P「どいつもこいつも…もういい、プロデューサーやめてやる」(394)

 

春香「キャー!」ドンガラガッシャーン

千早「歌以外興味ありません」

伊織「本当、使えないわねー。ちゃんとやりなさいよ!」

あずさ「すみません…道に迷って、富士山に…」

雪歩「ごめんなさい…男の人は苦手で…」ビクビク

亜美「イタズラしたら兄ちゃんが怒ったー!」

真美「逃げろ―!お仕置きされるよーん!」

美希「あふぅ…プロデューサーさん、ミキ眠いの」

P「」プッツン

P「この!ちきしょー!やめてやる!!プロデューサーなんかやめ……て……」

律子「」ジーッ

P「え!?見……てる?プロデューサーの律子ちゃんが僕を見てる?」

P「プロデューサーの律子ちゃんが僕を見てるぞ!律子ちゃんが僕を見てるぞ!」

律子「」ジーッ

P「元アイドルの律子ちゃんが僕を見てるぞ!!」

律子「プロデューサー」

P「パイナップル頭の律子ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!」

P「よかった…765プロはまだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!」

すまんかった
続けて

P「社長、急で申し訳ありませんが少し時間取れますか?」

高木「ん?構わんが一体どうしたんだね」

P「もうプロデューサーやめます」

高木「な、何を言ってるんだ!キミは皆をトップアイドルにすると…!」

P「普通のアイドルなら…です。もう無理です。個性が強過ぎます」

高木「そこをどうにかするのがプロデューサーたるキミの役目ではないか」

P「俺には扱いきれません。このまま俺がプロデュースしても結果は出ません」

高木「お、落ち着きたまえ!冷静に考えるんだ!」

P「もう十分考えましたよ。もう嫌になるぐらい」

高木「……キミの考えは分かった。だがあと1か月待ってはくれないか?」

高木「キミに代わるプロデューサーを探す時間が欲しい」

P「…分かりました。俺が抜けた後律子と小鳥さんだけじゃ活動もままならないですからね」

P「そこは責任持ちます」

高木「ありがとう」

P「ただし1か月が限度です。プロデューサーが見つからなくとも1か月で俺はやめます」

高木「……ああ、そうしてくれたまえ」

高木「あと1つ頼まれてくれないか?」

P「…何ですか」

高木「アイドル達は皆キミの事を慕っている。キミが辞めるとなればまともではいられまい」

P(俺が…慕われている?)

高木「だからくれぐれもこの事は内密にしてほしい」

P「分かりました。こんなことわざわざ言う必要もありませんし」


コソコソ
貴音「……」

やよい「プロデューサーが…辞める…?」

真「…ど、どうして…ボク達とあんなに仲良くしてくれたのに…」

響「何を話してるのかと思ったら…皆にどう伝えれば…」

春香「ねー、プロデューサーさんと社長何話してたの?」

やよい「そ、それは・・・えーと・・・あの・・・」

亜美「勿体ぶらないで教えてよー!」

真美「・・・その反応、もしや兄ちゃんに彼女が!?」

雪歩「ええええええ!?そんな…そんなぁ…」

伊織「あ、あ、あ、ありえないわよ!あんな変態に!」

あずさ「プロデューサーさんに・・・彼女が・・・」ワナワナ

千早「あずささん落ち着いて!社長とそんな話するはずがありません!」

美希「千早さんの言う通りなの!大体プロデューサーさんは絶対独り身だもん!」

響(うぅ・・・本当のこと言い出しにくいぞ)

