カリン｢グランドチャンピオン………？各地方の5人のチャンピオンの中でワタルが一番強いってこと？｣

ギーマ｢やれやれ……セキエイリーグのチャンピオン様は気が早いらしい…………すべての地方のチャンピオンで最も強いのは我らがイッシュ地方のチャンピオン、アイリスだというのに………｣

ゴヨウ｢バカな………シンオウのシロナを差し置いて誰が最強を名乗ると言うのですか……｣

プリム｢あらあら………うちのミクリくんも忘れてもらっては困るわね｣

ズミ｢なにも理解できていない愚か者どもめ！！貴様らがカルネを目にしたとき、すべてを悟るだろう｣

ワタル｢熱弁のところ悪いが、今名前があがった各地のチャンピオンは……｣

ワタル｢全員この俺が殺したよ｣

ギーマ・ゴヨウ・ズミ・プリム｢！！！？？｣

カリン｢なんですって！？｣

リョウ｢うそだ！！シロナさんが死ぬわけがない！！！｣

ワタル｢シロナか………くくく、あいつはなかなか強者だったぞ………特にあのガブリアス。もし、やつがスカーフを持っていたら危なかった｣

ワタル｢まぁ、結局この俺に敗北し、俺に犯され死んでいったがな……｣

オーバ｢おいてめぇ！それ以上の戯れ言はぶじょくざいに値するぜ！｣

ワタル｢くくく………現実に直視できんらしい……………おい！カイリュー！あれを持ってこい！｣

カイリュー｢ピーゴー！｣

カイリュー｢ピーゴー！｣ﾎﾟｲ

シロナ(生首)｢……………｣ｺﾞﾛﾝ

リョウ・キクヨ・オーバ・ゴヨウ｢あああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！｣

リョウ｢シロナさああああああああああん！！！！｣

ワタル｢ははははは！やっと今の状況が理解できたかバカどもが！｣

ワタル｢今この世界で最も強いトレーナーはこの俺だあああああああああああああああああ！！！！｣ﾄﾞﾝ!!

フヨウ｢そんな…………………じゃあミクリくんも…………？｣

ワタル｢ああ………あいつはなんか『なんとワンダフル』とかいいながら勝手に死んでいったよ｣

カゲツ・フヨウ・プリム・ゲンジ｢｣

ズミ｢…………この様子ではどうやらカルネもやられているようだな………｣

レンブ｢あいつの強さは本物というわけか…………｣

イツキ｢それでワタルさん………僕たちに殺し合いをさせるというのはいったいどういうことなんだい？｣

ワタル｢簡単なことだ、この世に20人も四天王はいらないのさ｣

ワタル｢だから今から数を減らし、最強の四天王を決めてもらう！！｣

ガンピ｢………つまり、残り4人になるまで我々に殺し合えというのか……？｣

ワタル｢その通りだ！話が早いな｣

カゲツ｢そんなめちゃくちゃな話があるか！！！｣

シキミ｢そうですよ！ポケモン達で殺し合いをするなんて！｣

ワタル｢現に今、4人のチャンピオンが死んでいるのだぞ？今さらなんということはない｣

リョウ｢ふざけんなお前！！！よくもシロナさんを！！！！いけ！ドラピオン！！！！｣ﾊﾞｯ！

ドラピオン｢ギィーゴゴゴゴ！！｣

ゴヨウ｢リョウ！やめろ！！｣

ワタル｢愚かな……………カイリュー、殺せ｣

カイリュー｢ピーゴオオオオオオオオ！！！！！｣ｷｨｨｨｨｨｨﾝ

リョウ｢ドラピオン！シザークロスだ！！！！｣

ワタル｢カイリュー、『破壊光線』だ｣

カイリュー｢ビイィィィィィィ！！！！｣ﾄﾞｫｫｫｫ!!

