新子家
憧「とゆーわけなのよ」
竜華「意味がわからん…。偏差値70から、40に落ちたんか」
和「わかりました。受け攻めの話ですね」
美穂子「確か…、ネコが受けなんですよね?私はネコですかね」
ガラガラ~
望「ごめんね、アイスティーしか今なくて」
和「いえ、お構いなく」
竜華「うちらは、自分で言うのも何やけどタチちゃうか?」
美穂子「たまには攻められたいですね…」
和「はぁ…、私も自分自身は受けの方が似合ってると思います…」
憧「違う違う。その話じゃない、猫よ猫」
竜華「コスプレか?ドンキで猫耳買って来たるから、それで我慢しぃ」
美穂子「それでは今日の議題は…」
和「初デートはどこがいいか、みんなで考えましょう」
憧「まぁ、待ちなさい。聞きなさいよ、私の話」
竜華「じゃあ、話てみーや」
憧「あれは先週の事だった…」
憧『うぅ~寒い寒い…』ブルブル
穏乃『こたつ、暖まってるから入りなよ。でも、イタズラしないでね』
憧(ちぇ…、シズの足、ツンツンしたかったのにー)
宥『こたつはいいよね。リリンが生み出した文化の極みだね』ポカポカ
憧『うっひゃー、生き返るぅぅぅ』
灼『玄は、掃除当番やってるからまだ来ないよ』
憧『なるほどなるほど』
穏乃『ミカン剥けたよー』
憧『あ~~~~~~ん』
穏乃『憧は、私の指まで食べるからヤダ。自分で食べて』ポイッ
憧『ちぇっ…』
宥『あ、あ~ん』
憧『高3になって、何やってんの?恥ずかしくない?』
宥『・・・』
猫『にゃーにゃー』
穏乃『おっ猫だー』
宥『カワイイねー。部室に入りこんでたんだね』
灼『触りたい…』
憧『よーし、こうしましょう。猫を呼んで、最初に向かって来た人の勝ち。勝者はシズを10分間好きに出来る』
灼『得するの憧だけじゃん…』
穏乃『私が勝ったら、ラーメン奢ってね』
憧『それくらいお安い御用』
宥『じゃあ、開始だね。猫ちゃん~こっちおいで~』
穏乃以外の猛アピールが始まる
灼『穏乃は、呼びかけないの?』
穏乃『必要ないですから…』
猫『にゃおー』テクテク
猫『にゃおーーーん』スリスリ
穏乃『おーよしよし、カワイイヤツめ』ナデナデ
灼『あれー、一直線で穏乃の所に向かった』
宥『穏乃ちゃん、何もしてないのに』
憧『ふふーん、当然の結果よ。シズ居る所に、動物集まる。シズは全ての動物+私に愛されてるのよ』
灼『へぇー、そうなんだ。じゃあ、憧は勝負の結果わかってたの?』
憧『当然』
憧『じゃあ、シズ。明日は天理駅に集合ね』
穏乃『うん、わかった。ラーメン奢れよー』
憧『お任せあれ!』
穏乃『あっ…、玄さんとか誘って…』
憧『えぇー、私に玄の分まで奢らせる気?今月、キツイわー、金欠だわー』チラッチラッ
穏乃『あぁ、そうだね。奢るの憧だし、悪いよね。玄さんはまた今度にしよう』
憧『だよねー。いやー、参った参った』
灼『相変わらず、小細工好きだな…』
宥『そうだね…』
憧『あはははは、いやー参った参った。シズと二人っきりかー』
猫『にゃ!』ゴソゴソ
穏乃『わわっ、どこ入ってんだよ!?』
灼『猫ちゃんが、穏乃のジャージのブラックボックス部分に入ってる…』
穏乃『わーわー、変な所舐めるなよ///』
その時、新子憧に電流走る
憧『なるほど…その手があったか!』
憧「以上よ」
竜華「ふぅーむ、流石は偏差値70や」
和「なかなか冴えてますね」
美穂子「ね、猫ちゃんだったら、上埜さんの家の屋根裏に住んでもいいわよね///」
竜華「では今月の作戦は決まった」
和「えぇ、猫になって好きな人に思う存分、可愛がって貰いたい」
美穂子「隙あらば、一緒にお風呂に」