貴音「そのような類の話ではありません」

美希「ほーらね!でもちょっとだけホッとしたの」

貴音「……その点に関しては安心して頂いて構いません」

春香「もー、みんな慌てすぎだよー!早とちりしちゃって!」

千早「春香もかなり焦ってるように見えたのは気のせいかしら」

貴音「…真実は皆の想像を遥かに越えていることでしょう。残酷なまでに」

伊織「・・・どういうことよ」

真「た、貴音…」

響「絶対に秘密だって2人が…」

貴音「構いません、皆遅かれ早かれ知る事になるのです」

やよい「うぅ…ヒック……ぅっ…」

春香「な、何で…そんな急に…」

雪歩「プロデューサーのおかげで…男の人も少しは大丈夫になったのに…」

亜美「亜美達をトップアイドルに出来ないって…」

真美「最近良い感じに人気も出てきたところなのに…」

美希「プロデューサーさん、ミキ達をポイしちゃうの…?」

伊織「ふ、ふん!別に良いじゃない!清々するわ!」

千早「…原因は私たちよ。いつも迷惑ばかりかけて…」

あずさ「プロデューサーさんなら多少は迷惑をかけても助けてくれる」

あずさ「そんな考えが…どこかにあったから…だから、プロデューサーさん…私、最低ね…」

やよい「あずささん…泣かないでください」

真「……何をしても遅いのかな。戻って来てくれないのかな」

響「プロデューサーは本気みたいだったし…もう…」

貴音「嘆くだけでは何も生まれません。幸い1か月の猶予があります」

春香「1か月…その間に私達が…」

貴音「プロデューサーの心を変えるのです。何としても」

千早「人の心がそんなに簡単に変わるのかしら…」

あずさ「変えられなくても変えるのよ。絶対に…」

やよい「私も今のプロデューサーが良いです!辞めて欲しくないです!」

美希「ミキも…迷惑かけっぱなしでサヨナラなんて、ダメだと思う」

もう無理ぽ

響「貴音はすごいな…冷静に皆をまとめあげて」

貴音「そう見えましたか?」

響「うん。自分なんかどうすればいいのか何も分からなくて慌てるだけで」

貴音「…私も怖いです。プロデューサーがいなくなるのが」

貴音「恥ずかしながら今も泣きだしたい気持ちでいっぱいです」

響「え…」

貴音「私も響達と同じです。不安、焦り、恐怖で押し潰されそうです」

響「貴音…」

貴音「ですが、このような状況なら尚更誰かが氷のように冷静でなければならない」

響「……」

貴音「ふふっ、私もただプロデューサーと離れたくないだけなのかもしれません」

P(辞めるって分かってると仕事もやる気が…)

P(…いかんいかん。俺は後1か月はプロデューサー。それまでは全力を尽くさねば)

P(とは言っても…問題を処理するだけの日々になるだろうが)

ガチャッ

P(ん?珍しく全員来ている。それも俺より早くに)

小鳥「驚いたでしょう。まるでプロデューサーさんが遅刻したみたいに見えますよ」

律子「事務所に隕石でも落ちて来そうで怖いわ」

P「ははは…みんな、遅れてごめん。今日も1日頑張ろうな」

P(今日は…確か千早とグラビア撮影に行くんだったな)

P(…機嫌損ねるだろうなぁ)

千早「プロデューサーどうしたんですか?浮かない顔して」

P「いや、別に…千早こそ今日の予定忘れたか?グラビア撮影だぞ」

千早「はい、分かっています。早速向かいましょう」

P「・・・ん?」

千早「最高の自分が出せるように精一杯頑張ってみます。見ていて下さい」

P「え・・・」

そうそう、そんな感じ!千早ちゃん良い顔してるね~!

パシャッパシャッ

P(…普段の千早からは考えられないほどスムーズに撮影が進んでいくな)

一旦休憩でーす

P「千早、お疲れ様。月並みな感想だがすごく良かったぞ」

千早「そう言ってもらえると嬉しいです」

P「いや~、普段からこんな具合だったら…」

千早「…申し訳ありません」

P「あっ、そういう意味じゃ無くてな…とにかく今の調子で後もよろしく頼むよ」

千早「はい。出来る限りのことはします。任せて下さい」

P(今までで一番早く終わったな…出来もこれまでで最高だ)

千早ちゃんグッドだね~、次もお願いしますよー!

