にこ「ブライダルピンクの薔薇の花言葉」 (50)

注意

にこうみです。

誕生日ネタで前回のホワイトデーからの続き
前作は見なくても大丈夫です
ただイチャイチャするだけのにこうみです

以上OKな方どうぞ

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3月14日

――屋上

にこ「ねぇ…海未」

海未「なんでしょう?」

にこ「明日海未の誕生日だけど何か欲しい物はあるの?」

海未「う~ん…そうですね…」

にこ「なんでもいいのよ。あっ…でもお金がかかるものは無しでお願い!」

海未「…にこと二人で過ごす時間ですね」

にこ「え?」

海未「昨日まであまりお話もできませんでしたから、今一番欲しいものはにこと過ごす時間っていうのはどうでしょう?」

にこ「そんなのでいいの?」

海未「そんなの?私にとっては最高のプレゼントだと思いますけど?」

にこ「ほら…例えばアクセサリーとか」

海未「今のところはいらないですね」

にこ「じゃ、じゃあ……」

海未「にこ」

にこ「何?」

海未「色々考えてくれるのは嬉しいのですが、今の私にとって最も大切なのは…」

にこ「大切なのは?」

海未「にことふれあう時間だと思うんです。それさえあれば私は何も望みませんよ」

にこ「な…」///

海未「ん?なんですか?顔を赤くして」

にこ「…たまに海未ってずるいよね」ジト

海未「何がです?」

にこ「しかも無自覚…」ジー

海未「にこ……そんなに睨まないでください…怖いです」

にこ「ふん!………でも、わかったわ」

にこ「明日の海未の誕生日はにこの家でお祝いする!」

海未「え?でも、迷惑じゃないですか?」

にこ「いいの!もちろん親には相談するし、海未の欲しい物があげられないじゃない」

海未「にこ…」

にこ「だから明日は絶対にこの家に来てね」

海未「ふふっ。分かりました」

にこ「また夜に連絡するから」

海未「ええ、楽しみにしています」

にこ「そうと決まれば準備開始よ!早く帰りましょ」

海未「にこはせっかちですね」

にこ「あと一日しか時間がないのよ!誰だって焦るわよ」

海未「それもそうですね。では帰りましょうか」

にこ「うん。…はい」スッ

海未「クスッ。可愛いですね」

にこ「いいでしょ別に…」///

ギュッ

海未「もちろんです♪」

――にこ自宅

にこ「海未の欲しいものがにこと一緒に過ごす時間かぁ」

にこ「一緒にってことは二人っきりていうことだよね」

にこ「とりあえずママに相談しなくちゃ」

にこ「ママ?相談したいことがあるんだけど…」

にこ母「ん?どうしたの?」

にこ「えっとその…」モジモジ

にこ母「何かお願いがあるんでしょ?言ってみなさい?」

にこ「うん……あのね、明日ここで誕生日をお祝いするの」

にこ母「へぇ、そうなの?その来る子はお友達?」

にこ「うぅ…それは……」テレテレ

にこ母(あぁ…なるほどね)

