京太郎「このプロキツい……」理沙「……知らない!」 (1000)

前スレで完結できなかったので新スレで続行します

とあるプロをキツいと思ったりキャラ崩壊や京太郎スレ、エロネタを苦手に感じたりする方はそっ閉じ推奨です

投下時に事前に注意はしますがエロネタが苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNGワードに指定してください

たまにアンケートやアイディア募集をするのでご協力いただけるとありがたいです

安価ではないのでぜひお気軽にどうぞ

スレ内での雑談は特に制限しませんがageるのとAAを貼るのはやめてください

また投下中の合いの手も別にかまいません

むしろください

初代スレ
京太郎「このプロキツい……」(たまにエロ注意)
京太郎「このプロキツい……」(たまにエロ注意) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386763897/)

二代目スレ
京太郎「このプロキツい……」はやり「わ、私じゃないよね!?」
京太郎「このプロキツい……」はやり「わ、私じゃないよね!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390637999/)

三代目スレ
京太郎「このプロキツい……」健夜「……なんで私を見てるのかな?」
京太郎「このプロキツい……」健夜「……なんで私を見てるのかな?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401886085/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413375982

キャラクター紹介1

須賀京太郎
・このスレの主人公
・清澄高校の麻雀部員にも関わらず麻雀はかなり弱かったが少しずつ進歩中
・基本的にかなりお人好しで押しに弱い
・なので雑用も押し付けられるというよりはなかば自主的にやっている
・童貞
・ひょんなことがきっかけで牌のお兄さんとしてのアルバイトを始めた
・現在、大沼プロと南浦プロに弟子入り中
・ラッキーではすまないエロ体験をしている
・のどっちのおにいちゃんになった
・咲ちゃんだけでなくのどっちとも一緒にお風呂に入った
・でも童貞

瑞原はやり
・牌のお姉さん
・将来の夢はお嫁さんだったため家事スキルは高い
・普段はそうでもないが結構寂しがりや
・多分現時点で好感度が一番高い
・むしろ最初の時点でかなり高くしすぎた気が……
・京ちゃんにパンツ一枚で抱きついて押しつけたことがある
・舐められたことも……
・でも処女

戒能良子
・麻雀プロ
・女子校ばかりだったため男性への免疫がまったくといっていいほどない
・極度の人見知りでぼっち
・生えてない
・処女
・はやりんと一緒に京ちゃんとお風呂で洗いっこしたり色々したりした
・おしっこをしてるところを見られたこともある
・現時点で攻略可能が明言された唯一のヒロイン
・ちなみにお姉ちゃん願望があるらしくたまに京太郎を弟のように扱う
・授業がなかった関係でスク水しか持ってない

キャラクター紹介2

三尋木咏
・麻雀のプロで高火力麻雀が信条
・年齢以上に外見が若く色々と小さい
・そのため京太郎に麻雀指導をするときは膝に座る
・自分だけ京太郎とイベントがなかったことに嫉妬?している
・生えてない
・京ちゃんに全裸でマッサージされたこともある
・京ちゃんと二人で撮った着物の写真がある
・詠という従妹がいるらしい

野依理沙
・かなり口下手な女子プロ
・そのせいで会話は単語だけになりがち
・照れ屋なので褒められるとすぐに赤くなる
・趣味は料理でかなりの腕前である
・水着は一緒に買いに行った京ちゃんとのおそろい
・京ちゃん曰く『尻がエロい』
・ミサという新道寺にそっくりの子がいてその子は京ちゃんにぬいぐるみをプレゼントしてもらった

小鍛治健夜
・アラサー実家暮らし
・元世界二位の実力者でかなり強い
・男性経験がまったくといっていいほどない
・京太郎との二人きりでのお出かけをデートだと思っている
・また麻雀意外は運が悪い
・温泉旅行チケットの存在を京太郎以外に知っている唯一のキャラ
・水着が必要なロケにスク水を持ってきた
・お弁当はお母さんが作ってくれた
・泳げなかったが京ちゃんのコーチで完全なカナヅチではなくなった
・『私のクリを召し上がれ
・ちなみにルートはありません

大沼秋一郎
・元トッププロ
・守りにはかなり定評があり、京ちゃんの打ち筋の究極形
・一戦は退いているがかなりの実力者で京ちゃんの師匠

南浦聡
・元トッププロ
・一戦は退いているがかなりの実力者で京ちゃんの師匠
・長野に孫娘がいるらしい

福与恒子
・賑やかなアナウンサー

キャラクター紹介3

宮永咲
・幼馴染
・麻雀がめちゃくちゃ強い
・ただし麻雀以外では結構ポンコツ
・つい最近まで一緒にお風呂に入っていた
・たいていのことは『あれ』で通じる程度の仲
・お互いの親公認でお泊まりしあう仲
・インターハイの決勝戦に京ちゃんのハグで緊張がほぐれた
・ぺったん娘
・ただし摘めるくらいにはある
・プロ勢以外では唯一京ちゃんの京ちゃんを見たり触ったりしたことがある

原村和
・麻雀部の同級生
・爆乳
・エトペン大好き
・雑用を進んで引き受けてくれる京ちゃんを結構気にかけている
・両親が仕事柄不在のことが多いため家事スキルが高い
・そのぶん一度惚れたらかなり甘えん坊に
・病気で寝込んだときに全裸で挿入されたことがある
・そのときに穿いていた湿ったパンツは京ちゃんが持っている
・京ちゃんの家に泊めてもらったときに一緒に入ったお風呂で妹になった
>>1の意に反して人気が出たがなぜかはしたないといわれる
・なぜか彼女の出た時だけレスが多くて>>1は困惑する

竹井久
・麻雀部部長兼学生議会会長
・私の後輩がこんなに可愛いわけがない
・もちろん京ちゃんも
・雑用をしてくれる京ちゃんをもうしわけなく思っている
・畜生?なんのことかしら?
・デートの際、上半身裸になったがなんやかんやあって名前で呼ばれるようになった
・ちなみに今までのお返しの第一歩としてほっぺたにキスしたことがある
・引退はしたが部室によく顔を出して京ちゃんにつきっきりで指導している

片岡優希
・タコスが大好きな清澄の先鋒
・最近は京ちゃんのタコスじゃないと物足りない
・タコスを食べているときと麻雀部でみんなと過ごしている時間が大好き

染谷まこ
・かなり性格のいい清澄の副部長
・広島焼きを振る舞うなど料理は得意
・ちなみに文化祭では彼女が中心になる予定
・さらにこのスレは彼女とのエピソードから始まる予定


(藤田靖子プロは今のところ京ちゃんをまくったことがあるくらいの出番)

情報整理
・時系列的に現在は文化祭の直前で出し物の締め切りが間近です

・京ちゃんは土日は牌のお兄さんのバイト中

・スケジュール的には金曜日の夜に夜行バスへ東京へ行って一泊して日曜日の夜に夜行バスで戻ってきています

・ケータイにはエトペンのストラップとカピバラのストラップがついてます

・同じエトペンのストラップをはやりん、良子さん、のどっちが着けています

・ちなみにのどっちはそのストラップが自分だけとのおそろいだと思っています

・カピバラのストラップは咲ちゃんとだけお揃い

・またケータイにははやりん、良子さんが抱きついている3人のプリクラが貼ってあります

・部長と撮ったプリクラも貼ってあります

・同じく咲ちゃん、のどっちと3人で撮ったプリクラもありますが貼ってはいません

・咏さんと一緒に撮った着物姿の写真がお揃いの写真立てに入って枕元においてあります

・福引きで2泊3日の温泉旅行のチケットを4人分当てました

・そのチケットの存在を知っているのはすこやんだけです

・また、のどっちの湿った下着を持っています

・同じく、戒能プロの下着も持ってます

・東京で買ったエトペンの下着はのどっちが持っています

・元々着けていた下着は洗濯されずに京ちゃんが持っています

前スレのあらすじ

水着でのレポートは急遽中止になり自由に遊べるように

はやりんのおもちを揉んだり咏たんにエロエロされたりすこやんがおもらししちゃったりしたけど無事終了!

後日良子さんと一緒に廃校取材に

カメラの前では気丈に振る舞いつつもカメラがなくなったら……

おしっこをしていたところをよかれと思って勘違いで覗いたときに生えていないことが判明

しかもパンツも返し忘れちゃったぞ

そしてかゆみ止めを胸の谷間や太ももに塗ってあげました

しかしそのままでは終わらない

なんと良子さんにお持ち帰りを……

さらに目隠しをしたまま一緒にお風呂で散々溜っていたものを出させてもらいそのままベッドへ

翌日にははやりんの家でお互いにペロペロしあったぞ

歓迎会とともに土日だけながらも牌のお兄さんの続投が決定!

小ネタではやりんとのどっちを下着を買いに行ったりすこやんが冷蔵庫で下着を冷やしてたり部長とロッカーに隠れたりすこやんとうたたんと3人で着物を買いに行ったり咲ちゃんをトイレまで連れて行ったり……

なぜかのよりんそっくりの新道寺のミサちゃんに出会ったり……

roof - topでバイトをしてたら藤田プロに綺麗にまくられました

その後通い妻……じゃなくてお泊まりに来た咲ちゃんと晩ご飯を食べたりホラー映画を一緒に見たりお風呂で洗いっこしたり

なんと咲ちゃんのおもちは摘めるくらいはあることが判明!

土日には牌のお兄さんとすこやんの特番のアシスタント

お泊まりに来たはやりんの家のお風呂で良子さんも入れて3人で洗いっこ

でも童貞と処女ばかり

すこやん「私のクリを召し上がれ」

そして長野に戻って優希とデート

その晩にはお風呂でのどっちの全身をくまなく洗ってあげると妹になりましたとさ

……こいつ、風呂入り過ぎじゃね?

以上前スレのあらすじ終わり!

以上でテンプレは終了です

前スレはファンサービスに使いたいので埋めないでください

雑談などはこちらのスレでどうぞ

ちなみにこっちのスレはまこ先輩とのイベントからスタート予定です


突き指してタイピングしにくいので今夜はここまでです

次回は週末を一応予定しています


では新スレでもよろしくお願いします

失礼します

> ・温泉旅行チケットの存在を京太郎以外に知っている唯一のキャラ
プロ勢全員にばれてなかったっけ乙

立て乙
まこ先輩たのしみ



「いつも悪いのう……」


申し訳なさそうに染谷部長がいう


「いえ、俺もいい経験をさせてもらってますし」


「そういうてくれると気が楽じゃ」


メイド服を着ている染谷部長


「まさかそんなに似合うとはのぅ」


「そうですかね?」


「あぁ、おんしのその姿を見るために来る女性客も結構おるみたいじゃ」


「そ、そうですか……」


俺は窓ガラスに映る自分の格好を見返す


「まさかそこまで執事服が似合うとはのう」


「そ、そうですね」


褒められるとなんだか面映い




「もうあがってもええぞ?」


「いえ、せっかくですから閉店まで手伝いますよ」


「すまんのう……」


「対局を優先的に回してくれて経験を積ませてくれてこれぐらいしないとバチが当たりますよ」


「はて?なんのことじゃろう?」


「まぁまぁ」


はぐらかす染谷部長


実際対局希望があったら俺を真っ先に打たせてくれる


おかげでネトマとは違い相手の顔が見える対局もできるのだ


「ほいじゃあ頼むわ」


「えぇ、わかりました」


これぐらいしてもいいだろう?




「よし、ここまででええじゃろう」


「お疲れ様でした」


「京太郎はこのあと帰って夕飯か?」


「えぇ、その予定ですが」


「おんしさえよければ一緒に食べて行かんか?」


「え?さすがにそれは迷惑なんじゃ……」


「本音を言えば今夜は一人じゃから誰かと食べたい思うたんじゃがダメか?」


そういえば俺も親がいないから今夜は一人だな……


「ではせっかくなのでお邪魔します」


「おう、準備するから着替えて待っとき」


「はい」


一人で更衣室で着替える


ちなみに男子用の想定はされていないので他の部員たちも来ているときには手早く着替えなければダメだ


まあ今日は俺しかいないからその必要はないがな


ゆっくり着替えているといい香りが鼻腔をくすぐる


これはかなり期待できそうだ




「お、着替えたみたいじゃな」


「あれ?部長は着替えないんですか?」


「せっかくだからメイドの方がええじゃろ?」


「そ、それは……」


「ほら、冷める前に食べようか」


「え、えぇ」


「「いただきます」」


改めて机の上のメニューを見る


ご飯、味噌汁、ひじきの炒め物、卵焼きに豚肉の味噌漬けを焼いたものだろうか?


「あの……これってもしかして……」


「もしかせんでもわしが作ったもんじゃ」


「すごいです……」


「まぁ昔から弁当とかは自分で作っとったけぇのう」


「なるほど……」


「ちなみにほれ、これが一番の自信作じゃ」


そういって箸の先の卵焼きを差し出してくれる


「ほれ、あーんしんさい」


メガネメイドさんのあーん……


ある意味男の理想の一つだ


「あ、あーん……」


「どうじゃ?」


「美味いです」


「まぁ、自信作じゃけぇのう」


思わずそう口にしてしまうくらい美味かったのだ


起きてるのが辛くなってきたのでここまでです

おやすみなさい


ぐう聖



「美味そうにたいらげたのう」


「す、すいません!」


「いや、気にせんでええ」


ニッコリと俺に笑顔を向けてくれる


……天使ってメイド服を着てたんだな


「でも本当に美味しかったですよ」


「たしかにおんしをみとればようわかったわ」


「う……」


「前の番組を見ても思ったけど京太郎は結構グルメレポーター向きじゃな」


「そうですか?」


「ああ、そして甘え上手でもある」


「……え?」


どういうことだ?


「ま、自覚がないならないでええわ」


「はぁ……」




「せっかくだからマッサージでもしてやろうかの」


「え?」


「肩が凝っとるけぇ対局中頻繁に座り直したんじゃろ?」


「……はい」


「和とかもそうなることが結構あるみたいじゃしな」


「でもどうしてわかったんですか?」


「ん?久ほどではないがワシもちゃんと部員を見とるつもりじゃぞ?」


「部長……」


「ほれ、ここじゃあやりにくいからワシの部屋でしようかの」


「せ、先輩?」


「ほれ、さっさと行くぞ」


強引に引っ張られるように先輩の部屋へと連れて行かれた




「なんもない部屋じゃけどゆっくりしていきんさい」


「は、はぁ……」


半ば強引に連れ込まれた先輩の部屋


思わず辺りを見回してしまう


「こらこら、女の部屋をあんまりジロジロ見るんはあんまりええ趣味とは言えんぞ?」


「すいません」


「ほら、そこの布団にうつ伏せになりんさい」


「は、はい……」


ベッドに言われた通り横になる


そういえばこの布団で毎晩先輩は寝てるんだよな……


なんだかいい匂いもするし……


そう思うと急に気恥ずかしくなってきてしまった


「どうかしたんか?」


「な、なんでもないです」


……仰向けにはなれないな


今日は朝早いのでここまでです

また今夜ちゃんと帰宅できたら

おやすみなさい

乙ー
さてまこちゃんとはどこまで行くんだろうか



「どうじゃ?」


「すっげぇ気持ちいいです」


「ならよかったわ」


部長が背中を押してくれている


いわゆるツボというところなのだろうかかなり気持ちいい


「どんなに気持ちええいうても呼吸は止めるなよ?」


「は、はい」


「それにしても男だけあって筋肉質じゃのう」


「そうですか?」


「といってもワシも久以外にマッサージするんは今日がはじめてなんじゃが」


「え?」


衝撃の事実だ




「あの、さっきのはどういう……」


「そのまんまの意味じゃ」


「そのまま?」


「去年まで麻雀部員は二人しかおらんかったんは知っとるか?」


「えぇ、そりゃあ……」


「ワシらはなんしとったと思う?」


「えと……ネトマとか……」


「いんや、久が学生議会で疲れとったけぇ適当にだべっとることのほうが多かったんじゃ」


「そうですか……」


「疲れとる久になんかしよう思うて覚えたんがマッサージじゃったんじゃ」


「それでですか」


「あぁ、幸い他の人間は来んから服を脱いでも問題なかったしの」


けらけらと笑う


……なにか今とんでもないことを聞いたような




「ちょっと座ってくれんか?」


「え、えぇ」


部長の言う通り体を起こし畳にあぐらをかく


「ちょっと我慢せぇよ?」


「……え?」


声を出す間もなかった


「これでよし」


「あの……さっきのは……」


「体が歪んどったけぇ矯正したんじゃ、さっきより楽じゃろ?」


「たしかに……」


体が驚くほど軽い


「麻雀打つときは前屈みになりがちじゃが猫背になったらダメじゃぞ?」


「はい……」


そういえば部長は背筋を伸ばしてたなとふと思い出した




「ちょっと服めくるけどええか?」


「えぇ、構いませんけど……」


マッサージに必要なんだろう


「ほぅ……」


不意に背中に指を這わされる


体がびくりと跳ね上がってしまう


「だ、大丈夫か……?」


「え、えぇ……ちょっとビックリしただけなので……」


「ほうか、なら続けるで?」


「はい」


部長の腕が背中から肩、そして前の方へ伸びてきていた


窓に映るメイド服とあいまっていかがわしいお店みたいだ


……行ったことはないが




「あの……これってなんの意味があるんですか?」


這わされる柔らかい指が胸に届いたあたりで部長に質問する


「ん?ワシが触りたいからじゃ」


「……え”?」


「しかし久のとは違うて固いのう」


「そ、そうですか……」


されるがままになっているが振り払うわけにもいかない


「久先輩ってそんなに柔らかいんですか?」


「あぁ見えてスタイルはええからのう」


「そ、そうですか……」


「もしかして想像したんか?」


「い、いえ……」


「すけべじゃのう」


体をまさぐっている人には言われたくない


ちなみに想像ではなく回想していただが……




「ふぅ……満足じゃ」


「そ、そうですか……」


なにか大切なものを失った気がする


「さて……そろそろ着替えようかのう」


「……え?」


「なんじゃ?着替えんと風呂に入れんじゃろうが」


「そ、そうですね」


時計を見ると9時前だ


「じゃあ俺帰りますね」


「あぁ、お疲れさん」


部長の部屋を後にする


べ、別に覗けなくて残念だなんて思ってないからな!?


心の中で誰かに言い訳をした


ちょっと休憩します

性的な描写があるかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

再開は風呂から上がり次第ということで

一旦失礼します



Prrr


部長の家を後にするとケータイが着信を告げる


画面には意外な人の名前が表示されていた


「……部長?」


「のう、京太郎?」


「はい?」


「今から戻ってこられるか?」


「えぇ、まだ近くにはいますが」


「鍵は開いとるけぇ来てくれんか?」


「はぁ……」


電話越しではあるがどうやら困っているようだ


俺はroof-topへと戻り、先ほどまでいた部長の部屋の前に立った




「あの……部長?」


ふすま越しに声をかける


「入ってきんさい」


「はい」


その言葉に従い部屋に入る


「あの……何の用でしょう?」


「……笑わんか?」


「はい」


「実はの……」


「ぶ、部長!?」


スカートをたくし上げている


「ガーターベルトが絡んで外せんのじゃ……」


左手の差しているそこでたしかに絡んでいて外すのは困難そうだ


「外してくれんかの……?」


「……わかりました」


上目遣いのメイドさんのお願いなんて断れるわけもないだろう




「……恥ずかしいのう」


正座をして向かい合う


見上げた顔は先ほどとは違って恥ずかしいのか真っ赤だ


…………ありだな


しかもスカートをたくしあげてパンツを見せているのだ


恥じらいもあって以前優希にパンチラを見せられた時とはまったく比べ物にならない


……なんだかいかがわしいことをしてる気分だ


「えと……触りますね?」


「優しゅうしてな……?」


その言葉に応えるためになるべく優しく手を伸ばす


「……ン」


甘い吐息が漏れる


「だ、大丈夫ですか!?」


「だ、大丈夫じゃ……」


とろけたような目のせいでエロさは倍増だ


……今夜は大変だな




なんとか食い込んで絡んでいたベルトは外すことができた


「あの部長……?」


「な、なんじゃ?」


「脱がそうとすると下着も脱がさないと……」


「は、恥ずかしいから早うしてくれ」


「は、はい……」


顔を真っ赤にしていう部長にそう返すしかなかった


なるべく見ないようにしよう


手早く脱がしてしまおう


そう心に決めた


部長にも悪いしな




「下ろしますよ……?」


「あぁ、頼む……」


両手をかけて一気にずり下ろそうとするがうまくいかない


諦めてゆっくりずり下げて行くことにする


……糸を引いていた


膝のあたりまで下げても糸は切れない


思わず出所を確認してしまう


「ど、どうかしたんか……?」


「な、なんでもないです……」


咲や和とは違ってしっかりと黒い毛並みが生え揃っていたのだった


思わず手が止ってしまうくらいに綺麗な毛並みだった……




「あ、あんまりジロジロ見られるんは恥ずかしいんじゃが……」


「す、すいません!」


一気に我に返りパンツをずり下げる


かわいいクマの絵がお尻に描かれていた


「部長もかわいいパンツを穿くんですね」


「や、やかましいわ!さっさとせぇ!」


「は、はい」


ガーターベルトを下ろすと同時に部長がたくし上げていたスカートを下ろす


足元に先ほどまで穿いていたパンツがあるので大きく広がったエプロンドレスのスカートの中は穿いていない


そしてそこは黒々とした綺麗な毛並みに覆われているのだ


思わず生唾を飲み込んでしまった




「触ってみたいんか……?」


「……え?」


「じ。ジロジロ見とったけど……触ってみたいんか……?」


「は、はい……」


「直に見られるんは恥ずかしいけぇ手をスカートに入れんさい」


そういって部長が軽くがに股気味になる


「失礼します……」


恐る恐る右手をスカートの中に入れて目的地を目指す


人差し指の感触が目的地に到達したことを知らせる


「や、優しゅう動かせよ……?」


「は、はい……」


部長が甘い声を漏らしつつチクチクとした毛先の感触を楽しむ


ヌルヌルした液のおかげで滑りやすくなっている


くちゅくちゅという水音とともに部長の甘い声が二人きりの室内に響く


ギンギンに屹立した俺のモノを擦り付けたらどれほど気持ちいいだろうか……


そんなことを考えながら夢中で指先を動かす


「そ、そこまでじゃ!」


部長の声に我に返るとぺたりとへたりこんでしまっていた


「す、すいません!」


「き、気にせんでえぇ……」


再び謝ろうとするのを手で制され帰るようにいわれる


こうなったらそれに従うしかないじゃないか……





とんでもないことをしてしまったという罪悪感が胸を襲う


このままでは押し潰されそうだ


おぼつかない足取りで家に帰る俺にメールの着信が告げられる


『二人だけの秘密じゃ』


たったそれだけのメールだ


『わかりました』


それきりメールは返ってこなかった


だけど先ほどまでよりは少しは気が楽になった


家に帰ると部屋に駆け込む



感触や表情のせいでいくらでもいけそうな気がした


だけどそうもいかなかった


翌日の部活ではかなり眠かった


だけど部長まで眠そうなのはなぜなんだろうな……?



続く


次回予告


「一人暮らしの女の家に来るとはどうされてもいいということだろう?」


「そ、それは……」


「まだそんな反抗的な態度がとれるのか……」


「まぁいい、じっくり時間をかけて調教するとするか……」


服を脱がされた俺は両手両足を縛られている


時折口にできるのはすべて口移しだ


……ほとんどカツ丼なのだが


「じゃあ……元気になったものを私がいただこうか」


これからどうなってしまうんだろう……



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!


乙ー
ああ、一応カツ丼プロとも交流あったな
このスレでは他のプロの存在感が凄すぎて思い出すのに時間が掛かったわ

以上です

次回は例によって未定です

たぶんカツ丼さんの話になると思いますが未定です

>>10
たしかにそうでしたね……
コピペするとダメですね
ご指摘ありがとうございました

>>11
こんなかんじになりましたがいかがだったでしょうか

>>18-19
個人的に副部長が天職だと思います

>>27
そんな誰とでもはしたないことをするみたいに言われましても……


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい

乙ー
まこちゃんかわいい

まこ先輩のワカメの甘酢漬けか・・・良いな

こんばんは

恒例となりつつある嘘予告ですが、それに関して相談です

基本的に内容は違ってもキャラは変えないようにしています

なので今回の更新はカツ丼さんがメインの予定でした

しかし急に部長をいじめ……じゃなくてネタが浮かびました

カツ丼さんも書く予定ではいますが、先にそっちを書いてもいいでしょうか?

作者は>>1なのですがせっかく読んでくださっている方もいるので少しでもいいものを読んでいただきたいので……

苟もプロスレを名乗るのだから部長なんて書かずにカツ丼さんを書けと言われればそうします

別にいいんじゃね?と言われればそうします

ご意見をいただけると幸いです


>>49
なんとなく頼り甲斐のあるイメージですね

>>52
ドウイウコトカヨクワカンナイナー


今夜は眠いので寝させてください

順調にいけば明日の夜に更新予定です



おやすみなさい

一番最初のスレからやっと追いついた
続きは書きたいようにかえばいいと思うよ



「あれ?今日は久先輩だけですか?」


「私だけじゃ不満?」


「はい」


「即答は酷くない!?」


「冗談ですよ」


「ま、まぁわかってたけどね!」


そのわりには顔がうろたえているような気がするが


「他の部員はおやすみですか?」


「えぇ、みんな用事が重なっちゃったみたいね」


「じゃあ俺も……」


「待ちなさい」


「はい?」


「今日はおねーさんがたっぷり教えてあげるわ♪」


「はぁ……」


「ため息をつくくらいいやなの!?」


「ワーウレシーナー」


「言い方がちょっと気に入らないけど……ほら、パソコンを立ち上げて」


「はい」


でも久先輩と二人きりなんてラッキーだな




「ふむ……二位は安定して取れるようになってるわね」


「最近受け方ばかり教わってますからね」


「でもそれだけじゃ勝てないのよねぇ」


「そうですね」


5回半荘を打ったが結果は一位が一回とあとは二位


大きな失点はないが大きな和了もない


結局原点付近で他家が沈んでいるのを見ているだけだ


「まさかこれだけ打って跳満一回だけとは」


そう、裏ドラが乗っての跳満が一回しか大きな和了はなかった


「いえ、久先輩の教え方もわかりやすいので相手の待ちが読みやすいです」


「あら?もっと褒めてもいいわよ?」


「じゃあ大きな手の和了のしかたを教えてください」


「そ、それはちょっと……」


「ですよね……」


「でも大きな失点がないのは大きな進歩だと思うわ」


「ありがとうございます」


はやりさんや良子さんの特訓のおかげだな




「さて、少し休憩しましょうか」


そういって椅子から立ち上がりのびをしている


あ、制服の下からへそが見えた……


「どうかした?」


「な、なんでもないです!」


「ならいいけど……」


ふわりとおさげが跳ねる


こうしてみると久先輩ってけっこうかわいいよな……


「どうしたの?ジロジロ人のことみて」


「久先輩ってかわいいなって思いまして」


「ふぇ!?」


「だ、大丈夫ですか……?」


「な、なにか飲み物でも買ってくるわね!」


そのまま部室から出て行く


顔が真っ赤だったけど大丈夫かな……?




「ごめんなさい、アイスティーしかなかったけどいいかしら?」


「えぇ、ありがとうございます」


先ほどの心配は杞憂だったらしく先輩の顔色は元に戻っていた


お金を出そうとポケットの財布をかけたところで先輩から声がかかる


「いいわ、おねーさんからのおごりよ」


「ありがとうございます」


お礼をいって缶を開けて口に含む


疲れていた頭には甘いアイスティーはありがたい


ましてや8月終わりとはいえまだまだ暑いのだ


よく冷えたアイスティーは最高だ


味わいつつも一気飲みしてしまったほどだ


「いい飲みっぷりね」


「す、すいません……」


「私のも飲む?」


「それってアイスティーなんじゃ……」


「ほぇ!?」


「「……あ」」


先輩が驚いた拍子にアイスティーをこぼしてしまう


そして溢れた先は……


「お、俺なにか着替え探してきます!」


一目散に部室から飛び出す


水に濡れた制服の下から水玉が顔を出していた……


ということで続きは今夜にでも

たぶんエロはないですが苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

失礼します

俺バカだからかそれってアイスティーなんじゃのくだりの意味がわからない
誰かおしえてくれ

乙ー
久ちゃんチャンス

イッチはおやすみかな?

こんばんは

ただいま帰宅しました

ちょっとのつもりが遅くなってすいません

なんとか今日中には久編を完結させたいですね

さすがに眠いので寝させてください


>>63
「それってアイスティーなんじゃ……」
ではなく
「それって間接キスなんじゃ……」
に補完をお願いします
>>66さんはご指摘ありがとうございました
バカだったのは>>1のほうです


おやすみなさい

こんばんは

更新を始めますが性的な描写があるかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ



「ありがとうございました」


職員室に教室の鍵を返却した


先輩が着られそうな服を考えたがいいアイディアが出てこなかった


咲たちがいればなんとかなったかもしれないがあいにく今日は二人だけだ


……いい思いはできたけど


結局俺のたどり着いた答えは教室にあるジャージだった


一度も着ていないので大丈夫だろう


いやがられたらけっこう凹みそうだな……


職員室にいた宿直の先生に教室にある忘れ物を取りに行きたい旨を告げると快諾してくれた


無事に目的のジャージを回収した俺は急いで部室へと戻る


旧校舎にあるので少々遠いが先輩をいつまでも放置しておくわけにもいかないだろうしな


部室に戻った俺は一気に扉をスライドさせる


このときほどノックしなかったことを後悔したことはなかっただろう


どこぞの生徒会長がいうようにノックは人類が発明した最も偉大なものなのかもしれない……


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       |   /  ノ  __  ' |///| \      イ
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       人     /           |   |  \|
        __ / i          ,     | ,/  |
            / _    u  /      ;,/    |
            ノ                八
         /         i    /     i
         /    〉      /       i /    |
      ,        /      ij     l /   ∨
.      /             ノ     /'     ヽ
     /                   ,     / 〉
    ,  u     \           ∧____/
   ,'         `、        ,  |///////|
    i                  /   |///////|
    |           '    /     `「 ̄ ̄〈
    |≧=----------‐十========------、 {- 、\
    |: : : : : : : : : : : : : :.:.:iヽ: :/: : : : : : ―――し:::::| \)
    |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |: :V: :/:::::::::::::::::::::::::::::::::V
    |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |⌒∨:::::::::::: : : : : ̄ ̄ ̄ ',
   ',:::/: : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   、::::::/: : : : : : : : : : : :',
    ',: : : : : : : : : : : : :.::.|   \: : : : : : : : : : : : : :.:.',



「すいませんでした!」


大慌てでドアを閉める


心臓が早鐘を打つ


今すぐにでも逃げ出したい


「ま、待って!」


中からの声にそうするわけにもいかなくなった


「……見た?」


「……すいません」


わざとではなかったにせよ事実だ


「そう……」


「すいません」


気まずい沈黙だ


できることならさっさと逃げ去りたい


「ねぇ、須賀くん」


「はい」


「ひとつお願いしてもいいかしら?」


「……なんでもいってください」


せめてもの罪滅ぼしだ」


「タオルかなにか濡らしてきてくれない?」


「……わかりました」


先輩の意図はいまいちわからなかったが素直に従おう




「行ってきました」


ポケットに入っていたハンカチを濡らしてきた


「私が体を拭いている間に服の洗濯をお願いできる?」


「わかりました」


わずかに開いたすきまからハンカチを渡すとセーラー服とスカートが渡される


先輩が先ほどまで身につけていたのでまだ温かい


それになんだかいい匂いも……


「そういえば着替えは大丈夫ですか?」


一応渡したジャージでいいのか確認する


「えぇ、サイズ的にも大丈夫よ」


「わかりました、行ってきます」


薄い扉の向こうに下着姿の部長がいる


トイレに行きたいという衝動にも襲われたが今は一刻も争うべきだろう


……ここが人通りのない旧校舎でよかったな




さて、頼まれた洗濯物を片付けるか


水道で渡されたセーラー服を広げる


たしかにアイスティーが溢れたところがシミになってるな


急いで洗濯しないと残りそうだ


スカートにも同じようにシミができている


まずはセーラー服から洗おう


若干温もりが残ったセーラー服を指先でつまむようにこすってやるとシミが落ちる


あとは干しておけば今日の天気がいいこともあり帰るまでには乾くだろう


スカートを持ち上げたときとんでもないことに気づく


……なんでさっきの水玉がここにあるんだ?


透けたセーラー服の下にあったはずの水玉がそこにあった


恐る恐る持ち上げてみると和にプレゼントしたのと同じ形のものがそこにあった


つまりあのとき先輩は扉越しに全裸だったわけか……


思わず体が熱くなる


……とりあえずシミがないかちゃんと確認しないとな


そういえばトイレに行きたくなってたな


誰かに持っていかれたり風で飛ばされたりしたら困るから部長の服も持っていかないとは




…………ふぅ


無事に洗い終えて戻る


今度はちゃんとノックしないとな


「いいわよ」


中からの答えに恐る恐るドアをスライドさせる


「……なんで上しか着てないんですか?」


「だってサイズが合わなかったから……」


顔を真っ赤にしてジャージの裾を引っ張っている


本来なら穿いてるべきものは俺の手の中にあるのだから当然だろう


一生懸命隠しているのがかわいい


「あの、制服なんですけど……」


「そ、そこの棚にハンガーと洗濯バサミがあるから使ってくれる?」


「わかりました」


顔をうつむかせたままで指差す先の棚から言われたものを出す


「窓際から出しちゃダメよ?」


「……え?」


「だって……恥ずかしいじゃない……」


「わかりました」


外から見えないように洗濯バサミをカーテンレールに着けて干した


……中からは水玉が丸見えなんだがな




「疲れたから寝るわ」


「え?」


言うが早いかさっさとベッドに潜ってしまう


「あの、襲われたらどうするんですか?」


「須賀くんならいいわよ?」


背中を向けているので表情は見えない


「じゃあ俺はネトマに戻るので帰る頃には起こしますね」


「えぇ……」


「え?」


「なんでもないわ」


ぼそりとなにかつぶやいたみたいだがよく聞こえなかった


静かな寝息を立て始めるにはそう時間はかからなかった


俺もネトマに集中するか……


集中力が切れた頃にはいい時間になっていた




さて、先輩を起こして帰るとするか……


いい風が吹いていたこともあって洗濯物も乾いているだろう


ベッドの方に目をやると布団がはだけていた


履いていないジャージの裾から綺麗なお尻が見えていた……


……さわってもばれないかな


先輩の寝息を念入りに確認して恐る恐る恐る指先を這わせる


「……ん」


甘い声が妙にエロい


程よい弾力に割れ目に沿って指を這わせていく


くちゅりという粘っこい水音と指先にぬるぬるしたものがつく


これってもしかして……


寝返りを打とうとしたので慌てて手を退ける


仰向けになったので寝顔がバッチリ見える


普段の大人びた印象とはまた違った子供っぽさの残った寝顔だ


これくらいいいよな


ケータイのカメラを起動して一枚撮影する


ちゃんと保護しとかないとな


でも今はこの寝顔をもう少し堪能しようか




「……おはよう」


「おはようございます」


伸びをする先輩


お腹がめくれてまたへそが見えた


……その下は布団の下だったがな


「洗濯物乾いたみたいですよ」


「じゃあ着替えて帰りましょうか」


「じゃあ俺は先に……」


「部室の前で待っててくれる?」


「はい」


部室の前で先輩が着替え終わるのを待つ


先ほど撮ったばかりの写真を見返したり指先に残る感触を思い出したり……


……トイレに行ってこようか


先輩は俺がトイレから戻ってきて間もなく着替え終わったみたいだ




「さて、帰りましょうか」


「はい」


パソコンの電源を落としたり戸締りを確認したりして鍵を職員室に返却する


下駄箱で靴に履き替える


「そういえばジャージは洗って返すわね」


先輩が手に提げた袋の中身のことをいう


「俺は気にしませんよ?」


「私が気にするの!」


「そ、そうですか……」


部長の必死の形相になにも言い返せない


俺は気にしないんだけどなぁ


「それでネトマの成果はどうだったの?」


「それは……」


そんな取り留めもないことを話しながら別れ道まできた


「じゃあ今夜は夜更かしもほどほどにね?」


「……はい」


小悪魔じみた笑顔にそう返すしかなかった


今夜寝不足だったら先輩のせいだな……



先輩の言う通り俺は夜更かしをして寝不足になってしまったのだった……



続く


今夜は以上です

次回は未定です

一応プロットノートと相談して決めます



どうでもいいですがボツネタ


ドギマギする京ちゃんに全裸で後ろから抱きつく

本気になった京ちゃんの前で結局ヘタレる

or

寝ている時にほっぺたをつついていた京ちゃんに指フェラ

ふやけた指を見て今度は履いていない足を開いて……



諸般の事情でボツですが


ちなみに>>1が書きたいものを書いていくとドン引きされそうなので無しです

一応プロットノートに従って進めてますしね



>>47
京ちゃんをフルボッコにしたんですけどねー

>>58
いらっしゃいませー

>>67
??「そんなの私が許さない」

>>68
旧友と遊んでたら遅くなりました


今夜の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

おやすみなさい


乙ー
このスレの部長はかわいいな

次回予告



「ここって……」


「カラオケ!」


理沙さんと村吉アナに連れてこられたのは一軒のカラオケだった


「そういえば……ここってただのカラオケじゃないんですよ?」


「……え?」


薄暗い室内ではよく見ると裸の男女が抱き合っている


あれってまさか……


「私達も!」


「え?」


部屋に連れ込まれた俺は二人に押し倒されてしまう……


「では……快楽に溺れましょう……」


うっとりするような笑顔を見せる二人の裸体を前にマイサンは大きく膨らむのだった……



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!


こんばんは

とりあえず次回はスレタイ通りのよりんの予定にします

村吉アナは多分でます

出ないかもしれませんが


>>85
もともとかわいいキャラばかりをお借りしてますしねー



次回更新は体調とか用事が大丈夫なら土曜日の予定です

おやすみなさい



「じゃあ次回もー?」


「「「はっやりーん☆ミ」」」


「はい、お疲れさまでしたー」


今日も無事に終わった


深夜バスでの移動は2回目だったが前回よりは精神的に楽だった


といっても疲れたのは変わらないのだが


最悪新幹線で前日入りして一泊するのもいいかもな


……ホテル代がとんでもないことになりそうだが


「じゃあお昼ご飯を食べに行こっか☆」


「はい、わかりました」


はやりさんの提案に乗って社員食堂に向かう


学食と同じくらいお馴染みの場所になりつつある


レディースランチがあればいいと思うのは贅沢な悩みだろうか?


あっても咲がいないから注文できないだろうが……


代わりというわけではないがはやりさんと同じ日替わりランチを注文した


土曜日の割には人は多かったが、座れないほどではなかった


注文したランチセットを受け取り席を探す


「あそこにしよっか☆」


「あれって……」


はやりさんの視線の先には見たことがある人が座っていた


誰かと一緒みたいだけど大丈夫かな?




「こんにちは、理沙ちゃん☆」


「こんにちは!」


「ここいいかな?」


「大丈夫!」


「じゃあ座ろうか☆」


「はい」


お邪魔しますと一声かけて4人掛けのテーブルへ座る


俺の正面にはやりさんが、その隣に理沙さん、そして俺の隣には知らない女性だ


「女子アナの村吉みさきです」


「あ、えと……須賀京太郎です」


緊張してうまく自己紹介できなかった……


「冷める前に食べようよ☆」


「え、えぇ」


はやりさんの提案に従いいただきますをして日替わりランチのハンバーグに箸をつける


正直気まずい沈黙しか続かなかっただろうからはやりさんの提案はかなりありがたかった




「そういえば俺、来週はおやすみしますね」


「そうなの?」


「えぇ、文化祭なので」


「そっかー☆」


ディレクターさんにはすでに話してあったがはやりさんにも伝えた方がいいだろう


「なにするの?」


「未定です……」


理沙さんの質問にそう返すしかなかった


一応何かしらお店をすることだけは決まってるんだけどなぁ


「だったら取材に行きましょうか?」


「……え?」


村吉アナの突然の提案だ


「さ、さすがに俺の一存では……」


よくわからないが校長先生とかの許可が必要な気がする


「あら、残念ですね」


「ちょっとごめんね☆」


電話を取り出したはやりさんが何か話している


「ごめん、急なお仕事が入っちゃったからはやりはもう行くね☆」


「あ、はい」


すでに食べ終えていた食器をはやりさんが片付けて慌ただしく出て行く


残されたのは俺たち3人だ




「須賀くんはこの後おひまですか?」


「えぇまぁ……」


「だったら私たちとカラオケに行きませんか?」


「え?」


「須賀くんは野依プロの口下手はご存知ですか?」


「えぇ」


「それを改善していただきたくて特訓はしてるんですが……」


「スパルタ!」


「誰が悪いんですか?」


「ごめんなさい……」


これだけのやりとりで二人の力関係がわかってしまった


「せっかくなのでご一緒にいかがですか?」


「行こう!」


理沙さんの目が何か訴えかけてくる


村吉アナの特訓ってそんなに厳しいのか……


でもこんな綺麗な人たちとカラオケに行けるのもいいかもな


「えぇ、よろしくお願いします」


「こちらこそ!」


一気に理沙さんが笑顔になる


普段滅多に見せないこともあってギャップがかなりかわいい


「では行きましょうか」


ごちそうさまをして食器を片付けてから俺たちは近くのカラオケへと向かったのだった


眠いのでここまでにさせてください

続きはお昼にできたらいいなと……

おやすみなさい



「それではお部屋は108号室になります」


受付を済ませて3人で部屋へと向かう


部屋は思ったよりも暗い


妙にムードがあるじゃないか……


「歌う!」


理沙さんが慣れた手つきでデンモクを操作しリクエストを入れる


モニターに映る曲名や歌手名は知らないものだった


前奏が始まり理沙さんが第一声を発する


「~~~~♪」


…………え?


「どうかしました?」


村吉アナが小声で話しかけてくる


「いえ、あまりの上手さに圧倒されてしまって……」


「なるほど、たしかに私も最初はそうでした」


「そうなんですか?」


「えぇ……とりあえず今は野依プロの歌を聞きませんか?」


「そうですね」


もっと聞いていたいしな




「満足!」


そこに表示された点数は思った以上に高いものだった


俺もカラオケは行くことがあるがこんな点数出したことはないぞ……


「じゃあ私も歌いましょうか」


そういって村吉アナが歌い始めた曲は最近テレビで話題の曲だ


コンビニやスーパーでも流れてるしな


だけどちゃんと聞いたことはないぞ?


そんなことを考えているとサビだ


「~~~~♪」


すごい……


耳に残っていたのとは全く似ても似つかないのに魅了されてしまいそうだ


「野依プロには勝てませんでしたか……」


表示された点数はたしかに理沙さんよりは低いが俺からすれば十分高いものだった


「まだまだ!」


「まぁこちらも喉慣らしですからね」


ニコリと笑い合う二人


間に火花が散っているように見えるのは気のせいだろうか……?


この二人の後には歌いたくないぞ……




俺の入れた曲の前奏が始まる


俺が昔憧れたヒーローの主題歌だ


いや、ヒーローに憧れてるのは今もか


中学の頃はハンドボールで注目はされていた


結局ヒーローになれなかったんだよな……


あの頃咲にどれだけ助けられたことか……


苦い思い出を振り払うように大きな声で歌う


アップテンポな曲調とマッチしていて歌っている俺も楽しい


ただ採点結果は……


落ち込みそうになった俺に二人から声がかかる


「かっこいい!」


「いかにも男の子みたいな感じでいいですね!」


「……え?」


思わぬ高評価に思わず面食らってしまった


「歌う!」


「えぇ、そうですね」


俺にもデンモクが渡される


たしかにうじうじしてるよりも歌ってスッキリしたほうがいいよな!





「須賀くん、私とこれを歌いませんか?」


ドリンクバーに理沙さんが行っているときに村吉アナから提案される


「俺うろ覚えですよ?」


「歌えばなんとかなりますって」


「わかりました」


「おまたせ!」


予約したのと時を同じくして理沙さんが戻ってきた


その手のジュースが妙に毒毒しい色をしているのはなんだろう……


「カクテル!」


「だ、そうですよ?」


「そ、そうですか……」


理沙さんは美味しそうに飲んでいるが絶対無理だな……





「では私たちの番ですね」


前奏が始まる


ピンクの字で書いてあるから出だしは村吉アナだ


何度聞いてもうっとりするような声を聞いていると次の歌詞は水色だ


なんとなくの記憶を頼りに自分の歌詞を歌っていく


いよいよサビだ


歌詞の色が緑色に変わる


二人で同時にハモる合図だ


「「~~~~~~♪」」


まさかk上手い人とハモるのがこんなに気持ちいいなんて……


「須賀くん、二番ですよ?」


「は、はい」


一番とは異なり二番は俺からだ


あまりの気持ちよさにあっという間に終わったのだった


点数も気にならないくらいにな




「どうでしたか?」


「すっげぇ気持ちよかったです」


「ふふ、私もですよ」


質問に答えた俺にニコリと笑いかける村吉アナ


普段テレビで見るのとは違う笑顔だ


その自然な笑みに思わずドキリとしてしまった


「次の曲も一緒に歌いますか?」


「はい、ぜひお願いします」


願ったり叶ったりだ


「わ、私も!」


「理沙さん?」


「わ、私も……」


「はっきり言わないと伝わりませんよ?」


「意地悪……」


「なにか言いましたか?」


「な、なんでもない!」


慌てて首を振る理沙さん


向けられる村吉アナの笑顔は先ほどとは違って妙な怖さがある


村吉アナは怒らせないようにしよう……





「わ、私と……デュエットしてくだしゃい!」


「えぇ、いいですよ」


「ではせっかくですし3人で歌いましょうか」


「うん!」


噛んだせいで顔を真っ赤にした理沙さんも加えて3人で歌った


二人でも楽しかったが三人だとそれ以上に楽しかった


だけど楽しい時間はあっという間に過ぎるものだ


「ありがとうございました」


「あの……本当によかったんですか……?」


「おまかせ!」


「だ、そうですよ?」


「ありがとうございます」


理沙さんが3人分まとめて会計してくれたのだ


素直に甘えたほうがいいだろう


「お腹空いた!」


「せっかくですしご飯を食べに行きませんか?」


「賛成!」


「えぇ、いいですね」


「ではテレビでは出ないオススメのお店がありますから一緒に行きますか?」


「うん!」


「はい」


今からかなり楽しみだ




「どうですか?」


「美味!」


「美味しいです」


「ただテレビとかで言っちゃダメですからね?」


「わかりました」


目の前にはチャーハンや油淋鶏、酢豚に餃子といった中華料理が並んでいる


オススメのものを頼んだらこうなったのだ


手頃な値段の割にかなり美味しい


「でもどうしてテレビで言ったらダメなんですか?」


「店長さんがいやがるのもありますけど……」


「他にもあるんですか?」


「混雑してたらいやじゃないですか」


「な、なるほど……」


たしかに混雑すぎずお客さんがいないわけでもないくらいのこれぐらいがいい感じだ




「そういえば理沙さんって妹はいますか?」


「いない!」


「どうかしたんですか?」


「いえ、先日理沙さんにそっくりな新道寺の制服を着た女の子に出会ったので……」


「し、知らない……」


「野依プロの母校って新道寺ですよね?」


「う、うん……」


「本当に知らないんですか?」


「知らない……」


「だ、そうですよ?」


理沙さんの目が妙に泳いでいるような気がするけど気のせいだろうか?


「さ、冷める前に食べる!」


「えぇ、そうしましょうか」


「はい」


暖かい方が美味しいもんな





「そういえば須賀くんは今夜はどこに泊まるんですか?」


「まだ決めていませんが……」


そのときケータイのバイブレーションが着信を告げる


『今夜もお泊まりに来るかな☆』


はやりさんだ


「よろしければうちに来ませんか?」


「……え?」


「色々とお話ししたいこともありますし……」


「わ、私も!」


「理沙さん?」


「私も話したい!」


「須賀くんはどうしたいですか?」


「俺は……」


さてどうしよう?




続く



こんばんは

結構間が空いてすいませんでした


細かい誤字・脱字があったらすいません



ここからどうしましょうかね?

考えられるのは

A)はやりんの家にお泊まり

B)のよりんや村吉アナとお泊まり

C)どこかビジネスホテルに泊まる

の3つくらいでしょうか?

さすがに野宿とかネカフェはなしです

みなさんのご意見をお聞かせください



今夜の更新はここまでです

次回は今週末にでも

おやすみなさい


おつ
はやりんが恋しいのでA

はやりん宅襲撃
4人で(ゲス顔

乙です。
個人的にA、B両方見たいけど、
最近のよりん成分が足りないので泣く泣くBで

こんばんは

なんとなくBを書くのがよさそうな感じですね

(のよりんの家なんて考えてなかったなんて言えない……)

そういえば村吉アナはどうしましょうかね?

仮にもプロスレなのでルートはないですが

それと好感度が足りないのでエロもなしの予定です

だって、ねぇ……


>>117
まだ足りないと……?

>>118
その発想はありませんでした
もう少し早ければ採用したかもしれませんね

>>119
書いてる本人は楽しいですがはやりんって食傷気味じゃないですか?
ワンパターンの>>1が何もかんも悪いのですが



とりあえず少々考えさせてください

おやすみなさい

結構間が空いたから食傷とかにはならんのでは
後々まとめとかで一気読みするならともかく

咲SSで大人組がクローズアップされてるのが、少ないから食傷とかはないな~
なんだかんだ言っても大人組は皆好きだしね。



「ここ!」


三人でタクシーに乗ってたどり着いたのは高層マンションの前だった


「ま、まさかこのマンションですか……?」


「そう!」


「私も何度かお邪魔したことはありますがやっぱり大きいですね」


見上げる首が痛くなるほど高いマンションだ


玄関で暗証番号を入力し扉を開けて理沙さんの先導でエレベーターに乗り込む


今更だけど本当に俺がここに来てもよかったのか?


「どうぞ」


「お、お邪魔します……」


二の足を踏むのを必死にこらえて部屋へと入る


部屋に入る前からこれなのに本当に俺はリラックスできるんだろうか?


なんだったら今からでも先ほどメールしたはやりさんにお願いして……


「ゆっくりしていってね!」


「は、はい……」


理沙さんの精一杯の言葉にそんな考えは吹き飛んでしまったのだった




「あれ?前来た時はあんなに大きなクマのぬいぐるみなんてありましたか?」


「か、買った!」


「へぇ……」


「かわいいと思いますよ」


「そ、そう……」


顔をうつむかせている


もしもあのぬいぐるみに理沙さんが抱きついてるとすると……


かなり羨ましいぞ


「さて……シャワーを浴びてもいいですか?」


「私も!」


「あの……俺は……」


「待ってて!」


「あ、はい」


指差す先にはテレビがある


あのテレビでも見ながら待ってればいいんだな


風呂場にいった二人を待つ間テレビをつける


あまりのチャンネルの多さに驚いてしまう


これが都会ってやつか……




「どうかしました?」


「な、なんでもないですよ?」


「ならいいですが」


「おお……」


「な、何……?」


「いえ、二人とも綺麗だったので……」


「あ、ありがとう……」


「もしかして誰にでもそんなことを言ってるんじゃないんですか?」


「そ、そんなことはないですよ?」


「とりあえず須賀くんが刺されたというニュースだけは読みたくないので注意してくださいね?」


「わ、わかりました……」


しっとり濡れた綺麗な髪に上気した頬


湯上り美人ってこういう人のことをいうんだな


でも村吉アナがいったのは冗談だよな……?




