モバP「手紙」クラリス「パニック?」 (39)

モバマスの二次創作です

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クラリス「プロデューサー様のご協力もあり、アイドルとしての活動も盛んになり、より多くの人に歌を届けられるようになりました……」

………………
…………
……

クラリス「プロデューサー様、ステキなプレゼントをいただきました。手作りの人形です。私が以前奉仕していた教会に、よく顔を見せていた子どもたちから…。あの子たちも元気そうで良かった…そして何よりも想いのこもった手紙……」


クラリス「想いのこもった手紙は励みに、力になりますね……。と、いけませんね、今日はレッスンがあるんでした……」


クラリス「プロデューサー様、ステキなプレゼントをいただきました。手作りの人形です。私が以前奉仕していた教会に、よく顔を見せていた子どもたちから…。あの子たちも元気そうで良かった…そして何よりも想いのこもった手紙……」


クラリス「想いのこもった手紙は励みに、力になりますね……。と、いけませんね、今日はレッスンがあるのでしたね……」


………………
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3修整

クラリス「プロデューサー様、ステキなプレゼントをいただきました。手作りの人形です。私が以前奉仕していた教会に、よく顔を見せていた子どもたちから…。あの子たちも元気そうで良かった…そして何よりも想いのこもった手紙……」


クラリス「想いのこもった手紙は励みに、力になりますね……。と、いけませんね、今日はレッスンがあるんでした……」

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モバP「……はい、ありがとうございます……いやぁこれは嬉しいなぁ。そういえばクラリスさんまだ携帯持ってないから連絡つけにくいな、いい加減買ってあげなきゃな、これを機に」


モバP「さて、これから出かけなきゃいけないけど、誰もいないし。置き手紙でも『トゥルルルル』ん、電話……げぇあの人か……話長いんだよなぁ……」

モバ「えっと、クラリスさん、伝えたいことがあるので帰りは予定を開けておいてください……と書いてっと。お祝いにご飯でも食べながら教えてあげたら驚くだろうなぁ。はいはい、今出ますよ?と」


………………
…………
……




?「ふふ、いいこと思い付いてやったわ!ヒャーハッハッハ…ゲホゴホッ」


………………
…………
……

クラリス「おはようございます」

シーン……

クラリス「あら、皆さま。出ていらっしゃるのですか……手紙?」

クラリス「クラリスとちらりと見えますがプロデューサーから私への手紙でしょうか?…………伝えたいことがある?」

クラリス「……」ペラリ

クラリス「プロデューサー様が誰かへ当てた手紙?」

クラリス(僕はクラリスを…………愛してしまっている……いや、彼女を愛しています!?)

クラリス「本来なら読んではいけませんが…………」

クラリス「……」

クラリス「……」ペラリペラリ

クラリス(僕はもうこの想いが止められない………告白してみたいと思う……)カァッ

クラリス「これは……つまり……そういうことなのでしょうか?……プロデューサー様……」

クラリス(プロデューサー様……私を助けてくださったお方。いつも私を見守ってくださる……優しい……殿方。)




クラリス(……プロデューサー様がいるだけで、どんな時も穏やかでいられる……隣にいると心地が良い……殿方として確かに私はお慕いしてしまっています……)

クラリス(けれど私は禁欲に身を置く者、なにより私とプロデューサーはアイドルとプロデューサー……これに応えればプロデューサー様の立場も……)


クラリス(いえ、もしかしたらそれを犠牲にしてまで私と……そうでしたらその覚悟を踏みにじるのは……)





クラリス(ああ……私はどうしたら……)


………………
…………
……

モバP 「クラリスさん?」

クラリス「きゃっ!……プ、プロデューサー様……」

モバP 「ごめん、驚かしちゃったかな」

クラリス「い、いえ」

モバP「あ、そうだ。手紙、読んでくれましたか?」ポン

クラリス(肩に手を置かれて……真っ直ぐ私を見ている……)

モバP「ク、クラリスさん?どうしたんですか?固まっちゃって」

クラリス「……あ……だ、大丈夫です」

モバP「まあ、それは後で。とりあえず今日はレッスンだけです。トレーナーさん上に来てもらってますから」

クラリス「は、はい」

モバP「大丈夫ですか?体調悪いのでは?」ぴと

クラリス「(手がおでこに……いけません……意識しては……しては)」

クラリス「レ、レッスンに行ってきます」


モバP「あっ………本当に大丈夫かな?」

………………
…………
……

トレーナー「はい、お疲れさまでした」

クラリス「ありがとうございました」

トレーナー「やはりクラリスさんの歌は素晴らしいですね」

クラリス「いえいえ」

トレーナー「今、発売している曲も人気ですよ。私も好きです!女の子の恋の歌ですよね」

クラリス(しかし、そういう経験は私にはまったくというほどありません……)

………………
…………
……

モバP 「あ、いたいた。クラリスさん、お疲れ様です」

クラリス「……」

モバP 「クラリスさん?」

クラリス「あ、プロデューサー様」

モバP 「はい、お疲れさまです。ドリンクどうぞ」

クラリス「ありがとうございます……申し訳ありませんが……プロデューサー様、私今を汗をかいてしまっているので……その……」

モバP(珍しいジャージ姿で、確かに汗の匂いがする……いかん、変な気分になってきた……)



