番長「ペルソナ……?」(313)

7月24日
陽介「記憶喪失……?」

堂島「あぁ、そのようだ。俺も最近知らされてな」

陽介「それで、あいつは?」

堂島「明後日から、夏休みの間は家で引き取る」

堂島「あいつの両親もそのほうが何か思い出せるんじゃないか、と言っていてな」

陽介「そう…ですか……」

堂島「こっちに来たら色々と頼む、受験で忙しい時期とは思うが……」

陽介「い、いや!大丈夫っすよ!任せといてください!」

完二「お前のアンちゃんだよ」

番長「ほんとに本当か?」

陽介(とは、言ったものの、どうすっかな……)

陽介(とりあえず集めますか、自称特別捜査隊、あいつは除いてな……)

7月25日 ジュネスフードコート

りせ「記憶喪失――――!!?」

陽介「声がでけーって!!……ったく」

完二「あー、マジっすか、それ……」

陽介「あぁ、どうやらな、あいつの両親も初めは気付かなかったらしいけど」

雪子「それって……」

陽介「去年の4月から今年の3月までの記憶だけが部分的にぽっかりなくなってるんだと」

クマ「じゃあセンセーはクマたちのこと覚えてないクマ……?」

陽介「あぁ、この町のことも全部な」

直斗「やはり日常生活を送る分には問題ない、と」

陽介「そうらしい、まあ詳しくは会ってみないとわかんねーけど」

完二「それにしても何なんでしょうね、いったい……」

陽介「まあ単なる偶然じゃねーだろうな」

直斗「二人目、ですか……」

雪子(千枝……)

ここまで書いたけど、ちょっと注意を
ゲームもやったけど、基本的にアニメ準拠かも
あと始めに言っておく、番長千枝
ジュネスはジュネス

1か月前……

雪子「千枝、おはよう」

千枝「おーっす雪子ー、ごめんね、ちょっと遅くなっちゃった」

雪子「まだ余裕あるから大丈夫だよ、……最近雨続きだね」

千枝「まあ梅雨だからしょうがないっしょ」

雪子「それにしても降りすぎ…、…あ、花村君だ、おーい」

陽介「ん?おっす、お前ら今日はゆっくりだな」

雪子「千枝がちょっと遅刻でね、花村君こそ早いんじゃない?」

陽介「ま、俺も優雅な朝の登校をしようかと思ってな」

雪子「花村君、盛大にボタン掛け違えてるよ、優雅って…くく……あははははは!!」

陽介「そこツボ!?」

千枝「……?」

雪子「あはははっ、ど、どうしたの千枝、あははは……」

陽介「天城、笑いすぎ」

千枝「あんたたちってそんなに仲良かったっけ……?」

陽介「はぁ?何言ってんだよ?新しい遊びか?」

雪子「今日4月1日じゃないよ?ふふ…あははは!」

千枝「その大爆笑もいつの間に花村の前でも……」

陽介「あぁ?そんなの前からだろ、あいつがいたときからなんだから」

千枝「あいつって?」

陽介「あいつはあいつだろ」

雪子「鳴上くんでしょ、もうどうしたの千枝?」

千枝「鳴上……くん……?」

陽介「お前ほんと、どうし…」

りせ「せーんぱいっ!おはよー!」

完二「うっす!」


直斗「おはようございます、先輩方」

陽介「よお、相変わらず妙な3ショットだな……」

りせ「ちょっとぉ、他はともかく私は妙じゃないでしょ!」

直斗「……久慈川さん、それはどういう意味ですかね……」

完二「答えによっちゃわかってんだろうな……」

雪子「はは、…千枝……?」

千枝「えーっと…、…雪子と陽介の知り合い?後輩だよね?」

完二「あ?何の遊びっすか?」

りせ「千枝先輩が変……、もしかしてお肉食べてないとか!?」

千枝「え、私のこと知ってるの?」

直斗「里中先輩……?」

雪子「どうしちゃったの、千枝?直斗くんも、りせちゃんも、完二くんも仲間じゃない」

千枝「仲間ぁ?いや、確かにそういう映画も好きだけど、リアルでいうとちょっと恥ずかしいな……」

陽介「おい!里中!どうしちまったんだよ!?」ガッ

千枝「な、なによ、大きな声出さないでよっ!」

完二「先輩、落ち着いてください!でも、マジでどうしたんっすか……?」

直斗「……里中先輩、先輩のクラスは何年何組ですか?」

千枝「え、え?3年1組ですけど……」

直斗「では、去年は?」

千枝「2年2組……ってなんなの?いったい……」

直斗「そのときの担任の名前は?」

千枝「もういい加減にしてよ!モロキンよ、モロキン!あとは何聞くの!?」

陽介「お、おい、もう一人いんだろ……?」

千枝「はぁ?何言ってんの?」

雪子「千枝……?」

直斗「……里中先輩」

千枝「なによ」

直斗「僕は鳴上先輩が好きです」

雪子「!?」陽介「はぁ!?」りせ「え!?」完二「ガーーー(TДT|||)ーーーン」

千枝「誰?キミの彼女さん?」

直斗「……先輩を病院に、急ぎましょう」

現在

陽介「あの時もびっくりしたよな」

完二「ええ、色んな意味で……」

クマ「クマを見た途端英語で話されたからびっくりしたクマ」

りせ「まだ私たちと話す時ぎこちないもんね…」

直斗「仕方ありません、僕たちの記憶に関しては全くないのですから」

りせ「あの事件に関係する記憶がないなんてなぁ」

完二「それは正確じゃないだろ」

陽介「あぁ」

雪子「鳴上くんがかかわった記憶がない、か……」

陽介「あいつが帰ってきたらちょっとは解決すると思ったんだけどなー……」

陽介「お前まで記憶失ってどうすんだよ、……相棒」

7月26日 駅

???(何もないところだな……)

