

霧切 「ええ」

セレス 「歌がヘタなことを気にしているのでしょう?」

霧切 「うっ……!」

葉隠 「ああ…そういやそうだったな」

十神 「ほぅ、霧切…貴様歌は苦手か」ニヤリ

霧切 「だから何?」

十神 「くだらんと思っていたが…楽しめそうだな」クククッ

霧切 「……」

ジェノ 「ちょっと、あんたらイチャついてんじゃないわよ!!」キーンッ

「わああああっ!!」

「うっせぇ!」

江ノ島 「ちょっと! マイク近距離で大声出すのやめてよね!! ハウってんじゃん!!」

ジェノ 「んでー? 最初に歌うのはどいつ?」

舞園 「あ、私です」

ジェノ 「んじゃマイク」

舞園 「ありがとうございますっ」


舞園の歌唱力を安価下1~98でコンマ判定
プロ補正+30
ゾロ目だと、その歌声にみんなメロメロ!!

無慈悲なコンマ!! 霧切ちゃんと数字がまったく同じやないか!!



舞園 「♪♫♩♬」

霧切 (……あら? 何だか私とそう変わらないような気が……)

江ノ島 (もっと上手いもんだと思ってたけど、そうでもないのねー)

山田 (加工の力ってスゴイ)

桑田 (俺はそう思った)

舞園 「ご、ごめんなさい…歌うのスゴく好きなんですけど、得意ではなくて……」しゅん

朝日奈 「可愛いよ! 舞園ちゃん!」

舞園 「ありがとうございます」

舞園 「次は誰ですか?」

桑田 「俺とブーデーで歌うぜ!」

苗木 「仲良いよね、ふたり共」

山田 「我らは薄い本で繋がってますからな!」

苗木 「え? 何それ怖い」


ふたりの歌唱力を安価1~98でコンマ判定
>>30桑田
>>31山田

すまんな

a

野球と歌手を両立する桑田君!
ゾロ目忘れ!今回はみんなが骨抜きに!の予定でした!



桑・山「♪♫♩♬」

霧切 (桑田君…かなりの歌唱力ね?! さすがはミュージシャンを目指しているだけあるわ…何より声がスゴくいいわ……)

霧切 (山田君もなかなかやるわね…アニソンを歌いながら原稿をしている姿が想像できるわ)

舞園 (桑田君、ここまでの実力が…! 声に中毒性ありですね! 山田君も普段と違っていい歌声です!)

苗木 (桑田君、ミュージシャン志望本気なんだなぁ…山田君はなんとなくうまそうなイメージあったから、想像通りかな)

セレス (声の相性が良いですわね。案外いいコンビかも知れませんわね)

桑田 「どうだった?! 舞園ちゃん! 俺の歌声!!」

舞園 「とても素敵でしたっ! 本当にミュージシャン目指してるんですね。正直いうと驚きました」

山田 「ぼ、僕は?」

舞園 「山田君も歌声の雰囲気が変わりますね! 格好良かったです!」

桑田 「んで、次は?」

江ノ島 「はいはーい! アタシとお姉ちゃんでいくよー!」

戦刃 「……」

不二咲 「い、戦刃さんの顔が険しいよ……っ」ガクブル


ふたりの歌唱力を安価1~98でコンマ判定
>>34江ノ島
>>35戦刃
ゾロ目でみんなが絶望的に虜にされる!

ハイサーイ

残念じゃない戦刃ちゃん!曲は舞台のEDで勝手に想像してます。2番のえのじゅんのキャラ変えオンステージ好きですっ



江・戦「♪♫♩♬」

霧切 (ふたりとも、双子だけあってみごとなハモり! 戦刃さん、歌うことを拒否していたけど、江ノ島さんの上をいっているわ)

江ノ島 (お姉ちゃんのが上手いなんて、絶望的だわぁ……!)ゾクゾクッ

大和田 (江ノ島はやっぱ歌いなれてんなー。つか、戦刃うまくね? 今にも人刺しそうな顔してっけど……)

石丸 (歌詞の意味がよく理解できない……)

江ノ島 「どうだったー? アタシら姉妹の歌声は!」

不二咲 「戦刃さんの顔が怖かったけど…歌はスゴく良かった!」

江ノ島 「そうであろう、そうであろう」

戦刃 「次は、誰?」

石丸 「僕と葉隠君だ」

桑田 「意外なとこきたな」

江ノ島 「ん? 確かこの曲って男女のデュオじゃん? 振った振られたの」

葉隠 「石丸っちが古い歌しか知らんらしいから、かーちゃんがよく歌うこの曲にしたべ!」

霧切 「いつからペアを組んでのカラオケになったのかしら……?」


ふたりの歌唱力を安価1~98でコンマ判定
>>37葉隠
>>38石丸
ゾロ目でみんなの目頭を熱くする!

これ 11だったらどういう意味で熱くなるんだろうな

>>38
だ、大丈夫! 感動しての方です!!

ふたりの歌唱力、なんかイメージぴったり。でも葉隠は上手い方にいっててもそれっぽい気もする



葉・石「♪♫♩♬」

霧切 (石丸君、うまいわね。とても真剣に歌っているわ)

十神 (葉隠のヤツ…ヘタなだけならばまだ許そう…しかし……)

(女になりきってんのがウッッッッッゼェ!!!)

桑田 (クネクネしてんじゃねーよ!! きめぇ!!)

ジェノ (なんなのアイツ? ふざけんのは頭だけにしろっつの
!!)

葉隠 「どうだったべ? 俺と石丸っちのデュオは!」

大神 「石丸は問題なかった…しかし…」

石丸 「葉隠くんに何か?」

戦刃 「葉隠君の鬱陶しさに、ちょっと首締めて落としたくなった」

葉隠 「なんでよ?! 野蛮!! 暴力反対!!」

石丸 「ふむ。とにかく次は誰に渡せばいいのかね?」

朝日奈 「私とさくらちゃんで歌うよー!」

舞園 「あ! 朝日奈さんはかなり上手いですよ! 世界を狙えるレベルで!」

セレス 「あら、それは楽しみですわね」

大神 「我の声が邪魔にならぬだろうか?」

朝日奈 「何言ってんの! さくらちゃんと一緒に歌うのがいいんじゃん! ねっ!!」

大神 「うむ…」


大神の歌唱力を安価下1~98でコンマ判定
ゾロ目で慈愛に溢れた女神の歌声
朝日奈は前スレにて99。世界を魅了する歌声の持ち主

及第点いかなくてもさくらちゃんは女神だから!



大神・朝「♪♫♩♬」

霧切 (朝日奈さんの歌声、凄まじく素晴らしいわ…目に涙が…大神さん、少し音程が合っていないのが惜しいわね…)

霧切 (……大神さんの目にも涙が?! 歌うどころではなさそう!)

霧切 (石丸君はもう大号泣しているわっ!? みればみんな感動している…っ!)

霧切 (朝日奈さん…恐ろしい子!!)

朝日奈 「どうだったー? あれ?!! み、みんななんで泣いてんの?!」

大神 「朝日奈の歌声に感動しているのだ」

朝日奈 「私?!」

石丸 「ずばらじい…っ! こんなに感動じだのははじめてだ!!」

朝日奈 「あ、ありがとう……えへへっ!」

大神 「次は誰だ?」

大和田 「俺と苗木だ!」

江ノ島 「盗んだバイクで走り出したり、支配から逃げたりする曲なんでしょ? どうせー」

苗木 「その通りだよ」

大和田 「るせー!! 好きなんだからいいだろが!!」


ふたりの歌唱力を安価1~98でコンマ判定
>>43大和田
>>44苗木
ゾロ目でなんだか心が自由になれる!

うい

標準的になるか?

苗木君はやっぱり普通がいいよ!



大和田・苗「♪♫♩♬」

霧切 (大和田君、歌うのは好きなのでしょうね…色々外れているけれど、楽しそうだもの)

霧切 (苗木君は普通にうまいわね。画力はプロ並だけれど…なにごとも平均的だという彼らしいわね)

不二咲 (大和田君、歌はうまくないけど気持ち良さそうにうたってる…苗木君は緊張してるけどちゃんと歌えてる……僕はどうしよう…)

不二咲 「き、霧切さん…」

霧切 「何かしら? 不二咲さん」

不二咲 「い、一緒に歌ってもらえないかなぁ? ひとりだと恥ずかしくて……」

霧切 「!! 不二咲さんがそれでいいのなら……っ!」

不二咲 「じゃあ、お願いしますっ!」晴

霧切 「うぐっ!!」ずきゅん!

苗木 「次は誰?」

不二咲 「あ。自分と霧切さんが歌うよ!」

ジェノ 「この女は何で胸抑えてんの? 苦しいの? トドメ欲しい?」

霧切 「トドメは不要よ……」


不二咲の歌唱力を安価1~98でコンマ判定
ゾロ目で胸を焦がすほど動悸が激しく!!
霧切は前スレにて40

ちーたん…いまのところ一番の……



霧・不「♪♫♩♬」

霧切 (?! ふ、不二咲さん…壊滅的だわっ!! 私より上をいっている!!)

霧切 (これは歌なのかしら?! 同じ歌を歌っているのに、呪文のように聴こえる……っ!)

霧切 (一生懸命だけれど、なんだか泣きそうにもなっているわっ)

霧切 (こういう時……)

ポンッ

不二咲 「!」

霧切 (頑張って)

不二咲 「……」頷

霧切 「ふぅ……」

十神 「聞くに耐えん程に酷いモノだったな」

不二咲 「ご、ごめんなさい……」

霧切 「不二咲さんが謝ることないわ。次は誰かしら?」

セレス 「わたくしですわ」

舞園 「ひとりは私以来ですね」

セレス 「その方がいいですわ。歌いたいように歌えますもの」


セレスの歌唱力を安価1~98でコンマ判定
ゾロ目で無性に踏まれたい衝動に駆られる!

女子の平均値いきそうでいかな具合…



セレス「♪♫♩♬」

霧切 (選曲が賛美歌…確かにひとりの方がいいかも知れないわね)

戦刃 (こういう曲は上手い人が歌わないと…聴いてるこっちが恥ずかしい……)

ジェノ (うっは! なんかむず痒いんスけど?!)

セレス 「いかがでしたか? わたくしの歌声は?」

ジェノ「はいっ! 次はアタシと白夜様ー!!」

セレス 「おいっ!」

十神 「ふざけるな。 俺は歌わん。 ましてや貴様のような殺人鬼と一緒になどと」

霧切 「あら、私は興味あるわ。あなたがどんな風に歌うのか」

ジェノ 「逃げちゃイヤッ! ほらほらいくわよーん!」ガシッ

十神 「なんだこの馬鹿力……!?」


ふたりの歌唱力を安価1~98でコンマ判定
>>53十神
>>54ジェノ
ゾロ目で命を捧げたくなっちゃう?!

せい

超高校級の完璧(笑)

十神君はちーたんにごめんなさいしないといけないね!



十・ジ「♪♫♩♬」

霧切 (十神君……あなたも充分に酷いわ…! ジェノサイダー翔は普通にうまいけれど、腐川さんも同じなのかしら?)

江ノ島 「十神ー! あんた超へったくそー!!」

桑田 「おい十神! 歌じゃなくてそれ雑音じゃねーか!!」

十神 「黙れプランクトン共!!」キーン

ジェノ 「雑魚に構ってねーで今はアタシと歌うの!!」

十神 「~~~~っ!!」イライラ

霧切 「あなたも歌が苦手だったのね」

十神 「……」

霧切 「欠点があるほうが人間らしくていいじゃない」

十神 「そんなことは俺自身が認めん! 俺が“十神”である限り、全てを完璧にする義務がある」

十神 「歌くらいどうにかしてやる……っ!!」ギリッ

霧切 (余程悔しかったのね)

ジェノ 「大体クラスのヤツ覚えたしーそろそろお開きにぃ……ふぁっ…はっ…はっくしょいっ!! ちくしょうめー!!」

霧切 「あ」

腐川 「はら? こ、ここは…? というか、みんななんで揃ってんの?」

舞園 「ふ、腐川…さん…ですか?」

腐川 「……もももももしかしてぇぇぇっ?!」

霧切 「みんなにもう知れてしまっているわよ」

腐川 「あああいつなにしてくれちゃってんのよおおおっ?!!」

腐川 「終わりだわ!! あたしの人生が今ここで終わったわ!!」

葉隠 「お、落ちつけって、腐川っち」

腐川 「これが落ちついてなんていられないわよ!!」

大神 「落ちつけ」

腐川 「……」

苗木 「びっくりしたけど、別にみんな気にしてないみたいだよ?」

朝日奈 「うんうん! 言ってることはメチャクチャだったけど、そんなに怖くはなかったし!!」

腐川 「……は?」

十神 「今後ヤツに殺人を犯さないように躾けておけ。お前の人生が終わるのはヤツが再犯を起こした時だ」

腐川 「ええええっ?!」

霧切 「良かったわね。腐川さん」

腐川 「あたしの知らないところで動き過ぎてて、喜べないわよ……」

こうしてカラオケは無事に終えた。


―――――――――


霧切 (夕食ね)

霧切 (カラオケで少し食べ物をつまんでいたから、軽めの食事がいいわね)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
山田
桑田
江ノ島
大神
不二咲

どうしたもんかと思いましたが、特別に今回は三人でいきます。

安価下2で追加する人物 (複数可)

桑田 「カラオケ楽しかったな! つか、腐川が噂の……」

大神 「桑田よ。あまり不用意に話すモノではない」

桑田 「あー…確かにな」

不二咲 「でも、びっくりだよね…学園長も知ってるうえでっていうし……」

霧切 「ええ。私も問い質した時、正気ではないと思ったわね」

不二咲 「あ、霧切さん」

桑田 「霧切はいつ知ったんだよ?」

霧切 「入学して数日後のサウナで偶然。すでにジェノサイダー翔だったわ」

大神 「……なかなか見れぬ光景だな」

霧切 「女性は殺める対象ではないようだけれど、それでも丸腰だと幾分安心よね」

桑田 「そういう問題じゃなくね?」


―――――――――


江ノ島 「あんた歌ヘタね。意外だったわ」

セレス 「冗談にも程がありましてよ。わたくしの歌がヘタだなんて……ねえ? 苗木君」

苗木 「えぇっ?! ぼ、ボクに振るの?!」

戦刃 「答えに困る。これが答え」

セレス 「ま、まさか! そんなっ!!」驚愕

霧切 「あなたは私と同等よ……」

セレス 「き、霧切さん……っ」

桑田 「ヘタっていや、十神も意外だったな。なんでも人並み以上なんだと思ってたからなー」

不二咲 「……」

江ノ島 「あんたはヘタな方が可愛いよ、不二咲!」

不二咲 「あうっ!」グサッ

戦刃 「それは酷いよ、盾子ちゃん」

霧切 (ヘタと可愛いのダブルでダメージがきてるわね。不二咲さん)


安価下2で食事中の雑談

江ノ島 「みんなってキスの経験アリ? 大神は大和田との公開キスみんなで見てるから解ってるけど」

大神 「ぬぅっ…」

桑田 「あっちの経験なくたってキスぐれーはあるかもだしなー」

苗木 「……ボク見ながら言うのやめてくれない?」

不二咲 「こ、答えなきゃダメなのぉ?」

セレス 「くだらない質問ですわね」

戦刃 「……」

霧切 (個人的に不二咲さんは知っておきたいところではあるけれど……あったらショックだわ……)


安価でキスの経験を判定
奇数で経験ナシ
偶数で経験アリ
>>69十の位霧切、末尾不二咲
>>70十の位セレス、末尾苗木
>>71十の位江ノ島、末尾戦刃
桑田と大神を除外

さぁ!君の希望を僕に見せてよぉ(ネットリ

ですわよ

はい

苗木 「ないよ」

桑田 「あれま。随分と身綺麗だな」

苗木 「それ使い方合ってる? キスぐらいって言うけど、普通は付き合ったりしない限りないでしょ?!」

桑田 「あー? そんなことねーよなー? 江ノ島ぁ?」

江ノ島 「アタシもしたことないよ?」

桑田 「え? マジ?」

江ノ島 「マジマジ! アタシってば純で一途なのっ! 好きな人以外なんて…あ、死にたくなるくらいすんごく絶望できそう……うぷぷっ」

桑田 「お前のキャラよく解んねーわ……セレスは?」

セレス 「ありませんわよ。純潔こそ乙女の証。失えばただの女です」

セレス 「唇だって安くありませんの」

桑田 「ああ、そう……霧切は?」

霧切 「ないわよ」

桑田 「あー…なんか解ってた…不二咲も…」

不二咲 「な、ないよぉ」

霧切 (良かった)ホッ

桑田 「戦刃はもっとねぇよなー」

戦刃 「……あるよ」

「えっ?!」

江ノ島 「何それ初耳なんだけど」

戦刃 「同じ傭兵部隊にいた女の人だけど……」

桑田 「お前ってばレズなの? それはそれで美味しいけど」

苗木 「何言ってんの?」

桑田 「ごちそうさまです。まあ、それはいいから、詳細プリーズ!」

戦刃 「レズとかそうじゃなくて…その人が“人恋しいからちゅーさせて”って言ってきて…男の人なら殺してでも断ったんだけど、同性だから断りきれなくて……」

セレス 「残念な子ですこと」

戦刃 「盾子ちゃん以外の人にあんま言われたくない…」

桑田 「……俺っておかしいの?」

大神 「……人それぞれ、ということだ」


―――――――――


霧切 (入浴の時間ね)

霧切 (今日はどうしようかしら…)


安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく

霧切 (今日はシャワーにしておきましょう)

霧切 (すっかりと日課になっているボイトレをしてから)


―――――――――


霧切 (明日からまた授業ね)

霧切 (今日はもう寝ましょうか)

霧切 (不二咲さんと一緒に歌えた…とても充実した日だったわ)


夢イベント!
誰かが夢の中で霧切が追いつめた犯人として登場します。
安価下2で夢に登場する人物

霧切 「……ここは…?」

江ノ島 「ドラマの定番! 波打ち寄せる崖で犯人を追いつめるシーン!」

霧切 「つまりは夢なのね。助手の江ノ島さ…ええっと…盾子」

江ノ島 「そゆこと! さ、犯人を追いつめたよ! 響子!」

霧切 「犯人…以前の夢の殺人事件と繋がってるのかしら……?」

江ノ島 「以前? お腹真っ二つのヤツ? アレは解決したじゃーん!」

霧切 「そこは解決してるのね……」

霧切 「なら、今度はどんな事件なの?」

江ノ島 「お魚泥棒よ」

霧切 「お魚泥棒……?」

江ノ島 「そ。食卓に並ぼうという焼き魚ばかり狙うお行儀の悪い泥棒猫の仕業」

霧切 「猫って、猫?」

江ノ島 「猫だよ。間違いなくね。ほら」

霧切 「…………はっ?!」

仁 「さすがにゃね…響子」にゃーん

霧切 「……アレは何?」

江ノ島 「だから、お魚泥棒」

霧切 「……私、犬を飼っていたりするかしら?」

江ノ島 「飼ってんじゃん。さやか」

霧切 (……設定はそのままなのね…つまり、夢の不二咲さんは女性なのね)

仁 「私はどうしても焼き魚がにゃべにゃくて…」

仁 「君の父親として恥ずかしいよ」しょぼん

霧切 「ええ、もうほんとそう。恥ずかしいったらないわ。色んな意味でも」

江ノ島 「もっと真剣に聴いてやりなよ。犯人の見せ場なんだしさ」

霧切 「せめてあの姿でなければね……いや、もう犯罪を犯すこと自体が情けないったらないのだから、見せ場だとか要らないわ」

仁 「さあ、縄につこうじゃにゃいか」すっ

霧切 「手錠じゃないのね……さっさと目を覚ましたいわ」ぐるぐるぎゅっ

江ノ島 「事件解決ね! さやかがお腹空かせてるかもしんないから、さっさと引き渡して帰りましょっ!」

霧切 「ええ」


―――――――――


霧切 「はっ!!」

霧切 「……ひっっっっっどい夢だわっ!」

霧切 「私の夢が段々とおかしくなっていってるわ!!」

霧切 「……何か悩みでもあるのかしら…私」

霧切 「……朝食を摂りに行きましょう……」


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
石丸
苗木
十神
大和田

安価下2で追加する人物 (複数可)

石丸 「学校意外の場所で、みなと歌うというのがはじめてだったのだが…なかなか楽しいものだな」

苗木 「本当に遊ぶような場所とか知らないんだね」

石丸 「うむ。しかし、最近はいろいろ知れて嬉しいぞっ! 勉強だけが世界ではないのだと、考えを改めている」

苗木 「あははっ。石丸君、前よりいい感じになってきてるんじゃないかな。とっつき難さがなくなってきてる」

石丸 「そうかね?」

霧切 「私もそう思うわ」

石丸 「おおっ、霧切くん! おはようございます!」

苗木 「おはよう、霧切さん」

霧切 「おはよう」

霧切 「気を張り続けるのはよくないわ。だから、たまに良識の範囲内で羽目を外すくらい、誰も文句は言わないわ」

石丸 「この学園に来て君たちと出会って、以前と違う景色に戸惑ったものだが、学ぶものも多い。今は充実しているよ」

苗木 「またみんなで何かしたいね」

霧切 「ふふっ、そうね」


―――――――――


石丸 「おおっ! 兄弟! おはようございます!」

大和田 「おっす! 今日は苗木と霧切が一緒か」

苗木 「ひとりなの? 相席してもいいかな?」

大和田 「おうっ! ひとりより賑やかな方が飯は美味いからなっ!」

霧切 「そうね。以前はひとりの方が気が楽だと思っていたのだけれど」

石丸 「そうなねかね? いつも誰かと一緒のようだから、そうは見受けられなかったが」

霧切 「変わりたかったのね。私も。この学園で」


安価下2で食事中の雑談

霧切 「暴走族総長と風紀委員の仲がいいなんて、不思議よね。おもしろいけれど」

苗木 「数日前からだよね。仲良くなったの」

大和田 「認めた相手ならなんだろうと関係ねぇ! 魂が合えば日にちなんざいくらでも縮まんだよ!!」

石丸 「まったくその通りだ! さすがは兄弟だ!!」

苗木 「きっかけってなんなの?」

霧切 「桑田君…卒業…ここまで言えば解るわね? 苗木君」

苗木 「……ああ…それか。確かに、逃げる桑田クンをふたりが追って行ったね。あの後か」

石丸 「ひとつ認められるモノがあれば、そこから友情に変わるのだよ」

霧切 「桑田君の件がなければ、今も犬猿の仲だったでしょうね。きっかけが何であれ、争いが減るのは喜ばしいことだわ」

石丸 「別に、僕は争いたくて争っていたワケではないのだがな」

大和田 「譲れねーモンがある時は言い争うくらいはするかもしれねぇけどよ。それも互いを知るためのモンだって思や、悪いことじゃねぇだろ?」

苗木 「解り合えるならそれもひとつの手段ではあるけど…喧嘩してそのままってならないようにね?」

大和田 「心配すんなって!」ガシッ

石丸 「男同士の友情は血よりも濃いのだ!!」ガシッ

大和田 「そう簡単にゃ壊れねーよ!!」

石丸 「そうだとも兄弟!!」

大和田・石 「はっはっはっはっ!!」

霧切 「暑苦しい……」


―――――――――


霧切 (今日は一般科目ね)

霧切 (一般科目の日は誰が何次限目に昼寝をはじめるかの予測をしてしまうわ)

霧切 (ダメね。まじめに授業を受けなくては……)

霧切 「おはようございます」


安価下で霧切の挨拶に答えた人物 (朝食メンバー以外)

十神 「霧切か」

霧切 「あら、十神君……声が…」

十神 「何の話だ?」

霧切 「いいえ。あなたという人を少し理解しただけよ」

十神 「……どういう意味だ」ギロッ

十神 「この俺を理解しただと? バカにするなよ。お前ごときに俺の何が解る!」

霧切 「バカになんてしていないわ。感心しただけよ」

十神 「それをしているというんだ!」

霧切 「気難しいわね、本当に」

霧切 (ちょっと棘が戻っているみたいね……)


―――――――――


霧切 (桑田君ないの一番に寝るわね…)

霧切 (さあ、自由時間だわ)

霧切 (何をして過ごそうかしら?)


