勇者「場違いだな...」魔神「ふむ」神王「ではでは」 (16)

ーー世界の境界ーー

勇者「女神様の代理できました、人間の勇者と申します」

天使「話は聞いています。中へどうぞ」

勇者「はい」



魔神「ふざけるな神王!そのようなこと認められるか!!」

神王「いや、これは必ず通させてもらう」

勇者「...あのー、遅くなって申し訳ありません」

魔神「あ?」

神王「なんだお前は...人間がなぜここにいる」

勇者「(すげえ怖い、なんか息が詰まる)」







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勇者「えっと、女神様の代理で...」

魔神「...おお、お前が勇者か!魔王が世話になったな。あれは俺のお気に入りだったんだがよくも殺してくれたな」

勇者「あ、あの、すいません」

魔神「許さん」

勇者「ひっ」

神王「やめておけ魔神。この人間、血の気が引きすぎているではないか」

魔神「おっとすまんな。その席に座れ、会議は既に始まっている」

勇者「...はい」

神王「では続けるぞ、俺は絶対に必要なことだと判断している」

魔神「だめだ!」

神王「なぜだ?反対される理由がわからん」

魔神「今までの歴史はどうなる!代々我々が紡ぎあげ、育んできたものを否定する気か?」

神王「歴史か...お前はいつもそうだな、新しいことに挑戦する時、必ずと言っていいほど気後れしてしまう」

神王「悪い癖だぞ」

魔神「説教はいらん!」

勇者「(なんの話をしているんだろう)」




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