浅利七海「ロックンロール?」 (49)
※注意事項
・モバマスssです
・キャラ崩壊するんだろう
・
以上でよければどうぞ
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~事務所~
ガチャ
モバP「ただいま戻りました」
千川ちひろ「Pさん、おかえりなさい。泰葉ちゃんの付き添いでしたよね、どうでしたか?」
P「さすが泰葉だよ、パーフェクトだ。他の人の仕事も見たいらしいから先に俺だけ戻ってきました」
ちひろ「一緒に見なかったんですか?」
P「他の娘を見に行ってあげてくださいって言われていまいましてね…」
ちひろ「Pさんは泰葉ちゃんにべったりしすぎですからね、それがいいですよ。柑奈ちゃんたちは応接室の所にいますよ」
P「そんなにべったりかなぁ……わかりました、行ってきます」
ちひろ「女の子って、そういうことに敏感なんですよ……Pさん」
-応接室前-
「シ、レ、シ、ラ」
~♪
「そうそう、次はファ、シ、ラ」
~♪
P「なんだ?この声が戻りそうな曲は……?」
コンコン ガチャ
P「入るぞ~」
浅利七海「わわっ!プロデューサーれすか!?」
有浦柑奈「プロデューサー、ノックしたなら返事を待ってから入ってください!」
P「お、おう。すまな……」
七海「どうしたのれすか?」
P「なに、しているんだ?」
柑奈「七海ちゃんにギターを教えてあげているんですよ!前回の公演を見た七海ちゃんが興味を持ったみたいなので弾き方を教えているんです」
七海「七海も海やお魚の歌を語り弾きしてみたな~って思ったのれす!」
P「そ、そうか……ギター……なのか。難しくないか?」
柑奈「すごいんですよ、七海ちゃん!もう音を言えばそれを弾くことができるんです!愛のなせる技ですよ」
七海「七海はお魚が大好きなのれす!」
P「そ、そうか…」
P(そんなに好きなのか……)
P(カジキをギターにするほどに)
(やっべ、ここまでしか考えていないわ……ちょっと離脱します)
P(おかしい、これはどう見てもカジキだ。俺が見間違えるはずがない。そうか、今はたまたまカジキを持っているだけで本当はどこかにギターがあるんだろ)
P「なぁ、試しに聞かせてもらえるかな?」
七海「いいれすよ」
柑奈「それではさっき練習したメロディでいきましょうか!」
七海「はい!シ、レ、シ、ラ、ファ、シ、ラ~」
~♪
P「す、すごいな……いいメロディじゃないか……」
柑奈「ほんとうにすごいですよね!これもさっき練習したばかりなんですよ!」
七海「えへへ~」
P(平然とカジキで奏でやがった……どうみてもただのカジキ。カジキを撫でたら音が出るだと!?七海がお魚キャラだからって魚持たせれば何でもできるわけじゃないんだぞ!!)
柑奈「どうかしましたか、プロデューサー?」
P「え、えーっと、そのギターは何なのかな?」
七海「柑奈さんから借りました!」
柑奈「この前の公演で記念にといってもらったやつですよ。プロデューサーさんがラブの力で許可もらって来てくれたんですよね!」
P「そ、そーだったなー」
P(おかしいぞ、前回の公演ではちゃんとしたギターだったはずだ……はず……だよな……?)
柑奈『海が歌っています!ラブを!』withカジキ
P(あれ……?なんだかそんな気がしてきたぞ?いや、おかしい。カジキは楽器ではない!)
七海「プロデューサー?体調が悪いのれすか?」
P「い、いや、大丈夫だ……それよりも他のメロディも聞かせて欲しいかな」
七海「いいれすよ!」
柑奈「そうね……それでは、三番目の奴いきましょうか!」
七海「はい!レ、シ、ラ、レ、シ、ラ」
~♪
P(いったいどういう仕組みなんだ?どうやったらカジキからこのメロディが生まれるんだ?)
