【安価】ダンガンロンパ・オリジナル (1000)



※このスレはオリジナルキャラクターによる安価スレです。
ダンガンロンパの設定をお借りしています。ダンガンロンパ本編のネタバレを多少する可能性もあります。

※キャラメイクはありません。期待された方が居られましたら申し訳ありません。

※安価、またはコンマによって主人公が動き、ストーリーが進行します。

※多作品からの影響をバリバリ受けてます



それでは開始させていただきます。

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 「……緊張するな」


ワイシャツの裾で額の汗を拭く。緊張するのも無理はない。目の前にはあの学園がそびえ立っているのだから……

『私立希望ヶ峰学園』

超高校級の才能を持った生徒たちを集めるというぶっ飛んだ発想で生み出された超規格外な学園。都会の一等地を切り開いて堂々と臆することなく、その姿を見せびらかしている。そんなバカげた学園に俺も入学することになったのだ。

『超高校級の幸運』として。

……仰々しい肩書きの割には運なんてよくない。むしろ悪い方でさえあるだろう。しかし何故か選ばれてしまった。全国の極めて平均的な学生らの中から抽選で選ばれる『超高校級の幸運』。それが俺なのだ。

興奮していないと言えばウソになる。夢なんじゃないかと疑ってしまう。でも、手元の入学許可証にはきちんと『渡辺 当(ワタリベアタル)』と。

「希望が峰学園を卒業すれば人生を約束される」。俺はその甘い文言に乗り、ここまで来てしまったのだ。いや、ここまで来たんだ。自分の意思で。

渡辺「……長ったらしいのはなしにして……気合入れろ……俺!!」

今さら臆しても遅い。半ばやけくそで俺は勇気を出して希望の学園へと希望の一歩を踏み出した。


~~ 玄関ホール ~~


校門を通ってすぐの玄関ホール。流石希望が峰だけあって以上なまでに綺麗だった。立派な時計台は新入生集合時間の30分前を指している。少し急ごうか? ……まだ大丈夫かな? ちょっと散歩してみるのもいいかもしれない。ここに入ってから誰一人見当たらない。少しだけ寂しくも感じる。

渡辺「入学式の準備でもしてんのか?」

独り言に答えはなかった。俺はため息をついて教室へと向かう。散歩するにも一度自分の教室に入るぐらいしておいた方がいいだろう。

渡辺「気の合う奴も、いたらいいけど」

なんたって天才の集団。俺みたいな凡人が相手にしてもらえるかどうか危うい。若干の不安を持ったまま校内へと歩を進める。



――はずだった。


ぐにゃぁぁあ………………


渡辺「あ、れれ……?」


視界が歪み、ぐるぐると回る。


渡辺「い……ったい……」


景色が飴みたいにどろどろに溶けて行って


渡辺「……なんな……んだ……」


クロに染まった。



――ここから俺の人生転落を迎える。

絶望に塗り固められた繰り返したくない学園生活へと……





      【プロローグ】





~~ ??? ~~


渡辺「………………」

渡辺「…………」

渡辺「…あ…ん……?」

どこ、だ?ここは……。頭がクラクラして思考が安定しない。

目に入るのは机、椅子、黒板といった普通の教室にありがちなもの。そして監視カメラと窓に打ち付けられた鉄板……鉄板?

渡辺「教室……だよな?」

何故ここに自分がいるのかわからない。それよりも鉄板って……監視カメラって……。状況から鑑みるに、教室で寝てたみたいだけど……確か玄関ホールで眩暈がして……

緊張してぶっ倒れたのか? クソ。入学早々かっこわりぃ……

自身の不甲斐なさに打ちひしがれていると、机の上のパンフレットに気がついた。



『やぁやぁ。16人のしんにゅうせいしょくん。よくきてくれたね。
きょうからオマエラはしんきいってんのしんせいかつをおくってもらいます。
あんないがあるから「たいいくかん」へしゅうごうね』


渡辺「……なんだこれ」

汚い字だな……俺もこんなもんだけど。「あんないがあるから」……案内!?
体育館に行かないと行けないのか。そういえば集合時間は……

渡辺「しまった! 集合時間!!」

教室の時計は……ギリギリだ。早く行かないと!