堂島「よお、久しぶりだな」

???「……?」

堂島「ったく……本当に忘れてんだな、お前の両親から話には聞いてるだろ?」

???「あ、……はい」

菜々子「おにいちゃーん!!」

堂島「あー、待て待て、説明の順序がだな……まあ仕方ないか」

菜々子「お兄ちゃん!おかえりなさいっ!」

悠「えっと……確か、菜々子ちゃん……?」

菜々子「え……、あ……、うん……」

堂島「菜々子、昨日説明しただろ、悠は病気でいろいろ忘れちまったんだ」

菜々子「うん……」

堂島「でもな、きっと治る、そのために来たんだ、お前がそんな悲しい顔しちゃダメだろ?」

菜々子「……うん、ごめんなさい……

堂島「さて、だいだいのことは聞いてるからいいだろう、とにかくまたしばらくよろしくな」

悠「あ、よろしくお願いします……」

堂島「また他人行儀なところからスタートか……まあいい、車に乗れ」

悠「あ、はい」

車中

堂島「町を見て何か思い出すことはないか?」

悠「いえ、特に……ん?」

菜々子「ガソリンスタンドがどうかしたの?」

悠「い、いや、気のせいかな……」

堂島「まあ時間はあるんだ、ゆっくりでいい」

堂島宅
悠「おじゃまします……」

堂島「悠、そうじゃないぞ」

悠「え?」

菜々子「ただいま、だよ。お兄ちゃん」

堂島「そうだ、ただいまだ」

悠「えっと……た、ただいま」

堂島「よし、飯にしよう、今日は凶悪事件でも起きない限り一緒に飯を食うぞ」

菜々子「菜々子も手伝うー」

悠「あ、俺も」

堂島「あぁ、もちろんだ、家族は協力し合うものだからな」

何となく異聞~罪罰のキャラとP4勢が絡むスレだと思ってた

菜々子「おなか一杯ー」

堂島「ほら、コーヒーだ」

悠「あ、ありがとうございます」

堂島「明日はお前を訪ねてくるやつが来て忙しいだろうからな、今日は早めに休めよ?」

悠「はい、……友達なんですよね」

菜々子「そうだよ!クマさんも来るのかなー」

悠「クマ……?あ…、あの写真は?」

堂島「ん?あぁ、あれは俺とお前と菜々子が家族になった日の写真だ」

悠「家族に……」

>>30
ごめん、P4キャラオンリーで進む

自室
悠「疲れたな……」

悠(俺は……どんな人間だったんだろう……)

・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

???「ようこそ、ベルベットルームへ」

???「お久しぶりですね、お客様」

イゴール「今のあなたは本来ここに訪れることは叶わない身、ですが特別にご招待いたしました」

マーガレット「お客様は取り戻さなければなりません、お客様の絆を」

マーガレット「そのためにはお客様がの最も大切な方の絆も取り戻す必要があります」

イゴール「なに、あの試練を乗り越えたのですから容易いことでしょう」

イゴール「ただし、今回はあなたの力だけでは解決できないということです」

マーガレット「絆を取り戻すことはお客様自身を取り戻すことになるでしょう」

マーガレット「またお客様が自力でここに訪れることをお待ちしております」

イゴール「では再びみえます時までごきげんよう……」

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・

悠(……夢なのか……?)

菜々子「…おにいちゃーん!朝だよー!」

悠(そうだ、昨日からここに来たんだっけ)