柑奈「上手ですよ、七海ちゃん!ピース!」
七海「ピース!なのれす」
ガチャ
市原仁奈「呼ばれた気がしたのですよ」
P「おや、仁奈ちゃんか?馬の着ぐるみ、いい出来だな」
仁奈「照れるのでごぜーます///」
柑奈「仁奈ちゃん、呼ばれた気がしたってどういうこと?」
仁奈「何やら仁奈を呼ぶ音がこちらから聞こえたきがしたのですよ」
七海「もしかして、七海の奏でたメロディに釣られたのれすかね~?」
P「それにしても、よくできているなぁその着ぐるみ。蹄のところとか素晴らしいな」
仁奈「フードを被るともっと馬の気持ちになれるですよ」カポ
P「完全にアニマルマスクのやつじゃないじゃないか……心臓に悪いからあまりかぶらないようにな」
仁奈(馬)「あまりものできに驚いているんでごぜーますね」ヒヒン
柑奈「仁奈ちゃんの着ぐるみ愛、素晴らしいっ!」
P「そうだ、仁奈ちゃん。ところでこのギターを見てくれ。こいつをどう思う?」
仁奈「ただのギターでごぜーますが?」
P「そうか……」
P(仁奈からみてもただのギター……なんだ、いつからカジキはギターになったんだ?)
ガチャ
木場真奈美「P、すまないが荷物を運ぶの手伝ってもらえるか?」
P「いいですよ。それじゃ、ちょっと行ってくるよ」
七海「いってらっしゃいなのれす~」
-通路-
真奈美「メーカーから届いた炭酸スポーツドリンクをトレーニングルームまで運びたいんだ。振らないように注意してくれ」
P「わかりました。結構な量あるんですね」
真奈美「大手メーカからこんなに差し入れをもらえるようになるとはな、これも君のおかげだよ」
P「俺よりも真奈美さんたちの活躍が大きいんですよ」
真奈美「私たちが活躍できる場を用意してくれたのは君さ。改めてお礼を言いたい。ありがとう」
P「そんな……っと、この階段はワックス塗りたて?おかしいな、そんな話は聞いていないぞ?」
真奈美「……P、周囲を警戒しておいてくれ。別の道を使おうか」
P「はい……」
P「またですか……」
真奈美「さっきの階段といい……ミエミエのこの遠回り……P、全速でここを抜けよう。相手の狙いはこの炭酸スポーツドリンクだろう」
P「は、はい……」
真奈美「ありがとう、ここを抜けたらビッグなお礼をしよう!」
ダッ
覆面少女1「あっ!待ちなさい!」
覆面少女2「せっかくのチャンス、逃すわけにはいかないよっ!」
P「なんだあいつら!?」
真奈美「悪戯好きのお嬢ちゃんたちか……」
P(すごい、真奈美さん。走っているのに持っているケースは全く揺れていない……揺らさないように走るのってこんなにも難しいのに)
真奈美「Pが危ないな……」
覆面少女1「ファーハハハハッ、もたもた走っているPはここで終わりよッ!」
覆面少女2「うひひ、真奈美さんも戻ってきた。荷物持っている今の真奈美さんなら……掴み放題っ!!」
P「真奈美さん!俺に構わず先に行ってください!こいつらの、特にこの二つの突起物のある覆面の狙いは真奈美さんです!!」
真奈美「君を見捨てることなんてできないさ」
覆面少女1「二人まとめてドリンクをぶちまけなさいっ!!」
覆面少女2「うひひ、いただきまーっす」
P「真奈美さーんっ!!」
真奈美「荷物を置けばいいだけなんだよね」ガシッ
覆面少女1・2「ぐえっ」
P「あっ、そうか」
真奈美「さて……お嬢ちゃんたち、ちょっとオイタがすぎるようだね」
覆面少女1「ア、アタシの作戦がこんな簡単に破られるなんて……」
