【ワールド】ボーダーの恋愛事情【トリガー】 (1000)

主に遊真と迅さんが活躍(?)するSSです
カップリング要素とかキャラ崩壊とか独自解釈ありますが、
基本的にギャグメインで進めるので特に深い意味はありません。
ご了承の方よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436705330




【玉狛支部】



迅「――という訳で、変な役割を押し付けられた」



修「よ、要はボーダー内の、その、色恋沙汰を探ってこいと……?」

迅「そういう事だな」

修「誰がそんな事を……」

迅「支部長」

修「」

迅「正確には城戸司令からだけどな」






迅「さーて、まずは手近な所からだ」

遊真「そーだね」

修「空閑も行くのか?」

遊真「おう。おれも頼まれたしなんか面白そうだし」

迅「善は急げって言うしな。早速行くぞ遊真」

遊真「OK 迅さん。じゃーなオサム」




修(…………なんかよく分からないけど不安だ)






【玉狛支部・①】



迅「よー京介」

烏丸「……迅さん」

遊真「おれもいるよ」

烏丸「2人揃ってどうしたんですか?」



迅「お前、いま好きな人いる?」



烏丸「………………は?」






迅「好きな人いる?」

烏丸「いや聞こえなかった訳じゃないです。なんでいきなりそんな事を……」

迅「城戸司令→林藤支部長→おれたちのお馴染みの流れで命令されてな」

遊真「なんか皆の恋愛事情を探ってこいって」

烏丸「なんだそれ……」

迅「それを踏まえてもっかい聞くぞ。いま好きな人いるか?」

烏丸「……いませんよ」

迅「少し気になってる人は?」

烏丸「……いませんよ」

迅「お前モテるだろうに。本当にいないのか?」

烏丸「……いませんよ」






迅「誰でも良いんだぞ? ほら、小南とか宇佐美は?」

烏丸「……」

迅「だんまりか……仕方ない。こうなりゃ最終手段だ! 遊真!」

遊真「ほいほい」

迅「……いいか京介、これが最後だ」

烏丸「……」

迅「今、好きな人とか少しでも気になってる人とかいるか?」

烏丸「っ……」

烏丸「…………い、いませんよ」






遊真「とりまる先輩ってばつまんないウソつくね」≡3≡


烏丸「なんだこの負け戦」






【玉狛支部・②】



迅「うぃーす」

遊真「よっ。こなみ先輩」



桐絵「あ、あんたらなんでここに!?」



迅「ちょっと聞きたい事があってな」ヨイショ

遊真「そうそう」ヒョコッ



桐絵「窓から入ってくんな! ていうかここ女子校なんだけど!?」



迅「まぁそう堅いこと言うなよ」






桐絵「はぁ…… で、なんなの? あんたらが来るって事はそこそこ重要な用があるんでしょ?」

遊真「流石こなみ先輩。話が速い」

桐絵「へ? い、いや、それほどでも……」

迅「小南を信じてよかったな」

桐絵「わ、分かってるじゃない。まぁあたしに掛かれば大抵の事は解決できr」

迅「小南はいま好きな人いるか?」



桐絵「…………は?」



遊真(とりまる先輩と同じ反応だな)

迅(まぁ普通はこうなるさ)






桐絵「す、好き……はぁ!?」


迅「因みに支部長命令だ」


桐絵「なななな何を言い出すのよこのぼんち揚げは!!」


迅「おいおい。おれの事は構わんけどぼんち揚げの事はバカにするなよな」


桐絵「そういうこと言ってんじゃないのよこのぼんち揚げ!!」


迅「で、好きな人とか気になる人いる?」


桐絵「いないわよ!!」






迅「そっか~……そりゃ残念だ」

桐絵「……ざ、残念ってなにがよ」

迅「メガネくんも京介もレイジさんも小南のこと好きだって言ってたのにな」

桐絵「!?」

迅「おれも遊真も小南のことは好きなんだけどな」

桐絵「!!??」

迅「小南はおれたちのこと嫌いなのかー」

桐絵「あっ、いや、その……」

迅「変なこと聞いて悪かったな。忘れてくれ」

桐絵「ちょっ……」



腐は全く含みません。ご安心を




遊真「ざんねんだね迅さん。じゃあ戻ろうか」

迅「そうだな……」


桐絵「……ち……さい……よ……」


遊真「ん?」


桐絵「……待ちなさいよ!」


迅「どうした?」


桐絵「あ、あたっ……あたしも……その……///」ゴニョゴニョ


桐絵「……あんたらの……こと……その……そこそこは……///」モゴモゴ


桐絵「す、すき……って……言えなくも……ない……かも……///」 ボソボソ




迅「ちょろい(かわいい)」

遊真「ちょろい(かわいい)」






【玉狛支部・③】



迅「おぉ~いレイジさーん」

遊真「おはよー」

レイジ「なんだ2人して」

迅「1つ質問あるんだけどいい?」

レイジ「あぁ」

迅「いま好きな人いる?」

レイジ「は? ……いや、いないが」



迅(……)チラッ

遊真(……ウソじゃないね)

迅(マジか)






レイジ(迅が動いてるって事は全く意味がない訳ではないんだろう。乗ってやるか)


レイジ「……ただ、大切な奴はいる」


遊真「ほほう」

迅「へぇ~。誰? 玉狛にいたりする?」


レイジ「あぁ」


遊真(コレもウソじゃない。まさか自分から話してくれるなんて――)




レイジ「お前たち全員が大切な仲間だ。……それじゃあ俺はランニングに行ってくる」ガチャッバタン





遊真&迅(……レイジさんマジかっけぇ)



とりあえず中断
こんな感じで進めていきます
次は嵐山隊予定

>>21
わた木虎って娘じゃないかしら

>>22
KONAMI先輩です(便乗)

投下開始しますね




【嵐山隊・①】



迅「おぃーっす」

遊真「お邪魔しまーす」



嵐山「おぉ、これはまた珍しいコンビだな」

綾辻「どうもー」ニコッ



遊真「キトラたちはいないの?」

嵐山「あぁ。木虎に用か?」

迅「正確には木虎にも用がある、だな」

嵐山「俺にもあるって事でいいのか?」

迅「あぁ」






迅「実はおれたち城戸司令からの命令で来たんだけどさ」


嵐山(……!)ピクッ


嵐山「何かあったのか?」


迅「実はな……」


嵐山「……」ゴクッ




迅「お前、好きな人いる?」

嵐山「……は?」



< ガタン!


遊真「む? どうかした?」

綾辻「……う、ううん。なんでもない」






迅「好きな人だよ好きな人。もしくは気になってる人でも良いけど」

嵐山「副と佐補」

迅「……いや、即答はありがたいんだけど家族愛じゃない方で頼む」

嵐山「あぁそっちか」



綾辻「……」

遊真(パソコンいじる振りしてメチャクチャ聞き耳立ててる……)



迅「で、どうなんだ?」

嵐山「そうだな……これといっていないな」



遊真「……」≡3≡

綾辻(……)ホッ



迅(遊真が反応しない。本当の事なのか)






迅「好きとまではいかなくても『可愛いなー』とか思う奴はいないのか?」

嵐山「考えた事なかったからなぁ」ウーン

迅「綾辻とか木虎とか、小南とか」


<ガタンッ!


遊真「さっきから大丈夫か あやつじさん」

綾辻「あ、うん。気にしないで」



嵐山「綾辻と木虎は仲間だし、桐絵も家族に近いし」

迅「可愛いとも思わないのか?」

嵐山「い、いや、そんな事よりも大事な仲間だから――」

迅「全く思わないのか?」

嵐山「いや、だから――」

迅「これっぽっちも?」






嵐山「……」ウーン

迅「いいか? よーく考えろ」

嵐山「あぁ」

迅「ほら、綾辻を見てみろ」



綾辻「えっ」ビクッ



迅「……別嬪さんだろ?」

嵐山「た、確かに。言われてみれば……」



綾辻「っ……///」カタカタカタ!

遊真「なあなあ、パソコンの画面が真っ青になってるけどいいの?」






迅「きっとお前は綾辻の事を好きになるさ。おれのサイドエフェクトがそう言ってる」

嵐山「そうなのか……迅が言うならそうなんだろうな」

迅「そういう事だ。じゃあおれたちはお暇するよ」

遊真「お邪魔しました」≡3≡

嵐山「あぁ。またな」










綾辻「――わ、わたしも席を外します!一時間半ほど!!」ガタッ


嵐山「おう分かった…って長いな!」






【嵐山隊・②】



遊真「……それにしても迅さん結構乗り気だったりする?」

迅「今のおれは実力派恋のキューピッドだからな」

遊真「ビミョーに主旨変わってるけど」

迅「まあ気にするな。……お、木虎だ」



木虎「迅さん……と、空閑くん?」



遊真「よーキトラ」






迅「最近どうだ?ちゃんとエリートやってるか?」

木虎「よく意味が分かりませんがやってます」

迅「ははっ木虎は正直だな。おれはそういうところ好きだぞ」

木虎「は、はぁ……ありがとうございます」

迅「好きといえば木虎はいま好きな人いるか?」


遊真(だんだん振りが雑になってきてる気がする)




木虎「すすすす好きな烏丸先輩なんていいいいませんよ!!」クワッ




迅「あ、うん。OK了解」

遊真「じゃーなキトラ」





木虎「……えっ?」ポツーン






【嵐山隊・③】



佐鳥「うーんおれ的にはやっぱり綾辻さんかな綾辻さんマジ美人」


佐鳥「あ、でも那須さんのあの儚げな感じもいいよなあ」


佐鳥「それに加古さんもすげーマブイし」


佐鳥「でも蓮さんに叱られるってシチュエーションも捨てがたいな!」




遊真(ウソが全くない……)

迅(長くなりそうだし気絶させて時枝に回収させとくか)



次は風間隊予定。書き溜めます

綾辻さんと嵐山さんはお似合いな感じ
ていうか基本オペレーターがかわいい(真理)
佐鳥くん好きの人はごめんね

とっきーはさらっと有能そう

風間隊は若干 三上ちゃん→風間さん寄りだといいな(願望)

投下開始します




【風間隊・①】



迅「やあ風間さん。ぼんち揚げ食う?」

風間「迅……と、三雲隊の――」

遊真「空閑遊真です」≡3≡

風間「そうか」



遊真(なー迅さん。なんか明らかに厳しそうだけど)

迅(そうでもないさ。風間さんって案外ノリいいんだぞ)






風間「……で、なんの用だ?」ボリボリ

迅「ちょっと世間話をね」ボリボリ

風間「手短にな」ボリボリ

迅「……じゃあ単刀直入に。風間さんって好きな人いる?」

風間「……」






風間「受けよう。3本先取でいいな?」

迅「違う違う違う!喧嘩売りに来た訳じゃないから!」






【数十分後】


迅悠一  ○ ○ × × ○

風間蒼也 × × ○ ○ ×



迅(あっぶねぇ……)ゼェハァゼェハァ

風間「……フン」



遊真「で、かざまさんは好きな人いるの?」

風間「……いる訳ないだろう」

遊真「ふーん」

風間「そんな事に暇を割ける状態か? 自分たちの立場を理解していないようだな」

遊真「へ?」






風間「上がってくるんだろう……A級(こっち)まで」


風間「死ぬ気で戦え。死ぬ気で勝ち残れ。俺達も死ぬ気で迎え撃ってやる」


遊真「む」





迅「……な? 案外ノリいいだろ」

遊真「みたいだね」






【風間隊・②】



迅「よーう」

遊真「よーう」≡3≡



歌川「あ、空閑くんと迅さん」

菊地原「げっ、クガと迅…さん」



迅「なあお前ら好きな人いるか?」



歌川「な、なんですかいきなり!」

菊地原「……キライな人ならたくさんいるけど」ボソッ






迅「かくかくしかじか」

歌川「なるほど。しかし本当に城戸司令がそんな事を?」

迅「これがマジなんだよな」

歌川「しかしいきなり好きな人を教えろなんて言われても……」

迅「まぁ気になる奴でもいいよ。こいつ可愛いなーとか思った事があれば」

歌川「でも……」

迅「大丈夫、情報は一切他言無用だ。おれのサイドエフェクトに誓ってな」

遊真「うむ。おれもだ」



マンガ好きなんだが困ったことに主要キャラ以外誰が誰だかわからない
たぶん画像貼られてもワカラナイ…




歌川「じゃあ信じますよ?」

迅「おう」

歌川「…………綾辻さんです」

迅「……」チラッ



遊真「ウソつき発見」≡3≡



迅「おいおいウソは良くないぜ」ニッ

歌川「」



菊地原(コイツら鬼畜だ……)






歌川「あーもう分かりましたよ! 玉狛の宇佐美先輩です!」


遊真「おおー栞ちゃんか」

迅「どこを好きになったんだ? つーかいつからだ?」

歌川「こっちのオペレーターやってた時から……って、もういいでしょう!」

遊真「ちぇー」

歌川「次は菊地原の番ですよね――」チラッ




シーン……




迅「――あいつ逃げやがった!」



>>68
キャラ多いからね、仕方ないね




【風間隊・③】



三上「……んん……」モゾモゾ


三上「……」ムクッ


三上(あ、あれ……? わたし……寝て……)



風間「……」



三上「あっ……風間さん!戻ってたんですか!お疲れ様です!」



風間「あぁ」






三上「すみません、少し居眠りしちゃってて……この上着かけてくれたの風間さんですか?」

風間「構わん。……それにしてもまだ終わらないのか?」

三上「ちょっと仕事が溜まっちゃってて……」

風間「……」

三上「今日はもう少しだけやっていきます」

風間「そうか」

三上「はい」

風間「たまには俺たちを使え。頼りないかもしれんがな」

三上「そ、そんなことないですよ!」






風間「必要な時は素直に頼れ。疲れたら休め」

三上「……そう、でしょうか」

風間「ああ」


三上「…………じゃ…じゃあ……その……」


三上「か、風間さんに……甘えちゃおうかなーなんて……」ボソッ


風間「構わん」

三上(即答!? い、いや嬉しい……けど!)





迅(風間さんと三上ちゃんイイ感じじゃないか?)コソコソ

遊真(≡3≡)キラーン






風間「……あぁ、それと差し入れだ」ガサッ

三上「……ぼんち揚げ?」

風間「俺は先に上がる」

三上「あ、ありがとうございます」

風間「礼は迅に言え」

三上「ふふっ。それでもありがとうございます、ですよ」

風間「……そうか」

三上「ありがたーくいただきますね」

風間「あぁ」

三上「お疲れ様です!」









風間「―――で、お前らはそこで何やってる?」




迅「!!」

遊真「あちゃーバレてた」

風間「良い度胸だ。訓練室までついてこい」

迅「い、いやちょっと待って風間さん。違うんだよ」

風間「10本勝負だ。嫌とは言わせん」

迅「」







風間蒼也 ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ × ○

迅悠一  × × × ○ × ○ × × ○ ×



とりあえず中断
次は太刀川隊&A級3バカ予定
書き溜めます

ちょっとだけど投下開始しますね




【太刀川隊・①】



太刀川「――おっす迅!ランク戦すっぞ!」


遊真(向こうから話しかけてきた……)

迅「また今度ね太刀川さん。それより別件で用があるんだけど」

太刀川「用? なんだ?」

迅「実はおれと遊真、城戸司令の命令で皆に聞いて回ってんだけどさ」

太刀川「なに? マジか」

迅「太刀川さんっていま好きな人とか気になる人いる?」

太刀川「……は?」



遊真(なんか懐かしーな。この反応)






太刀川「好きな人か……いないな。つーか考えた事ないな」

遊真(あらしやまさんと同じタイプか)

太刀川「……あ、でも気になる奴はいるぞ」

迅「おっ!マジで?」

遊真「だれ?」



太刀川「そうだな……今のところは加古あたりか」



迅(お、おう……普通に答えるとは……)

遊真(ウソは言ってないね)






迅「へぇ~、太刀川さんって同年代のあぁいうタイプがいいのか」

太刀川「そうでもないぞ?黒江も木虎もいい感じだし」

迅「え……年下好きだったんだ」

遊真「タチカワさんってろりこん?」

太刀川「ん?なんでロリコンになるんだ?」

迅「いやだって黒江は流石に……」

太刀川「あ、小南もいいな。あいつも強いし」



迅(…………ん?)






