【安価】fate/zero de クトゥルフ神話TRPG【コンマ】 (337)

※注意※
・これは第四次聖杯戦争のメンバーがクトゥルフ神話TRPGを遊ぶだけのSSのようなものです
・安価でキャラの行動を決定したり安価先のコンマ以下で1d100を判定したりします
>>1はfateシリーズ、クトゥルフ関連についてはにわかなので知識が及ばない部分がありましたらごめんなさい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431628174

――とある日のアインツベルン城

セイバー「……退屈だ」

セイバー「切嗣が仕事をくれないせいで騎士王ともある私が暇で暇でしかたない」ゴロゴロ

セイバー「なーにが『世界の恒久的平和』キリッですか、それが叶うならブリテンは滅んでやいませんよ」

セイバー「ともかくすることがないのは由々しき事態です、ここはひとつアイリスフィールになにか手伝うことでもないか聞いてみましょう」

セイバー「アイリスフィール! 何かすることはありませんか!?」トテトテ

アイリ「あら、懐かしいものが出てきたわ!」

セイバー「おや、どうしたのですか? そんなに物置を漁って」

アイリ「あら、ちょうどいいところに来たわねセイバー、見て見てこれ!」スッ

セイバー「これは……『CALL of CTHULHU』? これはどういった趣の蔵書なのですか、アイリスフィール?」

アイリ「『クトゥルフの呼び声』、クトゥルフ神話を題材にしたTRPGよ」

セイバー「TRPG? それは一体――」

キャスター「そぉぉぉぉれは私めがご説明いたしましょうジャンヌゥ!」ヌゥ!

アイリ「きゃあ!」

セイバー「おのれキャスター! 何をしに来た!」シャキン

キャスター「おお、おお、剣を納めなさいジャンヌよ」

キャスター「私は先程も申したはずですよぉ、『ご説明いたしましょう』と」

セイバー「ぬ、しかしなぜ貴様が……」

キャスター「ぬぁにを隠そう! 私のこの『螺湮城教本』の元ネタこそそのクトゥルフ神話なのです!」

キャスター「ついで言うとこれ自体がクトゥルフ神話TRPGのルールブックにもなります」ペラペラ

セイバー「そ、そうなのか……」

キャスター「ウォッホン、話が逸れてしまいましたねぇ」

キャスター「まずはTRPGについてお教えしましょうジャンヌゥ」

セイバー「いやだから私はジャンヌなどという名前では……」

キャスター「TRPGとはつまりテーブルトークロールプレイングゲーム、書いて字のごとく人間同士が机を囲み会話をしながらごっこ遊びをするというものです」

キャスター「GM(ゲームマスター)と呼ばれる進行役の用意したシナリオや舞台の中でプレイヤーたちはそれぞれ自分の作ったキャラクターになりきり冒険する、これがTRPGの概要ですねぇ」

キャスター「行動の成否や戦闘などはサイコロなどによって判定するので最終的には自らの幸運に委ねるしかない緊張感もまた乙なもの」

キャスター「サイコロの目に一喜一憂したり、プレイヤーの閃きによって苦難を乗り越えていく喜びや……ああ、筆舌に尽くし難い!」

セイバー「ううむ……だがそれなら」

セイバー「普通のRPGではダメなのか? 非日常的な世界で大冒険をしたいならド○クエで十分では――」

キャスター「アアアアアアァァァアァァァアアァァ!!!!!!」ガンッバキッ

セイバー「ひっ」ビクッ

キャスター「ああ神よ! 何故貴方はそこまでも残酷か! 我が麗しの聖処女に! よりにもよってジャンヌに! TRPGを愚弄させるなど!」グリングリン

セイバー「ア、アイリスフィール、彼は一体――」

アイリ「……残念だけど、今のはあなたが悪いわ、セイバー」

セイバー「えぇ!?」

アイリ「いい? セイバー、TRPGというのはプログラミングされた機械とやるのではなく、血の通った人と人がやりとりをする遊びなの」

アイリ「だからGM側が想像だにしない方法で障害を乗り越えたり、GMの心を動かすRP(ロールプレイ)をして有利な状況を作ることだってありうる」

アイリ「ゲームの中だけでなく、ゲームの外でもドラマが生まれる、それがTRPG」

アイリ「RPGとは全くもって別の存在なのよ」

セイバー「そ、そうだったのですか……」

キャスター「アアアアアアアアアイイイイイイアアアアアア!!!!」

セイバー「そ、そのキャスター? 先程は私が無知なばかりに失言をしてしまった、この件については私に非がある、詫びよう」

キャスター「……ほ?」

セイバー「色々と聞いているうちに少々TRPGとやらに興味がわいた、説明を続けてはもらえないだろうか」

キャスター「おおお、やはりジャンヌ貴方は我が光……」スリスリ

セイバー「ただ私をジャンヌと呼ぶのはやめろ」ゲシ

キャスター「それではクトゥルフ神話TRPGの説明に戻りましょうかぁ」

セイバー「うむ」

キャスター「クトゥルフ神話TRPG、クトゥルフの呼び声、CoCなどと呼ばれていますが、要するに『クトゥルフ神話』を題材としたTRPGということですねぇ」

セイバー「『クトゥルフ神話』というとギリシア神話やケルト神話と同列のものか? 私は聞いたこともないが……」

キャスター「いえいえ、それらの神話とは全く異質のものですよジャンヌゥ」

キャスター「ギリシア神話などが伝承されてきた伝説ですが、クトゥルフ神話は一個人、及びその友人の創作物に過ぎません」

キャスター「H・P・ラブクラフトという小説家とその周辺の作家が著した作品群に仄めかされる冥き闇の言い伝え……それが『クトゥルフ神話』なのです」

セイバー「なるほど、神話の体系を取ってはいるものの、あくまで作中の設定のようなものということか」

キャスター「その通りですジャンヌゥ! 流石は聖処女、理解が早い」

キャスター「その設定というのもそれはそれはおどろおどろしいもので、外宇宙から飛来した神やらかつて地球を我が物としていた旧支配者やらがわらわら出てくるのです」

キャスター「おお、なんと冒涜的で穢らわしいことか!」クワッ

キャスター「そんなものを題材としたTRPGですから、自然とシナリオや設定も悍ましいものとなっておりますよぉ」

キャスター「基本的に、探索者――つまりプレイヤーキャラクターは仇敵たるクトゥルフの神格に敵いません」

セイバー「なにっ! それではどうやって倒すのだ!?」

キャスター「まず倒そうと思うこと自体間違っておいでですよジャンヌ」

キャスター「彼らを前にして人間は正気を保つことすら能わず」

キャスター「故に、彼らが人間の世界へ侵攻しようとするのを未然に防ぐ、というのがゲームの目的となってきます」

セイバー「戦わずして勝たねばならないのか……」

キャスター「そういうことです、さあ、ここまで解説しましたが百聞は一見にしかず、実際にプレイしてみるのが理解するのに手っ取り早い」

セイバー「だが、いいのだろうか? 私はTRPGに関してはずぶの素人だ」

キャスター「心配ご無用ですよジャンヌゥ、誰しも皆初めは立ち方すら知らない子鹿のなのです」

キャスター「思い出しなさい、貴方が天啓を受け最初に戰場に望んだあの時の初々しさを……」

キャスター「それに私めが貴方を陰ながらお支えしましょう」ズイッ

キャスター「難しいところがあれば私がお教えしますのでご安心ください」ニィ

セイバー「あ、ああ、それは有難い……」ヒキ

アイリ「でもどうしましょう」

キャスター「どうかされましたかな、ご婦人」

アイリ「だって、キャスターさんがセイバーのサポートについて、私がKP(キーパー、GMと同義)をやるとするとPL(プレイヤー)がセイバー一人になっちゃうわ」

キャスター「ふむ、そうですねぇ、頭数の少なさはいつだってTRPGの天敵です」

キャスター「それではこういうのはどうでしょう、他の陣営の者も呼ぶというのは」

セイバー「そ、それは流石に――」

アイリ「まあ、素敵じゃない! 今日は一日聖杯戦争はお休みにしてクトゥルフやりましょう!」

セイバー「ええ!?」

アイリ「でも、どうやって呼ぶの?」

キャスター「確かこの螺湮城教本のこのページに……ああ、ありました『門の創造』の手順が」

アイリ「それならひとっ飛びね!」

セイバー「???」

アイリ「ああ、セイバーにわかりやすく言うとね、『門の創造』っていうのはクトゥルフの魔術で、簡単に言えば瞬間移動できるって代物なのよ」

アイリ「厳密に言うと瞬間移動するための”門”を作る魔術ね」

セイバー「そ、そうですか……」

セイバー(なんか色々とついていけない……)

キャスター「さあ準備が整いましたよぉ、SANチェックの準備は万全なりや?」

アイリ「まあ、キャスターさんったら」クスクス

                           _
                            , ´:::::::`ーァ
                       __/´:: ̄::~::::::::::::::::::::: ̄ ̄乙 ― - 、
                     | ̄::::::,-、:::::_ - ―‐-- 、:::::::::ミヾ.、/////`丶、
                ヤーソ::_/ ヽ`´ , -― ´  ゙ヾ、:::::::::::\//;:;:;:;:;:;:;:;\
                ノリ゙,!:::/ _. _   〉〈 ,z-―‐ - 、 ~ミ ヾ:::::::::\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\
              /;:;:;:;:;〉:::Y,´‐ 、` iヽ/ / ァ. ⌒゙ 、 }::::::\:::::ヌ゙;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\
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.        /リ//////////'゙i  ̄/え_N゙7   ゙\     |::_:::::::::::::i゙ ///////;:;:;:;:;:;:;:|  ふんぐるい むぐるうなふ
.         /リ/////////// |  ´   ___    `    刎:::::::::::ハ //////////;:;:;:;|
.        ,リ/////////////ヾ、 圷ニニニニ`ァ   / _) ,!:::::メ从 ////////////;:|
.        i////::;:;:;:;:;::;:;:;:;:///ハ  マ::::ァ´ ̄`丶ソ  ´ ._ム_ツ´/、|リ .//////////////
.        |//;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ノリネ ルー―‐zシ´   / W ノリ |/ ;:;:;:;:;:;:;:;://///////
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       ヤ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|    爪       / /_/ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//
        孑;:;:;:;:;:///////\./| ` ̄ ̄ ´,ヌ´////|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::_´/|
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_マヽ、ー= 、////``ー-- 、//////`廴.///////////ノ - ー .´|\..////////|
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キャスターに招来されて一緒にクトゥルフ神話TRPGをプレイするキャラクター
>>17-19
fate/zeroの主要キャラクターでお願いします

イリヤ

面子:セイバー、イリヤ、綺礼、切嗣でいきます
サーヴァントがいなかったのは意外ですね
また午後にでも書いていきます

むしろ大好きじゃなきゃこんな劣化撲滅キャンペーンやってないでしょ

あ、虚淵に言いにいっても良いかもね
沙耶の唄とか作るくらいにはクトゥルフにも造形深いし

こんなやつ通報してNGにして見えなくすればええねん
前にも同系統のスレを荒らした事のある前科者だしすぐ焼かれるやろ

なんか伸びてたけど、これ荒らし扱いなん?
GMがルルブ無しとかそんなオンセ怖くてやりたくないってのはそんなにおかしい意見かな?
SS板でやるからシステムちょっと改変してそれっぽい感じでやるよーとか最初に言われてたならそこまでひっかからんけど>>3でおもいっきり名前出してるしなぁ

審判(GM)が野球のルール(そのTRPGのシステム、ルール)知らないからストライクゾーンがころころ変わるし、1ストライクでアウトになったり5ストライクでもアウトにならなかったりデッドボールでホームラン扱いする

草野球(SS板の二次創作)なんだから別に厳密に野球のルール(ルルブ)に従わなくても楽しければいいじゃんって意見

そんなの(ルルブ無しGM)を『これが野球だ』と何も知らない子供達(TRPG初心者)に教えられて、さらにそれを真似して他所でやるようになったら困るから正しいルールでやってくれって意見

みたいな?もっとうまく例えられたらいいんだが

カッ

キャスター「ジル・ド・レイ、ただいま帰還いたしました」

綺礼「…………」

イリヤ「キリツグーもうお家に戻っちゃうのー?」

切嗣「……アイリ、これは一体どういうことか説明してもらおうか」

アイリ「まあ、ほとんど私の家族じゃない」

キャスター「招来といいましても近くにいた者を呼び寄せただけです故」

キャスター「庭で遊んでいたジャンヌのマスターとその娘、そしてそれを影で垣間見ていたアサシンのマスターを引き連れてまいりましたぁ」

綺礼「ふっ、まさか私の尾行術が見破られようとは……」

切嗣「貴様は何故さも当然のように僕をストーキングしているんだっ……!」

切嗣「それで、これは何の冗談なんだい、アイリ」

アイリ「久しぶりに皆でクトゥルフやろうと思ったの♪」

切嗣「ああそうか、なるほどな……だが――」

切嗣「君とイリヤはわかる! だが何故僕がこいつ(綺礼)やこいつ(セイバー)らとTRPGをしなくてはならない!?」

切嗣「そもそもキャスターはどこから侵入したんだ!?」

イリヤ「キリツグおちついて……」

綺礼「その通りだ衛宮切嗣、敵を前にして焦燥の情を見せるとは貴様らしからぬ愚行だ」

切嗣「お前は僕のなんなんだ……」

アイリ「いいじゃない切嗣、キャスターさんも敵意はないって言うし、今日一日くらいお休みがあっても」

セイバー「だが切嗣の言い分にも是はある、いくら余興とはいえ敵を懐に入れるのは――」

切嗣「まあアイリがそう言うならいいだろう、僕も久々に家族と卓を囲みたいと思っていたところだ」ムシ

セイバー「切嗣!?」ガーン

イリヤ「わーい、キリツグとお母様とくとぅるふー」

綺礼「フフフ、貴様とこんな形で決着を着けることとなるとはな、衛宮切嗣」

綺礼「さあ、見せてもらおう、貴様がTRPGに何を求め、何を得るかを……」

切嗣「お前だけはSAN値直葬させてやる……!」

綺礼「望むところだ」

アイリ「こらこらー! もうその時点でPvP始めないの!」

セイバー(うぅ、TRPGというものをやることになったのはいいのだが……)

切嗣「」ムシー

セイバー(なんか気まずい……)

キャスター(按ずることはありませんよジャンヌゥ)

セイバー(なっ、貴様頭に直接――!)