P「そ、そうですか!ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします!」

P(・・・こんなことが)

千早「プロデューサー、お疲れ様です。予定より随分早く終わりましたね」

P「あっ、ああ。俺も驚いたよ。千早よく頑張ったな」

千早「ありがとうございます。…どうですか、余った時間で食事なんていかがですか?」

P「いつもみたいに歌の自主練はしないのか?」

千早「今日はプロデューサーとゆっくり話したいので」

P「・・・そうか。じゃあ行くか」

千早「こうして話すのも久しぶりですね」

P「そうだな、千早は時間があれば歌だから話す機会もあまり無かったな」

千早「・・・ごめんなさい、自分勝手で」

P「気にしてないよ。俺も千早の歌に対する気持ちは知ってるから」

千早「…でも、だからと言ってプロデューサーが苦労して取ってきた仕事を無下に扱って良い理由にはなりません」

千早「私は…目先の事にばかり囚われ…私のために……頑張っているプロデューサーを…」

P「お、おい・・・どうしたんだ急に・・・」

千早「ごめんなさい…本当にごめんなさい…プロデューサーの気持ちも考えず我儘ばかり…」

P「いや、俺に責任があるんだ。お前の好きな仕事を取って来れず…」

P「お前を苦しめるような仕事ばかり…すまん」

千早「その仕事も私がステージに立てるように…と思ってですよね」

千早「私も分かってました。私の毛嫌いしてる事もいずれ歌に繋がっていくと」

千早「でも…私は…私は…子供みたいに…駄々をこねて…迷惑ばかり……」

P(千早・・・)

千早「私、頑張ります。どんなことでも、だから…だから…虫が良すぎるかもしれませんが…」

千早「お願いします。これからも私を支えて下さい…」

P「・・・もちろんだ。俺も千早が大好きな歌を歌わせるために、俺が大好きな千早の歌を聴くために頑張るよ」

P「歌は千早の全てだもんな」

千早「……あ…りがとう…ございます…うっ…っ……」グスッ

P(んん…一気に辞めづらくなった…)

P(千早も俺の気持ち分かってくれてるみたいだし)

P(…いや、あの千早ならもう俺じゃ無くても大丈夫か)

P(それに千早以外も問題児ばかり・・・それも千早以上の)

P(俺には無理なんだ、どう頑張っても)

P(誰か適役がいるさ、みんなをトップアイドルにする適役が)

P「あずささん、今日は雑誌のインタビューです」

あずさ「そうですか~、いつも通り張り切っちゃいますよ~」

P「・・・俺、他にも仕事があるんで・・・現場に一人で行ってもらうことになるんですが・・・」

あずさ「分かりました~、後から来てくれるんですよね?」

P「はぁ、そうですが…それより現場まで一人で大丈夫ですか?律子や小鳥さんもいないんですよ?」

あずさ「大丈夫です!私やる時はやるんですよ!」

P(心配だ…一人でたどり着く可能性なんて0に等しい…)

あずさ「本当に大丈夫ですよ!絶対に!プロデューサーさんは自分の仕事に集中して下さい!」

P「は、はぁ・・・」

P(何で今日はこんなに自信満々なんだ)

P(うぅ・・・思ったより長引いてしまった)

P(はぁ、あずささんを探し出してまた向こう側に謝罪を・・・)プルルルル

P「………出ない、もうあずささんを見つけ出せない…」

P「とりあえず謝罪の連絡を…」プルルル



P「えっ…三浦あずさはちゃんといる…?」ガタガタ

P「本当ですか!?その人本物ですか!?顔違ってませんか!?」

P「…あっ、そうですか…お騒がせして申し訳ありません」



P(早く行かないと…)

あずさ「お疲れ様です。取材はもう終わりましたよ」

P(ほ、本物のあずささんだ…)

あずさ「プロデューサーさん?」

P「お、お疲れ様です!遅れてしまってすいません!」

あずさ「良いんですよー、プロデューサーさんが来てくれるだけで嬉しいですから」

P(・・・どうやって辿り着いたんだ)