迅「あれ?ちょっと待って」


太刀川「どうした」


迅「いま(恋愛的に)気になる人を聞いてるんだよね?」


太刀川「あぁ。(実力的に)気になる奴を答えてるだけだぞ?」


迅「……」


太刀川「……」






迅「……あれ?」


太刀川「……ん?」






【3バカ・①】



出水「メ――テオラオラオラオラオラオラァァァ!!」ドガガガガガ


米屋「首首首首首首首ィィィ!!」ドガガガガ




遊真「なんか知らんがド派手にやってる」

迅「あいつらはいつも通りだな」



緑川「――あ!迅さんと遊真先輩じゃん!」



迅「よー駿」

遊真「久し振りだなミドリカワ」






緑川「どうしたの?」

迅「駿、1つ質問がある。お前を信じての事だ」

緑川「……! OK、なんでも答えるよ!」

迅「いま好きな人いるか?」

緑川「え?」

迅「好きな人だよ」

遊真「もしくは気になる人でも可だぞ」

緑川「……」






緑川「うーん……仕方ない。二人には内緒で教えてあげよう!」

遊真「おお」

迅「助かるぜ」

緑川「そーだねー、いま気になってるのは双葉かな」



遊真(ふたば?)

迅(ほら、加古さんのとこの黒江って娘だ)

遊真(ほほう)



迅「そういやお前ら同じ学校なんだったな」

緑川「強いし結構かわいいから、更に強くてカッコイイおれに合ってるでしょ」キラーン






緑川「あ、恥ずかしいから誰にも言わないでよ2人とも!」


迅「もちろんだ」

遊真「まかせろ」


緑川「そろそろおれ隊長に呼ばれたからもう行くね!いずみん先輩とよねやん先輩はてきとーに止めといて!」


迅「もちろんだ」

遊真「まかせろ」


緑川「じゃーねー!」



迅「……」

遊真「……」

迅「……遊真」

遊真「なに?」

迅「純粋さが眩しいな……」

遊真「……だね」



緑川くんは女性隊員の中で「5年後が楽しみ」とか噂されてそう(願望)

少ないですがここまでにしときます。
続きは明日に投下しますね




【3バカ・②】



迅「おーいお前ら」


出水「バイパァァァ!!……って、迅さん」


遊真「よっす。よーすけ先輩」


米屋「首ィィィ!!……って、白チビじゃねーか」




迅「実はお前らに城戸司令からの通達があるんだ」


出水&米屋「!!」






迅「お前たちの色恋沙汰を調べてこいってな」

出水「……は?」

米屋「え? マジでそんな指令でたの?」

遊真「マジだよ」

迅「因みにこの件について黒トリガーの使用許可も降りてる。ほら、風刃も一時的に返却されたしな」

迅「お前たちはきっと答えるよ。おれのサイドエフェクトがそう言ってる」

出水「」

米屋「」






迅「じゃあまずは公平からだな」

出水(ちっ……なんなんだこの状況……キビシーぜ)

迅「好きな人とか気になる人はいるか?」

出水「……い、いねーよそんなの」

遊真「……」





遊真「……ダウト」

迅「はいダウト入りましたー」



出水「ちくしょう誰だよこの2人組ませたの!!」






遊真「まぁ正確には『本当の事を言ってない』って感じかな」

出水「ぐっ……」

迅「ほら正直になれよ」

米屋「そうだぜゲロっちまえよ」

出水「……」


出水「ったく……」


出水「……分かった分かった。言えばいいんだろ」



米屋「そうこなくちゃな!」






出水「…………柚宇さんだよ」


迅「ほう」

米屋「ほほう」

遊真「ほほほう」≡3≡


米屋「そーかそーか。やっぱりお前もデカイのが好きなんだな」


出水「は?」


米屋「お前がトリガー以外の物に興味持ってくれてオレは嬉しいぜ……」


出水「お前あとで蜂の巣な」






迅「なんか自分のとこのオペレーターとなんやかんやってのが多いな」

遊真「灯台もと暗しってやつか」

迅「お、なかなか難しい言葉知ってるな」

遊真「この前オサムから教わった」キラーン



迅「……っと、そういや国近のどこを好きになったんだ?」

出水「いやまだ好きって訳じゃないんだけど……なんつーか柚宇さんってさ」

米屋「うん」





出水「……無防備すぎんだよ」






遊真「ふむ。隙だらけって事か」


出水「よくオフの日でもゲームすんだけどよ、負けるとムキになってやたらボディタッチが増えるんだわ」

出水「しかも基本的にラフな格好してるから目のやり場に困る」


迅「あー……そりゃ確かに高校生にはキツいな」


出水「なんだ? 天然なのか? ワザとやってんのか?」

米屋「なんか……うん、あれだ。これからも頑張れよ」ポン





迅「ちなみに太刀川さんは国近のくの字も出さなかったぞ」

出水「あの人はそうだろうな……」






遊真「……じゃあ次はよーすけ先輩だな」

米屋「あーオレかー」

出水「おれは素直にゲロったんだからお前も言えよ?」

米屋「まぁそうなるよなー」

迅「……じゃあ聞くぞ。お前は好きな人いるか?」

米屋「いないよ。つーかオレ彼女いるし」


出水「えっ」

迅「えっ」






出水「え!? お前彼女いんの!?」

米屋「いるよ」

迅「へぇ~、誰なんだ?」

米屋「隣のクラスの奴」

出水「ちょっと待ておれ知らねーぞそんなこと!」

米屋「言ってねーもん」



遊真(ウソじゃないね)

迅(マジか……)






出水「いつからだ?」

米屋「3ヶ月くらい前」

出水「……嘘だよな?」

米屋「と思うじゃん?」

出水「マジで?」

米屋「マジ」

出水「三輪とか奈良坂には?」

米屋「そういやあいつらにも言ってねーなぁ」

出水「……」





出水「……アステロイド」ビーム

米屋「うわ危ねっ!?」






米屋「――なにしやがる弾バカ!!」

出水「わりい、つい反射的に」

遊真「おお」

迅「ノーモーションでアステロイドか。やるな」


出水「……なぁ、写メとかねーの?」

米屋「仕方ねーな。……ほれ」ヒョイ

遊真「ふむ」

迅「ほーん。普通にかわいいな」

出水「……」





出水「……ギムレット」ドシューン

米屋「うわっつ!? てめっ弾バカァァァ!!」








※2人のケンカは遊真くんと迅さんが黒トリガーで止めました





槍バカ先輩はコミュ力高いからモテそう(偏見)
次は三輪隊の予定

書き溜めます




【三輪隊・①】



迅「よう。訓練中悪いな」

遊真「どうも」



古寺「あっ、どうも」

奈良坂「……何か用ですか?」



迅「ぼんち揚げくう? それとも好きな人いる?」

奈良坂「……は?」



遊真(これが普通の反応なんだよな)≡3≡






奈良坂「用がないなら邪魔しないでくださいよ」

迅「ところがどっこい城戸さんからの命令なんでね。おれたちも引き下がれないんだ」

奈良坂「……!」

古寺「城戸司令から……!?」

迅「そんでもっておれたちは黒トリガーの使用も許可されてる」

遊真「されてる」ウン

迅「それを踏まえてよく考えろよ2人とも」





迅「……好きな人いるか?」ニッ

奈良坂「」

古寺(完全に脅しだこれ!!)






奈良坂「いません。……これで満足でしょう迅さん」

迅「なんだよつれないな」

奈良坂「章平だってそうですよ。さぁ早く――」




古寺「……」ソワソワ




奈良坂(いるのか……)

遊真(いるな)

迅(いるんだな)






迅「……で? 誰が好きなんだ?」スッ

古寺「わ、分かりました!答えますから風刃から手を放して下さい!」

迅「ちなみにウソは通じないぜ。こっちには遊真がいる」ポン

遊真「おれがいる」

古寺「……」





古寺「……綾辻先輩です」

遊真「はいウソ」

古寺「」






迅「よーし何回斬られたい?」スチャッ

古寺「ごめんなさいごめんなさい! ちゃんと答えます!!」

迅「……お前らとりあえず綾辻って言っとけば間違いないみたいに思ってないか?」

遊真「もっかい言うけどウソは通じないよ?」

古寺「ごめんなさい宇佐美先輩が好きですごめんなさい」

遊真「うむ。今度はウソじゃないね」

古寺「ほんとごめんなさい」





迅「……宇佐美も結構モテるんだな」

遊真「誰にでも優しいからね」






【三輪隊・②】



迅「よー秀次」

三輪「……迅」

遊真「ども」≡3≡

三輪「玉狛が何の用だ」

迅「最近調子どうだ? 元気にやってるか?」

三輪「……下らない世間話に付き合ってる暇はない」

迅「いいのか?城戸さん怒るぞ」

三輪「――何?」






迅「かくかくしかじかで聞いて回ってるんだ」

三輪「……」

遊真「みんな答えてくれたよ」

三輪「……」

迅「な? 大人しく答えた方がいいぞ」

三輪「本当だろうな」

迅「もち」

三輪「……手短に話せ」

迅「OK」





迅「お前、好きな人いる?」

三輪「……は?(威圧)」






三輪「ふざけてるのか」

迅「そう睨むなよ秀次。これでも真面目なんだから」

三輪「……」

迅「陽介も奈良坂も古寺も快諾してくれたぞ?」

遊真(ビミョーに脅してたけどね)

三輪「……下らないな」ザッ

迅「おいおい、どこ行くんだ?」

三輪「本当に城戸司令からの命令なら直接伝えれば事足りる。わざわざお前たちを介する必要はない」






遊真「……あれ? 直接伝えるって事はさ、みわ先輩って好きな人いるの?」

三輪「!」

迅「おぉ。確かにそういう事になるな」

三輪「……言葉の綾だ」

迅「本当か?」

遊真「いるんでしょ?」

三輪「っ……この近界民が……!」ギリッ

遊真「む」



三輪「――トリガー起動!」ブゥン






三輪「今ここで排除してやってもいいんだぞ」

迅「おいおい落ち着けって」

三輪「あんたも同じだ」

迅「そんな喧嘩腰になるなよ。全く意味がない事じゃないんだから」

遊真「少しくらい協力してよ。おれたちだって戦う気はないしさ」

三輪「……」

迅「な? いいだろ?」

三輪「……」


三輪「チッ…… いない。これで満足か?」





遊真「……ウソだね」

迅「お~っと残念、どうやらクロだ」

三輪(!?)






三輪「……な、何を……」

遊真「残念だけど分かっちゃうんだよねー」≡3≡

三輪「嘘じゃない」

迅「好きな人がいるってのはこれっぽっちも悪い事じゃないぞ」

三輪「嘘じゃない」

遊真「で、誰が好きなの?」

三輪「嘘じゃない」

迅「諦めろ。秀次」

三輪「……」






三輪「――緊急脱出《ベイルアウト》!!」


遊真「あっ」

迅「逃げた……」



あれ
生身から起動してベイルアウトしても逃げられなくないか?

三輪先輩はどんな人がタイプなのか全く分からん……
次はB級部隊に入るかも


姉に似たタイプか真逆の人な気がする

>>154
マジですか……やっちゃった
もとからトリオン体だったって事で!

あれ?
緊急脱出の後は作戦室強制直行でいいんですかね?
単行本持ってないから分からない……

遊真が嘘を見抜き、迅さんが作戦室で待ちかまえていたら完璧な布陣だった

>>157
真逆な人ありそうですねww

21:30くらいに投下開始します。




【鈴鳴第一・①】



迅「お邪魔しまーす」

遊真「こんにちはー」



来馬「……あれ? 珍しいお客さんだなぁ。まあ座ってよ」

太一「自分お茶入れるっす!」

今「いいから座ってなさい太一。私が煎れるから」



遊真「お気になさらず」≡3≡






迅「……で、早速なんだけど本題に入らせてもらうよ」

来馬「うん」

太一(迅さんがおれたちに直接会いにくるなんてよっぽどの……)



迅「いま好きな人いる?」



来馬「へ?」

太一「えっ?」

今「……!」ゴホッ



遊真(うーむ……なんかこーいう反応飽きてきたぞ)






迅「ちなみにこれ城戸司令からね」

太一「マジっす!?」

来馬「……そ、それはまた拒否権がなさそうな……」

迅「どうなんだ?」

太一「お、おれはいn」

迅「あ、嘘は無駄だし仮についたらこいつ(遊真)とタイマン100本勝負だからな」

遊真「うむ」

太一「」






遊真「さあ遠慮なく答えたまえ」


太一「……お、おれは……その、那須先輩……とか、です、ね」


遊真「ほう」キラーン

迅「ほおおう」キラーン

今「へえー。マセてるわね」

来馬「なんだ太一、那須さんの事好きだったのか?」

太一「こ、この前のB級ランク戦の時に……合成弾つくってたじゃないすか」

迅「つくってたなぁ」

太一「その姿が……こう……」

来馬「…………かわいいなーって?」

太一「……うっす」



遊真(変わってるね)

迅(シーッ)






太一「ていうかぶっちゃけ那須隊のみなさんかわいいっす」

来馬「うんうん。分かるよ」

遊真「……じゃあくるま先輩も同じなの?」

来馬「う~ん……ちょっと違うかな」

遊真「?」



来馬「特定の人はいないよ。ほら、おれなんかに付いてきてくれる娘がいるとは思えないし」ハハッ

来馬「それに、いまは太一と鋼と今ちゃんと一緒に突っ走ってるだけで楽しいから。この時間は何にも代えられないよ」



太一(来馬先輩……)ジーン

今(来馬さん……)ホロリ






来馬「でもいつかそういう娘ができたらそりゃもう嬉しいだろうね」

来馬「……こんな感じで大丈夫かな?」



迅「うん。オールOK」b

遊真(……いい人だな)




太一「先輩マジ一生付いていきます!」

今「私もです!」


来馬「えっ?ど、どうしたの二人とも?」






【鈴鳴第一・②】



遊真「むらかみ先輩」

村上「……よう、空閑」

迅「元気か? 鋼」

村上「迅さんまで……どうしたんですか?」

遊真「ちょっと聞きたい事があってさ」

村上「ランク戦の事か? それとも……」



迅「……お前いま好きな人いる?」

村上「えっ」






村上「好きな人? なんで急に……というかどうしてそんな事を」

迅「城戸さんからの命令でね」

村上「えっ」

迅「いろいろ回って来たんだ。案外みんな答えてくれるもんだぞ」

村上「本当ですかそれ」

迅「ああ」



迅「答えても悪い事にはならないよ。おれのサイドエフェクトがそう言ってる」


遊真「おれのサイドエフェクトもそう言ってる」キラーン



村上「……オレのサイドエフェクトはそう言ってないんですが」






迅「じゃあ2対1ということで答えようか!」

村上「多数決じゃないんですから…… それに、そもそもいない場合はどうすればいいんですか」

遊真「ふつーに答えてくれればいいよ」ニッ

迅「あとはこっちで判断するから」ニッ

村上(笑顔が怖い)