キャスター(最初に申しました通りTRPGは人と人のやりとりです、ともに探索をし、冒険をし、卓を乗り越え勝利と栄光、安寧を掴めば)

キャスター(それはもはや戦友も等しい)

セイバー(……つまり切嗣とともにTRPGをすれば仲良くなれる、と?)

キャスター(ええ、何事も対話が肝心なのです、互いを敬い、正面から向かい合えば私とリュウノスケのようなナイスタァァァッグになれますとも)ニコッ

セイバー(その言葉、信じてみるぞ)

キャスター(まあ、卓を終えて友情にヒビが入ったなんていう話もザラですが)

セイバー(おい)

アイリ「ともかく、面子はこれで決まりね! まずはみんなキャラメイクしてちょうだい」

アイリ「アイツベルンでは能力値ロールは一発振り、振り直し無しよ―」

イリヤ「はーい」コロコロ

切嗣「ああ」コロコロ

綺礼「うむ」コロコロ

セイバー「む、『キャラメイク』だの『能力値ロール』とは一体どういうことだ、キャスター?」

キャスター「キャラメイクはそのセッションで使用するキャラクター、つまり自機を作成することですねぇ」

キャスター「どのような人間なのか? 能力はどのようなものか? 性格は? 容姿は?」

キャスター「そんなことを決める、いわば下準備です」

セイバー「能力も自分で決めていいのか?」

キャスター「もちろん自由に、とはいきませんが」

キャスター「その能力を決めるのが能力値ロールですよジャンヌ」

キャスター「それぞれの能力に決められた数のダイスを振り、その合計が能力の値となるのです」

キャスター「例えばSTR(筋力)のロールは3d6で決定されるので6面ダイスを3つ振り出た数字がPCの筋力となる……と言った感じでしょうか」

キャスター「能力値そのものは、メタ発言になってしまいますが、我々サーヴァントのステータスのようなものですねぇ」

セイバー「では強いキャラができるかどうかは結局のところ自らの運に委ねられているのか」

キャスター「そうとも言えます、特にこの卓では振り直しはなしですから純粋なダイス運が試されていることでしょう」

キャスター「細かいことは教えながらやっていくのでまずはロールをしてキャラクターシートに記入していきましょう」

セイバー「そうだな」

キャスター「ここは――」

<イヤーEDUヒクーイ

<ナンダコノSTRハ!? DB-ダトッ!?

<……フツウダナ

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _    コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

能力値決定中――

綺礼「そういえばお前がKPをやるのだったな、女」

アイリ「ええ」

綺礼「シナリオは用意出来ているのか、それともサプリメントの……」

アイリ「いいえ、そこら辺は切嗣たちとやりつくしちゃったからオリジナルのを回そうと思ってるわ」

綺礼「ふむ……」

アイリ「きちんとしたシナリオじゃないから変なところがあっても許してちょうだい」

綺礼「相分かった」

切嗣「それじゃあ次は職業と技能を、っと」

切嗣「アイリ、推奨技能なんかはあるかい?」

アイリ「そうね、御三家はもちろんのこと、《拳銃》と《回避》はあって損はないはずよ」

切嗣「ふむ、戦闘を仮定する必要がある、か……しかし《拳銃》を指定する意味は……」

セイバー「?」

セイバー「キャスター、職業というのはなんとなくわかるのだが、技能とは一体何なのだ?」

キャスター「技能とはそのPCが使えるスキルのようなもの、探索者たちは自らの技能を駆使して謎を解き明かしたり困難に立ち向かったりするのです」

キャスター「例えばほら、御覧なさいジャンヌ」ルルブパラパラ

セイバー「こ、こんなに沢山あるのか」

キャスター「しかし当然ながらこれらすべてを習得できるわけではありません」

キャスター「PCの職業によって取れる技能は限られるのですよ」

キャスター「故に、クトゥルフにおいて職業選択は最も慎重に行うべき選択なのです」

キャスター「そして先ほど能力値を決定した際にEDU(教養)×20の値を求めていただきましたねぇ?」

セイバー「ああ、たしか職業技能ポイントとか言ったな」

キャスター「それを技能の値に割り振るのです、もちろん、その職業で習得できる技能に限りますが」

セイバー「これなら万能で異常に強すぎるキャラクターができることもないな!」カキカキ

セイバー「ところでこっちの趣味技能ポイントとは一体?」

キャスター「いいところにお目を付けられる」ニィ

キャスター「こちらは職業とはまた違った、個人的に修得する技能に割り振ることのできるポイント」

キャスター「つまり好きな技能に! 好きなだけ! 割り振ることができるのです! ああ神よ!」

キャスター「まあ、その分職業技能ポイントに比べてその分量は乏しいですがねぇ」

セイバー「よし、これでキャラクターシートがあらかた埋まった、協力に感謝するぞ、キャスター」

キャスター「そのお言葉、光栄の極み……」

アイリ「はいはーい、みんなキャラシができたら提出してちょうだい」

「「「「はーい」」」」

セイバーのPCの職業
>>31
切嗣のPCの職業
>>92
イリヤのPCのの職業

>>89ミス


セイバー「よし、これでキャラクターシートがあらかた埋まった、協力に感謝するぞ、キャスター」

キャスター「そのお言葉、光栄の極み……」

アイリ「はいはーい、みんなキャラシができたら提出してちょうだーい!」

「「「「はーい」」」」

セイバーのPCの職業
>>32
切嗣のPCの職業
>>93
イリヤのPCのの職業
>>94
麻婆のPCの職業
>>95

関係ないレスは安価下
職業だけ安価して技能はこちらで割り振ります

探偵

医者

探偵助手

警察

>>32ではなく>>92でした
今日はPC紹介だけで終わりです

ビュティ・コトミネ 性別:女性 職業:警察官 年齢:26 PL:言峰綺礼
STR:10  DEX:16  INT:10 アイデア:50
CON:5  APP:13  POW:13 幸 運:65
SIZ:9 SAN:65 EDU:18 知 識:90
H P:7 M P:13 回避:32  ダメージボーナス:0
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:360 個人技能点:100)
[職業技能]
回避:82%(32+50) 応急手当:70%(30+40) 言いくるめ:75%(5+70)
心理学:75%(5+70)
[職業選択技能]
マーシャルアーツ:81%(1+80) 目星:75%(25+50)
[個人技能]
キック:75%(25+50) 拳銃:70%(20+50) 
――――――――――――――――――――――――――

綺礼「私のPCは警察官だ」

綺礼「DEXが高くCONが低いということは元陸上選手だったが病気で競技をやめ、警察官になったといったところか」

アイリ「能力値を見てキャラの設定を作ると楽しいわよね」

切嗣「しかしMAキックとは……言峰綺礼、お前が脳筋PLだったとはな」

綺礼「フッ、最後に信じられるのは己の肉体だ」

綺礼「よもや貴様ほどの人間がクトゥルフに裏切りがないなどと世迷い言を言うまい?」

切嗣「フン、戦闘技能など神話生物の前では無意味」

切嗣「せいぜい神格クラスが降臨しないことを祈っているんだな、言峰綺礼」

綺礼「そういう貴様のPCはどのようなものか、見せてもらおう」

切嗣「ああいいとも、僕のPCは――」

ケリィ・エミール 性別:男性 職業:医者 年齢:26 PL:衛宮切嗣
STR:4  DEX:13  INT:12 アイデア:60
CON:15  APP:12  POW:9 幸 運:45
SIZ:11 SAN:45 EDU:13 知 識:65
H P:13 M P:9 回避:26  ダメージボーナス:-1d4
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:260 個人技能点:120)
[職業技能]
精神分析:81%(1+80) 信用:70%(15+55) 医学:75%(5+70)
[職業選択技能]
目星:80%(25+55)
[個人技能]
回避:86%(26+60) 拳銃:80%(20+60)
――――――――――――――――――――――――――

綺礼「そういう貴様も拳銃技能に極振りではないか」

切嗣「僕はKPの提示した推奨技能に忠実なだけだ」

切嗣「決して神話生物相手にコンテンダーをぶち込みたいなどという願望などない、絶対にだ」

切嗣「それにつけてもヒーラーは必要だろう? この面子だとまともな技能を取るような者はいなさそうだから」

切嗣「必然的に僕が医者を選択し、なおかつ推奨技能を取るとなれば」

切嗣「このようなPCになるのは必然だ」

アイリ「切嗣は意外とPC作成の時点から手堅いのよね」

切嗣「理不尽な即死がまかり通る世界だからね、用心するに越したことはないよ」

綺礼「しかし医者の趣味技能が回避と拳銃とは一体どういうことなのだ?」

切嗣「そ、それは……」

アイリ「あ! いいこと思いついちゃった!」

綺礼「む」

アイリ「ケリィを監察医ってことにしてビュティの同僚にしちゃえばいいのよ、丁度歳も近いことだし」

アイリ「警察に関係ある医者ともなれば拳銃を扱っていてもおかしくはないんじゃない?」

切嗣「そうだね、こいつのPCと親しいというのは業腹だが、明確な関係性があったほうがRPがやりやすい」

切嗣「僕の方に異存はないよ」

綺礼「私もそれで構わない」

セイバー「こんなに軽く設定を作ってしまってもいいのか?」

キャスター「無論ですとも」

キャスター「それどころか他PCとの繋がりはあるに越したことはありませんからねぇ」

キャスター「PCが初対面の、赤の他人同士であるとRPもぎこちないものになりますが」

キャスター「友人知人同士であれば会話も弾み、探索もドラマティックになることでしょう」

キャスター「ジャンヌも他のPCとの接点を考えてみてはいかがです?」

セイバー「ふむ、悪くないかもしれないな」

イリヤ「次はイリヤのばーん!」

イリヤ・フィール 性別:女性 職業:探偵 年齢:15 PL: イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
STR:11  DEX:9  INT:13 アイデア:65
CON:9  APP:13  POW:11 幸 運:55
SIZ:13 SAN:55 EDU:9 知 識:45
H P:11 M P:11 回避:18  ダメージボーナス:0
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:180 個人技能点:130)
[職業技能]
言いくるめ:65%(5+60) 値切り:65%(5+60) 心理学:65%(5+60)
[職業選択技能]
[個人技能]
回避:68%(18+50) 隠れる:60%(10+50) 目星:55%(25+30) 
――――――――――――――――――――――――――

セイバー(!)