胡散臭いパンフレットだけど従うしかない。

妙な雰囲気の廊下を駆け抜けて体育館へと急ぐ。とても学校とは思えない広さの廊下だった。廊下に誘導の印がなかったら迷っていたかもしれない……


   *
   *
   *


体育館までの道のりで誰に会うこともなかった。もうみんな集まってるのかもしれない。

待たせるのも悪いし急ごう。体育館前のトロフィーなどを横目に俺は重い扉を開けた。



~~ 校舎1F  体育館 ~~


体育館へと入ると……そこには俺と同じような生徒達がいた。

歓迎、というよりは警戒、って感じだ。



???「お、新メンバーだな。16人……なかなかに賑やかだな!」

白衣の長髪の女の子が元気に叫ぶ。

渡辺「ご、ごめん。遅れたみたいで。教室で寝ててさ……」

???「うむ。貴様もか。我々もそうなのだ」

軍服を着た筋骨隆々の男が俺を上から見下ろす。正直怖い。

渡辺「『我々もそう』?」

???「実はぁ……私たちもそうなんですよぉ」

???「あのねあのね。いつの間にか教室にいて、それでパンフレットの指示通りにここにきたの」

派手な衣装を身に纏う女の子と、季節外れのニット帽を被った小柄な女の子が説明してくれた。

よく……状況がつかめないな。


???「とりあえず自己紹介といこうじゃないか。名前を知らないとこれからいろいろ不便だぞ」

最初の白衣の子が自己紹介のタイミングを作ってくれた。結構いい人なのかもしれない。

渡辺「『渡辺 当』。俺の名前は渡辺当だ。【超高校級の幸運】として入学したんだ。これからよろしく」

俺の自己紹介にみんなが揃って不思議そうな顔をした。あぁ、そっか。

渡辺「【超高校級の幸運】ってのはいわば抽選枠なんだ。全国の平凡な高校生から一人選ばれるってわけ」

何人かは納得、といった風だ。他の人達はイマイチわかってないようだがこれから話す時間もゆっくりあるしそこで説明していこう。


自己紹介を終えると生徒が一人近づいてきた。


安価↓1

1.白衣を着た黒上ロングの女子生徒

2.軍服を来た筋骨隆々の男子生徒


選択1

 「ワタナベか。どうもよろしくっ!」

 「私は『超高校級の化学者』名前は升野利兎(マスノリト)だ。よければ覚えていてくれ」

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 【超高校級の化学者】 升野利兎


――――――――――――――――――――――――――――


渡辺「こ、こちらこそよろしく。それと俺の名前はワタナベじゃなくてワタリベだからな」

升野「それは失礼した。珍しい苗字だな」

渡辺「よく言われるよ。それにしても升野ってどっかで聞いたよな……?」

渡辺「……ああッ!! ニュースとかにちょいちょい名前出てきてたよな。ガンを治す特効薬を作成したとかでノーベル賞を取った……」

升野「いかにも!! どうだすごいだろうすごいだろう? ふふんっ」

渡辺「でも、会見とかに全然顔出さないことでも有名だったはずだけど……」

升野「いやなんか研究メンバーから『お前が前に出ると化学者全体がバカだと思われる』とか言われて……」

渡辺「ナチュラルにバカにされてるじゃねぇか」

升野「そ、そうなのか!? 許すまじ理研……ッ!!」



頭がいいのか悪いのかわからない奴だな……


升野「それにしてもここにいるメンバー全員曲者! って感じだな。すごいワクワクしてきた」

渡辺「そうだな。パッと見ただけでも個性強そうな人ばっかりだし」

升野「いやぁ楽しみだな。私って研究ばっかで学校全然いったことないんだよ。だからここでの生活が初の青春なんだ!」

渡辺「研究ばっかり……か……」

天才たちも楽してるわけじゃないんだよな。なんだか運だけでここに来た自分が惨めになってきた。

升野「とにかくッ! 私の青春仲間ということで。これからよろしく頼むぞ」

渡辺「おう」


どうやら悪い奴では無さそうだ。

次は誰と挨拶しようかな

安価↓1

1、ライダースーツを来た男子生徒

2、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒




選択1

ライダースーツを来た金髪の男に近づいてみる。なんていうか……チンピラみたいだ。

渡辺「えぇっと……渡辺って言います。自己紹介してもらっていいか?」

 「おうよ、俺は小海浩道(オウミコウドウ)だ。肩書は……なんだっけか。あぁそうそう『超高校級のロードレーサー』だ」



――――――――――――――――――――――――――――


 【超高校級のロードレーサー】 小海浩道


――――――――――――――――――――――――――――


渡辺「ロードレーサー?」

小海「なんだよ知んねぇのかよ俺の活躍!」

小海「海外の大会では名だたる賞を獲得し、今『二輪の神』と呼ばれるこの俺をよォ!!」

升野「二輪の神(笑)だって。知ってるか?」

渡辺「全然」

小海「ぐっ……そりゃ確かにマイナーだけどれっきとした競技なんだ! ちゃんと希望が峰に呼ばれるくらいには上手なんだ!」

渡辺「いや、別にバカにしてるわけじゃないんだ。小海、これからよろしく」

小海「絶対にこの三年間で俺のすごさを見せつけてやるからな……!」

渡辺「楽しみにしてるぞ」

チンピラっぽいけど根はいい奴なのかも知れないな。


次は誰と挨拶しようか

安価↓1

1、背の低い陰気な男子生徒

2、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒



選択1

 「………………」

なんだろう……避けられてるのか?

渡辺「ど、どうもー……」

 「………………」

渡辺「あ、あのー……」

 「お前は……胸と尻……どっち派だ?」

小海「何言ってんだお前」

渡辺「二の腕派です」

小海「何言ってんだお前!?」

 「…………!! (ググッ)」

何故だ。何故俺は今握手をされているんだ……!?

 「……『超高校級のハッカー』羽場井望希(ウバイノゾキ)だ」



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 【超高校級のハッカー】 羽場井望希


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渡辺「ハ、ハッカー!? それって犯罪じゃないのか!?」

羽場井「……フリーランスだが稀に政府の仕事を手伝うことがある。その功績で罪は見逃してもらっている」

小海「話の次元が……」

渡辺「フ、フリーランスって……」

政府じゃない誰かにも雇われることがあるってことだよな?

羽場井「……詳しく聞くか?」

渡辺「いやいい!! なんか面倒なことに巻き込まれそうだ!!」

小海「俺もパス!! まだ消されたくない!!」

羽場井「???」

なんだか……いろんな意味で危ない奴だな……


次は誰に挨拶しようかな

安価↓

1、軽薄そうな男子生徒

2、派手な衣装の女子生徒

3、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒


選択1

 「やぁやぁやぁやぁ! 久しぶりだねっ。渡辺クン、こんなところで会うなんて奇遇だなぁ」

やたら軽薄そうな奴がえらくフレンドリーに絡んできた。『久しぶり』って。
知り合いにこんな奴いたっけかな……

羽場井「……顔見知りか?」

渡辺「う~んと……だ、誰さんだっけ?」

 「やだなぁ! 忘れちゃうだなんてボク傷つくよ! ……まぁ、嘘なんだけどね」

渡辺「へ?」

羽場井「……?」

 「ついでに『久しぶり』っていうのも嘘」

渡辺「え、えぇ!? なんで初対面なのに嘘なんか吐く必要があるんだ!?」

 「なんでって……それがボクの存在意義であり、生存方法だからさ! 呼吸するのと同じかな?」

 「とうことで『超高校級の嘘つき』小野方守(オノカタマモル)嘘でも覚えてくれるとうれしいよ」



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 【超高校級の嘘つき】 小野方守


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小野方「完全に超高校級の詐欺師さんの下位互換だよねぇ……。ショック受けちゃうなぁ……」

渡辺「そ、それも嘘なのか?」

小野方「さぁってね? 自分でも考えてみればいいんじゃないかな?」

に、苦手なタイプだ……。普通にウザイ……ッ!!


次は誰に挨拶しようかな

安価↓

1、軍服を来た筋骨隆々の男子生徒

2、目だけ見える緑の服を着た男子生徒

3、執事服を着た男子生徒とドレスを着た女子生徒



巨乳女子高生が選ばれない不思議


選択3

小野方「ねぇ、見てよ。外人さんまでいるなんて希望が峰はすごいなぁ。憧れちゃうなぁ」

渡辺「ホントだ。それも二人。声かけてみようか」

小野方「渡辺クン英語話せるの?」

渡辺「……」


うわぁ……金髪だ。外人さんだ。は、初めて話すな。中学生時代から培ってきた俺の英会話スキルが火を噴くぜ!!


渡辺「おおう、は、はろー?」

ケマン「あ、日本語でよろしいですよ?」

渡辺「そ、そうですか」

小野方「ぷーくすくす」

ケマン「ご紹介が遅れました。私、デンドロビウム王国から参りました。マリー=デンドロビウム様、第一執事ケマン=フェアフィールドと申します」

マリー「わしはマリーじゃ。よろしく頼むぞ!」

マリー「わしとケマンは『超高校級のお嬢様』と『超高校級の執事』として呼ばれたんじゃ。つまりおぬしらと同じ。対等な関係で交友しようぞ」


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 【超高校級の執事】 ケマン=フェアフィールド


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 【超高校級のお嬢様】 マリー=デンドロビウム


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小野方「どうぞよろしく~」

渡辺「日本語上手なんだな」

ケマン「ありがとうございます。お嬢様は少々訛りがあるのですがそちらは徐々に慣れさせていただきますのでご了承ください」

マリー「日本語むつかしいんだもん」

小野方「そうだよね。そうだボクが日本語教えてあげッ(ペシッ)」

渡辺「嘘つきが何言ってんだよ……」

小野方「ちょっとした冗談じゃない……」ブーブー

なんだか近寄りがたいけど、ケマンは礼儀正しいし、マリーもいい奴そうだ。



安価↓

1、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒

2、軍服を来た筋骨隆々の男子生徒

3、季節外れのニット帽を被った少女


選択3


マリー「お、あの帽子。わしもよく使うブランドのものじゃな」

渡辺「あのニット帽?」

 「なになにー? 僕の話かな?」

ケマン「これはこれは。一点ものしか作らないことで有名なブランド『mamafu』の手編さんでは?」

手編「そうだとも。僕は『超高校級の手芸部』こと手編麻布(テアミマフ)だよ」




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 【超高校級の手芸部】 手編麻布


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手編「それにしてもえらい人が僕のことをしってるだなんて光栄だな」

マリー「それだけいい品なのじゃ。もっと鼻を高くしてもええんじゃぞ?」

手編「そうなの? むむん! ……むなしいからやめていい?」

渡辺「っつーかそのニット帽暑くないのか?」

手編「暑いけど……これは僕がはじめてつくったさくひんでさ。肌身はなさずもってたいんだよ」

手編「そんなこともわからないのかいわたりん!」

渡辺「わたりん……!?」

手編「ふれんどりーにいこうぜい。せっかくの高校生活なんだからさ」

独特の雰囲気を持った子だな。……それにしてもニット帽暑そうだ。


安価↓

1、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒

2、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒

3、制服をきっちり来た女子生徒



選択3

 「………………」

また、避けられているな……。羽場井パターンか……それなら対処法を知っている!!