迅「じゃあいくぞ? ……好きな人いるか?」

村上「…いませんよ」

遊真「……」






遊真「……ちぇっ。本当か」

迅「面白くないなー」

村上「なんで若干オレが責められてるんですかね」






迅「鋼よ、お前18なんだから好きな人の1人2人作ってもバチは当たらないぞ?」

村上「それはそうでしょうけど……」

迅「お前たちのとこの今ちゃんはどうなんだ? 同い年だろ?」

村上「いや、考えたことないですね」

迅「ストイックだなー」

遊真「ふむふむ。勝ち越せない訳だ」

村上「それは関係ないだろ……。 というかそんな余裕がないです」

迅「ほう」

村上「今のオレたちはA級に上がる事が最優先事項ですから。それじゃ失礼します」ペコッ





遊真「真面目だね」

迅「風間さん並だなー」



お次は諏訪隊です




【諏訪隊・①】



迅「どーもー」


堤「あ」

笹森「迅さん……と、この前の白い子」


遊真「空閑遊真です」≡3≡


笹森「どうしたんですか? 諏訪さんは今丁度いないですけど」


迅「あぁ。別に構わないぞ」






迅「はいちゅうも―――く」

遊真「ちゅうもーく」

迅「好きな人いる人、手ぇ上げてー」


笹森「え?」


迅「……えっマジ? いないの?」

笹森「ちょっと、なんで引いてるんですか」

迅「だって普通はいるだろ?」

笹森「いや人それぞれですよ!」

迅「ちなみにA級は全員好きな人いたぞ」

笹森「マジですか!?」

迅「実力派エリート嘘つかない」






笹森「す、好きな人かぁ……」

遊真「タイプの人でもOKだよ」

笹森「う~ん……そう考えるとA級のオペレーターはみなさん綺麗ですよね」

迅「おいおい、全員狙いか?」

笹森「そういう訳じゃないっすよ。ただやっぱり綾辻さんとか月見さんとか――」




小佐野「――ほーん? その言い方だとウチらはそうでもないって風に聞こえるなぁ」




笹森「」






小佐野「さーて誰から連絡してやろうか……」

笹森「おおおおおおサノ先輩!ごめんなさいでも誤解なんです!!」

小佐野「いーよいーよひさと。所詮B級のオペレーターに気遣わなくても」

笹森「違いますって!オレが一番好きなのはおサノ先輩です!」

小佐野「……」

笹森「よく飴くれるじゃないっすか! それにフランクだしノリもいいし――」

小佐野「……」

笹森「オレ、おサノ先輩がオペレーターで良かったって本気で思ってますから!」

小佐野「……」






笹森「だ、だから……その……」

小佐野「……」

笹森「許してください、って言うのも変ですね。……えっと、要するに……」

小佐野「……もういーよ」

笹森「え?」

小佐野「こっちも少しからかっただけだし」

笹森「そ、そうですか……」ホッ

小佐野「……」





迅「小佐野ちゃん耳真っ赤だぞー」ヒューヒュー

遊真(≡3≡)ヒューヒュー






※追い出されました。






【諏訪隊・②】



遊真「酷い目にあった」

堤「なんでオレまで……」

迅「悪いね堤さん」



諏訪「――おぉ? 堤と迅と白チビかぁ?」



堤「あ、諏訪さん」

迅「ご無沙汰でーす」

遊真「ランク戦ぶりだね」






諏訪「なんつー妙なトリオだよ」

迅「ちょっと訳があってね」

遊真「すわさんは好きな人いる?」

諏訪「あぁ?なんだ急に」

堤「彼ら、今いろんな人たちに聞いて回ってるらしいです」

諏訪「おーおー白チビはそういうのが気になる年頃か?」ワシワシ

遊真「≡3≡」




迅「違う違う。城戸さんからの命令だよ」

諏訪「なにぃ!?」






迅「本当なんだよね。『気になるから調べてきてくれ』って」

諏訪「あのオッサンなに考えてんだよ」

遊真「という訳で答える義務がある」キラーン

諏訪「そんなもんいねーよ」

迅「じゃあ好きなタイプは?」

諏訪「……ノリがいい奴。酒と麻雀強ぇ奴」

迅「諏訪さんらしいな」ハハッ

諏訪「日佐人と小佐野には聞いたのか?」

迅「うん。でも内容は他言無用なんだよね」

諏訪「ケッ」



笹森「おサノ先輩が好き」

游真「はい、嘘」


のコンボがちょっと見たかった




迅「じゃあ次は堤さんだな。好きな人いる?」

堤「好きな人か……。いや、いないな」

迅「好きなタイプは?」

堤「…………料理が上手な人、かな」

諏訪「おいおいありきたりすぎねーか?」



堤「諏訪さん……嘗めちゃいけません。世の中には途轍もないものを生み出す人がいるんです」


堤「料理が上手っていうのは確かに常套句です。……でも!起源にして頂点なんです!」


堤「なんですかチョコミントチャーハンって!いくらカスタードチャーハンって!」



諏訪「お、おう……」



いくらカスタードの犠牲者は確か太刀川さん

>>197
噂で聞いたってことで……




堤「次は何の実験台にされるのか……そう考えると夜も眠れないんです」

諏訪「そ、そうなのか? なんつーか大変なんだな」



堤「……料理さえ……料理さえできれば……寧ろなんで料理だけピンポイントで致命的なんだ……」ブツブツ…



諏訪「おいおめーら、なんかウチの堤がネガティブモードになっちまったぞ!」



迅「さ、次行くか」

遊真「そうだね」



諏訪「ちょっと待て放置すんなコラ!」



わりと来馬さんと日佐人くんが好き
次は個人で荒船さんとか二宮さんとか那須隊あたりかな……
書き溜めます

(腐と同じように百合要素も)ないです
那須隊はナゼか妙に長くなりそう…

茜ちゃんは除隊済みって言ったら怒りますか(小声)

ちなみに今回は比較的イケメンな迅さんです
その他もろもろ好き勝手に設定作ってますがご了承を……

二宮さんを少しだけ投下しますねー




【二宮隊・二宮匡貴】



迅「どーも、二宮さん」

遊真「どーも」

二宮「迅……と、この前の白頭か」

遊真「空閑遊真だよ」≡3≡

二宮「何の用だ?」





迅「二宮さんっていま好きな人いる?」

二宮「……なに?(威圧)」


遊真(どっかで見たよーな光景だな)






二宮「何を言ってる」

遊真(明らかに警戒してるね)

迅「深い意味は無いよ。城戸さんから命令されて聞いて回ってるだけなんだ」

二宮「……白いの、お前もか?」

遊真「そうだよ」

迅「で、どうなの二宮さん」

二宮「……いるわけないだろう」

遊真「ほう」






迅「いないのかー。意外だな」

二宮「どういう意味だ?」

迅「いや? 深い意味は無いよ」

二宮「……そもそも急にそんな質問したところでまともに答える奴がいると思うか」

遊真「他のみんなは答えてくれたよ?」

二宮「それが事実だと鵜呑みにしてる訳か」

迅「あ、それなら大丈夫。こいつウソ見抜けるから」ポン

遊真「≡3≡」

二宮「……」






迅「二宮さんって年下と年上どっち好き?」

二宮「続くのか……」チッ

迅「年下?」

二宮「ガキ臭いのはお断りだ」

遊真「じゃあ年上?」

二宮「年上だからってデカイ顔されるのは癪だな」

迅「って事は同い年が好きなのか」

遊真「そーかそーか」

二宮「どうしても恋愛方面に持っていきたいのかお前らは……」






迅「……二宮さんの同年代って言うと加古さんか?」


二宮「……ッ……」ギリッ


迅「あれ? どうかした?」

二宮「あいつの名前は出すな……」

迅「え?」

遊真「なんで?」

二宮「……」






二宮「……うなぎヨーグルトを思い出す」


迅「あっ…(察し)」



少ないけど取りあえずこの辺で中断しますね
次は那須隊予定です

(ニノさんはキャラがあまり把握できてないです)
那須隊投下しますねー
もしかしたら2回に分けるかも……




【那須隊・①】



熊谷「……」テクテク



迅「よーっす熊谷ちゃん」ポン

熊谷「ぎにゃっ!?」

迅「元気そうだね」

熊谷「……ちょっ、迅さん! いい加減にしてくださいってば!!」

迅「熊谷ちゃんのお尻が魅力的だから、つい」ハハッ

熊谷「はぁ……」





遊真「ども。ランク戦ぶりだね」≡3≡

熊谷「あ、空閑くん」






熊谷「……で、なんの用なんですか」

迅「そうだそうだ。熊谷ちゃんたちに大事な用があってさ」

熊谷「あたしらに?」

迅「そう。……聞いてくれるか?」キリッ

熊谷(迅さんがいつになく真剣な表情に……)


迅「せっかくだし全員揃ってからの方が良さそうだ」

遊真「という訳で作戦室までGOだね」






【移動中】



熊谷「……あんな本気な感じで言われちゃ断れないですよ」テクテク

遊真「ご協力感謝します」≡3≡

迅「おれもいつも本気な感じで触ってるんだけどな」

熊谷「なおさら訴えますよ。ほんと困ってるんですから」



遊真(……む?)ピクッ



迅「ははは」

熊谷「まったく……」



那須隊キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!

那須隊キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!

那須隊キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!




遊真「……ねぇ。えーっと、くま先輩」ボソボソ

熊谷「ん? どーしたの」

遊真「なんでウソつくの?」

熊谷「……え?」

遊真「いまウソついたよね?」

熊谷「……な、なに言って……」




迅「――おーい2人とも、どうかしたかー?」




遊真「ああ迅さん、くま先輩が―――むぐっ」

熊谷「な、なんでもないです!!」






【那須隊・②】



迅「お邪魔しまーす」

那須「……迅さん?」

茜「こんにちはー」

小夜子(PC)『珍しいですね』

迅「悪いねお休み中のとこ」

那須「いえ……」

遊真「どーもどーも」

那須「空閑くんまで……どうかしたの?」

熊谷「いい加減理由聞かせて下さいよ」

迅「ちょっと聞きたい事があってね」






迅「……みなさんは好きな人いる?」



茜「!?」

熊谷「へ?」

小夜子(PC)『……え?』

那須「す、好きな人……?」



迅(女の子の反応はいいねー)ウンウン

遊真(迅さんオジさん臭いぞ)



小夜子(PC)『な、何言ってるんですか……』

熊谷「迅さんそれセクハラ!訴えますよ!」






迅「まぁまぁ。城戸さんからの命令だし大目に見てよ」

熊谷「本っ当に自由ですね……いつもいつも好き勝手して」

迅「ははは。手厳しい」

熊谷「毎回被害受けるこっちの身にもなってくれって感じです。疲れるんですから」


遊真「あ、またウソ―――むぐっ」


熊谷「もっと自覚を持って……」クドクド

迅「≡3≡」~♪




小夜子(PC)『元S級隊員を説教してる……』

茜「怖いもの知らずですね……」

那須「……」フフッ






那須「……その辺にしてあげたら?私は意味のある質問だと思うわ」

熊谷「玲は甘いよ……」ハァ

迅「さっすが那須は話が分かるな」



那須「疲れた時とか困った時とか、独りだとどうしようもない時は誰にでもある」


那須「そんな時に、家族やチームメイトの他にも心の拠り所があるっていうのは……とても素敵な事だと思うから」



遊真「いいこと言うね」チラッ

迅「だな」チラッ


熊谷「……なんでこっちを見るんですか」イラッ






迅「じゃあそんな那須から答えてくれ。好きな人いるか?気になる奴でもいいけど」


那須「……」


那須「……気になる子なら―――」



熊谷「――えっウソ! マジで!?」

茜「いるんですか!?」

小夜子(PC)『ほほう』

那須「そ、そんな大げさな事じゃないけど……」

迅「誰なんだ?」

那須「……」






那須「……空閑くん、かしら」

遊真「え、おれ?」






迅「これはこれは……」

熊谷「ちょっと待って玲! 空閑くんの事が好きなの!?」

小夜子(PC)『まさかの年下好き……』


那須「あ、違うの。そういう意味じゃなくて……」

遊真「ふむ」

那須「正確には『あなたたち』……かな」

遊真「?」

那須「あなたと、雨取ちゃんと、三雲くんよ」

遊真「チカとオサムも?」



迅(……)






那須「あなたたちのチームがどこまで強くなるのか……気になるの」

遊真「なるほどね」

那須「ごめんなさい。負けた私たちが偉そうに言うなと思うかもしれないけど……」

遊真「そんな事ないよナスさん。どちらにしてもおれたちはA級に行くから」




迅「……」ウンウン

熊谷「……迅さん」

迅「ん?」

熊谷「もしかして見えてるんですか?」

迅「さぁね~~」






迅「じゃあ今のところ好きな人はいないって事か」

那須「あ……」

迅「ん?」

那須「……そ、その……」

遊真「?」

那須「……えっと……」

迅「なんだ、いるのか?」

那須「……」






那須「……い、いません……///」


迅(いるのか)

遊真(いるんだね)

熊谷(いるの!?)






迅「……まぁ誰かまでは聞かないよ。野暮ってもんだからな」

遊真「迅さん大人だね」

迅「だろ。じゃあ次は……日浦いくか」

茜「私ですか!?」

迅「好きな人いるか?」

茜「い、いませんよ!」

迅「本当か~?」

茜「そもそも男の人との関わりがほとんどないですし……」



遊真(ウソは言ってないけど……ちょっと妙だね。自覚してないだけかも)

迅(OK。この実力派恋のキューピッドにまかせろ)






迅「そんなことないだろー。ほら、奈良坂に教わってるんだろ?」

茜「そうですけど……」

迅「あいつの事はどう思ってるんだ?」



茜「……すごい人だと思います。分かりやすく教えてくれますし、冷たそうに見えて意外と優しいですし」

茜「たまーにほんの少しだけ微笑んでくれる事もあるんですけど、それを見るとやる気が出るっていうか……」

茜「あ、あとは勉強の方でも助けてもらった事があって……」




小夜子(PC)『これはこれは……』

那須「……」ニコニコ

熊谷「……」ニヤニヤ


茜「な、なんでみんな笑ってるんですか!?」






迅「さ~~てお次は……」

遊真「……」チラッ



熊谷「!」ビクッ



迅「熊谷ちゃんの番だ」

遊真「逃げられないよ」≡3≡

熊谷「……パスで」

迅「できると思うか?」

熊谷「できないですかね」

遊真「できないね」






熊谷「……べ、別に好きな人なんていないし」

遊真「はいウソ」

熊谷「気になる人すらいないし」

遊真「はいウソ」

熊谷「そんな事にうつつ抜かしてる暇ないし」

遊真「はいウソ」

熊谷「別にそういうのに憧れてなんてないし」

遊真「はいウソ」

熊谷「……」


迅(……詰め将棋みたいだな)




熊谷「あ、あたしの事はもういいから小夜子に……」チラッ



小夜子(PC)『―――』


熊谷(通信OFFってる!!)






【数十分後】



遊真「……じゃあまたね」

茜「さよならー」

熊谷「今度から冷やかしはお断りだから」

遊真「つれないなぁ」

熊谷「あんだけ好き勝手しといてよく言うよ……」ハァ

遊真「≡3≡」





那須「……迅さん」

迅「ん?」

那須「彼らの事、しっかり見守っててあげてください」

迅「もちろんさ。……って、やたら肩入れするんだな」

那須「……」






那須「なんだか………似てるんです。私たちと」

迅「似てる?」

那須「はい」

迅「メガネくんと那須、熊谷ちゃんと遊真、千佳ちゃんと日浦がか?」

那須「そうです」

迅「おれにはあまり似てるようには見えないけどな」ハハッ

那須「……」





那須「……少しだけ、羨ましいです」

迅「……」






迅「……1つだけ伝えとくよ」

那須「?」

迅「本当は言わない方が良いのかもしれないけどな」



遊真「おーい、そろそろ行こうよ迅さん」

迅「おう。ちょっと待ってろ」





迅「……お前たちのチームはまだ終わらないよ」

那須「え?」

迅「おれのサイドエフェクトがそう言ってる」

那須「それって……」

迅「じゃ、またな」



那須さんの好きな人は想像にお任せします
熊谷ちゃんは隠れMだったら嬉しい(真顔)

もうそろそろ終わりですかね?
「誰と誰の絡みがみたい」とかあれば、残りはそんな感じにしていこうかと思います

遅くなってすいません。
最初は出水くんと柚宇さんを投下しますね




【国近家】



出水「お邪魔しまーす」

柚宇「お邪魔されま~す。どうぞどうぞ~~」

出水「あー涼しい…」

柚宇「テキトーに座ってて。今お茶入れるから~」

出水「はいはーい」



出水「……」チラッ



出水(柚宇さんってばまた目に毒な格好してんなー。いくら自分の部屋だからって無防備すぎんぞ)






出水「……ねぇねぇ柚宇さん」

柚宇「なんだね公平くんや」

出水「太刀川さんと唯我は?」

柚宇「呼んでないよ~?」

出水「あれ?そーなの?」

柚宇「そ~だよ~。はい」

出水「あ、あざっす。いただきまーす」






【カス○ムロボ(ニンテ○ドー64ver)】



柚宇「なんだか緊張感ないね~」

出水「そりゃゲームだからね」

柚宇「1つ提案なんだけどさ~」

出水「うん」

柚宇「罰ゲームとかあった方が面白そうじゃない?」

出水「まぁ面白いだろうけど……」





柚宇「じゃあ負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞くっていうのでいい?」

出水(なんでも……だと……)






【5分後】



出水「」

柚宇「しゅ~りょ~~」



出水「ちょ、ちょっと待って!なんか不自然に強くない!?」

柚宇「そんなことないよ」

出水「いやだって5分で10連敗っておかしいっしょ!」

柚宇「知りませ~ん」

出水(今までだったらそこそこ良い勝負できてたのに!まさか本気出してなかったのか……!?)



