ほむら「ソウルジェムは砕けない」(440)

ー病室ー

前の世界で、承太郎という男と、その仲間達に出会った

だから、今回も承太郎達がいるんじゃないかな、と思っていた

けど、今目の前にいるのは

ほむら「ぎ···」

ほむら「ぎゃああああああああああああああああああああっ!?」

仗助「うおおおおおおッ!?」

踏まれたナスのような頭をした、東方仗助という男だった

ジョジョの奇妙な冒険、第四部『ダイヤモンドは砕けない』
×
魔法少女まどか☆マギカ、クロスSS

ほむら「スターソウルクルセイダース」の続編です



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362898502

ほむら「だ、誰!?勝手に病室に入って来たの!?な、ナースコール!」

仗助「ちょっ!?誤解ッスよォーッ!」

ほむら「誤解なわけないじゃない!私には変人の相手をしてる暇はないのよ!!」

仗助「話を聞いてくださいよォォーーーッ!ボタンから手を離してェェェーーーッ!!」グググ

ほむら「じゃああなた誰なの!!私の知り合いにそんな頭をした奴はいないわよ!!」

仗助「」ピクッ

仗助「この頭が···なんだって?」

ほむら「だから!私の知り合いにはそんなドブに落ちたコッペパンみたいな頭の奴はいないわよ!!」

ほむら「ッ!?」カチッ

私はとてつもない危険を感じ、咄嗟に時間停止をした

その時私の目に映ったのは、予想だにしない光景だった

ほむら「この男···スタンド使い!?」

人の形をした『スタンド』の拳が、私の目の前まで迫っていたのだ

落ち着いてよく見てみれば、確かに顔や体つきがこの世界の人間ではない

承太郎達のように、また『別の世界』から来たのだ

ほむら「···時間停止、解除」カチッ


仗助「!?」ほむら「動かないで、」カチャッ





私は使い古したローファーのような頭をした男に銃口を向けた

ほむら「少しでも動いたら···」

そう言おうとした瞬間、なんとこの作り損ねたチョコブラウニーのような頭の男は構わず『スタンド』で攻撃してきた

ほむら「なっ!?(速い!)」

一瞬死を覚悟したその時、

「やれやれ···」

私は耳を疑った

なぜなら次に聞こえてきたのが、聞き覚えのある『あの男』の声だったからだ

ほむら「承太郎···!?」

承太郎「久しぶりだな、十年ぶりか···ほむら、」

目を開けてみると、全くといっていいほど変わっていない承太郎と、承太郎に押さえつけられた···こう、なんか変な頭の男がいた

ほむら「承太郎!!」

嬉しくてつい叫んでしまった、何が嬉しいって、この一週間放置しただし巻き卵のような頭をした男が押さえつけられていることだ

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どうやら、この遊び終わったヘビ花火のような頭をした男は、ジョセフ・ジョースターさんの隠し子で、
承太郎の叔父にあたるらしい
名は東方仗助、『クレイジー・ダイヤモンド』という、物や傷を『治す』能力を持ったスタンド使いらしい
そして、承太郎達の世界は、以前この世界に来た時から十年後の世界のようだ

ほむら「承太郎···さんは、誰の所にいたの?」

承太郎「今さらさん付けされても気持ちが悪い、承太郎でいい」

ほむら「承太郎は誰の所にいたの?」

承太郎「仗助はとりあえず縛り上げておく、心配するな」

ほむら「で?承太郎は誰の所にいたの?なんで話題を反らそうとするのよ」

承太郎「···鹿目まどかだ」

ほむら「えっ」

承太郎「入って来ていいぞ、」

まどか「失礼します···あなたが、承太郎さんのお友達?」

ほむら「ちょっと待ってて、」

まどか「えっ?···うん?」

ほむら「承太郎、ちょっと廊下に来て、」

承太郎「···ああ、」


「あなたも時間を止められるようになったんでしょ?だったら···」


まどか「な、なんでその子縛り上げられて帰ってきたの···!?」

承太郎「気にするな、俺にとっては想定の範囲内だ」

ほむら「むぐぐ···!」

まどか「可哀想だよ···今ほどいてあげるから待っててね、」シュルシュル

ほむら「ぷはっ!···じ、承太郎···そこをなんとか···モチベーションというのは大事なのよ」

承太郎「自分で勝手にやってやがれ」

まどか「?」

仗助「むぐ~~~!(俺もほどいてくれよォォ~~~!)」

まどか「あっ、うん!」

ほむら「コホン···私は暁美ほむら、今日から見滝原中学校に転校する二年生よ」

まどか「二年生?私といっしょだね!」

ほむら「ええ、よろしくね、まどか」

仗助「承太郎さん、ここドコなんスかァ?」

承太郎「前に話さなかったか?俺が十年前に来た、『別の世界』だ」

仗助「え···あれって冗談じゃあなかったのか···」

ほむら「承太郎、他にこの世界に来ている人物に心当たりは?」

承太郎「億泰くんや康一くんは恐らく···二人とも仗助の仲間だ、」

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ーとあるホテルー

「一体どうなっているんだ···この世界はなんなんだ?」

「杜王町に戻らなければ···あそこが一番落ち着くんだ」

キュウべえ「君は···なんだい?魔法に似た力を感じて近寄ってみれば···他の星のインキュベーターが魔法中年システムでも作ったのかい?」

「何だこの喋る猫は···薄いプレートに人が話していたり、全員ホームベースのような顔だったり···本当によくわからない世界だ」

キュウべえ「きゅぷっ!?」ボンッ!

「早く、帰る方法を見つけなくては···私は、静かに暮らしたいんだ」

要望があったので
手書きなのでミスってたらすみません
ほむら「スターソウルクルセイダース」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360930745/)

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ー病室ー

承太郎「いいか?ほむら、まどかの事は俺に任せておけ、お前はまだ正体のわからない『マイナス側』に注意をはらえ」

ほむら「わかったわ、頼りにしてるわよ」

承太郎「それはこっちのセリフだ、よろしく頼むぞ」

仗助「なんつーか···あの二人の会話って入りにくいよなァ~、妙な信頼で結ばれてるというか、共に死線を潜り抜けた仲っつーかよォ~、」

まどか「え?うん、(だからって私に話しかけられても困るんだけどな···)」

仗助「まあ承太郎さんの事だから、どうせ本当に死線を潜り抜けたんだろーけどよォ~」

まどか「あの、仗助さんなんでそんな猿が腰掛けそうなあたm」承太郎「まどか、今日はもう帰るぞ」

まどか「あっ···はい、またね、暁美さん、仗助さん」

ほむら「ほむらでいいわよ、私もまどかって呼ぶから」

まどか「うん、ほむらちゃん、また明日!」

ほむら「また明日···か、」

ほむら「(明日になったら···また前回のような軽い絵面がカオス状態になるかもしれないのね)」ハァ

仗助「それにしても、本当にスゴい世界ッスねェー···これとか、俺にはただの板にしか見えないぜ」つタブレット端末

ほむら「板って···まあ、あなたたちにとってはね、」

仗助「あと···さっき話してた『マイナス側』ってのはなんなんだァ?漫画の敵か何かか?」

ほむら「この世の希望と絶望のバランスは差し引きゼロ···あなたたちが希望、つまり『プラス側』だとするならば、それを相殺するために、あなたたちの世界から同じだけの『マイナス側』も必然的に現れるのよ」

仗助「アンジェロみたいな奴が···こっちに来てるってことか」

ほむら「アンジェロがどういう奴かはしらないけど、そういうことよ」

仗助「···でも、そいつも杜王町から来たんだったら、見分けるの簡単じゃねえの?」

ほむら「そう簡単じゃないわよ、向こうだってこっちを見分けるのは簡単だもの、迂闊に近寄ってはこないし、近寄ろうともしない奴の可能性だってある」

仗助「あと、もうひとつ質問したいんだけど···さっきの瞬間移動、どういうスタンドなんだ?」

ほむら「あれはスタンドじゃないわ、魔法よ」

仗助「魔法ォ?」

ほむら「ああ···さっきは背後に立たれたから、姿が見えなかったのね、ほら」パッ

仗助「うおおッ!?変身したァッ!?」

ほむら「···(そうか、これをまた新しく来た人全員に···)」

ほむら「はあ···」

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ー翌日、見滝原中学校ー

早乙女「玉子焼きとは!堅焼きですか!それとも半熟ですか!はい中沢くん!」

中沢「うええっ!?えっと···!どっちでもいいんじゃないかと!」

早乙女「その通り!たかが玉子の焼き加減なんかで女の魅力が決まると思ったら大間違いですッ!!」バキィッ

仗助「なんだあの先生···」

ほむら「気にしたら負けよ、スルーすることが大事」

早乙女「はい、それじゃあ今日は皆さんに転校生を紹介します!入ってきて!」

ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」

仗助「東方仗助ッス、その···よろしくお願いします」

康一「仗助くーん!!」

仗助「康一!やっぱお前もいたのか!」

さやか「まどか···あの子が昨日メールで言ってた···」

まどか「うん、ほむらちゃんだよ!」






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ー小さな工場ー

「···」

工場長「ありがとうね、ちょうど人手が足りなくってさあ、」

「いえ···」

工場長「吉良君は手際もすごくいいし、本当に助かるよ、給料も多めにしておくからね!」

吉良「いえ···結構です(フン、金なんてある程度だけあればいいんだ、)」

工場長「そ、そうかい?」

吉良「(目が覚めたら元の世界に戻るかと思っていたが、夜が明けてもまだこの世界のままだった···いつになったら杜王町に帰れるんだ、)」

吉良「(サンジェルマンのサンドイッチが恋しい、何より、この世界の女の手は···なんというか、ひょろひょろしている、全く興奮しないのだ)」

吉良「(ああ···早く戻る方法を見つけなくては)」

キュウべえ「そんなに帰りたいのかい?」

吉良「···(無視しよう、あまりこういうのと関わるべきじゃあない)」

キュウべえ「せっかく君が元の世界に帰れるかもしれない方法を教えにきたのになあ、」

吉良「···それは本当か?」

キュウべえ「勿論、僕は嘘はつかない」

吉良「ならば聞かせてみろ、その方法を」

キュウべえ「なあに、君の能力を使えば簡単なことさ」

キュウべえ「願いの元凶を···暁美ほむらという少女を殺せば帰れる、かも···しれないよ」

吉良「···暁美···ほむら···」

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僕達インキュベーターは、暁美ほむらについて調査していた

突然現れた魔法少女、そして時を同じくして現れた、魔法のような力を使う『スタンド使い』

この2つの関連性を、暁美ほむらを監視し、調べてみたところ

どうやら『スタンド使い』は別の世界の人間で、『スタンド使い』同士は交遊関係を持っている

見滝原周辺の魔法少女にそれぞれ付いていることから、まるで暁美ほむらの強力な助っ人のような存在だということがわかった

つまりこれは、暁美ほむらが軸となった、何者かの『願い』なのだ

キュウべえ「つまり、その軸であるほむらを殺せば、願いは解除されるんじゃないかっていう···飽くまで仮説だけどね」

吉良「···そうか、で、願いとはなんなんだ?」

キュウべえ「そうか···そこから説明しなきゃいけないんだ、てっきりスタンド使いは魔法少女とまるっきり同じ存在なんだと思っていたよ」

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ー見滝原中学校、昼休みー

康一「『エコーズ』!」

ほむら「これが康一さんのスタンドですか···」

仗助「なんで俺は呼び捨てで康一はさん付けなんだよォ···」

承太郎「あまり気にするな、」

康一「音を染み込ませたり、効果音を実現したり、物を重くしたりする能力なんだけど···」

ほむら「音を染み込ませる···?」

康一「体験してみる?」

ほむら「じゃあ···まどか、ほむらちゃんって言ってみて、」

まどか「うん、ほむらちゃんっ!」

康一「よし、これを染み込ませればいいの?」

ほむら「はい!さあ早く!」

承太郎「康一くん、そんなことはしなくてもいい」

ほむら「承太郎···あなたなにか私に恨みでもあったかしら···」

承太郎「十年前お前が挨拶もしねーでやり直して、全員悲しそうにしてたんだ、その報いとでも考えろ」

ほむら「それ承太郎は関係ないじゃない!」

さやか「仲いいんだなあ、二人は親戚かなにかなの?」

承太郎「いや、ちょっとした知り合いなんだ···俺とほむらは」

仗助「なんか、承太郎さんは前もこの世界に来たことがあるらしいぜ、」

さやか「へー!」

承太郎「昔の話だ」

康一「この世界···不思議だけど、良いところですよね」

仗助「ま、それでも杜王町には及ばねーかな」

承太郎「そういえばほむら、マミにはまだ会いにいかないのか?」

ほむら「今日は会いたくないわ···もう一から説明するの面倒くさいのよ、理由はそれだけじゃないけど」

承太郎「なにか···『前回の記憶をよみがえらせる方法』があればいいんだがな···」

ほむら「そんな事が出来るならとっくにやっているわよ、」

承太郎「そうか···」

ほむら「でも···誰か、『記憶を書き写せる』能力をもった人がいれば···」

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ーまどホームー

まどか「承太郎さん、」

承太郎「なんだ?」

まどか「あの···さっきから座ってるだけで···なにかお話ししないのかなーって思って···」

承太郎「今後の事について色々と考えてるんだ、」

まどか「そ···そうですか、」

承太郎「···(インキュベーターがまだ一度も俺達の前に姿を現していない···)」

承太郎「(なにか企んでやがるのか···?)」ゴゴゴゴゴ

まどか「(なんか承太郎さんの顔が怖いよう···!なにか怒らせるようなことしちゃった···!?)」

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工場長「今日はありがとうね、ここで働きたくなったらいつでも来なよ!吉良君なら大歓迎さ!」

