ネロ「パトラッシュ…僕はもう疲れたよ…」(9)

パトラッシュ「ネロ、少し寝てろ…」

パトラッシュ「ネロだけにな」パアン!

ネロ「」スヤァ

パトラッシュ「これで18人目、何時になったら本当のネロに会えるんだ…」

天使「パトラッシュ」

パト「なんだ?」

天使「お前は本当にネロがいると思っているのか?」

パト「当たり前だろ!ネロは!俺を大切に大切に育ててくれたんだ!」

天使「そうか…」

天使「ネロはな…居ないんだよ」

パト「ハァ?」

天使「お前の思ってるネロはもういないんだ、数年前に死んだんだ」

天使「いい加減認めろ、これ以上人殺しをされても困る」

パト「嫌だ」

パト「そんなの嘘だ!」

天使「んじゃ聞こう、お前は何でさっきのネロを殺せた?何で言葉を話せるんだ?」

パト「・・・・・・」

パト(そういえば、何でしゃべれるんだ?)

パト(いつからネロを見ていないんだ?)

パトラッシュは思い出した。
あの教会を
あの時のネロを
そしてネロが言っていたことを
「パトラッシュ…僕はもう疲れたよ…」

パトラッシュは気付いた
自分が
何故喋れるのか
それは


「自分がもう死んでいる」から

パト「…ハハッ」

天使「どうした?」

パト「ランランラーンランランラーンズィンゲルズィンゲルグレイヌスブリーダス…」

天使「ハァ…」

天使「パトラッシュ、俺はお前を見捨てるぜ」

天使がそう言った時、パトラッシュは目覚めた。
目の前にはあのネロが見える
ネロはこう言った





「パトラッシュ…僕はもう疲れたよ…」

終わり

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