安価下2で霧切の行動
1.誰かに話かける (名前併記)
2.誰かに話かけられる (名前併記)
3.何かありましたら (直ぐに消化できるモノ)

葉隠 「霧切っちー」トントン

霧切 「なにかしら?」くるっ

葉隠 「何か話さん? 暇してそうだし」

霧切 「ええ、構わないわよ」


安価下2で雑談内容

葉隠 「霧切っちと俺が組めば、スゲー儲けられると思うんだよなー」

霧切 「……具体的にどう儲けようとしているのかしら?」

葉隠 「俺の顧客って政界の人間だったり、有名人も少なくなくってよ」

葉隠 「そこでちょいと霧切っちが身辺調査して情報くれりゃ、俺が有効的に利用して……」

霧切 「どう利用するのかしら?」

葉隠 「そこはぁ……秘密だべ」

霧切 「お断りするわ。私に犯罪の片棒を担がせないで」

葉隠 「なはー…ですよねぇ…」

霧切 「あなた、この学園にこれる才能があるのだから、まっとうに占いをしていれば財はそれなりになるんじゃないかしら?」

葉隠 「いやぁ……あるというか、あったというか……」

葉隠 「別の形で手元にあるっていうか……」

霧切 「……良くも悪くも自分に素直ね」

葉隠 「いやあ、褒めんなって!! 照れんだろぉ?!」

霧切 「ここまでの流れでいい方に捉えられるあなたのその神経、少しばかり羨ましいわ」


―――――――――


霧切 (お昼ね)

霧切 (今日は定食にしましょうか)

霧切 (何がいいかしら……)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
セレス
朝日奈
山田
江ノ島

安価下2で追加する人物 (複数可)

セレス 「最近はあなたの淹れる紅茶も、マシになってきましたわね」

山田 「ふおぉっ! あ、ありがたきお言葉!」

セレス 「これからも精進を怠らないようにお願いしますわね」

山田 「それはそれはもう! セレス殿に悦んでもらえる紅茶を淹れてみせますぞ!!」

霧切 「今回はアメを与えているのね」

セレス 「うふふっ。ムチばかりですと、ブタにだって噛まれてしまいかねませんもの」

山田 「あのぅ…そのブタというのは……」

セレス 「あら? 自覚がなかったのですね。これは仕込み直さなければなりませんわね」

山田 「ブヒィィイイ!!?」デブデブデブデブ

霧切 「人として見ていないということなのかしら……?」


―――――――――


罪木 「小泉さんは髪を伸ばしたりしないんですか?」

小泉 「憧れてはいるんだけどねー。アタシ長いの似合わないから……」

罪木 「そんなことないと思いますけど……ねぇ? カムクラさん」

カムクラ 「いいと思いますよ」

小泉 「そ、そうかしら?」

セレス 「よろしいのではないですか? 新たな自分を見つけるというのも」

小泉 「あら、セレスちゃん」

霧切 「ご一緒しても良いですか?」

カムクラ 「どうぞ」

山田 「うーん。髪の毛ロングな方ばかりですなぁ」

霧切 「セレスさんはウィッグだから…ノーカウントかしら?」


安価下2で食事中の雑談

霧切 「みなさん、嫌いな人、苦手な人はいますか?」

小泉 「答え難いこと斬り込んでくるね、響子ちゃん」

セレス 「わたくしは特に支障ありませんけれど」

罪木 「うゆぅ……」

山田 「そうですなぁ…」


安価コンマ判定
30以下で苦手、もしくは嫌いな人物がいる
1~15で77期、16~30で78期
奇数で女子、偶数で男子
>>111霧切
>>112山田
>>113セレス
>>114小泉
>>115罪木
>>116カムクラ

さて

a

苦手な人物は>>1が大好きなあみだで決めました


セレス 「わたくしは特にいませんわ。というより、気に留めるほどの人物がいないと言った方が正しいですわね」

霧切 「あなたらしいわ」

セレス 「そういう霧切さんはどうですの?」

霧切 「……実を言えば、終里先輩かしら」

罪木 「そ、そうだったんですかぁ…意外ですぅ」

霧切 「なんとなく、距離感を掴み難い感じがします」

山田 「距離感ですか……? ふぅむ…明るく快活な方ですからなぁ…クールな霧切 響子殿は近寄り難いということですかな?」

霧切 「それなら、他にも当てはまる人はたくさんいるわ…違いがあるのかしら…私の中で……」

小泉 「でも解るかも。距離感っていうか、アタシは明確に近づき難いって意味で石丸かしら」

セレス 「あら。割とタイプが似ているように思いますが」

小泉 「え? うそ! アタシ校則とか規則に別にあそこまで関心ないよ?!」

罪木 「セレスさんが言いたいのは、そういうことではないと思いますけどぉ……」

小泉 「じゃあ何?」

カムクラ 「物事の口出しが多いところじゃないですか」

小泉 「な、何よそれ……仕方ないじゃない。言わなきゃみんなしっかりしないんだから!」

山田 「ええっと…つ、罪木 蜜柑殿は、誰かおられますかな?」

罪木 「……な、内緒にしてくださいねぇ……?」

小泉 「もちろんだよ」

罪木 「……西園寺さんです…」

小泉 「え?! そうなの?!」

罪木 「以前にくらべたら大分慣れましたけど…やっぱりたまに辛くなっちゃって……すみませぇん……」

小泉 「み、蜜柑ちゃんが謝ることじゃないよ!」

セレス 「そうですわ。あのどチビの戯言なんて、気にするだけ損でしてよ」

霧切 「セレスさんあなた、西園寺先輩が嫌いなんじゃないの……?」

セレス 「あら、そんなことありませんわよ?」

山田 「う、うっそだぁ!」

セレス 「お黙りなさい」

山田 「ハイ」

小泉 「カムクラは? あんたそういうの特に気にしなそうだけど」

カムクラ 「いますよ」

小泉 「えっ?! いるの?!」

カムクラ 「葉隠 康比呂です」

「ああ」

小泉 「あんたに苦手って言わせるほどなのね、あいつ」

カムクラ 「あらゆる才能に長けているというのも困りものです。ああした部類の人間を寄せ付けてしまう」

カムクラ 「隠れんぼにもそろそろ飽きました…ツマラナイ」

霧切 「カムクラ先輩の才能が才能だけに、狙う本気度が違うわね…葉隠君……」

霧切 (放課後ね)

霧切 (特に用がないのよね…誰かを誘って一緒に過ごそうかしら?)

霧切 (たまにはゆっくり休んでもいいわね)


安価下2で霧切の行動
1.誰かを誘う (名前併記)
2.部屋で休む (夕食に飛ぶ)

霧切 (大神さんと朝日奈さんを誘ってみましょうか)

霧切 (このふたりといったら、やっぱりスポーツかしら?)

霧切 (とにかく、声をかけてから考えましょうか)


―――――――――

霧切 「大神さん、朝日奈さん」

朝日奈 「あ! 霧切ちゃん!」

大神 「我らに何か用か?」

霧切 「ええ。もし良かったら一緒に何かしたいと思ったのだけど……どうかしら?」

大神 「我は構わぬが」

朝日奈 「私も私もー!!」挙手

朝日奈 「でも何するのー?」


安価下2で遊ぶ内容

クッソ久々のかくれんぼであr……あれ、だるまさんがころんだじゃない!?

かくれんぼさくらちゃん不利過ぎ

>>125
きっとお昼にカムクラ君から隠れんぼって聞いちゃった影響?!

>>126
さくらちゃんなら…さくらちゃんなら…

霧切 「隠れんぼをしましょう」

朝日奈 「おっ! 隠れんぼなんて小学生以来だよ!」

大神 「しかし隠れんぼとなると、範囲を決めぬと終わらぬぞ」

霧切 「一階の校舎内はどうかしら? それでも広さは大分あるけれど」

朝日奈 「オッケー! んじゃ鬼決めよー!」

「ジャンケンポン!」

霧切 「あら」

大神 「霧切が鬼か」

朝日奈 「霧切ちゃん探偵だから、直ぐ見つかっちゃうかも!」

大神 「ああ。場所はよく考えねばならぬな」

霧切 「じゃあ、一分数える内に隠れてちょうだい」

朝日奈 「よーし! 隠れるぞー!!」

霧切 「1.2.3.4.5……」


安価コンマ1~00で判定
低ければ低いほど早く
高ければ高いほど見つからない。マジ忍者
>>129朝日奈
>>130大神

ほいほい

ぬうん

さくらちゃんならポーズとって校庭の銅像に混じれば見つからないんじゃないか
2のストロベリーハウスみたいな

小さい子の遊びを提案する霧切ちゃん違和感あるけど微笑ましい

>>131
本人が擬態しているとは誰も思わない…!!
さくらちゃんの銅像はマスカットだった気が

>>132
このスレの霧切ちゃんは特にだるまさんがころんだが好きなようです!

霧切 「さあ…行きましょうか」

霧切 (おそらく、見つかるまでの時間を延ばすために、ここから遠い場所を選んでいるでしょうね)

霧切 (候補としては視聴覚室、保健室、体育館かしら)


―――――――――


ガチャッ

霧切 (視聴覚室……ここは横長の机が等間隔に並んでいるから、ぱっと見では解り難い)

霧切 (合間の机とその下をしっかりと見ていかなければね)

霧切 (…………)

霧切 「ここにはいないわね」


―――――――――


ガラッ

罪木 「あ…霧切さん。どうされたんですかぁ?」

霧切 「誰かここを訪れた人はいないですか?」

罪木 「体調が悪くて眠っている方ならいますけどぉ……」

霧切 「……」

シャッ

霧切 「二床のベッドにそれぞれ膨らみがふたつ……」

霧切 「ふふっ。大神さん、朝日奈さん、見つけたわ」

霧切 「まさか同じ場所に隠れるだなんてね」

バサバサッ

大神 「ぬぅっ」

朝日奈 「な、何で私達がベッドに隠れてるの解ったの?!」

霧切 「靴がなかったから」

朝日奈 「あ…」

霧切 「普通なら保健室のベッドにあがるのに、靴を履いたままなんてないでしょう? 靴がないのは不自然だわ」

霧切 「靴を隠す必要があるのは、今私と隠れんぼをしている相手くらいだもの」

大神 「靴で解ってしまうと思い、抱えて潜ったのも良くなかったか……」

朝日奈 「別のところにすれば良かったねー。でも早いよ! 他の教室とか見てないんじゃないの?」

霧切 「あの位置から遠い場所を選んでいると思ったからよ」

大神 「なるほど。みごとに見抜かれていたワケか……」

朝日奈 「さすがは探偵……!」

霧切 「あまり長居をすると迷惑になるでしょうから、もう出ましょう」

大神 「そうだな。短い間とはいえすまなかった」

罪木 「い、いえ。今は幸い誰もいませんでしたからぁ」

朝日奈 「ありがとうございました!」

霧切 (基本、こうした遊びは今まで、だるまさんがころんだばかりだったけれど、隠れんぼもいいわね)

霧切 (夕食ね)

霧切 (今日は食後にデザートもいただこうかしら)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
十神
大和田
朝日奈
江ノ島

二週間寝たきり生活だぜーワハー……
ということですので、このスレ終わらせる勢いでじゃんじゃんいきます!

安価下2で追加する人物 (複数可)

大和田 「桑田から聴いたけどよ、オメー意外と身持ち固ぇんだな」

江ノ島 「あんたもアタシがそんな身持ちの悪い女だと思ってんだー? こんなに純で可憐な乙女だってのにさぁ」

大和田 「悪ぃ…けど、何か安心すんぜ。焦ってる自分がアホらしくなってきたわ」

江ノ島 「あんたそういうのものスゴく気にしそうよねー! なーんか可愛いよねぇ」

大和田 「う、うるせーっ!! からかってんじゃねぇぞ! コラッ!!」

霧切 「仲がいいわね」

江ノ島 「おっ、霧切じゃん! ご飯ー?」

霧切 「ええ。あなた達も?」

大和田 「おうっ。もう食うもんは決まってんのか?」

霧切 「いいえ。でも、デザートは決めているわ」

江ノ島 「デザートねぇ…アタシも頼もっかなー」

大和田 「女はいいよな。甘ぇモン普通に食えて」


―――――――――


花村 「王道の金髪碧眼美青年と、儚い系美青年が並ぶとこう…堪らんですなぁ! 狛枝君の背も充分高いのに、それでも十神君のがまだ高いってところが良いよね!!」

十神 「食事が不味くなる。その口を即刻閉じろ。命令だ」

花村 「ご飯が美味しく食べられないというのは、ぼくの本意ではないからなぁ…仕方ない。それに従うよ」

狛枝 「あれ? 閉じてないよ?」

花村 「それもそうだね! じゃあ、君の唇でぼくの口を優しく閉じてはくれないかな?」

狛枝 「遠慮しとくよ」

十神 「貴様らの耳は腐ってるのか?」

江ノ島 「十神ってば、いっつもイライラしちゃってー! そのうちツルっとハゲちゃうよ?」

花村 「あ、江ノ島さんだーっ」

江ノ島 「花村先輩、こんばんはーっ」

十神 「……江ノ島。解って言っているだろ」

江ノ島 「なんのことかしらー?」

大和田 「ハゲさせる原因だってんだろ?」

霧切 「江ノ島さんはよく誰かにちょっかいかけているものね」

江ノ島 「アタシそんな人が困ることしないしぃー。それは狛枝先輩の専売特許だしぃー」

狛枝 「え? ボクもそんな人が困ることしてないよ?」

花村 「……無自覚な人って一番怖いよねぇ」

霧切 「……何をしているのかしら?」


安価下2で食事中の雑談

江ノ島 「ねぇねぇ、みんな○ンター○ンターって漫画しってる?」

十神 「知らん」

大和田 「おうっ! 知ってんぜ! おもしれぇよな、アレ!」

花村 「あれってさ、終わったの?」

狛枝 「休載してるみたいだよ。少し描いては休載って流れはもうお約束みたいなモノだからね」

霧切 「その漫画がどうかしたの?」

江ノ島 「○ソカが念能力の系統で性格診断してんじゃん? ここにいるメンバーがどれになるかなーって思ってさ!」

大和田 「どれがどんな性格だったかなんて解んねぇ…強化が単純一途で、変化が気まぐれで嘘つき…後、特質が個人主義なカリスマってのしか覚えてねぇわ」

狛枝 「後は、具現化が神経質、操作が理屈屋のマイペース、放出が短気で大雑把……だったかな?」

江ノ島 「十神と霧切は具現化か特質っぽいよねー。神経質と個人主義って感じが」

霧切 「そうかしら?」

大和田 「十神は特質じゃね? 超がつく個人主義じゃねぇか。俺はなんだ?」

十神 「聞く限りだと、強化か放出だろう。単純、短気で大雑把…単細胞に似合いじゃないか」

大和田 「短気で大雑把なのは解っけどよ…単細胞たぁなんだよ。なぁ?」

江ノ島 「いや、バリバリの強化系じゃない? ウ○ォータイプの」

花村 「うんうん。それっぽいそれっぽい!」

花村 「ぼくは何かな? カリスマ性溢れてるぼくなら特質系なんじゃないかって思うんだけどもども?」

狛枝 「花村クンは変化系かな」

花村 「ええっ?! 狛枝くんはぼくが気まぐれで嘘つきだって思ってるの?!」

狛枝 「うん。とくに嘘を吐いてないってことはないでしょ?」

花村 「な、なぁにをおっしゃているのやらー」

江ノ島 「狛枝先輩も変化っぽいよ。嘘つきかどうかっていうより、あの作品内のキャラ系統でいえば」

大和田 「なんか解る気がするわ」

狛枝 「ふぅん。トリッキーな念が多いから、本当に変化系なら楽しいかもね」

江ノ島 「アタシはアタシはー? やっぱこのカリスマ性は特質じゃなーい?」

霧切 「聞く限りでは、どの性格にもあてはまりそうではあるのよね……具現化が唯一外れているようではあるけれど」

江ノ島 「そう? アタシ結構色んなこと気にしちゃうのよん?」

十神 「お前はイマイチ掴めんな。霧切の言うとおり、ひとつの分類に当てはめるのは難しいな」

大和田 「だったら特質じゃねぇか? 全系統いけるし」

江ノ島 「特質はやっぱり夢広がるわよねー! 自分が本当に念能力あったらどんな能力にしようか迷うわよねぇ」

花村 「水見式ができたらいいのにね」

霧切 (読んでみようかしら…○ンター○ンター)


―――――――――


霧切 (さあ、そろそろ入浴の時間ね)

霧切 (今日はどうしましょうか……)

安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく

霧切 (シャワーで済ませましょう)

霧切 (でも最近シャワーで済ませると、おかしな夢ばかり視ている気がするわ……)

霧切 (シャワーが原因? そんなまさかね……)


夢イベント!
夢の中で霧切の依頼人として誰かが登場します。
安価下2で登場する人物

霧切 (気のせいよね……)

霧切 (でももし、今夜の夢がおかしな夢だったら)

霧切 (決定的…ということになるわね……)


―――――――――



?? 「――! ――――――――?」

霧切 「はっ!」

江ノ島 「さやかと遊んでる途中でもボーッとできるなんてね…まあいいわ。響子、今から依頼人が来るってさ」

舞園 「お客様ですか? じゃあ、私はお部屋に戻った方がいいですね」きゅうん

江ノ島 「さやかは本当に可愛くて賢いわねーっ!」なでなで

舞園 「えへへっ♪ ありがとうございますっ、 助手さん! じゃあ戻りますね、ご主人様!」敬礼

霧切 「……確定ね」

江ノ島 「やっぱあんた疲れてんじゃない? この際、事務所数日休もうよ」

江ノ島 「といっても、今のが極秘回線からの電話だから無理かもだけど」

霧切 「……それより、依頼は?」

江ノ島 「聴いて驚きなさい! それがね、あの十神財閥の当主様様だってさ! 内容はここ来てだってさ」

霧切 「……当主?」

江ノ島 「どんな依頼持ってくるのか楽しみねぇ!」

十神 「依頼の電話をした十神 白夜だ」

霧切 (御曹司でなく、当主になっているのね。それ以外は普通ね。とても普通だわ)

十神 「どうやら殺人が専門らしいが、総合的な能力でもここが随一と聴いた。この俺のために力になってもらうぞ」

霧切 (本当に普通の十神君だわ)

霧切 (普通の十神君っていうのもおかしい話だけれど)

霧切 「依頼内容を伺いましょう」

十神 「単刀直入に言う。どうやら俺の暗殺が企てられているらしい。一度襲撃があった」

十神 「どこの組織が…あるいは身内が俺を狙っているのかを調べてもらいたい」

江ノ島 「ドラマなんかじゃよく聴く話じゃん。財閥の当主様ともなれば、心当たりの数も多そうね」

江ノ島 「よく生きてたね。というか、直々にここに来ない方が良かったんじゃない?」

十神 「殺るなら殺ればいい。逃げたり身を隠したりはせん。怯え動かず何もしないことの方が問題だ」

江ノ島 「困った当主様だこと。わざと挑発してんのね」

霧切 「ひとつの組織や身内であればまだいいけれど、どこかと提携し計画されているものとも限らないわ」

霧切 「ここ数年で恨みをかっていそうな個人、機関などはあるかしら?」

十神 「恨みだけでなく、利益があるだろうモノ達をリストにまとめている」バサッ

霧切 「……それほど多くはないのね。思っていたより時間は掛からないかもしれないわ」

十神 「裏で生きる者がお前達の名を知らない者はいないと警戒し、噂するほどらしいな…どれほどの腕なのか、みせてもらおう」

江ノ島 「あら、アタシ達ってば有名人なのね」

十神 「またこちらから出向く。それまでに怪しい動きのあるモノを洗っておいてくれ」

十神 「失礼する」

霧切 「……普通だわ」

江ノ島 「普通? 何が普通? 暗殺が?」

霧切 「いいえ。なんでもないわ」

舞園 「お客様、お帰りになりましたね?」ワンッ

江ノ島 「帰ったよ。続き遊んでもらいなー」

舞園 「ご主人様ーっ♪」ぎゅーっ

霧切 「……前言撤回。普通じゃないわ」なでなで

―――――――――


霧切 「はっ!!」

霧切 「……なんだかモヤモヤするわ……現実と虚構がない交ぜになっていて……」

霧切 「とにかく、顔を洗ってさっぱりさせましょう」


今回は十神、朝日奈が固定でつきます。
安価下2で追加する人物 (複数可)

