男勇者「魔王を倒す事になった」女神「勇者を倒す事になった」(9)

王国

国王「勇者よ。魔王を倒してくれ」

男勇者「断る」

国王「お金あげるから? ダメ?」

男勇者「だが、断る」キリッ

国王「じゃ、美少女のメンバー付けるから」

男勇者「よし!倒してくる」

女神の木

女神「暇だわー何か面白い事ないかな?」

女邪神「じゃ、女神ー勇者倒してくれば?」

女神「えー!!勇者倒したら、人類に怒られそうだし」

女邪神「あんた、仮にも女神でしょ? それに倒したらホストクラブ連れて行って
   あ・げ・る」

女神「じゃ、倒してくる」タッタッタ

王国酒場

男勇者「ここに美少女がいるんだな」

女僧侶「勇者様ですか?」

男勇者「じゃ、君達が国王の紹介の美少女?」

女魔法剣士「こいつ変態じゃないか?」

女賢者「ま、年頃の野郎共は、全員がこんな感じですから」

男勇者「ひどいな!!」

王国酒場

女僧侶「流石に言い過ぎですよ」オロオロ

男勇者「じゃ、早速宿に行こうか」キリッ

女魔法剣士「黙れ!!」

男勇者「うえっ」ボコ

女賢者「最低ですね。人として」

王国酒場

女僧侶「取り敢えず、出発しませんか?」

女賢者「それがいいですね」

女魔法剣士「もう私達3人で行く?」

女賢者「それいいですね。襲われる心配もありませんし」

男勇者「待ってくれ」シクシク

王国酒場

男勇者「襲わないから連れて行ってください……」

女魔法剣士「え? やだ」キッパリ

女僧侶「まぁまぁ、国王様の命令なので連れて行かないと」

女賢者「それに、戦闘値だけはかなりいいですから」ピッピッ

女魔法剣士「女賢者、それ何を持ってるの?」

女賢者「東方から伝わったスマホです。データ収集に役立ってます!!」キリッ

王国酒場

男勇者「スマホいいよね。俺は、最近ガラケーなんだよな」

女賢者「あ、ガラケーね。パカパカするのが楽しいです」

男勇者「そうだよな!!」

女賢者「でも、あれだとメール打ちにくいんですけど」

女魔法剣士「ねぇねぇ、僧侶。何の話」コソコソ

女僧侶「二人共東方出身なんでしょうか?」コソコソ

王国酒場 1時間後……

女賢者「やっぱり東方って言ったらアニメでしょ?」

男勇者「いやいや、ゲームだっていいじゃん」

女魔法剣士「あの~そろそろ行きませんか? 疲れたんですけど」

女僧侶「疲れましたねー」

女賢者「あ、ごめんなさい。つい夢中になってしまって」

男勇者「そうだねー」

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