男「彼女が生意気すぎて大好きだけど、愛されてる感は無いんだ」(49)


勢い任せのエロですよ
ストーリーなんか総無視、人によってはスレタイ通りの胸糞
エロ描写ばかりなのでセリフ少なめ、もはやただのエロ小説

書きたかっただけで書いたんだが、最後まで投下しきれるか時間に不安がある
もしかしたら半分だけ投下して、残りは明日になるかもしれない

18歳未満は速攻でお帰りくださいませ


あるホテルの一室…

ペロ… ピチャ、クチャ…

女「ん…ぅ。男……」

男「………」

ベッドの横に備え付けられたソファーの上で、二人の男女が唇を重ねている
伸ばされた舌はぐねぐねと奇妙な生き物のように絡みあい、透明な滴りが唇の端から垂れるのも気にしない

男「女…」


男の手が、女の髪を掻きあげ首筋を引き寄せる
女はその不自然な態勢に堪えきれず、男の腰を抱きながら身体を後方にゆっくりと倒していく

女「ん… あは、押し倒されちゃった」

男「自分で倒れたんだろうが」

女「ふふ… ん」チュ

男「……」チュ… クチュ


下から突き上げるように伸ばされる舌を吸い上げる
柔らかな唇から、僅かに苦味を伴う口紅の味がした
忌々しくその上唇を食み、腹部に手を滑り込ませる

女「ん… やだ、手 冷たい」

男「腹、あったかい」

まさぐるように、衣服の中の肌を味わう
腰周りの柔らかな肉感が心地よい

肋骨に近い、皮膚の薄い場所を撫で付けると 女はこそばゆそうに身をくねらせた
それを押さえつけるような強めのキスで抵抗を奪う


指先で肋骨を撫ぜては、手を滑り下ろして下腹へ
臍の下を軽く押さえ、指先だけは僅かにスカートの中へ


女「ん…む。えっち」

男「えっちなことはまだしてない」


10cmも下がれば、より強く刺激の与えられる場所があるが そこには至らない
柔らかな肉を指先でつついては、感触に飽きたかのようにまた肋骨へと手を滑り上げる


女「ん… もぅ。やだってば」

男「すこしゴツゴツしたさわり心地。こすぐったい?」

女「ん。だから、やめて…」

男「もうちょっと」

胸にも下半身にも未だ触れてはいない
普段であれば、痒みしか感じない場所への愛撫
それでも重ねられた唇から滴る液体はは粘性を増していき、
時折 熱めの呼気が漏れでる

強めのキスと、動き続けて時折秘所に近づく手
そして、これまでの経験
それらが、痒みですらも じれったい快感を呼び起こしているのがわかる


女「ふ…っ ん」

男「……」

ゆっくりと、掌を上へ
形を確認するように、胸を隠すその下着の縁を指先でなぞる
上部を確認する頃には、掌はその可愛らしい膨らみを覆っている
優しく揉みながら、唇を華奢な首筋に移した

女「ん…… ブラ、取ったほうがいい…?」

男「いいよ。どうせ服だって着たままだし」

女「でも…」


あまり喋ってほしくない
こういう時は、その感触や反応だけを楽しんでいたい
会話を止めさせるための言葉の代わりに軽く首元に噛み付くと 女は意図を理解したようで静かになった

噛み付いた詫びに、今度はその箇所を舐め上げる

女「ひゃぅ」ピクン!

