ジャン「おばs…ババァ!ノックしろよ!!」 (41)

進撃SS 立ったら書きます
勝手な設定とちょこっとネタばれあります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368978780

ジャン「おばs…ババァノックしろよ!勝手に入ってくんじゃねえよ!」

叔母「まあなんて口のきき方なんだろうね!
叔母「昔は『おばさまこんにちは』て挨拶するかわいい子だったのに!
叔母「その根性直さない限り誰も友達になってくれないわよ!
叔母「一年ぶりに会ったあたしにその口のきき方は何なんだい?
叔母「まったく生意気になって!あんた友達本当にいるの?
叔母「そもそもあたしがおしめをかえt」

ジャン「うぜえ!今片付けるから出てけよ!」

エレン「久々の休みだなー。なあアルミンどこいく?」

ミカサ「エレンの行きたいとこならどこでも」

アルミン「(聞かれたのは僕なんだけどな…)ちょっと色々買い物したいから市場に行こうか」

エレン「あー、いつものとこ?」

アルミン「いや、ちょっと離れたところなんだけどさ。」

アルミン「なんでも色々貴重なものもあるんだって。」

アルミン「できればそこで本も買いたいんだけどさ。」

アルミン「ちょっと値段が張るものがある分、治安が悪いらしいから」

アルミン「今日みたいに3人で行けるときがいいなって思って」
(まあぶっちゃけミカサという用心棒が…)」

エレン「おっしゃ!じゃあ行くか!」

コニー「あー、おまえらどこ行くの?」

エレン「ああ、アルミンが知ってるらしいんだけど、ちょっと離れたとこの市場まで」

マルコ「あ、こないだ言ってたとこか。」

コニー「有名なのか?俺たちも暇だから付いてっていい?」

アルミン「なんでも地下街から流れるものもあるらしくて、治安はいまいちらしいけど

アルミン「これだけ人数がいたら大丈夫だと思うよ。」

ミカサ「・・・」

エレン「ああ、別にいいけど…お前らジャンはどこ行ったんだ?」

マルコ「ジャンは今日は朝から実家に帰ったよ」

エレン「あ、そういえばあいつここ出身か。いっつも実家帰ってるのか?」

マルコ「いや、大体は僕らとつるんでるけど、今日はずいぶん前から帰るって言ってたからね」

ミーナ「あー、みんな集まってる」

クリスタ「どうしたの?」

アルミン「(女神…)みんなでトロストのはずれの市場に行こうかって言ってて」

マルコ「それでせっかくだから一緒に行こうかって言ってるんだけど。」

アルミン「なんでも売ってるって噂だよ」

ミーナ「なんでも?」

アルミン「(チラチラ)ほら、その女子の好きそうなアクセサリーとかでも

アルミン「ガラスのものとか、内地産の細かい細工のものもあるみたいだし、それに…」

サシャ「お肉は?!お肉はあるんでしょうか!!」

エレン「まあ当然あるだろ。なんでもあるって言うし、塩も砂糖もあるってよ。」

エレン「俺は本には興味はないがそこで菓子を買う!」

サシャ「仕方ありませんね。いつ行く?今でしょ(ドヤァ)」

クリスタ「わぁ、私も行きたい」

ユミル「…ちっ、しょうがねぇなあ」

アルミン(なんかすごいことになってきた…まあ治安が人数多いほうがいいか)

アルミン(ミカサの機嫌が悪いけど…逆にマルコとコニーだけ増えるよりはましかも)

アルミン(なんていったって女神がついてる…)

ライナー「まあそうなると仕方ないな」

ベルトルト「えっ」

ライナー「いくら訓練兵といえ10代半ばの女子が行くんだから」

ライナー「何かの時のために人はいたほうが…」

ベルトルト(見え見えだよライナー…)

ベルトルト(本当に君は戦士かい?)

