千川ちひろ「課金しろや!」モバP「課金させろや!!」 (185)



ちひろ(さあ始まりましたよアニバーサリーアイプロ!
    今回はアニバーサリー恒例のメモリアルアイプロに加えてスマイル差分の復刻!)

ちひろ(そして上位報酬はシンデレラガール凛ちゃん!!
    課金しない要素がありませんね!!)

ガチャッ

P「ただいま戻りましたー」

ちひろ「おかえりなさい!
    プロデューサーさん、大変です…」

P「あーはいはい、アニバーサリーでしょ?分かってます分かってます」

ちひろ(あ、あれ?何か反応が薄い……)



P「うん……うん……うーん今回はスルーかな」

ちひろ「!!??」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418111140



P「じゃあ、とんぼ返りで恐縮ですが行ってきま……」

ちひろ「ちょちょちょ、ちょっと待ってください!!」グイッ

P「グエッ!」

ちひろ「どういうつもりですかプロデューサーさん!」

P「いや、どういうつもりも何も今回のガチャとアイプロは見送るつもりですけど……」イテテ

ちひろ「はぁ!!?」

P「新しく入った子の親愛上げもしてあげないといけないし仙台でお仕事回そうかと」

ちひろ「何で!?どうしてですか!!?」

P「ははは、勘弁してくださいよちひろさん」


P「今回のアイプロ、僕の担当いないじゃないですか」

ちひろ「」

P「ポイント報酬は相変わらずクソ不味いし、
  月末は特別だけ回そうかと思いましたが投票券が付いてくるわけじゃないし今回もパスで」

ちひろ「………見損ないましたよ」

P「え?」





ちひろ「あなたそれでもプロデューサーですか!!!」

P「………あん?」


ちひろ「いいですか?
    あなたの担当アイドルの出番がないのは偏にその財布の紐の固さが原因ですよ!」

ちひろ「課金総額が目減りすれば運営だって人気アイドルを投入せざるを得ないでしょ!」

ちひろ「皆さんが毎回少しずつでも回していれば運営にも余裕ができて、
    他のアイドルのSRも出す気になるかもしれないじゃないですか!!」

P「……で、俺にも課金しろと?」

ちひろ「はい!」

P「担当以外のガチャイベも?」

ちひろ「はい!!」

P「『次こそ担当が来るはず!』という期待を持って?」

ちひろ「そのとおりです!!!」




ダァンッ!!




P「………せからしかこんバチカブリが……(訳:うるせえぞこのボケナスが)」

ちひろ「!?」




P「黙って聞いてりゃあ好き放題ヌカしやがって……!」



P「『出番が欲しけりゃ課金しろ』?逆だろ!!」




P「課金してやるからまともな出番よこせや!!!」

ちひろ「………あぁん?」



P「いいですか?その札束しか詰まってなさそうな頭使ってよーーーく考えてくださいよ??」
  シンデレラガールズの月の売り上げが大体10億前後で、平均課金額は一人1万円と言われています」

ちひろ「ほら!やっぱり月1万くらいは使ってくれないと……」

P「話は最後まで聞けよ銭ゲバ」

ちひろ「何か言ったか貧乏人」

P「常識で考えてくださいよ。毎月1万も突っ込むユーザーが1万人もいると思いますか?」

ちひろ「うっ……」

P「逆に月1万の課金で何ができるか考えてみましょうか。
  ガチャ換算なら特別10連3回分+α、ドリンクなら各100本」

P「一つ訊きますけど、ガチャ30回でSR引ける確率ってどれくらいなんでしょう?
  それが目玉SRである確率は?」

P「ドリンク100本、超得換算で150本としましょうか、
 エナドリ150本でフェスのボーダー超えられるんですかねえ!!」

ちひろ「ぐぬぬ」


P「おわかりのように、月1万の課金なんてしない方がマシなんです。
  つまり実際には少数の課金兵がそれ以上突っ込んでるカタチになりますよね」

ちひろ「……でもそれって結局プロデューサーさんが課金しない理由にはなってないと思いますけど」

P「ここまでの話に限ればその通りです。その上で逆に訊きますけど、何故課金兵は課金するのでしょう?」

ちひろ「仰る意味が分かりませんが」

P「簡単ですよ。課金するうえで一番のモチベーションは何かってことです。
  トップを走る快感?自己顕示欲?それもあるでしょう。ですが一番のモチベーションは、




  担当アイドルがいることですよ」

ちひろ「!」


P「課金兵が毎月課金兵やってるとは限らないでしょう。
 重課金が走るのは担当が来たときに決まってますよ。
各担当Pが持ち回りで走るからこそ課金額を維持しているんでしょうし。
 そしてそれを裏返せば、俺が課金しない理由になります」

