【ワールドトリガー】遊真「オサムってモテるのか?」 修「は?」 (148)

こんばんは。

1.ワールドトリガーのSSです。

2.キャラ崩壊が凄まじいです。

3.非常に短いです。


何か意見があれば教えて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425395426

遊真「この前の・・・バレンタインだっけ? 学校でいっぱいチョコ貰ってただろ?」

修「あ、あれはほら、ネイバーが学校を襲ってきた時や、
  大規模侵攻の時に助けてもらったお礼ってことで貰ったものであって・・・」

遊真「それに、こなみ先輩とキトラからも貰ってただろ?」

修「空閑だって貰ってたじゃないか。」

遊真「でもキトラから貰ったやつは、オサムだけ
   おれや他の人が貰ったやつとは包装や大きさが違ってたぞ。」

修「ああ、あれは大規模侵攻の時にネイバーに捕まって迷惑をかけたお詫びってことでくれたんだ。」

遊真「キトラがそのセリフを言ったのは信じがたい。」

修「いや、念押しされて言われたから間違いないぞ。本命ではないから勘違いするなとも言われたけど。」

遊真「ふーん。まあいいや。あ、そういえばオサム、キトラからチョコ貰ったあと、
   用があるって言ってどっかに行ってたみたいだけど、どこに行ってたんだ?」

修「キトラからチョコを貰ったあと?
  えーと・・・あ、そうだ。小南先輩とパスタを食べに行ったんだ。」

遊真「ん? それはもしかして、デートってやつか?」

修「違う違う。小南先輩に、以前店で食べたパスタが美味しかったって言ったら
  私にも紹介してって言われて、一緒に行って食べただけだよ。」

遊真「それを世間ではデートと言うのではないだろうか。」

修「だから違うって。それに空閑だって、小南先輩と二人で食事に行くことあるだろ?」

遊真「まあ、トリガーや戦い方について、二人で食事しながら話すこともあるね。」

修「それと似たようなものだよ。」

遊真「でもバレンタインの日だぞ?」

修「2月は学校の行事やボーダーの仕事で忙しかったらしくて、
  小南先輩が暇な日はその日しかなかったんだよ。」

遊真「・・・って言ってるけど、どう思う?」

香澄「調査が必要ね。」

修「母さん!? なんでここに!?」

香澄「修の異性関係が気になって来たのよ。千佳ちゃんとの親密さが足りてないようだったし。」

修「はい?」

香澄「でも修と空閑君の話を聞いていると、
   異性との親密度が低いのではなく、修自身に問題があるように思えるわ。」

遊真「ふむ。」

修「ごめん母さん、母さんが何を言いたいのかが分からない。」

香澄「というわけで、修と女の子の仲を発展させよう作戦を開始するわ。」

修「どういうわけで!?」

遊真「良いね。」

修「良いわけないだろ!? 母さんも空閑も何を言ってるんだ!?」

香澄「でも修、もうすぐ例のイベントから来るわよ。」

修「イベント?」

香澄「ホワイトデーよ。バレンタインにチョコを貰ったんだから、ちゃんとお返しをしないと。」

修「ああ、それは大丈夫。もうお返しのためのクッキーを用意してあるよ。」

空閑「ほほう。」

香澄「あなた、意外とやるわね。」

修「・・・どうも。」

香澄「その気配りができるのに、どうして彼女が出来ないのかしらね?」

空閑「オサムは草食系だからな。」

修「空閑、草食系の意味知ってるのか?」

香澄「まあいいわ。修、今度のホワイトデー、しっかり女の子をオトすのよ。」

修「オトさないから! ただお返しの品を渡すだけだから!」

空閑「オマエ、つまんないウソつくね。」

修「誤解されるようなことを言わないでくれ! ウソついてないからな! 
  心の底からウソついてないからな! 約束しよう、賭けてもいい!!!」