イリヤ「わたしのPCはね、とある探偵事務所で助手として働いてる女の子だよ」

イリヤ「ちょっとずる賢くて小悪魔な感じで、口先で人を誑かすのが得意なんだ」

イリヤ「でも探偵ごっこに夢中になりすぎてお勉強はおろそかになっちゃってるね」

切嗣「あはは、イリヤはPCも可愛いなあ」デレデレ

セイバー「あ、あの、イリヤスフィール?」

イリヤ「? なあに?」

セイバー「実は私のPCも職業が探偵なのだが、同じ探偵事務所の仲間ということにしてもらってもいいだろうか?」

イリヤ「うん、いーよ!」

アイリ「あらあらいいわねえ、それじゃあセイバーのPCは度々事務所に仕事の邪魔をしに――じゃなくて遊びに来るイリヤのお守りをさせられてる探偵ってことでいいかしら?」

アイリ「ついでにイリヤたちのいる事務所は結構有名なところで、警察も協力を仰ぐこともあるってことにして」

アイリ「切嗣たちとの関わりも作っちゃいましょう!」

イリヤ「わーい!」

アイリ「セイバーは初心者だからRPの面で助けてあげてねイリヤ」

イリヤ「はい、お母様」

セイバー「ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします、イリヤスフィール」

アイリ「それで、セイバーのキャラシはどんな感じかしら?」

セイバー「ええ、キャスターとともに作成したのでおかしい点はないと思いますが……」ペラッ

アーサー・ペンドラゴン 性別:男性 職業:探偵 年齢:20 PL:セイバー
STR:10  DEX:13  INT:11 アイデア:55
CON:9  APP:11  POW:11 幸 運:55
SIZ:18 SAN:55 EDU:13 知 識:65
H P:14 M P:11 回避:26  ダメージボーナス:+1d4
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:260 個人技能点:110)
[職業技能]
鍵開け:71%(1+70) 写真術:70%(10+60) 図書館:75%(25+50)
法律:45%(5+40)
[職業選択技能]
目星:65%(25+40)
[個人技能]
聞き耳:55%(25+30) 運転(自動車):60%(20+40) 機械修理:60%(20+40) 
――――――――――――――――――――――――――

綺礼「至って危なげのない構成と言えるな」

イリヤ「うわー、アーサーのSIZでっかーい」

アイリ「御三家もばっちりね、これはキャスターさんの指導かしら」

セイバー「ええ、この3つだけは取っておいたほうがいいと聞きましたので」

アイリ「趣味技能の運転と機械修理はなにかしら?」

セイバー「何を取得してもいいとうかがったで、私の騎乗スキルになぞらえて、車を弄ったり乗り回したりするのが趣味ということにしました」

アイリ「わかったわ、役立つ場面があるといいわね!」

アイリ「それじゃあキャラシが揃ったことだし、そろそろシナリオを始めましょう?」

切嗣「ああ、楽しみだ」

綺礼「了解した」

イリヤ「今日はどんな神話生物がでるかなー?」

セイバー「よろしく頼む」

キャスター「おほぉ! やはり卓が生まれる瞬間はが胸が高鳴り血が踊りますねぇ!」

                 , -=== 、、
              /      \、
                     _ ヾ!へ/^ヽ__
                  , . ‐'   リ  ̄  ̄`"'ー、`ヽ、

                 /‐ " ̄ `ヽl! _,..   、_ \!^ヽ
                 /      / `ヽ  `ヽ、 ヽ ヽ.}^ヽ
                //.:                ヽ ヽ. }
             /:/ /:/  /  /              Y彡Y^i
               //: /:.:/:.  /   / ,イ i      ヽ.    Y彡l人
           /イ: /: /:. /. l: /./ :/ | :l  ヽ  i:.  i     Yント..ノ
             { ,/イ:. i:. l:. l: ;イ:;{:. :! !:. :ト、 .l:. l:.  l    lソリハ
               ( | /!:../!:ム_l_!:ハ. :|  ';.:.| ', :ト、 ト、. :| :  ;. :lソソノ
             {,{リV::V ,ィt疋ト、|   ヽ!_,イ戈艾云!:   i :|ソ::}
             ___V./.ハ ` {ミ尨!`   ' .ィ'モ;添ミ!'オ:  .i ト/ソ  いざ、狂気と混沌のクトゥルフ神話TRPGへ!
            `ヽ::::::::::// !ハ  ゞ='        ゞ乏ソ 〃.  .i |,イ
         _  ̄`//   ::}                /: :.,': :!:ハ;;\
         /: : : `ーl:i: ,  :::ハ.    〈        /: :./.://;;ハ;;ヾ;ヽ
       /.:: : : : : : : :l|: i: ::/ニ、\    ー ‐    ,.イ: ../:.//:/ };;;;;};;;;)
        /:::::: : : : : : : :!l: i /:::::::\ \       /./: ./:.//シ  じ';;ノ
      ./:::::::: : : : : : : :リレ! {:::::::::: ::`ー兮ー-‐ '__ノイ/ //ン'
      /:::::::::: : : : : : ::: : :::V::: : : :::::::::::/::ヽ ̄二-‐':::リ!./`ヽ_       ___
     /::::::::::: : : : : : ::::: : ::::::: ::: : : : : i: : :::/ / : : : ノ レ': : : : ::::`ー^ー' ̄: : : : : : : :`ヽ、
     {:::::::::::: : : : : : ::i::::::::/:/: : : : _ - '"ニニ、: : : : : : : : : : : :/: : /:: : : : : : : : : : : : : : :\
      !::::::::::: : : : : : :ヽ:::::::/,. - '"  ヽ    \: : : : : : : : : : :: :::i:::: : : : : : : : : : : : : : : : : \
     ト、:::::::: : : : : : :::ヽ:::K       `  ー-\: : : : : : : : ::: ::i:::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
     <::.:\::::::: : : : :::::::V `ー- .. _        \: : : : : : ::: : ::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
     }: :: ::::`ヽ:::::::::::::::::l     O`Tー- .._       \:: :::::: ::i:::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.::/
    ノヽ: : : :::::::ヽ::::::::::人     -/    ` ー-  .._ゝV: ::i::: : : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::/
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――To be continued

なんで医者が職業ポイントで拳銃なんか取れるん?
ルルブの医者の欄何回見直しても拳銃技能取得可能って書いてないんだけど

>>121
ケリィの《拳銃》は職業技能ではなく個人技能(=趣味技能)としてとりました
個人技能はINT*10した数値の分だけ好きな技能に振ることができます

折角FateのキャラクターがTRPGをやるので登場人物のスキルに合わせた特殊能力を実装してみたいと思います

例)セイバー《直感A》:シナリオにつき3回まで、安価で発動、付近に危険があればそれを察知できる、発動時に付近に危険がなくとも消費される

ただしゲームバランスの崩壊や純粋にTRPG感が薄くなるなどといったデメリットもあるので安価で実装の可否を決めます
1.実装する
2.実装しない
↓2

【スキル一覧】
セイバー《直感A》:シナリオにつき3回まで、安価で発動、付近に危険があればそれを察知できる、発動時に付近に危険がなくとも消費される

衛宮切嗣《固有時制御・二重加速》:コンマ安価先で発動、倍速で動くことにより通常の倍慎重にダイスを振ることが可能、結果を安価先のコンマかその直下のコンマか選ぶことができる、使用回数に限りはないが反動で直後二回はロールができなくなる

言峰綺礼《予備令呪》:コンマ確定後に安価で発動、予備令呪を一画消費し自身の反射神経を最大限まで高めイカサマをする、コンマの一の位と十の位を入れ替える、予備令呪を使いすぎると璃正に怒られるためシナリオにつき一回まで

イリヤ《イリヤのおねだり》:シナリオ中1回までKPに対しておねだりができる、ただし叶えてくれるおねだりには限度がある、KPに断られた場合も消費される

アイリ「それじゃあセッション開始ね!」

アイリ「まず、探索者たちは最初に話した通り友人知人関係にあるわ」

アイリ「舞台は現代アメリカのアーカム市よ」

切嗣「ふむ、それで作成時に外国人PCにするよう言われたのか」

アイリ「ええ、別に日本人とかでもよかったんだけれど英語技能がないと地蔵になっちゃうから」

セイバー「アーカム市? そんな場所がアメリカにあるのですかアイリスフィール」

セイバー「それと地蔵とは一体……?」

キャスター「それは私から解説いたしましょう」

キャスター「『アーカム市』とはクトゥルフ神話関連の作品に度々登場する架空の都市です」

キャスター「シナリオ上特に場所を指定する必要がない場合はとりあえず舞台はアーカムにしておけばいい、というほど使い勝手のいい舞台設定といえるでしょう」

キャスター「次に『地蔵』ですが、一般的にTRPGにおいて何もしないPLの蔑称ですねぇ」

キャスター「発言せざること石の如し、働かざること置物の如し、それ故に彼らはいつしか地蔵と呼ばれるに至った」

キャスター「基本的に蔑称なので円滑に卓を囲みたいならば『あなたは地蔵ですねえ(笑)』などと口走ってはいけませんよジャンヌゥ」

セイバー「そうか、勉強になる」

キャスター「いえいえ、聖処女に陰ながら奉仕するのはもちろんこのジル・ド・レイの使命でもありますが」

キャスター「初心者をサポートするのがCOOL! な熟練者の最低条件です故」ニッコリ

セイバー「う、うむ」

アイリ「話を続けるわよー」

アイリ「今日は全員一日お休み……偶然にも休暇が被ったあなた達は一緒に街外れに新しく出来た科学博物館に行くことになったわ」

アイリ「空は晴天、窓から吹き込む風は爽やかでとても心地いい」

アイリ「まさにおでかけ日和ね」

アイリ「そんな良き日にあなた達は車を走らせて目的地に向かう」

アイリ「カーラジオからは流行りのヒットチューンが流れてくるわ」

アイリ「ここでノリノリなRPをよろしくね♪」

セイバー(と、とうとう始まるのか、TRPGが……!)ドキドキ

ケリィ「いやあ、久々の休暇だ、今日一日は仏さんとご対面しなくてすむと思うと気が楽だよ」

イリア「はっくぶっつかーん!」

ケリィ「ははは、イリアちゃんも楽しみにしてくれていて何よりだよ」

イリア「今日本当は補習があったんだけどサボって来ちゃったんだー」

ケリィ「それはちゃんと出ておこうよ……」

ビュティ「もう、ケリィったらイリアちゃんイリアちゃんって……」

ビュティ「今日だって本当は二人でデートの予定だったのに、余計なコブがついてきちゃうし――」

セイバー「ちょ、ちょっと待っていただきたい!!」ガタン

アイリ「どうしたの、セイバー? トイレかしら?」

綺礼「全く、セッション前に用を済ましておくのは常識だぞ騎士王よ」

セイバー「違います、貴方ですよ貴方! 言峰綺礼!」

綺礼「私のRPに何か問題でもあるとでも言うのか?」

セイバー「当然です! 何ですかあのオカマ口調は!?」

綺礼「……はぁ、何を言い出すかと思えば」

綺礼「私の提出したキャラクターシートをよく見てみることだ、特に性別欄を」

セイバー「じょ、女性……」

綺礼「女性が女性らしく喋ることに文句はあるまい、他でもない貴様からは」

セイバー「そ、そうですが……」

綺礼「そもそもTRPGとはロールプレイ――つまりはなりきりの場だ」

綺礼「普段はなることのできない人物を演じ、振る舞うのもTRPGの醍醐味というものだろう」ヤレヤレ

セイバー「それは、申し訳ない……」

セイバー(しかし、ジョージボイスのオカマ口調は正直聞くのが辛い……)

綺礼「それでは続けさせてもらう」

ビュティ「もしかしてケリィってばロリコンなの?」ジーッ

セイバー「」ゾゾーッ

ケリィ「ち、違うよ! 僕はただ子どもが好きなだけで……」

ケリィ「どうしてこんなに天気もいいのに君は朝から不機嫌なんだい?」

ビュティ「ふんだ、自分の胸に聞いてみれば?」

イリア「ビュティったらヤキモチ妬きなんだ~」

ビュティ「イリアちゃんもからかわないの!」

セイバー(私も、RPしなければ……!)

アーサー「え、えー、本日は、えー、お日柄もよく――」

ケリィ「…………」

ビュティ「…………」

イリア「え、えと、ごめんね! アーサーったら相変わらず口下手で」

ケリィ「は、はは、それが彼の味のあるところさ」

ビュティ「そ、そうよね!」

セイバー(ヤバイ空気が凍った)

キャスター(ジャンヌゥ!)

セイバー(キャスター、私は現在些か拙い状況だ、どう打破すればいい?)

キャスター(あれではそうもなりますとも聖書女よ!)

キャスター(いいですかジャンヌ? RPと言っても人と人の会話です)

キャスター(会話には脈絡というものが必要なのです)

キャスター(思い返してご覧なさい、他の3名のRPを)

キャスター(まず貴方のマスターですが、彼は何気ない独り言から自身の職業を匂わす発言をしています)

キャスター(アサシンのマスターもケリィへの好意を感じられるRPをしているでしょう?)

キャスター(このように自身のPCの設定や魅力をアピールして話を展開させるというのはRPの常套手段ですよジャンヌ)

キャスター(事実、アサシンのマスターのRPを他二人が察し、”女性の好意に気がつかない朴念仁”と”それを知って茶化している外野”という立ち位置を確定して来ています)

キャスター(なんとかあの少女が助け舟を出してくれているうちに乗っかっておくのです! さあお早く!)

セイバー(わ、わかった)

セイバー(しかし、イリアの言うとおり口下手というなら話さないほうがいいのでは……?)ウジウジ

切嗣「…………」

ケリィ「事故らないように頼むよ、アーサーさん?」

キャスター(ナァァァァイスアシストォ! 状況は車内、そして運転技能を持っているのはアーサーのみ、となれば運転しているのは必然的にアーサーとなりますよジャンヌゥ!)

セイバー(そうだ、アーサーの趣味は車弄りと運転……ならば!)