ドラピオン｢ギイィィィィィ！！！｣

リョウ｢びゃあぁああぁあぁアｧｱァぁｱァあぁアｱァあ…………………！！！！！！！｣ｼﾞｭｩﾝ…

オーバ｢リョォォォォォォォォォォォォ！！！！！！！｣


［シンオウリーグ四天王リョウ死亡 残り19名］

キクヨ｢きゃああああああああ！！！！｣

カゲツ｢……………や………やりやがった……………｣

カリン｢ちょっとワタル………なにもそこまで……｣

ワタル｢カリン、馴れ馴れしく呼ぶな。こうなった以上、お前たちが以前どのリーグに所属していたかなんて関係ない｣

ワタル｢たとえお前がセキエイの四天王だったとしても、この戦いで生き残らなければただの名言を残したお姉さんだ｣

カリン｢……………………………なるほどね………｣

イツキ｢ねえ………もうこんなことやめようよ……いいじゃないか、最強の四天王なんか決めなくても………｣

カリン｢ヘルガー、『悪の波動』よ｣

ヘルガー｢ぐるうおぉおん！｣ブワン

イツキ｢ぐばああああああ！！！｣ﾊﾞﾀ

イツキ｢カリン………お前…………｣

カリン｢イツキ、聞いてたでしょ？ワタルの話を。この戦いで勝たなければ生き残れないのよ｣

イツキ｢ち………ちくしょう…………｣ｶﾞｸ


［セキエイリーグ四天王イツキ死亡 残り18人］

フヨウ｢……………あ……ぁ…………あぁあ……………………｣

フヨウ｢いやあぁぁあああぁああああぁあぁああああ！！！！！！｣

カゲツ｢！？………おい！落ち着けフヨウ！！！｣

フヨウ｢こないで！！！！あんたあくタイプ使いよね……………私を殺そうとしてるんでしょ！！！！｣

カゲツ｢な…………ちげーよ！！勘違いすんな！！｣

フヨウ｢うっさい！！サマヨール！シャドーボールよ！！｣

サマヨール｢ゲゲーゲゲゲゲ｣ｺﾞｫｫｫｫ

ギーマ｢やかましい女だ…………やれ、キリキザン｣

キリキザン｢ｼｭﾋﾟﾋﾟｰﾝ｣ｻﾞﾝ!!

フヨウ｢ぐはあぁああ！！！！｣ﾊﾞﾀ

フヨウ｢いやだ…………まだ………死にたくない……………あっちに……………行きたくない…………………｣ｸﾞｸﾞｸﾞ

ギーマ｢……………………とどめだキリキザン｣

キリキザン｢ｼｭﾋﾟﾋﾟｰﾝ！｣ｻﾞﾝ!!

フヨウ｢………｣ｶﾞｸ……


［ホウエンリーグ四天王フヨウ死亡 残り17名］

カゲツ｢おい！！何してくれてんだよてめぇ！！！｣

ギーマ｢つまりは、この残り17名のうちであと13人を殺せばいいんだろう？最高のショーじゃないか。好きなんだよこういうギリギリの勝負がね｣

カトレア｢……………ちょっと……あんた趣味悪いわよ｣

ギーマ｢………なんだ？カトレア………同じリーグ出身の馴染みで後回しにしてやろうと思っていたが………なんならお前から片付けようか？｣

オーバ｢な…………なんだよコレ…………なんなんだよこれ！！！！！！！｣

パキラ｢………………ちっ………へんなのにまきこまれたわね………｣

ゲンジ｢…………とりあえずここは危険だ！カゲツ！プリム！ボーマンダの背中に乗れ！｣

ボーマンダ｢くぁーん……くぁーん！！｣

プリム｢ええ！｣ﾊﾞｯ！

カゲツ｢悪いな！ゲンジのおっさん！｣ﾊﾞｯ！

ギーマ｢……………ホウエンはリーグ内で手を組んだか………だがそれは明らかに悪手だな、リーグごとで手を取り合うのなら、ひとりも欠けてない我々イッシュか、カロスが圧倒的に有利だ｣

ギーマ｢さて、イッシュリーグの四天王よ、手を取り合いあのボーマンダを追うぞ！｣

カトレア｢わたしたち、4人乗せたまま空を飛べるポケモンなんて持ってないでしょ？｣

ギーマ｢｣

ゴヨウ｢……………ここはいったん退くのが得策のようですね………序盤で戦力を消耗するのはきつい｣

キクヨ｢そうね……我らシンオウはひとり脱落してしまっているし……｣

ゴヨウ｢それに………もうすでに破滅の道をたどっているリーグもあることだしね｣

キョウ｢どういうことだカリン！なぜイツキを殺した！！｣

カリン｢仕方ないでしょ！？この状況ではみんな敵なんだから！！｣

シバ｢カリン………ごたくはいいこの行い、償ってもらおう…………いくぞ、キョウどの｣

キョウ｢まずは不穏分子を取り除くということだな、シバよ｣

カリン｢二人でくるってわけね…………いいわ……………なぜ、あなた達ではなくこの私が四天王最後の砦を任されているかを身をもって教えてあげるわ！！｣

～ヨスガシティ～
ゲンジ｢さて、いったんあの場から離れたのはいいものの……どうする？｣

プリム｢まさかこんなことになるなんて……………｣

カゲツ｢ちくしょう！！！！あのギーマっていうやつ………許せねぇ！！よくもフヨウを！！！｣

ゲンジ｢うむ、そうだな………まずはフヨウの弔い合戦が先決か｣

プリム｢でも………イッシュ地方の連中は4人よ………？3人では流石に勝てないわ｣

ゲンジ｢任せておけ、私に策がある……｣