天馬「>>2をしよう!なんとかなるさ!」(348)

天馬「今日は休日! 晴れて絶好のサッカー日和だ!」

天馬「あの激闘の後、しばらく体を休めた方がいいって神童センパイに言われてるけど…」

天馬「でも、こんないい日にじっとしてるなんてもったいない! サッカーだってそう言ってるよ!」

天馬「よし、>>2をしよう! なんとかなるさ!」



はじめに
このスレは「イナズマイレブンgo」の主人公、松風天馬を中心とした安価スレです。
時期はクロノストーン終了時あたりですが、tmキャラバンは使用可能で過去や未来の人物などに会いに行くこともできます。
ゲームはgo2以外はやったことがなく大まかなストーリーは知っていますが、細かい所でミスがあるかもしれませんのでご了承ください。
こんな時間に立てても誰も見ないと思いますが承知の上です。飽きて終了宣言しないうちは気が向いた時に進めるので、気が向いた時に覗いてみてください。

野球

天馬「いや、待てよ…神童先輩は確かこう言っていた」

神童『しばらく休部だ、ラグナロクは』

神童『天馬、しばらくはサッカー禁止だ!』

天馬「サッカー禁止令が出ているのなら、サッカー以外ならいいってことか!」

天馬「なら、別のスポーツ…野球をすればいいんだ!」

天馬「でも、野球は一人じゃできない…どうしよう」

>>4
1:誰か(名前指定)とキャッチボール
2:バッティングセンターに行く
3:どこかのチームと試合
4:そこらの草野球に混ぜてもらう

うげ、いきなりミスった
二行目

神童『しばらく休部だ、ラグナロクはとても過酷な戦いだった…平気そうに見えても、体にはかなりのダメージが残っているはず』

安価下で

~河川敷~

天馬「うーん、どこかの草野球に混ぜてもらおうと思ってたけど…都合よくそんなところあるのかなぁ?」

天馬「ここの河川敷なんて野球やってるだけで驚くレベルだし…」

キーン

天馬「って、この音は…一体誰が?」タタタタ

………

ヒュッ

パシッ

天馬「河川敷のグラウンドで野球やってる…あれ、この人達は…」

半田「ん? 君は確か…」

木暮「お、天馬じゃん。部屋で休んでなくていいのかよ?」

天馬「半田さん! 木暮さん!」

天馬「何やってるんですか!?」

木暮「何って、見りゃわかるじゃんかよ」

半田「雷門のみんなで久々に集まってさ。一緒にできることをな」

天馬「なんでサッカーじゃないんですか?」

半田「人数が中途半端だったからな…木暮に連絡して、野球でもやろうかって」

天馬「そんな理由で野球をやってたんですか…?」

半田「え…?」

天馬「あの伝説の初代雷門イレブンが…イナズマジャパンが…サッカーじゃなくて、野球をやるなんて…そんなの、サッカーが泣いてるよ…!」

半田「う…」

天馬「ま、いいか! オレもちょうど野球しようと思ってたんです! 混ぜてください!」

木暮「お、お前な…」

天馬(どっちのチームに入れてもらおう?)

>>8
1:木暮のチーム
2:半田のチーム

2 半田のチームで

半田「こっちでよかったのか?」

天馬「はいっ! 伝説の雷門中イレブンのみなさん一緒に戦えるなんて夢みたいです!」

仁「サッカーじゃなくて野球の試合…だけど…ね…クク…」

半田「じゃあ、こっちの守備だから…そうだな、ショートに入ってくれ」

天馬「ええっ!?」

半田「東、替わってくれるか?」

東「おう、いいぜ。サッカー部の後輩のため…って、俺サッカー部じゃないんだけどな」

天馬「あの、ショートって球がいっぱい飛んでくる所ですよね…」

宍戸「なんだ、だらしないな! 若いんだからどうにでもなるだろ」

少林「大丈夫だよ。僕達もフォローするからさ」

マックス「ま、草野球だしさ。そんな気負わなくてもいいんじゃない?」

天馬「は、はい!」

まこ「えいっ!」ビシュ

木暮「わっと…」ピタッ

パシッ

半田「よし、いいぞ!」

天馬(ピッチャーはまこさん、バッターは木暮さんか…)

木暮「うしし…」

天馬(な、なんかこっち見てる…?)

ヒュッ

木暮「もらった!」キィン!

ビシッ!

天馬(うわ、こっちに飛んできた! どうする!?)

安価↓
1:前に落とそう!
2:ちゃんと捕らなきゃ!
3:必殺技だ!

天馬(そうだ、ちゃんと捕らないと…!)

ビシッ!

天馬「うわぁっ!?」

天馬(しまった、腕に当たって…弾いちゃった!)

マックス「よっと…宍戸!」ヒョイッ

天馬「松野さん!?」

宍戸「はいっ!」パシッ

九里山「セーフ!」

マックス「あちゃー、間に合わなかったか」

木暮「うしし」

天馬「す、すみません…俺…」

マックス「ドンマイドンマイ。もっと気楽に行こうよ」

天馬(野球は痛い…苦しい…辛い…)

天馬(その後雷門イレブンのみなさんは後続をあっさり打ち取り、その裏…)

九里山「ストライク、バッターアウトッ!」

ジョニー「ナイスピッチ! 『ごくらく』デスね!」

ヨネ「おほほ…」

シャドウ「くっ…やはり、闇が足りない…衰えたなオレも…」

天馬(1点差で、ツーアウト…)

天馬(草野球って確か7回までだから…もう1アウトで終わりか…)

まこ「半田さん、もう後がないんだから…無様にアウトにならないでよ?」

仁「ここで終わったら半田は一生中途半端…フフフ…」

少林「半田さん、負けたら向こうのチームに焼肉奢りなんですからね!」

半田「そうならないように頑張るよ…」

九里山「フォアボール」

宍戸「やっぱり半田さんは半田さんですね」

天馬「まぁ、一応塁には出てますし…」

マックス「あれ、東と交代で入ったから…次の打順、天馬じゃない?」

天馬「えっ! ここで俺ですか!?」

東「ほらほら、行ってこいよ!」ドンッ

天馬「うわっ!」

ジョニー「オウ、テンマ! オハヨウゴザイマース!」

ヨネ「あらあら、天馬ちゃんが打席に立つのね」

天馬「よ、よろしく」

天馬(ここは負けられない! 頑張らなくちゃ…!)

天馬(大丈夫、なんとかなるさ!)

安価↓
1:積極的に打ちに行こう!
2:ボールを見極めるんだ!
3:化身だ!

天馬(見ていく余裕なんてない…積極的に振っていこう!)

ヨネ「それっ!」ヒュッ

天馬「えいっ!」ブルン

ゴキッ!

ボテボテ

九里山「ファール!」

天馬(う…手が痺れる…バットの根元に当たったから…)

天馬「でも、当たった…行ける、行けるぞ!」

ヨネ「やるわね、天馬ちゃん。だけど、こっちも負けるつもりはないわよー」

ボコッ ボコッ ボコッ

天馬「!?」

ヨネ「皇帝ペンギンボール2号!」ドシュゥゥゥゥ

ペンギーン

天馬「な、なんだって!?」

ゴォォォォォォォ

天馬「だっ!」ブンッ

ドゴッ

グググ

天馬「う…す、すごいパワーだ…!」

バッチィィィン

天馬「うわぁぁぁっ!!」

九里山「ストラーイク!」

ヨネ「おほほ、天馬ちゃん相手でも手加減はしないわぁ」

天馬「なんてシュート…じゃなくてえーと、なんて言うんだ…」

天馬(駄目だ、全然打てる気がしない…)

木暮「まぁ、初めてやった野球でそう簡単に打てるわけないよな。うしし」

天馬(初めて…そうだよ、初めての野球で…)

天馬「!? そうか!」

ザッ

木暮「ん? 左打席に立った…?」

天馬(俺はやったことのない野球に対して、なんとかしようと無闇に向かって行った…)

天馬(でも、やったことのないことがいきなりできるわけがない…だったら…)

ヨネ「皇帝ペンギンボール2号!」ペンギーン

天馬「俺のできることをやるんだ!」

テーンマデー トードーケーヨウー

天馬「ミキシトランス! アーサー!」

ジョニー「ワット!?」

天馬「うおおおおお! 王の剣!」スパァン

ゴォォォォ

木暮「ちっ、旋風…ぐわー!!」

ガスッ!

半田「よし、センター抜けた…行けるぞ!」

天馬「やった!」

そして…

天馬「結局、試合は同点で引き分けか…」

有働「ちくしょー、せっかく俺が点入れたのによ! このこの!」

ヒミコ「予言が外れるとは…不吉…不吉よ…!」

ヨネ「いいダイエットになったかしら」

豊田「しかしヨネさんすげーな…」

ジョニー「『おそまつさま』デシタ!」

楓野「『お疲れ様』ね」

九里山「やれやれ、審判も疲れるわい」

月見「天馬ちゃん、最後の打席、かっこよかったわよ」パチッ

天馬「は、はい。ありがとうございます」

木暮「なんなんだよあのミキシなんとかって…」

東「いやぁ、あれなら交代した甲斐があったってもんだ」

マックス「ん? なんか変じゃない、それ?」

少林「細かいことはどうでもいいじゃないですか」

仁「凄く目立ってた…羨ましい…」

宍戸「頼もしい後輩だぜ。まぁ、野球だけどな!」

まこ「あの頼りなかったのが…ねぇ」

シャドウ「貴様も素質があるようだな…感じるぞ…」

半田「負けずに済んだのは君のお陰だ、やったな!」

天馬「えへへ…ありがとうございます!」

半田「よかったら、後でここに来てくれ。みんなで焼肉に行くことになってるから一緒にどうだ?」

天馬「本当ですか!? ごちそうになります!」

木暮「天馬の分は誰が出すんだよ…」

天馬「試合は勝てなかったけど…」

天馬「俺が点を取ったんだ、やった!」

天馬「よーし、休日はまだ始まったばかり! どんどん行くぞ!」

天馬「次は>>22をしよう!」

のんびり散歩

天馬「せっかくだし、このまま散歩でもしようか」

天馬「のんびりと歩き回るのもいいよね!」

天馬(雷門中…)

ラグビー部「おーし、行くぞー!」

天馬「今日はラグビー部がグラウンドで練習してるのか。俺もサッカーの練習したいなぁ」

天馬(西公園…)

釣り人「うわっ、こいつ大物だ! そこの君、手伝ってくれ!」

天馬「えっ!? はい、わかりました!」

天馬(商店街…)

目金「まーた赤色! どーなってんですかここのガチャは!」

天馬「あ! 新しいゲームコインガチャが入荷してるのか、またゲームコイン集めないと」

………

天馬「さてと、次はどこに行こうかな。鉄塔広場にでも…」

天馬「ん? あそこにいるのは…見たことある気がするぞ。あれは…」

安価↓

天馬「錦センパイ! それに、染岡さん!」

錦「おう、天馬! 偶然じゃのぅ」

染岡「元気にしてたか? キャプテンになったんだってな」

天馬「はい! お久しぶりです! 二人はどうして一緒に?」

染岡「特に理由はないんだが、久々に帰ってきたくなってな」

錦「ワシはそれを聞いたら、もういてもたってもいられなくなってのぅ!」

天馬「へぇ…」

染岡「どうだ、最近。来年に向けてサッカー頑張ってるよな?」

天馬「はい! ホーリーロードは関係ないんですけど、未来の世界の意思決定機関、エルドラドのエージェントやアンドロイドとか…」

天馬「スタジアムを作ったり浮かせたりする凄い能力を持った子供達、セカンドステージ・チルドレンって奴らとサッカーやってました!」

錦「そいつらを倒すために時空を巡って最強のイレブンを結成したんじゃよなぁ」

錦「あ、師匠! ワシ本物の坂本龍馬に会ったんだぜよ! 教科書の写真と全然違ったんじゃぁ!」

染岡「…悪ぃ、お前らが何言ってんのかよく理解できねぇんだが…」

染岡(俺達の時も宇宙人だとかで大概だったが、最近の奴らはとんでもねぇな…)

染岡「こいつから聞いたんだが…休部中だって?」

天馬「はい。さっき言ったセカンドステージ・チルドレンとの戦いでかなり頑張ったんで休めって神童センパイが…」

染岡「おう、あのキャプテン…元か。交代してんのに真面目だなぁ」

天馬「うーっ、せっかく染岡さんと会ったんだから、色々教えてもらいたいのに…!」

錦「そうぜよ。師匠に稽古をつけてもらえると思ってたんじゃがのう…」

染岡「気持ちはわかるが、その神童センパイの言ってることも正しいぞ。時には休むことも大切だぜ」

天馬「でも、じっとしてられないですよ!」

染岡「ははは、まぁお前らくらいだと言っても聞かないよな。後で軽いトレーニングを教えてやるよ」

天馬「本当ですか!」

錦「さっすが師匠! 話がわかるぜよ!」

染岡「ところでお前、この後暇か? 暇ならメシでも奢ってやるぜ」

天馬「安価↓」

天馬「実は、半田さん達…初代雷門イレブンの人達に誘われてまして」

染岡「初代雷門イレブンだと…?」

天馬「はい。今日、みんなで河川敷に集まってましたよ」

錦「天馬、おまんそんな人達に会って来たんか? かーっ、羨ましか!」

染岡「おいおい、なんだなんだ? 俺も初代雷門イレブンの一人だぞ?」

錦「河川敷で何をやっとったんじゃ? やっぱサッカーなんか?」

天馬「いえ、野球です」

染岡「サッカーじゃねぇのかよ!」

錦「そんな人達が集まって野球とはわからんのぅ」

染岡「しかし…あいつら、集まるってのに俺に連絡もしないのはどういうことだ…? のけ者にしやがって…」

天馬「あ、えーと…」

染岡「チッ、なんだか腹立ってきやがったぜ…錦!」

錦「おう! 着いていくぜよ、師匠」

天馬「えっ?」

~河川敷~

天馬「は、半田さん!」

半田「あ、天馬…って、後ろにいるのは…?」

錦「この人達が初代雷門…ワシは錦龍馬っちゅう者です! よろしゅうたのんます!」

少林「あ、君ホーリーロード大会で活躍してたよね。知ってるよ、よろしく」

染岡「よぉ、宍戸。久しぶりじゃねぇか?」

宍戸「そ、染岡さん…! なんでここに…!?」

染岡「お前らが集まってるってこいつから聞いてな。俺を無視するとはいい度胸じゃねぇか?」

仁「いや…別に無視したわけじゃ…ない…けど…」

染岡「じゃないならなんだ、影野ぉ?」

マックス「染岡って、いつも外国にいるじゃないか…」

染岡「…あ?」

半田「国際電話は金がかかるし…海外リーグだってあるだろ、わざわざ呼ぶのも悪いと思って…」

染岡「お前なぁ…んなことで遠慮なんてする必要ないだろうがよ」

染岡「つーか…円堂はどこだ? 豪炎寺も風丸も鬼道も壁山も栗松もいねぇじゃねぇか」

天馬「豪炎寺さんや円堂監督達は最初からいませんでしたよ」

半田「栗松は消息不明、その他はみんな忙しいと思ってさ」

少林「キャプテンと鬼道さんは近所にいるから一応連絡入れたんですけどね。二人とも予定があるそうです」

染岡「お前…そういうことは先に言え!」

天馬「す、すみません!」

木暮「おーい染岡さん。そんな顔で怒鳴るから天馬がビビってるじゃんかよ」

染岡「あん…うお、なんだお前木暮か!? 背伸びたなオイ!」

木暮「そりゃ伸びますって。染岡さんだって昔より全然でかいじゃないですか」

木暮「つーか何しに来たんです? 俺達、この後みんなで焼肉食べに行くんですけど…」

染岡「その焼肉だが…俺達も混ぜろ」

錦「おう! ゴチになります!」

天馬「ということみたいなんですけど…」

半田「いやいや、ゴチにはしないぞ。染岡…自分達の分は払ってくれるよな?」

染岡「んなケチくせぇこと言わねぇよ。全員分俺が払ってやる」

マックス「ええっ!? マジで!?」

宍戸「流石海外リーグで活躍してる人は違うぜ!」

錦「師匠は太っ腹じゃぁ!」

豊田「全員って…俺達のは、流石に別ですよね?」

染岡「ん?」

天馬「俺の住んでる木枯らし荘の人達です。半田さん達の対戦相手」

染岡「払ってやるよ。9人や10人くらい増えたところで…まぁ、そこまで変わらねぇだろ」

月見「キャーッ、素敵! 抱いて!」

そして…

豊田「それでさ、何度もアピールしてるつもりなのに…全然振り向いてもらえなくてよぉ…」

東「わかる、わかるぞ! 俺も学生時代、何度も経験したさ!」

ジョニー「『たにんのみつばち』デスネー」

豊田「もうお前がちゃんとわかってるのかどうかもわかんねぇよジョニー」

有働「おい、その肉は俺んだぞ!」

宍戸「何言ってんだ、俺のだよ!」

赤井「早い者~勝ち~」ヒョイ

宍戸・有働「「あーっ!!」」

ヨネ「ほらほらアンタ、これも食べなさい!」

シャドウ「ぐ…俺の…俺の闇の力が…押しつぶされていく…」

楓野「あーっ…疲れた体にアルコールが染み渡るわ…」

仁「昼間の酒はほどほどに…」

染岡「君、あのまこちゃんか? 綺麗になったもんだ」

まこ「ありがとうございます! 染岡さんは誰かさんとは違いますね」

半田「誰かさんって誰のことかな…」

九里山「いいか、拳法というものはだな…くどくどくど…」

少林「そ、そうなんですか…今度試してみます…」

辺九津「これお前、肉ばっか食うな! 野菜も食わんかい!」

マックス「焼肉屋で肉食べないでどうするんだよじーさん!」

錦「店員さん、おにぎりもう一皿頼むぜよ!」ガツガツ

月見「あら、いい食べっぷりじゃないのあなた…」

木暮「ほらほら、もっと食え! どうせ払うのは染岡さんだしな! うしし」

ヒミコ「むむ…見える…近いうち誰かが後悔するでしょう…」

天馬「ヒミコさん、それ占いじゃなくて単なる予想じゃない…?」

天馬(賑やかだなぁ…こういうのも、なんだか楽しいや)

店員「…………円になります」

染岡「…カードで大丈夫か?」

店員「はい、大丈夫ですよ」

木暮「うしし、予言的中…」

錦「かーっ、食った食った」

天馬「凄い食べっぷりでしたね、錦センパイ」

錦「おう。せっかくの焼肉じゃからのぅ! かかか!」

天馬「俺も腹一杯ですよ」

錦「ところで天馬、ワシはこの後師匠に稽古をつけてもらうつもりじゃが…おまんはこれからどうする?」

天馬「そうですね、俺は…」

安価↓

天馬「俺もご一緒します! 最初からそのつもりでしたし」

錦「おぅ! その意気じゃぁ天馬!」

染岡「ったく、あいつら遠慮って言葉を知らねぇな…」

錦「師匠!」

染岡「なんだ、錦。食った後だってのに張り切ってんな」

錦「食った後だからこそ張り切るんぜよ! 稽古、頼んます!」

天馬「俺にもお願いします!」

染岡「わかったわかった、わかったからちょっと落ち着けお前ら」

染岡「今回は筋力よりも技術とか体力作りだからな。あまり激しい運動はやらねぇぞ」

天馬「はい、わかってます!」

染岡「やれやれ…それじゃ、行くか。まずは河川敷までランニングだ!」

錦「よしきたぁ! ぜよ!」

天馬「あっ、もう始まってる!?」

そして…

天馬「ふーっ…」

染岡「ま、こんなもんだな。軽いものでも、積み重ねりゃ結構運動になるだろ?」

天馬「はい! またサッカーと一つになれた気がします!」

錦「疲れたぜよ! また腹が減ってきたんじゃぁ!」

染岡「錦、天馬。お前ら、時空最強とか言ってたな…」

天馬「11人みんな集まって時空最強イレブンですけどね」

染岡「確かに、前見たときよりもお前らは強くなった。こんな軽いトレーニングをしていても、はっきりとわかるくらいにな」

錦「うほっ! 師匠にそんな事を言われるとは…感激じゃぁ!」

染岡「だが、世の中にはもっともっと強い相手がいるかもしれない。何度も、諦めたくなるような場面があるかもしれない」

錦「今回も、手強い連中がぎょうさんおったぜよ」

天馬「はい…勝てないって思うような試合が何度もありました」

染岡「そういう時、揺らがずに立ち向かっていくために必要なのが…自信だ」

天馬「自信…」

染岡「自信つっても、例えばシュートを何本も決めたり、お前らの『時空最強』って称号…」

染岡「そういうのは本当の自信にはならねぇ。自分の力が通用しないとわかれば、そんなものはすぐに崩れ去る」

天馬「確かに…『時空最強』と言われても、全力のシュートを止められたりしたら『全然最強じゃないじゃん!』ってなっちゃいますね」

錦「しかし、だったら本当の自信っちゅうのはどうしたら持てるんじゃ?」

染岡「お前らがいつもやってる…さっきもやったこと…練習だ」

天馬「練習が…?」

染岡「自信は練習でしか身に付かねぇ。『自分は頑張ってきた』! 『俺よりシュート練習をしてきた奴はいない』! 『ドリブルだけは誰にも負けない』!」

染岡「練習し、努力し、特訓するんだ。自分は頑張ったと、胸を張って言えるくらいにな」

染岡「練習でやってきたことが、本番でできねぇわけがない。一度防がれても、次は入る! 次こそは入れると! そう自分に言い聞かせるんだ」

染岡「一本のシュートを決めたことよりも、その一本を決めるために何回も何回も蹴り込んで来たこと…これが、本当の自信になる」

錦「師匠、ワシはドリブルは誰にも負けんつもりじゃぁ!」

天馬「あっ、俺だって負けませんよ! ずっとドリブルばかりやってきたんですから!」

染岡「くっくく…なんだ、わざわざ説教するまでもなかったか。ちゃんと持ってるじゃねぇか」

天馬「あ、これが自信…なのか…」

染岡「練習で鍛えられるのは体だけじゃねぇ、心も鍛えてこそだ。そうやって自分が今まで積み重ねてきたものが、勝利に繋がるんだよ」

天馬「積み重ねが、勝利に…」

錦「くぅーっ、師匠の言葉は胸に沁みるぜよ!」

染岡「おっと、もうこんな時間か」

天馬「あれ、もう行っちゃうんですか?」

染岡「ああ、他にも行くところがあってな」

錦「そうなんか…名残惜しいのぉ」

染岡「じゃあな、お前ら。これからも頑張れよ」

天馬・錦「ありがとうございましたっ!」

天馬(立ち向かうための自信か…もっと練習しなきゃ!)

