古畑「大泉さん、私水曜どうでしょうのファンなんですよ。」 (42)

古畑「えぇ…皆さんは料理をどこから作りますか?」

古畑「スーパーで買ったり、自分で育てたり、色んな作り方があります。私はスーパーで具材を買ってミートローフを作ったりします。」

古畑「ですが、ある人物は一から作るんです。どこからかと言いますと………」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

藤村「はいOK!」

大泉「やりすぎだよぉ!40超えてるおっさん四人がサイコロなんておかしいよ!」

藤村「まぁまぁ大泉くん。今回は久しぶりなんだから気楽にいこうよ気楽に。」

大泉「いけねぇよ!」

大泉「でもってあなたは一言ぐらい喋りなさいよ!さっきクシャミしただけじゃないか。」

鈴井「ご、ごめん。」

大泉「一言目がごめんでいいのかミスター!」

藤村「カッカッカッ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432484197

藤村「そ、それじゃあ皆さんは各部屋で寝てください。朝一でサイコロ振りますから。」

大泉「ある種の脅迫だよそれ?」

藤村「無駄口叩かずとっとと寝ろ!」

大泉「なにぃ!この番組だけだよ?僕にとっとと寝ろなんて言えるのは。まったく気を使わないんだもの。」

藤村「お休みなさい。」

大泉「おい!」

《就寝》

鈴井「フゥ…」

鈴井「久々のどうでしょう軍団でサイコロか…懐かしいな。」

トントン

鈴井「はい?」

トントン

鈴井「どなたですか?」

トントン

鈴井「チッ…誰ですか?」バッ

ガチャッ

大泉「会長。話があるんですけどいいですか?」

鈴井「なんだ大泉くんか。名前ぐらい名乗りなよ。」

大泉「他のお客さんに聞かれたらマズイと思いまして…」

鈴井「そうだね。今や国民的俳優だもんね。」

大泉「いやいや…」

鈴井「思い返せば最初のサイコロの旅の時は大泉くん大学生だったんだね。」

大泉「そうですね。」

鈴井「あの頃は俺も喋りまくってたもんね。」

大泉「今や置物みたいですもん。」

鈴井「言い過ぎだぞ大泉くん。」

大泉「すみません。」

大泉「…あ!そうだ会長。奥さんからの差し入れで麻婆豆腐を持ってきたんですけどいかがですか?」

鈴井「お!ちょうど小腹が空いてたんだよぉ。いただいちゃうよ?」

大泉「どうぞ!」

鈴井「それじゃホイ!」パクッ

鈴井「うん…おいし……ゴホ……ちょっと調味料入れすぎ……ゴホゴホ!ゴホ!」

大泉「どうしたんですか会長!?」

鈴井「こ………ゴホ……これは……………」

バタ

大泉「会長!?」

大泉「……………あなたが悪いんですよぉ〜…ミスター。」

ズリズリズリ

大泉「おみまいしてやったぞぉ……どうだい?僕の麻婆豆腐は……?」

キュッキュッ

バタバタバタ

トントン

藤村「はぁい?」

大泉「藤村くん。ちょっと話があるんだけど?」

藤村「なんだ?」

大泉「実は………」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

キキィッ

古畑「現場はここ?」

向島「はい!そうです!」

古畑「こんな朝っぱらから事件なんて嫌だねぇ………眠たくて仕方がないよぉ…」

向島「そうですねぇ……」

古畑「えぇと……向島くんだっけ?」

向島「はい!向島です!」

古畑「この自転車よろしく頼むよ。」

向島「は、はい!」

一旦ここまで!!

『か……か…………と。』

伊能「氷川さんの死体の近くにあった粉を見てください。」

コナン「あれ?何か書いてあるね?」

伊能「こ、コナンくん?」

コナン「か……か…………と?かかとって書いてあるよ?これがどうしたの?」

コナンくんは僕に何か訴えかけてきてるのか?