P「最初から言ってますが
『担当のいないガチャイベに本気でぶっ込むPはいない』というのが俺の結論です」






ちひろ「………ふっ」

P「!?」

ちひろ「だぁからプロデューサーさんはいつまでたってもうだつの上がらないダメPなんですよ……」クックック

P「何ですと!?」



ちひろ「あったじゃないですか、どんなPも必死に課金しなきゃいけない一大イベントが」

P「…………アレのことを言ってるんですか?」

ちひろ「そうです!!


    シンデレラガール総選挙ですよ!!!」




ちひろ「ガチャに付属する投票券とイベントのポイント報酬の投票券!!
    つまり課金すればするほど投票する権利が与えられるシステムで、
    ガチャに担当がいないから、上位報酬が担当じゃないから」





ちひろ「そんな言い訳で本気を出さなかった人に!
    プロデューサーを名乗る資格があるんですかねえ!!!」


P「…………」

ちひろ(ちーっひっひっひ!これにはプロデューサーさん、ぐうの音も出ないようですね…)

P「………はぁ」

ちひろ「どうしました?自分の駄目さ加減に溜息しかでませんか?」



P「言いたいことはそれだけですか?」

ちひろ「!?」

P「このデータを見てください」
http://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm

P「見ての通りサラリーマンの平均年収の推移です」


ちひろ「これがどうかしましたか?」

P「平成25年のデータだと平均年収が414万。
  これを12で割った数字を平均月収とすると34.5万ですか」

ちひろ「だからそれが何だと……はっ!」

P「そう。一か月分の給料……常識的に考えて、それが一回のガチャイベでつぎ込める上限ですよね?」

ちひろ「うぐっ!」

P「さて、じゃあその34万5千円でどこまで票が伸ばせるか計算してみましょうか」

P「プラチナガチャが当時一回300円で、一枚投票券が付いてくるとして計算すると………」パチパチ

P「……1145票ですかあ」

ちひろ「あの、その辺で……」

P「おっと、ログインボーナスの3票も加えておきましょうか?
  これで1148票?いやあ結構結構」








P「で?」

P「1000票ちょいで何が変わるんですか?」

ちひろ「うぐっ!!」


P「貴方さっき課金でどうにかなるような言い方してましたけど、
  本当に個人の課金でどうにかなるんですか?」

ちひろ「それは……」

P「属性5位」

ちひろ「!!」

P「各属性5位まで得票数公表されてましたよね?
  その後の展開考えると公式から直々に推してもらうにはそれぐらいの順位が必要でしょうし、
そう考えれば得票数の公表も妥当な判断でしょう。

  つまり、『プロデューサー諸君、出番が欲しいならこれぐらいは頑張ってくれたまえ』、
  という釘を差す意味で」





P「で、そのボーダーが……
パッション:70858票
キュート:76270票
クール:91043票」



P「全然足りねえじゃねえか!!!」バァンッ

ちひろ「ヒッ」


P「もうこれ個人の頑張りで覆せる状況じゃないだろ!!
  ぶっちゃけ俺だって回したんだよ!!クレカ1.5枚分!!(実話)」



P「おかげで今じゃあリボ地獄だよ!!(実話)」


P「それでも担当は圏外!」


P「これ俺は何をどうすればよかったんだ!何と多々買えばよかったんですか!!!」




ちひろ「あ、愛が…」

P「ああん!?」

>>18
誤:P「これ俺は何をどうすればよかったんだ!何と多々買えばよかったんですか!!!」
正:P「これ以上俺は何をどうすればよかったんだ!何と多々買えばよかったんですか!!!」


