ハンジ「・・・いて頂けませんか、団長」キース「・・・」(38)

*ハンジ女 

*キーハン

*エロ注意

*キャラ・設定崩壊注意

~第?回 壁外調査~

巨人「アウー」ズシンズシン

班長「15m級だ! この距離では逃げられない。立体機動に移れ!」

班員たち「「「ハッ!」」」

班長「ハンジとAは目を狙え!BとCは足を崩せ!俺は腕を抑えるからDはそのまま
   うなじを削げ!」

班員たち「「「了解!!」」」パシュッ

班員A「ハンジ、俺が左に回る」シュンッ

ハンジ(15)「はい!」シュッ

ハンジ(よしっ、この高度なら一気にいける!)ビュゥゥン

班員B「よっと」ザシュッ

班員C「流石15m級。一筋縄にはいかねえな」ザシュッ

巨人「グアアー」ブンブン

班員B「うわぁぁぁぁー」ヒューン  ドサッ

班員C「B~!」ザシュッ

班長「C!余所見をするな!」ザシュッ

ハンジ「やあっ!よしっ、右目は取りました!」ザシュッ

班員A「よくやったハンジ。じゃあこっちも・・・・・・ってうわぁ!」スッ ヨロリ

ハンジ「A先輩!!」ザクッ ポトリ

班員A「わっ・・・助かった、ハンジ。じゃあ改めて左も」ザシュッ

巨人「ギャーッ」ウズクマリ

班員D「よし、いくぞ!」ギュゥゥゥン グサッ

巨人「アアウー」シュゥゥゥ・・・

班長「ふう。何とか倒せた。ハンジ、お手柄だったな」

班員D「ほんとにな。よくもまああんな鮮やかに視界を奪えるもんだ」

ハンジ「そんな・・・・・・そういえば、B先輩は?」

班員C「・・・・・・・巨人の抵抗に抗いきれずに吹っ飛ばされて・・・・・・
    あっちのほうだったと思うが」

班員B「」

班長「・・・・・・あの岩にぶつかったんだろう。恐らく即死だ。
   ・・・・・・持って帰れるものがあればいいがな」

班員D「B・・・・・・ん?班長!あれは・・・・・・」

 ドドドドドド……

班員A「巨人が五体・・・」

班員C「15m級が1体、10m級が3体・・・・・・残りの4m級は」ドォン

班長「とんぼ返りで近づいてくる・・・奇行種だ!ハンジ!エルヴィン班に伝令。
   援護を募ってきてくれ」ドォン

ハンジ「了解!どうかご無事で」

ーハンジサイドー

ハンジ「(あ、信号弾に気づいてこっちに移動してきてくれてる)エルヴィン班長!」

エルヴィン「君は・・・ハンジといったな。複数と奇行種の信号弾を確認したが」

ハンジ「はい、奇行種はやけに身軽な動きをしています。どうか援護を!」

エルヴィン「了解だ。幸いこの辺りには巨人が見当たらない。班ごと移動する」

ハンジ「はい、お願いします!」

ー班サイドー

班長「あの奇行種が多分一番速いだろうな。A、C、D。難しいかもしれないが
   お前ら3人でやれ。俺は一足違いで来るだろう15m級を削ぐ」

班員たち「「「ハッ」」」パシュッ

奇行種「アウー」グルングルン

班員A「流石に速いな……今度は俺が足を狙う」

班員D「了解。なら俺は腕だ。C、お前は自分のタイミングでうなじを削げ」

班員C「ああ・・・じゃあ先に視界を」ザシュッ

奇行種「ウワッ」

班員D「お、動きが鈍くなったぞ!ナイスだC・・・ってうわあああああああ」ヒョイッ

奇行種「イタダキマース」パクッ

班員A「D!こいつ・・・・・・!」ザシュッ

奇行種「イタッ ナニ」ドテッ

班員C「やった!足が斬れて転んだぞ!」ザクッ

奇行種「ヌカッタ・・・」シュゥゥゥ・・・

>>8 ありがとう、がんばる。

班員A「とりあえず奇行種は倒したが・・・・・・やっぱり一気に来たか」ジャキッ

班員C「1人1体のつもりでかかるしかないだろ。・・・・・・ハンジたちが来るまで
    持ちこたえることを考えよう。俺は左のをやる」パシュッ

班員A「ああ」パシュッ

班長「来たな15m級」パシュッ ザクッ

15m級「アアウー」

班長「やっぱり単独では難しいな」ザシュッ

15m級「ウー」ブンブン

班長「クソ!・・・・・・暴れやがる」ザクッ

15m級「オットアブナイアブナイ」ガシッ

班長「!?まずい・・・・・・右手にアンカーを打ち込んだ筈なのに」

15m級「キカナイキカナイ」パクッ

班長「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

班長(畜生!!・・・・・・俺は班長として、このままくたばるわけにはいかねえんだよ!!)

班長「一か八かだが・・・・・・やってやる」ヒュン グサッ

15m級「!?イテテ」

班長「残りのガス全部使って・・・・・・内側から貫いてやる!」ビュゥゥン

    ザシュッ

15m級「ギャァァァァァァァァ!!ユダンシタァァァァァァァ!!!」シュゥゥゥ・・・

班長(痛っ・・・・・・案の定脚を持ってかれたな。しかも巨人の体温のせいか全身ヒリヒリしてやがる・・・・・・
   だが、これであいつらを追わせずに済む。上官としての責任は何とか果たせたみたいだな)

班長(ああ、下にも巨人がいる。8m級の通常種ってとこか・・・・・・このまま俺、
   食われて死ぬのか)

   ザシュッ ガシッ

班長「この腕は・・・・・・エルヴィンか」

エルヴィン「ああ。」

班長「そうか。礼を言う」

ハンジ「班長!」パシュッ

班長「・・・・・・ハンジ!お前・・・・・・」

ハンジ「周りに巨人がいなかったので、班ごと援護に来てもらったんです。さっきまでいた4体は討伐済みです。
    ・・・・・・本部に急ぎましょう。酷い怪我です」

班長「・・・・・・あいつらは?」

ハンジ「・・・・・・」(無言で首を振る)

班長「そうか・・・・・・ハンジ、悪いが俺ももうもたねえ。」

ハンジ「班長!弱気にならないでください!」

班長「いや・・・自分の命の終わりくらいわかる。・・・たかが脚1本と全身火傷くらいで情けねえけどな
   だから・・・今回採集した植生標本、班の代表としてお前が持ち帰れ。俺たちの大切な成果だ」

ハンジ「・・・はい!」

班長「それから・・・ハンジ。お前のような逸材が部下になってくれて、俺は誇りに思うぞ。
   僅か2回の壁外調査で、討伐数5補佐12・・・そして今単独討伐も果たした。」

班長「まあ、運が悪かったといえばそれまでだけどな・・・それでも、お前にはその運の悪さに対応できるだけの才覚がある。
   加えて頭も気もよく回る。・・・お前はきっと、人類の役に立てる人材だ。・・・後は、頼んだ・・・ぞ・・・」ガクン

ハンジ「・・・・・・え!?嘘・・・・・・班長ぉぉぉぉぉお!」ジワッ

エルヴィン「・・・・・・ハンジ。ここは壁外だ。嘆いている暇はない。」

ハンジ「!・・・すみません、エルヴィン班長。取り乱しました」ゴシゴシ

エルヴィン「他の班員たちの遺品は回収し終わった。・・・班長は私が連れて行こう」

ハンジ「はい!お願いします」

ハンジ(前を・・・・・・向かなきゃ・・・!私が・・・みんなの分まで、進まなきゃ!)

壁外本部にて

ハンジ「西側第4班、ハンジ・ゾエです」

キース「新兵か。状況を説明せよ」

ハンジ「ハッ・・・わが班は当初の予定通り西南西方向に進み、シガンシナ区より推定25kmの地点に
    巨大樹の森を発見。行き着くまでに三回巨人に遭遇しましたが、いずれも六人で問題なく討伐。
    先に述べた森にてこの植生標本を採取しました」つガラス瓶

キース「ほう。なかなかの成果だ」

ハンジ「しかし、帰路にて15m級に遭遇、討伐の際に振り払われたB・○○が即死。更に、討伐後に4m級奇行種と15m級、
    10m級3体の群れに遭遇・・・・・・うっ」グスッ

キース「・・・・・・この班で最後だ。ゆっくりでいいから続けよ」

ハンジ「・・・グスン・・・はい。私は・・・班長の指示でエルヴィン班長の許へ援軍要請に行きましたが・・・
    戻った時には・・・グスッ・・・す、既に手遅れで・・・・・・
    班長××・××、A・△△△、C・●●、D・◆◆は・・・・・・せ、戦場の露と」

キース「把握した。・・・これより壁内へ帰還する」

ー調査兵団本部 食堂ー

キース「エルヴィン、隣いいか」

エルヴィン「団長!珍しいですねこんな時間に」

キース「ちょうど今データ整理が終わったところでな・・・・・・今回は、いつにもまして新兵の犠牲が多かった。
    今年は80人も入ったのに、これで残りは12人だ」

エルヴィン「班編成が比較的少人数でしたからね・・・・・・ほぼ全滅の班も出ましたし」

キース「・・・・・・あの班で唯一生き残った新兵の娘は大丈夫だろうか」

エルヴィン「ハンジ・ゾエのことですか?そうですね・・・あんな不運はいくら調査兵団といえどもそうそう経験するものではありませんから
      なんと言って励ませばいいことやら」

キース「確か南方の首席だったよな。しっかりとした娘だと思っていたが、報告の際に戦場の露と消えるなどと言い出すあたり、
    相当取り乱していたんだろう。まあ、伝令にいって」

ー調査兵団本部 食堂ー

キース「エルヴィン、隣いいか」

エルヴィン「団長!珍しいですねこんな時間に」

キース「ちょうど今データ整理が終わったところでな・・・・・・今回は、いつにもまして新兵の犠牲が多かった。
    今年は80人も入ったのに、これで残りは12人だ」

エルヴィン「班編成が比較的少人数でしたからね・・・・・・ほぼ全滅の班も出ましたし」

キース「・・・・・・あの班で唯一生き残った新兵の娘は大丈夫だろうか」

エルヴィン「ハンジ・ゾエのことですか?そうですね・・・あんな不運はいくら調査兵団といえどもそうそう経験するものではありませんから
      なんと言って励ませばいいことやら」

キース「確か南方の首席だったよな。しっかりとした娘だと思っていたが、報告の際に戦場の露と消えるなどと言い出すあたり、
    相当取り乱していたんだろう。まあ、助太刀を呼びに行って帰ってきたら先輩は全滅、班長は目の前で絶命・・・・・・
    確実にトラウマものだろうが」

連投失礼しました!

キース「・・・・・・あの班の面々はとても優秀だった。しかし、見事なまでに運がなくて巨人遭遇率も不動のトップだった。
    そんな班に、首席とはいえ新兵を安易に入れるべきではなかったか・・・・・・」

エルヴィン「団長!?そんなこと言わないでください!・・・それに、彼女ならきっと大丈夫です。あんな状況から生き残り、
      団長に報告したあの瞬間まで、決して涙を見せないくらいには強い娘だ、周りが支えてやりさえすれば、この経験を
      糧に成長できます!」

キース「随分あの娘を買っているな、エルヴィン」

エルヴィン「それはもう・・・先ほどは報告しませんでしたが、実は彼女、8m級の通常種を単独討伐したんですよ。
      私の班員全員が証人です。」

キース「何だと・・・そんな強者はミケ以来だな」

エルヴィン「はい。8年に1人の逸材ということになります。こんなところで折れるタマじゃない」

キース「折れさせるわけにはいかんな、確実に人類の未来を背負って立つ人材だ。
    今回のカウンセリングは彼女からにしよう」

エルヴィン「ぜひそうしてやって下さい」

キース「そうと決まれば・・・何を用意してやればいいだろうか」

エルヴィン「さて・・・あ、ちょうどよかった。ナナバにリーネ」

ナナバ「どうされましたか?」

キース「ハンジにカウンセリングをしようと思うのだが、何か彼女の好物を知らないか」

リーネ「好物ですか?うーん・・・コーヒーよりは紅茶のほうが好きだったと思います」

ナナバ「あとは・・・いや、それだけでいいと思いますよ。街で買ったお菓子を部屋で開けても
    遠慮してあまり食べないような娘ですから」

キース「そうか。ありがとう」

リーネ「あ、忘れるところでした!・・・ハンジはかなり昔から団長に憧れていたので、うんと褒めてあげて下さい。
    頭とか撫でてあげれば確実に喜びますよ」

ナナバ「!ちょっとリーネ!」

キース「構わん。考えておこう。・・・ナナバ、リーネ。君たちも気をしっかり持って精進するのだぞ」

ナナリネ「「はい!」」

ー深夜 キースの私室ー

ナナバとリーネに伝えた通りの時間に、ハンジはドアを叩いた。

キース「別に寝間着のままでよかったのだがな。これはただのカウンセリングだから」

ハンジ「・・・団長に寝間着のままでお目にかかるわけにはいきませんから」

夜中だというのに、ハンジは丸襟のついたワンピースに黒のハイソックスを履いていた。髪は昼間と同じように、耳の後ろで二つに結んで、清楚で可憐なスタイル。

兵服のときは大人びていてあまり女性らしさを意識させない彼女だが、こうして見ると完全にうら若い乙女である。背が高いから気づきにくいが、首席卒とは思えないほどに華奢だ。

キース「君は今、幾つだったかな」

ハンジ「15です。」

キース「そうだったそうだった・・・・・・君とナナバ、ゲルガー、リーネ、ヘニングの5人が、50年ぶりの12歳入団者だったな」

ハンジ「!?そうなんですか?」


・・・・・・それから、どのぐらい話していただろうか。しばしの沈黙を破って、彼女はぽつりと言った。

ハンジ「・・・・・・いて頂けませんか、団長」

キース「・・・・・・」

ハンジ「この本部に帰ってきたあたりで降り出した雨が夜が更けるにしたがってどんどん強くなって、今はもう嵐です
    ・・・・・・班の先輩方も、今日殉職した他の皆も・・・こんな嵐の中・・・野ざらしで!さぞ痛いだろう、骨身にしみるだろう・・・
    そう考えてしまうんです!・・・私の心まで、風に吹かれて飛ばされてしまいそうなんです!!」

ハンジ「だから・・・入団前からお慕い申し上げてきた団長に、繋ぎとめて頂きたいんです。今、ここに生きているという実感が欲しいんです!!」

正直、とても困惑した。壁外調査から帰ってきた後、人肌が恋しくなる者は多い。かくいう自分も覚えのあることだ。しかし・・・相手は15歳の乙女。寂しさを紛らわせるために純潔を奪っていいものか・・・

ハンジ「団長。・・・私は、本気ですよ・・・?奥様がいらっしゃる方にこんなことを頼むのは

    筋違いだということも解ってます・・・でもキース「後悔はしないな?」

ハンジ「!はい、もちろんです」

キース「君はとても優秀だ。人類の繁栄のために、決して欠いてはならない人材だ。
    私の身体一つで君が立ち直れるのなら、もう私は迷わない」

ハンジをベッドに誘い、優しく押し倒す。胸の下あたりまで縫い付けられたワンピースの丸い前ボタンを一気に外すと、

やや浅黒く灼けた顔や手などからは想像できないほどに白い肌が露わになった。

キース「・・・脱がすぞ」

ハンジ「はい//」

ぐいと前を開き、背中の下に手を入れて上半身を浮かせる。促されるままに腕を袖から抜いたハンジは、少し寒いですねと首をすくめて笑った。

休日用だろう、白地に水色のレースをあしらった可愛らしい下着に包まれた胸は、大きさこそ慎ましいが瑞々しい張りをたたえていて美しい。

兵士だから当然筋肉はついているのに、腕も首も肩も不思議なほどに繊細な印象を受ける。

ハンジ「んっ・・・」

身体がだんだん熱くなる。しかし肌に触れる団長の手はひんやりとしていて、思わず妙な声が出そうになる。

キース「声くらい出してもいいのだぞ。外に聞こえはしないから安心しなさい」

元々よく通る声をさらに張り上げて号令をかけている普段からは想像できないほどに優しく、しかし甘ったるすぎない

渋めの囁き声。・・・・・・もう、これだけで蕩けかけている自分にびっくりだ。

キース「こんな華奢な身体でよく戦えるな。」

団長の左手が、胸の下あたりからウエストまでのラインを滑る。身長がある分、測ってみると割と大きい数字が出るから言うほど華奢ではないのでは、と

なぜか余計なことを考えてしまう。・・・考えないと気が狂ってしまいそうなくらいに快楽が押し寄せてきていた。

ハンジ「あっ・・・だんちょ・・・気が・・・変になりそう・・・です///」

キース「そういうものだ」

ハンジ「でも・・・嫌じゃないです。心臓が・・・すごくドキドキして・・・体が熱くて・・・!

やっぱり私、生きてるんだって・・・生き残ったんだって実感できて・・・」

キース「そうか・・・」

団長はいつになく寡黙だ。・・・奥様のことを考えていらっしゃるのだろうか。

団長の堅物さは有名だ。私の実家の温泉旅館を接待に使って頂いたことが何回かあるのだが、

相手が頼まなければ芸者を呼ぶことすらなさらなかった。・・・そういう遊びを一切知らないまま

30までをお過ごしになって、4年前に現憲兵団のダリス・ザックレー師団長の親類筋にあたる貴族のお嬢様と

政略結婚されたと聞いている。・・・そんなお方にとって、私みたいな小娘を抱くのは不本意なのかもしれない。

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