7月27日
菜々子「今日はお兄ちゃんの友達が来るんだよね?」

悠「そう、らしい……」

???「……ごめんくださーい!」

菜々子「あ、来たよ、お兄ちゃん!」

陽介「お、菜々子ちゃん久しぶり、元気だったか?」

菜々子「うん!元気!」

悠「あ、えっと」

陽介「よう、久しぶりだな、相棒」

悠「相棒……?」

陽介「とりあえず来いよ、案内するぜ、町とかさ。 菜々子ちゃん、じゃあ一日こいつ借りるな」

菜々子「うん、いってらっしゃーい」

商店街

陽介「ここが愛屋って言って、どこでも配達してくれる中華屋だ」

悠「どこでも?」

陽介「おう。 お、あいかちゃん」

あいか「ん……ご無沙汰」

悠「えーっと」

陽介「あーっと、じゃあなあいかちゃん、また食べ来るよ」

あいか「ん、まいどー」

ジュネスフードコート
陽介「ここがいつもの場所だ、特別捜査本部なんつってな」

悠「捜査?」

陽介「そうそう、お、みんないるな、おーい連れてきたぞー」

りせ「悠センパーイ、久しぶりー」

クマ(装着済み)「センセー!」

完二「ご無沙汰っす!」

直斗「お久ぶりです、先輩」

雪子「久しぶり、鳴上くん」

悠「え、えっと……初めまして……」

りせ「やっぱりダメかー」

クマ「普段通りで思い出す作戦失敗クマ」パカッ

陽介「お前らなー…、まあとりあえず座れよ、悠」

悠「あ、うん」

陽介「ってことで、俺たちのことどこまでわかる」

悠「携帯の電話帳とか、写真とかでなんとなく」

陽介「まあそんなとこか、とりあえず自己紹介だな」

――……

陽介「以上、まあもう一人いるんだけどな」

悠「えっと、確か里中千枝……さん」

雪子「さん付けかー、千枝聞いたら怒るかな、いや泣くかも?」

りせ「あはは、確かにー」

悠「ど、どんな仲だったの?」

りせ「それはぁ、私たちの口からは、ちょっとぉ。 あ、ちなみに私のことはりせって呼んでたよ!」

悠「ふ、二股!?」

陽介「いや、そうじゃねーだろ、ったく中身はやっぱ悠だな」

雪子「何か質問とかある?私たちが気付かないけど疑問なことがあるかもしれないし」

悠「そうだな、じゃあまず」

陽介「まず……?」

悠「その、クマ、って誰というか、何なんだ?」

クマ「クマはクマ!カラッポだったけど、センセーたちのおかげで体が出来たクマ」

完二「それじゃあわかんねーって、クマはテレビの中のやつだったんだけど、こっちに出てきたやつっす」

陽介「お前な、それ説明になってないって、クマはシャドウだったんだが、今こうして仲間になってる」

悠「しゃ、シャドウ?」

りせ「そう!シャドウっていうのはーテレビの中にいたやつで」

雪子「皆でペルソナーッ!って戦ったの」

直斗「相変わらずバカ軍団ですか……いいです、長くなりますが僕が一から説明します」

数十分後

直斗「っとまあそんなところです」

陽介「さっすが直斗、説明がうまいな」

直斗「だいたい僕は仲間になったのは一番最後なんですよ?どうして僕が……」

悠「えっと、どこまでが本当なんだ?今のは」

クマ「全部本当のことクマ!」

雪子「まあ無理もないよ、今の話、どこまで受け入れられた?」

悠「直斗が女の子ってところは」

陽介「そこかよっ!逆にそこ受け入れられるのかよ!」

直斗「……花村先輩、今のはどういう意味ですか?」

完二「場合によっちゃシメっぞ、花村先輩」

陽介「い、いや冗談だよ、はは……」

悠「二人は恋人同士?」

直斗「は、はひ!?ち、違いますっ!!」

完二「そ、そうっすよ!……そうっすよぉ……」

陽介「完二泣くな、悪気はないはずだ」

りせ「とにかくっ!私たちの話は全部本当のこと!」

クマ「もう面倒だからテレビの中連れてくクマ」

テレビの中でいろいろあって・・・

陽介「これで信じたか?」

悠「あ、あぁ……」

完二「でもやっぱりペルソナは出せませんでしたね」

悠「ペルソナ……」

雪子「千枝とまったく一緒だね

直斗「まあ想定の範囲内ですね」

りせ「んーどうしよ」

雪子「ゆっくり時間をかけるしかないよ、今日は今までの思い出とか話して終わりにしよ」

陽介「そうだな、写真いろいろ持ってきたからよ」

完二「じゃあ思い出話といきますか」

数時間後

りせ「あのときホントに見てないんでしょうねー?」

完二「見てねーって言ってんだろ!」

悠「なんで覚えてないんだ、俺は……」

クマ「なんかセンセー今までで一番悔しそうにしてるクマ」

陽介「わかる、わかるぞぉ俺は」

雪子「あとはー…と、もうこんな時間だし今日は終わりにしない?」

直斗「そうですね、急激にいろんなこと言われて先輩も疲れてるでしょうし」

悠「すまない」

陽介「いいんだよ、じゃあ今日は解散だな」

帰り道
完二「それにしても見事に1年間の記憶がないんっすね」

直斗「自然なものでも、事故や病気によるものではないでしょうね」

りせ「やっぱ、あの最後に戦ったやつのせい?」

直斗「そう考えるのが自然でしょう」

悠「そんなやつと戦ったのか」

完二「そうっすよ、いやーあの時の先輩は格好良かったっす」

りせ「完二の数百倍ねー」

完二「んだと!?」

子供A「あ、お兄ちゃん!」

子供B「不良兄ちゃんだ!」

完二「あ、なんだお前らかどうした」

子供A「あのね、また人形作ってほしいの」

子供B「違うだろ、作り方おしえて、プレゼントするんだ!」

完二「ああ、ああ、わかった、じゃあこれからうち来るか?」

悠「人気者なんだな」

直斗「ええ、このあみぐるみが子供たちに好評のようで」

悠「これを、あいつが!?」

完二「あー、そうっすよ、手先器用なんで、こういう可愛いのも好きですし」

りせ「完二ってば乙女ー」

完二「うっせえ!」

子供A「あ、りせちーだ!」

子供B「ホントだ!ねぇいつテレビ復帰するの!?」

りせ「そのうちそのうち、そしたらこんなふうに会えないんだからいまのうちに堪能しなさいー」

完二「あぁ、そういやアイドルだったな、一応」

りせ「一応ってなによ!一応って!」

完二「だって、いまだにここにいるし」

りせ「急に活動休止とかしたらから復帰にはいろいろ大変なの!」

悠「二人とも堂々としてるな」

直斗「先輩のおかげですよ」

悠「え?」

直斗「先輩のおかげで二人とも、いえ、僕も本当の自分と向き合えた」

直斗「自分のコンプレックスや、悩みを受け入れられることができた、全部先輩のおかげです」

悠「……そんな思い出も忘れてしまったんだな、俺は」

完二「まあ徐々にですよ、徐々に、ってーな、引っ張んなって!」

子供A「はやくいこーよ」

子供B「ついでにりせちーも!」

りせ「え、私かんけーない!あーもう!またね先輩!」

直斗「やれやれ、僕も付き合いますか、先輩ではまた」

悠「ああ」

堂島宅
悠(疲れたな……)

悠(それにしても強いんだな、あの3人は)

悠(俺のおかげといわれてもなあ)

悠(メールだ、……明日もジュネスに、か)