渡辺「二の腕派です!!」

 「は、はぁ!? 何言ってんのよ……!?」

渡辺「あ、あれ?」

手編「がっつりせくはらだよ。訴訟もんだよ」

渡辺「マジか……」

 「『超高校級の整美委員』清水寺千(シミズジセン)よ……」




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 【超高校級の整美委員】 清水寺千


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清水寺「もう挨拶したんだからいいでしょ……!!」スタタタタ

渡辺「あ、ちょっと……いっちゃった」

手編「なんぱしっぱーい」

渡辺「ナンパじゃねぇ!」

手編「あれ? 戻ってきたよ。まさかのなんぱ成功!?」

清水寺「か、肩にゴミついてるわよ……そ、それじゃ」スタタタタ

渡辺「あ……ありがと」

手編「はずかしがりやさんなのかな」

それに潔癖症って感じもするな……


次は誰に挨拶しようかな

安価↓

1、派手なアニメ系の衣装の女子生徒

2、軍服を来た筋骨隆々の男子生徒

3、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒




 
 「はいはーい☆ こんちには」

渡辺「ど、どうも」

 「もぉ、ノリ悪いなぁ」

 「才能は『超高校級のコスプレイヤー』そしてそして私の名前はぁ夢見雨衣(ユメミアマイ)っていいまぁす。よろしくねぇ?」




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 【超高校級のコスプレイヤー】 夢見雨衣


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渡辺「コスプレイヤー……?」

夢見「そそっ。ちなみにこの服はぷー子のなのぉ!」

渡辺「そ、そうですか……」

夢見「あれっ!? アニメ系にはうといの? コミケとか、知らない!?」

渡辺「あんまり……ですハイ」

夢見「それじゃあ私が直々に今度レクチャーしてあげるねぇ?」

渡辺「う、うぅ……よろしくお願いします……」

夢見「三年間もあるんだし、いづれはコスプレ仲間にぃ……」

渡辺「えぇッ!?」

それは勘弁願いたい……


安価↓

1、目だけ見える緑の服を着た男子生徒

2、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒

3、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒



選択1

 「渡辺氏。アナタは神を信じますかな?」

いきなりなん

渡辺「どうわぁあ!?」

 「どうされましたかな!? まさか敵襲!?」

渡辺「ち、違うって。お前の服装だよ」

 「んん。これですかな。これは我が宗教のしきたり……といっても我だけですけどな」

 「おおっと。自己紹介が遅れましたな」

 「『超高校級の教祖』神藤治(シンドウオサム)ですな。これからよろしくですぞ」


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 【超高校級の教祖】 神藤治


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渡辺「しゅ、宗教……」

神藤「そう毛嫌いすることもないですぞ。我は無理やり教えを説いたりなどいたしまんぞ」

神藤「そのようなことは若輩者がやること……我は我の信じる神を崇めるだけですな」

渡辺「そ、そっか。それで何教っていうんだ? お前の宗教」

神藤「教えませんな」

渡辺「え」

神藤「渡辺氏はまだ救いが必要ではありませんからな。……本当に必要になったとき、我のところを訪れるのですな」

渡辺「わ、わかったよ」

教祖っていうけどだいぶイメージが違うな……




今日はここまで。次回投下は水曜日の10時ごろ。よかったらどうぞ!

色々アドバイスや質問があればいくらでも。ネタバレしそうなものは回避しますが。


安価↓ 次回の挨拶誰から始めるか

1、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒

2、軍服を来た筋骨隆々の男子生徒

3、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒

>>20
ホント何故選ばれないのか……。予定通り今から自己紹介を再開させます。

選択は2の【軍服を着た筋骨隆々の男子生徒】です



選択1

 「おい、お前渡辺とか言ったな?」

渡辺「は、はいぃ!?」

随分と高い位置から名前を呼ばれた。振り返ってみれば軍服を着たゴツイ男が立ちふさがっていた。

後ろからゴゴゴゴゴゴゴ……!! と効果音が出てきそうな雰囲気を出している。コイツ本当に高校生か?

神藤「んん? 郷田氏ではありませんかな?」


――――――――――――――――――――――――――――


 【超高校級の指揮官】 郷田燐火


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郷田「あぁ、そういうお前は神藤か。久しぶりだな」

渡辺「……知り合いなのか?」

神藤「以前海外へ講演に訪れたときに郷田氏率いる軍隊がいたのですな。その時に少しお話を」

渡辺「ぐ、軍隊!?」

なんだ危険な人なのか!?

郷田「話が盛り上がりすぎてしまってな。色々予定が崩れてしまって大変だった」

渡辺「そ、そうなのか……。それでも郷田って服から見るに戦争……みたいなコトするんだろ? 平和主事者っぽい神藤とよく話があったな」

郷田「まぁな。俺も極力戦争はしたくない。しかし、戦争とはなくならないものだ」

渡辺「……やっぱりそうだよな」

郷田「そして戦争が無くては生きていけない人間がいるのも確かだからな……」

渡辺「………………」


郷田との挨拶が終わった。日本の高校生とは思えないほどの人生を送っているようだ。


1、体操服を着た巨乳で背の高い女子生徒

2、ブレザーを着崩した女子生徒

3、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒

安価↓1です


選択1

郷田「時に渡辺。お前、まだ全員と挨拶してないだろ」

渡辺「う、うん」

郷田「だったらコイツとさきに済ませておけ。……じゃないと終わらないぞ」

そう言うと郷田は頭一つ抜きんでた少女の手を引っ張って連れてきた。

……デカいな。いやいや身長の話。

 「へぁ……えぇっと……その……」

泣きそうな顔で口ごもる。泣きたいのはこっちだぞ。推定190オーバーの男女に囲まれてるっていうのに。

郷田「名前と肩書。さんはい」

木村「き、木村沙々波(キムラサザナミ)です……『超高校級のバレー選手』やらせてもらっ……ています」



――――――――――――――――――――――――――――


 【超高校級のバレー選手】 木村沙々波


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渡辺「木村……? テレビで見たことあるな。天才バレーボーラーが三年連続で優勝を勝ち取ったって」