こ…この意味は……

ーーー選択肢ーーー
1.犯人の名前
2.かかとの説明
3.まだ分からない

↓1

スレを間違えました。
すみませんでした

今泉「あ!古畑さん!!」

古畑「何を騒いでるんだ君は。状況はどんな感じ?」

今泉「ホテルですね。事件が起きたのは。」

古畑「そんな事は分かってるんだよ!事件内容を教えてくれたまえ。」ペチッ

今泉「イタ!え、えーとですね。被害者は鈴井貴之。通称ミスターですね。あの水曜どうでしょうのミスターですよ古畑さん!」

古畑「へぇそんなんだ………殺人?それとも自殺?」

今泉「いえ!意識不明の重体なのでまだ死んではいないそうです。現状では傷害事件です。」

古畑「そうか…ところで第一発見者は?」

今泉「ついに来ましたねその質問、聞いて驚かないでくださいよ古畑さん!なんと!あの!大泉洋さんなんです!!」

古畑「どこにいるの?」

今泉「興味津々ですね古畑さん。」

古畑「バカ言うんじゃないよ。捜査に決まってるだろ?」ペチッ

今泉「アイタ!と、隣の部屋です。」

トントン

大泉「はい?」

古畑「すみません。鈴井さんの件でちょっとお話を伺いたいんですが…」

ガチャッ

大泉「ミスターの件ですか。さっき警察の人に話しましたよ?」

古畑「申し訳ありません。私も同じ警察の古畑と申します。実はついさっき着いたばかりで状況が理解できてないんです。すみませんがもう一度教えてもらってもよろしいですかぁ?」

大泉「…別に警察に逆らうつもりはないんでそりゃ話しますよ。」

古畑「最初に死体を発見したのはあなたで間違いないんですか?」

大泉「もちろん。最初に僕が見つけたんです。」

古畑「その時の状況を詳しく教えてください。」

大泉「ミスターに朝起こしに来てくれって言われたから来たんですよ。確か午前6時ぐらいだったかな?そしたらミスターが麻婆豆腐食いながら倒れてるからビックリしちゃってね〜…急いで警察と救急車を呼んだんですよ。」

古畑「なるほど…よく分かりました。」

古畑「ところで…今日は水曜どうでしょうの収録ですか?」

大泉「そうですけど?」

古畑「いやぁー。実は私水曜どうでしょうの大ファンなんですよ〜。いつも楽しみに見させていただいてます。」

大泉「いえいえこちらこそ。あんなしょうもない番組で楽しんでもらえるなら嬉しいです。」

今泉「古畑さんも好きだったんですか!?僕にも話してくださいよ〜。どうでしょう語りたかったのに。」

古畑「君とは会話が弾まないよ。」

古畑「えーと…なんだっけな……ほら今泉くん!あれなんだっけ。何とかミラー……マリリンザミラーじゃなくて………」

今泉「マンインザミラーですか?」

古畑「そうだよそれだよ!あれ私好きなんですよ。」

大泉「そうなんですか。」

古畑「すみません。誠に恐縮ですが、あのモノマネ見させてもらえませんでしょうか?」

大泉「え?」

今泉「あ!僕も見たい!僕も見たいな!」

古畑「お願いできませんか?」

大泉「そんなハードル上げないでくださいよ。………少しだけですよ?」

今泉「やったー!」

古畑「お願いします。」

大泉「……アドワンニャンワンギャンタンナンンダ!」

今泉「あははは!面白い面白い!」

古畑「ふふふ。さすがです大泉さん。」

大泉「いやぁ。緊張したなぁ。」

古畑「ところでこの後のご予定は?」

大泉「えらく急だな…この後はどうでしょうの収録ですよ。ミスターがいないけどやるしかないんで。」

今泉「さすがですね!一生どうでしょうしてますね!」

大泉「そ、そうだね………」

古畑「…………………」

古畑「すみません。一つ聞きたいことがあるんですがいいですか?」

大泉「なんですか?」

古畑「私たちが収録見学するのは可能ですか?」

大泉「そうですね…構いませんよ。その代わり声とかは出さないでください。」

今泉「え!?本当に!!すごいですよ古畑さん!」

古畑「…………………」

大泉「僕の顔に何かついてますか?」

古畑「………ふふふ。面白い顔です。」

大泉「失礼だなあんた!」

一旦ここまで!