柚宇「さぁさぁ罰ゲームの時間だよ」

出水「……ごめん柚宇さんちょっと厠に」

柚宇「だ~~め」






柚宇「何してもらおうかな~~」

出水(……まぁ柚宇さんの事だしそんなイカツい命令はしてこないだろ。買い物の荷物持ちしてくれーとかそんなんだな)

柚宇「よ~し決めた」

出水(おれも男だ。こうなりゃ腹括ってやる)

出水「オーケーオーケー。どーんと来い!」




柚宇「あ、そう?じゃあいくねー」ドンッ

出水「!?」


出水(ベ、ベッドに押し倒された!?)






出水「……ゆ、ゆゆゆ柚宇さん? コレは一体……」


柚宇「思春期の女子高生の邪心なめたらダメだよ?」ズイッ


出水「!!??」



柚宇「それじゃあ



(省略されました。続きを読むには『太刀川さんまじダンガー』と8000回書き込んで下さい)



エロは書けない(諦め)少ないけど終了です
書き溜めますね

>>301>>303の間が抜けてましたね


出水「な、なんでも……?」

柚宇「うん。なんでも」

出水「……」

柚宇「なんでもいいよ?」

出水「……」



出水「……」



出水(……あ、ダメだ。考えたら負けだコレ)




出水「よし、受けた!」

出水(思春期男子高校生の邪心なめんなよ!)



柚宇(……)ニヤリ




積極的な修が全く想像できない…
投下しますね




【三雲修vs那須玲】



修「……じゃあ今日もよろしくお願いします」

那須「よろしく」



修「――トリガー起動!」ブゥン

那須「……」ブゥン




熊谷「おー、やってるやってる」

小夜子「ここのところ毎日ですね」






那須「……通常弾」スッ

修「ガイスト【盾モード】!」


ドガガガガ!


修「くっ……!」

那須「炸裂弾」スッ


ドドドドド!


修(相変わらず凄い弾幕だ! このままじゃ盾が削られる!)






修(でも……ぼくだって嵐山隊の人たちや出水先輩に教わってきたんだ!)スッ


那須(……!)


修「変化弾!」 ドシューン


那須(素直な軌道ね)スッ


修(よ、避けられた……!)


那須「……変化弾」キィン


修「ぐっ!」ガガガ

修(まずい! 逃げ場が――)






『――三雲、ダウン』



レイガストがガイストになってますぜ

メガネ君のトリオン量でガイスト使ったら即効で時間切れになりそう




那須玲  ○ ○ ○ ○ ○

三雲修  × × × × ×



修(一勝もできないなんて……)



那須「お疲れ様、三雲くん」

修「あ、お疲れ様です」

那須「慣れてきたかしら?」

修「自分ではそのつもりですが……やっぱり那須先輩は強いです」



那須「……それじゃ、またログ見ながら復習ね」

修「はい!」



>>330>>331
あっ……

とりまる先輩ごめんなさい




【那須家】


PC閲覧中…



修(那須先輩の変化弾って俯瞰で見るともっと迫力あるな…)ブツブツ

修(数発は防げても火力差で力押しされたらどうしようもない)ブツブツ



那須「お茶、置いておくわね」コト

修「あ、はい。いただきます」



修(……中距離戦だと圧倒的に不利なのは解ってるけど、未だに解決策が見当たらない)ブツブツ

修(地形を利用……いや、前にやったら炸裂弾で更地にされたっけ)






修(……思い切ってメイン武器を変えてみるか?スコーピオンとか……)

修(いや、ぼくには空閑や風間さんみたいな動きはできない)

修(だとすると……サブトリガーを……)ブツブツ



那須「……」クスッ


修「……ど、どうかしましたか?」


那須「三雲くんって本当に真面目なのね」


修「そうですか?」


那須「えぇ」






PC『――三雲、ダウン』



修(変化弾を四方八方からばらまいて『逃げ場を1つに限定させてる』……)

修(そして逃げた先にも一瞬遅れて的確に撃ち込んで……やっぱり凄いな、那須先輩は)





修「……あ、すみません先輩。少しいいですか?」

那須「どうかした?」

修「この前のランク戦の記録でちょっと教えていただきたい事が……」

那須「うん。なにかしら」

修「えーっと、ここなんですが―――」カタカタカタ






那須「……どこ?」フワッ

修(と、隣に座っ……!)

那須「どうかした?」ニコッ

修「い、いえ」

那須「それで、何を教えて欲しいの?」

修「ここなんですが……」カタカタカタ

那須「あぁ、それはね……」




修(な…なんだか妙に近くないか……?)ダラダラ






【5分後】



那須「……こんな感じかな」

修「なるほど……」

那須「参考になった?」

修「はい! ありがとうございます」

那須「どういたしまして」



修(よし、射手としての動きは少しは応用が効かせられるようになった。先輩のお陰だな)

修(やっぱり重要なのは合成弾か。出水先輩も言ってたけどあれは強い)

修(前に試してみたけど今のぼくじゃ何分もかかる……)



那須「……」






修「……」

那須「……」

修「……」

那須「……」

修「……」

那須「……」

修「えっと……せ、先輩……?」

那須「なに?」

修「その……ベッドに戻らないで体調は大丈夫なんですか?」






修「さっきまでみたいに横になってた方が……」

那須「大丈夫」

修「で、でも」

那須「隣にいたら迷惑かしら……?」

修「そ、そんな事ないです!」

那須「そう」ニコッ

修「……」



修(とはいえ集中できない……! さっきより近いどころか…か、肩が当たってる!)ダラダラ






【5分後】



那須「……」コホッ

修「先輩、やっぱり横になった方がいいですよ」

那須「…大丈夫よ」

修「ぼくが気にするんです。もしも先輩に何かあったら、ぼくは……」

那須「……」ジーッ

修「……!」ハッ

那須「『ぼくは』……何かしら?」

修「……」





修「すごく……悲しいです」

那須「……」






那須「……」

修「ほら、戻りましょう」

那須「……肩」

修「え?」

那須「肩、借りるわね」

修「あ、はい。掴まって下さい」

那須「ううん。そうじゃなくて――」コテン

修(なっ……!)




那須「……少しだけ眠るわ」

修(よ、寄り掛かってきた……!?)






修「せ、先輩……」

那須「なに?」

修「この体勢で寝るの少し辛くないですか?」

那須「そんな事ないわ」

修「そ、そうですか…」



那須「じゃあ……おやすみなさい。三雲くん」

修「お、おやすみなさい……那須先輩」





修(ほんのり石鹸のいい匂いがする……)


修(なんだか……ぼくまで…眠く……)ウトウト






【那須隊作戦室】



熊谷「おーおー二人とも寄り添い合って寝てるよ。イチャイチャしやがって」

小夜子「チッ……」





遊真(なんでカメラ仕掛けてあるんだ? こわいぞ迅さん)

迅(今すぐ緊急脱出したい)



恋愛事に敏感な修が全然浮かばないせいで消去法で那須さんが積極的になった件について

次は木虎vs修を投下する予定です

前に本スレで

那須「素直じゃない動きを教えた」
修「素直じゃない動きを教わった」

手、恋人繋ぎ

ってレスがあったのを思い出した

みんな大好き那須さん
木虎は若干長くなりそうなので2回に分けて書きますね




【2月5日】



修「……う~ん」

遊真「ん?どーしたオサム」

修「いや、そろそろ千佳の誕生日だからさ」

遊真「へぇ。チカの」

修「今年は何をあげようかと思って……」

遊真「ほほう」






遊真「今までは何をあげたんだ?」

修「3年前は……確か手袋を」

遊真「うん」

修「一昨年は……帽子を」

遊真「うん」

修「で、去年はマフラーだった」

遊真「さすがオサム。毎年寒さ対策はバッチリだな」

修「ま、まぁ季節的に仕方ないところはあるけど……少し新鮮味に欠ける気もするんだ」






遊真「チカならなんでも喜んでくれそうだけどな」

修「……それでも今年は今までにない物をあげようと思ってる」

遊真「でも思い浮かばないと」

修「そうなんだよ……」



遊真「……あ。それじゃあしおりちゃんとかこなみ先輩に聞いてみれば?」

修「う~ん……でも2人とも千佳とは3つも離れてるしなぁ」


修(もう少し歳が近い女の子か……)


修(……)





修「……あっ」

遊真「≡3≡」?






【2月5日・②】



修「あ、時枝先輩」

時枝「三雲くん」

修「木虎って今どこにいるか知ってますか?」

時枝「うちの作戦室にはいなかったけど……どうかした?」

修「はい、少し話があって……」

時枝「そっか。会ったら伝えておくよ」

修「すみません。よろしくお願いします」






【2月5日・③】



修「烏丸先輩、こんにちは」

烏丸「よう」

修「本部に来てるなんて珍しいですね」

烏丸「おまえはどうしたんだ?」

修「実は木虎を探してまして……」

烏丸「……何かあったのか?」

修「い、いえ……ちょっと……」



修(千佳の誕生日プレゼントのアドバイスが欲しいとは言いにくいな。千佳に知られる可能性も……)






烏丸「俺たちにも言いにくい事なのか?」

修「いえ、そこまでは……」

烏丸「……」

修「……」

烏丸「まぁいいか。あいつを見つけたら伝えとく」

修「あ、ありがとうございます!」

烏丸「俺は防衛任務のあと直帰だから支部には戻らない。また明日な」

修「はい。お疲れ様です」






【2月5日・④】



米屋「おっメガネボーイじゃん」

修「こんにちは。米屋先輩」

出水「よう」

修「この前はありがとうございました。出水先輩」

出水「メガネくんが1人で個人戦ブースに来るなんて珍しいな」

修「ちょっと人を探してまして……」

米屋「白チビたちとはぐれたか?」

修「い、いえ……」






修「実は木虎を探してるんです」

出水「木虎ぁ?」

米屋「なんだなんだ?いよいよボコボコにしてやるってか?」

修「そんな物騒な事じゃないですけど……」

出水「おれは今日は見てねーなぁ」

米屋「オレもなー」

修「そうですか……」



出水(おいおい、なんか落ち込んでんぞ)

米屋(重要な事なんじゃね?)






出水「急ぎの用だったらアナウンスで呼び出せばいいんじゃねーか?」

修(……それはそれでなんとなく恥ずかしいな……)

米屋「それか嵐山隊の作戦室の前で張ってるか」

修「……できればあまり目立ちたくないんです」

米屋「なんでそんな恥ずかしがってんだー?」

出水(……?)




出水(……)




出水(……ま、まさか……!)ハッ






米屋「おいおい、なーんか後ろめたい事でもあんのかぁ?」グリグリ

修「な、ないですよ……!」


出水「――まぁ待て米屋」


米屋「ん?」

修(助かった……)


出水「あんまり詮索してやんな。野暮ってもんだ」

米屋「??」





出水(……メガネくんよ)ボソッ

修(はい)

出水(頑張れよ。そういうのは勢いと度胸と弧月が大事だって太刀川さんが言ってたぜ)

修(えーっと……あ、ありがとうございます……?)



弧月、大事

(修×千佳じゃ)ないです

少ないけどこの辺で
明日また来ますね

では木虎の続きをば




【2月8日】



木虎「おはようございます」

嵐山「よう木虎。おはよう」

綾辻「おはよー」

時枝「おはよう」

木虎「……佐鳥先輩は……」

嵐山「腹痛で休みだとさ」

木虎「……」






時枝「あ、そういえば先週末に三雲くんが木虎のこと探してたよ」

木虎「……そうなんですか。ありがとうございます」

嵐山「あぁ、こっちにも来たな」

木虎「え?」

嵐山「結構お急ぎみたいだったぞ。なぁ、はr……綾辻」

綾辻「そうでしたね。話があるって言ってたけど」

時枝「……」



木虎「……そ、そうですか」



木虎(話……? 何かあったのかしら……)






【2月8日・②】



木虎「か、烏丸先輩っ」

烏丸「……お、久し振りだな木虎」

木虎「はい! 先輩は今日はどうしてこちらに……」

烏丸「先週の防衛任務のレポートを出しに来た。今日は支部長が非番だからな」

木虎「お疲れ様です!」

烏丸「そんな大袈裟な事じゃないけどな。……っと、そういえばおまえに伝えとく事があるんだ」

木虎「? はい」






烏丸「修がおまえを探してたぞ」

木虎「え?」

木虎(ま、また三雲くんが……?)

烏丸「何か話があるとかでな」

木虎「……実はさっきも別の人から同じこと聞いたんです」

烏丸「そうなのか?」

木虎「はい。こっちの作戦室にも来たみたいで……」





烏丸「……なんだかかなり悩んでるみたいだった」

木虎「え…?」






烏丸「おまえを探してたって事はおまえの力が必要だって事だ。できればあいつの悩みを聞いてやってくれ」

木虎「は、はい」




木虎(悩んでる? 三雲くんが? また強くなりたいとかそんな感じかしら)


木虎(…………でも彼の使用トリガーだったら適任者は他にいるはず)


木虎(もっと個人的な悩みだったら―――いや、それこそもっと身近な人が適任者でしょ)


木虎(…………)



木虎(……な、なんだか無駄に気になる……!)






【2月8日・③】



木虎「……」キョロキョロ



米屋「おぉ木虎じゃん」

出水「よー」

木虎「こんにちは」

米屋「どうしたどうした?オレとバトりに来た?」

木虎「そんな事よりお二人は三雲くんを見ましたか?」

米屋「あー、先週ここで見たぜ」

出水「メガネくんもおまえのこと探してたぞ?」



木虎(……や、やっぱり……)






木虎「……彼、用件は言ってましたか?」

米屋「いや、なんかよく分からんかったぜ?」

出水(……これストレートに伝え過ぎっと流石にメガネくんが可哀想だよな)



木虎「……こういう時に限って見つからないんだから……」ブツブツ


出水「おれたちが分かるのは、わりと真面目な話っぽいって事だな」


木虎(!)


出水「おまえが見つからなくてやたら落ち込んでたし」


木虎(!!)






米屋「あーそういやーアナウンスで呼び出せばいーじゃんって言ったら『恥ずかしい』とか言ってたなー」


木虎(!?)

木虎(は、恥ずかしいって……何が!?)


出水「できればあまり目立ちたくないとも言ってたなー」


木虎(……)



木虎(『恥ずかしい』……『あまり目立ちたくない』……)



木虎(『悩むほど大事な話』……『私が見つからなくて落ち込む』……)



木虎(恥ずかしい……けど真面目な話……)



木虎(……)



木虎(ま、まさか……!!)






【嵐山隊作戦室】



木虎「……」ソワソワ



時枝(……戻ってからずっとあんな感じですね)

嵐山(三雲くんとは会えたのか?)




木虎(彼は真面目な性格だから冗談でこういう事はしない……と、思う)


木虎(それにしてもまさか彼が……私を……)


木虎(……ま、まぁ憧れるのも当然といえば当然ね。私はエリートなんだから)


木虎(……)ソワソワ






【2月9日】



木虎(……結局まる一日顔出さないなんて)


木虎(全く……)ソワソワ


木虎(……ってなんで私がそわそわしないといけないのよ)


木虎(私はエリート私はエリート私はエリート私はエリート……)





嵐山「――おい木虎、三雲くんが来たぞー」


木虎「!?」ガタッ






【5分後】



修「よかった……! ずっと探してたんだ!」

木虎(!! この反応……やっぱり……!)

修「実は木虎に大事な話があって」

木虎「……聞いてるわ」

修「え?」

木虎「うちの作戦室にも何回か顔出してたんでしょ」

修「ああ、そうだったのか」

木虎「……で、こんな所に呼び出してなんの用かしら?」






修「ああ、実は……」


木虎(……)


修「実は……」


木虎(……)


修「……」


木虎「どうしたの? 黙りこくって」


修「あ、いや、こんな事はじめてだからさ……」


木虎(は、はじめてって……初恋的なそういう意味で!?)


修「フゥ……。 実は木虎にお願いがあるんだ」


木虎(……う……)








修「実は―――」


木虎「―――待って!」





修「なっ……」

木虎「ま、待ちなさい。やっぱり私から返事をするわ」

修「え? 返事って……ぼくが言いたい事が分かるのか!?」

木虎「……こう見えて何度も経験はあるのよ」

修(そうなのか……!これは頼りになるぞ)


木虎「……」コホン






木虎「……まず、結論から言うとあなたの気持ちには応えられません」


修(な……!)