空閑「ばれたか。」

すみません、途中で「」の前の遊真の名前が空閑になっちゃってますが、読み替えて下さい。


---

そして、ホワイトデー当日、玉狛支部にて・・・


修「宇佐美先輩。これ、バレンタインのお返しです。良かったら食べてください。」

遊真「どうぞ。」

修はクッキーを、遊真は飴を手渡した。

宇佐美「おおー。ありがとうー。ありがたく頂くね。」

修「・・・あれ? そういえば宇佐美先輩、小南先輩はまだ来てないんですか?」

宇佐美「まだだね、今防衛任務中だから。でもたぶん、もうすぐ来るんじゃないかな?」

香澄「じゃあ今の内に準備をしておきましょう。」

修「母さん!?」

宇佐美「あ、修君のお母さん、こんにちは。」

香澄「宇佐美さん、こんにちは。」

修「え、二人って知り合いなの!?」

香澄「実は私、最近サイドエフェクトを身に付けたの。」

修「聞いてもないのに、とんでもないことをカミングアウトされた!?」

香澄「話は最後まで聞きなさい。で、そのサイドエフェクトについて相談しようと思って玉狛支部を訪れたの。
   修もお世話になってるみたいだし。宇佐美さんには私のサイドエフェクトを何度か見てもらってるわ。あと空閑君にも。」

修「空閑にも!? 母さんのサイドエフェクトって一体・・・?」


修が香澄に問いかけたその時、小南が玉狛支部に来た。

小南「ただいまー。って、修と遊真、来てたんだ。」

修「小南先輩、お疲れ様です。」

遊真「おつかれさまです。」

小南「千佳は来てないの?」

修「千佳は用があるとかで少し遅れて来るそうです。」

修「(ってあれ? いつの間にか母さんがいなくなってる・・・?)」

小南「そう。じゃあ、遊真。稽古つけてあげるから、トレーニングルームに入りなさい。
   いつも通り、10本勝負で行くわよ。」

遊真「今日は4勝の壁を突破できそうな気がする。」

小南「はあ?まだ10年は早いわよ。」

修「あっ、ちょっと待ってください。小南先輩、バレンタインのお返しにクッキーを持って来たんです。
  訓練の前に受け取ってもらってもいいですか?」

小南「あ、そうか。そういえば今日、ホワイトデーだったわね。」


小南が修の方へと歩いてくる。

修「これなんですけど・・・」

修が小南にクッキーを手渡そうとした、その時だった。


修『愛する小南先輩のためだけに、特別なクッキ―を用意しました。受け取って下さい。』

小南「ふぇ///!?」

遊真「ほう。(ニヤニヤ」

以上で前半終了です。後半は数日中には投下したいと思います。

読んで下さった方、ありがとうございました!ではまた。

お待たせしました。

これから後半の内容を投下していきます。


宇佐美「やるねー、修君。(ニヤニヤ」

修「えっ? 僕なにかしましたか?」

小南「お、修! さっきのセリフって本気なの!?」

修「さっきのセリフ?」


小南「だ、だから、私のことをあ、ああ、愛するって・・・///!」

修「へ? 一体なんの『もちろんです。愛する小南先輩に冗談でこんなこと言いませんよ。』

遊真「そういえば、オサムはこなみ先輩を初めて見たときに一目惚れしたって言ってたぞ。」

小南「えっ!? そうなの!?」


宇佐美「うん、言ってた気がする。」

小南「ホントに!?」

修「え、何が?」

小南「ちょっとあんたやめてよね/// いや、やめなくてもいいけど・・・////」


修「???。(何だろう、気のせいだろうか?少し前から、僕の意識が飛ぶ時があるような・・。)」

小南「(び、びっくりしたわ。お、修がこんなストレートに告白してくるタイプだったなんて・・・。
    でも思い返してみれば、記者会見の時も堂々と発言してたわね・・・。)」