またテキストアプリがフリーズしてまた他の書き溜めダメになるかと絶望しかけた…

朝日奈 「十神ってどんだけ視力悪いの?」

十神 「それを知ってどうする」

朝日奈 「眼鏡落としたりしたらさ、漫画で目が3になったりして眼鏡眼鏡って言いながら床ペタペタしながら探したりするじゃん?」

朝日奈 「それくらい悪いのかなぁって」

十神 「目が3がなんなのか解らんが、そこまでの近眼ではない」

朝日奈 「ちょっと眼鏡の視界がどんなか見てみたい! 眼鏡貸して!」

十神 「貸すか。バカ者」

霧切 (夢の中の私の依頼人だわ)

霧切 「おはよう。朝日奈さん、十神君」

朝日奈 「あ、霧切ちゃん、おはよーっ!!」

霧切 「目のいい人が眼鏡をかけても、何も見えないわよ」

朝日奈 「じゃあ、逆に目の悪い人の視界を体験できるってことだ!」

十神 「貸さんぞ」

朝日奈 「なんで解ったの?!」

十神 「あの流れで察しない方がおかしいだろうが」

霧切 「何気なく仲がいいわね、あなた達」


―――――――――


弐大 「不安じゃあ……」

左右田 「何が不安なんだよ?」

弐大 「腐川の筋肉のなさじゃあ……っ!」

腐川 「な、なによぉ…生活できるくらいにはあるわよぉ……」

弐大 「しかし、普段から外に出んようだし、陽を浴びんことで骨もスカスカなんじゃないかと、いても立ってもおれんのじゃあッ!!」

左右田 「まあ、健康にどっかしら問題ありそうな生活してそうだよな」

腐川 「あ、あたしの私生活を何かかかかってに想像してんのよぉおおっ?! こ、このケダモノっ!!」

左右田 「何でだよ?!」

十神 「腐川。騒ぐな」

腐川 「その声は…びゃ、白夜様?!」

朝日奈 「元気そうだねっ! 腐川ちゃん!」

霧切 「元気…といっていいのかしら? ヒステリックな感じだけれど……」

弐大 「こう見ると際立つのう……」

腐川 「む、胸を言ってるのね?! 胸に差がある、際立つって、そうなんでしょう?!」

カム 「面倒くさい人ですね」

霧切 「いたんですか…カムクラ先輩……」


安価下2で食事中の雑談

トップだけでカップは解らない。結局はアンダーで決まる



霧切 「理想の胸のサイズってありますか?」

朝日奈 「胸の話はやめようよぉ……」

弐大 「まさか娘さんからそのような話を振るとはな」

霧切 「やっぱり大きい方が嬉しいですか?」

左右田 「そりゃあ、やっぱデカいと興奮するよなァ? 埋めてみたくなんよな?! Dがいい感じじゃね?」

弐大 「ワシは健康的な肉体であれば、胸の大きさは気にせんなっ!」

腐川 「び、白夜様は…どうなんですかぁ……?」

十神 「知るか」

左右田 「十神はなんか胸よりケツ派って感じすんよな。カムクラも」

カム 「そうですね。胸はほどよければいいです」

朝日奈 「答えるんだ?! そうなんだ?!」

左右田 「逆に、女はどれくらいが自分の理想サイズなんだ?」

朝日奈 「私はもう少し小さくていいよ…Bくらいかな」

腐川 「ああああんた! あ、あたしに喧嘩売ってんのっ?!」

朝日奈 「ち、違うよ!! なんでそんなに怒るの?!」

霧切 「Cがいいくらいじゃないかしら。私はCだけど」

十神 「その口振りだと、本当かどうか怪しいな」

腐川 「前にも言ったけど、Cに満たないBよ! 絶対!」

霧切 「そんなことないわっ」

弐大 「女子にも見栄はあるもんなんじゃな」

左右田 「ないよりはやっぱある方がいいしな」

カム 「ないと楽しくはないでしょうね。何がとはいいませんけど」

左右田 「オメェだいぶ砕けてきたよな」


―――――――――


霧切 「私がCだと言ったらCなのよ……」

霧切 (今日は専門ね……今日も不二咲さんと会えないかも知れないわね…)

霧切 (放課後…誘ってみましょう)


―――――――――


霧切 (さあ、お昼ね)

霧切 (今日はうどんにしようかしら)

霧切 (玉子も付けて!)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
戦刃
葉隠
大神
桑田
石丸

安価下2で追加する人物 (複数可)

葉隠 「専門だと居眠りしにくいべ……眠くてかなわん」

桑田 「オレなんかド突かれっかんなー。余計寝れねぇ」

葉隠 「桑田っちは野球だし、やっぱ熱血指導って感じなんか?」

桑田 「前いたとこと比べりゃそんなでもねぇかな。メニューが厳しいには厳しいけどよ」

葉隠 「熱血さはなくて、淡々とメニューこなす感じか?」

桑田 「そうそう、そんな感じ」

霧切 「ここは学園としているけれど、才能を研究する研究施設としての割合が高いようだから、そうなるのかも知れないわね」

桑田 「おうっ、霧切っ! つまりはデータが欲しいワケだな?」

霧切 「効率の良い才能の伸ばし方、メカニズム解明のためにね」

葉隠 「そう考えるとオレらって、生徒っつーより被験者って感じだな?」

霧切 「感じではなく、実際そうなのだけどね」

葉隠 「まあ、ここ卒業すりゃあ人生の成功は約束されたようなモンだって言うし、細かいことは気になんねーべ!」

桑田 「オメーは特に、それに縋らねぇと人生詰みそうだよな」

桑田 「つか、色んなのに追われたりで関係ない気もすんな」

葉隠 「ヒドい!!」

霧切 「あなたほど夜道は気をつけなさいって忠告が冗談でなく現実味のある人もそういないわね」


―――――――――


戦刃 「腐川さん、休みの日も制服だよね? あ、石丸君もだけど……」

腐川 「これしかないからよ。何か文句あるワケぇ?」

舞園 「石丸君はポリシーで制服らしいですけど、腐川さんは興味なくて制服なんですよね?」

腐川 「そうよ……」

苗木 「でもさ、制服が汚れたらどうするの?」

腐川 「体操服があるじゃない。それで充分よ」

大和田 「徹底してんな……」

桑田 「もったいねぇな。オメーだってもうちっと化粧とか身なり整えりゃ可愛くなんだろに」

葉隠 「腐川っちはダイヤの原石かもしれんしな!」

腐川 「い、いきなり来て何言ってんのよ?!」

霧切 「髪も長いから色々試遊べるし」

舞園 「ですよね! おさげだけなんて味気ないです!」

戦刃 「姿勢も矯正しないとダメだよね」

腐川 「な、何なのよあんた達?! あ、あたしをどうしたいのよっ?!」

大和田 「まあ、制服以外を見てみたいっちゃ、見てみたいよな」

苗木 「かなり困惑してて可哀想なんだけど……」


安価下2で食事中の雑談

戦刃 「葉隠君と大和田君…髪は変えないの?」

大和田 「なんでだよ?」

葉隠 「他の髪型見てみたいってことだろ?」

舞園 「そうですね。特に葉隠君の他の髪型を見てみたいところではありますね」

苗木 「そっか、ボク達男子は大和田君がお風呂で下ろしてるとこみてるけど、女子はそれを見かける機会があんまりないのか」

桑田 「下ろしときゃまだモテそうなのにな」

大和田 「あっ?! オレのこの髪型に文句つけんのか?! 一時間かけてキメてんだぞ!!」

腐川 「そんな頭、時代錯誤もいいとこだわ…一時間もかけるなんてバカじゃないの?」

霧切 「作るのも大変でしょうけど洗髪が大変そうね。特に葉隠君は」

葉隠 「洗う時はシャワールームのバスタブに湯を張って頭を沈めて、頭皮をやさしーく洗うんだべ」

戦刃 「……想像すると怖いね」

舞園 「乾かす方が大変そうです。もっと簡単な髪型にしようとは思わないんですか?」

葉隠 「あー…するとしてもなぁ……どんなんが似合うと思う?」

桑田 「葉隠はなんか想像つかねぇな……大和田は短髪似合いそうだよな」

苗木 「一気に爽やかになりそうだね」

大和田 「今が爽やかじゃねぇみてーじゃねぇか!!」

腐川 「どうみたって今が爽やかなワケないでしょお? 粗暴な男にしか見えないわよ」

霧切 「葉隠君は髪型だけでなく、髭も剃るべきだわ」

舞園 「そうすれば、見た目の怪しさはなくなりますね」

戦刃 「中身は変わらないよ?」

葉隠 「俺そんな見た目で怪しまれてんの?」

桑田 「つか、胡散臭い。オメーの客がよくこいつに占ってもらおうって思たなってくらい胡散臭い」

葉隠 「うーん…ちょっとイメチェンも考えてみっかなー」

苗木 「葉隠クンの髪型変わったら黒板見えやすくなるね、大和田君」

大和田 「黒板なんざ気が向いた時にしか見ねぇけど、目の前のもさもさした鬱陶しさが無くなんのはいいな」

葉隠 「俺の髪ってそこまで不評なのかよ?! こんなイカしてんのに!!」

霧切 「せめて放射線状に髪を固めていなければ、まだ普通だと思うのだけどね」


―――――――――


霧切 (放課後……)

霧切 (今日は不二咲さんに会えなかった…不二咲さんを誘ってみましょう)


―――――――――


霧切 「不二咲さん」

不二咲 「あ、霧切さん! 何か用事?」

霧切 「ええ。もし良ければ、また一緒に遊んでもらえないかしら?」

不二咲 「うん! もちろんいいよ!」ニコッ

霧切 (心臓は忙しないけれど、心は暖かく癒されていくわ)

不二咲 「今日は何をする?」

霧切 「そうね…」


安価下2で遊ぶ内容

3は手元にあるんですが、5とタッグ、タッグ2は妹が買って来て数日後売る、という感じだったので、システムも把握しておらず、やったことあると言えない感じなので、鉄○風な感じは出ないと思います。申し訳ありません。
むしろ、イメージとしては色んなゲームのキャラが混じってる感じを想像してます。

霧切 「不二咲さんの自作のゲームってあったりするかしら?」

不二咲 「あ、あるよ! 丁度デバッグ作業しようと思ってたんだ! それを一緒にしてくれる?」

霧切 「ええ、構わないわ」

不二咲 「じゃあ、部屋に行こうか!」

霧切 「!」

霧切 (ふ、不二咲さんの部屋にふたりきり?!)ドキドキ

霧切 (私の心臓、持つかしら……?)ドキドキドキドキ


―――――――――


不二咲 「どうぞ、上がってっ」

霧切 「お邪魔します」

霧切 (ここが不二咲さんの部屋……)

霧切 (数台のディスプレイに、天体望遠鏡…片付いているわ)

不二咲 「椅子にかけてまってて。 今準備するから」

霧切 「ええ」

不二咲 「霧切さん、格闘ゲームってする?」

霧切 「あまりする方ではないけれど、大丈夫よ」

不二咲 「なら良かった!」

不二咲 「それでね。キャラクターなんだけどぉ……」

霧切 「……見覚えのある顔ばかりね」

不二咲 「そうなんだ。今、ボク…自分が作ってるプログラムに使おうと思ってる素体なんだけど、みんなを参考にしてみたんだ」

霧切 「良くできてるわね」

不二咲 「ありがとう! モデリングは専門外だけど、上級生の人に教わって頑張ったんだぁ!」輝

霧切 (眩しいっ!)

霧切 「私はこれね」

不二咲 「霧切さんは投げキャラにしてみたんだ! 関節技キメてたりしたらカッコ良いなって思って!」

霧切 「不二咲さんはこれね」

不二咲 「うん。 機動性、耐久性がまったくない分、武器持ちで一定時間復活できるコマンドを付けてるんだ」

不二咲 「あ、腐川さんも復活じゃないけど、一定時間ジェノサイダー翔になって、コマンドは一緒だけど。機動性上がってハサミでの攻撃になるんだ」

霧切 「上手い人が使用してはいけない部類のキャラのようね……」

不二咲 「後ね、田中先輩だったら、動物達がアシストに着いてたり、辺古山先輩だと竹刀、セレスさんは鞭、桑田君はバット、澪田先輩はギター」

不二咲 「山田君は原稿、罪木先輩は医療品ばら撒いたり…とにかく、特徴的な何かをいれてみてるんだ!」

霧切 「色々と考えているのね」

不二咲 「さっそくやってみようか」


安価下コンマ判定
80以上で霧切勝利!

>>176
175で書き込んだ者です。
格闘ゲームがストⅡか鉄拳しか知らないので書いただけです。
参考程度に書いただけなので気にしないでください。

これからもお好きなように執筆してください。

>>179
お気遣いありがとうございます!自由に書いていきます!!
ストⅡ面白いですよね!もっぱらのレバガチャでしたけど!!

ダンロンの格ゲー、出ませんかね
苗木君は○ヴカプのナ○ホド君化しそうですけど
日向君はカムクラ化か、覚醒でカバーとか

不二咲 「これが霧切さんのコマンドだよ。プラクティスモードで練習してね」

霧切 「解ったわ」


―――――――――


霧切 「大体技を把握したわ。私は近距離タイプね」

不二咲 「うんっ。自分は中距離タイプだよ。じゃあ、自分は一定時間の復活は使わないようにするから」

霧切 「機動性も耐久性もないのに……? それほどの自信があるのね。さすがはプログラマー」

不二咲 「はじめるよっ!」


――FIGHT!――


霧切 「不二咲さんの武器…ノートPCなのね」

不二咲 「普通はしないけど、PCを一心不乱に振り回すよ」

 画面上の不二咲は手にしたPCを振り回している。

不二咲 「回転しながらっていうのがあってね、使うと目を回しちゃうんだ」

 説明しながら操作すると、不二咲はくるくると回転しながらPCを振り回し、目を回し自滅している。

霧切 (可愛いっ)

霧切 「……行くわ!」

 アーケードコントローラーを握り、画面上の自分を操作する。
 先手を打って霧切は不二咲へ蹴りを放つ。しかし、それをバックステップで軽く交わした不二咲は、さらに後ろへ後退する。
 霧切は近距離、不二咲は中距離。懐に飛び込められれば霧切に分があるが、距離のある今ではタイミング如何で不二咲に断然有利だ。

霧切 (こちらから攻め込むのは危険ね…)

 互いに牽制し合う様にジリジリと細かい動作を繰り返しながら好機を待つ。
 仕掛けたの不二咲。不二咲はパタパタとした動作で霧切に走り寄る。その距離を取ろうとバックしようとした霧切に、不二咲がPCを突き出すように倒れ込むようなモーション。そのPCは霧切にヒットする。

霧切 「あっ」

 前屈みになる霧切に横殴りの打撃と、突き上げを見舞い、霧切の足が地から離れる。

霧切 「くっ……!」

 突き上げにより空中に浮いた霧切は無防備だ。容赦なく袈裟斬りするような動きでPCを振り回す不二咲の攻撃を四発もらう。

不二咲 「ごめんね、霧切さんっ」

 謝罪の後、不二咲ははじめにみせた自滅の回転で霧切の残り体力を削り取った。

霧切 「何もできずに終わってしまったわね」

不二咲 「ごめんなさい……僕とゲームするのつまらない…よね……」

霧切 「いいえ。そんなことないわ。さすがは不二咲さん、強いわ」

霧切 「デバッグなら、まだ確認しないといけないことあるでしょう? まだまだ付き合うわ」

不二咲 「!」

不二咲 「あ、ありがとう! 霧切さん!!」パァッ

不二咲 「じゃあ、次はどうしようかなっ!」

霧切 「ふふっ」

霧切 (こうして一緒に何かできるだけで、私はとても楽しいわ)

霧切 (不二咲さんと一緒に遊べて満足よ……っ!)

霧切 (でも、集中し過ぎたわね。少し疲れたわ)

霧切 (さあ、夕食ね)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
セレス
江ノ島
十神
舞園
腐川

安価下2で追加する人物 (複数可)

舞園 「頭を抱えてどうしたんですか? 腐川さん」

腐川 「か、書きたいのに書けない……行き詰まってんのよぉぉおっ……!」

舞園 「小説が書けなくて苦しんでいたんですね」

腐川 「こ、こうなったら一週間部屋に引きこもって負の感情を補わないとぉお……っ!!」

舞園 「ええっ?!」

霧切 「腐川さんはマイナスの感情を小説という形で昇華させているのね」

舞園 「あ、霧切さん」

腐川 「そ、そうよぉ…沈んでいるモノがふつふつと沸くのと同時に浮かび上がってきて、最高潮にまで達して爆発した時! あたしの全てをぶつけるのよ!!」

腐川 「最近は……ひとりの時間が少な過ぎるのよぉ……っ」

舞園 「そうなんですか?」

腐川 「ご、ご飯は誰かが相席してくるし…お、お風呂に連れ込まれたりしてぇぇ…もぉおおっ!!」ガシガシッ

舞園 「お、落ち着いてください! 腐川さん!」

霧切 「迷惑だったかしら」

腐川 「め…迷惑……迷惑にきまってんでしょお……」

霧切 「じゃあ、続けるわ」

腐川 「はああああっ?! あんた耳か頭おかしいの?! あたしの言葉聞こえてた?!」

霧切 「もちろんよ」

舞園 「ふふっ。腐川さんは素直じゃないですねっ」


―――――――――


霧切 「西園寺先輩。おひとりですか?」

西園寺 「あー、霧切に舞園、腐川じゃん! ちょうど良かった! 話し相手いなくて暇してたんだー! こっちきてよ!」

舞園 「じゃあ、相席させてもらいますね!」

腐川 「ほらまたこうやって増えるのよ……」

西園寺 「あんた本当、罪木に似てるよねー」

西園寺 「中身そっくりだけど、身体は貧相で似てないけどー」

腐川 「うるさいわねぇ…このチビ……っ! あんたなんてあたし以下じゃないのよぉっ」ギリッ

西園寺 「なんか言ったー?」

舞園 「あ、私が何食べようかってつぶやき、聞こえちゃいました?」

「……」

霧切 「物怖じしないその精神力……アイドルって逞しいのね」

腐川 「こんな変わり者舞園だけよ……」


安価下2で食事中の雑談

霧切 「女性の理想のバストサイズはよくきくけれど、男性のバストサイズってそうきかないわよね」

舞園 「確かにそうですね」

腐川 「雄っぱいってこと? 逞しく鍛えられた筋肉も捨て難いけど、男らしさをそこなわない程度に筋肉はある方が…そそるわよね」

西園寺 「花村と同じ匂いもするよね、あんた」

西園寺 「男の胸の大きさなんてどうでもいいよ。なよなよしてなきゃなんでもいいし」

舞園 「抱きしめてもらった時、ああ、男の人なんだなって、自分と差を感じるくらいがいいんじゃないですかね」

腐川 「アイドルがそんなこと言っていいのぉ?」

舞園 「理想の話ですから」

霧切 (抱きしめてもらった時……私の方が背が高い……)

霧切 (ということは…不二咲さんの頭が私の胸に……)

霧切 (……っ!)

西園寺 「霧切。霧切ってば!!」

霧切 「! はい。何ですか?」

西園寺 「あんたが話ふったんだからさ、あんたはどうなのよ?」

霧切 「華奢で細身でも構わないわ」

腐川 「い、意外ね…男らしいのがタイプな感じがしたんだけど」

舞園 「……やっぱり……」

西園寺 「どしたの?」

舞園 「いえ、なんでもありませんっ」


―――――――――


霧切 (そろそろ入浴しないとね)

霧切 (今日はどうしようかしら)


安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく

霧切 (そろそろ入浴しないとね)

霧切 (今日はどうしようかしら)


安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく


―――――――――


霧切 (今日は大浴場に行きましょう)

霧切 (シャワーだと、変な夢ばかり視てしまうようだし……)


安価下2で一緒に入浴する人物

霧切 「あら、舞園さん」

舞園 「あっ! 霧切さん!」

霧切 「さっきぶりね」

舞園 「お風呂ですか?」

霧切 「ええ」

舞園 「……気になっていたんですけど」

霧切 「何かしら?」

舞園 「霧切さんって…不二咲さんが好きなんですか?」こそっ

霧切 「……え?」

舞園 「さっきの話でも、男の人より女性が好きなのかな? と思いまして……」こそこそ

霧切 「そ、それにしても何故不二咲さんだと…っ?!」動揺

舞園 「声、裏返ってますよ。後、落ち着いてください」

舞園 「そうかなー? って思ったのは親睦会です。不二咲さんに声援を送る時の霧切さん、必死だったので」

霧切 「そう……」

舞園 「やっぱりそうなんですねっ! 謎は解けました!」

霧切 「でも、私が同性にしか興味がないというような誤解はしないでちょうだい」

舞園 「解ってますよ。それに私、特に偏見はありませんから! 大丈夫です!」

霧切 「その言い方だと、半ば決めつけているような気がするのだけど」

舞園 「恋愛している青春ってとてもいいと思いますしね! 気にすることないですよ!」

霧切 「……ありがとう」

舞園 「じゃあ、お風呂に行きましょうか!」

霧切 (説明できないから“ありがとう”と答えることしかできなかったわ)


安価下2で入浴中の雑談

雑談じゃない!!上と合わせたる!