ベルトルト(まあ地下街ともつながってるって言うし情報も何か拾えるかも…)



ミーナ「ねえアニ、あんたも予定ないなら一緒に行きましょうよ!」

アニ(ビクッ)「いや、いいよ別に…」

ミーナ「なによ付き合い悪いわねー。せっかくだし一緒にいこ?」(ニコッ)

アニ「…まあ、いいけど別に。あたし何も買わないわよ。」

市場


??「キャーッ!!やめてください!」

??「それは、息子のッ・・・!!」

エレン「!」

クリスタ「女性ね、ひったくりかしら!」

コニー「うわ、ちょっと憲兵団呼んでくる!」

ミカサ「ええそうして。」

ミカサ「でもそれじゃ間に合わない、ここは私たちが」

エレン「何してんだよお前ら!」ドッカバッキ

ミーナ「…うわぁ、手が早いわね」

ミカサ「エレンに歯向かうなんて100年早いわ」ゴスッドカッ

アルミン「ちょ、みんなあの二人をとりあえず止めてー!」

サシャ(モグモグ)

女性「ありがとうございます」

一同「どういたしまして」

エレン「ここは危ないですよ。女性一人で来るには…」

女性「ええ、いつもはまず来ないんです。」

女性「でも今日はちょっと色々買いたいものがあったので…」

女性「ここにしかないハーブやお肉があるから」

サシャ「お肉っ!!」

ミカサ(サシャの首筋をつかんで引き戻す)

ミカサ「あなたは危ない。」

ミカサ「見るからにここの住人ではない、よいところのご出身と見える」

女性「ええっ?私の家はごく普通の家ですよ?」

ミカサ「女性一人で荷物を両手いっぱいに持っているのも感心しない」

ミカサ「それでは走って逃げるのもままならない、そうでしょう?」

女性「それは・・・」

エレン「僕たちが家までついていきますよ」

エレン「こう見えても僕たち、訓練兵なんです!」

女性「!まあ、じゃあお願いしようかしら!」

女性「気持ちだけでもお礼がしたいから…」

アルミン(なんだろう、なんか何かの予感がする…)

アルミン(まあ胃は痛くないけど…)

ライナー「俺たちはここでこの泥棒たちを抑えてるぜ」

エレン「おう!あとでここで集合な!」

まーたジャンが可哀想なSSか…?

なんだ 不思議の海のナディアスレかとおもった

コニー「なあ、あいつらというかあの二人やたら親切だな」

ベルトルト「二人はお母さんを亡くしてるらしいからね」

ベルトルト「きっと同じくらいの年齢の人を見て何か感じたんだろう」

コニー「そ、そうか…重いな…」

マルコ「なんか悪いこと聞いちゃった気がする…」

アニ・ライナー「・・・」


>>11
あまりかわいそうにはしないつもり。

女性「ありがとうございます」

エレン・ミカサ・アルミン「どういたしまして」

女性「あの、よかったらお茶だけでも」

エレン「いや、友達を待たしてるので結構です」

中から別の女性「あら、どうしたの?っ!ちょっと手を怪我して…」

アルミン(カクガクシカジカ)

別の女性「!あそこは危ないからだめっていつも言ってたのに!」

別の女性「あんたいくらジャンのためだからっていってそこまで…」

エレン「?!」

ミカサ「?!」

アルミン「え、もしかして…」

女性「はい、うちも息子が訓練兵で…ちょうどあなたたちと同じくらいの年の…」

女性「だからごちそうさせていただきたいんですよ」


>>12
ナディアは島編がなければ最高だった。
ええ人生が変わりましたとも、全く…
いつかナディアもグランディスでSS書きたい

エレン「もしかして、まさか」

アルミン「ジャン・キルシュタインですか?」

別の女性「え!もしかして!」

ミカサ「私たち同期の104期生でs」

ジャン叔母「まああ、私があの子の叔母で」
叔母「そっちのが母親なのよ!」
叔母「まあまあまあまあ!ほらあんたたちあがって行きなさい!」
叔母「ほら、ジャン!お友達来たわよー!」