木村「そ、そんな……私はまだまだで、みんなが頑張ってくれたおかげなんです……」

今にも泣き出しそうな顔で言葉をなんとか口に出した、という感じだ。

渡辺「それでも希望が峰に選ばれたってんだからそれだけの実力があって、認められたってことだろ? そんなに謙遜する必要もないと思うぞ」

木村「そ、そうですかね……? で、でもぉ……私なんか……」

郷田「コイツ口下手みたいでな。徐々に慣れて行ってやってくれ」

渡辺「あぁ……なんかそんな感じがする」

木村「……すいません……」

渡辺「謝る必要なんかないって」

木村「……すいません……」

一緒に話してると申し訳なくなってくるっていうか……コミュニケーションが苦手な奴みたいだ。


安価↓1

1、ブレザーを着崩した女子生徒

2、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒


選択1

渡辺「な、なぁ木村」

木村「は、はひっ!? なんで、しょう……」

調子狂うな……

 「あぁーあぁー。泣かせてやんの」

渡辺「別に泣かせてねぇよ!」

木村「すいません!! 私のせいで……」

 「あらら? なんか悪いことしちゃったかな……?」

渡辺「俺には答えかねるな……」

 「じゃ、じゃあ自己紹介させてもらおうかなっ」

 「『超高校級の放送委員』安生成賛(アウナサン)です」



――――――――――――――――――――――――――――


 【超高校級の放送委員】 安生成賛


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木村「あ、安生さん……お久しぶりです」

安生「あ、覚えていてくれたんだ。よかったぁ」

渡辺「知り合い?」

安生「春高バレーの時にね。自主制作ビデオ用のインタビュー撮ってたんだ」

安生「あ、自主制作ビデオっていうのは放送部の大会みたいなのに出す用の奴なんだよね」

渡辺「じゃあ安生はそれのナレーターをやってたのか?」

安生「そうそう。もちろん最優秀作品賞をいただきましたけどね」

渡辺「す、すごいな……」

安生「私的には君の方がすごいよ」

安生「幸運なんて才能一朝一夕で得られる才能ないじゃない? ぜひ今度インタビューさせてほしいな」

渡辺「インタビューだなんて……俺はただの一般人枠だよ」

安生「それはそれで……『天才たちの集まるクラスに一人の凡才が紛れ込む』……。うん! 素晴らしい!!」

渡辺「絶対やらないからな……」

安生「木村ちゃんもまたインタビューさせてよねっ」

木村「はひっ!? わ、りょ、了解です……!」

個性豊かな他の人に比べては割と常識人って感じだ。……人の話聞かないけど




さて次は誰と挨拶しようか

安価↓1

1、ボンボンを手にした元気そうな女子生徒

2、希望が峰指定の制服を着た無表情の女子生徒



選択2

安生「それで渡辺くん。物は相談なんだけど」

渡辺「お金のこと以外なら」

安生「あの子にインタビューしてきてくれないかな。なかなかとっつきにくくてさ。何にも話してくれないんだよね」


 「……………………」


確かにミス鉄仮面って感じだけども……

渡辺「なんで俺が?」

安生「練習というものだよ。いずれ私の自主制作ビデオを一緒に撮るんだから……」

渡辺「初耳だぞ。出会って二分も経ってないのにそんな約束するか!!」

安生「ホレ、行ってきてよ」

渡辺「クッソ……」


 「……………………」


茶色がかった長い髪は微動だにしない。……というよりも何故この子は希望が峰の制服来てるんだ? この子だけもらってるのか?

渡辺「えぇっと、渡辺って言います。よければ自己紹介を……」

 「桐ノ過類(キリノカルイ)……。それ以上話すことなんてないわ」




――――――――――――――――――――――――――――


 【超高校級の???】 桐ノ過類


――――――――――――――――――――――――――――


渡辺「話すことがないって……」

桐ノ過「そのまんまの意味よ。さぁ、私の視界から消えなさい。3秒以内よ」

渡辺「……は?」

桐ノ過「3,2……」

渡辺「わ、わかったよ」

とっつきにくいというよりもコイツ……コミュニケーションを放棄してんじゃねぇか……。こうなると木村がかわいく見えるな


次が最後の生徒か




最後はあの子か。

 「ふひゅー……すごそうな人がいっぱいです」

ポニーテールの髪でボンボンを持って、それにこの特徴的な服は……

渡辺「チアリーダー?」

 「その通りです! 私の名前は元原茅亜(モトハラチア)ですっ! 元気な元原で覚えてくださいです」

渡辺「『超高校級のチアリーダー』か……」



――――――――――――――――――――――――――――


 【超高校級のチアリーダー】 元原茅亜


――――――――――――――――――――――――――――


元原「なのですなのです」

渡辺「チアリーダーっていうと応援って言うイメージがあるんだけど……」

元原「そうです! うちの学校では部活動に入ってない生徒が立候補して応援団をやるんです!」

元原「いろんな部活を応援してきたです……野球……サッカー……バスケ……野球……バレー……いっぱいですね!」

渡辺「野球二回出たけどな」

元原「気のせいです」

開き直りやがった

渡辺「こほんっ……俺、渡辺っていうんだ。これから三年間よろしくな」

元原「もちろんです。そうだ! 渡辺さんのこれからの学園生活を応援するです!!」

というと、元原はボンボンと体全体を使って俺のことを応援してくれた。底抜けに元気で接しやすい奴だ。……まぁ、なんとなくバカっぽいけど。



今日の安価はこれで終了です。本編はあと少し続きます。





……いろいろあったけど、とにかくこれで挨拶は済んだな。


 「やぁやぁ。みんな自分たちで親睦を深めるだなんてお利巧だね」

不意に可愛い、しかし場違いな声が体育館に響いた。クラスメイト全員が身構える。

マリー「ななな、なんなのじゃ!?」

ケマン「お嬢様、私の後ろに」

神藤「落ち着くべきでございますな。主は『動揺』を良くは思いませぬぞ」

 「これから入学式を始めるんでぇーっ、前に注目っ!」

小海「ったく……やっとかよ。待ちくたびれたぜ」

夢見「ってゆーか、今の放送違和感すごくなぁい?」

郷田「うむ。ジャパニーズアニメーションで聞いたことのある声じゃな。確か名はドラ……なんだったかのう?」

安生「今の……」

渡辺「安生、どうかしたか?」

安生「素晴らしい放送機材が使われているの! 流石希望が峰!! 音質が素晴らしいわ!」

渡辺「そ、そう……」

はしゃぐ安生。他の奴らはこの空気になんとなく気づいているみたいだ。

嫌な、予感がする……。




全員が前のステージに注目していると、黒い影が壇上の下から飛び跳ねるように現れた。



???「ヘイヘーイ。オマエラ、おはようございます」



現れたのは……クマのぬいぐるみだった。違和感満載のクマのぬいぐるみだった。っていうかあれ喋ってないか……?

元原「は~い、おはようです!!」

羽場井「……バカ正直に答えるな」

???「元気だねぇ、元気っ子だねぇ」

謎のクマのぬいぐるみの挨拶に、【超高校級のチアリーダー】、元原が返事を返す。それに小さな声で【超高校級のハッカー】、羽場が指摘した。

木村「……あの、私の勘違いかもしれないんですけど……お気を悪くしたら土下座しますけど……あのぬいぐるみ……喋ってませんか?」

手編「むむむぅ……喋ってるねぇ。つか、ボクと口調被ってるなぁ」

モノクマ「口調が被ってるとかそんなもんがあったとしても、ボクは我らが希望が峰学園の学園長なのだ! モノクマって呼んでね☆ 皆の者、拍手~っ。聞こえないぞ~? 拍手拍手~っ」

も、モノクマだって……!? ……それよりもあれが学園長って、嘘だろ?

桐ノ過「……胡散臭いわね」

清水寺「な、なんでクマが学園長なんかやってるのよぉ!」

マリー「あ、あれがジャパニーズのキカイコウギョウという奴なのかのぉ?」

ケマン「聞いたことありませんね。現代科学であそこまでやるとは」

モノクマ「現代科学とか夢を壊すことをいうんじゃないの! ボクはクマのぬいぐるみなの! イッツファンタジーなの!」

渡辺「升野は……【超高校級の化学者】なんだろ? 何かわかるか?」

升野「すまん。専門外だ」

郷田「そんなことはどうでもいいだろがあああああ!!」

【超高校級の指揮官】、郷田がモノクマと名乗る自称学園長に叫ぶ。

郷田「このクマが学園長だとぉ!? 我々高校生をバカにしてるのかあああああ!!」

元原「そ、そういう校風じゃないんです?」

清水寺「そ、そんなわけないじゃない……」

神藤「希望が峰の校風……聞いたことがありませんな」

モノクマ「うぷぷ。冗談なんかじゃないってすぐにわかるよ。すぐに、さ……」

不適にクマが――モノクマが笑う。妙に焦燥感を煽る笑顔だ。不気味でペースを持っていかれそうになる。




モノクマ「ブーイングもきこえますが……別にそういうの気にしないからっ! ボクはお誕生日会に呼ばれなくても気にしないからっ! 入学式はじめちゃうよ!」

郷田「待て! 話を聞けぇ!」

郷田を無視してモノクマは続ける。

モノクマ「オマエラ、ご入学おめでとうございます。まずは学園生活について……」

モノクマ「この学園に入学した才能と希望溢れるオマエラには、これからの日本……いいや世界を担う希望として成長させるため……この学園で共同生活を送っていただきます!」

共同生活? 入学案内にはそんなこと一言も……

手編「共同生活? レクレーションみたいなものなのかなぁ?」

夢見「お泊り会ってコト? マジ!? 超楽しみ!!」

木村「あ、あのぉ……お手数ですけど……どれくらいの期間共同生活するんですか? 私、バレーの練習しないといけないんですけどぉ……」

モノクマ「期限? 何トチ狂ったこと言ってんの? これからずーっとここで生活するの。それがオマエラの運命なの」

升野「……ん?」

モノクマ「だーかーらー。ここでずぅっと生活するんだってばよ!!」


……………………は? このクマ、なんていった………………?

