少女勇者「言葉の盗難にあいました」[安価] (54)

――朝

勇者母「勇者、起きなさい… 今日は大事な日でしょう?」ユサユサ

勇者「……」ムクッ

勇者母「起きたわね。さあ、着替えてお城に行くのよ」

勇者「……っ」パクパク

勇者母「…ふふっ この娘ったら寝ぼけちゃって…」

勇者「???」

勇者 (あれっ? あれ…? 声が出ないよ…!)


――城門


勇者母「さあ、勇者。王様に挨拶してらっしゃい」

勇者「……」コクッ

勇者母 (大丈夫かしら… 朝からこの調子だけれど…)

勇者 (ああ… 結局朝から一つも言葉が出てこない… どうすればいいんだろう…)


――玉座の間


勇者「……」

王様「おおっ! 勇者よ、よくぞ参った!」

王様「おぬしが父の後を追い、魔王討伐の旅に出ると聞いた日には驚いたが…」

勇者「……」

王様「なるほど、覚悟を決めた顔をしておるなっ! おぬしならきっと父に負けない戦士になろう!」

勇者 (ううっ 王様の御前でだんまりって、恥ずかしい…)

王様「…さあ、旅立ち時だっ! わしからは餞別にこれを差し上げよう」


勇者は 500Gを 受け取った!


王様「少ないが、これで旅の準備を整えてくれい!」

勇者「……」ペコッ

王様「――では、行くのだっ! 勇者よ! わしは国民を代表して、おぬしの無事を心より祈ろうっ!」

王様「勇気ある若者に、精霊様のご加護あれっ!」

勇者「……」ペコッ ペコッ


――城下町

勇者「……」パクパク

勇者 (はあ… やっぱり声が出ない。これからどうしよう…)

勇者「…!」ブンブン

勇者 (――いけないっ! 私はもう打倒魔王を倒すと決めたんだっ! 今は魔王だけを見る…!)

勇者 (…とりあえず、旅の準備をしなきゃ。王様からは酒場で仲間を募る許可も貰ってるし、お金もある…)


まずは何処へ行こうか?


>>3

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397317759

よくよく考えたら未成年だしもう旅に出るか町の外へ行こう

勇者 (あっ でも、未成年だし酒場は行けないや…)

勇者「……」

勇者 (お店に行くのも何だか照れ臭いし、もう外に出ようかな…!)


――フィールド


勇者「……」スタスタ

勇者 (とりあえず、少し離れた村を目指そうかな…)


魔物「!」


勇者「…!」ビクッ

勇者 (あ、あれが魔物!? す、素手だけど、大丈夫だよね…?)



どんな姿の魔物で、どの位の強さ?


>>6

スライム
足でキックしてたら倒せる

スライム「ピキーっ!」ぷるぷる


スライムが 襲いかかってきた!


勇者「…っ!?」

勇者 (き、来ちゃったぁ! ど、どうしよう…!)

スライム「ピキーッ!」

勇者「っ!」

勇者 (ええいっ! とりあえず蹴っとばそう!)


勇者の 蹴り!

スライムに 4ポイントのダメージ!


スライム「ぴぃ、ピキー……」フニャフニャ

勇者 (効いてる…! それ、もう一発!)


勇者の 蹴り!

スライムに 5ポイントのダメージ!


スライム「ピッピピキーっ……っ」グニャア


スライムを 倒した!


勇者 (ふう… な、なんだぁ! 魔物なんて楽勝じゃん!)

勇者「……」

勇者 (よし、村に早くつかないと…! 日が暮れちゃうよ…)



無事村に着けましたか……?


>>9

着いた

――農村


村人「あっ 旅のお方! よくぞ村へお越しくださいました!」

勇者「……」ペコッ

村人「この村には宿屋も武器屋も道具屋もございます。どうぞ、この村にて一泊どうですか?」

勇者「……」コク

村人「ありがとうございますっ 良ければ、村長にも挨拶していって下さいね!」

勇者「……」ペコッ


勇者 (ふう、何とか村についたけど… すっかり夕方になっちゃったなぁ)

勇者 (でも夜はまだだし、ちょっと村を歩いてみてもいいかな?)




何処へ行く?


>>12

宿屋でパーティーに入ってくれそうな他の旅人探す

――外観の良い宿屋


勇者 (ここでだったら仲間とか、探しても良いかな…?)

勇者「……」キョロキョロ

宿屋の主人「おや、旅のお方。どうかなされましたか?」

勇者「……」コク

宿屋の主人「ああ、お泊まりですねっ? では、一泊4G頂きます」

勇者「……」チャリン

宿屋の主人「はい、確かに! これが鍵です 何かご用でしたら、カウンターまでお越しください。お食事は後程お運びします」

勇者「……」ペコッ



――廊下


勇者 (さて、片っ端からドアを叩いて… 仲間に誘おうかな)


コンコン


どんな職業の旅人が出てきた?