ジャン「るせぇよ叔母さん!っ!!!なんでミカサっ///?!」

ジャン母「…」

エレン「よ、よう…」

ジャン「」

ジャン「帰れよお前らー!今すぐ帰れ!俺の見えないとこでいちゃつきやがれこの野郎!!」

ジャン母「お母さん、さっきこの人たちに助けてもらったのよー。」ニコニコ

ジャン「…」ナンテコッタイ

叔母「今日はね、この子の誕生日祝いなのよ」

ジャン「ちょ、ぺらぺらしゃべんなよそういうこt」

叔母「本当は今日じゃないけどなかなかおやすみとれないでしょう?」
叔母「だから本当は違うけど今日、お祝いをするのよー」
叔母「せっかくだからあなたたちも」

エレン「あー、じゃあ俺、みんなを呼んできます」

エレン「ちょうど104期生のみんなであそこに来てたんです」

ミカサ「さっきジャンのお母さんを襲った男たちをみんなで取り押さえてる」

アルミン「ちょっ…二人とも勝手に…いや、人数が多いし申し訳ないですよ」

アルミン「せっかくのお誘いですが今日はご遠慮しまs」

叔母「あらあ人数多いほうがいいじゃない!」
叔母「だいたいこの子友達少ないのよ!せっかくだから全員連れてきなさい!」
叔母「こどもが気を使うもんじゃないわよ、厚意には甘えないと!」

エレン「だってさ、いこうぜアルミン、みんなを呼んでこよう」

ミカサ「私も…」

ジャン母「女の子が歩くには危ないんでしょう?あの市場」

ジャン母「お嬢さん、よかったらちょっと台所で手伝っていただけるかしら?」

ジャン(おお・・・!母さんGJ!激しくGJ!!)

叔母「ちょっとあんた、ぼーっとしてないで部屋片付けてきなさいよだいたいあんたh」

ジャン「る、るせぇよババァ!」ダッ

ライナー「へー」

ベルトルト「ここが」

コニー「ジャンの家か」

ミーナ「おじゃまします」

サシャ「おじゃましまーす」モグモグ

クリスタ「え、えと…よかったんでしょうか…」

ユミル「よかったから呼ばれたんでしょ」(サシャいい加減喰うのやめろよ恥ずかしい…)

マルコ「ちょ、失礼だよ!おじゃまします」

アニ「・・・」

ジャン「はぁ?!お前らなんでみんな揃って…」

サシャ「…くんっ!これはスープのにおい!!」

ジャン「芋女までいるのかよ…マジウゼェ」

コニー「みずくせぇなあ、言ってくれればいいのによぉ」

マルコ「知らなかったからプレゼントとか買えなかったよ」

ライナー「ミーナとクリスタ(気遣いできるクリスタマジ天使)が手土産買うもんだーっていうから」

ライナー「一応パンとかはみんなで出し合って買ってきたぜ」(色々終わったら結婚しよ)

一同「いただきまーす!」

アニ「!…おいしい…!」

ベルトルト「アニがしゃべった…!」

アニ「あたしだってしゃべるわよ」ドカッ

ライナー「」

ユミル「こんなうまいもの…食べたこと無かったなあ」

サシャ「ムグムグ…ほんとに…これが山盛りならどんなに…」

クリスタ「この味付け…」

ジャン母「あら、知ってるの?」

クリスタ「!っいいえっ!た、ただ知らない味だなーって思って」

エレン「手作りの料理って、いいよな…」

ミカサ「…」チラ

叔母「じつはジャンのお母さんはね」
叔母「ウォールシーナのいいとこのお嬢さんだったのよぉ!」
叔母「まったくそれをうちの弟がたぶらかしてくるもんだから…苦労させちゃってねえ…」
叔母「ジャンも昔はお母さんに似て素直でかわいくて、どっかのおぼっちゃんみたいだったのに」
叔母「だんだんこっち方の血が出てきて今じゃあんなかわいげのない…」

ジャン「///おb、ババァしゃべりすぎなんだよさっきから!」

叔母「あらいいじゃない、それにこの子の両親のロマンスは身内ながら大したもんだと思うのよねー」

ミーナ「あ、それ聞きたいかも」

ジャン「黙れー!おまえ両親の馴れ初めとかマジで聞きたいか?!俺は絶対に嫌だからな!!」

ジャン「ましてたいして仲良くない同期になんでそんなこと聞かせないといけねぇんだよ!!」

マルコ「こんなにおいしいご飯をごちそうになってるのにこんなんですみません」

ジャン母「いえいえ、普段は一人暮しですからにぎやかで私も嬉しいです」

ジャン母「それにこんなにいいお友達もいて…」ニッコリ

一同(ほっこり)

叔母「ええ、ほんとに。この子ったr」

ジャン「ちょ、みんなそろそろ俺の部屋いかねえか?」

ジャン母「あら、まだデザートに焼き菓子を作ってるんだけど…」

サシャ「それはぜひいただかないと!!…ギャッ」

ユミル(サシャの足を踏む)

クリスタ「あ、じゃあ私たちお手伝いしますから男子はいったんジャンの部屋に…」

アルミン(女神…)

ライナー(結婚しよ)

アルミン「じゃ、じゃあ僕らも手伝うよ」

ミーナ「だめよー、人数多すぎだしあんたたち食器壊したりしたらどうすんのよ」

男子ぞろぞろ…

叔母「じゃあせっかくだしお手伝いお願いするわねー。最近の子はよく気がつくこと。」

叔母「それに比べてジャンは…ぶつぶつ…」

叔母「この中の誰か、お嫁さんに来てくれないかしら」

アニ「ジャン、好きな子いますよ」ボソッ

叔母「あらっ?!あらあら?!それ聞いてないわ!」

叔母「ねえどの子?どの子なの?!今日来てる?!」グイグイ

アニ「(ダラダラ)あ、え、私あまりそこまで仲良くなくて詳しく知らないんですけど…」アトズサリ

叔母「そういいながら実は知ってるでしょ!そんな気がするわ詳しく聞かせなさい」ズンズン

アニ(ジャン、これは正直悪かった。オカンパワーを舐めてた。せめてもの情けで名前は伏せたよ…)

サシャ「はぁ、めんどくさいです…男子いいなあ…」

クリスタ(オイデオイデ)

サシャ「?どうしたんですか、クリスタ?」

クリスタ「ねえ、サシャ。気がついてた?気が付いてないわよね。」

クリスタ「あなたが夢中でほおばってる横で、叔母様たちは何も食べてなかったわ。」

サシャ「・・・ぇ・・・」

クリスタ「今日は本当は3人のつもりだっただろうし、急なことだったのよ」

クリスタ「だから御呼ばれしたあなたが足りないなんてことを言ったのはとても失礼よ!」

クリスタ「私たちの買ったパンなんて、していただいたものにはとても及ばないわ」

サシャ「!・・・私はなんてことを・・・」ウルウル

クリスタ「でも叔母様たちは本当に嬉しくて振舞ってくれていると思うの」

クリスタ「サシャはいつでもとてもおいしそうに食べるし」

クリスタ「振舞う側からしたらそれも喜びなのよ」

クリスタ「だから食べた代わりに手を抜かずに、心をこめて叔母様をお手伝いして」

サシャ「はいっ!」ウルウル

ユミル(結婚しよ)