舞園 「霧切さん、背中流しましょうか?」

霧切 「いいえ、構わないわ」

舞園 「ほら、裸の付き合いというやつですっ」

舞園 「背中流しっこして親睦を深めたいと思いまして」

霧切 「……解ったわ。お願いするわ」

舞園 「じゃあ、失礼しますっ!」

霧切 「……」

舞園 「どうですか?」ごしごし

霧切 「ええ、加減もほどよくて気持ちいいわ」

舞園 「良かった!」ごしごし

ザバーッ

舞園 「次、お願いしますねっ」

霧切 「ええ」

舞園 「♪」

霧切 「舞園さんは、好きな人はいるのかしら?」

舞園 「好きな人ですか?」


安価下コンマで舞園に好きな人物がいるか否か
偶数でいる
奇数でいない

ほほう…



安価下3で舞園が好きな人物

アブノーマル三人目。今回多いですなぁ

主人公は同性からもモテる!



舞園 「ふふっ、いますよ?」

霧切 「そう。サラッと答えるのね。もっとはぐらかすのかと思ったのに」ごしごし

舞園 「私がアイドルだから…ですね。心に秘めておく内は恋にはなっても恋愛にはなりませんから」

霧切 「表にしていない心にまで制限はかけられないものね」ごしごし

舞園 「だから、想うだけです。私が打ち明けたら、相手の迷惑になるだけですし」

霧切 「国民的トップアイドルからの告白だなんて、喜ぶ方が大半だと思うけれど。まあ、そういう訳にはいかないわよね」

霧切 「こうした面でも、あなたはプロ意識が高いのね」ザバーッ

舞園 「……正直に言うと、寂しいし、悔しいですけどね」

霧切 「強いわね」

舞園 「アイドルとして区切りがついたら…打ち明けてみようかなって思ってます。まだまだ辞めませんけど」

霧切 「……そう」

舞園 「あ、背中ありがとうございますっ! 湯船で温まりましょうか!」

霧切 「ええ」


―――――――――


霧切 (今日は不二咲さんとゲームをすることができたわ)

霧切 (とても短い時間だけれど、一緒に過ごせて良かったわ)

霧切 (寝ないとね)


―――――――――


霧切 (朝ね)

霧切 (変な夢を視なかった……昨日のでほぼ確定していたけど、今日のでほぼではなく確定したわね)

霧切 (関連性が解ったし、準備をして食堂に向かいましょう)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
不二咲
苗木
山田
大和田
朝日奈

安価下2で追加する人物 (複数可)

不二咲 「大和田君は男らしいね」

大和田 「おうっ! ありがとな!」

不二咲 「やっぱり鍛えないとダメだよねぇ……」

大和田 「女が無理して鍛えるこたねぇと思うけど、そうしたいならすりゃあいいんじゃねぇか?」

大和田 「弐大先輩辺りが不二咲にも無理のない、いいメニュー考えてくれそうじゃねぇか?」

不二咲 「そうだねぇ…今度頼んでみようかなぁ……」

霧切 「不二咲さん、大和田君、おはよう」

不二咲 「おはよう、霧切さん! 昨日はありがとう!」

霧切 「こちらこそ、楽しかったわ」照

大和田 「おっ、昨日何かあったのか?」

不二咲 「うんっ! 自分が作ったゲームを霧切さんと一緒に遊んだんだ!」

大和田 「ゲームか! 俺にもやらせろよっ!」

不二咲 「いいよぉ! やろうやろう!」

霧切 (やっぱり男の子なのよね、不二咲さん。活き活きしてるわ)


―――――――――


西園寺 「……はあっ」溜息

豚神 「……」ガツガツガツガツ

カム 「……」シュパパパパ

大和田 「な、なんじゃありゃあっ?!」

不二咲 「十神先輩とカムクラ先輩が早食い競争してる?」

霧切 「カムクラ先輩の方は○んま1/2の○コレットのようね…全く見えないわ……」

西園寺 「豚足ちゃんが“完璧ならば、当然早食いもいけるだろう? 勝負だ!!”とか言い出しちゃって、この調子だよ」

大和田 「邪魔しちゃ悪い雰囲気だな」

西園寺 「いいよいいよ。放っといて。私の話相手してよ」

霧切 「始業前まで続くのかしら…この勝負……?」

不二咲 「でも、最後の一皿だよ」

豚神 「ふっ……やるな……っ! もっと早くお前と対戦しておくべきだった!!」

カム 「ごちそうさまでした」

大和田 「引き分けか?」

不二咲 「なのかな……?」


安価下2で食事中の雑談

雑談内容は?!あれれ?!上と合わせる!



霧切 「私たちも食べましょうか」

不二咲 「そうだね」

大和田 「さっきの大食い対決って、ルールあるんすか?」

豚神 「決まった数の料理を先に平らげた方が勝ち、というルールだ」

西園寺 「朝からこんだけの量食べてんのに、まだ昼と晩にも食べるってんだから信じらんない」

大和田 「カムクラ先輩、意外と食うんだな」

カム 「食べられる、というだけで、普段はこれほどの食事量を摂ることはありません」

豚神 「お前たちのクラスにいる山田も、それなりに食うのかと思えば、全くだったな」

霧切 「あの体型は菓子類と不摂生な生活習慣が主な原因で、大食漢というわけではないと思いますよ」

豚神 「実に残念だ」

西園寺 「大食いキャラは豚足ちゃんと終里おねぇで充分だよ」

不二咲 「でも、ご飯をしっかり早く食べられるのっていいなぁ……自分遅いから……」

カム 「飲み込むまでの時間が長いようですから、咀嚼を早くしてみては?」

不二咲 「噛むのを早く…かぁ…うん! やってみる!」

大和田 「焦ってつまらせんなよ」

豚足 「詰め込み過ぎにも注意しろよ」

不二咲 「むー」こくこく

西園寺 「田中のハムスターみたーい! 頬ぱんぱん!」けらけら

霧切 (可愛いっ!)


―――――――――


霧切 (今日は朝から不二咲さんと朝食を食べることができたわ)

霧切 (幸先のいいスタートね!!)

霧切 (今日は専門だから、多目的室に向かわなくてわね)


―――――――――


霧切 (さあ、昼食ね)

霧切 (今日もうどんにしようかしら)

霧切 (おにぎりを付けて)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
戦刃
大神
石丸
セレス
江ノ島

戦刃

>>224
連取、安価下

安価下2で追加する人物 (複数可)

何気に途中の豚神ちゃんの名前が豚足になっている…ゴメンね、豚神ちゃん…



石丸 「専門では、君はずっと動き続けているのかね?」

大神 「ああ。科せられたメニューを時間の限りに動き、辿り着く! それが終わればまた次に、と、専門はなかなか充実しているぞ」

石丸 「僕も規則やマナー、人との接し方を学んでいるが…軽率な発言をしているらしく、常々注意を受けてしまう……どうしたものか……」

霧切 「けれど、最近はクラスの男子と打ち解けてきたようだし、その内解決するんじゃないかしら?」

石丸 「霧切くんか。そう思うかね?」

大神 「真っ直ぐ過ぎたのだな。しかし、気に病むことはない。霧切の言う通り、時間と皆がお主を成長させ、問題を解決してくれるだろう」

石丸 「大神くん……」

石丸 「他人は自分を映す鏡ともいう! 人をみて人を学び、人をみて己を知れということだな!」

石丸 「これを心がけ、午後も頑張ろう!!」

霧切 「あまり気負うものではないわ、石丸君。空回りしてしまいそうだから……」



―――――――――



終里 「なあ、弐大! 久々にアレしてくれよ!」

弐大 「そうじゃなあ。しばらくやっておらんかったな」

弐大 「ええじゃろ! 放課後にワシの部屋に来いッ!」

終里 「おっしゃ! 放課後楽しみだぜ!」

弐大 「辺古山もどうじゃあ?」

辺古山 「いや、私は遠慮しておこう」

霧切 「上級生の武闘派が揃っているわね」

石丸 「何となくだが、近寄り難いオーラがあるなっ!」

大神 「肌をピリピリとわずかに刺激してくるこの空気…心地よい」

終里 「お! 大神じゃねぇか! こっちこいよ!!」

大神 「では、失礼する」

石丸 「……ますます威圧感が……」

霧切 「何だか私たち、場違いね」


安価下2で食事中の雑談

ストⅡしかしたことないからなー



霧切 「大神さんが殺意の波動に目覚めたらどうなるかしら?」

石丸 「殺意の波動? 聞くからに物騒なモノだな」

大神 「それはいったい何なのだ?」

霧切 「大雑把に説明すれば、格闘ゲームの話ね。格闘家が強さを求めるあまり、人格は歪み破壊衝動の元、闘うことを是としてしまう力のことね」

弐大 「そうなってしまえば、そいつは格闘家ではないな」

辺古山 「悲しいものだな…強さを求める故か」

大神 「純粋に己を高めることこそが、真に認められる強さだ。われはそのような間違った力には頼らぬ」

終里 「何でだよ? 強さは強さだろ? 強くなるなら何が何でも手にいれてぇよ! オレは!」

弐大 「お前さんならそうしてしまうだろうな……ワシはそんなお前さんは見たくない」

終里 「何でだよ? お前らの考えはよく解んねーよ!」

石丸 「何を“強さ”とするかで、考えは変わるのだな」

霧切 「単純に“破壊”を極めて何もかもを壊してしまえることを強さとするのか」

辺古山 「大切なモノを守り、他を寄せ付けぬ力を強さとするか」

大神 「何者にも、何事にも屈せず立ち向かう精神を強さとするか」

弐大 「終里、お前の答えはどれだ?」

終里 「霧切のヤツだよ。きたもん全部うっ払えるんだからよ!」

辺古山 「まあ、それが終里らしいがな」

石丸 「僕は大神くんのいう強さを持ちたいところだ」

霧切 「私は辺古山さんかしら」

弐大 「ワシは全部じゃな!」

「え?」

弐大 「そうすれば、バランスがよくなるからのう!」

大神 「ふっ、なるほどな。一理ある」

終里 「そんなんズリィよ! おっさん!」

弐大 「しかし、一択と言われればやはり大神のヤツじゃな」

霧切 「大神さんが殺意の波動に目覚めることはないわね」

石丸 「彼女は強いからな!」

大神 「む、むうっ……」照


―――――――――


霧切 (前にも七海先輩が言っていたけれど、弐大先輩の“アレ”って何なのかしら?)

霧切 (……午後も頑張りましょう)


―――――――――


霧切 (放課後ね)

霧切 (今日は誰を誘ってみましょうか?)


安価下2で遊びに誘う人物

ちーたんきたね。次の日の放課後で霧切ちゃん告白です。

霧切 (不二咲さんを誘いましょうっ)

霧切 (積極的にいきましょう!)ふんすっ


―――――――――


左右田 「んじゃあ、後は学習させてくのか」

不二咲 「はい。何人かの性格をある程度学習させて、人と対話したり、アルターエゴ同士で会話させて人格を確立していくだけです」

霧切 (アルターエゴ……別人格という意味ね。ゲームに使った素体に組み込むプログラムかしら…?)

霧切 「不二咲さん、左右田先輩」

不二咲 「あ、霧切さんっ」

左右田 「お、霧切か。どうした?」

霧切 「お話中お邪魔して申し訳ありません。もしお暇でしたら、私と一緒に何かしませんか?」

不二咲 「自分は構わないよぉ」

左右田 「オレもいいぜ! 何すんだ?」


安価下2で遊ぶ内容

マイクラ解らない!申し訳ありません!安価下

霧切 「フリーのホラーゲームで、お薦めはありますか?」

左右田 「フリーゲームなぁ…オレそういうのあんましねんだよなー」

不二咲 「じゃあ、自分のお薦め教えるよっ」

不二咲 「ホラーなら、霧切さんより左右田先輩にして欲しいですね」

左右田 「ホラーとかやめろよ…なんでホラーなんだよ」

霧切 「気分です。確かに左右田先輩なら、いいリアクションをみせてくれそうです」

左右田 「オメェらオレを何だと思ってんだ?! 先輩だぞ?!」


―――――――――


左右田 「Which?」

不二咲 「海外のフリーゲームだよ。モノクロの世界で独特の光と陰で演出された雰囲気のあるゲームだよ」

霧切 「窓かしら? スタートが窓ってなかなかないわよね」

左右田 「操作はマウスか? お、壁に矢印…キーボードで歩く操作か」

左右田 「階段があって、その先にキッチンか? が見えるが…」

霧切 「その位置から右手側はただの壁ですか?」

左右田 「あー……いや、扉があんな…EX1↑」

霧切 「EXIT…非常口とは名ばかりで、開いた先は柵と鎖で開かないようですね。脱出ゲームなのね」

左右田 「なんかぶっ壊すモン探すとかか? とりあえず、キッチン探してみっか」

霧切 「そうですね」

左右田 「何か視界が明るかったり暗かったりのちらちらが怖ぇ……また壁に何か描いてあんな…つか扉?」

霧切 「……心臓の音が聴こえますね。扉にはハートが描かれている……」

左右田 「……何かあんの?」

不二咲 「何でしょう?」

霧切 「先輩、開けてください」

左右田 「ええええっ?! い、イヤだ!! もう何があんのか解りきってんじゃねェかよ!!」

霧切 「早く」

左右田 「ううっ……だからよォ…オレ先輩……」

ガチャガチャ

左右田 「開かねェ! 開かねェぞ!!」

霧切 「解りましたから、次いきましょう。鍵が必要のようですね」

左右田 「ハイ」

左右田 「近づくと白い文字が浮かぶのがな…不気味すぎんだろ……これも操作方法だな。左クリックで?」

左右田 「引き出しやらが開くのか」

霧切 「反対側にも…右クリックで……これは?」

左右田 「ああ…しゃがむんだな」

不二咲 「本当に探索ゲームって感じだよねぇ」

霧切 「下から開いていきましょう」

不二咲 「泥棒の鉄則を探偵が実践ってスゴいね……」

左右田 「犯罪者の手口やらを把握してるってことだからな……何か犯罪やらかしたら完璧にこなしそうでヤベェな」

霧切 「しないわ」

左右田 「ん? 何かあ……落ちた…鍵…か?」

霧切 「右上に鍵の絵があって、小さいけれど、1とあるようね」

左右田 「どっかにこれを使うってこったな…ん? こっちにも扉あんな」

霧切 「バスルームのようね」

左右田 「おっ! また鍵あんじゃ…」

カラン

左右田 「おおいっ?! 排水口に鍵が落ちちまったぞ?!」

霧切 「落ち着いてください。取り出す方法や道具があるはずです」

霧切 「周りを観察してみましょう」

左右田 「ああ…おっ! しゃがんだらパイプにクリック判定あんな!!」

カンカンカンカン

左右田 「……道具探せってこったな……トイレは…なんもねぇな」

霧切 「もうこの辺りには何も見つからないようですね。二階に上がりましょう」

左右田 「おうっ」

ドタドタドタドタ

左右田 「うおおっ?! こいつ、階段は走るのはやたら早ぇっ!! なんかドタドタしてっけど!」

左右田 「あ、1の扉だ。棚が目の前に…邪魔じゃね? 何もねェし……おわっ?!」

左右田 「何だこれっ?! なんか飛び散ってんぞっ?! 血か?!」

霧切 「かも知れませんね」

霧切 「奥は?」

左右田 「ああ…ん? 壁になんかあんな」

霧切 「人+鍵=扉≠鍵+人人」

霧切 「……左右田先輩。どうやら登場人物は主人公意外にもいるようですよ」

左右田 「は?」

不二咲 「ふふっ」

霧切 「気を付けて」

左右田 「怖えこと言うなよ!!」

左右田 「続けたくねェ……」

霧切 「続けましょう」

左右田 「えええ……あ、扉の上に鍵……2…か」

左右田 「他はねェな」

霧切 「次に行きましょう」

左右田 「2の扉と…この絵、頭か?」

不二咲 「心臓と同じで、何か聴こえてこない?」

霧切 「……息遣いが聴こえるわね」

左右田 「……霧切やれよ」

霧切 「頑張って」

左右田 「……2を開けっか……」

左右田 「おおおわあああああああっ?!!」

霧切 「先輩、戻って中に入ってください」

左右田 「イヤだイヤだイヤだ!! 首ないし、何か胸に穴あいてんじゃねェか!!」

霧切 「早く」

左右田 「えええ…気を付けてっつってたじゃねェか……」

霧切 「進めてください」

左右田 「はぁぁ…あっ! こいつ鍵持ってやがる!!」

霧切 「壁を見て欲しいようですね」

左右田 「鍵=頭/ハート?」

霧切 「あの扉の心音を考えると、ハートというより心臓ではないかしら?」

左右田 「どっちでもい……ぎゃあああああっ! 近い近い近い近い!! 血塗れ?!」

霧切 「何もしてきませんね」

左右田 「だ、大丈夫なの、か?」

左右田 「おおおおっ!??」

霧切 「ノイズが走って、女の人が消えたわね」

左右田 「やめたい」

霧切 「探索を」

左右田 「はぁ……でもなんか胸デカかったな」

霧切 「……」

左右田 「棚にはなんもねェ…いや、中にはないが、立て掛けてあんな……形的にパイプレンチか?」

霧切 「一階のバスルームのパイプが取れますね」

左右田 「だな……他はないな」

左右田 「降りっか……うがっ!! 下にいやがる!!」

左右田 「なんなんだよこいつ……右手、何か持ってね?」

左右田 「まあいいや……鍵ゲッ……だから近い近い近い近い!!」

霧切 「今のところ害はないですね」

左右田 「触ると消えんのか」

左右田 「3の扉行くか」

霧切 「3はスゴく狭いですね」

左右田 「お、棚の奥にクレジット。ED的なのは無いってことか?」

左右田 「お、鍵もあんな。頭のマーク…つまり…」

霧切 「後は心臓の鍵ですね」

左右田 「扉の前にあいつが…邪魔だから消えてくれ…」

左右田 「扉と壁の隙間に鍵! 揃ったな!」

霧切 「もう何もないですね」

左右田 「んじゃ、扉開けるか!」

左右田 「でもよ……これの意味するところはあいつの頭があんだろ? イヤ過ぎんだろ……」

霧切 「開けて」

左右田 「ハイ」

ガチャ

左右田 「トイレか……つか息遣いが…はっきりと…このトイレの中ってことか?」

パカ

左右田 「ううう、目が……呼吸が……」

左右田 「取れねェ……」

霧切 「取りにくるのかしら?」

左右田 「本当だ……いやがる…あ、どうぞ」

左右田 「あいつ…包丁持ってね?」

霧切 「トイレの中の頭をつけたわね。不衛生だわ」

霧切 「こちらを振り向いて……消えたわ」

左右田 「何かガチャガチャ聴こえね?」

不二咲 「聴こえますね」

左右田 「1の部屋…なんか扉ガチャガチャしてやがる!」

左右田 「し、心臓持って来てやっから、もうちょい待てよ!」

左右田 「おしっ! 開けた! 来いよ!」

霧切 「来ませんね」

左右田 「何で? 両方開けたじゃねェかよ……」

霧切 「Which」

左右田 「ん?」

霧切 「このゲームのEDはふたつとみて間違いないでしょうね」

不二咲 「その通りだよ。霧切さん」

霧切 「戻りましょう、左右田先輩」

左右田 「え? だって心臓……」

霧切 「後で来ましょう」

左右田 「後で? 解った」

左右田 「めっちゃガチャガチャしてんじゃねェかよォ……」

左右田 「ん…壁を見て……なんか嫌な予感……扉が?!」

左右田 「ほ、包丁…待て待て待て待て!! く、くるな!!ぎゃあああああああああっ!!」

ぐちゃ

左右田 「ちょっ! まだ刺す?! もうやめろよぉぉぉ……」

ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ

左右田 「あー…………」

ガチャン

左右田 「立ち方エロい」

霧切 「余裕ありますね」

霧切 「次二周目、心臓いきましょうか」

左右田 「もう嫌だ……」

左右田 「どくんどくん聴こえる……」

ガチャン

左右田 「ほら、取れよ」

左右田 「うぇぇっ…心臓捻じりこんでる……」

霧切 「じゃあ、1の部屋に戻りましょう」



左右田 「やっぱガチャガチャしてる…ああ、扉がすでに閉まってる……」

左右田 「もう刺せよ…早いとこ済ませ……あ?」

左右田 「両手で振りかざして……お、おいおいおいおい!?」

ぐちゃ

左右田 「じ、自分の腹に……」

ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ

左右田 「やりすぎやりすぎやりすぎやりすぎ!!」

どちゃ

ガチャン

左右田 「……心臓じゃなくて、心なのか……」

左右田 「オレとこいつか、知恵か心かって意味でのタイトルか」

左右田 「なるほどな……でもよ…出た先ってどこなんだ?」

左右田 「あいつが出ても、死んでるし……」

不二咲 「天生か、成仏か…ですかね?」

左右田 「なんにしろ後味悪ィな……」

霧切 「短かったけれど、左右田先輩の驚く姿が見られて楽しかったわ」

左右田 「オメェ、とんでもねェ後輩だな!!」

霧切 「まだ何かないかしら?」

不二咲 「次はねー」

左右田 「おいっ! またそれオレにやらせる気じゃねェだろうな?!」


―――――――――


霧切 (左右田先輩は疲れきった顔をして戻って行ったわ)

霧切 (不二咲さんも楽しそうだった)

霧切 (さあ、夕食ね)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
セレス
江ノ島
十神
苗木
山田
朝日奈

安価下2で追加する人物 (複数可)

大分お待たせしました、明日辺りに再開します!

寝たきり週間の内に終われなかった…
もう告白に入るので、長くはなりませんが、お付き合いお願いします!