……? 脳が話に追いついていかない。それは周りのみんなも同様だった。

小海「……えっと、希望が峰の学園長ってユーモアにあふれてるんだなぁってオチでいいの?」

モノクマ「そんなわけないでしょ!! ユーモアには満ち溢れてるけど!! 君の顔ぐらいユーモアに満ち溢れてるけど!!」

小海「喧嘩売ってんのかごらぁ!!」

神藤「……ふむ。皆さん慌てず騒がず。気持ちを落ち着けることが先決ですぞ……といいたいところですがこれは流石に驚きを隠せませんな……」

升野「か、、監禁だなんて!? ……あれ? 禁ってつけるとなんかエロイ……」

渡辺「今はお前に構ってられないんだよ! 真面目にやれ!」

升野「私は至極真面目だぞ」

渡辺「それはそれでどうなんだ……」

マリー「へ? へ? では家に帰れんということかのう?」

ケマン「そのようですね」

郷田「そんなこと入学案内に書いてなかっただろうが!」

羽場井「……郷田の言う通りだ。希望が峰はとうとう頭がおかしくなったのか?」

皆が口々に不満を叩く。俺もみんなと同意見だ。

桐ノ過「……バカらしい。私は降りさせてもらうわ。別に退学でもいい。そう言っておいて」

桐ノ過はモノクマを睨んでから、この場を立ち去ろうとする。それを【超高校級の嘘つき】である小野方が引き止めた。

小野方「まぁまぁ、頭冷やしなよ。どうせこの共同生活からは逃げられないんだからさ」

桐ノ過「……何?」



小野方「体育館に行くまで色々探索してみたんだけど、玄関ホールは閉じていたよ。頑丈な鋼鉄の扉で、さ……モノクマは本気で僕たちを外に出す気がないみたいだ」

桐ノ過「【超高校級の嘘つき】であるアナタの言葉を私が信じるとでも? その腐った脳みそ捨ててきたらいいわ。 知ってる? マイナスからマイナスを引くとプラスになるのよ?」

小野方「あはは。何を言ってるのかさっぱり。僕は生まれてこの方嘘なんて吐いたことないさ」

小野方が言うことはともかく、確かに俺が起きた教室も……

渡辺「教室の窓も鉄板で封じられていた……。これもお前の差し金か!?」

モノクマ「うぷぷ。さあ、どうだろ? あ、ちなみに言っておくけどさ携帯だとか外に連絡できる手段は没収したからね。よろしく」

小海「あぁッ!? そういえば俺のスマホがない!!」

木村「ほ、ほんとに逃げられないんですか……?」

安生「誘拐されちゃったってこと……? これって相当な事件なんじゃあ……?」

【超高校級のバレー選手】、木村は泣き出し、【超高校級の放送委員】、安生は無理して作った笑顔をひきつらせている。

モノクマ「誘拐じゃないのに。君たちの安全を確保してやったってのにさぁ」

安全を確保して『やった』? まるで俺たちがそれを望んだみたいな言い方だな……

桐ノ過「冗談はやめて。私をここから出しなさい」

モノクマ「うんいいよ。ボクもそういうと思ってさ……わかった許すよ」

渡辺「なんだ? 意外とあっさり食い下がる……」

モノクマ「たぁだぁしぃ、条件付きでね?」

羽場井「……条件だと……?」

モノクマ「うぷぷ……それはね……」



モノクマ「コロシアイだよ」

渡辺「……あ?」

モノクマ「ここから出る方法はただ一つ、コロシアイ……。殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺惨殺呪殺……殺し方は問いません」

モノクマ「誰にもバレずにクラスメイトを殺った、ソイツだけがこの学園から卒業できるのだ!!」

…………………………

空気が、止まった。

このクマは……俺たちを誘拐して、孤立させて……そのうえ殺し合いを要求している。それも真面目に。

自分たちの置かれた状況に俺は眩暈がした。

升野「こ、殺し合い……? ホントに言ってるのか……!?」

モノクマ「本気だよ! マジだよ!! ホントだよ!!!」

郷田「……目的は何だ」

モノクマ「んん?」

郷田「俺たちが殺し合いをしたとして何のメリットがあるんだ。お前、或はお前らに」

モノクマ「うぷぷ……」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ……何ってそりゃあ……『絶望』だよ…………」

桐ノ過「…………」

モノクマ「オマエラを、ないし世界を絶望で染め上げる! それがボクの目的だよ!!」

意味が……わからない。



モノクマ「それじゃこれで入学式を終了します。あ、そうそう。君たちにそれぞれ電子生徒手帳を持たせてあるから。各自確認するように」

胸ポケットを触るとスマートフォンによく似た電子機器が入っていた。あっけにとられている俺たちを無視して、モノクマは叫ぶ。

モノクマ「それじゃあ皆、健全で血みどろのコロシア学園生活を存分に楽しんでねぇーっ!」

モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ……ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!」

それだけ言うとモノクマはどこかに消えてしまった……。体育館に響く不快な笑い声を残して。


一気に静かになった体育館で、周りの生徒に視線をうつす。

誰もがお互いを牽制しあい、疑い始めていた。


『誰かを殺した生徒だけがここから出られる』……


始まった……。ここから始まったのだ。


俺たちの絶望色の学園生活が………………。






    【プロローグ】
  

      【END】

残り16人


今日はここまでです。この後に生徒名簿等を貼っておきます。

質問、アドバイス、リクエスト等なんでもどうぞ。
次回投下は土曜日の9時30分ごろ! よかったらどうぞ!



【ステータス説明】


・コミュ力……人との会話力。好感度の与えやすさです。裁判ではこの値が【発言力】となります。【発言力】が0になるとゲームオーバーです。


・精神力……心の強さ。好感度の与えられやすさです。裁判ではこの値が【精神力】となります。裁判では【精神力】を消費することで各種スキルを発動できます。


・推理力……頭のよさ。裁判で正解を出しやすいだけで『頭脳』とは関係がありません。この値が低い生徒も稀に正解を出します。裁判においてこの値が低い生徒を【論破】し、高い生徒には【同意】するのがいいかもしれません。


・好感度……主人公への好感度。自由時間などでの交流であげられます。また、プレゼントをあげることでもあがります。各種イベントでも上がることがあり、あげるといいことがあるかもしれません。





1   【超高校級の幸運】  渡辺 当 (ワタリベアタル) ♂
コミュ力 5
精神力 5
推理力 5

 【特徴】
・超高校級の幸運…稀にド級の奇跡を起こす。
・平凡…ステータスが5(基準)となる
・才能への憧れ…無個性の塊であることに自己嫌悪を感じている


2   【超高校級の科学者】 升野 利兎 (マスノリト) ♀
コミュ力 9
精神力 5
推理力 1

 【特徴】
・超高校級の科学者…科学においてのみは専門家をも凌ぐ
・アホの子…人からは好かれるが頭は大変残念(コミュ力+4 推理力-4)
・まな板…言わずもがな


3   【超高校級の指揮官】 郷田 燐火 (ゴウダリンカ) ♂
コミュ力 7
精神力 8
推理力 6

 【特徴】
・超高校級の指揮官…PMCにて精神と身体を鍛え上げている。頭脳もそこそこ(精神力+3 推理力+1)
・上に立つ者…自分だけではなく周りを見て行動できる(コミュ力+2)
・鉄心…多少のことでは動じない


4   【超高校級の嘘つき】 小野方 守 (オノカタマモル) ♂
コミュ力 1
精神力 5
推理力 7

 【特徴】
・超高校級の嘘つき…自身の思惑に限らず嫌われる(コミュ力-4)
・同族嫌悪…嘘を嫌う(推理力+2)
・飄々…人をバカにした生き方をする


5   【超高校級のバレー選手】 木村 沙々波 (キムラサザナミ) ♀
コミュ力 4
精神力 3
推理力 4

 【特徴】
・超高校級のバレー選手…仲間の士気を高める(コミュ力+2)
・愛想笑い…人の顔色を窺いすぎる(コミュ力-3 精神力-2 推理力-1)
・いじめられっ子…他人を避けがち



6   【超高校級の手芸部】 手編 麻布 (テアミマフ)♀
コミュ力 4
精神力 6
推理力 4

 【特徴】
・超高校級の手芸部…布で作られたものであればすべて手で作成可能(精神力+1)
・夢うつつ…時折ぼーっとしている(コミュ力-1 推理力-1)
・神出鬼没…モノクマレベルの出現力を誇る



7   【超高校級のロードレーサー】 小海 浩道 (オウミコウドウ) ♂
コミュ力 6
精神力 7
推理力 5

 【特徴】
・超高校級のロードレーサー…緊迫した勝負で本領を発揮する(精神力+2)
・大声…意見が通りやすい(コミュ力+1)
・気さく…基本いいやつ


8   【超高校級のお嬢様】 マリー=デンドロビウム (マリーデンドロビウム)♀
コミュ力 3
精神力 3
推理力 5

 【特徴】
・超高校級のお嬢様…羨望の目で見られ、憧れられる(コミュ力-1)
・出る杭は打たれる…わがままに振る舞う(コミュ力-1 精神力-2)
・古風…日本の文化をはき違えている


9   【超高校級の執事】 ケマン=フェアフィールド (ケマンフェアフィールド) ♂
コミュ力 7
精神力 7
推理力 7

 【特徴】
・超高校級の執事…名家デンドロビウム家に最年少執事として勤務する
・天性の才…すべてにおいて基準を上回る
・冷静沈着…前に出てこずマリーの後ろに立つ


10  【超高校級のコスプレイヤー】 夢見 雨衣 (ユメミアマイ) ♀
コミュ力 6
精神力 5
推理力 5

 【特徴】
・超高校級のコスプレ…様々なキャラクターの衣装を着こなす(コミュ力+1 精神力+1) 
・自信満々…自分の意見は絶対に曲げない(精神力-1)
・妬み…超高校級のギャルや超高校級のアイドルにいい感情は持っていない



11  【超高校級のハッカー】 羽場井 望希 (ウバイ ノゾキ) ♂
コミュ力 4
精神力 6
推理力 6

 【特徴】
・超高校級のハッカー…機械系統全般を使いこなす(推理力+1)
・無口…多くは語らず気が利くこともある(精神力+1 コミュ力-1) 
・むっつり…機械に強くなった原因……


12  【超高校級の放送委員】 安生 成賛 (アウ ナサン) ♀
コミュ力 6
精神力 3
推理力 5

 【特徴】
・超高校級のアナウンサー…聞き取りやすい声で相手に意見を述べることができる(コミュ力+1)
・他人任せ…自分で責任を負いたがらない(精神力-2)
・長い物には巻かれよ…力を持った者を好む


13  【超高校級の???】 桐ノ過 類 (キリノカ ルイ) ♀
コミュ力 2
精神力 5
推理力 7

 【特徴】
・超高校級の???…正体不明。頭は切れるようだ(推理力+2)
・毒舌…渡辺、升野以外とはうまく話せない(コミュ力-3)
・天然…時折、突拍子もないことを言う


14  【超高校級の整美委員】 清水寺 千 (シミズジ セン) ♀
コミュ力 3
精神力 6
推理力 3

 【特徴】
・超高校級の整備委員…清掃、室内環境を整えるスペシャリスト(精神力+1)
・生真面目…頭が凝り固まり柔軟な発想ができない(コミュ力-2 推理力-2)
・潔癖症…ホコリや雑菌さえ許さない


15  【超高校級のチアリーダー】 元原 茅亜 (モトハラ チア) ♀
コミュ力 7
精神力 5
推理力 3

 【特徴】
・超高校級のチアリーダー…前に進む人を応援する(コミュ力+2)
・脳筋…運動ですべて解決!!(推理力-2)
・元気っ子…立ち直りが早い

16  【超高校級の教祖】 神藤 治 (シンドウ オサム) ♂
コミュ力 4
精神力 9
推理力 5

 【特徴】
・超高校級の教祖…新興宗教の教祖。自身の考えに絶対的信頼を置いている(精神力+2)
・マイペース…時折自分の世界に入ってしまう(コミュ力-1 精神力+2)
・礼儀作法…同年代であっても敬語を使う



乙!
望希くんの意外なエロキャラと守くんの某とある人たちを合わせたようなキャラが好きですね!
期待

乙です

>>59
羽場井は自分でとても使いやすいキャラですね! 守くんは……うん……。名前思いついたとき使っていいのか少し悩んだ思い出が

>>60
レスサンクスです!!

ではでは予定通り開始させていただきます。



モノクマが消えた体育館。重苦しい空気が俺を押しつぶそうとしていた。

学園長を名乗るクマ、封鎖された学園、絶望的状況……

そして……

『誰かを殺した生徒だけがここから出られる』

このルールによって、全員が口を閉じ、全員が互いを牽制しあう雰囲気を作っていた。










    【CHAPTER 01】

「 トビタツ 」  (非)日常編







――【校則】――

1、生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

2、夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

3、就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

4、希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

5、学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

6、仲間の誰かを殺したクロは【卒業】となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。


――――――――


やけに後半から物騒だな……


マリー「うむぅ……日本語で書かれるとわかりにくいのじゃ」

ケマン「そうだろうと思いましてこちらに英訳してあるメモがあります。どうぞ」

マリー「うむ。流石じゃな」

ケマン「ありがとうございます」

手編「ひゅうー。有能な執事さんだなぁ」

元原「夜時間になると立ち入り禁止の場所があるですね。でも最後あたりの校則は……」

コロシアイの、ルール……

モノクマの言うことを信用して、ここからでようとするやつがいるのか……? その、つまり、誰かを殺して。
……そんなことを考えるのはやめよう。お互い、初対面同士疑いあうのはよくないはずだ。





桐ノ過「……」

升野「どうかしたのか? じーっと電子生徒手帳を見てるみたいだが」

桐ノ過「……何もないわ。とにかく、私はここから出るから勝手にして」

小海「やめろやめろ。それ以上言うと死亡フラグだ」

渡辺「それにしても小野方の言っていた玄関ホールのことは本当なのか?」

郷田「それを今から調べるべきであるな。何よりコイツの言うことは信用できん」

小野方「あっれぇ、いきなり牽制されちゃってるみたいだね? これでも誠実で通ってるんだよ? 嘘だけど」

郷田「言った傍から……ッ!!」

升野「ここはひとまず各自探索といこうじゃないか。一人になりたい奴もいるだろうしな。とりあえず一時間。その後寄宿舎の食堂に集合しよう」

神藤「情報交換をするわけですな」

升野「そういうことだ」

郷田「俺は構わんぞ」

安生「私も賛成ね。ちょっと心の整理もしたいし」

升野「それじゃ……解散っ!!」

升野が叫ぶとそれぞれ散り散りに立ち去っていった。



俺も探索するかな……。生徒手帳でマップが見れるはずだけど……。

― 校舎1F ―

【体育館】 【体育館前】 【女子トイレ】 【男子トイレ】【保健室】

【購買部】 【玄関ホール】 【視聴覚室】 【教室1-A】 【教室1-B】

― 寄宿舎 ―

【各自個室】 【食堂】 【厨房】 【ランドリー】 【トイレ】


さてと、どこに行こうかな。

安価↓

1、体育館(木村、元原)

2、体育館前(手編 郷田)

3、保健室(升野)

4、購買部

5、玄関ホール(桐ノ過 神藤)

6、視聴覚室(安生 清水寺)

7、教室(小野方 夢見)

8、食堂(ケマン マリー)

9、ランドリー(羽場井 小海)



選択 9、ランドリー(羽場井 小海)

~~ ランドリー ~~

ランドリー。その言葉通りたくさんの洗濯機が陳列しており、待機するためのベンチなんかもある。

どうやら羽場井と小海も来ているみたいだ。

小海「よう、渡辺。探索か?」

渡辺「あぁ……羽場井はあれ何してるんだ?」

小海「さぁ……? 聞いてみるか」

小海「羽場井! お前なにやってんだ?」

羽場井「……なにといわれても(ゴソゴソ)」

洗濯機を一個一個開けて中を確認してる……まるで自販機のおつりコーナーをあさるみたいだ。

渡辺「ホント何やってんだ?」

羽場井「……ここはランドリーだぞ。回収し忘れた下着が落ちている可能性がある。それを探していた」

小海「お、おぉ……こんなときどんなリアクションしたらいいんだよ」

渡辺「俺に聞くなよ……」

羽場井「……残念。なかった」

渡辺「そりゃそうだろ……」


なんとなく二人の人柄がわかってきたな。このまま探索を続けようか。それとも二人と話そうか?

安価↓

1、小海と話す

2、羽場井と話す

3、探索(コンマの一桁に応じたモノクマコインゲット)


選択2 羽場井と話す

渡辺「なぁ、羽場井。ちょっといいか?」

羽場井「……下着が見つかったか?」

渡辺「そんなわけあるか! ちょっと休憩も兼ねて話さないか?」

羽場井「……あぁいいぞ」


安価↓

1、才能について

2、羽場井の変態性って……

3、自由安価(内容は好きにどうぞ) 


選択2 羽場井の変態性って……

渡辺「こういうこと聞くのは変かもしれないけど……羽場井ってなんでそんなに変態なんだ?」

羽場井「……俺は変態じゃないぞ」

渡辺「そういうのいいから」

羽場井「……冷たいな」

羽場井「……これがきっかけといえるのかはわからないが」

羽場井「……そう、あれは俺が小学三年生。同級生の姿にドキマギしていた頃だ……」

渡辺「回想遠いな。ってか三年生からフルスロットルじゃねぇか。俺が聞きたいのはきっかけだって」

渡辺「たとえば隣のお姉さんと一緒にお風呂に入ったとか……エロ本を拾ったとか……」

羽場井「……渡辺はそうなのか」

渡辺「忘れろ」

羽場井「……きっかけか。あれだな、俺が趣味で親父のパソコンをいじっていた時に妙にモザイクのかかった画像があったんだ」

羽場井「……俺はパズルを解くつもりで解いた。わからないことはネットで調べた」

羽場井「……そしてついに俺はそれを解析しモザイクをはがした。するとそこには肌色の世界が広がっていた……」

羽場井「……思えばあの頃から俺は『超高校級のハッカー』としての能力を持っていたのかもしれないな……」

なんだか妙な目覚めなんだな……性への目覚めと同時期に才能にも目覚めたってことか……
それよりもそれって三年生よりも前の話だよな? ……これは聞かないでおこう。

【インフォ】羽場井の好感度が上がりました。

『通信簿』 羽場井は性への目覚めとともに才能が開花したようだ。


小海「おーい二人とも。そろそろ行こうぜ。集合場所は食堂だったよな」

渡辺「すぐそこだな。もうみんな集まっているかもしれない」

羽場井「……急ぐか」


~~ 食堂 ~~

渡辺「ケマン、マリー。早いな」

マリー「わしらはここを探索しておったからの。そのままここで休憩しておったのじゃ」

渡辺「なるほどな……小海、どうしたんだよ」

小海「(おまっ、おままま。コイツお嬢様なんだろ!? 良く気兼ねなく話せるな!!)」

渡辺「(クラスメイトだろ?)」

小海「(そ、そりゃそうだけどぉ……)」

マリー「どうかしたかの?」

小海「い、いえッ!! 今日はいいお天気ですねッ」

マリー「窓は閉め切っておるぞ……」

小海「あう……っと……」

ケマン「お三方。何かお飲物をお注ぎいたしましょうか?」

渡辺「俺はいいや。もうそろそろみんなも帰ってくるだろうし」

小海「そ、そうだな」

羽場井「……俺もいい」

ケマン「かしこまりました」


そしてすぐ、全員が集合した。

郷田「よし。全員そろったな。では互いに情報を交換していこう」

升野「それじゃあ私から」

升野「私は保健室に行ったんだ」

升野「まんま保健室だった。以上」

小野方「それは省略しすぎなんじゃないかな?」

升野「だってそれとしかいいようがなかったんだ。それぐらい保健室だった」

升野「あ、そういえばあれがあったな」

郷田「あれ?」

升野「輸血パックだ。これで生理食塩水を使わなくて済むな」

神藤「そういう事態にしないようにするんですぞ」


郷田「次は俺がいこう。俺は手編と一緒に体育館前に探索にいった」

手編「そうそう。とろふぃーだとかがいっぱい飾ってあったよ」

手編「そしてきんの模擬刀もね!」

郷田「これといって脱出するヒントは見つからなかったな……」




郷田「次は……」

渡辺「じゃあ俺が」

渡辺「俺は羽場井と小海とでランドリーに行ったんだ」

マリー「らんどりー?」

ケマン「『mdoao』のことでございます」

マリー「お、なるほど」

渡辺(どこの言葉なんだろう……)