覆面少女2「えへへ……すいません~」
真奈美「この娘たちにはお灸をすえなくてはな……P、一人で運べるかい?」
P「大丈夫です、任せてください。その二人のことはお任せします」
真奈美「すぐに追いつくよ、ちょっと先に行っておいてくれ」
P「はい、それでは」
覆面少女1「ちょっとP!助けなさいよっ!」
覆面少女2「はぁ……やっぱり、卑怯な手は使うものじゃないね!」
<ギャッー
-トレーニングルーム-
真奈美「ありがとう、P。助かったよ」
P「そんな……俺は足を引っ張ってしまっただけで……」
真奈美「そんなことはないさ」
P「いや、俺は……」
真奈美「今日はやけに弱気だな……ほら」ギュッ
P(やった!真奈美さんにギュッとしてもらった!とってもあったかい、クセになりそう……)
真奈美「君は私たちの認めたプロデューサーさ。自信を持ってくれ。今回はあれで本当に助かったんだよ」
P「真奈美さん……」
真奈美「あそこで二人とも逃げ延びたとしたら別の人が彼女たちの罠にはまったかもしれない。なんでも正しくできることがいいことではないのさ」
P「ありがとうございます……」
真奈美「まぁ、普段の君ならあれぐらい余裕だと思っていたんだけどね。調子が悪かったのかな?」
P「えっと…そうなんですかね?」
真奈美「なんにせよ、私たちの認めたプロデューサーだ。これからもよろしく頼むよ、いろいろとね」
ここまで書き溜め……メロディの感想だけ書くつもりがこんな感じで書いていくとどれほどになるのか…
少し考え直してきます
-応接室-
P「戻ったぞー」
柑奈「プロデューサー、おかえりなさい!」
P「何してたんだ?」
仁奈「七海おねーさんが新しいメロディを練習していたのですよ」
P「へぇ、聞かせてもらえるか?」
七海「まかせるのれす!レ、ラ、シ、レ、ラ、シ……次はなんれしたかね?」
柑奈「ラ、レ、ですよ!」
七海「ありがとうなのれす!レ、ラ、シ、レ、ラ、シ、ラ、レ」
~♪
P「心が豊かになって眠りたくなるメロディだ……」
仁奈「いい夢を見ることができそうなのでごぜーます」
P(もうカジキについて考えるのはやめよう。これはギターだ)
ガチャ
片桐早苗「あら、いい曲ね。誰が弾いてるの?」
七海「七海なのれす!」
早苗「七海ちゃんってギター弾けるんだ!?」
柑奈「私が教えました!」
早苗「柑奈ちゃんか~オフの日も弾いているんでしょ?ギター愛を広げているのね」
柑奈「へへ、ギター愛もありますが、大切なのはギターで愛と平和を広げることですよ」
P「早苗さんもメロディに誘われた感じですか?」
早苗「え?あたしはたまたま部屋の前を通っただけだよ?どうしたの?」
仁奈「仁奈は七海おねーさんの音に呼ばれたんでごぜーます」
P「早苗さんも七海がメロディを奏でた直後に来たからてっきりそうだと思いましてね」
早苗「へぇ~面白そうね、他の曲はあるの?」
七海「まだ練習中なのれす」
ガチャ
森久保乃々「プロデューサーさん……あの……少しいいでしょうか?」
P「いいぞ、それじゃ行ってくるわ」
仁奈「いってらっしゃいですよー」
-通路-
P「それで、何があったんだ?」
乃々「じ、実は……私の……が……」
P「ん?何がだ?」
乃々「ポ……です……」
P「ポ?」
乃々「うぅ……ポエム……です……私のポエムがどこかにいってしまったんです……」
P「乃々の作ったのがか?」
乃々「はい……あれを他の人に見られてしまったら私は……私は……」
P「よ、よし、わかった。俺が探すのを協力しよう。だから落ち着くんだ」
乃々「プロデューサーさん……」
P「で、どんな感じの紙に書いたんだ?」
乃々「青い便箋七枚にです……気がついたら机の下から消えてしまっていたんです……」
P「七枚か……バラバラになってなければいいが……とりあえず、探し始めるとしよう」
乃々「はい」
P「それで……情報を入手したのはいいが……一人では無理なのか?」
乃々「むーりぃ……」
P「俺もむーりぃだぞ、これは」
-女子寮-
P「まさか、蘭子が女子寮に持ち込んだとはな……もうバレたんだしいいんじゃないのか?」
乃々「わ、私が書いたとはわからないはずです……ここで私が取りに行けばそれこそ……」
P「……せっかく乃々が勇気を出して俺に頼ってくれたんだもんな。やってやんよ!」
乃々「プロデューサーさん……ありがとうございます」
P「さて、潜り込んだはいいが見つからないようにしないとな。乃々、見張りは頼んだぞ」
乃々「は、はい……」
P(いくらかはごまかせる人はいるが、大人組に見つかるとやっかいなことになりそうだ。そうならないように乃々に見張りや囮になってもらって俺が蘭子に直接返してもらうように話す作戦だ。蘭子ならごまかせるだろうし、一番危険な早苗さんは応接室だしなんとかなるだろうさ)
乃々「あっ、前方から川島さんです」
P「よし、そこの物陰に隠れているからなんとかごまかしてくれ」
乃々「は、はい」
川島瑞樹「あら?乃々ちゃん、こんにちは」
乃々「こ、こんにちは……」
瑞樹「ねぇ、私のお化粧セット見なかった?黒いポーチに入っているんだけど……」
乃々「い、いえ……見ていないですけど……」
瑞樹「そう……どうしようかしら……一度事務所に行ってみようかしら。乃々ちゃんも探し物?」
乃々「え、えっと…その……」
瑞樹「あれ~どうしたの?そんなにおどおどして?隠し事かしら?」
乃々「ひぇ!?」
P(鋭すぎるだろあの人!?)
瑞樹「なーんてね。無理に聞こうとはしないわ。私でよければいつでも相談に乗ってあげるから、話せそうなら頼ってね!それじゃ」
乃々「さようなら……」
P「……瑞樹さんに頼んだ方がよかったんじゃないか?」
乃々「うぅ……」
P「まぁ、俺を頼ってくれたんだ、頑張るよ」
乃々「あっ、今度は和久井さんが……」
P「次もなんとかするんだぞ」
和久井留美「乃々ちゃん、こんにちは」
乃々「こんにちは……」
留美「どうしたの?元気がないようだけど」
乃々「えっと……これは……」
留美「よかったらこれ、食べて」
乃々「これは……クッキーですか?」
留美「そうよ、最近はお菓子作りにも挑戦していてね。Pさんにあげようと思って作ったやつよ。甘いもの食べると元気が出るって言うじゃない。よかったら乃々ちゃんも食べてみて」
乃々「ありがとうございます……とってもおいしいです!」
留美「そ、そう?ありがとう。喜んでもらえてうれしいわ。さっそくPさんにも食べさせてあげましょう。乃々ちゃんも元気でたみたいだしね」
乃々「えっ」
留美「また今度、新しいお菓子を作ったら食べてみてもらえるかしら?」
乃々「えっと…私でよければ……」
留美「そう、ならよろしくね!それでは、また今度」
乃々「はい……」
P「いい人だな……」
乃々「はい……」
P「さて、それじゃ先に進むか」
三船美優「あれ……?Pさん?」
P(ヒッ!?)
