工場長「{MS-9.03 "Doraemon"}製造準備せよ」(7)

助手ロボ「了解デス」

ドラえもんの始まりは、その時だった。

工場長「{ms-9.03 "doraemon"}の開発で、ネコ型ロボット開発数が1000という
    数値になる。成功させらせるかどうか・・・」

(ms)
マツシバ工場は落雷が多く、この日は特に天候が悪かった。

工場長「万が一雷に当たってしまったら、ネジが外れる」

「それはないだろう」と思いながら、ドラえもんの製造が始まる。

製造は機械任せ。まず、頭部から足まで動くようにコンピューターをいれる。
頭部には、人間と同じぐらいの頭脳もいれているのだ。
次は、部品を合体させる。しっぽも出てくる。
この後、耳や鈴に首輪、四次元ポケットをつける。ヒゲも取り付ける。
最後は黄色いパウダーで、体を黄色くする。意味はない気がするが・・・。

こうしてドラえもんは造られた。しかし落雷で・・・。

助手ロボ「工場長、{ms-9.03 "doraemon"}ノ頭脳ノネジガ落雷ニヨリ外レマシタ」

工場長「失敗、か・・・。
    長年夢見てきた開発数1000が、失敗・・・」

工場長はこの時、今まで製造に失敗してきたネコ型ロボット達を直そうと決意した。

ドラえもんは子守りロボットとして十分に造られていなかった。

そして10歳の夏頃、ネズミ型ロボットに耳をかじられた。
それから2週間の間にネズミが嫌いになり、立っていた耳と黄色の体を失った。

野比セワシはドラえもんと、高祖父(おじいちゃんのおじいちゃん、セワシはおじいちゃんと
言っている)の「野比 のび太」について語り合った。

セワシ「おじいちゃんのせいで借金を返しきっていないんだ」

ドラえもん「まるでロクなことがないね。僕が子守りをした方がいいかも」

セワシ「今はドラミちゃんもいるし、そのほうがいいかも」

ドラミは、ドラえもんと同じオイルが流れている兄妹の妹である。

セワシ「『タヌキが引き出しから出てきた!!』と思われないかな」

ドラえもん「ぼく ハ たぬき ジャ ナイ」

セワシ「はははっ!! そんなことはいいや。行ってらっしゃい」

?????「{ms-9.03 "doraemon"}よ。お前は11歳の誕生日に修理されるのだ」

ドラえもん「出口はここら辺かな」

野比のび太は、スポーツも勉強も苦手。

のび太「のどかな日だなぁ・・・。今日もいいことがありそうだ」

ドラえもん「いや、君は死ぬまでろくなことがおきない(お腹空いた・・・)。
      30分後に針地獄、40分後に火炙り(ドラ焼き・・・)」

のび太「誰だ、そんなこと言ってるのは」

タイムマシンの出口を引き出しにセット。

ドラえもん「僕だけどどうかした?」

ドラえもんは、引き出しから出てきた。

こうしてのび太は、ドラえもんに面倒を見てもらうことにした。

針地獄も、火炙りも当たった。未来から来たことも分かった。

のび太「よろしくね。ドラえもん・・・」

のび太は道具を、変な使い方で使っている。でも、時には役立つ使い方もする。
ドラえもんと大冒険することもあれば、みんなとの友情も深めあうことも。

そんなある日、ドラえもんが未来へ帰ることになってしまった。急なことだ。

のび太「やだやだ、ドラえもんは絶対に離さないぞ!!」

母上「のび太、ドラちゃんにも都合があるのよ」

のび太は河原へ向かう。そして叫ぶ。

のび太「いやだぁぁぁぁ>>>>>>!!!!」

真冬の雪に滑り落ちるも、叫ぶ。叫び続ける。

のちに父上が来る。マフラーを巻いてくれた。

父上「それじゃあ、いつまで経っても一人前になれんぞ」

ここでいう『一人前』とは、『大人』のことだ。

父上「ドラえもんの気持ちも、少しは分かってあげなきゃ」

のび太「うん・・・」

こうしてドラえもんは、未来へ帰ってしまった。未来で、何をしているだろう。

ドラえもんは、ロボット学校へ向かった。未来にとどまっている必要のある重要な話があると聞き、未来へ帰ったのだ。

教師ロボ「あなたの誕生日の前日に、クラス会があることは知ってますね」

ドラえもん「はい・・・」

教師ロボ「それまで学校に通ってほしいのです。勉強するために」

ドラえもん「僕は勉強よりのび太君の方が大切です。どうか・・・」

教師ロボ「あなたは頭が悪いのです。少しは勉強しなさい。あの子は頑張れます」

ドラえもん「はい・・・」

時は過ぎ、春になる。そして、4月になる。
そしてその日は、4月1日『april fools' day』だ。

ドラえもん「ギャァァァァァ!!!!!!!!!!!!!ネズミィィィィィ!!!!!!!!!!!!!
      ドコォォォォォ!!!!!!!!!!!!!ドコウゥゥゥゥゥ??????!!!!!」

パワえもん「やれやれ。エイプリールフールの冗談を本気にするのか」

ドラえもんは、のび太が騙されていないかが心配であった。

ドラえもんは、あるものを送った。それは、一番必要な秘密道具が出てくる秘密道具だ。

ドラえもん「これで、ジャイアン達に・・・」

ドラえもんは、ロボット学校へ行く。そして・・・。

ドラえもん「帰ることが許されたんだ、のび太君」

ドラえもんは帰った。のび太の家に。

?????「クラス会に来るのは、'9.02'か・・・。
   これはちょうどいい」

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