吉良「はい···(もう少し手際を悪くするべきだったかな···)」

キュウべえ「おかしな人間もいたものだね、優秀な人間なら普通は他人に気に入られたり、収入のいい職を選んだりしそうなものだけど」

吉良「私は騒がれたり他人と関わりを持つのが嫌いなんだ、」

キュウべえ「ふーん···やっぱり人間は理解できないや」

吉良「インキュベーター」

キュウべえ「キュウべえって呼んでよ」

吉良「···」

吉良「キュウべえ、さっき話していた暁美ほむらという少女···も、魔法少女なんだろう?殺してしまっていいのか?」

キュウべえ「彼女は危険なんだ、他のスタンド使いが全員ほむらの味方である以上、何をするか予想出来ないからね」

キュウべえ「不安の芽は···早めに摘んだほうがいいだろう?」

吉良「···どうやらお前と私は、なかなかに気が合いそうだ」

キュウべえ「そうかい?それはよかった」

吉良「とはいえ、しばらくはこの世界に馴染む事と、そいつらから身を隠す事を優先しなくてはな···」

キュウべえ「さすがにその顔と体格で馴染むのは難しいと思うけどなあ」

吉良「···不本意だが、しばらくはあの工場で働かせて貰うことにするか」

キュウべえ「そうした方がいいね、工場の中なら人目には触れないし」

吉良「やれやれ、人を隠すなら人の中というが···周りがホームベースなせいでとんだ迷惑だ」

キュウべえ「そればっかりはどうしようもないよ、人に神と呼ばれる存在が作った、この世界の法則だからね」

>>58
虚淵「呼んだ?」

川尻顔なのだろうか……

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ーほむホームー

ほむら「ここが私の家、冷蔵庫とかは自由に使っていいけど、私の部屋に入ったりしたら撃ち抜くわよ」

仗助「お、おお···!」

ほむら「あと、カロリーメイトも自由に食べていいわ、メープル以外」

仗助「スゲーッ、グレートな振り子ッスねェ~~ッ!」

ほむら「グレートって···(こ、このかっこよさを分かってくれる人がいるなんて···!)」

ほむら「仗助···、メープルも食べていいわよ」

仗助「ん?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よし、ちょっとほむらの家の振り子を誉めてくる

ーさやホームー

康一「ヤバいよ···!ああ···!」ガクガク

さやか「え?何!?どうしたの!?」

康一「よ~く考えてみたらさ···!仕方がない事とはいえ、女の子のうちに泊まるなんて絶対にヤバいんだ···!」ガクガク

さやか「えー?何が?別にあたしは気にしないけど···」

康一「終わった···!絶対殺されるよ···!」ガクガク

さやか「?変なの」

由花子「ガタッ」

康一「あーもう!露伴先生さえいればなァ~ッ!」

さやか「まあまあ、その露伴って人がいれば大丈夫なの?」

康一「『山岸由花子に対して信じられないほどのドMになる』って書かれればあるいは···」

さやか「」ススス···

康一「ち、ちがうよ!?そういう能力を持った人がいて···別にそういう願望があるわけじゃなくてッ!なんで今少し後ろに引いたの!?」

さやか「いや···うん、はは···うん、」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー翌日、見滝原中学校ー

ほむら「仗助、今日は三年の教室に行くわよ」

仗助「おう、例のマミって子に会いにいくんだよなァ?」

ほむら「ええ、」

承太郎「マミか···本当に、懐かしい」

ほむら「あなたにとっては10年ぶりだものね···、でも、今はもう初対面だと言うことを忘れないでね」

承太郎「分かってる···」

まどか「さやかちゃん、なんで康一さんとそんなに距離を···」

さやか「いや···ホントなんでもないから···はは···」

康一「だから誤解だってばッ!」

康一「···あ、そうだ、『エコーズ act1』!」

康一「「「信じて!!」」」

さやか「···はっ!?」

さやか「そうだよね···康一はあたしのパートナーみたいなものなんだ、信じなくてどうするのさ!」

康一「よ、よかった···!なんか呼び方もさん付けから一気に呼び捨てまでランクアップしたけどッ!」

仗助「なんかお前も大変そうだな···康一」

ー昼休み、三年教室ー

ほむら「さて···」

「モグモグ···ンまァアアーーイ!!」

仗助「お、この声は···」

ほむら「···一気に扉を開けたく無くなったのだけれど、帰ってもいいかしら」

承太郎「諦めろ、」ガラッ

ほむら「あ···」

マミ「うふふ♪沢山食べてくださいね!」

億泰「こんなにウマい弁当食ったのは初めてだぜェ~~ッ!!」ガツガツ

ほむら「ああ···ダメだ、あの人絶対にバカキャラだよもう···!」グスッ

仗助「な、泣くこたあねーだろッ!?バカキャラだとなんかダメなのかッ!?」

ほむら「絶対話理解するのに三回は聞き直すタイプだよ···!」グスッ

承太郎「どれだけ説明が嫌なんだ···まあ、お前の経歴を考えれば当然かもしれんが···億泰くんには俺が説明するから安心しろ」

ほむら「承太郎···!」

しかもバカな癖にまともに使われれば対処不可能に近い攻撃翌力チートのスタンドなんだよな
もしかしてザ・ハンドってカーズ倒せるんじゃね?

仗助「おーい億泰ーーッ!」

億泰「モグモグ···!ん?おおッ!仗助じゃねーかーーッ!!」

承太郎「億泰くん、それと···」

マミ「え?え?えっと···巴マミです?」※混乱中

承太郎「マミ、君たち二人に話があるんだ、屋上まできてくれ」

マミ「え?え?」アタフタ

今日の更新はここまでです、

>>60さん、
文章なのでどちらで考えて頂いてもあまり変わりませんが、
原作で仗助から逃げる時に、真っ先にシンデレラに逃げ込んだので
仗助達と関わる前から『シンデレラ』については知っていたのでは?と思ったので
吉良はシンデレラを知っているだけで仗助達とはまだ関わりを持っていない、つまり一応このSS内では初期の吉良顔です

レスの方も(今後の展開に関わらない程度に)参考にさせて頂きますので、
文章上で気になる点、説明不足な点などがあれば、どんどん書き込んでください

それではお休みなさい。

承太郎って康一には君付けだけど億康は呼び捨てじゃなかった?

気になるのは分かるけど、この際、細かな矛盾は目をつぶろうぜ
格言う俺も、吉良と接触前なのにエコーズact3を使えるっぽいのが気になったけど

>>86
仗助以外は大体くん付けの印象が強かったので···完全にミスですね、
承太郎の億泰の呼び名を、「億泰くん」→「億泰」に変更します

>>87
ないと展開的に進まなくなる恐れがあったので最初から使えるようにしました

このように展開の為に色々と変更している部分もありますので、
展開に当たり障りのない用な質問、疑問なら書き込んで行ってください
指摘ありがとうございました、

さやか「それじゃあ私達は教室で待ってるよ、終わったら呼んでください」

承太郎「わかった、手短に終わらせでこよう」

ー屋上ー

承太郎「実は俺たちはかくかくしかじかで、ほむらはかくかくしかじかなんだ」

マミ「え···?じゃあ暁美さんが、キュウべえの言っていた魔法少女!?」

億泰「魔法少女ってなんだァ仗助?」

仗助「なんだってオメー···一緒に昼飯食ってたじゃあねーか」

承太郎「(インキュベーター···やはり、俺たちにだけは干渉しまいとしているようだな、)」

マミ「億泰先輩のお友達なんですか?そこの···えっと、すごい髪型の人···」

仗助「だろ!スゲーカッコいいだろこのヘアースタイルはよー!!やっぱわかる奴にはわかるんだよなッ!」

マミ「え?あ、はい」

承太郎「こいつは東方仗助···俺の叔父にあたる、髪型についてはあまり触れない方がいい」

マミ「お、叔父!?えっ逆じゃないんです···か···!?」

承太郎「(反応が一般人すぎるな···あの巴マミとは思えん···)」

ほむら「あなたの威圧感が強すぎるのよ、承太郎」

ほむら「初対面の28歳に急に話しかけられて動揺しない人なんていないわよ、」

承太郎「そうか···確かにな、」

仗助「承太郎さん、しっかりしてくださいよォ~···」

承太郎「最近はSPW財団に頼りっきりだったからな···すこし頭が鈍っているようだ」

ほむら「とにかく、これでマミの事はよしとしましょう(問題は、佐倉杏子···彼女のところに、どんな誰が何人いるか···)」

ほむら「(まあ、しばらく放置しておこうかしら、スタンド使いと杏子も友好関係が深いほうが、近づきやすいしね)」

承太郎「さて、昼飯を···俺の昼飯はどこだ?」

ほむら「ちょっ!?それはもう鈍ってるってレベルじゃないわよ!?」

承太郎「考え事をしていたら弁当を忘れてきてしまったみたいだな···仕方がない、購買に行ってくるとするか···幸い俺は仗助達と違って、100メートルの縛りがないからな」

まどか「承太郎さんいってらっしゃーい、」

ほむら「承太郎、ついでに牛乳買ってきてくれる?」

承太郎「やれやれ···了解だ」

マミ「ちょっ···!(なんでこの子この人をパシりみたいにあつかえるのよ!?)」

ほむら「やっぱり毎日の積み重ねが大切よね···あ、億泰さんの能力、教えてもらえますか」

億泰「俺のスタンドのか?」

仗助「もー面倒くせーからいっちまうけど、『右手で空間を削り取る』能力だぜ、」

ほむら「空間を···?」

仗助「ああ、『ザ・ハンド』で削り取られた空間は、最初から無かったように消えちまうんだ、だから俺の『クレイジー・ダイヤモンド』でも、『ザ・ハンド』で削り取った物は治せない」

ほむら「へえ···つまり、絶対的な攻撃が出来るわけってそれ強すぎるんじゃないかしら···どこぞの紫色のデブ並みに最強じゃない」

億泰「絶対的な攻撃ィ?つまりどういうことだァ?」

仗助「まァ、本体がこんなだから、能力を活かせちゃいねーんだけど···」

ほむら「能力をもて余してるわけね···マミには頑張ってもらわないと自滅しかねない···」

ほむら「あ、康一さん、こっち側のバカの世話よろしくお願いします」ペコリ

さやか「失礼な!」

康一「はは···」

さやか「そーだ、康一!今日帰りにCDショップ寄りたいんだけどいい?」

康一「うん、またこの間の上条君に?」

さやか「う、うん···」

仗助「CDか、こっちにもそういうのはあるんだな」

ほむら「仗助、邪魔しちゃ悪いから行っちゃダメよ」

仗助「わかってるって!」

マミ「そうだ!億泰先輩、今日お買い物手伝ってください、食材を買わないと···」

億泰「おおッ!何を買うかとかは覚えらんないけど荷物持ちなら任せなッ!」

承太郎「やれやれ···買ってきたぞ、」ポイッ

ほむら「ありがとう、」パシッ

まどか「あ、承太郎さんお帰りなさい!」

承太郎「さて、じゃあ飯を···」

キーンコーンカーンコーン

承太郎「···久しぶりに一人で食うとするか」

ほむら「急に不憫なキャラになったわね···10年間の間になにがあったのよ」

承太郎「わからん、最近全く『ジョジョ』と呼ばれなくなったからかもしれないな···」モグモグ

ほむら「ああ···主人公ポジション奪われたわけね」

まどか「(話に付いていけない···どういう意味なの)」

ほむら「仕方がないわね···まどか、先生には私の事を保健室に行ったっていっておいて、ほら、私も牛乳があるから」

まどか「えっ?うん、わかった」

承太郎「ほむら···」

ほむら「前回のパートナーのよしみよ、あなたには今回も頑張ってもらわなきゃいけないかもだし···そう、あくまで私のためよ」

承太郎「···いい天気だな、今日は」

ほむら「そうね···こんな日が、ずっと続けばいいのに」

仗助「···(俺···スゲー居づらいんだけど、ほむらから100メートル以上離れらんねーし···どうすりゃいいんだよォ~~ッ!)」

ーーーーーーーーーーーーー
吉良「キュウべえ、居るか?」

キュウべえ「呼んだかい?」

吉良「暁美ほむらの方にいるスタンド使い···能力はわかったか?」

キュウべえ「いくつかを除いてね、今わかっているのは3つだけだ、治す能力と、なんでも空間ごと削り取ってしまう能力と、音を染み込ませたり、物を重くしたりできる能力」

吉良「そうか···能力が全部割れるまでは、行動に踏み切らないほうがよさそうだな」

キュウべえ「だろうね、相手の能力さえわかっていれば、こちらはいとも容易く先手を取れる」

吉良「他の能力も、わかり次第教えてくれ···」

キュウべえ「了解だよ、」

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー
ーマミサイド、スーパーマーケットー

マミ「これとこれと···あとこれも買わないと」

億泰「スゲーなここ!マンガがいっぱい置いてあるしよォ!」

マミ「なにか欲しい本でも···」

マミ「···こんな時に···魔女の気配が」

億泰「ん?どうしたんだァ?」

マミ「急いで会計を済ませますよ、近くに魔女がいるみたいです···」

ーお菓子の魔女の結界ー

マミ「億泰先輩、くれぐれも気をつけてくださいね···どこから襲ってくるかわかりませんんから」

億泰「おうよッ!」

マミ「行きますよ!しっかりついてきてください!」

使い魔A&B「ピィィーーッ!」

マミ「ほっ!」ダダダンッ!