>>23

魔法使い♀

魔法使い「はーい…って、貴女は…?」

勇者「……!」オドオド

勇者の (しまったぁ! 意志疎通の方法を考えてなかった…! ど、どうしよう)

魔法使い「……?」じぃ

勇者 (あぁ、恥ずかしい! と、とりあえずジェスチャーとかで…)

魔法使い「――っ! あっ 貴女はもしかして…!」

勇者「!?」ビクッ

魔法使い「魔王討伐に向けて旅立ったという、噂の勇者様ねっ!? ああ、なんという偶然…!」

勇者 (な、何が何だか分からないけれど… 偶然に私も救われた)

魔法使い「あたしは魔法使い。貴女の旅についてくるつもりでここに着たの! さあ、貴女のお仲間にしてくださいな!」

勇者「…!」コクコク


魔法使いが 仲間に加わった!


勇者 (次からは紙とかペンを持ち歩かないといけないな…)

魔法使い「じゃあ、出発は明日よね? 今日のところは、御休みなさい!」フリフリ

勇者「……」フリフリ


――宿屋 客室


とさっ

勇者「……」グッタリ

勇者 (今日は何だか疲れちゃったな… このまま、眠っちゃおう…)

勇者「……」

勇者「……」スースー



寝ている間に何かイベントが起きた?


>>26

悪夢をみる

勇者「……」


勇者は 夢を見始めた……


――


黒い影「グハハハハッ! 見るも無惨な姿よのぉ、勇者ァ…!」

勇者「…っ!」ボロボロ

黒い影「ぐうの音も出ないかァ? いや、声が出ないのであったなっ!」

勇者「…!」ギリッ

黒い影「助けも呼べず、泣き叫ぶ事すら許されない…! グハハァ…良いぞォ! その絶望こそ俺の欲しかった物ッ!」

黒い影「楽しみに待つがいい…! 勇者、お前だけはじわじわと屈辱の限りを尽くし葬ってやろう…」

勇者「……」ポロポロ

黒い影「グーッハッハッハッ!」



黒い影「……」ギロッ


――朝

勇者「っ!」ビクン

勇者「……」キョロキョロ

勇者「……」

勇者「…」グズッ

勇者 (怖かった… き、きっとあれが… あの禍々しい者こそ魔王!)

勇者 (……魔王との決戦前には、声が出るようにしたいな)

――宿屋 前


宿屋の主人「昨日はよく御休みでしたね。それでは、今後の貴女方の旅の無事をお祈りします…」

勇者「……」ペコッ

魔法使い「さーってと、勇者様! これからどうするの? 村を出ちゃう?」

勇者「……」

勇者 (ふふん、紙とペンは宿の人に貰った…! これで意志疎通が図れる!)

勇者 (さて、どうしようかな…)



村で何をする?


>>29

勇者の幼馴染の女の子が、公開ストリップショー&全裸パフォーマンスしているのを見に行く

村人「ああ、旅のお方!」

魔法使い「ん? 何か用?」

勇者「…?」

村人「今から村の隅のサーカス小屋でショーが始まるらしいですよ! どうぞ、旅立つ前にご覧になってみては?」

魔法使い「んー… 行ってみる?」

勇者「……」コク

村人「どんなショーかは存じませんが、きっと素晴らしいものですよ! ささあ、こちらへ!」


――サーカス小屋

勇者「……」キョロキョロ

魔法使い「人が思ったよりも多いわね… そんなに凄いショーなのかしら?」

村人「旅のお方、そろそろ始まりますよ…!」


ピエロ「レディース アンド ジェントルメンっ! 今宵は僕らサーカス団のショーに来てくれてありがとう!」

ピエロ「さあ、今日は新入りの女の子のパフォーマンスだっ! 出ておいで、幼馴染みちゃーん!」

幼馴染み「……」モジモジ


勇者「!」

魔法使い「な、なんか露出の多い服ね…」

村人 (あれ、いつも着てるサーカスの人と少し違うような…?)


ピエロ「さあ、まずはストリップショーからだっ!」

幼馴染み「あ、あの… やっぱり出来ません…!」

ピエロ「…っち」ギロッ

幼馴染み「あ、あう…」


魔法使い「…何か様子が変ね」

勇者「……」スッ

勇者 (間違いない…! あれは幼馴染みちゃんだっ!)

村人「どうされました、旅のお方。急に席を立って…」

勇者 (あの気の弱い幼馴染みちゃんが、ストリップショーなんて出来る訳がない…! きっと、強要されているんだ…!)

魔法使い「勇者…?」

勇者 (でも、どうしよう… 下手に手を出せばかえって迷惑かもしれないし…)




勇者はどうする?

>>36

黙って座る

勇者「……」トスン

魔法使い「…?」

勇者 (……とりあえず座ろう。座って、様子を見る…)


ピエロ「ほらっ…! さっさとしねえかっ そんなんじゃ金なんて出せないぞ?」ヒソヒソ

幼馴染み「……わかり、ました」

ピエロ「…はーいっ! それでは曲をお願いしまーす!」

幼馴染み「……っ!」スルスル

幼馴染み (助けて…! 勇者ちゃんっ…!)ポロポロ


勇者「っ!」

勇者 (泣いた…! 私の友達が、泣いたッ!)