憧「寝室にも忍び込むわよ」
鹿児島
竜華「とゆーわけや。力を貸して下さい」
和「お願いします」
憧「どうか宜しくお願いします…」
美穂子「やらねばならない事があるのです…」
小蒔「えっと…、どうしましょう…霞ちゃん」
霞「ちなみに断ったら?」
竜華「ストレス発散も兼ねて、全力で運動してから帰ります」
美穂子「本気で」カイガン
霞「・・・」
霞「はぁ~、選択肢ないじゃない…」
竜華「麻雀するだけやないか!」
憧「そうだそうだ!」
小蒔「むむむ、全力以上で頑張ら…」
美穂子「寝て下さい」ゴキィ
小蒔「…」
霞「人を猫に変えれる能力を持った猫神様ね…。まぁ、多分居るとは思うけど…」
アコチャーはグレーゾーンです
そしてかなり時間が経って…
竜華「あー、もう!はよ出て来いや」ポカッ
小蒔「・・・」
霞「も…もう限界…」パタン
和「まだまだ行きますよ!」
・
・
・
憧「やっば…、徹夜麻雀して三日目とか…」
竜華「あーーー、もう!嫁に行けない体にすんぞ、ごらぁぁぁぁぁぁ」ユサユサ
小蒔「・・・にゃんだと?」
>>48
破壊力が凄まじい
憧「おっ」
竜華「ようやくお出ましか」
小蒔「全く、お前達、小蒔様の体を何だと思ってるんだにゃ」
美穂子「早く私達を猫に変えて下さい。上埜さんに三日も会って無くて、正直死にそうです」
小蒔「わかったわかった。猫に変えてやるから、二度と鹿児島にはこにゃいでくれ」
和「前向きに善処させて頂きます」
竜華(イエスとは言わない所が流石、和やで)
小蒔「にゃにゃーーーにゃんとワンダフル!」
ポポポーン
憧「にゃ!?」
竜華「にゃーにゃー(歓喜)」
和「にゃにゃ(満足)」
美穂子「にゃえのさん(愉悦)」
竜華(さぁ、新しい人生の始まりや!)
憧(人じゃなくて、猫生だけどね)
清澄
咲「最近、和ちゃんどこ行ったのかなー。優希ちゃんと京ちゃんはいい感じだから、一緒にお昼ご飯とか食べ辛いんだよなー」
咲「とゆーわけで、最近、私は中庭でこっそり一人でご飯を食べてます」
咲「今日も、一人で…」
猫『にゃお~~~~~ん』
咲「あれ?猫ちゃん?昨日まで居なかったのに…」
咲「なんか珍しい色した猫だなぁ…。桃色?外国の猫かな?」
和(あぁ…久しぶりの咲さんです!今の私は猫、迷わず行けよ行けばわかるさ!)
和「にゃーおん」ゴロゴロ
咲「わわっ、私の太ももそんなに好きなの?」
和「にゃ」コクコク
咲「まぁ…、私なんかの膝枕で良かったら…。好きなだけどうぞ」
和「にゃーーーーー!(歓喜)」
密林の奥深くにある秘境への探索
部室
久「最近、美穂子見ないわねー。おかげで、好き勝手出来るわー。ラブ照のスタンプカードもいっぱい貯まっちゃった」
久「でも、金欠なのよー。困った困った。」
猫『にゃー』
久「あら?猫だわ。金色にオッドアイ。これ…かなりの高級猫っぽい」
美穂子(上埜さん上埜さん上埜さん…今すぐ飛び込みたい)
久「ふ~む…。首輪もつけてないようね…。捨て猫かしら?」
美穂子「にゃん」コクコク
久「へぇー頭も良さそうね。あっ、いい事思いついた」ピポパ
久「もしもし~私だけど~」
・
・
・
一時間後
衣「何なのだ、話って」
蒲原「ワハハー、タクシー代わりにされてしまったぞー」
久「天江さん、猫飼ってみない?この猫、50万円もする猫なんだけど」
美穂子「にゃ!?」
衣「ほぅ…、美しい猫だな。さぞ、高貴なる猫なのだろう」
蒲原「ワハハー、オッドアイがキレイだな。福路さんみたいだ」
久「で、この猫を…」
衣「今、手持ちがこれしかない」パサッ
久(ひゃ~~~~~、諭吉諭吉!?)
いや、そこまで畜生度は高く無いはず
動機が不純過ぎるが
久「毎度ありがとうございましたー」
衣「うむ。衣が責任を持って育てよう」
蒲原「名前はそうだなー。涼子にしたらいいんじゃないか?」
衣「いや、つかさだ!」
美穂子「にゃ!?(上埜美穂子です!)」フルフル
・
・
・
久「臨時収入だわー。諭吉が10枚とか…。くぅ~、あの猫は天使の使いね」ピポパ
久「あっ、一。今日会いたいんだけど、えっ?またイヤラシイ事する気だろって?」
久「しないしない(棒)お茶するだけだから(棒)お・ご・る・わ・よ」
これは畜生の顔ですわ
千里山
竜華(なんか怜が倒れて、病院に居てるみたいやわ)
竜華(しまった。うちがおらん事で、心労が溜まったんやな。すまん、怜)
竜華「」トテトテ
竜華(いつもの病院とちゃうな。喋られへんから、怜が入院してる病院の情報集めるの大変やったで)
竜華(さて、行こかー)
りゅーか猫イケメンそう
竜華(ふむ、園城寺ってネームプレイトがある。ここか)
竜華(扉は開けられへんから、開くまで待ってよ)
・
・
・
ギィィ
竜華(開いた!)
憩「あれー、猫ちゃん?黒猫!?うわー、不吉やわ…」
竜華(うっさい、アホボケカス、はよ退け!)
憩「申し訳ないけど、黒猫はNG」
竜華「ふにぁ!?」
ポイッ
憩「悪く思わんといてなー」
竜華「・・・」
竜華(あのドクサレ偽ナースーーーーーー!)
まあ病院に黒猫はいかんわな
竜華(諦めたら終わりや!気持ちをリセットするで!)
セーラ「おっ、猫ちゃんやー。俺と遊ぼうやー」
竜華「にゃ(急ぎ足)」フルフル
セーラ「おおっ、うれしそうやな。そんなに俺が好きか!」
竜華「にゃ~~~~~!?」ズルズル
泉「あっ、黒猫や」
竜華「にゃるるるるる!(脅し)」
泉「なんやコイツ…。えらい愛想悪い猫やで!」
泉「かかって来いや!」クイクイ
___
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | 「かかって来いや!」クイクイ
,.゙-‐- 、 `⌒´ ,/
┌、. / ヽ ー‐ <.
ヽ.X、- 、 ,ノi ハ
⊂>'">┐ヽノ〃 / ヘ
入 ´// ノ } ,..,.._',.-ァ
/ `ー''"´ ,' c〈〈〈っ<
/ __,,..ノ ,ノヽー'"ノ
{ ´ / ``¨´
/´¨`'''‐、._ ,'\
∨´ `ヽ、 ノ ゙ヽ
∨ ヽ _,,..-'" `ヽ
∨ 〈-=、.__ }
ヽ、 } ``7‐-. /
ヽ リ /′ ノ
/′ , { / /
{ ! ,ノ ,/′
! / / `‐-、
! ,/ ゙ー''' ー---'
', /
{ }
゙Y `ヽ、
゙ー--‐'
竜華(あのアホ…、うちを見たら追いかけ回して来やがって…)
竜華(人間に戻ったら、お仕置きや!肉体的に、そして麻雀的に)
竜華(やっと着いた…。怜の病室…。思う存分、甘えるんや…。怜の顔をペロペロ舐めるんや…)
デデーン
浩子「…」ジーーーーー
竜華「に、にゃに?」タジタジ
浩子「猫を病室に入れるわけあらへんやろーーー!ここは通さんで!」
竜華「にゃーーーー!?」ヘナヘナ
竜華は、結局一度も怜に会えなかったとさ
今回のオチ担当はピンクか
阿知賀
穏乃「お前、最近ずっと私の後ろに着いてくるよな」
憧「にゃー(歓喜)」
憧(どこまでも着いて行きますともー)
穏乃「よっし、今日は久々に山に入るか!」
穏乃「猫ちゃん、今日一日私に着いて来れたら、私がお前を飼うし、ついでに名前考えてあげるよ」
憧「にゃにゃ!」
憧(来たか!負けてらんないのよ!あんた達(竜華達)に!)
キンクリして穏乃、山を下山
穏乃「ふぅ~いい汗かいたな~。あれ?猫ちゃん、どこ行った?」キョロキョロ
穏乃「はぐれちゃったかー。アイルーみたいな優秀な猫、私も欲しいなー。帰ろーっと」
穏乃「名前はアコスって決めてたんだけどな。残念残念」
憧「にゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!(雄叫び)」
キツネ用のトラップにひっかかって、身動きが取れなくなっていた
憧達が猫になって一週間経っていた。
咲「おーい、猫ちゃん、猫ちゃん。どこー」
和「にゃ~」
和(待ってました!)
咲「やっとお父さんの許可が降りて、家で飼えそうだよー。これからはずっと一緒に居られるよ」ナデナデ
和「にゃ…にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(光悦)」
和(我が人生に一片の悔い無しです!)
照「私……猫アレルギーなの」
照「私とその猫どっちが大切?」
咲「名前は、何にしようかなー。ずっとピンクちゃんだと可哀想だよね」
和「にゃにゃ」ウンウン
和(なんでもいいですよ。咲さんがつける名前なら…。それが私の本当の名前です)
咲「ノノカなんてどうかな///」
和「にゃお~~~~~~~(満足)」
和(流石咲さん…。100点満点です…。やはり私と貴方は、人間と猫でも心と心が繋がっていますね…)
ユラッ…
黒猫「にゃにゃー(ガン飛ばし)」
オッドアイ猫「にゃ(威圧)」
茶色猫「にゃおおおおおおおおお!(暴走)」
咲「わっ、猫ちゃんが三匹も。ノノカのお友達?」ニコッ
和「にゃ…にゃ…(恐怖)」カタカタ
和(咲さん、今すぐ逃げて下さい!)
咲「こっちおいで~」
茶色猫「「しゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ブシュ
咲「きゃ!?ごめんね…。驚かせちゃったみたいだね」ドクドク
和(な、なんて事でしょう…。咲さんの手から血が…。咲さんが麻雀する時に使う大切な手が…)
和(憧!貴方は絶対に許さない!)
和「にゃ…にゃ!にゃ!(憤怒)」
和(キレてしまいました…。部室に来なさい。まとめて、カラスの餌にしてあげます)
竜華「にゃ~う?」
竜華(三対一やで?カラスの餌になるのは、あんたの方ちゃうか?)
美穂子「にゃにゃ」
美穂子(ですね。命だけは助けてあげようと思ったのに)
和「にゃにゃにゃにゃ!!!!!!」ガブッ
和(貴方達の血は何色ですかーーーーー)
憧「にゃーーーー!」ブシュ
憧(赤色に決まってるじゃん!バーカバーカ)
竜華(囲め、囲め、フクロにするんや!)
美穂子(行動予想開始…、原村さんが弱った所を狙います…)
ガラガラ
京太郎「あーくそ、ついてねー。一人で部室の掃除かよー」
永水女子
霞「もうそろそろかしらねー」
初美「何がですか?」
霞「いや、猫神様の呪いよ。確か、前は初美ちゃんがかかってたような」
初美「一週間経ったら、人間に戻りましたねー。猫は楽ですよー」
霞「ふふふ、そうね。私も機会があったら、猫になってこたつの中で、ぬくぬく過ごしたいわね」
初美「姫様と麻雀してたら、いつかまた降りて来ますよー」
京太郎「お前ら、辞めろ!猫同士が喧嘩するんじゃない!縄張り争いでもしてんのか?」
和「にゃにゃ!」
和(どきなさい!須賀君!貴方には関係ない!神域を犯されたのですよ、私は!)
竜華「にゃうぅぅぅぅ!」
竜華(人間の力には流石に敵わへん…。人間に戻れたら、こんなヤツ!)
ボン!
ぽよよ~~~ん
京太郎「えっ…、お、おおおおお、おもちが8つ…」
須賀京太郎は言った。その時に見た絶景は、二度と忘れる事はないだろうと。
のちに彼のオ○ニーライフ40年の歴史で、一番使われた思い出となる。
咲「えぇ~~~~~、京ちゃんが全治三か月ですか!?」
久「そうなのよ。まるで車に跳ねられたみたいな大怪我らしいのだけど…」
優希「ひぇ~~~、何があったんだじぇ…」
まこ「おっそろしいのぉ…」
和「ふん」
終わる
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