朝日奈 「山田の体ってさ、寝起きするの大変そう。寝転がったら足が下に付かないよね?」

山田 「何年この体型で過ごしていると思っているのですかな?! 横に転がり、腕を地面に着いて腕を立てれば! 問題なく起きられるのです!!」

朝日奈 「上半身起こせないってことだよね?」

山田 「……ハイ」

朝日奈 「痩せたら?」

山田 「そいつはムリな話ですな!」

霧切 「早死にするわよ」

朝日奈 「あ、霧切ちゃん!」

山田 「よく言われますぞ」

霧切 「人間、なかなか死なないものだけど、逆にあっさりと死ぬこともあるのよ」

霧切 「コーラに油芋も、ほどほどにね」

山田 「うーん…難しいところですなぁ…」

朝日奈 「山田も水泳すれば良いんだよ! 楽しいよ!」

山田 「水泳ですか……浮かず溺れた恐怖が蘇りますな…」

霧切 「あったわね。そんなことも」

朝日奈 「今度私が一緒に着いててあげるからさ!」

山田 「あ、朝日奈 葵殿が一緒に…っ! そ、それは良いかも知れませんなぁ…!!」

霧切 「目的と理由が何であれ、行動することは悪いことではないわね……多分」


―――――――――


澪田 「日寄子ちゃん、最近ちょっと背ぇ伸びたっすか?」

西園寺 「ふふーん! 解っちゃう? わたし今、成長期みたいでさぁ! 背、伸びてんのよねーっ」

山田 「な、なんですとぉー?!」ズギャーンッ

西園寺 「わああああっ!?」

霧切 「漫画だったら劇画調で背景に稲妻が走った古典的表現を使われそうな反応ね」

朝日奈 「あ、解るーっ」

西園寺 「な、なんなのさっ?! いきなりキモい声あげないでよね!!」

山田 「いやあ…西園寺 日寄子殿のような合法ロリになり得よう人材はなかなかいません故……惜しいなと思っただけでして」

澪田 「この姿のまま成人しちゃえば、日寄子ちゃんとえっちぃことしても怒られたりしないっすもんねぇ!! 夢が広がりますなぁ!!」

山田 「いや、僕は二次元限定の男ですから? 僕が悲しむというより、他の者達がですねぇ……」

山田 「といいますか、僕は合法ロリはロリとして認めていないのですよっ!!」

西園寺 「ああもうっ! なんでもいいから、もうキモいから喋んな! このロリコン!!」

山田 「……西園寺 日寄子殿からの罵倒も…なかなか……」はぁはぁ

朝日奈 「や、山田が危ない雰囲気醸してるよ?!」

霧切 「セレスさんの調教の成果…かしら…?」


安価下2で食事中の雑談

まってました!

安価だったら理想の体格とか

>>265
お待たせしました!
もう少しでゴールなので、見届けて頂ければ幸いです!

澪田 「一二三ちゃん、犯罪しちゃダメっすよ? 響子ちゃんが悪事をスパーン! っと、解決しちゃうっすから、逃げらんないっすよ!!」

朝日奈 「霧切ちゃんが解決しなかったらセーフみたいな言い方だ?!」

山田 「というか警察ではなく、霧切 響子殿なので?」

西園寺 「確実な証拠あれば現行犯逮捕できるんでしょ? だったら霧切が解決した方が早いよねー」

朝日奈 「もし、山田が本当に何かやっちゃって、警察に引き渡さないといけないってなった時にさ」

山田 「ええぇ…なんで普通に僕が犯罪する前提なんですかね?」

朝日奈 「やっぱり引き渡しちゃう?」

霧切 「当然よ」

西園寺 「即答だねーっ! ま、当然だよ!! 犯罪者に情をかける必要なんて微塵もないよ!」

霧切 「山田君だけではないわ。誰であろうと、変わらない」

霧切 「私は探偵よ。真実の下にその人物を暴くだけ」

澪田 「たはーっ! 響子ちゃん根っからの探偵っすねっ!」

霧切 「滅多なことは控えてくださいね。澪田先輩」

澪田 「あれれーっ?! そいつは唯吹の信頼低いってことっすか?! ショック!!」

山田 「でもそれですとぉ……」

西園寺 「あ、やっぱなんかやってるんだ?! 何したんだ犯罪者!!」

山田 「ぼ、僕は何もしてない!!」

朝日奈 「ああ、そっか!」

澪田 「葵ちゃん、なんか知ってるんすか? 誰かが誰かを殺しちゃったっすか?!」

西園寺 「殺人って限定しちゃってんじゃん」

澪田 「事件といえば殺人! 殺人といえば密室!! ミステリーの定番!!」

西園寺 「えらく範囲が狭いなぁ…んで? 何があんのさ?」

朝日奈 「ううん、何でもない!」

山田 「そそ、何でもありませんのでお気になさらず!!」

西園寺 「はぁ? めっちゃ怪しいんだけど?」

霧切 (腐川さんのことね……。あんな大口を叩いておきながら、私は彼女をそのままにしている、迷っている)

霧切 (別の人格だから、なんて、いい訳にしかならないのに……)

霧切 (誰であろうと…そう、家族、好きな人であっても、真実がそう示すのなら、見過ごせない……はずなのに)

霧切 (探偵として甘い証拠だわ…これでは…いけないわね)

霧切 (でも答えは出ない。解らない)


―――――――――


霧切 (少し悩み疲れたわ)

霧切 (……入浴の時間ね)

霧切 (今日はどうしましょう)


安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく

霧切 (変な夢を視てしまうかもしれないけれど、ひとりでもう少し考えましょう……)


―――――――――


霧切 (こんなに悩んだのは久し振りね)

霧切 (ほどほどにしないと、また迷惑をかけてしまうかも知れない)

霧切 (……寝ましょう)


夢イベント!
誰かが夢の中で十神を暗殺しようとしていた犯人として登場します。
安価下2で夢に登場する人物

何となく、ちーたんきそうな気がしてた



十神 「まさか、貴様が暗殺の首謀者だったとはな」

江ノ島 「本当にね。虫も殺さないような可愛い顔してるクセに、とんでもないわ」

霧切 (……これは……お馴染みの夢の中なのね)

霧切 (でも、今回は前回の続きのようね)

霧切 (十神君の暗殺を企てた主犯を追いつめたようだけれど……え?)

霧切 「不二咲……さん?」

江ノ島 「アタシらのクラスメイトと、こんな形で再会するなんてね。昔から本性隠してたの?」

不二咲 「あははっ……さすがは霧切さんと江ノ島さんだよね」

不二咲 「こんなに早く私にまで辿り着くんだもん。というか、傷つくなぁ…本性を隠してただなんて」

不二咲 「私はずっと私なのに」

十神 「今までうまいこと猫を被っていたものだ。しかし、それもこれまでのようだがな」

不二咲 「キミの下で働くのも楽しかったんだけど、飽きちゃって」

江ノ島 「従順だった部下が下克上、よくある話ね」

不二咲 「下克上? 違うよぉ。ちょっと遊びたかっただけなんだぁ」

不二咲 「十神さんが死んだら私の勝ち。私が首謀者として見つかれば十神さんの勝ち……てね? 一方的に私が始めたことだから、フェアではないけどね」

霧切 「遊びで暗殺を……?」

十神 「ゲームのつもりだった、ということか」

不二咲 「こういう命懸けっていうの、好きでしょ? 楽しめたかな?」

十神 「それなりにはな。貴様は満足したのか?」

不二咲 「うん。負けちゃったけどね」

江ノ島 「アタシもこういうの嫌いじゃないから、遊んで欲しかったわー」

不二咲 「そうなんだ? でも、昔は思いつかなかったなぁ。そういうキャラじゃなかったし。ごめんね?」

霧切 「ふざけないで!」

不二咲 「そうだよね。霧切さんは許せないよね。こんなゲーム」

霧切 「あなたはこんな風に他人の命を弄んで愉しむような人じゃないでしょう?! 誰より傷付けることを嫌い、自分を犠牲にしてしまうほど優しくて命を尊ぶあなたは、いつ消えてしまったの?!」

不二咲 「解らなくていいよ。私はそれが嫌だった。それだけだよ」

不二咲 「臆病なだけで、優しかったワケじゃない。他人の顔色ばかり伺って、言いたいことも言えず歯噛むだけの自分が嫌いだったんだ」

霧切 「なら、今のあなたはどうなの?」

不二咲 「……」

霧切 「今の自分は好き?」

不二咲 「……」

霧切 「そんなはずがないわよね」

江ノ島 「語るねぇ、響子」

霧切 「黙って、盾子」

江ノ島 「きゃはっ☆ ごっめーん!!」

霧切 「答えて。不二咲さん」

不二咲 「……解らない。これが答え」

霧切 「……そう」

不二咲 「さ、もういいよ。後は警察で話すしさ」

十神 「必要ない」

「え?」

十神 「これは遊びなんだろう? 俺はいきている。ならば問題はない」

江ノ島 「いやいや、問題あんでしょ。殺されかけてんのに」

十神 「俺とこいつの問題だ。こいつに今いなくなられるのは困るんだよ」

不二咲 「……キミはどこか甘いよね」

十神 「思い上がるな。貴様のためではない」

不二咲 「あははっ! それでも嬉しいよ、十神さん。でも、私は行くよ」

不二咲 「キミ達みたいな芯のある、言いたいことを言える強い人達が羨ましかった。だから、キミ達が組んで私を探してるって思ったら、嬉しかった」

不二咲 「負けたこともね」

江ノ島 「慣れないキャラ作っちゃって、ムリし過ぎ。結局、昔と中身は大差ないじゃない」

霧切 「自分のマイナスを理解できて、悩んでいる人は、それだけでも充分に強いことよ」

霧切 「あなたは昔から、弱くなんてなかったわ」

江ノ島 「そういうこと」

不二咲 「……ありがとう。霧切さん、江ノ島さん」

不二咲 「さようなら」


―――――――――


霧切 「……」

霧切 「設定が色々と曖昧な夢だったわね」

霧切 「……不二咲さん」

霧切 「強い人……ね」


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
戦刃
セレス
江ノ島
十神
苗木

安価下2で追加する人物 (複数可)

あれれ?後、二名の女子が見当たりませんが……



戦刃 「どうしよう、盾子ちゃん」

江ノ島 「どうしたのお姉ちゃん。心優しい妹様が愚姉の悩みを聞いてやろうではないか」

戦刃 「体が鈍ってる」ガタガタ

江ノ島 「あー、そりゃお姉ちゃんからしたらショックな話だろうね」

戦刃 「こんな温い生活してたら、私どんどんダメになっちゃうよ」

江ノ島 「元々ダメで残念だから大差ねぇよ」

戦刃 「盾子ちゃん酷い!!」

江ノ島 「大神と弐大先輩のふたり相手にバトれば? 体術だけで」

戦刃 「闘ってくれるかな……」

江ノ島 「弐大先輩はバトってくれそうだけど、大神はどうかしらねー」

霧切 「するなら、広い場所でお願いね」

江ノ島 「お、霧切。おはよー」

霧切 「おはよう」

戦刃 「あー……壁とか壊しちゃいそうだもんね」

霧切 「大神さんと弐大先輩相手にというけれど、勝てそうなの?」

戦刃 「体術だけだと、ムリかな。弐大先輩だけなら、遅れをとらない自信ある」

戦刃 「大神さんとは、やってみないと解らない」

霧切 「“解らない”と答えるということは、勝てる見込みもあるということね」

江ノ島 「これでも無傷の軍人だしね。でも、大神も霊長類最強だし、お姉ちゃんに傷をつける最初の相手になるかもねー?」

霧切 「……おもしろそうね」

江ノ島 「許可とって試合できないかなー? 絶対もりあがるよねーっ!」

戦刃 「え?」

霧切 「でも、大神さんはあまり気乗りしなさそうよね。この手の話」

戦刃 「待って」

江ノ島 「うまいことのせらんないかしら?」

戦刃 「……」

不二咲 「……」

舞園 「どうしたんですか? 不二咲さん。具合が悪いんですか?」

朝日奈 「ずっと黙ったままだし、大丈夫?」

セレス 「体調が優れないようでしたら、休まれてはいかがです?」

不二咲 「ううん。違うんだ…ちょっと考えごとしてただけだよ」

舞園 「ムリはしちゃダメですよ? 保健室まで付き合いますから、何かあったら言ってくださいね?」

不二咲 「本当に元気だよっ! でもありがとう、みんなっ」

霧切 (女子に囲まれて戸惑っていたのね)

江ノ島 「お、今日は女子ばっかじゃん? そんな園にまだ美少女ふたりと残念ひとり入っちゃうよん!」

戦刃 「残念って……私だよね」

不二咲 「……」

朝日奈 「不二咲ちゃん?! 顔色悪いよ?! ほ、保健室行こう!?」

不二咲 「だ、大丈夫!! し、しっかりするから!! しなくちゃダメだから!!」

セレス 「とても大丈夫なようには見えませんわ」

不二咲 「大丈夫! だから食べよう?」

霧切 (ここまで女子に囲まれてしまうと、落ち着けないでしょうね)

霧切 (こういう時のフォローはどうしたらいいのかしら……ごめんなさい。不二咲さん)


安価下2で食事中の雑談

江ノ島 「あ、もしかして不二咲、今きてる?」

不二咲 「きてる?」

朝日奈 「あ、だからなのかな? ヒドいようならやっぱり休んだ方がいいよ! 顔色悪いし、倒れちゃったら大変だよっ!」

舞園 「薬、飲んでますか? 病院で処方されたモノがあるなら早めに飲んだ方がいいです」

不二咲 「何もないよ? えっと…きてるって何が…………っ?!!」

不二咲 「ちち違う! 違うよっ?!」赤面

セレス 「そんなに慌てなくても…まあ、食事中にする話としてはよろしくありませんわね」

江ノ島 「そんな顔赤くしちゃって、可愛いー! どんだけウブなのよ不二咲ってば!」

不二咲 「あぅう…っ」涙目

霧切 「もうやめましょう。 どうやら違うようだし」

戦刃 「困ってるし、可哀想だよ、盾子ちゃん」

江ノ島 「解ってるわよ。ま、何かある前に言いなよ。恥ずかしがらずにさ。お姉ちゃん足にするし」

戦刃 「任せて」

不二咲 「う、うん。ありがとう……」

江ノ島 「そういや、アタシ、セレス、舞園以外って、化粧っ気ないわよね」

朝日奈 「特に必要だって思わないんだもん」

戦刃 「うん。私の場合、どうせ汗で落ちちゃうし」

セレス 「ですが、覚えておいて損はありませんわよ」

舞園 「社会に出た時、必要になりますしね」

朝日奈 「そうなの?」

霧切 「江ノ島さんや舞園さんは職業柄、必須よね。きっちりとでなくても、最低限の化粧はしておくべきだわ」

江ノ島 「教えたげるよー? あんたら化粧しがいありそうだしねっ!」

朝日奈 「うーん…興味ないワケではないけど…落とすの大変そうだしなぁ」

霧切 「私は…お願いしようかしら」

不二咲 「じ、自分も遠慮するよ…必要、ないし」

セレス 「あら。わたくしは不二咲さんに教えてさしあげたいのですが」

不二咲 「気持ちだけで充分だよ……」

戦刃 「女の子って大変だね」

舞園 「戦刃さん、自分が女の子だっていう自覚ありますか?」


―――――――――


霧切 (好きで、女性になりたくてあの姿をしているワケではないというのは、これまでの言動で解っている)

霧切 (昔は男女の差はあまりないでしょうから、本来の性別を隠せていたかも知れないけれど)

霧切 (心身共に、明確な性差が出て、中学の時とはまた違った意識をする年頃……彼がこのまま隠して過ごすことは、かなり難しいんじゃないかしら)

霧切 (……)

霧切 「おはようございます」


霧切の挨拶に答えた人物 (朝食メンバー以外)

苗木 「あ、おはよう。霧切さん」

苗木 「浮かない顔してるけど、大丈夫?」

霧切 「そう見えるかしら?」

苗木 「ボクなんかでいいなら、相談にのるよ」

霧切 「あら、そう? でも、悩んでいるワケではないの」

苗木 「そうなの?」

霧切 「後は、私の決意だけ……というところだから」

苗木 「何かはあったんだ。でも、そこまで来れたなら、霧切さんなら大丈夫だよね」

苗木 「なんて……無責任だし偉そうだね。でも、その悩みが解決するといいね」

霧切 「ありがとう、苗木君」


―――――――――


霧切 (石丸君はいつも真剣ね)

霧切 (どの授業も先生の言葉、黒板に書かれていることを一言一句と漏らさないようにという感じ…)

霧切 (なかなかできないことよね)

霧切 (さあ、自由ね)

霧切 (どうしようかしら?)


安価下2で霧切の行動
1.誰かに話かける (名前併記)
2.誰かに話かけられる (名前併記)
3.何かありましたら (直ぐに消化できるモノ)

不二咲 「霧切さん」

霧切 「不二咲さんっ」ドキッ

不二咲 「良かったらお話しない?」

霧切 「ええ、もちろん構わないわ!!」ふんすっ

不二咲 「なんだか今日はご機嫌だね、霧切さん」

霧切 「不二咲さんが話かけてくれたから」

不二咲 「そうなの?」

霧切 「な、なんでもないわ!」焦

不二咲 「ふふっ。霧切さんおもしろいっ」


安価下2で雑談内容

不二咲 「霧切さんは……女装って…どう思う?」

霧切 「……女装? ……どうして?」

不二咲 「ううん…特に意味はない、ん、だけど……」

不二咲 「やっぱり、男が女の子の格好してるって、気持ち悪いって思うのかなって……」

霧切 「どうして私に訊いたの?」

不二咲 「こういうこと、よく会話する人の中ではっきり答えてくれそうな人は、霧切さんかなって思ったから……」

霧切 「そう。頼ってくれて嬉しいわ」

不二咲 「頼る…というか…頼ってるって……思ったの?」

霧切 「間違っていないと思うのだけど」

不二咲 「う、うん。でもそれって……」

霧切 「良く思わない人ももちろんいるのでしょうけれど、私はそうは思わないわ」

不二咲 「……」

霧切 「趣味、職業、性同一性障害、他にも理由は何であれ、必要でそうしているのなら、それでいいと思うわ」

霧切 「不二咲さんは…どう思うの?」

不二咲 「え?」

不二咲 「……自分…は……」

霧切 「……ごめんなさい。意地悪をして」

不二咲 「え……? 霧切さん……?」

霧切 「不二咲さん。今日の放課後、時間はあるかしら?」

不二咲 「……うん…あるよ」

霧切 「話たいことがあるの」

不二咲 「霧切さん……やっぱり…もしかして霧切さんは……」

霧切 「それも含めて話すわ」

不二咲 「っ……解った。放課後…だね」

霧切 (私が不二咲さんの性別について知っているということを、彼もこれで察したはずだわ)

霧切 (放課後まで、彼は気が気でないかも知れないわね…申し訳ないことをしてしまった)

霧切 (でも、彼がまわりと馴染めないなどの問題が出てくるかもしれない)

霧切 (もし、彼が今のままの姿でいつづけるなら、できる限り私もフォローしたいということを伝えておきたい)

霧切 (彼はそれを望まないかも知れないけれど…)


―――――――――


霧切 (お昼ね)

霧切 (自由時間の時のことを考えると、あまり食欲は湧かないけれど)

霧切 (軽い食べ物にしましょうか)


必ず一緒になる人物を二名指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
セレス
十神
苗木

安価下2で追加する人物 (複数可)

セレス 「あなたはもっと他を寄せ付けない方だと思っていましたが、みんなと楽しそうに戯れていますわね」

十神 「どこをどうみてそう思う。ギャンブラーならば、相手の行動、手の内を見誤ることは致命的だということは解るだろう」

セレス 「でしたら十神君。あなたも常に勝者であり続けたいのでしたらば、自分と周囲の距離や立ち位置を把握するべきですわ」

セレス 「これがなんらかの勝負でしたら、計算を誤ったあなたは負けていましてよ」

十神 「随分とデカイ口を叩くじゃないか」

セレス 「うふふっ」

霧切 「あなた達って、どこか似てるわね」

セレス 「あら。霧切さん」

十神 「聞き捨てならんな…俺とセレスの何が似ているのか説明してみろ」

霧切 「プライドが高くて、負けを良しとせず、他人との干渉を極力避けて、けれどその他人を自分の都合のいいように操りたいところ」

十神 「……」

セレス 「気に食わないという顔をしていますわね」

十神 「俺とこいつを同列に並べるな」

霧切 「そんなにムキになることないじゃない。もっと余裕を持った方がいいわ」

セレス 「その通りですわ。余裕のなさを表に出すだなんて、敵に隙を見せているようなモノですから」

十神 「貴様らに言われずとも心得ている」

セレス 「うふふっ。今日のところは、これくらいにしておいてさしあげますわ」

十神 「上からモノを言うな。これ以上の発言はするな」

霧切 「とても心得ているようには見えないわね」


―――――――――


セレス 「あら、ソニアさん」

ソニア 「あら、セレスさん。 それに、霧切さんに十神さんもご一緒ですねっ」

十神 「いたくているのではない」

セレス 「うふふっ。それより、おひとりですの?」

ソニア 「そうなんです。今日はわたくし、ロンリーな昼食なのです。ですからよろしければ、みなさんよろしければ、ご飯を一緒に食べていただけませんか?」

霧切 「もちろんです。失礼します」

十神 「……」

霧切 「……」

十神 「どうせ俺を巻き添えにするんだろう」

霧切 「あら。解っているなら話は早いわ」

十神 「ワンパターンなんだよ。どいつもこいつも」


安価下2で食事中の雑談

乙です

霧切 「さっきのソニア先輩の言葉、ルー語のようでしたね」

ソニア 「ルー語?」

セレス 「ルー○柴というタレントはご存知で?」

ソニア 「知っていますよ! なるほど、先ほどわたくしの“ロンリーな昼食”という言葉がルー語のようだということですねっ!」

霧切 「でも、英単語にする比率を間違えれば、ルー語とも言えないモノになってしまうから、センスが問われるわね」

セレス 「そう難しくない単語であることも重要ですわね」

ソニア 「和製英語は含まないというのも重要だと思います」

霧切 「ルー語もなかなか侮れないわね」

十神 「真剣に何を話しているんだ。お前達は」


―――――――――


霧切 (放課後……不二咲さんと話をしなくてはね)

不二咲 「き、霧切さん」

霧切 「不二咲さん」

霧切 (まさか不二咲さんから来るとは思わなかったわ)

不二咲 「どこで話そうか……?」

霧切 (両手を固く握っている…かなり緊張しているようね)

霧切 「外を歩きながら話しましょうか」

不二咲 「……うん」

 人通りがそれなりにある道を、不二咲さんと歩く。不二咲さんから、私に話すタイミングを計るような視線を感じる。私から話を切り出した方がいいかしら…? そう考えていると、不二咲さんの方からおずおずとではあるけれど、口を開いた。

不二咲 「き、霧切、さん」

霧切 「何かしら」

 組んだ両手の指が不二咲さんの複雑な心中の表れか、閉じたり開いたりを繰り返している。そして、一度指はギュッと固く握られ、今まで見てきた不二咲さんの表情の中でも、一番決意と覚悟に満ちた顔で、不二咲さんは私を見上げた。

不二咲 「勘違いだったとしてもいい。そうだったらそうで、またきちんと全て話すから…質問してもいいかな?」

霧切 「ええ。もちろんよ」

霧切 「あなたの話したいこと、全て聴くわ」

不二咲 「ありがとう。霧切さん」

 少し安心したように笑って、直ぐに表情を引き締める。それが、彼にもう、打ち明けることに迷いや揺らぎがないことを示していた。

不二咲 「霧切さんは、僕が男だっていうこと…気付いてるよね?」

霧切 「ええ。出会った日から」

不二咲 「え?」

 “いつから?”そう訊かれることは解っているから、直ぐにそれも答えておく。私が気付いた時期を聴いて、不二咲さんは驚いた。

不二咲 「そ、そうなのぉ?」

霧切 「いくら体が華奢だといっても、やはり高校生。骨格、肉付きはしっかりと男性よ」

不二咲 「そう…なんだぁ」

 不二咲さんは私の言葉に、嬉しそうに少し照れた。“しっかりと男性”という言葉が嬉しかったのでしょう。不二咲さんのその反応が愛らしくて、思わず胸がきゅんとする。
 大事な話しをしているのに、心奪われている場合ではないわっ!

