モノクマ「今年の新入生は誰かなーっと」【安価・コンマ有り】 (44)

注意書です

・このスレは某スレの建て直しです
・安価、コンマ判定多数
・時間軸は1と同時期。ただし新入生は苗木たち【ではありません】
>>1はSS初心者

次からもいくつか説明します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383838696

本編はプロローグから始まります
chapter毎での進行の仕方
(非)日常編
・朝食を食べに食堂へ行く(安価有り)→自由行動(昼)→自由行動(夕方)→晩御飯を食べに食堂へ行く(安価有り)→夜時間となり就寝(イベント発生有り)

動機公開イベント
ここで皆さんに多数決でどの動機を公開するか選んでもらいます。決まり次第非日常編へ

非日常編
・朝食後、動機公開イベント発生。その後自由行動(昼)からスタート
翌日事件発生。そのまま捜査へ

捜査
安価で捜査をしていき、証言や証拠(コトダマ)を集めます。作者が必要なコトダマをすべて集めたと判断したとき以降、選択肢に【学級裁判へ行く】が増えるのでそれを選んで学級裁判へ


続きます

学級裁判

ここでは事件のクロが何者かを議論します。主な展開として【ノンストップ議論】【閃きアナグラム】【反論ショーダウン】があります(マシンガントークバトルは作者の力量では再現不可なため割愛)

【ノンストップ議論】
他の生徒が事件について議論しますので、その最中にある【】で囲んであるウィークポイントを捜査で手にいれたコトダマで論破してもらいます。ここでも安価は取ります。
さらに途中から〈〉で囲んである同意ポイントも現れます。こちらも同様にコトダマで同意をしてもらいます。安価も取ります。
上記の二つは物語や議論が進むにつれて数が増えたり同時に現れたりします。失敗すると発言力が減り、発言力が尽きるとゲームオーバーに。

続きます。

【閃きアナグラム】

このときレスの中に

【閃きアナグラム】
だ ろ ん が ぱ ん ん

のように表記されるので、これを並び替えて正しい言葉にしてもらいます。
ここでも安価は取ります。ちなみにこの場合は

だんがんろんぱ

ですね。

説明とかどうでもいいから早く書けよ

【反論ショーダウン】

当然主人公の推理に反論する生徒も出てくるでしょう。そこでその生徒との反論ショーダウンが始まります。
立て続けに反論してくる生徒の中に現れる複数のウィークポイント。それをコトダマにより見事切り返してください。なお、あえて切り返すことをしない選択肢もあります。
ここでも安価は取ります。失敗すると発言力が減りますのでお気をつけて。

主な展開はこの三つですね。他にも証拠品提示や人物指名もございますが、ここでの説明は割愛させていただきます。


この流れで学級裁判は進み、見事クロを当てればクロは処刑となり学級裁判後の一幕を経て次のchapterへ……という流れになります。

プロローグ ようこそ絶望学園。


私立希望ヶ峰学園。様々な才能を持つ現役高校生をスカウトし、そのお眼鏡にかなった生徒はここを卒業すれば人生の成功を約束されると言われてるその学校。
そこに私--立華月音は【超高校級の音楽家】として入学することになった。


立華(上手くやってけれるよね……)


当然、不安は尽きない。
私は確かに音楽家としてそれなりの実績を残してきた。でもまさかこの学園にスカウトされるとは思ってなかったので、入学の招待状が我が家に来たときは驚いたものだ。
そもそも、この学園は毎年この時期になると専用の掲示板がネットにアップされ、そこで毎年の新入生についていろいろと書き込まれているのだ。

なんだお前か
もう見ないわ

ちなみにネットで得た情報によると今年の新入生の肩書きは……

【超高校級の役者】だったり、
【超高校級の医者】だったり、
【超高校級の霊能士】だったり、

と、まさに多種多様。様々な世界の超一流の才能を持つ高校生が入学するのだ。


立華(大丈夫だよ! きっと上手くいく!)


そう自分を鼓舞して新たな学園生活に向けての第一歩を踏み出す。すると--




グニャリと、視界が揺らいだ。
視界だけではない。体全体がぐらついた。


立華(あ、れ……?)


疑問に思う間もない。踏ん張ろうとする間もない。
気づけば私の意識は闇に落ちていった。

……、

…………、

………………、


立華「あれ? 私……」


手放した意識を取り戻し、目を開ける。そこは教室のように見えた。
でも違和感がある。普通の教室とは到底思えない、痛烈な違和感。


立華(え……? これ、何……? 鉄板……!?)


窓に打ち付けられた鉄板。そして設置された監視カメラ。
普通の教室には無いであろう二つの違和感が、私の意識を一気に現実に引き戻した。


カサリ。
思わず立ち上がった私の足元から何か紙が落ちた音がした。視線を落とすと紙切れが一枚。

立華「? これは……」


その紙切れを持ち上げ、視線を巡らせる。するとそこには汚い子供のような字で


『心機一転。今日からここがオマエラの新しい世界になります! とりあえず午前八時から入学式を執り行うので、新入生の皆さんは体育館にお集まりください!』


壁時計に目をやると、すでに七時四十分。地形を把握してないことを踏まえると、そろそろ行かないと間に合わない。
頭に残ったままの疑問は外に追いやり、体育館へと向かう。一応体育館までの道のりは今の紙切れに書いてあったので、ものの五分ほどでたどり着いた。





中にはすでに何人かの生徒がいた。おそらくは私同様にここの新入生だろう。
さて、どうしようか……。

↓1
1 あの眼鏡の女の人に話しかける
2 小さい女の子と背の高い男の人に話しかける
3 少し離れた場所にいる背の高い男の人に話しかける

2

立華「あの」


??「ん? おお。お前も新入生だよな?」


??「初めまして……」


男の人は短めの茶髪で、女の子の方は茶髪ボブカットでなんというか、小動物を思わせる雰囲気を纏っていた。


??「俺は天宮清一(アマミヤセイイチ)。【超高校級のカリスマ】っつーことで一応ここに入学することになった」


??「私は佐枝紫乃(サエダシノ)です。……【超高校級のマスコット】とか呼ばれたりしてます、はい」


立華「私は立華月音です。超高校級の音楽家として入学しました」


天宮「おう。よろしく」


にこりと屈託なく笑う天宮さんと、おどおどしながらも頭を下げる佐枝さんに私も頭を下げる。
よかった。いい人そうだ。

天宮「そんで? 立華もあのおかしな教室で目を覚ましたんだよな?」


立華「はい。……って、もしかして天宮さんも?」


天宮「佐枝もらしい。そしておそらく、他の奴等もだな」


周りを見回しつつ天宮さんはそんなことを言う。


天宮「やれやれ……いったいどんなことに巻き込まれたんかね、俺たち。厄介事じゃないことを願うだけだ」


佐枝「怖いこと言わないでくださいよ……」


うーん……私だけでなく二人も教室で目を覚ましたのか。それに天宮さんの言葉を信じるなら、他の人たちも。
これは確かめておくべきだろう。

【天宮清一、佐枝紫乃と知り合いました。新密度アップ。1→2】


↓1
1 あの人テレビで見たことあるな……話しかけてみよ
2 あの白衣着てる人が気になる……
3 あの男の人、女の子を口説いてるよ……

3

>>15 前スレでの誘導ありがとうございました
迷惑にならない程度に更新してきますのですいませんがお願いします


??「あの……だから、本当に大丈夫なんで」


??「いいじゃん! えーっと、間宮結衣(マミヤユイ)ちゃんだっけ? 仲良くしようよ!」


……どこにでもいるんだなぁ、ああいうの。
とりあえず、あのまま放っておくのも後味悪いし助けないと。


立華「あのー……」


??「あ? っておお! また可愛い子発見! いやー、俺って運が良いなぁ!」


立華「いや、その子とてつもなく嫌がってるんでやめてあげたほうがいいかと……」


??「えー? んなことないっしょ。ねぇ?」


間宮「ええと……」


まあこんなこと言われて素直に頷くほど気の強い子じゃないんだろう。おそらくこの男の方もそこを狙ったに違いない。
さてどうしたものかなと頭を悩ませていると、もう一人背の高いさっぱりした短髪の男の人が近づいてくるのが視界に入った。

??「おい。お前こんなときにナンパなんてしてんじゃねぇよ」


??「ああ? なんだテメーは!」


??「お前もあの教室で目を覚ましたんだろ? なら少なからず現状に疑問を抱けよ。女口説く暇があるなら頭動かせよ」


てっきり柔らかい感じに仲裁に入るものだと思っていたのに気づけばそんな辛辣な言葉を浴びせるその人。当然険悪なムードになる。


??「んだとテメェ!」


ぶんっと拳をその男の人に目掛けて振るうナンパ男だったが、男の人はその拳を体を捻って回避しそのまま掴んで捻りあげた。


??「いででででで!?」


??「俺、一応【超高校級の空手家】ってことでここに来てるんだけど。それでもいいなら喧嘩するか?」


??「悪かった! だから離せって! ……くそっ」


解放され、あからさまに舌打ちをしてその場を立ち去るナンパ男。


間宮「あ……すいません、助かりました」


??「いや、気にしなくていい。アンタのためにやったってより単純に俺がムカついただけだから」

間宮「それでもありがとうございました。あ、そちらの方もありがとうございました」


立華「いや、気にしなくていいって。……私は立華月音。超高校級の音楽家として入学しました。よろしくね」


間宮「はいっ! よろしくお願いします!」


立華「……で? そっちの人は?」


??「……宇和京介(ウワキョウスケ)。ちなみにさっきのナンパ男は橋田永吉(ハシダエイキチ)で、【超高校級のナンパ王】だと」


立華「は? 何その肩書き」


宇和「んなもん知るか」


【間宮結衣・宇和京介・橋田永吉と知り合いました。間宮結衣・宇和京介の新密度アップ。1→2】





うーん……さすがは希望ヶ峰学園。いろいろな才能を持つ人がいるなぁ。
……才能、なんだよね? あれって……。

プロローグ最後の安価
↓1
1 白衣着てる女の人と話す
2 眼鏡かけた女の人と話す
3 テレビで見たことあるあの男の人と話す

1



立華「あの、すいません」


??「ん? ああ、私に話しかけてるのか。なんだい?」


その人は黒髪ストレートで、なんというか大人びた印象を持つ人だった。白衣着てるのもあり、保健室の先生でも通りそうな感じだ。


??「その前に、自己紹介だね。私は平田梓(ヒラタアズサ)。肩書きとして【超高校級の医者】って呼ばれてるよ」


立華「私は立華月音。超高校級の音楽家です。やっぱりアナタが平田さんでしたか」


平田「おっ、もしかして私ってそんな有名人?」


立華「はい。ネットの掲示板でも有名ですよ。何せ現役高校生で医者免許を取ったっていう……」


平田「ああ、あれガセだよガセ」


…………はい!? ガセ!?


平田「未成年が医者免許持てるわけないじゃんか。私はあくまで今のところ親の助手的な役割だよ」


立華「それはセーフなんですか……?」


平田「うーん……ギリ、アウトかな?」


立華「アウトなんですか!? え、それ大丈夫なんですか!?」


平田「あー、それは説明するといろいろ長く--」



その瞬間、場違いなほどに陽気な声がマイクを通したのか機械的な音と共に聞こえてきた。


『えー、そろそろ時間なので今から入学式を執り行ないます!』


平田「……っと。どうやら教師のご到着みたいだね。悪いね立華、また後で」


そうしてそそくさと私から離れる平田さん。仕方ないので私も舞台上に視線を移す。


【平田梓と知り合いました。新密度アップ。1→2】





??「なんだなんだ。何が始まるんだ?」


??「くだらん。早く出てこい」


『ああもう少しは待ちなさいよ! わかった今出てくから!!』


そうして舞台上に姿を現したのはこの学園の教師--ではなくて、




モノクマ「ボクはモノクマ! この学園の学園長です!!」


--白と黒で彩られた、不気味なぬいぐるみだった。


プロローグ ようこそ絶望学園 完
To be continued

プロローグはこんなものです
次からはchapter1になり、前スレ同様に新密度システムも増えます

早速否定的な言葉を喰らいましたが、迷惑にならない程度に頑張りますので安価やコンマ判定の際は是非ご協力ください
今回の投下はここまで。次は夕方ごろ、新密度システムの説明から投下します

乙ー

乙です

【新密度システム】
各キャラと立華月音との新密度です。
高ければ高いほど仲がいいという証になり、イベントが発生したり捜査時に手助けしてくれたりします
あとは各種動機公開イベントでのクロになる可能性の目安にもなります

chapter1 イキキル (非)日常編


……唐突に現れた喋るぬいぐるみに反応できずに固まる私たち。
そんな私たちを見てそのぬいぐるみか首を傾げた。


モノクマ「あれれ? あれだけ騒がしかったのにいったいどうしちゃったのかな?」


佐枝「ぬ、ぬいぐるみが喋りました!?」


モノクマ「感想がワンテンポ遅いよ! てかボクはぬいぐるみじゃなくてモノクマなの! 学園長なの!!」


佐枝「ふぁ、ふぁい。すいません」


モノクマ「素直でよろしい」


平田「……で? 別に私はそれならそれで構わないと思ってるよ。少なくともこの学園の関係者なら今の状況を説明してくれるだろうしね」


宇和「……そうか。あの窓に打ち付けられた鉄板や監視カメラについて……」


宇和のその言葉に全員、ハッとした顔をする。

モノクマ「あー、やっぱそれ気になる? まあ隠すことでもないし有り体に言うとね……」


モノクマ「オマエラは今日からここで一生生活してもらうことになりましたー!!」


……、

…………、

………………、


天宮「……は?」


橋田「ふ、ふざけてんのか!?」


??「それはさすがに……笑えない冗談ですね」


モノクマ「冗談じゃないから笑わなくてもいいけどね。……でも一応外に出るためのルールもあるよ? 聞く?」


??「そっちに主導権がありっぱなしというのも苛ただしい話だが……言え」


モノクマ「うぷぷ! それはですねぇ……」




モノクマ「この中の誰かを殺すことだよー!!」


その突拍子もない言葉に私は--

↓1
1 あのモノクマに抗議の声をあげる
2 言ってる意味がわからず、言葉を失う

2

…………ダメだ。言ってる意味がわからない。
誰かを殺す? どういう、こと?


天宮「おいおい、いきなり何を言い出すかと思えばそんなことかよ。悪ふざけにもほどがあるぜ」


モノクマ「だから悪ふざけじゃないっての! まったく……どうしてオマエラゆとり世代はリアリティがないからって嘘だと決めつけるかね。とりあえず手帳配ってくよ。細かい話はそれから」


そうして器用に二足歩行で歩くモノクマは私たちに電子生徒手帳を配布していく。
そして宇和に渡そうとした瞬間、なんと宇和はそのモノクマの小さな体をガシリと鷲掴みにした。


宇和「……いくら冗談でもさ。言っていい冗談と悪い冗談があると思うんだよな」


モノクマ「ひ、ひいっ!? 学園長への暴力は校則違反だよ!?」


宇和「るせぇよ! 本当に学園長だってんなら--」


直後。モノクマの手足がだらんと情けなく下がる。


宇和「? おい、なんだよ。壊れたのか?」


すると私の耳に僅かにだが、カチリとまるで時計が針を刻む音が聞こえてきた。

それはやがて周りに響く音に変化する。


カチリカチリカチリカチリカチリカチリカチリカチリカチリカチリ。


立華「!? 危ない! そいつを皆のいない方に投げて!」


宇和「は? なんで--」


立華「いいから!!」


私の剣幕に負けてか、宇和がモノクマを皆のいない方に投げる。すると--


ドォォォォォンッッッ!!


宇和「なっ!?」


直後。モノクマの体が見事に爆発した。あと数秒遅ければ間違いなく宇和はあの爆発に巻き込まれ、死んでいただろう。


宇和「なっ……爆発、しやがった……」


佐枝「で、でもこれであのぬいぐるみさんもいなくなったし……改めて皆で--」


モノクマ「モノクマだっての! いい加減名前で呼んでよ!」


間宮「なっ!?」


間宮さんの驚いたような声が聞こえる。
視線を舞台上に移すと、そこには先程爆発したはずのモノクマが平然と立っていた。

モノクマ「『学園長への暴力は固く禁ずる』。……その手帳に明記されてある校則のうち一つだよ。今のは初犯だから警告で済ますけど、もし次同じことがあったらどうなるか……まあ、説明するまでもないよね?」


モノクマ「これでわかったよね? ボクは本気だよ。……さて、ボクも暇じゃないしさっさと退散しようかな」


??「待ってよ」


凛とした声がモノクマを止める。
その主はパーカーを着た、背の高い男子生徒だった。


??「ボクたちにこんなことさせてさ、何が目的なの?」


モノクマ「目的? そんなの強いて言うなら……」


モノクマ「オマエラに絶望させること。それだけだよ」





モノクマが立ち去ったあとの体育館は重苦しい雰囲気に包まれていた。皆現状を受け入れられないんだろう。私だってそうだ。
……さて、どうしよう。誰かと話して少しでも気を紛らわしたいけど。


↓1
1 あの眼鏡の女の人に話しかける
2 宇和に話しかける
3 背の高い男の人に話しかける

1

立華「……あの」


??「はい? ……ああ、モノクマの爆発をいち早く察知した……」


その人は高めの背に短めの黒髪。赤下フレームの眼鏡とクール系? を印象させる女の人だった。


??「私は冴木麗子。【超高校級の霊能士】です」


立華「私は立華月音。超高校級の音楽家です」


なるほど。この人があの冴木麗子(サエキレイコ)さんか。
さて、何を話そうか。とりあえず気になるのは……


↓1
1 さっきのモノクマについて
2 霊能士の仕事って?

とりあえず朝はここまで。次は昼過ぎ頃に一時的に現れ、本格的な再開は夕方17時以降になります

2

立華「霊能士……私には馴染みがないんですけど、何をやるんですか?」


冴木「単純に、悪霊の除霊等ですよ。お寺のお坊さんとかと同じ感覚で覚えてもらって間違いないかと」


冴木「とはいえ、そこかしこに悪霊が潜んでいて除霊の依頼が舞い込むわけでもないので、私は作家も兼業してます。仕事の数的には霊能士の方が兼業みたいになってますけどね」


なるほど。霊能士の方での実体験を本にしてるわけか。


立華「へぇ……さぞかし凄いんでしょうね」


冴木「私はまだセンセイ……師匠のところで教えてもらってる身ですから、まだまだです。まずは弟子の身分を卒業しないと」


なんと。さらに師匠なんて存在もいるのか。

冴木「とはいえ、私も霊能士としてはまずまずの力はあると自負してますので機会があれば手助けしますよ?」


それは遠回しに私が悪霊に取り付かれることを予見しているのか。勘弁してほしい。


立華「はは……勘弁してください」


とはいえ冴木さんも悪い人ではなさそうだ。よかったよかった。





? 天宮さんと間宮さんのところで何かあったのかな? どっちに行こう。


↓1
1 何かを考え込んでる天宮さんのところに
2 間宮さんと誰かが言い争ってるのかな? 一応宇和が仲裁に入ったみたいだけど……

すいません、これ忘れてました

【冴木麗子と知り合いました。新密度アップ。1→2】

ここから先は17時以降に

1

立華「天宮さん、どうかしました?」


天宮「いや……ちょっと気になることがあってな」


立華「というと?」


天宮「無論、黒幕の目的だ」


黒幕の目的……それってさっき言ってなかったかな?


天宮「モノクマはさっき俺たちにこう言ったな。こんなことをするのは『オマエラに絶望させたいから』だと。端的に聞くぞ立華。お前はこんな理由でこんなことになったんだとして、納得いくか?」


その言葉に私は首を横に振った。当然だ。納得できるわけがない。


天宮「そうだな。俺も当然納得できない。これが学園の意向なのか、はたまた第三者の介入ゆえの結果なのか。何もかもわからない。だからいずれは黒幕の目的も突き詰めたいところだな」


確かに、それも大事なのかもしれないけど……。


↓1
1 第一は皆で脱出ですよ
2 そうですね。いずれはそれも知りたいところです

立華「第一の目的は皆で脱出ですよ」


天宮「…………ふっ、そうだな。まずはそれを優先すべきだ」


【天宮清一との新密度アップ。2→3】





天宮「よし! お前らこっち向いてくれ!」


パンパンと手を叩き皆の視線を集める天宮さん。


天宮「今この学園がどういう状況にあるのかわからない。でもおそらく俺たちが何かの事件に巻き込まれたのは確かだ。だけど! だからこそ俺たちは力を合わせて--」


??「くだらん綺麗事を言うな」


凛とした声がした。
そちらを見ると中性的ながらも整った顔立ちで、背の高い男の人--【超高校級の役者】こと、柏木蓮(カシワギレン)が腕を組み天宮さんをにらむようにして見ていた。

天宮「……ほう? どういうことだ?」


柏木「お前は根本的な問題を履き違えてる。問題なのはどうやって全員で脱出することじゃない。真に問題なのは--」


柏木「--モノクマの言った『誰かを殺せばここから出れる』という言葉を信用した人間がいるかどうかだ」


その言葉に場がざわめく。お互いの顔を見合わせる人も出てくる。


↓1
1 柏木に反論する
2 黙ったまま二人のやり取りを見守る

2

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