使い魔A「ギェッ!?」シュウウ···

億泰「『ザ・ハンド』!」ガオンッ

使い魔B「」

マミは銃撃で、億泰は『ザ・ハンド』で、

マミはリボンや銃撃で億泰をサポートできるが、

特殊能力をもて余し、味方のために活かすことができない億泰は単純な強さだけで敵を殲滅する、

億泰はまだマミを守ることが出来ない、命懸けの戦いをするにはまだまだ経験不足で、

必然的に、マミは普段より魔力を多く消費することになってしまっていた

マミ「億泰先輩!無駄な手が多いです!もう少し無駄を省いて戦わないと···!」

億泰「俺バカだからんなこと言われてもわかんねぇんだよォ~~ッ!」

マミ「とにかく!武器を使ってくる敵と戦うときは、まず敵の武器を『削り取って』ください!そうすれば相手はもう攻撃出来ませんから!!」

使い魔s「ピキァァァァーーー!!」

億泰「だああ!もう面倒くせェェェーーーッ!全部まとめて消してやるぜェェーーーッ!」ガオンッ!ガオンッ!

『ザ・ハンド』が右腕を二回降り下ろすと、一回目で使い魔が引き寄せられ、二回目で使い魔が消滅した

マミ「(駄目だ···!あれだけ強い能力を持っているのに、全く応用力がない···!危険を省みていない!)」

マミ「(でも···私にとって億泰先輩は、私の料理をおいしいと言って食べてくれる、もう家族同然だもの···!億泰先輩は私が守る!!)」

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア!!」

周囲一帯の使い魔を、マミのリボンが縛り上げる

マミ「億泰先輩!私のリボンの一部を『削り取って』みてください!」

億泰「おお!?急にどうしたんだよマミ!」

マミ「億泰先輩の能力の強さと危険性を、改めてわかってもらう必要があるみたいなので···このリボンに縦長の穴を開けるように、削ってみてください」

億泰「よくわかんねェけど、やればいーんだな?」ガオンッ!

マミに言われた通り、億泰はリボンを『削り取り』、縦長の穴を作った

億泰の作った『穴』は、周囲のリボンが空いた空間を埋める為に集まって消えた

億泰「これがどーかしたのかァ?」

マミ「···周り、見てみてください」

億泰「···?」

億泰があたりを見回すと、使い魔が全て消滅していた

億泰「なぁマミ、使い魔はどこにいったんだ?」

マミ「使い魔を締め上げたリボン···実は全て繋げていたんです、」

マミ「リボンが削られた穴を埋めるために『強制的に』縮んだんですよ、硬さも強さも無視して使い魔を一瞬で真っ二つにしたんです、私が意図的に力を込めて縛っても、こうはなりません」

マミ「状況によってはこれが、私達に起こることもあり得るんです、億泰先輩の空間を削り取る能力は···そう簡単に使っていいものじゃないんですよ」

マミ「これはこの結界の魔女を倒すまでの課題です!LESSON1!とにかく、敵と状況をよく把握する事!」

億泰「おおッ!!わかったぜェーーッ!!で、さっきのはどうやったんだ?」

マミ「(···どうしよう、常に想像の遥かに先を行かれるんだけど···ううん!私は負けないわよ!億泰先輩のために!)」

今日の更新はここまでです、
億泰の扱いって思ったより難しいですね、
少しでも上手く書ける様にがんばります
それではお休みなさい。

ーお菓子の魔女、シャルロッテー

マミ「やっと着いたわ···」

億泰「あいつが魔女かァ?」

シャル「···」

シャルロッテは、億泰の事をじっと見つめていた

本能的に、億泰に潜む絶対的な力を感じ取っていた

罠を使う暇もなく、一撃で存在ごと消し去る億泰の能力は、シャルロッテの戦闘スタイルにとってまさに天敵のような存在

だから大きく、億泰でも一撃で沈めることができない第2形態で戦うことを余儀なくされた

シャルロッテ第2形態(恵方巻き)「」ズルッ···ニュルン

マミ「変身した···?来る!」

シャルロッテ「シャアアアアッ!」

マミ「ふっ!!」ドドドドド!!

マミが銃で迎撃を試みるも、シャルロッテは止まらない

目には目を、必殺には必殺を、

シャルロッテは捨て身の一撃でマミと億泰を仕留めにかかったのだ

全速力の突進が、『ザ・ハンド』で瞬間移動する間も与えず、マミと億泰に襲いかかる

マミ「ーーッ!!」億泰「ッうおおッ!!」ガオンッ!!

シャルロッテ「キシャアアアアアーー!!」ガブッ!!

シャルロッテの攻撃が、二人を捉えた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーさやかサイドー

康一「さやかちゃんは上条君の事が好きなの?」

さやか「うーん···腐れ縁というか、恭介がっていうより、恭介の演奏が好きなんだよね」

康一「えっ?」

さやか「恭介は、昔バイオリンの天才少年って呼ばれててさ···私も恭介の弾くバイオリンの音色に魅せられちゃって」

さやか「でも、事故にあったせいで···もう二度とバイオリンをひけなくなっちゃったんだ」

さやか「だからさ、あたしの夢は、もう一度恭介のバイオリンを聞くことなんだ」

さやか「そして、もっと沢山の人に恭介のバイオリンを聞いてもらいたいんだ···!」

康一「···なんとか、治るといいね」

さやか「うん、諦めなければいつかきっと治るから···それまで恭介が諦めないように、私が元気づけてあげないとね!」

康一「···(事故なんて一瞬の出来事なのに、それでここまで人生が変わっちゃうんだなあ···)」

康一「(僕もスタンド使いになって、いろんな事があったけど)」

康一「(レッド・ホット・チリ・ペッパーとの戦いで、もしも仗助くんより先に僕が狙われていたら···由花子さんの時だって、act2が発現してなかったら···)」

康一「(いや、それだけじゃない、勝負は全部一瞬で決まってしまうんだ)」

康一「(勝つか負けるかも、生きるか死ぬかも)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーマミサイドー

シャルロッテ「ゴックン···」

キュウべえ「···遅かったか」

キュウべえ「でもまあ、これでスタンド使いが一人減った···マミの犠牲も、まどかさえ手に入ればなんの問題もない」

ガオンッ!

キュウべえ「···?」

ガオンッ!!ガオンガオンガオンッ!!

キュウべえ「(なんだろう···この音は)」

シャルロッテ「!?グウ···エエエエエ!!」

ガオンッ!!

シャルロッテの胴体に大きな穴が空き、中からマミと億泰が飛び出して来た

億泰「うおおおおおおッ!!」

キュウべえ「!」

億泰「でえッ!?」ドサッ

マミ「きゃっ!」ドサッ

シャルロッテ「グウ···!」

億泰「俺はバカだから、難しいことはわかんねえけど···」

億泰「『まず武器を削り取れ』っていう簡単な事はよォ~~、しっかりと覚えていたぜッ!!」

シャルロッテ「アガ···!」

魔女の牙が全てなくなっていた、食べられる寸前の『ザ・ハンド』の最後の一振りが、牙を削り取っていたのだ

億泰「マミッ!!」

マミ「任せて!!ティロ···フィナーレ!!」ガチャッ!!

シャルロッテ「グオオオオオオオッ!?」ズドォン!!

マミの魔力を振り絞った一撃が魔女に命中する

そしてそのまま、魔女はグリーフシードを残し、消えて行った

マミ「はあ···うっ」ガクッ

億泰「うげえ···!魔女の体液でグチャグチャになっちまったぜェ~ッ!」ベチョオ

キュウべえ「···(虹村億泰···なんて男だ)」

キュウべえ「(東方仗助···広瀬康一···空条承太郎···そして、あの得体の知れない男二人···)」

キュウべえ「(もしかすると、僕達はとんでもない奴らを敵に回そうとしているのかもしれない···)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キュウべえ「やあ、今いいかい?」

吉良「なんだ?」

キュウべえ「どうやら、人間の武器というのは能力だけじゃないらしいね」

キュウべえ「バカなやつでも、バカだからこそ、一瞬の判断で行動できるという強みもある」

キュウべえ「何度も死線を潜り抜けたやつでも、何度も死線を潜り抜けたからこそ見えてこない常識がある」

キュウべえ「僕だって、感情がないから簡単に契約できるけど、感情がないからこんな簡単な答えにもたどり着かなかった」

キュウべえ「どうも能力だけでなく、ほむら側のそういった事を見極めてから襲撃する必要がありそうなんだ」

吉良「···そうか、まあ万全の準備にしておくにこした事はないからな、」

吉良「だが···私は既に、暁美ほむらを確実に始末する手段を考えた、待つ必要はない」

キュウべえ「その作戦は?」

吉良「···来週に仕掛ける、お前が嘘をつけない以上、まだお前にも教えるべきじゃあないだろう」

キュウべえ「なるほどね、確かに彼女達が君について僕に質問してくる可能性は十分に考えられる」

吉良「分かればいいんだ···」

キュウべえ「頼りにしてるよ、吉良吉影···」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーマミサイドー

マミ「」ベチャベチャ

億泰「···」ベチャベチャ

魔力を最後まで使いきったマミは気を失ってしまい、億泰が家までマミをおぶって運んでいた

億泰「(だけどよォ~、ヌメヌメの液にまみれた男女って、周りからみたらかなりの変人なんじゃあねーのォ~?)」

ほむら「ま、マミ···!」

仗助「お、億泰···オメー···!」

億泰「ん?」

ほむら「だ、大丈夫よ、私はなにも見てないから、」ススッ

仗助「お、俺も」ススッ

億泰「んん?」

この日を境に、マミはほむらと仗助から妙に避けられる様になったという

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「収穫収穫ーーっと!」

「これは···」

「あんパンとシュークリームだよ、仕方ねーからあんたらにも分けてやる」

「え?アーノルド・シュワルツェネッガー?」

「どういう耳してんだジジイ···まあいいや、食おうぜ?」

「なぜ甘いものばかり···まあ今は贅沢を言っている場合でもないか」ムシャッ

「杏子ちゃん杏子ちゃん、わしの杖はどこにいったか知らんかね?」

杏子「あん?まったく自分の物くらいしっかり···つーかもう手に持ってるじゃねーかよ!」

「え?つかのまのモテ期?」

杏子「あーイライラする···!」

「うん、美味いな」ムシャムシャッ

杏子「あっおい!アタシの分がなくなんだろロハン!!」

露伴「その内こっちの世界でも漫画をヒットさせて返すさ···」ゴクン

杏子「ダメだ···元金持ちのエリートの思考は手に負えないな」

露伴「ジョースターさんといい僕といい、君は金持ちに何か縁があるみたいだな」

杏子「縁なんてないよ、それにあんたらは金持ちじゃない、元金持ちだ」

ジョセフ「え?餅菓子じゃなくてもどかしい?」

杏子「まあ···人の話を聞かないやつとは、縁があるかもしれないな」

露伴「聞かないと聞こえないは大分ちがうがな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーほむホームー

ほむら「···」ゴクゴク

ほむら「ぷはっ、やっぱりお風呂あがりの牛乳は最高ね」

ほむら「···効果の方はまったくのぞめないけど···諦めない!毎日飲んでいれば必ず···!」

仗助「だァーーーーーッ!?」

ほむら「(!?)何?どうしたの!?」

仗助「死んだ···セーブ忘れてた···!」

ほむら「···なんだ、ゲームの話ね」

仗助「またあそこからやり直しかァ~···」ハァ

ほむら「毎日その髪型に直すことに比べれば楽そうだけど···」

仗助「そういうもんじゃないんだよなァ~~、今までの苦労がすべて水の泡になる感覚ってのがよォ~、どうしても慣れないんだよなァ~ッ」

ほむら「···私もよ、苦労が水の泡になるのは、凄く辛いわよね」

『自分以外の事はほとんどやり直しが効く』

それが最近発見した、私と仗助の共通点

ほむら「というかあなたはゲーム下手すぎなのよ···」

仗助「だから悔しくて余計にやっちまうんだよッ!俺が!クリアするまで!連打を止めないッ!!」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ!!

ほむら「···それ連打ゲーってわけじゃないんだけど···まあいいわ、戦闘に影響が出ない程度に止めて寝ておきなさい」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日の更新はここまでです、
絵を描いていたら更新する時間がほとんど消えていました、すみません
それではお休みなさい

ー5日後、見滝原中学校ー

マミ「へっくち!」

億泰「なんだァマミ?風邪かよ?」

マミ「この間濡れたまま帰ったのが悪かったみたい···へっくち!」

マミ「ズルッ···はー···これじゃあしばらく戦えないわね···」

億泰「心配すんなって、仗助達もいるしよォ~」

マミ「そうね···ひっくしゅ!···しばらくは暁美さん達に戦ってもらわないと···今日は早退しましょうか」ガタッ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~♪

ほむら「ん···?マミからメールね」

frm マミ
sb ごめんなさい!