霧切 「どうして、あなたが女性の格好をしているのか、するようになったのか…訊いてもいいかしら?」

不二咲 「うん。自由時間の時、霧切さんが僕のこと気付いてるんだって解ったら、話さないといけないって思ったから」

不二咲 「きちんと話すよ」

 不二咲さんが笑ったように、私も笑って了承する。それから、不二咲さんは経緯を語りはじめる。

不二咲 「僕、昔から周りより体が小さくて、体力もないし運動もできない、力もないで、男のクセにって言われてた」

不二咲 「男だから、できないことを責められるんだって、その頃の僕は思って……だったら、女の子になればいいんだって答えにたどり着いた」

不二咲 「でも、間違いだよね。弱いって…男らしくないって言われたくないのに、さらにそう言われちゃう、嫌な方へ隠そうなんて」

不二咲 「あの頃の僕は逃げることしか頭になかった」

 悲哀と自嘲の入り混じった、なんとも複雑な表情。やはり、身体的な問題から、彼が他人には女性として見せる道筋になっていたのね。彼のいうとおり、それは間違った選択のように思える。男性としての自分を自分自身で断ち切ってしまい、今こうして自分を苦しめてしまっている。

不二咲 「女の子の格好をするようになってから、僕の性別を知らない人達からは優しくされたり、守られるようになった……気持ちはとても嬉しい。でも自分でなんとかしたい…そう思っても、それを拒めなくて結局は甘えてしまっていることが情けなくて、自分を許せなかった」

不二咲 「いつかはみんなに、僕は男だって打ち明けなきゃ! ……そう…思ってたのに……編入前の学校でも、それはできなくて…今も…」

霧切 「足踏みしている」

不二咲 「うん……いつまでも嘘をつき続けるのも、もう嫌だ。だから変わりたかった。勇気が欲しかった」

霧切 「それで、私に質問することで足掛かりにしようとしたのね」

不二咲 「そうなんだぁ。でも、まさか解っちゃってたなんて…」

霧切 「不二咲さんのこれからの動きとしては、みんなに打ち明ける方向で考えている…ということでいいのかしら」

不二咲 「うん。でも、いつ話せばいいのか解らなくて…まだ怖いっていうこともあるんだけど……」

不二咲 「これは絶対に諦めるわけにはいかないって、決めてるんだ」

不二咲 「僕、男らしくなる! みんなに胸を張って、本当の自分を認めてもらえるように!」

 揺らぎも曇りもなく、そう宣言する不二咲さんの姿は頼もしく見える。

霧切 「弱さを理解して、今自分自身でそれを克服しようとしている。変わるための一歩を踏み出そうとしている。強くなろうとするあなたは、とても素敵よ」

不二咲 「そ、そんなことないよぉ…まだなんにもしてないんだもん」

霧切 「あら。しようとしているじゃない。それに、今の不二咲さんをみていると、男らしさというのは外見だけのモノではないと感じたわ」

不二咲 「ほ、本当にっ?!」

霧切 「ええ。決意を固めているようだし、応援するわ」

不二咲 「…えへへっ……うん! じゃあ、その言葉に応えるように、今からがんばるよ!」

不二咲 「今日、霧切さんに声をかけてよかった!」

 不二咲さんは、柔らかく笑った瞬間、私の胸は大きく跳ねる。もう何度目か解らない。そのまま、鼓動は止まずにさらに加速し胸を叩く。痛くて苦しい。けれど、それは間違いなく私が不二咲さんを好きなのだという証明――

霧切 「……不二咲さん」

 言わなくてはいけないような気がした――

不二咲 「なぁに? 霧切さん」

 血が騒いで全身が熱くなって、脈を打つ音が耳元でうるさく鳴り響く――

霧切 「私……不二咲さんを……っ」

 喉の奥が締め付けられているように、ぎゅっと狭まって、言葉につまってしまう――

不二咲 「だ、大丈夫? 霧切さん?」

 胸を抑えて俯いてしまった私に、不二咲さんは心配そうにしている…顔をあげて、そんな不二咲さんの瞳を見据えて、言った――



霧切 「好きなの……」



――周りの空気と、自分の心臓がとまってしまったような気がした



不二咲 「……え?」

 不二咲さんの大きな瞳が、困惑と驚きで、大きく見開かれる。

霧切 「不二咲さんが好き」

不二咲 「…………嘘だぁ」

 もう一度言うと、不二咲さんは私から目を離さないまま、さらに困惑してたじろぐ。私の言葉が信じられず、言葉の真偽を頭の中で懸命に追っているに違いない。

霧切 「嘘じゃないわ」

 私は彼の呟きに応える。

不二咲 「なんにも男らしくなんてない、こんな弱い僕を……」

霧切 「いいえ。さっきも言ったけれど、それは間違いよ。あなたは自分で思うほど弱くなんてない」

不二咲 「それに、あなたは人が捨ててしまいがちな大切なモノをたくさん持っているわ」

霧切 「あなたといると、暖かくなる…その暖かさに惹かれたの」

不二咲 「……」


安価下コンマ判定
50以上で告白成功 (補正値+30)

大事なところで霧切ちゃんのセリフがちーたんになってる…

霧切 「それに、あなたは人が捨ててしまいがちな大切なモノをたくさん持っているわ」

と、脳内補完してください…

>>302
ありがとうございます!

ここで焦らされるとか超絶望的なんですけどぉ!!(ビクンビクン)

>>312
お ま た せ

絶賛頭が働いてません…申し訳ありません
また間隔が空くと思います

不二咲 「……そうだよね。霧切さんがこんな嘘、吐くワケないもんね……」

霧切 「……」

不二咲 「……」

霧切 「……」

 不二咲さんの呟くようなひとことの後、重い沈黙が流れた。あまりにも長い沈黙だった。時が止まってしまったような気さえする静けさに反して、私の胸は焦燥感でざわついていく。
 きっと“答えられない”ということが、不二咲さんの私への返事なのだろうと、戸惑わせてしまったことを謝ろうとした、その時――

不二咲 「悔しいな」

霧切 「え?」

 沈黙を破ったのは不二咲さんだった。

不二咲 「全部しっかりしてから、僕から告白したかったのになぁ……」

 今度は私が驚きで、さきほどの不二咲さんと同じように目を見開いた。

霧切 「……それは……?」

不二咲 「僕も霧切さんのことが好き、だよ…」

霧切 「っ!! ほ、本当にっ?!!」

不二咲 「嘘なんて吐かないよっ! 霧切さんが慌てるのって珍しいねっ」

霧切 「……っ」

 喜びと動揺で声が大きくなっている私に、不二咲さんはおかしそうに笑った。

不二咲 「最初は、いつも自分の見据えるべき場所がみえてるっていうか、迷いのない視線がスゴくカッコよくて、なんとなく気になってて」

 そんなことはない。迷って、悩んで、躊躇って…不二咲さんの目に映る私とは、まるで違う。それを知ったら、不二咲さんはどう思うのかしら……?

不二咲 「でも、だるまさんがころんだをしようって誘ったりするギャップがおかしくって、なんだか可愛くって、もっと霧切さんを気になっちゃって……」

 ……心配はいらないようね。

不二咲 「最近、よく話すようになって嬉しかった」

 不二咲さんも私のことを想ってくれていた。とても嬉しい。頭の中で花が咲き乱れ、舞い上がっている、と言ってしまってもいいくらい、喜びに満ちていく。

不二咲 「でも、今は霧切さんの気持ちに答えちゃいけないって思うんだ」

霧切 「……え?」

不二咲 「だってまだ、みんなに僕が男だって明かしてない内から、霧切さんと付き合うなんて、ダメなんじゃないかって……」

霧切 「……」

 それは彼なりのけじめなのでしょう。まわりに男性として認められていない内の交際は、自分自身許せない……。でも、それでも私は構わない。不二咲さんの気持ちを知れただけでも満足だわ。

不二咲 「でも、それは僕の勝手な都合で、霧切さんを待たせちゃうなんてダメだよね」

不二咲 「男らしくない」

霧切 「いいえ。そんなことないわ。もし、不二咲さんがいいと思えるようになって、その時まだ私を好きでいてくれたら、今度はあなたから告白して欲しい」

 人の心は移ろうもの…不二咲さんが変わりたい、変わろうとする内に、今の心はどこか別の誰かに流れてしまうかもしれない。そうなったなら……私は諦める。

不二咲 「ううん。決めたよ! 今からみんなに打ち明けるよ!」

霧切 「……」

霧切 「えぇっ?!?!」

 予想外の言葉に、一瞬思考が停止してしまい、素っ頓狂な声まであげてしまった。
 打ち明けるっていうのは、自分が、男性だということを…よね?

不二咲 「霧切さん! 一緒に来て!」

 不二咲さんの手が、私の手を掴んだ。展開についていけない私はまたも思考が停止する。

不二咲 「行こう!」

霧切 「ふ、不二咲さんっ?!」

 そのまま不二咲さんは駆け出して、私も手を引かれながら追った。

ピンポンパンポーン

不二咲 「1-Aの生徒の皆さん。大事なお話があります。教室まで集まってください」

プツ

不二咲 「よしっ」

霧切 「……不二咲さん。今でいいの?」

不二咲 「僕、変わるから」

不二咲 「霧切さんの隣に胸を張っていられるような男に」

霧切 「っ!」

不二咲 「だから、全て見てて欲しい」


―――――――――


苗木 「さっきの放送って不二咲さんだよね?」

不二咲 「うん」

江ノ島 「大事な話って言ってたけどさー…もしかして、この学園から出るとかじゃないよね?」

不二咲 「そ、そうじゃないよ!!」

石丸 「ふむっ。不二咲くんが大事だと言うのだから、よほど大事な話なのだろうな。心してきこう!」

不二咲 「みんな集まったから…言うね」

「……」

不二咲 「僕、今までみんなに嘘をついてたんだ」

桑田 「嘘ぉ? 言っちゃ悪ぃけど、不二咲が俺たちに嘘なんかつけるとは思えねんだけど? あるとしたら可愛いもんだろ?」

大神 「しかも“今まで”と言ったな。それほどの長い間嘘をつき続けているというのも信じられんな」

十神 「大神と桑田の言う通りだ。罪悪感もなしに大それた嘘をつく根性が貴様にあるとは思えん…まあいい。内容を言ってみろ」

不二咲 「あのね……」

「……」

不二咲 「僕、男なんだ!!」

「……」

「え?」

葉隠 「はああああああっ?!?!」

朝日奈 「ええええええええっ?!?!」

山田 「不二咲 千尋殿がおおおお男ぉおおぉおッ?!」

大和田 「いやいや、それのが嘘っぽいじゃねぇか?!」

腐川 「そ、そうよぉ! お、女のあたしより可愛いクセに、男って何よ! 信じられないわよ!!」

セレス 「身体検査をしてもよろしいですか?」

不二咲 「う、うんっ」

ペタペタ

セレス 「……確かに…真っ平らですわね。女性的な胸ではありませんわ」

桑田 「マジかよ……うわぁ、ショックだわ」

不二咲 「信じてくれた?」

戦刃 「信じるも何も、私は知ってたよ」

江ノ島 「はぁっ?! 何で言わないのよ!!」

戦刃 「え? 言わないとダメだった?」

舞園 「霧切さんも驚いてないですね……?」

霧切 「私も知っていたわ」

舞園 「えぇえっ?!」

不二咲 「自分の弱さを隠すために、今まで女の子の格好をしてました。みんなを騙して最低だよね……どんな言葉も受け入れます! 本当にごめんなさい!」

「……」

腐川 「……べ、別にぃ…女装してるからって、あんたを責めたりしないわよ…わ、私の隠してたことに比べたら…レベル低く過ぎよっ!」

不二咲 「えっ?」

朝日奈 「うんうんっ! 大事な話っていうから、もっと深刻な話かと思っちゃった!」

石丸 「いや! 風紀委員の僕としては、男子が女子の制服を着用しているというのは見過ごせないな!!」

江ノ島 「えー? 服装については目を瞑るんじゃなかったっけ?」

石丸 「……うぅむ……っ!!」

不二咲 「だ、大丈夫! これからは男子の制服を着るから!」

山田 「不二咲 千尋殿が男となれば、それは普通なのですが…なぜか残念だという気持ちが先にきますなぁ」

葉隠 「しっかし、今まで隠してきたことを、よく話す気になったな? 不二咲っち」

不二咲 「本当は自信がついたらって、思ってたんだ。でも、今直ぐにでも変わらなきゃいけない理由ができた。大切な人ができたんだ」

朝日奈 「あ! それってもしかして、前に言ってた気になる人だっ!?」

不二咲 「うん。そうなんだぁ」

舞園 「……」

江ノ島 「へぇ。んじゃあ、告られたか、告ったかしたんだ?」

不二咲 「そ、それは…」

霧切 「私よ」

十神 「なっ!?」

「えええっ??!!」

不二咲 「霧切さんっ?! い、いいのぉっ?」

霧切 「ここまで話したら、いずれは解ることだもの」

霧切 「不二咲さんに告白したのは私よ」

朝日奈 「わはっ! 霧切ちゃん意外と大胆!」

桑田 「マジで?! あーでも、男だって知ってたみてぇだしな」

不二咲 「これから、霧切さんとお付き合いするならけじめとして、みんなに僕が男だってことを解ってもらわないといけないって」

不二咲 「だから、今しかないって思ったんだっ」

大和田 「なるほどな。驚いたけどよ、いきなり全員にこうして男らしくぶつかってきたって点は評価してやるぜ! 不二咲!」

不二咲 「!!」

苗木 「これからは男子として、改めて仲良くしていきたいな」

桑田 「だなーっ! 今までできなかったこといっぱいあんじゃね? やりつくそうぜ!」

江ノ島 「悪い遊び教えんなよー?」

石丸 「不純な行いは許さないからなっ!! 清らかな交際をするようにっ!!」

大神 「このふたりならば、心配は要らぬだろう」

山田 「リア充爆発しろ!」

戦刃 「おめでとう…かな?」

江ノ島 「何で疑問系なのよ」

セレス 「わたくしの着せ替えを嫌がるワケですわね。納得しましたわ」

不二咲 「みんな…怒らないんだね……」

腐川 「だからぁ、なんで怒ることがあるのよ?」

不二咲 「ご、ごめんなさい」

葉隠 「いや、今の謝る必要ないべ」

舞園 「不二咲さん」

不二咲 「な、何?」

舞園 「霧切さんをしっかりと捕まえとかなきゃダメですよ? 泣かせたりしたら、その時は怒りますよ」

不二咲 「もちろんだよっ」

霧切 「舞園さん…」

十神 「フンッ…くだらん。言いたいことはそれで全部か?」

不二咲 「う、うん。そうだよ」

十神 「ならば、これ以上ここにいるのはムダだな」ガチャッ

戦刃 「十神君……怒ってるの?」

十神 「俺がなぜ不二咲に怒りを感じる必要がある? 興味がないだけだ。勝手に戯れていろ」

バタンッ

朝日奈 「どうしたんだろ…十神。すんごいカリカリしてたね。……いつもカリカリしてんだけどさ」

不二咲 「……僕、ちょっと話してくるよっ」

大和田 「やめとけよ。何言われっか解んねぇぞ」

霧切 「私も……」

不二咲 「ううん。これは僕が乗り越えなきゃダメなことだから、ひとりで行くよ」

霧切 「そう……」

舞園 「本当に、変ろうとしているんですね」

不二咲 「いってくるよ」

霧切 (きっと…大丈夫よね)

ガチャッ

霧切 「不二咲さんっ!」

不二咲 「あ、みんな残ってたんだね」

江ノ島 「あたりまえでしょー? あんな出ていき方されちゃあさ」

苗木 「野次馬みたいで申し訳ないけど、気になっちゃって…大丈夫だった?」

不二咲 「うん…これから十神君に認めてもらえるように頑張るよ」

不二咲 「負けられない理由が増えたしねっ」ふんすっ

霧切 「負けられない理由?」

不二咲 「心配かけてごめんなさい! でも、ここからは僕の問題だから…突然の呼び出しだったのに、集まってくれてありがとう!」

不二咲 「みんなの迷惑にならないように頑張るよっ!」

不二咲 「それから、これからは男として、よろしくお願いします!」

江ノ島 「ま、飛ばしすぎは禁物ね。そっちのが迷惑だからさ」

不二咲 「あうっ」

山田 「いやはや、さっそくですが不二咲 千尋殿! 不二咲 千尋殿の萌えシチュエーションをお聞かせ願えませんかなー?」

不二咲 「ええぇっ?!」

セレス 「このブタは何をおっしゃっているのですか?」

霧切 (ひとまず解決したようで、良かったわ)

霧切 (負けられない理由……それは何かしら?)

霧切 「不二咲さん」

不二咲 「あ、霧切さん」

霧切 「やっと解放してもらえたわね」

不二咲 「ふふっ、ちょっと疲れちゃった」

霧切 「十神君以外は受け入れてくれたようね」

不二咲 「みんな優しいよね。だからって、またそれに甘えるようなことをしたら同じだし」

不二咲 「十神君に認めてもらうには、すごく時間がかかるだろうから、立ち止まっていられないねっ!」

霧切 「江ノ島さんも言っていたけど、無理は良くないわ。それに、困っている時には頼っていいのよ」

霧切 「迷惑なんかじゃないわ。挫折や中途半端にしてしまうことの方が問題だもの」

不二咲 「……そうだね」

葉隠 「お! さっそくふたりで甘い雰囲気醸してんのか? にくいねー! 仲良くやれよーっ」

霧切 「……」赤面

不二咲 「……」赤面

不二咲 「ええっと……霧切さん!」

霧切 「な、何かしら?!」

不二咲 「明日お休みだよね。霧切さんは明日って、何か予定あるかなぁ?」

霧切 「いいえ。ないけれど」

不二咲 「じゃあ…さっそくなんだけど…どこかに出かけない?」

霧切 「っ!!」

霧切 (もしかしなくても…デートの誘いっ?!)

霧切 「ええっ、構わないわっ!」

不二咲 「声が裏返ってるよ、霧切さん」くすくす

霧切 「っ!」

不二咲 「どこに行きたい?」


デート先を安価下2

霧切 「時計が欲しいわ」

不二咲 「時計?」

霧切 「ベタだけれど、これからの時間を刻む、目に見える形が欲しくて……」

不二咲 「なるほど。解ったよ! 明日のお昼に出かけようか」

霧切 「ええ…明日、楽しみにしているわ」

不二咲 「僕もだよ」

霧切 「……これから…よろしく…」

不二咲 「あ…こ、こちらこそ、これからよろしくねっ! 霧切さん!」


―――――――――


霧切 「……これで、私と不二咲君は恋仲になったのね…両思いだったなんて」

霧切 「夢みたいだわ」ぽやん

霧切 「そうだわ…夕食を食べないと」

霧切 「幸せに浸って忘れるところだったわ」


今回は苗木が着きます。
安価下2で追加する人物

苗木 「あ、霧切さん。さっきぶりだね」

霧切 「ええ」

苗木 「不二咲さ…じゃなかった…不二咲クンが男だっていうのもびっくりしたけど、霧切さんと付き合うっていうのもびっくりしたよ」

霧切 「どういう意味かしら?」

苗木 「付き合うことを公言すると思わなかったっていうだけだから、深い意味も変な意味もないよ……だから睨まないで欲しいな」

霧切 「まあ、いいわ」

霧切 「そういえば、苗木君も好きな人がいるのだったわね」

苗木 「あー…うん。でもボク失恋したっぽいんだよね」

霧切 「あら。そうなの? 残念ね」

苗木 「うん。でも、その人が相手の人と幸せそうだから、残念でもないかな」

霧切 「優しいのね。新しい恋を見つけたら応援するわ」

苗木 「あはは、ありがとう。ボクも、君たちのこれからを応援するよ」


―――――――――


苗木 「あ、舞園さん」

舞園 「苗木君と霧切さん…あ、霧切さん、おめでとうございますっ! 恋が成就して良かったですね!!」

霧切 「ええ、ありがとう」

舞園 「今、私ひとりなんで一緒に食べませんか?」

苗木 「じゃあ、相席させてもらうよ」

霧切 「……舞園さん、大丈夫?」

舞園 「なんですか? 霧切さん」

霧切 「いいえ……なんでもないわ」

苗木 「?」

霧切 (目が少し赤いような気がするけれど…泣いていたのかしら……?)