ごめん、飯

ただいま、ドライカレーうまー

7月28日 ジュネスフードコート

陽介「お、ちゃんと来たな」

悠「おはよう、あれ今日はみんなは?」

陽介「あぁ、ちょっとな。 お、きたきた」

悠「?」

千枝「おっすー花村ー、……ってあれ?どちらさん?」

陽介「悠だよ、鳴上悠、教えただろ」

千枝「あ……うん、そのはじめまして、じゃないんだよね、久しぶり?」

悠「えっと、里中さん、でいいんだよね?」

千枝「え?知らないの?」

陽介「知ってるぞ、いや正確には知ってた、だな」

千枝「じゃあこの人も……」

悠「ああ、記憶がないらしい」

千枝「ないらしいって……」

陽介「まあとにかくそういうことだ、じゃああとよろしくー」

千枝「あ、ちょっと花村! もう……」

これ途中で出かけるってなったらスレ落ちるかな


陽介「よしよし、上々上々」

完二「いいんすかねーあの二人だけにして」

りせ「ショック療法よ、ショック療法」

直斗「すごい心配なんですが……」

クマ「2ショットラブラブチャットクマ」

雪子「花村君、クマさんに何教えたの」

俺が代わりに出かけるから書き続けるんだ

>>69
ああなるほど、

とりあえず行けるとこまでは…

千枝「んー、まあこんなとこだよね、皆からきいた話は」

悠「ああ、俺もそんな感じだ」

千枝「正直ペルソナとか、シャドウとか、事件とか、言われてもねー」

千枝「信じてはいるよ、もちろん。 でも仲間、なんて言われても実感わかないや」

悠「俺も、同じだ」

千枝「私ね、別に思い出さなくてもいい気がするんだ、皆と友達には違いないんだしさ」

千枝「キミともこうやって知り合えたからオッケーじゃない?」

悠「いいのかな、それで」

千枝「過去より今、今より未来ってね」

悠「……俺も最初はそう思ってた」

千枝「え?」

悠「生活に支障ないから思い出す必要はないって、でも」

千枝「でも?ん?写真?」

悠「この皆との写真を見ると何か感じるんだ、心がカラッポな気がするというか」

悠「思い出さないといけない、誰かがそう言っているような」

千枝「……でもさ、私は迷惑かけたくないんだ」

千枝「なんか皆優しくてさ、いろいろしてくれるんだよね」

千枝「でもそれがつらくてさ、私ってこんなに弱い存在なのかなって」

悠「弱い?」

千枝「記憶がないだけで、こんなに皆に頼らないといけないのかなって思ったらなんか、ね」

千枝「それにね、最近皆といるのなんか居心地悪いんだ、私だけ取り残された気がして」

悠「それは」

千枝「わかってるよ、記憶が戻れば、……でももう疲れちゃった」

悠「・・・」

千枝「それに無理だよ、原因がよくわからない記憶喪失を治すなんて……」

千枝「ごめん、私帰るわ、じゃあね」

悠「・・・」

花村「って簡単に帰すなよ!」

完二「確かに先輩らしくはないっすね」

直斗「やはり二人にするのは早すぎたのでしょう」

りせ「失敗かー…」

クマ「あれ?ユキちゃんはどこクマ?」」

河川敷

雪子「千枝!」

千枝「雪子……どうしたの?」

雪子「それはこっちのセリフ、なんで帰っちゃったの?」

千枝「別にー初対面の人とそんな話すこともないし」

雪子「でも、何か思い出すかもしれないし」

千枝「もういいって、無理に思い出す必要ってないでしょ? 皆にも悪いしさ」

雪子「そんなことないよ! 私たち友達でしょ?なんでそんな遠慮するの?」

雪子「今はまだ混乱したりかもしれないけど、思い出せるよ、きっと!」

千枝「雪子、なんか変わったね」

雪子「え?」

千枝「私の知ってる雪子よりずっと強くなってる」

雪子「うん、そうだよ、千枝のおかげ、私は千枝や皆のおかげで強くなったんだよ」

千枝「はは、肯定しちゃうんだもんなー、やっぱり変わったんだね」

千枝「自分の道を自分の足でしっかり歩いてる、この1か月でよくわかった」

雪子「だからそれは、千枝がいてくれたから!」

千枝「……ごめん、帰るわ」

雪子「千枝……」

悠「天城」

雪子「な、鳴上くん?見てたの?」

悠「あぁ」

雪子「ダメだな、私、千枝の力になりたいのに全然ダメ」

悠「そんなことはない」

雪子「私はキミや千枝のおかげで籠なんてない、自分の道は決められるんだって教えてもらった」

雪子「だから今度は私が力になりたい、キミや千枝の力に」

悠「・・・」

堂島宅

悠「ただいま」

菜々子「おかえりー、お父さんもう帰ってるよ」

堂島「おお、遅かったな」

悠「ええ、ちょっと」

悠(あれから町をうろうろしたけど知り合いだらけだったな……

悠(後輩とかはわかるけど、ナースとどこで知り合ったんだろう、入院でもしたのかな)

悠「あ、おじさん、一つ聞きたいことが」

堂島「お?なんだ?」

悠「その部屋に手紙があって、この『足立透』って知っていますか?」

堂島「足立、か……中身は読んだか」

悠「いえ、まだ」

堂島「そうか、……足立は俺の部下だ、出来の悪いな」

悠「おじさんの?なら、なんで俺宛てに」

堂島「中を見てもおそらく今のお前にはわからないだろう、まあ気にするな」

悠「はい」

堂島「よし、飯にしよう」

7月30日

悠(天城から呼び出された、ジュネスに集合らしい、他に場所ってないのかな……)

ジュネスフードコート
悠「おはよう」

雪子「おはよう、鳴上くん」

クマ「センセーおはよー」

完二「だー、クマ手を離すな!ちゃんと引っ張れって!」

悠「いったい何を……」

りせ「連れてきたよー!」

千枝「ちょっとー、早いって……」

雪子「きたきた、さあ千枝座って座って」

千枝「なんかいろいろ見えてるけど、何が始まるの?」

陽介「ほら悠、クラッカー持て持て」

雪子「千枝、誕生日おめでとう!」

千枝「あ、ありがt、ぶはっ! 誰!?クラッカー思いっきり私に向けたの!」

陽介「お、俺じゃねーぞ!」

クマ「およ?これって射撃するものじゃないクマ?」

千枝「違うわーーー!!」

雪子「千枝、赤とか黄色が巻き付いてクリスマスツリーみたい、あはははは!」

千枝「思いっきり真夏でしょ! もう……あは、あはははは」

ごめん、そろそろ出かける
今書けてるとこまで投下しようか

それともあとでまたスレ立てたほうがいいかな?

無理しないで最後までできる方にしてくれ。

クマ「チエちゃん、笑ったクマ」

陽介「なーんか久々な気がするよ、なあ悠」

悠「えーっと」

陽介「あぁ、そうだったな、初めてか」

悠「うん、でも、かわいいと思う」

千枝「な、何言ってんの///」

りせ「お、千枝センパイ赤いー」

雪子「ダメだよ、千枝、黄色く光らないと、あは、あははは」

千枝「うるさいよ!あんたたち」

>>88
保守頼めるなら書いたとこまで投下しようかと思うんだけど

直斗「天城先輩が昨日ずっと準備してたらしいです」

完二「俺らにも昨日の夕方ようやく連絡くれて」

陽介「ったく、俺らも手伝うってのにな」

悠(なんだろ、すごく居心地がいい)