ちひろ「……愛が足りないんですよ!プロデューサーさんには!」

ちひろ「課金額とは関係ない、アイドルに対する愛情が足りないんです!!」

P「ほう……」

ちひろ「公式だってむやみにSRを出してるわけじゃない、ちゃんと市場調査だってしてるはずです!」

P「つまり?」

ちひろ「決まってるじゃないですか!マーケティングですよ、マーケティング!!」

ちひろ「アイドルの知名度を高める活動が足りなかったんですよ!」


P「………」

ちひろ「プロデューサーさんがそれだけ頑張っても届かなかったということは、
    これはもう完全に地力の差なんじゃないですか?」

ちひろ「これだけの人数でやってるんですよ?人気に差がつくのは当然じゃないですか」

ちひろ「そして担当の子を人気アイドルまで押し上げられないのは、
    プロデューサーさんの怠慢でもあるんじゃないですか?」アーン

P「………」カタカタ

ピーーーーーーガガーーーーーー

ちひろ「自分の営業努力不足を棚に上げて、SRを出せ出せ言ったって出るものも出ない……」

P「ほらよ」バサ

ちひろ「何ですか?こんな紙き、れ……」
http://i.imgur.com/r5l8SZT.png

http://i.imgur.com/Ox8nWgz.jpg

http://i.imgur.com/2dEGI4z.jpg

P「全アイドルのSR+枚数グラフですよ。属性別のね」

ちひろ「ゴフッ!」

極稀に300円くらい課金はするが基本はログインボーナスのチケット貯めるかエナスタ溜めてフリトレで安くて強いのを手に入れるのが無課金兵に残された道な気がするんだよね

P「好きなこと言ってくれましたけど、その市場調査とやらのサンプルはどこでとってるんです?
ゲーム内のデータに決まってるでしょう」

P「まさか天下の運営が便所の落書きでマーケティング調査してるなんて言いませんよね?」

ちひろ「くっ……」

P「じゃあプレイヤーが一番アイドルを知る機会として一番多いのは?
そのアイドルのSRが出たときじゃないんですか?」

ちひろ「それは……」

P「ここまでキレイに階層化されるとは我ながら思いませんでしたけどね。
Paが一番マイルドかな?」

ちひろ「あ……」


P「マストレさんより少ない子がいるのがふざけてんのかって気はしますけど……」

ちひろ「……そ、それでも……」

P「次のあなたのセリフは、」






ちひろP「『それでもほとんどの子には一枚以上あるんだからいいじゃないですか』」

P「です」

ちひろ「……はっ!?」

課金はやっぱ恐ろしいな
そんな私はデレマスからミリマスに移りミリマスで課金してます(ガチャガチャ)


P「まあ、そりゃね。去年までに比べれば大分初期からいる子の救済も進んでますよ」

P「一時期ホントにひどかったですからね。楓さんPなんか何回死んだか分かりませんよ」

P「ただねえ、ちひろさん。
  自分で出しといてなんですが、このグラフは不完全なんですよ」

ちひろ(一体何を……)