耳からまっすぐに降りたその場所は、肋骨と同じようにこそばゆさを伴うようだ

舐められ吸い上げられる首からの痒みと
下着の上からその頂点に軽く触れては揉みしだかれる胸への刺激
それらは混ぜ合わされ、全てじれったいだけの快感へと変わる


女「ふ… ん、あ…… っ!」

深く熱くなっていく呼気と、首に伸ばされて抱きかかえられる腕の強さ
伸ばされては曲がる足 それらが彼女の心境を教えてくれる

男「服、ずらすから。背中浮かせて」

衣服と共に下着をずりあげ、露出させる
一度顔を上げ、眼下に眺めた

女「……見るだけ?」クス

恥じらいを隠すように、おねだりをするように
小さく笑ってみせる彼女はとても生意気だ

男「……」


その目を見つめ返して、さてどうしてやろうかと考える
だが特別なことは何も思いつかない
焦らすだけ焦らしてやってもいいが、それにも飽きた

胸元に顔を近づけ、静止
僅かに舌を伸ばして膨らみを舐めてみる

ほんのりとした甘い香りは不思議なものだ
じっとりした汗のにおいと混じってなお、女性特有のあまったるさがある
その香を味わっているのは、すぐに女にバレてしまった

女「……や、やだ。もう。さすがにそういうのは恥ずかしい」

男「恥ずかしい? 丸見えで舐められているのに、いまさら?」

女「違う種類の恥ずかしさなの!」

男「イヤ?」

女「イヤとかじゃなくて、なんていうか…」


また会話
これが挟まると、どうにも雰囲気を壊される
黙っているほうが、よほど真実だけを教えてくれるのだから 言葉なんて必要ないのに

厭わしい言葉を遮るように、胸にある頂を舐め上げた

女「んぅっ」ピクン!

男「……」

黙った
よかった、これで続けられる

彼女はとても可愛らしいが、口を開けば生意気でどうにも面倒くさいところがある
街中で遊んでいる時にはそのやりとりも言葉遊びのようで面白くもあるが、こうして肌を重ねるときにはマイナスの要素でしかない


突起を舌先で小突き、周辺を舐め
口を開けて大きく吸い上げる
大きく食んだその口中で、また突起を舌先で転がし…


女「んっ、あ… んんっ」

彼女の腕が肩に当てられ、引き離そうとする
引き離そうとする力が強くなったら、突起を唇で挟んで軽く引く
すると胸をそらせ、肩を押す力が緩まる
逆に、引き離させまいとするように、指先だけに力がこもる

女「~~っ」


まるで、何かのスイッチ
まるでじゃない。それがどのようなスイッチかはわかっている
唇で愛撫を繰り返す胸と反対の胸に手を伸ばし、こちらは指と掌で同じように弄ぶ

女「は… ぁ」

まるで蕩けているのだと言いたいような呼吸音
すり合わせるように落ち着きなく動く足

無遠慮に手を伸ばし、なんの予兆もなく秘所へと手を忍び込ませる

女「んんっ! あっ!」

軽く指先で割れ目を開いた途端、ぬるりとした愛液が溢れ出す
下着の中でそれを掬いとり、塗りたくるような愛撫をすると、女が強く抱きついてきた


女「んぅ! あぁ… んっ」

乳房の突起、秘所の突起 
その両方を同時に責め立てると、女は足を強く閉じた

女「んぅ! も…、やっ」

言葉にならない声であれば、邪魔にはならない
その唇をふさぐ必要はない

抱きついてくる腕が離され、俺の腕を掴む
その手を抜けという抵抗なのか、それとも刺激を強めてくれといいたいのか

挟まれて動かしにくい指先を一本、割れ目の中に潜り込ます
中は熱すぎるほどで、ぬめって吸い付く
ざらりとした触感はぬめりの中でもわかる、そこをこすり上げてやると閉じていた足の力が緩む


女「はっ… あっ、んん…!」

スカートを腰のあたりまで捲くりあげる
女の足の間に体を割り込ませ、大きく広げる
触れやすくなったそこに、もう一本指を咥えさせる

グチュリ、という水音が聞こえる
中で動かせば、その入り口ではグチュグチュと間抜けな音を立てる

女「んんんんっ! ん、はぁっ…」

遅めのピストンを加えてみる
抜き取るときには丹念に撫で付けるようにし、抜ききる前にまた奥まで侵入させ…


女「あ… んっ、あぁ… は、あ…っ んぅ…っ」

ゆったりとした深い呼吸と共に、指の動きに共鳴した喘ぎ声が漏れる
襲いくる感覚を逃がすようになのか、快感を味わうようになのか それは当事者にしかわからないのだろう

しばらく反応を楽しんでいると、彼女の腕が俺の顔を引き寄せた
物足りないといわんばかりの蕩けた瞳がこちらをのぞいている
キスをねだりつつ、僅かに腰を浮かして摺り寄せるようにしている