木虎「私はまだまだボーダーの隊員としてやるべき事が沢山あるから」


修(やっぱり嵐山隊は忙しいのか……)


木虎「ただ……」コホン


修「?」


木虎「1人の女性としては……あ、あなたの気持ちは大変嬉しく思います」


修(?? ……あぁ、頼られるのが嬉しいって事か)






修「……忙しいなら仕方ないな。時間とらせて悪かった」

木虎「……え?」

修「?」

木虎「もう諦めr……じゃなくて、どこ行くの?」

修「いや、他の人をあたりに……」

木虎「え?」

修「ん?」

木虎「……他の人にも言うの?」

修「まぁ……。なるべく歳が近い方が良いけど」






木虎「……私に対しては本気じゃなかったの?」

修「いや、本気に決まってるだろ」

木虎「っ……じゃあなんですぐ他の人に移るのよ!」

修「だ、だって断ったじゃないか!」

木虎「たった一回でしょ!?」

修「だからって無理させる訳にもいかないだろ」

木虎「無理じゃないわ」

修「じゃあOKなのか?」

木虎「う……」






修「忙しいなら本当に無理しないでいいから」

木虎「…………わよ」ボソッ

修「え?」

木虎「……受けてやるって言ったのよ!」

修「ほ、本当か! 助かるよ木虎!」

木虎「そのかわり条件があるわ!」ビシッ

修「えっ」

木虎「――せ、正式な交際はあなたがA級に上がってからとします!」

修(こ、光彩? なんで急に……いや、そんな事より―――)




修「それじゃダメだ!」ガシッ

木虎「!!??」






修「ぼくには時間がないんだ……!」

木虎(え? こ、この状況って佐鳥先輩が話してた壁ドン(誤用)っていうやつ!?)

修「頼む!」

木虎(いつになく真面目な表情……。そ、そんなに私のこと……)



木虎「――わ、分かったわ!分かったから離れなさい!」

修「アッハイ」

木虎「…………あなたって結構強引なのね」

修「まぁ、大切な事だから」

木虎(う……)






木虎「ひ、ひとつ聞いていいかしら」

修「?」

木虎「その………いつからなの?」


修(いつから? ……いつから千佳に誕生日プレゼントあげてたかって事か?)

修(麟児さんと知り合ってからずっとだよな……)ウーン



修「初めて知り合った時からかな」

木虎「!?」



木虎(そ、そ、それって一目惚れだったって事!?)






木虎「そ、そう……そうだったのね……」ソワソワ

修(なんでそわそわしてるんだ…?)

木虎「……全然そんな素振り見せてなかったのに……」ソワソワ

修(……ってそんなこと考えてる暇はないんだった。早いとこ出掛けないと)





修「じゃあ早速だけど今日の夜あいてるか?」

木虎「えっ」






木虎「きょ、今日? しかも夜!?」

修「あ、予定あったか?」

木虎「あなた何を考えてるの!?」

修「な……!」

木虎「い、いくらなんでも早すぎるわよ!」

修「え、そうか……?」

木虎「いろいろ準備だってあるでしょ!」

修(……ま、まさか千佳の為に準備までしてくれるのか? ありがたいな……)

修「それもそうだな。すまない木虎」

木虎「わ、分かったならいいわ。……あなたって案外手が早いのね……」ハァ…

修「そうか?」








修「……あ、じゃあ明日の夜にしよう」


木虎「あなた私の話聞いてた!?」





木虎編終了
修が鈍感じゃないと話が終わっちゃうからね、仕方ないね
でもこのあとなんやかんやあって結局付き合ってたら面白いですね

次はどうしよう……

(今回は恋愛要素は)ないです
投下しますね




【12月25日】



諏訪 「おっしゃてめーら今日はとことん徹マンすっぞ!」

笹森「あ、オレ無理です」

諏訪「んだと?」

小佐野「わたくしも無理でーす」

諏訪「チッ……じゃあ堤!おめーは来るだろ?」



堤「……」



諏訪(おいおい、なんでアイツ座禅組んでんだよ)

笹森(精神統一してるんじゃ?)






諏訪「あぁ? なんでそんな事……」

小佐野「今日はなんの日か忘れたのー?」

笹森「そうですよ諏訪さん」

諏訪「は?クリスマスだろーが」

笹森「分かってるじゃないですか」

小佐野「だったらそっとしてあげよーよ」ポン

諏訪「?」



諏訪「……」



諏訪「…………」





諏訪「……あっ(察し)」






【12月25日・②】



犬飼(……遂にこの日が来ちゃったな)

辻(そうですね)



二宮「……チッ……」イライラ



犬飼(毎年この時期になると二宮さんの機嫌が悪くなる)

辻(そしてどこかへ出掛けて翌日戻って来たと思ったら2、3日寝込む……のパターンだ)



犬飼「なんなのかな? ……ねぇ、ひゃみさん」

氷見「えっいや知らないけど」






【12月25日・③】



太刀川「……」

遊真「あ、タチカワさんだ」

迅「おーい太刀川さーん」

太刀川「おう」

迅「どうしたの? 考え事?」

太刀川「おう」

迅「なんか元気ないね。久々におれとランク戦する?」






太刀川「……いや、気分じゃない」


迅(なん……だと……)






迅「え?どうしたの?ランク戦だよランク戦」

太刀川「あぁ。分かってるよ」

遊真「じゃあおれとやる?」

太刀川「……遠慮しとく」

迅(えっ)

遊真(えっ)




迅「ちょっ、マジでどうしたの太刀川さん! なんか悪いものでも食った?」


太刀川「いや……正確にはこれから食う感じだ」



迅(……あっ……)






太刀川「……さて、そろそろだな」スクッ

迅「太刀川さん」

太刀川「ん? なんだ迅」

迅「えーっと……1つだけ伝えとくけど」

太刀川「……おう」






迅「死にはしないよ。おれのサイドエフェクトがそう言ってる」


太刀川「おまえそれ大雑把すぎんだろ」






【12月25日・④】



加古「いらっしゃーい」



太刀川「……」

二宮「……」

堤「……」



加古「どうしたの浮かない顔して。ほら入って入って」



堤「お、お邪魔します……」






双葉「お誕生日おめでとうございまーす」パーン

堤「お、おめでとう!」パーン

太刀川「……ッス」パーン

二宮「……ッス」パーン


加古「みんな毎年ありがとねー」ニコニコ


堤「いやーめでたいな。ホントに」

双葉「めでたいです」

太刀川「……ッス」

二宮「……ッス」






加古「……さて、それじゃあメインイベントに入りましょうか」ニコニコ

双葉「待ってましt……むぐっ」

堤「ちょ、ちょっと静かにしよう黒江ちゃん!」


二宮「……おい」

加古「ん?どしたの?」

二宮「1つ提案がある」

加古「何?」

二宮「俺が奢る。外食にするぞ」


堤(おおっ)

太刀川(ナイス二宮!)






加古「却下」ニッコリ

二宮「……ッス」






加古「じゃあ少し待っててねー」

双葉「はい」

堤「……」

太刀川「……」

二宮「……」



シーン……



太刀川「……おいヤバイぞどうする」コソコソ

堤「も、もう諦めるしかないんじゃ……? それか当たりが出てくる事を祈るか」

太刀川「今まで当たりなんてあったか?」

二宮「……チッ」






【30分後】



加古「おまたせー」


ゴゴゴゴ……


太刀川(……あかん)

二宮(……)

堤(南無三……)

双葉「待ってました」

加古「じゃあ堤くんから……はいどうぞ」ゴトッ

堤「こ、これは……」






加古「マヨネーズメロンです☆」

堤「Oh……」






双葉「隊長、おいしいです」モグモグ

加古「ありがと双葉」ナデナデ

堤(くっ……)



堤(……仕方ない! ままよ!)パクッ



太刀川(おっ、いった)

二宮(……)



堤「……」モグモグ…ゴクン

加古「どう?」

堤「……」






堤「……マ、マヨネーズの…酸味と……メロンの…甘味が……」


堤「……えも言われぬ……酸味の……メロンが……米と……甘味が……」


堤「マヨネーズの……米……米……こ……め……」ガクガク



太刀川(なに言ってんのか分かんねぇ)



堤「―――」ドサッ



二宮(……逝ったか……)






加古「……続いては二宮くんね」

二宮「チッ……」

加古「二宮くんにはコレ!」ゴトッ

二宮(……)





加古「キムチコーラです☆」





二宮「――アステロイド!!」ギィン

太刀川「落ち着け二宮!」ガシッ






二宮「飲み物混ぜんのは反則だろうが!!」

太刀川「どうどう」

二宮「放せ太刀川! あの女の脳天をぶち抜いてやる!!」

太刀川「おまえキャラ崩壊してるぞ」



加古「太刀川くんそのまま抑えててねー」



太刀川「えっ」

二宮「えっ」



加古「はい、あ~ん」スッ

二宮「―――ぐっ!?」






太刀川(すまん二宮、逆らえん)

二宮「ぐ……がはっ……」ガクガク

加古「どう?」



『――戦闘体 活動限界  緊急脱出』


ドシューン…



加古「あっ」

太刀川(一口でベイルアウトさせるチャーハンとかマジ半端ねぇ)

加古「やっぱり戦闘体かぁ。スーツで来てたから変だと思ったのよねー」


双葉「……」モグモグ







加古「じゃあ最後は太刀川くんね」

太刀川「パスで!」キラーン

加古「却下」ニコッ

太刀川「」

加古「太刀川くんにはコレ!」

太刀川「……」





加古「生クリーム納豆!」


太刀川(……)





太刀川(出水、唯我、国近……後は頼んだぞ……)



この日、1つのA級部隊と2つのB級部隊が機能を停止した(嘘)

次は17歳組あたりを書ければ……

もしエネドラが生存状態で捕虜になってたら
やばかったかもな(20歳)

喜多川とオペ子は

加古「ちょっと味見てくれない?」

ほんの僅かだけ投下しますね




【三雲家】


ジリリリリリ…


修(朝か……)


修(……今日は確か朝いちでミーティングだったな……)ムクッ




修「ん゙っ……ゴホッゴホッ!」


修(……喉が痛い。風邪じゃなさそうだけど……)


修(……)ペタッ



修(……あれ? メガネがないぞ?)ペタペタッ






修(あれ? あれ?)キョロキョロ


修(――!!)


修(あ、あそこに落ちてるのは……まさか……)




メガネだったもの「……」




修(な……!)






【三雲家・②】



修「……おはよう」フラフラ

香澄「おはよう」


香澄「今日は早いのね。おさm……」チラッ

修「……」

香澄「おさ……」

修「……」

香澄「おs……」

修「……」

香澄「……」







香澄「……どなた?」

修「修だよ!」






香澄「あらそう。てっきり知らない人かと思ったわ」

修「……」

香澄「それにしてもメガネが割れてたなんて」

修「割れてたというか砕け散ってたよ……。フレームは無事だったけど」

香澄「私が修理に出しとくわ」

修「ありがとう母さん」

香澄「……それで、その声は誰の真似なのかしら」

修「喉の調子も悪いんだよ……ゴホッ」

香澄「熱はないの?」

修「うん。大丈夫」






香澄「薬、飲んでいきなさい」

修「そうするよ。メガネは予備の――」

香澄「この際コンタクトにしてみればいいんじゃないかしら」

修「な……!」

香澄「はい。こんな事もあろうかと買っておいて良かったわ」

修「で、でもあまり慣れない物を使うのは……」

香澄「今の時代はコンタクトよ、コンタクト」

修「……はぁ……」



少なくてごめんね

失われたメガネ(多分続く)

烏丸「こいつは修の弟です」

小南「ええ!?」

烏丸とレイジさんは普通に気づくと思う

木虎(い、意外にかっこいい...!)

修「?」

木虎が面食いという風潮

また少しですが投下しますね




【玉狛支部・④】



修(……結局母さんに押されてコンタクトを付けてきた)

修(少し違和感はあるけどよく見えるな……)


ガチャッ



修「おはようございます」

レイジ「おはよ…う…」ピタッ

修「?」

レイジ「……」

修「あ、レイジさん。ぼくです」

レイジ「修……か?」

修「はい」






レイジ「メガネは止めたのか? それとその声は……」

修「壊れたのでコンタクトです。朝から喉の調子が良くなくて……」

レイジ「そうか。悪化しないようにな」

修「はい!」



ガチャッ



烏丸「どもっす」

レイジ「おう」

修「おはようございます」

烏丸「……」

修「……」





烏丸「……おはようございます」

修「……」






修「あ、あの……」

烏丸「ん?」

修「もしかしてぼくが誰だか分かりませんか?」

烏丸「……そんな訳ないぞ、…です」

修「明らかに分かってないじゃないですか! 三雲修ですよ!」

烏丸「修……?」ジーッ

修「……」





烏丸「…いや、どう見ても違うだろ」

修「なんでそこは強気なんですか!」






修「……なんやかんやのそんなこんなでこうなりました」

烏丸「マジか。声も少し違うし初見じゃ分かんないぞ」

レイジ「俺も言われるまでピンと来なかったからな……」



ガチャッ



小南「おっはよー……」

レイジ「おう、小南」

烏丸「うっす」

修「おはようございます」

小南「はいはいおはよー」






小南「あーねむい……最近寒くなってきたから余計キツいわ」

修「そうですね」

小南「暑くてもキツいけどねー」

修「ぼくは暑い方が苦手ですね」

小南「どっちにしろ朝はしんどいわー」

修「はは……」







小南「――ってあんた誰!?」ガターン!






修「三雲おs……」

小南「あ、分かった! とりまる、あんたの弟でしょ!」

修「いや、ぼくは……」

烏丸「そうですよ。知らなかったんですか?」キラーン

小南「や、やっぱりそーなのね!?」

烏丸「みんな知ってますよ」

修「か、烏丸先輩!」

烏丸「すまん」






【玉狛支部・⑤】



小南「……」ジロジロ

修(すごく見られてる……)

小南「……あんた、なんでコンタクトに変えないの?」

修「メガネに慣れてるので……」

小南「ふーん」



ガチャッ



遊真「おはよー」






修「……」

遊真「む? 初めましての人がいるな」

修「いや、ぼくは……」

遊真「おれは空閑遊真です」ペコッ

修「…………ぼくは三雲修だ」

遊真「え? オサム?」

修「ああ」

遊真「……」



遊真「……」



遊真「……」





遊真「……つ、つまんないウソつくね」


修「やめろ! これ以上話をややこしくしないでくれ!」






宇佐美「やぁやぁ皆さん揃ったかい?」ニュッ

小南「あれ、あんたもう来てたの?」

レイジ「俺と同じくらいに来てたぞ」

遊真「まだチカが来てないよ」

レイジ「今日は現地集合にしてある。それじゃあ俺はそろそろ行くぞ」

宇佐美「レイジさん、千佳ちゃんにもミーティング内容伝えといてねー」

レイジ「あぁ」






宇佐美「……って、修くんも来てないじゃん」

修「あの……」

宇佐美「おやおや? そこの男前くんは誰だい?」キラーン

修「三雲修です」

宇佐美「へ? キミ修くんの友達なの?」

修「いえ、ぼくが三雲修です」

宇佐美「えっ」

修「本人です」

宇佐美「いやいや、声も違うし……」

修「本人です」

宇佐美「いやいやいや……」






烏丸「……宇佐美先輩、メガネ借りてもいいすか」

宇佐美「あ、うん。いいけど」

烏丸「ほら掛けてみろ」

修「は、はい。失礼します……」スチャッ



修「……」



遊真「……」

宇佐美「……」

烏丸「……」

小南「……」







全員「「「 お、修だァ――――!! 」」」



修「だからそう言ってるじゃないですか!」



次回
修、本部に乗り込む

忍田「む。君は新入隊員か?」

風間「........?」(こんな奴いたか?)

夏目「メガネせんp...誰!?」

三輪「ここは一般人立ち入り禁止だ!」

時枝以外気付かない模様


あれ、書いてて思ったけどボーダー本部基地って隊員と職員以外立ち入り禁止だったっけ?

それでも来馬さんなら...来馬さんなんならきっと気づいてくれる...!