修「(もしかしたら、僕は疲れてるのかもしれない・・。
   とりあえずクッキーを早く渡して、今日は家で休もう・・・。)」

修はクッキーを渡そうと、小南に近づく。


だが、考え事をしている小南はそれに気付かない。

小南「(・・・記者会見の時の修、まあまあ、全力でまあまあだけど、ちょっとだけかっこ・・・)」

修「小南先輩。」

小南「ひゃい///!?」


倒れそうになる小南だったが、修が間一髪、小南の体を支えることに成功した。

修「だ、大丈夫ですか?」

小南「あ、ありが・・・

修『ケガしなくて良かった。小南が傷つくところを見たくないですから。』


小南「こ、小南!?」

宇佐美「おおっ。ついに呼び捨てに!」

遊真「なかなか攻めてるな。」


小南「か、かかか・・・」

修「?」

小南「考えさせてぇえええええええええええええええええー///!」

小南は叫びながら、玉狛支部から飛び出して行った。


修「あれ?どこに行くんですか!?小南先輩ー!?」

宇佐美「あちゃー。出て行っちゃったか。」

香澄「残念だわ。結構惜しいところまでいってたと思うのだけど。」

遊真「あと一押し足りなかったな。」


修「だから何が!? あと母さん、今までどこにいってたんだ!?」

香澄「細かい事は気にしなくていいのよ。それより修、木虎さんにクッキーは渡したの?」

修「いや、まだだけど・・・」

香澄「早く渡してきなさい。」


修「・・・今日は疲れ気味だから、明日渡そうと思ってるんだけど・・・。」

香澄「バレンタインのお返しなんだから、今日中に渡さないと駄目よ。渡してきなさい。」

修「いや、でも・・・」

香澄「いいから。」


修「・・・・・・・・・・はい。」

修は玉狛支部から出て行った。

香澄「ちょっと強引過ぎたかしら。」

遊真「まあ、修の青春のためだし、良いんじゃない?」


宇佐美「それにしても、香澄さんのサイドエフェクト、今日も絶好調ですね。」

遊真「対象となる相手に、好きな言葉を喋らせることができる、だっけ?
   あと、相手は喋っている間、意識を失う、と。」

香澄「ええ、その通りよ。私はこのサイドエフェクトの事を
   とある漫画を参考にして、腹話術と呼んでいるわ。」


香澄「修を通じて腹話術を使い、まずは相手に好きだとアピールする。」

香澄「それにより、相手に修の事を恋愛対象として意識させ、その後も引き続きアピールをし続ける。」

香澄「そして最終的に、相手に修の事を好きだと、自分自身の意思で発言させる。」


香澄「修の事だから、自分の事を好きだと言ってきた人を無下にはしない(フることはない)と思うわ。」

香澄「つまり、相手に好きだと言わせれば、修に彼女ができるのは確実。」

香澄「これが私の考えた、修と女の子の仲を発展させよう作戦の全容よ。」


遊真・宇佐美「おおー。(パチパチ)」

香澄「では行きましょう、ボーダー本部へ。木虎さんをオトすために。」

遊真「了解。」

林藤「(・・・・いやいや、陰で聞いてたけど、ツッコミ所満載すぎるだろ。
    俺、ツッコんだほうが良いんだろうか・・?)」


林藤「(・・・)」


林藤「(・・・・・・)」


林藤「(・・・・・・・・・)」


林藤「(・・・・・・・・・・・・)」





林藤「(・・・・・・・・・・・・・・・まあ、いいか。)」

以上で本編終了です。

読んで下さった方々、ありがとうございました!

香澄さんのサイドエフェクトは、<<52さんの予想通り、
魔王-JUVENILE REMIX-という漫画(原作は小説)に登場するキャラクターの能力と同じものになっています。


ちなみに、要望が多いようであれば木虎攻略(必ずしも攻略できるとは言っていない)編を
数日後で良ければ書こうと思うのですが、どうでしょうか?


要望があるか分からないので、とりあえず一旦締めようと思います。
読んで下さった方々、本当にありがとうございました!

皆さん、お待たせしてすみません。

今日か明日中に続きを投下する予定です。よろしくお願いします。

皆さん、お待たせしました。

これから続きの内容を投下していきます。


遊真「了解・・・とは言ったけど、確かキトラって、とりまる先輩に憧れてるんじゃなかったっけ?」

香澄「大丈夫。その点は対策してあるわ。」

遊真「ほほう。」

宇佐美「香澄さん、支部長に車用意してもらいました!」

林藤「見つかっちまったよ・・・。」

香澄「じゃあ修には悪いけど、ボーダー本部に先回りしましょうか。」


ボーダー本部にて・・・

市民1「木虎さん!これ、バレンタインのお返しです、受け取って下さい!」

市民2「俺もお返しを持ってきました!受け取って下さい!」

市民3「僕も持って来ました!」

市民4「私も!」

市民5「あたしも!」


木虎「皆さん、ありがとうございます。ですが、申し訳ありません。
   ボーダーの決まりで、市民の方々からはお返しは戴けないんです。
   なので、お気持ちだけ受け取っておきます。(ニコッ)」

市民1・2・3・4・5「は、はい!(テレビで見た通り、美しい・・・!)」


木虎達から少し離れた場所にて・・・

遊真「おおー。キトラ、大人気だな。」

宇佐美「木虎ちゃん、というか嵐山隊は、バレンタインの時にボーダーの好感度アップキャンペーンとして、
    市民の人達にチョコを配ってたからね。だからほら、あっちも盛り上がってるよ。」

宇佐美が指差した方向を遊真は見る。


市民6「綾辻さん! 綾辻さんのチョコのおかげで、就職できました!」

市民7「綾辻さんが描いた絵を見て、芸術とは何なのか、分かった気がします!」

市民8「俺、綾辻さんと同じ進学校に行くのが夢なんです!」

市民9「副会長! 可愛いよ、副会長!」

綾辻「あ、ありがとうございます・・・。」


遊真「・・・確かに色んな意味で盛り上がってるな。」

宇佐美「・・・遥ちゃん、幅広い層に人気だからね・・。」


綾辻が戸惑いながら市民の対応をしていた、その時だった。


嵐山「すみません、皆さん。綾辻はこれから広報の仕事があるので、これで失礼します。行くぞ、綾辻。」

綾辻「は、はい。嵐山さん。」

嵐山「木虎。悪いが、後は頼んだぞ。」


木虎「任せて下さい。」

木虎「・・・すみません、皆さん。という訳で、彼女は仕事がありますので、本日はお引き取り下さい。(ニッコリ)」

市民6・7・8・9「は、はい・・・。(目が笑ってない・・・)」


遊真「アラシヤマ先輩とキトラがフォローに入ったな。」

宇佐美「さすが、普段から広報の仕事をしてるだけあって、市民の人達との対応に慣れてるね。」

香澄「・・・じゃあそろそろ、行動を開始しましょうか。そろそろ修が来るはずよ。」


木虎「(さて、対応も終わったし、私も嵐山先輩達のところに向かおうかしら。)」

修「あ、いたいた。木虎、今ちょっと良いか?」

木虎「三雲くん? 大丈夫だけど、何か用かしら?」

修「バレンタインの時にチョコをくれただろ? そのお返しにクッキーを持って来たんだ。」


木虎「あら、そうなの? わざわざ悪いわね。戴くわ。」

修が木虎にクッキーを渡した、その時だった。


修『木虎ぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
  大好きだあああああああああああああああああああああああああああああああああああ
  あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!』

木虎「ちょ/// ちょっと待って三雲くん! 突然どうしたの///!?」

修「突然? 一体なに『木虎。僕は君を世界で一番愛している。付き合って欲しい。』

木虎「そ、そんにゃ・・・そんな事、いきなり言われても困るというか、心の準備が出来てないというか・・・///」


木虎達から少し離れた場所にて・・


遊真「噛んだな。」

宇佐美「噛んだね。」


修が大声で愛を叫んだため、木虎達の近くにいた他の隊員にそのことが知れ渡る。

隊員1「あのメガネ、A級の木虎に告白したぞ!」

隊員2「マジかよ! 何者だよ、あのメガネ!?」

隊員3「来たか? ボーダー界に新しい愛が。」

隊員4「あの二人はいい感じになるね。俺のサイドエフェクトがそう言ってる。」


隊員達は木虎達を取り囲むように集まり、二人の様子を見守っている。

修「(気のせい・・・じゃないよな。明らかに周りの人達が僕達の様子を伺っている・・。何故だろう、嫌な予感が・・・)」

修は考え事をしていたが、それを遮るかのように木虎が修に話しかける。


木虎「み、三雲くん! 今なら、嘘だとしても許してあげる! 正直に言いなさい!!」

修「嘘?何が?(あれ?このパターン、ついさっきというか、玉狛支部にいた時もあったような・・・)」

木虎「だ、だから・・・私の事を、」

修『愛してる。』

木虎「〜〜〜ッ///」


隊員5「やべえ。あのメガネ、木虎相手にずっと優勢で攻め続けてるぞ。」

隊員6「俺、コンタクトからメガネに替えようかな・・。」


木虎達から少し離れた場所にて・・・


宇佐美「香澄さん、狙い通りですね。」

香澄「ええ。」


数十分前、遊真達がボーダー本部に向かう車中にて・・・


香澄「空閑君。さっき言ってたわよね。木虎さんは烏丸君に憧れていると。」

遊真「ああ、言った。」

香澄「木虎さんが烏丸君に憧れがある以上、正攻法では木虎さんを攻略するのは難しい。
   だから今回、対策としてギャラリーを使うことにするわ。」

遊真「ギャラリーを?」


香澄「修と木虎さん、二人しかいない場面で修が普通に告白をしても、木虎さんに条件反射的に断られてしまう恐れがある。」

香澄「だから最初、修に大声で告白をさせてギャラリーを集め、簡単には断れない雰囲気をつくる。」

香澄「人通りのある中で、突然大声で愛の告白をされれば、いくら普段から広報の仕事をしていて
   多くの人達の対応に慣れている木虎さんでも動揺するに違いないわ。」

香澄「で、後は、木虎さんが動揺しているうちにひたすら攻め続ける。烏丸君のことを思いだせなくなるように。」


現在、ボーダー本部にて・・・


修『僕は、これまで生きてきて木虎より綺麗な女の子に会ったことがない。』

木虎「そ、そんな///」

修『木虎なら、ジャンプのヒロインポスターに登場することだってできるはずだ。』

木虎「そ、それはあるかも///」


修『I love you.』

木虎「Me t・・

烏丸「ん? 何か人が多いと思ったら、木虎、修、何をやってるんだ?」

木虎「か、烏丸先輩!?」

木虎「(危なかったわ・・・。烏丸先輩が来てくれなかったら、本気でオチてたかも・・・。)」

修「あ、烏丸先輩。お疲れ様です。」


木虎達から離れた場所にて・・・


宇佐美「まさかこのタイミングでとりまるくんが登場するなんて・・・」

遊真「やるな、とりまる先輩。」

香澄「・・・仕方ないわね。あの方法を使うわ。」

遊真「あの方法?」


木虎達がいる場所にて・・・


修「烏丸先輩。 どうして本部に?」

烏丸「木虎に用があって来たんだ。」

木虎「え? 私に、ですか?」

烏丸「ああ。バレンタインにチョコをくれただろ。お返しを持って来たんだ。」


木虎「ホ、ホントですか!? ありがとうございます!!!」

烏丸「木虎は辛いものが好きって言ってたから、辛い系のお菓子を持ってきたんだが、大丈夫か?」

木虎「はい!大丈夫です、大好きです!!ありがとうございます!!!」

木虎「(烏丸先輩が、私の好きなものを覚えていてくれた・・・ああ、幸せだわ。)」

烏丸「そうか。なら良かった。受け取ってくれ。」

烏丸が木虎にお菓子を渡す。


烏丸『ちなみに俺、黒江と付き合ってるんだ。』

木虎・修「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

隊員7「Oh・・・」

隊員4「俺のサイドエフェクトが言ってる。その展開は予想出来なかった。」

烏丸『実はこれから、黒江とデートなんだよ。』

木虎「えっ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」


修「そ、そうなんですか。」

遊真「おーい。とりまる先輩。」

遊真が烏丸達の近くに行き、話しかける。

修「空閑!? 何でここにいるんだ?」

遊真「ちょっと、とりまる先輩に用があってな。」


烏丸「遊真。何の用だ?」

遊真「しおりちゃんが、用があるから急いで玉狛支部に来てくれって言ってたぞ。」

烏丸「宇佐美先輩が? 分かった、すぐに行く。じゃあまたな、木虎、修。」

烏丸はボーダー本部から出て行った。

遊真「じゃあ俺も一足先に帰るぞ。じゃあな、オサム、キトラ。」


遊真もボーダー本部から立ち去っていった。

修「き、木虎。大丈夫か?」

木虎「??????(双葉ちゃんと烏丸先輩が付き合ってる?あれ?
    双葉ちゃんの態度が私に対してちょっと冷たかったのってそういうことなの?あれ?)」

木虎は、烏丸の突然の発言に対し、動揺を隠せずにいた。

修からの問いかけに気付かず、頭の中で自問自答をし続けている。


木虎達から少し離れた場所にて・・・


宇佐美「ちょっと木虎ちゃんが可哀想になってきましたね。」

香澄「木虎さんには申し訳ないと思っているわ。でもこれは、
   修と木虎さんの明るい未来のためには必要な事なの。さあ、最後の攻めを始めるわよ。」

┌(┌^p^)┐〈くそやべぇなぁ) ┌(^p^┐)┐〈ヤバすぎるっしょ)


木虎達がいる場所にて・・・


木虎「私は・・これから・・・どうすれば・・・」

修「木虎、気をしっかり持つんだ!」

木虎「三雲くん・・・。ごめんなさい、ちょっと体調が優れないので、帰るわ・・。」


修「そ、そうか。わかっ『藍ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
   いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
   いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

木虎「!?」

隊員8「き、木虎を下の名前で呼んだだと!?」

隊員4「俺のサイドエフェクトが言ってる。勝ったな・・・、と。」


     三(^o^)

三(^o^)(^o^)^o^)(^o^)   (^o^)三(^o^)三(^o^)      (^o^)三(^o^)三(^o
     三(^o^)      (^o^)      三(^o^)    (^o^     三(^o^)
   o^)三(^o^)       (^o^)     三(^o^)    .(^o^)三(^o^)三(^o^)
  o^) 三(^o^)              三(^o^)    .(^o^)    三(^o^)
 o^)  三(^o^)             三(^o^)     .(^o     ..三(^o^)
.o^)   三(^o^)            三(^o^)            三(^o^)
o^)   三(^o^)           三(^o^)             三(^o^)