雪子「さあ、始めよう、こんなところで申し訳ないけど」

千枝「ううん、ありがとう雪子、みんな!」

陽介「こんなとこってなんだ!こんなって!」

クマ「ヨースケ、ケーキまだクマー?」

陽介「お前も働け!」

クマ「腹いっぱいクマ、ごっちゃんです」

完二「お前、食った量体積上回ってないか?」

りせ「完二体積ってわかるんだ」

完二「バカにしてんのか!てめー!」

直斗「巽くんは一応勉強できますよ、やれば伸びるかと」

りせ「はいはい、お熱いことでー」

直斗「だ、だから違うといってるでしょ!」

陽介「あいつらも成長しねーな」

雪子「いいじゃない、タダで漫才見れるんだし」

千枝「雪子、あんた……」

悠「そういえばプレゼントは?」

雪子「あ」

陽介「おいおい、まさかパーティに夢中で忘れてとか?」

雪子「ご、ごめんっ!そうだ何か足りないと……」

千枝「いいっていいって、こんなパーティ初めてで楽しかったからさ」

雪子「そのうち、あ、記憶が戻った時にまとめて!ね?」

千枝「あーそれなんだけどさ……」

千枝「記憶いいよ、無理に思い出さなくても」

雪子「え?」

千枝「1年くらい記憶なくてもさ、こんなに楽しいんだし!なくてもオッケー?」

雪子「だ、ダメだよ、そんなの!」

ごめん、出かける保守してくれたら嬉しいけど、なかったら後でまた立てます

予告

雪子「鳴上くん、私たち信じてるの、二人の記憶が戻るって、諦めきれないの」
直斗「あの僕やっぱり上着着ていいですか……?」
千枝「もう、いじわるぅ……」

じゃねーよ

>>105
完二さんちーっす


新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

ゆるさん

クマー

千枝「皆にも悪いし……」

完二「そんな水くせーじゃないっすか」

りせ「そうだよ!」

千枝「その、鳴上くんだって、そう思うでしょ?」

悠「え」

千枝「記憶、なくても楽しいなら無理にって」

悠「確かに」

陽介「おい、悠!」

千枝「じゃ、じゃあ帰るね!今日はありがとう!」

雪子「あ、……行っちゃった」

保守ありがとうございました
再開します

直斗「僕たちは間違ってるのでしょうか……」

りせ「そんなこと!……ない、と思う」

悠「でも」

陽介「ん?」

悠「無理なんじゃないかな、記憶を取り戻すなんて、そんなこと」

雪子「鳴上くん?」

悠「無謀なことをやっても、仕方がないというか……」

陽介「悠、やめろ」

キテター!

悠「え?」

陽介「そうじゃねーだろ!無理とか、無謀とか、なんだよそれ!」

陽介「乗り越えてきただろ!どんなに無理だと思えることだって!」

陽介「誰かが弱ったりしたら、率先して動くのがお前だったろ!」

悠「俺が……」

クマ「センセーはたくさんの奇跡を起こしたクマ、だから今度もできるクマ」

雪子「鳴上くん、私たち信じてるの、二人の記憶が戻るって、諦めきれないの」

悠「ちょっと行ってくる」

悠「里中―!」

千枝「鳴上くん?」

悠「記憶取り戻そう」

千枝「え、な、何、急に」

悠「あいつらは諦めない、だから俺も、俺たちも諦めちゃいけないんだ」

千枝「だって、無理だよ!そんなの!」

悠「できる、あいつらが言ってる、だから俺たちも信じよう」

千枝「私、私は……」

悠「里中、仲間を信じよう」

千枝「……わかった、信じてみる」

悠「うん」

千枝「あ、あとさ、今度私の特訓に付き合ってくれない?」

悠「特訓?」

千枝「うん、なんかキミ強そうだし」

悠「いいけど」

千枝「じゃあ決まりね、さて、皆に謝りにいこうかな」

悠「俺もいくよ」

千枝「ありがと」

ゲームオンリーだと小夜子はNGOでアフリカだから違和感感じるかもな

>>139
そうだったっけ……ひさ乃さんは町出たの覚えてたんだけどなー

8月3日・・・9日・・・13日・・・

8月20日 ジュネス
陽介「あちー……」

完二「暑いっすね……」

クマ「クマー……」

陽介「それにしても思い出さねーな……」

完二「そうっすねー」

クマ「でもだんだんセンセーっぽく、チエちゃんっぽくなったクマ」

陽介「確かになー」

完二「この前プール行ったときは完全に先輩たちらしかったですね」

陽介「あー」

数日前 市民プール
陽介「おー!本物のアイドルに、学校のアイドル!そして…探偵王子!」

完二「花村先輩うるさいっす」

陽介「お前は視線を直斗から外して鼻血を拭け」

りせ「まったく、恥ずかしいなー」

雪子「あんまり見ないで……!!」

直斗「あの僕やっぱり上着着ていいですか……?」

陽介「ダメだ!そんなもんは邪道だ!」

???「……さいよ……」

千枝「ちょっとは私にも注目しないよおおおお!!!」ドーン

陽介「ぐはあああああああああ」ザバーン

クマ「あー陽介だけずるいクマー、クマもいくクマー」ドボーン

千枝「ったく……」

悠「可愛いよ」

千枝「え、え?」

悠「水着、よく似合ってる」

千枝「あ、あ、ありがと///ってそんな凝視しない!!」ドーン

悠「・・・」ズバーン

完二「なんで俺もおおおおお!!」ギャーン

雪子「千枝の顔が赤くてコノハノサクヤみたい、あははははは」

りせ「悠センパイ私も少しほめてほしいなー」

直斗「た、タオルせめてタオルを!」

現在
陽介「いやーあれはよかったなー」

完二「そうっすねー」

陽介「完二、鼻血ふけ」

雪子「あの3人何話してるんだろう」

りせ「なんか鼻血出してるし」

直斗「病気でしょうか」

りせ「ただやらしいこと考えてるだけでしょ、ほっとこ」

雪子「そういえば、鳴上くんと千枝だいぶらしくなってきたよね」

直斗「そうですね、記憶はまだみたいですが」

りせ「でも、この前もさ」

数日前
千枝「なんで宿題なのー!?」

雪子「だって、いつもギリギリにやるでしょ?雨だしいいじゃない」

陽介「夏休みだぜ……なんで勉強なんか……」

りせ「悠センパイ宿題はー?」

悠「俺はもう終わった」

完二「はやっ!?ってか一瞬!?」

菜々子「じゃあお兄ちゃん菜々子とあそぼー」

悠「あぁ、いいよ」

直斗「さあ二人は僕が教えるんですから早く終わらしてください」

完二「お、おう」

りせ「うー…」

千枝「あー!!ダメだー!私も向こうで遊ぶー!」

雪子「ちょっと、千枝!?」

千枝「菜々子ちゃーん遊ぼうかー」

菜々子「うん、じゃあねー……」

雪子「もう……」

陽介「ったく、お、でもいい雰囲気じゃね?」

完二「なんか親子みたいっすね」

りせ(いいなー千枝センパイ……)

直斗(羨ましいとか思っちゃダメだ、思っちゃダメだ……)

雪子(なんで私がドキドキしてるんだろ……もう)

現在
女性陣「はぁ……」

りせ「あれ?その二人はどこ?」

雪子「なんか今日はちょっと用事あるとかで」

同時刻河川敷

千枝「はー疲れたー」

悠「お疲れ様」

千枝「ごめんね、今日も付き合ってもらって」

悠「いいよ、俺も楽しいし」

千枝「ありがと」

悠「あとでジュネスいこうか、多分皆いるよ」

千枝「うん、そだね、……あ、あ、あ、いやああああ!!」

悠「どうした!敵か!?」

千枝「む、むしいいいい!!」

悠「え」

千枝「あ、あれ」

悠「ん?あぁ、ただのバッタだよ」ヒョイ

千枝「そんなもん持ち上げないでよ!!こっち来ちゃだめええええ!!」

悠「虫ダメなのか」

千枝「ダメ、ダメだからぁ、やめてぇええええ!!」

悠「わ、わかった」ポイッ

千枝「もう、いじわるぅ……」
ttp://up3.viploader.net/anime/src/vlanime073025.jpg

しばらくして ジュネスフードコート
雪子「お、きたきた」

りせ「おーい、ってなんか千枝センパイ目が赤い?」

千枝「そ、そんなことないよ!ねえ!鳴上くん!?」

悠「あ、ああ」

陽介「おーい、来たならこっち来いよー」

悠「今いくよ」

陽介「……さて、まあ夏休み中ずいぶん一緒に過ごしたわけだが」

直斗「ここまで見て鳴上先輩は以前の先輩らしくなったといえるでしょう」

悠「そうなのか?」

りせ「うんうん、急激すぎてなんか怖いけど」

直斗「いい影響は与えていると思います、ただ……」

完二「記憶は特に変化なし、か」

陽介「クマのほうはどうよ」

クマ「向こうの世界いろいろ調べたけどやっぱり変化なしクマ、特に怪しいとこもないクマ」

雪子「うーん、千枝はどう?何か変化ある?」

千枝「変わったって思うとこはないかなー、りせちゃん達とはすっかり仲良くなったけどね」

直斗「さて、どうしたものか……」

『わなっふううううう』

悠「電話だ、ちょっとごめん」

悠「はい、はい、…え、わかりました、すぐ行きます」

陽介「どうした?」

悠「おじさんが俺に会いたがってる人がいるって」

完二「誰っすか?」

悠「足立、透……」

数分後

直斗「いいんですか!?黙っていかせて!?」

陽介「しゃあねーだろ、あいつも何もできねーよ」

雪子「心配だけど、大丈夫、きっと」

千枝「足立って前に話してた人?」

雪子「うん、とっても悲しい人……」

1時間後 留置所
堂島「あまり会わせる気はなかったんだが、どうしてもと言ってな」

悠「いえ、俺も何かのきっかけになればと思ってこうして来たんで」

堂島「そうか、一応話は聞いたな、あいつのこと」

悠「はい」

堂島「よし、じゃあここで待て、すぐに来る」

悠「・・・」

足立「……やあ、久しぶりだね」

足立「……やあ、久しぶりだね」

悠「あなたが、足立さんですか?」

足立「あぁ、そうだよ、会いたかったかい?」

悠「え、ええ、記憶を取り戻すために」

足立「くくく……こりゃすごい、本当に忘れてるんだ」

悠「・・・」

足立「あーごめんごめん、確認だよ、確認」

足立「しかし、本当に忘れてるんだ、あの事件も、僕も、全部」

悠「はい」

足立「どういう気分だい?思い出を失うというのは」

悠「別に、なんとも」

足立「そんなことはないだろう?明らかに目が違うよ」

悠「目?」

足立「ああ、そうさ、あのすべてを見通すような、自信と勇気にあふれた目」

足立「今のキミだったら僕は負けなかっただろうね」

足立「いや、むしろ、キミは僕のようになっていたかもね」

堂島「おい、あまり調子に乗るよ」

足立「わかってますよ、堂島さん」

悠「いえ、大丈夫です、続けてください」

ぺるクマー

足立「キミ、今楽しいかい?」

悠「え、ええ、楽しいですよ」

足立「違うだろ?そんな不安な顔で言わないだろ?」

足立「キミは所詮トモダチと遊んでるにすぎないんだよ」

足立「友人という役割の中で毎日を過ごしているに過ぎない」

悠「どういう意味ですか」

足立「キミと彼らの間に絆はないんだよ、わかるかい?」

足立「仲間と向き合ってない、こう言えばいいのかな」

悠「向き合って……」

足立「そう、今のキミは見たくもない現実ってやつを見なかったキミ、だから脆い」

足立「残念だよ、今のキミと戦ったら今頃シャドウの世界になったのにね」

足立「行きなよ、僕から話すことはもうない」

悠「……失礼します」

足立「堂島さん」

堂島「なんだ」

足立「彼のこと頼みますよ」

堂島「お前に言われんでもわかってるさ」

足立「さすが、堂島さんです」


数時間後 自室
悠(向き合ってない、現実を見ていない、どういうことだろう)

悠(もうすぐ夏休みが終わる……)

8月23日
河川敷

千枝「今日はこんなとこかなー」

悠「お疲れ」

千枝「もうすぐ夏休み終わっちゃうね」

悠「ああ、そうだな」

千枝「私記憶戻らなくてもこの夏休みは絶対忘れないよ」

悠「俺もだ」

千枝「はは、……あれ?」

不良A「おい、いいだろ?なあ?」

女「や、やめてください」

不良B「ちょっと遊ぼうって言ってるだけじゃんよー」

不良C「そうそう、遊び遊び、ふひひひ」

千枝「ちょっと!やめなよ!」

不良A「あ?なんだこいつ」

千枝「嫌がってるでしょ!ほら逃げな!」

女「あ、ありがとう!」ダッ

不良B「あー行っちゃったよー」

不良C「どうすんのー、ねー」

不良A「代わりに遊んでくれんじゃねーか?なあ?」

千枝「いいよ、相手にあってあげるよ」

不良B[なにこいつーキモくね?]

不良C[でも体いいよー、足ペロペロしてええええ]

不良A[そうだな、いいかもな]

千枝「な、なによ、強いんだからね!こう見えても!」

不良A「震えながらいう言葉じゃねーな」

悠「おい、やめろ」

不良B「なにお前、こいつの彼氏?」

千枝「違うよ!友達だよ!」

不良C[なんでもいいやーNTRNTR]

不良A「3人がかりならなんとかなんだろ」

千枝「ちょっと、私は!」

不良A「黙ってろや」バシッ

千枝「きゃっ!」

悠「千枝!!」

不良B「さてと、ちょっと抵抗できないように……」

???「おい、何やってんだ、てめーら」

???「これで3対3ちょうどいいな」

不良C「あ?……こ、こいつは」

完二「俺の先輩に何してんだ、こら」

陽介「倍返しじゃすまさねーぞ」

不良ABC「ふ、不良だーーーー!!」
ttp://up3.viploader.net/anime/src/vlanime073029.jpg

陽介「ふーいい汗かいたぜ」

完二「ほとんど俺がやりましたけどね」

雪子「千枝、大丈夫?」

千枝「う、うん」

りせ「女の子に手をあげるなんてサイテー」

悠「里中、ごめん、守れなかった」

千枝「いいっていいって、皆に恥ずかしいとこ見られたな……」

雪子「恥ずかしいとこ?」

千枝「粋がって助けて、逆にやられそうになって、……それに私ビビッてたんだ、恥ずかしいよね」

千枝「守るだの、強いだの、言って結局守られてる……サイテー」

陽介「いいんじゃねーの?別に」

千枝「え?」

直斗「助け合うのが仲間じゃないですか」

クマ「助けるクマー」

千枝「でも、私」

雪子「千枝は強いよ、弱くなんてない」

千枝「私は、臆病で、頼られることで自分の価値とかみつけて、サイテーな……」

りせ「でもセンパイも向き合えてるじゃない」

クマー

4、5分の猶予を持っての書き込みおすすめほ

しえん

千枝「え?」

雪子「本当に弱い人は、そんな自分と向き合えないよ」

悠(……向き合う)

陽介「そうそう、誰だって自分の嫌な部分くらいあんだって、気にすんなよ」

クマ「ユキちゃんなんて逆ナンクマ」

雪子「しつこい」

千枝「みんな……」

悠「里中は里中だよ」

悠「泣いてもいいんじゃないか?」

陽介「おうよ、笑って泣いていいんだ」

雪子「うん、仲間だもん、ね?千枝」

千枝「私、私……った…頭が…なに、これ…」

雪子「千枝?千枝!?」

りせ「なに、なにどうしたの!?」

直斗「病院をはやくっ!」

悠「いや、多分大丈夫だ……」

陽介「で、でもよ!」

悠「なぜか、わかる、大丈夫、だ、って……」バタッ

完二「先輩!?」

陽介「悠!悠!!」

雪子に逆ナンされたい

そして、夕飯落ち

もうすぐ終わるので戻ったら最後までいけるかと

南条君の爺

クーフーリン

ラダマンティス

久々にペルソナシリーズやりたくなってきたなぁ

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

千枝「ここはどこ?」

悠「俺はどうなって……」

千枝「あれは……私?」

千枝『向こうに行っても忘れちゃ嫌だよ?』

悠「あれは、俺?」

悠『ああ、忘れないよ』

千枝『絶対だよ?』

悠『ああ』

千枝「約束したのに」

悠「どうして」

しえ

???「全く人というのは私の想像を超えたな」

悠「誰だ」

???「かつてお前たちが払った存在」

千枝「あんたが、まさか記憶を」

???「嘘偽りのない思いよりも、嘘を通した思いのほうが居心地がよかったんじゃないのかい?」

千枝「それって、記憶失った私たちの思いってこと?」

???「心でつながっていても会えないのであれば、忘れたほうが楽だったろうに」

悠「そんなことはない」

???「なぜ記憶を失ったまでお前たちはまた繋がってしまうのだ、それが人の子か……」

悠「俺たちには仲間がいた、ただ、それだけだ」

???「そうか、私の最後のあがきだ、すまなかったな」

???「羨ましく思うぞ、人の子よ」

陽介『俺はもう自分を誤魔化さない、ちゃんと生きてく、そうだろ相棒』
雪子『私は決められた人生を送ってるんじゃない、自分で選べるんだ』
完二『俺は俺だ、もう隠しませんよ、先輩たちが受け入れてくれたんっすから』
りせ『どんな私も、私は私だもんね、全部受け入れてあげなきゃ』
クマ『クマはもうカラッポじゃないクマ、クマはここにいるクマ』
直斗『僕はここに居ていいんだ、先輩たちが教えてくれた』

・・・・・・・・・
・・・・・
・・・

クマ「ペルクマー!!サマリカーム!」

陽介「ここテレビの中じゃねーよ!」

りせ「嫌だよー悠センパーイ、千枝センパーイ」

直斗「やっぱり病院?いやでも……巽くん!どうしましょう!?」

完二「お、落ち着け直斗!」

雪子「お願い、帰ってきて……」

悠「う、うん……?」

悠「う、うん……?」

陽介「悠!」

千枝「あ、…いたたた……」

雪子「千枝!」

千枝「雪子?ごめん、心配かけて……」

雪子「ううん、ううん、いいんだよ、千枝……」

悠「……ふぅ」

陽介「おい、悠?」

悠「陽介、天城、完二、りせ、直斗、クマ」

悠「ありがとう、皆のおかげだ」

陽介「お、おい、もしかして……」

雪子「記憶が」

完二「もどったんっすか!?」

りせ「センパーイ」ガバッ

直斗「あ、ずるい、じゃなくて、おめでとうございます、先輩!」

クマ「センセーカムバッククマー」

千枝「ちょっとー?私も戻ったんだけどな?」

クマ「チエちゃーん」ガバッガキッ

千枝「どさくさに紛れて何してんの!あんたたちも」

陽介「しない、しないから蹴るな!」

雪子「千枝……千枝―――!!」

千枝「雪子、ありがとう、あとごめん、私なんかこの2か月くらいひどいこと言ってたかも」

雪子「いいんだよ、千枝、千枝……」

りせ「ホントによかった、センパイ……」

千枝「っと、鳴上くん?」

悠「ん?」

千枝「久しぶり」

悠「ああ、久しぶり」

千枝「私のこと、わかる?」

悠「……ああ、千枝」

千枝「……鳴上くんっ!」

イイハナシダナー

数時間後 堂島宅
菜々子「お兄ちゃん遅いよー!」

悠「ごめんごめん、おじさん帰ってる?」

菜々子「うん、帰ってるよ?」

堂島「ん?どうした、悠」

悠「おじさん、菜々子、ただいま」

堂島「お前、まさか、記憶が」

菜々子「おにいちゃん……?」

悠「家族としてようやく帰ってきました」

菜々子「おにいちゃーん!」ダキッ

悠「心配かけてごめんな」ナデナデ

堂島「ったく、本当だ、馬鹿やろう……」

菜々子「お祝いしなきゃ!」

悠「明後日皆がやってくれるからそのときに、な」

悠「おじさん、明後日家使ってもいいですか?」

堂島「あたりまえだ、騒いでも検挙しないから好きにやれ」

悠「ありがとう、おじさん」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
イゴール「ようこそ、ベルベットルームへ」

マーガレット「お客様は大切な絆を取り戻し、すべての絆を思い出されました、おめでとうございます」

イゴール「深い霧の中、仲間ともに光を見つけた姿はお見事でした」

イゴール「人というのは忘れられることを最も恐れるもの、その試練を見事乗り越えられました」

イゴール「離れていようとも、会えなくても忘れないことが人の強さ」

イゴール「私どものことも、覚えていてくだされば、幸いでございます」

マーガレット「再びここへ訪れるのは次なる戦いのとき」

イゴール「では、いつかその時まで、ごきげんよう・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・

8月25日 堂島宅
陽介「いいからお前らは作るなって!」

りせ「なんでよー!」

雪子「大丈夫、死にはしない」

陽介「他はするのかよ!」

完二「いいっすから、先輩と直斗に任せましょうよ……」

千枝「だって、なんか二人じゃ夫婦みたいじゃん……」

クマ「嫉妬クマ昼ドラクマ」

千枝「うっさい」

直斗「今くらいいいじゃないですか、昨日は一日中二人きりにしたんですから」

完二「なんか直斗怒ってねぇ?」

直斗「怒ってないです!」

陽介「ほら、いいから飾り付けとかしてろって!」

悠「直斗、それ切っといてくれ」

直斗「はい、先輩」

千枝「もう、完二君もさー、しっかりしないと直斗君誰かにとられるよー?」

完二「ば、何言ってんっすか!」

りせ「そうそう、私とか」

陽介「お前かよ!」

クマ「ナナちゃんと折り紙折るクマー」

陽介「だーー!自由かお前は!」

りせ「それにしても何だったんだろうねー、いったい」

完二「原因は不明、ってか先輩たち覚えてないんっすか?」

千枝「んー、なんか声は聴いたような」

悠「面目ない」

千枝「まあいいじゃん、ねー」

悠「ああ」

陽介「まああいつら見てると、ちょっと嫌がらせしたい気持ちもわかるけどな」

クマ「熱々クマー」

雪子「クーラー、壊れてるっけ」

りせ「たまには私のこともかまってほしいなー」

千枝「久慈川さぁん?ちょっと近づきすぎじゃありませんこと……?」

こういう日常っていいな

クマ「ハーレムクマー」

陽介「ずりぃよ、なんかずりぃよー」

堂島「おいおい、まだやってたのか、ったくお前らもう今日はここに泊まれ」

悠「いいの?」

堂島「いいも何も今から帰すほうが心配だ、菜々子はもう寝さない」

菜々子「はー…い……」

堂島「寝るかわからんが、とりあえず朝までいろ、あと、少し静かにな」

クマ「お泊りクマー」

雪子「もう11時近いんだ」

直斗「は!電話しないと!」

完二「俺も連絡してくるっす」

しえん

ハーレム番長

あと少しなんだ…!!!

なんかレベルが1になってしまったが……

陽介「なー、寝たかー?」

クマ「寝れんクマ」

千枝「まあ普通に起きてるっしょ」

雪子「なんかワクワクするね、旅行みたい」

悠「……みんな」

陽介「ん?」

ここで突然ニャルが!

悠「また、こうやって皆と会えて本当によかった」

陽介「ったりめーだろ、俺は信じてたぜ」

りせ「うんうん、だって悠センパイと千枝センパイだもん」

雪子「生存率高そうだよね」

千枝「どういう意味よ」


悠「皆がいたから俺も千枝も元に戻ったんだ」

直斗「ええ、僕たちはいつでも一緒です」

クマ「離れてても一つクマ」

陽介「どんなに忘れたってまた思い出させてやるよ、仲間だもんな」

千枝「ありがと……みんな……ぐすっ……」

雪子「千枝ー、泣くなー」

悠「ああ、いつだって俺たちは仲間だ」

26日 留置所
足立「あー、なんだ、元に戻っちゃったの」

悠「わかるんですか?」

足立「ああ、その生意気な目でね」

足立「一応祝福しとくよ、おめでとう」

悠「ありがとうございます」

足立「じゃあもう行きなよ、こんな終わった人間にかまってないでさ」

悠「終わってませんよ、足立さんはまだ」

足立「けっ、本当に生意気なガキだ」

>>252
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!

8月31日 駅
陽介「ったくギリギリまで遊びやがって」

悠「いや、どうしてもまた泳ぎに行きたくって」

完二「せ、先輩、写真あとで送っていただけると……」

悠「任せろ」

完二「あざーーっす!」

千枝「あんたら……」

直斗「流出させたら抹殺します」

雪子「それにしても疲れたねー明日から学校なのに」

りせ「私明日休むぅ」

クマ「クマも休むぅ」

陽介「おめーは学校ねーだろ!」

悠「皆、また冬休みに」

陽介「おう、そんときは俺たちがそっち行くよ」

完二「いいっすね」

直斗「いいんですか、先輩たちは受験じゃ」

悠「問題ない」

雪子「大丈夫、それまでにこの二人はなんとかするから」

千枝「お、お世話になります……」

悠「千枝、また必ずな」

千枝「うん、頑張って勉強して、春はそっちに行く、きっと」

悠「ああ、待ってる」

陽介「俺も行くからな!俺も!」

雪子「私も行くよ?大学は入っとけってお母さんも言ってるし」

りせ「私もアイドルとして復帰するもん」

完二「お、俺らはどうしよう」

直斗「なんとかします、なんとか」

クマ「直斗がすごいいい加減な発言してるクマ」

悠「じゃあ皆、また」

千枝「鳴上くん!」

悠「ん?……!!」

千枝「ん……また忘れないようにおまじない?……なんちゃって///」

クマ「ふぉおおおおチュークマ!!」

完二「いやー平和っすね」

陽介「完二鼻血」

りせ&雪子&直斗(やっぱりちゃんと諦めよう……)

悠「今度こそまたな、きっとまた会おう」

直人は任せろ

これで終わりです、保守に感謝

読んでいてわかりづらいところが多々あったと思います、申し訳ないです。
また雰囲気出ているなどのコメントありがとうございました。


再現度高くて面白かった
リア充末長く爆発しろ!

無慈悲なー

ちなみに記憶が消えたのはラスボスの嫉妬によるものです

アメノサギリさんなにしてはるんすか

>>276
ネバーモアとアニメのED聞きながらずっと書いてました

>>281
ゲームやったらわかるけどアメザリじゃない

冬休み編も書きたかったけど、まあこれが綺麗な終わりだからいいや

3はいかんせん話が思いから26話で抑えられないかと

>>295
近所のゲオに置いてないのがなぁ・・・

>>298
4と比べると、3は友情要素とか若干薄めだからアニメに向かないのかなぁとは思った

>>300
純粋に話が収まらないのと、声優陣が集まらないのもあるかなと

3の男主人公は4より喋らないからなー
正直3のSSとか書こうと思っても挫折する

これ忘れた
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