「お風呂ありがとうございました」


「どういたしまして!」


手早くシャワーだけ済ませ持ってきていたジャージに着替えた


一応浴槽に浸かろうかとも思ったけど……


ほら、色々とな、うん


「須賀くんも飲みます?」


「えと……それってもしかして……」


「カクテル!」


「一応未成年なので……」


「ではこちらのオレンジジュースはいかがですか?」


「いただきます」


「乾杯!」


「そういえばそうですね」


「でもなにに?」


「初めて!」


なんだか卑猥な匂いが……


「では3人での初めてのカラオケに乾杯しますか」


「「「乾杯」」」


綺麗な青く澄んだグラスを軽く当てるとチンという小気味好い音が室内に響く


グラスのおかげかわからないがオレンジジュースはいつもより美味しい気がした




「そういえば須賀くんは好きな女性はいるんですか?」


「……え?」


「気になる!」


学校の話での話や二人の仕事の話


そんな中で不意に質問が来た


俺が好きな人って誰だろう……


咲は……一緒にいて気楽ないつまでも一緒にいたいやつだし……


和は……色々あったけど甘えん坊な妹みたいだし……


優希は……振り回されることもあるけど一緒にいて楽しいやつだし……


染谷先輩は……頼りになる先輩だし……


久先輩は……すっげぇ人だけどたまに見せるところにぐっと来るし……


プロの皆さんは……親しみやすいけどやっぱり俺にとってはやっぱり手の届かない雲の上の存在だ


「今はいません」


「なるほど……『今は』ですね」


「わかった!」





「ふわぁ……そろそろ寝ますか……?」


「うん……」


「そうですね……」


時間のせいか会話の間にちらほらあくびが混ざっている


ましてや二人はお酒も軽く入っているのでなおさらだろう


「ベッド……」


「そうですね」


「え?え?」


二人に引っ張られて大きめのベッドに連れ込まれる


「おやすみ……」


「おやすみなさい」


「……眠れねぇ」


こんな二人に挟まれて俺はちゃんと眠れるんだろうか……


ま、まぁ両手に花なのはいいことだな、うん


睡眠欲には抗えないらしくばっちり熟睡できたのだった……



続く


こんばんは

また開いてしまってすいません

忙しかったのと>>1の構想力のなさが原因です


ちなみにえっちぃイベントがなかったのは好感度が足りなかったからです

好感度だけでいうなら限界突破してる咲ちゃんが圧倒的です


次回は例によって未定です

たぶんプロ勢の誰かとのイベントになると思います


>>122
なるべく更新頻度を上げられるように頑張ります……

>>124
ありがとうございます
かわいく書けるように頑張ります


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい


乙~
のよりんはプロの中でえっちいのが、少ないから早く好感度をあげたいとこだねぃ

こんばんは

ちょっと相談です

次回更新はプロの予定と書いていましたが変更させてください


考えていた>>1のプラン

各プロにそれぞれ好感度に応じたイベントをしてから文化祭


変更後のプラン

一気に文化祭本番にして第二部を終え、ファンサービスで抜けた部分を埋めていく


>>1の構想力と体力のなさが一番の原因です

ただ、前スレを中途半端に残しておくのもあれなので、変更をご了承いただけると幸いです

楽しみにしてくださっていたかたにはすいません



失礼します



「じゃあまた来週も~?」


「「「はっやりーん☆ミ」」」」」


「はい、お疲れさまでした」


理沙さんの家からスタジオに向かい、収録を無事に終えた


そこからお昼ご飯を食べて大沼プロと南浦プロとはやりさんの麻雀講座だ


「まだまだ俺たちには程遠いな」


「ま、俺たちに振り込み一桁まで来たのはいい進歩だ」


「ありがとうございます……」


ギラギラとした二人のむき出しの気迫を受けながらの対局


いつも以上にどっと疲れる


だけど充実感はひとしおだ


「とりあえず毎日続けることだな」


「まだまだ若いんだからできるよな?」


「がんばります……」


「わ、私も応援してるから……ね?」


「はい……」


ただでさえ天使のようにまぶしいはやりさんの笑顔がいつも以上に素晴らしいものに思えた




「じゃあまた『来週』ね☆」


「はい」


はやりさん手作りの晩ご飯をはやりさんの家で一緒に食べたあと深夜バス乗り場まで見送りに来てくれたのだ


バスに乗り込んでしばらくすると走り出した


そういえば『来週』って言ってたけど会えないよな?


たぶんはやりさんの勘違いだろうな


だけど今朝は色々あったな……


俺に抱きついていた二人が慌てていたのはかわいかった


うろたえていたせいで乱れた服の裾から……


おっと、こんなところで思い出しちゃダメだ


でも二人とも形が綺麗で……


さ、さっさと寝て忘れよう!


たまったものは帰って学校に行く前に発散すればいいな


主に眠気とか……




「京ちゃん、かなり疲れてるように見えるけど大丈夫……?」


「だ、大丈夫……」


「辛かったらいってね?保健室くらいには連れて行ってあげるから」


「咲ちゃんはいい嫁さんだなぁ」


「嫁さん違います」


クラスの男子からのちゃちゃに咲が返す


たしかに咲は嫁というより妹というイメージだな


「なにかへんなこと考えてるでしょー?」


「な、なにも考えてないぞ……?」


「ならいいけど……」


危ない危ない


咲ってときどき鋭いからな……


さて、補習は午前中で終わりだから部活へ行くか




「緊急事態じゃ……」


「部長、どうかしたんですか……?」


咲と一緒にレディースランチを食べて部室へ向かうと深刻な面持ちの部長と戸惑っている和がいた


「到着だじぇ!」


「ごめんね、ちょっと遅くなっちゃった」


「よし、全員揃ったみたいじゃから緊急会議じゃ……」


「「「「「え?」」」」」


「のう、優希、文化祭っていつか知っとるか?」


「今週の金曜日からだじぇ!」


「ちなみに麻雀部はなにをするんじゃ?」


「それは……」


「そういえば……」


「そう、『まだ』決まってないんじゃ……」


あれ?これってかなりやばいんじゃ……


「とにかく今日は急いで決めるぞ!」


「「「「「はい!」」」」」





「といってもあんまり凝ったものはできんのう……」


「一応場所だけは確保しておいたわよ」


「それって職権乱用なんじゃ……」


「麻雀部がなにかしたいっていったら一箇所空けてくれたのよ」


「そうなんですか?」


「えぇ、結構麻雀部って注目されてるのよ?」


たしかに全国制覇を成し遂げたんだから有名になるなというほうが無理か……


「よし、とりあえずやりたいものの候補をあげてくれるかの?」


「タコス屋だじぇ!」


「喫茶店とかいいんじゃないんですか?」


「だったらのどちゃんがメイドさんだじぇ!」


「却下です」


「のどちゃんの目が怖いじぇ……」


「あはは……」


咲が乾いた笑いをしている


「京太郎はどうしたいんじゃ?」


「俺ですか……」


なにがいいんだろう……





「この前やったまこのお好み焼きじゃあだめなの?」


「「「「「え?」」」」」


「あれならまこと須賀くんが焼いて私たちが給仕すればいいでしょ?」


「なるほど……それならいけそうじゃの」


「どうせなら染谷先輩のお店の衣装でやるじぇ!」


「たしかにそれはいいわね」


「さ、さすがにそれは……」


「ありですね」


「和ちゃん!?」


「ということは異存はなさそうじゃがここから話を決めていくかの?」


「「「「「はい」」」」」


特に異存もないしな


「じゃあ須賀くんは毎日まこと一緒に焼く練習してね」


「え?」


「あら?まこに全部焼かせるつもり?」


「いえ、違います」


「じゃあ頑張ってね♪」


「はい……」


そこから話はトントン拍子に進んでいった





「ワシとの練習はいやかもしれんけど頑張ってくれるかの?」


「いえ、染谷先輩と一緒なんて光栄ですよ」


「ほうか」


部活が終わって俺は染谷先輩の家に来ていた


お好み焼きを焼く練習をするためだ


ちなみに鉄板のレンタルなどは久先輩が請け負うことになった


「せっかくだしやってみたいのよ」


この一言で全てが決まった


「そのかわり美味しくなかったら許さないんだからね?」


「わ、わかりました……」


視線に妙なプレッシャーがあったぞ……


「ほい、完成、食べてみんさい」


「いただきます」


メイド服を着た先輩が手際よく焼き上げたお好み焼きを受け取る


「ちょっと貸しんさい」


「はい?」


「ふーふー……ほれ」


「え?」


「ほれ、あーん」


「あ、あーん……」


「どうじゃ?」


「美味しいです」


「ほうか、それはよかった」


染谷先輩みたいなかわいいメイドさんのあーんが美味しくないわけがないだろう




「ほいじゃあ次は京太郎が焼いてくれるかの?」


「わ、わかりました……」


上目遣いのメイドさんのあーんをたっぷり時間をかけて食べた


味は……たぶんうまかったんだと思う……


だってこんな状況で味のことまで考えられるわけないだろう!


「や、焼けました……」


「ふむ……見た目はあれじゃが……とりあえず食べてみようか……」


「すいません……」


「ほれ」


「え?」


「ほ・れ!」


口を開けて染谷先輩が待っている


これってもしかして……


「あ、あーん……」


「ふむ……要練習じゃな」


「頑張ります……」


こうして俺の部活の後に染谷先輩の家でお好み焼きを焼く練習をする日々が始まったのだった……



続く



次回予告


「さて、ほいじゃあ始めるかのう」


「そうですね!」


いよいよ文化祭当日がやってきた


といっても今日は学内とOBだけの公開だからお客さんはそんなに多くないんだけどな


「ま、張り切っていきましょう」


「えぇ、そうですね」


「京ちゃん、ネクタイ曲がってるよ?」


「ササンキュー、咲」


「ふふん、京ちゃんは私がいないとなんにもできないもんねー」


「はいはい、咲さんのような素晴らしい幼馴染みがいて幸せですよー」


「えへへー」


「あの……いちゃつくのもいいんですがそろそろお客さんが……」


「とにかく今日1日頑張っていくかの!」


「「「「「はい!」」」」」


いよいよ文化祭スタートだ


という展開でお送りする予定です



こんばんは

なんとか次回から文化祭本編が始められそうです

といっても初日はイベントはあまりないですが


ちなみに日程的には金曜日が学内およびOB・OGへの公開

土日が一般や中学生への公開の予定です

そして月曜日が振替になって翌週日曜日が体育祭の予定です

そこまで書くかはわかりませんが



>>134
(ぶっちゃけ好感度なんて>>1の気分次第だなんていえない……)



理想としてはこの週末を利用して第二部を終了して第一部のときと同様に前スレを利用してファンサービスをしたいですね


完結はいつのことやら……



今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい


乙ー
完結なんてしなくていいだぞ?



「すまんのう、こがに遅うまで付き合わせて……」


「いえ、気にしないでください」


文化祭前日、俺は染谷部長の家にいた


理由は単純だ


「当日キャベツを切れそうにないからのう……」


そう、料理をするには材料がいるのだ


俺たちが作るお好み焼きの材料は生地ともやしと肉とそば


そして必要不可欠なのがキャベツだ


他の材料は当日でもなんとかなるだろう


しかしキャベツの千切りだけはそうはいかない


かくして俺と染谷部長は二人でキャベツの千切りをしているのだ


「よし、こんなもんでええじゃろう」


「結構ありますね……」


段ボールに大きめの新しいビニール袋を引いてキャベツを入れているが想像以上の量だ


「じゃあ明日の朝運び込むけぇよろしくな?」


「わかりました」


部長の作った晩ご飯を食べて帰宅する


明日は俺の父さんが出してくれる車で必要な材料を持ち込むことにしている


「せっかくだから父さんも役に立ちたいからな!」


俺の話を聞いた父さんは即断したのだった


せっかくだし甘えてもいいよな?




「改めて見るとすごい量だじぇ……」


「でもなんだかワクワクしますね!」


「そ、そうだね……」


和と優希のテンションがいつもと反対の気がするが気のせいだろうか……?


「ほらほら、開店まであと少しじゃけぇってはしゃぐなよ?」


「そうよ、はしゃいじゃダメよ~?」


「……一応聞くけどおんしのそのネコミミはなんじゃ?」


「久ニャンよ♪」


「……………」


染谷部長が無言でため息を吐く


俺たちは苦笑いが精一杯だ


「さすがにその反応は傷つくわ……」


「ま、まあまあ……そろそろ始まるみたいですし……ね?」


「よし……じゃあ気を取り直して……今日1日ファイトじゃ!」


「「「「「はい!」」」」」




意気揚々と始まったんだが……


「なんでこんなに忙しいんじゃ……」


「さ、さぁ……」


基本的に一つの団体のスペースはテント一つ分の屋台だ


それぞれの屋台で買ったものを近くのテーブルやベンチに座って食べるという形式だ


麻雀部は鉄板をお客さんが見える位置に置いていわゆる実演販売形式を取っている


おかげで客入りは好調なのだが……


「ざ、材料が……」


「俺、取ってきます!」


こうして控え室代わりの部室と何度往復したことか……


おまけに今日は曇っているせいで9月の割には寒い


そのせいで大繁盛だ


もっともそれ以上に人気の原因があるのだが……




「会長のネコミミメイド素敵……」


「やっぱり原村のおっぱいでけぇ……」


「咲ちゃんのかわいさがわからないとか……」


「一番可愛いのは優希ちゃんに決まってるじゃないか!」


「あ?メガネメイドまこたんの魅力がわからないやつは黙ってろよ」


そう、メイド目当てで来る客が多いのだ


「あの執事さんイケメン……」


たまにそんな声も混じってる


「デレデレしてないでさっさと焼いてね、京ちゃん!?」


「咲……ひょっとして怒ってる……?」


「べーつにー」


「そ、そうか……」


なんだか咲がこわい……


で、でも女の子にかっこいいって言われて顔がにやけたっていいじゃないか!





「疲れたじぇ……」


「まさかあんなにお客さんが来るとは思いませんでした……」


「ほうじゃのう……」


今日は初日ということもあり出店時間は10時半から16時までだった


一応休憩は自由にとって良かったがとてもじゃないがそんな暇はなかった


まさか用意しておいたキャベツがほとんど残らないなんて……


「明日は今日以上のしこみが必要かもしれんのう……」


「そうですね……」


昨日以上に時間がかかると思うと憂鬱だ


「あら?それなら心配ないわよ?」


「どういうことじゃ?」


「調理室を使えるように交渉してあるからみんなで分担して終わらせて帰りましょう?」


「久先輩ってたまにすごいですよね」


「たまにってどういう意味よ!?」


「まぁまぁ、落ち着きんさい……ほいじゃあテキパキ終わらせてさっさと帰るか」


「「「「「はい……」」」」」


相当疲れたのか朝の元気はほとんどなかった


それでも昨日の倍以上のキャベツを切る必要があっても6人で分担するとあっというまに終わったのだった


さて、明日も頑張るか……



続く


幕間


Prrrr


「はい、竹井ですけど……」


「こんばんは、瑞原です」


「瑞原プロ!?」


「突然の電話でごめんなさい、今お時間よろしいですか?」


「え、えぇ……」


「清澄高校の文化祭って明日が一般公開ですよね?」


「そうですけど……」


「お邪魔してもよろしいでしょうか?」


「え!?」


「京太郎くんから皆さん頑張ってるように聞いたのでお邪魔でなければ差し入れでもと思いまして……」


「それはありがたい申し出ですけど……ご都合は大丈夫なんですか?」


「えぇ、それは問題ありません」


「わかりました、では後で学校の地図をお送りしますね」


「はい、よろしくお願いします」


「では……」


「あの……できればこのことは二人だけの内緒にしておいてくれませんか……?」


「……え?」


「あまりことを大きくして迷惑をおかけするのは心苦しいですし……」


「わかりました」


「では明日はよろしくお願いしますね」


「いえ、こちらこそよろしくお願いします」


「では失礼します」


「失礼します」


……大丈夫よね?


幕間カンッ

こんばんは

そんなこんなで文化祭初日が終了です

ちなみに基本的に>>1の実体験に基づいています

初日は雨が降ったせいで豚汁がよく売れたのを覚えています

当時の日記帳をひっぱり出しながら書いているので少々異なる点があったらご容赦ください



ちなみに次回はプロがきます

とりあえずはやりんは確定として……

後はどうしましょうかね?

人数が増えすぎると動かしづらいという弊害が……



とりあえず東京から長野で日帰りって寂しいですよね!

宿泊はどうなるんでしょう……

そんな感じで次回です


>>154
仕事柄中途半端にするのはよくないので……
それに自分が完結させないと寂しいですしね


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

次回はまた早いうちに

おやすみなさい


こんばんは

文化祭に来るメンツですがプロ勢を確定にして、その後のイベントへの参加はコンマで決定しようと思います

ただし、成功率に関しては好感度(仮)で補正をかけます

具体的には

A.参加が確定

~家族公認の壁~

B.参加がほぼ確定(成功率9割以上)

~姉妹の壁~

C.参加は普通にできる(成功率約7割)

~えっちぃことの壁~

D.多分参加できる(成功率5割)

~お泊まりの壁~

E.参加の可能性はある(成功率3割)

~源氏シリーズの壁~

F.小数点以下の確率で……(成功率1%)


こんな感じでどうでしょうか?

誰がどこに該当するかは一応秘密ですがなんとなく予想はできるかと思います



アナウンサーに関してはどうしましょう?

ざっくり偶数か奇数かで決めてもいいかもですね

その場合台詞回しががが……


特に用事がなければ明日の夜の更新予定です

おやすみなさい

好感度で成功率決めると偏ると思うぜ
好感度低いってことはここまで出番少ないのにさらにイベント参加できないとかカワイソス



「さて、今日は二日目でお客さんも増えると思うけど頑張っていくぞ」


「「「「「はい!」」」」」


荷物を置いてある麻雀部室に集合した俺たちは染谷部長の言葉に応じて気合をいれる


それもそのはず、今日は昨日より確実に人が増えることが予想される


昨日とは打って変わっての秋晴れでさらに付近の中学生や住民も来るのだ


「今日は後輩が来るからバッチリ決めてやるじぇ!」


「もう……焦りすぎて失敗しても知りませんよ?」


優希と和は中学の後輩を招待しているみたいだ


さらに今日は開始時間も早い


そのため昨日より多くの材料を仕込んである


尤も全員で分担したおかげでかなり楽だったが



『それでは……文化祭二日目スタートです』


開始を告げる放送とともに人が入ってくるのが見える


よし、今日も頑張っていくか!





「なんでこんなに忙しいんですか……」


「口を開く前に手を動かしんさい!」


「はい……」


「宣伝行って来るじぇ!」


「やめろ!」


「京ちゃん、そろそろ焼けそう?」


「あぁ、任せろ!」


「3枚追加よ~」


出だしは人は少なかった


しかし昼頃には状況は一変した


お昼ご飯にしようと思った客や物珍しさに惹かれた客が集まってきたのだ


「やっぱりメイドさんかわいいな」


「しかもお好み焼きも美味しいしね!」


目の前で焼いたお好み焼きをかわいいメイドさんが給仕してるくれる


しかもそのお好み焼きはとても美味い


昨日からのリピーターも相まって大変なことになっていた


ソースの香りにつられたのだろう人の行列ができていたのだった……





「ようやく治まったじぇ……」


ようやく一息つけたのは2時頃だった


交代しながらお昼ごはんを食べていたがきつかった……


「みんな、熱中症にならないように水分も取らなきゃ駄目よ?」


「あ、ありがとうございます……」


久先輩に首筋に当てられたペットボトルのスポーツ飲料をぐっと煽る


「いい飲みっぷりねぇ」


「まじありがとうございます……」


珍しく久先輩が天使に見えた


「文化祭限定タコスは絶品だな!」


「クレープも美味しいですよ?」


「フランクフルト大きいよぉ……」


「何しとるんじゃあんたら……」


休憩がてら差し入れを食べていた


「ま、これも私の人徳ってやつね!」


「…………」


「どうしてそこで目を反らすのよ!?」


リアクションを取るのも億劫だ







「一枚く~ださい☆」







聞きなれた声に顔を上げる



「来ちゃった☆」



「…………え?」



そこにいないだろう人がそこにいた……



といったところでここまでです


こんばんは

更新が飛び飛びですいません

年内には第二部を完結させます

あわよくばファンサービスも済ませて新年から新しく始めたいですね



>>170-171
実はそこまで好感度が低いキャラはいないんですよねー
みなさんが思ってるより高いと思います


年末進行の間を縫って数レスずつですが更新していく予定です

失礼します


乙ー
無理をしない程度にね~



「あの……なんではやりさんがここにいるんですか……?」


「せっかくの機会だから遊びに来たの☆」


「あれ?でも仕事は……」


「ちゃんと終わらせて新幹線に乗ったらこんな時間になっちゃった☆」


「そ、そうですか……」


なんとなくわかったようなわからなかったような……


「ちなみに私もいるぜい」


「私も!」


「えと、私も……」


「わ、私も来ちゃいました……」


「……え?」


なんでみんないるんだ……?


「とりあえずここじゃあ目立ちすぎるけぇ部室で話しんさい」


「え?」


「店ならワシらだけでも十分じゃ」


よく見ると人が集まってきている


たしかにこのままでは他の人の迷惑だ


「すいません、なるべく急いで戻ります」


「はいよー」


ここは染谷先輩のご厚意に甘えよう


「じゃあこちらにどうぞ」


はやりさんたちと一緒に部室へと向かった




「とりあえずお茶をどうぞ」


「ありがとう☆」


椅子に座るはやりさんたちにお茶を渡す


外は暑かった上に歩いてきただろうせいで美味しそうにお茶を飲んでいる


汗を拭う仕草に思わずグッときてしまった


人心地ついたようなのでそろそろ本題に入ろうか



「それで……どうして急に清澄に来ようと思ったんですか?」


「せっかくだからお邪魔しようと思って☆」


「でも俺は何も聞いてませんよ?」


「部長のまこちゃんや議会長の久ちゃんや学校の先生の許可はちゃんと取ったもんね☆」


「……え?」


「さすがにはやりもみんな来ることになるとは思わなかったけど……」


そういって他のプロに目を向けると露骨に目をそらされた


唯一目があった良子さんには


「ご迷惑でしたか……?」


「……いえ」


「だったら問題ないんじゃねーの?知らんけど」


雨に濡れた子犬みたいな目で見つめられたらなにも言い返せない


そこを咏さんに言質を取られてしまった……





「あんまり気にしなくてもいいんじゃないかしら?」


「久先輩……」


ドアを開けて入ってきたのはメイド姿の久先輩だ



「今日は長野までお越しいただきありがとうございました」


「こちらこそ急な訪問にもかかわらず歓迎していただきありがとうございます」


そういってお互いに頭を下げている



俺以外頭を下げているのでなんとなく流れ的に頭を下げた


先輩たちが頭を上げたのを感じて俺も頭を上げる



「心苦しいのですがこの後は案内をできないんです……」


心底申し訳なさそうに久先輩がいう


「私たちも自由に見て回りたいのでお気になさらないでください」


「そういっていただけるとありがたいです」


「じゃあ私たちは見学に行ってくるね☆」


俺たちに手を振って連れ立って出て行く


「じゃあ俺は湯飲みを片付けてから戻りますね」


「変なことしたらダメよ?」


どういう意味だ?





「すいません、戻りました」


「あんまり混んでないから気にせんでええ」


「ありがとうございます」


染谷部長の言う通りお客さんの姿はまばらだった


ライブや演劇などのイベントに行っている人が多いのだろう


「そういえば染谷部長は今回のことを知ってたんですね」


「あぁ、ただ内緒にしておいてほしいと頼まれての」


「そうでしたか……」


「気ぃ悪うしたんならすまんかった」


「いえ、そんなことないです」


「ならええが」


まばらとは言ったがお客さんがいないわけではない


染谷部長と交代して俺は焼いていた


慣れてくると案外焼くのも楽しいものだ




「一枚くーださい☆」


「はいどうぞ」


焼いたお好み焼きを和に渡す


焼いた後のソースやマヨネーズなどのトッピングまでしていたらきりがないので分担しているのだ


「ありがとう☆」


「あの……握手してくれますか……?」


「いいよ☆」


「ありがとうございます!」


憧れのプロに握手してもらった和は心底嬉しそうだ


やっぱり和も女の子なんだと実感した


しかし誤算があった


ただでさえインターハイ制覇で話題になった麻雀部である


そんな場所ではやりさんたちのような有名人が食事をしている


屋台の前にはまたあっという間に行列ができたのだった……






「だ、大丈夫かな……?」


「え、えぇ……」


なんとか行列を裁くことができた


「お茶!」


「ありがとうございます……」


理沙さんが差し入れてくれたお茶が五臓六腑に沁み渡る気がした


「それにしても清澄の制服ってかわいいよね」


「自分が着てたのは20年前だっけ?」


「10年だよ!」


「でもたしかにキュートですね」


プロたちは自分の女子高生時代に思いを馳せているようだ


みんなかわいかったんだろうなぁ……


「だったら着てみますか?」


「「「「「「え?」」」」」」


「実はオープンスクールも兼ねているので試着できますよ?」


「じゃあお願いしようかな☆」


「ええ、こちらにどうぞ」


久先輩についてプロたちが着替えに向かう


「えっちぃ目はだめだじぇ!」


「そ、そんな顔してねーよ!」


た、多分……


だが期待したっていいじゃないか!」





「お待たせ☆」


「おぉ……」


幼い顔立ちに清澄の制服が綺麗にマッチしている


「ただ結構恥ずかしいですね……」


「私もスカートなんて新鮮だしねー」


「快適!」


「や、やっぱりやめたほうが……」


「健夜ちゃんもかわいいよ☆」


たしかに似合っている


「あ、あの!」


「どうしたの、和ちゃん?」


「一緒に写真を撮ってください!!」


「い、いいよ……?」


和のあまりの気迫に気圧されてしまったようだ


「せっかくだから記念写真を撮ってもらおうじゃない」


「たまには久もええことを言うんじゃのう」


「たまには余計よ」


「じゃあお願いできる?」


「わかりました」


通りすがりの新聞部員に屋台を背景に写真を撮ってもらった


後で絶対に買おう……





「はっやりーん☆ミ」


「うたたんハァハァ」


「戒能プロまじクールビューティ」


「野依プロかわいい!」



「すこやんアラフォーなのに無理すんなー」


「アラサーだよ!!」


様々な声が聞こえる


それだけ人気のある人たちなんだと実感した


だけどほのかな犯罪臭は気のせいだろうか?


しかし人が集まるということは……


「すいません、売り切れです!!」


昨日以上の仕込み分はあっという間になくなってしまったのだった


恐るべし、プロ効果




「お疲れさまでした」


早めに終わった俺たちは早めに片付けをして明日の仕込みをすることにした


「せっかくだから手伝うよ☆」


そんなこんなで昨日よりさらに楽に仕込みは終わった


なので今は着替えているわけだ


といってもさすがに一緒に着替えるわけにもいかないし一人で待ほうけだ


薄い部室の扉の向こうからは賑やかな声が聞こえる


さすがに覗くわけにはいかないな


それ以上の光景に遭遇したこともあるが……


忘れよう、うん


……思い出すのは部屋のベッドの上だけだな


「何してるの、京ちゃん?」


「ちょっと悟りを開こうと思ってな……」


「ふーん……それより早く着替えてね?」


「……わかった」




「そういえばこのあと京太郎くんのお家にお邪魔してもいいかな?」


「え?」


「京太郎くんは自覚ないかもしれないけど未成年の京太郎くんがお仕事するって大変なことなんだよ?」


「そうなんですか?」


「うん、だからちゃんとご両親にご挨拶しないとね☆」


「なるほど……一応連絡してみますね」


「うん、お願いね☆」


一応家に連絡すると全員連れてくるように言われた


他のプロや部員達にもだ


こうして今夜の俺の食卓はかなり賑やかなことになりそうだ


母さんの料理は美味いとは思うけど大丈夫なのだろうか……?


たまには大人数でもいいかもな


この後さらなる騒動が待ってるなんて俺は予想だにしていなかったわけだが……



続く


こんばんは

先日は寝落ちしてすいませんでした

おかげで喉はガラガラです



とりあえず家庭訪問イベントです

さて、晩御飯の後で東京に帰ることができるんですかね?

ちなみに長野新幹線の終電は21時46分らしいです

ということでお泊まり安価です

全員で判定を行います

ただし、咲ちゃんに関しては好感度A補正で確定です


プロ勢に対してははやりん、良子さん、うたたんがB判定

のよりんがC判定、すこやんがD判定です


部員に関しては、和がB判定

優希、久、まこに関してはC判定を適用します


そしてコンマの判定方法ですが

ここから下に一つずつ順番に

はやりん、すこやん、のよりん、咏さん、良子さん

久、まこ、和、勇気の順番にコンマを取ります


B判定はこのレスとコンマが一致しないこと

C判定はコンマの十の位か一の位に奇数が出る

D判定はコンマの一の位が偶数である


この条件を満たしたキャラでお泊まりイベントを書きます

ちなみに安価の取得は一IDで一回にしてください

あまりにも踏まれないようだったら考えます


>>181-182
ありがとうございます
とりあえず24時間ずっと忙しいわけでもないのでちょくちょく進めていこうと思います


今夜の更新はここまでです

おやすみなさい

こんばんは

安価にご協力いただいたみなさんありがとうございました

判定の結果お泊まりは部長以外全員ということで……

(多すぎじゃねこれ?)

部長……

ちょっと判定が甘かったかもしれませんね






ちなみに混浴イベントは……ちょっと考えてみます

考えることだらけですね


そして>>194の最後の優希の名前を間違えていました

確認をおろそかにしてしまいすいませんでした




「まさか咲の先導を受ける日がくるなんてねぇ……」


「どういう意味ですか!」


しみじみいう久先輩に咲が言い返す


同意を求めようと他の部員を見たが一斉に目をそらされたのはいうまでもない


「そんなに咲ちゃんは方向音痴なのかい?」


咏さんからの質問だ


「ええ、清澄に入学して間もない頃自分の家に帰れなくて俺の家に泣きながら来たことがあるんです……」


「なんでそんなこというのさ!」


「え?もしかして事実なんですか……?」


顔を赤くして反論する咲に良子さんが恐る恐る問いかける


「一回だけ……」


「……すいません」


「謝らないでくださいよ!」


この空気を壊せる人がいたら天才だと思う


「ほら、よそ見してるとこけるぞ」


「……そうだね」


俺の家がすぐ近くで本当によかった……





「俺の息子にこんな甲斐性があったとはなぁ……」


「帰ってきた息子に対しての第一声がそれかよ」


「まあまあ、みなさん上がってくださいな」


「お邪魔します」


勝手知ったる他人の家らしく咲に連れられて家に入っていく


ちなみに父さんは伸びていた鼻の下を元に戻すためか母さんに思い切り耳を引っ張られていた


うん、やっぱりこんなにいると多いな


普段は広いと思う家もこれだけの人数が来ると少々手狭に感じる


「お父さん、お母さん、少々よろしいでしょうか?」


「はい?」


そういってはやりさんと良子さんと俺の両親が連れ立っていく


スーツ姿の良子さんはまんま女教師だ


良子さんが女教師か……


エロいな!



「なに鼻の下伸ばしてるのさ?」


「な、なんでもないぞ……?」


「ふーん……」


お茶を淹れるのを手伝ってくれるのはありがたいが咲の視線が少々痛い……





「そういえばこんなにお客さんを呼んでもよかったのか?」


「ああ、問題ないぞ」


「え?」


「今日母さんと二人で買い物に行ったらバーベキューセットが当たったんだけどな……」


「どうかしたのか?」


「さすがにこの量は私たちだけじゃ無理でしょ?」


「え?」


母さんが指差す方を見ると……


「もしかしてこれって……」


「さすがにこの量はなあ……」


とても俺たちだけで食べきれるような量ではない


「ということでいい機会だったわけだ」


「なるほど……」


ちなみにお客様たちはカピーを見ながらはしゃいでいる


そして撫でてももふもふしていないことに軽く絶望するんだよな……



眠いのでここまでにします

おやすみなさい

乙ー
ぶちょー



「なんだ、まだ火を起こせてないのか」


「そろそろできるさ」


詰るような父さんの言葉に軽口を返す


しかしなかなか炭に火がつかないな


「そんなにできないなら父さんが替わるぞ?」


「た、たぶん大丈夫……」


そろそろ軽口を叩く余裕もなくなってきた


「京ちゃん、がんばれ、がんばれ」


「お、おう……」


空気が通るように組んだ炭に燃え移るようにしているがなかなか上手くいかない


そもそも着火剤がしけって使えないのが悪いんだ


心の中でそう毒づく



「しかたないな……ほら、これを使え」


「これは……牛乳パック?」



「まあいいからいいから」


「う、うん……」


父さんの言う通りにするとあっという間に火がついた


「な?父さんの言う通りだっただろう?」



「……そうだな」


父さんのドヤ顔があれだが火がついたのでよしとするか





「肉だじぇ!」


「こら、あんまりがっつくのははしたないですよ?」


「私をたしなめるなんてさすがのどちゃんは私の嫁だけあるな!」


「はいはい」


「のどちゃんが冷たいじぇ……」





「すこやんすこやん、お肉を食べ過ぎると老化が早まるらしいぜ?」


「嘘!?」


「わっかんねー」


「もう!」


「でも違うって証明できるかい?」


「それは……できないけどさ……」


「じゃあ可能性はあるってことだねい」


「そ、そんな……」





「お肉を食べてるとお酒を飲みたくならないかしら?」


「おんしもワシも未成年じゃろうが」


「でもチューハイってジュースみたいで美味しいと思わない?」


「なんでおんしが味を知っとるんじゃ」


「さあねぇ」


「まったく……」





「あの……美味しいですか……?」


「美味!」


「タレのおかわりはいかがですか?」


「もらう!」


「あの……さっきからふーふーしてないみたいですが熱くないんですか?」


「熱い!」


「……え?」





「ほら、咲、野菜も食べないと大きくなれないぞ?」


「どこ見てるのさ……」


「そりゃもちろん……」


「……えっち」


「二人とも仲いいね☆」


「京ちゃんがいつもいじめてくるだけですよ」


「迷子になったのを探しに行ってるのは誰だ?」


「……いつもお世話になってます」


「よろしい」


「まあまあ……ほら、あーん☆」


「あ、あーん?」


「どうかな☆」


「美味しいです」


「じゃあ私も……あーん」


「あ、あーん?」


「美味しいでしょ?」


「……そうだな」


「じゃあ今度は私にもあーんしてほしいな」


「私もしてほしいな☆」




そんなこんなで楽しいバーベキューだ





「そういえば瑞原プロたちは今夜はどうされるおつもりですか?」


「新幹線で日帰りしようかと思っています」


「今からでは終電には間に合いそうにないですね……」


「……え?」


見てみると時計の角度は直角だ


「よろしければ今夜は泊まって明日の朝帰られるのはどうですか?」


「ありがたい申し出ですが……よろしいんですか?」


「ええ、幸い部屋には空きがありますし麻雀部のみなさんも一緒にどうですか?」


「ありがたい申し出ですがさすがにそこまで甘えるわけには……」


「こんな時間にかわいい女の子が一人歩きをさせるほうが危ないと思うけどね」


「すいません、お言葉に甘えます」


「でもちゃんと家の人には連絡をしてね?」


「はい」


「あの……私はどうしても外せない用事があって帰らなければいけないんです……」


「そうですか……」


「ですのでこれで失礼しますね」


「ではせめて車で送らせてください」


「……え?」


「普段京太郎がお世話になってるからこれぐらいはお返しさせてください」


「……わかりました」





「じゃあ父さんたちは竹井さんを送ってくるから風呂とか頼んでもいいか?」


「うん、わかったよ」


「お客様用の布団がある場所はわかるわね?」


「うん」


「じゃあ行ってきます」


「いってらっしゃい」


「今日はありがとうね、須賀くん」


「久先輩もありがとうございます」


「じゃあおやすみなさい」


「おやすみなさい」


久先輩を父さんたちが送って行った


さて、俺は布団の準備をするかな


「じゃあ私はお風呂の準備をするね?」


「ああ、頼んだぞ、咲」


「うん」



こういうときに咲がいてくれたのはありがたいな





Prrr


布団の準備に一段落ついた頃に電話が鳴る


ちなみに今はみんなでテレビを見ているところだ


ちょうどテレビの中から幽霊が出てきているところだ


知ってはいても思わずびくりとしてしまう


隣にいる咲の握る手が一層強くなる


だけど電話に出るためには離してもらわないといけない


「う、うん……」


今にも泣き出しそうな咲に罪悪感を感じながら手を離してもらい電話に出る


「はい、須賀です」


『あ、京太郎?ちょっと母さんたち今夜帰れそうにないの』


「なにかあったの?」


『おじいちゃんがぎっくり腰になっちゃっておばあちゃんと一緒に病院に行かなきゃいけないの』


「大丈夫なの?」


『うん、ただ今夜は帰れそうにないからみなさんに失礼がないようにね?』


「うん、わかったよ」


『それと子供は男の子がいいかな』


「な、なに言ってんだよ!?」


『じゃあ今夜はよろしくね?』


「ああ、わかったよ……」


なんだかどっと疲れた……



といことで今夜はここまでです

一つ屋根の下に年頃の男女が……

ワクワクが止まりませんね!

とりあえずお風呂と添い寝は欠かせないですかね?


人選はどうしましょうか

お風呂の乱入に関しては諸般の事情ではやりん、良子さん、咲ちゃん、のどっち限定にさせてください

今後の展開に関わってくるので……

誰となるかは安価ですかね?

最悪全員というともなきにしもあらず?



添い寝判定はいまいるメンバー全員から考えています

よく>>1とIDがかぶる人が抱き枕スレを書いているらしいのでその人に負けないように頑張ります


>>210-211
(本来はもっと落ちると思ってたなんて言えない……)



今夜の更新はここまでです

明日の夜できれば更新したいですね

おやすみなさい




「どうしたの、京ちゃん?」


「父さんたち今夜帰って来れないってさ」


「なにかご両親にあったの?」


「なんでもぎっくり腰で病院に搬送された祖父の付き添いだそうです」


「だ、大丈夫なの……?」


「ああ、命に別条はないってさ」


「じゃあ今夜は私たちだけ……ですか……?」


「まあそういうことに……」


「とりあえず映画も終わったし風呂に入ろうぜ!」


「じゃあ俺は最後でいいのでみなさんどうぞ」


「さすがに家主の京太郎くんが最初に入るべきだって思うな☆」


「え?」


「たしかに京太郎が入ってくれんと気が進まんしのう……」


「でも……」


「いいからさっさといくじぇ!」


「お、おい!?」


半ば無理やり一番風呂になった……


さっさとシャワーを浴びて出るか……



こんばんは


ということで乱入判定タイムです

ここから下に順番にはやりん、良子さん、咲ちゃん、のどっちの順でいきます

>>194を利用して咲ちゃんにはB判定を他の3人にはC判定を用います

ただしこのレスから下5までの範囲にこのレスとコンマが一致すれば全員成功になります

(1%ですしさすがに出ないですよね?)

ちなみに成功したキャラは全員乱入してきます


いつものように同一IDのコンマの取得は1度だけです

ということで気楽にどうぞ


のどっちこい。

ご協力いただいたみなさんありがとうございました

(ちゃんと踏んでくれる人がいて安心したなんて言えない……)


結果ははやりん、咲ちゃん、のどっちが乱入ですね

もう少し難易度を上げてもよかったかもですね

>>228は結構焦りましたが


別スレの更新をしたいのでまた後ほど

性的な描写を含むので苦手は方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

ではまた後ほど

一旦失礼します

良子さん両方奇数なのにダメなん?

>>231
すいません、勝手に偶数と勘違いしていました

なので良子さんも含めて4人とも乱入ということで……



(今度から難易度はもう一段階あげよう……)



さて、さっさと洗ってあがるか


静かな脱衣所にドアの開く音が聞こえた


「どうしたんだ、咲?」


「さっきの映画が怖くて……」


「だったら和や優希と一緒に入ればいいんじゃないか?」


「それはできないもん……」


「どうして?」


「だって……恥ずかしいもん……」


顔を真っ赤にしていう咲


よく見ると着替えも持ってきていて最初から一緒に入る気満々のようだ


「わかった、一緒に入るか?」


「うん!」


目に見えて顔色がよくなる


不覚にもどきっとしてしまった


こういうところがずるいんだよな……





「ほら、髪洗ってやるからそこ座れ」


「はーい」


椅子に座って俺に背を向けている


もちろんお互いにタオルなど巻いていない


今更だしな


「かゆいところはございますかー」


「ございませーん」


「じゃあ流すから目を閉じてろよー」


「はーい」


しかし相変わらずつるぺただな……


まったく生えていないわけではないしまったくないわけでもないが……


それでも先日一緒に入った和やはやりさんや良子さんに比べると見劣りしてしまう


「なにか失礼なこと考えてない?」


「べーつに」


「ならいいけどさ……」




「咲さん、そこにいるんですか?」


「和ちゃん?」


「あれ?今は須賀くんがお風呂に入っているはずですよね……?」


「うん、京ちゃんもお風呂にいるよ」


「どういうことですか?」


「え?一緒に入っているだけだよ?」


「そんなオカルトおりえません!」


浴室のドアが開かれる


当然俺も咲もなにも身につけてないわけで……


「………………」


和は顔を真っ赤にして俯いてしまった


「ねえ、和ちゃん?」


「ひゃい!?」


「和ちゃんも一緒に入ろうよ!」


「そ、それはさすがに……」


「じゃあ和ちゃんが京ちゃんのお風呂を覗こうとしたってみんなに言いふらしちゃおうかなー」


「わ、わかりました!」


和は咲にいともたやすく言いくるめられてしまった……





「お、お邪魔します……」


「お、おう……」


バスタオルで前半身を隠して和が入ってくる


そんな状態でも咲よりも大きいことははっきりと見て取れる


「なんでおちんちん大きくしてるのさ……」


「いや、それは……」


「京ちゃんのえっち」


「え、えっちなのはいけないと思います……」


真っ赤な顔の和にますます硬くなってしまう


仕方ないじゃないか、男なんだから……


「……すいません」


「じゃあ和ちゃんも髪の毛洗ってもらおうよ」


「ふぇ?」


「京ちゃん上手なんだよ」


「えと……お願いしてもいいですか……?」


「お、おう……」


咲と違って妙に緊張してしまうのはなんでなんだろうな……





「和ちゃんだけタオルなんてずるいから取っちゃうもんねー」


「か、返してください……」


そういう顔は真っ赤だ


「もしかして合宿のときよりおっぱい大きくなったんじゃない?」


「た、たしかに大きくはなりましたけど……」


「ずーるーいーよー」


「そ、そんなに強く揉まないでください……」


「いい加減にしろ」


「デコピンなんてひどいよー……」


「和が嫌がってるじゃないか」


「ごめんなさい……」


「まったく……」


「ありがとうございます」


「お、おう……」


お辞儀をしただけなのに揺れたぞ……





「みんな楽しそうだね☆」


「はやりさん!?」


「ほら、良子ちゃんもはーやーくー☆」


「恥ずかしいですよ……」


「あの……どうして瑞原プロと戒能プロが……?」


「来ちゃった☆」


「そ、そうですか……」


満面の笑みに返す言葉もない


「せっかくだから私も洗ってほしいな☆」


「わ、私もお願いできますか……?」


「わ、わかりました……」


憧れの人と一緒にお風呂に入れて目を輝かせている和


かたや咲は……


「まあどんまい」


「別に悲しくなんてないもん……」


胸囲の格差社会に打ちひしがれていた



胸囲の格差で思ったんだけど、
のよりんとすこやんの胸ってどっちがおおきいんだったけ?

こんばんは

昨夜はお察しの通り寝落ちです

やっぱりこたつとドテラと座椅子は危険な組み合わせですね



続きから書いていきます

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ





「元気出してください、咲さん」


「和ちゃんに言われると嫌味にしか思えないよ……」


「そんな!?」


たしかに咲の言う通りだ


「まだまだ高校1年生だから大きくなるチャンスはあるよ☆」


「本当ですか!?」


「うん、好きな人に触ってもらうといいんじゃないかな☆」


「………………」


「無言で俺を睨むのはやめろ」


「だって頼めそうな男の人が京ちゃんしかいないもん……」


「じゃあ諦めろ」


「なんでそんな意地悪言うのさ!」


「咲だから?」


「もーう!」


咲は今日も元気だ





「風邪をひいてしまう前に体を洗いませんか?」


「良子ちゃんの言う通りだね☆」


「あの、瑞原プロ……」


「どうかしたの、和ちゃん?」


「お背中私が流してもいいですか?」


「じゃあお願いしようかな☆」


「はい!」


いつもの冷静な姿とは違うがこんな和も新鮮でかわいい


「戒能プロ、お背中お流ししますよ」


「じゃあ咲ちゃんにお願いしますね」


「はい」


こんなに大きな胸が並ぶと壮観だな


先端が見えないのが些か残念だが




「そういえば京ちゃんを洗ってあげないといけないね!」


「いや、俺は……」


良子さんを洗い終えたらしい咲が言う


「京太郎くんはまだ洗ってないんですか?」


「私を洗ってもらっただけなんです」


「でしたら今度は京太郎くんの番ですね」


「いや、俺は……」


「断るのは失礼だと思うな☆」


「ええ、たまには須賀くんも洗わせてください」


「はあ……」


ここまで言われたら断れない


しかしかわいい女の子の間に全裸で座らされるってある意味罰ゲームじゃないか?


そういうのが好きな人もいるらしいけど……


少なくとも俺はそうじゃないな




「あの……失礼しますね……?」


「ああ、よろしく頼む」


俺の後ろにいる和が恐る恐るいう


ふにょん


そんな擬音がしそうなくらい柔らかいものが俺の背中に当たる


「の、和……?」


「はやりさんが胸で洗うといいと……」


和の顔が真っ赤になっているだろうことが声にも表れている


「いやならやめますが……」


「いやじゃないけどさ……」


「よかったです……」


安堵の声が上がる


「せっかくだからはやりはこっちの手をおっぱいで洗ってあげるね☆」


「では私はこちらを……」


「はやりさん!?良子さん!?」


違う感触に腕が挟まれて思わず顔がにやけてしまう





「京ちゃんのえっち……」


咲の突き刺さるような視線が痛い


だが男だし仕方ないじゃないか


「でも咲にはできないじゃないか……」


「私にだってできるもん!」


「さ、咲……?」


咲が両手で泡立てた石けんを胸に塗っている


「いくよ……」


両手を二人にホールドされているせいで抵抗することもできない


「お股に当たるおちんちんがビクビクしてるね」


咲の固くなった乳首が俺の胸板をこする


さらに咲が俺のものにまたがるように前後運動をしているのだ


薄い陰毛の刺激がかなり気持ちいい


直接的な刺激がなかったからこそなんとか暴発を防げていたが咲の股間は想像以上に気持ち良い


「咲、俺もう……」


「ふぇ?」


暴発してしまったのはあっという間の出来事だった……






「これで私の勝ちだね!」


勝ち誇ったように咲が言う


「これは胸のせいだな」


咲に負けたなんて認めるのはなんかいやだったからそう強がる


「むー」


「それにしてもすごい量だね☆」


「たしかに……」


「これが男の人の……」


「和?」


「な、なんでもないですよ!?」


「そのわりには京太郎くんのおちんちんに興味津々だね☆」


「そ、そんなオカルトありえません……」


「じゃあもう一回私がしちゃおうかな」


「そ、それはダメです!」


「どうしてダメなんですか……?」


「私だって須賀くんのおちんちんを触ってみたいです……」


和の顔は真っ赤だ


「決まりだね☆」


俺に選択権はないらしい


まあ和なら大歓迎なんだけどさ……





「こんな格好恥ずかしいですよ……」


「和ちゃんすごくえっちだね!」


「そんなこと言わないでください……」


現在の状況はこうだ


俺は浴室にタオルを敷いてその上に仰向けになっている


和は俺の顔の前に股間が来るようにしている


そして和の顔の前には俺のモノがある


ちなみにたわわな胸は俺のお腹に押し付けられている


「それで京ちゃんのおちんちんはどうかな?」


「初めて見たんで比べようがないです……」


「和ちゃんってそういう経験ないのかな?」


「ありませんよ……」


なんとなく嬉しくなるのはなんでだろうな


「じゃあ京太郎くんも優しくしてあげなきゃだね☆」


「はあ……」


といってもどうすればいいかわからないが……





「まずはおちんちんを触ってみてね☆」


「熱くて……硬いです……」


「じゃあ今度はこすってみてください」


「はい……」


恐る恐る和が動かす


たしかに気持ちいいけどなんとなくもどかしい


「じゃあ今度は舐めてみようか」


「さ、さすがにそれは……」


「和ちゃんがいやならはやりが舐めようかな☆」


「いえ、私が……」


「京ちゃんのおちんちんは私が舐めるんです!」


「ダメです!」


「和……?」


「失礼します……」


和の舌が根元から先端へとゆっくり俺のモノを舐め上げていく


「気持ちいいですか……?」


「あ、ああ……」


正直かなり気持ちいい





「こうしたらどうでしょう……?」


恐る恐る口に含む


先端の割れ目に舌が這わされたとき体が跳ねそうになってしまった


「京ちゃんも和ちゃんを気持ち良くしてあげて」


「あ、ああ……」


座薬を挿入した時とは違って見上げてみると和のお尻がかなり官能的なことがわかる


「和ちゃんのお股びしょ濡れだね☆」


「言わないでください……」


「京太郎くんのペニスを舐めながら興奮したんですね」


「ち、違いまふ!」


「いた!?」


「す、すいません……」


「お、おお……」


和が叫んだときに歯が立ってしまい思わず声を上げてしまった


「だ、大丈夫ですか……?」


「ああ、なんとか……」


敏感なだけあってかなり痛かった……





「ひう!?」


「びっくりさせたか?」


「いえ……ただ誰かにそんなところを舐められるなんて初めてだったので……」


「いやならやめるぞ?」


「いやじゃないです……」


そういって俺のモノを再び口に含む和


よほど興奮しているのか滴り落ちる愛液はとめどない


「そ、そんなになめちゃらめれふ……」


それでも俺のモノを口から出そうとはしない


「私のおっぱいも触っていいよ☆」


「私のもどうぞ」


空いていた俺の両手が支えられてはやりさんと良子さんの胸へと伸ばされた


「じゃあ私はこっちを舐めるもん!」


「咲さん!?」


竿の根元の袋を口に含まれた


そんな場所を舐められるなんて初めてだ


「和、俺もう……!」


「ふぇ?」


驚いた和が口から離した瞬間一気に暴発してしまった……





「まだまだいけるよね☆」


「私だってまだですしね」


「私だってまだまだいけるよ!」


「わ、私も……」


「さ、さすがにもう……」


「大きくなったね☆」


はやりさんの揺れる胸を見てまた大きくなってしまった


そこからはある意味地獄のような天国のようなものだった


胸に挟まれたり舐められたり……


だけどはやりさんの胸を嬉しそうに舐めていた和は酔ってないよな?


咲はそんな二人をしきりに拝んでいたけど……


風呂から上がったときは腰がかなり痛かった……


明日は大丈夫だよな……?


しかしまだまだ今日は終わらないのだった……



続く


滅入り苦しみます



以上お風呂編でした

別にはしょったわけじゃないですよ?


ということで次回は抱き枕編です

キャラはここから↓4までで一番このレスに近いキャラにします



ちなみに今夜と明日は諸般の事情で更新はおやすみです


>>241
現時点では決めてないですね
なんとなくすこやんのほうが大きそうですが……
ただ脱ぐ機会がなければ関係ないですね!
すこやんが脱ぐ機会があるとは思えませんが


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい


こんばんは

>>1です

安価にご協力いただいたみなさんはありがとうございました

最も近い>>259無効安価なので次点の良子さんにします

なおいつものPCが使えないので投下は未定にさせてください

環境が整い次第更新予定です

失礼します

こんばんは

年内に更新できなくてすいませんでした

来年の更新は良子さんの抱き枕からを予定していますが、お風呂シーンの書き直しかもしれません

せっかく十分なレスと可愛い子が4人もいるのにあれだけではさすがに淡白すぎるきもしますしね

そういえば淡白って淡と白って書くんですね

こっちのスレでは関係無いどうでもいい話ですが



年明けは三ヶ日は更新できないので気長にお待ち下さい

いつの間にか2年目になっていましたが完結までおつきあいいただけると幸いです

一年間おつきあいありがとうございました

来年もよろしくお願いします


良いお年をお迎えください


新年明けましたがおめでとうございます

ちょっとしたお知らせです

前スレですが、あるキャラのR-18を書きます

そうしないと保守をしてもらっているのに申し訳ないので……

こちらのスレですが、お風呂の書き直しから始めようと思ってちょいちょい書きためています

キリがいいところまで書け次第投下していこうかと思っています


そんなこんなで相変わらずの遅筆ですが、本年もおつきあいいただけると幸いです


sage更新のはずなのになんでこんなに早くレスがつくんですかね……?