あずさ「よろしければ事務所まで歩いて帰りませんか?」

P「・・・確かに距離はあまり離れてませんね。そうしますか」

あずさ「やっぱりプロデューサーさんとお話ししながら散歩すると安らぎます」

P「俺もあずささんと一緒にいると不思議と落ち着きます」

あずさ「ウィンウィンねー」

P「何か使い方間違ってる気がするんですが」

あずさ「そうかしら。まぁ細かい事は気にしない、気にしない」

P「…あのさっきからずっと気になってたんですが…失礼ながらどうやって現場に?」

あずさ「タクシーで目的地まで連れて行ってもらって、中は建物の人に案内してもらったんです」

P「えっ…普通ですね。何で今まで迷ってたんですか…」

あずさ「私お散歩するのが好きで…だからいつも歩いて行くんですよ」

P「それは知ってますが…」

あずさ「それで気になった場所にどんどん行っちゃって気付いたら…」

P「見知らぬ土地にって訳ですか・・・はぁ…まっ、散歩が好きなら仕方ないですね…」

あずさ「・・・ごめんなさい、実は理由ってそれだけじゃないんです」

P「はい?」

あずさ「さっきも言いましたが、私プロデューサーさんと散歩するの大好きなんです」

P「はぁ」

あずさ「だから…道に迷えばプロデューサーさんが迎えに来てくれて…それで…一緒に」

P「えええええ!?」

あずさ「それが嬉しくって楽しみで…本当にごめんなさい…」

P「いや、嬉しいのは嬉しいんですけど…嬉しいんですけど…」

あずさ「迷惑だったということも重々承知です…もう何と言っていいやら…」

あずさ「すみませんでした…二度とこれまでのようなことはしません…」

P(・・・何だろうこの良く分からない気持ち)

あずさ「ですから…どうかこれからも私をプロデュースして頂けないでしょうか…?」

P(プロデュースするのは主に律子なんだが…)

P「当然じゃないですか。…それに俺もあずささんとこうしてるの好きですよ」

あずさ「本当ですか…?迷惑じゃないですか…?」

P「仕事前は正直勘弁してほしいですが」

P「これからはこうやって仕事が終わった時に一緒に帰れば良いんですよ」

あずさ「…!!ありがとうございます……いつも私は…プロデューサーさんに迷惑ばかり…私は…何もしてあげないのに…」

P「だから良いんですって。俺もあずささんからいっぱい元気貰ってますから」

あずさ「…はい……本当に…本当に…嬉しいです…」グスッ

P(あずささんが俺との散歩を楽しんでたなんて思いもしなかったな)

P(何だか俺もテンションがわっほいだ!)

P(……1か月かぁ…あと何回一緒に帰れるかなぁ…)

P(何か更に辞め辛くなった…ううう)

P(……いやっ、何を考えてるんだ俺は…)

P(散々考えて出した結論じゃないか!俺じゃ無理だって!)

あかん 全然思いつかん 寝る
乗っ取り大歓迎

は?

俺「どいつもこいつも…もういい、保守やめてやる」チラッ

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!

P(俺がプロデューサーを辞める予定の日まであと二週間か)

いやいや、予定じゃない、決定だ。俺は俺なりに考えた結果、やめるべきだと判断したんだ。実際その方が俺だけでなく、彼女たちの為にもなるだろう。

とは言え。
ここ最近の彼女らはまるで人が変わったように真面目で素直で問題の一つ起こしやしない。
いや、正確には起こすこともあるのだけれど、起こさないように努力している。
今までの俺の苦労はなんだったのだろうとすら思う。

正直今は居心地がいい。元々俺は彼女らが嫌いなわけでなく、自分の力不足ゆえにあれだけの個性派揃いは引っ張っていけないと判断しただけであって。

だからほんの少しだけ、辞めたくないとも思い始めていた。
その一方で、今の彼女らならもっと上を目指せる。だからこそ、自分より力のあるプロデューサーに担当してもらうべきだとも。

P(今日は美希のレッスンからだな。いつもなら面倒だとごねて、真面目に取り掛かろうとしないが……)

P「あれ?美希、今日は早いな」

美希「……あふぅ。おはようなのプロデューサー」

レッスンの予定は朝からだったので、基本朝に弱い美希のことだ、多少遅れて来るかもしれないと思ったが、驚くことに彼女は俺より先に待ち合わせ場所のスタジオに到着していた。