モバP 「あ……ああ、無神経でしたね。えっと今日時間出来たんでご飯でも、と思って(クラリスさん、今日元気ないし、なおさらだな)」

クラリス「夕食を……ですか(これは……つまり……そういうことなのでしょうか?しかし断るなど……)……ええ、ご一緒させていただきます」

モバP 「じゃあ準備できたら下で……」

クラリス「はい……」






クラリス「……」

クラリス「……」カァッ

モバP「いやー何食べに行きましょうかね?」

クラリス「はい……」

モバP「クラリスさん、何か嫌いな物とかありますか?」

クラリス「いえ、ありませんよ。いかなる物も神のありがたきお恵み……」

モバP「へぇ、料理の時とかレパートリー広がってよさそうですね 」

クラリス「ええ、そうですね」

モバP「料理は自分で作ったり?」

クラリス「ええ、まあ人並みには」

モバP「できるんですか!それは今後のことも考えるといいことですね」

クラリス「こ、今後ですか?」

モバP「ええ(料理番組とか出れますし)」

子供「うきゃー」バタバタ

モバP「うお、危ない……ぶつかるところだった」

クラリス「走り回るのはあぶないですよ、いけません」

子供「ごめんなさい……」タッタッタ

モバP「はは、元気ですね。でも……やっぱり子供はいいですね」

クラリス「ええ、子供は皆の宝物です」

モバP「クラリスさんは子供好きですか」

クラリス「子供……子供……!?な、なぜ、そのようなことを?」

モバP「え?いえ、これも今後のために(子供向け番組とか似合いそうだし)」

クラリス「こ、今後ですか……」

モバP「今後といえば教会もですね(教会にも支援して盛り上げなきゃいけないし)」

クラリス(教会……今後……教会といえば……結婚式……?)

モバP「あ、ここなんてどうですかね、個室になっててゆっくり話し合えるんですよ」

クラリス「個室……ゆっくり……話し合い」

………………
…………
……

クラリス(緊張で食欲がまったくわきませんね……)

モバP「……さてとクラリスさん……」

クラリス「!」

クラリス(真面目な顔、大切なことを言うときに見せる顔……)

モバP「実は話したいことと……渡したい物があるんですよこれを、『け』」

クラリス「……!」

クラリス(私は……私は……)

クラリス「……申し訳ありません、失礼いたします」

ダッ


モバP 「え!?どこ行くんですか!?クラリスさーん!」






クラリス(はぁ……はあ……私は何をしているのでしょうか……怖くなって逃げだしてしまうなんて…)

………………
…………
……

モバP 「あ、いたいた!ふぅ……クラリスさん。こんなところにいたんですか」

クラリス「あ、プ、プロデューサー様……」

モバP「どうしたんですか、クラリスさん」

クラリス「……」

モバP「やっぱり、これからのことで悩んでいるんですか」

クラリス「はい……」

モバP「(伝えたかったことを知っちゃったのかな?……だとしたらプレッシャーを感じるのも当たり前だな……)大丈夫ですよ、僕たちだったらこれからも、どこまでもうまくいけますよ」

クラリス「プロデューサー様……」





クラリス「……」




クラリス(プロデューサー様……プロデューサー……様……)



クラリス「……はい……プロデューサー様、私と末長く共に……」



モバP「クラリスさん……じゃあ改めてこれを『け』」

モバP「携帯電話、これ使ってください。持ってませんでしたからね……そしてなによりも人気歌番組への出演決定おめでとう、クラリスさん」





クラリス「……はい?」


















………………
…………
……

モバP 「CD の売れ行きがよくて、ゴールデンタイムの人気の歌番組に出演できるっていうことをご飯食べながら伝えてお祝いしようと思って……で、歌番組への出演はどこからか聞いたりしたんじゃないんですか?」

クラリス「あの……手紙は一体?」

モバP 「レッスン終わったらそれを伝えたいから、だから時間を空けといてくださいって……書いただけですけど」

クラリス「…………プロデューサー様、さっそくで申し訳ありませんが、携帯電話と……電話番号を教えてくださいませんか、早苗さんと清良さんと真奈美さんの電話番号をです」



…………………………
……………………
………………
…………
……

クラリス(今日のこの手紙のことは誰にも知られるわけにはいきませんね……特にプロデューサーには……いたずらっ子には困ったものです……さしずめいたずら心のこもった手紙といったところですか……)

クラリス(少し夜風に当たりましょう……)

クラリス「手紙といえば……確か」


『ピポパ……』

モバP「はい、こちらモバPです。……クラリスさんですか」

クラリス「ええ。夜分遅くに申し訳ありません」

モバP「今日は何だか大変だったみたいですね」

クラリス「これも良き経験になりました。……気づかされることもありました……」

クラリス「しかし、携帯電話は声を手紙にしてこんなにも簡単に飛ばせるのですね」

モバP「なかなか詩的なことを言いますね」

クラリス「ふふ……」

モバP「しかし、麗奈がイタズラで手紙を替えた、ていってたけどどんな内容だったんですか?教えてくれないんですよね……」

クラリス「それは……教えられません」

モバP「はは、やっぱりそうですか」

クラリス「そういえば、声を手紙にできるのなら歌をも手紙にできてしまうのですね」

モバP「何か歌ってくれるんですか?」

クラリス「ええ、今度歌番組で歌うあの曲です」

モバP「よく街中でも聞きますけど、やっぱりいい曲ですよね」

クラリス「ふふ、ありがとうございます」

モバP「素敵な女の子の恋の歌……」

クラリス「ええ、今の私ならこの歌を前よりも上手く歌える気がするのです……より想いを込めて……」

モバP「……」


モバP「そういえばね……手紙を一枚クラリスさんに出そうかな、て思うんですよ」

クラリス「ふふ、今度は手渡しでお願いいたしますわ」

モバP 「そうしますよ、あと誰かにイタズラされないように今すぐ、ね」

クラリス「…………はい、お待ちしております……」

おしまい

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