ところで冬島隊の人には聞かないのかな

>>566
大体あってます

投下しますねー




遊真 「迅さんを探して来てくれと栞ちゃんに言われたので本部にやってきたぞ」

修「な、なんで説明口調なんだ……?」

遊真「とりあえず色んな人に聞いて回ろう」

修「まぁそれが良さそうだな」

遊真「またタチカワさんあたりに捕まってたりして」

修「連絡すら取れないなんて珍しいからな……」






【風間隊・④】



遊真「お、かざまさんのところの人たちだ」

歌川「おぉ」

菊地原「げっ」



修「どうも。歌川先輩、菊地原先輩」ペコッ



歌川「えーっと……うっす」

菊地原「…………どうも」



修「……」






菊地原(誰あれ)

歌川(いや、知らん。てっきりお前の知り合いかと……)

菊地原(見たことあるようなないような……)



修「え、えーっと、風間さんはどちらに……?」



歌川(風間さんの知り合いか?)

菊地原(クガが一緒にいるから玉狛の新人とかじゃないの)




菊地原「……きみ、名前は?」

修(……やっぱりぼくだって分からないのか……)ガクッ






【風間隊・⑤】



風間「……」モグモグ


修「風間さん、おはようございます」


風間「……」


修「風間さん?」


風間(……誰だ、こいつは)


修「あ、あの……」






風間「……おまえ、新入隊員か?」

修「いえ、ぼくは三雲です」

風間「三雲……あいつの兄弟か」

修「いえ、本人です」

風間「なに?」

修「本当です」

風間「……」

修「……」






風間「……少し付き合え」

修「え? あ、はい……」






【三十分後】



風間蒼也  ○ ○ ○ ○ ○

三雲修   × × × × ×





風間「……なんだ、本当に三雲だったのか」


修「」






【三輪隊・③】



修「くっ……なんでみんな分からないんだ……」スタスタ

遊真「どんまいだな」テクテク



ドンッ



修「あっ……す、すみません!よそ見してて……」


三輪「……」


修「み、三輪先輩……おはようございます」


遊真「おっす。みわ先輩」






三輪「……」

修(こ、怖い……なんだかいつも以上に睨まれてるぞ……?)


遊真「ねぇねぇ、迅さんどこにいるか知らない?」

三輪「……知るか」

遊真「む、それは残念だ。じゃあ行こう」

修「あ、あぁ……」

三輪「……」






三輪「待て」






遊真「どーしたの?」

三輪「……お前じゃない。隣の奴だ」

修(えっ)


三輪「所属と名前を言え」


修「た、玉狛第二所属の三雲修です……」


三輪「三雲…だと?」


修「はい」


三輪「……」




明らかに別人→偽名→後ろめたい事がある→近界民が一緒にいる→何か企んでる→排除






三輪「――トリガー起動!」 ブゥン


修(な……!?)






三輪「やはりお前らは敵だったという事か……」

修「えっ? えっ?」

三輪「何を企んでるのかは知らないがここでとどめを刺してやる」

修「ちょっと待って下さい! 本当に三雲修です!」

三輪「……」ザッ…

修「」







※偶然通り掛かった米屋くんと古寺くんが止めました。






【その後】



出水「誰?」

修「……」




緑川「遊真先輩と……誰? そのひと」

修「……」




修「おはようございます」ペコッ

忍田「……おはよう」

林藤「あーっと……おっす」



林藤(……なぁ、今の誰だ?)

忍田(いや……分からない)



修「……」






【嵐山隊・④】



遊真「どうもー」

綾辻「あ、空閑くん。いらっしゃい」

時枝「どうかした?」

遊真「迅さん探してるんだけどさ」

時枝「こっちには来てないね」

遊真「そっか」

時枝「嵐山さんにも聞いてみれば?」

遊真「うむ。そうしてみる」






綾辻「じゅ……コホン、嵐山さーん!」


<どうしたー?


綾辻「お客さんでーす!」


<おう、待っててくれー



遊真「ところでキトラはいないの?」

時枝「たぶんトレーニングルームじゃない?」

遊真「マジメだなー」






嵐山「……わるい。待たせたな」

遊真「いえいえ」≡3≡

嵐山「で、今日はまたどうしたんだ?」

遊真「迅さん見なかったかなーと思って」

嵐山「いや、知らないな」

遊真「そっか。だってさオサム」チラッ



シーン……



遊真「あれ?」






嵐山「三雲くんも来てるのか?」

遊真「うん。…………ってオサム、そんな所に隠れて何してるんだ?」



修「だってどうせぼくだって分かってくれないだろ……」

遊真(いじけてる!!)



嵐山「三雲修くん……? 玉狛の三雲くんと同姓同名なのか」

時枝「珍しいですね」



遊真(さらに追い討ちが……)







修「うっ……く……」ポロポロ



嵐山(!?)

時枝(!?)




遊真「な、泣くなよ」


修「……胸が痛むんだよ……」



三輪先輩とかいうネイバー絶対殺すマン

次は木虎との遭遇あたりを

唯我「ハーッハッハッハ!!どうした三雲クン!泣きそうな顔をしているぞ!!」タケル-ン

三雲「!!!」パァァ

遊真(意外な人が気づいたな)

>>623
修もさすがに寝るときはメガネ取るだろうし
見たことあれば気づくんじゃないの

>>630

修「おはようございます那須先輩。」

那須「おはようみくm.......」

那須(改めて見るとかっこいい...ってあれ?何この気持ち...)ドキドキ

修(那須先輩も分からないのか...)ガクッ



千佳(何か嫌な予感...)ハッ

(実は今回は那須さんの出番無いって言ったら怒りますか……?)

22:30頃に投下しますね

最初に気付くのはチカちゃん

メガネ話に那須さんの出番が無いってことです。
また別のネタで書けたら書きますんで勘弁を……

>>645
迅さんかな?




【訓練室】



木虎(……ふぅ、いい汗かいたわ)スタスタ



ドンッ


?「うわっ!」

木虎「きゃっ」ドサッ

?「す、すまん」

木虎「い、いえ、こちらこそ」

?「立てるか?」スッ

木虎「あ、はい……」




修「良かった。怪我がなくて」フゥ…




木虎(……!!)ズキューン






木虎(だ、誰かしらこの人……?)ドキドキ

木虎(どこかで見たような気がしなくもないけど……)

遊真「よーキトラ」

木虎「……空閑くん」

木虎(彼の知り合い…?)ジーッ



修「ど、どうした?」


木虎「いえ! な、なんでもないです!」アセアセ


修(なんで敬語なんだ……? まさか木虎もぼくだって気付いてないのか……)


修(……く、くそっ……実は結構期待してたのに……)



木虎(なんだか苦しそうな表情をしてる……! まさか今ぶつかったせいでどこかに怪我を!?)






木虎「大丈夫ですか? どこか痛いところは――」

修「いや、問題ない」

木虎「……で、でもそんなに辛そうにしてるじゃないですか」

修「こっちの話だから……。それより木虎は大丈夫なのか?」

木虎「私は大丈夫です。今はあなたが……」

修「いや、ぼくはなんともないよ」

木虎「でも……」

修「気にするなって。いつも世話になってるのはこっちなんだから」

木虎(し、紳士だわ……)ドキドキ





木虎(……あれ? 『いつも世話になってる』って事は知り合いなの?)






木虎「あの……申し上げにくいんですが、お名前は……」

修「……三雲修」

木虎「えっ」

修「玉狛第二の三雲修だ」

木虎「み、みみみ三雲くん……?」

修「信じられないかもしれないけど本人だ」

木虎「……そ、そんな……」

修「本当なんだ」

木虎「しょ、証拠を見せなさい」

遊真「……ほいオサム」メガネ





修「……」スチャッ





木虎(あっ三雲くんだ)






修「信じてくれたか……」

木虎「あ、えっと……わ、分からなかった訳じゃないのよ?」

遊真(これは誰でもウソだと分かるな)≡3≡

木虎「ただ、その……」

修「?」

木虎「い、いつもと……こう、雰囲気が……」ボソボソ

修「そ、そうか……?」





木虎(……)



木虎(……私としたことが……)



木虎(三雲くんに……と、とととき、ときめ…ときめいて……!!)



木虎(―――い、いや! あれはノーカン!ノーカンよ! あんなのズルいもの!)






遊真「おーいキトラ?」




木虎「……」クルッ



木虎「……」スタスタ




修(回れ右して訓練室に戻っていったぞ……?)


修「お、おい木虎、実は1つ聞きたい事もあって……」スタスタ

木虎「来ないで」

修「な……!」

木虎「放っておいて」

修「ど、どうしたんだよ急に……」



いっそ大規模侵攻の時にも最初はメガネ掛けて
チカがキューブになったら外せばよかったんじゃね?

ハイレイン「なるほど...あのメガネが運び手か」

ハイレイン「どこだ!?なぜ見つからん!」






木虎「それじゃ」

修「ちょっ……待ってくれ!」ガシッ


木虎「!!」


修「あ、すまん」パッ



木虎「~~~~~■仝#※☆○$%ッッッ!!!!」ドヒューン



修「えっ」ビクッ

遊真「あ、行っちゃった」

修「顔真っ赤だったな。どれだけ大変なトレーニングしてるんだ木虎は……」






【個人戦ブース】



遊真「それにしても迅さん見つからんな」

修「そうだな。あてがあるとしたらもうここくらいしか……」



ザワザワ……



遊真「ん?凄い人だかりだ」

修「何かあったのか?」




<さ、流石A級だな……

<次元が違うぜ……






遊真「……あ。オサム、あれ」

修「?」チラッ




太刀川慶 ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ ×

迅悠一  × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○





修(何やってるんだあの人!?)ガーン







迅「た、太刀川さんちょっとタンマ……」ゼェハァゼェハァ

太刀川「ん? なんだ、トイレか?」

迅「いや違うけど! もうそろそろいいっしょ!」

太刀川「50戦の約束だろ」

迅「……そうだけど、ほら」

太刀川「ん?」




遊真「≡3≡」

修「……」ペコッ




迅「かわいい後輩たちが迎えに来てくれたから」

太刀川(空閑と…………誰だ?)






迅「待たせたな二人とも」

遊真「お疲れー」

修「凄い試合でしたね」

迅「……あぁ。最近太刀川さんが誕生日だったらしくてさ、ランク戦してあげるよって言ったらコレだよ」

遊真「大変だな」

迅「おれも楽しいから良いんだけど流石に50戦はなー」

遊真「……む、そういえばしおりちゃんが迅さんのこと探してたよ」

迅「じゃあ折角だし3人で戻るか」






迅「行こうぜメガネくん。……もといコンタクトくん」


修「……! は、はいっ!」






【玉狛支部・⑥】



ガチャッ



レイジ「……帰ったぞ」

千佳「戻りました」



宇佐美「おかえり二人とも」

遊真「おかえりー」

迅「おかえり。ぼんち揚げあるよ」

レイジ「いや、いらん」




宇佐美「あ、そうだ! ねぇねぇ千佳ちゃん!」

千佳「はい、なんですか?」






宇佐美「問題です!」

千佳「? はい」



宇佐美「じゃーん! このイケメンくんは誰でしょー?」ズイッ


修(……)


千佳「えっ? ……修くんですよね?」



宇佐美「な……!」

レイジ「な……!」

遊真「なにっ!?」






千佳「修くんコンタクトに変えたんだ」

修「あ、ぼくは……その……」



宇佐美「ちょ、ちょっと待って! なんで分かるの!?」

遊真「レイジさん教えた?」

レイジ「いや……」



千佳「な、なんでって……皆さんは分からなかったんですか?」アセアセ



レイジ「……あ、あぁ」

宇佐美「恥ずかしながら……」

遊真「全くだったね」



千佳「だ、だって……修くんは修くんじゃないですか」




修「千佳ぁ……!!」ウルウル






千佳「理由はないですけど……なんだかすぐ分かりました」

宇佐美「おぉ~~」

遊真「さすがチカだ。オサムと一番長い付き合いなだけはある」


千佳「……///」



迅(ふむふむ。こりゃ愛の力ってやつかな)






修「千佳ぁぁぁぁ!!」ガバッ

千佳「ひゃっ!?」








このあと滅茶苦茶ナデナデした。



以上で終わりです。
お次は影×光あたりを書けるかな?

ところで今後の本編の展開ってどーなると思う?
個人的には、このランク戦終了後に、鳩原さんの妹とかが出てくると踏んでる。入隊希望者の中の一人ってことで

>>684

>>684
一レスだけ貰うぞ

東(今回のスナイパー志望の子はあまりいいのがいないな...)

オオ- スゲ-ゾアノコ! シ-キュウトハオモエナイ!

東「ん...?」

???「......」パ-ン

的「ゲセヌ」ドマンナカ-

東「あの子は...どこかで見た気が...?」

佐鳥「いやー、東さんすごいっすよあの子。さっきから中心にしか当ててませんよ!俺よりも上かも...」

東「......あの子。新入隊員だよな?」

佐鳥「ええ、大規模侵攻後の最初の入隊希望者ですよ。確か名前は...なんだったっけな?」

東「入隊希望者の名前ぐらい覚えておけ...それより、新人にしては銃の扱いが上手すぎないか?」

佐鳥「ただ単純に才能があったというんじゃないですか?気になるなら聞きましょうか?」

東「いや...俺が聞こう。」スタスタ


東「君。ちょっといいかな?」

???「...何ですか?」クルリ

東「随分銃の扱いが上手いみたいだけど...」

???「姉がボーダーでスナイパーをやっていたので。それで教わりました。」

東(まさか.....)「君、名前は?」




???「ーーーーーー【鳩原】ーーーーーーー 」




鳩原「鳩原 華子といいます。 」




すまんな こんな無駄な文章書いちまって
ここのスレ主とは全く関係ないからな。
ちょっと

ボーダーの顔として広報に携わっているんだから、外で二人きりというのも難しいよね
じゃあ綾辻さんの部屋か、作戦室しかないじゃん!

>>693

佐鳥「あれ、作戦室のドアが開かないぞ?」

木虎「なぜでしょうね?今の時間なら嵐山さんと綾辻さんがいるはずですが」

時枝「二人とも、別の場所で話し合おう」

なんかカゲのサイドエフェクトが高性能になりすぎちゃった気が……まぁいっか(投げやり)

投下しますね




影浦(……ここんとこ気になる事がある)



村上「おい、カゲ」

影浦「おう」



荒船「よう。カゲ」

影浦「おう」



モブ「……」コソコソ

影浦「……チッ」






【影浦隊作戦室】



光「……お、カゲ」

影浦「おう」



影浦(……)ムズッ


影浦(……コレだ。こいつと話してるといつもこの感じがしやがる)ムズムズ


影浦(くすぐったいっつーのか? こんな感覚は今までにねぇ)


影浦(……まぁイラッとは来ねーのが救いだな)ドサッ






光「なぁ」

影浦「あ?」

光「喉渇いたんだけど」

影浦「いや知らねーよ」カチッ

光「ん?ログ見んの?」

影浦「あぁ、玉狛のな」

光「言えばアタシが出してやんのに」

影浦「他の雑務があんだろ。そっち優先しとけ」

光「…………ふーん。なかなか気が利くようになったじゃん」




影浦(――またさっきの感覚だ。しかも少し強くなってやがる)ムズムズ






PC閲覧中…



影浦(那須隊のヤツら、なかなかイヤらしいMAP選びやがんな)

影浦(川に落とせなきゃ鋼が勝ってただろうが……)

影浦(つーかこっちのメガネ弱ぇなオイ……那須の変化弾でフルボッコじゃねーか)



影浦(……ん?)ピリッ…



影浦(チッ。どっかから見られてんな……どこのどいつだ?)


影浦(この感じは……怒りと嫉妬が半々ってとこか)チラッ






光「……!」ハッ


影浦「……なんだよ」

光「いや別に」

影浦「今こっち睨んでたろ」

光「何言ってんの睨んでねーし。ちょっと自意識過剰なんじゃねーの」



影浦(今のはこいつだよな。他に誰もいねーしな)

影浦(つーか何に対して怒って妬んでやがんだよ)


光(……)


影浦(……ワケ分かんねぇ。飲みモンでも買ってくっか)ガタッ




光(あ……)






影浦「……」スタスタ

光「……どこ行くんだよ」

影浦「どこでもいいだろーが」

光「……」



影浦(……)ピクッ



影浦「……どーした、何見てんだ」

光「べ、別に……」



影浦(不安と……後悔だぁ? 何に対してだよ)






【影浦隊・②】



影浦「――ってワケだ」

北添「……」

ユズル「……」

影浦「おめーらなんか知ってっか?」



北添(これ本気で言ってるのかな?)