修『思いだしてくれ!木虎藍を世界で一番愛しているのは僕だ!これからは僕だけを見てくれ!!!』

木虎「み、三雲くん・・・。」

修『僕が烏丸先輩以上に君を幸せにしてみせる! だから、僕と付き合ってくれ!!!!』

スゲエ


小南「ちょっと修! それどういうこと!?」

修『え?』

隊員4「え?」


木虎達から少し離れた場所にて・・・

宇佐美「え?」

香澄「え?」

遊真「え?」


木虎達がいる場所にて・・・


修「あれ?小南先輩、どうしてここに?」

小南「加古さんに、あんたから告白されたことに関して相談したくて本部に来たのよ! 
   あんた、あたしにあ、愛してるって言ったのは嘘だったの!?」

修「ちょ、ちょっと待って下さい。身に覚えがないんですが!?」

木虎「・・・三雲くん、どういうことかしら?じゃあ、私に愛してるって言ったのはどうなの?」


修「僕が木虎に!? それも身に覚えが・・・」

小南「・・・木虎ちゃん。」

木虎「・・・はい。」

修「ふ、二人とも、目が怖いんですけど・・・。」

小南「吹っ飛びなさい。」-接続器ON-


         (^o^)ノ オワタ   三┌(^o^)┘オワタ          /|
         ノ( ヘヘ       三 ┘>     三 ┌(^o^)┘オワタ | ミ
   (^o^)ノ オワタ        三 ┌(^o^)┘オワタ    ┘>/   |   ミ \( ^o^)/ オワタ
   ノ( ヘヘ    (^o^)ノ オワタ  三  ┘> ┌(^o^)┘オワタ    /    ミ  |_/
          ノ( ヘヘ           三  ┘>  /   / |       ノ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   /   |  ミ
                                    |  /    |  ヽ(^o^ )ノ オワター     ミ \( ^o^)/ オワタ
_____________________|/      |  \(\ノ            ミ |_/
                              |        |         ミ         ノ ノ
                              |        |        ミ \( ^o^)/ オワタ
  ______    ______      |        |            |_/


木虎「   風   刃   起   動   」

修「なんで木虎が風刃を!?」

木虎・小南「問答無用!!!」

修「ちょっ、待っ、トリガーオぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ
  ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

遊真「オサム・・・・生きろ。」


数日後、玉狛支部にて・・・


修「ホントに死ぬかと思いましたよ。あとちょっとトリガーの発動が遅かったら危なかったです。」

小南「わ、悪かったわよ。でも普通、あんたが木虎ちゃんとあたしを騙してたと思うじゃない。」

木崎「お互い災難だったな。」


修「まさか、母さんがあんなサイドエフェクトを身に付けていたなんて思いませんでした。
  あと、あの出来事以来、母さんが行方不明なんですよ。」

小南「えっ!? そうなの!?」

修「はい。空閑と宇佐美先輩を問い詰めても、知らないって言われてしまって。」

木崎「一体、今何をしてるんだろうな。」


木崎がそう言ったすぐ後、小南が持っていた携帯電話が鳴り出した。
小南が携帯電話のアラームをセットしていたためである。

小南「うそ? もうこんな時間!? そろそろ加古さんのところに行かなきゃ!」

小南は外出しようとする。

小南「あ、それと修! あの約束、忘れないでよ!」

修「はい、分かってます。」


小南「絶対だからね! じゃ、行ってくる!」

そう言って、小南は玉狛支部から出て行った。

木崎「ん? 修、小南と何か約束したのか?」

修「今回、母さんが原因とはいえ、小南先輩と木虎に迷惑を掛けてしまったので
  お詫びとして二人に、以前に行った店のパスタをおごる約束をしたんです。」


木崎「・・・それは、男は修一人なのか?」

修「そうですけど・・・?」

木崎「・・・千佳も大変だな。」

修「? どうしてそこで千佳が出て来るんです?」


修がそう言ったすぐ後、千佳がトレーニングルームから戻って来た。

千佳「レイジさん、ノルマ終わりました! あ、修くん。お疲れさま。」

修「お疲れ、千佳。」

木崎「よし、千佳の訓練も終わったことだし、久しぶりに三人で飯でも食いに行くか。」

修・千佳「はい!」


修「あ、そうだ。その前に千佳、ちょっと良いか?」

千佳「?」

修「ホワイトデーに渡す予定だったんだけど、色々あって渡せなかったから。」

そう言って修は、千佳にクッキーを差し出した。

千佳「わぁ、ありがとう、修くん!」


修「あと言い忘れてたんだけど、『結婚しよう。』

千佳「えっ///!?」

木崎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど。(微笑」


終わり


以上で終了です。

ここまで読んで下さった方々、ありがとうございました!


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