女勇者「僕のパーティに加わってください!」弓兵「……はぁ?」 (12)

幼弓兵「魔法が使えないからってなんだよ。剣術に才能が無いのは悪いのかよ」グスグス

???「あら~?なぁ~に泣いてるのかな少年」

幼弓兵「……誰だよアンタ」

自称お兄さん「いいからいいから。何か悩みごとでもあるのかなぁ~。あるんならお兄さんにおっ話しなさい。大抵のことはパパッと解決できちゃうよ」

幼弓兵「……胡散臭いよおっさん」

おっさん「グハァッ!幼いが故の容赦ない口撃!?よく見てよ……どう見てもそんなに皺とかないでしょ!?ほら、名前のとこもおっさんになっちゃったよ!これじゃあみんな俺をおっさんとしてしか見ないよ!!」

幼弓兵「……おっさんマジなんなの?もしかしてショタ好き?男でソレは業が深すぎるぞ」

おっさん「酷すぎるよね君!普通、心配して声かけた心優しいお兄さんにかける言葉じゃないよね!?」

幼弓兵「はいはい。それじゃあさよならおっさん。僕は鍛練に戻るから」

おっさん「ちょっと待って。……君さ、勇者の家系の子でしょ?なぁ~んで弓なんか使ってるの?あの家系なら剣術が物凄いとか、魔法が半端ないとかじゃん」

幼弓兵「……関係ないだろ」

おっさん「でもさ、弓は辞めとこう。こう言っちゃ何だけど……嫌われ者よ?前線出れないから戦士や剣士に見劣りする。同じ遠距離なら魔法のが断然上。弓が戦場の主役だったのは数世紀も前よ?」

幼弓兵「……しってるよ」

おっさん「だったらさ…」

幼弓兵「うっせえ!バカにすんな!!勇者の家系の癖にコレしか才能無いんだよ!!」ダダダ

おっさん「あ、少年!……まずったな。先人として忠告するつもりだったのに」

幼弓兵「……またいやがる。」

おっさん「おっはよ~。ひっどいなぁ~少年。俺を見付けるとすぐ逃げ出しちゃうんだから」

幼弓兵「うっせえ。アンタが馬鹿にするからだろ」

おっさん「いやいや。バカにしてないよ。だって、お兄さんの獲物もコレだからね」

幼弓兵「弓?……え、だっておっさん弓はやめとけって」

おっさん「そりゃあもう。若き未来のある子が奈落に向かって真っしぐらなら誰でも止めるでしょ?でも、君は俺と同んなじだからね。弓しか無い。奈落にしか道は無い。なら……同んなじどん底を生きる者として、ちょ~とだけ伝授してあげるよ……俺の極意をね」

続けて

>>4 有難う

おっさん「そりゃ~!乱れ打ち十連発!!この正確無慈悲な矢を10発も食らえば此処らの魔物はイチコロだ」

幼弓兵「凄えな!!」

おっさん「でもまあ、火炎魔法唱えた方が早いし強いけどね」

幼弓兵「しょべえな……」

おっさん「ではでは続きまして、敵の動きを予測して上空に矢を沢山打ち、時間差で攻撃する……トラップアロー!」

幼弓兵「凄い!魔物が回避した先に弓矢が!!」

おっさん「まあ、罠魔法を張り巡らした方が確実で早いんだけどね」

幼弓兵「………」

おっさん「その……なんだ。ほら、弓兵は素早さと器用さが売り!敵を撹乱しまくるぞ!!」

幼弓兵「そ、それなら役に立つよな!」

おっさん「まあ、盗賊には勝てないけどね」

幼弓兵「……やっぱり、僕は役立たずなんだ…」

おっさん「まあ待て少年。俺が言いたかったのは、弓にこういう小細工はあんまり要らないって事さ」

幼弓兵「え?」

おっさん「よっし。ここからが大本番!少年、弓の極意……それはな…」

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