勇者「……」サラサラ

魔法使い (勇者が紙に何かを書き出した…? 一体何を…)

勇者「…!」突きだし

魔法使い「えっ? …っと何々『ピエロに攻撃魔法』?」

勇者「……」コクン

魔法使い「そ、そんな事したら死人が出るわよ! ていうか、何で紙に――」

勇者「……」キッ

魔法使い「うっ…」ゾクッ

魔法使い「…はあ、分かったわよ。じゃあ、村人さん」

村人「え、あ、はい?」

魔法使い「お客さんに、避難するようにお願い…!」

村人「…? わ、分かりました、けど… 一体何を?」

魔法使い「ほら、さっさとする!」

村人「はいっ! 皆さーん、とりあえず外に出てくださいっ!」


ピエロ「…ああん? どうしてだよッ!」

幼馴染み「あっ…!」

幼馴染み (あれは… 勇者ちゃんっ!)


勇者「……」

勇者 (武器も何も無いし… とりあえず魔法使いさんに頼んだけど…)

魔法使い「……ふう、いい感じに人が居なくなったわね…!」

勇者 (一体何を…)



魔法使い「――行くわよッ! 私のとっておき!」



どんな攻撃魔法?


>>41

大爆発を起こし魔法使いの身体が死亡寸前になる。そのあとピエロと身体が入れ替わる。ピエロは死ぬが二度と戻らない

末尾AOは変な安価出すやつと同一人物の荒らしだから無視でおk
安価ならバオウザケルガ、見たいな雷の魔法

辺りに 轟音が響いた!


勇者「…っ!」

勇者 (凄い衝撃…! これが魔法か…)

ピエロ「グアアアッ!」

幼馴染み「きゃっ!」

魔法使い「――っ!」


勇者「……」

勇者 (爆発は収まったか… とりあえず辺りの様子を…)

勇者「……」キョロキョロ

勇者「…!」

魔法使い「ふぅ、ふぅ……! しくじったぁ…」ダラダラ

勇者 (そんなっ! 凄い出血…! どうすれば、どうすれば…!)オロオロ


このレスの直下のコンマで決定


偶数 幼馴染みが回復魔法で応急処置に成功

奇数 不思議なことにピエロと魔法使いの体が入れ替わる

ゾロ目 魔法使いが離脱

>>42 を見てなかったです。申し訳ない!

やり直します (やり直すのはこれで最初で最後とします)

偶数 魔法使い、離脱

奇数 幼馴染みの回復魔法で応急処置

ゾロ目 勇者覚醒

直下のコンマで決定

幼馴染み「ゴホッ…ゴホッ!」

勇者「…!」

幼馴染み「…その人、勇者ちゃんの知り合い、だよね?」

勇者「……」コクコク

幼馴染み「じゃあ、任せてよ…! 僕、回復魔法の心得があるんだ」

勇者 (驚いた… いつの間にそんな高度な魔法を…)

魔法使い「ぅ… やばっ…!」ダラダラ



幼馴染み「――《ホイミ》ッ!」



魔法使いの 血が止まった!

勇者「……」

勇者 (凄い…!)

魔法使い「う… ふう、助かったわ…」

幼馴染み「どう、勇者ちゃん。僕だって、いつまでも助けられてばかりじゃないよっ!」

幼馴染み「その… 見直してくれた、かな?」

勇者「……」コク


ピエロ「ヒャヒャヒャっ!」



勇者「!?」ビクッ

ピエロ「随分と和やかな雰囲気出してるじゃないのー! ゲヒャッ! 俺様を差し置いてよぉ!」

幼馴染み「ゆ、勇者ちゃん! 気を付けてっ! その男は魔物だよ!」

魔法使い「ごめん… 勇者。あたしは戦えない、から…」

勇者 (……最悪だ。丸腰で、大丈夫かな…? いや、大丈夫な訳ないか…)

ピエロ「その娘は絶望させて、魔王様の生け贄にしてやろうと思ったが… もっと良い生け贄が居たなァ!」

ピエロ「勇者ァ…! 覚悟ッ!」


ピエロの 姿が 変わってゆく…!


ピエロは >>49 になった!

勇者母

ピエロは 勇者母に化けた!


勇者母「ヒャヒャヒャっ!」

勇者「っ!?」

勇者母「驚いたかァ? 俺は敵の記憶にある『殺せない奴』になれるんだよっ!」

魔法使い「卑劣な…!」

幼馴染み「ゆ、勇者ちゃん…!」

勇者母「ほらほら、勇者ァ? 殺してごらんよ、私をっ!」

勇者「……」

勇者 (な、殴れない…! あれはお母さんじゃないって分かってるのに、殴れないっ!)

勇者母「さあさあ、どうするどうするどうするゥーッ!?」

幼馴染み「…勇者ちゃん!」

勇者「……」ギリッ



勇者はどうする?

>>52

お母さんに対する感情をぶつけて攻撃

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