アーサー「ご安心を、車の運転は私のライフワークと言っても過言ではありません」

アーサー「しかし普段は尾行でトロトロ走ることを強いられていますから、オフとなると飛ばしたくなる衝動が……」

ビュティ「本当に大丈夫かしら……」

イリア「私もちょっと自信ない……」

セイバー「……うん?」

セイバー「ってえええええええええええええええ!?」ガタッ

綺礼「……今度はなんだ騎士王」

綺礼「よもやまたビュティの甘く切ない恋心にケチをつける気ではあるまいな」

セイバー「そこもツッコみたいところですが! 切嗣が! 切嗣が!」

アイリ「そんな『窓に! 窓に!』みたいに言われてもねえ」

セイバー「切嗣が私に話しかけてくれました! キャスター、貴方の言う通りだ! 私はようやくマスターと心を通わせることができた!」ピョンピョン

セイバー「さあ、今までのことは水に流しましょう。これからはともに聖杯を――」アクシュ

切嗣「」キョヒ

セイバー「!?」ガーン

セイバー「何故ですか! 切嗣! 私達はわかりあったのではないですか!?」ユサユサ

切嗣「はぁ……アイリ」ゴニョゴニョ

アイリ「え? うんうん」

アイリ「ええとね、セイバー、さっきのは”切嗣”が”セイバー”に話しかけたんじゃなくて」

アイリ「”ケリィ”が”アーサー”に話しかけた……それだけの話だ、ですって」

セイバー「そんな!」

切嗣「」ゴニョリゴニョリ

アイリ「ええ? 僕はPLとPCは完全に分けている、だからどれだけ話したくない相手とも協力すべきPCであるならば親しく会話もする、ですって」

セイバー「切嗣……貴方という人は! どこまで私を愚弄するつもりだ!」

セイバー「というかTRPG内で話すくらいな普通に接してくださいよ!」

切嗣「ははっ、聞いたかいアイリ、この英霊サマはよりにもよって現実と卓内をごっちゃに考えているそうだ」

切嗣「冗談じゃない、セッションに現実の人間関係を持ち込んだら待っているのは崩壊のみ」

切嗣「逆も然りだ、僕達TRPGプレイヤーがどれだけセッション中に恥ずかしいことを口走っていると思う」

切嗣「それをリアルで持ち出されればまともな精神ではいられない、SANチェック1d100ものだ」

切嗣「なのに人類は、その真実に気付かない」

切嗣「いつの時代も、勇猛果敢なにわかサマが華やかなリプレイ動画で人の目をくらませマンチやルール・マナー違反の邪悪さを認めようとしないからだ」

切嗣「人間の本質は跳躍に極振りしてやたら雀卓を持ち込みたがるニコ厨から一歩も前に進んじゃいない!」

切嗣「僕は円滑にTRPGを楽しむためなら一切のPL(私情)を捨てPC(任務)をまっとうする、それが僕のプレイスタイル(正義)だ」

セイバー「切嗣……あなたは……」

アイリ「切嗣は昔からリアル知識やリアル神話技能使うの嫌ってたものねー」

ちょっとここで中断します
茶番ばかりでなかなか先に進まなくてすみません


>>109ではPCの名前もイリヤなのにイリアになってるのが気になる
使い分けで変更した?

>>142
>>109の方がミスです
元々PCとPLを分けないとわかりづらいのでPC名はイリア・フィールにしました

綺礼「クク、ククク……」

綺礼「アッハッッハッハッハッハ!」

切嗣「……何が可笑しい、言峰綺礼」

綺礼「PLとPCを完全に分け隔つだと!? このような愚行を嘲笑せず何となる!?」

綺礼「衛宮切嗣、貴様は大きな勘違いをしている」

綺礼「リアルの閃きがあるからTRPGには愉しいのだ! メタ思考で動くことができるからTRPG独特の悦びがあるのだ!」

綺礼「それをすべて棄却し、PCとしてのみ動くのか? そんなものはNPCにも劣る!」

綺礼「まさに道化そのものだな、衛宮切嗣!」

切嗣「お前に僕のTRPG論を理解されようなどこれっぽっち考えちゃあいないさ……!」

綺礼「貴様は私と同じTRPGを追い求め、我が答えとなる者と考えていたが、どうやら間違いであったようだな」シャキン

切嗣「いいさ、お前の巫山戯た考えを、僕が破壊してみせよう……!」カチャ

アイリ「はいはい! 導入からちっとも進まないから二人共座って!」

切綺「「イエス、キーパー」」ガチャ

セイバー「なっ、あの二人があんなにも素直に……じゃなかった、切嗣、私にも言い分が――」

アイリ「セイバー? あなたもちょっと静かにしましょう? ね?」ゴゴゴ

キャスター「ここは従った方がいいでしょう、ジャンヌ」

キャスター「KPはスポーツで言う審判のようなもの、逆らえばタダでは済みません」

キャスター「PCが生きるも死ぬもすべてKPの采配次第ということを、ゆめゆめお忘れなきよう……」

セイバー「そ、そうなのか……」スワル

イリヤ「お母様こわーい……」

アイリ「でも四人がとても仲がいいのがRPで伝わってきていいわね♪」

セイバー(RPでは、ですが……)

切嗣「ああそうだアイ――KP」

アイリ「なに、切嗣?」

切嗣「これから向かうという科学博物館の情報が欲しいのだけど……」

アイリ「ああそうね、そう来ると思って、用意してあるわよ」

アイリ「あなたたちの手元には件の科学博物館のパンフレットがあるわ」

アイリ「そのパンフレットによると色々と科学の粋を結集したメカやちょっと眉唾もののオーパーツなんかが展示されているそうよ」

綺礼「……無論、それだけではあるまい」

アイリ「ふふふ、セイバー以外は目星を振ってちょうだい?」

↓1ケリィ目星80%
↓2ビュティ目星75%
↓3イリア目星55%

コンマはダイスと同様に技能値以下で成功、技能値以上で失敗、96~00でファンブル、01~05でクリティカル、技能値の5分の1以下でスペシャルです

     、、 \.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : イ/.:/: : :.:.:./.:/.:.:./.:/Ⅳ:.:.:.:.\
     \`.:ー==彡 : : : : : : : : : :/.:// :.:.:.:/.:/|.: /.:/.:.| Ⅵ:.:.\ ` ー
     <: : : : : : : : : : : : : : : へ:Ⅳ/ |: :.:/.:/ :|:/.:/`ヾ!:.Ⅳ:.:.:.:.:ミ=ー

     __ >: : : : : : : : : :/ ハ Ⅵ |:.:/i:イ,ヽ|ハ/   }:|Ⅳ:.:.:<⌒
      `ヾ://.:// .:イ八 い.     Ⅳ '㍉戈ヘ、、 /: |/:.:.:.:`ヾ\
       ノイ.:.:.:. ///.:.:∧ヽノ  `ヽ.    ``   厶/| :.:.:.:.\
          ノ.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.∧、、    :.      イ/ハ|`\`ヾ:\   フッ――
          リ.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y                {  ′
      -=彡イ.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.八  {       、     ヽ
          从:.:.:/:.:ノγ′   ヽ       `` 、_j ̄
           リ‐Ⅳ/`ヾー―..... _\     , ┘
       __ノ三三三三三二ニニ─ヽ、  |

      /ニ三三三三三三三二ニ=─`ーく、__________

     /三三二ニ=─=ニ二三三三三三三三三三三三三三三≧、
   ,,イ三ニ=─=ニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ
  /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヘ

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

ケリィ→クリティカル
ビュティ→成功
イリア→失敗

アイリ「あら、幸先いいじゃない切嗣!」

切嗣「まあ、僕にかかればこんなもの、魔術工房(笑)を発破するのより容易いさ」フフン

イリヤ「あー出目高いよー」

綺礼「まずまずの走り出しといったところか」

アイリ「それじゃあ成功者はこんな小さい見出しを見つけることができるわよ」

アイリ「『未来人の忘れ物? はたまた宇宙人の落し物? タイムマシンと思しき謎の機械を限定公開!』」

アイリ「クリティカルは……そうね、ケリィは写真のそれが間違いなく現代の技術をもってでは造り得ないものと見抜くわね」

アイリ「あと、その機械の見た目や構造を暗記したわ」

切嗣「まあ、導入ならその程度か」

セイバー「あ、あの何故私だけロールできなかったのでしょうか……?」

アイリ「運転している時によそ見したら危ないでしょう?」

アイリ「事故を起こす可能性が生まれてもいいなら振ってもいいけれど……」

セイバー「運転に集中します」キリッ

ケリィ「おや、タイムマシンなんか展示しているのか」

イリア「え? そうなの? どこどこー?」

ビュティ「本当ね、でもなんだか胡散臭いわねー」

ケリィ「……いや」

ビュティ「え?」

ケリィ「これは間違いなくハイパーテクノロジーだよ、見てごらん、ここなんか――」

イリア「あーあ、ケリィの変なスイッチ入っちゃった」

ビュティ「突然こうなるのよね、医者って変人ばっかりで困っちゃう」

アーサー「私が運転している横で随分と楽しそうですね……」

アイリ「さて、そんな話をしているとあなたたちは」

アイリ「突然、意識が朦朧としてくるわ」

セイバー「何っ!?」

アイリ「その蒙昧な感覚にあなたたちは逆らえず、やがて意識を失ってしまう」

アイリ「やがて残ったのは、不自然な白い世界」

アイリ「そんな不確定な世界をあなたたちは漂っている」

ケリィ(あれ、おかしいな、僕は一体……)

イリア(なんだか、ねむい……)

ビュティ(なによ、これ)

アーサー(事故でも起こしてしまったのでしょうか?)

アイリ「そうしてぼーっとしているうちに、あなたたちの意識は突然引っ張られるように現実へと帰還するわ」

アイリ「しかしそこは、先程までいた車内ではなく」

アイリ「あなたたちは地面の上に立っていたの」

アイリ「周囲を見渡すとさらなる異変に気がつくことができる」

アイリ「そこは確かにアーカムなんだけど」

アイリ「あなたたちの知る、アーカムではないわ」

セイバー「アーカムだけど、アーカムではない、ということでしょうか……?」

アイリ「間違いなく見慣れたアーカムの面影はある、しかしあなたたちの中の違和感は、決定的にここは”違う”と警鐘を鳴らしている」

アイリ「さて、突然の意識の喪失、不可思議な地での覚醒を体験したあなたたちは」

アイリ「0/1d6のSANチェックよ♪」

セイバー(は、初めてのロールがSANチェックとは……!)

↓1アーサーSAN55
↓2ケリィSAN45
↓3ビュティSAN65
↓4イリアSAN55

  / : : : : : : : : 〉′: : : ::::::|:/ |: :/│:{: : : |:..:/     1ハ: : :..:.:::::::| |: ::: : : : : : : : \
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  イ--――=ァ:::| 冫リ∨..{:::::::::}..{   ,ノ}:.、:.   }..{   }.....|: / ′リ}:::::}  ̄ ̄ ̄
       /:::::ハ..い{  }..{   }..{  --―-- 、...{  ......|/ .′ イト、:::,
       ノ:≦iニヽ :、}..{   }  /」´ ̄ ̄`i」:, }{  }...′' /::::|_ ヾ{
__,,イ二ニニ|ニニ\:.}..{   }{ .′: : : : : : : :..:.,}.{   }.{ /¨´:/ヽ:!ニ=-
ニニニニニニニ|ニア:、::::\:..   }{,′r――― 、:.:}.{   }.{/:::: /ニニi|ニニニニニニ=-
ニニニニニニニ|=/ニ \:::::: 、 ..{{/ }     {ハ}.{   }イ:::::/二ニ|ニニニニニニニニ
ニニニニニニニ|/二二 }八{ \{∨       j./..{ /|/}:イニ\ニi|ニニニニニニニニ  ふざけるな!ふざけるな!
ニニニニニニニ|ニニニニム   \\ー――/ / /ニニニ=ヾlニニ/ニニニニニ  ばかやろー!
ニニニニニニニ|二ニニニニム    \ 二二. /  ハ二二二二i|二 /ニニニニニニ
ニニニニニニニ|二二二ニニム     ー―‐ ′  {ニニニニニ|ニ.′ニニニニニ

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→成功 ±0
ケリィ→ファンブル -2 現在SAN43
ビュティ→失敗 -4 現在SAN61
イリア→失敗 -1 現在SAN54

アイリ「結構持って行かれたわねー」

切嗣「SANチェックで良かったよ本当に……」

キャスター「SANチェックにはクリティカルもファンブルもありませんからねぇ」

綺礼「くっ、最もSAN値の高いはずのビュティが何故……!」

イリア「しょっぱなから発狂者いなくてよかったね」

セイバー「切嗣ざまぁ」プークスクス

アイリ「皆SAN値高くないからこれから心配ね♪」

キャスター(なかなかに鬼畜KPと見えますねぇ)

ケリィ「なんなんだここは? アーカム、なのか?」

ビュティ「何なのよここ!? わけがわからないわ!」

イリア「落ち着いてビュティ……」

アーサー「ふむ、これは怪奇現象の類ですか?」

ケリィ「随分と落ち着いているじゃないかアーサーさん」

アーサー「探偵とは時に不条理に巻き込まれるものですから」

ビュティ「帰りたい! おうちに帰りたい!」

イリア「どうどう」

綺礼「ときにKP」クルッ

アイリ「何かしら?」

綺礼「アーカムのようだが違和感を覚えると描写されていたが、その違和感の正体はわかるか?」

セイバー(どうしても彼のRP時との温度差には慣れない……)

アイリ「そうねぇ、《歴史》か《目星》でロールしてちょうだい」

切嗣「歴史は誰も持っていないから目星に頼るしかないな」

セイバー「四人もいれば誰か成功するでしょう、KP振りますがいいですか?」

アイリ「ええ、どうぞ」

↓1ケリィ目星80%
↓2ビュティ目星75%
↓3イリア目星55%
↓4アーサー目星65%

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

ケリィ→失敗
ビュティ→失敗
イリア→成功
アーサー→成功

アイリ「それじゃあ成功者はある建築物に目が止まるわね」

セイバー「ほう」

アイリ「それはアーカムを代表するシンボルタワー」

アイリ「あまりにも有名なそれは、あなたたちももちろん知っているわ」

アイリ「それがとうの数十年前に、解体されたこともね」

セイバー「ならば、ここは……!」

アイリ「そう、ここは――」

アイリ「――おそらく、過去のアーカムでしょうね」

イリヤ「なんとなーく、タイムマシンの時点で予想ついてたけどー」

綺礼「時間遡行となる……」

キャスター「無論、”奴”はつきものでしょう」

切嗣「厄介なことになったな……!」

セイバー「??」

イリヤ「ここが過去のアーカムかもって情報、共有するよー」

イリア「ねえねえアレ見て!」

イリア「学校で習ったんだけどあのタワーって……」

ケリィ「! 確か数十年前に……」

ビュティ「嘘、それじゃ私達がいるここって」

アーサー「少なくとも数十年前のアーカム、ということでしょう――にわかに信じがたい話ですが」

ケリィ「ああ、こんなのは全く科学的じゃない……!」

アイリ「うふふ、過去への時間旅行なんて突飛もないSF体験をしたと気づいちゃったあなたたちは」

綺礼「くっ、畳み掛けてくるか」

アイリ「0/1d4のSANチェックよ」

↓1アーサーSAN55
↓2ケリィSAN43
↓3ビュティSAN61
↓4イリアSAN54

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→失敗 -4 SAN51
ケリィ→失敗 -4 SAN39
ビュティ→失敗 -1 SAN60
イリア→成功 ±0