安価下2で食事中の雑談

霧切 (やっぱり、気になるわ)

霧切 「舞園さん。何かあるなら相談にのるわ」

舞園 「え?」

苗木 「舞園さん、悩みがあるの? だったらボクも、役に立てるかは解らないけど、話をきくよ」

霧切 「話難ければ、ムリにとは言わないわ」

舞園 「……」


安価下コンマ判定
50以上で素直に話す
49以下でまったく別の内容

50以上の場合、偶数で霧切にだけ、奇数で苗木も含んでそのまま話す
49以下の場合、偶数で何らかの嘘の悩み、奇数ではぐらかす

舞園 「やっぱり隠せませんでしたね…ふふっ」

霧切 「泣いた跡があるもの」

苗木 「泣いてしまうほど苦しくて、でも打ち明けてすっきりするようなモノなら、遠慮なく話してよ」

舞園 「話したら、ふたりともきっと困っちゃいますよ……? 特に霧切さん」

霧切 「私?」

苗木 「霧切さんが困ること……?」

舞園 「私、ついさっき失恋したんです」

霧•苗 「!!」

苗木 「も、もしかして、不二咲クン?」

舞園 「ぶぶーっ! ハズレです」

霧切 「……私……?」

苗木 「えええっ?!!」

舞園 「ね? 困っちゃうでしょう?」

霧切 「ごめんなさい」

舞園 「ふたりが両思いだったら、もうこれは仕方ないことですから、謝らないでください…だいたい、霧切さんは別に悪くないですから、謝る理由がないです」

舞園 「不二咲君を女の子だと思ってましたから、頑張れば私にもチャンスはあるかなって思っていたんですけどね」

舞園 「霧切さんは不二咲君を男子だって解っていて、好きになったんですよね?」

霧切 「確かに男性であることははじめから解っていたけれど、同性だからといって、好きにならないとは限らないとは思うわ」

霧切 「不二咲君の言動のひとつひとつに惹かれていたもの」

苗木 「これ、ボクお邪魔じゃないかな?」

舞園 「聴いてくれるんじゃなかったんですか? 逃げちゃイヤです」

苗木 「に、逃げるワケじゃなくて…女子の恋愛話にボクがいるのは場違い感がスゴくて恥ずかしいっていうか、怖いというか」

舞園 「アイドルの秘密を知った苗木君には、責任をもって見届けてもらいます」

苗木 「ちょっと後悔してるよ……」

霧切 「前に話していた相手は私だったのね」

舞園 「はい。周りにいないタイプで、でも一緒に過ごすのが楽しくて…だから、遊んだり、お風呂はいったりして、一緒の時間がたくさんあって嬉しかったんです」

舞園 「こんなに早く失恋するだなんて思いませんでした」

舞園 「……でも、不二咲君なら、霧切さんを泣かせるようなことはしないと思いますし…泣くだけ泣いたら大方の諦めはつきました」

霧切 「舞園さん……」

舞園 「何かあったら相談してくださいね! なんだって聴いちゃいますから!」

舞園 「泣いたらおしまい。そうしないと、前が見えなくなっちゃいます。笑顔でいられなくなってしまうと、そこで私もおしまい」

舞園 「それはアイドルとして一番ダメなこと。だから、泣いたから…この恋はもうおしまいにしたんです」

苗木 「……強いね。舞園さん」

霧切 「舞園さん。あなたは私の大切な親友よ」

霧切 「だから、これからも一緒に過ごせたらって…」

舞園 「ふふっ、もちろんですよ! これからも一緒に遊びましょう!」

苗木 「ふたりが落ち込んだりしなくてよかったよ…」

舞園 「居心地悪かったですよね、苗木君…でも、すっきりしました。聴いてくれてありがとうございますっ」

苗木 「恋愛話だとは思わなくて、どうしようってかなり焦ったけど、すぐに解決して良かったよ」

舞園 「苗木君は、何か恋愛の悩みはないんですか?」

苗木 「いや、ボクは特に…」

霧切 「どうやら、最近失恋したらしいわ」

苗木 「霧切さんんんっ?!?!」

舞園 「そうなんですか!? 相手は誰だったんですか?」

苗木 「ボクももう、おしまいにしてるから! 大丈夫だからっ!! なんで女子ってこの手の話の食いつきいいのっ?!」


―――――――――


霧切 「入浴の時間ね」

霧切 「今日はどうしようかしら…?」


今回で最後の入浴になります
安価下で入浴方
1.自室のシャワー
2.大浴場にいく

霧切 (大浴場へ行きましょうか)

霧切 (ひとりだと明日のことで落ち着かなそうだし)


安価下2で一緒に入浴する人物

朝日奈 「快適な睡眠にはお風呂! 心も体もリフレッシュだね!」

大神 「うむ。一日の疲れを溶かし、癒してくれるからな」

舞園 「腐川さんはどうして頑なに嫌がるんでしょうね?」

朝日奈 「あっ! 今日二番目に話題の霧切ちゃん!」

霧切 「それはそうなのでしょうけど…恥ずかしいから大声でやめて欲しいわね」

舞園 「みんなが混乱の中、さらなるカミングアウトでしたからね。仕方ないですよ」

大神 「気づけば、恋仲かも知れぬと思えるくらいの交際をしそうなお主らが、堂々と交際を宣言するのだからな」

朝日奈 「幸せにしてもらうんだよ? 霧切ちゃん」

霧切 「それは結婚する人に向ける言葉じゃないかしら? 朝日奈さん」

朝日奈 「まあまあ、細かいことは置いといて! お風呂にいくんでしょ? 霧切ちゃんも」

霧切 「ええ」

舞園 「じゃあ、一緒に入りましょう!」

大神 「ここに来るまでは、こうして大人数で行動することはなかったが…悪くないものだな」

霧切 「ふふ…そうね。その意見に賛成よ」

朝日奈 「それじゃ、お風呂にレッツゴーッ!!」


安価下2で入浴中の雑談

舞園 「男子って、女子への感心や興味はどれほどあるモノなんでしょうね」

大神 「思春期ともなれば、ある程度の興味はあるだろう。故の反発や近寄り難さなどもな」

朝日奈 「桑田はあるよね。ものすんごく不純な意味で」

霧切 「大和田君も興味はあっても…不純な意味ではなくね…いいところまでいけないようね」

舞園 「不二咲君って、その辺りどうなんでしょうか? ずっと女子として生活してはいても、中身は男子高校生ですし…性的な意識をしないことはないと思うんですけど」

朝日奈 「あ、それは気になるね! でも不二咲ちゃんだから、変な意識はしてなさそうだけどなぁ……?」

朝日奈 「でも、男は狼っていうもんね?」

大神 「しかし、石丸はそういった色のあることに無頓着…清廉潔白とでもいえば良いか? のようだが。あれはあれで心配ではあるな」

舞園 「頑なですよね」

霧切 「葉隠君は……興味だとかの範囲を超えた問題を抱えていそうね」

朝日奈 「人間のダメなとこ集めたようなヤツだもんね。あり得るよ!」

舞園 「言い過ぎだとも言ってあげられないのがなんとも……」

霧切 「苗木君は何事も平均的だから、健全な範囲でありそうね」

朝日奈 「山田はなんか言えない内容の本描いてるんでしょ? やっぱりめちゃくちゃあるってことだよね? たまに変なこと言うし」

大神 「邪なオーラが視えることがあるくらいにはな」

霧切 (経験者だと…言わない方がいいのかしら? 彼は自分のキャラを考えているようだし……)

朝日奈 「十神解んないよねー。興味なさそうな気はするけど…?」

霧切 「そうかしら? 女性との経験はあるらしいから、最低限の興味や探究心はあると思うけれど」

「えっ?!」

朝日奈 「え? え? 十神のヤツってばそうなのっ?!」

大神 「なぜ霧切がそのようなことを知っているのだ?」

霧切 「男子の世間話に付き合ったの」

舞園 「恐ろしいですね…霧切さん…さすが探偵です」

霧切 「勘違いしないで欲しいのだけど、私がいる中、それを気にせず男子が勝手に話しはじめたのよ」

朝日奈 「でも、聴いてたんだよね? 男子のそういう事情を…スゴいねっ」

霧切 「……もう何も言わないわ」


―――――――――


霧切 (明日はデート……!)ドキドキ

霧切 (ああっ! やっぱり落ち着かない…!)そわそわ

霧切 (また羊に名前をつけながら寝ようかしら?)

霧切 (…………)

霧切 (眠れないっ!!)ぱちくり


―――――――――


霧切 (……全然眠れなかったわ)ズーン

霧切 (でも、疲れた顔はみせられないっ)

霧切 (とりあえず、朝食を食べに行きましょう)


安価下2、さらにその下1で、一緒に食事をする人物
それぞれ複数人可です。
次の昼食で人物安価は最後です。
江ノ島、日向、カムクラは少し登場の予定有りです。

ロンリミ朝日奈ちゃんのクエイベきてるぅ↑↑↑


投下じゃなくてすみません…言いたかっただけです、ごめんなさい

桑田 「苗木ー、今日お前なんか予定ある?」

苗木 「特にないよ。部屋でゴロゴロしながら漫画でも読んでようかなってくらいで」

桑田 「んじゃ、ゲーセン行かね? つか行こうぜ!」

苗木 「うん。いいよ」

霧切 「苗木君、桑田君、おはよう」

桑田 「おーっす! 霧切!」

苗木 「おはよう」

霧切 「ふたりで遊びにいく相談かしら?」

桑田 「まぁなっ! 暇してんだったら霧切もどうだ? ゲームしてるとこ観てみてぇし!」

霧切 「あいにくと、今日は用事があるの」

苗木 「じゃあ仕方ないね。あ、舞園さん達も来てるね」

舞園 「あ、みなさん、おはようございます!」

苗木 「おはよう、みんな」

セレス 「ふふっ。休日ですのに、みなさんお早いですのね」

桑田 「珍しくオメーも早ぇじゃん?」

戦刃 「舞園さんとセレスさんが、私をショッピングに連れ出したいらしくて……」

霧切 「あら、楽しそうでいいじゃない。何故そんなに暗い表情をしているのかしら?」

戦刃 「霧切さん解ってない…私、きっとオモチャにされちゃうよ」

苗木 「えっ?」

桑田 「ショッピングって情報が先になかったら、言い回しのせいでエロい意味にしか聞こえねぇぞ」

舞園 「戦刃さんの服を一緒に見にいくだけですよ? オモチャにしようだなんてとんでもないです」

セレス 「うふふっ」

霧切 「すくなくとも、セレスさんにはそういう意図があるみたいだけれど」

山田 「石丸 清多夏殿。先日お貸しした漫画はどうですかな?」

石丸 「うむっ! 実際に漫画を描いているという山田くんが勧める作品だけあって、胸が熱くなる良い内容だっ!」

石丸 「しかしまだ全ては読めていない…申し訳ないが、もうしばらく時間をもらいたい」

山田 「石丸 清多夏殿は漫画初心者ですからなぁ。本当に勧めたい作品はまだあるのですが、入り易く、しかし、しっかりと熱く滾るモノをチョイスしましたからな!!」

山田 「石丸 清多夏殿でしたら、借りパクの心配はないでしょうし、返却は急がずとも構いませんぞっ」

大和田 「ほぉ…兄弟が褒めるくらいだから、おもしろいんだろうな。オレにも貸してくれよ」

山田 「それはもう、どうぞどうぞ!」

腐川 「……石丸まで漫画なんて低俗なモノ読んでるワケ?」

石丸 「これがなかなかおもしろいのだよ。腐川くんも何かひとつ読んでみてはどうかね? 見方が変わるぞ!」

腐川 「い、イヤよ……あんたそいつらバカ達に染められてるわよ? そのうち、あんたもバカになっちゃっても知らないわよぉ?」

石丸 「勉学も抜かりはないぞ? 心配には及ばない!」

大和田 「さらっとオレ達バカとの線引きしたな、おい」

十神 「石丸。貴様がそいつらと同じところまで落ちたとなれば、とんだ笑い種だぞ」

舞園 「それは、張り合いがなくなるって意味ですね?」

十神 「……」

戦刃 「十神君、ツンデレ」

十神 「朝から不快な思いをさせるな、舞園、戦刃」

桑田 「ホント、オメー苦手なんだな」

セレス 「うふふっ。声を聞いた途端、眉間に皺を寄せるくらいですものね」

大和田 「どっと増えたな」

苗木 「おはよう、みんな。賑やかな朝食になりそうだね」

石丸 「食事は賑やかに明るい方が良いからな!」

霧切 「なんだかんだで、いいクラスになったわね」


安価下2で食事中の雑談

霧切 「好きな人へのアプローチって、どうすればいいかしら? みんなはこうしてるとかはあるかしら?」

山田 「霧切 響子殿がリア充アピをしてきましたぞ!!」

霧切 「そういうつもりじゃないのだけど……」

桑田 「アドバイスできんの、オレとか十神、ブーデーぐれーじゃね?」

腐川 「はぁ? 白夜様ならともかく…あ、あんたがまともなアドバイスできるなんて思えないわね…というか、なんで山田もはいってんのよ……」

大和田 「十神もまともなアドバイスできるとは思えねぇけどな」

十神 「なんだと?」

セレス 「ええ。その意見に同意しますわ」

舞園 「アプローチですか…」

苗木 「失恋してるボク達の出る幕じゃないよね」

戦刃 「え? そうなの?」

石丸 「アプローチ…? 考えたこともないな……」


それぞれのアプローチの仕方
>>354苗木
>>355舞園
>>356桑田
>>357戦刃
>>358セレス
>>359十神
>>360腐川
>>361大和田
>>362山田
>>363石丸

プレゼントを渡す

できる限り笑顔で接する

とにかくアピール

戦闘力の高さを魅せつける

ギャンブルを仕掛けモノにする

わりとどうでもいい

四六時中見守る

男っぷりを知らしめる

ありのままの姿見せるのよ

ひたすら自分を高める

桑田 「そりゃもう、アピールにアピールを重ねたアピールっしょっ!」

大和田 「オメー見てたら参考にならねーのは一目瞭然だな」

桑田 「んだとぉ?!」

舞園 「アピールは大事だと思いますけど、桑田君のは全面に押し出しすぎて困っちゃうんですよね」

桑田 「恋は全力投球だろっ?! 尻込みなんざしてたら先越されちまうだろっ?!」

苗木 「桑田君の全力投球は豪速球すぎて、受けての子が受け損ねるか、避けるかしちゃうんだよ」

桑田 「あー……あー……なるほどな。ようは、オレが凄すぎるのが問題ってことだな! そいつは仕方ねーな!!」

大和田 「それで納得すんのかよ!」

桑田 「うっせぇなぁ! オメーはどうなんだよ!」

大和田 「オレか? オレはもう、これでもかってぐれぇに男見せてやんだよ!!」

セレス 「意味が解りませんわ。そんなモノがアプローチになるだなんて思えませんわね」

山田 「まあ、大和田 紋土殿らしい解答ではありますがね」

大和田 「ああっ?! オレの腕っ節とか、みりゃあ解んだろ?!」

セレス 「あなたの腕っ節はただの暴力行為ではありませんか。それをみて好意を寄せるのも、また野蛮な方でしょうね」

石丸 「兄弟。暴力行為は僕も反対だ」

大和田 「おおぉう…」

石丸 「そんな力なんてなくとも、男らしい部分はたくさんある。そんな兄弟を僕は好きだ」

大和田 「お、おうっ! そうかっ!」照

桑田 「え? なんなの、この空気……」

山田 「ホモォ…」

舞園 「ええっと…い、戦刃さんはどうですか?」

戦刃 「戦場を生き抜く強さを見せる…魅せることかな」

十神 「大和田よりスケールが大きいだけで、野蛮なことには変わりないな」

霧切 「“みせる”を二回言ったのは、ニュアンスが違ったのかしら?」

戦刃 「うん。私が輝けることといったら、やっぱり戦闘だとおもうから…闘ってるとこみてもらうのが一番いいかなって」

山田 「いやぁ…無傷の軍人だなんて、普通の人なら引いちゃうレベルだと思いますがねぇ…」

戦刃 「え……っ? そう…なの……?」ガーン

セレス 「わたくしなら引きますわ」

舞園 「で、でも、戦刃さんの強さに魅力を感じてくれる人だっているはずですから! 大丈夫ですよ!!」

戦刃 「! う、うん! もっと頑張る!!」

苗木 「どれだけ強くなるつもりなの?」

霧切 「大神さんといい、サ○ヤ人のような人が多いわね。この学園」

山田 「ステルス気味な腐川 冬子殿は、いかにアプローチするのですかな?」

腐川 「あ、あたしは…か、陰からずっと見守っていることかしらぁ…」

桑田 「それ、ただのストーカーじゃね?」

腐川 「ふんっ…なんとでも言えばいいわよ……あたしができることなんて、見守り続けることくらいですもの……」

舞園 「あの…そのアプローチはやめた方がいいですよ?」

腐川 「あ、あたしはあんたみたいに愛想ふりまけないんだから、ほほ他にアプローチのしようがないんだから、し、仕方ないでしょぉおおっ?!」

舞園 「お、落ち着いてください! 腐川さん!」

十神 「黙って座っていろ」

腐川 「はい」すとん

霧切 「飼い慣らされてるわね。腐川さん」

苗木 「と、十神クンはどうなの? そういうの、しそうにないイメージなんだけど」

十神 「あるわけないし、するはずがないだろう」

苗木 「だよね」

戦刃 「山田君って、どうなの?」

山田 「僕ですか? 僕はもう、ありのままの姿、裸同然の自分をみせることですかな! 僕の良さを解る人には解るものなのです!」

桑田 「実際にそうだったんだから、ある意味説得力あるな」

霧切 「そうね。それがあって、出会いがあったのだし」

腐川 「“実際にそうだった”? どういうことよ?」

苗木 「彼女がいたんだよ。山田クン」

「え?」

舞園 「そ、そうなんですか?! 山田君!?」

山田 「実は…そうなんです……」

腐川 「はぁあああっ??!! う、嘘に決まってんじゃない!!」

大和田 「オレもそう信じたかったぜ…」

戦刃 「場が混乱してきてるね」

石丸 「ふむ。では、僕が振ろう。舞園くんはどのようなアプローチをしているのかね?」

舞園 「私は、常に笑顔で接することでしょうか」

霧切 「あなたは誰に対しても、常に笑顔だと思うのだけど」

舞園 「好きな人には特別の笑顔ですよっ! 私の好きを込めてありますから!」

腐川 「それって、恋してるってことじゃない…恋愛は御法度でしょう?」

舞園 「もう散っている恋ですし、告白もしていませんので、恋愛にはまだなっていないので、問題ありませんっ」

舞園 「それでは、訊ね返しますが、石丸君は?」

石丸 「僕は考えたこともなかったのだが…自分を高めていること…常日頃の行い、努力などの結果をみせることくらいしかないのではないかと思っている」

石丸 「僕を相手が好きかどうかはおいておいて、とにかく僕のしていることを、相手に認めてもらえたら何よりだ」

大和田 「少なくとも、オレはオメーの努力していることを知ってるからな。続けてりゃあ、オメーの好きなヤツにも伝わんだろ」

石丸 「ならばもう充分だな! ありがとう、兄弟!」

「ん?」

霧切 (それは…つまりそういうことかしら?)

大和田 「オメーらどうした?」

石丸 「なぜ黙っているんだ?」

桑田 「なんかヤバくね?」

舞園 「私だけじゃないんですね。ちょっと安心」ボソッ

腐川 「不潔…不潔よぉおっ!! 生物としての歪みよ!!」ぐしゃぐしゃ

石丸 「ど、どうしたのかねっ?! 腐川くん??!」

十神 「深くは考えんようにしよう…苗木、次はお前だ」

苗木 「ボクも特に考えたことないけど…プレゼント…かな?」

山田 「物で釣るとは! とんでもない男ですな!!」

苗木 「釣るだとか言われちゃいとこまるけど…でも、仲良くなるには、相手の興味あるものを渡すのが一番の近道だと思って」

桑田 「それはやっぱ釣ってんじゃねーか」

セレス 「うふふっ。甘いですわよ、苗木君。相手が悪ければ、一度貢いでしまえば最後。気のある素振りをみせ、あらゆる手段を使って貢げるだけ貢がせて、絞れるだけ絞ってしまえばポイですのよ?」

セレス 「物で振り向いてもらえるだなんて、思わないことですわ」

苗木 「セレスさんが言うと、真実味があるよね……」

霧切 「セレスさん、恐ろしい人…っ」

山田 「して、そのセレス殿はいったいどのようなアプローチを?」

セレス 「アプローチ? そんなことをする必要ありませんわ」

戦刃 「どういうこと?」

セレス 「勝負をしかけ、勝利し、手に入れれば良いのです」ニコッ

「うわっ」

セレス 「わたくしが飽きるまで、逃がしませんことよ」

霧切 「相手もセレスさんが好きな場合を除いたら、セレスさんに好意を寄せられた人は大変ね……」


―――――――――


霧切 (デートの服装だけれど…はっきりといって、私の服装センスは今ひとつ)

霧切 (昨日の今日で舞園さんに服を選んでもらうのは申し訳ないわね)

霧切 (江ノ島さんに頼もうかしら)

ピンポーン

ガチャッ

江ノ島 「はいはーい。お、霧切じゃん! どうしたのよ、珍しい!」

霧切 「実は今日、不二咲さんとでかけるのだけど」

江ノ島 「さっそくデートぉ? お熱いですわねー」

霧切 「そ、それで、服をあなたに選んで欲しいの」

江ノ島 「なるほどね。いいわよん! 不二咲が好きそうな服を選んだげるっ」

江ノ島 「んでさ、これを期にメイク覚えなよ」

霧切 「そう、ね…そうするわ」

江ノ島 「ふふん! それならば、この《超高校級のギャル》である私様直々にメイクを伝授してやろうではないか」

霧切 「お願いするわ」

江ノ島 「任せときなって!」

霧切 「おじゃまします」

江ノ島 「んじゃ、ここ座って」

ザラッ

霧切 「……化粧って、大変そうね」

江ノ島 「相手は不二咲だし、そんな濃いメイクしないから安心してよ。んじゃ、はじめるわよー」

霧切 「……江ノ島さん」

江ノ島 「なぁにぃ?」

霧切 「江ノ島さんは、好きな人はいるの?」

江ノ島 「んんー? ききたいのー?」

霧切 「なんとなく、あなたのことは掴み難いから…好きな人がいると解れば、少し安心するの」

江ノ島 「なにそれー! それってアタシに人間的情がないって言いたいわけぇ?」

霧切 「そういうことになるわね」

江ノ島 「はぁー…好きなヤツねぇ…」


安価下コンマで江ノ島に好きな人物がいるか判定
奇数でいる
偶数でいない

江ノ島の好きな人物を安価下3

さすがはえのじゅん…目の付け所が違うぜ……!