本文
風邪ひいちゃったみたいなの···
チームを組んで早々で悪いんだけど、
しばらくは暁美さん一人で戦ってもらうことになっちゃったわ···

本当にごめんなさい!
お詫びに今度おいしいケーキをご馳走するわね!


ほむら「···その前に胸を大きくする方法を···いや、やっぱりいいわ」

ほむら「わかったわ、ケーキ楽しみにしてる···っと」ピッ

ほむら「仗助、しばらくは私達だけで戦うことになったわ」

仗助「ゲッ!マジかよォ~!」

承太郎「···ほむら、インキュベーターにはくれぐれも注意しろ、奴は必ず何かを企んでいる」

ほむら「わかってる···明らかに不自然だもの」

使っているパソコンが余りにもクソすぎて
vitaのブラウザの方が四倍ほど通信早いんです
でもvitaは三点リーダが打てないので
···は
・・・の半角を3つ並べて使ってます

さやか「え?なに?マミさん風邪ひいたの?」

ほむら「そうみたい、」

まどか「今日皆でお見舞い行こうよ!早く元気になってもらいたいし!」

仗助「確かに、億泰がまともに看病出来るかどうかも不安だな」

康一「いや···それはさすがに出来ると思うけどなあ」

承太郎「俺はまどかに付いていくが···ほむら、お前はどうする?」

ほむら「いやどう考えても行かざるを得ないでしょこれは」

まどか···皆でマミのお見舞いにいこうだなんて、出会ってすこししか経ってないのに、本当に優しい子···

でも、確かに少しでも仲良くなるのは良いことよね、

この間の全身にローション浴びて帰ってきた時の事は忘れて、私と仗助も魔女退治よりもお見舞いを優先することにした

親は実質居ないも同然、分担してたとしても兄貴も居なくなった以上
最低限の身の回りは自分でやってた筈
クリーニングだの弁当屋だの活用してたにしても

しかしゲーム機より遅いPCっていつの時代のだ

>>165
2004年製です
起動に五分かかる優れもの
まあ、親から押し付けられました

ーマミホームー

マミ「···」Zzz

億泰「よっと」チャプン

キュウべえ「バカでも看病は出来るんだね、虹村億泰」

億泰「うるせえダボがァ!マミが起きちまうだろ!」

キュウべえ「君のその叫びのほうが、よっぽどマミを起こしやすいとおもうけどなあ」

億泰「かなり昔兄貴を看病した事があってよォ···なんとなくだけど覚えてるってわけよ」

キュウべえ「ふうん、」

キュウべえ「それにしても、この間の戦いは見事だったよ、あのとき牙以外を攻撃していたら、君たち二人はいまここに居なかった···」

億泰「マミのおかげだ···もうマミは家族みてーなもんだ、俺はもう二度と家族を失いたくねェのよ、」

キュウべえ「君たち人間はそうやってお互いを守ろうとするんだよね···仲間がいれば自分の取り分が減ることだってあり得るのに、わけがわからないよ


マミ「う···ううん···」ゴロッ

キュウべえ「おっと、マミを起こしてしまいそうだし、僕はそろそろ行くよ、」

億泰「」

誤送信誤送信

億泰「なんだァ?もういっちまうのかよ」

キュウべえ「え?」

億泰「マミとは友達なんだろ?一緒にいてやれよ」

キュウべえ「···全く、わけがわからないよ···」ゴロッ

マミ「ん···きゅう···べ···え···」モフモフ

キュウべえ「···」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リンゴーン

ほむら「マミー、」

さやか「マミさーん!」

億泰「おお、お見舞いか?」ガチャッ

まどか「マミさんが心配だったので···」

仗助「ちゃんと看病できてんのか?億泰」


キュウべえ「ほむら達がきちゃったか···じゃあね、マミ」スッ

マミ「ん···んん···」

キュウべえ「(悪いけど···君にもその内死んで貰わなければならない)」

キュウべえ「(暁美ほむらを殺し、鹿目まどかのエネルギーを手に入れる為に···)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー翌日、帰り道ー

ほむら「···魔女の結界、近いわね」

仗助「おっ、ついに魔女退治かッ!」

ほむら「なんで嬉しそうなのよ···」

仗助「今まではよォ~、『使い魔』って奴の結界ばっかりだったじゃねーか、やっと魔女とまともに戦えるぜッ!!」

ほむら「気を引き締めなさい、油断は死に繋がるわ」

仗助「わかってるって!」

ほむら「···はあ、全く···」

吉良「···」スッ

仗助「ん···?」

仗助「(なんか今···誰かいたような···)」

ほむら「どうしたの?行くわよ」

仗助「あ、おう!」

ー薔薇園の魔女の結界ー

ほむら「使い魔はまかせたわよ、私は次のフロアへの道を探す」

仗助「了解!」

ヲミロ···

ほむら「···?仗助、なにか言った?」

仗助「いや、なんも···」

···ッチヲミロォ···

ほむら「何か···近づいて来てる!仗助!!」

仗助「ああっ!」

二人で背中を合わせて死角を無くし、周囲を警戒する

コッチヲミロォ~!

ほむら「ッ!」

シアハ「コッチヲミロォ~ッ!」

仗助「なっ···!なんだァこいつは!」

ほむら「仗助!手を!」

ほむら「(時間停止!)」カチッ

仗助「これはッ···!」

ほむら「今、私達以外の時は止まった···勿体ないけど、見ただけでわかる!こいつは危険すぎるってことが!」

ほむら「仗助!解体するわよ!」

仗助「要するに、こいつをぶっこわしゃあいいんだな!?『クレイジー・ダイヤモンド』!」

仗助「ドラララララララララララララララララララーーーーーッ!!」


キュウべえ「シアーハートアタック···なるほど逃げ場のない魔女の結界内に、その能力を置いてきたのか」

キュウべえ「でも、本体がこんなところでお茶していていいのかい?」

吉良「シアーハートアタックは自動操縦だ、私が何もしなくても問題ない」

吉良「そしてシアーハートアタックは、最強のスタンド能力···弱点は、ない」


仗助「おいおい···!もう30秒近く殴り続けてるってのに!全然形状に変化がねえじゃあねえかッ!」

ほむら「嘘···!仗助!もしかして殴ったそばから直しちゃってるんじゃないの!?」

仗助「んなことするわけないだろォ~ッ!他になんか策はないのかッ!?」

吉良「キュウべえ、中の状況は私には把握できない···見に行ってくれ」

キュウべえ「わかった、」


ほむら「時間停止が解除される!離れて!」

仗助「くっ!」バッ

シアハ「コッチヲミロォ~~ッ!!」

ほむら「(『スタープラチナ』に並ぶ威力のラッシュを受けてほとんどダメージなし···!これもスタンド···なの?)」

承太郎「ほむらッ!」

ほむら「承太郎!?なんでここに···!」

承太郎「突然時間が止まったからな···もしやと思ってきてみれば、やはり異常事態かッ···!」

ほむら「こいつは一体なんなの!?時間をとめてラッシュを叩き込んでもびくともしない!」

承太郎「一先ずトラップを使って動きを止めろッ!お前ならそれくらいもっているだろう!」

ほむら「くっ···!」カチッ

シアハ「コッチヲミロォ~~ッ!」

>>178
PS2版の1部ゲーではツェペリさんがジャック・バウアーだったんだよなぁ…。
アニメ版のツェペリさんも嫌いじゃないけど、なんか声のせいで胡散臭さが3割増しくらいになってる気がしないでもないw

>>184
俺はむしろあの声予想通りだったんですけど、以外って声が多いみたいですね
読み始めた時からずっとあんな声だと思ってました(ツェペリさん)

ほむら「トラップ···これしかないわね、」

シアハ「コッチヲ見ロォ~ッ!」

ほむら「くらいなさい!!」ボンッ!

電磁力を利用したトラップの長いワイヤーがキャタピラと胴体に絡み付く、

ワイヤーは強力な力でシアーハートアタックをしめつける、その昔ほむらがマミのリボンを真似ようとして作ったトラップだった

ほむら「これで一安心···」

誰もがそう思った時、シアーハートアタックは轟音を立てて爆発した

ほむら「なっ···!ワイヤーが···!」

シアハ「今ノ爆発ハ人間ジャネェ~~~~、コッチヲ見ロォ~ッ!」

ほむら「こいつ···!(触れた物を爆破する能力、と考えてよさそうね···!)」

承太郎「逃げながら説明するッ!こいつはおそらく自動操縦の様な能力を持っているようだ!」

承太郎「最初に与えられた命令だけを確実にこなす···!しかもさっきラッシュが聞かないと言ったが、どうやらいくら叩いてもダメージは本体に返らないようだッ!」

ほむら「なによそれ!そんなの無敵じゃない!」

仗助「なんか対策は···!おわっと!?」シアハ「コッチヲ見ロォ~~!」

承太郎「本体を直接ぶっ叩けばいいはずだが···!こいつがいるんじゃそう簡単に外に出れないぞッ!この中でなんとかするしか方法はないッ!」

ほむら「···時間停止」カチッ

ーーーーーーーーーーーーーー

キュウべえ「···吉良吉影···」

吉良「キュウべえ···終わったか?」

キュウべえ「してやられたよ、自動操縦型の特性をまんまと逆手にとられた」

吉良「何···?」

キュウべえ「残念だけど、シアーハートアタックはもう使うことができない」

吉良「何を言って···」

キュウべえ「シアーハートアタックは今、何もない異次元に放り込まれているよ」

吉良「!?馬鹿な···!どういう事だッ!」

ほむら「手頃なサイズで助かったわ···」ファサッ

仗助「ほ···ほむら?オメー今なにしたんだ?」

ほむら「私の盾に、あのスタンドをしまわせてもらったのよ」

ほむら「ほぼアイテム扱いの能力なら、問題ないんじゃないかと思ってやってみたけど···どうやら出来たみたいね、」

ほむら「この盾の中はド○えもんよろしく四次元空間···あの爆弾は、爆破するものが何もない場所で、永遠に獲物をさがし続ける」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
吉良「···!」

キュウべえ「少し彼女を···暁美ほむらを甘く見ていたようだね、」

キュウべえ「でも、シアーハートアタックを失った代償に、ほむらの能力もわかってきた···」

キュウべえ「瞬間移動···いや、空間転移か、きっとそれに近いなにかだろう」

吉良「···次の作戦はお前に任せる、元の世界に早く帰ろうと、少々焦っていたようだ···」

キュウべえ「わかった、君もなにかを思い付いたら教えてね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「今回はうまく逆手にとれたけど···今回の『マイナス側』も、やはり厄介な能力を持っているみたいね」

承太郎「せめてDIOの時のように、厄介な進化をしないことを祈っておくか···」

仗助「俺、空気すぎない···」

ほむら「いいえ···私の予想では、そう遠くない内にあなたの能力が必要になる···」

ほむら「というか、上条君の腕を治せる···」



ほむら「あっ」

承太郎「どうした?カロリーメイトの買い置きが無くなっていた時のような顔をして···」

今日の更新はここまでです、
今回の準主役はキュウべえですかね?
正直そんなつもりなかったのにそれっぽいポジションに落ち着いちゃいました
予定ではマミさんだったんだけどなあ···おかしいなあ···
残念ながら今後の構成から考えて、マミさんが準主役ポジションに持ち直すことはないと思われます、
それではお休みなさい。

ーさかやサイドー

キュウべえ「やあ、美樹さやか」

さやか「ん···?」

さやか「猫?どうして家の中に···」

キュウべえ「今日はね、君にお願いがあって来たんだ」

さやか「お願い···?」

キュウべえ「僕と契約して、魔法少女になってよ!」

康一「さやかちゃん、ご飯だよ」ガチャッ

さやか「あ、うん!」

キュウべえ「···スルーされたのは初めてだよ···」

キュウべえ「(彼女の性格と才能を考えれば、必ず彼女はほむら達の足手まといになる)」

キュウべえ「(ここで僕が契約できるかどうかが、勝負の鍵になるはず···)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーほむらサイド、見滝原総合病院、上条恭介の病室ー

ほむら「どう?治せそう?」

上条「あの···どちら様ですか?」

ほむら「さやかの友達よ」

仗助「ん~···まあ行けるだろ?住んでる世界が違くても怪我は怪我だ」

仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』!」

上条「な、何を···あれ?腕が···!動く!?」

ほむら「ふう···ナイスよ仗助、初めてあなたの存在に感謝したわ、その髪型もなんだかイカして見えるわよ」

仗助「おっ、そうか?」

上条「うおおおおおお!!腕が動く!やった!なんかよくわかんないけど動くようになった!!」

上条「さっそく家族とさやかに連絡だ!」ダッ!

