春香「優ちゃん!今日はここでしよう!」

優「言い方がアレだけどいいよ」

春優「ん...っちゅ...ぷはっ...」

あかり「」

あかり（はわわわわわわわぁ!）ガサッ

優「ストップ!やめよう、誰かいる!」

春香「優ちゃんとの特別なことだから誰がいてもいいよ...ちゅ」

優「友達だからね!いや、親友?春香ぁ...んぅ」

あかり（ちなつちゃんの言ってることってやっぱり、その、本当なんだ...///）

あかり（声がとろけてて、あかりじっと見ちゃったけどツインテじゃない方の
髪の子が...舌を強く絡ませて...）

あかり「失礼しました！」

優「春香のバカ!絶対見られてたよ...わたしいったいどうすれば...」

春香「誰かが見てても私たちの特別な関係は変わらないから!」

優「そうだけど」

あかり（つい申し訳なくて見てたこと公言しちゃった……）

あかり（今度からこの公園の道通れなくなっちゃうよ）

ちなつ「あ、ちょうどいいところにあかりちゃん」

あかり「ちなつちゃん！友達とするキスってどこまであるの？」

ちなつ「へっ！？その、えーっと（え？あかりちゃんもついに好きな人ができたの？）」

ちなつ「……額にキスかなぁ」

あかり「舌を巻きつけるキスは？」

ちなつ「oh」ピト

あかり「絡ませるキスは……あかりに熱は無いよ？」

ちなつ「知ってる」

ちなつ（京子先輩にそんな漫画を見せられた……？はっ、まさか結衣先輩と）

あかり「実はあの公園で　かくかくしかじか　ってことがあって」

ちなつ「何ですと」

ちなつ「その高校生たちは？どこ？どこ？」ｽﾞｻﾞ

あかり「肩をそんなに揺らさないでぇぇ」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

あかり「いることバレちゃったし、もういないと思う」

ちなつ「明日はごらく部の帰りにすぐ行くよ」

あかり「……仲がいい友達ってそこまでするのかなぁ」

ちなつ「うん！（ディープキスまでしたら恋人で決定だよ）」

ちなつ「じゃ、またね」

あかり「ばいば～い」

ちなつ「というわけで今日は早めに帰らせていただきます、すみません結衣先輩!...と京子先輩」

京子「わーん ちなちゅぅ」

結衣「そっか。またねあかり、ちなつちゃん」

あかり「また明日ねー」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ちなつ「というわけで公園に到着!この遊具の中で二人はキスしてたの?」

あかり「そうだよ」

ちなつ「それじゃあこの中で待機ね......あの二人?」

あかり「制服は同じだけど人違いだと思う」


コトネ「しずくちゃん、トイレ行こっ♪」ｷﾞｭ

しずく「うん」


ちなつ「いや......同一人物で間違いないようね」

あかり「人違いって言ったよね!?もう一人の子は確かタオルを髪にはさんでたから絶対違うよ」

ちなつ（友達とは思えない距離のなさなのでおおよそ合ってるとチーナは思うの）

あかり「行くの......?」

ゆず「さっきからコトネとしずくちゃんを追いかけてどうしたの?」

あかり「えっとですね、その...（同じ制服だ、この周辺なのかな?）」

楓「おっと。コトネはあの長髪の子で、しずくちゃんはツインテの子ね」

ちなつ「ちょっと気になっちゃってつい」

ゆず「まあ、何かの縁だし、ちょっと話そうよ」


しずく「...ばか」

コトネ「だってしずくちゃんが唇をじっと見ていたからね」

しずく「今日は口内炎だから腫れてないかと思ったの...不意打ちしないでよ」

ゆず「あたしのことはゆずでいいよ!」
楓「楓で」

あかり「友達の向日葵ちゃんもの妹の名前も楓ちゃんって名前なんです!奇遇だぁ!
名前はあかり、赤座あかりです」

ちなつ「制服大人っぽいですね、どこの高校ですか?吉川ちなつです」

ゆず「廃校間近の高校だよ、あたしらが最後の学年なんだ」

あかり「3年後にはなくなるんですか......?」

楓「だね」

ゆず「最後の学園生活を謳歌中ってとこかな」

ゆず「あかりちゃんやちなつちゃんたちの学校は七森中だよね?」

楓「かわいいなぁ」

ちなつ「てへへ...そうでもないですよっ。楓先輩とゆず先輩はここで何を?」

楓「友達の春香と優をの秘密を探りに（だいたい答えは出てるけどね）」

ゆず「普通のＪＫよりスキンシップが激しいだけだろ」

あかり「!!!もしかして髪にタオルを付けている子と、ちなつちゃんのような短い
ツインテの子ですか?」

ゆず「ドンピシャ。やっぱりこの公園で?」

ちなつ「やっぱり...?」

楓「最近友情のスキンシップには見えなくてね......」ﾊｧ

ゆず「春香と優でも絶対ねーよ」

ちなつ（あ、私たちの目的絶対言えないわこれ）

あかり「てへへへへ」

ゆず「出会った記念に自動販売機で何か買おうか、皆お金持ってる?」

楓 ちなあか 「OK」

ゆず「」どろりﾁｭ-
楓「」どろりﾁｭ-
ちなつ「」ココアﾁｭ-
あかり（やっぱり苦いよぅ）ブラックコーヒーﾁｭ-

あかり（その後たくさんお喋りしたけどその春香ちゃんと優ちゃんのことを聞きそびれた）

あかり（あの二人も親友だろうなぁ......はっ）

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
京子「結衣......大好きだよ」
結衣「私の方がもっと好きだよ」
京子「......はぁ、もっと親友になりたい...」
結衣「じゃあペンを置いてもう一回......」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

あかり（幼なじみのあかりは親友になれないのかな......）ｼｭﾝ

あかね（たった今あかりから濃厚な百合反応が!?でも姉妹百合じゃなさそうね）

あかね「あかりー、相談があるならお姉ちゃんにするのよ?」

あかり「今相談が......」

あかね「」ｶﾞﾀｯ

あかね「それで相談って?」

あかり「今日公園で高校生二人がね、その......舌を絡ませてた」

あかね「うんうん」

あかね「きっとそのカップルは近いうちに堕落の道を辿りそうね。高校生なのにまだ早い、早すぎる」

あかり（女の子って言えない）

あかり「それでね、キスをしたらもう友達じゃなくて恋人かな?」

あかね「当然よ、世の中には性的関係を持ちながら友達でいようと思う人もいるけれど。」

あかね「お姉ちゃんはそんなこと許さないからね、友達はどんな理由をつけてもキスなんかしない」

あかね「曖昧な関係はだめなのよ」

あかり「お姉ちゃん、ありがとう!思うままであかりはいいってことが分かったよ!」ﾆｺ

あかね「その意気よ」


楓「......?ゆず、どうしたの?噂の壁トﾞンしたりして」

ゆず「転んでバランスを崩しただけだよ」


春香「ねぇ、優ちゃん」

優「なあに?」

春香「また、キスしようね......」

優「人のいないところでね」

春香（ごめんね、キスでしか私は優ちゃんに印象づけることができないの）


しずく「もう深夜回ったよ」

コトネ「今日は夜ふかし」

しずく「不健康だし目にくまができるよ」