とは言え、瞼は半分塞がっているし、とても万全と言える状態ではなかったが。

P「そんな状態でよく来れたな。時間に余裕あるし、少し仮眠とるか?」

美希「……んー、大丈夫なの。プロデューサーに迷惑かけないの」

P「? そうか?別に少しくらいいんだぞ」

美希「とにかく大丈夫なの! 美希、バリバリレッスンして、プロデューサーにカッコいいとこ見せるの!そしたらプロデューサーも美希のこと凄いって思うよね?」

P「ん?あ、ああ、まあ……」

まあレッスンを真面目にやるのは至極当然のことなんだが、美希が本気でレッスンをしているところなんて多分俺は見たことがない。
本気を出さなくても、彼女は大抵のことは適当で十分やりこなしてしまう。
だからこそ、そのハイスペックな能力を持て余し、アイドルとしてイマイチ伸び悩んでいるのだ。

そしてそれが俺の悩みの種の一つでもある。
これだけの力があるのに、それを開花させられない自分にうんざりしてしまうのだ。

書き始めたばかりだが、明日予定あるので今はここまでで申し訳ない。
1と書き方が全く違うがこんな感じでいいのなら、明日の夜に再度書き始める予定

需要なさそうor>>1が戻ってくる場合は素直にフェードアウトしようと思う

保守ついでにちょっと書いてみた。

P(今日は伊織のCM撮影に付いていかないとな)

P(伊織は仕事の面では何も問題無いけど、俺に対していちいち厳しいのがなぁ…今日も何回罵倒されるか)

伊織「…ねぇ」

P(…丁度良いか。ここの所決心が鈍りっぱなしだったし、伊織に再度固めてもらおう)

伊織「ねぇってば!」

P「うわっ!な、何だ伊織?」

伊織「一回で返事しなさいよね!全く話を聞く事すら満足に出来ないなんて、ホント無能なんだから」フンッ

P「ははは…面目無い」

P(あぁ…これだよこれ。そう、俺はこういうわがままなアイドル達に疲れて辞める事に決めたんだった)

P(ありがとな伊織。お前のお陰でグラつきは収まりそ――

伊織「…アンタに出来る仕事なんて私のパートナー位なんだから、しっかりしなさいよ」

P「え…?」

伊織「だ、だから無能でグズでノロマなアンタの事を雇ってくれるのなんて、ウチの事務所位のもので」

伊織「アンタが駄目なりに頑張ってる事に気付けてるのは、聡明なこの伊織ちゃんだけ何だから、辛気臭い顔するなって言ってるの!」

P「あ、あぁ…。ど、どうしたんだ?伊織。そんなに顔赤くして」

伊織「あ、赤くなんてなって無いわよ!」

伊織「ただ私は…ほんのちょっとだけ今迄言い過ぎたトコがあったかなって反省して…」

伊織「長い目でこれからのアンタの成長を期待してあげる事にしたの。感謝しないさいよね!」

P「…ははは、反省したのに上からなのは変わらないんだな」

伊織「フンっ当たり前でしょ。これからも私の下僕として、精々励みなさいよ」スタスタ

伊織「…ずっと、ね」ボソッ

P(…ったく、何だってんだ。伊織まで…)

P(長い目で成長を期待、ね。…悪いがそれには応えられないんだよ、伊織)

P(やめるとかいいながら、自分でやめにくい状況をつくって・・・)