切嗣「あはは、はは、見てごらんアイリ、夢の30代だ、不定圏内もすぐ近くだ、ははは」

セイバー「気をしっかり持ってください切嗣!」

綺礼「ふむ、しかしなんだかんだ言って被害が少ないのは貴様だな、小娘」

イリヤ「イリヤはダイスの神様に愛されてるからね!」

キャスター「序盤から雲行きが怪しいですねぇ、それがクトゥルフの良さなのですが」

キャスター「どうですジャンヌゥ? 不可解な超常現象の数々、そして削られる正気度」

キャスター「かくも甘美な恐怖でしょう?」

セイバー「ああ、この気持ち悪いほどのスリルは他では味わえないな……」

切嗣「兎に角、SANチェックが終わったら探索だ、僕はなんとしてでも生き残ってみせる……!」

アイリ「さあ、どうなるかしら?」

イリヤ「ねえねえKP」

イリヤ「シンボルタワーがあったって言ってたけどイリアたちがいるのって街の中なの?」

アイリ「そうよ、気がついたら街の中にぽつんと立っていたという感じね」

イリヤ「ふぅーん」

綺礼「シティシナリオとなると行動範囲が広いのがメリットでありデメリット、か」

切嗣「まずは目的地すらわからないこの状況を変えなくてはならない」

セイバー「しかし……どうやって?」

イリヤ「それを考えるのが探索者のお仕事だよセイバー」

>>186
探索者たちの行動安価
関係ないレスやあまりに現実味に欠けるものは安価下とします

ksk

とりあえず今日は安価出して終わりにします
遠いようなら以降↓で処理しますね
次回からようやく導入が終わり探索に入ります

こんばんは
今日も始めていきたいと思います
書き忘れていましたがコンマで判定する1d100以外のダイスは実際にダイスを振って判定しています

アーサー「辺りに人がいるかどうか調べましょう、聞き込みは捜査の基本です」

ビュティ「ええ、そうだったわね、私ったらすっかり錯乱しちゃってたわ……」

セイバー「というわけで周囲に誰かいますか?」

アイリ「いるわよ、普通に街を行き交う人達、あなたたちをちょっと好奇の目で見ているわ」

切嗣「好奇の目? ふむ、適当な一人に話しかけるとしようか」

ケリィ「すみません」

通行人「なんだ、余に何か用であるか?」

ケリィ「今が西暦何年か教えてもらいたいのですが……」

通行人「珍妙なことを尋ねるものだな、今は1920年に決まっておろう!」

イリア「これで確かになったね」

アーサー「ああ、私達は1920年にタイムスリップしてしまった」

ビュティ「でも、どうしてかしら」

アイリ「そこでその通行人は何かを思い出したかのような表情になるわね」

セイバー「ふむ?」

通行人「おお、思い出したぞ、お前さんなんたらと言ったところの……!」

通行人「余はそういったものに興味はなくてな! 勧誘しようとしても無駄であるぞ!」

アイリ「彼はそう言ってそのままあなたたちから離れていったわ」

ケリィ「ちょっと――ああ、行ってしまったようだ」

ケリィ(勧誘? 一体何のことだ……?)

切嗣「KP、ケリィの顔が本当にケリィ自身の顔か鏡などで確かめられるかい?」

アイリ「うーん、鏡は持ち合わせてないけど顔が違ったら四人がお互いに気づくはずよ」

切嗣「なるほど、では身体が入れ替わったというわけではないのか?」

アイリ「でも、すべてが意識を失った時と同じというわけではないわ」

綺礼「と、言うと?」

アイリ「服装がまったく違うわ」

アイリ「あなたたちの装いは、何というか”必要最低限”という様相ね」

アイリ「ついでにいうとあなたたちの感性からすると古臭くも感じるわ」

切嗣「これは探索者たちが意識を失っている間に何かがあったと考えたほうが良さそうだね」

綺麗「……ん?」

綺麗「KPよ、服装が変わっているということは」

綺麗「持ち物にも何か変化があるということではないか?」

アイリ「あら、嫌らしいほど嗅覚に優れているのね、言峰綺礼」

アイリ「そのとおりよ、持ち物も、あなたたちが携行していたものとは異なっているわ」

アイリ「それを教える前に……全員幸運を振ってもらえるかしら」

↓1 アーサー幸運55
↓2 ケリィ幸運45
↓3 ビュティ幸運65
↓4 イリア幸運55

      X  , -‐…‥‐- .    X
     7  rf 、ィx       \   X
        | 「"^i | l  \ヽ   :.
     」_   | 丁^ Ⅵハ厂}リi  i   _L
    !  | l≡≡  ≡≡l |  |  、メ
        l } ''' __ '''' l |  |  /ヽ
        / 人 _ 廴.ノ _ イ厶ィフ   イリヤの一人勝ち‐!
      j /入 ::マ六フ::::/ j/ |

        '//  Y:::/「{::::::, ,′ |
      {厶イノ::::^丁::::::|人∧ハ
         〉、_ノ\::::{:xく }

           / ,    ¨´ 、\
        `く  /  } __ >′
          } フ^¬〈 /
           ¨     ′

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→失敗
ケリィ→失敗
ビュティ→失敗
イリア→成功

イリヤ「やったーやったー」

アイリ「それじゃあ失敗した人も成功した人もこの二つは身につけているわ」

アイリ「一つは見たこともない腕時計と、もう一つが見たこともない名刺入れ」

アイリ「幸運に成功したイリアは$10が入った財布も持っているわよ」

アイリ「勿論、1920年当時のものだけれど」

切嗣「シティシナリオで財源は重要だからね、ここは成功しておきたかったなあ」

切嗣「まあいいさ、それよりも重要なのは”名刺入れ”の方だ」

セイバー「? 自分の名刺など見ても何もわからないと思いますが……」

切嗣「はぁ、キャスター、君からそこのポンコツ王に教授してやってくれ」

セイバー「なっ!」

キャスター「ジャンヌ、この状況において『自らが何者たるか』というのを改めるのは非常に重要なのです」

キャスター「別の時代に飛ばされ、身に纏う衣服も変わっており、しかも何故かは知りませんが通行人には煙たがれる……」

キャスター「そんな時は自らの立ち位置を再確認するのです、名刺入れともあれば交友関係もうかがい知れるでしょうからねぇ」

セイバー「言われてみればそうだね、クトゥルフでは何が起きてもおかしくはないらしいとも聞く」

セイバー「名刺入れを調べてみるとしよう、KP、技能は必要ですか」

アイリ「いいえ、特に要らないわ」

アイリ「他のみんなも名刺入れを見てみるかしら?」

切嗣「ああ」

綺麗「そうするとしよう」

イリヤ「わたしも見る‐!」

アイリ「なら、その名刺入れにはそれぞれあなたたちの名刺が入っているわね」

アイリ「名前も当然あなたたちのもの……ただ」

アイリ「その上に書かれた『Saucerwatch(以下SW)』の文字が問題ね」

セイバー「SW? 聞いたこともありませんね……」

切嗣「KP、そのSWについてPCは――」

アイリ「まあまあ落ち着いて?」

アイリ「あなたたちはその固有名詞を見ていると、脳髄が疼くような感覚を覚えるわ」

イリヤ「あっ、キリツグのPC今度こそ発狂しそう」

切嗣「うわあああああ!」

綺麗「ククク」ユエツ

アイリ「ふふふ、さあみんなアイデアを振ってちょうだい」

切嗣「くっ、これは気づいてしまったらSAN値が減るパターンだ……!」

綺礼「しかしここで気づかなければ、先に進めそうにないな」

↓1アーサー アイデア55
↓2ケリィ アイデア60
↓3ビュティ アイデア50
↓4イリア アイデア65

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→失敗
ケリィ→失敗
ビュティ→成功
イリア→成功

アイリ「じゃあ失敗した二人はSWという名前に既視感を覚えたけど、それだけだったわね」

切嗣「これは助かった、のか?」

アイリ「そして成功した二人は」

アイリ「脳味噌が痒くなるような感覚は次第に強まり、次第にそれは海馬を引っ張るような頭痛に変貌する」

アイリ「そして突然、あなたたちはSWの住所、行くための道のりを”思い出す”わ」

アイリ「SWなんて知らないはずなのに、あなたたちはその記憶を”覚えていた”」

アイリ「そんな奇妙な感覚を伴ったデジャヴを体感してしまった二人は」

アイリ「0/1d3のSANチェックよ」

切嗣「ご苦労だったな、言峰綺礼」ドヤ

綺礼「チッ、忘れるなよ、貴様のSAN値が最も危険だということを……!」

↓1 ビュティSAN60
↓2 イリアSAN54

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

ビュティ→成功
イリア→成功

綺礼「フン」ドヤァ

切嗣「チッ」

キャスター「お嬢ちゃんはダイスの女神に愛されているんだねぇ」

イリヤ「えへへー」

セイバー「イリヤスフィールに近づかないでいただきたい、貴方が幼女に迫るのを見ると、こう……胸騒ぎがする」

キャスター「何をおっしゃいますかジャンヌゥ、このジル・ド・レイほど少年少女を愛している者もおりますまい」

セイバー「その発言こそが問題だ!」

ビュティ「くぅっ……!」

イリア「うぅ……」

ケリィ「どうしたんだ、ビュティ、イリアちゃん?」

ビュティ「はぁはぁ、その様子だと、イリアちゃんも思い出したのね?」

イリア「うん……」

アーサー「何があったのですか?」

ビュティ「何故か名刺を見た瞬間わかったのよ、SWがどこにあるか……」

アーサー「なんですって……!」

ケリィ「ということは、もしかしたらそこへ行けばこの奇々怪々な現象の手がかりを掴めるかもしれない、と?」

イリア「かもね……」

切嗣「さて、目的地は定まったようだな」

綺礼「ああ、だがSWの情報は未だ位置情報以外にない、動くにせよ慎重に行くべきだろう」

イリヤ「なんだか怪しいっぽいー」

セイバー「どちらにせよ、行くほかないと思われます」

アイリ「ふふふ♪」

キャスター(KPの楽しそうな表情が実に不気味ですねぇ、おお、くわばらくわばら)

>>220
行動安価
関係無いものは安価下です

アーサー「あ、その前にあのシンボルタワーに行ってみませんか、何かあるかもしれません」

ケリィ「僕は構わないよ、少し気にもなっていたしね」

アイリ「じゃああなたたちはシンボルタワーの前まで行ったわね」

アイリ「老朽化が進み取り潰されたはずのそのタワーを間近で見ることが出来るのは、ちょっとした感動じゃないかしら」

アイリ「でももう夜だから中には入れないみたいね」

イリア「わー、すっごーい」

ケリィ「僕達の世代でこのタワーを生で見たものは他にはいないだろうね」

そういや今拳銃もってないのかな?
銃手に入れないとせっかくの技能がもったいないな
設定的には銃刀法違反は大丈夫なのかな?