ユズル(そうじゃない?)



影浦「オイなにコソコソしてやがんだ」






北添「ちなみにそれ、どんな感覚なの?」

影浦「……くすぐったいっつーか、なんかムズムズしやがる」

北添「今まで同じような事は? ……特に小中学生の時とか」

影浦「あぁ?……ねーな。その頃はどいつもこいつもチクチクしてやがったぜ」ケケッ

北添「少なくとも悪い感覚じゃなさそうじゃん」

影浦「その分気になるけどな」


ユズル「……」







ユズル「それ恋愛感情でしょ」


北添(うぉーい! ド直球すぎるっしょユズル――!!)






影浦「あぁ?」

ユズル「多分そうだよ」

影浦「……いや、ちげーだろ」

ユズル「ちょっと優しくしてみれば? それで感覚が強くなったりすれば確定じゃないかな」




影浦「……」


影浦(……オイオイまさかさっきのアレはそーいう事なのか)




北添(心当たりあるんだ)

ユズル(確定だね)






影浦「……で?」

北添「え?」

影浦「オレぁどうすりゃいいんだ」

ユズル「それオレたちに聞くの?」

影浦「分かんねーモンは仕方ねーだろ」

北添「カゲの好きにすればいいんじゃない?」

ユズル「…そうだね。オレたちが口出せるような事じゃないし」

影浦「…………つっても何も浮かばねーぞ」






影浦「オイ、なんかねーのか」

ユズル「何かって?」

影浦「なんも浮かばねーんだっての」

北添「ゾエさん的には応えてあげて欲しいけど」

ユズル「まぁオレもどっちかって言うと」

影浦「……応えるっつったって何すりゃイイんだよ。案を出せ案を」






北添「うわぁ…」

ユズル「うわぁ…」


影浦「いっ…! てめーら見んな!いてぇからこっち見んな!」チクチクチクチク






北添「あ、それじゃあ逆にイヤな感覚じゃないなら放っておいてもいいんじゃない?」

ユズル「賛成」

影浦「……他人事だと思いやがって……」チッ

北添「今ヒカリちゃん作戦室にいるの?」

影浦「あぁ」

ユズル「じゃあ戻って後ろから抱き着いてみれば?」

影浦「!?」

ユズル「で、耳元で『愛してる』って言うとか」



北添(やばいユズルが投げやりになってきた! ゾエさんそんな子に育てた覚えはないよ!?)






影浦「……ケッ。まだ確定した訳じゃねーだろ」

北添「そうかな?ゾエさん的には脈ありだけど」

影浦「言ってろ」チャリンチャリン


ピッ、ガゴン



ユズル「あ、オレお茶でいいよカゲさん」

北添「コーラで!」

影浦「奢んねーよアホか」チャリンチャリン


ピッ、ガゴン



ユズル「……2つも飲むの?」

北添「無理しないでゾエさんに1つくれてもいいんだよ」

影浦「うるせーな、ほっとけ」






【影浦隊作戦室・②】



影浦「……」スタスタ

光「……お、おう」

影浦「ん」

光「……」



光(さっきのまだ怒ってんのかな……)

光(……謝っといた方がいいかな? でもどんな風に……)チラッ




影浦「……おい」


光「なっ、なに……なんだよ」






影浦「おらよ」ポイッ

光「へ?」

影浦「ついでだ。炭酸でいいだろ?」

光「あ、うん……。買ってきてくれたんだ」

影浦「ついでだっつったろ。オレが飲みたかっただけだ」

光「……」

影浦「……なに見てやがんだよ。くすぐってーな」ガシガシ

光「……」






光「……サンキュ」


影浦「……おう」



なおこの後投げたせいで開けた瞬間に炭酸が噴射してベトベトになった模様
多分続かない

アニオリだけど那須さんお茶目なところあって可愛かった

>>764-765
アニメ見てみたら確かに那須さんが可愛かった(小南)

投下しますねー




【三雲家・③】



修(……確か今日メガネの修理が終わるんだったな。やっぱりぼくにはコンタクトよりメガネだ)



修「おはよう」

香澄「おはよう。おs……」




香澄「……」







香澄「……どなた?」

修「もういいよそれは!」






香澄「あらそう。……で、みんなの反応はどうだったの?」

修「……殆どの人がぼくだって気付いてくれなかった」

香澄「そうなの?」

修「分かったのは千佳と迅さんだけだったから……」

香澄「……どうやら順調に親密さが上がってきてるみたいね」

修「やっぱりコンタクトは慣れないし早いとこメガネに戻りたいよ」

香澄「今日取りに行ってくるからあと1日だけ我慢して」

修「うん……」






【ボーダー本部】



修「おはようございます」


出水「おう……あ、メガネくんか」

米屋「相変わらず慣れねーなぁ」





修「おはよう」

木虎「!!」ビクーン

修「どうした?」

木虎「い、いや……なんでもないわ。おはよう」


木虎(未だに慣れないわ……)






修(……ん? あれは……)



那須「……」スタスタ


修「おはようございます」ペコッ



那須「……」ピタッ


那須「……」キョロキョロ


那須「…………おはようございます」ペコッ



修「ランク戦以外で本部に来てるなんて珍しいですね」


那須「は、はい」




那須(……この人、誰だったかしら……。どこかで会った事があるような気がするけど……)






那須(敬語を使ってくれてるって事は、年下の子……?)


修「那須先輩?」


那須(私の事を結構知ってるみたい。B級の子かしら)


修「……」ジーッ


那須(……)




那須(……み、見られてる……)


修(目を合わせてくれない……やっぱりぼくだと気付いてないのか)






修「……那須先輩」

那須「は、はい」

修「その……ぼくが誰だか分かりませんか……?」

那須「っ……」ビクッ






熊谷「……」スタスタ


熊谷(あれ? 玲だ。あんな所で何してるんだろ)


熊谷(ていうかあの隣の男子って……?)


熊谷(――ま、まさか! 彼氏!?)






那須「そ、それは……その……」

修「……」




熊谷(いや、でもそんな感じじゃないな。なんだか困ってるみたいだし)


熊谷(ま、まさか……ナンパとか!?)


熊谷(トリオン体ならともかく生身の玲じゃ不安だ! 助けないと!)キョロキョロ


熊谷(周りには誰もいない。あたしが行くしか……!)


熊谷(数秒でいい。玲が逃げる時間を稼ぐ!)ザッ






熊谷「お、おはよー玲。どうしたのー?」


修(あの人は那須隊の……)

那須「くまちゃん……」


熊谷「そこの彼は知り合い?」


那須「えっと……」チラチラッ

修(やっぱり分かってくれてないのか……)


熊谷(玲の反応からして知らない人なんだな。やっぱりナンパか!)

熊谷(ここはさりげなく……)






熊谷「そ、そうだ! 一緒に買い物に行く約束だったでしょ?」

那須「……あ、えっと……」


修(な……!)



熊谷「ほら先に逃げて」ボソッ

那須「くまちゃん……」





修「―――ま、待って下さい!」





熊谷「!?」ビクッ

那須「!?」ビクッ






修「那須先輩! ぼくです!」

熊谷「わ、悪いけど急いでるんで」

修「そんな……」

熊谷「キミが誰か知らないけどナンパなら他をあたってもらえる?」

修「!」

熊谷「これ以上玲を怖がらせないで」

修「なっ……!」







迅「腹が減ったらぼんち揚げ~~っと」フンフフーン



熊谷「――あ、迅さん! いいところに!」


迅「ん?」ボリボリ






熊谷(た、助けてください! 玲がナンパにあって……!)

迅(ほほう、ナンパに?)

熊谷(そうなんです。彼に……)チラッ

迅(……)チラッ




修「迅さん。おはようございます」

迅「よう元メガネくん。ぼんち揚げ食う?」




熊谷「えっ? ……あの、迅さん」

迅「うん?」

熊谷「彼と知り合いなんですか?」

迅「うん。ウチのメガネくんだし」

熊谷「えっ」






那須「あ、あの……もしかして彼、三雲くんですか?」

迅「そ。正解」

熊谷「え!? 三雲くんってあの玉狛第二のメガネ隊長の!?」

迅「そーだよ」

熊谷「ぜ、全然気付かなかった……」

那須(私も……)




修「……」ズーン

熊谷「ご、ごめん三雲くん! 知らずにナンパ扱いしちゃって……!」

修「いいんです。慣れてるので……」

熊谷「ごめん! マジでごめん!」






那須「わ、私も気付けなくてごめんなさい」

修「いえ。ぼくが最初に名乗ってればこんな事にはならなかったですし……」

那須「そんな……私こそ正直に名前を尋ねてれば―――」

修「気にしないで下さい……」

那須「ほ、本当にごめんなさい」

修「いえ……」





迅「はっはっは」ボリボリ

熊谷「……笑ってる場合ですか迅さん。フォロー入れてあげて下さいよ」

迅「いやー必要ないでしょ」

熊谷「え?」






那須「ところで、コンタクトに変えたの?」

修「メガネが壊れまして」

那須「……その……似合ってると思うわ」

修「お世辞でも嬉しいです。でも明日からは元通りです。今日までの辛抱なので……」

那須「……」





那須「……三雲くん」

修「はい――」

那須「えいっ」パシャッ

修「えっ……? しゃ、写真……?」

那須「記念に…と思ったんだけどダメだったかしら?」






那須「今日までなら少し勿体ない気がするもの」

修「……」

那須「……やっぱりダメだった?」

修「い、いえ……」

那須「ありがとう」フフッ



修(……相変わらずこの人の笑顔には勝てないな……)






熊谷「……あたしらがいること忘れてるんですかね」

迅「まあまあ。仲が良いってのは良い事だろ」



なおこの時撮った写真を見てニコニコしてる那須さんがよく目撃されるようになった模様

書き溜めますねー

今週号見て思いついた
めっちゃ少ないけど勘弁っす




【嵐山隊・⑤】



修「……」


時枝「あれ? 三雲くん」

綾辻「いらっしゃい」


修「……ど、どうも」ペコッ


嵐山「今日はどうしたんだ?」


修「……」


嵐山「?」

木虎(……)






時枝「まぁ座りなよ。立ってても仕方ないし」

綾辻「お茶いれますねー」

修「……はい。失礼します」


嵐山(なんだか元気がないな)

木虎(みたいですね)


修「……」


嵐山「……おれたちに何か用か? 三雲くん」


修「……」






修「……すみませんでした」

嵐山「え?」






修「あんなに教えてもらったのに……役に立たせることができなくて……」

嵐山「……あぁ、この前のランク戦のことか?」

修「…はい…」

嵐山「おれたちは構わないさ。だろ?」

時枝「そうですね」

修「……」

嵐山「それに三雲くん自身が今回の結果を悔しく不甲斐なく感じている」

修「……」

嵐山「それをバネに前に進むのを忘れないでいてくれれば、それだけでおれたちは充分さ」

修「……」






修「でも……」

嵐山「まだ時間はあるんだ。焦る必要はないよ」

修「……」



木虎「……まったく。何かと思えばそんなこと?」


修(!)



木虎「いい? 元々あなたは物を覚える段階じゃなかったの」

木虎「たった1週間で他の人たちに……ましてや上位の隊に勝てると本気で思ってるのかしら」


修「……」


木虎「分かってると思うけど、あなたたちが努力してるように他の人たちも同じように努力してる」


修「……」






木虎「努力っていうのは最後まで続けて初めて努力になるの。あなたのは所詮は付け焼き刃よ」


時枝「……木虎」


木虎「良いんです。言わせて下さい」


修「……」


木虎「私たちが最善の結果をあなたに求めてたと思ってるの?」


修「……」


木虎「なのに謝りにくるなんて勘違いも甚だしいわ」


修「っ……」






綾辻「まぁまぁ二人とも。お茶でも飲んで……」



修「本当に……すみませんでした」ガタッ


嵐山「お、おい三雲くん……」


修「……失礼します」ペコッ







綾辻「あ、行っちゃった……」

嵐山「木虎、すこし厳しすぎるんじゃないか?」

木虎「……別にそんなことないです」

時枝「三雲くんが落ちた時一番ショック受けてたの木虎だったのにね」

木虎「そ、それは関係ないじゃないですか!」








木虎(…………)








【談話室】



修(……)


修(……ぼくだって一度負けたくらいで落ち込んでる暇なんてないってことは分かってる)


修(でも……千佳は自分から相手を撃ったし、空閑だって圧倒的に不利な状況で1点とった)


修(……前の闘いから成長してないのはぼくだけだ)


修(いつもぼくはみんなの足を引っ張って……)






修(……麟児さん)


修(ぼくは……どうすれば……)


修(……)



修「くそっ……!」ダンッ




「っ!?」ビクッ




修(あ、まずい…! 誰かいたのか!)

修「ごめんなさ―――」チラッ




木虎「……」




修「……き、木虎……」



次回、木虎がメガネくんを慰める(意味深)

投下しますねー
もしかしたら途中で中断するかも

>>823の続き


【談話室・②】



木虎「……」

修(木虎……)

木虎「三雲くん」

修「なんだ?」

木虎「な、何飲む?」

修「は?」

木虎「さっきお茶飲んでなかったでしょ」

修「あ、あぁ。でも……」

木虎「いいから選びなさい」

修「アッハイ」






【談話室・③】



木虎「……」

修「……」


シーン…


修(なんだ木虎のやつ。帰るわけでも話すわけでもなくずっと座ってるぞ?)

修(なにか悩み事でもあるのか……?)



木虎(う……出てきたは良いけどどうすればいいのか分からないわ……)

木虎(や、やっぱり三雲くん、さっきのこと気にしてるのかしら)






木虎(言われてみれば少しだけ……ほんの少しだけ強く言い過ぎた気がしなくもないけど……)


木虎(でも彼だって男らしくないのよ。いつまでも負けたことを引きずって……)


木虎(あなたが勝つために必死だったことなんて、あなたを見てた人間なら誰だって分かってるっていうのに)




修「……木虎」


木虎「!? ……なっ、なによ」


修「ぼくに何か用か?」


木虎「うっ……」






修「奢ってくれたのはありがたいけど…」

木虎「べ、別にあなたに用なんて……」

修「……じゃあできれば今は一人にしてほしい」

木虎「!」

木虎(や、やっぱり怒ってる……?)



修「なぁ木虎――」

木虎「……いやよ」

修「な……!」

木虎「……こ、ここはあなた専用の場所じゃないもの」

修「それはそうだけど……」

木虎「私がいたって構わないでしょう?」






修「……それもそうだな」ガタッ

木虎「!」

修「飲み物ありがとう」スタスタ

木虎「ちょっ、ちょっと! どこに行くのよ!」

修「いや、支部に戻るんだけど」

木虎「ダメよ」

修「な……!」

木虎「はやく座りなさい」

修「な、なんで」

木虎「い、いいから! 座りなさい!」

修「なんだよまったく……」






【十分後】



木虎「……」

修「……」



シーン…



修(あれからまた木虎は無言のままだ。なんなんだ一体)

修(はやく戻って次の試合の準備だってしたいのに……)



木虎(……)






木虎(……今よ)


木虎(素直に謝るのよ藍! 『さっきは言い過ぎたわごめんなさい』って!)


木虎(サッと謝ってパパッと帰るのよ!)


木虎(お互い無言になってる今なら……!)



木虎「み……

修「ちょっとトイレに行ってくる」ガタッ



木虎(あぁもう!!)バンッ

修「!?」






【さらに十分後】



木虎「……」

修「……」



シーン…



修(結局また振り出しか……)

修(いい加減戻らないと。空閑たちも待ってるだろうし)




修「なぁ木虎」

木虎「な、なによ」






修「用がないならぼくは帰るぞ」

木虎「……よ、用なら……ある、と言えなくも……ない……ような……」

修(珍しく言い淀んでるな……でも本当に重要な事なら躊躇はしないはずだ)


修「じゃあ、悪いけどぼくは戻るから」ガタッ

木虎「っ……」


木虎(たった一言で良いんだから! 早く謝りなさい私!!)