にこ母「わかった。明日はこころたちを友達の家に連れて行くわ」

にこ「ほ、本当に」パァァ

にこ母「その子はにこにとって大切な人…なんでしょ?」

にこ「う、うん」///

にこ母「でもその代わりに約束ね」

にこ「約束?」

にこ母「いつか必ずその子を紹介すること…いいね?」

にこ「うん。分かった!」

にこ「それじゃ、早速準備しなくちゃ」

にこ母「頑張りなさい」ニコ

にこ「ママありがと!」ギュ

にこ母「あらあら。甘えんぼさんね」ナデナデ

にこ「ママの了解はとれたし海未に連絡しよっと」

にこ「……これで…よし!」

にこ「さて、まずは何からしようかな♪」

――海未自宅

海未「にこからのメールですね。どれどれ……」

海未「明日の夕方五時に公園で待ち合わせ…と、あとは…」

海未「明日はにこを独り占めだね♪…………え?」

海未「…」

海未「///」ボッ

海未「いや、確かに欲しいものはにこと過ごす時間と言いましたけど」

海未「こうして文で見ると、私はどうやらにこにすごいことを言っていたみたいですね」

海未「なぜでしょう……今更恥ずかしくなってきました…」///

海未「明日はどうやってにこの顔を見れば良いのでしょうか……」

――にこ自宅

にこ「海未はいらないって言っていたけど」

にこ「やっぱり何かプレゼントしたいなぁ」

にこ「何かいいのないかな」

にこ「検索しよっと」

にこ「……」

にこ「う~ん……どれも高いな…」

にこ「!」

にこ「お花……いいかも」

にこ「どんなお花がいいのか……やっぱり薔薇か」

にこ「……へぇ。薔薇にもいろんな色があるのね」

酉つけ忘れてた。
とりあえず日付が変わるので酉付けます。

にこ「あっこれ……にこのカラーと同じピンクだ」

にこ「でも、確かバラの色にも意味があるんだっけ?」

にこ「赤色は有名ね。でもピンクってなんだろ?」

にこ「えっと検索……うわっ…こんなにもあるんだ。細かいなぁ」

にこ「赤の方が愛してるっていう意味合いが強いのね」

にこ「ん~…ピンクも可愛いから捨てがたいな」

にこ「ブライダルピンクの薔薇?えっとこれは…」

にこ「愛している……ストレートね」

にこ「でも…これがいいかも。可愛いし」

にこ「お金は……欲しいアイドルのグッズを我慢すればなんとか…」

にこ「…海未のためだもん!我慢できる!」

今日はここまでにします。
目標は15日ちょうどとは言わずとも合わせることができればと

薔薇についてはここを参考にしました。

赤かピンクか悩んだけどにこのイメージカラーがピンクなのでピンクにしました。

参考元のソースとかいちいち開示しなくていいから、マジで、ただの痛い人だからそういうの

乙!
続きも楽しみにしてるよ

不快な思いをさせてすみません。
以後気をつけます。

――翌日

にこ「さっそく買い出しに行くわよ」

にこ「まずはスーパーからね」

――
―――

にこ「どんな料理にしよう?」

にこ「海未においしいって言ってもらいたいし」

にこ「得意のハンバーグかな……」

にこ「決めた!ハンバーグにしよ」

――
―――

にこ「あとは…ケーキとプレゼントのお花ね」

にこ「先にお花屋さんに行きましょうか」

にこ「あっ…あった。えっと値段は…まあこれくらいかな」

にこ「すみません。これを花束にしてくれませんか?」

にこ「え?ち、違います!ただのプレゼントです!」

にこ「もう!からかわないでください!」

にこ「お、おまけ?してくれるんですか?そんないいですよ…」

にこ「あ…ありがとうございます…」

――
―――

海未「時間より早く着いてしまいました…」

海未「緊張しすぎてあまり寝れてないですし」

海未「……はぁ」

海未「とりあえずベンチにでも座りましょう」

海未「いいお天気ですね」

海未「これだけ暖かいと眠くなって……」

海未「だ、だめです!こんなところで寝るのは……でも」

海未「眠くて…少しぐらいなら…」

海未「すぅ…」Zzz

―――――

にこ「準備に手間取って約束の時間を少し過ぎちゃった」

にこ「海未怒ってるかな?」

にこ「……あれ?あのベンチで座っているのは…海未?」

にこ「海未!ごめん遅れちゃった」

海未「すぅ…すぅ…」Zzz

にこ「ん?寝てるの?」

にこ「こんなところで寝てると風邪ひくわよ」ユサユサ

海未「……え?…にこ?」

にこ「ごめんね遅刻してきて」

海未「いえ、私こそ寝ていたみたいで」

にこ「準備ができたから迎えに来たわ」

海未「そうですか。それでは行きましょうか」

にこ「うん」

――にこ自宅

にこ「着いたわ」

海未「本当ににこと二人だけですか?」

にこ「そうよ。こころたちはマ……お母さんが連れていっちゃって」

海未「そう…ですか」

にこ「どうしたの?」

海未「いえ…なんでも…」///

にこ「顔赤いけど…大丈夫?」

海未「気にしないでください!」

にこ「あとは仕上げしなくちゃいけないからそこで待っててね」

海未「にこ何か手伝いますよ」

にこ「海未の誕生日だから海未はいいの!」

海未「でも…」

にこ「気持ちは嬉しいけど……お願い!」

海未「…分かりました」シュン

にこ「♪」ルンルン

海未「…」ジー

にこ「~♪」

海未(すごいご機嫌……ですね………今までに見たことがないぐらいです)

海未(そして…可愛いです)