性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

ちなみに時間軸的には>>233からです

では始めますよーぅ



さて、さっさと洗ってしまおうか


さすがに俺が入ったお湯なんていやだろうしな


そ、そんなこと思ってる人はいないよな……?


もやもやした悲しい考えに沈んでいると浴室のドアが開く音が聞こえた


「何落ち込んでるの?」


「おまえこそなにしてるんだよ、咲」


文字通り一糸纏わぬ幼馴染が立っていた


「京ちゃんの背中を流してあげようと思ってね」


その割には目が泳いでいるぞ?


「……本音は?」


「映画が怖かったです……」


やっぱりな


「だったら優希や和と一緒に入れよ」


「高校生にもなってお化けが怖いなんて言えるわけないでしょ!」


必死な咲の目の方が怖い


「わかったわかった、とりあえず閉めてくれ」


「はーい」


ちらりと見えた脱衣所に着替えがあったあたり用意周到なやつだ





「ほら、頭を洗ってやるから座れよ」


「はーい」


こういうときの咲はかなり素直だ


「かゆいところはございませんかー?」


「大丈夫でーす」


間延びした返答にかなりご満悦のようだ


洗い慣れというやつのおかげだろうか?


「どうかしたの?」


「なんでもない」


「ならいいけど……」


柔らかい咲の髪の毛を流し終えるとそのままタオルに石鹸を泡立ててゆっくり洗っていく


「なあ、咲」


「どうしたの?」


「おまえってやっぱりつるぺただな」


鏡ごしに見ると改めて実感した


「優希ちゃんや三尋木プロよりは大きいもん!」


「ああ、そうだな」


「えへへー」


撫でてやると嬉しそうに笑う


そんな笑顔に思わずどきりとしてしまった……


でもな、咲?


和やはやりさんを見てもそのセリフを言えるか?




「そういえばおっぱいって男の人の揉んでもらうと大きくなるんだよね……?」

「咲……?」


振り返って俺を見上げている


「京ちゃん、お願い……」


恥ずかしいのかほんのり紅潮している


心なしか目が潤んでいるような……


「……わかった」


そんな顔をされたら断れないじゃないか


「じゃあこっち向けよ」


「恥ずかしいから後ろからお願い……」


「わ、わかった……」


後ろから咲を抱きかかえるように手を胸に伸ばす


小さいながらもぷっくりとした乳首はつんと上を向いている


鏡ごしに見る絵面が完全に犯罪者だ


「ひゃう!?」


「だ、大丈夫か……」


「ちょっとびっくりしただけだから大丈夫……」


「そ、そうか……」


「じゃあ……続けてくれる……?」


「わ、わかった……」




「……ん……あん」


咲が時々あげる甘い喘ぎ声


主に俺の股間にダイレクトヒットだ


それに指先に摘んで弄んでいる乳首も硬さを増している


「京ちゃん、こっちも……」


咲の左手が俺の左手を股間へと導いていく


「あん……」


一際艶っぽい喘ぎ声だ


柔らかい陰毛の下の割れ目に指を這わせるとくちゅくちゅという水音が浴室に響く


「自分で触るより……ずっと気持ちいいよ……!」


儚げな咲の表情と声がやばい


その間にも股間から漏れる愛液はとどまることを知らない


「京ちゃん……私もう……」


「……え?」


直後力なく倒れこんだ咲を支えると同時に……


「見ないで……」


咲の股間から盛大な噴水が上がったのだった……




「大丈夫か……?」


「うん……」


咲はぐったりしたままだ


俺を見上げる顔はいつもと違う妙な色気がある


絶え絶えな息遣いはかなり来るものがある


正直咲がいなければ今すぐ自分でしたいくらいだ


いや、咲にしてもらうというのも……


「京ちゃん?」


ようやく人心地ついたらしい咲の声ではっと我に帰る


なんてことを俺はしようとしたんだ……


あの時のことは事故だな、うん


「冷える前に風呂に入らないか?」


「そ、そうだね!」



ということで咲ちゃん編でした

自然な流れって難しい……


そして早くもネタ切れです

正直あとはキンクリでいいですよね?

だってあとはみんな一回以上書きましたしね!



今夜の更新はここまでです

次回は前スレ用のネタを書き溜め次第ですね

そんなに長くない予定です


おやすみなさい


乙ー
咲ちゃんかわいいよー

和のパイズリってもうやったか?

おつです
のよりんは!のよりんはまだですか!?

こんばんは

日曜日なのに休めないのは辛いですね

前回の続きを数レスですが進めます

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

では始めますよーぅ




「咲さん、お風呂場にいるんですか?」


「そうだよ」


外からの問いかけに咲が答える


「あれ?でも今は須賀くんが入っているのでは……」


「うん、京ちゃんも一緒だよ」


「……え?」


咲の声に脱衣所にいるらしい和が素っ頓狂な声を上げる


「あの……どういうことですか……?」


「京ちゃんと一緒にお風呂で洗いっこしてるだけだよ」


「……え”!?」


咲の口をふさぐより早く和の疑問に答えていく


そんな和は開いた口がふさがらないのだろう


「……まっててください」


和のそんな声に思わず咲と目を合わせて首をかしげる


「お、お待たせしました……」


「「え”!?」」


タオルで体の前を隠した和が浴室の入ってきたのだった……





「あの……なんでここにいるんだ……?」


「私だって洗いっこしたいです」


俺の疑問にきっぱりと和が答える


ちなみに咲は和のある部分に熱い視線を送っている


……自分にはないものだもんな


「咲さん?」


「な、なんでもないよ!?」


思わず上ずった声を咲が上げる


そうしたいのなら俺みたいにこっそりやらないとな


「あの……私も洗ってくれますか……?」


「うん!」


相変わらず俺に拒否権はない


まあ和の体を合法的に触れるのならば役得なのは事実なのだが……


だって咲にはないものがあるもんな!


「あの……お願いします……」


俺に背を向けて和が椅子に座る


綺麗な背中からお尻へのラインが丸見えだ




「かゆいところはないか?」


「はい……」


リボンを解いた和の髪は咲よりずっと長い


それにもかかわらず髪の毛の柔らかさは咲に勝るとも劣らない


和の髪を洗うのは初めてではないがやはり感動してしまう


「流すから目を閉じてろよ?」


「はい」


名残惜しいが髪の毛を洗い終える


今度は背中だ


「あの……肌が弱いので手で洗っていただけると……」


「ああ、わかった」


俺が手に石鹸を泡立てている間も咲の視線は一点に集中している


「あの……咲さん……?」


「な、なんでもないよ!?」


誤魔化せてないぞ





「じゃあ洗っていくぞ?」


「お願いします」


和の肩から痛くないように撫でていく


タオル越しの咲とは違い柔らかさがさらに強烈に伝わる


脇の下や腰の敏感だろうところをこすると和がくすぐったそうな声を上げる


鏡ごしでもタオルの下の胸が揺れているのがわかる


いつまでも触っていたいと思えるくらい気持ちいい触り心地だ


だけどいつまでもこうしているわけにもいかないよな……


「流すぞ」


「はい」


髪以上に名残惜しいが体を流す


あとはさっさと俺が上がればおしまいだ


「あの……」


「どうした?」


「前もお願いします……」


「……え?」


まだまだ終わりそうにない……





「お願いします」


振り返ってタオルをはだけた和を見て断れるわけないだろ……


「わかった……」


改めて石鹸を泡立てようか


「「大きい……」」


「え?」


咲と和の声が重なる


「咲さん……?」


「和ちゃん……?」


声の重なった二人がお互いの顔を見て首をかしげる


「和ちゃんのおっぱいが……」


「須賀くんのお……おちんちんが……」


そういって二人は顔を真っ赤にしている


だってあんなことが続いて大きくするなってほうが無理じゃないか……





「あ、洗うぞ!」


「お、お願いします!」


気まずい空気を払拭するために強引に現状を打破する


手を伸ばした鎖骨のあたりが妙にえろい


服を着ている時でさえかなり色っぽいのだ


そんな和が一糸まとわずに俺の前に軽く足を開いて座っている


最も目をひくそこをなんとか視線に入れないようにしつつ鎖骨からお腹へと手を滑らせていく


……完全に見ないなんて無理だけどな


「……どうして胸は洗ってくれないんですか?」


「さすがに俺が洗うのは……」


「お願いします」


「わ、わかった……」


真剣な視線を見て断れるわけないじゃないか……


咲は食い入るように見入っているし……





「じゃあいくぞ……?」


「はい……」


和の胸を恐る恐る撫でていく


何度触ってもこの感触はやみつきになりそうだ


見入って入る咲の右手が股間のあたりにあるのはなんでだろう……


乳首をつまむと甘い声が上がる


「乳首ばかりいじらないでください……」


「わ、悪い……」


真っ赤な顔の和に怒られてしまった


しかたないじゃないか、男だもの


「咲も和の胸を揉んだら少しは大きくなるんじゃないか?」


空気を変えようと咲をいじる


「さ、咲さん……?」


無言で咲の手が和の胸へと伸びる


「む、無言で胸を揉まないでください……」


真っ赤な顔で目に涙を浮かべた和の言葉を無視して咲が和の胸を揉みしだく


同性同士だからかわからないがおれより強く揉んでいるようだ


その証拠に和の胸は大きく凹んでいる


べ、別に羨ましくないんだからな!?


最初は嫌がっていた和の声もいつしか甘い嬌声へと変わる


自分のをいじれないのがかなりもどかしい



咲が和の胸をいじっている間に俺は和の下半身を洗おうか


咲とは違い肉付きのいいそこはまさしくムッチリという言葉がぴったりだ


全身どこでも触り心地がいいなんてすごすぎだろ……


咲は咲で妙に安心するんだけどさ……


足を洗い終えてまだ洗っていない和の股間へと目をやる


咲よりは多い陰毛で覆われたそこは割れ目から愛液が流れている


思わず手を触れると和が一層甲高い声を上げる


「む、胸と……お……お股を同時に刺激しないでください……」


真っ赤な顔で和が懇願する


しかし咲が聞かないのは俺と同様だ


胸ほどではないがここはここでなんだか楽しい


くちゅくちゅという水音に恥ずかしそうな顔をする和もかわいいしな


「わ、私もう……」


甲高い声を上げて後ろに倒れそうになっている和を必死で抱きとめる


そんな俺の体には和の股間からの熱い噴水がかけられたのだった……





「大丈夫か?」


「はい……」


ようやく和が人心地ついたらしい


「あの……もう離してくれても大丈夫です……」


「そうか」


和の体を話す


胸が当たって気持ちよかったのは内緒だ


「でも和ちゃんのおしっこかかっちゃったから京ちゃんも洗わないとね」


「い、言わないでください……」


先ほどのことを思い出したらしい和は耳まで真っ赤だ


「じゃあ私が京ちゃんを洗ってあげるね!」


「わ、私も……」


「さすがにそれは……」


無言で悲しそうな目で俺を無言で見上げる


「せ、せっかくだからお願いしようかな」


「うん」
「わかりました」


二人の顔が目に見えて明るくなる


だってそんな顔をされたら断れるわけないじゃないか……





二人の話し合いの結果和が後ろを、咲が前を洗うことに決まったらしい


見慣れた咲はともかく和に自分の裸を見られるのは恥ずかしいのである意味では好都合なのだが……


「失礼しますね……?」


和から恐る恐る声がかかる


そういえばタオルはなかったような……


直後に柔らかい感触が背中に来る


「の、和……?」


「男性は胸を押し付けられるのが好きだと優希が……」


たしかにそれはそうだけどさ……


なんてことをいってるんだ、あのタコス娘は……


「わ、私だっておっぱいで洗えるもん!」


「さ、咲……?」


そういって俺の胸に自分の胸を咲がこすりつける


しかしこれでは


「気持ちいいでしょ?」


「洗濯板みたいで痛い……」


「な”!?」


そんな顔をしたって事実なんだからしょうがないじゃないか





「そんなこという京ちゃんなんてこうしちゃうもん!」


「さ、咲……?」


そういって俺のモノの上にまたがる咲


咲のヌルヌルした股間が俺のモノに密着している状態だ


「お父さんの持ってる本に男の子はこうすれば弱いって書いてあったもん!」


そういって体を揺すっていく咲


ぐちゅぐちゅという卑猥な音がこすれる度に浴室内に響く


ぷにぷにした割れ目部分だけでも気持ち良い


うっすらとした陰毛がいいアクセントだ


「わ、私だって……」


そういってさらに激しく背中に胸をこすりつける和


石鹸がいい潤滑液になってかなり気持ちいい


あ、もうダメだ……


あっという間に射精してしまったのは言うまでもない……



ある程度キリがいいのとこれから出かけるのとでここで切ります

次回はプロ乱入編の予定です

キンクリの可能性も大いにありますが


>>282
どうこういってもやっぱり幼馴染は強いですね

>>283
まだですねー

>>284
そ、そのうち……



失礼します


乙ー
これでどちらとも付き合ってないってのが凄い

乙~
はやりん成分とのよりん成分を補充したい~

こんばんは

まずはごめんなさい

プロ二人の乱入編を書くためにプロットを立てました

そしたらどう考えてもいわゆる本番まで行ってしまうことに……

個人的にいわゆる本番行為を書く予定はまだありません

なのでキンクリしてあとからファンサービスの方でifルートの方で書こうと思いますがいかがでしょうか……?

なんもかんも>>1が悪いのは重々承知しています


キンクリします


なにがあったかだけ

>>296のあとはやりんと良子さんが乱入してきました

京ちゃんの京ちゃんにドギマギするのどっち

そこをはやりんと咲ちゃんが争うように京ちゃんから搾り取っていきます

挑発されたのどっちが京ちゃんを責めているところでをはやりんに責められます

その間咲ちゃんは良子さんと洗いっこ

その後はやりんとのどっちが京ちゃんにパイズリ

そして湯船の中で良子さんに後ろから責められて……



みたいなことがある予定でした

ここからは泊まりに来た人の着替えを用意するために京ちゃんが最初に上がったシーンから始まります


たぶんないと思いますが性的な描写が入るかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

では始めますよーぅ




「ふぅ……」


風呂から上がって牛乳を飲みながら一息つく


あれほど搾り取られたのだから体がかなりだるい


気持ちよかったのは事実だけどさ……


ちなみにあの4人は仲良く湯船で温まっている


まあみんな俺に比べれば小さいしな


約1名を除けば大きいのだが……


おっと、着替えを出さないとな


そういって手にしていた牛乳のなくなったコップを置いたときのことだ


「ずいぶんお楽しみだったようだねい」


「……なんのことでしょう?」


「風呂場の声と起こったことを事細かに説明したほうがいいかい?」


「……すいませんでした」


そこには咏さんがいた





「さすがに5Pはやりすぎだと思うけどねい」


「いえ、違います」


「……え?」


「洗いっこしただけですよ」


「ふーん……もしかしてまだ童貞?」


「…………はい」


「そ、そうか……」


咏さんが気まずそうに俺から目をそらす


だけど恥ずかしいのはこっちもだ


「と、とりあえずのぼせる前に着替え用意したほうがいいんじゃねーの?知らんけど」


「そ、そうですね!」


慌ててその場を後にする


といっても着替えなんてあるわけない


はやりさんや和は咲のでなんとかなるかもしれないけど……


……柄がかわったらごめんな、咲


とりあえず良子さんには俺のワイシャツを渡せばいいだろう


脱衣所に着替えを置いた時4人は和気藹々といった感じだ


まあ大丈夫だろう





その後無事に全員が洗い終えた


「雑魚寝になってしまったすいません……」


「いや、気にせんでええ」


「このほうがいっぱいお話できるもんね☆」


客間に布団をありったけ用意した


といってもこんな大人数を止めたことはないから十分とはいえないんだけどさ


まだ夜といっても肌寒いほどでなかったのはせめてもの救いだ


それに俺は一刻も早くここから立ち去りたかった


「じゃあおやすみなさい」


口々におやすみの声が返ってくる


しかしまだまだ眠らないだろう


いわゆる女子会というやつで話したいこともたくさんあるだろうしな


だから咲、俺をそんな般若みたいな目で睨むのはやめてくれ……




逃げるように俺が自分の部屋へ向かったのは言うまでもない




「……うん?」


ベッドに入るとそのまま眠りに落ちてしまったようだ


しかしそんな眠りは突如重みで妨げられた


まさか金縛り……?


その割に手足は自由だ


もちろん目だって開く


といっても深夜だ


目が慣れるのに少々時間がかかる


そして俺の目に映ったものは……


「なんで俺の上に乗ってるんですか?」


「お、お邪魔してます……」


良子さんだった




「あの……なぜここに……?」


「い、いえ……」


「とりあえず電気を……」


「電気はつけないでください」


「わ、わかりました」


良子さんにそう強く言われる


一言でもしゃべるたびに息が首元にかかるのがなんだかくすぐったい


たださすがにこの体勢はまずいんじゃ……


まあ重くないからいいんだけどさ


しかし問題はそこではない


おそらく下着を着けていないのだろう


先ほどまで俺の頭に乗せられたり俺のモノを挟んでいたたわわな胸が俺に押し付けられていた


正直かなり気持ちいい


現にあれだけ搾り取られたはずなのに俺のモノはそそり立ちそうだ





とはいえいつまでもこうしているわけにもいかない


かといって何かきっかけがあるわけでもないし……


「あの……」


「はい?」


良子さんから声がかかる


「おトイレについてきてください……」


「……え?」


「だって……あの映画が怖くて……」


「わ、わかりました!」


良子さんの身じろぎ加減を見るに限界が近いのかもしれない


「じゃあ一旦起きてください」


「はい……」


体を起こすと俺の手を強く握られる


幸い自分の家なので電気がなくてもどこになにがあるかぐらいははっきりわかる


……良子さんにはそうもいかないようだが


手を握りしめていたのがいつの間にか腕に抱きつかれていた


胸の感触がすばらしい


とはいえ目的地に到着だ





「あの……電気が……」


「え?」


トイレに入ろうとした良子さんに言われて俺も確かめる


「たしかに電球が切れてるみたいですね……」


あいにくだが替えの電球の買い置きはない


その話を聞いた良子さんの声は泣きそうだ


「ついてきてください……」


「ちょ、ちょっと!?」


限界らしい良子さんにトイレに引っ張り込まれる


ドアを閉めてしまい狭い空間に二人きりだ


俺の手を握っていない手で手探りで便座に腰を下ろしたらしい


俺の気が動転している間に良子さんが出しているらしい水音が室内に響き始める


暗いせいか耳が敏感だ


「あ、あまり聞かないでください……」


顔を真っ赤にしているだろう良子さんからそんな声がかかる


しかし良子さんの手を握っているせいで不可能だ


むしろ恥じらっている良子さんのせいで妙に興奮してしまうのはなぜだろう


そんなうちに良子さんの水音がおさまった





「あの……」


「はい……?」


「……拭いてくれませんか?」


「……え?」


「暗くて見えないんです……」


たしかに月が出ているとはいえこの暗さの中ではトイレットペーパーがどこにあるのか探すのは困難だろう


「じゃあ俺がトイレットペーパーを切りますね?」


「はい……」


繋いでいる手でホルダーを押さえて反対の手でペーパーを切る


「切れましたよ?」


「ここです……」


「……え?」


ペーパーを持った手が導かれた先はあたたかい


「……ん」


良子さんのくぐもった声だ


間違いなく先ほどまでの水音の発生源だ


しかし拭いても拭いてもクチュクチュという水音は止まらない




「あの……」


「京太郎くんが触ってるからです……」


「……え?」


そういって良子さんが地面に下ろしていた足を便座にあげた


「京太郎くんのせいでこんなになってしまいました……」


大きく足は広げられている


毛の一本すらない綺麗な割れ目は月に照らされて光っている


「責任とってくださいね……?」


「…………え?」


「綺麗に舐めとってください……」


「……わかりました」


自然にそう答えていた


正座をするように良子さんの股間へと顔を埋めていく


「おしっこでしょっぱいでうすね……」


「い、いわないでください……」


おそらく顔は真っ赤だ


先ほど浴室でなめた時とはまた違った感覚だ


月に照らされているそこは先ほどとは違った艶っぽさがある


「そ、そんなにされたら……」


耐えられなくなった良子さんが二回目の噴水をあげたのは間もなくのことだった……





「終わりましたよ」


「ありがとうございます……」


良子さんを拭き終えた俺たちは俺の部屋に戻ってきた


良子さん曰く


「抱き枕がないとうまく眠れないんです……」


らしい


現に良子さんにギュッと抱きしめられている


俺はといえば今日の出来事や先ほどの出来事のせいで妙に目が冴えてしまっている


「京太郎くん……まだ起きてますか……?」


「え、ええ」


寝息を立てていたかと思っていた良子さんから声がかかる


俺の左手は良子さんの胸の中だ


ほどよいあたたかさと感触がすばらしい





「京太郎くんは私のことが嫌いですか……?」


「……え?」


「だって泊まりに来てくれたのはあのときだけじゃないですか……」


「あ……」


たしかに俺が良子さんの家に泊まったのはあのときの一回だけだ


「ほかのときははやりさんがいつも一緒だったじゃないですか……」


「そ、それは……」


「私ははやりさんのおまけですか……?」


鋭い視線を感じる


声は若干鳴き声が混じっているような気がする


「違います」


「……え?」


「なんとなく遠慮してしまって……すいません……」


「じゃあ私のことは嫌いじゃないんですね……?」


「ええ、嫌いな人とはあんなことをしません」


「あ、あれは忘れてください!」


「わ、わかりました……」


といっても無理な話だが……


「でもこれで安心して眠れます……」


「もしかして良子さんがここにきたのって……」


「し、シークレットです!」


そういってさっさと布団に顔を埋めてしまった


「おやすみなさい」


「おやすみなさい……」





カーテン越しの日の光で目を覚ます


睡眠時間自体は短いはずなのにすっきりした目覚めだ


しかし下半身に違和感が……


「おふぁようふぉはいまふ……」


目の前のお尻が喋った


しかもパンツを履いていない生尻だ


ってえ!?


「おひんひんがふるひほうらっはのれ……」


そういって俺のモノを舌先で転がしている


「そ、そんなにされたら……!」


目が覚めてあっという間に絶頂に達してしまった


口の中にぶちまけられたものをその人はこくこくと音を立てて全て飲み干していた……


「よ、良子さん……?」


「おはようございます……」


お尻越しに良子さんの笑顔があった……





「な、何してたんですか……?」


「京太郎くんのおちんちんが苦しそうだったので……」


顔を赤くしてもじもじさせている


できればもっと早くそうしてほしかったところだ


「ごめんなさい……」


「い、いえ!俺も気持ちよかったので……」


「それはよかったです……」


そういって嬉しそうに笑みを浮かべる


その口の橋には先ほど俺のぶちまけただろうものが光っている


「ってなんでそんな格好をしてるんですか!」


「下着の替えがなくて……」


前をはだけたワイシャツからはたわわな胸が覗いている


そしてちらちらと見える下半身にはなにも履いていない


「またおちんちんが大きくなりましたね……」


「……すいません」


そんな姿を見せられて勃たせるなというのは無理な話だ





「もう一度してあげますね……?」


そういってワイシャツを脱いで裸になる良子さん


「あれ?良子さんの胸……」


「恥ずかしいのであまり見ないでください……」


「す、すいません……」


良子さんの乳首は引っ込んでいたのだった……


「そんな京太郎くんにはお仕置きです!」


「え?」


そういって先ほどと同じように俺の顔にお尻を向けて覆いかぶさる


「今度は胸で……」


「よ、良子さん!?」


良子さんの胸に俺のモノが挟まれる


先ほどの唾液のせいかヌルヌル擦れてかなり気持ちいい


「おちんちん元気いっぱいですね」


嬉しそうに胸で俺のモノをしごいていく


さすがになすがままにされるのはしゃくだ


「わ、私のお股を舐めるなんて反則です……」


昨日のトイレと同じように良子さんのそこは水があふれていた


高校生にもなって布団に世界地図を描くことになるとは……


今日は布団を干すにはいい天気なのが幸いだ





「おはよう、京太郎くん♪」


「おはようございます」


俺が顔を洗ってキッチンに行くと俺以外はみんな起きて着替えていた


ちなみに良子さんは顔を洗っている最中だ


特にうがいを念入りにしているところだ




あの後良子さんの着替えを俺は届けた


「あの……あまり見られると恥ずかしいです……」


良子さんが服を着ていくのに見入ってしまったのだ


何も身につけていない良子さんだった


まずはパンツを履いて何も生えていない割れ目やボリューミーなお尻を


次に乳首が出てきた胸をパンツとお揃いのブラジャーで隠す


そしてそれをいつものブラウスで隠す


なんだかもったいない気がしたが綺麗でいつまでも見つめていたかった


「京太郎くんのえっち……」


「すいません……」


真っ赤な顔の良子さんと一緒にみんながいるキッチンへと向かったのだった





「いただきます」


全員の声が食卓に響く


「でも本当に朝ごはんを作ってもらってよかったんですか?」


「これぐらいはさせてもらわないとバチがあたっちゃうよ☆」


「まあこれぐらいなら軽いしね」


「お礼!」


「私は何もしなかったんだけど……」


「多分それがベターだと」


「どういう意味!?」


健夜さんには悪いが俺もそう思う


誰だってそう思うだろう


「こんなに美味しい料理を作れるなんてぜひ嫁に欲しいじぇ!」


「こら優希、失礼ですよ?」


「しかしここまでしてもろうて悪いのう……」


「おじさんやおばさんも大丈夫って言ってから大丈夫ですよ」


俺にじゃなくて咲に連絡が行くのはいつものことだ


しかしちょっとしたホテルの朝食バイキング並みのクオリティだぞ……



「ごちそうさまでした!」





「じゃあワシらは学校に行くかの?」


「私たちは帰らないとね」


「帰ってしまうんですか!?」


和は残念そうだ


「お仕事!」


「そうですか……」


目に見えてしゅんとしている


「ほいじゃあ京太郎はみなさんを駅に送っていきんさい」


「え?」


「どっちみちワシらも学校に行く前に一旦帰らんといけんけえのう」


「わかりました」


「というわけでまた学校に集合じゃ」


「はい」


俺たちはそれぞれの目的地へと向かった





「ふう……」


はやりさんたちを見送って学校に向かう


あまり遅刻に厳しくないのがラッキーだ


といっても今からなら十分に間に合うが


「よし」


遅刻せずに学校に到着し下駄箱を開ける


「うん?」


一通の封筒だ


なになに……


『須賀京太郎様


  文化祭後に体育館裏へ来てください』


ただそれだけ綺麗な字で書かれていた


いたずらか?


にしては手が込んでいるような……


まあ後で考えてみるか


手紙を制服のポケットに入れて俺は部室へと向かったのだった……



続く





次回予告


「さ、ササヒナ先生……?」


「もう我慢できないの……」


手紙の主は優希の担任でもあるササヒナ先生だった


連れて行かれた無人の教室で胸元をあらわにして妖艶に俺を誘う


「ふふ……須賀くんのおちんちん……先生が気持ち良くしてあげるね……?」


「せ、先生……」


いつのまにかズボンから出した俺のモノをちろりと舐める


「ちょ、ちょっと!?」


「こうするとおちんちん気持ちいいのよ……?」


俺の割れ目に舌を入れる


「せ、先生……」


「先生がたっぷり教えてあげるからね……?」




という展開ではありませんが次回もお楽しみに!



以上です

いよいよ文化祭最終日です

この最終日で第二部は終了予定です

その後ファンサービスをやって第三部の予定です

理想をいえばこの土日で一段落つけたいですね

とあるゲームをゆっくりプレイしたいので……

だって王様や社長や凡骨とタッグが組めるなんて最高じゃないですか!



>>298
さすがにそろそろ無理が出てきてますねー

>>300
第三部はプロ成分ましましの予定です



今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい



「ほいじゃあ今日も頑張っていこうかの」


染谷部長の問いかけに全員で元気に返事する


俺以外は気合いバッチリだ


「あら?かわいい女の子に囲まれてドキドキしすぎて眠れなかったのかしら?」


久先輩がからかうように問いかける


「ええ、先輩がいなくてかわいい子ばかりでうれしかったです」


「どういう意味よ!」


俺のセリフに声を大きくする


「怒る先輩もかわいいですよ?」


「う、うるさい、バカ!」


顔を真っ赤にして走っていく


勝ったな


「これこれ、久をあんまりからかうな」


「はい」


染谷部長にたしなめられる


だけど俺としては満足だ





今日も人が多い


といっても昨日よりは少ない


昨日は俺自身にとってもサプライズがあったからだ


「今日も人が多いのう……」


「ええ、そうですね」


少ないと言ってもあくまでも昨日と比べればだ


今日だって俺たちの屋台の前には行列ができている


「でもこうしてみんなに喜んでももらえるなんて嬉しいわ♪」


「学生議会の方はいいんですか?」


「私の楽しみを奪うなんて副会長でも無理よ」


「そうですか……」


この人ならやりかねないのが怖いところだ


まさか仕返しされるようなことはないよな……?


「ほれ、ひっくり返さんと焦げるぞ」


「は、はい!」


頭より手を動かさないとな





「ようやくお客さんが少なくなったじぇ……」


「すごい修羅場でした……」


「うん……」


気温だけでなくて人の熱気のせいもあるだろう


鉄板の前に立ち続ける俺や染谷部長だけでなく他のみんなも汗だくだ


「涼しいじぇ~」


「そうね~」


だからといって服をめくってあおぐのはいかがなものか


「こらこら、はしたないぞ」


「私の体に欲情するなんて京太郎は変態さんだじぇ!」


答えるのも面倒なのでやや大げさにため息をついてやる


「どういう意味だじぇ!」


沈黙が雄弁に語ってくれるだろう


ふと咲と和の方に目をやると二人とも夕べの風呂を思い出したのか目をそらされてしまった


顔が赤いのは暑いからであってほしい


そうでもないと耐えられそうないからな……





「こうしてはいられないじぇ!」


「どうしたんだ?」


「限定タコスの発売に行かなくては!」


そういって駆け出す優希


落としていったプログラムにはタコス限定販売に大きな赤い丸が付けられていた


「さて、私もちょっと抜けるわね」


「どうかしたんか?」


「さすがにまったく顔を出さないのもね」


「さっさと行ってやりんさい……」


「じゃあちょっと失礼するわねー」


軽く手を振っていく久先輩


まさかあの格好で行くわけじゃないよな……?


学生議会長がメイドなんてどこかのアニメの世界だけの話だろう


しかしこれで4人か……


幸い人が少ないので回せるだろう





「あの……」


「どうしたんだ、咲?」


「私もちょっと出かけてきてもいいかな……?」


申し訳なさそうに咲が尋ねる


「何か用事があるんですか?」


「うん、お姉ちゃんが来るらしいから案内してあげたいの」


「方向音痴なのにか?」


「さすがに学校では迷わないもん!」


「そういうことなら行ってあげんさい」


「はい」


申し訳なさそうに出かける咲


これで3人か……


『各団体の代表者は片付けについての打ち合わせがあるので集合してください』


「すまんのう……」


「いえ、よろしくお願いします」


突然の放送に慌ててでかける染谷部長


結局部活に残ったのは和と俺だけだ





「お、人が少なくてラッキーじゃん」


そういって来たのはクラスでつるんでる連中だ


「なんだ、おまえらか……」


「俺たちは客だぞ!」


「お客様は神様だろうが!」


「神様には疫病神ってのもいるらしいがな」


そういってやると黙る


「ま、お好み焼き焼いてくれや」


「はいよ、ちょっと待っててくれ」


軽口を叩き合えるというのは素晴らしいことだ


「あれ?今は原村さんだけなの?」


急に話に上がった和がびくりと震える


「ああ、ちょっとみんな出かけててな」


「ふーん……」


「ま、原村さんのメイド姿を見られたから満足だけどな1」


「あ、ありがとうございます……」


褒められて照れているのか顔を真っ赤にして俯いている


そんな和もかわいらしい


現にいろいろ話しかけられているが生返事がやっとだ





「お客様?当店ではメイドを手を出すのはご法度になっております」


そういって睨んでやる


「須賀、おまえどう見ても執事じゃないぞ」


「サングラスでもかければ完全にそっちの世界の人間だろ」


「高校生ってのも嘘じゃねーの?」


先ほどの仕返しなのか散々ないいようだ


なにか言い返そうと思ったがいい言葉が見つからない


和はそんな俺たちを見て必死に笑いをこらえようとしているようだ


我慢しきれていないようだが


そんな和の様子を見られたからよしとするか


「ほら、焼けたぞ」


「ソースはどうしましょう?」


「俺マヨネーズ多めで!」


「俺は鰹節たっぷりで!」


「俺はマヨネーズで大きなハートを描いて欲しい!」


「だからここはそういう店じゃねーよ!」


やっぱり友達っていいもんだ





「賑やかな人たちでしたね」


「大丈夫か?」


「ええ、面白かったですよ」


そういって向ける笑顔は本当らしい


この笑顔を独占できているのが誇らしい


「すいません、お好み焼き一枚いただけますか?」


「ええ、かしこまりました」


お客様が来られたから注文を受けないとな


せっかくの二人きりなのに話すことが浮かばず気まずくなるより百倍マシだ


それに和とこうして二人で並んでいるのも楽しいしな


「将来和と夫婦でこんなお店をするのもいいかもな」


「ふぇ!?」


声に出ていたのが聞こえていたらしい


「あ、あくまで夢だからな!」


「そ、そうですよね!」


俺の顔も和と同じように真っ赤になっているだろう


唯一の救いはすぐに咲が戻ってきてくれてからかわれなかったことだな……





「これでおしまいじゃの」


最終日は昨日と比べて営業できる時間が短いのだ


閉会式もあるし片付けもしなければいけないからな


式典を無事終えてようやく片付けを終えたところだ


「そういえば先輩は挨拶のときは制服に着替えてましたね」


「私がメイド服のままだとみんなメロメロになっちゃうからね~」


誰一人言葉を返せない


「どうして無言になるのよ!」


これに返せる奴はよっぽどのやつだろう


「さて、ささやかながら打ち上げでもするかの?」


「いいんですか?」


「ええ、思った以上に利益が出たから学校に渡す分を察し引いても十分打ち上げには使えるからね」


「たしかにお客さんも多かったですしね」


「疲れた~」


ワイワイ打ち上げのことを話している


しかし俺は気が気ではなかった


そう


あの手紙のことだ




「ちょっと、京ちゃん聞いてる?」


「悪い、考え事してた」


「もー」


そういって咲が怒る


「まあまあ……この後打ち上げをうちの店でやるけどこれそうか?」


「ええ、ただ用事があるので遅れますが……」


「ほうか、じゃあ用事が終わったら連絡しんさい」


「わかりました」


やっぱり手紙を書いてくれた人の気持ちを考えると無下にはできないよな


正直下駄箱にラブレターなんて男なら誰しもが憧れるシチュエーションの一つだ


そこから告白のコンボなんて最高だ


どんな子からと思うとドキドキしてきたしワクワクしてきた


「じゃあまた後での?」


みんなで返事をして解散したのだった





「須賀くんもこちらに用があるんですか?」


「そういう和も?」


「ええ」


体育館裏に行こうとする俺に和が声をかけられる


おそらく体育館にでも用事があるのだろう


しかし軽く雑談しながら歩いていても和の目的地がわからない


さすがに和と一緒に向かうわけにはいかない


「ごめん、トイレに行きたいから先に行っててくれないか」


「ええ、わかりました」


トイレで寝癖がないのかチェックして出る


そこには和の姿はなかった


自分の用事に向かったらしい


これで俺も心置きなく自分の用事を果たせるな


そう思うとドキドキしてきた


心を落ち着けるために深呼吸をする


踏み出した先が目的地だ








               ____
         ,.' ´        `  、
      _,ィァ′        ヽ    \
       {少′  / ,i  l ト、  i   ,ィマ、
      Y /  /// | l| | ハ  辷='/|:..ヽ\
     イ ′ / | { | 从、|  } |彡' /|:.:i:.:.|,∧
.     { | l |ィ爪 {(リ八「了 メ、 彡个rイト、

      リ、_! l リィチfト   '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
      l_,以 { ヒtリ    ヒztリ  |f リ| |:.:| |:.:|
      「 l 「ト'"   '     '""'  _,イ | |:.:| |:.:|
      } } ハ    tっ     ィ' ) ,j リ 刀 「
     / /,イ| |l>、    ,ィ |ノイイ / リ |
      / /リ |:! !仏ィ_〕¨     》,// / /| !
.    / / r廾 .|「{: |-、  __ / // ,ヘ〔 .j {
    〈 イ ∧V /:.:.: :|__´_./: :./ /:.:.:.:.>))       先ほどぶりですね
    } } /`Y'| {:.:.:.:.:.l    /: : 〈 〈:.:,イ´ /{,
    j/ }`ー冫j\:.:.:|  /: : : :___)ノ/i´r‐'='}
      ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v'   人
.     }/:.:.   . :.:.[二]-:.―'´. : :.:.:.:.:V  / ∧
     i':.:.:.. . . .: : :∧Ⅵ:.:..  . . : :.:.:.:.:.:i // ,/ イ
     {  : : : : : : }:.:|:.i:{:.:.:.: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|r<´ _.!
    _八     j:.:.!:..:|..  : : : :     ノ{    {
   { i   ヽ、._  |:.:.:.:.:|::         ,イ ヾ、_  |
   ∧ヽ  { >=-.¨|:.:.:.:.:|==-__--,イ}:{  丶、._〉
   〉ヘ ':;:...| //´ |:.:.:.:.:|: : `¨ー= イ{l! ';:..   {



「……え?」


そこにいたのは先ほどまで一緒に歩いていた少女だった……






「なんで和がここに……?」


「私があの手紙を書いたらに決まってるじゃないですか」


そういってニッコリと微笑む


「え?でも……」


「須賀くんは鈍感ですね……」


呆れたようにため息をつく


だけど自分で言ってて悲しくなるが和に好かれるような理由は思い当たらない


「なあ、俺って和になにかしたか?」


こんなところに呼び出される理由は二つだ


一つは甘い告白


もう一つは……〆られるパターンだ


「須賀くんは本当に鈍感ですね……」


再び大きなため息をつかれる


「だいたい誰とでも裸で看病してもらったり一緒にお風呂に入ったりすると思いますか?」


「それは……」


「でも……鈍感ですけど……とても優しくて……」


俺の目をじっと見つめる





             , ―<>‐'´,                   \ >-、
               {:::::::: j ::::::::::::}   // /   、  、      `マ::::::}
             } :::::印フ::::::::{  // / / ハ ハ `ト、ヽヽ 、    ヽ::〈
               {:::::: У::::::::::::} l / / / } } | l l l l li  ', ヽ  l::}
             ゝ=イj、::rーr'  | il l  |  | | | | | | l l| i l i l l l l::}
               /// : :|  |  | il l  |  | | | | | |ハノ| i l i l l | |::ト、
           /:::// ::::::|  | | 从 乂 ! ノイ ノ ハノx==リ<イイ!イ l | l:::\>
           {f^〈:rヘ::j  ト、ily{frうr1      ´frうr1}y!ノ ル'j | lヽ:::::〉
               l  |    ト、 ` 込:ン       込::ン ' ∧乃_ | | ∨
               l  |    | r'  .:::::::::    ,    .::::::::. /ノi l l | |
            イ /l   | ト--、              /  li l l | |     そんな須賀京太郎くんが大好きです
            / //!    | | | i {\     ー‐    /  li l l | |
            / // |   | | | i |  l>、     , < |  l |i l l | |
            ,イ // /|   | | | i |_|  ` ー ´|   |  l |i l l | |
        // // //|   |_| |_リ:::::l        「>-ト-、_l |i l l l 乂
       / / // /  |   l::| |::::::::::{        L::::::::\ f^Y^ヽ |  \
        / / // />' |   l::| | :::::::::ヽ__,  _ノ | ::::::::::::fr'ニニム     ,
     / / //// : ::::::|   l::| | :::::::::::::',-―――┤::::::::::::{レ―-、 iハ    ,
      / / /イ//rへ、 |   l::| |:::::::::::::::::',      /:::::::::::::::{レ―-、 | ハ   |
    l / / レ ∧  `1    l::リ:::::::::::::::::::',   /::::::::::::::::/Y7Ti  ト、ハ   |
    l / / / /  ヽ  l   ト、:::::::::::::::::::::ヽ  /:::::::::::::/,ノl:::::::|  ト、 ハ  |






あまりの出来事に思考が完全に停止する


どれぐらいの時間かわからないが我に帰る


これは夢に違いないな!


たしかめるためにほっぺたをつねるとたしかに痛い


「もう……私の告白を夢って思うなんて失礼ですよ……」


和の言葉に現実であると気づいた


でも和が俺のことを好きだなんて……


きっと誰かのドッキリだろう


和の真摯な視線にそんなことはないと思った


もしこれが演技ならアカデミー賞間違いなしだ


改めて思考を整理する


和のことは好きだ


だけどそれが和と同じ好きかどうかはわからない


あの胸は素晴らしいし時折見せる表情もかわいらしいのは事実だ


好きか嫌いかでいえば間違いなく好きだ


だけどこの好きは咲やはやりさんに対してと同じような気がする





「須賀くんは今誰のことを考えていますか?」


「……え?」


「宮永さんですか?瑞原プロですか?それとも戒能プロですか?」


「和のことを……」


「目が泳いでいますよ?」


和のセリフにぐうの音も出ない


「もう……私の告白を受けたのに他の女性のことを考えるなんて失礼ですよ」


「すいません……」


「須賀くんとおつきあいする人は大変ですね」


呆れたように笑う


「でも……須賀くんと一緒ならそんな人生もいいかもしれませんね」


「和……」


「将来は一緒にお店を開いてみますか?」


それもいいかと思う


間違いなく幸せだろうし楽しいのは実証済みだ


「須賀くんは私だけを見ていてくれますか?」


再び和が真剣な視線を俺に向ける





「……ごめん」


ようやく言葉を絞り出す


「須賀くんは私のことがお嫌いですか?」


「いや、好きだ」


「でしたら……」


「だけど……俺の好きは和の好きとは違うんだと思う」


続きを促すように見つめる


「咲もはやりさんも良子さんも、もちろん優希や染谷部長だって久先輩のことだって好きだ」


「そうですか……」


「だから……和だけを見ていることはできない」


「ふふ、フラれてしまいましたね」


自嘲めいた笑みを浮かべる


「初恋も初めての告白も失敗してしまいました」


「それって……」


「でも、今までみたいに甘えてもいいですよね、お兄ちゃん♪」


「ああ、それぐらいならまかせてくれ」


「じゃあ打ち上げに行かないと遅れてしまいますよ?」


「でも……」


そういう和の目には涙が湧いていた


そんな和を慰める術など知らず逃げ出すしかなかった


俺の姿が消えた後で聞こえた和の泣きじゃくる声がいつまでも俺の心に響いていたのだった……



第二部カンッ


こんばんは

第二部は以上です

このあと前スレでファンサービスのお知らせをするのでぜひご参加ください



こちらのスレはここまでです

おやすみなさい




インターミッション


「そういえばあれの使い道は決めたのかな☆」


牌のお姉さんの仕事を終えてお昼ご飯を食べているとはやりさんが俺に問いかける


「あれってなんのことですか?」


心当たりがない


「あの旅行券だよ☆」


「ああ」


そう言われて思い出す


「期限とかは大丈夫なの?」


「えっと……」


カバンから取り出して確認する


「やばいですね……」


「どれどれ……」


俺から受け取ったはやりさんも確認する


「ギリギリだね……」


そう、申込期限は明日の18時、残り30時間しか残っていなかったのだった





「誰と一緒に行くか決めてるのかな☆」


「まだ決めてないですけど……はやりさん、一緒に行きませんか?」


冗談めかして誘ってみる


「いいよ☆」


「……え?」


「ちょうどシルバーウィークの予定もなかったしね☆」


シンプルながらも猫の絵の描かれたシンプルな手帳がたしかに旅行に参加できることを示していた


今更冗談なんていえそうな雰囲気ではない


はやりさんと旅行なんて楽しみなのは事実だしな


「なんの話をしてるんですか?」


「良子ちゃん、シルバーウィークの予定はなにかあるかな☆」


「いえ、なにもないですが……」


「私たちと一緒に温泉旅行に行かない?」


「私が行ってもいいんですか……?」


不安そうに俺を見つめている


「俺は良子さんと一緒に旅行に行きたいです」


「よ、よろしくお願いします」


真っ赤な顔で頭を下げている


俺自身良子さんと旅行できるなんて嬉しいしな





「なんの相談してるの?」


「密約!」


「ちょっとお姉さんも一枚噛ませてもらおうかねい」


そういってみると健夜さん、理沙さん、咏さんがいた


「このチケットの相談だよ☆」


そういって机に置かれた4枚のチケットを示す


「もしかして前福引で当てたあのチケット?」


「はい」


「温泉!」


「お、ちょうどその日は暇だねい」


「同じく!」


「わ、私もお仕事はないなあ」


チラチラと見てくる視線が何よりも雄弁だ


だけど4枚しかチケットはないんだよなあ……


はやりさんと良子さんからも無言の圧力がかけられているし……


どうしよう





「あれ?これって追加料金を払えば参加者を増やせるみたいだよ☆」


裏面を何気なく読んでいたはやりさんが指で指し示す


「たしかにそう見たいですね」


これなら全員誘えそうだ


追加料金も俺のバイト代で十分払えそうだしな


さて、どうしよう



A. 追加料金を払って全員で行く

B. 健夜さんだけ誘う

C. 理沙さんだけ誘う

D. 咏さんだけ誘う

E. こんなものがあるから争いが生まれるんだとチケットを破り捨てる


とりあえず締め切りは今日の日付が変わるまでの多数決にします

この結果次第で第三部の内容が変わります




「せっかくなのでみんなで行きませんか?」


俺がそう提案する


お互いに目を合わせているようだ


「いいの?」


「ええ、普段お世話になっているみなさんへの恩返しです」


「ほう……いうねえ」


「感謝!」


「でもお金なら私たちが……」


「いえ、たまにはかっこつけさせてくださいよ」


「う、うん……」


いつもお世話になっているから少しはかっこつけたっていいじゃないか


「じゃあみんな忘れないでね☆」


それぞれに返事をする


さて、今年のシルバーウィークが楽しみになってきたぞ





こんばんは

圧倒的大多数でAを採用します

ご協力いただいたみなさんありがとうございました

ちなみにどうせAだろうと思ってEは考えてませんでした

とりあえずガン泣きさせるくらいですかねー



ファンサービスが終わり次第第三部を始めます

時間と体調が整い次第始めるのでおつきあいいただけると幸いです


おやすみなさい




「おはようございます、須賀くん♪」


「お、おはよう……」


「今日も学校に行きましょうね♪」


「あ、ああ……」


そう言うと和は俺に抱きついてくる


「……暑くないか?」


「須賀くんの匂いをかげば平気です♪」


「……そうか」


「では行きましょうか」


「ああ」


そういうと正面から抱きついてきた和は俺の腕に抱きつく


「今日もいいお天気ですね♪」


「ああ、そうだな……」


およそ目に生気と呼べるものは感じられない


ただただニコニコと俺に抱きついている


最初こそは和みたいなかわいいこと登校できるなんて嬉しかった


もちろんクラスメイトに冷やかされもした


だけどそれすらも心地よかったんだ


……それが間違いだなって気づかないうちはな





「須賀くん♪」


普段なら休めるはずの休み時間が一番憂鬱だ


教室から逃げようとするとそれすらも許されない


「和、俺トイレに行きたいんだけど……」


「じゃあお伴しますね♪」


最初はいやがった


だけど声も出さずに泣き出した和を前に俺は観念した


周囲の視線に耐えられなかったのもある


「着いたぞ」


「はい♪」


二人で一つの個室に入る


せめてもの救いはお互いに最中は覗こうとしないことだ


だけど腕を掴まれているせいで和のしている最中も耳をふさげない


「須賀くん須賀くん!」


人通りの少ない旧校舎の個室の中で和は一人で自分を慰めている


俺に声を聞かせつつも触らせないあたりは和なりの分別のつけ方なのだと信じたい





「須賀くん、お昼休みですね♪」


「ああ……」


憂鬱でしかない休み時間の中で昼休みだけは別だ


「はい、どうぞ♪」


そういって卵焼きを差し出している和


ちなみに俺の箸はない


ただただ和の差し出すものをひな鳥のように素直に口にするだけだ


「おいしいですか?」


「ああ、美味いよ」


「須賀くんに気に入ってもらえたみたいでよかったです」


このときだけは目に生気が戻るみたいだ


実際和の手作りの弁当はうまいのだ


…………材料のことは考えないと固く誓っている





「今日の部活はここまでじゃ」


染谷部長が部活の終了を告げる


ある意味一番の地獄の始まりだ


「須賀くん……」


「ああ、わかった」


最初こそからかっていた咲や優希でさえからかうことはなくなった


最近では腫れ物を触るような扱いだ


部活中は普通に会話を交わしているあたり余計にたちが悪い


「須賀くんのせいでこんなになってしまいました……」


自宅へと招いた和はおもむろに下着をずり下げる


「ちゃんと責任を持って綺麗にしてくださいね?」


「ああ……」


自らのベッドに押し倒した俺の顔の上に跨り和が腰を振る


感じやすいのか愛液のせいで呼吸が苦しい


「須賀くん、私もう……!」


絶頂に達したのか和は満足そうにベッドに横たわっている


顔についた愛液をティッシュで拭き取り部屋を後にして自宅に戻る


「須賀くん……」


和が自信を慰める様子を実況するメールへの返信を考えないとな……




カンッ





こんばんは

前スレでヤンデレのどっちがあったので書いてみました

なんとなくのどっちは依存型なイメージです

それこそいつまでも一緒にいてほしいみたいな

ただメリハリはつけつつもタガが外れるとやばい印象ですね



こんな感じでファンサービスに答えていきます

あくまでもifルートですからね?


おやすみなさい




こんばんは


なぜかのどっちが思った以上に好評で驚いています

>>1の体験談を書こうと思いましたが>>1自身が思い出したくないのでやめました

人間って怖いですね


前スレはあくまでifルートです

ハーレムルートなんて維持するのがどれだけたいへんかと……

一人一人の描写も薄くなってしまいそうですしね



前スレでいただいたのよりんとのデートに関してです

>>1は人生で2回しか福岡に行ったことはありません

修学旅行で行った太宰府天満宮と海外研修のときに福岡空港から出国したくらいです

なので福岡の観光地に詳しい方がいたら情報をいただけるとありがたいです


久が意外に人気があったようなので書こうかどうか考えています

一応プロットと書き出しは手元のメモ帳にありますが……

気が向いたらにしますね


おやすみなさい





こんばんは

たくさんのご意見ありがとうございました

なんとなく書けそうな気がします

まだまだアイディアや情報があればください


野球観戦を考えましたが>>1がその球団に詳しくないという……

ヤクルトのことならお任せあれ!って言えるんですけどねー



とりあえず以前言っていたネタを一つ投下します

多分ないと思いますが性的な描写があるかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





「急に来ちゃったけど大丈夫なの?」


「ええ、今日は親がいなくておもてなしができないんですが……」


「あはは、気にしなくていいわよ」


「じゃあ何か飲み物を取ってくるのでくつろいでいてください」


「ええ、そうするわ」


そういって彼の普段使っているのだろうベッドに腰掛ける


異性の部屋に入るのなんて生まれてはじめてだ


そういうわけで比べようはないわけだけど自分の想像の中の男性の部屋よりはかなり掃除が行き届いている印象だ


異性の部屋だということを確認して妙にそわそわしてしまう


読みたかった漫画を読むだけのはずなのにこんなに緊張するなんて考慮してないわよ……


「すいません、ジュースが切れてるみたいなんで買ってきますね?」


「ひゃい!?」


「だ、大丈夫ですか?」


「う、うん……」


「じゃあちょっと行ってきます」


「い、いってらっしゃい……」


ここは彼の部屋なんだからノックをしないのも当然だ


情けない声を出した私を彼は気遣ってくれている


その優しさがただただ辛かった





「思ったより広いわね……」


改めて彼の部屋を見渡してみる


自分の部屋に招き入れるだけでなく留守番も頼まれるのは信頼の証みたいで嬉しい


その信頼は先輩に対してのものなのか


それ以上のものに対してなのか


わからないのがもどかしい


後者であってほしいとは思うけどそう言いきれないのが普段の自分の態度のせいだろうか


なんだかへこんじゃうわね……


気分を変えようと制服にシワがつくのも顧みずベッドに寝そべり伸びをする


背の高い彼に合わせたサイズのせいか自分がなんだか小さく思えてしまう


こんな格好かしら……?


彼の眠っている姿勢を想像しながら動いてみる


ほんのり香る汗は不思議といやなものじゃない


妙に心が落ち着いてそのまま寝て……


だ、ダメよ!


後輩のしかも男の子のベッドで寝てるなんて先輩の威厳が台無しじゃない!


せめて先輩らしくしないと……


そうはいってもどうすればいいかわからないのだった





「そういえば……」


以前読んでいた雑誌を思い出す


「たしか……」


お世辞にも礼儀正しいとはいえないだろうけどたしかめてみたい


「男の子ってベッドの下にえっちな本を隠すのよね……」


実際に確かめたことはない


だけどいかにも信ぴょう性の高そうなその本の情報を確かめてみたい


そう思った私はベッドの下をのぞき込まずにはいられなかったのだ


「やっぱりあるわけないわよね……」


彼のベッドの下にはゲーム機が収納してあっただけだ


見つからなかったことにほっとしているのは内緒だ


さすがに気まずすぎる


一緒にお風呂に入ったり風邪の時に体をくまなく拭いてもらって座薬を入れてもらったりしたらまともに顔をあわせる自信がない


それにしても懐かしいわね


彼の机の横の本棚には自分が使っていたのと同じカバーが並んでいる


懐かしくなって手に取りなんとなく開く


「え、これって……」


想像していたのとは違いあられもない姿の女性がそこにはいたのだった……





え?え?え?


あまりのことにことに頭が回らない


とりあえずカバーを外してタイトルを確認してみる


『先輩のなく頃に』


そこにはそんなタイトルと卑猥な顔を浮かべた女性が写っていたのだった


これってそういうことよね


見つからなくていいと思っていたものを図らずも見つけてしまったのだ


よし、深呼吸をして落ち着きましょう


ヒッヒッフー、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー


なんとなく間違えてるような気もするけれど落ち着いたからいいわ


「でも……」


改めてその表紙を見て考えてしまう


「もしかして私……?」


窓ガラスに映った自分と表紙の女性は完全にではないがどことなく雰囲気が似ていた


もしかしたら自惚れかもしれないけど……


「す、少しくらいならいいわよね……?」


自分に似た女性がどんなことをしているのか


そんな好奇心は私のページを繰る手を進めるのだった





思ったよりかわいいわね


かわいい服を着て街中を歩くその様子はデートをしているみたいだ


顔の見えないが抱きついている相手は嫌が応にもこの部屋の主を想像してしまう


楽しそうね


一緒にパフェを食べようとしてアーンをしたりされたりしている


男性の視点なのかその女性は満面の笑みだ


ふふ、あのときのことを思い出すわね


彼とのことを思い出して自然に笑みがこぼれてしまう


だけどあのときの恥ずかしい体験も思い出してしまい顔が赤くなっているのがわかる


もしかしてこの本を真似したのかしら?


ふと気になっって裏表紙の発行日を確認するとあの日より後になっている


彼とこんなことをしたのは自分の方が先だと思うと妙に嬉しくなってしまう


結構やるじゃない


買い物に出かけたこの部屋の主を心の中でほめるのだった





……え?


思わずページを繰る手が止まってしまう


たしかデートの途中で雨宿りをするために近くにあった建物に一緒に入っていたのだった


濡れた服を乾かすために下着姿になったその女性は大人っぽい黒い下着だ


フリルも程よくあしらっており大人っぽさを強調している


「私は……」


スカートをめくり確認してみる


誰もいないからノーカンだ


今日自分が履いている水色の下着


個人的にはお気に入りだけど妙に負けた気がする


べ、別に彼が大人っぽい下着が好きって決まったわけじゃないわよ!


心の中での強がりに寂しくなってしまう


それにしてもスタイルいいわね……


とある後輩ほどではないがそこそこボチュームがある


そもそもあの子より大きな人なんて数えるくらいしか見たことがないわけなんだけど……


やっぱり彼も大きい胸の方が好きなのかな……


普段の彼を見てみると敗北感に打ちひしがれてしまうのだった……





気を取り直して……


ようやく敗北感から立ち直った私が見たものはさらに残酷な現実だった


「きれい……」


思わずページを繰ってそう呟いてしまった


身にまとった黒い下着を取り払い全裸で立っている


大きめの胸も黒々とした陰毛もあらわだ


大きく見開きにあるその写真は女の私でも見入ってしまうほどのものだ


キュッとしまったくびれもかわいらしいおへそもしっかり主張するお尻も


どれもとうてい私のかないそうなものではなかった


先ほど以上のひどい敗北感に苛まれる


やっぱり彼もこんな綺麗な女性がいいわよね……


なんで涙が出そうになってるんだろう……


「ちょっと待って」


ストキングと下着の中に指を入れる


「ここは私の勝ちね」


黒々とした陰毛よりもさらに濃い茂みが覆う自分の秘部に嬉しくなる


こうでもしていないと平静を保てそうにないわよ……





「こ、こんなことまでするの……?」


次のページで彼女は膝を立てて大きく足を開いている


私にはモザイク越しであっても正面にいるだろう彼には丸見えだろう


最初は指でなぞっていただけなのにこんどは指を入れてさえもいる


「こんな感じかしら……?」


彼のベッドの上で彼女と同じ体勢になる


さすがにストッキングや下着を脱ぐ勇気はないけど……


それでもかなり恥ずかしい


なにも身につけていないだろう彼女はそれ以上だろう


デリケートなそこにあてがわれていない方の手は胸をいじっている


服の上から真似てみるけどかなり恥ずかしい


普段自分でするときはここまで激しくしないものね……


せいぜいこするだけの自分にとってモザイク越しとはいえ直接指を挿入したり胸をいじったりする彼女はかなり進んでいるように思えた


「私も真似してみれば気持ちいいかしら……?」


服を脱ぐ勇気はないので服の中で下着をずらして直接触ってみる


「嘘……」


普段自分でするとき以上に湿っておりそれ以上の快感が私の体をかけめぐったのだった





服がじゃまね


セーラー服をまくりブラをあげる


ストッキングとパンティをずり下げる


私の胸も性器もあらわだ


膝を立てて足を開いているせいで隠しようもなく丸見えだろう


ましてや現実世界にモザイクなんてない


今彼が戻って来れば隠しようもない


同じ部活の先輩ではなく後輩のベッドでオナニーをする痴女になってしまう


それだけはいやだ


もしそうなったら……


でも自分のいやらしい姿を見てほしいという自分もいる


彼に胸を見せた時もだけど案外痴女なのかもしれない


そ、そんなわけないわよ!


その考えを必死に否定する


そんな葛藤の中での指での愛撫はいつもとは比べものにならない


絶頂に達するまであっという間だった





なんてことしたんだろう……


絶頂から解放された私は罪悪感に苛まれていた


後輩の部屋でオナニーするなんて……


本の中で気持ち良さそうな顔で快楽に溺れている彼女がまさに自分だと思えて恥ずかしくなる


幸いおしっこはでなかったからよかったけど……


証拠を隠滅しようと思ったけど下着をつけられるような状態ではない


火照り過ぎているし濡れすぎているし……


「もう少しくらいなら……」


体が収まるまでと心の中で言い訳をしながらページを繰る


「すごい……」


膝立ちになった彼女が彼の男性器を胸に挟んでいる


はみ出した先端を舌先で舐めている


思わず両手で同じようにしてみる


でも彼のものが大きいとはさみきれないわね……


モザイク越しで判然としない男性器を想像しながら精液を器用に舐めとる彼女を見ていた


美味しそうに飲み干す彼女を見て思わず目にしたことのない彼のものを想像してしまったのだった……




「こんな風になるの!?」


横になった彼女のそこが男性器を深々と咥えこんでいる


モザイク越しではっきりとは見えないけど奥まで入っているらしい


太さも長さも想像できない


ただ先ほどまで指でいじっていたそこはまったく収まる様子はない


ためしに指をあてがうと2本すっぽりと咥えこんでしまう


「これきもちいいかも……」


自分の膣壁をこすると今日最大級の快感が全身をかけめぐる


彼女が気持ち良さそうな顔をしているのもあながち演技ではなくのかもしれない


「そ、そんなにしたら……!」


快楽に手を止めることのできなかった私は盛大におしっこを噴いてしまう


「何してるんですか、先輩?」


「ふぇ……?」


そこにはこの部屋の主でもある彼がいた


「こ、これは……そう実習よ、実習!」


「……え?」


私の卑猥な姿を見た彼は平静を失っているみたいだ


「ほら、この参考書に書いてあることを実践しなくちゃいけないと思って……」


「そ、そうですか……」


我ながら苦し紛れの言い訳だと思ったがなんとかごまかせたらしい


「そ、それより一緒にしてみない……?」


「え?」


「あなたのおちんちん苦しそうよ……?」


それを見た私の疼きはそうしないとおさまりそうもないしね……



カンッ




以上、『京ちゃんの部屋に来たら自分とそっくりなえっちぃ本を見つけた久』でした


あくまで言っておきますが本編とはなんの関係もないifルートです

高校生にもなって異性の幼馴染みと一緒にお風呂に入ったり風邪を引いたからといって座薬を異性に挿入してもらう子なんているわけないじゃないですかー



まだまだ福岡の情報を募集中です

このネタが書け次第第三部を始めます

もうしばらくですがおつきあいいただけると幸いです



今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい





「やっと終わった……」


「お、お疲れ様です」


控え室でぐったりとしている理沙さん


それも無理はない


朝から麻雀大会に参加していたのだ


地元福岡だけではなく鹿児島、沖縄まで


さらに本州からも参加者がいる状態だ


プロ野球の中継で見たことのあるこのドーム球場が満員になる


といっても参加者は老若男女混ざり合い対局をしていく


進行の都合もあり一人当たりの対局数はそれほどでもない


だけどそれはあくまで一般の参加者だけだ


ゲストのプロとしてきているのは理沙さんだけではない


だけどトッププロ雀士の理沙さんだ


指導対局の卓には黒山の人だかりができていてトイレに行くのもやっとの状態だったのだ


理沙さんみたいな美人と対局できるチャンスがあれば願っても無いことだ


運営スタッフの手伝いをしていた俺でさえかなりの疲労なのだから対局三昧の理沙さんは言うまでもないだろう





「立てますか?」


「無理……」


それも当然だろう


だけどその格好はスカートの裾があやうい


「野依プロ、タクシーが参りました」


主催者の方が呼んでくれたらしい


幸い理沙さんの顔しか見えていないのでだらけている姿は見えない


「ありがとうございます」


「いえ、こちらこそ本日はありがとうございました」


主催者の方が礼をして出て行くのを理沙さんに合わせて俺もお辞儀をする


「……立てますか?」


「無理……」


当然の答えだ


「恥ずかしいでしょうが我慢してくださいね」


「ふぇ?」


素っ頓狂な声を上げる理沙さんの膝裏と背中で支える


いわゆるお姫様抱っこというやつだ


「タクシーまでお送りしますので我慢してください」


「う、うん……」


真っ赤な顔の理沙さんを見ているとこちらも恥ずかしくなってくる


大会終了後なので誰にも会わなかったのが幸いだ


理沙さんにあらぬ疑いがかかるのはよくないもんな





「どちらに向かいましょう?」


タクシーの運転手さんに尋ねられる


といっても俺も行き先なんて知らない


「理沙さん、どうします?」


「ここ……」


ポケットから取り出した手帳には住所が書いてある


「こちらへお願いできますか?」


「かしこまりました」


住所をカーナビに入力したらしく行き先はバッチリだ


「では、理沙さん……」


別れを告げようとする


「お連れさんお疲れたい」


「ええ、そうですね」


静かに寝息を立てている


このままにはしておけないだろう


「すいません、よろしくお願いします」


「わかったと」


送っていかなきゃいけないよな


こうして俺もタクシーに乗り込んだのだった





「兄ちゃんもたいへんたい」


「いやあ……」


普段は思わなかったことが急に困難に感じることがある


同じ日本のはずなのに言葉が通じないのだ


年配の運転手さんの福岡弁は俺には理解しにくいのだ


なんとか返事を返すがそれが精一杯だ


頼みの綱の理沙さんは俺の方に寄りかかって静かな寝息を立てている


俺だってそうしたい


でもそれすら困難だ


やけにいい匂いのする髪のせいで色々やばい


……どうすればいいんだよ


「お、兄ちゃん、着いたと」


「あ、ありがとうございます」


運営の人に渡されていたチケットで会計を済ませる


理沙さんを抱えていることをからかわれたが気にしないことにしよう


それにしてもここはどこだ?


ホテルがあると思った俺の読みは外れ周囲はどう見ても住宅街だったのだ


……どうしよう





こんばんは


といったところで今夜はここまでにします

明日で完結させてそろそろ第3部を始めたいですね


どこぞのスレでうちの京ちゃんがdisられたらしいですね

まあ彼女を4人も作ったようなスレの人には言われたくないです


おやすみなさい




「……ぅん?」


俺の背中でお姫様が目を覚ましたみたいだ


「目が覚めました?」


「ぅん……」


声を聞く限りまだ本調子ではなさそうだ


だけどこの状況をなんとかするには理沙さんを頼らざるをえないのも事実だ


「ここですけどわかりますか?」


ダメで元々、なんとかなればいいなと思い尋ねる


「ここ」


「え?」


理沙さんが指差した先には一軒の家がある


「実家!」


「……え?」


たしかに表札には『野依』とあったのだった





理沙さんがチャイムを押すとどこかのコンビニで聞いたようなチャイムが鳴る


ガチャリという音とともに扉が開けられる


その音がやけに重々しく聞こえたのは気のせいではないだろう


「どなたでしょう?」


「えと……」


出てきた女性になんと答えようか考える


見知らぬ男が自分の娘を背負ってきたら通報されても文句は言えない


ましてや理沙さんのご家族でなければ完全に不審者か誘拐犯だ


「ただいま!」


「……理沙ちゃん?」


「うん!」


「おかえりなさい」


「ただいま!」


「立ち話もなんだから入ると」


どうやら心配はなかったみたいだ


「では俺はこれで……」


せっかくの家族水入らずを邪魔するのは無粋だ


さっさと帰る方がいいだろう


「そちらの方もどうぞ」


「……わかりました」


そうはいかないらしい





「さあさあ、どうぞ」


「あ、ありがとうございます……」


なんでおれはここにいるんだろう……


理沙さんの家の客室


畳の上に座布団を敷いて座っている


床の間にかかっている掛け軸はテレビ番組で鑑定されても遜色ないものだろう


そんな場所になんでおれはいるんだろう……


横には理沙さんが


正面には理沙さんのご両親が


お父さんは険しい仏頂面


お母さんはニコニコ笑っている


そして理沙さんは心配そうに俺を見ている


一応自己紹介は済ませてはいるが胃が痛い


たまたまスーツを着ている俺は場合によってはよくドラマで見るワンシーンだ


この場で言うべきセリフは


『お父さん、理沙さんを僕にください!』


そんなつもりは毛頭ないのに視線で胃の痛みが止まらない


誰か助けてくれよ……






「須賀君と言ったね?」


「は、はい……」


厳格そうな顔と低い声に思わず腰が引けてしまう


「理沙とはどういう関係なのかね?」


「し、仕事仲間です……」


「ほう……仕事仲間を背負って実家に来るのかね?」


「そ、それは……」


「お父さん……」


「母さんは黙りなさい」


胃の痛みがますますやばい


「……で?理沙を養っていくことはできるのかね?」


「えと……」


俺を睨みつけるお父さん


心配そうに見つめるお母さん


オロオロしている理沙さん


誰一人味方はいなさそうだ


どうすればいいんだよ……





熱狂の渦に巻き込まれてくるので一旦ここまでにします

失礼します


それにしてもどうオチをつけよう……




「で、どうなんだ?」


理沙さんのお父さんからの鋭い視線


素直に言った方がいいだろう


「それは無理です」


「なに……?」


視線が一層厳しくなる


後は野となれ山となれ


「俺はまだまだ高校生です」


「理沙さんとおつきあいするなんて口が裂けても言えません」


「でも理沙さんに好意を抱いているのは認めます」


「そんな理沙さんと一緒にお仕事させていただけるのは光栄です」


何を言おうとしていたのかまったく浮かばなかった


ただただ口をついて出てきただけだ


だけど言いたいことは言えたから満足だ


あとは殴られようが蹴られようが受け入れようじゃないか


そう思い奥歯を強く噛みしめた





「そうか……」


ようやく出た一言


「今の言葉に嘘はないんだな?」


「はい」


「よし、気に入ったぞ、婿殿!」


「「……え!?」」


思わず隣の理沙さんと素っ頓狂な声を上げて顔を見合わせてしまう



「いやあ、よく理沙の話題になる君とぜひ話したいと思ってね」


「それでお父さんとこうしようって決めたの」


「そ、そうですか……」


一気に気が抜けた


「お父さん!」


「すまんすまん、毎日のように話されては気になるじゃないか」


「須賀さんもすいませんね」


「い、いえ……」


「さて、堅苦しい雰囲気は抜きにしてご飯を食べに行こうじゃないか」


「ほら、理沙も出かけるから着替えてきなさい」


「う、うん?」


よくわからないけど怒られなかったみたいだし一安心だ





眠気がやばいのでここまでにします

詳しい人がいたら確認したいのですが博多のラーメンはとんこつであってますよね?



おやすみなさい




こんばんは

言わなきゃできそうにないので宣言します

現行のエピドードは年度内の完成させて年度が変わって>>1に余裕ができ次第第3部を始めます

気長におつきあいいただけると幸いです



失礼します


今更だけど>>197ってのよりんの判定だよね?
両方偶数だから久と同じCなら失敗なのでは?



こんばんは

>>442
確認してみたらご指摘の通りでした
今更書き直すのは困難なので、これからのエピソードでのよりんをかわいく描くので許してください


では始めますよーぅ





「はい、お待ち遠様です!」


元気のいい店主が俺たち4人の前にラーメンを置く


ラーメンの上に野菜やチャーシュー、そして彩りをよくしている紅ショウガ


スープの色は白く濁っている


「これが福岡自慢の豚骨ラーメンたい!」


そういって胸を張っている


服の上からでもわかる筋骨隆々さのおかがで様になっている


「婿殿、喋る前に食べてみると」


「わ、わかりました」


4人で手を合わせていただきます


レンゲで一口スープを口に運ぶ


「おいしい……」


豚骨の濃厚な香りが鼻からすーっと抜けていく


たしかにこってりという言葉がぴったりだが決してしつこくはないのだ


「冷める前に麺も食べればよか」


「はい」


店主のすすめで麺をすする


固めの麺をしっかり噛むと麺とスープのうまさが口いっぱいに広がる


「お、いい食べっぷりと」


ジロジロ見られるのはなんだか恥ずかしいな……





だけど俺に注目が集まるのも無理はない気がする


いくら春間近といえど夜は肌寒い


現にここまで来るときは少々寒さを覚えていたくらいだ


「ここが目的地たい」


「え?」


そういって理沙さんのお父さんが示したのはお世辞にも広いとはいいかねる屋台だ


「とにかるついてくるたい」


「え、ええ……」


導かれるままに入ってみると咳はカウンターだけ


誰もいなかった席は俺たち4人がやっと座れる広さだ


「ラーメン4つ」


「わかったたい」


水が出るよりも先に注文が終わる


それもそのはずだ


壁にはラーメンとしか書いてないんだからな





「ご家族ですか?」


「いえ……」


「そうたい」


否定の言葉は理沙さんのお父さんに遮られる


「娘とその婿殿なんです」


「そ、それは……」


理沙さんのお母さんの言葉に赤面して俯いてしまう


「ほう……いいお婿さんですね!」


「そうたいそうたい!」


お酒は一滴も飲んでないのにご機嫌のようだ


これがいわゆるお国柄というやつなんだろうか


ここは素直に従ったほうがいいよな


「理沙さんみたいな素敵な細君をいただき幸せですよ」


「ふぇ!?」


赤かった顔が耳まで真っ赤だ


「初々しくてよか」


俺と理沙さん以外はご機嫌だ





「にいちゃん、おかわりはどうたい?」


「え?」


あっという間に食べ終えてしまった俺に店主さんが問いかける


「若いもんはちゃんと食べなダメばってん」


「硬さは?」


「えと……おすすめはなんですか?」


「ハリガネたい」


「ハリガネ?」


「それでよかと?」


「え、ええ……」


よくわからないけどたぶん大丈夫だろう


「こっちはこな落としたい」


「まいど!」


お父さんもおかわりをするみたいだ


「お待ち!」


「……は?」


1分も経っていなかったよな?





「どうかしたと?」


「……なんでもないです」


と、とりあえず食べてみよう


そういって麺をすする


……え?


「びっくりしたと?」


「え、ええ……」


「これがハリガネ、さらに固いのがこな落としたい」


「なるほど……」


「福岡の人間はせっかちが多いと」


そういって笑う


だけど固いからよく噛むと麺の卵の味がよくわかってこれはこれでありなきがする


といってもやっぱり俺には珍しかったのは変わらないけどな


「これがおいたちの普通ばい」


「理沙ちゃんと京太郎君はどんなラーメンを普通にするのかしらね?」


「「それは……」」


二人の声が重なる


妙に恥ずかしくて顔を見合わせた俺たちを3人は笑っている


……恥ずかしいな





「ありがとうございました!」


元気な声に押されて外に出る


あたたかった屋台から出るとやっぱり寒いな


隣を見てみると理沙さんも寒そうだ


「一緒に歩きませんか?」


「うん」


そういって俺の腕に抱きついてくる


「ダメ?」


「いいですよ」


こうして歩いているのも悪くない


……後ろからのヒソヒソ声は聞こえないぞ


何はともあれ理沙さんみたいな美人さんと腕を組んで歩けるのだ


嬉しくないわけがないよな





「お湯ありがとうございました」


「気にせんでよか」


「今夜はこの部屋で寝てくださいね」


「ありがとうございます」


案内された部屋の襖を開ける


「い、いらっしゃいませ……」


「……え?」


なぜ理沙さんがここに?


「今夜はお楽しみと?」


「孫が楽しみたい!」


そういって嬉しそうに去っていく二人


「えと……」


「……いや?」


「いいえ」


一つの布団に二つの枕


さすがに並んで入るには狭いな


だけど寝ないわけにもいかないしな……


「で、電気消すね……?」


「え、ええ……」


暗闇の魔力に抗わないとな





狭い布団に二人で入ろうとすると必然的に背中あわせか抱き合うことになる


そして俺には抱き合う度胸はなかった


……童貞にはハードルが高すぎるだろ


「あったかい……」


え!?


耳元で聞こえた理沙さんの声に驚く


背中に当たっている柔らかいものは間違いなくあれだろう


だけどお腹に腕を回されるのは恥ずかしいな


暗闇に耳をそばだててみると静かな寝息が聞こえる


相当疲れていたらしく理沙さんはすでに眠ってしまったらしい


抱き枕になるのもいいかもな


……だけど徐々に下半身に動いてくる手はきついな


と、とりあえずさっさと寝るか!


眠れそうにないけどな……





日付が変わったのときりがいいので今夜はここまでにします

おやすみなさい




「昨日はよく眠れたかい?」


「え、ええまあ……」


「それで子供はできそうかい?」


「お父さん!」


理沙さんが真っ赤な顔で反論する


飲んでいた味噌汁を噴き出すのをよく我慢したと思う


「ま、冗談はこれぐらいにして母さんの長ご飯はどうだい?」


「ええ、とても美味しいです」


「これぐらいしかできなくてごめんなさいね」


「いえ、普段より豪華でありがたいです」


「君はご両親と一緒に暮らしているのではないのかい?」


「ええ、ですが忙しくてどうしても朝はパンなどで軽く済ませることが多いので……」


「む、それはよくないな」


ご飯に味噌汁、それにアジの開きに漬物、そして生卵


まさに朝ごはんのメニューだけど本当にありがたかった


咲が泊まりに来ているときならあいつが作ってくれるが普段はな……


「だったら一緒に暮らしましょうよ、毎朝朝ごはんを作ってあげるわよ?」


「お母さん!」


「すいません、さすがにそれは遠慮します」


「そうか……」


ご両親だけでなく理沙さんまでがっかりしているように見えるのは気のせいだろうと思いたい





「今日はこの後観光して帰るのかい?」


「ええ、その予定です」


「理沙ちゃんと新婚旅行の予行演習かしら?」


「お、お母さん!」


「俺に理沙さんみたいな素敵な人は不釣り合いですよ」


「むぅ……」


真っ赤な顔で睨まれている


ご両親は呆れたように笑っている


何かまずいことを言っただろうか?


「ま、とにかく楽しんでおいで」


「理沙ちゃんもちゃんと案内してあげなさいね?」


「うん!」


「えと……今夜はお世話になりました」


「いや、また来ておくれ」


「楽しみにしてるわね」


「はい、ありがとうございました」


理沙さんみたいな美人がお姉さんだったらみんなに自慢できていいのになぁ






「そういえばどこに行くんですか?」


「秘密!」


「は、はあ……」


とりあえず理沙さんについて電車に乗り込む


ICカードで乗り込んだので目的地がわからない


無理にでも切符を買っておけば……


いや、そうすれば理沙さんがおごるって言い出しかねない


さすがにそれはかっこ悪い


「次!」


「わ、わかりました」


ふと駅の案内をみると駅名には『祇園』とある


行ったことはないけど祇園祭の関連なんだろうか?


「こっち!」


「り、理沙さん!?」


混雑した地下鉄から理沙さんに腕を引かれて降りる


なんだかデートみたいでいいな





「ここ!」


「ここは……」


理沙さんに腕を引かれて連れてこられた先


そこには『櫛田神社』とある


「あの……あれは……」


おそるおそる指差す


「おたふく!」


「そ、そうですか……」


染谷部長の持って来たソースの絵にもおたふくは描かれていた


たしかにあそこにあるのも愛嬌のあるおたふくなのは事実だ


事実なんだけど……


「でかすぎませんか?」


「ご利益たくさん!」


「は、はあ……」


夢に出てきたら泣く自信があるぞ……





「あの……本当にくぐるんですか……?」


「もちろん!」


そういって腕を引っ張る


だけど二の足を踏んでしまう


「……いや?」


「行きましょう」


「うん!」


理沙さんの表情が目に見えて明るくなる


やっぱり悲しそうな表情をさせるのは不本意だからな


よし行くか


大きく息を吸って心を整える


理沙さんとなんとか口をくぐり抜けた


「……え?」


「行こう!」


理沙さんになされるがままに引っ張られる


3つの鳥居をくぐる頃にはご利益よりも寿命が縮んだような気がした……





今日はこんなところで

明日か明後日で終わらせたいですねー

おやすみなさい




「大丈夫……?」


「え、えぇ……」


心配げに尋ねる理沙さんにそう答える


電車に揺られながらだいぶ回復してきた


電車は人が多いのは事実だけど座るくらいの余裕は十分ある


それでも今こうして二人で並んで座っているくらいには混んでいる


だけどこのほうがデートっぽくていいと思うのは俺だけだろうか


「そういえば次はどこに行くんですか?」


「次!」


『太宰府駅』


指差す先にはそう書いてあった


「もしかして太宰府天満宮ですか?」


「そう!」


受験の時期が近いせいか受験生やその両親と思しき人たちが俺たちに合わせて降りている


普段は神様を信仰していなくても困ったときは神頼みをするあたり自分とそっくりで笑ってしまった





「そういえばお昼ご飯どうします?」


櫛田神社から移動してくると時計は12時を少しすぎたあたりだ


ちょうど昼ごはんにはいい頃合いでもあり悪い頃合いでもある


現にあたりを見渡してみても美味しそうな店にはことどとく人が列をなしている


かといって閑古鳥が鳴いているみたいな店はパスだ


さすがに福岡まで来て揚げたての唐揚が苦いような店には入りたくない


仕事ではあっても旅行でもあるので美味しいものを食べたいと思うのが自然な発想だと思う


「どこかお勧めの店があるなら……」


「ううん」


首を振る理沙さんにそんなお店はなさそうだ


「こっち!」


「え?」


だけど理沙さんに引っ張られるままについていく


どうやら目的地は公園らしい


どこにも店はないみたいだけど大丈夫だろうか?


もしかしてどこかで買って食べるのか?


だけどそんな素振りもなさそうだし……


自信満々に歩いていく理沙さんとは対照的に俺の心はいいようのない不安が支配していた





「ここ!」


「ここって……」


どうみてもベンチだ


あたりを見渡してもお弁当などを買えそうな店は見当たらない


「あの……お昼ご飯は……」


「こ、これ……」


理沙さんが手に提げているトートバッグを顔の前におずおずとかざす


「もしかして……作ってきてくれたんですか?」


「……うん」


こくりと頷く理沙さん


恥ずかしそうな真っ赤な顔はトートバッグで覆われて耳ぐらいしか見えない


だけどこれは嬉しい


彼女の手作り弁当なんてまんまデートじゃないか


さらに理沙さんの料理の腕前はプールのときに知っている


否が応でも気分が高揚してしまう





「ど、どう……?」


「すっげぇ美味しそうです!」


「よ、よかった……」


蓋を開けてみるとサンドイッチが並べられていた


だけど具はオーソドックスなハムやレタスや卵


そしてぱっと見はわからないものがある


彩りもよく舌ではなく目でも楽しむと言われるのも納得だ


「どうぞ」


「ありがとうございます」


魔法瓶に入れてきたココアは湯気を立てている


暖かくなってきたとはいえまだ肌寒い今の季節にはありがたい


「食べよう?」


「ええ、わかりました」


「「いただきます」」


二人で手を合わせて挨拶をする


ウェットティッシュを用意しているあたりさすがだなと思う





「ど、どう……?」


「おいしいです」


一番手前にあったハムとレタスのサンドイッチを手に取った


普通のレタスは水っぽいせいでパンもふやけているのだ


そういうものだといえばそういうわけだけど……


だけどこのサンドイッチは違う


しっかりとレタスの水が切られているのだ


おかげで軽くトーストされたパンとレタスという同じようなそれでも違う2種類の食感が楽しめたのだ


辛子マヨネーズのピリリとした辛さが甘めのココアに相まってちょうどいい


「こっちも」


「え、ええ」


理沙さんに示されるままに卵入りのサンドイッチに手を伸ばす


「どう?」


「おお」


普通の卵サンドはゆで卵をマヨネーズで和えたものが一般的だ


だけどこのサンドイッチに挟まれているのはふわふわのスクランブルエッグなのだ


さっくりとトーストしたパンとの相性のよさはいうまでもない





他にも冷めてもひき肉の旨みが引き立つメンチカツのサンドイッチ


ちょっと甘めのみかんのサンドイッチ


「そういえばトマトのサンドイッチはないんですか?」


「旬じゃない!」


「なるほど……」


たしかトマトの旬は夏のはずだ


キュウリがなかったのも同じ理由だろう


「これ!」


一切れのサンドイッチを指差す


しかし挟まれているのは真っ黒のものなのだ


ブルーベリージャムよりもさらに黒い色


とてもじゃないが見た目がいいとは言えない


どちらかといえば御断りしたいくらいだけど……


「食べて」


「……はい」


笑顔で言われたら断れるわけじないじゃないか……






「……え?」


「どう?」


「おいしいです……」


「自慢の逸品!」


そういって胸を張っている


たしかに美味しい


美味しいんだけど……


「のりの佃煮がサンドイッチの具にぴったりだなんて思いませんでした」


そう


黒いものの正体はのりの佃煮だったのだ


甘めに味付けされたのりはバターを塗ったトーストに不思議とよくなった


ご飯に合うものはパンに合うんだろうか?


……さすがに刺身やシメサバあんこバーガーはないな、うん


「どうかした?」


「いえ、とても美味しかったですよ」


「よかった!」


「「ごちそうさまでした」」


本当に美味しかった





「お参り!」


「でも受験生じゃないですよ?」


「いいから!」


「わ、わかりました」


お世話になった久先輩の合格をお願いしてもバチは当たらないだろうしな


「でも俺作法はわかりませんよ?」


「マネ!」


どうやら自分をマネするように言っているらしい


「わ、わかりました」


そういって人の多い神社へと向かう


「そういえば誰を祀っているんですか?」


「菅原道真」


「そうですか」


授業で聞いたことあるな


咲に聞けば色々教えてもらえそうだ


俺たちの番になったとき久先輩の受験の成功をお願いしたのだった





「あ」


「どうかしました?」


「あれ」


「梅の花ですか?」


「うん!」


指差す先には立派な梅の木が綺麗な白い花をつけていたのだった


「春!」


「ええ、そうですね」


まだまだ寒いけど春が近づいてきているみたいで嬉しい


「飛梅!」


「とびうめ?」


「そう!」


理沙さんが指差す先にはこの梅の木にまつわる伝説が書かれていた


だけど梅の木が飛んでくるなんて


そんなオカルトありえないよなぁ






「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」


「え?」


文字通り咏うような声に思わず驚いてしまう


「道真!」


どうやら菅原道真の歌らしい


どういう意味だろう


不勉強な自分が恨めしい


「私を忘れないで」


「梅に対してですか?」


「そう」


「なるほど……」


どうやら菅原道真は政争に負けて左遷されたらしい


そんなときにこの梅の木に詠んだ歌らしい


なるほど、主人を追いかけて飛んできても不思議じゃないな


「いい歌ですね」


「うん!」


……帰ったら咲に色々教えてもらうか





「ここ!」


ピクニック気分で俺たちが散策しているととある店の前で理沙さんが止まる


「うめがえだもち?」


「梅ヶ枝餅!」


見てみればちょうど焼きたてみたいだ


ほんのりと香る梅の香りが食欲を刺戟する


「すいません、二つお願いできますか」


「じゃあ……」


「ここは俺が払いますよ」


「でも……」


「せっかくのデートだからカッコつけさせてくださいよ」


「う、うん……」


「じゃあイケメンの彼氏さんには焼きたてをサービスしようかな」


「ありがとうございます」


お世辞であってもイケメンと言われると嬉しい


理沙さんはというと真っ赤な顔で無言でついてきていた





「ここで食べませんか?」


「うん」


理沙さんと並んでベンチに座る


さすがにベンチは冷たいな……


だけど人混みから離れていて梅を見るにはちょうどいい


梅を見ながら梅ヶ枝餅を食べるなんてなんだか風流だしな


「「いただきます」」


「あ、美味しい」


柔らかいおもちを口に含むとほんわかと梅の香りが口いっぱいに広がる


あんこはしっかり甘いけどくどい甘さではなくてちょうどいい


焼きたての温かみも寒いこの時期にはあたたかい


そういえば和の先輩に女性の胸をおもちにたとえる人がいるらしい


たしかに言い得て妙だと思う


はやりさんや良子さんや和とか……


「…………」


「な、なんでもないですよ!?」


「ふぇ!?」


あまりの出来事に理沙さんがおもちを喉に詰めそうになっていたので必死に背中をさする


不純なことは考えないようにしよう……






以上、太宰府天満宮編でした

調べてみると色々とわかって面白いですね

修学旅行で行って以来なのでまた行きたいと思います


おやすみなさい




「ここは……」


「水族館!」


「おお……」


水族館自体に行ったことはある


だけどここまで規模が大きいものは初めてだ


「入ろう!」


「え、ええ」


意気揚々と進んで行く理沙さん


どうやらあらかじめチケットは買ってあったらしい


用意周到だ


俺の手を引っ張ってずんずん進んで行く理沙さんは先ほど梅の中とは違った雰囲気を纏っていた


大人っぽい梅の花


それとは対照的な水族館での子供っぽさ


だけど俺もワクワクしているのは一緒だ


せっかくだし楽しまないとな!





「見てみて!」


「そんなに急がなくても魚は逃げませんよ?」


「早く早く!」


「はいはい」


梅の木の下で菅原道真の歌を口ずさんでいた女性とはまるで別人みたいだ


いつか見た理沙さんにそっくりのミサちゃんみたいだな


いや、あれは……


「魚!」


嬉しそうに指を差す理沙さん


「ええ、そうですね」


魚もすごいけど理沙さんもかわいい


それだけで俺だって楽しいのだ


深く考えないほうがいいよな!





「こっちこっち!」


「はいはい」


半ば強引に連れて行かれる


一応俺より年上だよな……?


無邪気にはしゃぐ姿からは想像できないが……


これではまるで妹に振り回される兄じゃないか


理沙さんが妹か……


『お兄ちゃん!』


ふむ


ありだな!


「……どうかした?」


「な、なんでもないですよ!?」


不思議そうに首をかしげている


さすがに妹の姿を妄想していたなんて言えないよな……


「そろそろ!」


「何が始まるんです?」


「イルカさん!」


そういって満面の笑みを浮かべる


やばい


めちゃくちゃかわいい






結構にぎやかなBGMとともに一人の女性が出てくる


目の前の水槽からは数頭のイルカが顔を出している


これからイルカショーが始まるみたいだ


テレビで見たことはあるのは生で見るのは初めてなのだ


否が応でも高揚する


隣にちらりと目をやると理沙さんも同じらしい


そして司会でもありトレーナーでもある女性の笛の音に合わせてイルカが芸をしていく


空中に吊るされた輪っかをくぐるイルカ


天井に吊るされたボールへとヘディングを決めるイルカ


交互にリズムよく高くジャンプするイルカ


思わず見入ってしまった


隣では理沙さんが歓声を上げている


そして一番前に座らなかった理由もよくわかった


べ、別に透けたのを見たかったわけじゃないからな!?


ま、まだまだ寒いから風邪を引かなくてなによりだ、うん






「よかった……」


「ええ、そうですね」


結局ショーが終わった後も俺たちはイルカを見ていた


誰もいなくなった後にイルカを触らせてもらった興奮がまだ冷めないのだ


必死にこらえているだけで俺もかなりきているけどな!


「あ、これかわいいですね!」


「うん!」


そこには大きなイルカのぬいぐるみがあった


「買ってくる!」


「り、理沙さん!?」


言うが早いか俺の制止も聞かずに行ってしまう


財力のある子供って厄介だよな……


そしてその前に理沙さんが見ていた棚を見ている


なるほど……


これぐらいなら俺でも買えそうだ


理沙さんにばれないように別のレジでラッピングしてもらわないとな!





「お疲れ様!」


「いえ、お互い様です」


水族館を出た俺たちは博多駅にいた


理沙さんはともかくとして俺は戻らなければならないからな


ちなみに理沙さんは先ほどのぬいぐるみはしっかり宅配を頼んだらしい


かなり似合っていたのは俺の心の中にしっかりしまってある


「理沙さん」


「なに?」


「これどうぞ」


「開けていい?」


「ええ、どうぞ」


「……あ」


「今日1日案内してくれたお礼です」


理沙さんに送ったのは四葉のクローバーとイルカのストラップだ


「ありがとう!」


満面の笑みを浮かべる理沙さん


「ちなみに俺も同じものを買ったんですよ」


「おそろい?」


「いやなら外しますよ?」


「ううん、大丈夫!」


満面の笑みを浮かべている


ここまで喜ばれると俺も嬉しいな





「そろそろ新幹線が来るので行きますね?」


「うん……またね!」


「ええ、また今度」


次に会えるのは来週かな


「あ」


「どうかしました?」


「お礼!」


「……え?」


「早く!」


「え、ええ……」


新幹線に乗り込んで先ほどのことを思い出す


強烈に残っているほっぺたの柔らかい感触だ


もしかしなくても……キス……だよな……?


まるで恋人みたいだ


理沙さんが恋人か……


だったら……今度の旅行は新婚旅行がいいなぁ


沈んでいく夕陽を背に受けながら新幹線に揺られているのだった……




カンッ





こんばんは


かなり遅くなりましたがのよりんリクでした

リクをいただいた方とアイディアをくださったみなさんはありがとうございました

そして判定ミスのおわびにしていただけると幸いです


これで第2部は小ネタも込みで終了です

この後は第3部を始めます

おつきあいいただけると幸いです



おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい





こんばんは

4月に入って2週間ほど経ちましたね

今日は野球がないのと時間があるのとで久しぶりに更新していきます



では第3部

始めますよーぅ






「ほんにすまんのう……」


部室で部長が申し訳なさそうに頭をさげる


「いえ、お気になさらないでください」


「一応最善は尽くしたんじゃがのう……」


「さすがに女性ばかりの合宿に俺一人だけ交ざるなんてできませんよ」


そう


麻雀部はこの先のことを見据えて県大会で卓を囲んだ4校で合宿を行うことになったのだ


3年生が引退した影響もあるのでお互いに新戦力の底上げをしたいという思惑が一致したそうだ


仲が良くなった他校の生徒との合宿をいやがる部員はいなかった


たった一つの問題点を除いてではあるが


「まさか京ちゃんが参加できないなんて……」


俺の参加に他校が難色を示したのだ


「須賀くんは迷惑をかけるようなことはないと思いますが……」


「でも発情されても困るじぇ!」


「優希!」


軽口を叩く優希を和がたしなめる


「ま、俺もその間につきっきりで指導してもらうから待っててくれ」


「プロのみなさんにはよろしゅう頼むぞ?」


「ええ、わかりました」


さすがに温泉旅行だなんていえないよな……





「手伝ってもらっちゃって悪いな」


「いえ、今まで一人でしていてくださったのでこれくらいは手伝わせてください」


「よし、これで終わりだな」


全国大会以降部室の掃除は当番制になった


もともと一人でするのに慣れていたのでむず痒かったが……


「おんし一人に任せとくんはさすがに忍びないけえの」


そんな新部長の鶴の一声で決まったのだ


先代の部長が必死に目をそらそうとしていたのは今でも思い出すと笑えてくる


そして今日の掃除当番は俺と和だったのだ


「よし、鍵を返してくるから先に……」


「待ってください」


「和?」


「少しだけお兄ちゃん分を補給させてください」


「お、おう……」


そういって和は俺に抱きついてくる


さすがにこうして抱きつかれるのは二人きりのときだけだ


「こうして須賀くんに私を振ったことを後悔させなくちゃいけませんからね」


そういってイタズラっぽく微笑む


かなりかわいい






「充電完了です♪」


そういって和が俺から離れる


1日1回、俺たち二人だけの秘密だ


「さすがに誰彼構わず抱きつくのはどうかと思うぞ?」


「私はそんなはしたない女じゃありません」


「ま、あんなことやそんなことも……」


「わ、忘れてください!」


顔を真っ赤にしていう


「わ、わかった……」


「忘れてくれなきゃ許しませんからね!?」


「お、おう……」


合宿でのあれや俺の家でのあれ


そんなことを忘れられるわけがない


いまだにお世話になっているのは内緒だ


あのときのあれもいまだに捨てられてないしな……





「じゃあ鍵を返してくるから先に帰っててもいいぞ」


「いいえ」


「和?」


「せっかくだから一緒に帰りませんか?」


「わ、わかった……」


和みたいなかわいい子に一緒に帰ろうと誘われているのだ


それはどんな用事よりも優先すべきだ


「では行きましょうか」


「あの……なんで抱きついているんだ……?」


「最近寒くなってきたので……いやですか?」


「……いや」


「須賀くんは大きくて抱きつきがいがありますね♪」


「そ、そうか……」


俺の腕を挟んでいる和のものもかなり大きい


あの幼馴染みとは大違いだ






「よし、着いたぞ」


「すいません、わざわざ送っていただいて……」


「こんな暗い道を和で一人で帰らせる方が気が気じゃないからな」


「秋の日は釣瓶落としともいいますしね」


「ああ、そうだな」


「女心と秋の空というのもありますよ?」


「そ、そうだな……」


「では、また来週」


「ああ、合宿頑張ってこいよ」


「須賀くんも頑張ってくださいね?」


「ああ、おまかせあれ」


「ふふ、おやすみなさい」


「ああ、おやすみ」


そういって俺に1回抱きついて家に入っていく


さて、俺も家に帰って明日の準備をしなくちゃな





「こんにちは」


「お、集合時間前に来るなんて感心だねい」


「あれ?咏さんだけですか?」


「私じゃ不満だってのか?」


「そんなことはないですよ」


「ま、嘘じゃないみたいだし許してやろうかねい」


長野から始発の新幹線に乗って集合場所に向かう


駅は半年後に開業が迫った新幹線が話題になっていた


そこにはいつも通り着物を着ている咏さんがすでに来ていた


「目の下のクマがすごいことになってるけどまさか眠れなかったのかい?」


「ええ、咏さんと一緒です」


同じく目の下にクマを蓄えた咏さんをからかう


「……わっかんねー」


そういって扇子で顔を隠す


普段の飄々とした姿とは違ってこれはこれでアリだな!





「新幹線の時間も近いからそろそろ行こうか☆」


後から合流した4人も含めて移動開始だ


全員15分前には揃っているあたりさすがだろう


何よりも驚いたのは荷物の多さだ


ボストンバッグ1つで済む俺とは違いみんなスーツケースを引いている


「何が入っているんですか?」


「女の子には秘密があるんだぞ☆」


「そ、そうですか……」


他の人も頷いている


どうやら色々といるものがあるらしい


「あ、新幹線が来たみたいだよ」


「遅れるのはバッドですからね?」


「当然!」


「ええ、そうですね」


そういって始発の新幹線に乗り込んだ





「俺たちの席は……」


「ちょっと待って☆」


「はい?」


「この封筒を一枚引いて欲しいな☆」


そういって封筒を差し出す


「じゃあ……これで……」


他のみんなも引いている


「封筒を開けて入っていた切符が座る席だよ☆」


なるほど……


ちょうど席を反転させれば6人が一緒に座れるのだ


「俺の席は……」


厳正な?抽選の結果席はこんな風になった



理沙   健夜   咏


はやり  俺    良子



居心地のいいようなそうでないような……


「よろしくね、京太郎くん☆」


「よろしくです」


「え、ええ……」


楽しい旅になりそうだな!





「そういえば閣卯温泉ってどんなところなんですか?」


「何回か行ったことはあるけどすごく気持ちいいよ☆」


「屋台なんかも出てていい感じですね」


「いい感じにひなびてるしねい」


「平穏!」


「日頃の骨休めにはグッドですね」


「なるほど……」


どうやら俺以外は行ったことがあるらしい


「ま、着いてからのお楽しみだね☆」


「ええ、そうしますね」


はやりさんたちみたいな美人と旅行できるのだ


楽しくないわけないじゃないか


さすがに一人部屋になるのは寂しいけどな……




「そんなことよりトランプしようぜ」


「ええ、いいですね」


「じゃあせっかくだからこのトランプを使おうかねい」


「プロ雀士トランプ?」


「オリジナル!」


「この人数だしババ抜きでいいかねい」


「グッドですね」


「じゃあジョーカーを……」


咏さんの手が止まる


「どうかしたの、咏ちゃん☆」


「な、なんでもないです!」


慌てた手から1枚のカードが溢れる


「……あ」


キャッチしたジョーカーには健夜さんの描かれていた


「どういう意味さ!」


立ち上がった健夜さんが頭をぶつけた





「だ、大丈夫ですか……?」


「うん……」


そうは言っているが目には涙が浮かんでいる


相当痛かったのだろう


「い、痛いの痛いの飛んでけー」


はやりさんが必死に頭を撫でている


「ありがとう……」


その光景はとてもトッププロには見えない


幼い顔立ちもそれに拍車をかけている


「ところで……なんで私がジョーカーなの……?」


「ジョーカーみたいに強いからじゃね、知らんけど」


「切り札!」


「そ、そうですよ!」


「そっか……そうだね!」


そういって笑っている


泣いたカラスがもう笑っている


濡羽烏の髪もあいまってぴったりだな……





「そういえば最下位には罰ゲームがあるからねい♪」


早々に一抜けを決めた咏さんがケラケラと笑いながらいう


自分に火の粉が降りかからないと知っているのだから呑気なものだ


「上がり!」


「私もです」


「私もだよ☆」


それを聞いて本気を出したのか早々に上がりを決める


残るのは俺と健夜さんだけだ


先ほどまで俺が持っていたジョーカーは抜き取られ健夜さんの手元にある


2分の1の確率を引き当てれば俺の勝ちだ


「あ、ちなみに伏せるのは禁止だからね☆」


「最後までしっかりお互いの表情や癖を見てほしいねい」


「駆け引き!」


「えと……頑張ってください」


心底楽しそうに笑う3人とオロオロしている良子さん


こちらとしては気が気ではない


とはいえ当たりをちゃんと引かないと……


手にはハートのクイーンに描かれたはやりさんがいる


むう……


「そ、そんなに見つめられたら恥ずかしいんだけど……」



そういって健夜さんは顔を赤らめている


「よし、こっちにします!」


「じゃあすこやんが罰ゲームだねい」


俺が引いてきたカードには愉快そうに笑う咏さんがバッチリ描かれていた





罰ゲームの内容が思い浮かばないのでちょっと休憩します

さすがに公序良俗に反するような行為はNGですしね

恥ずかしかった話とかでもいいんですかねー

なにかアイディアがあればいただけると嬉しいです




再開します



「せっかくだからこれをつけてもらおうかねい」


おもむろに手元の鞄から咏さんがあるものを取り出す


「これって……」


「ネコミミ!」


「せっかくだから今日一日それをつけて語尾にかわいく『ニャ』をつけるのが罰ゲームってことで」


そういってなかば強引に健夜さんの頭に乗せる


「は、恥ずかしい……ニャ……」


そうは言いつつしっかりと語尾に『ニャ』をつけるのはさすがだ


「健夜ちゃん、すっごくかわいいよ!」


「ベリーキュートですね」


「そ、そうか……ニャ……?」


「完璧!」


「さて、そろそろ降りる準備しなきゃね、すこにゃん」


「す、すこにゃん……?」


「今日一日健夜さんはすこにゃんだからねい♪」


「早くしないと降りられなくなっちゃうぞ、すこにゃん♪」


「わ、わかった……にゃ……」


口ではそう言いつつもしっかり受け入れいてる


すっげぇかわいい





「ねえ、さっきからジロジロ見られてるような気が……」


「……気のせいだよ☆」


俺たちは新幹線から在来線に乗り換え、そして最後の乗り換えでロープウェイに乗り換えた


日が昇る前には家を出たはずなのに目的地に到着した時にはすっかり日が暮れていた


「ここだよ☆」


「おお……」


たしかにひなびてはいる


しかし年季が入って風情を感じるくらいだ


「遠いところようこそおいでくださいました」


「お世話になります☆」


そういって頭を下げる


出てきた女将さんは妙齢の美人さんだ


ドラマに出てきても違和感はなさそうだ


「ではこちらにどうぞ」


そういって案内されたロビーは決して広いとは言えないが温かみのあるところだ


「簡素はどうかニャ?」


すこにゃんが尋ねる


「ええ、いいですね」


「ま、穴場中の穴場だからねい」


「秘湯!」


「なるほど……」


「玄関の前にたむろしているのもよくないですしチェックインしませんか?」


「ええ、そうですね」





「6名でご予約の須賀様ですね」


「ええ、そうです」


俺が当てた旅行券だしな


「ではみなさん、こちらにご記入ください」


そういって一人一人宿泊カードを記入していく


こんな経験がほとんどなかった俺にはかなり新鮮だ


「……あの」


「はい?」


「こちらの手違いで2部屋なのですが……」


「ええ」


「3人部屋を2部屋用意してしまいました……」


「……え?」


「はやりは気にしないよ☆」


「私もだニャ」


「私も」


「同感!」


「私もです」


「すいません……」


俺が知らない間に部屋が決まってしまった


部屋割りはじゃんけんの結果……


「よろしくお願いしますね、咏さん、理沙さん」


「よろしくねい」


「よろしく!」


こうなった


嬉しいようなそうでないような……


「なんか不満でもあるのかよ」


「ないです」


こんな美人さんと一緒の部屋に泊まれるなんて嬉しくないわけないよな!



「ほう……いい部屋だねい」


「ええ、そうですね」


通された部屋はいかにも旅館の部屋だ


「まさか部屋に備え付けの露天風呂まであるなんて……」


「極楽!」


「ま、さっさと浴衣に着替えて晩御飯に行こうかねい」


「ええ、そうですね」


寝るのは別だが食事はみんなで食べることにしているのだ


「私たちも着替えるけどこっち見るなよ?」


「……えっち」


「わ、わかりました……」


壁を見つめながら浴衣に着替える


服を脱ぐ時の音がやけに大きく聞こえる


振り返れば下着姿の咏さんや理沙さんが……



煩悩を振り払うように着替える


さすがにそれはまずいよな!



「よし、ご飯食べに行くぞ」


「食事!」


「え、ええ……」


「疲れてるみたいだけど大丈夫か?」


「……ええ」


どっと疲れたな……





「かんぱ~い」


全員で乾杯をする


といっても俺のはお猪口の酒ではなくてグラスのオレンジジュースだが


はやりさんたちの部屋に行くと全員浴衣に着替えていた


こうしてみると一気に温泉に来たという実感が湧いてくるから不思議なものだ


「それにしても豪華だね☆」


「ええ、そうですね」


山の中の旅館ということを存分にいかしていた


きのこの入った炊き込みご飯


イワナかヤマメの塩焼き


茶碗蒸しなどなどなど


天婦羅のつゆには大根おろしではなくもみじおろしがついているこだわりようだ


「ふふ、おいしいね」


「ええ」


「美味!」


「こんなにおいしいのははじめてだニャ」


「デリシャスですね」


おいしいごはんにおいしいお酒


ほろ酔い加減で朱の差した頬はやけに色っぽい


ゆかたも合わさりその魅力は言いようがない





「今日は疲れたからおやすみなさい☆」


「ええ、おやすみなさい」


さすがにこんなに移動したら疲れた


一刻も早く風呂に入って眠りたい


そう思い部屋に戻ってみるとすでに布団が敷いてあった


「一緒に寝るかい?」


いたずらっぽくいう


「……いいえ」


「残念」


からかっているのかわからないな……


「さて、さっさと風呂に入って寝ようかねい」


「賛成!」


「ええ、どうぞ」


「京太郎もさっさと行くぞ」


「混浴!」


「………………え?」


聞き間違い……だよな……?


それを否定するように二人は俺の両手を引っ張るのだった……



続く





次回予告



「ふふ、こんなに大きくしてるなんてねい」


「巨根!」


そう言いながら理沙さんが俺の上で腰を振る


締め付ける力がさらに強くなる


「ちょ、ちょっと!?」


「やかましいねい!」


怒ったように咏さんが俺の顔にのしかかる


毛の一本も生えていないそこは愛液でとんでもないことになる


「童貞のくせになかなかだねい」


「絶倫!」


そういって満足げに俺の出したものを垂らしている


「あんなに出したのにまだまだ元気だねい」


「おしおき!」


……大丈夫だろうか



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!






以上です

次回は混浴編です

お風呂シーンなんてほとんど書いたことないので自身ナイナー



次回もなるべく早いうちに

おつきあいいただきありがとうございました


おやすみなさい





こんばんは

今夜もちょこちょこ進めていきます

性的な描写を含みますので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

この注意を書くのも久しぶりですね!



でははじめますよーぅ




「ほら、さっさと脱げよ」


「脱衣!」


「え、ええ……」


広々と作られた更衣室も3人で入れば流石に狭い


ためらいなく浴衣を脱いでいく二人とは逆に俺はどうしても脱ぐ勇気が出せない


童貞の俺にはこんなシチュエーションで服を脱ぐのはかなりハードルが高い


「あの……お二人とも酔ってます……?」


二人の方を向かないように問いかける


一糸纏わぬだろう二人を直視なんてできようがない


「よってねーし」


「しらふ!」


「そ、そうですか……」


間延びしたような喋り方はとても信用ならない


「先にトイレにいってくるのでお先に入っててもらえますか?」


「いいけど……こなかったらわかってるよな?」


「折檻!」


「わ、わかりました……」


脱衣所から一旦出て行く


少しは時間が稼げるよな……





……ふぅ


脱衣所に戻ってみると薄い磨りガラスの向こうから二人の声が聞こえる


どうやら俺も腹をくくるしかなさそうだ


脱いだ浴衣を入れるかごに目をやると二人の脱いだ服が置いてある


扉の向こうの二人は何も身につけていない


つまり先ほどまで身につけていたものがあるのだ


当然浴衣だけではなく下着もあるわけで……


かたややけに布の少ない黒い下着


かたやシンプルな淡い水色の下着


二人がこちらに気づかないことを願いつつ手にとってみる


やっぱりあたたかいな……


先ほどお腹はいっぱいになったがこんなオカズがあれば……


「おーい、まだかい?」


「た、ただいま!」


突然の咏さんの声にはっと我に帰る


道を踏み外さなくてよかったな……


手早く浴衣を脱いでタオルで股間を覆い風呂場へと向かったのだった





「おお」


あまりにも本格的な露天風呂に思わず声が出てしまう


「そんなところに突っ立ってないでさっさと入れよ」


「え、ええ……」


手桶で体に掛け湯をして準備万端だ


足をつけてみるとちょっと熱いぐらいだが気持ちいい


「ちょい待ち」


「はい?」


「タオル!」


「す、すいません……」


たしかに湯船にタオルをつけるのはマナー違反だよな


俺のリー棒が見えないように必死で手で隠しながら入っていく


「どうだい?」


「ええ、すっごく気持ちいいです」


「秘湯!」


お湯のせいかお酒のせいか二人の顔はほんのり赤い


その顔とは対照的な真っ白な肌が水面に浮かんでいる


流れがあるせいではっきり見えないのがかえってエロいな……





「やっぱり温泉はいいねい」


「ええ、そうですね」


「命の洗濯!」


「まったくです」


二人と向かい合うように座る


いくら露天風呂とはいえそこまで広いわけでもない


とはいっても3人揃って足を伸ばしてもいいから十分ではあるが不十分だ


おかげで先ほどから目のやり場に困って仕方ない


「さて、そろそろ体を洗おうかねい」


そういって咏さんがおもむろに立ち上がる


「う、咏さん!?」


文字通り一糸纏わぬ姿はかなりくる


「お、もしかしてお姉さんの裸に欲情しちゃったのかい?」


「……いいえ」


凹凸に乏しいとはいえ白と淡いピンクのコントラストに惹かれてしまうのは事実だ


「じゃあせっかくだから体を洗ってもらおうかねい」


そういって悪魔のような微笑みを俺に向ける


「……はい」


戸惑っている理沙さんを尻目に俺はそう答えるしかできなかった


開けっぴろげな咏さんとは対照的に股間にしっかりタオルを巻いたのは俺のせめてもの抵抗だ





「じゃあ髪の毛から頼もうかねい」


「ええ、わかりました」


椅子に座って俺に頼む咏さん


咲の髪の毛ならよく洗ってやるけどそれ以外の人はあんまり経験ないな……


ましてや咏さんは咲とは違い髪の毛も長いしな


「えと……失礼しますね」


「ああ」


両手にたっぷり泡立てたシャンプーを咏さんの長い髪の毛に沿わせていく


女性の髪の毛は絹のようだと評されることもあるがたしかに納得だ


「で?お姉さんの髪の毛はどうかねい?」


「……いいです」


「ま、自慢の髪の毛だから大切に扱ってくれよ?」


「わ、わかりました……」


俄然プレッシャーがかかるな……





「シャワーで流すので目を閉じててくれますか?」


「あいよ」


咏さんが目を閉じたのを鏡ごしに確認する


その下にある慎ましやかなふくらみとさくらんぼ、さらにその下の割れ目が目に入らないように必死だ


ゆっくりとシャワーを流していくと髪の毛を泡混じりの水が伝っていく


その豊かな水流は背中をそしてその下の慎ましい割れ目へと伝っていく


次第に泡がなくなったおかげではっきりと全容が明らかになる


……エロいな


「もういいかい?」


「え、ええ!」


「ついでに背中もお願いできるかい?」


「かしこまりました」


「せっかくだから素肌を傷つけないよに手で頼むよ」


「……え?」


また俺のときが止まった





すいません

眠気が限界なのでここまでにさせてください

おやすみなさい




こんばんは

今夜もゆっくり始めていきます

理想としては混浴編は終わらせたいですね


性的な描写を含みますので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください





「失礼しますね」


「おう」


両手に石鹸を泡立てながら緊張をほぐそうとしたがダメだった


現に今でも自分でもわかるくらい手が震えている


咲に借りた本にあったが人の体を洗うのを生業にしている三助という人がいるらしい


もしそれをこなしているとしたら相当な精神力だろう


まずは……


咏さんの真っ白な背中を両手で撫でていく


「お、いいねい」


「ありがとうございます」


「その調子で頼むよ」


「はい」


咏さんの背中を流すのを理沙さんもつぶさに観察している


ただでさえ緊張しているのにそれに拍車がかかる


「お尻とかも洗ってみたいかい?」


「え”!?」


「なーんてね」


心臓に悪いですよ……






「はい、終わりましたよ」


「おう、ありがとうな」


そういって振り向いてにっこりと笑う


「お、もしかしてお姉さんに惚れちゃったかい?」


「……いいえ」


どきりとしたのは事実だがな


「ま、そういうことにしておこうかねい」


「はい……」


「で、理沙さんはどうする?」


「「え?」」


二人の声が重なる


「せっかくならお願いしたらどうだい?」


「う、うん……」


迷ってるみたいだ


俺としては洗ってあげたくもあるし断りたくもある


「お願い……します!」


「はい」


顔を真っ赤にしながらお願いされたら誰だって断れないじゃないか……






「で、洗うのはいいけどそのままじゃ洗えないんじゃね?」


「う、うん……」


真っ赤な顔で頷く


さすがに一糸纏わぬ姿を晒すのはかなり恥ずかしいだろう


羞恥心というのは大事だし普通は持っている


……そうだよな?


「……なんだよ」


「な、なんでもないです!」


「ふーん……」


まとわりつくような咏さんの視線が痛い


「で、どうするの、理沙さん?」


「わ、わかった!」


「……え?」


「あ、あまり見ないで……」


細い腕で胸と股間を隠す


はっきりと見えないのがかえってエロさを増している


というかスタイルいいな……





「お、お願いします……」


「わ、わかりました」


隣の椅子に移動した咏さんと入れ替わるように椅子に座る


声が震えているのがかわいらしい


「で?理沙さんの裸の感想はどうよ?」


ケラケラと笑いながら咏さんが問いかける


理沙さんも不安げに俺を見上げる


「えと……すっげぇきれいです」


「あ、ありがとう……」


「い、いえ……」


真っ赤な顔の理沙さん


多分俺も同じだろう


「えっちぃとか言えよ、つまんねーの」


ご不満の様子だ





「失礼しますね……?」


「う、うん……」


石鹸を泡立てた両手で理沙さんの豊かな髪の中を滑らせていく


同じ髪の毛のはずなのに咏さんとはまた違ったさわり心地なのはビックリだ


長い髪のせいで見えなかったうなじが覗くがまた艶かしい


「えっちぃ顔してるぞ?」


「ふぇ!?」


「ち、違!」


「ふーん……」


ニヤニヤしながら俺を見ている


まったく隠そうとしないせいで慎ましい丘も割れ目も丸見えだ


そのせいで面と向かって否定できない


理沙さんはといえば不安そうに振り向いている


罪悪感に押しつぶされそうだ





「な、流しますね?」


「う、うん」



そういって目を閉じている


それでも両手はしっかりガードしている


無言の俺たちをニヤニヤしながら咏さんが眺めている


そんな状況を打破できるほど俺のトークスキルは高くない


理沙さんも同じらしい


長い髪の毛を濡らしたシャワーは白い背中を伝ってかわいらしいお尻へと流れていく


しっとりと張り付く長い黒髪が妙に色っぽい


美術の教科書で見た見返り美人図がわかる気がする


美人さでは明らかに理沙さんに軍配があがるが


「お、終わりましたよ」


「あ、ありがとう」


「じゃ、今度は背中を洗ってもらおうか、もちろん素手でね」


そういってあっけらかんと笑っている


どう見ても悪魔の笑顔だ


「お、おねがいします……」


「わ、わかりました……」


振り返ってお願いする理沙さんはまさしく俺だけの見返り美人図だった





「お背中失礼します……」


「お、お願いします……」


石鹸をたっぷり泡立てた両手で背中を撫でていく


「ひゃう!?」


「だ、大丈夫ですか!?」


「び、ビックリしただけ」


「す、すいません!」


「……続けて」


「わ、わかりました」


理沙さんのあげたかわいらしい悲鳴に思わず手を止めてしまった


……こんなかわいい声が出るんだなぁ


「理沙さん、バンザイしたほうが洗いやすいよ?」


「わ、わかった……」


理沙さんが咏さんの言われた通り両手をあげる


「お、きれいな体してるじゃん、な、京太郎?」


「……はい」


「ふぇ!?」


ようやく咏さんに騙されたことを悟ったらしい理沙さんが慌てて先ほどのように隠す


とはいえ短時間とはいえしっかりとしたふくらみの乳房とその先端のサーモンピンクの乳首


さらにしっかりと生えそろった陰毛に覆われた秘部までばっちり見えてしまった


「……見た?」


「すいません……」


真っ赤な顔に涙を浮かべて尋ねる理沙さんに俺はただただ謝るしかできなかった……





「お、終わりましたよ」


「あ、ありがとう!」


ようやく洗い終えたが針の筵だ


そんな俺を見てかはわからないが咏さんは楽しそうに笑っている


とはいえ無事に洗い終えたわけだから一安心だ


あとはさっさと出るか……


「じゃ、今度は洗ってやるから座れよ」


「……え?」


「……いや?」


「お、お願いします……」


自他共に認める流されやすい俺には断れるわけがなかった


「言っとくけど私らに洗ってもらえるなんて相当なことなんだからな?」


「ええ、お二人に背中を流してもらえるなんて光栄です」


振り向いて感謝をすると二人とも照れ臭いのかはにかんだような笑みを浮かべている


かわいい





「じゃあ私は髪の毛を洗おうかねい」


「背中!」


どうやら二人がそれぞれ洗ってくれるらしい


咲以外の人に背中を流してもらうのなんて新鮮だ


二人がそれぞれの両手を泡立てて髪の毛と背中を洗い始める


柔らかい4つの手のひらが背中と髪の毛を這い回るのはかなりくすぐったい


「私らの洗い方はどうよ?」


「気持ちいいです」


「当然!」


そう


洗い方に問題はないのだ


だけどそれとは別にとんでもない問題がある


……隠れていないので前髪だったのだ


二人の裸体は童貞の俺には凄まじい刺激だ


「お、すっきりさせなきゃいけない場所がまだあるみたいだねい」


「……巨根」


シャワーで流し終えた俺の不自然に盛り上がったタオルを二人は目ざとく見つけたのだった






「ほら、さっさと取れよ」


「ずるい!」


いくら腕力の差があるとはいえ二人がかりに勝てるわけもない


ましてや相手が女性ならなおさらだ


ささやかな抵抗に巻いた俺のタオルはあっという間に剥ぎ取られてしまう


「おお……」


「すごい……」


俺のモノを見た二人はまじまじと視線を送っている


かなり恥ずかしい


「夏に見たときより大きくね……?」


そういいながら小さな手を這わせる


プールでの出来事を思い出して思わず跳ねてしまう


「きゃ!?」


理沙さんがかわいらしい悲鳴をあげる


「き、気持ちいいのかい?」


挑発的な台詞だが声が震えている


「は、はい……」


「り、理沙さんも……」


「う、うん……」


そういってたどたどしい手つきで撫でる


昨日早く寝たせいで溜まっていたせいでかなりやばい


「や、やめませんか……?」


おそるおそる二人を見ると俺に貸す耳はないようでただ俺のモノを弄んでいた


暴発したのは言うまでもない……





「さすがに早すぎじゃね?」


「……すいません」


暴発したことの羞恥心から穴があったら入りたい


「ベトベト……」


理沙さんが両手を伝う精液を見ていう


そんな姿を見られるのははじめてではないとはいえかなり恥ずかしい


「ま、まあ味は濃いから許してやるよ!」


「び、美味!」


口に含んだ二人は明らかにおいしいという表情ではない


そんなモノを飲ませてしまったことに罪悪感と羞恥心が湧き上がってくる


しかしそんな二人を見て興奮してしまうのも事実らしく俺のモノはまた大きく屹立している


「たく……一回じゃ我慢できないなんてな」


「絶倫!」


「すいません……」


「ま、今度は口でしてやろうかねい」


「初体験!」


言うが早いか仰向けにされてしまう


俺の方にお尻を向けて二人が俺のモノへと口を近づけていった……





普段は手でしごいているそこを二人の舌が這い回るというのはかなり気持ちいい


「お、気持ちよさそうだねい」


「は、はい……」


「じゃあ」


理沙さんが俺のモノを口の奥まで咥え込む


先端の敏感な割れ目を擦られるとかなり気持ちいい


「じゃあ、こっちも……」


咏さんが俺の袋の方に吸い付く


くぐもった卑猥な水音が3人だけの空間に響き渡る


先ほど一回射精していなかったらあっという間に果ててしまっただろう


ただやられっぱなしというのは悔しい


目の前には二人の最もデリケートな部分があるのだ


花びらが覗いている咏さん


黒い茂みに覆われつつもぴったりと閉じた理沙さん


女性同士でもそこには格差があるらしい


その割れ目を人差し指でこすると二人が甲高い喘ぎ声をあげる


俺の精一杯の抵抗が二人に余計に火をつけたらしい


責めが苛烈になり卑猥な水音はさらに大きくなる


俺も負けないように二人の股間を指で責める


「お……れ……!」


限界を迎えたのを悟ったのか二人が口を離す


俺の射精に合わせるかのように二人の股間からの噴水が俺の顔を襲いぐったりと倒れこんだ


しばらく三人とも起き上がれないのだった……






「たく……出し過ぎだろう……」


呆れたように咏さんがいう


「すいません……」


ただ謝るしかない


「……えっち」


今更自分の格好に気づいたのか理沙さんが慌てて体を隠す


「まさかあんな風におもらしするなんてねえ」


「……知らない!」


先ほどのことを必死に否定している


「あ、あの……とりあえず温泉に入りませんか?」


「そうだねい」


「同感」


シャワーでお互いに洗い流し入る


「あの……これは……?」


「気持ちいいだろ?」


「当然!」


「は、はあ……」


二人が俺に抱きついている


両手に花なんてもちろん嬉しい


……もっと大きければ言うことなしだったんだけどなぁ





「さて、そろそろあがろうかねい」


「のぼせる!」


「ええ、そうですね」


とりとめもない話をしながら体を十分に温めた


当然脱衣所に行くわけだが……


「あの……下着は……?」


「邪魔!」


「この方がえっちぃしな」


「そ、そうですか……」


二人はそのまま浴衣を羽織る


はだけるだけで色々と見えてしまって危ない


「さて、せっかくだし一緒に寝ようかねい」


「同衾!」


「……え!?」


いうがはやいか二人が俺に抱きついて静かな寝息を立てている


ボリューム不足とはいえいろいろと当たるのはやばい


俺、明日起きられるかな……


疲労というのは正直らしくあっという間に俺を眠りへと誘うのだった……






「……ぅん?」


襖の隙間から差し込む朝陽に目を覚ます


隣の二人は浴衣がはだけているせいでいろいろと見えている


俺の股間は生理現象だからしかたないよな!


すばらしいオカズがあるとはいえさすがに朝ごはん前にはまずい


二人に見られるのも気まずいしな


悶々としていると大浴場の存在を思い出す


部屋で確認してみると今は朝風呂を利用できるらしい


試しに行ってみると『空き』とあるのでせっかくなら入っていこう


いろいろと目の毒だしな……


脱衣所に入ると誰もいないらしく妙にテンションが上がってきた


浴衣をあっという間に脱いで全裸になると飛び込むように温泉に入った


昨日はよくわからなかったがかなり気持ちいいな


和んでいると脱衣所に誰かいるらしい


他の旅行客だろう


「いい湯だな♪」


そのお客さんは鼻歌交じりに扉を開ける


「健夜さん……?」


「きょ、京太郎くん!?」


現れたのはあられもない姿を晒したグランドマスターだった……




続く






次回予告



「ふふ、私のテクニックはどうかな?」


「す、すっげぇ気持ちいいです!」


「麻雀だけでなくこっちも一流だからね」


そういってゆったりと腰を動かす


しかし俺のものを適切に締め上げる


「す、健夜さん、俺もう……!」


「もう……これで3回目だよ?」


「す、すいません……」


「まだおちんちん大きくしてるんだ……」


「健夜さんが気持ちいいから……」


「しかたないなぁ……久しぶりに本気を出しちゃおうかな♪」


その笑みはまさに女豹と呼ぶにふさわしいものだった……




という展開ではありませんが次回更新もお楽しみに!





以上です

二人との好感度ならこんな感じですかねー

何度書いても慣れないです



次回は経験豊富()なアラフォーをお楽しみください

需要がなさそうならキンクリします

というかすこやんのエロシーンがイマイチ想像できない……



今夜の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

おやすみなさい






こんにちは

昼寝をしてたらこんな時間になってました



ちょっとした相談です

王様ゲームのお題をください

今考えてるのは

・膝に乗せて耳元で愛を囁く

・ハグ

・逆立ち

などです


明確な基準は設けませんが、基本的に公序良俗に反するような行為はNGだと思ってください

ただ、お酒の席なので軽いセクハラなら……

みなさんの良心におまかせします



今夜の更新はちょっと未定です

できればしたいとは思いますが

失礼します




こんにちは

たくさんのご意見ありがとうございました

可能な限り採用していこうと思います


どうでもいいですが授乳っていいですよね!

おもちキャラならでも面白いですしまないたでもそれはそれで面白いという……


誰が誰にするかというのはまだ決めていませんが、ご意見をいただくとなるべく採用していく所存です

安価スレではないのでそのあたりの融通はかなりきかせられると思いますので


さて、すこやんの続きを始めます

性的な描写を含みますので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ





「あの……とりあえず入ったらどうですか……?」


「う、うん、そうするね……」


慌ててバスタオルで体の前面を覆う


しかしバッチリと見えてしまっていた


思ったよりボリュームのある乳房


程よく肉付きはありつつもしっかりくびれている腰回り


しっかりと陰部を覆う黒々とした陰毛


それらは官能的で朝起きぬけの俺にはかなり刺激的だ


「お邪魔します……」


「ど、どうぞ……」


掛け湯をして入って来る


大浴場とはいえ家族風呂の側面もあるらしく必然的に近くになってしまう


部屋に備え付けの浴場とは違い濁りのないせいでばっちり見えてしまう


むしろ水面が揺れるせいでより扇情的ですらある







「あの……どうして健夜さんはここに……?」


「浴場の入り口が使用中になってなかったから……」


おずおずと答える


「え?あれって自分で変えるんですか?」


「うん、そうだよ」


「そ、そうでしたか……」


俺のミスだったらしい


はじめてだったからわからなかったな……


「は、はじめてだからわからなくてもしかたないよ!」


「はい……」


俺の落胆を察したのか健夜さんがフォローを入れてくれる


やっぱり優しいな


「あ、あのね……?」


「はい?」


「ジロジロ見られるのはあんまり好きじゃないな……」


「……すいません」


対面に全裸の健夜さんが入浴していたら見たくなるだろ?


むしろ見ないほうが失礼だと思わないか?


……そういえたらどれだけ気楽だろうか






「そろそろ体を洗おうかな」


「じゃあ俺も……」


同時に立ち上がる


そのせいでお互いの一糸纏わぬ姿を目にしてしまう


「す、すいません……」


「き、気にしなくていいよ……?」


そうは言いつつも顔は真っ赤だ


「ですが……」


「お、男の人の裸は見慣れてるから!」


「そ、そうですか……」


たしかに健夜さんってもてそうだもんなぁ


「と、とりあえず洗おうか?」


「そ、そうですね!」


あわててタオルでお互いの体を覆う


洗う場所は一箇所しかない


「じゃあ健夜さんから……」


「ねえ」


「はい?」


「……背中を流してほしいな」


「……わかりました」


上目遣いでお願いされたら断れるわけないじゃないか






「じゃあ……髪の毛からお願いしてもいいかな……?」


「ええ、わかりました」


健夜さんは俺に背を向けて椅子にちょこんと腰掛けている


体の前面はタオルで覆われているが背中側はあらわになっている


日焼けとは無縁だろう背中は雪のように白い


その背中の下には柔らかそうなお尻の割れ目が覗いている


思わず生唾を飲み込んでしまった


しかしいつまでもそうしているわけにもいかない


健夜さんも怪訝そうな顔をしているしな


両手にシャンプーをたっぷり泡立てる


「失礼します」


「う、うん……」


健夜さんの豊かな黒髪を両手でかき分けていく


柔らかい髪質は絹のようだとたとえられるのも納得だ


長い黒髪なのに一切指がからまることなくゆっくりとしかり滑らかに俺の指を受け入れるのだった





「健夜さんって何か特別な手入れってしてます?」


「どうしてそんなことを聞くの?」


「いえ、あまりに触り心地がよかったので……」


「うーん……お母さんが買ってくれたシャンプーを使ってるぐらいかなぁ」


「そ、そうですか……」


あんまりこだわらない人なのかな?


女性はシャンプーにかなりこだわるイメージがあったから意外だ


「シャンプーを流すので目を閉じててくださいね?」


「はーい」


そういってゆっくりと目を閉じている


いたずらしてもばれないだろうがあいにくそんな度胸はない


ゆっくりした水流が健夜さんの髪の毛に濡れ羽烏の輝きを与える


お尻のあたりに溜まった泡もきれいに流れた頃には長い黒髪はしっとりと白い背中に張り付いていた


……エロいな





「もう目を開けてもいいかな?」


「え、ええ、大丈夫です!」


突然の健夜さんの声に我に返る


健夜さんの姿に見とれてしまっていたのだ


……もうちょっと独占していたかったと思うのは贅沢だろうか


「そのまま背中もお願いしてもいいかな?」


首だけをこちらに向けていう


「ええ、わかりました」


もちろん大丈夫だ


むしろこちらからお願いしたいくらいだ


「じゃあお願いするね」


「ええ、おまかせあれ」


そういってからあることに気づいた


「タオルはどうしましょう……」


「……あ」


健夜さんも気づいたらしい


お互いに持ってきたタオルは自分の体を覆っているのだ


ということは……


「……いいよ?」


「……え?」


「素手で洗ってもいいよ……?」


「わ、わかりました……」


このきれいな肌に触れたいという欲望に従ってもいいじゃないか……





両手にたっぷり石鹸を泡立てる


「す、すごい真剣な顔だね……」


鏡ごしに俺の顔を見たのだろう健夜さんがつぶやく


精神統一のためでもあるしな


「お背中失礼しますね」


「お願いします……」


両手で健夜さんの背中を撫でる


「きゃう!?」


「だ、大丈夫ですか!?」


健夜さんのあげたかわいらしい悲鳴に思わず緊張の糸が切れてしまう


「は、はじめてだからびっくりしただけ……」


「え?」


「な、なんでもないよ!?」


「そうですか?」


「いいから続けて!」


「わ、わかりました……」


健夜さんがそういうのならいいんだろうな





健夜さんの言葉に従い背中を撫でる


声を出すのはなんとか堪えたが体がピクリと震えている


先ほど髪の毛を洗った時に水を吸ったタオルは健夜さんの体にぴったりとはりついている


おかげで体のラインはくっきりと明らかになっている


意外にボリュームのある乳房の先端の突起まで明らかになっているのだ


必死に声を押し殺そうとしているせいでかえって扇情的だ


甘い吐息はかなりくるものがあるな……


必死にタオルを押さえているせいでうっすらと見える脇にはほんのりと毛が見える


それが否が応でも大人ということを俺に意識させるせいで色気がやばい


「お、終わりましたよ……?」


「あ、ありがとう……」


ゆっくりと背中を流すとまた真っ白な背中があらわになる


とにもかくにもかなり疲れたな……


「じゃあ今度は私が洗ってあげるね?」


「……え?」


「いいから座った座った」


「は、はぁ……」


健夜さんの言葉よりも突然あらわになった真っ白なお尻の方に夢中になったのは内緒だ





「じゃあ洗っていくね?」


「ええ、お願いします」


誰かに髪の毛を洗ってもらうのは不思議な感じだ


たしかに髪を切りに行くと最後に洗ってはもらうけどさ


そんなことを考えていると健夜さんの細い指が俺の髪の毛をかきわけている


ちなみにタオルで全身を覆っている


べ、別に残念じゃないからな!


「かゆいところはございませんかー?」


「ええ、大丈夫です」


麻雀のおかげで指先が器用だからかどうかはわからないがたしかに気持ちいい


普段床屋で切ってもらうおじさんも気持ちいいけどこれはこれでいい


やっぱり美人やかわいい子の方がいいもんな


健夜さんの場合言わずもがなだ


「じゃあ流すから目を閉じててね?」


「はい」


そういってゆっくりと水流が体を伝っていくのがわかる


気持ちいいなぁ


「はい、目を開けてもいいよ」


「ありがとうございます」


「じゃあ次は背中だけど……」


「ええ」


「おっぱいで洗ってあげようか?」


「え!?」


「……えっち」


「すいません……」


男なら誰だって女の子に胸で洗ってもらうのはロマンに決まってるじゃないか……




「じゃあ洗っていくね?」


「ええ、お願いします」


結局手で洗うことになった


別に残念じゃねーし!


……はぁ


健夜さんの小さな手が俺の背中を撫でる


小さな手には俺の背中は広いらしい


「京太郎くんってなにかスポーツしてたのかな?」


「ええ、中学時代はハンドボールをしてましたけど……どうかしました?」


「……いや、筋肉質でいいなぁって」


そういって俺の背中を撫でる


その手つきが妙に色っぽい


タオルの下の俺のモノがばれないように必死で押さえ込む


「ちょ、ちょっと健夜さん!?」


突如健夜さんが背中に抱きついてくる


「ご、ごめん!抱きついてみたかったから……」


そういってあわてて離れる


「ご、ごめんね……?」


「い、いえ……」


タオル越しの柔らかい二つの膨らみが名残惜しかったのは内緒だ






「ねえ、京太郎くん」


「はい?」


「……おっぱい触ってもいい?」


「は!?」


「む、胸板撫でてもいいかな!?」


「あ、ああ、そういうわけですか……」


「だ、ダメ……?」


不安そうに尋ねてくる


そんな顔をされると少し意地悪したくなる


「健夜さんも触らせてくれるんだったらいいですよ?」


ほんの冗談のつもりだ


「……いいよ」


「す、健夜さん……?」


胸元を覆うバスタオルを下にずり下げる


ポロリという擬音がぴったりな胸のまろびでかただ


「こ、これでいいよね……?」


「……はい」


そこまでされたら俺も断れないな……






「じゃ、じゃあ触るね……?」


お互いに椅子に座り向き合っている


さすがに恥ずかしいのかタオルはお互いに股間を覆っている


それでも胸を晒している恥ずかしさはお互いに比べ物にならないだろう


「すごい……」


健夜さんがうっとりとつぶやく


先ほど俺の背中を撫でていた柔らかい手が俺の胸板を撫でている


正直かなり恥ずかしいしくすぐったい


「俺も失礼しますね……?」


「う、うん……」


胸板を撫でられている恥ずかしさを必死にごまかすように健夜さんの豊かな胸に手を伸ばす


「……ぅん」


くぐもった声があがる


「だ、大丈夫ですか……?」


「い、いつも揉まれ慣れてるから平気……」


「そ、そうですか……」


だったら少しくらい強くしてもいいよな?





健夜さんのサーモンピンクの乳首を強くつまむ


「ひゃう!?」


健夜さんが先ほどとは比べ物にならないくらいかわいらしい悲鳴をあげる


「な、なにするの……?」


「いえ、揉まれ慣れてるそうなので少し強くしてもいいかなと……」


「そ、そう……」


「もしかしてはじめてでした?」


「そ、そんなわけないでしょ!むしろもっと強くされてもいいくらいだよ!」


「わかりました」


俺の心の中で悪魔が囁く


たまには悪魔に耳を委ねるのもいいだろう


親指と中指で乳首をつまみ人差し指で押し込む


今日一番の喘ぎ声が二人きりの浴場に響いたのだった





「どうかしました?」


「あの……その……」


健夜さんが何か言おうとするのを妨げるように人差し指で押し込む


それにあわせてまた甘い声が漏れる


……エロいな


徐々に硬くなってくる乳首に反比例するように健夜さんの目がとろけてくる


もはや俺の胸板を撫でるという目的は完全に忘れられたのか両手は完全に垂れ下がっている


口はだらりと半開きになりよだれが唇の濡らしている


その表情にますます俺の劣情は高まり健夜さんの乳首を責め立てる


そのたびにあがる甘い表情にますます行為は加速していく


「そ、そんなにされたら私……」


健夜さんが必死に声を振り絞る


「……え?」


「み、見ないで……」


完全にとろけきった目と同じく完全に緊張の糸が切れたのかタオルで覆われた股間からは小さな泉が作られていたのだった……






熱狂の渦に巻き込まれたり野球を見たりしたいので一旦ここまでにします

経験豊富()なすこやんの逆襲はどうしましょうかねー



失礼します




こんばんは

少しだけですが進めます

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





「健夜さん、それって……」


「知らないもん……」


そういって目をそらす姿はおねしょを必死に隠そうとする子供みたいだ


子供というにはふさわしくない膨らみがしっかりとあるんだけどな


「えと……洗うので一旦タオルを取ってもらってもいいですか?」


「うん……」


そういってタオルを取り払う


陰部をしっかりと覆う陰毛は先ほどのせいですっかり濡れそぼっている


浴場に入ってきた時や浴槽にいたときと同じ姿のはずなのに印象はかなり違う


それは卑猥な雫を滴らせる秘裂が見えているのも無関係ではないだろう


そしてそれこそが子供とは最も程遠い大人の証でもあるだろう


「失礼します」


シャワーを雫の水源へとやさしく当てる


そろそろだと思いシャワーを止めてもそこからの雫は止まらないのだった……





「不公平だよ!」


滴る雫の水音しかなかった浴場に健夜さんの声が響く


「え?」


「京太郎くんのも見せて!」


「あの……話が見えないんですが……」


健夜さんの話は要領をえていない


「私だけおしっこしてる姿を見られるなんて不公平だよ!」


「……え?」


顔を真っ赤にしながらも言い切るのは開き直ったからなのかもしれない


「だから京太郎くんのおしっこするところも見せて!」


「お、落ち着いてください」


必死に落ち着かせようとする


しかしその努力は徒労に終わりあっという間にタオルを剥ぎ取られてしまう


「こ、これが……おちんちん……」


健夜さんのあられもない姿のせいで大きく屹立した俺のモノを見て健夜さんは絶句してしまったのだった……





「とにかく京太郎くんがおしっこしてるのも見せて!」


「いや、その……」


開き直ったのだろうか口調は強い


しかし目を背けてなるべく見ないようにしているのはまだ恥ずかしいからだろう


「むう……」


「そんな顔してもダメですって……」


だいぶ俺も落ち着いてきた


このままなだめすかすことができれば大丈夫だろう


健夜さんの希望には添えないが出したいというのは事実だ


希望のものは出せないけどな


「だったら……」


「す、健夜さん!?」


「おちんちんを刺激すれば出るんでしょ?」


間違ってはないが間違っている


健夜さんの手は柔らかく普段の自分の手とは比べ物にならない


健夜さんは健夜さんで自らの手の中でうごめく俺のモノに戸惑っているらしい


その姿にますます劣情は催されるのだった





しかし掴まれているだけでは寂しい


さすがにそれだけで達することはできない


「あの……健夜さん……」


「な、なに……?」


突然のことに驚いているらしい


「男には魔法が使えるって知ってますか?」


「え……そ、そうなの!?」


「ええ、具体的には白いおしっこ出せるんです」


「本当に!?」


想像以上に食いついてきている


「ええ、普段は女の人には絶対に見せませんが」


少なくとも俺にそんな性癖はない


「そうなんだあ」


「女の人の協力があればお見せできるんですが……」


「うん、私なんでもするから言って!」


ん?





「ほ、本当にこんな格好をしなきゃいけないの……?」


「ええ」


健夜さんが俺に震える声で尋ねる


今健夜さんは寝そべった俺にお尻を向けて仰向けになっている


おかげでお互いの目の前にお互いの股間が来ている状態だ


「こ、こんな格好恒子ちゃんに借りた漫画でしか見たことないよ……」


なんて本を貸してるんだよ……


あくまで健夜さんに見せるためであって俺の欲望ではない


これを勘違いしてはダメだな


「むう……なにをすればいいの……?」


「まず俺のモノをやさしく掴んでください」


「こ、こう……?」


「ええ、あとは擦ったり先っぽを咥えたり舐めたりすると魔力が溜まって白いおしっこを出せます」


「わ、わかったよ……」


怪訝そうな声ではあるが一応納得はしてくれたらしい


かなりぎこちない手つきではあるがゆっくりと左手を動かし始めたのだった






「どう、魔力は溜まってるかな?」


俺のモノを手で扱きながら尋ねる


その手つきはぎこちないうえに遅いせいで正直全くと言っていいほど気持ち良くない


「いえ、あんまり……」


「そっか……」


その声は明らかに落胆している


「もっと効率的な方法を教えましょうか?」


「うん!」


「では俺のモノを咥えてください」


「お、おちんちんを!?」


「さっき健夜さんがきれいにしてくれたじゃないですか」


「そ、それはそうだけど……」


「ではやっぱりなしということで……」


「わ、わかった!」


そういっていっきに俺のモノを咥え込む


喉の奥までいっきに咥えこんでしまったようでえづいている


「ゆっくりでいいですよ?」


「わ、わかった……」





手で扱いていたのを口で扱くのに変えただけでかなり気持ち良さは違う


首を動かすたびにこすりつけられる硬くなった乳首もあいまって快感がすさまじい


なんとか気を紛らわそうとすると健夜さんの股間が俺の目の前にある


卑劣の両サイドまでびっしりと覆う陰毛は濡れそぼってテラテラと光っている


溢れ出る愛液で俺の胸板に泉を作っているほどだ


「せっかくなのでさらに魔力を溜められるように裏技を使いますね」


俺の言ったことが聞こえたのか聞こえないかわからないが反応はない


それほど俺のモノを舐めるのに夢中になっているのだろう


俺もお返しとばかりにその卑猥な雫の水源に舌を這わせる


「うん!?」


くぐもった声とともに俺のモノへの締め付けが強くなる


「この方が早く魔力が溜まるんですよ」


「ほうなの?」


「ええ」


納得したからか健夜さんが俺のモノに舌を這わせ始める


はじめてとは思えないほど的確に俺のモノを責め立てる


俺も負けじと舐めるとさらに刺激が強くなる


「健夜さん、そろそろ出ます!」


それに気づいてか健夜さんが口を離す


俺のモノが盛大に健夜さんの顔にぶちまけるのと同じく健夜さんのモノが俺の顔を襲ったのだった……






「これが白いおしっこ……」


体を起こして俺に向き合うようにお腹に座った健夜さんが自分の髪の毛に残ったモノを指で掬う


「あんまりおいしくないね……」


どうやらお口には合わなかったらしい


「それにしても男の子は本当に白いおしっこを出せるんだね」


「ええ、健夜さんと一緒です」


「わ、忘れて!」


今更になって恥ずかしくなったらしい


「でも健夜さんのおしっこで俺の顔はビショビショですよ」


「きょ、京太郎くんが私のお股を舐めたのが悪いんだもん!」


そういって顔を背けてしまう


「あの……そろそろお風呂に戻りません?」


「う、うん……そうだね……」


9月の朝は濡れたまま裸でいるには肌寒いのだ





「まさか朝からあんな恥ずかしいことになるなんて……」


「あ、あはは……」


俺たちは湯船で温まったので一緒に出た


もちろん脱衣室は一つしかないので着替えも一緒だ


「健夜さんってえっちなパンツを穿くんですね」


「こ、これは恒子ちゃんが……」


「そ、そうですか……」


背中合わせのせいでボリュームのあるお尻がほとんど見えているのだ


先ほどとは違ったエロさがある


「と、とにかくまた後でね!」


「ええ、わかりました」


次に会うのは朝ごはんのときだな


一旦部屋に戻って……


その前にトイレにいってこなくちゃな……




続く






ということで異常です

次回予告はまだ決めかねているのでなしです

とりあえず部屋の組み替えをしようと思っています


キーワードとしては『脱衣麻雀って楽しいよね』(未定)といった感じでしょうか?

あくまで未定ですが



今夜の更新はここまでです

次回はまた近いうちに

おやすみなさい





「お、おかえり」


「おはよう!」


「おはようございます」


トイレに行って部屋に戻ると先ほどは寝ていた二人は起きていた


髪の毛の手入れもしっかり調えているあたりさすがだ


「どこに行ってたの?」


「ええ、ちょっと朝風呂に」


「なるほど……」


二人とも納得したようだ


「それより朝ごはん食べに行かね?」


「賛成!」


「ええ、そうですね」


朝から妙に疲れたからお腹ぺこぺこだ





「いただきます」


みんなで手を合わせて挨拶をする


目の前には白ご飯におみおつけ、焼き魚に香の物


まさに和食だ


それでも近くのものらしくかなり美味しい


「そういえば後でくじ引きをしようね☆」


「くじ引きですか?」


「うん、今夜の部屋割りを決めるよ☆」


「せっかくの旅行だし悪くないんじゃね?」


「たしかにグッドアイディアですね」


「賛成!」


「ええ、そうですね」


理沙さんや咏さんもいいけどせっかくなら他の人とも泊まりたいしな


今からちょっと楽しみだ





厳正な?くじ引きの結果……


「よろしくね、京太郎くん☆」


「よろしくです」


「ええ、よろしくお願いします、はやりさん、良子さん」


「じゃあ健夜さんと京太郎は荷物を入れ替えて後でロビーに集合な」


「え?どこかにでかけるんですか?」


「秘密!」


「ま、お楽しみだね☆」


「はあ……」


どうやら俺以外のみんなは知っているらしい


それほど進められるということは素晴らしいのだろう


なんだか楽しみだ


「じゃあまた後でね☆」


一旦部屋に戻って俺ははやりさんと良子さんの待つ部屋へと向かったのだ


といっても朝ごはんを食べた部屋だったのであんまり実感はないんだけどな……






「いらっしゃい☆」


「いらっしゃいませ」


「お邪魔します」


部屋の襖を開けると二人が出迎えてくれた


3人だと妙に広く感じるな……


「じゃあ荷物はそこに置いてくれる?」


「ええ、わかりました」


「少しレストしましょうか」


「いいんですか?」


「うん、あっちはあっちでお話があると思うから☆」


「私達もトークしましょうか?」


「え?」


「具体的には健夜ちゃんと京太郎くんの髪の毛が朝ごはんの時に濡れていたことかな★」


「エクスキューズはありますか?」


笑顔のくせに二人とも怖いのはなぜだろう……





「ふーん……健夜ちゃんとお風呂に入ったんだ★」


「……はい」


二人の追求にあっさりと白状した


これ以上はごまかせないしな……


「では今夜は一緒にテイクバスしましょうね」


「え?」


「私達と一緒にお風呂に入るのはいやかな☆」


「い、いえ」


むしろこちらからお願いしたいくらいだ


「では今夜楽しみにしてますね♪」


「は、はい……」


どうやら許してもらえたらしい


「じゃあ出かけようか☆」


「ええ、そうですね」


「はい」


ま、楽しまなきゃ損だしな!




続く






今夜は以上です

おやすみなさい





「どこに出かけるんですか?」


朝食を終えた俺たちはロビーに集合していた


どこか出かけるらしいんだけど……


「まだ内緒だよ☆」


そういっていたずらっぽく笑うはやりさん


俺以外はみんな目的地を知っているらしい


にやにや笑っているところから明らかだ


歩いてみると秋の行楽シーズンだからか浴衣の観光客が結構いる


そんな中でこれだけの面子がいてまったく騒ぎにならないのは嬉しいようなそうでないような……


旅館の並んでいる通りを抜けるとちょっとした森に入っていく


そうはいってもちゃんと手入れされているので気持ちいい


まさしく森林浴にぴったりだ


そんな道を和気藹々と6人で歩いていく


「とうちゃーく☆」


先頭を歩いていたはやりさんが立ち止まる


どうやら無事に目的地についたらしい





「おお……」


思わず声がもれてしまう


「ここがちょっとした名所の小妙滝だよ」


目の前には滝が落ちていたのだ


テレビでしか滝を見たことをない俺にはかなり新鮮な体験だ


轟音を奏でながら流れ落ちる迫力は決して画面越しには伝わらない


ましてや写真なんかは言うまでもない


「ヒーリングスポット!」


「ハートのレストにいかがでしょう?」


「ええ、マイナスイオンがたっぷりですね」


「残念ながらマイナスイオンなんてものは存在しないんだよ☆」


「そうなんですか?」


「マイナスイオンは存在しなくても心が落ち着くのは本当でしょ?」


「はい、そうですね」


それは言うまでもない


見ればのびをしたり深呼吸をしたりめいめいリラックスしている


俺もそれに倣ってみるとたしかに落ち着いた


……いいな





温泉街を歩いてみるといつの間にか暗くなっていた


それでもそう感じないのは活気があるからだろう


人並みというのは偉大だ


足湯や温泉まんじゅう


怪しげな名物


普段とは違う非日常に思わず飲み込まれそうになる


ようやく旅館にたどりついたときにはかなり疲れていた


それでもかなり楽しめたな……


できることならいつまでもこうしていたい


そうはいっても二泊三日だから明日で最後なんだけどな……


そんなことを考えながら夕食を6人で囲む


今日が最後というのがあるからかみんな浮かれている


それにしてもお酒を飲む女性ってどうしてああも色っぽいんだろうな


ゆるくなった胸元や太ももも無関係ではないよな……


それでも楽しめたからよしとするか





「せっかくだからなにかしようか☆」


食事も終わりくつろいでいたときに何気なくはやりさんがいう


「うん、いいね!」


「賛成!」


「ま、いいんじゃねーの?」


「せっかくのチャンスですし」


どうやらみんなノリノリみたいだ


「京太郎くんはどうかな☆」


「ええ、いいですよ」


もちろん断る理由などない


「じゃあ……これをしよっか☆」


そういっておもむろに箱を取り出す


「それは……」


「王様ゲームだよ☆」


取り出したカードにはたしかに1~5までの数字と王冠の絵が描いてあったのだった






「みんなルールは大丈夫だよね☆」


無言で頷く


なにやらただならない雰囲気が……


「じゃあ……王様だーれだ!」


声を合わせてカードを引く


「王様は誰かな☆」


「あ、俺です」


俺が引いたカードには王冠の絵が描いてあった


「じゃあ命令はなにかな?」


みんなの視線が俺に集まる


そんなに見つめられたら照れるぞ……


だったら……


「3番と5番が抱き合ってください」


最初はこれぐらいが無難だろう





「私は一番だね」


そういってカードを差し出す健夜さん


「二番!」


これは理沙さん


「私は四番だねい」


咏さんが差し出す


「私が三番だね☆」


「ファイブです」


「じゃあ私と良子ちゃんが抱き合えばいいんだね☆」


「ええ、そうですね」


そういって両手を広げる良子さん


そこに飛び込むはやりさん


二人が抱き合っている


まるで姉妹みたいだ


そうはいっても姉に見える方が妹で妹に見える方が姉なんだけどな


だけど……いいな!


「これでいいかな☆」


「ええ、大丈夫です」


無難な始まりだな





ちょっと休憩します

やりたいことを書いておいてくだされば可能な限り採用します



失礼します





眠気がやばいのでおとなしく寝ます

おやすみなさい



○番は王様にみたいのはなし?



すいません

諸般の事情で更新はもう少しお待ち下さい


一応いただいたアイディアは全て目を通しています

ある程度決めていますが、更新できるようなコンディションではありません

エタらせるつもりはないのでお待ち下さい


>>650
はい
あくまで非安価スレなのでご都合主義が続くかもしれませんが気のせいです


失礼します





「王様だーれだ!」


全員で声をそろえてカードを引く


「お、私だねい」


王様のカードを全員に見せながら笑っている


「じゃあ……3番が5番と見つめ合いながらいいところを五つ挙げてもらおうかねい」


「あ、私5番だ」


そういってカードを健夜さんが示す


俺のカードはというと……


「3番です」


「すこやんのいいところを五つ挙げてあげてね☆」


「……あるのかねい?」


「難題!」


「ど、どういう意味!?」


「の、ノープロブレム……だと思います……」


不安げに俺に視線が集まる


健夜さんのいいところか……


……あれ?


ぱっと思いつかないぞ……





健夜さんを見てみると不安げに俺を見ている


他の4人もそれぞれ見つめている


「えと……」


頭を落ち着けて健夜さんの顔をよくみる


「まずは……麻雀が強いです」


「ま、無難だね☆」


「結構優しいです」


「そうだねい」


「実は童顔でそこがかわいいです」


「同意!」


「あとは……意外に脱ぐとすごいです」


今朝実際に見たから間違いない


「……ほ、ほう?」


……空気が硬くなったぞ


「そしてアラサー実家暮らしです」


「それ褒めてないよね!?」


「ま、面白かったからセーフ」


そういって咏さんが楽しそうに笑う


なんとかなったみたいだな……






「次!」


「そ、そうですね……」


理沙さんの声に急かされるようにカードを引く


「王様だーれだ!」


「私!」


そういって王様のカードを理沙さんが掲げる


「な、なに……?」


王様になった理沙さんが健夜さんを無言で見つめている


何か意味があるんだろうか?


「4番、逆立ち!」


「ま、また私!?」


戸惑ったようにいう健夜さんの持っているカードにはたしかに『4』と書かれている


「あの……」


「絶対!」


「はい……」


健夜さんはなにも言い返せなかった






「こ、これでいい……」


手をプルプル震わせつつ壁を支えに逆立ちをしている


垂れ下がった黒髪がちょっとしたホラーだ


それ以上に大きな問題がある


「お、えっちぃパンツだねい」


「こ、これは恒子ちゃんが……」


朝見たときも思ったがかなり面積が小さい


「お尻が見えちゃってるね☆」


「淫乱!」


「ち、違うもん……」


おそろいの真っ黒のブラも見えている


……エロいな


「あ、あの……そろそろいいのでは……?」


不安げに良子さんが提案する


「了承!」


ようやく健夜さんが元に戻った


軽くホラーだと思ったのは内緒だ






昼寝をしたいのでここまででー

続きは未定です


失礼します





「そ、そろそろカードを引かない……?」


まだ乱れた髪を整えられていない健夜さんがおずおず提案する


……エロいな


長い黒髪を振り乱した女性ってここまで艶っぽいんだな……


「そ、そうですね!」


気恥ずかしくなってその提案に乗る


「せーの!」


全員で声をそろえてカードを引く


「わ、私です……」


おずおずと差し出した良子さんのカードにはたしかに王様の絵が描いてあった


「お、じゃあ良子ちゃんに命令してもらおうかねい」


「あ、あまり疲れるのはやだな……」


「えと……3番と5番がポッキーゲームをしてください……」


指差した机の上にはポッキーの箱があった


「私!」


その手には3番のカードが


そして……


「5番は俺です……」


「じゃあ二人でポッキーゲームだね☆」


「よろしくね……?」


「こ、こちらこそ……」


始める前から恥ずかしいぞ……





「ほい、ポッキー」


「あ、ありがとうございます……」


咏さんに渡されたポッキーの封を切る


「咥えてからからスタートだからね☆」


「ど、どうぞ……」


「あ、ありがとう……」


俺が差し出したポッキーのチョコの方を唇で挟む


恥ずかしさのせいかちょっと溶けている


同じく溶けたチョコがついているはずなのに理沙さんの唇と俺の指先ではこんなに違うなんて……


「京太郎くんも咥えてください……」


「え、ええ……」


良子さんの催促に乗るようにチョコがついていない方を咥える


必然的に至近距離で目を合わせることになる


理沙さんはというとお酒のせいか頰はほんのり赤く染まっている


……かわいいな


「じゃあ……スタート☆」


はやりさんの声で少しだけ噛んでみる


みんなに見られながら食べ進めていくのか……


かなり恥ずかしいぞ……





ゆっくりと食べ進めている


それでもお互いの顔は近づいてくる


静かな息がお互いにかかるくらいだ


赤らめた顔とほんのりと混ざるお酒の香り


それは理沙さんが大人のお姉さんであることをまじまじと俺に突きつける


……エロいな


そして本当にお互いの唇が触れようというとき


理沙さんは目を閉じている


そして俺も……


ポキッ


かなり小さな音のはずなのにはっきりと耳に聞こえた気がする


「お、折れちゃったね……☆」


「ざ、残念だねい……」


「う、うん……」


「…………」


真っ赤な顔で見られていたことに今更気付いて恥ずかしくなってきた


「残念……」


理沙さんのその声は幻聴だったのかそうでないのか……





「じゃ、じゃあ次のカードを……」


気まずい空気を打ち破ろうと声を出す


「待って」


その提案は理沙さんに遮られる


「まだ付いてる」


「……え?」


驚いた俺の手を理沙さんが取る


そして……チョコのついた指先をチョコのついた唇で咥える


「お掃除……」


卑猥な水音を立てながら俺の指に吸い付いていく


誰も声を出すことができず理沙さんのしたいままだ


昨日のお風呂のことと重なり股間が膨らもうとするのを必死にこらえる


それでも心臓は早鐘を打つのをやめない


「ごちそうさまでした」


「お、おそまつさまでした……」


唇を舐めたのを見て完全にいきり立ってしまった


後でトイレに行って来なくちゃな……






今夜はこんなところで

微エロって難しい……


おやすみなさい




お前トイレに良く行くなぁ京太郎ww



こんばんは

いつのまにか6月ですね

今夜あたりから性的な描写が出てくるので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録してしておいてください

では始めますよーぅ





「つ、次!」


急に我に返って恥ずかしくなったのか理沙さんがまくしたてる


「そ、そうですね!」


俺もそれに同調する


「じゃあ……」


差し出されたカードを引こうとして右手を差し出そうとする


だけどすんでのところでひっこめて左手を差し出す


べ、別に余韻に浸っていたいわけではない


「王様だーれだ!」


全員で声をそろえてカードを引く


「お、私だねい」


王様のカードを振りながら咏さんが笑う


「じゃあ命令はなにかな☆」


「そうだねい……2番は4番の下着を脱がせてもらおうかねい」


「わ、私が4番……」


そういって力なくカードを差し出す健夜さん


「2番は俺です……」


自分の左手のカードを力なく差し出す


「あ、王様の命令は絶対だからねい」


そういってケラケラ笑う咏さんの声に抗議はかき消されたのだった……




「や、優しくしてね……?」


「え、ええ……」


ただ下着を脱がせる


たったそれだけのことだ


だけどそれすらも童貞の俺にはハードルが高い


ましてや衆人環視の中ならばなおさらだ


「まずははだけた方がいいんじゃね、知らんけど」


「そ、そうですね……」


咏さんに言われるがままに健夜さんの浴衣をはだけさせる


朝も先ほども目にした黒い下着があらわになる


「卑猥!」


「ち、違うもん……」


先ほど逆立ちで見えたのとはまた違った印象だ


「誰に見せるためにえっちな下着を用意したのかな☆」


「こ、これは恒子ちゃんが……」


「……すごいです」


口々に浴びせられる感想に顔を真っ赤にしている


……エロいな





「さて、脱がしてもらおうかねい」


尻込みしている俺を咏さんが急かす


「し、失礼します……」


「よ、よろしくお願いします……」


そう思いブラを外そうとしたんだけど……


「どうかしたのかな☆」


「あの……脱がせ方がわからなくて……」


「……把握」


「良子ちゃん、ちょっと手伝ってくれるかな☆」


「え、ええ……」


「えっとね……」


はやりさんが自分の浴衣をめくり上げると水色にフリルをあしらったブラがあらわになる


「良子ちゃん、ホックの外し方を教えてあげてくれる?」


「こ、こうやってひねって……」


説明しながら実演してくれる


「良子ちゃんと同じようにしてみてくれるかな☆」


「わ、わかりました……」


健夜さんを抱きかかえるようにしてホックに手をかける


先ほどの良子さんのようにひねると驚くほどあっさりと外れた


「あとは手を抜いてね?」


「し、失礼します……」


手を抜いてもらうと健夜さんの上半身があらわになったのだった





「えと……じろじろみないでほしいな……」


「すいません……」


細い腕で必死に隠そうとはしていても隠しきれていない


「健夜ちゃんって結構おっぱい大きいよね☆」


「……くっ」


「ま、アラフォーだし垂れてくるんじゃね?知らんけど」


「アラサーだよ!」


「ま、まあまあ……」


それほどまでに大きいのだ


もちろんはやりさんや良子さんには及ばないが……


「と、とにかくこれで……」


「何言ってるの?」


「え?」


咏さんの疑問に健夜さんが素っ頓狂な声を上げる


「もちろん下も脱いでもらうからね」


「……ふぇ?」


咏さんの笑顔は文字通り悪魔の笑顔と呼ぶにふさわしいものだった……





「よ、よろしくお願いします……」


観念した健夜さんは仰向けになって膝を立てている


形のいい胸は必死に隠している


ブラとお揃いの黒いショーツだ


レースで装飾されているのもだが、何よりも所々透けているのがエロい


「淫乱!」


「違うもん!」


「すごいです……」


「そうやって若いツバメを誘惑しようと……」


「してないからね!?」


「まあまあ、早く脱がせちゃおうよ☆」


「わ、わかりました……」


なるべく急いでずり下げたいのにお尻の重みのせいでうまくいかず必然的にゆっくりしたものになる


もはや浴衣で隠れていない下半身が徐々に明らかになってくる


隠すこともままならず自らの秘所があらわになるのを耐えている健夜さん


誰も声を発することができずただそれを見守っている


「そ、そろそろいいんじゃねえの?」


たまりかねてそういう咏さん


乱れた浴衣を直して起き上がる健夜さん


それでも先ほどまであらわになっていたという事実は俺の頭から離れない


隣に先ほどまで覆っていた黒い下着が無造作に置かれているのだから尚更だ


…………ふぅ





「と、とにかく次行くよ!」


恥ずかしさを必死にこらえるように健夜さんが急かす


「そ、そうだねい」


あの咏さんですら気圧され気味だ


「王様だーれだ!」


声をそろえてカードを引く


「私!」


嬉しそうにカードを差し出す健夜さん


「じゃあ……みんなも下着を脱いで!」


「さ、さすがにそれは……」


「王様の命令は絶対なんだよね?」


「そ、そうだねい……」


あの咏さんが折れた


それほどまでに威圧感があるのだ


こわい……


「さて、みんなちゃんと脱いでよね♪」


その笑顔は無邪気な子供みたいだった……





「しかたないねい……」


「王様の命令だもんね……」


そういっておもむろにショーツを脱ぎ始めるはやりさんと咏さん


はやりさんは先ほどみたブラとお揃いの淡い水色にレースをあしらった水色のショーツ


一方の咏さんは……


「かわいいパンツだね、咏ちゃん♪」


「……ほっといてください」


真っ白なパンツのお尻にはクマの絵が描いてある


……子供っぽくてかわいいな


「よいしょ☆」


はやりさんが浴衣をはだけるとブラに覆われた大きな胸があらわになる


「ジロジロ見られるのは恥ずかしいな……☆」


わずかにためらいつつもブラを外す


「やっぱり大きいね……」


「自慢のおっぱいだからね☆」


大きさも形も申し分無いむねがあらわになった


「これでよし☆」


はだけた浴衣を元に戻す


それでも大きな胸ははっきりとわかる


「咏ちゃんは脱がないの?」


「つけてませんから……」


「……え?」


確認した健夜さんが哀れみの視線を向けたのは間も無くのことだった……





「二人とも脱がせてあげようか?」


そういって手をわきわきさせる健夜さん


「じ、自分で脱ぐ!」


「わ、私も……です……」


「だったら早くしてほしいな♪」


鬼畜だ


「もちろん京太郎くんもだからね?」


「はい……」


観念して3人で下着をずり下げていく


淡い黄色の理沙さん


真っ白な良子さん


シンプルな青と白のストライプのトランクスの俺


「パンツも履かないで浴衣なんて変態さんだね♪」


健夜さんもそうだとは誰も言い返せなかった……





「じ、ジロジロみないでください……」


「同感!」


浴衣をはだける二人


慎ましやかな胸を淡い黄色のブラで覆う理沙さん


豊満な胸を真っ白なブラで覆う良子さん


それぞれたどたどしい手つきで外していく


慎ましくてもしっかりと上を向いている理沙さんの胸


ほんのり陥没気味の豊満な良子さんの胸


二人とも慌てて浴衣で隠す


それでもすばらしい


「これでみんなおあいこだね♪」


同じ目に遭わせられてご満悦の健夜さん


そんな健夜さんを見つめる目はとても冷たいものだった……





といったところで今夜はここまでにします

旅館に無造作に置かれた異性の脱ぎたての下着

想像してみるとシュールですね


匂いを嗅いで辱めるのもアリかもしれませんねー


>>672
緊張したらトイレに行きたくなるからですね!



お付き合いいただきありがとうございました

おやすみなさい





京太郎のパンツの方は大丈夫なんだろうか……


かわいいなあ

乙ー
今夜はお楽しみですね



「じゃあ次行こうかな」


喜色満面といった表情で健夜さんがいう


「そうだね★」


「続行!」


若干黒い視線を感じるが気のせいだと思いたい


「王様だーれだ!」


全員で声をそろえてカードを引く


「あ、俺ですね」


俺の手にしたカードには王様の絵が描いてある


「お、どんなえっちぃ命令をするのかねい?」


「卑猥!」


「え、えっちなのはいけないと思いますよ……?」


「でも……ちょっとだけならいいよ☆」


「え、えと……」


周囲からの声と熱い視線にしどろもどろになりつつ考える


「えと……1番は俺に膝枕で耳かきしてください」


あたりからは驚きの声が上がっている


だけど待ってほしい


ここにいる全員はブラをつけていないのだ


つまり……


「お、1番は私だねい」


……別に残念じゃねーし





「ほら、来いよ」


そういって咏さんが膝を叩いている


いわゆるお姉さん座りで膝を叩いているのだ


さらに酒のせいかほんのり上気した赤い顔


……色っぽいな


「し、失礼します……」


大きく息を吸って整える


そう身構えなければ失礼だと思ったからな


邪魔のないおかげで咏さんの顔がよく見える


これはこれでありかもな……


もちろんあったほうがいいのは言うまでもないが


「さて、いっちょやるかねい」


「お、お手柔らかに……」


「おまかせあれってね」


どことなく不安なのはどうしてだろう……





「じゃあはじめるかねい」


咏さんの声が上から聞こえる


はやりさんたちは俺たちを無言で見つめている


なんだか恥ずかしいな……


そういえばこれって異性に膝枕をしてもらってるんだよな……


そう思うと急に恥ずかしくなってきたぞ……


さらにみんなに見られているとなれば尚更だ


「じゃあまずは耳たぶから……」


普段自分がしない部分をコリコリとかかれる


初めての感触に思わず声が漏れそうになるのを必死にこらえる


「お、我慢しなくてもいいんだけどねい」


そういってますますかかれる


「……ん」


「ほれほーれ」


「や、やめてください……」


情けない声を漏らしてしまう


だけど咏さんはそれに喜んでいてさらにかいてくる


しばらく俺は咏さんにされるがままになってしまったのだった……





「さて、続けるかねい♪」


「ふぁい……」


情けない声で答える


すっかり腰砕けになってしまった


耳かきってすごいんだな……


「お、思ったより綺麗だねい」


「そうですか……?」


「綺麗好きな男は嫌いじゃないよ」


「あ、ありがとうございます……?」


「ただあまり綺麗だと興がそがれるねい……」


「すいません……」


「まいいや」


突然耳に息が吹きかけられる


「う、咏さん!?」


「さて、終わったからこっちを向いてくれるかねい」


「わ、わかりました……」


言われるがままに向きを変える


……え?


乱れた浴衣の袂からは小さなヘソが顔を覗かせていたのだった……





咏さんは楽しそうに俺の耳たぶを弄んでいる


弄ばれている俺は咏さんのヘソやお腹のせいで集中できない


「ふふ、息がかかってくすぐったいねい」


「すいません……」


「お腹だけじゃなくて……ね」


「……え?」


「わっかんねー」


そういって嬉しそうに笑っている


先ほど下着を脱いだ姿を見ているのだ


つまり……


あらぬ想像にいち早く俺の股間が反応する


……やばいな


そう思うと五感すべてにおいて危うくなってしまう


「よし、これで終わりだよ」


「あ、ありがとうございます……」


気持ちよくなったはずなのに気持ちよくなれないのだった……





こんばんは

あと4つくらいで王様ゲーム編は終了の予定です


今夜の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

おやすみなさい




お金払って女の子に耳かきしてもらえる店もあるぐらいだからな
いいよねぇ

おつー
咏ちゃんの耳かきとは羨ましい



「そろそろ起きたらどうかな★」


「うん?私はこのままでもいいんだけどねい」


「ダメ!」


そういって咏さんがまた俺の頭を撫でる


「あ、あはは……」


膝を頭に乗せている俺は笑うしかない


「ほら、京太郎くんも起きて!」


「ほう……京太郎は私にこうされているのはいやと?」


催促する健夜さんと文字通り頭上から圧力をかける咏さん


「と、とりあえず一旦起きましょう……ね?」


「そ、そうですね……」


良子さんの一言に応じる


良子さんを困らせるわけにはいかないもんな


だからといって他の人を困らせていいわけでもないんだけど……


「さて、次に行こうかな★」


「え、ええ……」


はやりさんのどことなく黒い笑顔にただうなずくしかできなかった……





「王様だーれだ!」


全員で声をそろえてカードを引く


何回も繰り返した動作だ


「あ、私だ……」


そういって健夜さんがカードを差し出す


「じゃあ命令は何かな☆」


「えっと……2番は私をあすなろ抱きして耳元で愛を囁いてほしいな」


「うわあ……」


「健夜さん……独身アラフォー実家暮らしだからって……」


「アラサーだよ!」


ツッコミは絶好調だ


「ところで2番は誰ですか?」


「俺です」


俺のカードはたしかに2番なんだけど……


「あの……あすなろ抱きってなんですか?」


「これがジェネレーションギャップ……」


「わ、私もわっかねー」


「目が泳いでる!」


「えと……説明するからこっちに来てくれる?」


「わかりました……」


とりあえず健夜さんの言う通りにしてみよう





「えっと……足を開いて座ってくれる?」


「ええ、わかりました」


トランクスをはいていないせいではみ出ないか心配だ


大丈夫だよな……?


「し、失礼します……」


「す、健夜さん!?」


俺に体を預けるように健夜さんが足の間に座る


俺の最も敏感なところに布一枚隔てて健夜さんの柔尻が当たる


……やばいな


「こ、このまま後ろからぎゅってしてほしいな……」


「こ、こうですか……?」


肩の上から手を垂らすように健夜さんを抱きかかえる


必然的に着痩せする胸が手のひらの前に来る


お尻よりさらに薄い障壁に隔てられた胸だ


やっぱり柔らかいな……


「あ、あとは耳元で愛を囁いてほしいな……」


「わ、わかりました……」


そういった健夜さんの耳は真っ赤だ





はやりさんたちからの視線が痛い


先ほどの膝枕とはまた違った恥ずかしさがある


……やばいな


ましてや愛を囁かないといけない


そんな経験はまったくないのだ


ハードル高すぎだろ……


そんな俺の憂鬱とは裏腹に期待の眼差しが容赦なく注がれる


こうなったらストレートに行こう


あとは野となれ山となれだ


「健夜……愛してるよ……」


「わ、私もだよ……きょ、京太郎……」


こんなに恥ずかしいのか……


誰も何も言ってくれない


穴があったら入りたいってこういうことか……


意識してしまうせいで俺のリー棒は行き場がなくなりつつある


こいつも穴があれば入りたいぞ……


永遠にも思える沈黙にその場は支配されたのだった……





「そ、そろそろいいんじゃないかな☆」


「そ、そうですね!」


はやりさんの声に慌てて健夜さんから手をどける


名残惜しいと思ったのは俺だけじゃないと思いたい


「すこやん、はじめて囁かれた愛の感想は?」


「なんだか……あったかかったなぁ……」


手は離したとはいえまだ体を預けられているのでその顔は見えない


だけどこうしていないと俺のリー棒がはみ出しそうだしな……


「あの……ちょっとお花摘みにいってくるね……?」


そういって立ち上がる健夜さん


「お花摘みですか?」


あたりは真っ暗だ


「ま、女には色々秘密があるってことだねい」


「はあ……」


「健夜ちゃんはちょっと時間がかかりそうだから健夜ちゃん抜きで一回しようか」


「賛成!」


健夜さんが座っていたところが湿っているように見えるけど汗だよな……?





こんばんは

すこやんはこんな感じでいかがでしょうか

なんとなく一番ちょろそうな気がしますねー


>>687
?「須賀くんと脱いだ下着の交換なんてサッカー選手みたいですね」

>>688
ありがとうございます

>>689
……わっかんねー

>>696>>699
>>1的膝枕で耳かきしてほしい咲キャラランキングぶっちぎりの一位です
あとは竜華や古塚部長、タカミーなんかもいいですねー



今夜の更新はここまでです

残り3つのうち、一つは健全、二つはえっちぃのになりそうです

予定は未定ですけどねー



今夜の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

おやすみなさい





「痛くないですか……?」


「は、はい……」


弱々しい吐息が首筋を撫でる


先ほど咏さんに耳かきをしてもらったのとはまた違った感触だ


俺の浴衣ははだけて薄い浴衣越しに股間へと押し当てている状態だ


つまり下着をはいていないということは……


いつか見た綺麗な割れ目を思い出してしまう


「そ、そろそろ愛を囁いてもいいんじゃないかな……☆」


「そ、そうですね……」


心を落ち着けるために良子さんと正面から向き合う


逆効果じゃないか……


それは良子さんも同じらしい


と、とにかく今は一刻も早く終わらせないと……


右手で良子さんのあごを軽く持ち上げて……


「好きだぜ、良子」


たった一言囁いたのだった……





>>711はミスです

気にしないでください




改めて投下しなおします




「王様だーれだ!」


健夜さんが戻ってこないがカードを引く


「王様ははやりだね☆」


嬉しそうにカードを振っている


「命令はどうするんですか?」


「せっかくだから……1番が3番に壁ドンと股ドンをしながら愛を囁いてほしいな☆」


「1番は俺ですけど……」


「3番は私です……」


「お、また京太郎か」


「残念!」


「どういう意味ですか……」


「じゃあさっそくそこの壁で……」


「あの……壁ドンは聞いたことがありますけど……股ドンってなんですか……?」


「ちょっと待っててね☆」


はやりさんが手早くスマホを操作する


「これだよ☆」


「こ、これですか……?」


「うん☆」


そこにはこれから俺がするべき動作が映し出されていた


「よ、よろしくお願いします……」


「わ、わかりました……」


だ、大丈夫だよな……?





良子さんが壁を背にして立つ


ここにきたメンバーの中では身長が高い方とはいえやっぱり俺と比べると背が高いとは言えない


ましてや小動物のような雰囲気も相まって余計に小さく見える


一部小さくないところもあるんだけどな


むしろかなり大きい部類だ


ましてや下着を脱いでいるのをこの目で見ている


つまりほんのりはだけかけた浴衣の下には……


思わず脳内を駆け巡るあらぬ妄想を必死にこらえる


……やばいな


「じゃあ二人ともよろしくね☆」


「わ、わかりました……」


緊張からか恐怖からか良子さんは体を震わせている


それが緊張であってほしい


俺だって身長2メートル近くある力士やプロレスラーに壁に追い詰められたら怖いけどさ……


とはいえやってみないと……


良子さんの肩幅より少し広めに両手を広げて壁へと突いたのだった……





「おお……」


後ろの3人から小さな歓声が上がる


必然的にお互いの顔はかなり接近することになる


そしてみた良子さんの顔は……


……かわいいな


「ま、股ドンもあるからね……☆」


震える声ではやりさんがいう


理沙さんも咏さんは固唾を飲んで見守っているみたいだ


恥ずかしいな……


だけどそれ以上に恥ずかしいのは良子さんだろう


小刻みに震えているせいでただでさえ危うい胸元が……


と、とにかく!


やらなければならない


「し、失礼します……」


「はい……」


おそるおそる良子さんの股間へと膝を押し当てたのだった……





「痛くないですか……?」


「は、はい……」


弱々しい吐息が首筋を撫でる


先ほど咏さんに耳かきをしてもらったのとはまた違った感触だ


俺の浴衣ははだけて薄い浴衣越しに股間へと押し当てている状態だ


つまり下着をはいていないということは……


いつか見た綺麗な割れ目を思い出してしまう


「そ、そろそろ愛を囁いてもいいんじゃないかな……☆」


「そ、そうですね……」


心を落ち着けるために良子さんと正面から向き合う


逆効果じゃないか……


それは良子さんも同じらしい


と、とにかく今は一刻も早く終わらせないと……


右手で良子さんのあごを軽く持ち上げて……


「好きだぜ、良子」


たった一言囁いたのだった……





「あの……良子さん……?」


「ひゃ、ひゃい!?」


よしこさんは こんらん している!


そのまま力なくへたり込む


「えと……」


「は、恥ずかしいので見ないでください……」


必死に両手で顔を覆っても真っ赤になっているのは隠しきれていない


「わ、わかりました……」


「いやあ、これが壁ドンってやつなんだあ☆」


「情熱的!」


「ま、まあ……わ、悪くはねえんじゃねえの、知らんけど」


「あ、あはは……」


どうしよう、この空気……


「ふぅ……ただいま」


お花摘みから帰ってきた健夜さんが天使に見えたのだった……





多分これで間違いはないかと……

書き溜めが裏目に出ましたね……


あと二人はえっちぃのになりそうです

投下時にはちゃんとアナウンスすると思いますが頭の片隅にでも置いておいていただけると


失礼します





ここで蝉ドンやってみてとかだったらえっちい雰囲気が一気にギャグになるところだったw


しかし、こいつら番号分かってるだろ、京太郎以外ww



こんばんは

少しだけ更新します

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ





「ど、どうかしたの……?」


「な、なんでもないよ……?」


不安げに尋ねる健夜さんに曖昧にはやりさんが答える


他のみんなも無言で頷いている


さすがに恥ずかしいしな……


「ふーん……じゃあ次に行こっか」


「そ、そうだね☆」


健夜さんの提案に全員頷く


そうしなければこの空気は変えられないしな……


「良子ちゃん、大丈夫?」


「の、のーぷろぶれむです……」


先ほどの余韻か顔は赤く、そう答えるのが精一杯みたいだ


「そっか……じゃあせーの」


「王様だーれだ!」


これが温度差というやつか……





「お、私だねい」


咏さんが嬉しそうに王様の描かれたカードを振っている


「じゃあ咏ちゃんはどんな命令をするのかな?」


お花摘みのせいで参加できなかった健夜さんが楽しそうに尋ねる


こんな差があるなんて……


「よし、3番と4番はお互いの胸を2分間撫であってもらおうかねい」


そういってケラケラと笑う


「3番!」


おそるおそる理沙さんがカードを差し出す


「お、理沙ちゃんの胸を揉める光栄な4番は誰かねい」


「俺です……」


「あ……」


何かを察したような視線が俺に向けられる


「やっぱり……」


咏さんが何か言おうとしたときだ


「大丈夫!」


「そ、そうかい……」


理沙さんの力強い声にあの咏さんまでもが折れてしまったのだった……





「よろしく!」


「よ、よろしくお願いします……」


気迫めいた理沙さんの声に思わず気圧されて頭を下げてしまった


理沙さんがさりげない手つきで俺の浴衣をはだけさせる


気づいた時には俺の上半身があらわになっていたほどだ


そしてあらわになった俺の胸板を撫で始める


ちいさいけれどお酒のせいかあたたかい手だ


だけど普段そんなところを撫でられる経験のない俺にとってはかなりくすぐったい


「気持ちいい?」


「は……い……」


「私のも……」


そういって浴衣をはだけて露出させる


ボリュームはないが綺麗な胸だ


「ちょ、ちょっと理沙ちゃん!?」


面食らった健夜さんが声をかける


「命令は絶対!」


その声になにも言い返せなくなってしまったのだった……





「撫でて……」


そういって俺の手を自らの胸に導いていく


ゆっくりと導かれるままに撫でていく


凹凸には乏しいがたしかに柔らかい


「気持ちいい……?」


「は……い……」


「私も……」


そういって俺の胸板をまた撫で始める


そうなると妙な対抗心が湧いてくる


されるがままになっているのがなんとなくいやになってきた


少しでも理沙さんに仕返しをしたい


その思いから少し強く撫でてみると理沙さんが甘い声を漏らす


まるで昨夜の風呂場みたいだ


そしてその声は俺を高ぶらせるのだった


「そ、そろそろ2分じゃね、知らんけど……」


咏さんが遠慮がちに制止するまで、たっぷりと理沙さんの胸を堪能したのだった……





「だ、大丈夫……?」


「う……ん……」


はやりさんの質問に理沙さんが絶え絶えの呼吸で答える


「やりすぎは、めっ、ですよ……?」


「すいません……」


良子さんに怒られてしまった……


たしかにやりすぎたもんな


「お花摘み!」


「え?」


そういって立ち上がった理沙さん


「た、たしかに喉が渇いたし一旦休憩して、次を最後にしよっか☆」


「そ、そうだね!」


はやりさんの提案にみんな頷く


そういってお花摘みに行った理沙さん以外の盃はまた濡らされたのだった……


俺もちょっとトイレにいってこよう……





書き溜めが尽きたのでここまでで

もしかしたら続けるかもしれません

ちょっと休憩してきます





「ただいま!」


盃があらかた乾いた頃に理沙さんがお花摘みから帰ってきた


妙にすっきりした顔をしているけど相当我慢していたんだろうか?


「よし、最後の一回をはじめようか☆」


はやりさんの提案を号令のように輪になって座る


「王様だーれだ!」


全員で声をそろえてカードを引く


最後の王様は……


「私!」


嬉しそうに理沙さんがカードを掲げる


そこにはたしかに王様のカードが描かれている


「じゃあ最後の命令はなにかな☆」


お酒が追加されたおかげかみんな上機嫌だ


「4番が2番に授乳!」


上機嫌では済まされないとんでもない爆弾が投下されたのだった……



ミルクが出ないと終了できませんね、授乳だし、安価は絶対だし、ミルクが出るまで吸わないと(ゲス顔)



「4番ははやりだね☆」


嬉しそうにカードを提示する


「2番は……俺です……」


「そっか☆」


「あの……やっぱり……」


やめましょうという声は瞬く間にかき消される


「はやりのおっぱい召し上がれ☆」


はだけた浴衣から文字通りはやりさんの爆乳があらわになる


「お、うらやましいねい」


「すごいです……」


「爆乳!」


「さあさあ、一気に吸っちゃえばいいんじゃないかな!」


「……え?」


お酒のせいか断れるような空気ではない


「さあ、おいで☆」


「はい……」


流されるままにそう答えるしかできなかった……





睡魔に負けそうなのでおとなしく寝ます

明日は更新できません

明後日の更新で王様ゲーム編を完結させてお風呂編に行きたいですねー


>>719
ないない、のーうぇいのーうぇい

>>721
そんなおかるとありえません

>>731
残念ながら非安価スレなんですよー
そもそも>>1に安価スレなんて書けるわけないじゃないですかー


おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい





こんばんは

少ないですが更新します

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ




「えっと……」


周りに急かされても踏ん切りはつかない


授乳ということはつまり……


一度ならずあの胸を触ったことはある


だけどそれはお風呂の時だけだ


少なくとも和室ではなかった


とはいえはやりさんはその豊満な胸をさらけ出しているんだけど……


もちろんむしゃぶりつきたいのが本音だ


二人きりなら間違い無くいくだろう


だけどそうではないのだ


だから……


「もう……しかたないなぁ☆」


「……え?」


近づいてきたはやりさんが俺の背後に手を回してくる


文字通り目と鼻の先で揺れる胸に視線を奪われている間に倒されてしまったのだった……





「はやりの膝はどうかな☆」


「すっげぇ気持ちいいです……」


先ほど咏さんにしてもらったときと大きく違う


特に視界が……


はやりさんの顔が見えないくらいだ


「じゃあ……どうぞ☆」


右の乳房を俺に咥えさせる


これでは文字通り授乳じゃないか……


とはいえ抵抗できる力も余地もない


むしろ呼吸のためには吸わなければならない


……下心があるのは否定しないが


せっかくだしこの状況を楽しもうではないか


やっぱり大きいことはいいことだもんな





柔らかい乳首を強く吸い上げる


「そ、そんなに強く吸わないで……」


目の端に映る切なげな表情のはやりさんが甘い声を漏らす


そんな表情をもっと見たくて


そんな声をもっと聞きたくて


どうすればいいか吸い付きながら考える


そして必死に俺が出した結論が……


「い、いやらしい音がしてるね……」


できるだけいやらしい音を出しながら吸い付くことだった


俺の耳だけでなく部屋にいるみんなにも聞こえているみたいだ


「ら、らめぇ……」


吸い付き、舐め上げ、歯で挟み、舌で扱く


そのたびにはやりさんが卑猥な声を漏らす


「も、もうらめ……」


情けない声を漏らしながらはやりさんが覆いかぶさってきた


「そ、そろそろおひらきにしようかねい……」


「さ、賛成!」


どうやらおひらきが決まったみたいだ


……もう少し続けたかったな





「はやりさん、着きましたよ」


「あ、ありがとう……」


あの後はやりさんの浴衣を整えて俺がおんぶして良子さんと部屋に戻ってきたのだ


感触が良かったのは言うまでもない


「だ、大丈夫ですか……?」


「う、うん……」


不安げに問いかける良子さんに真っ赤な顔のままはやりさんが答える


そんな様子に罪悪感が……


「とりあえずお風呂に入りたいな……☆」


まだ上気している儚げなはやりさん


色っぽいな……


「で、ではお先に……」


どうぞと言おうとしたときだ


「じゃあみんなで行こう☆」


そういってはやりさんは良子さんと俺を半ば強引に引っ張る


なぜか力強く、ふりほどけないのだった……



続く






ということで今夜はここまでです

見てる人もほとんどいないみたいなので省略を多めにしてさっさと終わらせる方がいいかもですね



おやすみなさい




こんばんは

ちょっと体力やらモチベやらが著しく落ちています

もともとないに等しいと言われてしまえばそれまでですが

なのでちょっと回復の時間をください

完結までの青写真はできているのでエタることはないと思いますが書けるかは別問題です


失礼します




こんばんは

このスレに関してです


とりあえずお風呂シーンの後は結構書けています

ただお風呂シーンは骨子だけができている状態です

したいことはあるのに食指は動かないような状態です


このままバッサリカットやダイジェストもいいかもしれませんね

会心のできだと思っても乙だけで心が折れかけてるので……


失礼します





こんばんは

途中経過の報告です

とりあえず10レス分書き溜めがあります

半分くらいでしょうか?

奇特な方は気長にお待ち下さい



おやすみなさい





こんばんは

少しずつですが投下していきます

ただ、現在避難準備勧告が発令されており、危ないと思ったら中断および避難することをご了承ください

また、性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





「お風呂入ろ☆」


「グッドアイディアですね」


部屋に戻るなりそう提案したはやりさんに良子さんが賛成する


必然的に多数決でお風呂に決まる


「じゃあ一緒に行こう☆」


「そうですね」


お酒のせいか大胆になった二人に風呂場へと連れ込まれる


両サイドから腕に抱きつかれているのだ


……色々とやばい


さらに下着を着けていないのだ


ただでさえ柔らかいのが浴衣の薄布を隔てて密着しているのだ


先ほど散々生殺しをくらい発散もできていないのだ


……やばい


下着を着けていないせいで擦れる刺激での暴発を必死にこらえる


そんな俺を知ってか知らずか楽しそうに3人で部屋に備え付けの露天風呂に向かったのだった





「はあい、ヌギヌギしようね☆」


手慣れた手つきで帯を素早くほどく良子さん


背伸びしながら俺の浴衣を剥ぎ取っていくはやりさん


二人の絶妙なコンビネーションに瞬く間に素肌をあらわにされてしまう


二人に凝視されるのは恥ずかしい


「今度ははやりを脱がせてほしいな☆」


「私もオーダーできますか?」


「わ、わかりました……」


膝立ちになって帯を解き脱がせる


下着を着けていないせいで瞬く間に素肌をあらわにすることができた


もしも着けていたら今頃脱がせるのに戸惑っていただろう


あらかじめ脱いでいてくれてラッキーだった……のか?


そういえば脱いだ下着はあっちの部屋に置きっぱなしだな……


ま、また明日にでも返して貰えばいいか


「じゃあしゅっぱーつ☆」


再び俺に抱きつく二人


浴衣という薄布すら取り去った柔らかさにますます俺の逸物はいきり立つのだった……





「気持ちいいね☆」


「グッドです」


「そ、そうですね……」


部屋に備え付けの露天風呂だ


露天風呂とはいえ家族風呂としての側面が強いためそれほど広くはない


広い風呂がいいのなら大浴場で済む話だもんな


それでもわざわざこの部屋の露天風呂を選ぶのは家族や恋人と一緒に入りたいからだろう


……どちらでもないけどな


そんなことを考えると楽しげな両脇の二人とは違いなんだかブルーになってきた


とはいえ二人が狭い露天風呂で両脇から抱きついてくれているのだ


これを喜ばないとバチが当たるだろう


二人ともグラビア雑誌で水着のグラビアを担当するくらいだしな


……尤もヘアヌードはないわけだけど


つまり二人のヌードは俺が独占しているわけだ


案外悪くないな……





「ねえねえ、京太郎くん」


「は、はい……?」


「今週号のゴンゴンって読んだかな?」


「は、はい……」


今週号のゴンゴン


かなり話題になっていて売れ行きも好調なのだ


それも……


「私たちのグラビアは見ていただけましたか?」


「……はい」


はやりさんと良子さんのグラビア


しかもかなりきわどい水着で話題になったのだ


高校に持ってきて没収されたのは1冊や2冊ではない


その処遇に久先輩が頭を抱えていたのはよく覚えている


……俺自身も色々とお世話になったしな


「そっか……」


「ありがとうございます」


「い、いえ……」


嬉しそうにしている二人


だけどお礼を言いたいのは俺の方だ


……色々とお世話になったしな





「せっかくだからね、良子ちゃん?」


「オーケーです」


俺を挟んで二人でアイコンタクトを交わす


お互いの意見がわかる二人とは違い妙な疎外感がある


……なんだ?


「よし、いこっか☆」


「ええ」


両サイドから俺に抱きついていた二人が立ち上がる


両腕を挟んでいた名残を惜しみつつも二人の様子を見ている


湯船の中に残っている俺とは対照的に二人は並んで立っている


それほど似てないのに姉妹と言われれば信じてしまいそうな雰囲気がある


稚さの残る顔立ちのはやりさん


大人びて見える顔立ちの良子さん


思えば二人の裸をこうしてじっくり見比べたことはなかったな……


考えてもどうなるかわからないならせめてじっくり観察してみるのもいいだろう





ちょっと中断します





近所の親戚が不安なので今夜はここまでにします

需要がなさそうなのでこの後はカットして次回は翌日から始める予定にします


失礼します



需要言い出したらこのスレ自体がね
もう義理みたいな乙と内容に触れない一言コメントしかねえし



>>770
とりあえず今後は安価やおまけみたいな人がいないと成り立たないような企画はない方が良さそうですね


今夜の更新はオールスターが終わった後にまとめて行う予定です

一応お風呂の最後まで書き溜めはしましたが投下内容は未定です



失礼します



このスレからの新参だからよく分からないんだけど投下時もageないのはポリシーなのかな?
SS自体は面白いしageれば人は必ず増えると思うんだけど

了解~
フレッシュオールスターは今年は無しか・・・



こんばんは

いい試合でしたね

個人的に阿部選手の走塁で笑いました

MVPの藤浪投手おめでとうございます



性的な描写が入っているので苦手な肩はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





二人は何やら俺には聞こえないくらいの声で相談しているみたいだ


あまりいい気がしないが『観察』という目的には御誂え向きだ


稚い顔立ちをさらに印象づけるように背の低いはやりさん


顔だけを見れば10代といっても信じる人もいるだろう


だけど低い身長には不釣り合いに大きな胸


ほんのり垂れかけているのがかえって大人であることを強く印象付ける


そして下腹部に黒く茂る逆三角形


無造作に生えているそこは大事な部分を覆っておりまた大人であることの証拠だ


かたや良子さんだ


高めの身長だが出ているところは出ていてまさしく理想の体型だ


はやりさんと比べてみると豊かな乳房は小さく感じるが身長とのバランスのせいなので実際かなり大きい


本来なら茂っているはずの黒い茂みはまったくないのでデリケートな部分はむき出しだ


さらに豊かな乳房の先端の乳首は引っ込んでしまっている


はやりさんとはまた違ったアンバランスさがあるがそれはそれでいいものだ


……二人とも思い出してなんどもお世話になったもんな





「ねえ、京太郎くん☆」


「は、はい!?」


二人の観察に没頭しすぎていたのだろう


はやりさんの声に慌てて我に返った


「あのグラビア写真は覚えてる……?」


あのゴンゴンのグラビアのことだろう


「……はい」


何度もお世話になっているのだ


覚えていないわけがない


「見たいですか?」


「……え?」


良子さんの言葉の意味がよくわからない


「せっかくだからはやりたちがここであのポーズを取ってあげるけどどうかな☆」


「……お願いします」


タオルすらなくあのポーズを取ってくれるのだ


断れる道理がないじゃないか





「ど、どうかな……?」


二人並んだはやりさんと良子さんが同じポーズを取る


とはいっても複雑なものではない


ただ胸の下で腕を組んでいるだけだ


それだけなのだ


だがきわどい水着のせいでかなり二人の大きな胸が強調されたのだ


性的好奇心の旺盛な男子高生の間ではもちろん話題になった


ましてや今は二人とも何も身につけていないのだ


つまり必然的に大きな胸が持ち上げられて強調されているのだ


「すっげぇいいです」


ただそんな言葉が精一杯だ


「あまりジロジロ見られるのは恥ずかしいですね……」


「す、すいません……」


恥ずかしさのせいかお酒のせいなのか


ほんのりと朱の差した顔はとてつもなく扇情的だった





「そ、そろそろ体を洗わない☆」


「そ、そうですね!」


はやりさんの震える声での提案に良子さんも震える声で頷く


あまりにも恥ずかしくなってきたのだろう


「あれ?タオルも何もないですよ?」


文字通り裸一貫で浴室に3人で来たからだ


「じゃあ……おっぱいで洗ってあげるね☆」


「は!?」


「それともお股がいいですか……?」


お酒の力か二人とも大胆だ


「そ、それは……」


「いいからいいから☆」


「スーナーイズベターです」


そういって両手を引っ張られてしまう


おかげで隠す暇もなく座らされてしまったのだった





「お背中失礼します☆」


「私は前ですね」


「あ、あの……」


やめませんか?


そんな提案はする前に二人とも俺の体に胸を擦りつけ始める


石鹸を塗っているせいかかなり滑りがいい


背中にこすりつけられる硬くなっていて適度な刺激のあるはやりさんの胸


引っ込んでいるせいで面でこすってくれる良子さんの胸


同じ胸なのにこんなに差があるとは思わなかった


密着しているせいで自分でもわかっている早鐘を打つ心臓


それははやりさんも良子さんも同じらしい


大きな胸という障壁はあれでドキドキはしているみたいだ


「き、気持ちいい……かな……☆」


「は、はい……」


「ぐっどです……」


二人の呼吸は荒々しくなっていくのだった……





「お、終わったよ……」


「コンプリートです……」


「あ、ありがとうございます……」


ようやく天国のような地獄のような時間が終わる


……やっぱり天国だな、うん


「背中広かったから大変だったよ……」


「胸もです……」


「す、すいません……」


息を切らせてそういう二人になんだか申し訳なくなってしまう


「ううん、広くてとても安心感があるよ☆」


「硬くてベリーグッドです」


「ちょ、ちょっと!?」


そういって二人が背中と胸に抱きついてくる


先ほどこすっていた時以上に柔らかいものが押し付けられて潰れている


「少しだけこうしていたいな……」


「ダメ……ですか……?」


甘くとろけるような声と朱の差した顔


「わ、わかりました……」


断れるわけなんてなかった





「そういえばまだ手とか洗ってなかったよね☆」


抱きつかれた良子さんとこすれているせいで限界を迎えようとしていたとき不意にはやりさんが声を出す


「そういえばそうですね」


それに合わせて良子さんも離してくれる


……危なかったな


「さすがに手ぐらいは自分で洗えますよ?」


「いいからいいから☆」


「横になってください」


二人掛かりでゆっくりと横たえられる


「あの……手を洗うだけならこうする必要は……」


誰だって思うんじゃないだろうか


「ううん、こうしないと洗いにくいから☆」


「え?」


「せっかくだからお股でウォッシュしますね」


「……え?」


二人の言葉の意味を考えているうちに俺の両腕に二人はまたがったのだった





「う、動くね……☆」


二人がゆったりと俺の腕に自らの股間を擦りつけていく


石鹸をつけていないはずなのにかなり滑りがいい


くちゅくちゅという音がこすれる度に3人しかいない月夜に響く


「ど、どうですか……?」


「き、きもちいいです……」


黒い茂みが程よくタワシの役割を果たしているはやりさん


柔らかい恥肉が程よくスポンジの役割を果たしている良子さん


右腕と左腕の気持ち良さはまったく異なるヴェクタだ


だけど共通点もある


二人とも徐々に速くなる腰の動きに合わせるように胸も大きく揺れていく


大きな胸を懸命に揺らしているはやりさん


引っ込み思案な乳首がほんのり顔を出している良子さん


そしてほんのり漏れる甘い吐息と喘ぎ声


……最高だな!


それは二人も同じらしく瞬く間に絶頂に達したらしい……





「だ、大丈夫ですか……?」


「う、うん……」


「え、ええ……」


まだ余韻が残っているのか俺の質問への答えもおぼつかない


だけど二人の顔はとてつもなく気持ち良さそうだ


……ちょっと羨ましいな


不満もためつついきり立つ自らのものを見てつくづくそう思う


「それ……大丈夫……?」


ようやく人心地ついたらしいはやりさん


不安げに見つめている良子さんも言葉には出さなくても気持ちは同じだろう


「正直言ってかなりキツイです」


今更見栄を張ることもできそうにない


それほどまでに限界が近いのだ


「だったら……」


「お姉さんにおまかせあれです」


「お、お願いします……」


そういって笑う二人がとてつもなく頼りになったのだった





「えへへ……なんだか恥ずかしいね☆」


「そうですね……」


二人は仰向けになったままの俺の両足首のあたりにまたがっている


変則的な正座のような格好で先ほどまで腕に密着していた股間が今度は足首に密着している


愛液でぬるぬるしているが不思議と嫌な感じはしない


むしろ見上げることでより大きく見える胸とともにいつまでも満喫していたいくらいだ


「前見たときより大きくないかなぁ☆」


「その……色々と生殺しだったので……」


「それはノットソウグッドですね……」


はやりさんや良子さんみたいな美人に見つめられるとドキドキしてしまう


ましてやその凝視されているのが自らの股間であるならばなおさらだ


「じゃあはやりたちが射精させてあげるね☆」


「お姉さんたちにおまかせあれです」


「お願いします……」


そういって二人は体を倒しながら俺の逸物へと顔を近づけてきたのだった……





「せっかくだからお口でしてあげるね☆」


言うが早いか二人は俺のものにゆっくりと舌を這わせる


そのあまりの気持ち良さに体が跳ね上がりそうになるが二人が乗っているせいでなんとか踏みとどまれた


だけど……


「ふふ、いっぱい射精しちゃったね☆」


「すごいスメルですね……」


「すいません……」


健夜さんに朝一度してもらっただけの俺は瞬く間に果ててしまったのだった……


「まだ大きいままだね☆」


あれほどの生殺しをくらったのだ


たった一度で満足できるはずもない


ましてやはやりさんと良子さんという極上のオカズが目の前にあるのだ


それなのに一度だけで終わりだなんて二人にも失礼だろう


そんな自分への言い訳を賢者になりながらしたのだった……





「コンティニューが必要みたいですね」


「……はい」


ただうなずく


もっとしてほしいというのは偽らざる俺の本心でもあるしな


「じゃあもっとしてあげるね☆」


そういって再び俺の逸物に舌をゆっくりと這わせる


一度射精したおかげで余裕があるのか快感をより強く感じることができる


……その余裕もあってないようなものだけどな


わざとなのか無意識なのかはわからないが太ももにはあの大きな胸がこすりつけられる


小さな舌で逸物を


大きな胸で太ももを


湿った股間で足首を


そして甘い吐息と喘ぎ声で耳を


その快感に瞬く間に2度目の射精へと導かれたのは言うまでもない


……さっきとは違って3人での絶頂だけどな


さすがに平常状態に戻ってくれた


あれほどの量を出せば当然だろう


現に二人の顔は白く染められているのだから





「京太郎くんのせいではやりこんなになっちゃった……」


人心地ついたらしいはやりさんが自らの股間を見せる


そのあまりの淫靡さに思わず生唾を飲んでしまった


「きれいにしてほしいな……☆」


「ミートゥーです……」


「……わかりました」


浴槽のふちに二人が並んで腰掛ける


足を開いているせいで何もかも丸見えだ


黒い茂みの下にほんのりびらびらのはみ出しているはやりさん


一切の陰毛もなくぷっくりと膨らみ文字通り丘みたいになっている良子さん


どちらも濡れて月明かりに光っているのは一緒だ


「はやりのおまんこ……ぺろぺろしてほしいな……☆」


「私のおまんこもお願いします……」


普段の二人からは決して出ないような言葉だ


思わず襲い掛かりたくなる衝動を必死でこらえながら二人と向き合ったのだった





手始めにはやりさんの股間へと舌を伸ばす


そして手近な手で良子さんの股間をいじることにした


ちょうど溝になっている部分に舌を這わせると切なげな声をはやりさんがあげる


溢れてくる雫を舌先ですくっているはずなのにまったく止まる気配はない


かたや良子さんの恥丘はかなり弾力に富んでいる


軽くではあるが押し込むと跳ね返してくる


それでも指で撫でると切ない声とともに雫が湧き出てくるのははやりさんと同じだ


そのたれ込める二人のメスの匂いに先ほどおさまったはずの俺の股間にまた血液が集中していく


「私のおまんこも舐めてください……」


切なげに訴える良子さんに思わずそちらを舐め始める


はやりさんが抗議の声をあげるが指で勃起したクリトリスをつまむと甲高い喘ぎ声をあげる


良子さんの股間ははやりさんほどの匂いはない


だけどほんのり塩味が強く湧き出る愛液の量は比べ物にならない


まさか同じ場所のはずなのにこれほどの違いがあるとは……


そんな違いを楽しみながら指と舌で交互に刺激を与えていく


「も、もうダメ……!」


「わ、私もです……!」


噴水かと見紛うほどの勢いの愛液とともに二人とも絶頂にいたったらしい


俺の指と顔はもろに直撃を受けたのは言うまでもない





「また大きくなっちゃったね☆」


「すいません……」


浴槽に腰掛けた二人の前に正座をしているのだ


必然的に再びいきり立った逸物を見下ろされることになる


今更隠そうとも思わないけどな……


アイドル的な二人のあんな姿やこんな姿を見てきているのだ


今更隠すのは失礼だろう


「あの、はやりさん」


「なーにー?」


「ちょっと耳を貸してくれませんか?」


「うん☆」


珍しく良子さんがはやりさんになにか提案しているらしい


「うん、いいよ☆」


「では京太郎くんをもっと気持ち良くしてあげますね」


「は、はあ……」


よくわからないけど期待に胸躍ったのは言うまでもない





「どうぞ、はやりさん」


「失礼します……☆」


仰向けにになった良子さんの上にはやりさんがまたがる


良子さんが足を広げているせいで先ほどまで俺が舌や指でいじっていた部分が丸見えだ


「お、重くない……?」


「大丈夫ですよ」


不安げに問いかけるはやりさんに良子さんが笑顔で答える


まるで妹をあやす姉みたいだ


実際は逆なんだけどな


「あ、あの……どうしてそんな体勢に……?」


恐る恐る質問してみる


「ふふ、好きな方のおまんこにおちんちんを突っ込んでもいいんですよ?」


「ただ……はやりはどうせなら3人で楽しみたいな☆」


二人からそんな答えがある


「……本当にいいんですか?」


二人が無言でうなずく


図らずとも訪れた童貞卒業のチャンス


……どっちにしようかなぁ


よだれを垂らしながら待ち受ける入り口に思わず生唾を飲み込んだのだった





「お、お尻揉まないで……」


想像した通り小柄なはやりさんに不釣り合いに大きなお尻は俺の手で簡単に変形するくらい柔らかい


「すいません、こうしないと挿入れられないので……」


「ふぇ?」


目のあった良子さんはなんだか悲しそうな顔をしている


「ひゃう!?」


「ふぇ!?」


二人が驚きの声をあげる


それもそうだろう


俺が挿入したのは二人の重なり合った恥丘の間だ


腰を動かすと二人の硬さを帯びたクリトリスが引っかかりいい刺激になる


上側ははやりさんのクリトリスと陰毛で


裏筋は良子さんの柔らかい恥肉で


先ほどから止まらない愛液をちょうどよい潤滑液にしながら腰を上下させていく


最初こそ怪訝そうな顔をしていた二人もいつの間にやら甘い喘ぎ声をあげている


「お、俺もう……」


「う、うん……!」


「せっかくなら一緒に……!」


盛大な射精は二人のおでこまでも届き、俺の足元にはちょっとした泉ができたのだった……





「どうして挿入れてくれなかったのかな☆」


お互いの汚れをシャワーで洗い流し湯船に浸かる


先ほどと同じく俺の両腕は二人に挟まれている


先ほどの質問をしてきたはやりさんは顔こそ笑っているが目は笑っていない


どこか詰るような雰囲気さえある


それは反対側から無言で俺を見つめる良子さんも同じだ


「え、えと……」


口を開いたがいい言葉は浮かばない


ただ日和っただけだ


だけどそれを口にするのはもちろん悟られるのもなんだかいやだ


口ごもった俺を急かすように二人が俺を見つめてくる


「その……ムードが……」


「「ムード?」」


「ええ、せっかくの初体験ならもっと素敵なムードの中で……」


不思議そうに俺を見つめる二人へ苦し紛れながらも返答する


「そっか……」


「たしかにせっかくのヴァージンは素敵なムードの中でロストしたいですね」


……二人とも納得してくれたみたいだ


内心胸をなでおろしたのは言うまでもない





「今日も楽しかったねー☆」


「ナイスバケーションです」


「そうですね」


風呂から上がった俺たちは3人揃って牛乳を飲んでいる


浴衣は着ずに肩にバスタオルをかけているという状態だ


おかげでほとんど全裸といっても差し支えがない


散々見たとはいえまだ見るとドギマギしてしまう


それほどまでにスタイルがいいのだ


あの幼馴染以外は尻込みしてしまうんだけどな……


「あはは、おひげが生えてる☆」


「はやりさんもですよ」


「はやや!?」


「と、とりあえず浴衣を着ませんか……?」


「そうだね」


「たしかに恥ずかしいです……」


そういって浴衣を羽織る


文字通り羽織るだけで帯を結ぼうともしない


おかげで黒い茂みや綺麗な割れ目が丸見えだ


さらに動くたびに大きなお山が……


……耐えるんだ俺


下着を着けてないのは一緒だからな


せめてもの抵抗に帯は締めているがいきり立つモノを隠すのは不可能だろう





「うーん……お布団気持ちいいね☆」


気を遣ってくれたのか布団は一組しか用意されていない


「これでは一緒に寝るしかないですね」


俺の両腕を引っ張る二人はどことなく嬉しそうだ


もちろん俺も嬉しいけどな


秋の夜長は少々肌寒いものの3人でくっつくとあたたかい


両サイドから二人に抱きつかれている俺は別の意味でもあたたかいのだが……


「明日の朝には出発だね☆」


「またみなさんで旅行に来たいですね」


「ええ、そうですね」


「今回は招待してくれてありがとうね☆」


「今度は私たちからも招待したいですね」


「そうですね」


たしかにあのとき当ててよかったな


「明日の朝も早いからそろそろ寝ようか☆」


「ええ、今夜はとてもよく眠れそうです」


「そうですね」


電気を消して3人で声をそろえておやすみなさい


とても気持ち良く眠れそうだ


嵐の兆候を見落としてしまうくらいにな……




続く







次回予告


「まさかこんな状況で殺人事件が起こるとはねい……」


一番冷静そうな咏さんがつぶやく


目の前に横たわる血にまみれたおかみさんに誰も言葉を出せない


「外は嵐……脱出は不可能だね……」


重々しい表情の健夜さん


「密室殺人!」


どことなく青ざめている理沙さん


はやりさんと良子さんに至っては震えて声も出せないみたいだ


ここは俺がなんとかしないとな……


改めて心を引き締める


真実はじっちゃんの名にかけてまるっとスリットお見通しだ!


『美人雀士と行く温泉旅館殺人事件!~ポロリもあるよ!~』



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!





以上です

>>773
ありがとうございます
ひっそりやりたいので非安価スレはsage進行方針です


>>774
チケットも用意して行く気満々だったんですけどね……



次回は脱衣麻雀の様子をカットおよびダイジェストでお送りする予定です

おやすみなさい




「……ぅん」


股間の違和感に目を覚ます


重い瞼をなんとか開けると目の前には


「……桃?」


普段見慣れてはいないがいつかテレビで見た桃だ


それもかなり品質のいい清水白桃だ


試しに撫でてみる


「もう……えっちなのはダメだよ☆」


なんと桃が喋った


「……なにしてるんですか、はやりさん」


「おちんちん舐めてるの☆」


「わ、私もです……」


その矢先に俺の逸物に2枚の舌が這わされる


せめてもの抵抗に目の前の白桃を揉みしだくが二人には勝てない


瞬く間に二人の顔は白く染め上げてしまったのだった





「さっぱりしたね☆」


「……そうですね」


いろいろな意味でさっぱりした


「朝からなんてすごいです……」


お酒の抜けたらしい良子さんは昨日とは打って変わっていつも通りだ


それでもチラチラと二つのお山が覗いているあたり詰めが甘い


……ごちそうさまです


「じゃあ着替えて朝ごはんに行こうか☆」


「そ、そうですね!」


自分の下心を見透かされた気がしてなんだか慌ててしまう


……ばれてないよな?


はやりさんも良子さんと同じくお山や茂みが覗いているのだが


今日は朝ごはんを食べてからチェックアウトの予定だ


そのせいで浴衣ではなく私服に着替えておくのだ


土産や荷物の整理は食後でもできるもんな





『いただきます』


全員で声をそろえて挨拶をする


だけど箸の進みはぜんぜん違う


今にも死にそうな顔をしている人もいるくらいだ


……テレビでは見てはいけない顔だな


改めてプライベートで良かったと思う


「みんな食べないのかな☆」


「とても美味しいですよ?」


「……パス」


「同じく……」


「頭痛い……」


どうやらあの後も相当飲んだらしい


俺たちはあんなことをしていたけどな


……どっちもどっちか


不健全という意味では同じ穴のムジナだ


それぞれ違う顔をしてはいたが食事は終わった


このまま今後の予定について相談だ





「今日は帰る日だけど……」


食事を美味しくいただいたはやりさんが口を開く


「無理……ですね……」


外を見ながら同じく食事を美味しくいただいた良子さんがつぶやく


そう


良子さんがそういうのも無理はない


「まさか嵐になるとはねい……」


怪しげな呂律で咏さんがいう


まだ辛そうだ


「豪雨」


「まさか本当に台風が来るなんて……」


どうやら兆候はあったらしい


だけど俺たちは昨日はあのまま寝てしまったのだ


……まさか嵐の兆候を見落とすなんてな


昨日の自分を恨んだがどうにもならない


「少々よろしいでしょうか?」


そんな相談をしているところに女将さんがやってきた


決して殺されたり探偵に扮したりはしていない普通の女将さんだ





「どうでしょうか?」


女将さんの話はこういうことらしい


なんでも朝一でやってきたお客さんがロープウェイで帰れないため宿が必要らしい


そのため色々な宿で協力はしているがそれでもキツイらしい


なので俺たちにも部屋を移動して6人で一部屋を使って欲しいということらしい


ただ……


そういって俺を見たのだ


たしかに言いたいことはわかる


「はやりは構わないけど……」


そういって他のメンバーを見渡すと同意するように頷く


「京太郎くんは大丈夫かな☆」


「え、ええ……みなさんがよろしければ……」


「だったら決まりだね☆」


はやりさんは女将さんの提案を快諾した


俺たちだって帰れないのは同じだしな


困った時はお互い様だ


食事を終えた俺たちは部屋へ戻って新たな部屋への移動をしたのだった





「おお……」


新しい大部屋はかなり立派な部屋だ


ホテルならいわゆるスイートルームというやつだろう


テレビでしか見たことはないから比べようはないけどさ……


「本当にこの度は申し訳ありません……」


「いえ、困った時はお互い様です」


恐縮そうに頭を下げる女将さんにはやりさんがいう


その落ち着きはさすが年長者だ


……ちなみに宿泊費も今夜は無料らしい


こんないい部屋に泊めてもらえるなんてこっちのほうが恐縮してしまうな


妙に居心地が悪くて部屋の隅に荷物を置いたまま座ってしまう


狭いところがおちつくのってなんだろうね、あれ


「いいからこっちに来いよ」


「わ、わかりました……」


ようやく立ち直ったらしい咏さんに連れられて部屋の真ん中に座る


それでもなんだか落ち着かないな……





「お、麻雀があるじゃん」


元気になった咏さんが目ざとく部屋の隅の麻雀牌と雀卓を見つける


「さ、さすがに旅行中は……」


遠慮したそうな健夜さん


「酒で負けそうなら遠慮したほうがいいですよね」


「……さっさと座ろうか」


安っぽい挑発にあっさり乗ってしまう


「じゃあはやりも打とうかな☆」


「私も!」


「では私は京太郎くんと一緒に見学していましょう」


「いいんですか?」


「何かクエスチョンがあれば遠慮なく聞いてくださいね」


「ええ、ありがとうございます」


これほど頼りになる先生もなかなかいないだろう


「じゃあ始める前に着替えようかねい」


……狭いところなのにおちつかないのってなんだろうね、あれ






「よし、始めようかねい」


咏さんは絶好調だ


「はやりだって負けないからね☆」


「必勝!」


「たまには本気を出してもいいかな」


それぞれバッチリ臨戦態勢だ


「せっかくだから脱衣麻雀と洒落込みましょうか」


「「「え?」」」


「自信ないんですか?」


差し入れてもらったお酒を軽くとはいえ呷っているのだ


もちろん3人とも同意した


「あはは……」


隣の美子さんは俺と同じく苦笑いだ


「ですが……日本でもベストマッチなのでしっかり見てくださいね」


「ええ、わかりました」


妙な緊張感とともに対局が始まったのだった






「それロン」


「はやや、振り込んじゃった☆」


東一局


健夜さんの3面待ちリーチにはやりさんが振り込む


高目ではなく低目なのがせめてもの幸いだろうか


「じゃあ京太郎くんに脱がせてもらおうかな☆」


「……え?」


思わぬ指名に素っ頓狂な声を上げてしまう


「はい、どうぞ☆」


俺の前にきたはやりさんは胸元に手を当てている


……下着が見えないような気がするけど気のせいだよな?


咏さんや理沙さんは早く脱がせと急かしている


健夜さんは目を背けようとしつつもしっかり見ている


案外むっつりなのかもしれない


「わ、わかりました……」


流されるままにはやりさんの帯に手をかけてはだけさせる


「……え?」


「京太郎くんに脱がされちゃった☆」


……なんで浴衣の下に何も着てないんだよ





「あれはワザとですね……」


対局に再開した後で隣の良子さんがつぶやく


「そうなんですか……?」


「ええ、ある程度なら当たり牌を読むのははやりさんにはイージーでしょう」


「でもそんなことをして何が意味があるんでしょう?」


「京太郎くんにヌードにしてもらいたかったのではないでしょうか……?」


「……え?」


「とにかく今は対局に集中しましょう」


「わ、わかりました……」


とはいえはやりさんが全裸で対局しているのだ


集中できるわけもない


だけどそんな俺とは対照的にはやりさんはかなり集中している


瞬く間に裸になってしまう咏さんと理沙さん


全く隠そうとはしないはやりさんとは違い必死に隠そうとしている


それでも完全には隠しきれずにチラチラ覗く


これはこれでありだな!


そんな中でも振り込まないあたり健夜さんはさすがだ


対局はいつのまにかオーラスを迎えていた


健夜さんの圧勝ともいえる点差でだ





「そういえば健夜ちゃん☆」


「な、何……?」


「一枚も脱がないなんてすごいね☆」


「あ、ありがとう……」


対局中の会話だ


なんらかの駆け引きがあると疑うのも当然だろう


「でも本当は脱げないんじゃないかな」


「……どういう意味」


明らかに健夜さんの声のトーンが変わる


「はやりみたいに見せられない裸じゃないのかってこと☆」


そういってわざとらしく大きな胸を揺らす


「……面白い冗談だね」


怒っているのは明らかだ


「これ以上脱がせたら何を脱いでくれるのか楽しみだよ」


……これがGrand Masterと言われた雀士の気迫か


……すごいな


トイレに駆け込もうにもそれすらできない空気だ





「ロン☆」


重々しい空間にはやりさんの声がやけに大きく響く


「そう、何点?」


「大四喜和はダブル役満だね☆」


「…………え?」


はやりさんの手の中にはたしかに東南西北の暗刻がある


「飛んだから全部脱いでもらおうかな☆」


「じょ、冗談だよね……?」


親のはやりさんのダブル役満で飛ばない相手はいないだろう


逃げようとする健夜さんを理沙さんと咏さんが捕まえる


「ちょ、ちょっと!?」


「罰ゲーム!」


「敗者に慈悲はないってね」


「はやりの一番好きな役で和了したんだから当然だよね☆」


「ま、待って……」


抵抗も虚しく、健夜さんは全裸に剥かれてしまったのだった……


そして、そんな1日は瞬く間に過ぎたのだった……





見ている人もいなそうなのでこんなところで

おやすみなさい




「あの……なんで俺はここにいるんでしょう……?」


やけに豪華な夕食が終わった後


俺たちは風呂に入ることになった


「申し訳ありませんがご協力お願いします……」


女将さんのお願いはこうだ


各部屋の露天風呂が使えないので大浴場を利用してほしい


ただ混雑するので順番に利用してほしい


男女は部屋ごとに分けてほしい


それ自体は納得できる内容なのだが……


「なんでみんなで一緒に入ってるんですか……?」


「この方がたっぷり入れて気持ちいいからね☆」


「それにこのお風呂が気持ちいいのは京太郎くんも知っているでしょ?」


「ええ、まあ……」


一緒に入った健夜さんに言われれば反論できない


それに俺自身も混浴はやぶさかではない


ないんだけど……


「せめて隠してくれよ……」


男子高生には色々と刺激が強すぎる





「しっかしこんな嵐になるなんてねい……」


浴槽に腰掛けた咏さんがつぶやく


足を開いているせいで不毛地帯が丸見えだ


ほんのり朱の差した体は妙に艶かしい


「たしかにヘビーストームでしたね……」


浴槽に腰掛けて不毛地帯が見えているのに印象がこうも違うのはどうしてだろう


「といっても今は風が吹いてるだけみたいだけどね」


たしかに窓に打ち付けていた雨音はいつしか止んでいた


今は風の音が聞こえるくらいだ


「はやや!?健夜ちゃんの声のせいでよくわからなかったな☆」


「同感!」


「わ、忘れてよ!」


からかうはやりさんと理沙さんに真っ赤な顔で反論する健夜さん


罰ゲームでくすぐられた健夜さんが部屋で粗相をしたのをからかっているのだ


プールのときも思ったけど健夜さんってくすぐりに弱いよな


開けっぴろげな空間は俺にとって辛すぎる


……濁り湯なのがせめてもの救いだな





「でもすっごく楽しかったね☆」


「たしかにこのまま帰るのはちょっと嫌だね」


「そうなんですか?」


「プライベートでこそ中はいいけど普段は敵同士だからねい」


「不倶戴天!」


理沙さんのいっていることはよくわからないけど敵同士らしい


「たまにはこんなリフレッシュもグッドですね」


「誘ってくれてありがとうね、京太郎くん☆」


頭を下げるはやりさんに倣って口々にありがとうと言いながら頭を下げている


「い、いえ……俺もみなさんと一緒に旅行できて楽しかったです」


今だって色々と眼福だしな


「またみんなで来ようね☆」


その言葉にみんな頷いている


「湯あたりしちゃう前に上がっちゃおうか☆」


そういってみんなが立ち上がる


浴衣を着るのに一苦労したのは言うまでもない……





「眠れないの……?」


「ええ、なんだかもったいない気がしまして……」


結果的に雑魚寝となった布団


寝息しか聞こえない空間でははやりさんの声はとてもよく通る


「あはは、はやりと一緒だね☆」


「そうなんですか?」


「とても幸せなことがあると眠っちゃうのがもったいなくて……」


「なんとなくわかります」


「ねえ、二人でお散歩に行かない?」


「お散歩?」


「そのまま横になっても眠れないでしょ?」


「ええ、まあ……」


「じゃあ決まりだね☆」


「せっかくなら星を見に行きませんか?」


「はやや!?京太郎くんからそんな言葉が出るなんて……」


「何も笑わなくてもいいじゃないですか……」


「ごめんごめん、いいから行こう」


「はい」


自然と握ったその手は小さくて、柔らかくて、だけどとても温かいものだった……




続く






次回予告


「これが京太郎くんの言っていたムードなのかな☆」


「ダメ……ですか……?」


「ううん、すっごくいいね☆」


「よかった……」


「本当に好きな人にはやりの『はじめて』をもらってもらえてよかった……」


「俺もです……」


「大好きだよ、京太郎くん」


「俺もですよ、はやりさん」


そういって笑うはやりさんの顔は月明かりに照らされてとても貴いものに見えた


そんな人と初体験ができたのだ


あの柔らかさや温もりは鮮明に記憶に焼きつけられた


幸せじゃないわけないよな




という展開でお送りします






ということで次回第3部最終回です

今夜か明日の夜にでも

第3部も最後になりましたが、最後までお付き合いいただけると幸いです


失礼します





こんばんは

ちょっとずつですが進めていきます

4時間もあれば十分ですね!

一応手元に手書きとはいえメモもありますし



途中で性的な描写が入りますので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ





「少し肌寒いね☆」


「たしかに……何か羽織るものを用意すればよかったですね」


9月の昼はともかく夜は肌寒い


「でも……手は温かいよ☆」


「……そうですね」


ふと思ったが俺って誰かと手をつないだ経験ってあったか……?


迷子になったときのあの幼馴染はノーカンだろう


「それにしても気持ちいいね☆」


「たしか……台風一過っていうんですよね?」


「うん、家族じゃないからね……?」


「……知ってますよ」


つい最近まで勘違いしていたのは内緒だ


「あ、そろそろ展望台みたいだね☆」


整備された遊歩道の先に展望台があることを示す看板が月夜に照らされている


長野もたしかに田舎だけどここまでじゃないな……


昔咲に聞いた物語の一場面みたいだ





「すっごい星だね☆」


「……ええ」


月を中心に広がる一面の星の海


思わず言葉を失ってしまう


「はやりさんといると星が綺麗ですね」


「……それって月じゃなかったかなぁ」


「言い直しましょうか?」


「ううん」


隣のはやりさんは笑顔だ


その笑顔は月明かりに照らされて幻想的だ


たしかに絵に描きたくなるのもわかるな……


いつか美術の資料集で見た月夜の美人画を思い出す


はやりさんの方がずっと美人だけどな!


そしてそれを独占している俺


アリだな





「そろそろ行こうか☆」


「ええ」


言葉こそそれほど交わさなかったけど同じ気持ちだっただろう


こういうのもいいな


「あ、この近くに温泉があるみたいだよ☆」


「本当ですね……」


月明かりの看板には幻の秘湯と書いてある


「うさんくさくないですか……?」


「え?それぐらいの方が効能ありそうじゃないかな☆」


「……そうですね」


こういうところは乗っておいた方がいいだろう


「じゃあ行こう☆」


「ちょ、ちょっと!?」


一部を除いて小柄なはずなのにはやりさんに引っ張られるままに連れて行かれるのだった


こういう行動力がないとアイドルにはなれないんだろうか……?





「着いたね☆」


「おお……」


思わず声を出してしまう


たしかに小規模だけどれっきとした温泉だ


「でも入っていいんでしょうか?」


「『ご自由にどうぞ☆』って書いてるよ☆」


はやりさんの指差した看板にはたしかにそう書いてある


「体も冷えちゃったから温まろうよ……ね?」


「……わかりました」


そんな顔で頼まれたら断れるわけないじゃないか……


つないでいる手が冷たくなっているしな


あくまで体を冷やさないためだ


決してはやりさんと二人きりで混浴したいわけじゃないからな?


……本当だからな?


心の中で言い訳をしながらさっさと脱ぎ始めたはやりさんに倣って服を脱ぎ始めたのだった





「やっぱり温泉は気持ちいいね☆」


「……そうですね」


はやりさんは気持ちよさそうに伸びをしている


たったそれだけのことだ


それだけのことなのに……


どうしてこんなに色っぽいんだよ!


「どうかしたの?」


「……なんでもないです」


はやりさんの裸は昨日だって今日だって見た


触ったことだってあるし舐めたこともある


挟んでもらったこともあるしな


それなのに……


月明かりの下で見るだけでこんなに印象がかわるのか……


ただでさえ魅力的なのにその魅力は普段の倍以上だ





「ねえ、京太郎くん☆」


「は、はい……?」


邪な妄想を見透かされたのかとどきりとする


「そっちに行ってもいいかな☆」


「……え?」


どういうことですか?


その言葉の前にはやりさんが行動に移す


「えへへー☆」


俺にのしかかり抱きついている


一瞬の出来事に反応できずはやりさんのなすがままにされている


胸板に顔をこすりつけてくる姿はまさしく小型犬だ


……一部小型じゃないけどな


小型じゃないところはかなりの殺傷力を持っている


その殺傷力に耐えながら


気持ちよさそうに俺に体を擦り付けるはやりさんにされるがままなのだった……





「あの……はやりさん……?」


ようやく収まったらしいはやりさんに声を掛ける


「京太郎くんと二人きりでお風呂なんて久しぶりだったからつい……」


はやりさんは照れくさそうだ


「い、いやだった……かな……?」


不安げに俺を至近距離で見つめている


「いえ、俺もはやりさんとこうしたかったです」


そういってはやりさんを抱きしめる


「はやりさんはいやですか?」


「う、ううん……」


月明かりの下とはいえしっかり顔は赤くなっているのはわかる


……かわいいな


「もう少し……こうしてもらっててもいい……?」


「俺もこうしていたいですから」


「そっか……」


しばらくはやりさんと抱き合っていたのだった





「そ、そろそろ一旦あがらない……?」


「そ、そうですね……」


少々熱目のお湯に抱き合って浸かっているのだ


のぼせるのも無理はない


「うーん……」


先に立ち上がったはやりさんが伸びをする


「おお……」


小柄な体にはアンバランスな胸


キュッとしまった腰回り


秘所を覆い隠す黒い逆三角形の茂み


月明かりに照らされるはやりさんの肢体


思わず唸ってしまうくらいに美しい


「……えっち」


「すいません……」


そうは言いつつもはやりさんも満更ではなさそうだ


笑っているしな


その笑顔は少女のように無邪気で吸い込まれそうな魅力があった





「はやりのばかり見てないで京太郎くんのも見せて☆」


無邪気に俺の手を引っ張るはやりさんに半ば強引に立たされる


「ちょ、ちょっと!?」


せめてもの抵抗に手で覆うこともできない


覆い隠すことはできないとはいえせめて……


そんな甘い考えはあっさり打ち砕かれてしまう


「おお……」


「あの……ジロジロ見られるのは恥ずかしいんですけど……」


「はやりのも見たからおあいこ☆」


「はい……」


そう言われれば従わざるをえない


だからといって凝視されるのをよしとできるわけでもないけどさ


静まれ、俺の剣よ


そんな想いとは裏腹にお腹につきそうなくらいまで大きくいきり立つのだった……





「ねえ……してあげようか……?」


俺の逸物を見つめていたはやりさんが楽しそうにいう


「お願いします……」


「はやりもしてほしいな……」


指で広げられた茂みに守られた割れ目は風呂のせいだけでは言い逃れできないほど湿っている


「……わかりました」


素直にはやりさんの言葉に従う


「お、重くないかな……?」


「……ええ」


昨日良子さんにしていたようにはやりさんが俺にのしかかる


昨日は同じ向きだったが今日は互い違いだ


つまり……


お互いの目の前にお互いの性器が晒されている


「やっぱり恥ずかしいね……」


「そ、そうですね……」


初めてではないのにやっぱり恥ずかしい


ムードのせいでもあるよな





「じゃ、じゃあ始めるね……?」


震える声で言ったはやりさんが俺の逸物をしごき始める


朝一回良子さんと一緒にしてもらっただけだ


そして一日中様々なおかずがあれどできていない


体を駆け巡る快感は凄まじいものだ


「もう……京太郎くんだけじゃなくてはやりのもしてよ……」


「す、すいません……」


快感に体を震わせている俺にはやりさんがいう


「ちょ、ちょっと!?いきなりはダメだよぅ……」


敏感なはやりさんの秘裂を指で撫でるとはやりさんも気持ちよさそうに声をあげる


「手が止まってますよ?」


「もう……生意気なんだからぁ……」


快感のせいか間延びした声ではやりさんが俺の逸物を口に含む


それでも入りきらないあたりかなり大きいな……


強烈な快感に負けないようにはやりさんの一番敏感なクリとリスを甘噛みすると腰が必死に逃げようとする


そうさせないようにお尻を鷲掴みにすると朝も思ったが簡単に形が変わるほど柔らかい


「も、もう……」


俺に負けじと袋の方も指で弄ぶはやりさん


俺だって負けじとお尻の穴の方もなめあげる


そんなつまらない意地の張り合いはあっけなく終わりを迎えた


お互いにお互いの顔を染め上げたのだった……






「もう……京太郎くんのではやりの顔ベタベタだよ……」


下ろした長い茶色い髪もところどころ白く染まっている


「そ、それを言うなら俺だってはやりさんのせいで……」


「きょ、京太郎くんがえっちなのが悪いもん☆」


「は、はやりさんだって!」


こうなれば売り言葉に買い言葉だ


「す、好きな人にしかこんなことしないもん!」


「そ、それは俺もですよ!」


「……本当?」


「はい」


はやりさんの不安げな目をしっかり見据える


「は、はやりだって京太郎くんにしかしないからね……?」


「あ、ありがとうございます?」


「ど、どういたしまして?」


どうしたらいいんだよ……


そんなことを考えていると自然とどちらからともなく笑い出していた


それでいいか





「気持ちよかったねー☆」


「ええ」


体を拭いて満足したはやりさんが浴衣を着る前にまた伸びをしている


……それまでに4回してもらったけどな


色々な意味で満足だ


「じゃあ帰ろっか☆」


「ええ、そうですね」


どちらともなく差し出した手をまたつなぐ


来た時よりも心なしか温かい


スキップしそうなくらい楽しそうに丘を下っていく


「やっぱりここから見る星はきれいだね☆」


「……ええ」


月明かりに照らされるはやりさんの横顔


その顔を見て一つの思いが強くなる


そしてある決心も……


「はやりさん」


「なーに☆」







「大好きです、俺と付き合ってください」






心臓の高鳴りがやけに大きく聞こえる


はやりさんはといえば俺の言葉を何度も繰り返しているみたいだ


真剣に考えてくれているらしい


「あの……」


「少し考えてもいいかな」


「わ、わかりました……」


はやりさんの言葉にあらゆる言葉が引っ込んでしまう


ただただはやりさんの様子を見つめているしかできない


「よし、決めた☆」


その言葉に思わず背筋が伸びる


「証拠を見せてほしいな☆」


「証拠……ですか……?」


「そう、証拠☆」


そういってはやりさんは俺の方を向いて目を閉じて何か待っているみたいだ


これは……それだよな……?


……よし、俺も覚悟を決めるか





精一杯目を閉じて背伸びをしているはやりさん


どこかの雑誌で見た理想の身長差とは俺たちは程遠い


そのせいではやりさんがこんなことをする羽目になっているのだ


「ここは……」


はやりさんの脇の下から持ち上げる


想像した以上の軽さにびっくりだ


「ふぇ!?」


驚いてはいても決して目は開けない


それほど期待しているのだろう


だったら俺も……


目を閉じてはやりさんの唇へとゆっくり進んで行く


そこからはほんのり温かい息が漏れている


そこに唇を重ねる


……柔らかいな


たった一度きりの初めての感想はただそれだけだった……






「これが京太郎くんの言っていたムードなのかな☆」


「ダメ……ですか……?」


「ううん、すっごくいいね☆」


「よかった……」


「本当に好きな人にはやりの『はじめて』をもらってもらえてよかった……」


「俺もです……」


「大好きだよ、京太郎くん」


「俺もですよ、はやりさん」


そういって笑うはやりさんの顔は月明かりに照らされてとても貴いものに見えた


そんな人と初体験ができたのだ


あの柔らかさや温もりは鮮明に記憶に焼きつけられた


幸せじゃないわけないよな


「そろそろ下ろしてもらってもいいかな……?」


「す、すいません……」


「ううん、楽しかったから大丈夫☆」


そういってはやりさんは無邪気に笑うのだった





「あの……そろそろ答えを聞いてもいいですか……?」


心臓が爆発して死んでしまいそうだ


「はやりも京太郎くんが大好きだよ☆」


「じゃあ……」


「だからこそ……ごめんなさい」


「……え?」


大きくお辞儀をして走っていくはやりさん


予想だにできなかった答えに呆然として追いかけることすらできない


ようやく我に返って一つだけわかったこと


「ああ、俺って振られたんだな……」


言葉に出すと悲しみがさらに大きくなる


「と、とりあえず帰らないと……」


だけど歩くことができずベンチにへたり込んでしまう


ああ、和もこんな気持ちだったんだな……


『初恋は叶わないって本当だったんですね』


そんな言葉が沈みゆく月とともに沈んでいく俺の心にずっしりのしかかるのだった……




第3部カンッ!






第3部は以上です

質問等があればどうぞ



今夜はここまでにします

おやすみなさい




インターミッション



「おはようございます……」


これほど朝が憂鬱だと思ったのはいつぶりだろう


振られた相手と顔を突き合わせなければならないなんて……


……ごめんな、和


今更ながら自分の言葉の重さを痛感した


「グッドモーニングです」


「あれ……?」


声をかけてくれた良子さん


テレビにかじりついている健夜さん、理沙さん、咏さん


だけど……


「あの……はやりさんは……?」


会いたいような会いたくないような……


「はやりさんでしたら急な用事で先に一人でチェックアウトして帰られました……」


「そ、そうですか……」


内心胸を撫で下ろす


それもそうだ


どんな顔をして会えばいいかわからないもんな……





「ところでみなさんは何を見てるんですか?」


そこまで夢中になるのだ


それほどの大事件でも起こったのだろうか?


「見てみ」


煩わしそうに咏さんがテレビ画面を指差す


「……え?」


シンプル


だけど俺にとっては大事件


『瑞原はやり結婚へ』


『アイドル活動も引退か!?』


『お相手は同期の男子プロ!』


『瑞原プロの事務所は沈黙』


……なんだよこれ


テレビの中でにこやかに笑っている結婚相手だという男子プロ


テレビの画面越しではあるがその視線は俺だけに向けられているような気がした……



第4部7月25日夜投下開始予定






こんばんは

約束通り第4部を開始します

といっても今夜はプロローグくらいですが


もしかしたら性的な描写が含まれるかもしれないので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





「じゃあ元気出してね……?」


「……はい」


ここからバスに乗り換える俺はお別れだ


ご飯の味もよくわからず、電車の中でも一言も交わさなかった


はやりさんが先に帰ったので5人になり、必然的にボックス席から一人だけ離れて座ることになる


正直誰とも話したくなかった俺にはかなり好都合だった


不安げに俺を見つめる健夜さんたちになんとか精一杯の作り笑顔で別れを告げる


本当はまだバスには時間があったが一緒に顔を合わせていたくなかった


それほどまでに俺はショックだったらしい


そんな失恋を乗り越えてあまつさえ『お兄ちゃん』と慕ってくれる和の凄さが身にしみる


バスに乗った俺はぼんやりと何か考えていたらしい


だけどそんな状態での考えは何か思い出せないうちに眠りに落ちたらしい


そして何やら夢を見たらしい


見たことはわかるけど内容は覚えていない夢


そんな夢から覚めた時、いつもの駅前へとバスは到着していた


「……おかえりなさい、京ちゃん」


「……咲?」


駅前には俺の幼馴染が待っていたのだった





「父さんたちは?」


「急用ができてお父さんに京ちゃんのお迎えを頼んだの」


咲の指差す先ではおじさんが手を振っている


「そうか……」


「なにかあったの?」


不安げに見上げる咲


「…………いいや」


なんとか言葉をひねり出す


「そっか……行こう」


「……ああ」


もしかしたら俺の様子がおかしいことに気づいたのかもしれない


だけどそれを口にせず咲はおじさんの方へと歩いていく


何も言われないのがこんなにありがたいなんてな……


車中で昨夜の嵐の影響で臨時休校ことを聞いた


風のせいで校舎に異常がないか点検が必要になったらしい


……ありがたいな


野次馬の目にさらされないことを知りホッと胸をなでおろした





「京ちゃん、何か食べたいものはある?」


「……特にないな」


今日の料理は咲が作るらしい


父さんたちは急用で帰って来れそうにないしな


「ま、咲の花嫁修業に付き合ってやってくれよ」


「もう!お父さん!」


おじさんの軽口に咲がほっぺたを膨らませている


いつもなら微笑ましい光景なのだろうけどな……


「じゃあ今夜は咲ちゃんのスペシャル料理で京ちゃんを元気付けちゃうぞ☆」


「…………」


思わずおじさんも俺も固まってしまう


「二人揃っての無言はやめてよ!」


「いやぁ、なあ……」


「えぇ……」


怒る咲を横目に俺たちはただ顔を見合わせて苦笑いをするばかりだ





「じゃあゆっくり休めよ、二人とも」


俺たちを下ろしておじさんが帰って行く


変に気を遣わなくていい分かなり気が楽だ


「よし、お洗濯しちゃうから全部出して」


入ってくるなり咲が張り切っている


「別に今日しなくても……」


「絶好の洗濯日和だからね!」


台風一過というやつか文句無しの晴天だ


抜けるような青空とは対照的に俺の心は荒れたままだけど……


「一回シャワー浴びてきたら?」


「ああ、そうさせてもらうよ」


咲に言われた通りシャワーを浴びる


バスのせいで汗をかいていたらしい体もきれいになって少しは気分が晴れてきた


「何か手伝うことあるか?」


台所で昼飯の支度をしているらしい咲に話しかける


「うーん……特にないから寝てきたら?すっごく眠たそうだよ?」


「ああ、そうさせてもらうよ」


体を温めてなんだか眠たくなってきたのでありがたく咲の言葉に甘えるか


旅館の布団も悪くはなかったが自分の家にはかなわない


いつのまにか眠りの世界へと沈んでいったのだった……





「…………ん」


いつの間にか暗くなっていた外に驚きながら伸びをする


何やら階下からいい匂いがしてくる


どんなときでも腹は減るらしい


顔を洗いリビングへ向かうと咲がソファーで本を読んでいた


「おはよう、京ちゃん」


「……おはよう?今何時だ?」


「7時半くらいだね」


「まじか……」


ここまで寝るつもりはなかったのに……


「おゆはんできてるけど食べる?」


「ああ、頼む」


「じゃあ盛り付け手伝ってくれる?」


「それぐらいなら俺にもできそうだな


……咲ってこんなに料理上手かったっけ?


それほどまでにその日の晩御飯は美味かった





「ごちそうさまでした」


「おそまつさまでした」


「なんかさ、すっげぇ美味かった」


「ふふん、私が作ったから当然だよ!」


そういって大きいとはいいかねる胸を張る


「ああ、そうだな」


「片付けておくからお風呂の用意しておいてくれる?」


「いや、片付けくらいは俺にさせてくれ」


さもないとバチが当たりそうだしな


「じゃあお風呂は私が……」


「それも俺がやるから本でも読んでてくれよ」


「う、うん……」


少しでも恩返ししないとな


ただぼーっとしているとあのことが頭をよぎりそうで怖かったのだ


少しでも体を動かしたいというのもある


咲が納得してくれてよかった……






「風呂も沸いたみたいだぞ」


「はーい……」


ほんの世界に没頭して生返事をするあたりやっぱり文学少女だ


「先に入ってこいよ」


「ううん、京ちゃんと一緒に入る」


本にしおりを挟んで閉じる


俺がプレゼントしたものをまだ愛用してくれているらしい


「そうか……」


「せっかくだから背中流してあげるね!」


「ああ、頼むよ」


それぞれの着替えを用意して風呂場へと向かう


酒も入っていないの一切の躊躇なく肌を晒していくのは慣れているからだろう


俺も咲のことは言えないけどさ


「どうかしたの?」


「……べつに」


「ふーん……」


タオルだけ持って二人で風呂場へ向かったのだった





「じゃあ先に髪の毛洗って背中流してやるから座ってくれ」


「はーい」


そういって椅子にちょこんと腰掛ける咲


そんなに長くない髪の毛をゆっくりと洗ってやる


もはや手馴れたものだが気持ちよさそうなのでいいだろう


そのままの流れで背中を洗ってやる


小柄な咲の体はあっという間に洗い終えてしまう


「ほら、終わったぞ」


「えー、前は洗ってくれないの?」


「はいはい……こっち向けよ」


「はーい♪」


嬉しそうな咲が俺と向かい合う


かろうじて膨らんでいると言える胸


かろうじて片手では数えきれなさそうな黒いくさむら


きれいにぷっくり膨らんだ割れ目


「……ドンマイ」


「どういう意味!?」


「ほら、洗うぞ」


「う、うん……」




ほんのり膨らんだ胸をこすってやる


「……ぅん」


咲の声がやけに大きく浴室に響く


小さな乳首が硬くなって上を向いているのがなんだか健気だ


そのままお腹をこすり太ももへと向かう


あとは……


「こ、ここ……だね……」


「……ああ」


シャワーのせいだという言い訳が通用しないほど咲の割れ目は濡れている


試しに指でこすってやると石鹸もつけていないのにかなり滑りがいい


濡れそぼったそこはくちゅりという卑猥な水音を立て始める


そのまま続けていくと咲の声もしだいに大きくなってくる


何度も聞いたことがあるはずなのにやはりその声には妙に興奮してしまう


徐々にエスカレートしていった行為に瞬く間に咲は潮を噴きながら絶頂へと達したのだった





「今度は私がしてあげるね……?」


「……ああ」


ようやく人心地ついたらしい咲に背中を向けると丁寧に洗ってくれる


誰かに体を洗ってもらうと妙に気持ちいいのってなんだろうね、あれ


「じゃあ前も……」


髪の毛と背中を洗い終えた咲の言葉にしたがい向かい合う


「じゃあ胸から……」


咲がゆっくりと俺の体を洗いはじめる


背中とは違いこのくすぐったさにはなかなか慣れない


「こ、ここも……洗ってあげるね……?」


咲が小さな手で俺の逸物を扱き始める


あの夜以来咲はなんだか大胆だ


手だけなのだが普段自分がするのとは違うのすっげぇ気持ちよかった


……咲の体が白く染まっているのもなんだかよかったしな





「うーん……気持ちいいねー」


「そうだな」


だいぶ俺の気持ちも晴れてきたらしい


咲は広げた足の間に座っている


経験上この体勢がお互いに一番楽なのだ


……色々と当たるけどな


「ねえ、京ちゃん」


「……なんだ」


「旅行で何かあったの?」


「……いや」


「嘘だね」


即座に返される


「何年京ちゃんの幼馴染をしてると思うのさ」


「……そうだな」


振り向いて得意げな顔をしている咲


……やっぱりかなわないな


「……ふられたんだ」


「……はやりさんに?」


「……ああ」


「そっか……」


それっきり咲は黙り込んでしまった


真剣に考え込んでいるらしい咲に俺も言葉をかけることはできず同じように黙っているしかできなかった





「ねえ、京ちゃん」


「……なんだ」


「もし私が告白してくれたら付き合ってくれるの?」


「は!?」


あまりにも突拍子もないことに色々なものが吹き飛ぶ


「どうなの?」


「……ごめん」


「それだけはやりさんが好きなの?」


「なんだかよくわからないんだ」


「ふーん……」


咲に言われたことを考える


どうしてはやりさんが好きなんだろう?


咲のことが好きか嫌いかで言えばもちろん好きだ


和だって優希だって健夜さんだって良子さんだって


みんなが好きなことにはかわらない


だけど……


晴れ始めていたはずの俺の心には再び雲が垂れ込め始めていた……





「京ちゃんの悩みの種を消してあげよっか」


「……え?」


どういうことだ?


「京ちゃんが迷ってるのはさ、童貞だからなんだよ!」


「……は?」


「女を知って成長する文学作品だってあるんだからさ、童貞じゃなくなればいいんじゃないの?」


「そ、そう……なのか……?」


「そうだよ!」


咲がそこまで言うんだったらそうなのかもしれない……のか?


「だけどさ……」


「もしかして相手がいないの?」


「…………」


無言で頷く


「だったら私が相手になってあげるよ!」


「お、おう……」


「いいからベッドに行こう!」


「お、おい!」


体を拭くのもそこそこの咲に連行されるままにお互い全裸でベッドまで連行されたのだった……






「さあ、いつでもいいよ!」


全裸の咲がベッドに横たわり足を広げている


「普通ってもっとムードを作るもんじゃねーの?」


「そんなことを言ってるから童貞なんだよ」


「処女には言われたくないな……」


「いいからいいから!」


「お、おう……」


体は正直なもので十分硬くなっていて準備万端だ


そしてそれは咲も同じみたいで……


「こ、ここ……だからね……?」


ゆっくりと俺の逸物を自らの入り口へとあてがう


じっとりと湿ったそこはまるで涎を垂らしているみたいだ


咲は……


「ごめん、無理だ」


「……え?」


「咲が怖がっているのに無理やりできない」


「で、でも……!」


「ありがとうな、咲」


そういって裸の咲を撫でてやると突然泣き出す


ただその咲を撫でるしかできないのだった……





「落ち着いたか?」


「うん……」


ようやく咲は泣き止んでくれた


「ごめんな、咲に迷惑ばっかりかけて」


「……ううん、気にしてないよ」


かなり強がっている顔だ


「俺さ、はやりさんとまっすぐ向き合ってみるよ」


「それを私に宣言するのってどうなのさ……」


「咲ぐらいしか宣言できる相手はいないしな」


「ふーん……ま、そういうことにしておいてあげるよ」


「ああ、そうしてくれ」


「あーあ、なんだかすっごく疲れちゃったなー」


「じゃあ寝るか?」


「そういえば私って抱き枕がないとねれないんだよねー」


「……え?」


「どこかにいい感じの大きさの抱き枕ないかなー」


そういってチラチラと視線を向けてくる


「……一緒に寝るか?」


「しかたないなー」


「じゃあせめて服を……」


いう前に咲は眠っていてつないだ手を振りほどくのは心が引ける


しかたないな……


「ありがとうな、咲」


起こさないように小声で耳元でつぶやく


笑ったように見えたけどちゃんと寝てるよな……?


さて、明日から頑張りますか


おやすみなさい


続く



眠気がやばいのでここまで

おやすみなさい




こんにちは

1日勘違いしてたみたいですね

まあそれくらいのミスは誰にでもあると思いますし……


ちょこちょこ更新していきます

性的な描写が最初に少しでてくるので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





「……ぅん」


気だるさと妙な重さに目が覚める


目の前にあったのは……


「……桃?」


こんな光景前にもあったような……


あのときと違うのは随分小ぶりだってことだ


「……なにしてるんだ、咲」


「おはよう、京ちゃん」


小ぶりな桃が答える


「もうちょっとで終わるからね」


「……おう!?」


「やっぱりあまりおいしくないね……」


「飲むもんじゃないだろうが……」


俺のものを飲み干したらしい咲につっこむ


「いいから着替えろよ……」


「そうだね!」


俺の部屋に全裸でくるのはどうなんだよ……


……今日は水色の上下か





「ごちそうさまでした」


「おそまつさまでした」


なぜか朝食の準備は万端だった


「いつ作ったんだよ」


「え?京ちゃんを起こす前だよ?」


そんなの当たり前でしょと言わんばかりの表情


「……裸で?」


「そんなわけないでしょ!」


「そうなのか?」


「裸だとエプロンだけでも油がはねるとすっごく痛いんだからね!?」


「やったことあるのかよ……」


「男の人は裸エプロンを喜ぶって書いてたから……」


「じゃあ俺が起きたときのも……」


「男の人は朝ああしてあげるのが一番いいって本にあったから……」


顔を赤らめていうようなことではない


「咲、いろいろ間違ってるぞ」


「……え?」


「少なくとも朝からそんなことをされて喜ぶ男はそんなにいない」


「う、うそ……」


本気で愕然としているらしい


……気持ちよかったけどさ





「あ、今日のお昼はお弁当だから忘れないで持って行ってね」


「これも作ったのか?」


「一人分より二人分の方が楽だからね」


「はいはい……」


「じゃあ行こっか」


「ああ、そうだな」


しっかり今日の準備が整っているらしい


制服だけじゃなくて授業道具まで揃っているのはどうなんだ?


「昨日うちから持ってきたからね」


「さいですか」


昨日に続き抜けるような秋晴れ


一時期を思えば風が心地いい


幸いなことに登校中は特にトラブルもなかった


だけど……


教室に入った俺はことの重大さを否が応でも突きつけられるのだった……





「なんだよあの人の数……」


「あはは……」


昼休みになった俺たちは部室へと避難していた


「それにしても休み時間のたびにってさあ……」


「隣のクラスだけじゃなくて他の学年の人もいたみたいだもんね……」


はやりさんの結婚


そして失踪


それは日々のワイドショーでのいいネタになっているらしい


抜群の知名度を誇るはやりさんと共演している俺がいるのだ


ただの野次馬根性だけでなく興味本位で話を聞きにくる人もいる


最初こそクラスの連中だけだったがいつしか他のクラスの人も来るようになりトイレにすら満足に行けそうにない状態だ


咲が休み時間のたびに連れ出してくれなかったらもっと大変なことになっていただろう


「ありがとうな、咲」


「なにかお礼言われるようなことしたっけ?」


小首を傾げている


「ま、いろいろだ」


「それよりお腹空いちゃったから早く食べようよ!」


「ああ、そうだな」


二人揃っていただきますをして蓋を開ける


その光景に思わず俺の手が止まってしまった


……桜でんぶでハートマークって


逃げ出しておいて正解だったな……





「ごちそうさまでした……」


「おそまつさまでした」


嬉しそうな咲


「とりあえずハートマークはやめてくれ、想像以上にきつい」


「わ、わかったよ……」


俺の気持ちを汲んでくれたらしい


「ただ、すっげぇ美味かった、ありがとうな」


「うん!」


「このまま教室に戻るのもあれだしなにかしてるか?」


「うーん……麻雀には時間が足りないし……」


「昼寝をすると寝過ごしそうだしなぁ……」


「じゃあ肩揉んでほしいな」


「それぐらいならおやすい御用だけど……こるほどないだろ?」


「どういう意味さ!」


「ほら、そんなに時間ないんだから早く座れよ」


「う、うん……」


気持ちよさそうだからよしとするか……





「今日も終わったなー」


「そうだねー」


帰りのホームルームが終わって逃げ出すように部室に向かう


このときばかりは部室の立地に感謝だな……


「お疲れみたいじゃのう……」


部室に入ると染谷部長がいた


「3年生の間でも話題になってたわよー」


ベッドからひらひらと久先輩が手を振る


「久は久でお疲れみたいじゃしのう……」


「どういうことですか?」


部長の一言に咲が質問する


「須賀くんへの取材を断るのにちょっとね……」


「俺ですか……?」


「瑞原プロに興味があるのは生徒だけじゃないってことよ」


「わざわざご足労するとはのう……」


「あら?学生議会長としては自分の学校の生徒への不当な取材は許さないわよ?」


「ありがとうございます」


「さて、そろそろ呼び出されるみたいだし行きましょうか」


そういって部室を後にする久先輩がとてつもなく頼もしく見えた


「京太郎も今日は帰った方がええじゃろう」


「ですが……」


「今週は部活はやすみじゃ、まともに出来る状態ではなさそうじゃしの」


そういって指差す先


いかにもマスコミという人だかりができていたのだった……





「でもいいんですか?」


「久と同じでワシも部員が大事じゃからな」


そういって笑いかけてくれる


「といってもいたずらに休んでもダメじゃけえの?」


「はい」


「とりあえず目先のことに目を向けると新人戦があるからの」


「京ちゃんも団体戦のメンバーだからね」


「……え?」


「秋の新人戦は3年生がおらん関係で男女混合になるんじゃ」


「そのぶん壁も高くなるけどね!」


「そ、そうか……」


「何があったかは知らんけど新人戦までに解消してきんさい、相談くらいには乗れるけえ」


「私だっているからね!」


「ああ、そうだな」


「ほいじゃあさっさと帰りんさい」


「ええ、そうしますね」


帰りながらケータイを開くと和と優希からメールが着ていた


『一緒に頑張りましょうね』


『足を引っ張ったら許さないじぇ!』


いい仲間を持ったな……


帰り道で目頭が熱くなるのを必死に堪えたのだった





「おかえりなさい、京太郎」


「おかえり、京太郎」


「ただいま」


家に帰ると珍しく母さんだけでなく父さんもいた


「あれ?仕事はもういいの?」


「ああ、しっかり終わらせてきた」


「そうなんだ……」


「息子のピンチにおちおち仕事もしていられないしな」


「……え?」


「取材の依頼が何件きたか知ってる?」


「いや……」


「ま、まともに相手するだけ馬鹿らしいってことだ」


そういって父さんが笑う


「明日からしばらく父さんが送り迎えするからな」


「……いいの?」


「有給ってのはこういうときのためにあるんだよ」


そういって笑う


こんなに頼もしかったんだな……


「ほらほら、ご飯にするから着替えておいで」


「……ああ」


部屋に戻って少し泣いたのは内緒だ





それから数日、週末まで特にトラブルなく無事に過ごせた


「大丈夫か?」


「いやだったらおやすみしてもいいのよ?」


「いや、俺の仕事だから頑張ってくるよ」


長野駅に送ってくれた父さんと母さんは不安げに俺を止めようとしてくれる


その心遣いはありがたいけどただ甘えているわけにもいかない


責任ってやつもあるしな


「わかった、なにかあったらすぐに電話しろよ?」


「助けにいってあげるからね」


「ああ、わかった」


いい両親を持って幸せだ


「……そろそろバスの時間だな」


二人にいってらっしゃいの後に抱きしめられた


なんだか恥ずかしかったけどとっても落ち着けた


恥ずかしいから言葉にはできないけど感謝しっぱなしだ


「じゃあいってきます」


少しカーテンを開けてみると笑顔の二人が手を振ってくれていた


よし、頑張れる!


新たな覚悟を象徴するようにバスも走り出したのだった





「おはようございます」


いつも通り電車に乗り換えてテレビ局に向かう


タクシーを使ってもいいとも言われたが遠慮した


イメージだけどタクシーは渋滞につかまりそうだったからだ


長野とは違い人の視線も気になったが気にしていてもしょうがない


無事にテレビ局にたどり着くとプロデューサーさんが出迎えてくれた


「大丈夫かい?」


「ええ、大丈夫です」


「さっそくだけど打ち合わせに入ってもいい?」


「はい」


プロデューサーさんに連れられて会議室に向かう


その中ではやりさんがしばらくおやすみすることを聞いた


そして代役を立てることを


正直不安しかないけれどそういうわけにもいかないだろう


いつまでも健夜さんにお願いしておくわけにもいかないしな


その……色々キツいものがあるしな……





「……失礼します」


4回ノックをする


「どうぞ」


中からの声に扉を開けて入る


「……え?」


「よろしくお願いしますね、京太郎くん」


「……なんで和がここにいるんだ?」


「はやりさんの代役になりました」


「そ、そうか……」


和に渡された書類によると


ルックスは申し分なく、インターハイ団体制覇で知名度もある


何より俺と同級生であるため仕事しやすいだろう


……あの日まではそうだったのにな


「はじめてですが頑張りますのでよろしくお願いします」


「こ、こちらこそ……」


深々と頭をさげる和に一抹の不安が渦巻くのだった……




続く





次回予告


「な、なんですかこれは……!」


はしゃぎ回る子供たち


だけどどう見ても子供には見えない人もいる


「ちょ、ちょっと!スカートめくらないでください!」


「お、おい!」


必死に止めようとする俺を嬉しそうに拘束している男たち


さすがに大の男4人には力づくでは勝てない


「や、やめてください……」


服を破られてあられもない姿を晒す和


助けを求める和をただ見ているしかできない


「いや……いやあ!」


ニヤニヤしたした男たちは和の悲鳴にさらに愉悦を覚えるのだった……




という展開ではありませんが次回もお楽しみに!





途中間があいてすいませんでした

高校野球決勝に熱中してました


次回更新は今日の夜か明日の夜かそれ以降です

失礼します





「ど、どうですか……?」


控え室が二人一緒なので背中越しに和の質問が聞こえる


振り返って確認してみると……


「そ、その……そんなにジロジロ見られると恥ずかしいんですが……」


「悪い、すっげぇかわいかったから見惚れてた」


「そ、そうですか……」


和は顔を俯けてしまう


照れているみたいだ


一度はやりさんの衣装を文化祭のときに和が着たことがある


あのときも似合っていたが今日の衣装は和のための特注らしい


似合わないわけがないよな!


できれば写真に撮って待ち受け画面にしたいくらいだ


「そろそろ本番みたいだからいかないか?」


「その……勇気をください……」


「……ああ、わかった」


手を広げてやると和が抱きついてくる


撫でてやると


「頑張りますね、お兄ちゃん」


「ああ、そろそろ行こう」


「はい!」


和なら大丈夫だ






「それでは来週もー?」


「「「のっどちゃーん☆ミ」」」


「はい、オッケーでーす!」


「ありがとうございました!」


無事に終了した収録


ただあの挨拶はどうなんだ?


「では着替えた後に反省会をしますね」


「「はい」」


プロデューサーさんの言葉にしたがい着替えるために楽屋に戻る


「あの……私うまくできたでしょうか……?」


着替えている途中に和から声が聞こえる


「ああ、俺よりいい出来だったと思うぞ」


「そ、そんなことないですよ!」


そんな謙遜の声が聞こえる


瞬く間に子供達の心をつかみわかりやすい説明をしていた


保育士さんや小学校の先生みたいだ


……アリだな


「あの……須賀くん……?反省会が始まりますよ……?」


「わ、悪い!」


慌ててバカな妄想を振り払ったのだった





「疲れました……」


「はは、お疲れ様」


反省会を終えた和が大きく伸びをする


こんなだらけた姿は俺以外の人がいたら絶対しないだろう


「この後何か予定あるか?」


「いえ、特には……」


「じゃあさ、昼飯でも食べに行かないか?おごるぞ」


「それは……」


和が考え込んでいるみたいだ


そのときお腹の鳴る音に和の顔が瞬く間に真っ赤になる


「ごちそうになります……」


「ああ、なにか食べたいものがあるか?」


「じゃあ……社員食堂に行ってみたいです」


「いいのか?」


「その……芸能人の方に会えるかもしれませんし……」


「和って結構ミーハーだよな」


「い、いいじゃないですか!早く案内してください!」


「ああ、わかった」


からかいがいのある妹みたいでかわいい


お昼ご飯が楽しみだ





眠気がやばいので少ないですがこんなところで

いつも感想やレスありがとうございます


おやすみなさい




「グッドアフタヌーン、ボーイアンドガール」


食堂についた俺たちに背後から流暢な挨拶の声がかかる


「こんにちは、良子さん」


「こ、こんにちは……」


俺たちもそれぞれ挨拶を返す


「お二人はこれからランチですか?」


「ええ、そうです」


背後に隠れてしまった和も頷いているみたいだ


「番組みましたがベリーグッドでしたよ」


「ありがとうございます」


「あ、ありがとうございましゅ!」


背後で和が噛んだ


かわいい


「では番組成功のご褒美にお姉さんがごちそうしてあげましょう」


行きますよとばかりに歩いていく良子さんにあわててついていく


俺の知っている良子さんとは違い本当にお姉さんみたいだ





「「「いただきます」」」


はやりさんと和はおそろいのレディースランチを


俺はうどんと親子丼セットにした


あまりに緊張した和が戒能プロと同じものがいいです!といった結果だ


「おいしいです……」


パスタを口に運んだ和がつぶやく


「ここのメニューは充実してますからね」


たしかにはやりさんに注文してもらったときに食べたレディースランチはとても美味しかったのを覚えている


「この後はなにかプランはありますか?」


「いえ、特には……」


「和と同じく」


だいぶ緊張もほぐれてきたらしい


「では今日は無理ですが次回から麻雀のコーチをしようと思いますがどうでしょう?」


「ぜひお願いします!」


あまりの勢いに周囲の目を引く


「その勢いはグッドですが周りも見た方がいいですね」


「は、はい……」


真っ赤にしてうつむいてしまった和


「京太郎くんはどうですか?」


「俺もお願いします」


「オーケーです」


普段のことを話しながらご飯を食べ終えると、別の仕事に向かうらしい良子さんと別れた


……心霊ロケならまた一緒に行きたいと思ったのは内緒だ





「このあとどうする?」


ロビーを歩きながら和に尋ねる


「そうですね……特に予定はありませんが……」


「俺もだ」


普段なら誰かいるけど今日はそんなことないみたいだ


「あの……買い物に付き合ってもらってもいいですか?」


「ああ、いいけど……何か買いたいものでもあるのか?」


「その……まあ色々です」


「じゃあデパートに行くか」


「はい」


最寄りの駅へ移動しそこから地下鉄に乗り込む


慣れていない和に説明できるのはちょっとした優越感だ


地下鉄はそんなに混んでいないが和を見た人の中には振り向く人は結構いる


それも当然だろう


ちょっとした優越感に浸ったのは言うまでもない


とりとめのない話をしている目的地に到着した


駅の階段を上がると目的地は目の前だ





「大きいですね……」


「ま、東京だしな」


このあたりが東京の東京たる所以だろう


言ってる自分でもよくわからないけど……


「それで何を買うんだ?」


「ゲームセンターに行ってみたいです!」


「そ、そうか……」


「なにかおかしいことを言ったでしょうか?」


「まさか和の口からそんな言葉が出てくるなんてな」


「その……以前須賀くんと一緒に行ったのが楽しかったので……」


おずおずと差し出しケータイにはいつか俺があげたエトペンがぶら下がっている


間違いなくプリクラも貼ってあるだろう


「ダメ……ですか……?」


「よし、遊ぶか」


「はい!」


俺だって遊びたかったしな





「楽しかったですね!」


「ああ」


ダンスゲームにエアホッケー


クイズゲームに麻雀ゲーム


クレーンゲームに締めのプリクラ


普段の和からは想像できないはしゃぎっぷりだ


「大切にしますね!」


そういって大きめのエトペンを抱きしめている


「ああ、そうしてくれ」


そんな姿を見られたから満足だ


「あの……一つ買いたいものがあるんですがいいですか……?」


「ああ、どこでもいいぞ」


「では……下着売り場に……」


「……え?」


「その……替えの下着を用意してなくて……」


「そ、そうか……」


「どこでもいいと言ったのでちゃんと付き合ってくれますよね?」


「……ああ」


なんだかはめられたような気がする……


まあ和が楽しそうだからいいか





秋から冬へと間服を扱う売り場を通り過ぎていくと目当ての売り場だ


「おお……」


あまりの壮観さに思わず後ずさりしてしまう


「どうかしましたか?」


「……なんでもない」


気まずさは言うまでもない


小さなサイズから大きなサイズまで


そんな中で和が向かうのはかなり大きめのサイズのコーナーだ


Lか……


この前見た咲とのサイズを思わず指折り数えてしまう


本当に同級生だよな……?


「これはいかがでしょう……?」


「いいんじゃないか?」


和が手にしているのは先日咲が着けていたのと同じような淡い水色のセットだ


シンプルな装飾は清楚な和にぴったりな気がする


「少し試着してきますね」


「お、おい……!」


止めるより早く行ってしまった和


……針のむしろってこういう状態なんだな





「あの……須賀くん……」


「な、なんだ!?」


薄いカーテン越しのか細い声に思わず大きな声を出してしまう


薄いカーテンを隔てて和がおそらく下着姿でいるのだ


裸まで見たことがあってもまた別のヴェクタのエロさがある


……やばいな


「その……似合ってるかどうか確認してもらえませんか……?」


「さ、さすがにそれは……」


「お願いします」


「……ああ」


やけにしっかりした声に思わず頷いてしまう


やけに大きな音を立てて避けられたカーテンごしに下着姿の和がいた


「ど、どうでしょう……?」


「……すっげぇ似合ってる」


咲にもよく似合っていたが和にはそれ以上に似合ってる


「では着替えてお会計してきますね」


「……ああ」


閉められたカーテンとともにトイレに駆け込む


その途中もキュッとしまったウェストや下着では覆い隠せない胸やお尻が頭から離れないのだった……





「た、ただいま……」


「おかえりなさい」


戻ると和もちょうど会計を済ませたみたいだ


「お疲れみたいですけど大丈夫ですか……?」


「気にしないでくれ……」


男には色々と事情というものがあるからな


「そ、そろそろ飯に行かないか!?」


「たしかにお腹が空きました……」


「今度は鳴らないんだな」


「あ、あれは忘れてください!」


真っ赤な顔で頬を膨らませる和が微笑ましい


「ま、好きなものをご馳走するよ」


「え?」


「お昼はお姉さんのご馳走になったから夜はお兄さんからのお祝いだ」


「ええ、わかりました」


にっこりと微笑む和に不覚にもどきりとしたのは内緒だ





「とても美味しかったです……」


「ああ、まさか和がハンバーグが好きだったなんてな」


「美味しかったんだからいいじゃないですか!」


「……そうだな」


「そろそろホテルに行きますか?」


「ああ、いい時間だしな」


「たしかテレビ局が近くのホテルを手配してくれてるんですよね?」


「そうだな」


俺も泊まったことのあるホテルだ


「ビジネスホテルははじめてなので楽しみです……」


「そうか……」


今日のことを話しながら移動すると瞬く間に先ほどとは反対の道でホテルに到着した


手続き自体は簡素なものだが『須賀和』ってどうなんだよ……


「こうすればお嫁さんみたいですね」


「そ、そうだな……」


無邪気な笑顔がかわいいからよしとするか


「……なんでツインなんだ?」


「その……ひとりだと不安なので一緒にいていただきたいのですが……」


「わ、わかった……」


そんな泣きそうな顔をされたら否定できないじゃないか……





日付が変わりそうなのでここまでで

おやすみなさい




こんばんは

今夜もぼちぼち進めていきます

性的な描写がでてきますので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ





「こんな部屋なんですね」


カードキーで扉を開けて入り口に差し込むと部屋の明かりがつく


和が戸惑ったので俺がかわりに開けたのは言うまでもない


「じゃあベッドは和が使ってくれよ」


「須賀くんはどうするんですか?」


「俺はそっちの椅子で座るからさ」


机の前の椅子を指差す


「さすがにそのベッドで一緒に寝るわけにはいかないからな……」


ベッドとちょっとした机にテレビに冷蔵庫にお茶など


俺の中では一般的なビジネスホテルの一室だ


ただ……


「私は須賀くんと同じベッドでも気にしませんよ?」


「俺が気にするんだよ……」


部屋で最も存在感を放つ巨大なベッドには枕が二つ並べてある


いわゆるダブルベッドというやつだ


さすがにそれはまずいだろ……





「とにかく先にシャワー浴びてこいよ」


和の反論を強引に封じる


「あ、あの……」


まだ何か言いたそうだったが渋々ユニットバスへと向かう


ふぅ……


ようやく一息吐いてテレビをつける


「やっぱり都会だな……」


長野より多いチャンネル数にさすが都会だと妙に感心する


今夜寝るだろうことになる椅子はなかなかの座り心地だ


少なくとも学校の硬い椅子で寝るよりかは幾分マシだろう


「お、こっちでもやってるんだ」


普段見ている番組を発見してちょっとした幸せはそう長くは続かなかった


「あの……須賀くん……」


顔だけユニットバスから出した和


「な、なんだ!?」


その泣き出しそうな顔はただならぬ自体の発生を予見させるのに十分だ





「何かあったのか?」


「その……使い方がわからなくて……」


「……え?」


「お風呂の使い方がわからないんです……」


「そ、そうか……」


あまりのしょうもなさに思わず笑ってしまう


「わ、笑わないでください!」


俺にとっては瑣末な問題でも当人である和にとってはそうではないらしい


「すまんすまん……何がわからないんだ?」


「その……お湯は出たんですけどシャワーにできなくて……」


「ああ」


つまみをひねって蛇口からシャワーに切り替える


慣れた今となっては簡単な作業だがはじめてのときの俺も苦労したのだ


「シャワーの横のつまみをひねってみろよ、切り替えられるぞ」


「ああ、できました!」


和は嬉しそうだ


嬉しそうなんだけど……


せめて扉は閉めてくれ……





和は風呂を満喫しているらしく鼻歌が聞こえて来る


扉を一応閉めたが隙間から十分聞こえて来る


あの和が薄い扉を隔てて全裸で……


おそらく扉には鍵がかかっていないだろう


いつもならトイレに行きたいところだがそれは出来ない相談だ


後々のリスクを考えると部屋でも無理だろう


「あの……須賀くん……?」


「な、なんだ!?」


扉越しのか細い声に邪な妄想を振り払う


「……ちょっと来ていただけませんか?」


「……え?」


「お願いします……」


本当に困っているらしい


「…………わかった」


内心しかたないという言い訳を半分、期待を半分


様々な思惑とともにゆっくりと扉を開いたのだった





「な、なんだ……?」


ユニットバスに入ってみると和は湯船に浸かっていた


カーテンは閉められていないので顔が良く見える


その豊満な胸もしっかり浮かんでいる


蓋を閉められた便器には和が身につけていたのだろう衣服がたたんで置いてある


そのあたりはさすがといったところだろう


ただ下着を上に置いておくのはどうかと思うが……


カーテンを閉めていなかったせいで飛び散ったシャワーで湿っているのがやけにエロい


「女性の入浴をつぶさに観察するのはいい趣味とは言えませんよ?」


「……すまん」


たしかに和の言う通りだ


2割くらいはそんな状況を作り出した和のせいでもあると思うんだけど……


「一緒にお風呂に入りませんか?」


「……は?」


やおら立ち上がった和のまったく隠そうともしない裸体に怯んだ俺はそのまま抱きしめられてしまう


「濡れたままでは風邪をひいてしまいますよ?」


「……はい」


正直嬉しいと思ったのは内緒だ





「気持ちいいですね♪」


「……そうだな」


自然と口数が少なくなってしまう


それほど大きくない湯船に半ば無理やり二人で入っているのだ


「なんだか落ち着きます」


「そ、そうか……」


向かい合うのはスペースの無駄だ


だからって……


「何も俺の膝の間に座ることないだろうに……」


「気持ちいいから大丈夫です!」


自信満々な和に合わせるように大きく揺れた


「……須賀くんはいやですか?」


「……いや」


和の肩越しに豊満な乳房と淡い桃色の乳首が見下ろせるのだ


ロリコンでもホモでもない俺にはまさしく絶景だ


絶景だけど……


「ふふ、気持ちいいですね♪」


楽しげに俺の逸物に股間を押し当てる和のせいで素直に楽しんでもいられないのだった





「須賀くんはまだ女性未経験のままですか?」


「は!?」


「答えてください」


顔は見えないが真剣な声


はぐらかすことはできないだろう


「……ああ」


「安心しました」


「……え?」


「どうせならお互いはじめてのほうがいいですもんね」


「いや、あのとき俺は告白を……」


「ふふ、一度断られたくらいでは諦めませんよ」


「え?」


「もっと魅力的になって須賀くんに私だけに向き合ってもらいます!」


「……そうか」


かなりのポジティブ思考だ


だけど俺もそうしたほうがいいかもな


……尤もはやりさんは行方知らずなんだけど


「このままはじめての交換もいいかもしれませんね」


「……和?」


「お湯の中でも須賀くんのモノを求めてるのがわかりますか……?」


こすりつける先端はまるでヨダレを垂らしてるみたいだ


「の、和!」


さすがにそれはまずいだろう!





「ふふ、冗談ですよ」


「そ、そうか……」


和の言葉に胸をなでおろす


「せっかくのはじめてはもっといいムードがいいです」


「……そうだな」


それには同意だ


「で・す・が!」


一音節ずつ区切りながらいう


「私の体がうずいてしまったのは事実です……」


「そ、そうか……」


たしかに和の体が火照っているのは事実だ


「あの、須賀くん……一つ提案があるんですが……」


「な、なんだ……?」


「お互いにおなにぃしませんか……?」


「……え?」


「私が須賀くんのをするので須賀くんは私にしてください……」


「……わかった」


いまいち理解はできなかったが断れるほど理性は働かないのだった





「でははじめますね……?」


「あ、ああ……」


和が俺の逸物をゆっくりと扱き始める


「私だけじゃなくて須賀くんもしてください……!」


「わ、わかった……」


かなりの重量がある胸に手をかける


ずっしりと重いが柔らかく現に俺が揉んでみると簡単に形を変えてしまう


「む、胸ばかりでなくてこちらもお願いします……」


和の細い腕に導かれた先は俺の逸物がこすりつけられていた股間だ


咲とは違いしっかりと生えそろった陰毛のたしかな手触りの先に柔らかくヌルヌルした恥肉がある


「ら、らめぇ……」


軽く撫でただけなのにかなり感じているらしい


俺の◯ンポを扱く◯ンポも上がっていく


かなり我慢してきた俺の逸物が限界を迎えないように和への責めを乳首やクリトリスといった局所的なものにする


かなり効果があったらしく和は甘い声を漏らしている


それでも俺の逸物を扱き続けるのはさすがで、自分がするのとは比べものにならない快感だ


「の、和……俺もう……」


「わ、私もです……!」


お互いに性器から盛大な噴水とともにしばらく快感でぼーっと湯船に浸かっていたのだった……






「自分でするよりずっと気持ちよかったです……」


気の抜けた声で和がつぶやく


「……ああ」


それには俺も同感だ


「やっぱり妄想より現実のほうがずっと気持ちいです……」


「そうなのか?」


「須賀くんにいじってもらえるなんて……って言わせないでください!」


「……すまん」


耳まで真っ赤なところを見るに相当恥ずかしかったのだろう


「でもお湯は使えませんね……」


「そろそろ上がるか?」


「ええ、そうですね」


「ちなみにシャワーを使うときはカーテンを内側に入れてすると濡れないぞ」


振り返った和の素っ頓狂な顔に噴き出してしまい怒られたのはいうまでもない





「でも須賀くんと一緒でよかったです……」


隣で同衾している和がつぶやく


あっさりと同衾を承諾させられてしまいこうなっている


「そうなのか?」


「ええ、牌のお姉さんは私の憧れですから」


「へえ……」


「私の麻雀を覚えたきっかけをご存知ですか?」


「いや……」


「実は昔入院していたときにベッドでみた瑞原プロに憧れたのがきっかけなんです」


「そうか……」


「ええ、ですから今も瑞原プロも牌のお姉さんも私の憧れなんです」


「……そうか」


「ふふ、やっぱり須賀くんは頼れるお兄ちゃんですね♪」


「……さんきゅ」


嬉しそうに抱きつく和


裸のまま作務衣を着ているせいで破壊力は抜群だ


「明日もよろしくお願いしますね」


「……こちらこそ」


「おやすみなさい」


「おやすみ」


電気を消すと瞬く間に寝息を立て始めた和


一方の俺ははだけた作務衣の隙間からダイレクトに腕を挟まれているのだ


……眠れるかな


とりあえず明日も頑張るか




続く






次回予告


「あれが瑞原の嬢ちゃんの結婚相手だ」


「あの人が……」


大沼プロと南浦プロに連れて行ってもらった男子の公式戦


そこで華々しくヒーローインタビューを受けていたのがはやりさんの婚約者らしい


こちらに向かってきた彼が一言


「……負け犬が」


思わず殴りかかるが軽い身のこなしで止められてしまう


「暴力はいけません。フッハハハハハハハハ・・・


 ですが笑えますねぇ、あの一件であなたは麻雀の表舞台から追放、


 一方私は今では麻雀の男子チャンピオン、随分と差がつきましたぁ。悔しいでしょうねぇ。」


「てめぇ!」


「……そこまでだ」


大沼プロに止められる


「男なら麻雀で決めな」



次回、デュエルスタンバイ!




という展開ではありませんが次回もお楽しみに!






以上です

次回はちょっと考えたいので明日は更新できないかもしれません


おやすみなさい





「無事に終わって良かったですね」


「……そうだな」


寝起きのあられもない姿に混乱したり朝ご飯のバイキングにはしゃいだりしたが無事にテレビ局に到着できた


器用な和は昨日よりもさらにいい仕事をやってのけた


今は二人で楽屋にいるんだけど……


「……そろそろ話してくれないか?」


「まだお兄ちゃん成分を充電できてませんから」


「……せめて服を着てくれないか?」


「こちらの方が効率が良さそうですから」


「……さいですか」


『充電』と称して和に裸で抱きつかれている


といっても後ろからだが……


昨夜あんなことをしたとはいえそれとこれとは別問題だ


ホモでもロリコンでもない俺にとってちょっとした生き地獄だ


和が服を着る間にトイレに駆け込んだのは言うまでもない


……ふぅ





「楽しかったですね」


「……そうだな」


ミーティングを無事に終えて和はすっかりご機嫌だ


新幹線の座席でエトペンを抱きしめているのだからご機嫌ではないわけがないのだろうが


お客さんがいちいち振り向いている


目的は和のエトペンかその上にあるものか……


できれば前者であって欲しいのがささやかな願いだ


「それにしても新幹線とはな……」


「父がそうするようにテレビ局に掛け合ってくれたんです」


「……そうか」


時間的にも快適さでも段違いだ


和のおじさんに今度会ったらお礼を言わないとな……


駅で迎えを待っていた父さんたちが和を送っていくことを申し出たが丁寧に断られた


その直後に和の両親も現れたから問題ないだろう


といっても色々と親同士は話してたみたいですっかり待ちくたびれてしまいお礼を言えずじまいだ


またの機会でもいいよな


とにかく今は眠りたい


昼寝だけのはずなのにすっかり夜になってしまったのはちょっとだけ損した気分だ






「なんだか久しぶりの気がするのう……」


わずか一週間だけのやすみなのにやけに長く感じた


学校側の対応のおかげですべての取材は断られたらしい


俺を捕まえても無駄だということがわかったのか押しかけてくる人もいなくて久しぶりに平和だった


和のところには色々な人が集まっていたがまんざらでもなさそうなので問題ないだろう


ただファンクラブまで作ってしまうのはどうなんだ……


会長就任を断られたが丁重にお断りした


なんだかんだで和とは気楽に付き合っていたいしな


「それにしても和は牌のお姉さんをしっかりできたわね」


「須賀くんがフォローしてくれましたから……」


「のどちゃんにデレデレしてただけだじぇ!」


「まあまあ……」


この何気ないやりとりがとてつもなく愛おしくそして懐かしく感じた


やっぱりここにいてもいいっていう居場所があることはありがたいことだな





「雑談はそれくらいにして本題に入ろうかの」


「今度の新人戦のことね」


「ほうじゃ」


久先輩の言葉に染谷部長が頷く


「個人戦はともかく団体戦は男女混合じゃからの」


「ちなみに私は出場できないから必然的に須賀くんもメンバーになるからね」


「責任重大だな!」


おかしそうに優希が笑う


「やっと京ちゃんと同じチームで戦えるね!」


「一緒に頑張りましょうね!」


「ああ」


同じ一年生なのにここまで対応に差が出るのか……


「さて、京太郎が出場するのはええんじゃが問題が一つある」


「なんでしょう?」


「どこに須賀くんをオーダーするかということよ」


「な、なるほど?」


わかったようなわからないような……





「たとえば私がいた中堅は各校のエースを持ってくることが多いポジションね」


「大阪の姫松なんかがそうしとるの」


「悪いけど今の須賀くんでは各校のエースを向こうに回すのは無理だと思うの」


「は、はい……」


たしかにまだまだ及ばないのはわかってる


だけど改めて誰かに言われると結構へこむな……


「同じ理由で大将も無理じゃの」


「はい」


「先鋒は私みたいに勢いがなければダメなんだじぇ!」


「たしかに優希ちゃんがリードすると後を受ける私たちも気が楽だもんね」


咲の言葉にない胸を張っている優希


たしかに準決勝や決勝の先鋒はエースクラスが来ていたのでそんななかでも健闘した優希はすごいだろう


口にすれば調子に乗りそうだから絶対に言わないけどな


「となれば残るポジションは二つじゃの」


「次鋒と副将ね」


「はあ……」


それぞれ染谷先輩と和が勤めていたポジションだ





「それぞれの役目は結構似ているといえば似てると言えるの」


「そうなんですか?」


「先鋒のリードをつないだり凹んだところを補ったりするのが次鋒」


「中堅までのリードを守ったり逆転への希望を大将につなげたりするのが副将ですね」


「なるほど……」


それぞれのポジションで団体戦を戦い抜いた二人の説明はかなりわかりやすい


「各校は基本的に調整を兼ねてるから気楽な気持ちで考えればいいわ」


「一部の例外を除けば弱体化しているからの」


「つまり優希様が全員トバすこともありえるわけだじぇ!」


「南入してからも集中力を切らさなければできるかもしれませんね」


「のどちゃんが厳しいじょ……」


「大丈夫だよ、京ちゃんがトバなければ私がなんとかするからね!」


口々に意見が出てくる


「ま、オーダー提出までまだ時間はあるけぇ気楽に考えんさい」


「さて、久しぶりに打つわよ!」


「おんしは引退した身じゃろうに……」


「色々と欲求不満なのよ!」


「はいはい」


「まこが冷たい……」


とりあえず今は練習に集中しよう


久先輩の言葉がしばらく耳から離れなかったのは内緒だ



続く





こんばんは

本来ならここで京ちゃんのポジションを多数決で決めようと思いましたがやめました

ちなみに各ポジションの役割に関してですが、将棋のリレー将棋を参考にしたものなので違う恐れがあります

将棋の場合だと

一番手は陣形作り

二番手は仕掛けの準備

三番手は中盤戦

四番手は寄せ

という役割が一般的です

最も棋力が低い人を一番手に、高い人を三番手に置くのが一般的ですが終盤戦に強い人を一番手に置くなどの例外もありこの限りではありません

説明できる方がいればしていただけると幸いです



おやすみなさい





「ねえ、京ちゃん?」


「なんだ?」


さつま汁を作っている咲に声をかけられる


出張でいない父さんたちに頼まれて泊まりに来た咲と一緒にささやかながら秋の味覚大会の準備をしているところだ


「京ちゃんは次鋒と副将のどっちになるか決めた?」


「いや、まだだけど……」


「私は京ちゃんが副将がいいな……」


「どうしてだ?」


「だって京ちゃん優希ちゃんの後を引き継いで調整なんてできるくらい器用じゃないでしょ?」


「ま、まあ……」


悔しいがその通りだ


「中堅のエースにつなごうと思ったら大変なんだからね?」


「そ、そうだな……」


全国大会制覇を成し遂げた咲の言葉にはかなりの重みがある


「だからさ、京ちゃんは副将の方がいいと思うな」


吹きそうになっているさつま汁の火を止める





「あとはね、これは私の個人的な気持ちなんだけど……」


「なんだ?」


「京ちゃんが副将だと私いつも以上に頑張れるの」


「そうなのか?」


「愛の力ってやつだね!」


「…………」


思わずわざとらしくため息を吐く


「どういう意味さ!」


「さすがに物語の読みすぎだろ……」


「結構モチベーションとかにも影響するんだからね!?」


「そ、そうか……」


真剣な眼差しを見るにあながち間違いではないのだろう


「私のわがままもあるけどやっぱり京ちゃんには副将でいてもらいたいな」


「……そうか……ま、冷める前に食おうぜ」


「そうだね!」


栗ご飯にさつま汁、それにサンマの塩焼き


さすが旬というだけあって美味かった





「……ぅん」


一緒に風呂に入ってそのままベッドに入った咲はすっかり寝入っているらしい


静かな夜にはやけに咲の寝息が大きく聞こえる


裸で抱きついている咲の体温は高くその柔らかさは女の子であることをまざまざと俺に示す


「さて、どうしようかね……」


俺のオーダー決定にはまだ時間があるにしても早いに越したことはないだろう


咲の言ったことは尤もだろう


「……やっぱり副将だよなぁ」


咲に言われた時からなんとなく考えてはいたがやっぱりその方がいいだろう


前には和、後ろには咲がいるのだ


日本一といっても過言ではないだろう


そんなことを考えがまとまると急に眠くなってきた


お礼というわけではないが頭を撫でてやると嬉しそうに笑う


今夜はよく眠れそうだ


おやすみなさい


そのまま引き込まれるように夢の世界へと落ちていったのだった……






「ほうか……そう決めたんじゃの?」


「はい」


今日も咲と一緒に登校した


昼休みに会いたいと染谷部長にメールでお願いしたのだ


俺の決意を聞いた染谷部長の質問に頷く


「ということは和がエース区間というわけじゃの」


「……大丈夫でしょうか?」


「和があっさりやられると思うか?」


「いえ、思いません」


「ほう……ずいぶんあっさり言い切るのう」


「和が頑張っているのは知ってますから」


「長年連れ添った夫婦みたいじゃの」


からかうように笑う


「そ、それは……」


「まあええ、続きは今日の部活での」


「は、はい……」



ニヤニヤ笑う部長から逃げるように教室へと戻ったのだった





「というわけで京太郎は副将じゃ」


午後の授業を終えて部活の始まりに染谷部長が発表する


「ふふ、和と咲に挟まれるなんてまさしく両手に花ね」


久先輩がからかう


「責任重大だじぇ!」


「須賀くんなら大丈夫ですよ」


「トバない限り私がなんとかするからね!」


「あ、ああ……」


まだまだ実感が湧かない


「ま、今は個人のスキルアップじゃの」


「さて、今日も私の欲求不満解消に付き合ってもらうわよ!」


「おんしは学生議会があるじゃろうが……」


「内木くんに任せてきたから大丈夫よ!」


「副議会長……」


「ロリコンには当然の報いだじぇ!」


「あはは……」


副議会長も大変そうだな……


ただ、おぼろげながらも目標が決まったことで練習へ身が入りやすくなった気がする


今はただただ頑張るしかないもんな





「それでは来週もー?」


「「「のっどちゃーん☆ミ」」」


「はい、オッケーでーす!」


週末になり仕事に向かう


今までと異なるのは前日の夜に新幹線で東京入りすること


そして……


「やっぱりホテルってすごいですね!」


「……ああ」


和とホテルに宿泊すること


……同じ部屋に


「なあ、そろそろ分けないか?」


「ダメです」


「でも……」


「須賀くんは私が誘拐されたり困ったりしてもいいということですか……?」


「それは……」


そう言われて無下にできなくなったのだ


まあ、仕事が無事に終わったからよしとするか……






「グッドアフタヌーン、ボーイアンドガール」


「こんにちは、良子さん」


「こ、こんにちは……」


ミーティングを終えて食堂へ向かうとそこで良子さんと会えた


「では今日の午後は麻雀のレッスンで大丈夫ですね?」


「ええ、大丈夫です」


「よろしくお願いします」


二人揃って頭を下げる


「ではまずはランチにしましょうか」


「「はい」」


3人がそれぞれ注文した料理を持って席に座る


「今日は鳴らなかったな」


「わ、忘れてください!」


「ワッツ?」


先週のことをからかうと和が顔を赤くする


蚊帳の外の良子さんは不思議そうな顔をしている


「「「いただきます」」」


やっぱりご飯は誰かと食べた方が美味しいな





「「「ごちそうさまでした」」」


「そういえばどこでレッスンしてくれるんですか?」


疑問に思ったので質問してみる


「ふむ……私のハウスはどうでしょう?」


「戒能プロのお宅ですか?」


「イエス、今日はミーティングルームは使えそうにないですしね」


「なるほど……」


「あの……突然お邪魔しても迷惑ではありませんか……?」


「お二人くらいならノープロブレムですよ」


「あ、ありがとうございます!」


「ではランチが終わり次第移動しましょうか」


「「はい」」


はやる気持ちを抑えながら箸を進めていく


「「「ごちそうさまでした」」」


3人揃って挨拶をして、片付けてから3人でテレビ局を後にしたのだった





「私の家にウェルカム」


「お邪魔します」


「お、お邪魔します……」


「ふふ、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」


「は、はい……」


入る前から緊張していたらしい和はリビングに入ってからもガチガチだ


「ソファー座っててください」


「は、はい……」


着替えや飲み物の用意に行ってしまった良子さん


俺たちは二人でソファーに座っている


……ガチガチだな


ただ一点を必死になって見ている様はちょっとした恐怖だ


「飲み物を……大丈夫ですか……?」


「ひゃい!」


どう見ても大丈夫ではない





「あの……そんなに緊張しなくてもいいですよ……?」


「はい……」


「よし、気分をチェンジしましょう!」


「「え?」」


良子さんの提案に和と顔を見合わせる


「ではカモンです」


「あ、あの……」


半ば強引に和の手を引いていく良子さん


助けを求めるような視線を俺に送るがどうすることもできない


「あ、あの……自分で脱げますから……」


「お姉さんにおまかせあれです!」


扉越しに漏れてくるそんな声


そんな声に以前ここを訪れたときの記憶が蘇ってくる


そしてもらったまま捨てられないでいるあれの存在も……


「お待たせしました」


良子さんの声にバカげた妄想から現実に引き戻される


「おお……」


「あ、あまり見ないでください……」


おそろいのチャイナ服はとても似合っていたのだった





「以前番組の企画でいただいたものが残っていて良かったです」


「だ、だからって私が着る必要はないじゃないですか……」


「とてもキュートだからノープロブレムです」


「そ、それは……」


顔を真っ赤にして俯いている和


「すっげぇかわいいよ」


「ほ、本当ですか……?」


不安げに上目遣いをする和


「ああ」


「あ、ありがとうございます……」


「い、いや……」


そんな顔をされたらこっちも恥ずかしくなるじゃないか……


「ちなみに普段はスリットから下着のラインが覗かないように紐のものをつけるんですが……」


「……え?」


「和ちゃんは用意していなかったそうですよ?」


「それって……」


「え、えっちなことばかり考えてないで早く始めますよ!」


「すいません……」


妄想したっていいじゃないか


男だもの





レッスンとはいってもそんなに仰々しいものではない


三麻を打ったりネットで打ったり


それの牌譜を見ながら説明を受けたり検討したり


最初こそ緊張していた和だったが慣れたのか集中するといつも通りの和だった


その真剣な眼差しと綺麗な手つきにチャイナ服が相まって雰囲気抜群だ


ただ……


ネトマを二人が覗き込むと肩に色々……


真剣な二人の様子を見ているとそんな馬鹿げた妄想はどこ吹く風


「さて、そろそろ終わりにしましょうか」


良子さんがそういったときにはカーテン越しの空は真っ暗だった


「え、もうこんな時間ですか?」


時計を確認した和と顔を見合わせる


「しっかり頑張りましたからね」


緊張が解けると同時にお腹も鳴る


「せっかくですからディナーにしましょうか」


「「お、お願いします……」」


顔を赤くしながら二人で頭を下げたのだった……





「どうぞ、お待ち遠さまです」


「二人で作りました!」


良子さんと和


その二人が並んでキッチンに立っている


チャイナ服にエプロンドレスという不思議な格好だけど……


かわいいからいいや


その仲の良さはちょっとした姉妹みたいだ


微笑ましいからいいや


「あれ?買い物に行ってませんよね?」


「昨日からお二人を招待しようと思っていましたからね」


「あ、ありがとうございます!」


嬉しさのせいか和は泣きそうだ


「さて、冷める前にいただきましょうか」


「「「いただきます」」」


料理の美味しさは申し分ない


さらに作った人もだしあーんしてくれる人もだ


そしてほのかにワインを呷る姿がやけに様になっている


思わず和と見入ってしまったくらいだ





「ごちそうさまでした」


「「お粗末様でした」」


「お風呂に入り前に映画を見ませんか?」


「映画ですか?」


「ええ、咏さんにお借りしたのでせっかくなら……」


「いいですね!」


たしかにそのままお風呂にはいる気分ではない


「賛成です」


ソファーの前に俺を挟むように二人が座る


二人掛けのソファーに3人で座っているのだ


必然的に密着することになる


両手に花っていいもんだな!


ワクワクしていると再生が始まる


「そういえばどんな映画なんですか?」


「血湧き肉躍るような楽しいものだそうですよ?」


少なくともオープニングのゾンビからはそんなことは見えないな……





「お、終わりましたよ……?」


「ほ、本当ですか……?」


「も、もういませんか……?」


両手に抱きつく二人は小動物のように震えている


撫でてやれば喜びそうだがそうはいかない


しっかりロックされているからな


その隙間はぴったり収まった俺の腕は引き抜けない


「俺たちはそろそろお暇しますね?」


「「ふぇ?」」


「さすがにホテルに戻らないと……」


「わ、私がゾンビに襲われてもいいっていうんですか……?」


「そんなの薄情じゃないですか……」


「そ、それは……」


「よ、夜も遅いのでお二人とも泊まっていってください」


「……わかりました」


しきりに頷く和に俺もそう答えるしかないのだった……





「ではお二人で先にお風呂にどうぞ」


「「……え?」」


俺の言葉に怪訝そうな顔をする二人


俺は最後でいいですから


「わ、私たちが襲われてもいいっていうんですか!?」


「そ、そうですよ!」


「いや、あくまであれは映画の中のはなしで……」


「そ、そんなわけないじゃないですか!」


「そんなオカルトありえません!」


「えー……」


「と、とにかく一緒に入ってください!」


「わ、わかりましたね!?」


「はい……」


凄まじい剣幕の二人に迫られて頷くしかなかった


……決して二人とお風呂に入りたかったわけではない




続く






次回予告


「はやりさんじゃなくて私じゃダメですか……?」


「よ、良子さん……?」


「そ、そうですよ……須賀くんが望むのならどんなことでも……」


「の、和……?」


二人でも狭かった浴室は3人だと言うまでもない


浴槽に腰掛けた二人が自らの秘所をさらけ出す


「い、いえ……さすがにそれは……」


「京太郎くんの体は正直ですよ……?」


「私は構いませんから……」


「だ、だけど……」


俺の口を馬乗りになって強引に塞ぐ


股間を押し当てられて逃げることができない


そんな抵抗もできないままに童貞を喪失したのだった……



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!





以上です

3人の混浴でこのスレも終わりくらいですね

次回更新のときに合わせて新スレを建てようと思います


夕飯の用意などがあるのでここまでで

失礼します





新スレ建てました

京太郎「このプロキツい……」咏「わっかんねー」


こちらのスレはこの後埋めます

レス数的にギリギリなのでレスせずに、何かある場合は新スレでお願いします

レス数が足りない場合尻切れトンボになっても知りません


性的な描写があるので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


くれぐれもこちらのスレにはレスしないでください


でははじめますよーぅ






「さすがに狭いですね……」


二人でも狭かった脱衣所だ


3人ならきつきつなのは火を見るよりも明らかだ


「襲われないためなので我慢してください!」


「私たちが襲われるよりずっとマシです!」


「そ、そう……ですね……」


二人の剣幕はすさまじい


二人ともチャイナ服を脱いでいく


「……え?」


「あら?チャイナ服の下は着けないって言いませんでしたか?」


「戒能プロがそうおっしゃったので……」


つまり先ほど抱きついていた時は……


その感覚に惜しいと思ってしまった


なんやかんやで血湧き肉躍る映画というのは本当だったしな……


「いいから早く脱いでください」


「そ、そうですよ!」


「は、はい……」


一糸まとわぬ二人に急かされながら身につけたものを脱いでいった





浴室に入ると狭さは一段と感じる


それもそのはずだ


二人ともかなりの威圧感や重量感、存在感を放つものをお持ちなのだから


「まずは洗いっこしましょう」


お酒のせいかほんのり赤らんだ顔の良子さんは大胆だ


「そうですね」


昨日もあんなことをした和も断る理由はないだろう


「さ、さすがにそれは……」


「ではお願いしますね」


俺が止めるより先に背中を向けて座ってしまう


「し、失礼します……」


和は洗う準備をしているしもはや止められないだろう


ただ幸か不幸か


後ろから洗うのはよかったな……


髪の毛を洗うためにシャンプーを泡立て始めた





「失礼します」


良子さんの長い髪の毛をゆっくりとシャンプーを泡立てた両手で撫でていく


「やっぱり誰かに洗ってもらうのは気持ちいいですね」


気持ちよさそうだ


「それにしても戒能プロは綺麗ですよね……」


「陥没してなければいいんですが……」


「でもすっごく柔らかいじゃないですか」


「それは和ちゃんもですよ」


「い、いきなり揉まないでください……」


「ふふ、おあいこですよ」


俺が背中を流している間にお互いに胸を揉みあっているらしい


……別に羨ましくねえし


ただただ背中を流すのに集中するだけだし……


「あ、顔だしてきましたよ!」


「もう……」


羨ましくねえし……





二人が乳繰り合っている間に和の背中や髪の毛も洗い終える


……もうゴールしてもいいよね?


「今度は京太郎くんを洗うターンですね」


「バッチリおまかせください!」


張り切る良子さんと和


俺はなんだか悟りが開けそうだ


「では前は私が」


「後ろは私に任せてください」


「あ、ああ……」


良子さんと入れ変わるように椅子に座る


前には良子さんが、後ろさんには和が


なんとか両手でいきり立つ逸物を隠そうとするがままならない


「ではチェストから……」


「では髪の毛から……」


二人の手が俺の体へと伸ばされたのだった





「やはり硬くてたくましいですね」


「そうですか?」


「ええ、私たちとは全然違います」


「そ、そうですか……」


たしかに俺にはそんな立派なものはないからな


「頼り甲斐があって好きですよ」


「あ、ありがとうございます……」


そんな顔でそんなセリフを言われたら照れてしまうじゃないか……


「私と違って短いので洗うのが楽ですね……」


後ろから和の声


「まあ長くてもうっとうしいしな」


「そうですか……」


たしかに洗ってもらうのは気持ちいいな


「流しますね」


「ああ」


誰かに洗ってもらうのがこんなに贅沢なんて思わなかった


ましてや洗ってくれるのが良子さんや和みたいな美人ならなおさらだ





「次は背中ですね」


「ああ、頼む」


和は背中を洗い始めたようだ


背中をこする手がやけに小さく感じる


良子さんはお腹の方を洗い始めたのでやけにくすぐったい


そういえば耳にかかる息がやけに荒いような……


「せ、せっかくだから胸で洗いますね……?」


「……え!?」


「わ、私のおっぱいで気持ち良くなってください……!」


「お、おい!?」


「では私もバストで洗いましょうか」


「よ、良子さん!?」


柔らかい乳房の中で硬さを失わない乳首


前後から加えられる感触にただただ耐えるしかないのだった……






「ふふ、きれいになりましたね」


「背中もバッチリですよ」


「あ、ありがとうございます……」


天国のような地獄の時間がようやく終焉を告げた


「では今度は腕ですね」


「ええ、こちらも胸できれいにしますね」


「え?ちょ、ちょっと!?」


止めるより先に挟み込まれる俺の両手


先ほど背中や胸に当たっていた感触よりさらに温かい


石鹸のおかげか滑りはかなりいい


「ふふ、気持ち良くなってるのは腕だけではないみいたいですね」


「どんどん大きくなってますよ?」


「そ、それは……」


二人が俺の股間を見ながら楽しそうに笑う


必死にままならないながらも逸物を隠していた両腕が豊満な胸に挟まれたのだ


隠せるわけないじゃないか……





「今度は足ですね」


「せっかくならお股で……」


言われるがままに仰向けになる


両足にそれぞれ良子さんと和が腰を下ろす


かなりヌルヌルしていることがわかる


石鹸をつけていないはずなのにかなり滑らかに滑っている


不毛地帯の柔らかい恥肉の良子さん


しっかりと茂った陰毛が気持ちいい和


「ふふ、こちらもすっきりさせないとダメみたいですね」


「おちんちんも気持ち良くなってくださいね」


体を二人が倒して俺の逸物に舌を這わせ始める


柔らかい舌先が俺の逸物を撫でる


豊満な胸が太ももにあたる


ヌルヌルした股間が足首をくすぐる


「お、俺もう……」


「私もリミットですね」


「わ、私もです……」


俺の射精と同時に二人も盛大に潮を噴きながら絶頂を迎えたのだった……





「そろそろ入らないと風邪をひいてしまいますね」


「ええ、そうですね」


ようやく人心地ついたらしい二人が体を起こす


「それにしてもたくさん出ましたね」


「すいません……」


「いえ、私たちでそれだけ気持ち良くなってくれて嬉しいですよ?」


「そうですよ!」


やけに二人そうな二人とは対照的に俺は複雑だ


「さて、シャワーを浴びましょうか」


「「はい」」


お互いに体をシャワーで洗い流す


たしかに自分でするだけよりははるかに気持ちよかった


気持ちよかったんだけど……


色々と複雑な思いが渦巻いていた





朝早いのでここまでにします

何かあれば新スレの方にお願いします

レス数がカツカツなのでこちらのスレにはレスしないでください

乙レスもいりません


おやすみなさい





「さすがに3人だと狭いですね」


「でもこちらの方が温かくて素敵です」


「ミートゥーですね」


「あはは……」


二人で入る場合の最適解は俺の足の間に座ってもらうこと


はやりさんや咲の場合はそうだし、昨日だって和とホテルでそうした


では3人の場合はどうか?


3人で横並びで入るのがいい


はやりさんと良子さんと入った時は腕に抱きついてくれるので格別だ


あの素晴らしい胸をじかに味わうことができるからな!


だけどこれには大きな欠点がある


ある程度広くないといけないのだ


一般的な家庭の浴槽ではそうはいかない


3人で横にならび体育座りをすれば不可能ではないがそれではリラックスできない


リラックスのために風呂に入るのだからそれでは本末転倒だ


ではどうすればいいか?


窮屈なのには変わりないが苦肉の策というものは案外あるものだ





「先ほどからお尻に硬いものが当たっていますよ?」


「……すまん」


広げた足の間に座る和がからかうように笑う


「和だって固くなってるじゃないか」


「す、須賀くんのせいです!」


背中越しでもわかるくらいに顔が赤い


浮かんでいる二つの水風船の先端をいじられているのだからある意味当然といえば当然だろう


「私を無視するのはバッドですよ?」


「す、すいません……」


両手で半ば強引に上を向けられると先ほどまで俺の頭に乗っていたものが目の前に来る


「指だけでなくて吸うのもグッドだと思いませんか?」


「ふぁい……」


目の前に広がる二つのメロンを口いっぱいに頬張る


浴槽に腰掛けて足湯状態の良子さんが俺の頭の豊満な胸を乗せているのだ


指先と舌先でそれぞれ違う胸を味わう


得難い贅沢だ





「こちらも……」


両手をついて体を前に移動させる良子さん


名残惜しく思いながらも乳首から離れる


「こちらも舐めてください……」


湯に浸かっていなかったはずの割れ目からは蜜が滴り落ちる


それをあわてて舐めとる


「すごくえっちな味がします……」


「し、知りません!」


あわてて否定する良子さんがさらに股間を押し付けてくる


必死に窒息しないように舐めるのが精一杯だ


「わ、私だって気持ち良くしてください……」


和が自らの股間を逸物に擦り付け始める


やけに滑らかな動きはしっかり茂る茂みと相まってすばらしいアクセントで俺の逸物をしごきあげる


狭い浴室には二人の淫らな喘ぎ声がよく響く


卑猥な水音も相まってそれだけでも射精できそうなのに和にしごかれるのだ


限界を迎えた時、二人とも限界を迎えたらしい


とてつもない快楽にしばらくその余韻に浸っていたのだった……





「ふふ、気持ちよかったですね」


「え、ええ……」


心底楽しそうに笑う良子さん


かたや和はまだ余韻から抜け出せないらしい


「お湯も使えそうにないですしそろそろ上がりましょうか?」


「そ、そうですね!」


使い物にならないのはただ冷めたからだけではない


「では和ちゃんを出してもらえますか?私はお二人の分の着替えも用意するので」


「え、ええ……」


先に上がった良子さんの後ろ姿はバランスが取れていてかなり美しい


手早く出て行ったらしいので和を抱えて浴槽から上がる


意外に重いな……


まだ万全はない和は意外に重い


良子さんが戻るまで俺が拭くしかないな……


自分の体を手早く拭きバスタオルを腰に巻く


戻ってきてくれた良子さんに髮の毛をお願いし、体は俺が拭くことになった


……えろい


あられもない姿の和にただただそんな感想しか出ないのだった





「私のブラウスが着られないとは……」


パジャマ代わりに羽織らされた和に良子さんが驚く


「そ、そんなに驚くことですか……?」


「私よりずっと大きいなんて……」


視線の先にはボタンが留まらないせいであらわな谷間が


「良子さんだってかなり大きいじゃないですか……」


「いえ、上には上があるということです」


「は、はあ……」


わかったようなわからないような……


「それよりせめて下着を……」


横たえられた和はブラウスを羽織っただけだ


おかげで色々と丸見えで全裸よりかえってエロいありさまだ


「すいません、洗濯が間に合ってなくて……」


「そ、そうですか……」


一人暮らしはたいへんらしい


「私の使用済みが必要なら譲りますが」


「い、いりませんよ!」


「すでにお持ちだからですか?」


「……いえ」


「そうですか」


その笑顔がやけに不敵に思える


……和のもまだあるしな





「和ちゃんは寝てしまったみたいですね」


「そうみたいですね」


二人とも黙ると静かな寝息がやけに大きく聞こえる


「ベッドに運んでもらえますか?」


「ええ、わかりました」


いわゆるお姫様だっこの格好で抱え上げるとブラウスがめくれて色々丸見えだ


パジャマを着ているとはいえ押し付けられる刺激はかなり強烈だ


「ふふ、よく寝ていますね」


良子さんに撫でられたのを知ってか知らずか和は嬉しそうに笑う


「邪魔しないようにもう少しリビングにいましょうか」


「そうですね」


リビングにそれほど明るくない照明が入る


それだけで妖艶な雰囲気になるのだから不思議なものだ


「……どうしてブラウスだけなんですか?」


「ゲストだけに恥ずかしい格好をさせるわけにはいきませんから」


「そういうものですか?」


「そういうものです」


そういうものらしい





「なにか飲み物を用意しますね」


「お願いします」


キッチンへと向かう良子さん


ブラウスを羽織っているだけなので色々とやばい


背の低い和ならまだ隠しようもある


しかしそうはいかないのが良子さんだ


形良く揺れるお尻に目が釘付けになったってしかたないのだ


「どうぞ」


「あ、ありがとうございます……」


二人分のグラスを前に置く


先ほどまでの罪悪感からまともに目を合わせられない


「あの……飲んでも大丈夫ですよ……?」


「は、はい……」


あわてて手をつける


グラスの中は水だったがやけに冷たく文字通り冷水を合わせられた気分だ





「はやりさんと何かあったんですか?」


「……え?」


予想しなかった言葉に思わずグラスを落とそうになるのを必死にこらえる


「あの日はやりさんがひたすら京太郎くんに謝っていたので……」


「そうですか……」


「話したくないなら構いませんが……」


「いえ、大丈夫です」


俺の中では吹っ切れたし良子さんになら話しても大丈夫だ


「あの夜……はやりさんに告白しました」


「……そうですか」


「結果は聞かないんですか?」


「その悲しそうな顔を見れば誰だってわかりますよ」


「……え?」


「ふふ……辛いけどよく頑張りましたね」


「え、えと……」


突然胸元に抱き寄せられて頭を撫でられているらしい


薄いブラウスごしの柔らかい感触と温かく柔らかい手の感触に涙がとめどなく流れる


「大丈夫ですよ、ここには私しかいませんから」


その優しい言葉にただただ涙が止まらないのだった……





「落ち着きました?」


「す、すいません……」


「いえ、気にしないでいいですよ」


「もしかして最初からこれが……」


「トップシークレットです」


唇を人差し指で止めながらいたずらっぽくウィンクする


「は、はい……」


思わず惹きこまれそうになるのを目をそらしてごまかす


「でも大丈夫そうですね」


「……え?」


「さて、明日も早いのでそろそろ私たちも寝ましょうか」


「ええ、そうですね」


「あの……一つ相談なのですが……」


「はい?」


「その……怖いのでついてきてください……」


上目遣いには先ほどの威厳は全くと言っていいほどない


「ええ、いいですよ」


「わ、笑わないでください!」


ほっぺたを膨らませる良子さんはこれはこれでかわいらしい





「ちゃ、ちゃんと手をつないでてくださいね!?」


「ええ、大丈夫ですよ」


やはり見られるのは恥ずかしいのか扉を開けている


リビングの薄暗い照明しかないがかえって想像力をかきたててエロい


「……ぅん」


くぐもった声とともに流れ出す水流


暗がりに映るその姿はちょっとした芸術作品だ


それも世界でたった一人俺だけが堪能できる芸術作品なのだ


「あ、あまりジロジロ見ないでください……」


「すいません」


「寝る前にすっきりさせてあげますね……?」


そのまま押し倒すように俺にまたがる


目の前にはまだ雫の垂れる股間


俺も負けじとそこを精一杯なめあげる


しょっぱいそこから勢いよく射精したせいで二人でまたシャワーを浴びる羽目になった


だけどとても気持ち良くてその夜はかなり気持ち良く眠ることができた


色々とすっきりしたしな!





「ゆっくり休めましたか?」


「ええ、バッチリです!」


全裸で寝ていた俺たちへの悲鳴に近い声で目がさめた


「ほ、本当に何もないんですよね……?」


「ああ、大丈夫だ」


全裸でかたや全裸の女性と、かたやボタンを開けたままのブラウスの女性と同衾しておいてなにが大丈夫かはよくわからないが……


「また何かあったらお姉さんに任せてくださいね」


「ええ、でももう迷いません」


「それでこそ私が好きになった京太郎くんですよ」


「「え?」」


その言葉に和と一緒に戸惑っているときだった


「お姉さんからのおまじないです」


ほっぺたにされたキスの感触


たしかに効き目は抜群だ


「ずいぶん仲がよろしいようで」


「あ、あはは……」


まずは隣の冷たい表情の和をなんとかしなくちゃな……



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