ほむら「あっ、ちょっと!体は鈍ったままで···!」

上条「うわあああああ!!」ゴロゴロドッガーン

ほむら「···ハイテンションになって階段から落ちる···こんなアホキャラじゃなかったでしょ」

仗助「とりあえずこの怪我も治して、後は放置という方向で···いいよな?」

ほむら「ええ、階段から落ちたショックで動くようになったって事で一段落つけましょう」

ー翌日、さやホームー

康一「さやかちゃん、電話だよ」

さやか「うん、わかった」

さやか「はい?」

さやか「え!?恭介の腕が!?」

さやか「はい···!はい···!」

さやか「康一っ!!」ガチャンッ

康一「何?どうしたのさ」

さやか「恭介が階段から落ちて腕が治ったって!」

康一「うん??」

さやか「早く!早く恭介に会いに行こう!40秒で支度して!」

康一「え、ええッ!?わ、わかったけど意味不明だよォ~~ッ!」

ー見滝原総合病院、恭介の病室ー

さやか「恭介!本当に腕が治ったの!?」ガラッ

恭介「さやか!それに康一さん!」

康一「それにしても、なんで急に治ったんだい?」

恭介「よく覚えて無いんですけど···階段から落ちたショックで治ったとかなんとか」

さやか「やったね···!恭介!これでまたバイオリンが弾けるよ!」

恭介「うん!さやかが今までお見舞いに来てくれたおかげだよ!」

さやか「いやそれはない!恭介が頑張ってリハビリしてたからだって!」

康一「(二人ともテンションが高くてついていけない···)」

康一「あ、恭介くん、こんどバイオリンの演奏を聞かせてもらえないかな?」

恭介「はい、是非今度家に来て聞いていってください!」

さやか「よかった···!本当によかったよ···!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キュウべえ「うーん、上条恭介の腕が治ってしまったか···さやかに契約を持ちかける絶好のチャンスだと思ったのに」

キュウべえ「···ここはひとつ、彼女の心理と、上条恭介の身体の状態を利用させてもらおうかな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー帰り道ー

さやか「いやー、自分の事みたいにうれしいなー!」

康一「(あれからさやかちゃんはずっとこの調子だ、もう『うれしい』という台詞を50回は言ったんじゃないだろうか)」

康一「(でも、どうしてだろう···)」

康一「(なんだか少し、悔しそうな顔をしている気がする)」

康一「(本当はさやかちゃんは、自分の手で恭介くんを治してあげたかったのかもしれない)」

さやか「(そういえば···あの喋る白い猫、何だったんだろう、契約がどうとか···言ってた気がするけど)」

キュウべえ「さやか、さやか」

さやか「ん···?ああっ!お前は喋る白い猫!」

康一「えッ!?」

キュウべえ「さやか、君は上条恭介の腕がどうして治ったか知っているかい?」

さやか「え?」

キュウべえ「東方仗助···彼が治したんだよ」

康一「だろうとは思っていたけど···というかこの猫···!」

さやか「そうか、じゃあ後でお礼言っておかなきゃね」

キュウべえ「ほむらはどうしてその事を君に教えないんだと思う?」

さやか「え···?」

キュウべえ「彼女は君に隠し事をしているのさ、例えば···上条恭介の事が好きになってしまったとか」

さやか「···!」

キュウべえ「上条恭介は、腕が治る事を一番に願っていたんだろう、ならその腕を治したほむらは···」

康一「待てッ!!」

キュウべえ「うん?」

康一「どうして急にそんな事を言い出すんだッ!君がなんなのかは知らないけど、僕の友達を貶すことは許さないぞッ!」

キュウべえ「実際、東方仗助はほむらにほとんど逆らえない状態だ、東方仗助本人が望んでいなくとも、ほむらがやらせればできる事じゃないか」

キュウべえ「それとも、君はまだ出会って一週間程度の相手にそこまで信頼を寄せているのかい?」

康一「『エコーズ act3』!!『FREEZE』!」

キュウべえ「ぐっ!?」ズシン!

康一「取り消せ···!今の言葉を、取り消せッ!」

キュウべえ「なんだい君は?なぜ君が僕の発言を気にする必要がある?」グググ···!

康一「いいから取り消せって言ってるんだッ!!」

キュウべえ「···(動けない···重くする能力だということはわかっていたけど、まさか限度がないのか···?)」ググッ!

さやか「···」

キュウべえ「さやか、君はどうなんだ?ほむらを信じるのかい?」

さやか「え?なんの話だっけ?」

キュウべえ「あれ···?(おかしいな、全然心が揺さぶられていない···)」

さやか「出会って一週間程度の相手に信頼を寄せる···とか言ってたっけ?」

さやか「あたしは、出会って数秒の奴より数週間の奴を信じると思うけど···?」

康一「(あっ···)」

~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「あ、康一さん、こっち側のバカの世話よろしくお願いします」
~~~~~~~~~~~~~~

康一「(もしかしてさやかちゃんは···僕が思ってる以上に···!バ···!)」

さやか「行こっ!康一!帰って赤飯炊かないと!」

康一「うわっ!?ちょっと待って!そもそもさやかちゃんの家で赤飯炊いても仕方ないし!っていうかあいつにさっきのセリフを取り消させてよォ~~ッ!!」

キュウべえ「···(いろいろ考えていたんだろうけど、上条恭介の腕が治った事が嬉しすぎて他の事が頭に入らない···予想以上に、単純なバカだったんだね)」

キュウべえ「(さて困った···上条恭介の事でさやかが浮かれている以上、揺さぶりは効かないみたいだね、)」

さやか「ヽ(゜▽、゜)ノ」←浮かれてて聞いてなかった
      _, ,_
億泰「(;゜д゜)」←話が難しくて理解できなかった

QB「」


多分こんな事に……

ーほむらサイドー

承太郎から聞いた話だけど、仗助の『治す能力』は、正常に作用しない事があるらしい

なんでも、逆上している時は、元の形に『治る』保証がなく、

その状態で他の物と同時に『破壊』と『再生』を繰り返せば、二つの物が少しずつ混ざり合い、融合してしまうようだ

でも···これを魔女戦で役立てるのは···

ほむら「···どう考えても無理ね、」

そもそも戦闘中に逆上する展開があまりなさそうだし

でも、一応覚えておこうかしら···いざという時に役に立つかもしれない

ほむら「今日のところはこれくらいでいいかしら···」

私は、仗助の能力を戦闘で最大限に活かす方法を考えていた

力で『マイナス側』と同等ならば、策で越えるしかない

前回は、私の『クロックアップ』と承太郎の『スタープラチナ』の相性がよかったおかげで、なんとか勝つことが出来たようなもの・・・

でも、それじゃ駄目だ、もっと圧倒的に『マイナス側』を越えなくてはいけない

既にこの自動追尾爆弾···マイナスの一部を奪ったけど、それでも全員で生きられる保証はない

ほむら「(回復の能力は『時間停止』と相性がいいけれど···どうせなら、全ての能力を100%活かしたい)」

ほむら「(出来る事はやっておかないと、後で誰かが死んで、後悔しても遅いのだから···)」

ほむら「仗助、この間逃がしてしまった魔女を倒しに行きましょう」

仗助「よしッ!杜王町だけじゃなく、この街も守ってやるぜッ!」

ほむら「···(さやかには、康一さんがついてるから大丈夫よね)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーまどホームー

承太郎「マミの能力と億泰の能力をお互いに最大限活かさせるには···」テキパキ

まどか「承太郎さん、ココアでも飲みますか?」

承太郎「ああ、ありがとう···」テキパキ

まどか「あっ、熱いから気をつけてくださいね!」

承太郎「そうだな、スタープラチナに少し冷まさせておこう」テキパキ

スタープラチナ「」フーーッ!

まどか「あ、あはは···!(怖い!!)」

まどか「(承太郎さん···いつもレポートみたいなの書いてる···)」

まどか「(もう少し仲良くなれないかなあ···)」

今日の更新はここまでです、
これからしばらくは幸せなさやかをお楽しみください
繰り返します、しばらくは
それではお休みなさい

ーーーーーーーーーーーー
吉良「···正気か?」

キュウべえ「この作戦を結構すれば、今以上の警戒は避けられない、けど、目的の達成率は大幅にアップする」

吉良「だが、その作戦の成功率もかなり低いはずだ···三人を同時に始末など、シアーハートアタックなき今可能性が低すぎる」

キュウべえ「大丈夫だ、最悪の場合は···佐倉杏子一人だけでも始末してくれればいい」

キュウべえ「僕は今度暁美ほむらに接触しようと思う、グリーフシードを使った時を狙ってね」

吉良「理由は?」

キュウべえ「そろそろ接触を避けた理由が『君を警戒していたから』で通らなくなってしまうからね、」

キュウべえ「それともうひとつ···これはまだ仮定でしかないんだけど、君に暁美ほむらを殺す為に絶対に必要な力を与えることができるかもしれないんだ」

吉良「···?」

キュウべえ「まあ楽しみにしておいて、君たち人間は『クリアしてからのお楽しみ』という物でモチベーションが上がるんだろう?」

吉良「···了解だ、そっちは任せたぞ」
ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーー
吉良「···正気か?」

キュウべえ「この作戦を結構すれば、今以上の警戒は避けられない、けど、目的の達成率は大幅にアップする」

吉良「だが、その作戦の成功率もかなり低いはずだ···三人を同時に始末など、シアーハートアタックなき今可能性が低すぎる」

キュウべえ「大丈夫だ、最悪の場合は···佐倉杏子一人だけでも始末してくれればいい」

キュウべえ「僕は今度暁美ほむらに接触しようと思う、グリーフシードを使った時を狙ってね」

吉良「理由は?」

キュウべえ「そろそろ接触を避けた理由が『君を警戒していたから』で通らなくなってしまうからね、」

キュウべえ「それともうひとつ···これはまだ仮定でしかないんだけど、君に暁美ほむらを殺す為に絶対に必要な力を与えることができるかもしれないんだ」

吉良「···?」

キュウべえ「まあ楽しみにしておいて、君たち人間は『クリアしてからのお楽しみ』という物でモチベーションが上がるんだろう?」

吉良「···了解だ、そっちは任せたぞ」
ーーーーーーーーーーーー

キュウべえ「(佐倉杏子···彼女を殺すことで、すくなくとも1つのメリットが発生するだろう)」

キュウべえ「(ほむら達と交流する前に殺しておけば、比較的容易にほむら側の戦力は激減となる)」

キュウべえ「(何かの因果で、さやかが契約して杏子を生き返らせることになったとしても、ほむら側の足手まといが増える)」

キュウべえ「(どちらにせよ、必ず何かこちら側にプラスになる事が起きる···)」

キュウべえ「吉良吉影···彼が負けなければ···ね」

ーーーーーーーーーーーーー
ー町外れの路地裏ー

吉良「···」スッ

吉良「あれが佐倉杏子···か···」

杏子「おい!ロハン!」

露伴「なんだい?」

杏子「またアタシになんか『書き込んだ』だろ!ぜってーなんか忘れてる!」

露伴「それはきっと気のせいだな、」ポリポリ

杏子「気のせい···か···?なんかロッキーをこの変に置いといた気がするんだけどな···」

露伴「(恐ろしい食への執着だな···さすが僕が見込んだだけの事はある)」ポリポリ

露伴「(以前、僕の能力を明かす代わりに読ませてもらったが···杏子君の過去と性格は、いい参考になる)」

杏子「ジジイ!ここにロッキー置いてなかったか!?」

ジョセフ「え?世界に国境はない?」

杏子「誰もそんなかっこよさげな事は言ってないっ!」

吉良「(騒がしい奴らだ···あそこにいるじいさんはともかく、あの男は相当厄介そうだな···)」

杏子「あーもう!ちょっとロッキー探すからあっちいってろ!」

露伴「ジョースターさん、こっちに」

ジョセフ「おお、なにか探しているのかの?」

露伴「いいからこっちに来てください、」

吉良「(これは···チャンスだな、)」

杏子「おい」

吉良「(!?)」

杏子「そこにいる奴···出てきな」

吉良「馬鹿な···いつ気付いた」

杏子「そんだけ殺気を発してればね···あれ?」

杏子「なんだてめえは···噂のイレギュラーじゃなかったのか」

吉良「イレギュラー···?」

吉良「それは暁美ほむらのことか?」

杏子「ん···なんだ、しってんのかよ」

吉良「(待てよ···これは···)」

吉良「佐倉杏子、頼みがある」



吉良「暁美ほむらの殺害に···協力してほしい、」

ーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「暁美さん、」

ほむら「あ···よかった、治ったのね」

マミ「億泰先輩の看病のおかげでね♪今日からは私も戦えるわ!」

ほむら「ちょうどよかった、マミもいれば心強いわ」

マミ「?」

仗助「億泰、お前は風邪ひかなかったのか?」

億泰「生まれてこのかた風邪になったことなんてないんだよなァ~、忘れてるだけかもしんねェけど」

康一「あはは、億泰くんらしいや」

ほむら「佐倉杏子」

マミ「!佐倉さん!?」

ほむら「彼女を仲間に加えたい、他のスタンド使いは恐らく、佐倉杏子の所にいる」

マミ「でも···佐倉さんは···ってあれ?なんで暁美さんが佐倉さんの事を知って···」

キュウべえ「やあ、はじめまして、暁美ほむら」

ほむら「キュウべえ···」

キュウべえ「ごめんね、本当はもっと早く接触するべきだったんだけど、イレギュラーである君を警戒してのことだ、許してくれ」

ほむら「そんなことより、このグリーフシードをもっていきなさい」ポイッ

キュウべえ「よっ、それじゃあ僕はもう行くね」キュップイ

マミ「もう行っちゃうの?」

キュウべえ「色々と事情があってね、スタンド使いという存在の研究で忙しいんだ」

ほむら「まあ、それもそうよね···行きなさい」

承太郎「待て、」ザッ

キュウべえ「ん···?君は、空条承太郎だね」

承太郎「俺たちの事を調べてどうするつもりだ、どうも貴様は信用ならないからな···」

まどか「じ、承太郎さんっ!」

キュウべえ「もしかしたら、魔法少女のシステムを改造して、スタンド能力生み出すことができるかも、と思ってね」

承太郎「···そうか、もう行っていいぞ」

キュウべえ「じゃあね、」



ーーーーーーーーーーーーーーー
杏子「はあ···!はあ···!」

吉良「残念だ···折角、元の世界に帰るために使える捨て駒を手に入れたと思ったが···」

吉良「これで、終わりだ」パチン

キラークイーン、触れた物を爆弾にする能力

一瞬で相手を塵にするその能力こそが、吉良吉影がたった一人でマイナス側足りうる理由だった

杏子の肉体はソウルジェムと腕一本を残し、消滅した

吉良「なかなか手強かった···が、キラークイーンの敵ではなかったな」

吉良「この腕も···一応爆破しておくか、証拠は残さないに越したことはない···」

吉良「そして、目撃者の始末もしなくては···な、」

露伴「(···!)」

露伴「(あの杏子君が···負けた!)」

吉良「『キラークイーン』···」

《吉良吉影!急いで撤退するんだ!》

吉良「···キュウべえか?」

《ほむら達がそっちへ近づいてる!このままだと乱戦は免れない!》

吉良「しかし、目撃者の始末が···」

吉良「(···仕方がない、最終的に証拠が残らなければいいんだ···帰った時のために、元の世界のスタンド使いも全員始末しなくてはならないしな)」

露伴「(去っていく···)」

露伴「杏子君···こんな事になるなんて···」

ジョセフ「あれ?杏子ちゃんはどこかのぉ~?」

露伴「ジョースターさん···(いや、まだ希望はある···)」

露伴「(なぜかあいつは、杏子君の手だけは爆破しなかった···それがうっかりなのか、普段していた事からなのかはわからないが···)」

露伴「(東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』なら···もしかしたらまだ···)」




露伴「とにかく、この手とソウルジェムという宝石は、しっかり持っておかなくては···」

「キラークイーン第一の爆弾···」

「キラークイーンは、その手に既に『触って』いる···」

露伴「!?」ボンッ!!

吉良「やはり、私に繋がる情報は全て消しておくに限る···」

岸辺露伴の体が爆破され、消滅した

吉良「しかし、あのじいさんを始末する余裕は···さすがになさそうだ」

吉良「まあ、放っておいても問題ないだろう··」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほむら「···!」

ジョセフ「あれ···君はたしか···だれじゃったかのぉ?」

仗助「お!?ジョースターさん!!」

ジョセフ「おや、仗助君達じゃないか、そんなに驚いた顔をして一体どうしたんじゃ?」

承太郎「···まさか···どうやら一足遅かったみたいだな」

ほむら「この宝石は···」

マミ「嘘···!佐倉さん···!?」

ほむら「億泰さんはマミを連れて帰ってください、仗助はこっちに来て」

億泰「お、おう···」

マミ「佐倉さん···私が、もう少し早く来ていたら···」

ほむら「···仗助、『クレイジー・ダイヤモンド』を」

仗助「どこか怪我でもしたのか?」

ほむら「違うわ、杏子の体を治してあげて」

仗助「···あのなァ、俺の『クレイジー・ダイヤモンド』でも、死者を生き返らせることは···」

承太郎「仗助、お前にだけ教えておく···魔法少女は、ソウルジェムが破壊されない限り死ぬ事はないんだ」

仗助「なッ···じょ、冗談ッスよねェ~ッ!?」

ほむら「本当よ、なんで杏子のソウルジェムが破壊されず残っていたのか···それはわからないけれど、不幸中の幸いだわ」

仗助「正直半信半疑だけどよォ~···『クレイジー・ダイヤモンド』!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
杏子「···う···うん···?」

ほむら「起きたわね···」

杏子「あれ···なんだ?ここは···」

ジョセフ「杏子ちゃん杏子ちゃん、わしの杖はどこだか知らんかね?」

杏子「今正に自分で使ってるじゃねーか···ってあれ?マジでここ···どこだ?」

ほむら「私の家よ、」

杏子「あんたは···そうか、あんたが暁美ほむらか」

ほむら「ええ、よろしくね、佐倉杏子」

杏子「はあ?なんでよろしくしなきゃいけないんだ···ッ!?」

杏子「そうだ···!思い出した!あの爆弾野郎!!」

ほむら「爆弾野郎···ってことは、やっぱり敵は爆弾使いってことでいいみたいね」

杏子「って···誰だよあんたは」

ほむら「暁美ほむら、キュウべえから聞いてない?」

杏子「!あんたが噂のイレギュラーか!」

ほむら「その話は置いておいて、取り引きをしないかしら?」

杏子「取り引き···?」

ほむら「あなたを襲った敵···私達は、その男を追っているの」

ほむら「あなたはその敵に復讐したい、私達はその敵を倒したい、利害は一致してるでしょ···」

杏子「手を組め、ってことか」

ほむら「どっちみち、その敵はあなたが生きている事を知れば、また絶対にあなたを殺そうとする」

ほむら「だったら私達と手を組んで、共に敵を倒しましょう」

杏子「どーも胡散臭いね···ん···?ロハン!ロハンはどこだ?」

ほむら「ロハン?」

仗助「露伴ッ!?」ガタッ

杏子「ぎゃっ!?なんだテメー!」

ほむら「ロハン···知ってるの?」

仗助「露伴先生も···この世界に来てて、でも今この場にいないってことは···」

ほむら「···もう、殺されている···」

杏子「は···?」

杏子「おい···ロハンが殺された?バカ言うな!嘘だろ!」

仗助「俺だって信じられないってんだよッ!」

ほむら「悲しんでる場合じゃないのよ、そのロハンさんの仇を討つか、ロハンさんの仇に殺されるか···」

ほむら「決めるのはあなたよ、佐倉杏子」


杏子「ふざけんな!だれが初対面の奴なんか信用するかよ!」

ほむら「じゃあ···これでわかってもらえるかしら、」

杏子「?···それは···」

ほむら「ロハンさんを殺した犯人の能力、なんでしょうね、今はこいつの時間をゆっくりにしているから、外に出してからも5秒間は爆発しないけど···」

ほむら「私達も一度そいつに襲われている、仲良くしようってわけじゃない、手を組みましょうと言っているのよ」

杏子「いや···戦ってわかった、あいつの能力は凶悪すぎる、組んだところで迎え撃つなんてとてもじゃないけど···」

仗助「だったら、こっちから乗り込んでやったらどうッスか?」

杏子「は?」

仗助「承太郎さん、ジョースターさんのスタンド能力、忘れたわけじゃあないッスよね?」

承太郎「『ハーミット・パープル』···」

ジョセフ「出番かのー?」