にこ「海未、できたわよ」

海未「ハンバーグですか?おいしそうですね」

にこ「にこの得意料理なんだから」

海未「それは楽しみです」

にこ「ちょっと待って。食べる前に…」

海未「?」

にこ「お茶で申し訳ないんだけど、乾杯しない?」

海未「はい、お願いします」

にこ「それでは……コホン。海未の誕生日をお祝いして……かんぱーい!」

海未「かんぱーい!」

チンッ

にこ「誕生日おめでと!」

海未「ありがとうございます」

海未「では…にこが作ったハンバーグ、いただきます」

にこ「うん」

海未「切ったところから肉汁が出てきましたよ……それに中にはチーズですか?」

にこ「早く食べてみてよ!」

海未「そう急かさないでください」パク

海未「…」モグモグ

にこ「…」ドキドキ

海未「おいしいです!焼き加減や味付けもちょうどいいですしチーズもいい感じのアクセントになっています」

にこ「本当?よかったぁ。海未においしくないって言われたらどうしようって思ってたから」

海未「にこの料理がおいしくないというのはありえないと思いますけどね」

にこ「ありがと♪」

海未「にこはいいお嫁さんになりますよ」

にこ「お嫁さんか……海未がもらってくれるのかな?」

海未「私でよろしければいつでも」ニコ

にこ「~~っ。冗談にこ!」///

にこ(…嬉しいけど)

海未(冗談だったんですか)シュン

海未「ごちそうさまでした」

にこ「お粗末さま」

海未「にこの料理なら毎日でもいただきたいですね」

にこ「いつかそうなったらいいわね」

海未「…そうですね」

にこ「……」

海未「……」

にこ「そうだ!」

海未「?」

にこ「プレゼントがあるんだった」

海未「え?あるんですか?」

にこ「ちょっと待ってて」

海未「は…はい」

海未「別にいいと言ったんですけど…」

海未「にこと過ごすことがプレゼントだと……」

にこ「え~と…海未」

海未「はい」

にこ「海未は用意しなくてもいいって言ってくれたけど用意しちゃった」

海未「…」

にこ「これがにこからの誕生日プレゼント。受け取って」

海未「ば…薔薇?しかもピンク色…」

にこ「昨日ネットで調べたんだけど…このピンクの薔薇がとても可愛くてこれにしたの」

海未「確かににこのカラーと同じですね。……可愛い薔薇です」

にこ「それと…花って言葉みたいなのがあるじゃない」

海未「そうですね…薔薇は基本的には恋とか愛とかですね」

にこ「そう……で薔薇の色によってもあるんだって」

海未「それは初耳ですね」

にこ「この薔薇はねブライダルピンクの薔薇で……花言葉は」

にこ「『愛してる』」

海未「え?」

にこ「にこは海未のこと『愛してる』の」

海未「そ…そんな真っ直ぐな目で…見ないでください」///

にこ「いや!海未はにこの事どう思ってるか言うまで見てる」

にこ「どうなの?」

海未「えっと……それは…」///

にこ「…」ジー

海未「うぅ……」///

にこ「まぁ…無理やり言わせることではないよね」

海未「あ…」

にこ「ごめんね。こんなことして…」

海未「わ、分かりました。言いますよ」

にこ「いいよ。無理しなくても」

海未「無理なんかではありません!私もにこのことを…」

海未「愛してます!」

にこ「……」

海未「にこよりも私の方が愛してます!」

にこ「ぷっ…何よそれ」

海未「私の本心ですが」

にこ「もう……初めからそう言えばいいのに」

海未「不器用ですからね。…お互いに」

にこ「そうかもしれないわね」

海未「こんなに素敵なプレゼントを頂いては何かお返しをしなければなりませんね」

にこ「お返しなんていいわよ。海未の誕生日なんだから」

海未「……言い方を変えます」

海未「私のわがままです。にこにお返しということではなく私がしたいことです」

にこ「何をするのよ。なんか怖いんだけど…」

海未「怖いことなんかはありません。少しだけ目を閉じていてもらえば」

にこ「……しょうがないわね」ギュ

海未「それでは……にこ」

海未「私のわがまま…です」

チュ

にこ「え?」///

海未「わがままを受け入れてくれてありがとうございます」

にこ「今…海未がしたのって……」///

海未「キス……ですが何か?」

にこ「……ずるい」

海未「何がずるいんですか?」

にこ「そういうところもずるい!」///

海未「ふふっ。何がずるいのか分かりませんがにこは可愛いですね」ナデナデ

にこ「……まったく」

以上です。
ありがとうございました。

海未ちゃんお誕生日おめでとうございます。

乙いいものみたわ

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