男「……ねえ。その前に、俺にもシテよ」

女「ん…… だめ。もう、そのままして…」

甘ったるい口調
相変わらず、口を開けば生意気な彼女


男「自分ばっかり楽しむつもり?」

女「口のほうがすきなの?」

男「口は口で、すきなの」

女「ん… でも、いや。もう、すぐにそのまま… ね?」

男「俺も嫌って言っていい?」

女「言うのはいいよ。でも、シテあげない」


そう言った彼女は うっすらとした笑みと酔った様な目をして態勢を変えた
下に居たのを抜けだして、ソファの上に正座する
つられて俺が身を起こすと そのまま飛びつくようにして逆に押し倒してきた


男「……押し倒された」

女「ふふ。押し倒しちゃった」


酔っ払っているわけではないはずだ
しかしまるで酔っ払いのそれのように、妙なテンションになっているのがわかる
普段以上の積極性、恥じらい以上に、別の欲求に支配されているとしか思えない

もたつきながら一生懸命にベルトのバックルを外し、俺のズボンを脱がそうとしている
僅かに腰を浮かしてやりやすいようにしてやると 躊躇なく屹立したそれを引き出した

女「クチでしなくても・・・もう、準備いいって言ってるじゃん」

男「気分ていうか、感覚って言うか。そういう問題なの、いきなりはじめるのとはまた違うんだよ」

女「ふふ、食前酒みたいなもの? そんなにお上品でもないくせに」


そういいながら、自分の掌を舐める彼女
舐めた手には、十分量の唾液が溜められていたらしい
塗りたくるような所作で握られる。暖かくぬるつくそれはまどろっこしいぬるま湯のような心地よさだ