ほむら「ええ···逆襲を初めましょう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キュウべえ「いろいろと話したいことはあるけど、まずはこれだ、スタンドを出してみて」

吉良「わかった···」

キュウべえ「···うん、これで『シアーハートアタック』とほぼ同じ能力が、左手に追加されたよ」

吉良「何···?そんな事が可能なのか」

キュウべえ「魔法とスタンドは極めて近い存在だと言っていい、精神力がパワーに大きく関係する事、固有の特殊能力を持っている事···」

キュウべえ「だから、少し魔力をいじればスタンドのパワーとして変換できるんじゃないかと思ってね、幸い魔力のサンプルは地球上に沢山あるし、スタンドの情報は君から幾らでも手に入る」

キュウべえ「そしてこれから君に与えるのは、グリーフシードから暁美ほむらの魔力のパターンを···」

吉良「細かい事はいい、はやくその能力を寄越すんだ」

キュウべえ「だね、暁美ほむら達も君の事を本格的に狙いに来ているようだし···」

キュウべえ「ただしこれだけは覚えておいてくれ、この能力のことは、暁美ほむらが一番知り尽くしていると言うことを」

吉良「···」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーさやかサイドー

さやか「恭介!腕が治ったんだって!?」

康一「さやかちゃん、それ言うの今週で何回目···」

さやか「いやあ、リハビリが終わるのが待ち遠しくて···」

上条「僕も早くバイオリンの練習を再開したいんだけど、あと一週間はリハビリに専念しないとね」

康一「僕も早く恭介君の演奏を聞いてみたいなあ、」

さやか「子供の頃のビデオでも見る?」

上条「や、やめてくれよ恥ずかしい···」

承太郎「やれやれ、相変わらずみたいだな」

康一「あっ、承太郎さん!」

承太郎「康一君···ちょっと話がある、」

康一「なんですか?」

承太郎「岸辺露伴と、さやかの契約についてだ···」

「岸辺露伴が殺された···、」

「さやかが契約すれば生き返らせる事は出来るだろう、だが我慢してくれ」

「さやかが契約すれば、今以上にどうしようもない事態が起こる、それも間違いなくな···」

「もしもさやかが自分の意思で契約をすると言うのなら止めないで構わない、だがその時はこの事実を、さやかに打ち明けてくれ」

康一「(魔法少女は、いつか魔女になる···かあ)」

さやか「でさー、恭介ったら···」

康一「(さやかちゃんと恭介君の幸せを壊す事になるのなら、契約は絶対にさせたくない···でも)」

康一「露伴先生···」ボソッ

さやか「···康一?」

康一「ああごめん!何でもないんだ!何でも···」

康一「(今僕が考えるべきことは、これから誰一人欠ける事が無いようにする事だ!)」

康一「(そして···決して犯人を、杜王町へ帰らせるわけにもいかない!)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーマミほーむー

承太郎「巴マミ、いるか?」

マミ「はい···」ガチャッ

承太郎「佐倉杏子は無事だ、仗助の能力で体は元通りになった···」

マミ「!本当に!?」

憶泰「だから言ったじゃねえかァ、仗助がいりゃあ大丈夫だってよォ、なッ?」

マミ「佐倉さん···よかった···!」

承太郎「···明日、その犯人を皆で倒しに行く事になった、これはある意味で最終決戦とも言える」

承太郎「あと一週間と少しで、ワルプルギスの夜が来る、それまでにこの問題を解決できれば···」

マミ「ワルプルギスの···夜···」

承太郎「一応知っているみたいだな、前回はDIOの野郎に味方しやがって手を焼いたが···」

マミ「ぜ、前回?」

承太郎「いや、気にするな···、」

承太郎「とにかく、その犯人の居場所はわかるようになった···今度はこちらから攻める」

マミ「なんとか和解···出来るわけないですよね、」

承太郎「憶泰もだ、これはこの街だけの問題じゃない」

承太郎「犯人を帰すということは、殺人鬼を杜王町に帰す事に他ならないんだ」

憶泰「難しい話は良くわかんねーけど···なんだかヤバいって事だな、」

マミ「殺すのは嫌だけど、仕方のない事···なのよね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「それじゃあ行きましょうか」

杏子「足引っ張るなよ、」

マミ「ええ、気を付けるわ」

承太郎「仗助、億泰、準備はいいか?」

仗助「当然ッスよ!杜王町は···いや、この街も!俺が守ってやりますよ!」

ー小さな工場ー

工場長「吉良君お疲れ様、はいこれ今日の分」

吉良「はい···」

工場長「本当に吉良君の働きぶりには助かってるよ、こんな小さな工場だけど···これからもよろしく頼むよ」

吉良「····はい(少しの間働くだけのつもりだったが···今や正社員になってしまった)」

吉良「こうなったのも、全て暁美ほむらのせいだ···!もう何日まともな女の手を···ッ!」

キュウべえ「大分この世界に馴染んできたのかな?吉良吉影」

吉良「ふざけるなよキュウべえ、こんな世界···」

キュウべえ「でも、スタバは結構お気に入りみたいじゃないか」

吉良「···確かにあそこはいい、だがそれ以外は···いや、それより何の要件があって来たんだ」

キュウべえ「この工場内に魔女の結界が出現したんだ、」

吉良「···」

キュウべえ「どうする?」

吉良「こんな世界でも、この私が住む場所だ···」

吉良「知っているだろう、私は静かに暮らしたい···魔女だろうがなんだろうが、今以上私の居心地を悪くする事は許さない」

ーハコの魔女の結界ー

吉良「キュウべえ、工場長達が魔女に殺されるまで時間はあとどれくらいある」

キュウべえ「そうだね···タイムリミットは3分くらいかな」

吉良「3分か···十分すぎるな」

吉良「『キラークイーン』、第2の爆弾」

吉良「『シアーハートアタック』!」

シアハ「コッチヲ見テマホウショウジョニナッテヨオォォ~~ッ!」

吉良「···キュウべえ、」

キュウべえ「この姿は地球で『かわいい』と認識されるらしいからね、ドクロマークよりこっちのほうがいいだろうというちょっとしたサプライズだよ」

吉良「もういい!『キラークイーン』!このまま使い魔共を爆殺して先に進むッ!」


辞書登録しろよ

アップデートでvitaのブラウザ復活しました!
もうずっと書くことが出来ないかと···

>>337-343
ありがとうございました、
パソコンにはそんなに詳しくないもので···、
友人に頼んでみたら辞書(というより漢字検索機能?)みたいのが入ってたみたいです

吉良「キュウべえ、ここから魔女のいる場所まであとどれくらいだ」

キュウべえ「そうだね、ようやく半分といったところかな」

吉良「こいつ···どうやら結構な力を持っているようだな、」

「おい、そこの男···止まれ、」

吉良「ッ!?」バッ!!

承太郎「人を探しているんだ···そうだ、ちょうどてめえのような、この世界には居ないはずの面のな」

吉良「(キュウべえが消えた···それにこの風貌···こいつはまさかッ!)」

承太郎「『スタープラチナ』!」

吉良「ぐっ!?」

承太郎「スタンドが見えている···どうやらやはり犯人で間違いなさそうだな」

吉良「(スタープラチナ···キュウべえの情報では、すさまじいスピードを持つスタンドという事しかわかっていないが···)」

吉良「だがしかし、承太郎自身のデータはある、私の···キラークイーンの敵じゃあない」ピンッ

吉良はポケットの中の百円玉を承太郎に向けて弾いた

承太郎「ッ!」パシッ

吉良「なにか解らない物は、とっさに手にとって調べようとする···大当たりだ」

承太郎「ッ!?」ボンッ!!

吉良「さすがにこれだけでは死なないか···次で止めだ」

「『クレイジー・ダイヤモンド』!」

仗助「まったく、一人でズンズン先にすすまないでくださいよォ~ッ」

承太郎「仗助か···すまない」スウッ···

ほむら「···承太郎、この男が···」

吉良「(···!)」

ほむら「犯人で、間違い無いわね」ガチャッ

盾の中からアサルトライフルを取り出し、銃口を吉良に向ける

承太郎「無駄だ···スタンド使いであるこいつに銃弾は通じないッ!」

ほむら「やってみなきゃわからないでしょう」グッ···

ダダダダダダダダダダダダダダダ!!

吉良「(問題ない···全て弾ける!)」キンッ!

仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』!!銃弾を元の形に『戻す』!」

吉良「···がはッ!?」

『クレイジー・ダイヤモンド』が空の薬莢を殴ると、撃ち放たれ壁にめり込んでいた銃弾がブーメランの様に戻ってきた

ほむら「さすがに死角からの攻撃には、スタンド使いでも対応できないようね」

吉良「···ッ!!待ってくれ···私はただ、この魔女を倒しに来ただけなんだ···!急がなければ工場の皆が死んでしまうッ!」

ほむら「心配しなくていい、あなたを殺したあとで、魔女は私達が倒してあげるから」

仗助「なあ···ほむら、ちょっと待ってやってみないか?」

ほむら「はあ?今度からカロリーメイト抜きにするわよ」

仗助「だってよォ···こいつが魔女を倒そうとしてたのは本当みたいだし、何よりお前を人殺しにしたくない」

ほむら「···今度から全種類自由に食べていいわよ」

仗助「いやいらねーよッ!カロリーメイトはいらねえッ!!」

ほむら「でも、岸辺露伴さんを殺した犯人なにょ···なのよ、この男は」

仗助「···じゃあ拘束しておくってことで一つ」

マミ「暁美さん!···もう!勝手に進んでいかないでよ!」

億泰「お?なんだァそいつは」

杏子「···あ!こいつ···見つけたのか!···ゼエ、ゼエ···おいじじい!もう降りてくれ!」

ジョセフ「すまないのお」

ほむら「ちょうどいい所に来たわね、マミ」

ほむら「承太郎、魔女はまかせたわよ、どうやらあまりのんびりしている時間もないみたいだし」

承太郎「···わかった、ここはお前の考えを信じてみるとしよう」

マミ「暁美さん!どういうこと···?」

ほむら「数学で習ったでしょう、マイナスはマイナスをプラスにするのよ」

ほむら「ワルプルギスの夜の撃退に、この男の一撃必殺の力があれば···」

マミ「つまり、ワルプルギスの夜が来るまでこの人を拘束しておくって事···?」

ほむら「ええ、そうよ」

杏子「ふざけんなよ!こいつはロハンを殺したんだぞ!」

ほむら「心配しないで、今少しだけだけど戦ってわかった···この男には、救われる未来なんてない」

吉良「何···!?」

マミ「正直気乗りはしないけど···放っておくわけにもいかないしね、悪いけど大人しくしてもらいます」シュルシュル

吉良「···(くそっ、)」

グニャア···

仗助「おっ結界が···さすが承太郎ってとこッスかね、」

ほむら「ワルプルギスの夜が来るまであと一週関···その男の事は頼んだわよ、マミ」

マミ「オッケー、リボンは五つにわけて拘束してあるから、爆破しようとしても絶対逃げられないようにしてあるから安心して」

杏子「どうでもいいけど見つからねーうちにとっとと帰んないと変態にしか見えないよ、」

マミ「···佐倉さん、助けて」

杏子「はいはい、その代わりなんか飯食わせてくれよ」

>仗助「おっ結界が···さすが承太郎ってとこッスかね、」
呼び捨てとは…後でオラオラされるぞ

>>354
グボァ、脱字ですすみません

ー2日後、マミホームー

マミ「もう少しでご飯の用意ができますから···えっと、吉良さん」

億泰「マミィ~ッ、ちっと優しくしすぎなんでねーのォ?」

マミ「敵同士とはいえ、ワルプルギスの夜を倒す事に協力してもらう事になったんだもの、これぐらいは、ね」

吉良「···クソッ!」

吉良「(ワルプルギスの夜···そいつを倒すことが暁美ほむらの目的なのか···)」

吉良「(だとすれば、ワルプルギスの夜を倒せば私が元の世界に···杜王町に帰れる可能性も高い)」

吉良「(だが···)」

ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーさやホームー

康一「さやかちゃん、今日も恭介くんのお見舞いに?」

さやか「うん!今日は···約束の日だからね!」

康一「そうだ、今日バイオリンを聞かせてくれるんだったっけ」

さやか「えへへ、楽しみで顔の筋肉が···」

康一「(···承太郎さんが言うには、あと五日間で僕達はこの世界から杜王町に戻れるらしい···)」

康一「(でも、なにかをし忘れている気がするんだ、『このままじゃいけない』って思いが、僕の頭の隅っこで呻いている)」

康一「(何か、自分の大切な人に、また『取り返しがつかない』事が起こってしまうような···そんな気がする)」

ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーまどホームー

承太郎「まどか、俺はすこし出掛けてくるが···なにかおかしな事が起きたらすぐに連絡するんだぞ、」

まどか「あの···」

承太郎「ん?どうした?」

まどか「私も···ついてっていいですか?」

承太郎「···ダメだ」

まどか「どうして···?」

承太郎「まどか、この問題にお前だけは関わってはいけない」

承太郎「ほむら達が心配なのはわかる、お前の優しさは···十年前に知った」

まどか「え?」

承太郎「兎に角心配するな、言いたい事はそれだけだ」

ーーーーーーーーーー
ー上条恭介の家ー

さやか「恭介!」ガチャッ

恭介「あ、さやか、それに康一さんも···そうか、今日は約束の日だったね」

康一「···どうかしたのかい?」

恭介「いや···今になって考えてみたら、階段から落ちたショックで腕が元通りになったなんて信じられなくて···」

康一「(あ、テンションが落ち着いてきて思考が段々まともになってるんだ)」

さやか「でも現にちゃんと動くじゃん?」

恭介「そうなんだけど···なんか、あまりにもキレイに治ってるから、なんだか不気味で···」

さやか「って、そんなこといいから早くバイオリン聞かせてよー」

恭介「うん、そうだね、じゃあこっちの部屋にきてよ」







恭介「それじゃあ···うまく弾けるかどうかはわからないけど···」

恭介「···アヴェ・マリア、」

~♪

康一「(そういえばバイオリンの演奏を生で聞くのははじめてだ···でも)」

康一「(なんだか、すごく心地いい···)」

さやか「···」

康一「···?(さやかちゃん···泣いてる?)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

恭介「···ふう、」

康一「なんだ恭介君、ぜんぜん上手じゃないかッ!」

恭介「イメージトレーニングだけは欠かさないようにしてたからかな···」

恭介「でも、それも全部さやかのおかげだよ」

さやか「えっ!?」

恭介「さやかがいっつもCDを持ってお見舞いに来てくれるから、僕の演奏をもう一度聞きたいと思ってくれたから、僕も諦められなかった」

恭介「本当に、さやかは人を元気付ける天才だよ」

さやか「そ、そんなこと···」

恭介「二人がよければ、もう少し聞いていってほしいんだけど···どうかな?」

康一「うん、是非聞かせてよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーさやホームー

さやか「いやー、恭介の演奏よかったねー!」

康一「さやかちゃん、一つ聞いていいかな」

さやか「ん?なになに?」

康一「どうして恭介君の演奏中泣いていたの?」

さやか「···なんかさ、もうお見舞いにいけないんだなあ···って思っちゃって」

さやか「ずっと恭介の腕が早く治ればいいと思ってたはずなのに···気が付いたら、ずっと治ってほしくなかったって···思っちゃったの」

さやか「あたし、恭介に感謝されたくてお見舞いに行ってたのかな···」

康一「···さやかちゃんが悩む必要はないよ」

康一「現に恭介君は救われたんだ、さやかちゃんのお陰でもう一度演奏する勇気が出たんだ」

さやか「康一···」

康一「それに、これから恭介君にはいつだって会いにいけるじゃあないか、」

康一「これからずっと付き合っていって、それでもその気持ちが少しでもあったなら、その時また考えればいいと思う」

さやか「···康一ってたまに男らしい事言うなあ」

康一「あのね、忘れてるかもしれないけど、僕一応年上」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーマミホームー

マミ「はい、食事です」カチャッ

吉良「···」

マミ「はい、口を開けてください」

吉良「ふざけるなよ」

マミ「え?だって手も拘束してますから···」

吉良「私にもスタンドがある、勝手に食べるから何処かへ行ってくれ」

マミ「はい」スッ

マミ「(やっぱり暁美さんに話して、なんとかしてもらおうかしら···正直こわいわ)」

吉良「(やはりこいつらは知らない···シアーハートアタックが復活していることを)」

吉良「(今すぐ仕掛けるべきか···?それとも···)」

突然の安価要素

>>400

1、今すぐ二人を殺しにかかる

2、ワルプルギスの夜が来るまで静かに待つ


こうなったのも全部ワカメを出し忘れたせいなんです、
ストーリー分岐はしませんが、途中経過はかなり変わります

遠ッ!!
どういう失敗したらこうなるんだ370のつもりだったのに
じゃあもうここから下のレスで一番目のにします

キュウべえ「落ち着いて、吉良吉影」

吉良「キュウべえか···」

キュウべえ「今逃げ出したところで、他の魔法少女やスタンド使いに追われるのが関の山だ、居場所を特定するスタンド使いもいるようだしね、」

吉良「···どっちみち全員殺さなくては平穏な生活はありえない、目撃者は一人たりとも残しておけない」

吉良「ならば、今からでも敵を確実に減らしておくべきじゃないのか」

キュウべえ「君は強い、だがそれは奇襲強襲でこそ活きる能力だ」

キュウべえ「圧倒的不利な今の状況より、ワルプルギスの夜が来る直前で逃げ出したほうが懸命に思えるけどね、」

吉良「···本当に人を言いくるめるのが上手いやつだ、」

吉良「いいだろう、お前の作戦にのってやる、ただし出来る限りのサポートをしろよ···」

キュウべえ「四日後にまた来るよ、その時にはシアーハートアタックの外見も元に戻せると思う」

吉良「そうしてくれ、いまの外見のままじゃ出すことすらできない」

マミ「あら···?キュウべえ、どうしてここに?」

キュウべえ「犯人とやらの顔を少し見ておこうと思ってね、」

マミ「そう?」

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吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!
なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!!
自分の利益だけのために利用する事だ…
QBがなにも知らぬ『娘』を!!
てめーだけの都合でッ!
ゆるさねえッ! あんたは今 再び オレの心を『裏切った』ッ!

ほむら「今日はこんなところかしら···」

仗助「グリーフシードも大分集まってきたなァ、これなら全員に配っても一人四個は持てそうだ」

ほむら「これでグリーフシードの準備はOKね、あとはできる限り多くの火器を···」

ほむら「···いや、今のままで十分かしら、余計な時間停止は使ってられないし」

仗助「正直な話、承太郎さんがいて負けるビジョンが浮かばねえんだけど···そんなにつえーのか?ワルプルギスの夜ってやつは」

ほむら「そうね···単純な戦闘力でいえば、承太郎が30人はいないと勝てないんじゃないかしら」

仗助「え?」

ほむら「相手は超がつくほどの自然災害が具現化したようなもの、承太郎に限らず、身体は生身その物である貴方たちじゃ倒せないかもね」

「だけどアタシ達魔法少女とスタンド使いが手を組めば、倒せる望みはあるってわけかい?」

ほむら「···杏子、見ていたの」

杏子「まあね、実力を見ておきたくってさあ」ドッサリ

仗助「···なんでそんなに荷物もってんだ?」

ジョセフ「えっと···このタイヤキというの···」

おっちゃん「はい、いくつにしますか?」

ジョセフ「···」

おっちゃん「あの···あ、一つ300円ですね」

ジョセフ「よくわからないので、とりあえず全部くだされ」

杏子「なにしてんだじじいいいいいいいい!!」

ほむら「···結構苦労してるのね」

杏子「はあ···さっきからずっとこの調子でさあ···なんでか知らないけど、このジジイやたら金持ってて···」

ほむら「承太郎がこっちの世界ではまだ知られていない情報を売ったらしいから、そのお金でしょ、確か太陽エネルギーを増幅させる石の存在?だったかしら」

杏子「とにかく、この食べ物を減らすのに協力してほしいんだよ、同盟組んだんだしさあ」

ほむら「そうね···」

杏子「なあ頼むよ、アタシでもこんな量食いきるには丸2日はかかる、食い物を粗末にしたくないんだ!」

ほむら「わかったわ、ちょっとしたミーティングも兼ねてお茶会でも開きましょうか」

杏子「話がわかる奴でよかったぜ、」

ほむら「ついでに、私について色々と教えておかなくちゃならないしね(今回は人を信じさせるエキスパートがいるし)」

ほむら「···(なんだか余裕すぎて怖いわ、大丈夫かしら)」

ーマミホームー

ほむら「お邪魔するわ」ガチャッ

マミ「いらっしゃい、暁美さん、佐倉さん」

仗助「犯人の方は?」

マミ「大丈夫ですよ、あと、名前は吉良吉影さんみたいです」

ほむら「吉良吉影ねえ···名前に似合わないわね、」

ほむら「まるで昔の私みたいに···」

マミ「暁美さん?」

「お邪魔しまーす!」ガチャッ

マミ「えっ!?美樹さん!」

さやか「ほむらに呼ばれたから来たんですけど···もしかして時間間違えました?」

杏子「ん?こいつは···ああ、あんたの友達かい?」

ほむら「あれ?まだ紹介してなかったかしら···まあいいわ、」

康一「初めまして、僕は広瀬康一」

さやか「あたしは美樹さやか、さやかって呼んで」

杏子「佐倉杏子だ、食うかい?」つたい焼き×2

康一「あ、ありがとう」さやか「うわっ!すっごいたい焼きの量!これ全部食べていいの!?」

ほむら「勝手にして···さて、全員そろった事だし」

ほむら「話しましょうか、私が今までしてきた事とその目的について」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
マミ「暁美さんが···!」

杏子「時間遡行者···だと···!?」

億泰「···なんだァそりゃあ?」さやか「なにそれ?」

マミ「同じ時間を何度も繰り返しているって···本当なの?」

承太郎「全て事実だ···現にほむらは俺とじじいが十年前に一度この街に来ている事を知っていた」

仗助「どうして今まで話してくれなかったんだよッ···!」

ほむら「···信じて貰えたことは、今まで殆どなかったから」

康一「僕は···信じるよ、」

杏子「正直信用ならねーが、それならワルプルギスの事とかも全部説明がつくしな···」

吉良「···!?(暁美ほむらが···時間を繰り返している!?)」

吉良「(···これは、キュウべえと話す必要がありそうだな)」

ーーーーーーーーーーーーー
ーまどホームー

承太郎「今帰ったぜ、」ガチャッ···

まどか「あ···承太郎さん、おかえりなさい」

承太郎「···?何をしているんだ」

まどか「あのっ、少しでも承太郎さんの為になにかできないかな~···なんて思って」

まどかの手には、手作りとおぼしきお守りが握られていた

承太郎「これは···お守りなのか?」

まどか「私にはなにも話してくれないけど···悩んでる事だけはすごく分かるから、」

まどか「どんな事でもいいの!私、承太郎さんの力になりたい」

承太郎「そうか···じゃあまどか、頼みがある」

まどか「えっ?」

承太郎「調べて欲しい事があるんだ」

ーーーーーーーーーーーーー
ーさやホームー

さやか「···ほむらが···ねえ、」

康一「さやかちゃんは信じてないの?」

さやか「信じてるよ、魔法少女って存在自体は良くわかってないけど」

康一「(あ、やっぱり良くわかってないんだ)」

ーーーーーーーーーーーーー

ーマミホームー

吉良「キュウべえ!一体どういう事だ」

キュウべえ「まあ落ち着いてよ、こっちもやっと解析結果が出たんだから、暁美ほむら、時間操作の魔術の使い手だ」

吉良「時間操作···じゃあ、シアーハートアタックが消えたのも···」

キュウべえ「ああ、時間を停止して、何らかの魔法で封印したんだろうね」

キュウべえ「だが、この能力についてはもう心配要らないだろう?君のスタンドにはもう暁美ほむらの魔力を組み込んでいる」

吉良「···いや、状況は依然としてまずい、奴らの話ではもう数日でワルプルギスの夜が来て、私達は元の世界へ帰される···」

吉良「それだけはなんとしてでも阻止しなければならないッ!!」

キュウべえ「ということは···」

吉良「ああ···」

マミ「吉良さん?どうかしましたか?」

吉良「···決戦の始まりだッ!『シアーハートアタック』!!」

マミ「っ!?(これは···!他にも能力があったの!?)」

シアハ「コッチヲ見ロォ~~~ッ!!」

吉良「さらばだ、魔法少女、巴マミ···」

·······

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「!(まずはリボンであの能力の動きを···!)」シュルル

シアハ「邪魔ダァ~~ッ!!コッチヲ見ロォ~~~ッ!!」カッ!!

マミ「かはっ!?」ボンッ!!

マミ「(な···によ···これ···!?)」ドサッ

億泰「!?マミッ!」

吉良「チッ···邪魔者が現れたか」

マミ「億泰···さ···気を···付けて···」

吉良「いくら化け物の魔法少女といえども死にかけでは苦しいだろう、今、止めを刺してやるッ!!」

億泰「うおおおおォッ!!『ザ・ハンド』!!!」ガオンッ!

吉良「(虹村億泰···空間を削り取るスタンドか、)」

吉良「(ならば···)削れるものなら削ってみろッ!」ブンッ!!

吉良は瀕死のマミを『キラークイーン』で持ち上げ、そのまま億泰へと投げつけた

億泰「うおッ!?」ボスッ!

吉良「目撃者は一人たりとも···生かしてはおかないッ!!」

ボンッ!!!

億泰「グフッ···!」

吉良「!?馬鹿な···即死級のダメージを負うはず···」

キュウべえ「恐らくマミの回復魔法だね、キラークイーンの能力による破壊と同時に、虹村億泰の体を再生させたんだ」

吉良「死にかけているというのに、仲間を助ける方を優先するか···さすがは正義の味方とでも言ったところか」

キュウべえ「気を付けて、ソウルジェムが無事な限り、魔法少女は行動可能だよ」

億泰「てめえッ!なんでそっちにッ···!」

キュウべえ「そして、虹村億泰に対してシアーハートアタックは最悪の攻撃方法だ、早いところ停止させる事をお勧めするよ」

吉良「分かっているさ···」

マミ「億···泰···先輩···LESSON···2です···」

億泰「!マミ···!?」

マミ「億泰先輩の能力は···周囲全てが武器になります···視界を広···く···!」

吉良「お喋りはそこまでだ、今度こそ消えてもらおうッ!」

億泰「ーー!『ザ・ハンド!』」ガオンッ!

吉良「!」バリィンッ!!

ガラス窓が割れ、破片が勢い良く室内へ飛び込んで来る
が、当然そんな攻撃は『キラークイーン』に簡単に弾かれてしまう

吉良「止めておけ、所詮お前ができるのは、こんな悪あがきだけ···」

吉良「ぐッ!?」バシャアアッ!

ガラスの破片とは反対側から、ポットが吉良目掛けて飛び、中身をぶちまけた

億泰「油断したなァ···!どうだ?熱湯を全身で浴びた感想はよォッ···!」

吉良「ぐああッ!?(は、早く服を脱ぎ、体を冷やさなくてはッ!!)」

億泰「逃がさねェぜッ!オイッ!!」ガオンッ!!

吉良は台所へ向かおうとするも、億泰の能力で直ぐに引き戻されてしまう

億泰の勝利かと思われたその時、キュウべえが億泰の肩に飛び乗った

億泰「!?···キュウべ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーとあるホテルの一室ー

キュウべえ「···よかったね、あの時咄嗟に僕を爆弾にしておいて」

キュウべえ「火傷の方はどうだい?」

吉良「ああ···なんとか、」

キュウべえ「それはよかった、まだ戦えそうだね」

吉良「あと少し処置が遅れていたら大惨事になっていたところだ···」

吉良「巴マミの家には、なにも証拠を残していないな?」

キュウべえ「問題ないよ、後始末は全て任せてくれてもかまわない」

吉良「第一関門突破、と言ったところだな、だがまだまだ油断は出来ない···」

吉良「私が杜王町に帰るまでの推定時間はあと2日!この間に全員を殺してみせるッ!!」

巴マミ 死亡
虹村億恭 死亡

ワルプルギスの夜襲来まで、あと1日ーーー

ーまどホームー

知久「まどかー、なにしてるんだい?」

まどか「あ···ちょっとね、」ペラッ

知久「少年マンガ···?まどかが少年マンガを読むなんて知らなかったよ」

まどか「これは···えっと、承太郎さんに薦められて···ティヒッ」

知久「どうする?後で僕の一押しの漫画も教えてあげようか?」

まどか「うん、ありがとうパパ」ペラッ

知久「···あれ?」

まどか「どうかした?」

知久「なんだろう···なんだか、大事な思い出が無くなってるような気が···」

まどか「ティヒヒッ、もうパパったら、」

知久「···まあいいかな、楽しみにしておいて」

まどか「うんっ♪」ペラッ


知久「昔読んでた漫画は···この辺にあったかな」ゴソゴソ

知久「ん?なんだろうこの漫画は···いや、そもそも漫画なのかなこれは」

知久「表紙も絵もセリフも書かれてないな、コマ割はされてるけど···お絵かき帳か何かかな?」

知久「(これはまどかにあげよう、絵を描くのも好きだしきっと喜んでくれるはずだ)」

承太郎「知久、それは何だ?」

知久「ああ承太郎、帰ってきてたのかい?」

知久「それが、本棚を探ってたらさ···こんなものが出てきたんだ」

承太郎「···やはり、か」

知久「え?」

承太郎「いや何でもない、それより、それを貰ってもいいか?」

知久「まどかにあげるつもりだったんだけど···まあいいかな、はい」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「···」

仗助「ほむら、どうした?」

ほむら「承太郎から連絡···マミと億泰さんが、殺されたわ···」

仗助「なッ···!?おい···冗談だろ」

ほむら「本当よ、跡形も無く消滅していたらしいわ」

仗助「そんな···億泰がそんな簡単にやられる訳がねえッ!なんかの間違いだろッ!」

ほむら「窓ガラスが割れる音を聞いた隣人が疑問に思って部屋をのぞいてみたら、その時にはもう···」

ほむら「残念だけど、もうあの二人には···」

仗助「犯人は···吉良吉影だよな···」

ほむら「···そのようね、」

ほむら「ごめんなさい···私が、マミの家にあの男を置いていたのが間違いだった、あの男を···甘く見ていた」

仗助「ほむらは悪くねえ···!俺がもっとしっかりしてりゃあこんな事にはッ!」

杏子「バーカ、ここで後悔してどうすんのさ」

ほむら「!杏子···」

杏子「話はキュウべえから聞かせてもらったよ、復讐···したいんじゃねーの?」

仗助「それは···!」

杏子「···はあ、あんた、人殺しになるのが怖いんだろ」

仗助「!」

杏子「別におちょくってるわけじゃないさ、人を殺すのが嫌な人間なんているわけねーんだからさ、」

杏子「だけど、人間じゃないなら話は別だ」

杏子「その男はアタシに任せな、リベンジも兼ねてぶっ潰して来てやる!」

ジョセフ「え?ベンジンをかけてつるっつるにしてやる?」

杏子「うるさいよジジイ!黙って念写してくれ!」

>杏子「別におちょくってるわけじゃないさ、人を[ピーーー]のが嫌な人間なんているわけねーんだからさ、」
おい

ジョセフ「···わからんのう」

杏子「は?」

ジョセフ「一体どうなっているのか見当もつかん」

杏子「なんだこれ···真っ黒じゃねえか」

ほむら「恐らく、キュウべえによる妨害ね」

仗助「は?あいつは俺たちの味方じゃあ···!」

ほむら「最近のキュウべえを見ておかしいと思わないの?」

ほむら「それに、私達を裏切るメリットも充分にある」

杏子「なんだよ?そのメリットってのは」

ほむら「直接キュウべえに聞いてみたらどうかしら?」

杏子「···ふん!まあ勝手にやらせてもらうよ」

杏子「キュウべえが絡んでるとしたら、そいつの居場所もキュウべえから聞き出せる」

杏子「出来れば敵には回したくないけど···ね、」

ほむら「···そっちは任せたわ、頼りにしてるわよ、杏子」

杏子「この戦いが終わったら、何か飯驕ってくれよな。」

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