ライナー「お前って意外と几帳面だよなー」

マルコ「うん、部屋も片付いてるし」

コニー「なあ、なんかお宝隠してねえ?みんなで探そうぜww」

ジャン「ちょ、お前ら勝手に本出したりばらばらに戻すんじゃねえよ!」

ジャン「ベッドの下見るんじゃねえよコニー!そんなところにいれねぇし!」

ジャン「オカンはともかくあのババァに見られるからそんなありがちな場所におかねぇよ!」

コニー「あ、じゃあどっかにあるってことじゃんwwww」

ジャン「あーもう、やーめーろーよー!!これだから馬鹿は!」

マルコ「コニー、さすがにちょっと悪乗りしすぎ」

エレン「なあ、ジャン」

ジャン「なんだよくそエレン」イライラ

エレン「さっきお前のお母さん一人って言ってたけど、お父さんは?」

ジャン「ああ、それか…。普段はウォールシーナで働いてるから。」

ジャン「年に何回か戻ってくるし向こうにすみゃ楽なんだろうけど」

ジャン「ウォールマリアの陥落後は法律でめったなことで住所移せなくなったからな」

ジャン「ったく大げさなんだよ、さっきもややこしい言い方するからさあ」

ジャン「なんかあればすぐ手紙書けだの、返事が遅いだの、休みには帰ってこいのうるさいし」

エレン「口げんかばっかりしてると、後悔することもあるぞ…」

ジャン「お、おう…(なんだよエレンのくせに…なんでこんな重いんだよ…)」

ジャン母「お客様なのにお手伝いさせて申し訳ないわね」

ミカサ「大丈夫。それに申し訳ないのは私たち」

ミカサ「勝手に押しかけてご飯を頂いて、そのうえ貴重なお菓子まで」

ミカサ「今日買ってたスパイスやらで、硬貨何枚分も使ってるはず」

ジャン母「あなたたちだってお給付からパンを買ってきてくれているわ」

ジャン母「お金だけじゃないのよ、こういうのって」

ジャン母「それに…あの子、昔から友達少ないから…」

ジャン母「小さいころは、いいとこのぼんって言われていじめられてよく泣いてたわ…」

ジャン母「その反動か、大きくなってきたら却って周りに意地悪を言って泣かすようなことを言ったりしてね」

ジャン母「父親があまり周りにいなかったのもあるのかしらね…」

クリスタ「昔の出身がウォールシーナっておっしゃってましたけど…」

ジャン母「ええ、私の家はまあ…なんというか厳しくて…」

ジャン母「いいなづけも決まってたんだけど、夫に知り合ってしまったのよ」

ジャン母「なんというかすごくストレートな人で、私もそれで心惹かれて…///」

ジャン母「最後は勘当だって言われて家出同然でかばん一つでここに来たのよ」

叔母「本当に買い物の仕方もわからないような人が来たもんで大変だったのよぉ」

ジャン母「お姉さんには本当に感謝してもしきれないわ」

叔母「あのレイス家にも出入りするような名門のお嬢さんだったんだから!」

クリスタ「?!」

ジャン母「あの子…、その、みんなと仲良くできているかしら?」

ミーナ「えーと、マルコとよく一緒にいますよね。」

ミーナ「なんだかんだ偉そうなこと言うけど、意外と面倒見がいいとこもあるし」

ミカサ「人の気に障るものの言い方をよくするから、色んな人とぶつかる。」

ミカサ「特にエレンとはしょっちゅう喧嘩している」

ユミル(?!)

ミーナ(ちょっとぉ!!)

クリスタ(オロオロ)

アニ(!さすがに私も空気読むぞ!)

サシャ(みんな私をバカ呼ばわりしますけどこの女のがよっぽどKYですよ!)

ジャン母「そう…」

叔母「やっぱり…」

ミカサ「でも根は悪くないのはたぶんみんなわかってる」

ミカサ「だから心の底から嫌ってる人はいないと思う」

ミカサ「それにエレンなんて、ずーっとアルミンしか友達がいなかった」

ミカサ「アルミンと私以外でエレンの友達って言えるのはこの104期生の中の何人かだけ」

ミカサ「ジャンはその中でもエレンに最も近い数人の一人」

ミカサ「だからジャンには感謝してる」

ミカサ「エレンの、・・・家族、として」

ジャン母「そう、ありがとう。ミカサちゃん」

ジャン母「あなたとエレン君はお付き合いしているの?」

ミカサ「べべべつにそういうのじゃなくて私たちは家族で私の家族がいなくなって引き取られて」///

ジャン母「あなたもよかったらうちの子のお友達になってあげてね」

ジャン母「たまに落ち込んでるときに声をかける程度でいいから」

アニ「でも本当によかったんですか?こんなに押しかけて」

ジャン母「ええ、よかったの。」

ジャン母「あの子、今年で14歳。来年は15歳で卒業よ。」

ジャン母「内地にいくんだーって顔を見るたびに言いきってるけど、実際はどうなるかわからない」

ジャン母「だから…せめて元気でいるのがわかってるうちにお祝いどうしてもしたかったの」

ジャン母「今日のこの日が、みなさんと一緒で本当にうれしいわ」

ジャン母「同じように、みんなの中でも思い出になってくれてると嬉しいんだけど。」

ジャン母「みんなも、きっとあなたのご両親にとっては大事なお子さんだから」

アニ「・・・」

アニ「チッ」スタスタ

ミーナ「ちょっと!アニ!失礼じゃない、てか待ちなさいよー!」バタバタ

クリスタ「おまたせですー!クッキーとパウンドケーキですよー!」

サシャ「味は私の保証済みです!」

男子一同「おおおうまそー!」

ライナー(これが女神の…!)

アルミン(女神の手作りクッキー!)

ミカサ「…エレン、ジャン。パウンドケーキ、取って。取ったらお皿次回して。」

エレン「おうサンキュ」

ジャン(くぅっ!ミカサが…エレンマジむかつくけどこいついなかったらミカサいないし)モンモン

アニ「女子に床座らせる気?ライナー、そこどいて」ガスッ

ライナー「いってぇ!言われなくても譲るって、ほら」(女神は床には座らせないぜ…!)

アルミン(!つかジャンのベッドに女子みんな座ってる…)

ライナー(くそっ…他はどうでもいいが…女神が枕元に座ってるなんて…)

ユミル(仕方ない、今日は誕生日(仮)だから…でも次は許さない!)

ライナー(サシャ、放屁しろ!放屁するんだ!!)

(それからはワイワイと騒いで)
(ミーナが「ちょっと男子、手伝いなさいよー」って言い出して)
(なぜかジャンの叔母さんの家の屋根の修復を手伝うことになって)
(コニーがまたふざけて、ライナーが意外と悪乗りして)
(そしたら普段あまり感情を出さないベルトルトが静かに怒り出したりして)
(適当な時間でお開きになって)
(その休暇の後はまた普通の訓練の日々に戻って…)

マルコ「ねえ、ジャン」

ジャン「ん?」

マルコ「憲兵団目指すのって、もしかしてお母さんのこともあるの?」

ジャン「は?え?な、何急にお前言い出して」

マルコ「憲兵団の家族は兵士と一緒に内地に引っ越せるし」

マルコ「憲兵団となると社会的地位も相当なものだし」

ジャン「…な!」

ジャン「うるせー、かんけーねーし!」

マルコ(わかりやすい…)

マルコ(でもジャン、君は僕にないものを持ってるのに…もったいないと思うよ…)

マルコ(一つの選択として、間違いではないけれどね…)

850年解散式翌日
トロスト区に超大型巨人出現
一般人の避難は無事完了したが、補給部隊が機能不全状態となったため
多くの訓練兵は対比できず巨人のうごめく居住区に取り残された

ジャン「チッ…こんなことならいっとけばよかった・・・!」

(どうせふられるのはわかってるけど、それでもミカサにせめて一言好きだと伝えたかった…)
(あと、お母さん、叔母さん)
(今まで、ありがとう…)

(完)

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