江ノ島 「ふふんっ! いるよんっ!」

霧切 「そう。少し安心したわ」

江ノ島 「安心していいのかなー?」

霧切 「? どういう意味かしら?」

江ノ島 「今は言えないかな。めんどいことになるかもだし」

霧切 「……不穏なことを言うのね」

霧切 「やっぱり、あなたのことは理解できないわ」

江ノ島 「理解されても困るわね。アタシを理解できるのは、アタシひとりで充分だもん」

江ノ島 「めんどくさいし」

霧切 「そう」

江ノ島 「でも、アタシの理想に染まってくれるのは有りだけどね」

霧切 「随分とかってなことを……」

江ノ島 「人間、誰しもかってなもんじゃない? 表にするか、うまく隠しながら小出しにするかの違いだよ」

霧切 「それはそうかも知れないわね…」


―――――――――


江ノ島 「んふっ、バッチリ!」

霧切 「……」

江ノ島 「ねぇ、なんか言ってよ」

霧切 「す、スゴいわ…私じゃないみたい…こうも変わるのね…」感嘆

江ノ島 「元がいいんだし、アタシのメイクが加われば当然よねっ!」

江ノ島 「あ、後、髪はカムクラ先輩に頼みなよ。あの人何頼んでも断らないし」

霧切 「ここまでするなら、そうしようかしら」

江ノ島 「クールぶってても、あんたも乙女だねぇ。不二咲と楽しんできな!」

霧切 「ええ。後日何かお礼するわ」

江ノ島 「おっ! アタシそういうの忘れないかんね! 期待してるわよ!」ニコッ

霧切 「ありがとう、江ノ島さん」

ピンポーン

ガチャッ

カム 「はい。あなたですか」

霧切 「お願いしたいことがあるのですが、お時間ありますか?」

カム 「いいですよ。髪のセットですね」

霧切 「……解りますか?」

カム 「それだけめかし込んでいれば、誰でも察します。どうぞ、上がってください」

霧切 「おじゃまします」

日向 「お、霧切か? なんか今日はいつもと雰囲気ちがうな? そんな可愛い格好して、どうしたんだ?」

霧切 「日向先輩、いたんですか」

日向 「今日はイズルとダラダラする予定だからな」

霧切 「ちょうど良かったです、日向先輩に御報告があります」

日向 「報告?」

カム 「こちらへどうぞ」

霧切 「あ、ありがとうございます」ガタッ

日向 「報告ってのは、もしかして、好きなヤツの話か?」

霧切 「はい」

日向 「この様子からして、うまくいったんだな? おめでとう!」

霧切 「はい。ありがとうございます」照

日向 「でも、前に理由があって明かせないだとかで、結局霧切が誰好きなのか解らなかったんだよな。誰なんだ?」

霧切 「不二咲 千尋君です」

日向 「は?」

霧切 「不二咲 千尋君です」

日向 「いや、待て待て…不二咲って、不二咲だよな?」

カム 「不二咲 千尋は男ですよ」

日向 「え?」

霧切 「これからは男子の制服で過ごすそうなので、もう話してもいいかと思いまして」

日向 「不二咲…男なのか?」

霧•カ 「……」頷

日向 「えええっ?!! マジかよ!!」

日向 「てかイズル! 知っててなんで教えないんだよ!!」

カム 「本人が言わないなら必要がないと思ったからですよ」

日向 「霧切もそれを考慮してたってことだもんな…そりゃそうか…でも、霧切はいつ知ったんだよ?」

霧切 「ひと目みてです」

日向 「観察眼ってヤツだな……そうか…不二咲は男だったんだなぁ」

日向 「まあ、なんにしても良かったな!」

霧切 「ええ。ありがとうございます」

霧切 「そういえば、日向先輩と七海先輩はうまくいっているようですね」

日向 「お、おう! それなりにはなっ」

カム 「あまり変化がみられないですけど…兄さんらしいです」

日向 「うるさいなぁ…いいんだよ、俺と七海はそれで! いきなり変化あり過ぎても困るだろ?! 七海も周りも!」

霧切 「確かにそうですね。でも、なさ過ぎというのも逆に心配になりますけどね」

日向 「そこは安定してると思っておいてくれよ…」

霧切 「カムクラ先輩はどうなんですか? 脈はありそうです?」

カム 「特にありません」

日向 「ん? イズルも誰か好きなヤツいるのか?」

霧切 「知らないんですか?」

カム 「話していませんからね」

霧切 「他人にはあっさり教えるのに、身内には教えないんですね」

カム 「身内というより、兄さんだからです」

日向 「お前さ、俺にだけいつもそういうちょっとした意地悪すんのなんなんだよ…」

霧切 「兄弟らしくて微笑ましいじゃないですか」

日向 「確かに、壁が他よりないって思えば嬉しいことだけどさ…でも俺は悲しいよ…で、誰なんだ?」

カム 「できました」

日向 「無視かよ! おおっ! 可愛いぞ、霧切!」

霧切 「あ、ありがとうございます」照

霧切 「カムクラ先輩、今度お礼させていただきます」

カム 「別にかまいませんよ」

日向 「デート、うまくいくといいな。楽しんで来いよっ!」

霧切 「はい。では、お世話になりました。失礼します」


―――――――――


霧切 (出かける前に、昼食ね)


今回で最後の人物安価になります。
安価下2、さらにその下で一緒に食事する人物
それぞれ複数人可

舞園 「十神君、ジャンケンでもしませんか?」

十神 「唐突になんだ」

舞園 「私の勘の精度がどれほどなのか、確かめておきたくて」

十神 「くだらん。それならばセレスにでも相手をしてもらえ」

霧切 「運の強いセレスさん相手だと、精度を調べる相手としては向いていないんじゃないかしら?」

舞・十 「!!」

舞園 「霧切さん! 霧切さん可愛いです!! うわぁ! うわぁ!」輝

霧切 「あ、ありがとう、舞園さん」照

十神 「フンッ…不二咲と出かけるのか」

霧切 「ええ」

舞園 「その服、霧切さんが選んだんじゃないですよね?」

霧切 「……解ってしまうのね」

舞園 「霧切さんのセンスは把握していますから!」

霧切 「ぅうっ…」

舞園 「江ノ島さんですね? お化粧もばっちりですし…何で私に声をかけてくれなかったんですか?」

舞園 「あ、昨日の今日で私にデートの話するのが気まずくなるからって考えたんですね? そんなの気にしなくていいのにっ!」

霧切 「その通りよ…あなた鋭いわね、色々と」

舞園 「エスパーですから!」

十神 「舞園。貴様霧切に惚れていたのか」

舞園 「あ、十神君のこと忘れていました」

十神 「おい」

舞園 「霧切さんが可愛いくてつい」

十神 「まあ、気持ちはわからなくもな……っ」

霧切 「あら。ありがとう」

舞園 「……十神君…十神君ももしかして……」

十神 「それ以上続けるなら覚悟しておけよ」

舞園 「……」

霧切 「とりあえず、食堂へ…いきましょうか……?」

左右田 「よくもまあ太んねェもんだな。どうなってんだよ」

終里 「動いてりゃ太んねェだろ?」

左右田 「まぁ、オメェは元々動くから、燃焼はし易いんだろうけどな。久し振りにデザート奢ってやるよ」

終里 「おっ! ヤリィ! マジで久し振りだな?!」ニコニコ

左右田 「オメェに名前覚えさせるため以来だな」

舞園 「こんにちは。左右田先輩、終里先輩」

左右田 「おう! 舞園! お?」

終里 「えーと? ギリギリ? だったか?」

霧切 「霧切です」

左右田 「めっちゃオシャレしてんじゃねェかっ。もしかして、デートか?」

十神 「不二咲とな」

左右田 「は? 不二咲?」

終里 「不二咲って誰だ?」

左右田 「あれか? いわゆる霧切と不二咲は百合ってヤツか?」

舞園 「違うんですよ、左右田先輩」

霧切 「不二咲君は男性です」

左右田 「…………え? マジ?」

十神 「いつものオーバーリアクションが消えるほど驚いているようだな」

左右田 「男の娘ってヤツか」

霧切 「今後は男子の制服で過ごすそうです」

左右田 「マジか」

終里 「だから、不二咲って誰だよ」


食事中の雑談を安価下2

霧切 「左右田先輩と終里先輩もこれからデートですか?」

終里 「デート? デザートじゃなくてか?」

左右田 「こいつのこれでそう見えるか?」

舞園 「左右田先輩の片想いかも知れませんし」

霧切 「実のところどうなんです?」

左右田 「あー?」


安価下コンマ判定
偶数でデート☆
奇数で違うし!

左右田 「ないない。だいたい、こいつ連れてって喜ぶとこなんて限られてるだろうからな」

左右田 「連れ出し甲斐がなさ過ぎだ」

十神 「逆に考えなくても済むな」

終里 「食いもんさえ食わしてくれんならどこでもいいぞ!!」

霧切 「終里先輩らしいです。ふたりの時間より食べ物主体だから、悲しくなりそうですね」

舞園 「終里先輩は、好きな人いないんですか?」

終里 「好きなヤツぅ?」

舞園 「左右田先輩も」

左右田 「オレにも振んのかよ!!」


好きな人物がいるか安価コンマ判定
奇数でいる
偶数でいない
>>388左右田
>>389終里

もう最後だからやっとこう

ほい

さて

安価下2で左右田の好きな人物

おやおや?デジャヴるぞぉ?


安価下コンマで左右田は告白済みか否か
偶数で過去に告白した
奇数でしてねェし!
さらに、偶数80以上で実は付き合っている。それ以下は振られてる。

左右田ぇ...告白してないんかいっ!

前回がトラウマになってるのかもな

>>395
小心者の本領をここで発動する!

>>396
左右田君と小泉ちゃんは特にトラウマモノでしたね…平和に終われると途中まで思っていました…

せめてここでは…って思ったけど、そうはいかないか



左右田 「あー……」

十神 「その反応はいるな」

舞園 「解り易いですね」くすっ

左右田 「うっせ! うっせ! オメェら後輩のクセに生意気なんだよ! つか…そんな解り易いか? オレ…」

霧切 「その様子だと、何人かに当てられたことがあるんですね」

終里 「なんだ左右田。オメー好きなヤツいんのか」

霧切 「そうみたいですよ」

終里 「んじゃ当ててやるよ! オレの勘は当たっからな!!」

左右田 「当てなくていい!」

舞園 「私も当てちゃおうかな。勘には自信があります! エスパーですから!!」

左右田 「勘ならエスパーとはいわねェだろっ!!」

舞園 「同時に答えましょうか」

左右田 「あれ?! 無視?! …当たっても外れても答えねェからな」

舞・終 「小泉(さん!!」

左右田 「……」ぎくり

十神 「解り易いな」

霧切 「解り易いわね」

左右田 「だああああっ!! あいつ本人は気づかねェのに、なんで他人にばっか解んだよ!! つか、わざわざオレに誰が好きとか確認とんなよ!!」

霧切 「先輩の反応を楽しんでるだとか、興味本位からじゃないかしら」

左右田 「後輩にまでこんな扱い……誰かオレに優しくしてくれよ!!」

十神 「……何故だろうか…後半のセリフは苗木か狛枝が言うべきセリフのような気がした」

霧切 「あら、奇遇ね。私はさらに、それをあなたが言うことに意味があるようにも感じるわ」

ピンポーン

ガチャッ

不二咲 「はーい。あ、霧切さ……っ!!」

霧切 「こ、こんにち、は…?」

不二咲 「き、霧切さん…今日はいつもと違う、ね?」

霧切 「……」

不二咲 「その…か、可愛いよ!!」照

霧切 「!!」

霧切 「あ、ありがとう…っ」照

霧切 「ご、ごめんなさい…勝手に部屋を訪ねたりして…」

不二咲 「ううん! そろそろ迎えにいこうかと思ってたんだ!」

霧切 「不二咲君も、スカートではないのね」

不二咲 「へ、変かな? みんなにはスカート姿しか見せたことなかったし…」

霧切 「いいえ、そんなことない。とてもいいと思うわ」

不二咲 「なら、良かった」ニコッ

不二咲 「じゃあ、行こうか!」

不二咲 「時計が欲しいんだったよね」

霧切 「ええ」

不二咲 「時計かあ…霧切さんなら、懐中時計が似合いそうだね」

霧切 「懐中時計…それもいいわね」

不二咲 「どんなモノでもそうだけど、時計もピンからキリまであるし」

不二咲 「霧切さんに合う時計が見つかるといいね」

霧切 「ええ」

霧切 「……」

不二咲 「……」

霧切 「……」

不二咲 「……」

霧切 (ど、どうしましょう……会話が続かないわ……)

霧切 (何か! 何か話題を…!)

不二咲 「き…霧切さん……」

霧切 「な、何かしら……?」

不二咲 「手を…繋ごうか?」

霧切 「手を……?」

霧切 「!」

霧切 「ええっ」

ぎゅっ

霧切 「~~っ」真っ赤

不二咲 「ごめんね。頼りない小さい手で…」

霧切 「確かに、私の手より小さいけれど」

霧切 「こうして握ってくれるだけで安心するし、とても心強いわ。何より……嬉しい」

不二咲 「そっかぁ…そういってくれて安心した。もっと自分に自信を持たないとだよねっ」

霧切 「そうね。自分を信じるという強さは大事だと思うわ」

不二咲 「自分を信じる強さか……考えたことなかったよ」

霧切 「私はあなたを信じているわ」

不二咲 「僕も、霧切さんがいてくれるなら、心強いよ。これから変われそうな気がする」

不二咲 「頑張るね!」

霧切 「ええ」


時計屋までの雑談を安価下2

おうっトリップ忘れ

生存報告があるなら待てる。問題ない

保守です。申し訳ありません

まだまだ待ってるぜ

>>405
>>408
ありがとうございます!
生活が変わってしまって時間と体力が追いつかなかったのですが、ようやく慣れてきました。

では、少し進めます!

霧切 「不二咲さんは、こうしたデートはしたことがある?」

不二咲 「それを訊いちゃうの?!」

霧切 「ごめんなさいね。探偵という職業柄、色々と気になってしまうの」

不二咲 「女子として過ごしてたから、デートとはいえないんじゃないかなぁ…」

霧切 「デートとはいえない…と、いうことは、男女の意識があればデートといえる遊びもあったワケね…」

不二咲 「えぇっとぉ……」

霧切 「今、めんどくさいって思ったでしょう?」

不二咲 「えっ?! そんなことないよ!!」

霧切 「ごめんなさい。からかってみただけよ」

不二咲 「ほ、本当かなぁ…?」

霧切 「本当よ。おかしな方向に舞い上がっているみたいで、困らせてみたくなっただけなの」

不二咲 「じゃあ、霧切さんはどうなの? デート、したことある?」

霧切 「異性との交流はなかったし、探偵活動ばかりで、みんなのように遊びに使う時間はなかったわね」

不二咲 「そっかぁ」

不二咲 「じゃあ、お互いはじめてのデートだね」

霧切 「私が探偵業以外に時間を使うことも、クラスの人たちと交流するような時間を持とうとしてこなかったから…これからそうした時間を、増やそうとしている自分が」

霧切 「とても不思議な感じ」

不二咲 「僕もみんなに嘘ついていたから、後ろめたさで他人との接触を避けてた。他人との時間が少ないのはいっしょだね」

不二咲 「僕もこれからたくさん増やさなきゃね」

霧切 「苗木君、山田君、桑田君を中心に増えていくと思うわ」

不二咲 「あははっ、そうかもぉ」

霧切 「……ふたりの…時間、も…」

不二咲 「うんっ! もちろんだよ!」

霧切 (なんだかもうすでに幸せで胸がいっぱいなのだけど…っ!)

不二咲 「こうして腕時計がズラッとならんでると壮観だね」

霧切 「迷ってしまいそうだわ」

不二咲 「無理にここで選ばなくても時間はあるし、じっくり見ていこう」

霧切 「そうね」

霧切 「……」

不二咲 「悩んでるね」

霧切 「ええ」

霧切 「なかなかないものね」

不二咲 「毎日身に付けるモノだから、妥協はしたくないよねぇ」

霧切 「…これ」

不二咲 「あ、シンプルだけど、キレイでカッコイイデザインだねっ」

不二咲 「気になる?」

霧切 「ええ…すみません」

店員 「はい」

霧切 「この時計を試着してみてもいいですか?」

店員 「かしこまりました。ですがこちら、手巻き式になっていますので、毎日ゼンマイを巻かなければならないんです」

霧切 「私が時計を持つ意味でいえば、手巻き式はいいわね……」

不二咲 「どう? 霧切さん」

霧切 「とてもいいわ…これがいい」

店員 「こちらでお決まりですか?」

霧切 「はい」

不二咲 「霧切さん、その時計、僕にプレゼントさせてもらえないかな?」

霧切 「え?」

不二咲 「昨日、時計屋に行きたいって、時計が欲しい理由をきいて考えてたんだ」

不二咲 「時間を大切にしたいって意味があるなら、その中に僕も加えて欲しいなって」

霧切 「あら。主にあなたとの時間を示唆していたつもりだったのだけど」

不二咲 「あれっ?! そうだったんだ?!」

霧切 「気持ちだけ受けとるわ。ありがとう」

不二咲 「ううん! そこは彼氏らしいことさせて欲しいな」

店員 「……???」

霧切 「でも……じゃあ…お願いします」

不二咲 「うん! 店員さん、お会計お願いします」

店員 「かしこまりました」

霧切 「ありがとう、不二咲君。大切にするわ」


―――――――――


不二咲 「まだまだ時間あるね」

霧切 「そうね」

不二咲 「どこかまだ行きたいところある?」

霧切 「不二咲君はないの? さっきは私に付き合ってくれたんだし、不二咲君の行きたいところに行きたいわ」

不二咲 「行きたいところかぁ…」


安価下2で不二咲の行きたい場所

不二咲 「霧切さんは、チョコレートは好き?」

霧切 「ええ。ひと息つく時によく食べるわ」

不二咲 「ひと休みする時のチョコレートって美味しいよねぇ」

霧切 「適度な糖分摂取は脳にいいし、心身の疲労回復にも有効だものね」

不二咲 「この近くにチョコの専門店があるみたいなんだぁ。行ってみない?」

霧切 「もちろん、かまわないわ」

不二咲 「よかった。カフェも併設されてるらしくって、ケーキが美味しいらしいんだ」

霧切 「あら、それは気になるわね。時間もティータイムにちょうどいいし、行きましょう」


―――――――――


霧切 「チョコレート専門店だけあって、店内はチョコの香りでいっぱいね」

不二咲 「チョコの香りっていいよねぇ」

霧切 「チョコの香りは集中力、記憶力を高める効果があるそうよ」

不二咲 「カカオって、結構万能みたいだからね」

霧切 「何にしようかしら…」

不二咲 「どれも美味しそうで困るよねぇ」

霧切 「ホントね」

不二咲 「僕はザッハトルテにしようかなぁ」

霧切 「ザッハトルテはチョコレートケーキの王道よね」

霧切 「私はフォンダンショコラにするわ」

不二咲 「あ、生地からチョコがとろっと、とろけてくるやつだね」

霧切 「ええ」

店員 「それでは、お席までお持ちしますので、掛けてお待ちください」


食事中の雑談を安価下2

不二咲 「美味しいっ」

霧切 「本当ね。専門店のチョコだけあって、舌触りや鼻へ抜けたときの香ばしいながらも甘い香りがとてもいいわね」

霧切 (ケーキを食べる不二咲君の姿はやっぱり、どちらかというと女の子に見えてしまうわね……)

霧切 (仕方ないじゃない! 可愛いんだもの!!)

霧切 「不二咲君は、甘いもの好きなのかしら?」

不二咲 「特別好きってワケじゃないけど、たまに欲しくなるよねぇ」

霧切 「好きな食べ物って何かしら?」


安価下で不二咲の好きな食べ物

不二咲 「シュニッツェルって知ってる?」

霧切 「子牛のカツのことよね。薄く伸ばした肉を揚げているモノを指しているようだから、豚や鶏でもそう言えるようだけど」

霧切 「揚げ物ってところが、年頃の男の子らしい好物ね」

不二咲 「でも、油とお肉で重くなっちゃって、なかなか食べきれないんだよねぇ…好きなのに…」

霧切 「それは仕方ないんじゃないかしら。不二咲さんの食べられる範囲があるのだし、無理をしてはいけないわ」

不二咲 「うん…ちゃんと食べきれるようになりたいなぁ…あ、どのお肉も美味しいけど、こういう調理法は、やっぱり豚肉が一番合う気がするんだよねぇ」

霧切 「日本人は豚カツで馴染みがあるからかしら?」

不二咲 「そうかもぉ」

不二咲 「霧切さんの好きな食べ物は?」


安価下で霧切の好きな食べ物

あけおめ保守

>>422
あけおめですっ

保守です

来月辺りに再開できたらなと思います。保守

長らくお待たせ致しました。とりあえず、安価だけでも
深夜に少し再開できればと思います。

霧切 「そうね…私はパスタかしら」

不二咲 「パスタいいよねぇ。種類が豊富だしねぇ」

不二咲 「霧切さんはパスタなら何が好き?」

霧切 「そうね…」


下2で霧切の好きなパスタ料理

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