錦「やっぱり師匠はかっこいいぜよ! ワシもあんな男になりたか!」

天馬「円堂監督も凄い人だけど、染岡さんはなんか、もう…大人って感じですよね!」

錦「んん? 円堂監督は大人じゃないんか?」

天馬「ああっ、いえ、そうじゃなくて、えーと…駄目だ、上手く言えないや!」

錦「かっかっかっ、なんじゃそりゃぁ! まぁ、言いたいことはわかるがのぉ!」

天馬「はは…」

錦「のぉ天馬、もうちょっとワシと練習続けんか?」

天馬「錦センパイとですか?」

錦「おぅ! 一人より二人の方がいいに決まっちょる!」

天馬(どうしよう…)

安価↓
1:はいっ!やりましょう錦センパイ!
2:いえ、他にやりたいことがあるので…

天馬「やりましょう錦センパイ!」

錦「おぅ! それじゃ、まずは軽くパス練習でもするか!」

天馬「はいっ!」

錦「それっ」ポン コロコロ

天馬「はいっ」パシッ コロコロ

錦「よし、ちょいと強く…」ドンッ ポーン

錦「お、すまん。力加減を間違えたぜよ」

天馬「大丈夫ですよ、これくらいなら…」タタ…

ピシッ

天馬「ぐあああああ!!」

錦「!? おい、どうしたんじゃ天馬!?」

天馬「あ、足が…俺の足が…!!」

錦「天馬! おい、しっかりせぃ天馬!」

天馬「ぐあああああ!!」

その日から、俺の足は動かなくなった。

神童センパイの言っていた通り、ラグナロクでの死闘は俺の体に想像以上のダメージを与えていたのだ…

ちなみに錦センパイは俺より体が出来ているのと、俺と違って二試合連続だったわけではないのであまり大したことはなかった。

錦「すまん、天馬…ワシのせいじゃきに…謝って許してもらえるとは思うちょらん…」

染岡「自分ばかり責めるな、錦。俺にも責任はある…」

木暮「俺達が野球に入れなけりゃ…」

天馬「は…はは…やだなぁ、みんな…そんな深刻になっちゃって…」

秋「天馬…」グスッ

天馬「ちょ、ちょっと秋ネェ…なんで秋ネェが泣くのさ…」

円堂「キャプテンは、また神童に任せるぞ」

天馬「はい。そうしてください」

神童「…いいのか」

天馬「いいんです。神童センパイの言いつけを無視して…俺の自業自得ですから」

神童「天馬…」

太陽「大丈夫だよ天馬、僕だって治ったんだ。きっとよくなるさ」

天馬「そうかな…そうだよね…」

信助「天馬…無理してない?」

天馬「無理なんてしてないよ信助。なんとかなるさ…」

冬花「焦る気持ちはわかるけど、無理はしちゃ駄目よ…」

優一「天馬くん…辛いだろうが、一緒に頑張ろう」

剣城「兄さん。こいつをよろしくお願いします」

長い長いリハビリ生活…一日のほとんどをベッドの上で過ごす毎日。

最初はみんな顔を出してくれていたが、すぐに忙しくなり、秋ネェと剣城と錦センパイ以外は来なくなった。

一緒にリハビリを頑張り、話相手になってくれた優一さんも俺より先に退院し、剣城も来なくなった…

俺はだんだんと、俺から自由を奪ったサッカーに恨みを持つようになった…

十年後…ようやく復帰した俺に、もはや居場所など残ってはいなかった。

そして俺はサッカーに復讐を誓い、悪の帝王となったのだった…

end

ーーーーーーーーーー

神童拓人の安価のコツ!

神童「残念ながら、今回はバッドエンドになってしまった。天馬が絶望し、かつての影山総帥のようになってしまうエンドだな」

神童「…と言っても、今回のエンドは『バッドエンドが存在する』ということを知らせるためのものなので、あまり気にしないでくれ」

神童「今後は過度な運動をしてもこのようなエンドにはならないから安心してほしい」

神童「さて、次は二週目だ。気を取り直していこう」

ーーーーーーーーーー

天馬「よし、>>46をしよう! なんとかなるさ!」

不覚にも笑っちまったわw
安価は、きなことどこかに遊びに行くで

天馬「うーん、どうしよっかな…」

?「ばぁっ!」ヒョコッ

天馬「わっ!? 誰!?」

黄名子「チーッス! 久しぶり、キャプテン!」

天馬「黄名子! どうしてここに?」

黄名子「なんだか、稲妻町にいた頃が懐かしくなって…来ちゃったやんね!」

天馬「そっか。黄名子も雷門中の一員だからね」

黄名子「それでそれで、稲妻町をふらふら回ってたんやけど…キャプテン、この辺りに何があるのか案内してほしいやんね!」

天馬「あれ? この辺りのことはわかってるんじゃないの、一応住んでたんだし」

黄名子「雷門中にいる間はほとんど時空旅行だったし、あの時はこの時代の人間ということになってたから…歴史に影響を与えないためにあまりじっくり観光はできなかったやんね」

天馬「うーん? よくわからないけど…わかった、案内するよ! どこに行こうか?」

黄名子「それはキャプテンに決めてほしいやんね」

天馬「それじゃあ…」

安価↓

~稲妻商店街~

黄名子「ここの秘宝堂、色々揃ってたやんね」

天馬「何買ったの、黄名子?」

黄名子「えへへ…それは内緒!」

黄名子「それにしても…もちもち黄粉餅は変な技じゃないやんね!」

天馬「まぁまぁ、真帆路さんも悪気があったわけじゃないから…」

天馬「次は、どこに…いや、何か買いたいものある?」

黄名子「うーん、それなら、シューズが見たいやんね」

天馬「じゃ、アーケードを抜けて大通りのペンギーゴに…」

キュゥー

黄名子「…その前に、何か食べたいかなぁ」

天馬「ははは…じゃ、そこの豚まんの店で昼食買っていこうか」

黄名子「うーん、豚まん…」

黄名子「それより、あそこ行きたいやんね! 信助が言ってた!」

天馬「あそこ…?」

~雷雷軒~

黄名子「んーっ、麺がもちもちしてたまらないやんねーっ!」

飛鷹「おっ、嬉しい事言ってくれるねぇ嬢ちゃん。ほらよ、煮卵サービスだ」

黄名子「わぁっ、ありがとうやんね、おっちゃん!」

飛鷹「お、おっちゃんか…まだそんな歳じゃねぇんだが…」

天馬(あそこって、雷雷軒のことだったのか。信助がここすっごく好きで、俺も何度も連れて来られたことあるんだよね)

天馬「ラーメンも美味しいけど、俺はやっぱり雷雷丼かな」

飛鷹「本当は裏メニューなんだけどな。雷門中サッカー部の奴らはもうみんな知ってそうだ」

天馬「はふ、はふ…うん、美味い!」

黄名子「美味しそう…キャプテン、一口ちょうだい!」

天馬「うん、いいよ。はい」スッ

黄名子「はむっ。ほむほむ…んぐっ。んっ、これはイケるやんね!」

飛鷹「…なぁ、ちょっといいか」チョイチョイ

天馬「? なんですか、飛鷹さん?」

飛鷹「あれって、お前のツレか? この辺じゃ見かけない顔だが」ヒソヒソ

天馬「へ?」

天馬(ツレ…? 連れてくるってことかな?)

天馬「はい、俺達のサッカー仲間です。ここに来たいって言うから連れてきたんですよ」

飛鷹「あー、いや…お前、まだそういうことわからねぇのか…」

天馬「???」

飛鷹「いいか、連れってのはだな…」

?「すみませーん、注文いいかな…」

飛鷹「うお、悪いな…この話はまた今度だ」

飛鷹「はいよー! 何にする?」ササッ

天馬「あれ…なんだろあの人。ラーメン屋であんなコート着て暑くないのかな」

天馬(見たところ、背丈は俺と同じくらいっぽいけど…帽子にサングラスにマスク…怪しい…)

黄名子「子供にあんな格好させるなんて、親の顔が見てみたいやんね」ズルッ

天馬(使い方、微妙に間違ってる気がするけど…ま、いいか別に)

~西公園~

天馬「さて…と、案内はこんなものでよかったかな」

黄名子「うん! キャプテン、付き合ってくれてありがとうやんね」

天馬「こちらこそ。俺も、結構楽しかったし」

黄名子「………」キョロキョロ

天馬「ん? どうかしたの?」

黄名子「うーん…多分気のせいやんね」

天馬「?」

天馬(まぁ、いいか。さてと、この後はどうしよう…)

安価↓
1:ここで別れよう
2:一緒にサッカーやろう
3:しばらく一緒に話そう
4:三国センパイごっこしよう

天馬「そうだ、黄名子の時代のこと聞かせてよ!」

黄名子「うちの?」

天馬「うん、例えば…黄名子って黄粉餅が好きだけど、未来の世界にもあるの?」

黄名子「そりゃ、もちろんあるやんね。むしろ幕末に行った時、あんな時代からあるなんてうちびっくりしたよ」

天馬「日本だと、お餅って昔からあるよね。戦国時代にはもう当たり前のように売ってたし」

黄名子「うんうん。いいものは、ちゃんと時代を超えて受け継がれるものやんね」

天馬「じゃあさ、未来ならではの食べ物とかお菓子とか…そういうのは?」

黄名子「未来ならではの? うーん…」

黄名子「あ、フーセンガム! 噛んで膨らませて、風船が作れるガムやんね!」

天馬「それ、今の時代にもあるけど…」

黄名子「え!? そうなん!?」

天馬「未来の世界だとさ、サッカーってどうなってるんだ?」

黄名子「どうなってる…って、言われても…普通やんね」

天馬「なんかさ、未来ならではのサッカーってないの?」

黄名子「うーん…あ、それならエレメンツサッカーってのがあったやんね」

天馬「エレメンツサッカー? それって、どういうやつ?」

黄名子「エレメンツサッカーっていうのは、地面を走るんじゃなく空中を飛び回る三次元のサッカーやんね」

天馬「空中を飛び回る!?」

黄名子「うん。専用のブーツを履いて、空中に浮かぶボールを相手のゴールにシュートする…まぁ、基本的なルールは普通のサッカーと同じかなぁ」

天馬「そのエレメンツサッカーっていうのが、未来のサッカーなの?」

黄名子「ううん、今は年に1回大会が開かれてるくらいで、やってる人はほとんどいないやんね」

天馬「あれ? そうなんだ」

黄名子「うちの時代の数十年前くらいは、すっごく流行ってたみたいなんやけど…」

黄名子「それに、ブーツなしで飛ぶ子供が出てきたりして、それが凄く問題になって…」

天馬「え!? それって…」

黄名子「うん。今思えば、あれがセカンドステージ・チルドレンの前兆だったやんね」

天馬「なんか…結構身近にあったんだね」

黄名子「それにエレメンツサッカーは練習できる場所も方法も限られてるし、ボールもブーツも専用のが必要だし、整備士まで集めないと試合もできんかったから…」

黄名子「気軽にできなかったやんね! それに見てると超エキサイティングでお客さんは集まるけど、それ以上にすっごくお金かかるし!」

天馬「そ、そうなんだ」

黄名子「そうやんね。だから、子供達はみんな普通のサッカーやってるやんね」

天馬「俺達の時代のサッカーと、なんか違いは?」

黄名子「そんなに変わらんよ? 強いていえば、判定かなぁ。キャプテンの時代って審判は人がやってるやんね」

天馬「うーん…そんなものなのか」

黄名子「ラグナロクだって、普通のサッカーやってたやんね」

天馬「ああ、そうだね。確かに普通のサッカーやってたなぁ」

天馬「それにしても、エレメンツサッカーか…一度、やってみたいかも」

黄名子「それなら、サッカー記念博物館に体験スペースがあるから今度案内するやんね」

天馬「本当!? うわぁ、楽しみだ!」

黄名子「ついでに、今日のお返しにうちの時代も案内するやんね!」

天馬「未来の世界って…ガラスみたいな道路があちこちに浮いてて、転送装置で移動するんだよね」

黄名子「うん。歩行者への配慮も万全!」

天馬「どこがどこの転送装置なのか、迷いそうだなぁ…」

黄名子「ルートクラフトがあるから大丈夫やんね」

天馬「ルートクラフト…? って、なんだっけ」

黄名子「えーと…ほら、エルドラドの人たちが乗ってた…えーと、ドームみたいなやつ」

天馬「ああ、アルファ達が使ってたufoみたいなやつか…って、黄名子あれ運転できるの!?」

黄名子「あれは大型免許が必要やけど、ちっちゃいのならうちでもできるやんね」

天馬「え、免許? 免許があるの?」

黄名子「うん、ちょっと待って…」ゴソゴソ

黄名子「じゃーん、これが免許証!」

天馬「わぁ、ちゃんと黄名子の顔と名前が入ってる…」

黄名子「うちの時代なら、小さな子供でもちゃんと教習所通えば誰でも取れるやんね」

天馬「そうなんだ…って、あれ…じゃあ、もしかして俺も取れたりするの?」

黄名子「うん! 今の時代で乗り回すには国…というか、エルドラドからの認可がないと駄目やけど…」

天馬(エルドラドとか、サッカー記念博物館って黄名子の時代にはもうあったんだ)

黄名子「うちらの時代に来て乗るのは問題ないやんね」

天馬「じゃ、じゃあさ…ザナークが乗ってた、あれにも乗れたりするの!?」

黄名子「バイククラフト? もち! あれもルートクラフトの一種だから」

天馬「すごいや! それじゃ、今度連れて行ってよ!」

黄名子「ふふっ。男の子はバイク好きやんねぇ」

黄名子「ん!」ビクッ

天馬「あれ、どうしたの黄名子」

黄名子「大丈夫。多分気のせいやんね」

天馬「さっきもそう言ってたじゃないか。なんなの?」

黄名子「視線を感じるやんね。見られてると言うか…」

天馬「ええっ!? それってまさか…ストーカーってやつなんじゃ!?」

黄名子「まぁ、大体予想はつくし…放っといても大丈夫やんね」

天馬「………」

安価↓
1:そうか、じゃあ放っとこう!
2:ストーカーをとっちめに行く
3:おもむろに黄名子を抱きしめる

天馬「黄名子!」

ギュッ

黄名子「ふぇっ!?」

天馬「心配しなくていいよ」

黄名子「はわわ…な、キャ、キャプテン…?」

天馬「何かあっても、黄名子のことは俺が守るから」ギュゥゥ

黄名子「ちょ…ちょっとキャプテン、苦しい…」グイッ

天馬「あ…ご、ごめん!」パッ

黄名子「もう…大丈夫って言ってるのに」

天馬「うん…」

黄名子「でも…ちょっと嬉しかったやんね」

天馬「え…」

黄名子「えへへ。ありがとう、天馬」

天馬「あはは…」

天馬「あのさ、黄名子…この後…」

ドシュゥゥゥゥゥン!

天馬「う゛っ!?」バリバリバリバリ

バタン

黄名子「え…? キャプテン…!?」

シュゥゥゥゥ…

?「天馬…」

?「キミの、黄名子に関する記憶を消させてもらった」

?「このまま、何かの間違いでキミと黄名子が結ばれるようなことがあれば、ボクが生まれな…未来が変わってしまう」

?「それにしても、セカンドステージ・チルドレンの力は失ったけど…アンプルはまだ一応使えるみたいだね」

天馬「………」

黄名子「キャプテン! 目を覚ますやんね! 天馬ー!!」

?「…あれ…アンプルの量間違えたかな…」

パチ…

天馬「………」

秋「ああ…天馬! 目が覚めたのね…!」

天馬「………」

秋「よかった…もう、目覚めないんじゃないかと思った…」

天馬「………」

秋「みんな心配したのよ。学校のみんなも、円堂くん達も…」

天馬「………」ボーッ

秋「て…天馬…?」

松風天馬が目覚めた時、彼の記憶は全てなくなっていた…

もはや喋ることもできず、生きる意味すら失っていたのだ…

end

ーーーーーーーーーー

フェイ・ルーンの安価のコツ!

フェイ「残念だけど、今回もまたバッドエンドになっちゃったね。天馬が黄名子に近づきすぎたために、謎の人物に狙撃され廃人になってしまうエンドだ」

フェイ「誰かに見られてなければ大丈夫だったかもしれないけど、黄名子には…まぁ、あまり感心はしないかなぁ」

フェイ「それにしても…誰の仕業だったんだろうね。いやぁ不思議だなぁ」

フェイ「どうでもいいよねそんなこと。気を取り直して三周目に行こうか!」

ーーーーーーーーーー

天馬「よし、>>68をしよう! なんとかなるさ!」

他校を見学しに行く

天馬「神童センパイにはあまり身体を動かすなって言われてるし…」

天馬「よし、他校の練習を見に行こう!」

天馬「遠くても、明日も休みだしなんとかなるさ!」

天馬「さてと、どこに行こうかな…」

天馬「あ、そうだ。せっかくだし誰かを誘っていこうか?」

安価↓
どこに行く?

安価↓2
1:誰かを誘う(名前指定、複数可)
2:一人で行く

※万が一場所安価が↓2に来てしまった場合強制的に三国さんと車田先輩がついてきます

天馬「帝国に行こう、鬼道コーチ…じゃない、鬼道さんの様子も見に行きたいし」

天馬「それに、帝国は次のホーリーロード大会、きっと手強い敵になるはずだ! 見て損はない!」

天馬「でも俺一人が見に行っても、気づかないことはあるはずだ。ちゃんとわかる人を連れて行かないと」

天馬「となればやっぱり神童センパイがピッタリだよね!」

天馬「よし、さっそく神童センパイに連絡…」

?「天馬? 何をしているんだこんなところで」

天馬「あっ、神童センパイ! ちょうどよかっ…」クルッ

三国「俺だ」

車田「俺もいるぞ!」

天馬「う…うわああああああああああ!」ガシャァァン

車田「どうした、人の顔見て叫んだりして。失礼な奴だな」

天馬「ひぃっ!!」ガクン

三国「大丈夫か天馬。手を貸すぞ」スッ

天馬「な、なんで二人が…場所の安価じゃないのに…」

三国「ああ、あれは要するに無効な安価なら↓にズレずにそうなるという意味なんだ」

天馬「書いてあることと全然違うじゃないですか! 詐欺ですよそんなの!」

天馬「と言うか、ちゃんと訂正してくれてるんだからそっちにするでしょ普通! なんでセンパイ達が出てくるんですか!?」

車田「俺達に言われても…なぁ、三国」

三国「安価を守れなかった…」

天馬「は、はぁ…」

車田「それより、帝国に行くそうじゃないか! 俺達も行くぞっ!」

三国「はぁぁっ、帝国のサッカーは俺が見学する!」

天馬「もう…わかりましたよ。行きましょうか」

~帝国学園~

三国「相変わらず、凄いなここは…」

天馬「雷門もでっかいけど、帝国は段違いですよね…」

車田「なにせ、ここまで来るのにモノレールだしな」

?「待て、貴様ら!」

天馬「わっ」ビクッ

?「ん…? なんだ、誰かと思えば雷門中か」

三国「おお…君はキーパーの」

天馬「雅野だったよね、確か」

雅野「ああ。今日は何の用だ? 総帥に会いにきたのか」

天馬「それもあるけど…」

車田「見学…つーかぶっちゃけ、偵察みたいなもんだな」

三国「何にしても、まずは鬼道さんに会わせてほしい。案内してくれるか?」

雅野「…いいだろう」

ウィーン

車田(おい三国、天馬、ここに来るまで全部自動ドアだぜ)ヒソヒソ

三国(当たり前のようにエレベーターもあったしな)ヒソヒソ

天馬(どれだけ金かかってるんでしょうね)ヒソヒソ

雅野「総帥、雷門中の生徒をお連れしました」

鬼道「ん…」クルッ

天馬「お久しぶりです、鬼道さん!」

三国「忙しいところ、失礼します!」

車田「シュポォォォ!」

鬼道「松風に三国…それに車田か。どうしたんだ、お前達」

天馬「帝国の練習風景を見学しに来ました!」

鬼道「見学?」

天馬「はい!」

鬼道「松風はわかるが…三国、車田。お前達は3年だろう? 我々の偵察をして意味はあるのか」

車田「帝国は練習設備が整っています! 俺のこれからのサッカー人生で何かの役に立つはず!」

三国「俺達には意味がなくとも、後輩には何か残せると思いまして」

鬼道「そうか。ちゃんと考えているのならば、俺からは何も言うことはない」

鬼道「では…」

ウィーン

竜崎「総帥、指定されたメニューを完了しました。次の指示を」

鬼道「ん? df陣の事は大伝に任せてあるはずだが」

竜崎「大伝守備コーチはこれが終わったのなら本日は終わってもいいと言っていたのですが…どうにも物足りなく総帥の指示を仰ぎに参りました」

鬼道「ふむ。ならばメニュー変更の希望を佐久間に伝えておけ。今日、どうしても足りないというのなら五条のところで化身を鍛えてこい」

竜崎「了解」

ウィーン

天馬「………」

天馬「鬼道さん、今の人って…」

鬼道「竜崎か? うちの守備の要だ」

天馬「それは知ってますけど…あの人って、確かシードでしたよね」

鬼道「そうだったな。そんなこともあったか」

天馬「帝国のシードって全員退学したんじゃないんですか…?」

鬼道「そんなことを言っただろうか」

天馬「いずれ去ることになるとかなんとか…」

鬼道「ああ、学生は皆、最終的には母校を去る事に変わりはないだろう。事実、御門は今年で卒業だ」

天馬(大人って…)

鬼道「見学だったな。着いてこい、案内しよう」

雅野「総帥。総帥の手を煩わせる事はありません、ここは俺が」

天馬「………」

安価↓
1:鬼道さんに案内してもらう
2:雅野に案内してもらう
3:自分達で回る

天馬「じゃ…鬼道さん、お願いします」

鬼道「よしわかった。まずはfwのグラウンドに行くとしよう」

三国「ポ、ポジション毎に専用グラウンドがあるのか…流石帝国だな…」

雅野「…お前達、くれぐれも総帥に粗相のないようにな」

天馬「う、うん…」

ウィーン

カツカツ

車田「あいつ1年だろ? 偉そうだな…」

鬼道「ふ。背伸びしたい年頃なのだ。お前達にも経験があるだろう」

車田「ああ、三国がお袋さんにいいところ見せたいみたいなやつっすね」

三国「おい車田…その話は…」

天馬「三国さんのお母さんが見に来た試合だと必ず勝つんですよね!」

三国「天馬ぁぁ…」

鬼道「ふふ…既に春奈から聞いている」

三国「えっ!?」

寺門「撃て撃て! お前らのシュートが勝利を決めるんだ!」

鬼道「張り切っているな、寺門」

寺門「あれ、鬼道さん! どうしてここに?」

鬼道「こいつらの案内のため、帝国を回っているところでな」

天馬「失礼します!」

寺門「そいつらは?」

鬼道「雷門中の生徒でな…まぁ、こいつらも俺の後輩のようなものだ」

寺門「ああん!? てめぇら、雷門中か!? 鬼道さんを奪った!!」

車田「うおお!?」タジ

天馬「ひっ!?」ビクッ

寺門「なんて、冗談だ。鬼道さんが色々お世話になったのはわかってるよ」

天馬「そ、そうなんですか? でも、それって円堂監督の頃の事ですし…」

寺門「いや、お前らもだよ。向こうでコーチをやってた時の鬼道さんは活き活きしてたと聞くぜ」

天馬「寺門さん…」

三国「それにしても…帝国のコーチって佐久間さんだけじゃなかったんですね」

寺門「帝国の部員は滅茶苦茶多いからな。あいつ一人で全員見るのは流石に無理だよ」

鬼道「最初は俺と佐久間の二人だけだったのだがな。どうしても人手が足りず、昔の仲間達に無理を言って来てもらったのだ」

寺門「もう、無理とか何言ってるんですか鬼道さん! 鬼道さんに頼まれれば俺はどこにだって着いていきますよ」

車田「昔の仲間との変わらない友情…くぅっ、感動します!」グスッ

天馬「車田先輩、泣かなくても…」

三国「それにしても…」

ドシュゥゥ ドシュゥン

三国「こうしてシュートする光景を見ていると、キーパーとしての血がうずいてくるな…」ウズウズ

寺門「やめておけ、こいつらは今キックマシーンだ。迂闊に飛び込んだら、向かい風のように四方八方からシュートが攻めてくるぜ」

鬼道「ここがmfのグラウンドだ」

ポスッ

三国「これは…ボレーシュートの練習か?」

車田「なんだ、fwとやってること同じじゃないのか」

洞面「違うよ」ズイッ

車田「うわっ!?」ビクッ

洞面「あはは。驚いた?」

鬼道「洞面。子供を脅かすな」

洞面「あ、鬼道さん。もしかして、ここの奴らをコーチしてくれるんですか?」

鬼道「すまない。ここに来たのはこいつらの案内でな」

洞面「まぁ、そうですよね。鬼道さんは忙しいし」

三国「忙しいなら、こうして案内してもらうのは悪いな…」

洞面「ま、いいんじゃないの案内くらい。それくらいなら、鬼道さんにとっては大したことないでしょ」

天馬(結構時間を取ってると思うんだけど…これが大したことないって、普段どれだけ仕事があるんだろう…)

車田「それで、fwとやってることが違うって…どういうことです?」

洞面「それはね…あ! 君、君!」

天馬「え、俺ですか?」

洞面「君は雷門中のmfだったよね?」

天馬「は、はい。松風天馬です」

洞面「君さ。mfの役割って、何だと思う?」

天馬「え、役割ですか…? えーと、ドリブルで上がっていったり、パスを出したり…」

車田「まぁ、そんな感じだよな」

洞面「うーん。まぁ、間違ってはないけど…それでは100点とは言えないかな」

三国「洞面さんはどう考えているんですか?」

洞面「mfは攻撃の起点になる存在なんだ。dfやgkから受け取った…あるいは自分で相手から取ったボールを前線へと上げ、fwが撃ちやすい環境を作る。それがmfの仕事だ」

洞面「だから、ドリブルだけが出来ればいいってわけじゃない。パスを出したり受け取る技術はもちろん、相手のオフェンスが向かってくればブロックをしなければならないし…」

洞面「fwが囲まれて動けなければ、その時は自分でシュートを撃たなきゃならないんだ」

天馬「俗に言う、オールラウンダーとかリベロみたいな感じですか」

洞面「そういうのとは、違う…のかな。とにかく、『攻撃の起点』。一番言いたいのはそれだ」

鬼道「なるほどな。洞面はmfをそう考えているのか」

洞面「あ、なんか鬼道さんの前で偉そうに語っちゃって。すみません」

鬼道「いや、謝らなくていい。色々な意見を聞くのは俺も勉強になる」

車田「攻撃の起点か…」

洞面「その点で言えば、やっぱり鬼道さんは最高のプレイヤーだね。あの華麗なドリブル…芸術的なパス…驚異的なシュート…どれを取っても一級品だよ」

鬼道「おい洞面、あまり持ち上げるな…恥ずかしい」

洞面「鬼道さんにボールが渡ると、チームの攻撃が動き出すって感じ。わかる?」

三国「はい、うちにもそういう奴がいるので」

天馬「神童センパイのことですよね…俺も、あの人みたいに…」

洞面「そんなに難しく考えなくてもいいさ。君はちゃんと自分の役割をわかってると思うよ」

天馬「え!?」

洞面「帝国のみんな、君たちの試合は見ているからね」

天馬「え、俺達の試合を…」

鬼道「もちろん、次回のホーリーロードのためでもあるがな」フッ

洞面「君のプレイを見ていると、とても楽しそうに見えるよ」

三国「おお、わかるわかる」

車田「こいつのテンションについ引っ張られちまうんだよなぁ」

天馬「はい、俺…サッカーが好きですから!」

洞面「君は素直だね。その気持ちを忘れなければ大丈夫でしょ、これからも精進するといいよ」

スタスタ

天馬「はい! ありがとうございました!」

車田「…で…」

ボンッ シュゥゥゥッ バサァ

車田「結局ここのボレーシュート、fwの練習と何が違うんだ?」

鬼道「さて、次は…」

雅野「総帥!」

鬼道「ん? 何だ雅野。案内中だとわかっているだろう」

雅野「それがですね…」ヒソヒソ

鬼道「なに? そうか…」

三国「これはまさか…」

鬼道「すまない、お前達。急な用が出来てしまった」

車田「えーっ、じゃあここまでかよ!?」

鬼道「あと一つくらいは案内できると思うんだが…」

天馬「鬼道さんには用事に行ってもらって、雅野に案内してもらうのは」

雅野「俺にも予定はある」

天馬「そ、そっか…」

鬼道「どこに行きたい?」

安価↓
1:dfグラウンド 2:gkグラウンド
3:化身グラウンド 4:総合グラウンド
5:腹減ったんで食堂 6:もう帰ります

天馬「化身グラウンド…?」

鬼道「ああ。化身はもはや噂だけの存在ではない。我々帝国では化身についても徹底的に分析し、戦力に取り入れていくことにしたのだ」

三国「そうだ車田、聞いてくれ! ついに俺も、化身を出せるようになったんだ」

車田「あ、ああ…」

竜崎「はぁぁっ! 竜騎士テディス!」

天馬「あ、さっきのシードの人がいる。その隣にいるのは…」

鬼道「奴がここの…ん?」

ゴォォォォ

竜崎「テディスが俺の体に…教官、これは一体…!?」

五条「知りませんよ…なんです、それは…?」

竜崎「!?」

天馬「これは…化身アームド?」

五条「そう、化身アームド。化身を身に纏い、オマエの力を最大限に引き出す化身の新たな形態ですよ」

竜崎「し、知ってるんじゃないですか」

五条「ヒィーッヒッヒッヒ」

鬼道「まったく、お前は…」

五条「おお、誰かと思えば…キャプテンじゃないですか、こんなところへようこそ」

鬼道「もうキャプテンではない」

五条「おっと、失礼しましたキャプテン。ククク…」

鬼道「お前は…」

天馬「なんか、この人…見た事あるような」

三国「天馬、お前もそう思うか…」

車田「なぁ…あんた確か、ゴッドエデンにいたよな…?」

五条「誰です、オマエ? 口の利き方がなっていませんね」

車田「ぐっ!?」

五条「ん…? オマエ松風天馬ですね」

天馬「え、俺の名前…」

五条「オマエのことはよく知っていますよ。実に興味深い素材ですから」

鬼道「ほう、松風がか?」

五条「化身は魔神ペガサス、魔神ペガサスアーク、そして合体化身である魔帝グリフォン」

天馬「え…? え…?」

五条「化身合体はゴッドエデンでも見た事はありますが、化身そのものが変化するなど他では聞いたことがありません」

三国「ふーむ、確かに…今まで色々な化身使いを見てきたが、そういうのは天馬だけだな」

五条「案外、オマエこそがオレの求める究極のチームにふさわしいヤツかもしれませんねぇ…」

五条「どうです? オレのところに来れば悪いようにはしませんが…」

天馬「え、えーと…」

安価↓
1:五条さん、ついていきます!
2:遠慮しておきます…

天馬「いえ、せっかくですけど遠慮します…」

五条「何故です? ここの設備を見たでしょう、オマエにとっても悪い話ではないと思いますが」

天馬「俺は、雷門中のキャプテンですから」

五条「いいじゃないですか、今の地位に固執し利益を逃すなど愚か者のすることです」

天馬「あ、あの…」

五条「キャプテンの座が惜しいというのならここでのキャプテンの座を約束しますよ? オマエにはそれほどの実力がある」

鬼道「五条!」

五条「んん? なんでしょうかキャプテン…いえ、総帥? ククク」

鬼道「松風を惑わそうとするな。断られたのなら大人しく引き下がっておけ」

五条「ククク、冗談ですよ。冗談…まだまだ帝国には化身使いが少ないのでね、退屈なんですよ」

鬼道「来年度になればお前が目を付けた何人かが新入生として入ってくる。それまでは我慢しろ」

五条「本当に来てくれるんですかねぇ…ヒヒヒ…」

三国「もう、来年のスカウトのことを…」

鬼道「帝国のサッカーはもう既に始まっているということだ」

竜崎「うぐ…」シュゥゥゥゥ…

車田「おい、あいつ倒れてるぞ?」

五条「おっと、化身アームドを完全に使いこなすにはまだ時間がかかりそうですねアイツは」

スタスタ

天馬「なんか…凄く変わった人ですね」

鬼道「まったく…あいつは昔から何を考えているのかわからん」

車田「鬼道さん、なんであいつがここでコーチをやってるんですか!」

鬼道「奴はフィフスセクターのシード養成機関…ゴッドエデンの中心にいたんだ」

鬼道「化身に関してならば、俺達とは比べ物にならないほどの知識を持っている」

三国「究極のチームって…あのゼロのことですよね。まだ諦めていなかったのか…」

鬼道「ゼロはフィフスセクターでの究極のチームだ。それに、奴の目指す究極のチームという概念自体はそう否定するようなものではない」

鬼道「うちはうちのやり方で究極のチームを目指す。それを条件に奴に来てもらったのだからな」

鬼道「使えるものは、何でも使うつもりだ。そうしなければホーリーロード優勝はできん」

天馬「鬼道さん…」

鬼道「ふむ、ちょうどか。残念だがここでお別れだ」

車田「帝国のサッカー…少し見ただけでも、勝利に対する熱があるとわかる」

三国「帰ったら、あいつらにも教えてやらないとな…」

鬼道「ほう、それはよかった。一度優勝して緩んでいてもらっては張り合いがないのでな」

天馬「鬼道さん…」

鬼道「お前達、帰ったら円堂にも伝えておけ」

鬼道「前回のホーリーロードでは雷門に遅れを取ったが…あくまでもそれは内部でのいざこざあってのこと」

鬼道「次の大会、我々帝国は負けるつもりは微塵もない、とな」ニヤリ

天馬「はい! 俺達だって、負けませんよ!」

鬼道「フッ。それじゃあな、お前達。ここで何か言われるようなら俺の名前を出すといい」

天馬・三国・車田「ありがとうございました!」

天馬「鬼道さんも行っちゃったし…どうしましょう、帰りましょうか? 変に歩くと迷っちゃいそうですし」

三国「それなら、大丈夫だ。入り口で貰ったパンフレットに案内図が載ってる」

天馬「そ、そんなものがあったんですか…」

三国「ここまで歩いてきてどういう構造なのかは大体わかった。多分、俺でも案内できるぞ」

車田「おお、流石だな三国!」

三国「よし、次に行こうか。俺としてはgkグラウンドというのが気になるな…」

車田「それより腹減ったし、メシ食いに行こうぜ。確か食堂があっただろ」

三国「天馬、お前はどうしたい?」

天馬「え、俺ですか? えーと…」

安価↓
1:グラウンドを回りたい
2:食堂に行きたい
3:帰りたい

天馬「俺も、腹減ってるかも…」

三国「そうか、なら食堂に行くとするか」

車田「おう、それじゃ行こう! もう我慢できないぜ!」

天馬「でも…部外者が食べられるのかなぁ?」

三国「まぁ、大丈夫だろう。金もあるし」

車田「いざとなったら鬼道さんとかコーチの人達に相談すればいいしな!」

そして…

三国「迷った」

天馬「ええーっ!?」

三国「案内図によるとこの辺りだと思ったんだが、同じような風景ばかりでどこにいるんだか…」

車田「構造、全然わかってないじゃないか!」

三国「すまない、案内できなかった…」ガクッ

天馬「ど、どうしよう…と言うか、ここどこ…?」

雅野「何をしているんだ君たちは」

車田「あ、お前は…さっきの!」

三国「昼食を食べようと食堂を探していたんだが…どこにあるのかわからなくてな」

雅野「帝国の敷地は広いからな。君達が迷うのも無理はあるまい」

雅野「俺も、丁度昼食摂ろうと思っていたところだ。案内しよう」

天馬「よ、よかったー…」

車田「一時はどうなる事かと思ったぜ」

~食堂~

雅野「ここが我が帝国の誇る最高の食堂だ」

車田「なんだこれは! うちの体育館よりも広いぞ!」

三国「食事はあそこで受け取るみたいだな」

天馬「それじゃ、俺達も…」

雅野「待て、お前達。まずはそこの券売機で食券を買え」

三国「帝国の食堂は食券式なのか」

天馬「これ、値段が書いてないけど…」

雅野「ここでの食事は全て無料だ」

車田「何!? じゃあ、食べ放題というわけか!」

雅野「ちゃんとチェックされている、一人一品に決まっているだろう。ちなみに俺のオススメは…」

車田「カレーだ!」ポチッ

三国「カレーだな!」ポチッ

天馬「じゃあ、俺もカレーで!」ポチッ

雅野「お前ら…」

三国「このカレーは…」

車田「なんだこれは! ジャガイモが入っていないぞ!」

天馬「カレーと言えば、ニンジンにジャガイモですよね」

雅野「欧風カレーも食べた事がないのか君達は…」ブチッ

三国「ビーフシチューにパンがついてるのか」

車田「美味そうだな…」

天馬「うん…」

雅野「やらんぞ」

天馬「そんなつもりはないけど」

車田「よし三国、天馬、早食い勝負だ!」

三国「ほう…やるか、車田!」

雅野「ここのカレーは三晩かけて煮込んで作ってある本格派だ…味わって食え」

安価↓
1:早食いバトルだ!
2:味わって食べる
3:カレーは飲み物

天馬「せっかくだし、ちゃんと味わって食べよう」

三国「それもそうだな…俺もそうしよう」

車田「なんだ、つまんねぇなぁ」ガツガツガツ

パクッ

天馬「ん、このカレー…」

三国「ほう…これは…」

雅野「ふふふ…」

モグモグモグ…

天馬「ごちそうさま!」ペロリ

雅野「どうだ、帝国のカレーは?」

天馬「辛くてよくわかんなかった! 秋ネェの作ったカレーの方が美味いや!」

雅野「カウンタードライブ!!」ドッパーン

三国「雷門のキャプテンは俺が守ぐああああああ」ギュルルルルル

天馬「三国センパーイ!!」

雅野「すまなかった…」

車田「それで謝ってるつもりか! 土下座しろ、土下座!」

三国「車田、そこまでさせなくても…俺は大したことない」

車田「他校の生徒を殴るなんて、鬼道さんの顔に泥を塗るような行為だぜ!」

雅野「………」スッ

雅野「ごめんなさい」ペコリ

天馬(ど、土下座したー!!)パシャッ

雅野「待て、貴様! 何を撮っているんだ!!」

天馬「えっ、いや…つい…」ピロリ~ン

雅野「どこに送っているのだこの畜生がぁぁぁぁぁ! 総帥にじゃないだろうなぁぁぁぁ!」

天馬「大丈夫だよ、俺のチームメイトと円堂監督にだから」

雅野「その円堂監督から総帥に渡るに決まっとるだろうが!!」

車田「ふぅ、ちょっと物足りないような気もするが…腹は膨れたな」

天馬「これからどうしましょう? 雅野も行っちゃったし」

三国「ここまで来たんだ、最後まで見せてもらおう」

車田「三国…今度は迷わないだろうな?」

三国「ああ、大丈夫だ。ここに来るまでに場所は見ているしな」

車田「不安だな…」

天馬「はは…」

三国「それなら、ここからは各自で勝手に回るか? 自由行動だ」

車田「そうか。そうすれば見たいところだけ見られるし、学校で来てるわけじゃないから帰りたいなら勝手に帰れるしな」

天馬「うーん…」

安価↓
1:一人で回る
2:みんなで回る

天馬「じゃあ、そうしましょうか」

三国「そうだな。それなら、とりあえず最初だけ行き先を言い合おう」

車田「わざわざ別れていったのに、いきなり行き先が同じだと恥ずかしいからな」

天馬「センパイ達はどこに行くつもりなんです?」

三国「gkグラウンド」

車田「dfグラウンド」

天馬「ですよね」

三国「天馬は…mfグラウンドはもう見ているし、どこに行くつもりだ?」

天馬「俺は…」

安価↓
1:dfグラウンド
2:gkグラウンド
3:総合グラウンド
4:帰る

天馬「この、総合グラウンドってところが気になるので…」

三国「そうか、なら全員別々になるな」

車田「あの帝国がどんな守備練習をしているのか楽しみだぜ…」

三国「キーパー…もしかしたら、コーチはあの人が…」

車田「うおおおおシュポォォォォォ!」ドダダダダ

三国「やる気満々だな車田! よし、行くかっ!」ダダッ

天馬「ああ、センパイ達…俺も行こう」タタタ

~総合グラウンド~

ウォーッ

オラァー

天馬(なんか、ここだけ他とは雰囲気が違うな…)

?「ようこそ、総合グラウンドへ」

天馬「えっ?」

佐久間「君は松風…だったかな?」

天馬「佐久間さん!」

佐久間「帝国学園総合コーチの佐久間だ。鬼道…総帥から話は聞いている。歓迎するよ」

天馬「他のグラウンドでやってた人達と、動きが全然違うや…」

佐久間「ここにいるのは全員レギュラークラスの実力を持った者だからな。それに、練習について細かい内容は指定していない」

天馬「ここ、総合グラウンドと言いましたけど…何をやっているんですか?」

佐久間「名の通りだ。あれを見てくれ」

天馬「あれ?」チラッ

佐々鬼「行くぜ!」タタッ

大滝「通さん!」バッ

天馬「ドリブルで上がっていったところに、dfがつきましたね…」

佐久間「あいつらを、よく見ていろ」

佐々鬼「なら、こっちに…」クルッ

蒲田「フンッ!」ドドン

天馬「あっ、もう一人dfが…」

佐久間「そこで反対側から抜かれたら、致命的だからな。あらかじめ回り込んでプレスをかけたんだ」

天馬「相変わらず、凄い守備だ…」

佐久間「あのように、状況に合わせたポジショニングに…」

佐々鬼「チッ…」ポンッ

天馬「あっ、守備のせいであんな誰もいないところにボールを…!」

佐久間「よく見ろ。ボールを出した先には…」

逸見「ナイスパス!」パシッ

天馬「えっ、あれに追いつけるの!?」

佐久間「違う。あの空いたスペースに、既に逸見が走ってきていたんだ。佐々鬼はそれを見てパスを出した」

逸見「行くぜ、皇帝ペンギン…」スッ

増荒「うおお、させるか!」ダダダ

逸見「…なーんて」ヒョイッ

ポーン

増荒「ああっ!」スカッ

コロコロ… ピピーッ

天馬「あんなシュートで点を…」

佐久間「今のは増荒が上がってきているのを見て、直前でループシュートに切り替えたんだ」

逸見「ヘッ、楽勝!」

佐々鬼「やったな逸見!」

蒲田「ウオオオオ! ちくしょう!」

増荒「ムキィィッ! くそっ、もう一回だ!」

佐久間「増荒は積極性はあるんだが…それが逆に弱点に繋がっているな」

佐久間「今も、前に出たりせず必殺シュートを撃たせ勝負に持ち込めばあのように確実な方法でシュートを取られることはなかった」

天馬「は、はぁ…」

佐久間「おっと、すまない。こういう風に、ここでは実践的な練習を行っている」

天馬「実践的な練習…ですか」

佐久間「基本を身につければ、あとは実際に試合を行うのが最もいい経験になる」

佐久間「しかし、本当に試合をやっていては自分の長所や短所…課題や弱点は自分では気づきにくい。俺達も、細かいところまで全てわかるわけじゃないしな」

天馬「だから、こうやって…実践形式で、場面を細かく切り取っている…ってわけですか」

佐久間「ああ、その通り。フィールドに立つ者には、単に技術を培うだけではなく、それを柔軟に扱う能力が必要だ」

佐久間「その能力を鍛えるのが、この総合グラウンドの目的だ」

天馬「それにしても、なんか、見た事ある顔がいっぱい…他のところは知らない人ばかりだったのに」

佐久間「前のhr大会に出場していた連中だろう。帝国のレギュラーはここにいる奴らから選ばれるからな」

天馬「え?」

佐久間「他のグラウンドは…化身グラウンド以外は、うちの部員ならいつでも誰でも使っていいことになっているが…」

佐久間「今、この時間…ここに来ていいのは決められた人間だけだ。鬼道…総帥が選んだり、コーチの推薦だったり…」

佐久間「テストの結果によって決められたりもする。待てなければ、自己推薦というのもあるかな」

天馬「それって、ここが一軍で、それ以外は二軍…みたいなものですか」

佐久間「そうだな。そうすることで、自覚させるんだ。自分達が特別なのだと」

佐久間「そして…ここに来たからと言って、終わりではない。総合グラウンドでの練習を許可されるのは全部で30人だけだ」

天馬(少ない…のかなぁ? 普通の学校だとサッカー部員ってこんなもんだけど、帝国だし…)

佐久間「その中でも、また競争をさせる。ここにいる中の約半分しか、公式戦に出場する事はできない」

佐久間「それに、ここにいる奴らも油断はできない。向上心のある奴なら、決められたメニューが終わった後…誰でも使っていい時間にはここに来て練習を行っている」

佐久間「まず、ここでの練習を許可されなければ帝国ではスタートラインにすら立つ事は許されないからな」

天馬「………」ゴクリ

天馬「あれ? でも…さっき、シードの人が守備グラウンドにいたみたいですけど。今って、話によるとメニューが決められてる時間…なんですよね?」

佐久間「ああ、竜崎か…あいつは俺が大野の方に回した」

天馬「ええっ!?」

佐久間「最近不抜けているようだったから、しばらく帰ってくるな…とな」

天馬「でも、あの人化身も使えるのに…」

佐久間「あいつの実力は俺も認めているが…決めた量をこなすまではここで練習させるつもりはない」

佐久間「鬼道…総帥が求めているのは、向上心を持った選手だ。実力があっても、それがない奴に帝国の名を背負わせるわけにはいかない」

天馬「………」

佐久間「そして、ここに戻って来れないのなら、もちろん竜崎がレギュラーに選ばれることはない」

天馬(それであんなやる気だったのか…)

佐久間「そうだ松風、君も練習に混ざってみるのはどうだ」

天馬「え!?」

佐久間「ここには偵察に来たんだろう? なら、帝国の練習を味わってみるのもいいんじゃないか、キャプテン?」ニコッ

天馬「はは…」

天馬「ふぅ…みんな容赦なかったなぁ…」

天馬「でも、なんとかなったぜ! シュートも決められたし…」

天馬「部外者の俺相手でも、ちゃんと合わせてくれたのはびっくりしたなぁ」

天馬「いや…勝つために本気なんだ。練習でも、そういうことにこだわらないで、全力で取り組む…」

天馬「やっぱり次のホーリーロード、手強い相手になりそうだな、帝国は…」

天馬「さて、と…他のところも回ってみようか?」

安価↓
1:dfグラウンド
2:gkグラウンド
3:実家に帰らせていただきます

天馬「そろそろ帰ろうかな。一日中ここで過ごすのもなんだし」

天馬「帰りはモノレールに乗っていけばいいよね。入り口まで戻るの大変だなぁ」

天馬「センパイ達はどうしてるかな…」

ーーーーーーーーーー

大伝「dfには強く、かつしなやかな筋肉が必要だ! 雷門の壁山とか風丸とか…あいつらほど一部分に特化していれば使えるだろうが、ああいうのを目指すのはダメだ!」

車田「わかります! 相手を捕らえるスピード、吹き飛ばすようなパワー! それらを兼ね揃えてこそ一流のdfですよ!」

大伝「ウォォォッ、お前、話がわかるな!」

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

三国「はぁ、はぁ…」

源王「なかなか筋がいいな。よし、俺のビースト…」

<ヤメロォォォォソレハキンダンノワザダァァァァ

源王「…パワーシールドを教えてやろう」

三国「いえ…源田さん、せっかくですが遠慮しておきます」

源王「そうか…ゴッドハンドxもあるしな…」

ーーーーーーーーーー

天馬「こんな感じで上手くやってそうだよね」

天馬「さてと、稲妻町に戻ってきたし…これからどうしようかな」

?「………」

そんな天馬を見る一つの影! 一体何者だ!

安価↓

円堂「よっ、天馬!」

天馬「円堂監督! どうしてここに?」

円堂「ちょっと散歩にな。お前はどうしたんだ?」

天馬「俺は帝国学園の見学に行ってて…今、戻ってきたところです」

円堂「そうだ天馬、メールが来たけどあれってなんだ? とりあえず、鬼道に送っといたけど」

天馬「あ、鬼道さんと言えば…円堂監督に伝言がありました」

円堂「鬼道が? 何だ?」

天馬「えーと…」

安価↓
1:「次は負けない」と言ってました
2:「俺からは何も言うことはない」と言ってました
3:「ふふ…春奈…」と言ってました

天馬「次は負けない、と…」

円堂「そうか。鬼道の奴…」

円堂「ヒフスセクターはもうない。次のホーリーロードでは、何の気兼ねもなく思いっきりぶつかれるんだな」

天馬「はい…」

円堂「あれ? どうした、ワクワクしないのか?」

天馬「帝国の練習、なんかよくわからないけど凄そうでした…」

円堂「おいおい、なんのために見学に行ったんだ? 不安になってどうする」

天馬「だけど、グラウンドもいっぱいあってコーチの人達も凄い人…凄そうな人ばかりで…」

円堂「お前達だっていっぱい特訓してきたじゃないか! 大丈夫! 心配すんな!」

天馬「円堂監督…」

円堂「なんとかなるさ! そうだろ?」

天馬「そうですね! よく考えるとみんな当たり前のことしか言ってませんでした!」

円堂「よし、天馬! せっかくだし、そこの河川敷で一緒にサッカーやろうぜ!」

天馬「はい! あ…」

円堂「ん? どうした?」

天馬「神童センパイにサッカー禁止令を出されてて…」

円堂「あれ、そうだったか?」

天馬「もう監督、この前神童センパイ言ってたじゃないですか」

円堂「…あの日はちょっと家の方がな…」

天馬「あっ…ああ…なるほど…」

円堂「大丈夫。サッカーをやりたいって熱い気持ちは誰にも止められないさ」

天馬「安価↓」

天馬「はい、そうですよね! お願いします!」

円堂「よしっ! 行くぞ天馬!」ダッ

天馬「」ダダッ

そして…

天馬「ゴッドウィンド!」ギュゥゥゥン

円堂「それっ!」バシッ

天馬「うわ、普通のキャッチで止められた…」

円堂「ははは、まだまだゴールは割らせねぇぞ!」

天馬「俺の最強のシュート技が…大人って…」

円堂「お前の力はまだまだこんなもんじゃないだろ、化身でもなんでも使うといいさ」

天馬「え、でも試合でもないのに…」

円堂「二人でやるのもサッカーだろ?」

安価↓
1:そうですね、次は本気で行きます!
2:どうせなら試合しましょうよ。みんな呼んで
3:どうせなら試合しましょうよ。出でよデュプリ!

おっと三行目

天馬「はい!」ダダッ

で↓

天馬「どうせなら、試合しましょうよ!」

円堂「ん? そうか…ま、みんなでやった方が楽しいしな!」

円堂「じゃ、みんな呼ぶか。来てくれるかな?」

天馬「フフ、大丈夫ですよ円堂監督」

円堂「へ?」

天馬「立ち上がれ、俺の分身! 出でよデュプリ!」

フィン フィン フィン

円堂「え!? なんだそれ!?」

天馬「円堂監督にもできますよ!」

円堂「俺にも出せる…」

円堂「デュプリが…出せる!」

フィン フィン フィン

円堂「で、できた! できたぞ!」

天馬「やりましたね、円堂監督!」

角馬『さぁ、この河川敷でテンマーズ vs エンドーズの試合が始まりました!』

角馬『実況は、通りすがりの角馬歩でお送りします!』

天馬「それっ」ポンッ

十馬「任せろ!」パシッ

角馬『まずはテンマーズの十馬にボールが渡った!』

十一堂「そうはさせるか、オラァ!」

十馬「ぐあっ!?」

角馬『ああっと!? 十一堂のスライディングで十馬がボールを落とした!』

十堂「よしっ! いいぞ!」

角馬『そして、こぼれた球は十堂が拾う!』

天馬「ああっ、ゲームでよくある開始時強制イベントだ…!」

円堂「よし、みんな! 上がれ!」

角馬『エンドーズ、定石通りまずは後方にパス! そして、その間に上がった前線へとボールを繋いでいく!』

天馬「まずい、みんな止めて!」

三馬「おっしゃ、任せとき! ワンダートラップ!」カッ

ドィィィィン

八堂「ふっ!」

しっぱい!

角馬『テンマーズ、必殺技を繰り出すも上手くいきません!』

天馬「駄目だ、同じデュプリでも俺と円堂さんのではベースパワー…げふん、能力が違いすぎる…」

八堂「十一堂!」

角馬『ストライカーの十一堂へとボールが渡った! ゴールは目前!』

十一堂「行くぜ、タイガー…」ガォオ

十堂「ストーム!」グルン グルン

ガッ

ゴォォォォォォォォ

角馬『出たぁ、必殺シュートだ!』

天馬「まずい…止めて、一馬!」

一馬「おう!」

安価↓
1:堅実なセービング
2:体のどこかに当たってくれー!
3:必殺技だ!

一馬「からだのどこかに あたってくれ~!」

角馬『かずまくん ボールにむかっていく!』

角馬『おお~っと!』

一馬「ぐわぁ~!」

角馬『かずまくん ふっとばされた!』

天馬「なにィ」

角馬『きまった! ゴール!』

角馬『じゅういちどうくんの タイガーストームが テンマーズの ゴールを つきやぶりました~~!』

円堂「やったぜ!」

一馬「すまん、守れなかった…」

天馬「いいよ、気にしないで! なんとかなるさ!」

天馬(とは言っても、円堂監督達は異常に強い…どうしよう)

安価↓
1:ミキシマックスだ!
2:化身だ!
3:両方だ!
4:チームワークだ!

天馬(エンドーズが個々の力で来るなら…こっちはチームワークで勝負だ!)

角馬『テンマーズのキックオフで、試合再開です!』

天馬「行くよ!」

十馬「六馬!」ポンッ

六馬「よっとぅ…」パシッ

角馬『テンマーズ、エンドーズと同じようにまずはパス回しだ!』

天馬「こっちだ!」パシッ

角馬『ここで天馬が抜け出た! ぐんぐんと上がって行くぞ!』

九堂「行かせないよ」

角馬『おっと、しかしすぐ前方にブロックが! ここまでか!?』

天馬「風穴ドライブ!」

ギュゥゥゥゥン

九堂「うわっ!?」

角馬『天馬、ドリブル技で難なく抜けました!』

天馬「いける…いけるぞ!」タタタッ

五堂「ヘアッ」

天馬(んっ、ここは…)チラッ

円堂「二堂! 四堂!」

ガッ ググッ

天馬「何っ!?」

角馬『あーっと、これは天馬、前方はガッチリマークをつけられパスを出せるところがないぞ!?』

七馬「天馬さん!」

天馬「七馬…よしっ!」

角馬『天馬、後方にパスを出す!』

六堂「そこ…」

七馬「わひっ!」

角馬『あっと、しかし!? そこには既に六堂が待ち構えていた!』

天馬「なんだって!?」

五馬「行かせるか!」

六堂「パース」ポーン

五馬「くっ!」バッ

角馬『六堂から七堂にパスが渡る!』

七堂「ほらよ!」トンッ

六堂「よし」パシッ

五馬「あっ!?」

天馬「あ…あ…」

角馬『と、思ったらこれは! 六堂と七堂のワンツーリターンで抜いた!』

円堂「よし、上がるぞ!」

天馬(そうか、向こう監督やってるんだもん。そりゃチームワークもあっちの方が上に決まってるよね)

六堂「そっちー」パシーン

角馬『六堂がパスを出す! しかし、ストライカーの九堂も十堂も十一堂もそっちにはいません…! これは…!?』

角馬『あ…あーっと!?』

円堂「ナイスだ!」パシッ

角馬『円堂だ! なんとキーパーの円堂が上がってきています!』

天馬「………」

四馬「真空魔…」

しっぱい!

角馬『やはり止められない!』

天馬「………」

円堂「行くぞ、みんな! ジ・アース!!」グォォォォ

ギュイン ギュイン ギュイン

安価↓
1:みんなでシュートブロックだ!
2:必殺技だ!
3:一馬を消す

天馬「みんな、シュートブロックだ!」

二馬「ディープミスぎゃあああああ」ズガーン

三馬「エアーバレのわあああああ」バギャーン

角馬『究極奥義ジ・アースがシュートブロックを次々と抜いて行く! 絶体絶命か!?』

天馬「まだだ!」バッ

二馬「天馬がいればなんとかなる…!」

三馬「これはいけるで…!」

天馬「あ、俺シュートブロック持ってなかった」

一馬「バーニングキャぐああああああああ」バチコーン

角馬『決まったー! エンドーズ、これで2点先取だ!!』

円堂「へへっ、久々だけど上手くいったぜ!」

天馬「なんだよこれ…俺がキーパーやった方がマシじゃないのか…」

そして…

ピッピッピーッ

角馬『試合終了ー!!』

角馬『テンマーズ、最後の最後に1点返しましたが結局2-14で終了! 悔しくも負けてしまいました!』

天馬「はぁ、はぁ、はぁ…」

円堂「ふぅ…疲れるな、これ」

天馬「はい…デュプリは自分のエネルギーで動きますからね…」

円堂「んー、それにしても…楽しかったな、サッカー!」

安価↓
1:はい、サッカーって楽しいですね!
2:もう、ちょっとくらい手加減してくださいよ監督!
3:サッカーやめます

天馬「はい、サッカーって楽しいですね!」

円堂「いい試合だったな!」

天馬「次はもっと上手くやれるよう、頑張ります!」

円堂「おう、その意気だ!」

天馬(やっぱり円堂監督はすごい…俺も頑張らないと!)

円堂「あっ、そうだ。天馬、うちで飯食っていかないか?」

天馬「え? いや、それは…」

円堂「なんだよ、遠慮しなくてもいいんだぞ?」

天馬「さっき食べてきたんで…」

円堂「でも、サッカーやって腹減ってるだろ?」

天馬「すみません、これから用事があって…」

円堂「そうか…」

天馬「円堂監督は帰ってしまった」

天馬「色々大変かもしれませんけど、頑張ってください監督…!」

天馬「さてと、これからどうしようかな?」

安価↓

そして…

天馬「うーん、いい天気だなぁ」

天馬「やっぱり、こんな日にサッカーができないなんてもったいないよね」

天馬「円堂監督とは別れたし、誰かと会わないかな。それか、電話でも…」

天馬「あれ?」

信助「えっほ、えっほ…」タッタッタ

天馬「信助だ。荷物抱えて何やってるんだろ?」

信助「えっほ、えっほ…」タッタッタ

天馬「あ、こっちに気づかず行っちゃった。急いでるのかな」

天馬「…ちょっと後をつけてみよっか」

~西公園~

天馬「ここは…公園まで来ちゃった。信助は…」

信助「持ってきました!」

?「うん、ご苦労様」

天馬「そっちか。誰かと一緒みたいだけど…何やってるんだろ?」

天馬「信助!」

信助「あ、天馬! 奇遇だね」

?「ん? 信助くん、彼は?」

信助「えっと…」

天馬「え…あなた、もしかして…立向居さんじゃ!?」

立向居「あれ? 俺のこと、知ってるのかい?」

天馬「知ってるも何も…地上最強イレブンの守護神、そしてイナズマジャパンのメンバー! 現在はプロリーグで活躍中…」

天馬「知らない人の方が珍しいですよ!」

立向居「はは、ありがとう。何だか照れるな…」

天馬「信助、立向居さんと知り合いだったの!?」

信助「へへ、まぁね。あの立向居さんだってわかったのは最近なんだけど」

天馬「二人はどういう関係なの?」

信助「立向居さんは僕の…師匠みたいな人かな」

立向居「そんなに大したことは教えてないよ。信助くんは雷門のキーパーとしての後輩…かな」

天馬「そっか…立向居さんも雷門の一員みたいなものだって聞いたことがあります」

立向居「信助くんと会ったのはホーリーロードの時でね、音無さんの紹介で会ってくれって頼まれたんだけど…」

信助「立向居さんの言葉でキーパーとしてやっていこうって思えたんだよ。あの時は右も左もわからなかったから」

天馬「それで、二人は何を?」

信助「ああ、これは…」

立向居「円堂さんを讃える像を造っているのさ」

天馬「へ」

立向居「うーん、ここもうちょっと彫った方がいいか…?」

信助「あっ、立向居さん! これ使ってください!」

立向居「ありがとう。ヤスリが活躍するのはいつだって仕上げの時だ」

天馬「えっと…円堂さんを…何?」

信助「円堂監督の像を造ってるんだよ!」

立向居「でも楽しいよ? 円堂さんのためにたった二人で像を彫るなんて最高だと思わないかい?」

立向居「最後はこの公園に飾るんだ! 辛いけど俺はワクワクする」

立向居「そして俺と信助くん…円堂さんを信じる俺達の思いがこもった像をみんなが崇めるんだ。やりがいのある仕事だと俺は思うな」

天馬「へーそうなんですかーすごいですねー」

信助「そうだ! 天馬も一緒に彫ろうよ!」

天馬「は?」

安価↓
1:それじゃ、手伝おうかな
2:うーんせっかくだけどえんりょしとくよー

天馬「それじゃ、手伝おうかな」

立向居「本当かい?」

天馬「はい、俺も暇ですから」

立向居「…暇…?」

信助「タイタニアスじゃ細かい作業はできないからね。天馬がいると助かるよ!」

天馬「俺は何をすればいいですか?」

立向居「ああ…それじゃ、バンダナのしわの部分を彫ってくれるかな?」

天馬「はい!」

信助「まぁ、もうほとんど完成してるんだけどね」

ーーーーーーーーーー

その頃…

\スタンダッスタンダッタチアガリーヨ/

鬼道「む? 円堂からメールか、何々…」

差出人:円堂守
件名:これって…
本文:天馬から届いたんだけど、こいつ、お前んとこの選手だよな。どーしたんだ、コレ?→(雅野の土下座写真)

鬼道「なんだこれは…? 合成写真ではない…ようだな」

鬼道「雅野本人に聞いてみるか。送信…」

鬼道「あ」

鬼道「まずい…間違えて全員に送信してしまった」

鬼道「………」

鬼道「まぁ、いいか」

悪いのは誰?
1:三国さんをカウンタードライブした雅野 2:された三国さん
3:土下座させた車田 4:写真撮った天馬
5:鬼道に送った円堂 6:間違えた鬼道

ーーーーーーーーーー

天馬「できた!」

信助「手作りでも、結構ちゃんとしたのが造れるもんだね」

天馬「お疲れ様です、立向居さん!」

立向居「………」

天馬「立向居さん?」

立向居「違う…」

天馬「え?」

立向居「魔王ギラーゼ!」コォォォォォ

信助「!?」

立向居「ヘルズフィスト!!」

バッカーン☆

信助「うわああああああ!? 円堂像がバラバラに!」

天馬「なっ…何やってるんですか立向居さん!?」

立向居「駄目だ…こんなものじゃ、円堂さんの素晴らしさを少しも表現できていない…」

立向居「天馬くん。君は何を思ってこの像を彫っていたんだ?」

天馬「え、え…俺のせいですか…?」

信助「立向居さん! 天馬は円堂監督のことを尊敬しているし、よくやってたと思います!」

立向居「信助くん、そうじゃない。そうじゃないんだ。確かに純粋に尊敬する気持ちは大切だし尊いと思う」

立向居「だけど、それだけじゃ駄目なんだ。天馬くんは暇だから、俺や信助くんの手伝いだから…そんな気持ちで彫っていただろう」

天馬「…!」

立向居「天馬くん…君の円堂さんに対する気持ちはその程度なのか? どこかで、自分に枷をつけていないかい」

天馬「立向居さん…お、俺…」

立向居「誰かに言われたから、じゃない。自分で楽しんで彫らないと本当にいいものはできないと思うんだ」

天馬「俺、目が覚めました! 本気でこの作業に取り組みます!」

信助「僕も! 最高の円堂像を造り上げたいと思います!」

立向居「ああ、頑張ろう! 二人とも!」

そして…

立向居「完成だ…」

天馬「やった…最高の出来だ…」

信助「人間、ここまでできるもんなんだね…」

立向居「君たちのような子がいれば、雷門は大丈夫だ…」グスッ

天馬「た、立向居さん…何も泣かなくても…」

信助「立向居さんったら大げさだなぁ」

立向居「はは、そうだね…俺は公園の管理者に設置を要請してくる。この出来を見ればきっと納得してくれるよ」

天馬「あれ…無許可…?」

信助「これから取りに行くから大丈夫だよ」

天馬「それもそうだね。それにしても…」

ゴゴゴゴゴゴゴ

ペカーッ キラキラ

天馬「なんて神々しいんだろう…」

信助「後光差してるよね…」

数日後…

狩屋「それで、南雲さんが…」

葵「そういえば、信助が教室に来ないね」

天馬「うん。どうしたんだろ?」

狩屋「あのさ…話聞いてる? 二人とも」

信助「大変だよ、天馬!」ガラッ

葵「あ、噂をすれば」

天馬「どうしたのさ、信助。そんなに慌てて」

信助「え、円堂…」

天馬「円堂…?」

葵「監督がどうかしたの?」

狩屋「いけないなァ、監督のことを呼び捨てにしては」

信助「違う、円堂像が…!」

安価↓
1:撤去されてたんだ!
2:破壊されてたんだ!
3:崇拝されてたんだ!

信助「崇拝されてたんだ! 今日、見に行ったらすごいことになってて…!」

天馬「いいことじゃないか」

信助「違うんだよ! 何ていうか、とにかく…大変なんだ!」

葵「天馬、円堂像って何?」

天馬「この前の休みに、俺と信助と立向居さんで造った像なんだけど…」

狩屋「せっかくの休日にそんなもん造ってたのかよ天馬クン…すごいな…」

信助「そんなことどうでもいいからさ!」

狩屋「で、信助クンはなにをそんなに慌ててるんだ?」

葵「崇拝されてるって、確かに普通じゃないけど…」

天馬「それに、これから授業だよ信助。出ていったら先生に怒られるよ」

信助「でも…!!」

天馬「わかったよ。今日、帰った後に覗いてみるから」

信助「絶対だよ!?」

そして…

~木枯らし荘~

天馬(さてと、木枯らし荘に帰ってきたわけだけど…)

天馬(信助に言われてるし…荷物置いて公園に行こっか)

天馬「ただいまー!」

シーン…

天馬「あれ、秋ねぇは…?」

天馬「変だな…いつもなら、この時間は夕食の準備をしているはずなんだけど…」

豊田「お、天馬…帰ってたのか」

天馬「豊田さん、秋ねぇ知りませんか?」

豊田「いや、俺も秋さんを捜しててな…どこに行ったんだろう、心配だぜ…」

天馬(なんか…嫌な予感がする…)

~西公園~

天馬「えーと、立向居さんが設置したのは…そっちの広場の方だよね」

天馬「あれ?」

ザワザワ…

天馬「なんだ? 像の前に人だかりが出来てる…」

天馬「なんか、声が聞こえるな。もうちょっと近くで聞いてみよう」

えーんーどう! えーんーどう!

天馬「え…な、なんだこれ…」

えーんーどう! えーんーどう!

天馬「うわ…みんな、土下座までして…信助が騒ぐのもわかるな…」

秋「えーんーどう! えーんーどう!」

天馬「って、秋ねぇ!?」

天馬「秋ねぇ! なにやってんだよこんなところで!」

秋「見てわからない!? 円堂くんを讃えてるのよ!」

天馬「そのために、夕食の準備も放り出して!?」

秋「夕食? そんなもの、いらないわ。円堂くんがいればお腹なんて減らないもの」

天馬「は…? 何を言ってるんだ、秋ねぇ…」

秋「ほら、天馬も一緒に円堂くんを讃えましょう?」ガシッ

天馬「は、放してよ! そんなの、嫌だ!」グイグイ

?「おいおい、何をそんなに嫌がるんだよ天馬」

天馬「!?」クルッ

木暮「こうして円堂さんのとこまで来たなら、黙祷のひとつは捧げるのが礼儀ってもんだろ?」

天馬「木暮…さん…?」

春奈「木暮くんの言う通りよ。そんないけない子は内申下げちゃいますからね」

天馬「お、音無先生まで…」

天馬「みんな、おかしいよ!」

秋「おかしい? おかしいのは天馬の方でしょ!?」

木暮「そうだぜ天馬。円堂さんのことを信じていれば間違いないんだ」

春奈「昔から、円堂さんの言うことが間違っていたことはないですからね」

天馬「そもそも、これは円堂監督じゃなくてただの像…」

サッカーやろうぜ…サッカーやろうぜ…サッカーやろうぜ…

天馬「うっ!?」

サッカーやろうぜ…サッカーやろうぜ…サッカーやろうぜ…

天馬(頭の中に、何かが語りかけてくる…!)

サッカーやろうぜ…サッカーやろうぜ…サッカーやろうぜ…

天馬「や…やめろ…!」

安価↓
1:円堂像を壊す
2:逃げる
3:サッカーやる

天馬「くっ…一緒に造った立向居さんには悪いけど…」

天馬「この像は破壊する!!」

天馬(周りには人がいっぱいで近づけない、けどシュートをぶつければ…)

天馬「魔神ペガサスアーク!」ドォォォォォ

秋「何をする気、天馬!? やめなさい!!」

天馬「いっけぇぇぇ、ジャスティスウィング!!」ドシュゥ!!

ギュゥゥゥゥウン

?「グレイトォ!!」バァン!!

天馬「えっ!?」

?「ザ・ハンド!!」ドガァ!

シュゥゥゥゥゥ…

天馬「う、嘘だ…なんで…」

?「おいおい、ひどいな…」

天馬「なんで…」

円堂像「こんなもん、俺にぶつけようとするなんて…」

天馬「なんで、像が動いてるんだ…!?」

木暮「おおっ! 円堂さんが目覚めたぞ!!」

秋「きゃぁぁぁぁぁぁ円堂くん!!」

春奈「ばんざーい! ばんざーい!!」

円堂像「みんな! サッカーやろうぜ!!」

ウォォォォォォォォ!!

天馬(何が…何が起きているんだ…?)

円堂像「よぉ、天馬」

天馬「なんだ…なんなんだ、お前は…!!」

円堂像「それはお前が一番よく知ってるんじゃないか?」

天馬「どうして、俺達が造った像が動き出すんだ!!」

円堂像「さぁな。ま、いいじゃないか理由なんて。俺はこうして動けるんだ」

天馬「お前、秋ねぇ達を操ってるのか…?」

円堂像「そうさ。どうやら俺には人間を洗脳する能力がついているらしい」

天馬「一体、何のためにこんなことを…」

円堂像「何のためにと言われてもな。誰かに讃えられるのは気分がいい…それだけかな」

天馬「そんな理由で、みんなを操っているのか!?」

円堂像「お前だって、すぐこいつらみたいに俺のことを崇めるようになるぜ、天馬」

天馬「そんなの、なるわけないだろ…!」

円堂像「いいや、なるね」

天馬「なんで、お前にそんなことがわかるんだ!」

円堂像「わかるさ。俺はお前達の円堂守に対する想いから生まれたんだ」

円堂像「俺の洗脳は円堂守に対する気持ちが大きければ大きいほど、効きやすくなる。お前ほどかかりやすい奴もいないだろう」

天馬「やめろよ! そんな円堂監督みたいな声で俺に話しかけるな…!」

円堂像「まったく、強情だな…」

天馬「くっ!」ダッ

円堂像「あれ、天馬。逃げるのか?」

天馬(このままじゃ俺も洗脳されてしまう、今は逃げなきゃ…)

円堂像「みんな! 天馬はサッカーしたくないみたいだ! そんな奴はどうだ!?」

火来「死刑!」

ヒロト「死刑!」

円堂像「よし、捕まえよーぜ!」

ウォォォォォォ!!

天馬(知ってる人も、知らない人も…一斉に襲いかかってくる…)

天馬(あっちには誰もいない…走ろう!!)ダダダ

飛鷹「通さねぇぜ!」

天馬「えっ!?」キィッ

天馬(そんな、そっちの方にも潜んでいたのか…!?)

タタタッ

半田「おっと!」

タタタッ

風丸「逃がさん!」

天馬(駄目だ、数が多すぎる! 逃げられない…)

秋「大丈夫よ、天馬。円堂くんは優しいから。きっと天馬のことも許してくれるわ」

ワラワラ

天馬(もう、なんとかならないのか…)

信助「天馬ー!!」

天馬「し…信助…!?」

信助「こっちだよ! 早く!!」

天馬(た、助かる…? いや、でも…)

天馬(信助も、洗脳されてるかも…信じていいのか!?)

安価↓
1:信じる
2:信じない

天馬(このままなら、どうせ捕まる!)

天馬(それに、信助は友達だろ! こんな時に信じなくて誰を信じるんだよ!)

天馬「信助! 今行く!」

円堂像「ははっ、どこから逃げようが同じさ。大人の体力から逃げられるもんか!」

天馬「う…駄目だ、このままじゃ二人とも捕まる!」

信助「大丈夫! 今だ、狩屋!!」

狩屋「ああ! ハンターズネット!」

ボヨヨン

円堂像「なにィ」

天馬「狩屋!」

狩屋「天馬クン、無事だったか…ってのは逃げ切ってからの方がいいかね」

ヒロト「マサキ、お前何をやってるんだ…!!」

狩屋「何やってるんだはこっちの台詞ですよ!」

ヒロト「お前には守…じゃない。円堂くんの素晴らしさがわからないのか!」

狩屋「円堂監督にはお世話になってますけど、ヒロトさん達は度が過ぎるんですよ…!」

円堂像「みんな、今のうちに回り込め! 道はちゃんと拓ける!」

信助「狩屋、話してないで!」

狩屋「ああ、わかってるさ。ったく、信助クンは人使いが荒いねぇ」

天馬「信助、これは一体…」

信助「話は後だよ、天馬! まずは安全な場所まで逃げないと!」

天馬「う、うん…」

天馬(なんだろう…信助がすごく頼もしく見える…)ドキドキ

~鉄塔広場~

天馬「安全な場所って…ここなの?」

信助「うん。なぜかあいつはここには近づけないみたいだ」

狩屋「現時点では…だけどな。だんだんと行動できる場所も範囲も広がってる」

神童「来たか、天馬…」

天馬「神童センパイ! ここにいたんですね!」

錦「神童だけじゃのぉてワシもおるぜよ!」

天馬「錦センパイ!」

倉間「…お前も、逃げ切れたんだな」

天城「腹減ったド…」

車田「そうだな! 炊き出し貰いに行くか天城!」

影山「さっき貰いに行ったばかりじゃ…」

天馬「よかった…みんな、無事だったんですね…」

葵「天馬! こっちこっち!」

水鳥「腹減ってるだろ?」

茜「おにぎりいっぱい作ってある…」

天馬「葵…それに瀬戸センパイに山菜センパイ! 炊き出しって葵達がやってるの?」

葵「うん。こういう時こそ、助け合わなきゃね」

水鳥「そういうことだ。ほら、食っとけ」

茜「はい。さっき神サマにありがとうって言ってもらっちゃった…」

天馬「そ、そうなんですか…ありがとうございます」

霧野「町は大変なことになってるな…」

速水「あの円堂像のせいで稲妻町は滅茶苦茶ですよ…」

信助「………はい」

浜野「みんな正気じゃないっちゅーか、ヤバくね?」

天馬「あれ…みんないると思ったけど…剣城は? まさか…」

剣城「ここだ、天馬」

天馬「剣城! よかった…」

剣城「ああ、俺は無事だ。だが、兄さんは…」

天馬「え、優一さんが…どうかしたの?」

剣城「兄さんは『円堂様』こそが自分の足を治してくれると信じ込み、リハビリもやめ、ずっと礼拝を捧げている…」

剣城「俺の声も届かないみたいだ。その上、担当ナースの冬花さんも…」

天馬「そうなのか…」

天馬「うちも管理人の秋ねぇがおかしくなってるんだ。あの様子じゃ、戻ってきそうもないよ」

狩屋「吉良財閥も大変なことになってるんだ。ヒロトさんも瞳子さんもいなくなっちゃったからさ」

天馬「詳しいね。お日さま園は確かに吉良財閥の傘下だけど、そういうのってわかるものなの?」

狩屋「緑川さんが『マサキの手も借りたい』とか言って俺に泣きついてきたんだよ…」

天馬「あれ、緑川さんは無事なんだ」

狩屋「あの人はヒロトさんほど円堂監督に執心してないし、あっちの方で手一杯だろうからなぁ」

信助「風丸さんやヒロトさんは朝にはもうあの状態でさ…」

天馬「剣城もいたことだし…雷門サッカー部はみんなここにいるのかな」

信助「三国センパイがいないよ…」

天馬「えっ!? どうしたの、三国センパイ!?」

神童「三国さんは駄目だった…既に洗脳された後だ」

車田「あいつはキーパーとして人一倍監督のことを尊敬していたからな…」

天馬「あれ…でも、それなら信助は…なんで無事なの? 俺もだけど…」

天馬「あの像を造るくらいなんだから、かなり洗脳されやすいはずなのに」

信助「多分、僕と天馬…それと立向居さんは大丈夫だと思うよ」

天馬「え、どうして?」

信助「あいつはあんなこと言ってたけど、僕達はあいつが自分達で造った偽物だって知ってる」

信助「だから、むしろ洗脳にはかかりにくいと思うんだ」

天馬「そうか…」

速水「あーっ…もう、これからどうすればいいのか…」

錦「ここで飯食って捕まるのを待っとるわけにもいかんしのぉ」

天馬「このままじゃ、駄目ですよ。あいつを倒さなきゃ…!」

霧野「やっぱり、そうだよな。俺もそう思っていた」

剣城「俺は…兄さんのためにも、あいつを倒さなければならない!」

天城「真帆路も香坂もあいつにとっ捕まったド! 見過ごしていられないド!」

浜野「やっぱ、サッカーなん? ま、そっちの方が俺達らしーね」

倉間「でもな…あっちにはプロの人達も大勢いる。勝てるのか?」

天馬「大丈夫、なんとかなるさ! こっちには、本物の円堂監督がいるんですよ!」

神童「………」

信助「………」

天馬「あ、あれ…?」

車田「円堂監督は俺達を逃がすために…くっ」

天馬「つ、捕まっちゃったんですか…?」

狩屋「いや、わからねぇけどさ。行方不明。少なくともここにはいないね」

天馬「そうなんだ…」

信助「あいつにとって、やっぱり円堂監督は邪魔な存在みたいなんだ。必死になって追いかけてる」

影山「みんなも監督を目にしたら、流石に洗脳も弱まってたけど…完璧じゃなくて…」

剣城「あいつは、円堂監督をどこかに幽閉して…」

剣城「自分が本物の円堂守になろうとしてるんだよ!!」バーン

天馬「な、なんだってー!?」

神童「円堂監督は…あらゆる大会で優勝し、ついでに地球の危機も何度も救ってきた、いわば英雄だ…」

天馬「あんな奴が、円堂監督に成り代わったら、世界は滅茶苦茶になっちゃう…!!」

天馬(どうすればいいんだ…? こんな時、頼れるのは…)

安価↓

天馬「日野社長に頼ろう!」

信助「え、誰?」

天馬「このシリーズを作ってるlファイブの社長だよ」

神童「聞いたこともないが…」

天馬「あの人なら、きっとこの収拾のつかない事態をなんとかしてくれる…」ピッポッパッポッ

天馬「もしもし!?」

『はい。こちらlファイブ。ご用件はなんでしょうか?』

天馬「こちら、稲妻町の松風天馬と申します! 日野社長に繋いでください!」

『社長はただ今不在となっております』

天馬「えっ…じゃあ、誰でもいいから責任者を呼んできてください!」

『どのような用件でしょうか』

天馬「俺の造った円堂像が稲妻町を…いや、世界中を支配しようとしていて大変なんです!」

『申し訳ございませんが、当社の製品のストーリーの内容に関する質問はお答えできません。ゲームを進めてみてください』

天馬「ゲームの話じゃないんです!」

『それでは、どこで起こっていることなのでしょうか?』

天馬「えっと…ss深夜vipっていう2ch系掲示板の、天馬「>>2をしよう!なんとかなるさ!」ってスレなんですけど…」

『申し訳ありませんが、当社はそのような出来事には一切関与しておりません。当該の場所へご連絡お願いします』

天馬「そんなこと言わず…」

『お引き取りください』ガチャ

天馬「駄目だ…取り合ってもくれない…」

剣城「どうするんだ、天馬?」

天馬「どうするったって…」

神童「キャプテンはお前だ。俺はお前の言うことに従う」

天馬「…戦おう。円堂監督がいなくたって、このまま黙っているわけにはいかない」

錦「よっしゃ! その言葉を待ってたぜよ!」

速水「大丈夫なんですかねぇ…」

浜野「ま、なんとかなるんじゃね? 知らんけど」

天馬「そうと決まれば、まずはあいつを捜しに…」

?「その必要はないぜ」

天馬「! お前は…円堂像!!」

信助「もうここまで来れるようになったのか!?」

円堂像「ああ。稲妻町の奴らを片っ端から洗脳させていったらな…」

霧野「信者の数がそのまま行動範囲に繋がるってことか…」

葵「あれが、噂の円堂像…」

水鳥「うひー…それにしても、気味悪いくらい監督にそっくりだなオイ…」

茜「どうやって動いてるんだろう…不思議…」

剣城「お前! 兄さんを元に戻せ!!」

円堂像「剣城の兄さんか…」

円堂像「そうだな…あいつまともに歩けないし、信仰くらいしかできないからなぁ…」

剣城「…なんだと…?」

円堂像「剣城。お前がこっちに来るなら戻してやってもいいぜ?」

剣城「貴様…!!」

影山「剣城くん、落ち着いて!」グイッ

狩屋「そうだぜ剣城クン! 迂闊に飛び込んでいっちゃ危険だ!」グッ

剣城「放せ…! あいつさえ、いなければこの事態は…!!」

影山「それもそっか」パッ

狩屋「オイ影山!?」

剣城「うおおおお、剣聖ランスロット!」ボォォォ

剣城「ロスト…エンジェルッ!!」

バシュゥゥゥゥゥン

円堂像「だっ!」パシッ

剣城「なにっ!?」

円堂像「へへっ、いいボールだな剣城!」シュゥゥゥ…

天馬「ランスロットの必殺シュートが…必殺技も使われずに…!?」

倉間「そんな馬鹿なことがあんのかよ…」

神童「何故、奴にあれほどのパワーが…」

円堂像「信者の数が多ければ多くなるほど、俺は強くなる」

円堂像「この稲妻町にいる人間は、お前ら以外…もうほとんどが俺の信者だからな」

車田「なにっ!? もうそんなことになってるのか…?」

円堂像「稲妻町に円堂守のことを知らない奴なんていないし…」

円堂像「それに、一度発生すれば信者の数なんてねずみ講式に増えていくからな。楽なもんだぜ」

円堂像「あとは…お前達を洗脳すれば、この稲妻町は支配したも同然」

円堂像「その次は日本…そして世界だ! 円堂守はどこかに消えちまった、俺が円堂守として世界の頂点に立つ!」

天馬「そんなこと、させるもんか! 俺達に、お前の洗脳は効かないぞ!」

円堂像「そう思うか?」

信助「そうだよ! お前みたいなニセモノのやることなんて僕達に効くもんか!」

円堂像「いいや、効くね。いい方法があることに気がついたからな。おい、三国!」

三国「はい、円堂さん!」ザッ

天城「さ、三国!」

信助「三国先輩!」

天馬「三国センパイ…」

円堂像「こいつもお前達の仲間だろ? お前達と同じで強情でさ。俺から発せられる洗脳波動だけじゃ、諦めなかったんだよ」

円堂像「でもな…ある方法を使ったら、すげぇあっさり洗脳できたんだ。何だと思う?」

天馬「まさか…」

神童「サッカー、か?」

円堂像「そう! 俺がpkでこいつに勝ったら、本当に、簡単に、屈したんだ」

円堂像「そしてわかった。お前達の心の拠り所は円堂守じゃない。サッカーなんだと」

円堂像「そのサッカーで勝つことが、俺がお前達を洗脳させる唯一の手段だとな」

円堂像「だからさ、お前達…」

円堂像「サッカー…やろうぜ!」

天馬「許せない…」

円堂像「ん?」

天馬「みんなの円堂監督を想う気持ちを…サッカーを、そんなことに使うなんて!」

円堂像「そうか。それなら、どうするんだ? 天馬」

天馬「お前の話に乗ってやる、サッカーの試合だ! 俺達が勝ったら、みんなを元に戻せ!」

円堂像「いいぜ。俺達が勝ったら、お前らも俺達の仲間だ!」

円堂像「試合はいつ始める? お前が決めていいぜ」

天馬(遅くすれば、その分強力なメンバーを集めたり、特訓するの時間が取れる…)

天馬(でも、その分あいつの信者が増えてパワーアップするかもしれない…どうする?)

安価↓
(※1ヶ月より長いとその間に円堂教が世界征服します)

天馬「決戦は24時間後だ!」

円堂像「明日ってことか?」

天馬「そうとも言う!」

円堂像「わかった。明日のこの時間またここで会おうぜ」

円堂像「明日までに…最強のメンバーを集めてやるよ」

天馬「お前が何をしてこようが、俺達は負けない!」

天馬「勝って、元の稲妻町を取り戻すんだ!」

円堂像「おう。明日の試合、楽しみにしてるぜ天馬」

円堂像「よし、そうと決まれば特訓だ! 行くぞ、三国!」

三国「はぁぁっ! 円堂さんの身の安全は俺が守る!」

タッタッタッ

信助「像が特訓とかして意味あるのかな…」

影山「さぁ…」

天馬「さてと…明日に向け、準備をしないと」

神童「勝負までは1 日…1 回分の行動が出来るが」

神童「特訓するなら、まずはその前に仲間を集めた方がいいだろう」

神童「特訓を始めたら、その後にはもう仲間を集めることは出来ない。全ての行動を特訓に費やすことになるぞ」

神童「2回以上の行動が残っていれば、特訓の最後は休むことになる」

神童「どうするんだ、天馬?」

天馬「そうですね…」

安価↓
1:仲間を集める(選手名、1名のみ)
2:特訓する
3:休む

天馬「ザナークを呼ぼう」

剣城「ザナークか…」

霧野「確かに、何があってもなんとかしてくれるって感じはするな」

錦「あいつがいれば百人力ぜよ!」

ザナーク「そう言うと思ったぜ」

信助「わっ!?」

天馬「ザ、ザナーク!? なんでここに!?」

ザナーク「話せば長い…語れば壮大オレのヒストリー。聞きたいか? ふ、聞きたいよな?」

神童「い、いや…あまり時間はない。短めに頼む」

ザナーク「ち…そうかよ。なら簡単に言ってやるか」

浜野「ちゅーか、簡単に言えるんならそんなに長くなくね?」

ザナーク「いつものようにオレが時空と飛び回っていると、お前の時代から先がどうにもおかしなことになってやがった」

ザナーク「人間はどいつもこいつも円堂円堂円堂だ。世界は円堂守を崇拝するためだけに動いてやがった」

ザナーク「宗教により、全人類が統一された平和な世界さ。だが、そんな時代つまんねぇ」

ザナーク「だから、オレはこうして原因をブッ潰すためにこの時代に来てやったというワケよ」

天馬「そ、そうなんだ…」

狩屋「あの円堂像、未来にまで影響を与えてるのか…やべぇな…」

天城「未来がそんなじゃ、俺達が明日勝てるのか怪しいド…」

ザナーク「なぁに、このオレ様がいりゃそんな未来ないようなもんだ」

錦「ふ、おまんは相変わらず自信満々じゃなぁ」

ザナーク「しかし、円堂守…あんなもんを見せつけられると対抗心が湧いてくるぜ。オレもああまで崇拝されりゃちっとは気分いいかもな」

速水「ザナーク像なんて誰も造りませんよ…」

倉間「いや、どうだろうな…こいつの像ならどこかに建ってる気もするが…」

そして、試合当日…

~雷門中グラウンド~

天馬「!」

ザッザッ

神童「来たか…」

円堂像「よぉ。サッカーしに来たぜ」

信助「円堂像…!!」

円堂像「天馬、お前らのチームはそれで全部か?」

天馬「ああ。これが俺達の最強のチームだ」

円堂像「そうかそうか。それじゃ、紹介するぜ。こいつらが俺のチームメイトだ!」

ザッ!!

天馬「え…」

豪炎寺「ここで試合をするのか? 円堂」

天馬「ご、豪炎寺さん…」

剣城「馬鹿な、豪炎寺さんまで洗脳されているのか…!」

鬼道「フッ、円堂に従わないという奴らがいるというから誰かと思えばお前達か」

影山「鬼道さん…嘘だ…」

染岡「誰が相手だろうと、負けやしねぇよ」

錦「師匠! あんた、何をやっとるんじゃぁ!?」

壁山「キャプテンのため、頑張るッス!」

信助「壁山さんまで…」

ヒロト「マサキ。お前にも守の素晴らしさを教えてあげるよ」

狩屋「ええ、俺もすぐにあんたの目を覚まさせてやりますよ…」

木暮「よぉ、天馬。負ける準備は出来たか? うししし」

霧野「風丸さんに、吹雪さんに、飛鷹さんに…なんだよこれ、ほとんど元イナズマジャパンのメンバーじゃないか!」

天馬「円堂像…!! おまえ…!」

円堂像「俺の仲間だ、頼もしい奴ばかりだぜ」

円堂像「さてと、実況頼むぜ角馬」

角馬(圭)「了解! 精一杯務めさせて…」

ザナーク「おっと、待ちな」

円堂像「あん?」

ザナーク「そいつに公平な審判ができんのか? 洗脳されてるんだろ?」

角馬「まぁ…できるだけ公平な実況をと考えておりますが、なにぶん円堂様側ですから…」

円堂像「なんか問題でもあんのか?」

ザナーク「あるね。そっち寄りの実況をされたらオレが面白くねぇ」

円堂像「な、なんじゃそりゃ…」

ザナーク「つーわけで、実況はこっちで用意させてもらう。いいな?」

円堂像「ま、いいだろ。好きにしてくれ」

矢嶋『さぁ、雷門中 対 円堂教! 日本の…いやぁ、世界の命運を賭けたかもしれない一戦が始まろうとしている!』

矢嶋『実況はまさか今頃になってまた呼び出されるとは思わなかった! 矢嶋陽介がお送りしますっ!』

雷門中フォーメーション
   つるぎ   ザナーク

       てんま
はやみ         にしき

       しんどう

くるまだ         かりや

   あまぎ    きりの

       しんすけ

円堂教フォーメーション

  ごうえんじ  ふぶき

ヒロト           そめおか

   きどう  さんごく

とびたか         こぐれ

   かぜまる   かべやま

       きょうそ


ピィーッ

矢嶋『試合開始のホイッスルが鳴り響く! さぁ、キックオフだ!』

天馬「ザナーク!」ポンッ

ザナーク「おう!」パシッ

天馬(最初の攻撃だ、どのように攻める?)

安価↓
1:キーパーまでボールを下げパスで繋ぐ
2:mfが前線までボールを上げfwに渡す
3:ザナークに任せる

天馬「ここは、ザナークに任せよう!」

ザナーク「そう言うと思ったぜ!」

矢嶋『ザナーク、ボールを受け取りそのままドリブルで上がっていく!』

豪炎寺「行かせるか!」

ザナーク「行かせないと言われても、行くぜ! バンジー…」バシュッ

ザナーク「ぐっ!?」フラッ

矢嶋『おっとザナーク、空中でバランスを崩した!』

豪炎寺「そこだ!」バキッ

ザナーク「がっ!?」

矢嶋『ザナーク、必殺技を失敗! 豪炎寺のタックルでボールを奪われてしまいました!』

ザナーク「なんだと…?」

※コンマや選手により行動の成功率が変化します!

豪炎寺「鬼道!」ポンッ

鬼道「任せろ」パシッ

矢嶋『ボールは鬼道へ! 左サイドから上がっていくぞ!』

天馬(センターラインでボールを奪われた…けどあっちもまだあまり上がってきてはいない、なんとかなる!)

※ディフェンスの行動を指定してください。
 選手名と行動と対象、例えば天馬でブロックするならば
天馬:3
 神童で豪炎寺をマークするなら、
神童:2>豪炎寺
 のように記述してください。
 [ ]内の選手のみが行える行動があります。不可能な行動を取った場合、自動的に通常ブロックを行います。

行動1 ↓
行動2 ↓2
1:上がる(前線に上がります)
[全員]
2:マーク(特定の選手をマークします。その選手にパスが行った場合、無条件でボールを奪うことができます)
[全員]
3:通常ブロック(タックルやスライディングを行いブロックします。勝てばボールを奪えます)
[全員]
4:必殺技ブロック(必殺技を使ってブロックを行います。勝てばボールを奪えます)
[ザナーク 天馬 速水 車田 狩屋 天城 霧野 信助]
5:化身発動(化身を発動します)
[剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野 信助]
6:ミキシトランス(ミキシトランスします)
[剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野 信助]

一応コンマも使うため連投しても構わないんで一つずつお願いします
今回はここのコンマ使用

鬼道「そら」スッ

天馬「あっ!?」

矢嶋『鬼道、ボールを持ったまま中盤へと上がっていく!』

速水「行かせませんよ!」バッ

矢嶋『おっと!? 速水がこっちまで来ているぞ!』

鬼道「ふ…来るか、イリュージョンボール!」

速水「真空魔ーっ!」

矢嶋『必殺技のぶつかり合いだ!』

イリュージョンボール win!

速水「わぁっ!」

矢嶋『鬼道、速水を抜き去った!』

※ポジショニングによって成功率などが変わります。
 相手が右サイドなら左サイド、左サイドなら右サイドの選手の方が行動は成功しやすいです。
 速水のように足が速い選手ならばあまり影響はありませんが、最悪行動自体が行われない場合があります。

神童「ここで止める…!」

鬼道「ふっ…豪炎寺!」ポスッ

矢嶋『おーっと! ここで鬼道、前線の豪炎寺にパスだ!』

豪炎寺「よし」パシッ

錦「むっ、そっちか!?」

矢嶋『豪炎寺にボールが渡る! もうゴールは目前だぞ!』

行動1 ↓
行動2 ↓2
1:上がる
[全員]
2:マーク
[全員]
3:通常ブロック
[狩屋 天城 霧野 信助]
4:必殺技ブロック
[狩屋 天城 霧野 信助]
5:化身発動
[剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野 信助]
6:ミキシトランス
[剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野 信助]

バッ

矢嶋『豪炎寺の前に霧野が立ちはだかる!』

豪炎寺「簡単には行かせてもらえないか…」

霧野「止める…ディープミスト!」

豪炎寺「ヒートタックル!」

矢嶋『豪炎寺の炎を纏うドリブルが、霧を吹き飛ばした!』

ヒートタックル win!

霧野「うっ!?」

狩屋「なにやってんすか霧野先輩! つっかえねーな!」

霧野「黙れ狩屋! だったら、お前もブロックに入れ!」

※通常ブロックを行うと他のブロックした選手のアシストに入り威力が上がります。
コンマで言うと10くらいは上がります。ちなみに霧野が通常時で豪炎寺を止めるにはコンマ40くらいは必要です。

神童「二人とも、プレイ中に喧嘩している場合か!」

円堂像「へへっ…」

天馬「チームの雰囲気が…あいつが何かやってるのか…?」

速水「まずいですよ! このままじゃ入れられてしまいます!」

信助「はぁぁぁぁ…」ゴゴゴゴゴゴ

信助「護星神タイタニアス!!」

矢嶋『雷門中、キーパーの西園が化身を発動した!』

天馬「タイタニアス! あれなら、豪炎寺さんでも…」

円堂像「無駄なことを…行け、豪炎寺!」

豪炎寺「ああ!」

矢嶋『豪炎寺がシュート体勢に入ったぞ!』

※シュートフェイズ!ディフェンスの行動を指定してください。
 1~3はキーパーの行動となります。選手名は必要ありません。被った場合、数字が大きい行動が優先されます。
 何もしたくない場合は前のキーパーと同じ行動を選択してください。
 キーパーの行動が何も選択されていなければ自動的にキャッチします。
 また、キーパーの行動は最後の行動となるため、行動1で1~3を選択した後に他の行動を指定すればその前に行います。

行動1 ↓
行動2 ↓2
1:キャッチ(キャッチでゴールを守ります。成功率はあまり高くないです)
2:パンチング(パンチングでゴールを守ります。キャッチより成功率は高いですがコンマがゾロ目だとボールを奪われます)
3:必殺キープ(キーパー技でゴールを守ります)
4:シュートブロック(シュートブロックを行い、シュートの威力を下げます)[速水 車田 狩屋 天城 霧野]
5:化身発動 [剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野]
6:ミキシトランス [剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野 信助]

age忘れ、安価↓にズレます
思いつきで設計したんで欲しい情報とかあれば遠慮なく言ってください
このままだと何がなんやらわからないような気がして来たので…

3で


そういえば、属性は関係あるの?
速水も霧野も属性負けっぽかったけど……

行動しても問題ない選手を教えて欲しい というよりも近くにいる選手を
例えば今豪炎寺に攻められているけど、ザナークを行動させても意味は無さそうだし、ディフェンスをしようにも指定した選手がそこにいなければ意味は無いからさ

今後バトル時には計算式を、指定時にはブロック可能キャラのブロック値などを表示します。
あと>>246の霧野の技はミスです。ザ・ミストにしておいてください

>>249
あります。ただし選手本人や化身自体の属性は関係なく、技の相性のみが影響します。
基本的に苦手属性の場合は苦手の方の技の威力が2割減少、シュートチェインやシュートブロックの際は2割上昇します。

>>251
ディフェンス時には[ ]内の選手が近くにいる選手、行動をしても問題ない選手だと思っていいです。
マークは位置関係は関係なく、いつでも誰でも誰にでも出来ます。スピードとかコンマも関係ないです。
位置関係は相手がどの辺りまで来てるか([ ]内のブロック可能選手で判断してください)と、あとは右か左かくらいを考えておけば大丈夫です。
ただし全員ブロックできるような状況でdfをブロックさせたり、fwが相手をマークしたりすると、一時的に移動し、後で特定の行動ができなくなったりします。

豪炎寺「はぁぁぁぁっ!」ゴォォォォ…

ギュルルルルル

矢嶋『おっとぉ、豪炎寺! 炎を纏って飛び上がっていくぞぉ!』

豪炎寺「爆熱…スクリュー!!」

ギュン!!

矢嶋『出たぁー爆熱スクリュー!! 凄まじい威力だ!』

豪炎寺[スタミナ63/82] キック98+爆熱スクリュー60-12+50=196!

天城「させないド…ビバ! 万里の長城!!」ゴバッ

矢嶋『おっと、そこに天城がシュートブロックに入る!!』

天城[スタミナ62/75] ビバ!万里の長城25(50/2)+5=30

天城「ぐわぁっ!!」バキィン

豪炎寺[スタミナ63/82] 202-30=172!

車田「だが威力は弱まった、これなら!」

狩屋「行け、信助クン!」

信助「マジン・ザ・ハンド!!」ドバァ!!

信助[kp25/45]キャッチ68+タイタニアス32+マジン・ザ・ハンド100+47=247!!

信助 win!

シュゥゥゥゥ…

矢嶋『止めたぞー!! 西園、化身の必殺技でゴールを守ったー!!』

円堂像「へぇ…あれを防ぐなんてやるなお前達!」

錦「やかましいぜよ、こん偽物が!」

天馬「みんな、反撃だ!」

※オフェンスの行動を選択してください。
 ボールを持っている選手以外の行動を指定した場合、その選手にパスしてから行動をします。
 「パス」を選択する場合は例えば現時点なら 霧野:2→神童 のように書くと、信助から霧野、霧野から神童にボールが渡ります。

ボール:信助 キック31

行動1 ↓
行動2 ↓2
1:上がる(前線に上がります。次の行動でシュートができるようになります)[全員]
2:パス(誰かにパスします)[全員]
3:通常ドリブル(ボディやフェイントを使って突破します。勝てば前線へとボールを進めます)[全員]
4:ドリブル技(必殺技を使って突破します。勝てば前線へとボールを進めます)
[ザナーク61 天馬77 速水62 錦70 神童72 狩屋52 霧野45 信助42]
5:シュート(シュートフェイズに移ります)[選択不可]
6:化身発動 [剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野]
7:ミキシトランス [剣城 ザナーク 天馬 錦 神童 霧野 信助]

ブロック後の計算は196-30で166だし天城のスタミナは[スタミナ68/75]だった…
実験みたいなものも兼ねており相手の行動以外は途中で色々変わる場合があるのでご了承ください。安価↓

なんやかんやで鬼道さんと一緒にmfを務める三国先輩にボールが渡った!

三国「はぁぁぁ…」ボォォォォォ

天馬「あれは…化身!?」

神童「三国さんが…?」

車田「本当に使えたのか…」

三国「精鋭兵ポーン!!」

信助「あ、ああ…」

矢嶋『三国、化身を発動だ!』

三国「マシンガンビート!」ドダダダダダダ

速水「わぁっ!?」バキッ

車田「ダッシュ…うおおっ!?」バリィ

矢嶋『ドリブル技でどんどんディフェンスを突破していくぞー!』

三国「オラオラオラオラ!!」ダダダダダダ

天城「うわぁっ!」

霧野(化身のドリブル…俺のディープミストでも止められるかわからない、なら…)

霧野「ミキシトランス! ジャンヌ!!」バーン

矢嶋『向かってくる三国に対抗し、霧野がミキシマックスを発動だ!!』

霧野「ラ・フラム!!」

ゴォォォォォ

三国「ぐあああああああ!!」

矢嶋『霧野、必殺のラ・フラムで化身の必殺技を止めたぞー!』

霧野「神童!」パスッ

神童「ナイスだ霧野!」パシッ

三国「ボールを守れなかった…」ドンッ

神童「剣城!」タンッ

剣城「はいっ」ポス

矢嶋『剣城にボールが渡った!』

剣城「行くぞ、天馬!」

天馬「ああ、わかった!」

豪炎寺「これは…」

矢嶋『おーっと、剣城と松風、二人が同時に構えを取った! この技は…』

剣城「ファイアトルネード…」ギュルルルル

天馬「ダブルドライブ!!」ギュルルル

ゴォォォォッ

矢嶋『出たぁーファイアトルネードddだぁーっ!! これは決まったかぁ!?』

円堂像「グレイトォ!!」

矢嶋『おっと、教祖が化身を出したぞ!』

天馬(大丈夫、シュートブロックもない…いけるはずだ!)

円堂像「ゴッド…」グワッ

円堂像「キャッチ!」キャッチ! キャッチィ!!

シュゥゥゥ…

剣城「くっ…!?」

円堂像「とったぜ…!」

天馬「そ、そんな…ddが止められた…!?」

ザナーク「てめぇら、何をボサっとしてやがる!」

天馬(はっ、そうだ…! 今は落ち込んでる場合じゃない。止められたのなら、また撃てばいい!)

天馬「みんな、ディフェンスだ!」

錦「おう! 任せとき!」

天城「こっちのゴールだって割らせないド!」

車田「そうだ、こっちだって点をやらなければ負けはない!」

信助「みんな、頑張ろう!」

こうして雷門中と円堂教は激しい攻防を繰り広げるものの、お互い無得点のまま試合は進んでいった。
またザルが発動せず、ゴールを守り続ける信助の体には限界に近づいていた…
そして、ハーフタイム…

剣城「つ…強い…」

浜野「ちゅーか、強すぎじゃね?」

ザナーク「気にいらねぇ…」

霧野「はぁ、はぁ…」

狩屋「おいおい、大丈夫なんですか霧野先輩?」

神童「大分消耗したな…」

天城「俺も…疲れたド…」

錦「うはー…腹減ってもう動けんぜよ…」

信助「はぁ、はぁ…」

影山「だ、大丈夫? 信助くん…」

信助「なんだよ輝、大丈夫だってこれくらい! …ぐっ」

車田「おい、あまり無理すんな」

錦「すまんのぉ…せめてゴールの一つくらい決めたかったんじゃが」

速水「もう…無理です…すみません…」

天馬(果敢に攻めて行った錦センパイと守備にも積極的に参加した速水センパイは特に疲れがひどい…)

天城「ホーリーロードのどのチーム相手にするよりも疲れるド…」

車田「相手は大人だしな…しかも、プロ所属ばかりだ…」

霧野「はぁ、はぁ…」

狩屋「おいおい、後半俺一人で守れってか?」

天馬(ディフェンス陣も…あれだけ攻められればこうなる…)

神童「浜野、後半から出られるか?」

浜野「ん、もち。見てるだけじゃ暇だったし」

影山「剣城くん達はあんまり疲れてなさそうだね」

剣城「最初の一発以来、俺達fw陣には徹底的にマークをつけられていたからな…」

ザナーク「ったく、セコイことしやがるぜ」

剣城「それより、問題は…」

信助「ふぅ、ふぅ…」

天馬「信助…」

神童「三国さんがあっち側にいるからな、控えのキーパーがいない…」

天馬「…俺がやるよ。信助ができないって言うなら、俺がキーパーをやる」

信助「ぼ、僕はまだやれるよ…」

信助「それに、錦先輩や速水先輩だってもう限界なんだ。天馬にまで抜けられたら、神童先輩と浜野先輩の負担がぐっと大きくなるよ」

ザナーク「なら、今のテメェにゴールが守れんのか?」

信助「それは…」

ザナーク「オイオイ…そこはできなくても『やる』って言うもんだぜ?」

浜野「でも、仕方なくね? 前半あんなだったし」

狩屋「それに、信助クンと天馬クンの他にキーパーをやれる奴なんていねぇし…」

???「ここにいる!!」

天馬「えっ!?」クルッ

信助「あ…あなたは…!!」

立向居「信助くん、天馬くん。待たせたね」

天馬「立向居さん!!」

神童「地上(略)の立向居さんがどうしてここに!?」

立向居「俺もあの円堂像を作った一人だからね、自分のやったことの始末をつけに来た」

狩屋「あんたのせいかよ…」

影山「ま、まぁいいじゃない…こうして来たんだから…」

円堂像「立向居…」

立向居「俺達が作った円堂さんの像が、あんなことになるなんて…」

立向居「この試合、なんとしても勝たなきゃね」

剣城「これで、キーパーの問題は解決したな」

信助「立向居さんが来れば百人力ですよ!」

立向居「おっと、俺だけじゃないよ。彼らも一緒に戦ってくれる」

天馬「彼ら?」

雨宮「僕達だよ」

フェイ「やぁ」

シュウ「久しぶりだね、天馬」

天馬「太陽! フェイ! それにシュウ!」

太陽「仲間のピンチ…それに僕が世話になった病院まで巻き込まれてるんだ。見過ごせないよ」

信助「太陽…」

フェイ「本当はザナークと同じように、もう少し早めに来ようと思ってたんだけどね。ちょっと遅くなっちゃった」

神童「いや、大変なところだったんだ。来てくれただけでありがたい」

シュウ「ここは大変なことになってるみたいだね。僕も力を貸そう」

天馬「シュウ、君はゴッドエデンから出られないんじゃ…」

シュウ「細かいことはいいじゃないか天馬。天パになるよ」

天馬「それもそうだね」

神童「行ける…これなら行けるな」

天馬「信助、よかったね! これで休んでも大丈夫だ」

信助「いや、僕も後半戦出るよ!」

天馬「え、でも…」

立向居「出させてやってくれ。信助くんもあの像を作った一人なんだ」

天馬「…そうですね。よし、やろう信助!」

信助「うん! キーパーじゃなくても、ゴールを守ってみせる!」

ザナーク「ククッ、そう言うと思ったぜ」

狩屋「あー…それじゃ、俺休んでいいかな? 正直疲れた」

霧野「なんだ狩屋、お前も限界だったんじゃないか」

狩屋「うるさいっすよ、真っ先にバテてた人が」

立向居「それじゃあ、行こうかみんな!」

天馬・信助「「はいっ!!」」

雷門中フォーメーション

  つるぎ     ザナーク
       かげやま

あめみや       てんま
       しんどう

はまの          しんすけ

   シュウ    フェイ

       たちむかい

矢嶋『さぁ、試合再開だぁ!』


負けてしまった…

円堂像「よし、俺達の勝ちだ!」

天馬「そ、そんな…」

雨宮「強すぎる…なんてことだ」

影山「あぁ…やっぱり駄目だった…」

立向居「すまない、みんな…」

円堂像「楽しかったぜ、お前ら。それじゃ約束だし、今から洗脳してやるよ」

神童「ここで終わりなのか…」

シュウ「残念だけど…運命を受け入れるしかないみたいだ。…済まない」

天馬「もうなんとか、ならないのか…」

??「そこまでだ!!」

円堂像「誰だ!?」

円堂「俺だ!」バァーン

天馬「え…円堂監督…!!」

円堂「ごめんな、みんな。遅くなった」

鬼道「円堂…? いや、だが円堂は…」

壁山「あっちもキャプテン、こっちにもキャプテン…」

吹雪「あ、頭が痛い…」

雨宮「みんなの洗脳が解けかかっている…」

信助「円堂監督の登場でみんな混乱してるんだ!」

剣城「これなら…みんなの洗脳を解くことができるかもしれない!」

円堂像「違う、俺こそが本当の円堂守だ!!」

ペカァァァァァ

風丸「うおおおおお!! 円堂ー!!」

神童「駄目か…!」

天馬「あれだ、あの後光がみんなをおかしくしてるんだ…」

円堂「思い出せ、みんな!!」

ペカァァァァァ

天馬「って、円堂監督からも後光が!?」

立向居「ああ…円堂さーん!!」ズビッ

信助「ちょ、ちょっと立向居さ…円堂監督ー!!」ベロン

天馬「二人とも!? よだれ垂らして何を…円堂監督ー!!」

シュウ「て、天馬まで…一体何がどうなっているんだ…」

ヒロト「マモルゥー!!」

秋「円堂くーん!!」

三国「円堂さーん!!」

円堂像「そ、そんな…俺の洗脳が一瞬で上書きされちまった…」

フェイ「円堂守…円堂さんには時空を旅してもらっていたんだ。あの円堂像に勝てるほどの力を手に入れるため…要するに修行の旅だね」

フェイ「送ってから1日も経ってないけど、円堂さんの体感では1年近くは特訓してたんじゃないかな」

太陽「なんか、どこかで聞いたような話だなぁ…」

ザナーク「くくっ、伝説のサッカーバカもついにこのオレを参考にするようになったか」

立向居「えーんーどう! えーんーどう!」

風丸「えーんーどう! えーんーどう!」

ヒロト「えーんーどう! えーんーどう!」

信助「えーんーどう! えーんーどう!」

天馬「えーんーどう! えーんーどう!」

円堂像「ははっ…やっぱり、本物には敵わないな…俺は去るとするか」

円堂「何言ってんだよ、円堂像! お前も俺達の仲間だ!!」

円堂像「え? だけど、俺は…」

円堂「一緒にサッカーしたんだろ? だから、もう仲間じゃないか!」

円堂「仲間は、洗脳で増やすんじゃない。互いにぶつかり合うことで生まれるんだぜ」

円堂像「…やっぱり、かなわないな」

円堂「戦って、競い合って、わかりあって…そうして、サッカーの環は広がっていくんだ!」

円堂像「ありがとう、円堂…」

「円堂最高!!」

「円堂万歳!!」

円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!
円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!
円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!
円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!
円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!
円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!
円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!
円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!
円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!
円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!
円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!円堂万歳!円堂最高!

円堂「みんな、サッカーやろうぜ!」

ハッピー円堂!!

ボツったネタ

吹雪「はぁぁぁぁ…」シャララララ…

吹雪「豪雪のサイア!」

矢嶋『おっとぉ! ここで吹雪、化身発動だぁ!』

天馬「吹雪さんまで化身を!?」

神童「いくら立向居さんとはいえ、吹雪さんの化身シュートを止められるのか…!?」

立向居「ミキシトランス!」

信助「え!?」

立向居「円! 堂! さん!」

吹雪「な…何だってぇぇぇぇっ!?」

円堂像「なんでお前がそんなもんを使えるんだ、立向居!!」

立向居「起きた時、試合前、試合中、食事中、風呂の中、寝る前…」

立向居「ずっと心の中で円堂さんを思い描いているうちに、いつしか俺の心の中の円堂さんははっきりとした形となって存在するようになった」

立向居「俺の心には…いつもあの人がいる! 俺は心の中の円堂さんとミキシマックスしたのさ!!」

信助(気持ち悪いなぁ…)

豪炎寺「な、ならば…ミキシトランス!」

天馬「え!? 豪炎寺さんまでミキシマックスを…一体誰と…」

豪炎寺「夕香!!」ピカァ

天馬「は」

豪炎寺「で、できた…できたぞ…」

剣城「ご…豪炎寺さん…」

鬼道「ミキシトランス! 春奈あああああああああああ」カッ

春奈「に、兄さん…」

鬼道「兄さんではない…」シュゥゥゥ…

鬼道「お兄ちゃんだ」バーン

春奈「他人よっ!!」

影山「鬼道さん…」

天馬(どうしよう…尊敬している人達の見てはいけない部分を見てしまったような気がする…)

シュウ「あなた達は間違っている…」

天馬「シュウ?」

鬼道「何が間違っているというのだ、春奈は世界一の美人だ」

豪炎寺(夕香可愛い夕香可愛い夕香可愛い夕香可愛い夕香可愛い夕香可愛い夕香可愛い)

シュウ「ボクの妹が…一番可愛いに決まってるだろうが!!」

天馬「シュウが…壊れた…」

シュウ「ミキシトランス! 妹!!」カッ

シュウ「妹は素晴らしい…これは君の言葉だよ、天馬」

天馬「そんなこと言ってない」

剣城「ミキシトランス! 兄さん!!」

フェイ「ミキシトランス! 黄名子!!」

ザナーク「ミキシトランス! オレ!!」

風丸「ミキシトランス! 円堂!!」

ヒロト「ボクもミキシトランス! 円堂くん!!」

吹雪「ミキシトランス! アツヤ!!」

飛鷹「ミキシトランス! 響木さん!!」

矢嶋『両チーム、次々とミキシマックスを行っていくぞーっ!!』

壁山「え、えーと…オレは…」

染岡「やらなくていい、壁山」

木暮「あいつらやべぇよ…」

雨宮「僕もやってもいいかな?」

天馬「やめて」

収拾がつかないのでなかったことに

ピーッ ピーッ ピィーッ

矢嶋『試合終了ー!! 勝ったのは雷門中だぁっ!!』

ザナーク「ご苦労」

矢嶋『あっ』ヒュン

シュウ「終わったね…」

信助「僕達の、勝利だ…」

円堂像「負けた…のか…」

剣城「約束だ、みんなを元に戻してもらうぞ!」

円堂像「ち…」

グイーン…

木野「あれ…私…」

天馬「秋ねぇ!」

木野「天馬…? 一体何が…」

天馬「よかった、目が覚めたんだ…!!」

水鳥「やったな天馬!」ガシッ

天馬「わっ!?」

錦「かーっ、いいとこ持って行きよって! このこのぉ!」ウリウリ

天馬「もう、やめてくださいよセンパイ達!」

葵「はいみんな、タオル。信助も頑張ったね」

雨宮「あそこのかっとびディフェンスがなかったら危なかったね」

信助「あれはフェイのエアーバレットが…」

フェイ「いやいや太陽のクレイジーサンライトが…」

車田「俺もシュートブロックできるブロック技覚えるか」

茜「神サマ…素敵だった…」

倉間「ブレないな山菜は…神童に洗脳されてるんじゃないのか」

霧野「神童教か…ふむ…」

神童「何を考えている霧野」

円堂像「なんでだ…」

円堂像「なんで負けちまったんだ! 俺は世界最強の円堂守以上の力を持っているはずだ!」

三国「ああ、確かに円堂監督は世界一に輝いたキーパーだ」

三国「だが、円堂監督が世界一になれたのは円堂監督が強かったからじゃない。頼もしい仲間が大勢いたからだ」

円堂像「俺にだっているさ! こいつらのことだろ!?」

三国「いや、違う。確かにメンバーは同じだ、だがお前らの間には信頼がなかった。それじゃ本当に仲間であるとは言えない」

円堂像「し、信頼ならあっただろ! 円堂守が作った、仲間との絆が!」

三国「その信頼は円堂監督のものだ。横から奪ったって、お前のものじゃない」

円堂像「そんなことはない! みんな、俺のことを円堂守だと信じて…ついてきてくれたじゃないか!」

三国「確かに、みんなには円堂監督に対する信頼がある」

三国「だけど、お前はどうだ? みんなを信頼していたのか?」

円堂像「お、俺は…」

三国「お前自身にそれがなければ…一方的な信頼なんて、何の意味もない」

三国「仲間とともに戦い、積み重ねてきた信頼は…お前にはなかった」

三国「結局のところ、お前は一人だった」

円堂像「俺が…一人…」

三国「周りから頼られるばかりで…周りを頼ることをしなかった。だから、天馬達に負けたんだ」

円堂像「俺は…間違ってたのか…」

円堂像「みんな…すまない」

風丸「あ、ああ…」

ヒロト「円堂くんに言われてるような感じがして変な気分だなぁ…」

吹雪「でも、楽しかったね。昔のメンバーと一緒に、雷門のみんなとサッカーできてさ」

神童「俺達も…楽しかったです」

豪炎寺「そうだな。こんな機会でもない限り、こんなメンバーで試合をすることなんて滅多になかったはずだ」

染岡「ハッ…甘い連中だぜ。ま、俺もそれなりに楽しかったよ」

三国「これで、一件落着…だな」

狩屋(何故か三国先輩が締めた…)

鬼道「それで、円堂像はどうするんだ?」

円堂像「壊してくれ。俺のやったことを考えれば、当然の報いさ」

立向居「そんなことはしない」

円堂像「え?」

春奈「どうするつもりなの、立向居くん…?」

立向居「悪いことをしたからって、許さない、壊してしまえ…そんなの、悲しいじゃないか」

立向居「こいつは俺が、制作者として責任もって管理するよ」

春奈「どうするつもりなの、立向居くん…?」

立向居「お前は俺の子供みたいなものだから」

信助「それなら、僕達にとっても子供みたいなものだ!」

天馬「そうだよ! また、一緒にサッカーやろう!」

円堂像「立向居、天馬…信助…ありがとう…」

木暮「大丈夫か~? また変なこと起きるんじゃねーの、うしし」

染岡「お前なぁ…」

飛鷹「はははっ、まぁこいつはもう大丈夫だろ」

天馬「勝ったんだな、俺達…」

豪炎寺「やったな、天馬」

天馬「豪炎寺さん…」

剣城「兄さんもこれで助かるだろう。お前の力あってこそだ、ありがとう…天馬」

天馬「剣城…」

鬼道「松風…いや、天馬。俺はお前のことを誇りに思う」

天馬「鬼道さん」

円堂「おーい! みんあー!」

風丸「円堂! いたのか…」

円堂「ああ、ずっと見てたよ。あいつの前に姿を現すわけにはいかなかったから、こっそりとだけどな」

天馬「え、円堂監督…!」

円堂「試合、見てたぜ。よく頑張ったなお前達!」

天馬「は…はいっ!」

雨宮「てーんーま! てーんーま!」

シュウ「てーんーま! てーんーま!」

信助「てーんーま! てーんーま!」

フェイ「みんな、天馬を胴上げだ!」

「おーっ!」

天馬「うわっ!?」グイッ

「わーっしょい! わーっしょい!」

天馬「あは、ははは…やったぞ!!」

こうして、天馬の活躍により稲妻町の危機は去った。
世界を支配しようとした円堂像の野望は潰え、再び平和が戻ったのだ。
そして、この功績を讃えて天馬の銅像が作られ、この公園のシンボル…
いや、稲妻町の新しいシンボルとなったのである。

天馬「頑張れば、きっと夢は叶う!」

天馬「大丈夫、なんとかなるさ!!」

end

これにて完結!
ご愛読ありがとうございました!>>1の次回作にご期待ください!

終了宣言しといて何ですがまたやりたくなったんで再開します

天馬「>>296をしよう! なんとかなるさ!」

そんじゃあ、『彼女を作る』で

天馬「あれ?」

有働「ふ~んふ~ん♪」

天馬「有働さん、出かけるんですか?」

有働「あん? 天馬のボウズか。ちょっと、コレとの約束でな」ピッ

天馬「コレ?」

有働「女だよ。カノジョ、って言やぁわかるか?」

天馬「う、有働さんって彼女いたんですね…」

有働「んだよ、悪いか? そういうお前はいねーのか?」

天馬「俺にはサッカーがいますし」

有働「ふぅん…寮長とか周りの連中はまだ早いとか言ってそうだが…」

有働「お前も、サッカーサッカー言ってないで色々なもんに目を向けた方がいいぜ? 学生生活なんてあっという間なんだからよ」

天馬「色々なものか…」

有働「おっと、待ち合わせに遅れちまう。じゃあな」

ガララッ

天馬「彼女か…」

天馬「うちのクラスでも、彼女ができたとか言って喜んでるヤツもいるし…」

天馬「まっ、まぁ…俺もそろそろ、そういう事に目を向けてもいいの…かな?」

天馬「よーし、やってみよっか! なんとかなるさ!」

そして…

天馬「………」

天馬「とりあえず、飛び出してきたものの…」

天馬「彼女ってどうやって作ればいいんだ…?」

天馬「俺サッカーばっかりだったし、彼女なんてどうやって作ればいいのかわかんないよ!」

天馬「うーん…誰かに相談してみようかなぁ」

誰に相談する?
安価↓
1:剣城
2:葵
3:信助
4:水鳥
5:神童
6:その他(名前も明記)

~公園~

葵「やっほ、天馬」フリフリ

天馬「葵。来てくれたんだ」

葵「それで、何? 改まって用事って」

天馬「実は、葵に相談したい事があってさ」

葵「天馬が私に相談って久しぶりだね。大体見当つくけど」

天馬「彼女って、どうやって作ればいいのかな」

葵「ああ、やっぱりサッカーの…」

葵「………」

葵「……」

葵「…」

葵「えええっ!?」

天馬「うわっ!?」

葵「えっ、ちょっと天馬…え? もう一回言って?」

天馬「だ、だから…彼女ってどうやって作るのかなって!」

葵「て、天馬の口からそんな言葉が出るなんて…信じられない」

天馬「俺だって、それくらい言うよ!」

葵「ふーん、そっか…へぇ…」

天馬「あっ!? イナリンクに書き込んだりしないでよ!?」

葵「流石に、そんなことしないって!」

天馬「そっか…」

葵「と、言いますか…何? 天馬、彼女欲しいの?」

天馬「まぁ…」

葵「なんで?」

天馬「いや、なんとなく…俺も中学生だしさ」

葵「まぁ、この年頃になるとそういう事にも興味出てくるか…」

天馬「そう…なのかな、うん」

葵「それにしても、あの天馬が…ねぇ」ニヤニヤ

天馬「な、なんだよ!」

葵「べっつにー? ほらほら、相談って?」

天馬「さっきから言ってるじゃないか、彼女ってどうやって作るのかって」

葵「どうやって…ねぇ」

葵(そんなこと言われてもなぁ…私も、そういう経験あるわけじゃないし)

葵(まぁ…天馬だし、適当に言ってればいいかな?)

葵「そりゃやっぱ、コクハクじゃない?」

天馬「告白!」

葵「それで、デートなんかしちゃったりして?」

天馬「デート!」

葵「帰り際にキ、キスとか…」カァッ

天馬「キッス!」

葵「うぅ…ま、まぁ…そんな感じじゃない?」

天馬「そっか…」

葵「え、えーと…とにかく、コクハクしちゃえばいいと思うけど…」

葵「天馬の好きな女の子って誰なの?」

天馬「え? 好きな女の子?」

葵「うん、誰かいるんでしょ?」

安価↓
1:葵かな
2:瀬戸センパイ
3:山菜センパイ
4:黄名子
5:いないよ

天馬「葵かな」

葵「そっか、あおいちゃんね…」

葵「………………………え?」

葵「は、はっ!?」ボッ

葵「てっ、天馬! ちょっと待った」

天馬「?」

葵「天馬のことはそういう目で見てないって言うか、そんなこと急に言われても困るって言うか…!」グルグル

天馬「あ、それと瀬戸先輩に山菜先輩に…」

葵「…ん?」ピタッ

天馬「黄名子もそうかな? みんな大好きな仲間だよ」

葵「………」スッ

天馬「あれ? 葵、携帯取り出して何するのさ」

葵「………」プチプチプチプチプチ

天馬「うわぁっ、イナリンクに書き込んでる!? しないって言ったじゃないか!」

葵「うるさい、天馬のバカ! あんたに彼女なんて10年早いわ!」

天馬「くそっ、葵の奴…イナリンクが炎上してるよ…」

天馬「どうしよう、放っとくしかないか…余計に油を注ぎそうだ」

天馬「それにしても、葵はなんで怒ってたんだろ…」

天馬「俺、サッカーにしか興味ないからわかんないや」

天馬「葵があんなにムキになるのを見たのって久しぶりだな…」

天馬「うーん…葵も行っちゃったし、これからどうしようかな」

安価↓

天馬「よし、他校に殴り込みに行こう!」

天馬「いわば、サッカーの武者修行みたいなものかな」

天馬「どこへ行こうかな…」

天馬「あっ、どこに行くとしても、一人じゃ足りないよね。誰か誘おうか?」

天馬「いざとなったらデュプリがあるけど…」

安価↓
どこに行く?(チーム名でもいいです、過去や未来のチームも可)

安価↓2
1:誰かを誘う(名前指定、複数可)
2:一人で行く

※↓2が無効な安価な場合八頭身のサスケだけが着いてきます

天馬「木戸川清秋に殴り込みだ! そうとなったら」

サスケ「ワフッ」

天馬「あれ、サスケ? どうしたんだよ、一人でこんなところに来て」

サスケ「クゥ…」

天馬「もしかして、一緒にサッカーしたいの? よし、じゃあ行こうか!」

錦織「僕も行こう」

天馬「あっ、あなたはプロのプレイヤーのk・錦織さん! どうしてここに!?」

錦織「中学生と混じってやるのもたあにはいいかもって思ってね」

天馬「すみません、錦織さんは競技が違いますから…」

錦織「そうか…」

そして…

天馬「ここが木戸川清秋か…」

天馬「なんと言うか、小綺麗な校舎だなぁ」

サスケ「ワフッ」

天馬「雷門の方がでかい? まぁ、そりゃそうなんだけど」

総介「失礼な奴め、何してんだ」

天馬「うわっ!?」

総介「って、松風じゃねーか。犬なんて連れてどうした」

天馬「えーと…」

総介「滝だ、滝総介。革命選抜の時話しただろうが」

天馬「すみません、滝さん。アニメ版だと展開が違ってて…」

総介「何の話だ」

総介「それで、今日は何の用だ?」

天馬「実は、今日は試合を申し込もうと思いまして」

総介「試合? なら監督に電話すればいいんじゃねぇのか」

天馬「いえ、そういうわけじゃなくてですね…」

貴志部「総介? 誰と話してるんだ?」

天馬「あっ! あー…」

天馬「………」

天馬「…キャプテンの人」

貴志部「貴志部大河だ。木戸川にようこそ、松風天馬くん」

天馬「す、すみません…」

総介「こいつ、試合の申し込みに来たんだってよ」

貴志部「そうなんだ? いつにする?」

天馬「あ、いえ…取り決めに来たわけじゃなくて」

貴志部「?」

天馬「武者修行と言うか道場破りと言うか…そんな感じです」

貴志部「ああ、殴り込みってやつか。いいなそういうの」

総介「サッカーの殴り込みなのに一人で来てどうすんだよ」

天馬「一人じゃありませんよ! サスケがいます!」

サスケ「ワフッ」

総介「変な奴だな、お前…」

総介「それなら、1on1じゃ駄目なのか?」

天馬「まっさかー。わざわざ1on1やるためにこんなところには来ませんよ」

総介「そうかよ…」

貴志部「なんにしても、試合をするならまず監督に伝えなきゃな…」

貴志部「案内するよ、着いてきてくれ」

天馬「はい、よろしくお願いします!」

そして…

天馬「………」

総介「どうした、何見て…」

総介「…ああ…」

天馬「あ、あの白い建物…なんですか?」

貴志部「あれは神殿だよ」

天馬「は?」

天馬「し、神殿…?」

貴志部「そう、神殿」

天馬「なんでそんなものが…?」

貴志部「アフロディ監督が」

天馬「何のために?」

貴志部「さぁ…」

総介「あの人、ここに来てからかなり好き勝手やってんだよ…」

天馬「そ、そうなんですか…」

総介「二階堂さんの頃はこんなんじゃなかったんだが」

貴志部「でもあの人もあの人で放任主義と言うか…」

天馬(ここの監督も久遠監督みたいにフヒヒセクターのいざこざとかで途中で変わってるのかな)

貴志部「監督、お客様です」

アフロディ「ん?」クルッ

アフロディ「お前達か。ちょうどいい、今不審者を捕らえてな」

総介「不審者?」

錦「誰が不審者じゃぁ!」グワッ

天馬「うわ、錦センパイ!?」

アフロディ「なんだ、君の知り合いなのか?」

天馬「知り合いも何も、あんたらこの人にハットトリック決められてたでしょうが! 忘れたんですか!?」

アフロディ「何の事だい?」

貴志部「監督は自分に都合の悪い事は忘れるんだ」

総介「神のなんちゃらとか、まぁ…色々とな」

錦「いたいけな中学生を捕らえてどういうつもりぜよ!」バタバタ

天馬「なんでこんなところに…」

錦「そりゃあこっちの台詞ぜよ。ワシは、ちょいと全国のチームを回ってたところじゃが」

天馬「全国を回ってた…?」

錦「いわば武者修行じゃな!」ガハハ

天馬「え、そうなんですか? 錦センパイも同じことを考えていたなんて…」

錦「おまんもそうなんか、天馬? こりゃあ奇遇じゃのぉ」

アフロディ「何を話しているんだ、不審者め」

錦「天馬、なんとかしてくれぃ! 後輩に頼むのも情けないが、話が通じんのじゃぁ」

天馬「えっと…貴志部さん、お願いします」

貴志部「あーはいはい、監督? この人は雷門の生徒で…」

そして…

アフロディ「なんだ、試合希望者か…最初からそう言ってくれればいいのに」

錦「最初っからそう言っとるじゃろうが」

天馬「まぁまぁ、錦センパイ…」

サスケ「ワフッ」

アフロディ「なんで犬も一緒に連れてきてるのかはわからないが」

総介「監督、これから練習ってことになってるんすけど…いいんですか?」

アフロディ「そうだな。せっかく来てもらって悪いけど、今日の練習メニューはもう決まってあるしまた次の機会…」

アフロディ「………」

アフロディ「いや。いいか」

貴志部「え!?」

天馬「いいんですか!?」

アフロディ「最近、対外試合もしてなかったからね。丁度いいさ」

アフロディ「それじゃ、グラウンドの整備が終わるまで待っていてくれ」

スタスタ…

天馬「なんか…凄いですね、あの人」

総介「思いついた事は片っ端から実行するような人だからな。こっちはいい迷惑だぜ」

貴志部「まぁ、考えあっての事だろうけどね」

天馬(貴志部さんのこの口ぶり、監督の事信頼してるのかな)

天馬(滝さんも、文句言いながらもなんだかんだで心配はしてない感じだし)

総介「知ってるか? あの人、昔神を名乗ってたらしいぜ」

天馬「か、神…」

貴志部「でも、なんか納得しちゃわない? ルックスもイケメンだし…」

錦「美形っちゅうやつじゃな。神童や霧野ともまた違った感じぜよ」

天馬「そうですね、同じ日本人とは思えませんよ」

総介「おいやめろ馬鹿」

そして…

天馬「グラウンドに来てみたけど、もう準備は終わってるみたいだね」

快彦「天馬くん!」

天馬「あっ、快彦! 今日はよろしく!」

総介「なんで快彦のことはちゃんと覚えてんだよ」

貴志部「まあまあ総介」

天馬「さてと、それじゃ始めましょうか」

貴志部「え…? そっち、まだ二人しか来てないみたいだけど」

天馬「大丈夫ですよ」

総介「そうか…? まぁ、何かあるんだろうが…」

錦「うし、やるか!」

サスケ「クゥーン…」

天馬「さてと…」

安価↓
1:試合開始だ!
2:カットするぜ!
3:やっぱ帰ります

川内「よし…」キュッ

天馬「あれ? キーパーが…」

貴志部「硬山さんも鬼怒川さんも3年だから、もう引退してるんだよ」

総介「あいつ、キーパーとしちゃ頼りないがな」

天馬「そっか…じゃ、こっちも準備しよっか。サスケ!」

サスケ「グルルルル」メリメリメリ…

貴志部「い、犬が…二足歩行で、立った…?」

アフロディ「最近は犬もサッカーをするのか…ふむ…」

天馬「そして…出でよ、デュプリ!!」

フォン フォン フォン

総介「あ…? あ…?」

錦「おまん、いつの間にこんなことが?」

天馬「フェイの真似してたら、なんかできました!」

総介「あいつら、人間離れしてんな…」

貴志部「自分の分身を出せるなんて…」

河宮「お前達がそれ言っちゃうの?」

快彦「化身出せる時点で…ねぇ…」

テンマーズ フォーメーション
   とうま   じゅういちま

       てんま
サスケ         にしき
       りくま

よんま         いつま
   さんま    ふたま

       かずま

木戸川清秋 フォーメーション
 そうすけ     かみや
       きしべ
   いずみ   とびさわ
       しみず

 やま おお  いし こぬま
 ざき  いそ  かわ

       せんだい


角馬『さぁ、試合開始だ!』

角馬『実況は、ちょうど木戸川の近くに来ていた私、角馬圭太でお送りします!』

総介「行くぞ、貴志部!」ポンッ

角馬『今、キックオフです!』

パシッ

貴志部「はぁぁぁぁ…」ゴゴゴゴゴ

錦「何!?」

貴志部「獣王レオン!!」

角馬『おっと、これは…!』

サスケ「いきなり化身だと!?」

貴志部(出し惜しみしては雷門中?には勝てない、まずは先手を打つ!)

貴志部(それと、アニメだと俺が化身使いだって明かされなかったからな…!!)

天馬(貴志部さんがボールを持って上がってくる…ここはどうする!?)

安価↓
1:こっちも化身を出して応戦
2:みんなでぶつかっていこう!
3:パスを出すはず、下手に動かない

天馬「そっちが化身を出してくるなら…」ドォォォォォ

貴志部「!」

天馬「魔神ペガサスアーク!」

角馬『松風、これに対抗して化身発動だぁ!』

天馬「うおおおおおっ!」グオッ

貴志部「スクラッチレイド!」キィン

ガガガガガガ

ズバァ!

天馬「うわっ!?」

角馬『貴志部が突破した! 化身のぶつかり合いならドリブル化身有利か!』

貴志部(抜いた!)

天馬「く…なんてこった、普通に強いぞ」

サスケ「クゥーン」スッ

貴志部「今度は犬か…」

サスケ「ワウッ!(スパイラルドロー!)」

貴志部「スクラッチレイド!!」シュピン

サスケ「ぐわっ!!」ギャァン

角馬『サスケ、ブロックに入ったが止められない!』

天馬「サスケェ!」

サスケ「グゥッ!(くそっ!)」

天馬(だけど化身の体力は奪った、これなら…)

六馬「行かせねーぞぅ…」フラッ

貴志部「総介!」ポンッ

角馬『貴志部、ここで滝にパスだ!』

総介「よし!」パシッ

天馬「くっ…錦センパイ!」

錦「おう!」

総介「クレイモア!」グルルル…ドッ

シャキーン

錦「のわぁ!?」

総介「へっ」

角馬『滝、錦を吹き飛ばし単独でディフェンス陣に突っ込んでいく!』

五馬「これ以上は…!」バッ

総介「フン…行くぜ、河宮!」

河宮「オッケー!」

角馬『おっと、後ろから走って来る河宮に合わせ、滝がシュートの体勢に入ったぞ!』

天馬(あそこから…ロングシュートか!?)

総介「火縄…」ゴッ

河宮「バレット!」カンッ

ドォン!!

安価↓
1:通常キャッチで止める
2:必殺技で止める
3:シュートブロックで止める

天馬「みんな、下がらなくていい! ここは一馬に任せるんだ!」

四馬「…了解」

ゴォォォォ…

角馬『テンマーズ、ここはキーパーに任せるのか!? 強烈なシュートがゴールへと一直線に飛んでいくぞ!』

一馬「はぁぁぁ…」シュボッ

一馬「バーニングキャッチ!」グルングルングルン

バンッ!!

天馬(さすがに、これなら一馬でも…)

一馬「うわっ!!」バチィィン!!

天馬「………」

ガイン!!

角馬『あっと、しかしゴールポストに当たってゴールは免れたぞ!』

総介「ちっ、運のいい奴…」

三馬「ボール確保や」パシッ

角馬『こぼれ球はテンマーズの三馬がキープ!』

貴志部「間に合わない…この距離じゃ仕方ないか」

サスケ「反撃だな」

安価↓
1:パスを繋いでfwまでボールを運ぶ
2:俺にボールを回して中央突破
3:錦センパイにボールを回し右サイドから攻める
4:サスケにボールを回し左サイドから攻める

天馬「このまま、一気に攻めるぞ!」

三馬「おっしゃ!」パスッ

角馬『テンマーズ、ボールを前線へと繋いでいく!』

天馬「よし…錦センパイ!」スパン

錦「おうっ!」パシッ

角馬『ここで錦にボールが渡った!』

和泉「行かせない…スピニングカット」ヒュン

錦「甘いのぉ、アクロバットキープ!」グンッ ギュルッ

ガッ

アクロバットキープ win!

角馬『錦、相性の悪い技でしたが巧みなボール捌きでディフェンスを抜いたぞ!』

アフロディ「そこだ」カッ

山裂・大磯「「ビッグシザース!!」」ズザザザザ

錦「何!?」

角馬『ああーっと!? しかし、その先にはまたディフェンスが待ち構えていたっ!』

錦「おわぁっ!」ズガッ

天馬「錦センパイ!」

角馬『ボールは再び木戸川清秋へ!』

山裂「貴志部!」パスッ

貴志部「よし!」ポン

二馬「これ以上は行かせない、ここで止める!」

貴志部「獣王レオン…アームド!!」

二馬「何っ!?」

天馬「化身アームドまで…!?」

アフロディ「フフ…化身アームドは雷門中だけのものではないってことさ」

貴志部「はぁぁっ!」ゴォッ

二馬「ぐあっ!!」

角馬『貴志部が最終ラインを突破! テンマーズ絶体絶命か!?』

貴志部「行くぞ!」ガッ

和泉・跳沢「おう!」ピョイン

キューン

ドスゥ

ダシュゥッ!!

貴志部・和泉・跳沢「「「トライアングルダブルゼーット!!」」」バァーン

ギュォォォォォ

天馬「駄目だ、一馬にはあのシュートは止められない!」

一馬「みくびるな天馬、これくらい止めてみせる!」

天馬「え、バーニングキャッチの他に何か技が!?」

一馬「はっ!」ピョイン

一馬「パワースパイク!!」ゴォォォォ

天馬「」

一馬「ぐああああああ!」バッチーン

ピィーッ

角馬『決まったー! 木戸川清秋、まずは1点先制!』

一馬「また守れなかった…」

三馬「うっさいわ! このデュプリの恥さらしが!」

十一馬「やめるんだ!仲間同士でいがみ合ってる場合じゃない!」

天馬「木戸川清秋、強い…!」

サスケ「グルルル(なんだか前のめりな感じもするがな)」

錦「すまんのぉ、ワシがボールを奪われなけりゃよかったんじゃが」

天馬「あれは仕方ないですよ、あっちの監督が指示してたみたいですし」

サスケ「ワオン(それに、いくらなんでもあのキーパーは弱すぎる。マッチョスの方がマシだな)」

天馬「キーパーがこうだと、まずいよなぁ…」

サスケ「どうする、天馬?(ワフゥ…)」

天馬「えーと…」

安価↓
1:攻め続ければ攻撃はされない!
2:徹底して守備を固めよう!
3:キーパー交代!

天馬「キーパーを替えよう」

一馬「えっ」

天馬「このままじゃ駄目だ、ムードを切り替えるためにも交代させる」

錦「しかし天馬、代わりと言っても他にキーパーできる奴はおらんじゃろ?」

天馬「それは…」

安価↓
1:信助を呼ぶ
2:三国先輩に連絡して信助を呼んでもらう
3:俺がいる!

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