周子「うん、付き合ってるよー」 (168)

※複数P世界、安価スレ
エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
似非京言葉注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430017755

李衣菜「ロックな付き合い」
李衣菜「ロックな付き合い」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429187991/)

頼子「いえ……付き合えます……」
頼子「いえ……付き合えます……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429361453/)

奈緒「べ、別にただ付き合ってるだけだからな…!」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1429607239

櫂「何に付き合えばいいんだろ……?」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1429791258


の続きです
おめでとうシューコの73作目
オリジナル設定多目でお送りします……

???



???「シューコ………悲しいけど少しの間お別れだ………」

周子「…………………」

???「戦争が終わって……また僕とシューコの国が仲良くできるようになったら………必ず帰ってくる……そしたらまた一緒に暮らそう……シューコ。」

周子「………………あたしは気が変わるの早いよ……?だからさ、早く帰って来ないと………さんに愛想尽かしちゃうかも。」

???「………ははは……それは困るな……」

???「……何があっても絶対にまた帰って来る……このシューコと僕の思い出が詰まった町に。」

周子「……約束だからね……必ずまた……この京の町で一緒に……ダーツしたり、食べ歩きしたりしようね……」

???「……ダーツか……教えてあげたらすっかり僕より上手くなってしまって…………うん……必ず………」

周子「………………………」

???「…………じゃあ……もう行かなきゃ………」クルッ……スタスタスタスタ……

周子「…………!…………っ………!……待って…………………さん……!」

京都 周子の実家 寝室



周子「……………夢………」
パチッ…パチッ……

周子「……………………」

周子「……そっか……実家に帰って来てたんだった……はぁ…この畳の匂い久しぶりだなー。」

周子「……………京都に帰って来たんだ……………」

周子「……今えっと……うわー、まだ4時半じゃん。早く起きすぎたーん。」

周子「二度寝するには微妙な時間だしなー、どうしよっかなー……」

美玲「…………むにゃ………亜季………亜季……えへへへ…………」///スヤスヤ

周子「……あ、そうだ!ねえねえ、美玲ちゃん起きてー。」ユサユサ

美玲「………ウチね………亜季の事が………えへへへへ…………それと………Pの事も……………」///スヤスヤ

周子「……あー、これは起こすのは無理っぽいねー。せっかく話し合い手になってもらおうと思ったのに。」

周子「さーて、美玲ちゃんが話し合い手になってくれないとすると…………」

周子「>>8

話相手やで、誤字誤字。

安価は「ちょっとぶらぶらしてみようかなー」

誰か呼んじゃおーっと

>>7
済まぬ……済まぬ………

>>6訂正


周子「二度寝するには微妙な時間だしなー、どうしよっかなー……」

美玲「…………むにゃ………亜季………亜季……えへへへ…………」///スヤスヤ

周子「……あ、そうだ!ねえねえ、美玲ちゃん起きてー。」ユサユサ

美玲「………ウチね………亜季の事が………えへへへへ…………それと………Pの事も……………」///スヤスヤ

周子「……あー、これは起こすのは無理っぽいねー。せっかく話し相手になってもらおうと思ったのに。」

周子「さーて、美玲ちゃんが話し合い手になってくれないとすると…………」

周子「誰か呼んじゃおーっと。」

周子「……って言ってもまだ朝早いし……家の人たちたちを呼ぶ訳にもいかないしなー……となると………」

周子「………周子Pさんは確か客間で寝てるんだよね……」

周子「………寝起きにシューコ。あっ、何か語呂がいいかも♪」

周子「優しいシューコちゃんが起こしに行ってあげよー、おー。」

縁側



周子「うう……さむさむ………」
ギシギシギシ…

周子「もう春だって言うのにここは冷えるなー……まったく、日当たりが悪いんだよ。」ギシギシギシ…

周子「……この寒さも懐かしいな………本当に帰って来たって感じ。」ギシギシギシ…

周子「あー、お布団ちゃんが恋しい。やっぱり二度寝すれば良かった。」
ギシギシギシ…

周子「でも二度寝したら寝坊しちゃうしなー、そしたらまたお説教されちゃう。」ギシギシギシ…

周子「………………」ギシギシギシ…

周子「いっつもお説教ばっかりなんだから……もうちょっとゆるーく生きればいいのに、あたしみたいにさ。」

周子「……ま、嫌いじゃないんだけどね。」

周子「……客間は確か、左から、ひい、ふう、みい、よお……ここだったけなー?偶に分かんなくなるんだよね。」

周子「失礼しまーす。」スー………

周子P「…こら、周子!」

周子「わわっ……?!」ビクッ!

客間



周子P「……お前はまた…いいか、お前の為に口を酸っぱくして………」スヤスヤ

周子「はぁ……寝言だったんだ…びっくりしたー……ちょっと変化解けちゃったよ。」

周子P「こら、シューコ………ちゃんと聞いてるのか……!」スヤスヤ

周子「何か夢の中のあたし怒られてるなー、かわいそうに。………ふふっ…でも…周子Pさん、あたしの夢を見てるんだ……」

周子「…………………」

周子「>>15

↑お腹を空かせた小悪魔みりあが落ちてくる

周子「ちょっとイタズラしちゃおっかな。………周子愛してる…周子愛してる…周子愛してる………」ボソボソ

周子P「うーん…………」スヤスヤ…

周子「周子愛してる…周子愛してる…周子愛してる…周子愛してる……」
ボソボソ

周子P「……シューコ…………」スヤスヤ…

周子「おっ……?」

周子P「………一緒に居てやるからな………シューコ……」スヤスヤ…

周子「…あ………………」

周子P「………愛してるぞ…………シューコ………」スヤスヤ…

周子「………………」ソッ……

周子P「………………」スヤスヤ…

周子「………あたしも……愛してるよ……なーんてね。」

周子P「………………」スヤスヤ…

周子「……………おやすみ。」スクッ……スタスタスタ……

周子「………………」スー……カタ…

朝 居間



周子P「おはようございます。」

周子母「おはようございます。昨夜はよく眠れはりましたやろか?」

周子P「はい、良く眠れました。お部屋をお貸ししていただきありがとうございます。(妙な夢は見たが………)」

周子母「お礼なんか要りまへんよ。周子Pはんは大切なお客様でいらはりますから。」

周子P「いえいえ、こちらこそお気遣いなく。急に周子が里帰りするから着いて来てくれ、なんて言い出したもので……」

周子母「私らの方も驚きました。まさか周子が…………いえ……何でもありまへん……」

周子P「……?」

周子「おはよー。」

周子P「ん……おはようシューコ。今朝は珍しく早起きだな?」

周子「ちょっと目が覚めちゃってさ、お母さんもおはよー。」

周子母「おはよう、周子。」

美玲「ね、寝坊しちゃったぞ……おはようだぞッ、周子P、塩見のおばさん!」

周子P「ああ、おはよう、美玲ちゃん。」

周子母「………お、おばさん……美玲ちゃん、出来れば違う呼び方がええんやけど………」

美玲「>>22

↑+>>16
ただし千枝ちゃんに変更(73記念)

安価把握

一時中断します

小悪魔+京都行ったこともあるし、73だしちょうどいいかなーと

新築祝いとか正月にも記念で72かしら落とすからいいかなって

親方ぁー、そ、空から女の子が!

再開します

美玲「あ、そうか……じゃ、じゃあ、塩見の…お母さん……?」///

周子母「まぁ………!」

美玲「………あ、いや……い、今のは違うぞッ!そ、その……周子のお母さんって意味で………!」///

周子母「……もう…!美玲ちゃんはほんまにかいらしなぁ…!いじらしゅうてたまらわんわぁ!!」ギュウウウ!!

美玲「にゃっ……?!」///

周子「ちょっとお母さん…?!」

頬ずりしてもええやろか?……ああ、もう我慢できひん!それうりうり……WRYYYYYYYY!!」スリスリスリスリ!

美玲「にゃああああ?!」///ジタバタ!

周子P「……………………」

周子「ちょお……!お、お母さん……周子Pさんも居るから……!もう…おかあはん!!」///

美玲「や、やめ……!にゃああああ!」///

周子母「WRYYYYYYYYYYY!!」
スリスリスリスリ!

周子「も、もうっ……!!うう………」///

〜〜〜


周子「もう!お母はん!ほんまに人前ではそう言うのやめ言うとるやろ!しゅ、周子Pはんもおるのに……娘のあたしが恥ずかしゅうてかなわんわ………!」///

周子母「せやかて、こないにかいらしかったら………なあ?」ツヤツヤ

周子「なあ、やあらへんよ!もう………!」///

周子P「…………(シューコの自由さは母親譲りだったのか………と言うかシューコがツッコミに………)」

美玲「うう……………」///
←周子Pの陰に隠れている

周子母「美玲ちゃん、こっちきぃ。八つ橋があげるからな?」

美玲「………がるる……!」///ササッ!

周子母「あれ、まあ………?」

周子母「……あ……!若い子は羊羹とかの方が………?」///

周子「お母はん!もう、ええから出てって!」グイグイ!

周子母「あら…?朝餉はええんか………?」

周子「ぐっ………だ、だったら朝餉の支度してき!ほら、早よ早よ!」///
グイグイ!

周子P・美玲「………………」

周子母「しばらく見いひん間に親にもつっけんどんな態度を取るように………」

周子「そう言うのええから………!」///グイグイ!

〜〜〜


周子「……………………」///

周子P「………何と言うか………見た目と違って陽気な人だな……?」

周子「うう………何も言わんといて…………」///

美玲「ハァ……ハァ……何だか一気に体力を持って……行かれたぞ………」

周子「ごめん……お母さんあんな感じで自由な人だから………」///

美玲「あ、ああ……周子に自由なヤツって……言わせるだけの事は……あったぞ………」

周子「……………………」

美玲「………………………」

周子P「…………な、なあ………?」

周子「あ、あたしお茶淹れて………」

ヒュウゥゥ………ガラガッシャーン!!

周子・周子P・美玲「?!?!」

千枝「いてて……………」

ちゃぶ台「本望です。」マップタツ

千枝「うう…………あっ…!周子さんに美玲さんに周子Pさん……えっと……お、おはようございます………?」

周子・周子P・美玲「お、おはようございます………?」

千枝「>>39

>>37

千枝「えっと…お腹すいたーん!だから、朝ごはん食べさせてください!」

周子・美玲・周子P「………………」

千枝「あ………あの…………その………お腹が空いちゃって…… ……」クー……

千枝「あっ……………」///

周子「………うーん。あいや、別にいいんだけどさ………屋根………」

千枝「………あう……すみません…………」///

周子P「………シューコと居ると退屈しないな………」

30分後



周子母「つまらん料理しかあらへんけど、遠慮せんと食べ。」

懐石料理フルコース「京都人の謙遜は真に受けてはならない。」

千枝「…うわぁ……!つ、つまらないなんて…そんな………うわぁありがとうございます…!」

美玲「………あ、朝から重いな…………」

周子「そうかな、これぐらい普通だよー?」

美玲「………………………」

周子P「千枝ちゃん、そんなになるまでお腹が空いてるのを我慢したら駄目だよ?いいかい、うちのシューコみたいに年がら年中何か食べてればいいって訳じゃないが、ふらふらになって落っこちて来るまで………」

周子「はいはい、お説教は後でね。あっ、気にしなくていいよー?」

千枝「は、はい………?」

周子P「………あっ、ごめん千枝ちゃん。つい癖で………」

千枝「いえ……千枝も注意が足りてませんでした……ごめんなさい。」

周子P「む…………謝られると調子が…………」

周子母「……………」 ニコニコ

周子P「…あっ…………!」

周子P「周子母さんもすみません……朝からこんなことを聞かせてしまって……」

周子母「ええよ、ええよ。なんや……どないな人やろ思うとったら真面目なええ人みたいやな…………それに”ゆにいく”な人みたいやしなぁ。」

周子P「は、はぁ…………」

周子母「シューコ……周子Pはんのどこに惚れたん?」

周子「へっ………?!」///

千枝・美玲「…………!!」

周子P「えっ………?!」///

周子「えっ……あ、あたし……そんな事一言も言ってへんよ……?!」///

周子母「あれまあ、あべっくやないんか?てっきり実家に紹介しに来たんやろな思うとったんやけど?」

周子「い、いやまあ………そうやけど…………実家に帰って来たのはまた別の…………」

千枝「お二人は恋人なんですか……?!あの……千枝、そのお話を詳しく聞きたいかな……なんて………」///

美玲「ほほぅ………それはウチも詳しく聞きたいぞ?」ニヤニヤ

周子「>>46

別になんでもないってば⁉︎

上+>>38

周子「別に何でもないってば……?!」

美玲「ふーん、本当か……?」ニヤニヤ

周子母「そう言われると、ますます気になるなぁ?」ニヤニヤ

周子「本当に……そんな大した用事じゃないってば…………」

周子P「………周子………?」

周子「……………………」

千枝「………あっ…!みりあちゃん見ませんでしたか…?!」

周子P「………み、みりあちゃん…?みりあちゃんなら見てないけど………」

美玲「……?みりあがどうかしたのかッ?」

千枝「……あ、い、いえ!……その………ち、千枝用事を思い出しちゃいました!朝ごはんごちそうさまでした!」

美玲「………?!(料理が無い……いつの間に………?)」

周子「………あ、ああ……何か急いでたっぽかったしね。」

千枝「えっと……必ずちゃんとしたお礼にはあとから来ますから………その……美味しかったです…!」

周子母「別にそんなお礼なんか構へんよ?………ただ……もう少し大事に扱った方がええとは思うけどなぁ………?」

千枝「………?!」

美玲「…………?」

周子母「……それを持ち出す言うことは………そう言うことなんやろ、早よ行き。」

千枝「………………ありがとうございました。」

周子母「……………………」

食後 床の間



美玲「………なあ、塩見のおか………おばさん。」

周子母「何や、美玲ちゃん?」

美玲「…………今さっき何かに気付いたみたいだったけど………一体何に………?」

周子母「……あっ、そうや!美玲ちゃんも周子たちみたいに散歩してこん?今は桜が見頃でなぁ……」

美玲「……………………」

周子母「………(多分、美玲ちゃんには教えたないやろからな………)………」

美玲「…………ごめん、何でもないぞ。」

周子母「……………………」

周子母「……………なあ、美玲ちゃん。」

美玲「………ん?」

周子母「………美玲ちゃんは好きな人とかおるん?」

美玲「……?!きゅ、急に何を……?!そ、そんなの……べ、べ、別に………!う、ウチは気高い一匹狼だからなッ…!す、す、好きなヤツなんてッ………!!」///

周子母「ははーん、おるんやなぁ……?」

美玲「>>53

うう…でも普通の好きっていうのとは違う気がするし…

美玲「うう…で、でも普通の好きっていうのとは違う気が………するし………」///

周子母「………………」

美玲「……その………お母さんみたいって言うか…………一緒に居ると………ぽかぽかするって言うか…………あ、あと………お父さん…………みたいな…………」//////

周子母「…………(そうか………この子も…………)」

美玲「だ、だから………す、好きって言っても………あっ…!べ、別に好きじゃないぞッ……た、ただ、ウチは一般的な事をだなッ……!本当だからなッ……!」///

周子母「…………………」

美玲「………う、ウチは……そ、そんな……人に懐いたりなんか……がう…………」///

周子母「……………」

美玲「……お、おか……おばさん………?」

周子母「……美玲ちゃんもまた……ええ人に出会うたんやなぁ……好きな『人』かぁ…………その人もきっと、美玲ちゃんが大好きなんやろうな………」ナデ……ナデ……

美玲「………………あう……」///

周子母「……………」ナデ……ナデ……

美玲「…………………」//////

???



周子「…ねえ、………さん。……さんは……本当にあたしで良かったの……?」

???「………?」

周子「……だって………あたしは…『狐』で…………」

???「……シューコ……僕は君が好きなんだ……他の誰でもない、君が。」

周子「…………………」

???「…………好きだよ、シューコ。」

周子「…………………」

???「………日本を訪れてみて正解だった……シューコと出会えたんだから………シューコ……明日は花見に出かけよう………」

周子「…………………………うん………………うん…………」

???「…………………」ナデナデ

周子「……………あたしも…………好き……………」

???「………ありがとう……サクラが綺麗な季節になったね……」

ピロートーク(意味深)かな?

そういや今まで出たアイドル&Pで性交渉の経験があるのってさりーなとそのPだけ?

京都市内 とある小さな神社



周子P「…………桜が綺麗だな…桜って…こんなに綺麗だったんだな………」

周子「………うん………そうだよ……(桜………………)」

周子P「しかしまあ、花より団子なシューコがよくこんな場所知ってたな?」

周子「………こっちに居る時は、よく来てたからさ……桜は詳しいんだ。」

周子P「意外だな……シューコも桜が好きなのか?」

周子「>>62

何も言わず、悲しげな顔をする

>>59
その辺りは妄想の翼でお願いします

安価把握

おやすみなさい

再開します

周子「…………………………」

周子P「……………シューコ……?」

周子「……………あっ、そう言えばこの近くに美味しいお団子屋さんがあるんだよねー。ねえねえ、今から食べに行かない?」

周子P「……………………」

周子「おなかすいたーん。やっぱりシューコ的には花より団子かもー。」

周子P「………はぁ………仕方ないな。(一瞬だけ……何だか悲しそうな顔をしたように見えたんだが……………)」

周子P「昼飯の代わりは団子でいいか………あんまり食べすぎるなよ?」

周子「うん、まあ腹八分目ぐらいには………」

周子P「シューコが腹八分目になる頃にはそこがその日は店じまいしなくちゃならなくなるだろ。…………何ヶ所でも付き合ってやるから、な?」

周子「え、ほんまにー?よっし、じゃあ今日は食べ歩き決定だね。あたし美味しいお店いっぱい知ってるからさ。」

周子P「………はぁ………今日だけだからな?」

周子「うん……今日だけ、ね?」

団子屋



周子「んー、おいしー!」モグモグ

周子P(かわいい………本当に幸せそうに食べるな………)

周子「……あ、そうだー♪はい、あーん。」

周子P「…………?」

周子「だから、あーんだってば。」

周子P「……シューコ……あのなぁ…それはシューコが今食べてた団子だろ…?」

周子「えー。別にええやんかー、むしろ付加価値?」

周子P「……そういう問題じゃなくてだな………」

周子「ひょっとして照れてるー?あはは、周子Pさんって案外可愛いよねー。」

周子P「そ、そうじゃない!若シューコみたいな女の子がそうやって猥にだな………!」

老婆「…あ、あの……すんまへんが………」

周子P「……どうかなされましたか……?」

老婆「…………シューコ………はん………?」

周子「ん、そうだよー。おばあちゃんあたしのファン?」

周子P「こら、シューコ!今はお忍び中で………」

周子「……あっ……ごめん、忘れてたーん。」

周子P「お前は……!いいか、お前はもっとアイドルとしての自覚を……!」

老婆「………ほ、ほんまに………シューコはん……なん………?」

周子「うん、正真正銘本物のシューコだよ?」

周子P「はぁ………すみません、今うちの塩見はいわゆるお忍び中でして……できれば御内密に………」

老婆「…………………………」

周子P「………あの………?」

老婆「………すんまへん………人違いでした……………」

周子P「えっ………?」

老婆「……そないな訳無いのにな………うちかてこないに皺くちゃになってもうたのに………鞠を教えてくれはった………シューコはんが昔と変わらんなんて…………な………」

周子「……………あっ………」

老婆「………ほんまにすんまへん………昔近所に住んどった人に……あまりによう似てたもんやから…………つい声をかけてもうて……………」

周子「………………………………」

老婆「>>72

老婆「いよいようちもお迎えが近いのかもしれんなあ……」

周子「………………………」

老婆「……ほんによう似とる……………すんまへんが、顔をよう見せてくれはりまへんか……?」

周子「…………う、うん………いいよ………」

老婆「おおきに……歳をとって目が近うなってしもうて………ああ………そっくりや……………」

周子「…………………」

周子P「……………(……ひょっとして……………)」

老婆「…………………まるたけえびすに おしおいけ…あねさんろっかく たこにしき………ってな…………」

周子「………………!」

〜〜〜

少女「シューコはん、今日も手毬唄おせて!」

周子「うん、いいよー!まず見ててね?ほい、まるたけえびすに おしおいけ…あねさんろっかく たこにしき……♪」

少女「わぁ……シューコはんはほんに上手やなぁ………」

〜〜〜

周子「………………ああ………」

老婆「…………もう……そんなに経つんやなぁ…………昔の事ばっかり思い出して…………」

老婆「………昔うちの近所にな………あんさんみたいな奥さんと…青い目の旦那さんの仲睦まじい夫婦が住んどってなぁ………それはもうよくしてもろたんよ…………」

周子「………………(………知ってる……近所に住んでて………よく遊んでた………あの子だ………………)」

老婆「………あんさんにこないな事を言うてもな………耄碌した年寄りの言う子思て気にしはらんといてください………」

周子「………………ね、ねえ……その奥さんは………いなり寿司が好きな…………?」

老婆「……………確かに……そうやったけど……………」

周子「……………………………」

老婆「………………何で………?」

周子「……いや……あたしも好きだから……多分その人も好きだったんじゃないかなって…………」

老婆「………そうですか………去ぬ前に懐かしゅう思いが出来ました…………ほんにすんまへんでした…………ほな………」ザッザッザ……

周子「…………………ま、待って……!!」

老婆「……………?」

周子「…………………っ……………体に……気を……つけて…ね……」

老婆「………はぁ………おおきに。」

周子「……………………」

周子P「……………………」

周子「………………………」

周子P「………なあ……シューコ…今のお婆さん…ひょっとし………」

周子「………………」ギュッ…………

周子P「……………シューコ……」

周子「…………ごめん…………しばらくこうさせて…………」ギュッ…………

周子P「……………………」ギュッ……

周子「>>81

↑周子Pも黙ってなでなで

周子「……ううっ……………ううう…………うああ……………」ポロ……ポロ……

周子P「………………」ナデ……ナデ……

周子「……ううう………あたし………あのお婆さん……いや……あの子の事……………知ってた…………」
ポロ……ポロ……

周子P「………………」ナデ……ナデ……

周子「………昔………近所に住んでた………笑顔が可愛い子で…………よく…………一緒に…………」ポロ……ポロ……

周子P「………………」ナデ……ナデ……

周子「ううう………うああああああん……………」ポロ……ポロ……

団子屋「お客さん………?」

周子P「いえ……その………ごちそうさまでした。お代はここに………」

周子「…………ううう……………うあ…………」ポロ……ポロ……

団子屋「は、はあ…………?」

周子P「…………行こう……シューコ……」

周子「………………うん……」
ポロ……ポロ……

団子屋「……………………」

周子の実家 床の間



周子母「………何で……なんやろうな……………」

周子母「……何で………好いてくれるなら……一緒におってくれんのやろうな……………」

周子父「……………………」

周子母「……あんた………仕事はええの……?」

周子父「……今日はもう店じまいや。………娘の連れて来たおのこの顔を見いひんとあかんやろ?」

周子母「………………………」

周子父「……美玲ちゃんは……?」

周子母「……お土産に桜の花びらを持って帰る言うて……出かけて行ったわ………」

周子父「………………………」

周子母「……………なあ………あんた…………」

周子父「………『人』に交われど、『人』に非ず……『人』に化けれども、『人』に成れず。」

周子母「…………………」

周子父「……『狐』とは……そう言う生き物なんよ…………」

周子母「………うちな……あないに楽しそうな周子を見るんは……久方ぶりで………………ほんに嬉しそうや………でもな…………だからこそ怖いんよ…………」

周子父「………………………」

周子母「………周子Pはんもいずれは去んでまう………その時に………周子がまた………ああなってしまう思うと…………」

周子父「………………………」

周子母「………あの人が……戦争で去んでしもうてからの周子は………あんなに遊び歩いとった子が……家から一歩も出んと……一日中泣き暮らして………」

周子父「>>88」」

↑そっと周子母の手に触れながら

周子父「…………言うな。」ソッ………

周子母「………何を見ても………あの人を思い出すから……何も見たない言うて………………」

周子父「……………… 言うな。」

周子母「………こんなに辛いのに………何で好きなってもうたんやろって……………」

周子父「……………言うな……」

周子母「………………………」

周子父「……………それ以上はもう…………言うたらあかん…………」

周子母「……………うう………」
ポロ……ポロ……

周子母「……だってこないなの…………周子がかわいそうすぎるやんか…………」ポロ……ポロ……

周子父「………………」

周子母「………何であの子が………そんな悲しい思いをせなあかんのや…………あの子が………何をしたって言うんや………」ポロ……ポロ……

周子父「…………………」

周子母「……美玲ちゃんだってそうや…………ほんに……自分の実の親みたい言うて…………」ポロ……ポロ……

周子父「………………それがあの子たちの選んだ道なら……それを見守るしかないやろ………」

周子母「………………」ポロ……ポロ……

周子父「……………それにな……周子が京に帰ってきたいうんは……そういう事なんやろ…………」

周子母「…………………」

周子父「……周子は………周子なりに…………やっと向き合えるようになったんよ……………」

周子母「……………京の町を歩くんも………辛かったはずやのに………」

周子父「………………」

周子母「…………………周子の好きな……八つ橋作って…待っててやらんとな…………」

周子父「………………そうやな……」

とある寺社



周子「…………着いてきてくれてありがとう…………ここが……ずっとあたしが来たかった場所……」

周子P「………ここも桜が綺麗だな………いや、今まで見てきたどの桜よりも…………」

周子「………でしょ……?……あの人もそう言ってた……」

周子P「……………………」

美玲「ん………周子と周子Pじゃないかッ?オマエたちも桜を見に来たのかッ?」

周子「………美玲……ちゃん……?」

美玲「……む、何だッ、ウチがいたらいけないのかッ?」

周子「……………いや……どうしてここに………?」

美玲「………そ、それは……その……亜季たちにお土産に桜の花びらを持って帰ろうと思ってな……桜の綺麗な場所を探してたら……………亜季………喜んでくれるかな…………」///

周子「………そう………なんだ………」

周子P「………………………」

美玲「………ん…?どうかしたのかッ?」

周子「……………あ……いや…………」

美玲「>>97

…もしかして、ウチと同じ悩みで苦しんでるのか?

安価把握

一時中断します

再開します

美玲「…もしかして………ウチと同じ悩みで苦しんでるのか…?」

周子「………………………あたしの方が…ちょっとだけ…美玲ちゃんより長生きしてるからさ……………」

美玲「………周子……………」

周子「………………色々あったんだ………色々…さ。………ねえ、周子Pさん……美玲ちゃん…ちょっとだけ付き合ってくれない……?」

周子P「……………………」

周子「………行かなきゃいけない場所があるんだ……」

???



???「桜が綺麗だね……シューコ。」

周子「うん、そうだねー。あたしはお団子の方が好きだけど。」

???「『花より団子』……シューコらしいね。後で好きなだけ……いや、僕のお財布が大丈夫な限りは食べさせてあげるからさ……ね?」

周子「うーん……周子愛してるって言ったら考えよっかなー。」

???「周子……愛してるよ。」

周子「うわっ……本当に言うとは思わなかったわー………そんなに自分のお財布が可愛いんだー、へー。」

???「ええっ……?!」

周子「あははは、そんなの冗談に決まってるじゃん。」

???「…………でも、周子を愛してるのは本当だよ?」

周子「…………………」

???「もう一回言ってもいいかな……周子……愛してる……」

周子「………………………」///

???「おや、照れているのかい、シューコ?」

周子「………………アホ………そんなん……卑怯やわ………」///

???「………シューコは可愛いな。」ナデナデ……

周子「………………」///

???「………ねえ、シューコ………僕の国と……シューコの国は仲が悪くなってきているけど…………僕はシューコの事を嫌いになったりなんかしないからね………」

周子「……………さん………」

???「………早くみんな一緒に……この桜を見れる……そんな時代が来たらいいね……………」

周子「…………………すぐに来るよ………だって……桜はこんなに綺麗なんだから……………」

とある寺社 墓地



古い墓石「…………………」

周子「…………………会いに来たよ…………さん…………ごめんね………ずっと来れなくて…………」

古い墓石「…………………」

美玲「……………周子………お前の用事って…………」

周子「……………桜が大好きな人だったんだ……………ありがと、二人とも………たぶん…一人だったら来る決心ができなかった………」

周子P「…………シューコ……」

周子「>>108

…あはは、なんかしんみりしちゃってるね、いやーあたしらしくないわー、あかんわー(空元気で笑う)

周子「……あはは、なんかしんみりしちゃってるね、いやーあたしらしくないわー、あかんわー。」ケラケラケラ……

周子P「………………………」

周子「テキトーが信条のシューコらしくないよねー……あはは…………ほんにこんなん…………らしくないわ……………」

周子P「………………………」

周子「………………あはは………………はは…………ははは…………」

美玲「……………………」

周子「………………………」

周子P「………誰の………いや…………」

周子「……………元カレ………いや……結婚までしてたから元旦那………?……………とにかく……………昔……好きだった人………」

周子P「………………………」

周子「………前にダーツを教えてくれた人が居るって言ったよね………それが……この人なんだ………」

美玲「…………………………」

周子「…………本当に大好きだった……………本当に…………本当に…………………本当に…………」

周子P「………………っ………」

周子「…………アメリカから日本の文化を研究しに来た人でさ………たまたま京都の道案内を頼まれたのがきっかけだっんだ…………」

周子P「……………………」

周子「………日本人よりずっと日本人らしい人で………日本が大好きで…………………なのに……………」

周子P「……………………」

周子「……………………二人には……想像が付かないだろうね…………日本がアメリカと戦争してた頃の事なんか……………」

美玲「………………………」

周子「…………そんな時代も………あったんよ………」

???



???「悲しいね………シューコ………………どうして………僕の国と……シューコの国が……戦わなくちゃいけないんだ………」

周子「………………………」

???「……僕には分からないよ……………憎み合う必要なんて……ないじゃないか…………」

周子「……………さん………」

???「…………どんな相手とだって………必ず分かり合えるのに………………嫌だ………こんなの………悲しすぎるよ…………」

周子「……………………………」

???「>>114

みんな同じ「人間」なのにね…

???「みんな同じ……『人間』なのにね……」

周子「………………………………」

???「…………!………ごめん…シューコ…………そんなつもりじゃ………!」

周子「……ううん………いいよ……悪気が無かったのは分かってるし……………」

???「…………………………」

周子「…………そうだよね………同じ………『人間』……同士なのにね…………」

???「……ああ………………」

周子「………………………ごめんね…」

???「…………シューコ…!」
ギュッ………!

周子「………………!」

???「……ごめん………ごめん……………ごめん…………もう二度と……こんな事は言わない………」

周子「……………………」

???「……ごめんね………シューコ………シューコは………ああ…………本当に何と言って謝ったらいいか………」

周子「……………さんは………優しい人やね…………」

???「…………………シューコ………」

周子「………だから……気にしなくていいって言ってるでしょ…?」

周子「そんなの一々気にしてたらやってられないよー?もっと気楽にいこーよ。」

???「…………………」

周子「…………さんは……優しすぎるんだよ………そんなんだから…………」

???「…………………………」

周子「…………大丈夫………戦争なんてすぐに終わるよ………だから………泣かないで………」

???「…………あ……………」

周子「……………さんが泣いてたら…………あたしまで………………」

???「………………………」

周子「………みんな………そんなに優しかったら………戦わなくて……すむのにね……………」

???「………………シューコ……」
ギュッ………

周子「……………………」ギュッ………

???「…………平和になったら……また桜を見に行こう………また………一緒に団子を食べよう………」

周子「…………約束だからね………嘘ついたら……針千本やで…………………」

???「………ああ………約束する……」

とある寺社 墓地



周子「…………………針千本…………言うたやんか………」

古い墓石「…………………」

周子「………………ごめんね…周子Pさん…他の男の人の話なんて聞きたくな…………」

周子P「……………………」ギュッ………

周子「……………周子P………さん…………」

周子P「………………………」

周子「………………何か……言ってよ……」

周子P「>>121

↑辛かったよな…

周子P「……ごめんな……………辛かったよな………」

周子「………そんな……分かったような事言わないで……………周子Pさんだって……いつかはあたしを…………」

周子P「………周子………愛してるよ………」

周子「……………………!」

周子P「……身勝手な事だって言うのは分かってる………でもな………好きなんだよ………周子の事が…………」

周子「…………………ほんまに……………勝手や………残される方の………気持ちにも…………うう………………うああああ……うああああああああん……!」

周子P「……………………」ギュッ………

美玲「…………………………」

???



周子「…………戦死って…………どういう事なん…………?」

復員軍人「…………………………」

周子「………………そんなん……………嘘…………やろ…………」ヘタ…………

復員軍人「……………彼とは………同僚でした…………自分が死んだら…………ニホンのキョウトの……………妻との…………思い出の場所に…………と……」

周子「……………………」

復員軍人「………………最期の…………最期まで…………ずっとあなたの名前を…………………」

〜〜〜


周子「…………………」

周子父「周子!お前とずっと連絡が付かんと……心配しとったんやで………!」

周子母「…………周子……無事やったか………?」

周子「………お父さん………お母さん…………あたしを………家から出さないで…………あたし………今……自分でも何をするか分からない…………」

周子父・母「……………………」

周子「………こんな別れ方なんて………………あんまりや………嫌や…………もう………生きていたない…………!」

3年前 とある県道



周子「………はぁ…………京都からは………大分離れたな…………」

周子「…………まあ、いっか………京都に居ても………辛いだけやし……………」

周子「………世の中は………平和に……………」

周子P「こら!そこの君、若い娘が何を一人でこんなところを歩いてるんだ!親御さんが心配するだろ!」

周子「……?!……お、お兄さん………誰………?」

周子P「>>128

↑+今はオフで観光中だ!ついでに甘いものが食べたい!

安価把握

おやすみなさい

再開します

周子P「えっと……通りすがりのアイドルのプロデューサーだ!」

周子「ふーん……アイドルのプロデューサーさんかー……」シゲシゲ

周子P「…………き、君……?」

周子「………怪しい。アイドルのプロデューサーさんなんかが何でこんなところに居るの?」

周子P「休暇を取って旅行してる最中なんだ。…………何か甘い物が食べたい、なんて店を探してたらいつの間にかここまで来てしまってね……それより君の方こそ何でこんなところにいるんだ?」

周子「んー…………秘密。」

周子P「む………………」

周子「…………………………」

周子「あ、ご飯おごってくれるなら教えてあげよっかなー?若い女の子とご飯食べられるんならお兄さんも………」

周子P「こら!!」

周子「へっ………?!」

周子P「もし俺が悪い男で、君に何か危害を加えるつもりだったらどうするんだ!自分から知らない男にそんな風に口を聞くもんじゃない!君は……17ぐらいか……だとすると家出とかそんなところか……?さっきも言ったようにだな………!」クドクドクドクド…

周子「へっ……?へっ……?(……お説教……されてる………?)」

周子P「いいかい……そもそもだな………………」クドクドクドクド…

甘味どころ



周子「んー……あまーい!」モグモグ

周子P「ま、まだ食べるのかい………?」

周子「だって好きなだけ食べていいって言うからさ。ありがとねー、あ、お善哉も頼んじゃおっかなー。」
モグモグ

周子P「それは……君がお腹いっぱいになったら訳を話すと言うからだな…………(本当にどれだけ食べるんだ……?)」

周子「最初は変な人だなーって思ったけど、お兄さん案外いい人やね♪」
モグモグ

周子P「…………お腹いっぱいになったら本当に教えてくれるんだな……」

周子「うん、お腹いっぱいになったらねー。」モグモグ

周子P「はぁ……約束だぞ。えっと………」

周子「………………シューコ。」

周子P「えっ……?」

周子「…シューコって呼んで。」

周子P「……分かったよ、シューコちゃん。」

周子「……うん………(馬鹿だな……あたし………まだ…………)」

周子P「……………?」

〜〜〜



周子「ふーん、つまりお兄さんはまだ担当のアイドルいないんだー。」

周子P「会社勤めをしてたんだが……社長の息子につい説教をしてクビになっちゃってね………」

周子「あはははは!お兄さんなかなか面白い人だねー!見た目に反して結構ワイルド?」

周子P「………あはは…確かにね…………だから今回はスカウトを兼ねた旅行なんだ。」

周子「……………じゃあさ、あたしがお担当アイドルになってあげよっか?」

周子P「……えっ……?!」

周子「>>137

周子「なんか面白そうだし、お試しでならいいよー。」

周子P「…………駄目だ。」

周子「…………どうして…?」

周子P「君には、君の帰りを待ってくれている人がいるだろ?その人の断りなく…………」

周子「………………いないよ……」

周子P「…………………」

周子「………………いないんだ…………もう………………」

周子「あはは、まあ、あたしも色々訳ありでさ……とにかく元居た場所には帰りたくないんだ………」

周子P「…………!(この子………今…すごく悲しい顔を………)」

周子「………駄目なら別にいいよ……また旅を………」

周子P「……お試しだからな…俺の名前は周子P。……これからよろしくね、シューコちゃん。」

周子「………………………」

周子P「……やっぱり訳は話さなくていいよ。………話したくなった時に話してくれ。」

現在



周子P「……………………」ギュッ………

周子「……………ありがと………ちょっと落ち着いた…………」ギュッ………

周子P「………………そうか……」

周子「………………………」

美玲「…………大丈夫か………周子………?」

周子「…………………うん……美玲ちゃんもありがと………」

美玲「……………………」

周子「……………もう……いいよ………」

周子P「…………そうか……」ソッ……

周子「……………………」

美玲「…………………なあ…周子。」

周子「……………なーに…?」

美玲「……Pがね……言ってくれたんだ………『好きと言う気持ちは消えない』って…………ウチの事………ずっと好きだからって………だから……………」

周子「………………美玲ちゃん………」

美玲「>>143

↑追いかけてみる

美玲「あれ…あそこに誰か……おかしいな、気配なんてなかったのに……」

???「………………」

周子「……………?!」

周子P「…………………」

???「…………………」スゥ…………

美玲「………あっ……ま、待てッ…!」タッタッタッタ…!

周子「………………さん………?」

周子P「…………………!」

古い桜の木の前



美玲「ハァ……ハァ………確か…この辺りに………」

???「…………………」

美玲「あっ………!お、おいッ!お、オマエッ……!」

???「…………………」スッ…………

美玲「えっ………?……あっ………桜…………すごい……今まで…見た事が…ないくらい……綺麗な………」

???「……………………」

周子「……その桜はね……二人だけの秘密の桜だったんだ……」

美玲「…………………!」

周子「………約束……覚えてて…くれたんだ………また…桜を……って………」

???「………………」ニコ

周子「………ひょっとして………その為だけに……ずっと………?」

???「………………」ニコニコ

周子「……………っ……………!」

周子P「ハァ……ハァ……シューコ…!…………あっ………!」

???「…………………」

周子P「………………あなたは………」

???「…………………」

周子「……………さん………ごめん…………こんなに……待たせちゃって………ごめん…………」

???「……………………」フルフル…

美玲「……………コイツ……は………」

周子「………………………」

???「……………………」

周子「………あたしだよ…………シューコ……だよ………?」ニコ……

???「……………………」ニコ

周子「ずっと………もう一度だけでいいから会いたかった……………さん……………」

???「…………………」

周子「……お話しよう………さん…………シューコ…って………呼んで…………?」

???「…………………」フル…フル…

周子「………………………」

???「………………………」

周子P「…………………」

周子P「………初めまして………俺は……周子のプロデューサーの……周子Pと…言います……」

???「………………」

周子P「………周子は……今……アイドルなんです……とっても綺麗なんですよ………」

???「…………………」

周子「…………………さん………あたしね…………また……好きな人が………できたんだ………………」

???「…………………」ニコ

周子「>>152

もちろん、……さんも大好きだよ。でも、今は周子Pさんのことを心から愛してるんだ…

周子「もちろん、……さんも大好きだよ。でも、今は周子Pさんのことを心から愛してるんだ……」

???「………………」ニコ

周子「………………さん…………大好き………大好きだよ………これからも……ずっと……ずっと………大好き…………」

???「…………………」ニコ

周子P「………シューコは………俺が必ず幸せにします………だから……安心してください………」

???「……………………」ニコニコ

周子「…………あたしね………今……とっても……楽しいんだ…………」

美玲「………周子は…勝手で…気ままで…テキトーで…大飯食らいで……傍迷惑なヤツだけど……いいヤツだぞ………」

???「…………………」ニコニコ

周子「……さん……ありがとう…………あたし………さんを……好きになれて……良かった…………」

???「…………………」

周子「……………うう………うああ…………うう…………じゃあね…………さん………」

???「…………………………」
ニコッ………スゥ………………

周子「うう………うああああああん!うああああああん……!……やっと………ちゃんと………お別れが………いえた……うああああああん!」ボロボロ……

周子P「……………………」ギュッ………

周子「うあああああああん!うあああああああああ…………!」ボロボロ……

美玲「……………………」

周子の実家 床の間



周子「……お父さん、お母さん……改めて紹介するね……周子Pさん………あたしの…好きな人です。」

周子父・母「…………………」

周子P「周子さんから紹介に与りました、周子Pと申します………」

周子母「……二人は付き合うとるんか………?」

周子「……うん………付き合ってるよ……」

周子母「…………そうか………それが……あんたの答えなんやな………」

周子「………うん。」

周子P「……不束者ですが…どうか、娘さんを俺にください、お願いします!」フカブカ

周子「お願い、お父さん、お母さん!」フカブカ

周子母「…………あんた……どないします………?」

周子父「………どうもこうもあらへん…………親が何か言って考えを変えるような娘やったら苦労してへん…………」

周子・周子P「……………………」

周子母「………ふふっ……そうやな…………」

周子父「周子Pはん………うちの娘はどうしようもない娘ですが………もし、それで構へんのやったら……………よろしくお願いします……」

周子・周子P「…………!!」

周子母「>>159

周子母「よかったなあ…周子……」

周子「………うん……」///

周子父「……さてと…早目に店仕舞いしとって正解やったなぁ………今から祝いの宴をせえへんとな。」

周子母「せやなぁ………腕によりをかけて美味いもんつくらんとあかんなぁ。」

周子P「………ありがとうございます………お義父さん…お義母さん……」

周子父・母「…………………」

周子「…………………」///

とある寺社 墓地



美玲「……お土産にするつもりだったけど……よく考えたら持って帰る間に萎れちゃうからな………お前にやるぞ。」

古い墓石「…………………」

美玲「……………………」ソッ……

美玲「……………じゃあな。」
ザッザッザッザッ……

山桜の花びら「……………………」




山桜の花言葉「あなたに微笑む」

ほぼシリアスでお送りしました
次はほのぼのにしたいんですが………

人外=合法=やったぜ

今回もお付き合い頂きありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom