ハンジ「・・・いて頂けませんか、団長」キース「・・・」(38)

*ハンジ女 

*キーハン

*エロ注意

*キャラ・設定崩壊注意

~第?回 壁外調査~

巨人「アウー」ズシンズシン

班長「15m級だ! この距離では逃げられない。立体機動に移れ!」

班員たち「「「ハッ!」」」

班長「ハンジとAは目を狙え!BとCは足を崩せ!俺は腕を抑えるからDはそのまま
   うなじを削げ!」

班員たち「「「了解!!」」」パシュッ

班員A「ハンジ、俺が左に回る」シュンッ

ハンジ(15)「はい!」シュッ

ハンジ(よしっ、この高度なら一気にいける!)ビュゥゥン

班員B「よっと」ザシュッ

班員C「流石15m級。一筋縄にはいかねえな」ザシュッ

巨人「グアアー」ブンブン

班員B「うわぁぁぁぁー」ヒューン  ドサッ

班員C「B~!」ザシュッ

班長「C!余所見をするな!」ザシュッ

ハンジ「やあっ!よしっ、右目は取りました!」ザシュッ

班員A「よくやったハンジ。じゃあこっちも・・・・・・ってうわぁ!」スッ ヨロリ

ハンジ「A先輩!!」ザクッ ポトリ

班員A「わっ・・・助かった、ハンジ。じゃあ改めて左も」ザシュッ

巨人「ギャーッ」ウズクマリ

班員D「よし、いくぞ!」ギュゥゥゥン グサッ

巨人「アアウー」シュゥゥゥ・・・

班長「ふう。何とか倒せた。ハンジ、お手柄だったな」

班員D「ほんとにな。よくもまああんな鮮やかに視界を奪えるもんだ」

ハンジ「そんな・・・・・・そういえば、B先輩は?」

班員C「・・・・・・・巨人の抵抗に抗いきれずに吹っ飛ばされて・・・・・・
    あっちのほうだったと思うが」

班員B「」

班長「・・・・・・あの岩にぶつかったんだろう。恐らく即死だ。
   ・・・・・・持って帰れるものがあればいいがな」

班員D「B・・・・・・ん?班長!あれは・・・・・・」

 ドドドドドド……

班員A「巨人が五体・・・」

班員C「15m級が1体、10m級が3体・・・・・・残りの4m級は」ドォン

班長「とんぼ返りで近づいてくる・・・奇行種だ!ハンジ!エルヴィン班に伝令。
   援護を募ってきてくれ」ドォン

ハンジ「了解!どうかご無事で」

ーハンジサイドー

ハンジ「(あ、信号弾に気づいてこっちに移動してきてくれてる)エルヴィン班長!」

エルヴィン「君は・・・ハンジといったな。複数と奇行種の信号弾を確認したが」

ハンジ「はい、奇行種はやけに身軽な動きをしています。どうか援護を!」

エルヴィン「了解だ。幸いこの辺りには巨人が見当たらない。班ごと移動する」

ハンジ「はい、お願いします!」

ー班サイドー

班長「あの奇行種が多分一番速いだろうな。A、C、D。難しいかもしれないが
   お前ら3人でやれ。俺は一足違いで来るだろう15m級を削ぐ」

班員たち「「「ハッ」」」パシュッ

奇行種「アウー」グルングルン

班員A「流石に速いな……今度は俺が足を狙う」

班員D「了解。なら俺は腕だ。C、お前は自分のタイミングでうなじを削げ」

班員C「ああ・・・じゃあ先に視界を」ザシュッ

奇行種「ウワッ」

班員D「お、動きが鈍くなったぞ!ナイスだC・・・ってうわあああああああ」ヒョイッ

奇行種「イタダキマース」パクッ

班員A「D!こいつ・・・・・・!」ザシュッ

奇行種「イタッ ナニ」ドテッ

班員C「やった!足が斬れて転んだぞ!」ザクッ

奇行種「ヌカッタ・・・」シュゥゥゥ・・・

続き楽しみ!!

>>8 ありがとう、がんばる。

班員A「とりあえず奇行種は倒したが・・・・・・やっぱり一気に来たか」ジャキッ

班員C「1人1体のつもりでかかるしかないだろ。・・・・・・ハンジたちが来るまで
    持ちこたえることを考えよう。俺は左のをやる」パシュッ

班員A「ああ」パシュッ

班長「来たな15m級」パシュッ ザクッ

15m級「アアウー」

班長「やっぱり単独では難しいな」ザシュッ

15m級「ウー」ブンブン

班長「クソ!・・・・・・暴れやがる」ザクッ

15m級「オットアブナイアブナイ」ガシッ

班長「!?まずい・・・・・・右手にアンカーを打ち込んだ筈なのに」

15m級「キカナイキカナイ」パクッ

班長「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

班長(畜生!!・・・・・・俺は班長として、このままくたばるわけにはいかねえんだよ!!)

班長「一か八かだが・・・・・・やってやる」ヒュン グサッ

15m級「!?イテテ」

班長「残りのガス全部使って・・・・・・内側から貫いてやる!」ビュゥゥン

    ザシュッ

15m級「ギャァァァァァァァァ!!ユダンシタァァァァァァァ!!!」シュゥゥゥ・・・

班長(痛っ・・・・・・案の定脚を持ってかれたな。しかも巨人の体温のせいか全身ヒリヒリしてやがる・・・・・・
   だが、これであいつらを追わせずに済む。上官としての責任は何とか果たせたみたいだな)

班長(ああ、下にも巨人がいる。8m級の通常種ってとこか・・・・・・このまま俺、
   食われて死ぬのか)

   ザシュッ ガシッ

班長「この腕は・・・・・・エルヴィンか」

エルヴィン「ああ。」

班長「そうか。礼を言う」

ハンジ「班長!」パシュッ

班長「・・・・・・ハンジ!お前・・・・・・」

ハンジ「周りに巨人がいなかったので、班ごと援護に来てもらったんです。さっきまでいた4体は討伐済みです。
    ・・・・・・本部に急ぎましょう。酷い怪我です」

班長「・・・・・・あいつらは?」

ハンジ「・・・・・・」(無言で首を振る)

班長「そうか・・・・・・ハンジ、悪いが俺ももうもたねえ。」

ハンジ「班長!弱気にならないでください!」

班長「いや・・・自分の命の終わりくらいわかる。・・・たかが脚1本と全身火傷くらいで情けねえけどな
   だから・・・今回採集した植生標本、班の代表としてお前が持ち帰れ。俺たちの大切な成果だ」

ハンジ「・・・はい!」

班長「それから・・・ハンジ。お前のような逸材が部下になってくれて、俺は誇りに思うぞ。
   僅か2回の壁外調査で、討伐数5補佐12・・・そして今単独討伐も果たした。」

班長「まあ、運が悪かったといえばそれまでだけどな・・・それでも、お前にはその運の悪さに対応できるだけの才覚がある。
   加えて頭も気もよく回る。・・・お前はきっと、人類の役に立てる人材だ。・・・後は、頼んだ・・・ぞ・・・」ガクン

ハンジ「・・・・・・え!?嘘・・・・・・班長ぉぉぉぉぉお!」ジワッ

エルヴィン「・・・・・・ハンジ。ここは壁外だ。嘆いている暇はない。」

ハンジ「!・・・すみません、エルヴィン班長。取り乱しました」ゴシゴシ

エルヴィン「他の班員たちの遺品は回収し終わった。・・・班長は私が連れて行こう」

ハンジ「はい!お願いします」

ハンジ(前を・・・・・・向かなきゃ・・・!私が・・・みんなの分まで、進まなきゃ!)

壁外本部にて

ハンジ「西側第4班、ハンジ・ゾエです」

キース「新兵か。状況を説明せよ」

ハンジ「ハッ・・・わが班は当初の予定通り西南西方向に進み、シガンシナ区より推定25kmの地点に
    巨大樹の森を発見。行き着くまでに三回巨人に遭遇しましたが、いずれも六人で問題なく討伐。
    先に述べた森にてこの植生標本を採取しました」つガラス瓶

キース「ほう。なかなかの成果だ」

ハンジ「しかし、帰路にて15m級に遭遇、討伐の際に振り払われたB・○○が即死。更に、討伐後に4m級奇行種と15m級、
    10m級3体の群れに遭遇・・・・・・うっ」グスッ

キース「・・・・・・この班で最後だ。ゆっくりでいいから続けよ」

ハンジ「・・・グスン・・・はい。私は・・・班長の指示でエルヴィン班長の許へ援軍要請に行きましたが・・・
    戻った時には・・・グスッ・・・す、既に手遅れで・・・・・・
    班長××・××、A・△△△、C・●●、D・◆◆は・・・・・・せ、戦場の露と」

キース「把握した。・・・これより壁内へ帰還する」

ー調査兵団本部 食堂ー

キース「エルヴィン、隣いいか」

エルヴィン「団長!珍しいですねこんな時間に」

キース「ちょうど今データ整理が終わったところでな・・・・・・今回は、いつにもまして新兵の犠牲が多かった。
    今年は80人も入ったのに、これで残りは12人だ」

エルヴィン「班編成が比較的少人数でしたからね・・・・・・ほぼ全滅の班も出ましたし」

キース「・・・・・・あの班で唯一生き残った新兵の娘は大丈夫だろうか」

エルヴィン「ハンジ・ゾエのことですか?そうですね・・・あんな不運はいくら調査兵団といえどもそうそう経験するものではありませんから
      なんと言って励ませばいいことやら」

キース「確か南方の首席だったよな。しっかりとした娘だと思っていたが、報告の際に戦場の露と消えるなどと言い出すあたり、
    相当取り乱していたんだろう。まあ、伝令にいって」

ー調査兵団本部 食堂ー

キース「エルヴィン、隣いいか」

エルヴィン「団長!珍しいですねこんな時間に」

キース「ちょうど今データ整理が終わったところでな・・・・・・今回は、いつにもまして新兵の犠牲が多かった。
    今年は80人も入ったのに、これで残りは12人だ」

エルヴィン「班編成が比較的少人数でしたからね・・・・・・ほぼ全滅の班も出ましたし」

キース「・・・・・・あの班で唯一生き残った新兵の娘は大丈夫だろうか」

エルヴィン「ハンジ・ゾエのことですか?そうですね・・・あんな不運はいくら調査兵団といえどもそうそう経験するものではありませんから
      なんと言って励ませばいいことやら」

キース「確か南方の首席だったよな。しっかりとした娘だと思っていたが、報告の際に戦場の露と消えるなどと言い出すあたり、
    相当取り乱していたんだろう。まあ、助太刀を呼びに行って帰ってきたら先輩は全滅、班長は目の前で絶命・・・・・・
    確実にトラウマものだろうが」

連投失礼しました!

キース「・・・・・・あの班の面々はとても優秀だった。しかし、見事なまでに運がなくて巨人遭遇率も不動のトップだった。
    そんな班に、首席とはいえ新兵を安易に入れるべきではなかったか・・・・・・」

エルヴィン「団長!?そんなこと言わないでください!・・・それに、彼女ならきっと大丈夫です。あんな状況から生き残り、
      団長に報告したあの瞬間まで、決して涙を見せないくらいには強い娘だ、周りが支えてやりさえすれば、この経験を
      糧に成長できます!」

キース「随分あの娘を買っているな、エルヴィン」

エルヴィン「それはもう・・・先ほどは報告しませんでしたが、実は彼女、8m級の通常種を単独討伐したんですよ。
      私の班員全員が証人です。」

キース「何だと・・・そんな強者はミケ以来だな」

エルヴィン「はい。8年に1人の逸材ということになります。こんなところで折れるタマじゃない」

キース「折れさせるわけにはいかんな、確実に人類の未来を背負って立つ人材だ。
    今回のカウンセリングは彼女からにしよう」

エルヴィン「ぜひそうしてやって下さい」

キース「そうと決まれば・・・何を用意してやればいいだろうか」

エルヴィン「さて・・・あ、ちょうどよかった。ナナバにリーネ」

ナナバ「どうされましたか?」

キース「ハンジにカウンセリングをしようと思うのだが、何か彼女の好物を知らないか」

リーネ「好物ですか?うーん・・・コーヒーよりは紅茶のほうが好きだったと思います」

ナナバ「あとは・・・いや、それだけでいいと思いますよ。街で買ったお菓子を部屋で開けても
    遠慮してあまり食べないような娘ですから」

キース「そうか。ありがとう」

リーネ「あ、忘れるところでした!・・・ハンジはかなり昔から団長に憧れていたので、うんと褒めてあげて下さい。
    頭とか撫でてあげれば確実に喜びますよ」

ナナバ「!ちょっとリーネ!」

キース「構わん。考えておこう。・・・ナナバ、リーネ。君たちも気をしっかり持って精進するのだぞ」

ナナリネ「「はい!」」

ー深夜 キースの私室ー

ナナバとリーネに伝えた通りの時間に、ハンジはドアを叩いた。

キース「別に寝間着のままでよかったのだがな。これはただのカウンセリングだから」

ハンジ「・・・団長に寝間着のままでお目にかかるわけにはいきませんから」

夜中だというのに、ハンジは丸襟のついたワンピースに黒のハイソックスを履いていた。髪は昼間と同じように、耳の後ろで二つに結んで、清楚で可憐なスタイル。

兵服のときは大人びていてあまり女性らしさを意識させない彼女だが、こうして見ると完全にうら若い乙女である。背が高いから気づきにくいが、首席卒とは思えないほどに華奢だ。

キース「君は今、幾つだったかな」

ハンジ「15です。」

キース「そうだったそうだった・・・・・・君とナナバ、ゲルガー、リーネ、ヘニングの5人が、50年ぶりの12歳入団者だったな」

ハンジ「!?そうなんですか?」


・・・・・・それから、どのぐらい話していただろうか。しばしの沈黙を破って、彼女はぽつりと言った。

ハンジ「・・・・・・いて頂けませんか、団長」

キース「・・・・・・」

ハンジ「この本部に帰ってきたあたりで降り出した雨が夜が更けるにしたがってどんどん強くなって、今はもう嵐です
    ・・・・・・班の先輩方も、今日殉職した他の皆も・・・こんな嵐の中・・・野ざらしで!さぞ痛いだろう、骨身にしみるだろう・・・
    そう考えてしまうんです!・・・私の心まで、風に吹かれて飛ばされてしまいそうなんです!!」

ハンジ「だから・・・入団前からお慕い申し上げてきた団長に、繋ぎとめて頂きたいんです。今、ここに生きているという実感が欲しいんです!!」

正直、とても困惑した。壁外調査から帰ってきた後、人肌が恋しくなる者は多い。かくいう自分も覚えのあることだ。しかし・・・相手は15歳の乙女。寂しさを紛らわせるために純潔を奪っていいものか・・・

ハンジ「団長。・・・私は、本気ですよ・・・?奥様がいらっしゃる方にこんなことを頼むのは

    筋違いだということも解ってます・・・でもキース「後悔はしないな?」

ハンジ「!はい、もちろんです」

キース「君はとても優秀だ。人類の繁栄のために、決して欠いてはならない人材だ。
    私の身体一つで君が立ち直れるのなら、もう私は迷わない」

ハンジをベッドに誘い、優しく押し倒す。胸の下あたりまで縫い付けられたワンピースの丸い前ボタンを一気に外すと、

やや浅黒く灼けた顔や手などからは想像できないほどに白い肌が露わになった。

キース「・・・脱がすぞ」

ハンジ「はい//」

ぐいと前を開き、背中の下に手を入れて上半身を浮かせる。促されるままに腕を袖から抜いたハンジは、少し寒いですねと首をすくめて笑った。

休日用だろう、白地に水色のレースをあしらった可愛らしい下着に包まれた胸は、大きさこそ慎ましいが瑞々しい張りをたたえていて美しい。

兵士だから当然筋肉はついているのに、腕も首も肩も不思議なほどに繊細な印象を受ける。

耳の後ろから鎖骨にかけて、すうっと指でなぞってみる。ハンジは、未知の感覚に身を強張らせながら、少し訝しげにこちらを見ている。

(・・・そういうことか)

「私は接吻はしないぞ、ハンジ。・・・いつか心から惚れた男が現れたときのために、手つかずのまま残しておきなさい。」

「!はい」

「そう、君はまだ15なのだからな」

下着の線に沿って指を這わすと、ハンジはくぐもった声を漏らした。隙間から手を入れると、あたたかく滑らかな肌の感触と見た目以上の手ごたえを感じ、危うく理性が飛びかける。

「おっとすまない。明かりを消し忘れた」フッ

闇の中で背中のホックを探り、下着を脱がせて枕元に置く。寄り添うような姿勢で寝ころび、左腕でハンジの肩を抱く。右手は乳房の輪郭に沿わせ、あくまで優しく焦らすように揉みしだく。

期待‼︎‼︎‼︎‼︎

ハンジ「んっ・・・」

身体がだんだん熱くなる。しかし肌に触れる団長の手はひんやりとしていて、思わず妙な声が出そうになる。

キース「声くらい出してもいいのだぞ。外に聞こえはしないから安心しなさい」

元々よく通る声をさらに張り上げて号令をかけている普段からは想像できないほどに優しく、しかし甘ったるすぎない

渋めの囁き声。・・・・・・もう、これだけで蕩けかけている自分にびっくりだ。

キース「こんな華奢な身体でよく戦えるな。」

団長の左手が、胸の下あたりからウエストまでのラインを滑る。身長がある分、測ってみると割と大きい数字が出るから言うほど華奢ではないのでは、と

なぜか余計なことを考えてしまう。・・・考えないと気が狂ってしまいそうなくらいに快楽が押し寄せてきていた。

ハンジ「あっ・・・だんちょ・・・気が・・・変になりそう・・・です///」

キース「そういうものだ」

ハンジ「でも・・・嫌じゃないです。心臓が・・・すごくドキドキして・・・体が熱くて・・・!

やっぱり私、生きてるんだって・・・生き残ったんだって実感できて・・・」

キース「そうか・・・」

団長はいつになく寡黙だ。・・・奥様のことを考えていらっしゃるのだろうか。

団長の堅物さは有名だ。私の実家の温泉旅館を接待に使って頂いたことが何回かあるのだが、

相手が頼まなければ芸者を呼ぶことすらなさらなかった。・・・そういう遊びを一切知らないまま

30までをお過ごしになって、4年前に現憲兵団のダリス・ザックレー師団長の親類筋にあたる貴族のお嬢様と

政略結婚されたと聞いている。・・・そんなお方にとって、私みたいな小娘を抱くのは不本意なのかもしれない。

期待!!!!!

残ったスカートを脱がせ、最後の一枚に手をかける。

「あっ団長、横の紐をほどいて下さい」

何かおかしいと思ったらそういうことか。

「なるほど、こういうものもあるのか」

私はこの手の経験がとても少ない。独身の間はずっと俗にいう魔法使いだったし、連れ添って4年の妻とも数えるほどしかともに夜を過ごしていない。

調査兵団の団長という身分は、夫婦でゆっくり過ごす時間すら与えてはくれないのだ。加えて元々おとなしい性格で清く正しく育てられた妻は、わざわざ夜の営みのために

あれこれ気を配ったりはしない。愛の言葉くらいは伝えるが、肝心の情事は互いの顔も見えない暗闇の中、ごくごくあっさりと終わる。

だから私は今の今まで紐パンというものの存在も知らなかったし、ハンジを抱くにしてもテクニックも何もあったものではない。せいぜい痛くないように、それだけを考えてここまで進めてきた。

(気持ちよくできなくてすまんな、ハンジ)

手探りで枕を探してハンジの腰の下に入れ、膝を割る。引き締まってはいるが男のものとは明らかに違う柔らかな内股や尻をじっくりと撫でまわし、

同時に胸に唇を這わせてる。

「ああンっ・・・だんちょ・・・」

ハンジの声がさっきよりも明らかに高くなる。・・・それにしてもこの娘、随分艶めかしい声で啼く。15歳の生娘の筈なのに、27歳女盛りの妻よりもずっとそそる。

普段話す声音が中性的なせいだろうか。

おもむろに秘所に手をやる。湿り気は帯びているものの、流石にまだ物を入れるのは無理そうだ。

少し固くなってきた右胸の蕾を舌先でちろちろと舐り、左はやや強めに抓ってみる。

「ひゃぁン!」

湿り気が一気に増す。そろそろかと思い、指の先を玉門に軽く入れてみる。

「んあっ!」

「痛いか?」

「少し・・・」

胸から完全に顔を離し、ハンジの股座に顔を突っ込む体勢になる。

「あっ・・・そんなところ・・・」

恐らく顔は真っ赤になっているのだろう、腰を少し引いて内股になりかけるのを押しとどめる。

「慣らさなければ進めないだろう。・・・別段汚くないから恥ずかしがらなくていい」

まとまった文句で聞くと更にゾクリとくる団長のお声。今までとは桁違いの感覚。気持ちはいいのに


・・・・・・凄く凄くじれったい。


「あああっ!だんちょおお!!」


でも、今更ながら清らかな乙女(気持ち的に)でいたいような気がして・・・・・・自らねだることはできない。


「はぁぁぁん!」


意味のない音声が出るのに任せ・・・・・・この時ばかりはと、理知的な優等生で通ってきた南方訓練兵団首席卒の自分を放棄した。

カチャカチャとベルトを外す音。それに続いて衣擦れの音。

「これだけ慣らせば大丈夫だろう」

刺激が消え、頭の上の方でごそごそと音がする。ああ、いよいよなんだ・・・・・・自分から頼んでおきながらまだ実感がない。ただ、身体の奥がさらに熱を持って疼いている感覚は確かにあった。

「では、ハンジ。・・・力を抜け。そうすれば何も怖くはない」

薄いゴム越しにも伝わってくる熱。どくどくと波打つそれはさながら巨大樹の枝のようで、本当に人間の身で受け入れられるものか不安になる。

・・・だが、ここまで来たからには後戻りはできない。

「はい。・・・・・・いらしてください、団長」

自分の体から出ているとは信じられない淫靡な水音とともに、ゆっくりと侵入してくる団長の陽根の感覚に、いやでも身が強張る。

「そんなに締め付けて・・・・・・痛い思いをするのはお前だろうに」

「これ以上は抜けません・・・私なら大丈夫ですから・・・っ」

やや遅れて痛みが出始める。処女喪失が痛みを伴うことは知識として知っていたが、

想像していたのとはやはり少し違う。

「そろそろ・・・・・・全部っ、だ。痛くは、ない、 か?」

ここに来て団長の息が荒くなる。あ、私で感じて下さったんだ・・・・・・。それだけでもう、十分だった。

「ちょっと痛いですけど・・・・・・っ、だんちょ、なら平気・・・です。

う・・・・・・動いて、下さ、い・・・!」



「ありがとうございました、団長///」

「すまなかったな、下手で」

「!滅相もありません。・・・・・・これでまた明日から、逝ってしまった皆さんの分まで精一杯生きられる気がします」

「そうか・・・」

服をきちんと着て、乱れてしまった髪をほどいたハンジが、やっといつも通りの目の輝きを取り戻して言う。

「それなら、よかった」

「はい。私も勇気を出してお願いして本当に良かったです」


また、しばしの沈黙が流れる。・・・・・・やがて、ハンジは大きく息を吸い、それまで俯いていた顔を上げ、私の目を見据えて言った。

「団長。私、決めました。・・・・・・私は、この調査兵団の妻になります。

心臓はすでに人類のために捧げました。兵団に捧げるのは・・・・・・私のいわゆる”女”の力です。

ずっとお慕い申し上げていた団長に初めてを貰っていただいた以上、もう何も怖くありません。

調査兵団が人類のために前進するためならば、貞操であろうと何であろうと差し出します。


そして最終的には・・・・・・時に優しく時に厳しくみんなを見守り励ます、全兵士の母にもなってみせます」

私はただただ驚いた。つまりハンジは15歳にして青春を兵団に捧げると宣言したのだ。

確かに彼女は優秀で気丈だから、将来的には人の上に立つ存在になりうるし、そうなるまで兵士を続けてほしいと思っている。

しかしもう一方では、うら若い乙女をそんな風に縛りつけてはいけないとも思い、私は返事が出来ずにいた。

「これは私の本心でもあるんです。・・・・・・今まで2回の壁外調査で、私はいくつもの修羅場を見ましたし、近しい人も何人も亡くしました。

幸い、ナナバやリーネ、ゲルガーにヘニングといった、特に気心の知れた面々はまだ生き残っているけれど、それだっていつまで続くかわかりません。

・・・・・・そんな状況下で恋なんか、怖くてできませんよ。かといって壁外に行ったことのない人とは、うまくやっていける気がしませんし、それならいっそ政略結婚でも何でもした方がいいです」

これは多分、何を言っても無駄だろう。ハンジは完全に本気なのだから。

「・・・・・・人生は一度きりだ。悔いのないようにな」

やっとのことで、月並みな科白をつぶやく。

「無論です」

ろうそくに照らされた彼女の顔は、何とも言いようがないくらいに美しかった。

・・・・・・これで完結です!拙い文章ではありましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

尚、サイトは未定ですがハンジさんの一代記?シリーズは執筆予定なのでそのときはよろしくお願いします。

最後感動‼︎
お疲れ様でした(o^^o)

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