ーーーーーーーーーーーーーー

古畑「どうもはじめまして。古畑と申します。あなたが藤村さんですね?」ニヤァ

藤村「どうもどうも。HTBの藤村と言います。警察の方が見学なさるような現場ではないと思いますよ?」

古畑「構いません。」

今泉「あ!うれしーだ!!古畑さんうれしーですよ!!」

古畑「君はさっきからうるさすぎるよ。どうもうちの者が失礼しました。」ペチッ

嬉野「いえいえとんでもない。」

藤村「じゃあミスターいないけど始めるか。」

大泉「ミスターもバカだなぁ。麻婆豆腐食って腹壊してんだもの。腹壊すんなら収録中にしてくれよ。」

藤村「それ大泉くん酷すぎないかい?(笑)仮にも彼は君の会長だぞ。」

大泉「どうでしょうに会長も社員もないよ。会長だってただのディレクターと一緒にブンブンで一泊するんだぞ?」

大泉「それもバカにされてだ。君はうれしーの毛布奪い取って枕にしてぐーすかぐーすか寝てただろ。この番組じゃ立場なんてないんだよ。」

今泉「すごいですよ!番組のまんまです!」

古畑「彼は俳優とは思えないねぇ………芸人の方が売れたんじゃないかな?」

藤村「では本番5秒前!4…3…2……」

藤村「さぁさぁ大泉さん!サイコロの旅ですよ!!」

大泉「ちょっと待てよ!どこのディレクターがキュー出した後にさぁさぁなんて喋り出すんだよ。(笑)それじゃあキューの意味がないだろぉ?」

藤村「じゃあやり直すかい?」

大泉「やり直せよ。」

藤村「本番5秒前!4…3…2……」

藤村「さぁさぁ!」

大泉「だからそれやめろって!(笑)」

今泉「ぶははは!(笑)」

ペチッ

今泉「イタッ!」

古畑「静かにしなさい。今は収録中だ。」

今泉「叩くことはないじゃないですか!」

古畑「叩かないと君の頭はリセットされないんだよ。」

今泉「そ、そうなんですか?」

古畑「信じるんじゃないよ!」ペチッ

今泉「アイタ!」

大泉「………あのぉ〜。静かにしてもらってもよろしいですかガヤの皆さん?」

藤村「僕らよりも騒がしいガヤですなぁ。(笑)」

古畑「どうもすみません。ほら謝りなさい。」

今泉「え?僕ですか?」

古畑「早く!」

今泉「ごめんなさい!」

藤村「ぶはっ!」

大泉「彼らは本当にガヤなのかい?どこかの所属タレントだろ?」

藤村「ミスターより喋ってますからね。」

大泉「おいおい!この場にいないミスターいじるのやめろよ!ミスターがストライキ起こすだろう?」

藤村「ごめんごめん!ところで企画説明なんですけども…」

大泉「突然始めるんだな。」

藤村「まぁみなさんご存知サイコロですよ。」

藤村「1〜6までに出た目の場所へ移動しなければなりません。今回はフリップの方は見せずにサイコロを振っていただきます!」

大泉「なにぃその新ルール?久しぶりだからって調子に乗るなよ。」

藤村「とにかくサイコロ振れよ!」

大泉「分かった分かった。振ればいいんだね?」

藤村「そうだ。振りなさい。」

大泉「本当にいいんだね?」

藤村「構わないぞ大泉くん。」

大泉「でもなぁ…」

藤村「しつけぇな!」

大泉「タレントに向かってその言い方はないだろ藤村くん!」

藤村「前ノリが長いんだよ。(笑)お願いだから振ってください。」

大泉「やればいいんでしょやれば!」

大泉「えぇ……皆さんお待たせしました。久しぶりに言わせていただきますよぉ。」

藤村「ぶっ!」

大泉「せーの…何が出るかな!何が出るかな!それはサイコロま・か・せ・よ!」ブゥン

ころっころっ

一旦ここまで!

『同じ島でもこれは遠いぞ 鹿児島』

大泉「しょっぱなから鹿児島かよ(笑)」

藤村「さすが大泉さん!強運ですなぁ〜(笑)」

大泉「君って男は………」

今泉「さすが大泉さん!」パチパチ

大泉「うるさいよ!」

藤村「ガヤの人に突っ込んじゃダメですよ大泉さん(笑)」

古畑「………………」

今泉「どうしたんですか古畑さん?」

古畑「いや、なんでもない。」

今泉「?」

ーーーーーーーーーーー

大泉「………………」

古畑「隣よろしいですか?」

大泉「構いませんよ。」

古畑「今カメラ回ってないですよね?」

嬉野「はい。」

古畑「まさか最初から鹿児島とはとんだ悲劇ですね。」

大泉「こんな感じでしょ?どうでしょうは?」

古畑「はい。そうです。」

大泉「飛行機の中ってね。やる事がないんですよ。寝るぐらいしかする事がないもんだからこっちも辛いんです。」

古畑「それは大変ですね。」

古畑「話は変わりますが、ミスターの件でまたお話を伺いたいんですが…」

大泉「またですか?」

古畑「何度もすみません。」

大泉「僕は構わないからいいですけど、気をつけてくださいよぉ。」

古畑「今後気をつけます。」

大泉「で、話はなんですか?」

古畑「はい。それなんですが…うーん……」

古畑「ミスターとはどうやって知り合ったんですか?」

大泉「………事件とは関係ないんですか?」

古畑「はい。私の単なる興味ですから。」

大泉「緊張してた時間を返してくださいよ。」

古畑「ふふふ…」

大泉「……そうですね…ミスターとは大学の頃に出会いました。その時スカウトされましてね。それからずっと社員としてこき使われてます。」

古畑「古い付き合いですね。」

大泉「そりゃもちろん。その数年後にどうでしょうも始まりましたからね。どうでしょうは僕の芸能生活の始まりと言っても過言じゃないです。」

古畑「さすが一生どうでしょうしますと言っただけありますね。」

大泉「いやいや…」

古畑「あ!そういえばミスターが食っていた麻婆豆腐について分かったことがありましてね。」

大泉「はい?」

古畑「実は今回ミスターを苦しめた麻婆豆腐とミスターの奥さんが作った麻婆豆腐の成分を調べて私が作ってみたんです。。」

大泉「……………」

古畑「残念ながら機内には持ち込めませんでしたが、私が食べたところ、両方ともとても美味しく、味が似ていました。しかし、ミスターが食べていた麻婆豆腐からは若干鼻にツーンとくる味がありました。」

古畑「ですが、それが何の味なのか思い出せないんですよ。もう少しで思い出せそうなんですが…」

大泉「思い出せるといいですね。」

古畑「大泉さんなら分かるんじゃないですか?」

大泉「へ?」

古畑「大泉シェフならそれが何の味かお分かりだと思っているんですが…?」

大泉「ま、まっさか〜。あくまで僕は料理好きのタレントですよぉ?そんなの分かるはずないじゃないですか。」

古畑「………そうですか。残念です。」

今泉「古畑さん!あっちにONちゃんいましたよ!」

古畑「何バカなこと言ってるんだ君は!そんなはずないだろ!そこに行くから待ってなさい!…では失礼します……」

大泉「ええ……」

大泉「………………………」

一旦ここまで

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom