前川みく「みくと猫カフェ探訪、にゃ!」【岡崎泰葉編】 (50)


みく「テレビの前のみんな、前川みくだよ!」

みく「この番組は前川みくが猫カフェに行って猫チャンたちと戯れるというだけの番組にゃ」

みく「今日も猫カフェのかわいい猫チャンたちとキュートなみくの姿で癒してあげちゃうよ!」

みく「それで、今日のゲストは――え? ここには来ない? もうちょっと歩いた先?」

みく「……もしかして、何か、ドッキリを仕掛けてたりするのかにゃ?」

みく「ふっふっふ、その顔、図星だね。度重なるドッキリで、みくは学んだのにゃ」

みく「何があるかはわからないけれど、ドッキリがあるってわかったらそうは驚かないはずだからね」

みく「それで、どこに……あ、そっち? じゃあ、行くにゃ」スタスタ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428920068

あ、読まなくても問題ないかと思いますが、一応前のを。

本田未央「ちゃんみおと、里帰りしちゃんみおー!」【岡崎泰葉編】
本田未央「ちゃんみおと、里帰りしちゃんみおー!」【岡崎泰葉編】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428813434/)


――

みく「それにしても、やっぱりこの番組のスタッフチャンは優しいにゃ。優し過ぎてドッキリをしても騙せないもんね」スタスタ

みく「これがPチャンの選んだスタッフチャンだったら……絶対、みくに何にも察させることもなくみくをめちゃくちゃ驚かせるんだから」スタスタ   ニャー……

みく「まあ、そういうとこがここのスタッフチャンの好きなところだけどにゃ」スタスタ ニャー……ニャー……

みく「……? ちょっと静かにするにゃ」

……ニャー……ニャー……

みく「! 猫チャンの鳴き声にゃ! これは幸先が良いね! 早速、見に行くにゃ!」タッタッタッ


――

みく「さて、もうすぐそこにゃ」コソコソ

みく「そーっと、そーっと、行くよ? じゃあ、行くにゃ」

???「ニャー……ニャー……」

みく「さて、いったい、どんな、猫チャン、が……」



泰葉「ニャー……ニャー……ナァーゴ、ウニャーァァァ」


みく「泰葉チャン!?」


みく「え? なんで泰葉チャンがここにっ……ていうか、今の鳴き声、泰葉チャン!? 鳴き真似上手すぎでしょ! みくでもそこまで似せられないよ!?」

みく「……え? 何、スタッフチャン。……『これが今日のゲスト、岡崎泰葉さんです』?」

みく「……いや、何やってるの!?」

みく「ここ、外だよ!? 普通に歩いている人居るよ!? ほら! 今も見てる人居るもん!」


みく「……『泰葉さんがどうしても、と言うので』?」

みく「……え? 泰葉チャン?」

泰葉「はい。この番組のゲストにお呼ばれしました、岡崎泰葉です。今日はよろしくお願いします」

みく「ん!? ……んん!? え? 何? ……も、もしかして、今の、みくの幻覚だったのかにゃ? き、きっとそうに違いないにゃ。泰葉チャンがあんなことするわけないもんね」

泰葉「? いったい、何を言っているんですか?」

みく「う、ううん、何でもないよ。ちょっと疲れているのかもしれないにゃ」

泰葉「そうなんですか……お体は大事にして下さいね?」

みく「う、うん」


泰葉「それじゃあ、猫カフェ、でしたっけ。私、実は初めて行くんですよね。どういうところなんですか?」

みく「名前の通り、猫チャンたちと触れ合うことのできるカフェにゃ。野良猫チャンたちと違ってそこまで凶暴な猫チャンも居ないから、そこのところは安心して行けるね。触るも良し、眺めても良し。猫好きには天国のような場所なのにゃ」

泰葉「へぇ……そんなところがあったんですね。私も猫のことは嫌いではないので、興味深いです」

みく「そんな気を張らなくてもいいにゃ。みくたちは癒されにいくんだからね。ただ、『猫チャン、かわいいにゃあ』と思っていればいいんだにゃ」

泰葉「しかし、これは仕事じゃ……」

みく「それが仕事なの♪ そういう仕事があってもいいでしょ?」

泰葉「……はい、そうですね」

みく「今日は楽しんで癒されることが仕事にゃ。じゃあ、行こっか」

泰葉「はいっ」


――

泰葉「ここ、ですか?」

みく「そう。ちょっと前に見付けた穴場にゃ。ここのある猫チャンが本当にかわいいんだにゃ」

泰葉「どんな猫さんなんですか?」

みく「そのお気に入りの猫チャンは二匹居るんだけれど、二匹とも銀色の体毛で、とっても綺麗なの」

みく「それで、一匹は気まぐれで、一匹は人懐っこいの。でも、気まぐれな方の猫チャンもとってもかわいくて……そう、ツンデレさん? あんな感じで、人懐っこい猫チャンと遊んでいると、嫉妬したみたいに足元に擦り寄ってくるのにゃ」

みく「それがまた、本当にかわいくてにゃあ……」


泰葉「本当に、お気に入りなんですね」クスッ

みく「うん! ありがたいことにお仕事が忙しくて、あんまり行けないのが悲しいところだけどにゃあ……でも! 今日はお仕事でここに来れるって聞いて、正直テンション上がってるにゃ!」

泰葉「そんな回に呼ばれたということは……私にとっても幸運だったかもしれませんね」

みく「うんうん。泰葉チャンは幸運だよー? たぶん、この番組の終わる頃にはここの常連になることを決意するはずにゃ」

泰葉「そんなにかわいいんですか……楽しみですっ」

みく「それじゃあ、入ろっか」

泰葉「はいっ」


――

みく「こんにちはー、前川、み、く……」


のあ「ニャー……ニャー……ナァーゴ、フシャー……」

アナスタシア「にゃ、にゃー。にゃー。にゃん、にゃんっ」


みく「……んん!?」

みく「え? のあにゃん、あーにゃん、何、してるの……?」

のあ「ミャー……ナァーゴ……」

アナスタシア「にゃん、にゃん、にゃー!」

みく「ちょっと! 反応してよ!」


泰葉「はいっ、ということで、今日のゲストは私、岡崎泰葉に加えて、みくさんとユニットも組んでいる高峯のあさんとアナスタシアさん、合計三人でお送りします」

みく「泰葉チャン!? えっ……え!? まさかの2段ドッキリ!? た、確かに泰葉チャンのはあまりにもすんなりだと思ったけど……でも、え!? そうくる!?」

みく「あと、あーにゃんはかわいい物真似でいいんだけど、のあにゃんは何!? さっきの泰葉チャンみたくなってるけど!」

のあ「高峯のあよ。よろしく」

アナスタシア「アナスタシア、です。今日はよろしくお願いします」

みく「さっきと同じ展開にゃ! いや、今度はさすがに流さないからね!? どういうことか、説明を要求するにゃ!」


のあ「みくったら……うるさいわね。それくらい、どうでもいいじゃない」

みく「どうでもよくないにゃ! ユニットの仲間にドッキリを仕掛けられるなんて……今までにも結構あったけど、ショックにゃ!」

のあ「ユニットの……仲間?」

みく「な、なんにゃ?」

のあ「仲間だなんて……よくもそんなことが言えたわね、みく」

みく「え? い、いや、みくたちは仲間でしょ? にゃん・にゃん・にゃんのユニットでしょ?」


のあ「フンッ……私は知っているのよ、みく。あなたが私たちを裏切ったことを」

みく「いったい何のことにゃ……? みく、のあにゃんに裏切られたことは……数えきれないくらいあるけど、のあにゃんとあーにゃんを裏切ったことなんてないと思うけど」

のあ「嘘ね……みく、あなた、私たちに何も言わずに李衣菜と『*』なんてユニットを組んだでしょう」

みく「は? いや、いったい何のことかわからな――」

のあ「あんな……ケツ穴みたいな名前のユニット……!」ギリッ

みく「それを言うにゃああああああああああああああああああああああああああ!」



泰葉「よーしよしよしよし」ナデナデ

アナスタシア「にゃー……にゃー♪」ゴロゴロ


みく「アイドルがそんなこと言っちゃダメでしょ!? というか、それだけは言ってほしくないにゃ! ぶっちゃけ気にしてるのに!」

のあ「ということは、何のことかわかるのね……わかってて、裏切ったのね……」

みく「いや、それはそうだけど……それとこれとは別にゃ! のあにゃん! それは超えてはいけない一線を超えたってやつにゃ! みくたちもどれだけ悩んだか……!」

のあ「なら、そんな名前にしなければよかったじゃない」

みく「まさか『アスタリスク』が記号で一文字だとは思ってなかったの!」

のあ「つまり……みくの確認不足、ということね?」

みく「うっ……それを言われると、そうかもしれないにゃ」

のあ「それに、みく……あなた、私をハブろうとしたわよね?」

みく「……? それは本当に何のことにゃ?」


泰葉「アナスタシアさん……」ボソボソ

アナスタシア「? ……!」コクコク


のあ「『あーにゃんみくにゃん』が結成されていたことからも予想はしていたけれど……あなた、美波とアナスタシアと一緒にユニットを組もうとしていたでしょう」

のあ「あの時、私は思ったわ……『ああ、にゃん・にゃん・にゃんに私は必要ないのか』と」

のあ「その後、私はどれだけ傷付いたか……みく、あなたにその気持ちがわかる?」

みく「……のあにゃん」

のあ「あの後、腹いせにみくの弁当からハンバーグを取って猫耳カチューシャを隠すくらい落ち込んだのよ!?」

みく「あれのあにゃんだったの!? いや、確かに申し訳ないけど、のあにゃんやることが子供過ぎない!?」


のあ「本当……フフッ……あ、ごめんなさい」

みく「ん!? え、今、笑った? 笑ったよねのあにゃん」

のあ「笑ってない……にゃん」

みく「誤魔化すの下手過ぎない!?」


泰葉「ミャー……ミャー……ナァーゴ……」

アナスタシア「ムァー……ヌァー……ニャァーゴ……」


みく「あと、気付かないフリしてたけど、泰葉チャンたち何してるの!?」

泰葉「アナスタシアさんに、猫の鳴き真似の指導を」

アナスタシア「フシャー……ミ”ャ”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ゴ」

みく「ものすっごい余計なことをやってくれたにゃ!?」


アナスタシア「みく……似てません、でしたか?」

みく「いや、すっごく似てたけど……似すぎなの! みくたちは芸人さんじゃなくてアイドルなんだから、そんなに似てる必要はないの!」

アナスタシア「そう、ですか……頑張ったの、ですが」

のあ「みく……あなた、アナスタシアの努力を否定するの?」

泰葉「ひどいです、みくさん……アナスタシアさんがどれだけ努力したか、わかってるんですか!?」

みく「知ってるよ! さっきちょちょいっと努力しただけにゃ! それだけの努力でここまでの技術が身に付いているのもビックリだけど、本当、ちょちょっと努力しただけにゃ!」

アナスタシア「それはヤスハのおかげです」

泰葉「ぶいっ♪」

みく「だから余計なことにゃああああああああああああああああ!」


泰葉「というか、みくさん……ここ、猫カフェですよ? ずっと叫んでいますが、猫さんたちを驚かせたりしないかとは思わないんですか?」

みく「泰葉チャンたちに言われたくないけど……それもそうだね。ごめんなさい。……もう、みくは疲れたにゃ。猫チャンたちに癒されに――って、あれ? そう言えば、猫チャンは?」

のあ「居ないわ」

みく「え?」

アナスタシア「ドッキリ……です」

みく「ん? ドッキリ……? え、何がドッキリなの? ここ、みくの行きつけの――」

泰葉「はいっ。一ヶ月前からこのためだけに作りました♪」

みく「猫カフェの存在からしてドッキリなの!? 手が凝り過ぎにゃ!?」


のあ「みくったら……我がままね」

アナスタシア「我がまま……です」

泰葉「本当……我がままです」

みく「いや……いや、もういいよ。というか、猫カフェじゃなかったら、今日の番組、これからどうするの?」

泰葉「はい、ここからは番組を代わりまして『にゃん・にゃん・にゃんの伝統芸with岡崎泰葉』をお送りします」

みく「何その名前だけで嫌な予感する名前!?」


のあ「でも、伝統芸……伝統芸、ね。みく、何かある?」

みく「そこでみくに振るの? ……まあ、みくたちなら一つだけじゃないかにゃ」

アナスタシア「一つだけ……?」

みく「それはもちろん、猫チャンの物真似にゃ♪」

のあ「ミ”ャ”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ゴ」

アナスタシア「フシャー……オ”ォ”ォ”ォ”ォ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”」

みく「それじゃないにゃ!」



泰葉「……にゃん・にゃん・にゃんって、こわいユニットだったんですね」

みく「元凶に言われたくないにゃ! この演技指導、泰葉チャンでしょ!?」

泰葉「そ、それは……まあ、はい」テレテレ

みく「褒めてないにゃあああああああああああああああああ!」


みく「というか、なんでみくの仕事はこんなのばっかりなの!? この番組はみくの唯一と言ってもいい癒やしだったのに……癒やしだったのに! 念願の仕事ができて、やっと、Pチャンがわかってくれたって……そう思ってたのに!」

みく「もう……もう! これは直談判するしかないにゃ!」

泰葉「え? 立てこもりですか?」

みく「その話はしないで!」


のあ「まあ、あれはやり過ぎだったわよね」

アナスタシア「犯罪、です」

みく「のあにゃん!? みくにゃん!?」

泰葉「そんな犯罪もしちゃうアイドル、前川みくさんですが、みくさんと李衣菜さんのユニットで近日CDを出すみたいです。……ユニットの名前、なんでしたっけ」

のあ「ケツの穴、よ」

泰葉「あっ、そうです。前川みくさんと多田李衣菜さんのユニット、『*(ケツの穴)』のデビューシングル『ØωØver!!』。4月15日、水曜日発売です。皆さん、買って下さいね?」

みく「だからそのネタはやめろにゃああああああああああああああ!」

>>25ミス

>>25修正


のあ「まあ、あれはやり過ぎだったわよね」

アナスタシア「犯罪、です」

みく「のあにゃん!? あーにゃん!?」

泰葉「そんな犯罪もしちゃうアイドル、前川みくさんですが、みくさんと李衣菜さんのユニットで近日CDを出すみたいです。……ユニットの名前、なんでしたっけ」

のあ「ケツの穴、よ」

泰葉「あっ、そうです。前川みくさんと多田李衣菜さんのユニット、『*(ケツの穴)』のデビューシングル『ØωØver!!』。4月15日、水曜日発売です。皆さん、買って下さいね?」

みく「だからそのネタはやめろにゃああああああああああああああ!」


泰葉「……さて。せっかくカフェに来たんだから、何か食べたいですね」

みく「えっ、いきなり!? 今の流れで!?」

泰葉「だって……お腹、空いたから……」

みく「泰葉チャンってそんなキャラだったっけ!?」

のあ「みく、実は私たちもお腹が空いているの」

アナスタシア「……お腹、空きました」

みく「二人とも!? 二人もそんなキャラじゃないよね!?」

泰葉「まあ、朝からずっと待機してましたからね」

みく「こんなことのために!?」

泰葉「ドッキリには全力を尽くす……これが、私たちの姿勢です!」

みく「無駄な姿勢だにゃあ……」


みく「というか、ドッキリ用なんだから食べられるわけ――え? 食べれる? 昨日まではカフェとして経営してたから……というか、昨日までやってたのかにゃ。ドッキリ用のカフェ」

泰葉「あ、昨日までの収益だけで346カフェの一ヶ月分の収益に匹敵するみたいです。さすが猫好きアイドルが選んだ猫さんの集まった店だっただけはありますね」

みく「もうずっと続けてれば良かったんじゃないかにゃ!?」

泰葉「でも、何か食べれるんですか……なら、せっかくですし、何か頼みましょうか」

みく「……そうだね。みくは疲れたにゃ。もう、ゆっくりしたいにゃ」


泰葉「それじゃ、皿うどんを4つ、お願いします」

みく「……んん!?」

泰葉「あー……そうですね、はい、せっかくですから、海鮮のを。はい、お願いします」

みく「え!? あるの!? ……いや、確かにあったにゃ。猫カフェなのに皿うどんがあるとかいう意味のわからないメニューだと思っていたにゃ」

泰葉「まあ、私の好物ですからね」

みく「そうなの!?」



のあ「ちなみにほとんどのメニューに魚介類が入っていたのは私の提案よ」

みく「なんてことをしてくれたんだにゃ! そう言えばそうだったにゃ! ここのお店で食べられるもの、ほとんどなかったもん!」

アナスタシア「私はデザート担当、でした」

みく「……あーにゃんは天使なの?」

泰葉「私は天使ですよ」

のあ「私も」

みく「黙れにゃ」


泰葉「……あっ、来たみたいですね。海鮮皿うどん。さすが私が監修しただけのことはあります。おいしそうです」

みく「……というか、なんで海鮮のを頼むの? みくが居るの、わかってるよね?」

泰葉「伝統芸ができるかな、と思って」

みく「伝統芸なんかないにゃ」

のあ「いえ、私とアナスタシアが力を合わせてみくに魚を食べさせるというのは伝統芸と言えるのではないかしら」

みく「それほんとやめて」


アナスタシア「……みく。好き嫌いはいけませんよ?」

みく「あーにゃん……やっぱり天使みたいに優しいけど、本当に嫌いだからやめてほしいにゃ」

アナスタシア「そう……ですか」

泰葉「みくさん……アナスタシアさんは、あなたのことを思って!」

みく「だからその無駄に凄い演技力やめてほしいにゃ……」

泰葉「無駄じゃないですよ。私、この演技力でいっぱい仕事をもらっているので」

みく「それは知ってるけど……」

泰葉「この演技力で騙した大人の人たちに、どれだけの仕事をもらったか!」

みく「そっち!? というかそれ、テレビで言っちゃダメだよね!?」

泰葉「大丈夫です……今では単純に能力的に私を外すわけにはいかなくなっているので」

みく「……泰葉チャン、こわいにゃあ……」


――

泰葉「おいしい! おいしいですよ、みくさん!」ハフハフ

のあ「ええ。本当においしいわ」

みく「……うん、おいしいんだろうね。でもみくは無理だからね」

アナスタシア「フッ……フォッ、ほいひいえうお、いう!」ガツガツガツガツ!

みく「あーにゃんがっつき過ぎにゃ!? え? そんなにおいしいの?」


のあ「……」モッチャモッチャモッチャモッチャ

みく「のあにゃんうるさいにゃ!? いつもは無音で食べてるよね!? どうして今日に限ってそんなに音出すの!?」

のあ「おいしいから……にゃん」

みく「だから『にゃん』は何にでも使える万能ワードじゃないにゃ!」

泰葉「ふっふっふ……これでまた『皿うどん教』に入信者が二人……」

みく「ずっと思ってたけど泰葉チャンのキャラは何なの!? どうして今日はそんなに壊れているのにゃ!?」


泰葉「……あっ、みくさん、食べないのなら、もらってもいいですか?」

みく「えっ!? ……え!? いや、それ、一人前でも結構量あるよね? ……泰葉チャン、食べ切られるの?」

泰葉「『おいしいから大丈夫だよ~』」

みく「そのネタそんなに万能じゃないよ!?」

泰葉「いや、でも……おいしい……」

みく「おいしくても大丈夫じゃないものはあるんだよ!?」

泰葉「……おいしいのに……」

みく「しつこいにゃ!」


――

みく「……そんなことをしている内に、そろそろお別れの時間になっちゃったにゃ」

泰葉「」ハフハフ

のあ「」モッチャモッチャモッチャモッチャ

アナスタシア「」ガツガツガツガツ

みく「……アイドルの番組のEDじゃないにゃ!? みんな、最後くらいちゃんとしようよ!?」


泰葉「」ズーッ! ズズズズーッ! ズルルルル!

泰葉「はい、これにて今日の『にゃん・にゃん・にゃんの伝統芸wity岡崎泰葉』は終了となります」

のあ「」ジュルルルルルルルル! ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウ!

のあ「今日は突然の番組変更、お詫びするわ。でも、きっと楽しんでもらえたと思うわ」

アナスタシア「」ガツガツガツガツガツガツガツガツ! ズズッ! ズーッ!

アナスタシア「ウッ……うあいーあ……おいおう、あいあおうおあいあいあ」

みく「あーにゃんまだ食べきってないにゃ! ちゃんと食べ切ってから喋ろうよ!」


泰葉「あ、今のアナスタシアさんは『スパシーバ……ご視聴、ありがとうございました』と言っていました」

みく「なんでわかるの!?」

泰葉「私ですから」ドヤァ

みく「……もうそれでいいにゃ」


泰葉「ということで、来週からはいつも通り『みくの猫カフェ探訪、にゃ!』をお送りします。今回のようなことは……起こらない、と思います」

みく「起こってたまるかにゃ。というか、こんな汚いアイドル番組初めて見たにゃ。EDに四人中三人ががっついてる番組とか見たことないにゃ」

泰葉「かな子さんの番組くらいですよね」

みく「かな子チャンに謝って!?」

泰葉「いや、だって……かな子さんの番組の、『三村かな子の、おいしいから大丈夫だよ~』のみちるさんと765プロの四条貴音さんの二人がゲストの回……すごかったですよ? あれこそ放送事故です」

みく「……あれはなかったことにした方がいいにゃ。出演アイドルが三人ともただ食べて話しているだけで30分が経ったからにゃあ……EDとか、三人ともラーメンに集中して一言も喋らなかったし……」

泰葉「それと比べると、今回のは全然マシですね!」

みく「まあ……それは、うん?」


泰葉「ということで、この番組は岡崎泰葉と」

のあ「高峯のあと」

アナスタシア「あなふはひあ」

みく「あーにゃんまだ食べ切ってなかったにゃ!? あ、前川みく!」

泰葉「お送りしました。では、また来週~」


みく「ってなんで泰葉チャンが締めるの!? あ、また来週、にゃ!」


END

岡崎泰葉編(岡崎泰葉だけとは言ってない)

なんだこの汚い終わり方……泰葉に投票しなきゃ……

にゃん・にゃん・にゃん好きなので再登場して欲しいです! そろそろデレラジAですね! 聴かなきゃ!

>>42修正


泰葉「ということで、この番組は岡崎泰葉と」

のあ「高峯のあと」

アナスタシア「あなふはひあ」

みく「あーにゃんまだ食べ切ってなかったにゃ!? あ、前川みく!」

泰葉「でお送りしました。では、また来週~」


みく「ってなんで泰葉チャンが締めるの!? あ、また来週、にゃ!」


END

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