P「夜食の誘惑」 (89)

春香「今日もレッスン、疲れたな」

春香「お腹空いたけど……もう深夜か。早く寝ようっと」

P「とぅううううううううっ!!」パリーン!

春香「っ!?」

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P「吉野家で牛丼特盛を買ってきた! これに卵を入れてだな!」

春香「ぷ、プロデューサーさん、何を……!?」

P「もちろん七味はかける。紅ショウガもマシマシだ」

春香「プロデューサーさん、何をっ!」

P「はふっ、はふはふっ! んぐっ、もりもり」

春香「止めてっ! 止めてください!」

P「牛丼はすきっ腹にずどんと来るなぁ! ガツガツ食べてもなお腹が減る」

春香「イヤ……イヤ……!」フルフル

P「んぐっ、もぐもぐっ、ずるる」

春香「あ、ああ」

P「最後に飲むお茶が、また美味いんだ」ニコッ

春香「――――」

P「ごきゅっ! ごきゅっ! ごきゅっ! ぶはーーーーっ!」

春香「」

P「ああ、美味かった! じゃあな、春香! また明日!」シュバッ!

春香「……あ゛ぁ゛あ゛あぁ゛ああ゛あ゛あ゛ぁぁぁああ!!!!」

~二日目~

あずさ「クッキーぐらいなら……いけない、我慢よ、私」

あずさ「アイドルなんだもの。余計なお肉は天敵よ」

あずさ「ここは早く寝て、朝ごはんをたっぷり食べましょう」

P「あずささーん! あずささん、起きてますかーっ!?」ドンドン

あずさ「あら? プロデューサーさん、こんな時間に何かしら。はーい」ガチャ

P「ミックスフライを買ってきました! 炊き立てご飯も、ほら!」

あずさ「」

P「白身魚のフライにはね、タルタルソースをたっぷりかけて」

あずさ「ぷ、プロデューサーさん?」

P「一口カツにはウスターソースをかけましょうね」

あずさ「プロデューサーさん、何を」

P「エビフライにはレモン塩がいいですよ。エビの揚げ物はやっぱり塩です」

あずさ「何を、しているんですか……」

P「炊き立てご飯を丼によそって……それでは、いただきます!」

あずさ「あ、あぁっ」

P「シャクッ! はふはふ、んぐ。シャクシャクッ! はむ、ほふ」

あずさ「ああ、そんなっ……! そんなにご飯を頬張って……っ!」

P「いやあ、揚げ物とご飯って、もぐ、最高の組み合わせですよね」

あずさ「でも……でもっ!」

P「最後に飲むビールが、また美味しいんですよね」ニコッ

あずさ「――――」

P「ごきゅっ! ごきゅっ! ごきゅっ! ぶはーーーーっ!」

あずさ「」

P「ああ、美味しかった! それじゃあ、あずささん! また明日!」シュバッ!

あずさ「……あ゛ぁ゛あ゛あぁ゛ああ゛あ゛あ゛ぁぁぁああ!!!!」

~三日目~

雪歩「ああ、お腹すいたな」

雪歩「でも、我慢、我慢。夜食はおでぶちゃんへの第一歩ですぅ」

ジュージュー

雪歩「……? 庭から変な音が……?」ガラッ

P「よう、雪歩。先にいただいているぞ!」

雪歩「プロデューサー!?」

P「家焼肉もそんなに捨てたもんじゃない。肉が良ければ十分食える」

雪歩「プロデューサー、何を」

P「ホットプレートでも美味しくいただけるが、ここはあえて炭火コンロにした」

雪歩「何を」

P「これか? これはカルビだ」

P「両面にさっと火を通してな。焼けたカルビを濃厚なタレにつける!」

雪歩「ダメです、ダメですぅ……」フルフル

P「すかさずカルビを口の中に入れる。弾ける肉汁と脂のハーモニー」

雪歩「ああっ!」

P「ここでご飯の登場だ。焼肉と白飯は不可分。肉をおかずにもりもりご飯を食べるんだ」

雪歩「あ、ああ……お肉と、ご、はん……」フラフラ

P「最後に飲むウーロン茶が、また美味いんだ」ニコッ

雪歩「――――」

P「ごきゅっ! ごきゅっ! ごきゅっ! ぶはーーーーっ!」

雪歩「」

P「ああ、美味かった! じゃあな、雪歩! また明日!」シュバッ!

雪歩「……あ゛ぁ゛あ゛あぁ゛ああ゛あ゛あ゛ぁぁぁああ!!!!」

~四日目・幕間~

P「……」

千早「ぼりっ、ぼりっ」カロリーメイト

P「……」

千早「ごくっ、ごくっ」ミネラルウォーター

P「……」

千早「さくっ、さくっ」カロリーメイト

P「……」

千早「……プロデューサーも食べますか? 晩ご飯」スッ

P「いや……いい……」

~五日目~

やよい「……」

やよい「…………」

やよい「……お腹が空いて、眠れない」

やよい「もやし、食べちゃおうかな?」

やよい「でもでも、夜食は習慣化するから気をつけなさいって、伊織ちゃんが言ってたし……」

やよい「うーん……う?」

やよい「この匂いは……」フラフラ

P「ズルっ! ズルルルルルーッ!!」

やよい「プロデューサー!?」

P「シャキッ! シャキシャキッ! ズルルーッ!」

やよい「何でうちの居間に……」

P「ずずずずずー」

やよい「うっうー! 話を聞いてくださいー!」

P「マルタイ棒ラーメンを、茹でるだろう?」

やよい「う? は、はい」

P「スープを入れた後に、もやしを一袋、ドバっと入れるだろう?」

やよい「贅沢ですー!」ウッウー!

P「ネギはあえて冷凍ネギだ。いい意味でネギ臭さが増すからな」

やよい「たっぷり入ってますー!」ウッウー!

P「野菜と麺だけだから、どこまでも食える」

やよい「はい、どこまでも飽きませんー!」

P「もやしと麺の」

やよい「ステキなハーモニーですー!」

P「はい」

やよい「ターッチ!」

P・やよい「「イエイ!」」

P「ごちそうさまでした。それじゃ、また明日な」シュバッ!

やよい「はーい!」

>P「とぅううううううううっ!!」パリーン!
これに笑ったよバーニィ…

響がお腹空いたけど家族皆も我慢してるから我慢しなきゃ!となるが台所でゴーヤーチャンプルーを作りながら良い笑顔で「台所借りてるからな」といい作り終わりうまそうに食ってるPを見て「あ…あ…」とお腹を鳴らしジーッと食べてるのを見てるのを妄想した
オチは「じゃ、また明日」と出ようとしたら家族全員にボコボコにされるP

~六日目~

伊織「……お腹空いたなぁ」

伊織「アイスクリームが食べたい気分」

伊織「……はっ!? ダメよ! スーパーアイドル伊織ちゃんが夜食だなんて!」

伊織「完璧なスタイルを維持するためには、夜食は大敵。我慢よ、我慢」

伊織「お水だけ飲んで、このまま寝ちゃいましょう」

P「伊織いいいぃぃぃぃ」パリーン!

伊織「きゃああああああっ!?」

P「よかった。起きてたか」

伊織「なっ、なに、ななな!?」

P「今日はな、ちょっとここで食べようと思ったんだ」

伊織「何よ、あんた、何を……」

P「アイスクリーム」

伊織「」

P「やっぱりスーパーカップのバニラ味だよな。大安定だよ」

伊織「ちょ、ちょっとあんた……止めなさいよ」

P「そのまますくって一口。うーん、この人工的な高級感」

伊織「止めなさいってば!」

P「半分ぐらい食べたら、ブラックの缶コーヒーを注ぐんだよ。うーん、カフェバニラ!」

伊織「止めてぇ……止めなさいよぅ」ポカポカ

P「最後によーく練って、水あめみたいにねっとりと食べる。たまらんな」

伊織「うう、ううぅ……」

P「あー、美味しかった。じゃあな、伊織。夜更かしするなよ」シュバッ!

伊織「ううう……」

伊織「……新堂ー!」

新堂「ここに」

伊織「すーぱーかっぷ? 買ってきてー!」

新堂「ははっ!」シュババッ!

~八日目~

美希「あふぅ。今日も疲れたの」

美希「こんな日は早めに寝るの」

美希「じゃ、おやすみなさーい」

P「よう、美希」ガラッ

美希「あっ、ハニー!」

美希「泊まりに来てくれたの? ハニー」

P「いや、そうじゃなくてだな」

美希「あっ! おにぎりいっぱい持ってるの!」

P「おっ、目ざといな。おにぎり屋で買ってきたんだ」

美希「いただきますなのー!」

P「おう、いただきます」

美希「美希ね、おにぎりは生たらこが好きなの」

P「そうか。俺は味噌カツとかが好きだな」

美希「変わり種なの」

P「おにぎり屋にはこういうのがあるからいいよな」

美希「なの」

美希「だし巻玉子のおにぎりも美味しいね、ハニー」

P「しょっぱいご飯と、甘い玉子の組み合わせがいいよな」

美希「それにね、おにぎり屋さんのおにぎりは、のりがしんなりしているのがいいの」

P「そうだな。パリッとしたのもいいけど、やっぱりのりはしんなりだな」

美希「さすが、ハニーはわかっているの」

P「ふふふ、そうだろう、そうだろう」

P・美希「はははははは……!」

こうして、二人の夜は更けていく。

~九日目・幕間~

P「小鳥さーんwwww お菓子買ってきましたよーwwwww」

小鳥「あら、プロデューサーさん」

P「ミックスナッツとかwwww 買ってきましたwwww」

小鳥「わー! リッツのチーズサンドもあるじゃないですか! 私、これ、好きなんですよね」ガサガサ バリボリ

P「えっ」

小鳥「飲み物はビールでいいですよね? あっ、ポテチ開けてもいいですか?」バリバリ

P「ひっ……!」

小鳥「あっ、お酒入りのチョコ、バッカスまであるじゃないですか~。私を酔わせてどうするつもりだったんですか~?」グビグビ

P「いえ、いいぇ」

小鳥「あっ、サバ味噌の缶詰があるんです。持ってきますねー」

P「ひええ……!」

きっとこのPはPヘッドなんだろうな色々なギミックがあるから雪歩の家の庭にも侵入できたしいおりんの部屋にも侵入できたんだろうな

~失われた七日目~

P「今日は誰の家で夜食を食べるか……ん? あれは貴音?」

P「コンビニにいるなんて珍しいな。声をかけてみるか。おー……っ!?」ビクッ

貴音「これと、これと、これと。このらぁめんも、捨てがたいですね」ポイッ ポイッ ポイッ

P(カップラーメンの棚が……一掃されていく……!)

貴音「かっぷぬぅどるは、これだけでは足りませんね。すみません、箱でいただけますか?」

P「箱っ!?」

貴音「なにやつ!」

P「しまっ」

◇ ◇ ◇

アイドルの家で夜食を食べると決めてから七日目。この夜の記憶だけが、なぜかすっぽりとPの頭から抜け落ちていた。

P「何があったんだ……」

貴音「トップシークレットですよ、あなたさま♪」

~十日目~

P「鍋を食べよー!」

亜美「いえー!」

真美「ひゅーひゅー!」

響「鍋なんて久しぶりだぞ!」

真「こたつと鍋の組み合わせはいいですよね……って、何でこのメンバーなんです?」

P「いや、亜美真美は夜食とか気にしなさそうだし、響んちは俺が餌にされそうだし、真は(基礎代謝が)半端ないから意味なさそうだし……」

真「??? わけ分かりませんよ、プロデューサー」

P「まあ、深く考えるな」

真「はあ」

亜美「兄ちゃん、兄ちゃん! もう開けていい?」

P「言いながら開けるな。もうちょっと待て」

真美「まだかな? まだかなー?」

P「だから待てというに」

響「自分、お腹ぺこぺこだぞ!」

真「ボクもトレーニングがハードでお腹ぺこぺこです。まだですか、プロデューサー」

P「うむ。そろそろ、かな?」

亜美「はい、決まり!」

真美「んでは、ご開帳~!」

響「おおー!」

真「……って、んん? 白菜と、豚肉だけですか?」

P「ふふふ、これが美味いんだ、これが」

P「大きな土鍋に豚バラと白菜をぎっちり詰めてな」

P「少量の出汁、酒、醤油、塩を入れて、ふたを閉めて火にかけるんだ」

P「待つことしばし。白菜から出る水分で、蒸し焼きのようにしてだな」

響「なんだこれ!? すっごく美味しいぞ!」

真「ほんと! 白菜はとろけるし、お肉はとってもジューシーで!」

亜美「本当に白菜と豚肉だけ?」

真美「隠し味があるんじゃないのー?」

P「ないない。素材も味付けもシンプルなもんだ。柚子なんかを散らしてもいいけど、それは変化球みたいなもんで、やはりこの鍋は白菜と豚バラだけで……」

響「うまうま」

真「はふはふ」

亜美真美「おかわりー!」

P「聞いてないな、こいつら。まあ、いいや」

P「あー、よく食べたなー」

響「自分、もう食べられないぞー……」

真「あっさりしているのに、充実感がありましたねー……」

亜美「もうこのまま」

真美「眠りたい……zzz」

P「デザートもあるんだがな」

アイドルたち「っ!?」

P「人気店の杏仁豆腐だ。鍋の後にはぴったりだぞ」

アイドルたち「わーい!」

P「やれやれ、現金なもんだ」

~十一日目・午前一時~

P「と、まあ、晩飯はこんな感じだったんだよ」

春香「止めてください! 止めてください!」グゥゥ

P「そういえば、前に貴音と行ったラーメン屋もよかったなあ。濃厚魚介豚骨がさ、こってりで」

春香「……あ゛ぁ゛あ゛あぁ゛ああ゛あ゛あ゛ぁぁぁああ!!!!」

おしまい

律子がいないぞ

春香さんのように、みんなも夜食の誘惑には打ち勝とうな!(ゲス顔)

それじゃ、次回も違うSSにて(・ω・)ノシ

>>64

P「律子ー! ローソンでおでん買ってきたぞ、おでん!」

律子「私は大根と白滝で」

P「何だ、女子大生みたいな組み合わせだなw」

律子「……年齢的にはおかしくないはずですが?」

P「ひっ!?」

とか、事務所でいちゃいちゃしていた模様

自分もそう思ったわ

やはり何人かに絞るべきだったな!

SSってむずかC

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