ーー世界の境界ーー
勇者「女神様の代理できました、人間の勇者と申します」
天使「話は聞いています。中へどうぞ」
勇者「はい」
魔神「ふざけるな神王!そのようなこと認められるか!!」
神王「いや、これは必ず通させてもらう」
勇者「...あのー、遅くなって申し訳ありません」
魔神「あ?」
神王「なんだお前は...人間がなぜここにいる」
勇者「(すげえ怖い、なんか息が詰まる)」
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勇者「えっと、女神様の代理で...」
魔神「...おお、お前が勇者か!魔王が世話になったな。あれは俺のお気に入りだったんだがよくも殺してくれたな」
勇者「あ、あの、すいません」
魔神「許さん」
勇者「ひっ」
神王「やめておけ魔神。この人間、血の気が引きすぎているではないか」
魔神「おっとすまんな。その席に座れ、会議は既に始まっている」
勇者「...はい」
神王「では続けるぞ、俺は絶対に必要なことだと判断している」
魔神「だめだ!」
神王「なぜだ?反対される理由がわからん」
魔神「今までの歴史はどうなる!代々我々が紡ぎあげ、育んできたものを否定する気か?」
神王「歴史か...お前はいつもそうだな、新しいことに挑戦する時、必ずと言っていいほど気後れしてしまう」
神王「悪い癖だぞ」
魔神「説教はいらん!」
勇者「(なんの話をしているんだろう)」
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