木虎「……待って!」

修「なんだよ……」






木虎「わ、私……私は……」

修「?」

木虎「私……」

修「……」

木虎「……」

修「……」

木虎「っ……」







木虎「―――わ、私も行くわ!!」クワッ


修「!?」






【玉狛支部・⑦】



修「た、ただいま……」


千佳「あ。修くん」

遊真「おかえりー」


木虎「……」


千佳(あれ?)

遊真「ん? なんでキトラもいるんだ?」


木虎「……」モジモジ






烏丸「どうした? 何か用か?」

木虎「あっ、あの! いえ! そ、そういう訳ではないんですが……」

烏丸「?」

木虎「えっと……」

烏丸(……珍しく要領得ないな)



木虎「……」チラッ

修(?)



木虎「その……なんというか……」

烏丸「……まぁいいか。せっかく来たならゆっくりしていけ」

木虎「あ、ありがとうございます!」



遊真(ふーむ……)






修「……」スタスタ


木虎「……」テクテク





修(……それからというもの、木虎はずっとぼくの後を付いてきていた)


修(理由を聞いても口をつぐんで固まってしまう。訳が分からない)


修(そんなこんなで結局夜になった)






【帰り道】



修「……」スタスタ


木虎「……」テクテク


修「……」ピタッ


木虎「……」ピタッ


修「……」


木虎「……」


修「……」スタスタ


木虎「……」テクテク






修「……なぁ」


木虎「……」ピクッ


修「何か飲むか? 今度はぼくが奢るよ」


木虎「……お、お構いなく」


修「そっか……」




修「……」スタスタ


木虎「……」テクテク




修(ていうか一体どこまで付いてくるんだ……?)






【三雲家・④】



修「……」

木虎「……」

修「……木虎?」

木虎「……なによ」

修「もう家に着いたんだけど……」

木虎「そ、そうみたいね」

修「……」

木虎「……」






修「えーっと……折角だし上がってくか?」

木虎「!?」

修「あ、それは流石にダメか。遅くなるもんな」

木虎「……ま、まぁそうね。それは次の機会にするわ」コホン

修「はは……。じゃあまた明日」

木虎(……うっ……)



木虎(言いなさい私! 今言わないでどうするの!?)


木虎(ここまで長引かせておいてまた明日なんて訳にはいかないでしょ!!)




木虎「―――み、三雲くん!!」


修「えっ」ビクッ






修(な、なんだ急に!?)


木虎「……ご……」


修「?」


木虎「ご……ごめ……」


修(ごめ?)


木虎「……ご……め……」


修(……)


木虎「っ……」キッ







木虎「――わ、私が悪かったわよ!!」


修「!?」






木虎「ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ…」

修「……」

木虎「ゼェ…ハァ…」

修「……」

木虎「ハァ…ハァ…」

修「……」

木虎「ハァ……。フゥ…」

修「……」





木虎「……じゃあそういう事だから」

修「どういう事だよ!」






修(……よく分からない謝罪をして木虎はようやく帰っていった)

修(今日の木虎は相当おかしかったな。何か変な物でも食べたんだろうか……)



ガチャッ



香澄「……あら修。おかえりなさい」

修「あ、ただいま母さん」

香澄「あなた一人なの?」

修「え? そうだけど……」

香澄「そう。残念」

修「……」





修「……ところで母さん、なんでデジカメ持ってるんだ?」

香澄「別になんでもないわ」



木虎編終了
木虎はデレたら超かわいいと思うからとっととデレろ(願望)

次は那須さんあたりを書き溜めますねー

>>1はゲーム買ったんだろうか

色々なコラ画像とかこのスレの影響でニノさんがネタキャラにしか見えなくなった件

>>891
買ってないですよー
ゲームはあんまり好きじゃないです(けど柚宇さんは好き)

>>894
二宮さんと三輪先輩はネタキャラ(断定)


今日は投下できそーです

例によって少ないけどいいよね別に(横暴)

投下しますねー




【那須隊・③】



熊谷(あれ?)



修「~~~」ペラペラ

那須「―――」ペラペラ



熊谷(……玲と三雲くんだ。最近よく一緒にいるなぁ)

熊谷(何話してるんだろ? ここからじゃあんまり聞き取れない……)コソコソ






修「……です。……ません……」ペラペラ

那須「……いで。…から………」ペラペラ



熊谷(まだよく聞こえない。もう少し近づいて……)コソコソ



修「その時間帯なら親はいないですけど……」

那須「私は構わないわ。いらっしゃったらご挨拶できればそれで……」



熊谷(!?)



修「いつもすみません、先輩」

那須「いいの。私の為でもあるんだから」



熊谷(お、親!? 挨拶!? なにそれ!?)






【那須隊作戦室・②】



熊谷「……という訳なんだけど」

茜「那須先輩って結構進んでるんですね」

小夜子(PC)『うちのエースに手を出すとか相当ヤバイですね』

熊谷「しかもさっき見た感じだと玲も結構乗り気っぽかったんだよね」

茜「おぉ~~……」




迅「なぁ熊谷ちゃん。なんでおれまで……」

熊谷「すみません、つい……」






熊谷「と、とにかく玲を…というか三雲くんを止めないと!」

茜「別にそのままでも大丈夫じゃないですか?」

熊谷「茜……」

茜「三雲くんって真面目そうですし、那須先輩だってしっかりしてるじゃないですか」

小夜子(PC)『同感です』

熊谷「でも……さ、流石にそういうのはもっと段階を踏んで……」

茜「え? 『そういうの』?」

熊谷「へ?」

茜「……あれ? ただ那須先輩が三雲くんの家に遊びに行くだけですよね?」

熊谷「……えっ」






茜「三雲くんも那須先輩も真面目なので門限は守るっていう…… あ、あれ? そういう話じゃないんですか?」

熊谷「……」


茜「あっ、わ、わたしなんか変なこと言ってましたか!?」

熊谷「……」


茜「あれ? 先輩?」

熊谷「…っ……///」プルプル



小夜子(PC)『茜、もうやめたげて』

茜「ご、ごめんなさい!」



迅(仲いいなー)ウンウン






【三雲家・⑤】



修(ん? 鍵が開いてるな……まだ母さんが家にいるのか)


修「どうぞ」

那須「お邪魔します」

修「じゃあお茶でも持ってきますね」

那須「おかまいなく」

修「すみませんが少し待っててください」




那須「……」



シーン…






那須(……)キョロキョロ


那須(わりと質素な部屋なのね。男の子の部屋ってもっと派手だと思ってたわ)


那須(こういうところも三雲くんらしい……のかしら)


那須(……あ、そういえば前くまちゃんが『男子の部屋に来たらベッドの下を見るのが礼儀だ』って言ってたっけ)


那須(よく意味が分からないけど、礼儀なら仕方ないわね……)スッ






那須(……)キョロキョロ


那須(わりと質素な部屋なのね。男の子の部屋ってもっと派手だと思ってたわ)


那須(こういうところも三雲くんらしい……のかしら)


那須(……あ、そういえば前くまちゃんが『男子の部屋に来たらベッドの下を見るのが礼儀だ』って言ってたっけ)


那須(よく意味が分からないけど、礼儀なら仕方ないわね……)スッ



あ、ミスった




那須(……)

那須(特に何もない……。くまちゃんのあれはなんだったのかな)



ガチャッ



修「おまたせしました……あれ? どうかしましたか?」

那須「ううん。なんでもないわ」

修「そうですか」

那須「ご両親は?」

修「リビングに『買い物行ってくる』って書き置きがありました」

那須「そう。……じゃあ始めましょう」

修「あ、お願いします」




那須「それで、どこが分からないの? 確か数学だったかしら」

修「はい。ここの問題なんですが……」






【一時間後】



那須「……で、あとはこの公式を当て嵌めればいいの」

修「なるほど……」

那須「分かった?」

修「はい。那須先輩って教えるの上手いですね」

那須「え?」

修「すごく分かりやすいです!」

那須「そ、そうかしら」






那須「それじゃ一息つきましょうか」

修「そうですね。お菓子でも持ってきます」

那須「気にしなくていいのに……」

修「大丈夫ですよ」

那須「じゃあ私も手伝うわ」

修「いいんです。先輩は座っててください―――」ガチャッ






香澄「あら」バッタリ

修「うわっ!?」






香澄「どうしたの? 修」

修「いやそっちこそ…。買い物行ったんじゃなかったっけ」

香澄「鍵とお財布と買い物袋を忘れたから戻ってきたの」

修「全部忘れてるじゃないか……道理で鍵開いてるわけだよ」

香澄「完全にドジっ子だったわ」

修「ていうか普通それだけ忘れてたら家出る前に気付くだろ……」

香澄「……それより」チラッ






那須「……お、お邪魔してます」ペコッ






香澄「彼女は……」

修「あぁ、この人はボーダーの那須先輩だよ」

那須「初めまして。那須玲と申します」

修「いろいろ教えてくれて、何度もぼくを助けてくれてる人なんだ」

香澄「あらそうなの。……いつも修が世話になってます」ペコッ

那須「こちらこそ弟さんにはお世話に―――」




修「いえ、息子です」

那須「えっ」


香澄「三雲香澄。修の母です」

那須「えっ」



中途半端だけど中断
熊谷ちゃんは隠れMでむっつり(断言)

次回、香澄さんの親密度チェック始まります

きっと香澄さんはトリオンの作用で18の頃から容姿が変わってないんだよ(適当)

いっそジョジョのキャラでワートリを再構成するとか...
あとは東方 進撃...キャラが多いものなら大抵再構成するのに使えるな...


DIO「見せてやろう。我がブラックトリガー [神の世界]の力をッッッ!!」カッッ!!!

花京院(な...体が...動かない!!)



承太郎「見破ったぜ、てめえのトリガーは...[周囲のトリオンの動きを止める]能力だ!!つまりトリオンにしか効かねえ!!!」

DIO「チッ...」

文才ないからこれぐらいしか思いつかんがな
ところで完結ってどうするつもりなんだろうか...
長文スマソm(__)m

>>928
(普通にこのスレの続き立てても)えぇんやで?

恋愛系じゃないのも混じってるし次は色んなジャンルのスレにしようかな
それじゃあ続き投下しますねー




【三雲家・⑥】



香澄「……」

那須「……」

香澄「那須さん……っていったわね」

那須「はい」

香澄「……」

那須「……」

香澄「あなた……」

那須「は、はい……」ゴクッ







香澄「字、綺麗ね」

那須「えっ」






香澄「教え方も上手いみたい。ノートを見れば分かるわ」チラッ

那須「あっ、はい。ありがとうございます……」

香澄「……」

那須「……」

香澄「……あなた、歳はいくつ?」

那須「17…です」

香澄「そう」





香澄「それじゃあもう結婚はできるのね」

那須「はい。…………え?」






那須「け、結婚……って……」

香澄「深い意味はないわ」

那須「そうですか……コホッ」

香澄「……」

那須「コホッ……す、すみません」

香澄「あなた……」

那須「……はい」

香澄「……」

那須「……」

香澄「なんでもないわ」

那須「?」






香澄「修とはどうやって知り合ったの?」

那須「えっと……その、練習? で一緒になったところからですね」

香澄「そう」

那須「そこから少しずつ一緒に練習するようになって……」

香澄「……臨時で家庭教師までしてもらって申し訳ないわね」

那須「い、いえ! こちらこそ……」

香澄「あの子、頑固なところあるから迷惑かけてないかしら」

那須「……そんな事ないです」






那須「練習の時もそうなんですが、三雲k…えっと……」

香澄「修でいいわ。修で」キラーン

那須「あ、はい。……修くんは熱心ですし、自分が伸びる為に素直に周りに頼る事ができる」

那須「そして自分が決めた事を躊躇いなくやり抜く。どんな時でも明確な芯が通ってるのは凄いと思います」

香澄「……」

那須「私も、彼に教わるべき事がたくさんあって…」

香澄「……」

那須「……助けられてるのは私の方も同じなんです」





香澄「そう。手を取って協力し合って生きてるのね」

那須「えっ……? いえ……そ、そんな大袈裟なものでは……」






…コンコン


香澄「……どうしたの?」


< ごめん、両手ふさがってて……


香澄「ちょっと待ってなさい」



ガチャッ



修「ありがとう」

香澄「遅かったわね。お茶菓子くらい私が用意するのに」

修「そんな事より買い物はいいの?」

香澄「今日はもう仕方ないわ。クリームコロッケにするつもりだったけど」

修「な……!」






香澄「出前でも取りましょう」

修「ちょ、ちょっと待って母さん……」

香澄「じゃあ後は若い二人に任せるわね」

修「いや、コロッケ……」

香澄「ごゆっくり」

那須「あ、ありがとうございます」ペコッ

修「母さ……」



ガチャッ バタン



修「」


那須「……コロッケ、好きなの?」クスッ


修「はい……」






【一時間後】



修「……ふぅ」

那須「お疲れ様」

修「もう七時か……こんな時間まですみません」

那須「ううん」

修「あ、そうだ。夕飯うちで食べていきませんか?」

那須「え?」

修「出前だとか言ってましたけど、先輩さえ良ければ……」

那須「そ、そこまでお邪魔できないわ」






修「そうですか…」

那須「……ふふっ」

修「どうしました?」

那須「惜しんでくれてるのが嬉しくて」

修「えっ!? ど、どうして……」

那須「顔に出てるんだもの。これでもかってくらい」

修「……!」

那須「本当に素直ね、修くん」







修「……え?」

那須「あっ……」






修「あの……今……」

那須「あ、いや、今のは……」

修「ぼくの名前…」

那須「……その……えっと……」

修(珍しく先輩が慌ててる……)



那須「そ、そういう訳だから……私は帰るわ」ガタッ


フラッ…


那須(……っ……!)





修「―――! せ、先輩っ!」








ドサッ!



那須「…うっ……」

修「先輩! 大丈夫ですか!?」

那須「だ…大丈夫……」

修「でも…」

那須「ちょっと立ちくらみしただけ……だから……」ハァ…ハァ…

修「しただけって……」



ガチャッ…



香澄「――せっかくだから晩ごはんも食べていったら?」






※修が息の荒い那須さんを抱きかかえてます



修「な……!」

那須「!」



香澄「……お取り込み中だったかしら」



修「ち、違うんだ母さん」

那須「そ、そうです。私が倒れそうになったところを彼が支えてくれて―――」



香澄「あら、そうなの?」






香澄「まぁ、言われなくても分かってたけど」

修「はは……」


修(良かった……大事にならなくて……)


香澄「……」


修「……」


那須「……」




修「……そ、それで母さん。そのデジカメは一体……」


香澄「私のことは気にしないで続けて」


修「何をだよ!?」






【三雲家・⑦】



修「……本当に一人で帰れますか?」

那須「えぇ」

修「何かあったらすぐ連絡してください」

那須「そうするわ。ありがとう」

修「こちらこそ今日はありがとうございました」ペコッ

那須「復習も忘れちゃダメよ?」

修「はい!」






那須「……ご両親にもよろしくね」

修「なんだか母が色々とすみません。変なこと言われませんでしたか?」

那須「そんなことないわ。むしろ私が知らないことをたくさん知れたし……」

修(な、なんとなく恥ずかしいな)



那須「じゃあ、また明日ね」

修「はい。また明日」

那須「さよなら。三k…………」

修(?)





那須「……修くん」ニコッ


修(!)











香澄「―――いい娘ね」ヌッ

修「うわっ!? いつからいたの母さん!?」ビクッ

香澄「最初からだけど」

修「……あぁそう……」

香澄「出会ってからの期間を考えるとなかなか高いわよ、彼女」

修「高いって何が?」

香澄「親密度よ親密度」

修「え?」






香澄「今のところ千佳ちゃんが12000ptで那須さんは8000ptくらいね」

修(なんで千佳が比較対象なんだ……?)

香澄「流石にまだ付き合いの長さによる差があるのが現状よ」

修「(よく分からないけど)……そうなんだ」

香澄「ただ、彼女の追い上げは目を見張るものがあるわ」

修「(追い上げ?)……うん」

香澄「これは今後が楽しみね」

修「(楽しみ?)……そっか」



香澄さんは45000ptくらいじゃないですかね(適当)

このあたりで終了っぽいですね。
>>933-934みたいにこのスレの続きって感じで立てるかもしれないので、よろしくです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月14日 (月) 01:47:47   ID: utoWz34N

書き溜めガンバ!

2 :  SS好きの774さん   2017年04月09日 (日) 03:52:51   ID: -ve0n9Et

れいじさんにはすきなひといるんだよなー

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