乃々「も、もりくぼでーす!」
美優「あら、乃々ちゃんでしたか。見間違えてしまいました」
乃々「こ、こんにちは」
美優「こんにちは。こんな通路でどうしたの?」
乃々「えっと……その……」
美優「ふふっ……」ナデナデ
乃々「あう……」
美優「あっ、ごめんなさい、つい撫でてしまって…」
乃々「いえ……大丈夫です……」
美優「ねぇ、乃々ちゃん」
乃々「は、はい」
美優「いつかは晴れるんですよ……心も……」
乃々「え……」
美優「いつかは晴れますけど、私は晴れさせる手伝いがしたいなって……厚かましいですね、ごめんなさい」
乃々「いえ……その……嬉しいです……」
美優「乃々ちゃん……」
乃々「けど……今は……私がなんとかしてみようと……思います……」
美優「そうですか……それでは、応援しています」
乃々「ありがとうございます……」
P「もう、大丈夫なんじゃないか?」
乃々「話すのは少し苦手で、目を合わせることもできない私だけど……いろんな人が私のことを気にかけてくれて……少し嬉しかったです……」
P「これなら、俺はいらないかな」
乃々「あっ、でもポエムの件はむーりぃ……」
P「……私がなんとかしてみるんじゃなかったのか?」
乃々「……それは、別の問題です」
P「ん?そうなのか?まぁ、ここまできたら最後まで手伝ってやるよ」
乃々「……プロデューサーは気づかないんですね」ボソッ
P「どうした?」
乃々「なんでもないです……」
P(その後蘭子の部屋まで無事たどり着き、俺のポエムということで事情を話ポエムを取り戻した……のだが)
P「まさか。4枚しか持っていなかったとはな……」
乃々「残りの3枚はいったいどこに……」
棟方愛海「お探しのものは、青い便箋かな?」
P「お前は、愛海!?」
乃々「な、なんでそれを知っているんですか……!?」
愛海「うひひ、この女子寮はもはやあたしの狩場。怪しい動きをしていたらすぐわかるのさ」
P「後をつけていたのか……」
愛海「それで、教えて欲しいよね、場所。なら何を差し出すか、賢い乃々ちゃんならわかるんじゃないかなー?」
乃々「う、うぅ……」
P「愛海……見損なったぞ」
愛海「うっ……も、元はと言えばプロデューサーがあの時邪魔をしたから……」
P「この……」
乃々「いいですよ……」
愛海「いいの!?」
P「乃々!?」
乃々「プロデューサーさんが私のために頑張ってくれたんです……私だって……」
P「乃々、それは頑張る方向を盛大に間違えているぞ……」
愛海「うひひ……それではそれでは~さっそくいただいちゃおうかな~」
P(くそ……どうすれば……あっ!?)
愛海「いただきま~」
P「待った!」
愛海「何さ?乃々ちゃんは覚悟決めたんだからやめないよ」
P「あぁ、そうだ。だからせめて、目をつぶってやってくれないか?」
愛海「えぇ~恥ずかしがる表情も見たいのに~」
P「だからだよ。お前に少しでも優しさがあるのなら、そうしてやってくれ」
愛海「嫌な言い方するねー。いいよ、わかったよ。目をつぶってあげるよ」
P「ありがとう」
乃々「プロデューサーさん……」
愛海「さぁ、目をつぶったよ!もういいよね!?」
P「ああ、いいぞ」
愛海「いっただきまーす!!」モミモミ
乃々「あぁっ…!」
愛海「うひひひひひひ!さっき揉めなかった分も………え?」モミモミモミモ…ミ
P「どうした?揉めよ」
愛海「何してんの?」
P「胸を揉みたかったんだろ?揉めよ」
愛海「これ、絶対にプロデューサーの胸だよね?乃々ちゃんは?」
P「乃々の胸を揉ませるとも、乃々の胸を揉みたいとも言ってなかっただろ、お互い」
愛海「よくも騙したなぁ~あっ!?あたしも一人の胸だけを揉むとは言ってないよ」
P「……確かにそうだな、いいぞ別に」
愛海「なら……」
P「ただし、目をつぶったまま探せよ」
愛海「え?」
P「そういう目はつぶる約束だろ?」
愛海「うっうぅ~」モミモミモミモミモミ
P「おぉう」
愛海「こうなったらとことん揉んでやるー!!」
愛海「なんかさ、もういいよ。はい、これ」
乃々「あれ?これは便箋!?」
P「愛海……」
愛海「たまたま拾ったんだよ、感謝してよね」
P「余計なこと言ってこなければな」
愛海「それにしても、意外だったよ」
P「なにがさ?」
愛海「普段のPならあたしの胸を揉んで強引に場所を吐かせようとすると思ったし///」
P「え?」
乃々「どういうことですか?プロデューサーさん……」
愛海「指直しに他のお山探しに行ってきまーす」ダッ
P「あっ愛海のやつ……」
乃々「あの、プロデューサーさん……ありがとうございました」
P「ん?いいよ、これぐらい。いつでも頼ってくれよな」
乃々「…………」
P「どうした?」
乃々「今日は……いつもと雰囲気が違いますよね」
P「そうなのかな?」
乃々「いつもと違うプロデューサーをみているようですけど……」
P「いつもと違うって……俺は俺だよ」
乃々「本当のプロデューサーさんはどんなのですか?」
P「……俺は俺だと思うよ。どれも本当の俺だよ、たぶん」
乃々「そうですか……今日は……本当にありがとうございました……」
P(ちなみに、どんなポエムだったんだろ?)チラッ
『マイクを握らなければあなたを守れない マイクを握ってはあなたを抱きしめられない』
P(……そりゃ見つかりたくないわけだ)
-応接室-
P「戻りましたー」
早苗「おかえり~どうだった~?」
P「まぁ、問題は解決できましたよ。それで、どんな感じですか?」
仁奈「七海おねーさんは新たなメロディを入手したのでごぜーます」
P「おっ、是非とも聞かせてもらいたいな」
七海「いいれすよ。それでは……レ、シ、レ、シ、レ、ラ、レ」
~♪
柑奈「私が教えたメロディ、ばっちり弾けていますよ!」
P「今度のメロディはさっきと違って目が覚めそうな感じだな」
早苗「激しい音でもないのにいい感じに目が覚めそうね。目覚ましにしたいぐらいだわ!」
仁奈「杏おねーさんに聞かせてあげてーです」
P「仁奈ちゃんの前でもだらけているのかあいつは……」
早苗「あれ?P君って仁奈ちゃんのこと呼び捨てじゃなかったっけ?」
P「あれ?そうでしたかね?」
ガチャ
堀裕子「サイキックパワーを感じたので来ました!」
七海「また釣れたのれす!」
早苗「あら、ほんとに来たのね!?」
P(もしや、このカジキギターには特殊な力でもあるのだろうか……)
柑奈「サイキックパワーって何なの?」
裕子「こう、なんといいますか、さっきのメロディにぶわわーっとしたサイキックパワーを感じましてねぇ……」
P「裕子ちゃん、もういいよ……」
裕子「プロデューサーからちゃん付だなんて……新鮮です///」
P「あれ?」
早苗「うーん……なんか変ね」
仁奈「変でごぜーますか?」
柑奈「それにしてもすごいですね!さっきからこんなに人が集まるなんて……これぞラブ&ピースの輪!」
七海「どんどん釣るのれす~ラ、ラ、レ、レ、ファ、ファ」
~♪
P「なんだろう……ものすごく焦ってきたぞ」
早苗「なんていうか、あっというまに時間が過ぎた時の感じよね」
裕子「時計は……あれ?特に変化もないみたいですね。もっと時間がたったような感じなのに」
仁奈「そわそわするでごぜーます」
ガチャ
遊佐こずえ「ふわぁって……ふわぁ……」
七海「大成功なのれす!」
P「最初と目的が変わってきたな」
早苗「こずえちゃん、どうしたの?」
こずえ「こずえはね……うちゅうじんなの……」
裕子「宇宙人!?未知なるサイキックパワー!!」
こずえ「ふわぁ……ふわぁ……」
P「…………」スッ
こずえ「じゃましたらだめー……」
P「こずえは何をしに来たんだ?」
こずえ「こずえは……おうまさんを……ゆうかいしにきたの……」
仁奈「おうまさん……仁奈でごぜーますね!」
こずえ「ふわぁ……ふわぁ……」
P「えい……」
こずえ「むー……じゃましちゃ、やー……」
P「ご、ごめん……いいのか?仁奈ちゃん?」
仁奈「しかたねーですね。おとなしくつかまってやるのです」
こずえ「ふわぁ……ふわぁ……がっしり……」
仁奈「捕まったのでごぜーます」
こずえ「つかまえたのー……ふわぁ……」
仁奈「連れていかれるのでごぜーます」
こずえ「つれていくのー……ふわぁ……」
バタン
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森久保帯人