P「数字が間違ってるとかじゃなくてね、単純にあるデータが抜けてるんです」

ちひろ「それは……?」

P「ねえ、ちひろさん、
  この中の1枚しかない子たち、






この唯一のSR出たの、いつでしたっけ?」


ちひろ「」


P「レナさんのSRは初代メダルでしたねえ。それからどれくらい経ちました?」


P「千秋は?木場さんは!?」




P「頼子の初登場からどれだけ経った!!言ってみろゴルァ!!!」



ちひろ「あばばばばばばばば」

P「仕事(SR)が増えなきゃ知名度なんか上がるわけねえだろうが!!!
Rなんかガチャ回せば嫌でも増えるし、イベントRなんざ無課金でも手に入るだろ!!」

P「でもアンタは言ったよなあ!?アイドルに必要なのは集客力だって!!
  課金集められなきゃ意味がないって!!!」

P「ひいてはファンを増やすことができなかった俺の怠慢だって!!!」




P「だったらこのグラフは何だ!!」バンバン

ちひろ「あぅ……」

もうエナスタ溜めてある程度強いのをフリトレで手に入れるくらいで我慢しようぜ…

P「それからずっと黙ってたけど、そもそも最初にアンタ何つった!!」


…………


ちひろ『皆さんが毎回少しずつでも回していれば運営にも余裕ができて、
    他のアイドルのSRも出す気になるかもしれないじゃないですか!!』


…………

P「そう言ったよなあ!!あぁ!!?」

ちひろ「言ったような……言わなかったような……」

P「>>4で言ってんだよ確かにな!!!」

>>せからしかこんバチカブリが

どこの方言かさっぱりわからんわ
少なくとも関西ではなさそうだが

>>79
>せからしかこん

これをググったら佐賀長崎熊本と出た


P「それじゃあ何か?一部の人気アイドル以外のSRは運営のお情けで出てるんですか?」

ちひろ「そういうつもりで言ったんじゃないのに……」ウルッ

P「そういうつもりにしか聞こえねえんだよ!!」




P「アンタらはいつもそうだ!
  型落ちみたいな性能の完走だけを貧民に恵むように出しておいて!」

P「『これで満足しただろう』、『これ以上高望みはしないよな?』」

P「『それには愛と課金が足りないなあ』って!!そう言うんだろ!!!」

ちひろ「わたしはそんなこと言ってない……」ウルウル


P「肩書きだ、ローディングキャラだ、ぷちデレラだと、
アンタたちはプレイヤーの愛を煽り、嘲笑い、弄ぶ!!」


P「だったら教えてくれよちひろさん!!!」



P「俺たちはあと何か月待てばいい!!?」




P「俺はこのやり場のない愛をいつ、どこにぶち込めばいいんだよ!!!!」クワッ





ちひろ「…………ふ、う」ジワァ

P「ああん!?」








ちひろ「うわああああああん!!」


P「!?」

ソシャゲなんてそんなもんよさ
無課金は課金兵の食い物にされるだけさ
この世は弱肉強食とはよくいったもんだ

ちっひに食い物(意味深)にされる側の気持ちを理解させようぜ

>>97
ネットなんて見ずに暇つぶしの延長でシコシコやってりゃいいんですよ
こんなゲームにマジになってどうすんのってたけしも言ってたし


ちひろ「うっうっうう……うえええええん」ベソベソ

P「えっ、ちょ、あの、ちひろさん?」

ちひろ「ちひろしらないもん……ちひろのせいじゃないもん!
    うえええええええ!!」

P「ええええええマジ泣き!!?」

ちひろ「わた、わたしはプロデューサーさんが、ヒグッ、喜ぶとおもってお仕事をもってきてるだけなのに……
    なのに……わたしの、せいみたいに……うっ、ううううううう!」ボロボロ

P「ああああそそそそそうですよね!
  よくよく考えたら運営の文句を事務所のアシスタントであるちひろさんに言ってもしょうがないですよね!」

ちひろ「う?」


P「僕も売り言葉に買い言葉で熱くなりすぎました!
  もう言いませんから!ね?」

ちひろ「もう、グスッ、怒ってませんか……?」

P「もう全然!全っ然怒ってないですよー?
  あっ、そうだ!これから仙台出張ですけどお土産なにがいいです?」

ちひろ「………くるみゆべし」

P「イェッサー!ちゃっちゃと仕事終わらせて買ってきますからね!
待っててくださいね!!」ダッシュ!

バタムッ!!

ちひろ「…………」



………

……………

…………………


―――仙台


早坂美玲「うわーーーーっ!」

P「よしっ!エリアクリアだ!」

美玲「はー負けちまったか。しゃーない、ほらよ」

P「ふふっ、毎度どう、も……アレ?」

美玲「何だよ?」

P「……これは何だい?」

美玲「ウチに勝った報酬に決まってるだろ!
   たりないってんならウチの爪でも食らっとくか?」



[マイスタミナドリンク]



P「……………………ちっ」






ちひろおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!



………………

―――事務所

シュボッ

ちひろ「無課金死すべし、慈悲はない」スパー





おしまい

>>105
それが正解やろな
それでも好きなアイドルのカードでたらやりたくなりやっちゃうのが課金兵なんですがね
ちなオレは基本無課金

ここまでです。
読んでくださってありがとうございます。

上位アイドルが憎くて書いてるんじゃないんや……
上位と下位両方担当だからつらいんや……

乙、トムとジェリーみたいだなw
ちひろまた水着で出てきた時めっちゃ揺らしてやるからな!

ちっひは嫌いじゃない(コスプレが素晴らしいから)

>>120
画面メモにでも保存しとけばいつでも揺らせるんやで(ニッコリ)

ミリマスはデレマスとは違いドリンクをイベント参加するだけで三つもくれるんだぜ
だからドリンク溜めやすく無課金兵でも強くなれる
それに無駄に大量にアイドルがいて総選挙なんかやって上位にしか声付かないなんてのはなく全員にちゃんと声はある
ミリマスは無課金兵にも優しいんやで

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