P「何してんだろう俺・・・」

真「プロデューサーちょっといいですか?」

P「うわっ、いつの間に!!」

真「さっきからいましたよ・・・」

P「悪い悪い」

P「んで、何なんだ?」

真「ここじゃなんなんで外で話しましょう」

P「ん、ああ分かった」



~公園~

P「んで、話しって?」

真「ええーっと、何から話していいかわかんないや」

P「ふふっ、なんだよそれ」

真「ああ、笑いましたね!!」

真「僕はプロデューサーを呼び出すだけでもかなり必死だったんですよ?」

P「悪い悪い」

P「何かさ、真がかなり可愛かったからついな」

真「ふぇっ!?」

真「な、何言ってるんですかプップロデューサー///」

P「でも真はさ、もっと自信を持っていいんだよ」

P「俺は知ってるから」

P「真は誰よりも女の子らしさを求める可愛い女の子だって」

P「ファンの前では王子様でいてやれ」

P「だけど俺の前ではお姫様でいていいんだよ」

P「全部受け止めてやるから」

真「プロデューサー・・」

あきた

真「でもそれじゃあ僕プロデューサーだけのお姫様見たいですよ?」

P「いいじゃないか?みんなの王子様で俺だけのお姫様」

P「俺はお前の従者ってとこかな」

真「王子様じゃないんですね」ボソッ

P「何?」

真「何でもないです!!」

P「そうか?」

P「んでお前の用って?」

真「ふぇっ、ええーっと」

P「焦らなくてもいいよ、俺は待ってるから」

真「・・・・」


真「プロデューサーはずっと僕達を支えてくれますよね」

真「そばにいてくれますよね」

P「・・・・」



P「そうだな」

真「本当ですか?」

真「約束ですよ」

P「ああ約束だ」


真「ふふっ、安心しました」

真「プロデューサーがいなくなったら僕は耐え切れませんから」

真「それじゃあ僕レッスンに行きますね」

真「それとお姫様と従者で芽生える恋物語もありますよ」

真「その意味をよく考えて下さいね?」




P「・・・・・」

P(ごめんな真・・・・・俺、嘘ついた)

ヤンデレなら俺に任せろ
といっても美希と響しか出来ないが


P(今日は響の撮影か……)

P(動物園で動物と触れ合う姿を撮影して動物園の宣伝素材にってか……)

P(響には持ってこいの仕事だな……)

P(まぁ響は良い子だから仕事面では文句ないんだが……伊織とは別のジャンルでプライドが高いんだよなぁ……)

P(それに事務所を勝手に動物園にしようとするし……)

P(ワニってなんだよ、ワニって……)


P「響ー……仕事行くぞー……」

響「わ、分かったぞ……準備してくる……」

P「はぁ……準備くらいしとけよなぁ……」

P(だいたいプロデューサーなのになんでこんなマネージャーみたいなことを……)

響「お…お待たせ……」

P「来たか……さっさと向か……は?」

響「うぅ…」モジモジ

P(意味が分からん。響の首にあるのって……犬とかに使う首輪だよな?それに……あれは……)

響「プロデューサー……自分……今日首輪してるぞ……リードもあるぞ……」


P「お、おう……(意味分からん)」

響「プロデューサーはずっと……このリード……手離さないで欲しいんだ……」グイッ

P「……は?いやリード渡されても……」

響「躾がしっかりしてる犬はな……信頼してる相手……飼い主から勝手に離れたりしないんだぞ……」

響「でも自分……まだ完璧じゃないから勝手にどっか言っちゃうかも知れないんだぞ……」

P(………………意味が分からん)

響「だからプロデューサーはこの手綱、絶対絶対絶対手放しちゃダメなんだぞっ!」

こいつ終わったら俺雪歩でもかくかね


P「待て!意味が分からん!」

響「“待て”だな!自分ずっと待ってるぞっ」

P「そう意味じゃなくてだな……」

響「ちなみにこのリードの長さは3mだぞ。自分、プロデューサーから3m以上は離れられないからな……」

P「そんな情報が欲しかった訳じゃなくてだな……イキナリどうしちゃったんだよ」

響「うっ……プロデューサーが手綱手放しちゃうと自分勝手にどっか行っちゃうぞ……お仕事の場所に行けないぞ……自分盲導犬みたいに偉くないからな….…」

響「でも自分……飼い主に懐いてるからずっと付いてまわるぞ。自分、ゴールデンレトリーバーなんだぞ……ゴールデンレトリーバーは人懐こくて……寂しがり屋なんだぞ……」


P「懐いてるって……」

響「なっ……とにかくだっ!自分まだ完璧じゃないからちゃんと責任持って世話するんだぞっ!プロデューサーが世話してくれないと……自分……」ウルウル

響「うっ…ざびじぐで(寂しくて)……ひぐと……じんじゃう(死んじゃう)かもじれないんだぞ……」

P「ウサギじゃあるまいし……てか泣くなよ……」

響「ぐすっ……ウサミミ……付ければ良いのか?……自分言うこと何でも聞くぞ」

P「そういう意味じゃなくてだなっ!あーもう早く泣き止め!それと首輪も外す!ちゃんと連れてくし見捨てないから!」

響「うっ……分かったぞ……でも自分……リードが無くても離れないからな……」




P(責任……か)

P(それに俺……見捨てないとか言っちゃってるし)

P(後二週間もしないウチにおさらばするのにな……)

>>266にバトンタッチ
雪歩期待してるぞ

P(みんなにあんなこと言って結局二週間には裏切る形で終わる)

P(俺は嘘つきで最低だな)

雪歩「プロデューサー、お茶です」

P「ありがとう雪歩」

P「いつもありがとうな・・・」





P「ってどうしたんだ!?」

雪歩「ふぇぇぇえ」グスッ

胸キュン

雪歩「プロデューサーの迷惑になるって分かってるのに」ヒッグ

P「雪歩!!?」

雪歩「私がいつまでもこんなチンチクリンだから」グスッ

P「おい、どうしたんだ雪歩」

雪歩「・・・嫌ですよ」

P「へっ?」

雪歩「プロデューサーがいなくなるなんて嫌ですよ」

P「それは・・・」

雪歩「やっぱり本当だったんですね」

P「俺h雪歩「聞きたくない!!」」

雪歩「聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない」

雪歩「お別れの言葉なんて・・・・聞きたくない!!」

P「お前・・・」

雪歩「はぁ・・・はぁ」フルフル

バレ来たか

P「・・・・・ちょっとこいよ」ギュッ

雪歩「ふぇ?」

~屋上~

P「見てみろよ綺麗な星空が広がってる」

P「悩み事や考え事があるといつもこうやって星空を見上げるんだ」

P「星をアイドル達に見立ててな」

雪歩「星を・・・ですか」

P「輝く早さは違えどどれも最高に輝いている」

雪歩「どれも最高に輝いている・・・」

P「ああ、だから一番星でも二番星でもいいんだ」

P「お前もみんなも俺の中の空で綺麗に輝いて最高の星空を築いてくれる」

P「そんな最高の天体観測を壊せるほど俺に勇気はない」

雪歩「それじゃあ」パァァァ

P「ああ、もう少しだけお前の隣で観測させてくれ」

P「お前らは俺の中の一番星だから」

P(俺は嘘をつく事にもう慣れてしまった最低の屑野郎だ)

雪歩「流れ星ですよプロデューサー!!」

P「ああ、そうだな」

P(だけど)

P「雪歩は何かお願いしたのか?」

P(たったの二週間だけでもいいから)

雪歩「プロデューサーと」

雪歩「みんなと一緒にいられるようにって」

P(こいつらの笑顔が見たいんだ)

P「ずっと一緒だ」

俺の職業はがちでホストだからくさいのは我慢しろ

安心しろ>>202以降は誰も見てないから

>>298
24の男が公共の場で声を上げて泣いていいか?

雪歩はパエマーだから良いんじゃねと自分に言い聞かせる

きたか

>>284
貴音「星をみておいでですか」
ラインハルトP「星はいい。何事にも動じず、いつも同じ場所で瞬いて
        私達を見守ってくれている」

的なアレが。

事務所屋上

P「ああもう、なんでうちのアイドル達はああも勝手なんだ」

P「個性的と言えば聞こえはいいが、管理する方は堪ったもんじゃないよ」

P「辞めてやる……って言いたいところだけど、この御時世そうもいかないしなぁ。はぁ」

春香「プロデューサー、こんなところで何黄昏れてらっしゃるんですか?」 ヒョコッ

P「春香……そういえばお前がいたっけな」

春香「はい?」

P「いや、春香って本当に癒しだよなぁって思ってさ」

春香「え……」 ドキッ



なんとなく電車内から思いつきで書いてたが電池の消耗激しすぎて無理のようだ
他の人に任せる

202だが、戻るの23時すぎになってしまいそうだ、すまない。
それでも待っていただけるなら保守頼む

P「もう絶対辞めてやる!あんな勝手な奴等なんて知ったこっちゃねえ!」

P「くそっ…くそっ!」シコシコ

あふぅ

どんなに遅くとも12時までには書き始める

保守

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