エレン「誰が一番ドМなのか」(59)

*ジャンをいじり倒す安価SSです。
*暴力的な物より、誘惑系で書いていきます。
*ジャンがどこまで耐えるか、男気を見せるか。そんな感じで。
*安価来なかったら、自分の趣味に走ります。
*更新は多分、まったり進みます。
*エロ展開は…期待する人いるかなあ?(笑)




エレン「なあ……この中で一番、ドМな奴って誰だと思う?」

アルミン「ジャン」

ライナー「ジャン」

ベルトルト「ジャン」

コニー「ジャン」

フランツ「ジャン」

ジャン「おいちょっと待て!! いきなり一致で俺かよ?! なんでだよ!!」

マルコ「自分の胸に聞きなよ…ジャン。あ、俺もジャンに一票ね」

ジャン「マルコまで?! 何でだよ。おい、エレン、いきなり何でそんな変な質問し始めた?!」

エレン「いやな……Мっ気がある奴は、指揮官(リーダー)に向いているっていう考察本を読んでな。本当かなって思って。皆がジャンだと思うなら、やっぱジャンは指揮官に向いてるって事になるのか?」

ジャン「んな馬鹿な……つか、どんな本だそれ。根拠も何もねえだろ」

エレン「んー……本を出したのは、大分昔の調査兵団の人みてえだぞ。単なる持論かもしれんが……」

アルミン「よし、だったら検証してみようか」

アルミンは、エレンに乗った。

アルミン「ジャンは果たしてドМなのか否か。いろいろ試してみようよ」

ジャン「嫌だよ!! なんでそんな実験みてえなことしなくちゃ……」

エレン「協力してくれるなら、ミカサの下着、借りてきてやってもいいぞ」

ジャン「何から始める? (`・ω・´)キリッ」





と、いうわけでジャンがどこまで耐えられるか実験します。






ミカサ「……? 何故、私が呼ばれたのか分からないけど、エレンが言うならそうしよう。私はジャンを殴ればいいの?」

エレン「いや、今回は暴力は無しだ。ミカサ、ミカサはただ、正座してまっすぐジャンを見つめればいい」

ミカサ「そう……」

エレン「ジャンは、ミカサの前で正座。振り返って、ミカサを見ちゃダメだからな」

ジャン「なんでだよ!!」

エレン「そういう実験だからな。ジャンは、ミカサに背中を向けて正座する。この状態で何秒間耐えられるか計るぞ。はい、スタート!」

ジャン(くそおおおおおお?!)




じーーーーーーーーーー。




ミカサの視線が背中に突き刺さる。

ジャン(今、俺、ミカサに見られているんだよな? 本当に、見られてるんだよな?)




じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。




ジャン(うわああああああ……振り向きてえええええ!!!)

でも我慢我慢我慢我慢……。




じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

エレン「すげっ! 1分超えたぞ? 予想より長いな」

ミカサ「まだ続けるの? もう飽きてきた……」

エレン「もう少し頑張れ。あともうちょい頑張ったら、ハグしてやっから」

ミカサ「何時間でも続ける(`・ω・´)キリッ」



じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。




ジャン「もう無理だあああああああああ!!」



ジャンは振り向いてしまった。

アルミン「2分34秒! 結構頑張ったんじゃない?」

エレン「だよな! ジャン、やっぱお前、Мっ気あるわ(肩ぽん)」

ジャン「にこやかに言われても嬉しくないわ! つか、お前、こんなの、何の役に立つんだよ!」

マルコ「まあまあ。いいじゃない。ジャンはドМって事で」

ジャン「嬉しくねえ……こんなので認定されても嬉しくねえ……」

ミカサ「我慢をすれば、ドМなの?」

その時、ミカサはエレンに質問した。

エレン「ん? 普通はそうだな。我慢強い奴はドМだな」

ミカサ「でも、ジャンはすぐエレンと喧嘩したりもするので、我慢強くないのでは…?」

ジャン「! そ、そうだぞ! 俺、エレンとよく喧嘩するもんな! だったら、ドМじゃねえよ。Sってことじゃねえか?」

アルミン「あー……そういう事もあり得るか。ジャンのドМは、ミカサ限定なのかもしれないね」

マルコ「じゃあ、他の人に対してはどうか、やってみる?」

アルミン「いいね! やってみよう。次は………」

サシャ「はい? 何で呼ばれたのか分かりませんが、私は何をすればいいんですか?」

アルミン「うん。実は…ジャンに>>6して欲しいんだ」


サシャがなんかやらかします。

セックス

ひでえwwww
では、誘惑しますねwwwww

サシャ「………へ? セックス? え? 私と、ジャンとでですか?」

ジャン「ちょっとまてえええええええ!!!」

ジャンの渾身のツッコミが入った。

ジャン「それもう、実験関係なくねえ?! サシャとなんでここでんなことする必要があるんだよ!!」

アルミン「まあまあ……(つ´∀`)つ マァマァ 何も本当にヤレって言ってるわけじゃないよ。要はサシャが女らしく、ジャンを誘惑して、ジャンのスイッチが入るまでのタイムを測るだけだから」

エレン「本当にやろうとしたら、全力で止めてやるよ」

ジャン「けっ……誰かこんな芋女に誘惑されるかよ!」

サシャ「むっ……言いましたね? だったら、受けて立ちましょう!! 誘惑してあげます!!」

コニー(ええええええ……)

コニーはちょっとだけ複雑だった。

サシャ「では………」

サシャはその場で一枚ずつ、ゆっくりと、上の服を脱いでいった。

タンクトップと、ズボンだけの姿になると、ちょっとだけ色っぽくなった。

ジャン(えっ……あれ?)

サシャって、こんなに綺麗だったけ…?

ジャンはうっかり、ちょっとだけ、ときめいた。

ジャン(いやいやいや、俺にはミカサがいるんだ…! 目の前に、ほら!)

その様子はミカサもガッツリ見ている。

こんな場面で、他の女に誘惑される訳にはいかない。

しかしサシャの背中は綺麗だった。サシャは、自分の髪を下ろして、一番綺麗だと自分では思っているそのポーズを、ジャンに見せる。

つまり、おろした髪を見せつけながら、背中を見せて、振り向くポーズだ。

サシャ「ジャン……」

ジャン(どきっ…)

サシャ「ジャン……」

二度、呼ぶ声。甘ったるいその声に、一同は思わず「おおっ」と唸った。

サシャ「ジャンは、私の事、嫌いなんですか…?」

ジャン「は…はあ? 嫌いとか、そういうのは、別にねえけど……俺は……」

サシャ「知ってますよお…ジャンは、黒髪が好きなのくらい。私は、茶色ですけど、ジャンが言うなら、黒く染めてもいいんですよ?」

見返り美人作戦に、ジャンは既に、グラグラしていた。

アルミン(おおおっと、意外だね! サシャ、テクニシャンだね!)

コニー(サシャが獲物を狩る目をしてやがる)

ちょっと、小悪魔的な肉食系の感じに思わず息を呑む一同だった。

ジャン「ばっ……なに言ってんだ! 俺はなあ…天然の髪の美しさが好きなんだ。そりゃ、黒いのが好きのは認めるけどよ。別に、茶色だって、嫌いじゃねえし……」

サシャ「じゃあ、染めなくても、いいんですか?」

ジャン「べ、別にいいんじゃねえの? つか、もう、そんな、いつのも髪型に戻せよ! なんか、サシャじゃねえみてえだしよ!」

サシャ「仕方ないですね……じゃあ、戻しますよ?」

サシャは紐を口に加えて、くるりと、ジャンの方に向き直った。

そして胸を張るようにして、両手を持ち上げて、髪を元の形に戻す。

その動作をゆっくり行う。


ジャン(ごくり……)


この、ポニーテールに戻る時の仕草は、男子にとっては結構強烈で。

色っぽいと言われる、伝説の仕草とも言われている。

それを、サシャが意図的にやっているものだから。

ジャンは、正直、辛抱堪らなかった。

じわり、とジャンのスイッチが入りかけているのを、アルミンは見逃さなかった。

サシャ「これでいいですか? ちゃんと結べてますか? ジャン、見て下さい」

ジャン「お、おおう……」

ジャンはサシャの頭をちゃんと見た。いや、正確には、サシャの項を見た。

じっくり、がっつり、目に焼き付けるように。

そして、気がついたら、その………

その手は、サシャの頭に、のっていた。

結び目を気にして触ってしまい、ちょっと、崩れてしまったのだ。

サシャ「あれ? ジャン、今、髪触りました?」

ジャン「あ、わりい…」

サシャ「もう、折角結んだのに……やりなおしますよ!」

サシャはちょっとだけ怒った風に言って、もう一回、同じことをした。

ジャン、唾を飲み込む。二回目。

サシャ「もういいですよね? 今度は触ちゃダメですよ?」

ジャン「お、おう……」

項、二回目。

ジャン(やべえ……こんなに近くで女子の項見るの初めてだ。なんか、いい香りする)

すまぬ。眠い…。続きは寝てから。

誰かと思いきや温泉か

ジャンのエロとかいらんがな

ジャンはしかし、サシャの誘惑を振り切った。

目の前で、ミカサの目の前で他の女に食いつくなんて外道すぎる。

そう思って、自分のジャケットをサシャに着せてやったのだ。

ジャン「い、いつまでもそんな薄着でいるんじゃねえよ! 風邪ひいたらどうすんだ」

アルミン(おおおっ?! ここで食いつかず、紳士になるとは)

ライナー(あいつ、なかなかのドМだな)

ベルトルト(紳士としては正しい行動だけど……)

エレン(お? ジャン、やっぱりそうくるか)

コニー(……………)

コニーはちょっとだけ不機嫌な顔でいる。

サシャ「え? 別にいいですよ。要らないです。ジャンが寒くなりますよ?」

ジャン「別に寒くねえし! というか、もういいだろ? 俺は、サシャにはそういう気持ちにはならねえって」

サシャ「そんな……ジャンは私を女の子として、認めてくれないんですか?」

むしろ認めているからこその、行動のように見えるが、サシャはそのままジャンに身を預けた。

サシャ「ジャンの好きにしてもいいんですよ?」

ジャン「え?」

サシャ「ちょっとくらいなら……今日だけは、パンも要りません」

ジャン(ごくり……)

アルミンはまだタイムを測っている。

ジャンは、両手をわきわきして、サシャをどうするか迷っている。

そして………



コニー「なあ、もういいだろ? その辺で。どうみても、アウトじゃねえか」



コニーの一声でジャンは我に返った。

だって、ジャンはサシャの体を、完全に触っている。背中に手を回しているのだ。

アルミン「だねー……5分40秒。結構、持ったほうかな?」

ジャン「ばっ………!」

ジャンは真っ赤になって否定した。

ジャン「違う違う違う!! 今のは、違う!!!」

アルミン「背中に手を回した時点でアウトだよージャン♪」

ジャン「いやいやいや、今のは、回してねえ! その、たまたま手が背中にあたっただけで!」

サシャ「うふふ……往生際が悪いですよー! 私の勝ちですね! (ブイ!)」

ジャン「ああ?! んなわけねえだろ?! 俺は、負けを認めてねえぞ?!」

アルミン「そう? じゃあ、まだ続ける? 今度は誰も止めずに」

ジャン「おう! か、構わんぞ! 絶対、落ちないからな………俺は!!」

サシャ「むっ………だったら、もし落ちたらパンを10個分賭けて下さい。私が勝ったら、ジャンのパンは暫く私の物にしますよ?」

ジャン「いいぜ! だったら続けようじゃねえか!」

コニー(えええ……まだやるのかよ)



そして第二ラウンドへ突入した。

>>6
の安価でセックスときちゃったからね。
エロ展開を全く入れないわけにはいかんのですよ。
すまんね、>>15さん。申し訳ない。

ジャンサシャっぽい展開ですまんねwwwwww
ノリ的には、深夜番組であってた、「キスしたらアウト」のやつ。
あの感じで書いていくよ。ジャン、頑張れ(笑)

カーン! (*イメージゴング)




サシャの誘惑が続くことになった。

サシャ(パン10個分の勝負……負けるわけにはいかない!)

しかしサシャはこれ以上の手を思い浮かばず、しばし思案に暮れた。

ジャン「お? ど、どうした? 何もしねえのかよ」

サシャ「……………」

こういう場合は焦ってはいけない。そう、焦っては。

サシャは服を脱ぐという手段はもう使えないと思い、違う方法を考えた。

サシャ(そうだ……!)

サシャはアルミンに確認を取った。

サシャ「アルミン、私からジャンに触るのは有りですか?」

アルミン「んーどうしよう?」

エレン「いいんじゃねえの? 別に」

ライナー「ああ。サシャの好きなようにしたらいい」

サシャ「では、ジャンを触らせて貰います!」

ジャン「えっ……わっ……ちょっと?!」

ジャンの後ろに回って、サシャはジャンの後ろ、つまり項あたりの匂いを嗅ぎ始めたのだ。すんすんと。

ジャン(えええええええ?!)

女の子の方から匂いを嗅がれるという珍妙な事態にさすがのジャンも狼狽した。

ジャン「なななっ……サシャ、お前、何やってんだ?!」

サシャ「何って……匂いを嗅いでるだけですよ? すんすん」

ジャン「馬鹿!! 男の匂いなんて、そんないいもんじゃ……」

サシャ「そうですか? ジャンは別に変な匂いしませんよ? ちょっと汗の匂いはありますが」

ジャン「だったらよけいにやめてくれ!!!! その……マジで、やめろ! 頼むから!!」

サシャ「嫌ですーすんすん」

ジャンは恥ずかしがってサシャから逃げようとしているが、サシャも負けない。

後ろから両手を通してジャンを拘束している。

つまり、胸を当ててんのよ、状態でジャンの匂いを嗅いでいるのだ。

これは、辛い。ジャン、耐える。耐える。

ジャン(うはあああ?! なんなんだよこの展開は?!)

ミカサにガン見されている状態で、他の女子に誘惑されている。

という、我慢しないといけない状態だが、ジャンのそこは、既に立ち上がりかけていた。

ジャン(ヤバイっ………なんか、本当に変な気分になってきた!)

皆が見ているのに。見てるのに!

ジャンは、両目を固く閉じてサシャの誘惑に耐えていた。

サシャ(むむむ……胸、当ててんのよ作戦もダメですか。こうなったら)

サシャは奥の手に出た。胸を少しずつずらして、腰を動かして、もっと胸を密着されたのである。

ジャン(あっ……)

服越しではあるが、その柔らかい感触に、ジャンの理性は、吹っ飛んだ。

ブルブルと、体が一度痙攣し、ブチ切れる音を聞く。

サシャの両手を掴んで、外させた。

そして、くるりと向きを変えて、サシャを押し倒す。



サシャ「?!」



サシャはその瞬間のジャンの表情にびっくりした。

何だかいつものジャンとは、全く違う表情で、まるで、その、別人みたいで。

サシャ「え? ジャン………その……」

ジャンは、サシャに覆い被さった。そして、胸を触って、唇を、首筋に寄せてきたのだ。

サシャ「え? え? え?」

一同はジャンの急変に呆気にとられた。

そしてうっかり、しばし見入ってしまう。

サシャ「え? ジャン? あっ……待って下さい! ダメ……! 待って!! ああん!」

皆が見ているのにも関わらず、ジャンはサシャに愛撫した。

服の上からだけど、十分それはいやらしかった。

サシャ「ダメ……ジャン!! 皆が、見ていますよ?!」

しかしジャンの理性は吹っ飛んでいて、サシャの声が聞こえていない。

サシャの喘ぎ声が、1分くらい続いただろうか………。

我に返ったアルミンは慌てて駆け寄った。



アルミン「はい、ジャン、アウトーーーー!!!」



ジャンの敗北であった。完全敗北であった。

ジャン「はっ…! 俺は、今……何を……?」

エレン「あー……ジャンはサシャに対してはそこまでドМってわけじゃねえんだな」

ライナー「だな……相手によるって事がこれで証明されたようだ」

サシャ「皆、ひどいですよ!! 判定、下すのが遅すぎます!! 今のは、ジャンが押し倒した時点で私の勝ちじゃないですかあ……!!」

アルミン「ごめんごめん。なんかつい、見入っちゃって」

ミカサ「とても参考になった。サシャ、ありがとう。私からもパンをあげる」

サシャ「(☆☆キラーン)……そ、そうですか? なら許してあげてもいいですけど」

変わり身の早さは、サシャらしかった。

しかしジャンはすっかり落ち込んでいる。

まさか、あのサシャ相手にしてやられるとは思わなかったのだ。

マルコ「ジャン、お前は間違ってない。むしろよく頑張って耐えたよ」

マルコだけがジャンを慰めていた。

>.22
訂正

マルコ「ジャン、君は間違ってない。むしろよく頑張って耐えたよ」

マルコだけがジャンを慰めていた。


マルコの口調間違えた。確か、君呼びだったよね。

エレン「………ってことは、だ。ジャンは本当はМじゃなくて、Sって事になるのか?」

アルミン「うーん。その可能性も出てきたね」

マルコ「だね。サシャに対しては、意地悪い事を言ってる様子も多いし、ジャンのドМはミカサ限定って事になるのかもしれないね」

ジャン「多分、そうだと思うぜ。自分でもそう思うよ………」

ジャンは落ち込んだままそう皆に答えた。

ジャン「もういいだろ? 検証は。もうこれ以上する必要はねえだろ」

アルミン「うーん……でも、ミカサとサシャだけのデータだけじゃ、根拠としては不十分な気がするよ。あと何組か、検証したいなあ」

ジャン「ええええ………」

ジャンはもう既に疲れ果てている。

しかしエレンは、ジャンを釣る為に再びミカサを餌にした。

エレン「ジャン! ミカサの小首を傾げる仕草、見せてやってもいいぞ」

ジャン「え? ま、まじか……(ごくり)」

エレン「ミカサ! ジャンの前で、首をかしげて見せろ!」

ミカサ「こう? (くいっ)」

ミカサが右に首を倒すと、ジャンのキルシュタインはまた復活した。

鼻を押さえていろんなものを堪えている。

ジャン(か、かわいい………)

エレン「もうちょっと検証につきあってくれるなら、もう一回見せてやってもいいぞ!」

商売上手だなあとアルミンは思いながら、ニヤニヤしていた。

ジャンはすごく迷っているようだが、渋々頷いた。

ジャン「分かったよ……で? 次は誰を相手にすればいいんだ?」

ユミル、クリスタ、ミーナ、アニ、の四名のうち、誰か指名してください。
また、ジャンをいじり倒します。

じゃあ次はアニの出番で続きを書きます。

これってドMっていうのか?

ミカサ「次はアニに協力してもらおう」

ライナー「アニをか? 協力してくれるだろうか………」

ミカサ「大丈夫。アニは意外と優しい……ので」

そしてミカサがアニを連れてきた。

アニ「何だか良く分からないけど、実験に付き合えばいいんだね?」

エレン「ああ! 頼むよ! アニはジャンをいじり倒してくれ」

アニ「ジャンの本性はМなのかSなのか……それを判定すればいいんだね。だったら、いい方法があるよ」

アニはほんの少しだけ機嫌がいいようだ。

アニ「私がジャンの女王様になってあげる(`・ω・´)キリッ」

ジャン「ちょっとまてええええ!!!!」

ジャンが即座に抗議の声をあげた。

ジャン「暴力は無しって、言ってたよな? 最初に! だったら……」

アニ「何言ってるの。私がジャンを蹴ったり殴ったりすると思った?」

ジャン「ち、違うのか?」

アニ「ふん……まあ暴力を使う方法もなくもないけど、そんな事よりもっといい方法がある」

ジャン「え………?」

アニ「あんたが今から、私の馬になればいい(`・ω・´)キリッ」

ジャン「えええええ………Σ(゚д゚lll)」

アニ「さあ、四つん這いになりな! 私が上に乗ってあげるから」

ベルトルトはちょっとだけ、羨ましいなあと思ってしまった。

>>28
それを確かめる為の実験ですwww
まあ、ジャンで遊びたい衝動に駆られてこのSSが思いついたんで、
細かいところは気にしないで下さい。

ジャン「い、嫌だ! なんでアニを乗せて馬にならねえといけねえんだよ」

アニ「ふーん……断るんだ? じゃあ違う方法を取ってもいいけど?」

エレン「違う方法?」

アニ「………ムチ、持ってきてあげようか?」

ジャン「馬にならせて頂きます(`・ω・´)キリッ」

ジャンは自ら四つん這いになった。

アニはちょっとだけ嬉しそうになってジャンの背中に乗った。

アニ「この状態で、グラウンド10周いこうか」

ジャン「マジかよ!! Σ(゚д゚lll)」

アニ「ムチの方がいいかい?」

ジャン「行かせて頂きます……(しくしく)」






約3時間後…………






そんな訳で、アニを背中に乗せた四つん這いの状態で、本当にグラウンド10周してきたジャンだった。

ジャン「ぜーはーぜーはーぜーはー」

アニ「ふん……なかなか根性あるじゃないか。最後までやりきったところは評価出来るよ。ジャンはドМでいいんじゃないか?」

アルミン「だね………確かにこれは、ドМ認定してもいいかもしれない」

エレン「良かったなジャン! お前はやっぱり、ドМだったんだな!」

ジャン「良くねえよ!! つか、ムチと四つん這いかの二択なら、お前らだって、四つん這いだろうが!!」

エレン「うーん………俺だったらどっちかなあ……」

ライナー「まあ、アニくらいの小柄な女が相手なら、俺も四つん這いを選ぶだろうな」

ベルトルト(僕はムチでも構わないけど)

ここに隠れドМがいるようだが、周りは気づいていない様子だった。

アルミン「そうだね。ムチと比べたら、大抵の男は四つん這いを選ぶかもね」

ジャン「ほら見ろ! だったら、俺、そこまで変じゃねえだろ?」

アニ「でも……それを真面目に最後までやりきるあたりは、ドМなんじゃない? 途中で潰れてしまう奴だっていると思うし」

エレン「ああ、そうだな。確かに、もうやめだ!! って言って逃げてもおかしくねえな。つか、俺だったら途中で投げ出すかもな」

ジャン「ハッ……それは無理だな。アニのお尻を体感してりゃ、お前らだって、最後まで絶対やりき…………」

その時、ジャンは墓穴を掘ったことに気づいた。

アニ「へえ……あんた、私のお尻が気持ちよくて、最後までやりきったんだ?」

ジャン「え……あの、その………いや、今のは、あくまで……例えで……」

アニ「でも、そのおかげでやりきったんだろ? ジャン」

ジャン「…………………はい」




直後、ジャンはアニの得意技で宙を舞ったのだった。




マルコ「まあ……これでだいたい決まったんじゃない? アメとムチに耐えられるんだから、ジャンは相当のドМだよ」

アルミン「だねー………本当、ジャンってドМだね」

ジャン「あのなあ……俺の事、ドМドМっていうけど、俺以外にも、ドМな奴はいるだろ?!」

アルミン「え………誰?」

ジャン「そうだな………エレン! お前だって実はМっ気あるんじゃねえのか?」

エレン「はあ? 俺? 俺は別にМじゃねえと思うけど」

ジャン「じゃあお前、俺みたいにサシャやアニに弄られたら、どういう反応するんだよ!」

ミカサ(ピクッ)

ミカサの耳はダンボになった。

エレン「え? 俺? んー………」

エレンは腕を組んで考えてみた。自分がジャンと同じ目に遭えば……。

エレン「あー……わりい。似たような事、俺もするかもしれんわ」

ジャン「だろ?! 俺だけが特別、変ってわけじゃねえだろ?! この場合は!! 俺の反応だけを基準にしてもらっても困るわ!!」

アルミン「あーだったら、他の人の分の検証もしてみたいってこと?」

ジャン「当たり前だろ?! エレン、お前も実際、同じようなことやってみろよ!!!」

エレン「えー俺もやるのかよー……」

アルミン「言いだしっぺだし、仕方ないんじゃない?」

エレン「んー」

エレンはどうする? やる? やらない?
回答の多い方で進めます。

アニ「やれ」

サシャ「イモ(やれ)」

俺「やって下さいお願いします」

ミカサ「絶対にダメ」

……ということでやっちゃって下さい(ミカサは無視で)

*エレンも参加するルートで書きます。


エレンは渋々頷いた。

エレン「まあ仕方ねえな。俺が言いだしっぺだし、やってもいいぜ」

ジャン「よし! だったら他の女子にも協力してもらおうぜ!!」

ジャンはアニに頼んで他の協力してくれそうな女子を呼んで貰った。


10分後、ミーナ、クリスタ、ユミルの三名が協力してくれる事になった。


ミーナ「え? エレンがSかМか判定する為に実験するって?」

クリスタ「ええ? 何をすればいいの?」

ユミル「決まってる。エレンを打てばいいんだろ? (ニヤニヤ)」

ミカサ「それはダメ! 暴力は、無しで。エレンを傷つけてはダメ!」

ユミル「じゃあどうするんだよ」

アルミン「要はエレンが我慢強いタイプか否かを判定したいんだけど……」

ユミル「我慢強さ……ねえ」

ユミルは首を触りながら、考えた。そして、

ユミル「だったら、あれやろうぜ。アレ」

クリスタ「あれ?」

ユミルはクリスタに耳打ちした。

クリスタ「ああ……なるほど。それいいかもね!」

クリスタはミカサに耳打ちした。

ミカサ「えっと……それは私も、協力する事になるの?」

ユミル「だな。ミカサの協力が必要だ」

ミカサ「分かった……」

ミカサは頷いた。エレンを傷つける内容ではなかったから。

ユミル「じゃあいくぞー。エレンはまず、後ろを向け。何があっても、振り向くなよ。あと目隠しをしろ」

エレン「目隠し???」

ユミル「誰か、タオル持ってきて」

ミーナがタオルを持ってきた。それをエレンの目隠しに使う。

ユミル「他の奴らは、見ててもいいからな。よし、始めるぞ」

よーい、スタート!!




クリスタ「ミカサの胸って、大きいよね~。ちょっと触らせてくれる?」




エレン(?!)




クリスタ「うわあ……なんて揉み心地のいい胸なんだろ……羨ましい!」

ミカサ「あの……そんなに揉み揉みしないで欲しい……のだけども」

クリスタ「どうして? いいじゃない。ちょっとくらいー」

ミカサ「あっ……くすぐったい…」



余波をくらってジャンがちょっと死にかけている(笑)。

クリスタ「うふふ…えいっ…!」

ミカサ「あん……クリスタ、もうその辺で勘弁して欲しい…」

クリスタ「だーめ☆ もうちょっとだけ……」

ミカサ「あん……ダメ……女同士で……こんなこと…」

クリスタ「えー? 女同士だからいいんでしょ? ミカサの胸、ちょっと分けて欲しいなあ」

ミカサ「あげられるなら、あげたいけれど、それは無理……なので」

クリスタ「諦めろって? うん。それは分かってるけど、あやかりたいのよ。私だって、胸を大きくしたいんだし」

ミカサ「あっ……まだ、揉むの? クリスタ」



ジャン(俺の方が辛抱たまらんわあああああああ!!!)



ジャンの方が悶絶していた。

ちなみにエレンの方は…………

アルミン(嘘、微動だにしてない。この女子のきゃっきゃうふふな会話に反応してないだと…?!)

アルミンはエレンの鋼の精神にびびっていた。

ユミル「ミカサだけじゃなくて、アニも、胸大きいよなあ。私も欲しい…」

アニ「ちょっと……やめてよ。揉んでも、大きくはならないよ」

ユミル「知ってるって。でも触りたいんだよ。私、自分で言うのもアレだが、洗濯板だし」

アニ「それは……逆に羨ましいよ。胸なんか、あったって、邪魔なだけさ」

ユミル「そうかあ? 私には羨ましい限りなんだが……うりうり」

アニ「ああっ…ユミル、それ以上、揉まないでってば!」




ベルトルト(ありがとうございます!!!!)




今度は、違うところに余波が流れていた(笑)。

しかしそれでもエレンは動いていない。

何、この聖人。どうなってるの?

と、アルミンはまた、エレンを凝視していた。

エレン「なあ……まだ続けるのか?」

エレンは振り向かないで聞いた。するとユミルは打ち切った。

ユミル「いや、もういいけど……あんた、耐え切ったね。すごいな。他の奴らはほとんど悶絶しているに」

実は今の会話は、実際それをやった訳ではない。

会話だけの演技だったのだが、それでもジャンとベルトルトは撃沈したし、他の男子も鼻や股間を押さえているのだ。

エレンはゆっくり振り向いた。

エレン「んー………なんか、嘘くせえって、思っちまって。今の、実際、胸もんでたわけじゃないんだろ?」

ユミル「よくわかったな。会話だけで演技してたんだよ」

エレン「やっぱりな。通りで変だと思ったわ」

ユミル「いや、それにしたって、演技だと分かってても、こいつらは悶絶してるぞ? エレン、興奮しなかったのか?」

エレン「嘘だと分かると別に……本当だったら違ったかもしれんが」

ユミル「マジかよ……こいつ、Мじゃねえな。どっちかってと、Sだろ」

アルミン「え? どうしてそうなるの?」

ユミル「だって、冷静に現状を分析してる。Sっ気がある証拠じゃねえか」

アルミン「ああなるほど。そういう見方もあるか」

アルミンはなんとなくユミルの言いたいことが分かった。

エレン「ん? 今のに反応したらМなのか?」

アルミン「多分ね。嘘だって分かっても普通は反応しちゃうね。それでも冷静でいられたって事は、エレンは現状を冷静に把握する能力が長けてるって事になるよ」

エレン「そうかあ? でもその能力があるなら、俺は指揮官タイプになるんじゃねえのか? 自分ではそう思わないけど」

アルミン「うーんとこれは僕の持論になるけどさ」

アルミンは前置きしてから言った。

アルミン「指揮官っていうのは、いろんな他人の苦労を抱え込む立場だと思うんだよね。自分の指示が、他人の行く末を左右するから、ある程度、他人の気持ちを推し量ったり、苦労を享受できる我慢強さが必要だと思うんだ。多分、そういう意味でドМの方が向いてるって、その著者は本を書いたんじゃないかって思うんだよ」

エレン「そうかー……確かに俺、他人の苦労まで抱え込むのはちょっと嫌だな。仲間の分はいいけど、他の奴らは自分でどうにかしろって思うかも」

アルミン「うん。だからエレンはどちらかというと、前線向きの兵士なんだよ。誰かの指示を仰いで突き進む方が向いてると思うよ」

エレン「なるほど。じゃあ俺はМじゃなくて、S寄りなんだなきっと」

ジャン「納得いかねええええええ!!」

一人喚くのはジャンだけだった。

ジャン「今の聞いてて微動だにしねえって、おかしいだろ! お前、不能なんじゃねえのか?!」

エレン「はああ?! なんでそうなる!!」

ジャン「だってそうだろ!! 今の会話を聞いて、頬すら赤くならねえって、どう考えても、男としておかしい!! 不能に決まってる!!」

エレン「俺は不能じゃねえ!! 俺の勃起力舐めんなよ!!」

ジャン「じゃあどういうのだったら、そこが勃つっていうんだ?! ああん?!」

アルミン「ちょっと二人共……女子がいる前でやめなよ……卑猥すぎるよ」

ミカサ「アルミン、止めなくていい。私も少し気になった。エレンは今の会話で反応しなかったって事は、別の興奮の材料がある証拠。だったら、今度はそれを検証しましょう。………私で」

どさくさにまぎれて挙手して立候補するミカサだった。

話がどんどんおかしな方向に……あれれ?
すみません。もういい加減に寝ます。限界だ…。

エレンはSだという証明をします。ミカサで。
まだ何するかは決めてない。なんか案があれば、書いていいよ。

おつ
案はいまいち浮かばんがSは攻められると攻め返すなりして優位に立とうとするらしい
参考になれば

>>45
豆知識ありがとうん。
寝ているあいだに続き考えてきた。ちょっとずつ進める。

ミーナ「ん? じゃあ次はМを検証するんじゃなくて、Sの方を検証するの?」

ミカサ「そうなる」

エレン「え? ああ……まあ別にいいけど」

アルミン「それが失敗したら、逆説的にМ側って事になるね。うん、案外、悪くない方法かも」

エレン「で? 俺は何をすればいいんだ?」

ユミル「エレンの方がミカサを虐めばいいんじゃねえの?」




ざわ……




ジャン「なっ……それはダメだろ!! 冗談じゃねえ!!」

その時、ジャンは立ち上がって止めた。

ジャン「ミカサを虐めるとか……許さねえぞ!!」

エレン「ううーん。俺も別にミカサを虐めたい訳じゃねえし、それはちょっとなあ……」

ミカサ「私は別に構わない。エレンが相手なら……何でも(*´д`*)」

何か違う意味で期待しているミカサ。ジャンの顔色がどす黒くなる。

ユミル「うーん。Sの証明ねえ……」

ユミルはまた首を触りながら考えた。すると、その時、意外な人物が挙手した。

ミーナだ。

ミーナ「はいはい! SはМが嫌がる程、興奮するって、小説でよく見かけるから、ミカサが嫌がる事をエレンがすればいいと思う!」

どんな小説を読んでいるんだと、皆が心の中で総ツッコミを入れる。

ジャン「馬鹿! だからそれが虐めるって事なんだろうが!!」

ミーナ「でも、それが出来ないっていうなら、エレンはSじゃないって事なんじゃない?」

ジャン「だろうな! エレン、お前はミカサを虐めたりしねえよな?」

エレン「うーん…………一個だけ、思いついたのがあるけど」

その時、ミーナの発言で何かを思い出したのか、エレンが言った。

そしてミーナに耳打ちする。ゴニョゴニョと。

ミーナ「なるほど! それはいいかもしれない」

エレン「これなら俺、やってもいいぜ」

ミーナ「分かった。ちょっと探してくる」

パタパタ……一度走り去っていくミーナだった。

そして袋に何かを入れた物を持って、エレンと打ち合わせをする。




ざわざわざわ………



一同がそれに注目していると……

エレン「ミカサ~……ちょっとこっちにこい」

ミカサ「? (エレンに近づく)」

エレン「ミカサにプレゼントやるよ。ほい」

ミカサ「ありがとう………………!?」



その袋から出てきたのは、なんと蛇だった。



突然の蛇の出現に、ミカサは声なき悲鳴をあげて後ずさる。

エレンは蛇が平気なようだ。

ミカサ「いやあああああああああああああああああああ!!!!!」

ミカサは全力ダッシュで逃げた。逃げた。珍しく、ジャンの後ろに隠れた。

それを「ほいほい」と言いながら、エレンは追いかけてミカサに見せつける。

エレン「大丈夫だって、毒ねえし、可愛いだろ? (ぬるぬる)」

ミカサ「いあああああ!! 近づけないで!! 気持ち悪い!!!!!!」

涙目で逃げるミカサ、という珍しい現象に一同は「おおっ」と驚きの声。

サシャ「? 何故、ミカサは逃げてるんですか? 毒がないなら怖くないと思いますけど」

コニー「だよなああ?」

山育ちの二人は首を傾げている。

クリスタ「いや……普通は、蛇は嫌だよ……」

ユミル「あいつ、考えたな」

しかも実はこれ、おもちゃの蛇で、エレンがそれっぽく動かしているだけだ。

ミーナがそれっぽいおもちゃを、持っていた事を思い出したエレンが仕掛けたイタズラだった。

実はこういう悪戯は、エレンの大の得意技だったりする。

元々、虫や動物が割と好きなエレンは、あまりそういう物を怖がらない。

ミカサはその辺の感性は普通の女の子と同等だった。

しかも、いきなりのご対面に、ミカサも動揺している。

ミカサ「も、もうやめて……これ以上、それを近づけないで……!!」

弱々しく抵抗するミカサを見ていると、ジャンは可哀想に思った。

ジャン「もうやめろって! エレン! どうせそれ、おもちゃなんだろ?!」

エレン「ははっ…バレたか」

ミカサ「え? お、おもちゃだったの……」

ペタン、と座り込むミカサ。心底安堵したようだ。

ミカサ「良かったああ……良かった……」

ポロポロ泣き出したミカサを見て、エレンは「ちょっとやり過ぎたか」と思ってしまった。

エレン「わりいわりい……こういうの、小さい頃、散々ミカサにやってたの思い出してさー」

ジャン「?! やったのかよ!! よけい質悪い奴だなオイ!!」

エレン「え? やらねえ? 虫とか見つけたら、とりあえず見せねえか?」

ジャン「嫌がることならしねえよ!! 俺はやった事ねえぞ!!」

エレン「へー意外だな。男なら一度は誰でもやるよな?」

ライナー「ああ、やったやった」

ベルトルト「僕はやられた方だな……」

コニー「俺も超やった!」

サシャ「私もやりました」

ユミル「サシャもやったんかい」

思わずツッコミを入れるユミルだった。

フランツ「うーん。小さい頃ならやったと思うけど、それを今の年でやるとなんか卑猥だよ……」

アニ「うん……それはちょっと私も思った」

アニが珍しく賛同していた。

エレン「え? 卑猥? エロかったか? そのつもりはなかったんだが」

アニ「今のミカサを見ても、同じことを言える?」

ミカサは息を切らせて安堵して、涙目でペタンと女の子座りをしている。

その珍しい状態に、一同はちょっとだけ、イケナイ感情が芽生えそうだった。

ジャンは顔を真っ赤にしているが、エレンはそうでもなかった。

エレン「まあ……ちょっと悪いことしたかなーとは思うけどな。でも、実験なんだから仕方ねえだろ?」

ジャン「いや、待てエレン。あの姿のミカサを見てもお前、まだ反応してねえよな。どうなってんだ、マジで」

エレン「え? ああ………まあ、可愛いなあとは思うけどな」

エレンはそれなりに楽しんではいるようだ。

アルミンは「やっぱりエレンってドSなんじゃないかな」と思い始めた。

ミカサ「はあはあ……びっくりした………」

エレン「悪い悪い。つい、調子に乗っちまった。立てるか?」

ミカサ「うん……」

ミカサはエレンに掴まりながらヨロヨロと立ち上がったのだった。

ミーナ「でもこれで、エレンはS側の人間だって証明されたんじゃない?」

アルミン「ああ……なんかすごく楽しそうだったもんね」

エレン「まあなー…ミカサには悪いが、結構楽しかったぞ♪」

ニヤニヤ意地の悪い顔をするエレンを見ていると、ドМには見えなかった。

ジャン「なんか納得いかねえな……」

エレン「ああん?」

ジャン「結局お前、不能じゃねえってこと証明してねえし、ミカサ相手だからそれが出来ただけなんじゃねえか?」

エレン「だったら、別の誰かでもやれってのか?」

ジャン「そうだなー……アニとかいいんじゃねえか? 俺と同じように馬になって外周してこいよ」

エレン「え? やだよ。俺も蹴られるのは嫌だし」

ミカサ「ダメ。それは私が許さない」

ミカサはフラフラしながらエレンの前に立った。

ミカサ「エレンはS……それでいいと思う」

エレン「ミカサがこう言ってんだ。もうそれで良くねえか?」

ジャン「ぐぬぬぬぬ…………」

ジャンは拳を握って悔しそうにしていた。

ジャン「ちくしょう……俺は自分の事をSだって思ってたのに。エレンより、S度で負けるなんて」

男としてはSの方が格好いいと思ってしまう。

ドМの男なんて、なんか格好悪いと思ってしまうのだ。

マルコ「でもドМだと、指揮官に向いてるって話なら、ジャンには合ってると思うけど……」

ジャン「ああ? なんでだよ!!」

マルコ「怒らないで聞いて欲しいんだけど……」

マルコはそこで、前置きしてから言った。

マルコ「ドМの人って、基本的に優しい人が多いと思うんだ。痛みが分かるからこそ、弱い。でも、そういう弱い人が精一杯考えて出した決断なら、その指示は皆にも届くと思うんだよ」

なんかいいことを言っているような気がするが、内容はアレな気がするジャンだった。

ジャン「それにしたって、俺が一番ドМっていうのは、やっぱりなんか納得いかねえよ。俺はその………別に打たれ強いわけじゃねえし。打たれ強さだったら、エレンの方がよっぽどだろ?」

アルミン「まあねえ……鋼のメンタルの持ち主だもんね」

エレン「お? なんかそのいい方格好いいな!」

エレンはちょっと褒められて上機嫌になっている。

ミカサ「ちょっと待って。頭の中が混乱してきたのだけども」

そこでミカサが皆に向かってストップをかけた。

ミカサ「そもそも、МとSの明確な違いとはなんなんだろう?」

アルミン「え?」

ミカサ「確かに打たれ強さだけでいえば、エレンは同期ではダントツだと思う。でも、だからと言ってドМというわけでもないみたい。なんだか矛盾を感じるのだけども」

アルミン「あーそう言われればそうかもしれないね」

アルミンは、なるほどと思った。

アルミン「そもそも、定義そのものが曖昧で、明確に区別をつけるのは難しい問題かもしれないよ。人によっては、エレンのような打たれ強さをМだと思うかもしれないし、ジャンのような、我慢強さをМと思うのかもしれないし」

ライナー「そう言われればその通りだな。確かにこんな実験だけでは、区別するのは難しいかもしれないな」

うんうん、と頷き合う一同だった。

ジャン「だろ? だったら俺がドМっていうのは、やっぱり違うんじゃ……」

アルミン「いや、ジャンは基本的にはドМだと思うけど」

ライナー「だな」

ベルトルト「うんうん」

コニー「俺もそう思うぜ」

サシャ「ミカサ限定ですけど」

ユミル「ミカサが関わるとドМになるな」

ジャン「……………分かったよ。もうそれでいいよ」

しくしくしくと、諦めるジャンだった。

ジャン「俺がドМでいいよ。自分では指揮官に向いてるとは全然思わねえけど………」

エレン「まああくまで、考察本の話だからな。そう気を落とすなよ、ジャン」

ジャン「誰のせいだと思ってんだこの野郎!!!」

エレン「あははは!」

ジャンの殴ってくる拳をひょいっと避けて笑い出すエレンだった。




そんな訳で、何だか結局、

ジャンが自分をドМだと曖昧なまま認めたところで、実験はお開きになった。

アルミンはエレンが読んだというその本を後日、貸して貰ってざっと目を通してみた。

アルミン(ふむふむ………この本を書いたのはスミスっていう人物なのか。この人の考察本、面白いな。他の本もあったら、探して読んでみようかな)

と、思いながら栞を挟むアルミンであった。








後日、エレンはミカサの下着をジャンにこっそり渡した。

ジャンは心の底からお礼を言っていたが………。

エレン(あれ、まだミカサが使ってない、新品の下着なんだけどな……)

未使用の下着では、本当の意味ではミカサの下着とは呼べないだろう。

それがわかった上で、エレンはジャンを騙したのだが……。

ジャンはきっと、それを一生気づく事はないだろう。

エレンは、そんな風に思いながらニヤニヤしていたのだった。





(エレン「誰が一番ドМなのか」おしまい☆)

ジャンをいじり倒せて楽しかったです。あとついでにミカサも。
ミカサも本当はドМなんじゃなかろうかと思うが、どうだろうか。
エレンは「駆逐してやる」って言うくらいだからSっ気あると思うんだが。
まあ、МなのかSなのかって、難しい問題ですよね。
そんなわけで、こんな妄想をした。読んでくれた方、サンクス☆

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月29日 (金) 20:52:23   ID: cWaH4kHj

まぁ・・・ジャンはMでエレンはSなのは多分みんなわかってたとおもうけのど・・・

2 :  こにーすぷりんがー   2015年03月30日 (月) 00:34:41   ID: PEu-rRCX

いやいやいや、誰だってわかるだろこれエレSでジャンMは、女子だったら、、、sがミカサアニユミルハンジかな?そしてMがミーナ、クリスタ、ペトラ、ハンナ(フランツに対してだけど)まぁこんなもんか、やっぱおれ天災だな‼︎

3 :  こにーすぷりんがー   2015年03月30日 (月) 00:36:20   ID: PEu-rRCX

いやいやいや、誰だってわかるだろこれエレSでジャンMは、女子だったら、、、sがミカサアニユミルハンジかな?そしてMがミーナ、クリスタ、ペトラ、ハンナ(フランツに対してだけど)まぁこんなもんか、やっぱおれ天災だな‼︎

4 :  SS好きの774さん   2018年10月11日 (木) 20:57:52   ID: uGjoMWn0

うん。つまんない

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