ビュティ「はぁ」

ケリィ「どうしたんだい? ため息なんてついて」

ビュティ「せっかくならここの展望台に行きたかったな、って」

ケリィ「へえ、君がこのシンボルタワーに思いを馳せていたなんて知らなかったなあ」

ビュティ「……知らないの? シンボルタワーの展望台で告白した恋人は永遠に結ばれるんだって」

ケリィ「ははは、君にしてはロマンチックじゃないか、でも、まずは良い人を見つけるところからだろう?」

ビュティ「……はぁぁ」

ケリィ「そんなに行きたかったのかい、展望台」

ビュティ「もういいわよ……まったくいつになったら……」ブツブツ

イリア「ね、ね、あの二人見てると面白いと思わない?」ヒソヒソ

アーサー「ええ、はたから見ている分には非常に愉快です」ヒソヒソ

アーサー「さあさあ、お二人とも痴話喧嘩はそこまでにして本来の目的を思い出してください」

ビュティ「ち、痴話喧嘩って、アーサーさんまで何言ってるのよ!」

ケリィ「ああ、調べるんだったね」

セイバー「というわけでシンボルタワーを調べるには何をロールすればいいでしょうか?」

アイリ「あー、それなんだけどね」

アイリ「タワーを調べても特になにもないわ」

アイリ「過去の世界を象徴するためだけのオブジェクトだったから……」

切嗣「ふむ、そうなると」

綺礼「やはりSW、か」

綺礼「ではビュティとイリアの記憶を頼りにSWに向かいたい、《ナビゲート》は必要か?」

アイリ「いいえ、アイデアに成功した二人はSWへの生き方を完璧に理解しているわ」

アイリ「……まるで、自宅に帰るのと変わらない正確さでね」

綺礼「ふむ……それでは私の先導でSWに足を進めるぞ」

切嗣「僕達もそれに続こう、今はまだ分割をするようなタイミングじゃないからね」

セイバー「私もついていきます」

イリヤ「イリヤも~!」

アイリ「」ニヤリ

アイリ「それじゃああなたたちはSWと呼ばれる場所に行くため、歩き始めるわ」

アイリ「それはあまり人気のない場所にぽつんとあるらしく、進むにつれ大通りから外れた路地を通ることになるわね」

アイリ「夜の暗さと未知の不安も相まって、あなたたちは自分の行くその道が酷く不気味に感じる」

アイリ「さて、しばらく進んだところで」

アイリ「みんな、聞き耳を振って?」

セイバー「私以外誰も持っていませんが……」

イリヤ「嫌な予感しかしないよー……」

↓1 アーサー聞き耳55%
↓2 ケリィ聞き耳25%
↓3 ビュティ聞き耳25%
↓4 イリア聞き耳25%

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→失敗
ケリィ→成功
ビュティ→失敗
イリア→失敗

切嗣「騎士王(笑)最優のサーヴァント(笑)」プークス

セイバー「ぐぬぬ……!」ギリギリ

アイリ「じゃあ切嗣だけ成功ね、初期値成功だからチェックつけておいて」

切嗣「おっと、忘れるところだった、危ない危ない」カキカキ

切嗣「ついでに最初の目星のクリティカルもっと」

セイバー「むむ? そのチェックは一体何なのですか?」

キャスター「成長チェックですとも」

キャスター「探索者とはシナリオを生き延びるたびに成長するものなのです」

キャスター「その成長とはすなわち技能の習得及び強化のこと」

セイバー「おお、つまりセッションのたびにPCは強くなるというのか!」

キャスター「ええ、あくまで生き延びることができたら、の話ですが」

キャスター「ルールブック準拠ではロールに成功すれば技能は成長させても良いことになっていますが」

キャスター「それでは成長過多になってしまうという意見もあり、クリティカル、スペシャル、ファンブル、初期値成功のみに成長チェックを許す卓もありますねぇ」

アイリ「ちなみにうちはそれを採用しているわよ」

セイバー「それならばどんどんロールしたほうが得だな!」

キャスター(ファンブルの可能性も増えてしまいますがねぇ……)

アイリ「さて、じゃあゲームに戻るわね」

アイリ「ケリィはその嗅覚で不穏な”臭い”を嗅ぎとったわね」

アイリ「それはまだ微かなものではあったけども、確かな不快と邪悪に満ちた悪臭があなたの鼻孔を撫ぜる」

切嗣「来たか……!」

綺礼「やはり”奴”との対峙は避けられないというわけか」

セイバー「心当たりでもあるのか、言峰綺礼」

綺礼「状況を鑑みれば当然の結果とも言えるな」

キャスター「ええ、慣れてくると描写を聞いただけでどの神話生物か判別することもできるようになるでしょう」

キャスター「この場合ほぼ間違いなくアレでしょうが、あえてジャンヌには伏せておきましょう」

キャスター「リアル神話技能とは時に面白みを薄めてしまいますゆえ」

アイリ「――思わず顔を背けてしまいそうなその臭いに貴方の直感は」

アイリ「『今すぐ逃げろ』と警鐘を鳴らすわ」

今日はここまでにします
結構安価少なめで勝手に動かしちゃってるような気がしますね
あと、PCのキャラを立てるのが難しくて淡々としがちになっちゃっていますがご愛嬌ということで
RP重視にするとそれだけで長々となってしまうので……
あと、このシナリオを回すと皆必ずシンボルタワーを調べたがりますね
そういえば各技能の解説とかしてないのでどこかで纏めてやれればと思います
一番手っ取り早いのはルルブを買ってもらうことですけどね……高いからね……

>>222
現時点では腕時計、名刺入れ、財布(イリアのみ)しかないですね
銃刀法に関してはアメリカが舞台なので多分大丈夫です

今夜もちまちま書いていきます

ケリィ「ッ! なんだか変な臭いがしないかい?」

イリア「えー、なんにもしないけどー?」スンスン

ケリィ「いや、これは……こんな悪臭は嗅いだことがない」

ケリィ「まるで、この世のものではないみたいだ」

ケリィ「みんな、先を急ごう! 嫌な予感がする……!」

切嗣「と、僕は走りだすとしよう」

ビュティ「ちょっと、ケリィ!」

アーサー「どうしたのですかケリィ!?」

イリア「わーん、待ってよー」

アイリ「それにつられて他の三人も駆け出すのね」

アイリ「なら走りだしたあなたたちも強まっていく刺激臭を感知するわね」

アイリ「そして――」

アイリ「”なにか”が自分たちを追いかけてきていることも、わかるわ」

アイリ「人のものではない不気味な足音が、あなたたちの焦燥を駆り立てる」

ケリィ「何かが僕達を狙っている! 振り向かず走るんだ!」

ビュティ「何なのよもう!」

アーサー「くっ! しっかりついてきていますかイリア!」

イリア「もういやー!」

アイリ「あなたたちがそうやって無我夢中で逃走劇を繰り広げていると」

アイリ「目の前にぽつんと、建物があるのに気がつくわ」

ビュティ「ここに逃げ込むわよ!」

綺礼「本来ならば慎重に潜入したいところだったが、相手がアレでは、な」

アイリ「うんうん、ではあなたたちはその建物に転がり込むわね」

アイリ「すると、あなたたちを追い立てていたそれは諦めたのか、気配を消したわ」

イリア「ほっ」

ケリィ「はぁ、はぁ……なんだったんだ、あれは……?」

アイリ「さて、あなたたちがほっと一息ついているのも束の間」

アイリ「建物の中にいたと思しき青年が話しかけてくるわ」

切嗣「面倒なことにならなければいいがね、何せこちらは丸腰だ」

綺礼「なに、最悪の場合でも私が人間程度なら粉砕する」

イリヤ「MAキックならわりと余裕でできちゃうからねー」

セイバー「これってそういうゲームでしたっけ……」

アイリ「ちなみにその青年は」

アイリ「瞳を若者らしくキラキラとさせているけどどこか焦点があっていなくて、ぶっちゃけちゃうと、目がイッちゃってるわよ」

綺礼「本気で狂信者を出してくるとはな……」

アイリ「彼はあなたたちを見るやいなや、更に目を輝かせながらこう言うわね」

青年「旦那に姐御にお嬢! 随分ご無沙汰じゃんかよー! どこ行ってたの? ねえねえ!」

アーサー「え……?」

ケリィ「旦那?」

ビュティ「姐御?」

イリア「お嬢ぉ?」

切嗣「ちょっと待ってくれ、PCたちはその青年と面識は?」

アイリ「ないわね、それにもかかわらず青年は馴れ馴れしく話しかけてくるわ」

綺礼「ふむ、情報の整理が必要だな」

綺礼「ビュティとケリィでこの狂信者の相手をしよう、他はここがSWなのかどうか確かめてこい」

セイバー「承知した、KP、建物の入口などに看板などはありませんか?」

アイリ「あるわよ、そこには大々的に『幸福と化学の結社――Saucerwatch』と看板が掲げられている」

アーサー「ケリィ、ビュティ、やはり此処がSWで正しいようだ」

ケリィ「そうか、しかし……」

青年「やっぱり俺旦那たちがいないとダメでさぁ~”実験”も上手くいかないしぃ?」

青年「またいつもみたいにCOOL! なモン、沢山魅せてくれよな!」

ケリィ「……何故SWの人間が僕達を見知っているんだ?」

>>248
行動安価
関係無いものは安価下

うえ

切嗣(今のところ向こうは無防備にもこちらに擦り寄って来ている……ならば――!)

ケリィ「ああ久し振りだね、調子はどうだい」

ビュティ(ケリィ!?)ヒソヒソ

ケリィ(いいかいビュティ、今は千載一遇のチャンスなんだ)

ケリィ(ここは辻占を合わせておいて少しでも情報を得ておくのが得策だろう)ヒソヒソ

ビュティ(そ、それもそうね……)

切嗣(それに……いざとなればビュティの《言いくるめ》がある……!)

セイバー「二人が青年と話している間、私達は室内を見渡しましょう」

イリヤ「何か変わったところあるー?」

アイリ「そうねぇ」

アイリ「外から見る限りではSWは二階建ての建物よ」

アイリ「入口から入るとまず目に入るのは受付ね」

アイリ「一階にはロビーと受付カウンターがあり、カウンターを挟んで奥には事務室のような光景が広がっているわ」

アイリ「事務室の奥にはドアが一つあるくらいかしら」

アイリ「そしてロビーの済には二階へと続く階段と……」

アイリ「地下に続く階段があるわ」

アイリ「地下階への階段の前には立入禁止の立て札が置かれている……SW一階部分の描写はこんなところかしら」

セイバー「めぼしいものはないでしょうか?」

アイリ「今のところないわね」

セイバー「わかりました、そうなると地下階があやしいですが……今行くのは難しそうですね」

セイバー「さて、切嗣たちの方は大丈夫でしょうか……」

青年「最近は全ッ然でさぁ、UFOも来ないし、研究も進まないしでいいことなしなんだよね~」

青年「でも旦那たちが帰ってきた今! SWは安泰ってもんだ!」ウンウン

ケリィ「まあ、そうだろうね……ええと、君の名前はなんだったっけかな、末端の者の名前を覚える趣味はなくてね」

アイリ「ふふ、攻めるわね、そういう強いプレイングは嫌いじゃないわよ?」

青年「くぅ~! 旦那のその氷のように冷たい態度! 超COOL! だぜ!」

リュウ「でも忘れないでくれよ、俺はリュウ、あんたの一番弟子さ!」

ケリィ「ではリュウ、僕たちは少し疲れた、できれば落ち着ける場所で休みたいのだが……」

リュウ「ああ、それなら研究室に行こう! 俺、旦那に聞きたいことまだ一杯あるんだよ」

ケリィ「……それは、僕とて同じさ」

綺礼「何とか潜り込めそうだな」

イリヤ「あんまり怪しまれなかったねー」

切嗣「ああ、狂信者というのは恭敬している者に対してはとことん従順だからね」

切嗣「RPと技能でごまかしながらSW、調べさせてもらうとしよう……!」

アイリ「ふふ……そう上手くいくかしら?」

切嗣「何……?」

アイリ「リュウがあなたたちを二階に連れて行こうとすると受付の方から声がかかるわ」

セイバー「受付から?」

アイリ「声の主はどうやら受付嬢のようね、彼女は困惑したような表情であなたたちを止めるわよ」

受付嬢「あの、すみません」

ビュティ「あら、何か?」

受付嬢「その……誠に申し上げにくいのですが」

受付嬢「ケリィ・エミール様、ビュティ・コトミネ様、アーサー・ペンドラゴン様、イリア・フィール様の御四方は」

受付嬢「SW内部への立入りを禁止されておりまして……」

ケリィ「なんだと……?」

アーサー「そんな……」

ビュティ「一体誰がそんなことを?」

アイリ「受付嬢は更に困ったような顔で、こう、こぼすわ」

受付嬢「他でもない、そちらにいらっしゃるご本人様からです……」

セイバー「!」

切嗣「…………」

ケリィ「僕達自身が、自らの立ち入りを禁じた、と」

受付嬢「そう、なりますね」

イリア「でも、そう言ったのが私達なら取り消せるんじゃない? 私達どうしても中に入りたいんだけど」

受付嬢「『きっと私達ならばそう言うだろう、その場合は何があっても通すな』そう、言い遣っております」

ビュティ「……どうにも先に進ませてくれそうにないわね」

リュウ「そんなァ! 旦那たちがSWに入れないってどういうことなのさ!」

リュウ「旦那と姐御とお嬢がいなかったら今のSWはないだろ!? そんな人達を締め出すなんて……酷すぎる!」

リュウ「これが人間のやることかよォッ!!」

受付嬢「そう言われましても……」

↓行動安価

安価をおいて今日はここまでにします
なかなか進みませんが長い目で見てもらえるとありがたいです
作中の技能の使い方などで疑問がありましたらそちらもどうぞ

綺礼「得られる情報はここまでか」

セイバー「ええ、これ以上粘っても不信を買うだけでしょう」

綺礼「もしくは強行突破という手もあるぞ?」キュピ

セイバー「戦闘技能ガン振りしてるの貴方だけなのでやめていただきたい……」

切嗣「…………」

アイリ「あら、切嗣は納得いってなさそうね」

切嗣「ああ、僕としても手ぶらで帰るつもりはない……それに」

切嗣「ケリィも刑事だ、情報を掴むのに執念くらいみせるさ」ニヤリ

切嗣「KP、受付は兎も角、リュウは僕たちに好感を抱いているのだろう?」

アイリ「そうね、好感、というよりも尊敬……」

アイリ(というか狂信だけど……)

アイリ「そんな感情を抱いているわ」

切嗣「ならばリュウに対して交渉技能《信用》だ、もちろん補正はつくね?」

アイリ「いいわよー、+10で振ってちょうだい」

↓1 ケリィ信用70+10%

     、、 \.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : イ/.:/: : :.:.:./.:/.:.:./.:/Ⅳ:.:.:.:.\
     \`.:ー==彡 : : : : : : : : : :/.:// :.:.:.:/.:/|.: /.:/.:.| Ⅵ:.:.\ ` ー
     <: : : : : : : : : : : : : : : へ:Ⅳ/ |: :.:/.:/ :|:/.:/`ヾ!:.Ⅳ:.:.:.:.:ミ=ー

     __ >: : : : : : : : : :/ ハ Ⅵ |:.:/i:イ,ヽ|ハ/   }:|Ⅳ:.:.:<⌒
      `ヾ://.:// .:イ八 い.     Ⅳ '㍉戈ヘ、、 /: |/:.:.:.:`ヾ\
       ノイ.:.:.:. ///.:.:∧ヽノ  `ヽ.    ``   厶/| :.:.:.:.\
          ノ.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.∧、、    :.      イ/ハ|`\`ヾ:\   フッ――
          リ.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y                {  ′
      -=彡イ.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.八  {       、     ヽ
          从:.:.:/:.:ノγ′   ヽ       `` 、_j ̄
           リ‐Ⅳ/`ヾー―..... _\     , ┘
       __ノ三三三三三二ニニ─ヽ、  |

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     /三三二ニ=─=ニ二三三三三三三三三三三三三三三≧、
   ,,イ三ニ=─=ニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ
  /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヘ

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             \;_::/

ケリィ→スペシャル!

セイバー「なんと、技能に加点がされるときがあるのか」

キャスター「えぇ、リアル説得というやつですねぇ」

キャスター「補正を得られる理由をKPに対し論理的に述べることが出来れば」

キャスター「先のようにボーナスを賜ることも可能」

キャスター「何事も言ってみるものですねぇ」

セイバー「ほほう、ならば」ニヤリ

キャスター「……あまりやりすぎると”マンチ”と呼ばれて嫌われてしまいますよジャンヌゥ」

セイバー「そ、そうなのか、では自重するとしよう……」

アイリ「やるじゃない切嗣!」

切嗣「当然さ、勝利とダイスの女神は、常に僕に微笑んでいるからね」

アイリ「それじゃあ自信に満ちたケリィの振る舞いを見たリュウは、更にあなたへの羨望の眼差しをキラキラと向けることとなる」

アイリ「無理のある質問でなければ何でも答えてくれそうなほど、ね」

イリヤ「キリツグすごーい!」

綺礼「流石は私が見初めた男だ、衛宮切嗣」

切嗣「ははは」ハナタカダカ

セイバー「賽の目ひとつでこのもてはやしよう……」

セイバー(はっ、もしかして私も活躍すれば――)モワンモワン

――――

アイリ『すごいわ! セイバー10連続でクリティカルよ!』

セイバー『この程度、騎士王たる私にかかれば造作も無い』

切嗣『セイバー……』

セイバー『切嗣……』

切嗣『僕が間違っていたよ、君は最優のサーヴァントだ』

切嗣『僕だけの、ね』キラキラキラ

――――

セイバー「くふふふふ……これはいけますね、TRPGで主役に返り咲くのです」ニヨニヨ

綺礼「何をブツブツと呟いているのだこの騎士王は……」ヒキ

切嗣(気持ち悪いなあ、やっぱりこいつ召喚したの失敗だったかもしれない)

切嗣「なら、早速色々とこのリュウとやらから聞いておこうか」

切嗣「情報を搾り取りさえすれば用済みだけどね」

イリヤ「えー? キリツグこの人殺しちゃうの?」

切嗣「ははは、冗談さ冗談、ケリィは警察官だからね、そんな非道いことはしないさ」

セイバー(”ケリィ”ではなく”切嗣”であったなら間違いなく処分していたでしょうね)

↓1~4から複数ピックアップ リュウにどんな質問をする?

ケリィ「リュウとか言ったかな、実は君に幾つか聞きたいことがあるんだ」

リュウ「ああ! なんでも聞いてくれよ旦那ぁ!」

リュウ「俺はあんたの役に立ちたいんだ!」

受付嬢「ちょっとリュウ……」

リュウ「何よ、話をすることは別に禁止されてないだろ?」

受付嬢「そうだけど……」

リュウ「ささ、それで聞きたいことってなんだ、ケリィの旦那?」

ケリィ「まずは、僕たちの荷物だ」

ケリィ「僕たちの荷物は置いたままになっていないかな? あったら取ってきて欲しいんだ」

リュウ「荷物かい? おっかしいなあ……」

ケリィ「?」

リュウ「いや、旦那たちは普段何かを持ち歩くような習慣なんかあったっけ?」

ケリィ(……つまり荷物はないということか?)

リュウ「何か大事なもん忘れちゃったとか? 案外うっかりさんなとこもあるんだな旦那もさあ」

リュウ「でもあるとしたら立入禁止になってる地下室だろうから俺には取りにいけないんだよねー」

ケリィ「地下室?」

リュウ「だって旦那たちはずっとあそこで篭ってイロイロやってたじゃん」

リュウ「あそこには俺たちには想像もつかないサプライズが眠ってるんだろ!?」

リュウ「いやあ、楽しみだなぁ」

ケリィ「ふむ、ところで僕たちがいない間、研究の方はどうなっている?」

リュウ「聞いてくれよ旦那、それが全然なんだ」

リュウ「旦那が残してった機械とかを研究してるんだけど構造から仕組みまでちんぷんかんぷんでさぁ」

リュウ「でも逆に考えるとさ、俺たち地球人に理解できないってことは宇宙から持ち込まれたってことだよな!」

リュウ「早くあれを完成させて宇宙人と更新とかしてみたい!」キラキラ

リュウ「きっと最高にCOOOOOOL!! な連中だぜ宇宙人はさ!」ワクワク

アーサー(言動は完全に狂人のそれですね)

ケリィ「ではそれらは今、どこに保管してある」

リュウ「二階の研究室にまとめてぶち込んであるよ」

ケリィ「あとは、そうだね」

ケリィ「君は、このSWの中で――」

ケリィ「”時間遡行”に詳しい者を知っているかい?」

切嗣(……そう僕たちが最も知るべきはこの情報)

切嗣(もしSWに時間遡行に関係している者がいれば)

切嗣(そいつがケリィたちをこの時代に飛ばされたことにも一枚噛んでいる可能性がある……!)

リュウ「時間遡行かぁ、うーん」

リュウ「あ、そうだそうだ」

リュウ「なんか旦那たちがいなくなったあとにひょっこり出てきた奴らが」

リュウ「『タイムマシンを造る』……とか言っていたような……?」

ケリィ「!」

ビュティ「少し糸口がつかめてきたわね、ケリィ」

ケリィ「……ああ」

ケリィ「ありがとうリュウ、助かったよ」

リュウ「気にしないでくれって」

アーサー(そういえば、結局私たちはこのSWとどう関係していたのでしょう?)

アーサー「ところで私たちがどのようなことをしていたかご存知でしょうか」

アーサー「できれば一日のサイクルなどがわかれば良いのですが……」

切嗣(ッ! このポンコツ王……!)

アイリ「それではその質問を聞いたリュウは不思議そうに首を傾げるわ」

リュウ「どうして自分たちの生活リズムを聞くんだ、旦那?」

リュウ「そんなの旦那たちが一番わかっているはずじゃないの?」

セイバー「あ゛っ」

↓1 シークレットダイス

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   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

???→??

イリヤ「あーあ、やっちゃったねセイバー」

セイバー「え、き、KP、今のダイスは一体……?」アワアワ

アイリ「うふふ、ナイショよー♪」

綺礼「セイバー、恐らくはあまり判定ではないはずだ……少なくとも不利にならない目が出たことを祈ることだな」

セイバー「ひぃ、やはりあの質問は拙かったのでしょうか……」

キャスター「そうですねぇ、いくら相手が様子のおかしい人間でも矛盾があればそれに気づきます」

キャスター「ましてや何事もないように接触しておきながらあのように『記憶を失っている』と認知されるような発言は」

キャスター「御法度でしたねぇ」

セイバー「そんな! も、申し訳ない切嗣、この失態はいずれ――」

切嗣「」プイ

セイバー「切嗣ゥーー!」ガーン

アイリ「それじゃあ再開するわよー、うふふふふふ」

セイバー「恐ろしい……アイリスフィールの瞳の奥にこの世全ての悪が見えます……!」

リュウ「――ま、そんなこともあるよなあ」

リュウ「どっちみち旦那たちは人智を超えた御仁だからなぁ、理解しようってほうがヘンなのかもしんないな」ケラケラ

ケリィ(……危機一髪、か)

アーサー(ほっ)

リュウ「でも旦那たちの生活リズムなんか極普通だと思うケド」

リュウ「えーと、地下室で寝泊まりして、COOLな研究して、COOLな講習会開いたり、SWの会員集めたり……」

リュウ「とにかく旦那たちは寝食を惜しまずSWに尽くしてくれてたんだ、なあ?」

受付嬢「え、ええ、そうね」

イリア「それは極普通の生活とかけ離れてる気がするよ……」

切嗣「途中どこぞのポンコツ騎士王が問題を起こしそうになったが」

切嗣「欲しい情報は集められたな」

セイバー「」シクシク

イリヤ「他にすることあるー?」

綺礼「いや、先への進入を禁じられている以上、現時点ですることはないだろう」

綺礼「個人的には、何か”奴”への対抗策を練りたいところだが……」

切嗣「ではひとまずSWから退散するとしよう」

アイリ「あ、それなら」

アイリ「SWの本部から立ち去ろうとするあなたたちをリュウが追いかけて引き止めるわ」

綺礼「ほう」

ビュティ「あら、どうしたの?」

リュウ「旦那たちに教えておきたいことがあるんだ」ヒソッ

ビュティ「教えておきたいことって?」ヒソッ

リュウ「旦那たち、SWに忘れ物取りに来たんだろ? 実はこの建物って、下水道と直接つながってる場所があるらしいんだよ」

ビュティ「へえ、それはどこ?」

リュウ「そこまではわかんないけど……たぶん深夜に下水道を辿っていけばバレずに忍び込めるんじゃないかな」

ビュティ「なるほど……いいことを聞いたわ、あなた見た目によらずイイやつじゃない」

リュウ「いいってことさ」

リュウ「俺は出会ったときから旦那たちにゾッコンだからさぁ」

リュウ「困ったことがあったら何でも言ってくれよな!」

アイリ「そういって彼は駆け足でSW本部に戻っていったわ」

イリヤ「狂人っぽかったけど実はお助けキャラなのかなー?」

切嗣「かもね、ただだからといって油断はできないが」

綺礼「目標が更新されたな」

セイバー「深夜に下水道を通って侵入、ですか……」

切嗣「下水道……嫌な予感しかしないな」

イリヤ「あ、ところで今って何時くらいなのかな? 腕時計なら皆持ってたよね?」

アイリ「そうね、今は9時過ぎってところかしら」

アイリ「SWが閉館して人がいなくなるまで少しばかり時間があるわ」

セイバー「自由時間、というわけですか」

綺礼「ふむ、しておきたいことは――」

↓2 自由時間にしておくこと

今日はここで中断します
ここしばらくはシナリオ作ったりそれを回したりすることにかまけてあまり更新できませんでしたがまたぼちぼちやっていきます

凄い分かりやすい説明で興味も湧いたけど、結構複雑な上に友情ヒビ入りもあるとなると手を出しにくいゲームだな……

>>291
クトゥルフはTRPGの中ではシンプルな方ですよ
あと友情にヒビが入るのは主に某幸福で完璧なTRPGですね

アーサー「SWの閉館まで暫し時間があるようですね」

ビュティ「そうねー、こんな状況だから身を守るものが欲しいわ」

ケリィ「君はその身一つで十分じゃないかな……」

ビュティ「何よ、私はか弱い乙女なのよぅ?」

アーサー「この前食い逃げ犯を蹴り殺しかけませんでしたっけ?」

ビュティ「なにかおっしゃいましたかしらアーサーさん?」

アーサー「い、いえ……」

ケリィ「ビュティはともかく僕はいざというときのために銃が欲しいね」

イリア「それじゃあ街の中を探してみましょう? 昔のアーカムを散策なんて変な感じ」

ケリィ「ああ、そうしようか」

切嗣「KP、アーカムに銃器店はあるかい?」

アイリ「ええと、今回は誰も《ナビゲート》や《歴史》を持っていないわね」

アイリ「なら《幸運》から-20した値で振ってちょうだい」

アイリ「これは”運良く銃器店を発見できるか”そして”その銃器店が夜遅くにもかかわらず営業しているか”という判定になるわ」

↓1 アーサー幸運55-20
↓2 ケリィ幸運45-20
↓3 ビュティ幸運65-20
↓4 イリア幸運55-20

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   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→失敗
ケリィ→成功
ビュティ→成功
イリア→失敗

アイリ「ではあなたたちは小ぢんまりとした銃器店を見つけたわ」

アイリ「時間が時間だからしかたないけど、なんだか怪しい感じね」

アイリ「でも商品は普通に定価で売られているわ」

切嗣「取り揃えてある中で一番安い拳銃はなんだい?」

アイリ「ええと、32口径リボルバーかしら、$15よ」

切嗣「くっ、所持金足らずか」

切嗣「仕方ない、拳銃は諦めよう」

              ,    ../', .
       .、、    ..,'.',   ./ .|     ,,
       .ヽ\  ..、'ー、_ ../<~ヽ,..、__//
        ヽ ミ、_ノ)  .`:_,,ノ ..'`  ヽ'
        ..1  ./''  ´`、__,,,,, ..rー'ニ=く、
         | / ,,。  .ヽ‐・" .`~´、____,)
       _,,ノ,.'  ノ  ..,、__,.,,。‐‐    ..ヽ
      `ヽ.´ー‐''フ´  r'ー'~´..__,,,a ..iェェェ´'ー,
       ..| /´ ,,  ||\  __|j~j ..|f、 r´
       ノ,'_,,ョ,〆j  .|'~~ ____ ~  `.)i/
     .<´.~   ..|  ..|.i゙゙゙ー‐、_ヽ、_//|
       `、__   `゙゙エ・´ '、`ー‐'~ . ̄..`'ヽ、
       )~ ヽ、  ,,,,,,,,,、 .\_,・‐ェ~'  ノ.j,'
      ./   .〉、_ `i  ix´~ヾ゙/_,,,。´ェ'´
     .c'   ,/.,| `ー' ..__,,,,‐',・'ー'・ー、、(
     ..,i  /.'´ゝェュ ../、‐゙゙゚´,,,.  ,,,Jjヽ、
     ..| /./´   / ..ノノヽニ〆,*´~‐´_,・‐
     ..| |/‐、  /  ///.´、____ノ゙' ̄ヽ`。
    ..i´  `j,i ..r´ ..//..|、.      ..,,ノ..ノ
    ..ゝ__/,゙/~、__ノ/,。‐、エェニニニニニミv'、'
       ''´   .| /´  ヽ ../   `\ヽ
            |./    ヽ/      `'`
            `'     ..'

切嗣「イ、イリヤ?」

イリヤ「あきらめるにはまだ早いよキリツグ」

セイバー「そうでした、確かイリヤスフィールのPCには――」

綺礼「……《値切り》か、まさかこんな死に技能が役に立とうとはな」

イリヤ「ふふーん、ここはイリヤにまかせておくのだー!」

アイリ「じゃあ《値切り》で振ってちょうだい、元の値段が15で目標値が10、割合が33.333……%だから-16%で――」

イリヤ「ちょっと待って」

イリヤ「そのお店ってちょっと怪しいんだよね」

イリヤ「売ってる銃に《目星》をしてもいい?」

アイリ「いいわよ」

↓1 アイリ目星55%

ミス
×アイリ目星 ○イリア目星

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  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

イリア→失敗

イリヤ「がびーん」

アイリ「銃をよく見てもわかることはなかったわね」

イリヤ「じゃあそのまま《値切り》を振るよー」

セイバー「頼みましたよイリヤスフィール」

イリア「ねーねーおじさんこのリボルバーちょっと安くしてくれないー?」キュルン

切嗣「僕だったらただで渡しちゃうね」

セイバー(この親バカが……)

↓1 イリア値切り65-16%

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   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

イリア→成功!

店主「仕方ないなあ、お嬢ちゃんに免じて$10でもってけ!」

イリア「わーい、おじさん太っ腹~」キャッキャ

ケリィ「すまないね」

店主「いいってことさ、ちょうど俺にも同じぐらいの姪っ子がいてね……」

店主「どんな汚い商売だとしても君を守るためならおじさんは……!」

切嗣「あー、嫌な予感がするから早々に店を出てもいいかい」

アイリ「それじゃあ用事を済ませたあなたたちは店を出るわね」

アイリ「辺りは静まり返り、街は微睡んでいる」

アイリ「影を忍んで動くには絶好の、暗い夜ね」

ビュティ「さて、時間もいい感じだし行っちゃいましょうか、SW」

アーサー「ええ、さっさと元の時代に帰りたいですからね」

ケリィ→32口径リボルバー装備

切嗣「ところで弾薬を買う余裕がなかったけどもまさか弾なしってことは……」

アイリ「そこはロリコ――じゃなかった優しいおじさんが1カートリッジ分おまけしてくれたということでいいわよ」

切嗣「…………」

ビュティ「どこか適当なマンホールこじ開けて下水道に降りましょ」

ケリィ「それならなるべくSWに近いマンホールがいい」

ケリィ「下水道なんて薄暗い場所を長々と歩きたくはないからね」

ビュティ「あっれ~? もしかしてケリィったら怖いの~?」クスクス

ケリィ「警戒してると言ってくれないかな、忘れたのかい? あの薄気味悪い追跡者のことを」イラッ

アーサー「そういえばアレは何だったのでしょう? 尋常なるものとは思えぬ様子と臭いでしたが……」

ケリィ「さあね、それも、SWで明らかになるかもしれない」

切嗣「ちょうどいい地点にあるマンホールを《目星》で探すとしよう」

アイリ「どうぞ♪」

↓1 アーサー目星65%
↓2 ケリィ目星80%
↓3 ビュティ目星75%
↓4 イリア目星55%

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.       ∨ :.:|リ 〈弋〉、{    `¨            リ ハ  /: : : :/
       ∨: :|  } ¨/                   /  /: : : :.′
        \{  | /                      /: : : : : :|
           ぃ、  、                r‐f: : : : : : :.:∧
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                 {ト ニ|r=ニニニニニニニニニニニ/ニニニニニニニニ==--

                イi|ニ| /二ニニニニニニニニニニニ/ニニニニニニニニニニニニニ

                ,.、
           / ヘ:\
           /    ヘ:::::\
          //     ; 、:::::::ヽ
   (     {r 、`ー---‐´... ヽ:::::リ _   _   コロコロコロ……
  ( ` ー-- \:.`ヽ ,r::´::::::ヽ/   `) `)
   ` ー--    \:.:.;.::::::::::/ --‐''´-‐''´
             \;_::/

アーサー→成功
ケリィ→成功
ビュティ→スペシャル!
イリア→失敗

綺礼「上々だな」

切嗣「まさかお前に助けられようとはな」

綺礼「思い上がるなよ衛宮切嗣、これは私自身が有利に進むためのダイスに過ぎん」

切嗣「……ビュティ風に言うと?」

綺礼「かっ、勘違いしないでよね! 別にケリィのためにマンホール見つけてあげたわけじゃないんだからっ!」

切嗣「――ブッ、ほ、本当にやるやつがあるか……」ワライコラエ

イリア「なにやってるのキリツグ……」

ワイワイ

セイバー(なんだか楽しそうですね……)

セイバー(というか彼らは互いにいがみ合っていた敵同士だというのにあの打ち解けよう)

セイバー(それなのに何故サーヴァントであるはずの私は放っておかれているのでしょう)

セイバー(あれ、目にゴミが……)

アイリ「ビュティは見事SWのほど近くにあるマンホールを見つけたわよ」

ビュティ「たぶんここが一番近いところよ」

アーサー「ですね……よっと、これで降りられますよ」ガララ

アイリ「あなたたちは下水道へ降り立つ」

アイリ「下水道内はますます薄暗く、湿っぽい空気があなたたちの頬を撫ぜるわ」

アイリ「気持ち悪いほどの静寂がそこには広がっており、それを乱すものは時折どこからともなく反響してくる落滴音とあなたたちの足音だけ」

イリア「げえ、なんかやな感じー」

ケリィ「参ったなあ、明かりになるものを持ってくればよかったか」

アーサー「気をつけて進んでください、何があるかわかりませんからね」

アイリ「あなたたちはおっかなびっくりながらも”途中までは”無事に進めたわね」

綺礼「…………」

イリヤ「うぇぇ」

アイリ「下水の不快な匂いに混じり」

アイリ「――再びあの不愉快な”臭い”が、流れこむ」

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   }: : : : : : : : : : :.l∧: : : l: | ',: :l ',: : : : : : /. l: / l: : : : : : ハ : : :
.   ,∧: : : : : : : : : l\___  ',:{ ヽ: : : : :/  l/ l: :∧: : : : : :  l
  / l: : : : : : : : :. ̄ _ ≧=- ̄`ヽ Ⅳ: :/-=・´ ̄}/ . l: : : : : l\l
.    l: : : : : : : :|ヘ{ 〈   _{j_  -=   }/≦´ _{j ,   }∧: / l
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.    | :Ⅳ  ヽ{ = -         \: : : /        l  .
.    }∧l    , = = -         __          l  .}
     人  ヽ = = -      /____ヽ       . ./
       ヽ .∧ = = -     .'         '.       .' ノ          かっ勘違いしないでよね!
       }: : :.ヘ= = =-   l        |    /
       l: : : : l '. = = -   {マ         ノ    . '               別にケリィのために
       人: : : :| \: : : .  ` -====    /: {
.          }: : : :l .   \: : .   {三- ̄  / l: :ヘ、           マンホールを見つけてあげたわけじゃ
        l: : : :.l     ℡、         ./.  |/  `
        l∧: : l      ℡ 、_   _/ _ ---┐               ないんだからっ!!
           l ̄三ニ. _ __   -=二 ̄三三三 l
          |..三三三l| l三三三三三三三-   .| _
          |..三三三l| l三三三三三-       .l´ ` <
          / 三三三.l| l三三三-      _  /       ̄  =-   _
     . -≦三三三三 l| l三-     _ - ´ /                 =-   _
    /三三三三三三 .l| |-  _ - ´ .   /                           =-   _
 -=≦三三三三三三三 /-   _  -                                /         \
三三三三三三三 / / /_ - ´                                     /
三三三三三三- / / /三三-                                    ./             ヽ
三三三三三三 / / /三-                                         /
三-         / / /                                         /
-.          / / /                                         /

――To be continued

どうも、二連続で卓が流れました>>1です
この悲しみをSSにぶつけていきたいと思います

イリア「ねえねえ、なんかまた変な匂いがするよ!」

ケリィ「くっ、逃げ場の少ない場所に来たところを狙ってきたか……!」

綺礼「KP、臭いはどのあたりから漂ってきた?」

アイリ「あなたたちの背後よ」

綺礼「ならば――」

ビュティ「逃げ道はないわ、それなら」

アーサー「前に進むしかありません!」

アーサー「全員、走ってください!」

ケリィ「ああ!」

ビュティ「わかったわ!」

イリア「ふええーもういやー!」

切嗣「KP、全員目的地に向かって全力で走るぞ」

アイリ「目星で近いマンホールから入ったから判定はなしでいいわよ」

イリヤ「やったあ!」

アイリ「あなたたちはすぐにマンホールとは少し違った出入口を見つけるわ」

アイリ「それは大きな側溝とか排水口のような感じで強く押せば外れそうよ」

セイバー「すぐに蓋を外して中に入ります!」

アイリ「ではみんなは背後に迫る何者かの飢えた殺気に焦りを感じながら梯子を登る」

アイリ「なんとかギリギリで全員が排水口から中に入ることができたわね」

アーサー「な、なんとか助かっ――」

ケリィ「まだだ!」

切嗣「部屋に排水口を塞げるようなものはあるかい?」

アイリ「うーんと、その部屋にはなんだか人の丈ほどあるくらいの大きめの”機械”があるわね」

綺礼「!」

切嗣「……! とにかくそれを排水口の上まで押し動かそう」

ケリィ「みんな手伝ってくれ! これで奴の侵入を防ぐぞ!」

ビュティ「わかったわ!」

アイリ「力を合わせて押すと、機械はすんなり動くわ」

アイリ「排水口を塞ぐと同時に、何かがぶつかるような音が聞こえる」

アイリ「ガン、ガン」

アイリ「執念深い獣が、巣穴に逃げ込んだ獲物を追い詰めんとするように」

アイリ「ガン、ガン、ガン」

アイリ「しばらくすると、諦めたのか音は聞こえなくなったわね」

セイバー「なんですか、この異常なスリルは……」

キャスター「これぞクトゥルフですねぇ」

イリア「ぜえ、ぜえ、つかれたよー」

ビュティ「散々だわ……でも、過程はともかく上手く潜入できたんじゃないかしら?」

アイリ「それじゃあ部屋の描写に移ろうかしら」

切嗣「はてさて、鬼が出るか蛇が出るか」

アイリ「その部屋は窓がなく、非常に暗く空気は冷たい」

アイリ「半端に灯ったランプだけがあなたたちの足元を頼りなく照らしている」

アイリ「まず目につくのはさっき動かした機械ね」

アイリ「見覚えのない……というかあらゆるマシンにも属さないようなフォルムだわ」

アイリ「そんな謎の機械だけどあなたたちはそれに言い表しようのない懐かしさのようなものを抱いている」

アイリ「よくよく調べればなにかを”思い出せ”そうね」

アイリ「ただ、ケリィには思い当たる節がある」

切嗣「おや?」

アイリ「――タイムマシン」

アイリ「ケリィはそれがあのときパンフレットで見たあのタイムマシンと思しきものに似ているように感じるわ」

切嗣「……やはりな」

アイリ「そして部屋の隅には机があるわね」

アイリ「あとは床には4つの寝袋が乱雑においてある置いてあるくらい」

アイリ「部屋には上り階段がついていてその先に扉があるわよ」

ビュティ「4つ……つまり4人がそこで寝泊まりしてたってことかしら」

ケリィ「(この機械は……あのときのタイムマシン、なのか?)」

アイリ「さあ、ここからは探索の始まりよ」

アイリ「自由に動いてちょうだい」

アーサー「それではまずは……」

↓1,2行動安価

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