憧「私は猫になりたい…」竜華・和・美穂子「は?」(129)

新子家

憧「とゆーわけなのよ」

竜華「意味がわからん…。偏差値70から、40に落ちたんか」

和「わかりました。受け攻めの話ですね」

美穂子「確か…、ネコが受けなんですよね?私はネコですかね」

ガラガラ~

望「ごめんね、アイスティーしか今なくて」

和「いえ、お構いなく」

竜華「うちらは、自分で言うのも何やけどタチちゃうか?」

美穂子「たまには攻められたいですね…」

和「はぁ…、私も自分自身は受けの方が似合ってると思います…」

憧「違う違う。その話じゃない、猫よ猫」

竜華「コスプレか?ドンキで猫耳買って来たるから、それで我慢しぃ」

美穂子「それでは今日の議題は…」

和「初デートはどこがいいか、みんなで考えましょう」

憧「まぁ、待ちなさい。聞きなさいよ、私の話」

竜華「じゃあ、話てみーや」


憧「あれは先週の事だった…」


憧『うぅ~寒い寒い…』ブルブル

穏乃『こたつ、暖まってるから入りなよ。でも、イタズラしないでね』

憧(ちぇ…、シズの足、ツンツンしたかったのにー)

宥『こたつはいいよね。リリンが生み出した文化の極みだね』ポカポカ

憧『うっひゃー、生き返るぅぅぅ』

灼『玄は、掃除当番やってるからまだ来ないよ』

憧『なるほどなるほど』

穏乃『ミカン剥けたよー』

憧『あ~~~~~~ん』

穏乃『憧は、私の指まで食べるからヤダ。自分で食べて』ポイッ

憧『ちぇっ…』

宥『あ、あ~ん』

憧『高3になって、何やってんの?恥ずかしくない?』

宥『・・・』

猫『にゃーにゃー』


穏乃『おっ猫だー』

宥『カワイイねー。部室に入りこんでたんだね』

灼『触りたい…』

憧『よーし、こうしましょう。猫を呼んで、最初に向かって来た人の勝ち。勝者はシズを10分間好きに出来る』

灼『得するの憧だけじゃん…』

穏乃『私が勝ったら、ラーメン奢ってね』

憧『それくらいお安い御用』

宥『じゃあ、開始だね。猫ちゃん~こっちおいで~』


穏乃以外の猛アピールが始まる

灼『穏乃は、呼びかけないの?』

穏乃『必要ないですから…』

猫『にゃおー』テクテク

猫『にゃおーーーん』スリスリ

穏乃『おーよしよし、カワイイヤツめ』ナデナデ


灼『あれー、一直線で穏乃の所に向かった』

宥『穏乃ちゃん、何もしてないのに』

憧『ふふーん、当然の結果よ。シズ居る所に、動物集まる。シズは全ての動物+私に愛されてるのよ』

灼『へぇー、そうなんだ。じゃあ、憧は勝負の結果わかってたの?』

憧『当然』

憧『じゃあ、シズ。明日は天理駅に集合ね』

穏乃『うん、わかった。ラーメン奢れよー』

憧『お任せあれ!』

穏乃『あっ…、玄さんとか誘って…』

憧『えぇー、私に玄の分まで奢らせる気?今月、キツイわー、金欠だわー』チラッチラッ

穏乃『あぁ、そうだね。奢るの憧だし、悪いよね。玄さんはまた今度にしよう』

憧『だよねー。いやー、参った参った』

灼『相変わらず、小細工好きだな…』

宥『そうだね…』

憧『あはははは、いやー参った参った。シズと二人っきりかー』



猫『にゃ!』ゴソゴソ

穏乃『わわっ、どこ入ってんだよ!?』

灼『猫ちゃんが、穏乃のジャージのブラックボックス部分に入ってる…』

穏乃『わーわー、変な所舐めるなよ///』


その時、新子憧に電流走る

憧『なるほど…その手があったか!』

憧「以上よ」

竜華「ふぅーむ、流石は偏差値70や」

和「なかなか冴えてますね」

美穂子「ね、猫ちゃんだったら、上埜さんの家の屋根裏に住んでもいいわよね///」



竜華「では今月の作戦は決まった」

和「えぇ、猫になって好きな人に思う存分、可愛がって貰いたい」

美穂子「隙あらば、一緒にお風呂に」

憧「寝室にも忍び込むわよ」

鹿児島


竜華「とゆーわけや。力を貸して下さい」

和「お願いします」

憧「どうか宜しくお願いします…」

美穂子「やらねばならない事があるのです…」



小蒔「えっと…、どうしましょう…霞ちゃん」

霞「ちなみに断ったら?」

竜華「ストレス発散も兼ねて、全力で運動してから帰ります」

美穂子「本気で」カイガン

霞「・・・」

霞「はぁ~、選択肢ないじゃない…」

竜華「麻雀するだけやないか!」

憧「そうだそうだ!」

小蒔「むむむ、全力以上で頑張ら…」

美穂子「寝て下さい」ゴキィ



小蒔「…」

霞「人を猫に変えれる能力を持った猫神様ね…。まぁ、多分居るとは思うけど…」

アコチャーはグレーゾーンです

http://i.imgur.com/xNyni.jpg

そしてかなり時間が経って…

竜華「あー、もう!はよ出て来いや」ポカッ

小蒔「・・・」

霞「も…もう限界…」パタン

和「まだまだ行きますよ!」





憧「やっば…、徹夜麻雀して三日目とか…」

竜華「あーーー、もう!嫁に行けない体にすんぞ、ごらぁぁぁぁぁぁ」ユサユサ

小蒔「・・・にゃんだと?」

>>48
破壊力が凄まじい

憧「おっ」

竜華「ようやくお出ましか」

小蒔「全く、お前達、小蒔様の体を何だと思ってるんだにゃ」

美穂子「早く私達を猫に変えて下さい。上埜さんに三日も会って無くて、正直死にそうです」

小蒔「わかったわかった。猫に変えてやるから、二度と鹿児島にはこにゃいでくれ」

和「前向きに善処させて頂きます」

竜華(イエスとは言わない所が流石、和やで)

小蒔「にゃにゃーーーにゃんとワンダフル!」


ポポポーン

憧「にゃ!?」

竜華「にゃーにゃー(歓喜)」

和「にゃにゃ(満足)」

美穂子「にゃえのさん(愉悦)」



竜華(さぁ、新しい人生の始まりや!)

憧(人じゃなくて、猫生だけどね)

清澄


咲「最近、和ちゃんどこ行ったのかなー。優希ちゃんと京ちゃんはいい感じだから、一緒にお昼ご飯とか食べ辛いんだよなー」

咲「とゆーわけで、最近、私は中庭でこっそり一人でご飯を食べてます」

咲「今日も、一人で…」



猫『にゃお~~~~~ん』


咲「あれ?猫ちゃん?昨日まで居なかったのに…」

咲「なんか珍しい色した猫だなぁ…。桃色?外国の猫かな?」

和(あぁ…久しぶりの咲さんです!今の私は猫、迷わず行けよ行けばわかるさ!)


和「にゃーおん」ゴロゴロ

咲「わわっ、私の太ももそんなに好きなの?」

和「にゃ」コクコク

咲「まぁ…、私なんかの膝枕で良かったら…。好きなだけどうぞ」

和「にゃーーーーー!(歓喜)」

密林の奥深くにある秘境への探索

部室

久「最近、美穂子見ないわねー。おかげで、好き勝手出来るわー。ラブ照のスタンプカードもいっぱい貯まっちゃった」

久「でも、金欠なのよー。困った困った。」


猫『にゃー』



久「あら?猫だわ。金色にオッドアイ。これ…かなりの高級猫っぽい」

美穂子(上埜さん上埜さん上埜さん…今すぐ飛び込みたい)

久「ふ~む…。首輪もつけてないようね…。捨て猫かしら?」

美穂子「にゃん」コクコク

久「へぇー頭も良さそうね。あっ、いい事思いついた」ピポパ

久「もしもし~私だけど~」





一時間後

衣「何なのだ、話って」

蒲原「ワハハー、タクシー代わりにされてしまったぞー」

久「天江さん、猫飼ってみない?この猫、50万円もする猫なんだけど」

美穂子「にゃ!?」

衣「ほぅ…、美しい猫だな。さぞ、高貴なる猫なのだろう」

蒲原「ワハハー、オッドアイがキレイだな。福路さんみたいだ」

久「で、この猫を…」

衣「今、手持ちがこれしかない」パサッ

久(ひゃ~~~~~、諭吉諭吉!?)

いや、そこまで畜生度は高く無いはず
動機が不純過ぎるが

久「毎度ありがとうございましたー」

衣「うむ。衣が責任を持って育てよう」

蒲原「名前はそうだなー。涼子にしたらいいんじゃないか?」

衣「いや、つかさだ!」

美穂子「にゃ!?(上埜美穂子です!)」フルフル





久「臨時収入だわー。諭吉が10枚とか…。くぅ~、あの猫は天使の使いね」ピポパ

久「あっ、一。今日会いたいんだけど、えっ?またイヤラシイ事する気だろって?」

久「しないしない(棒)お茶するだけだから(棒)お・ご・る・わ・よ」

これは畜生の顔ですわ

千里山

竜華(なんか怜が倒れて、病院に居てるみたいやわ)

竜華(しまった。うちがおらん事で、心労が溜まったんやな。すまん、怜)



竜華「」トテトテ


竜華(いつもの病院とちゃうな。喋られへんから、怜が入院してる病院の情報集めるの大変やったで)

竜華(さて、行こかー)

りゅーか猫イケメンそう

竜華(ふむ、園城寺ってネームプレイトがある。ここか)

竜華(扉は開けられへんから、開くまで待ってよ)





ギィィ

竜華(開いた!)

憩「あれー、猫ちゃん?黒猫!?うわー、不吉やわ…」

竜華(うっさい、アホボケカス、はよ退け!)

憩「申し訳ないけど、黒猫はNG」

竜華「ふにぁ!?」




ポイッ

憩「悪く思わんといてなー」

竜華「・・・」



竜華(あのドクサレ偽ナースーーーーーー!)

まあ病院に黒猫はいかんわな

竜華(諦めたら終わりや!気持ちをリセットするで!)



セーラ「おっ、猫ちゃんやー。俺と遊ぼうやー」

竜華「にゃ(急ぎ足)」フルフル

セーラ「おおっ、うれしそうやな。そんなに俺が好きか!」

竜華「にゃ~~~~~!?」ズルズル




泉「あっ、黒猫や」

竜華「にゃるるるるる!(脅し)」

泉「なんやコイツ…。えらい愛想悪い猫やで!」

泉「かかって来いや!」クイクイ

              ___
               /     \
             / ─    ─ \
            /  (●)  (●) \
              |     (__人__)     |       「かかって来いや!」クイクイ
           ,.゙-‐- 、  `⌒´   ,/
        ┌、. /     ヽ ー‐  <.
         ヽ.X、- 、   ,ノi      ハ
      ⊂>'">┐ヽノ〃     / ヘ

       入 ´// ノ        } ,..,.._',.-ァ
      /   `ー''"´      ,'  c〈〈〈っ<
     /          __,,..ノ ,ノヽー'"ノ
      {          ´    /  ``¨´
    /´¨`'''‐、._        ,'\

     ∨´     `ヽ、     ノ   ゙ヽ
      ∨      ヽ _,,..-'"    `ヽ
     ∨       〈-=、.__       }
      ヽ、     }   ``7‐-.  /
          ヽ     リ    /′  ノ
          /′  , {     /   /
        {     !   ,ノ  ,/′
          !    /  /   `‐-、
        !   ,/   ゙ー''' ー---'
          ',  /
        {   }
           ゙Y `ヽ、
            ゙ー--‐'

竜華(あのアホ…、うちを見たら追いかけ回して来やがって…)

竜華(人間に戻ったら、お仕置きや!肉体的に、そして麻雀的に)



竜華(やっと着いた…。怜の病室…。思う存分、甘えるんや…。怜の顔をペロペロ舐めるんや…)



デデーン

浩子「…」ジーーーーー

竜華「に、にゃに?」タジタジ

浩子「猫を病室に入れるわけあらへんやろーーー!ここは通さんで!」

竜華「にゃーーーー!?」ヘナヘナ



竜華は、結局一度も怜に会えなかったとさ

今回のオチ担当はピンクか

阿知賀


穏乃「お前、最近ずっと私の後ろに着いてくるよな」

憧「にゃー(歓喜)」

憧(どこまでも着いて行きますともー)



穏乃「よっし、今日は久々に山に入るか!」

穏乃「猫ちゃん、今日一日私に着いて来れたら、私がお前を飼うし、ついでに名前考えてあげるよ」

憧「にゃにゃ!」

憧(来たか!負けてらんないのよ!あんた達(竜華達)に!)

キンクリして穏乃、山を下山


穏乃「ふぅ~いい汗かいたな~。あれ?猫ちゃん、どこ行った?」キョロキョロ

穏乃「はぐれちゃったかー。アイルーみたいな優秀な猫、私も欲しいなー。帰ろーっと」

穏乃「名前はアコスって決めてたんだけどな。残念残念」



憧「にゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!(雄叫び)」



キツネ用のトラップにひっかかって、身動きが取れなくなっていた

憧達が猫になって一週間経っていた。


咲「おーい、猫ちゃん、猫ちゃん。どこー」

和「にゃ~」

和(待ってました!)



咲「やっとお父さんの許可が降りて、家で飼えそうだよー。これからはずっと一緒に居られるよ」ナデナデ

和「にゃ…にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(光悦)」

和(我が人生に一片の悔い無しです!)

照「私……猫アレルギーなの」

照「私とその猫どっちが大切?」

咲「名前は、何にしようかなー。ずっとピンクちゃんだと可哀想だよね」

和「にゃにゃ」ウンウン

和(なんでもいいですよ。咲さんがつける名前なら…。それが私の本当の名前です)

咲「ノノカなんてどうかな///」

和「にゃお~~~~~~~(満足)」

和(流石咲さん…。100点満点です…。やはり私と貴方は、人間と猫でも心と心が繋がっていますね…)

ユラッ…

黒猫「にゃにゃー(ガン飛ばし)」

オッドアイ猫「にゃ(威圧)」

茶色猫「にゃおおおおおおおおお!(暴走)」



咲「わっ、猫ちゃんが三匹も。ノノカのお友達?」ニコッ

和「にゃ…にゃ…(恐怖)」カタカタ

和(咲さん、今すぐ逃げて下さい!)


咲「こっちおいで~」

茶色猫「「しゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ブシュ

咲「きゃ!?ごめんね…。驚かせちゃったみたいだね」ドクドク



和(な、なんて事でしょう…。咲さんの手から血が…。咲さんが麻雀する時に使う大切な手が…)

和(憧!貴方は絶対に許さない!)

和「にゃ…にゃ!にゃ!(憤怒)」

和(キレてしまいました…。部室に来なさい。まとめて、カラスの餌にしてあげます)


竜華「にゃ~う?」

竜華(三対一やで?カラスの餌になるのは、あんたの方ちゃうか?)

美穂子「にゃにゃ」

美穂子(ですね。命だけは助けてあげようと思ったのに)

和「にゃにゃにゃにゃ!!!!!!」ガブッ

和(貴方達の血は何色ですかーーーーー)


憧「にゃーーーー!」ブシュ

憧(赤色に決まってるじゃん!バーカバーカ)

竜華(囲め、囲め、フクロにするんや!)

美穂子(行動予想開始…、原村さんが弱った所を狙います…)



ガラガラ

京太郎「あーくそ、ついてねー。一人で部室の掃除かよー」

永水女子


霞「もうそろそろかしらねー」

初美「何がですか?」

霞「いや、猫神様の呪いよ。確か、前は初美ちゃんがかかってたような」

初美「一週間経ったら、人間に戻りましたねー。猫は楽ですよー」

霞「ふふふ、そうね。私も機会があったら、猫になってこたつの中で、ぬくぬく過ごしたいわね」

初美「姫様と麻雀してたら、いつかまた降りて来ますよー」

京太郎「お前ら、辞めろ!猫同士が喧嘩するんじゃない!縄張り争いでもしてんのか?」

和「にゃにゃ!」

和(どきなさい!須賀君!貴方には関係ない!神域を犯されたのですよ、私は!)

竜華「にゃうぅぅぅぅ!」

竜華(人間の力には流石に敵わへん…。人間に戻れたら、こんなヤツ!)



ボン!

ぽよよ~~~ん

京太郎「えっ…、お、おおおおお、おもちが8つ…」


須賀京太郎は言った。その時に見た絶景は、二度と忘れる事はないだろうと。
のちに彼のオ○ニーライフ40年の歴史で、一番使われた思い出となる。

咲「えぇ~~~~~、京ちゃんが全治三か月ですか!?」

久「そうなのよ。まるで車に跳ねられたみたいな大怪我らしいのだけど…」

優希「ひぇ~~~、何があったんだじぇ…」

まこ「おっそろしいのぉ…」

和「ふん」




終わる

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