男「してくれる気になったの?」

女「……まさか」クス


そういうやいなや、女は足を開いてまたがってきた
右手に握ったまま、自分にあてがう

男「ちょっとまて。ゴムもつけてないのに・・・ わかったから、一回やめて」

女「やめ、ない… ん。 ふ……」


グニュ… ズブブ・・・

男「ぅ…」

女「は、あぁぅっ…!」


騎乗の態勢で、一気に奥まで被さってきたそれに、思わず呻いてしまう
彼女自身にも刺激が強かったようで、突き刺さったまま深い呼吸を整えようと必死だ


男「おまえ、無理やりすぎ…。第一こんなソファの上だし。俺、うごけないんだけど」

ソファの上、という環境が悪かった
肘掛の部分に邪魔をされて腰がやや曲がっている
騎乗とも座位ともいえない、なんとも半端な姿勢のままだった


女「…イヤなら、私ごとずらせばいいだけでしょ」

男「重い」

女「男、失礼すぎ… 知らない」


機嫌を損ねたのかもわからない、なんとも微妙な表情
もちろん、本当に重くて動かせないなんてことは無い
『してくれないなら、してやらないよ』程度の些細な反発だ

だが、彼女に退くつもりは無いらしい
膝をつき、俺の肩口に手をあてて身体を支えると、目を閉じて その身体を浮かした

男「ちょっと… ほんとにまって」

女「だって… シたく、なっちゃったんだもん…っ」


ググ… 
ジュブブ グッ 

女「ん、んぅ――っ!」

男「……っ」

遅すぎる挿入。それと同時に、深すぎる挿入
対面座位の角度に近いせいなのか、肌がぴったり密着するほどの深さまで沈み込む


女「んんんんんっ!」


その一番奥まで包まれた状態で
中で蠢くぬるつきにビクリビクリと締め付けられた


男「……はやくない?」

女「は……っ ぁ。んっ…」

男「したくなっちゃったって。そういうこと」モゾ

女「あ…… んっ」ビクン

男「……ねえ。俺、まだまだなんだけど?」グッ

女「あっ、だめ、もちょっと。このまま、動かないで…っ」

男「何もしないとか、萎えたらどうすんだよ」ズルッ

女「ふぁっ!」


一息に抜き取ると、気の抜けた風船のように女は身体を崩れさせた
身体をずらしてソファから抜けでても、そのままべったりとうつぶせに倒れこんだまま

身勝手すぎる行為のやり方に、一服煙草でも吸ってやろうかとおもったが
その様子を見て僅かな嗜虐心がわいたのは確かだった

男「……」グッ

ずりさがって、半分ほどだけ臀部をかくしていたスカートはとても扇情的だった
けれど惜しげもなくまたたくし上げる
腰を掴み、引き上げさせた

女「ん… やだ、何…?」

男「……」

指をつかって、丸見えの秘所をなぞり、突起部分を転がすように弄ぶ
今の彼女には十分に刺激的だろう


女「やぅっ!」

男「駄目、逃げるな」ガシ

逃げる腰を捕まえ、尻を抱くようにして強引に愛撫を加える
乾くことも知らないまま、またあふれ出してくる

女「んぅ、やっ あぁっ!」

ヒクつき、逃げ出そうとする彼女
その尻をぐいと持ち上げ、下から またぐらにかぶりついた

女「やぁぁっんぅ!」


口内中に、なんともいえない独特な味と匂い
かぶりついた状態では、どのように舌を動かそうとも彼女自身のそれに触れてしまう

ベロリベロリと舐めてみる
突き出すようにしてあちらこちらを刺してみる
吸い上げてみる、べっとりと密着させてみる・・・ 

女「やっ、ああっ!! まっ… だめ、だめぇっ!」

大きくびくつき、どくりどくりとあふれ出てくる蜜
その息苦しさに、思わず大きく鼻で呼吸をする。するとその呼気に触れた彼女が…

女「ぅ…っ!」ゾクッ

わかりやすいほどの神経過敏
この状態で、このまま背後から突き刺したらさぞ気持ちいいだろう


男「させて。いいよね?」

女「は… だめ、もう… こん、なの… 保たな…」

男「いくらなんでも、ここでそんなおあずけを受けるつもりは無い」グッ

女「ぁぁっ! まってまって、おねがい。ね? 口でするから…!」

男「いや、もういいよ。そのまましたい」

女「だ、だめ・・・ だって、もう…っ!」

男「いれるよ」

グッ… 

女「あ……」


ジュブブブッ!!

女「―――――――っ!!!」ビクンッ!

男「くっ…!」

思ったとおり、というべきか 予想以上というべきか
ぐじゅぐじゅに解けて、締め付けることすらも忘れてヒクつき蠢くだけの穴
そこに思い切り、自分好みのペースで好き放題に腰を打ち付けた

女「あぁっ! あっ! んっ!! やぁっ! あああっ!」

 
ゆるいわけではない、まとわりつくほどの狭さは相変わらずだ
だけれど本当に“溶けて”いるかのように潤いきり、たやすく飲み込んでは吐き出す
言い方は悪いが、まるで性具のような扱いをすんなりと受け入れてしまう卑猥さ

女「あぁっ! やっ、だ・・・ もう! んんんん――っ!」

そして背後から
崩れきって涙を浮かべる彼女に深々と突き立て…… 達する様を、眺めた


自分自身もそのまま彼女の背に放つと、シャワーも浴びずに隣のベッドに寝転がる

ソファでそのまま、目も開かずに倒れている彼女のために
エアコンの温度を数度あげたのは覚えている

好き勝手されて中断まで考えていた行為だったはずなのに
疲れきって朦朧としはじめる頭で そんなことを考える

普段とはまた違った気持ちよさに、いつのまにか陶酔しきっていた
“させて”、“するよ” と言いながら
どうしようもなくさせられていたのは 俺のほうだたのかもしれない…


夜も深い時間になって、布団をかけられる感覚にぼんやりと意識がもどった
掛けられた布団の横に、わずかに冷えた人肌がもぐりこんでくる感覚
だけれど深い睡魔に襲われた体は起きないまま… また、布団の感触に導かれておちていく

触れるだけのキスが、気のせいだったのかどうかすら曖昧なままに…


翌朝…

女「男・・・ 昨日のアレ! 何よ!!」

携帯のアラームを止めたと同時に叫ばれて目を覚ます
目覚めとしては最悪の部類にはいるかもしれない

男「あ… もう、朝か…」

女「聞いてるの!?」

男「ずいぶん気持ちよさそうに女が一人エッチしてたコト?」

女「そ、それは…! 悪かったわよ!」


男「謝られるとはおもわなかった」

女「だ、だからって あんなふうにしなくても…!」

男「ごめん。思わず俺も、一人エッチのようにしちゃって」

女「~~~~~っ ばかぁっ!」

枕を投げつけて、ふてくされる彼女
頭を撫でて、もう一度謝ってみると その手を払ってそっぽを向いてしまった
耳が少し赤いのに気がつく

男「いやまあそういう君の態度、生意気すぎて大好きだけど」

女「『だけど』、なによ…?」

男「愛されてる感は無いんだ」

女「アハハ、そうかもね」


冗談めいて皮肉を言ったつもりが、まさかの笑顔で返されてしまった
流石に戸惑う

男「いやいや。―――笑うところじゃないでしょ。彼女なのに」

女「……わたし、彼女なの?」

男「はい!? 彼女じゃなかったの?」

女「何処まで本気で、彼女だとおもってくれるのかしらねー?」

男「なにそれ……」

さすがにやりすぎたのか、怒らせてしまったようだ
反省をしながら、ふと彼女の言葉が脳裏にひっかかった


男「あ」

女「なに?」

男「もしかしてアレ? 浮気とか疑っちゃってるのか?」

女「……浮気…っていうか…」

男「おまえ以外の人に浮気とかしてないって。ほんとに。誓える」

女「うん、そうだろうね。その真面目な感じは本気で浮気はしてないんだろうね」

シレっと、真顔で返事をした彼女に拍子抜けした


男「なんだ。意外とあっさり信じてくれるんだね」

女「あたりまえじゃない。っていうか、珍しく嘘をついていないとおもったら…」

男「?」


女「つまり、そっちの子は『こっちとはレベル違いの本命』なんでしょ?」

男「え」


女「嘘吐きすぎて、大好きだけど。愛されてる感はないもの。わかるよね、普通に」

男「ちょ。ちょっと、まって」

女「いいんだけどね。そういう嘘吐きなところが大好きなんだし。飄々としてておもしろいもの」

男「あ……」


見る見るうちに、着衣を直して手荷物を抱える彼女
あっけに取られてまともな言葉も出ないうちに、ホテルの部屋の入り口にむかって出て行く

女「んじゃね。また、連絡ちょーだい」

ピっというカード音
外出可能な設備のホテルを選んだのは失敗だったかもしれない…、そんなどうでもいい反省が頭をよぎり、必要な言葉がでてこない

女「でももうちょっとちゃんと嘘ついてよね、面白くないから」

ガチャ… ギィ

女「チェクアウトまで二時間あるわ。2度寝でもして目、覚ましたら? またね、男」

バタン


……シーン

BGMもTVも切られた室内は
防音効果のせいもあって妙な静けさだった


男「あー… いっちゃった……」

ポツリ、と 静寂に耐えかねて 独り言がこぼれる

男「……他に本命がいる、とか。そんなあっさりと言い切っちゃうんだなー…」ポリポリ


男「まあでも本当に、そういうところが俺も大好きなんだけどね」クス


男「彼女が生意気すぎて、大好きだけど愛してる感は無いんだ」


転がっていた携帯を拾い上げロックを解除すると、通知が1件
未読メッセージに気づき、慌てて返信した

『おはよう、今起きたよ。爆睡してた。そっちはよく眠れた?』

―――――――――――――――――――

ごめん

あ、うん 
乙あり

……なんでこんなに淡々としちゃったんだろう
気持ちの盛り上がりとか感情部分書くの忘れてたから「ごめん」

(性欲無さすぎて)エロ大好きだけど抜ける気も書ける気もしないんだどうしよう

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