渡辺「そこには洗濯機とベンチがあった。それ以外は別に何もなかったな」

羽場井「……何もなかった」

小海「元原ちゃんはどこに行ったんだ?」

元原「私は体育館です。木村ちゃんと行ったです」

元原「無駄にだだっ広かったです!」

木村「た、体育館系の部活動の道具は一式揃ってましたぁ……えへへ」

升野「むむっ!? 木村ちゃんここに来て初めて笑ったな」

木村「あ、えぇっと……バレーができるのがうれしくて……」

神藤「木村氏は本当にバレーが好きなのですな」

木村「はい……!!」


安生「それじゃ次は私と清水寺さんの番ね」

安生「私たちは視聴覚室に行ったの」

手編「しちょうかくしつ? なにその早口言葉」

安生「映像とか見るところ! さっすが希望が峰。素晴らしい品質だったわ……」ウットリ

清水寺「わ、私はこうなったこのバカを何回もたたき起こしてたわ……まったく」

小野方「じゃ、次はボクたち」

夢見「私たちはぁ教室に行ったんですよぉ」

渡辺「教室……っていうと俺が目を覚ましたとこか」

小野方「それがすごい発見をしたんだよ……」

小野方「机の数は12個。窓には鉄板なんてないしそれに監視カメラもないんだ!!」

升野「な、なにぃ!?」

元原「それじゃ出られるです!?」

夢見「……嘘。机の数は16個。監視カメラも鉄板もあったわよぉ」

升野「また騙された……」

元原「ぐぬぬ……」

渡辺「ややこしくなるから嘘なんか吐くなって……」

小野方「あーあー、聞こえないー」

渡辺「コイツ……ッ!」

小野方「アハハハハっ!」


神藤「我々は玄関ホール……小野方氏の証言を確かめにいったのですな」

安生「そ、それで?」

桐ノ過「がっちがちに閉まってたわ」

小野方「ほぉらぁ。これでボクは嘘つきじゃないって信じてくれる?」

桐ノ過「口を開けないで。ここの学校の酸素の状況がわからないからには呼吸もしないでほしいわ」

小野方「それは酷いなぁ」

神藤「……話を戻しますぞ」

神藤「玄関の方はとても開けれそうにはありませんな。それにガトリング銃も取り付けられておりましたな」

小海「が、ガトリング銃!?」

神藤「何に使うのかはわかりませぬが恐らくは……」

郷田「それにしてもガトリング銃とは……黒幕はそれを手にすることのできる人間、或は組織ということか」

ケマン「それでは最後となりますが私がここの食堂を探索した結果を皆様に」

ケマン「食堂は見た通りテーブルが並べられ、他の部屋と同じように窓からは出られそうにもありません。そして監視カメラも当然あります」

ケマン「そして皆様あちらをご覧ください。あちらには厨房がありました」

ケマン「設備も希望が峰の名に恥じないものが並べられておりました。それに……モノクマがでました」

升野「モノクマぁ!? 大丈夫だったのか?」

ケマン「えぇ。『食糧は夜時間に毎回補給するから心配しないでねっ』と……」

郷田「そうか……」

小野方「ひとまずは飢えて死ぬことはなさそうだね。ホントかどうかはわからないけどさ」






升野「さてと。粗方情報交換は終わったな」

郷田「一ついいか?」

マリー「いいぞ」

郷田「夜時間の話だ。提案なんだが夜時間は出歩き禁止にしたいと思う」

羽場井「……え」

夢見「夜型人間的にはきついぃ……」

郷田「もし夜時間に犯行が行われると厄介だ。何としてでもそれは阻止したい」

小海「それも……そうだな。夜時間ぐらいゆっくりしたいし」

升野「異論はない。自分の身を守るためと思おうじゃないか」

清水寺「よ、夜だからといってできることも少ないし……いいんじゃない?」

郷田「……しかしこれは口約束だ。校則ほどの効力はない」

安生「それでもいいじゃん。あるだけマシよ」

郷田「そうか。……ならみんな、よろしく頼むぞ」

安生「これからどうする?」

郷田「各自解散でいいだろう。探索するもよし。交友を深めるもよし。体を休めるもよし。各々の判断に任せよう」

桐ノ過「それがいいわ。そうしましょう」

小海「もう席を立ち始めたぞ。体休める気満々か」

木村「え、えぇっと……どうしよう」

手編「好きにすればいいよ。りふれっしゅするつもりでさ」

今日はここまでです。好感度の諸々は時期が来たら説明をします

次回投下は月曜日の9時30分! よかったらどうぞ!

次回、自由行動なのでその安価を↓

1、交友(>>56>>59
 
2、探索


乙。小野方君は分かるけど他の人の名前の由来って何?

>>81
この投下後にでも貼りますね。

それでははじめさしていただきます


選択2 探索

渡辺「探索でするか……」

さてと、どこに行こうかな。

安価↓

1、体育館

2、体育館前

3、保健室

4、購買部

5、玄関ホール

6、視聴覚室

7、教室

8、食堂

9、ランドリー



選択3 保健室

渡辺「ひとまず来てみたわけだけど……」

渡辺「なんか睡眠薬とかあるな……風邪薬も」

渡辺「使い方次第じゃ思いっきり凶器になるだろ……升野の報告には穴がありすぎだ……」

渡辺「あ、そういえば輸血用の血があるとかないとか……」

辺りを見渡すとそれらしき冷蔵庫が目に入った。率先して開けようとは思わないけどな……

渡辺「よし……気合入れて探索するぞ」


コンマの一桁の数だけモノクマメダルゲット

下1

自分でするという虚しさ


モノクマメダル二枚ゲット!!

渡辺「何これ……モノクマの顔が彫られてるのか」

モノクマ「やっほぉおぉおおおおおおおおおいい!!」

渡辺「うおぉ!? どこから湧いて出やがった!?」

モノクマ「ボクモノクマさん……あなたの後ろにいるの」

渡辺「シャレになってねぇんだよ。なんの用だ」

モノクマ「君が今さっき手に入れたモノクマメダルの解説をしようと思ってさ」

モノクマ「使い方は簡単!! 購買部のモノクママシーンに入れてみる! 以上ッ!!」

渡辺「……それだけ?」

モノクマ「なんだよなんだよー。きちんと最後まで言わないとわかんないゆとり世代なの?」

渡辺「うるせぇ。文句は偉い人に言え」

モノクマ「それじゃ。確かに伝えたからね。ばっははーい」

渡辺「なんなんだよ……」


現在のモノクマメダル…二枚



~~ 渡辺 個室 ~~

渡辺「さてと……モノクマメダルは……ポケットでいいか」


まだ時間があるな……。何をしようか。


1、誰かと話す(>>56 >>57 >>59から人物指定)

2、学校を探索する(>>65



選択2 体育館

なんとなく来てみたわけだけど。

桐ノ過「はぁ……はぁ……」

木村「だ、大丈夫ですか……!?」

桐ノ過「大丈夫よ……ビシビシきなさい」

以外と人がいるな。バレーをやってる木村と桐ノ過と

渡辺「何やってんだ」

羽場井「……心配するな。乳揺れを見てるだけだ」

渡辺「勇者すぎるぞ」


さて、何をしようか

安価↓

1、木村と話す

2、桐ノ過と話す

3、羽場井と話す

4、モノクマメダルを探す(コンマの一桁の数だけゲット)





8枚ゲット!!

渡辺「なんだがいっぱい集まったな……」

羽場井「……どうした」

渡辺「探索してたらこのメダルがいっぱい集まっちゃって」

羽場井「……知っているか。それを購買部で使用すると【男のロマン】というアイテムが手に入るらしい……」

羽場井「……それが手に入ったとき……もう一度俺に声をかけろ……」

羽場井「……じゃあな」

渡辺「……………………」


現在のモノクマメダル……10枚



―― 夜時間 ――

~~ 渡辺 個室 ~~

体育館を後にし、俺は自室へと戻った。

まだ、しわ一つないベッドの上に倒れこむ。見覚えのない天井を眺めながら思う。

――せっかく『超高校級の幸運』として入学したっていうのにこんなことに巻き込まれて……


 『きーんこーんかーんこーん』

 『夜十時になりました。夜時間ですよー。ぐっない? グッナイ? グッナイ!!』

無駄に甲高い声が耳に刺さる。

――考えるのは明日からにしよう。今日は疲れた。

新しい出会いもあった。悪いことばかりじゃないはずだ。

一つだけ、呟いて俺は眠りについた。

渡辺「コロシアイなんて……起きるはずがない……」





   【1日目 終了】

《現在の好感度》

羽場井望希……6

《モノクマメダルの数》

現在、10枚



本日はここまでです! もっと好感度系イベを増やそうと思います。

質問、アドバイス、リクエスト等なんでもどうぞ。

次回投下は水曜日の9じ30分ごろ。よかったらどうぞ!


《名前の由来》


渡辺当 (主人公→語り部→ワタリベ)

升野利兎 (リトマス試験紙から)

郷田燐火 (リンカーンから)

小野方守 (例の三人から)

木村沙々波 (木村沙織さんから)

手編麻布 (【手編みのマフラー】から)

小海浩道 (弱虫ペダルの登場人物から)

マリー=デンドロビウム (デンドロビウム 花言葉『わがままな美人』)

ケマン=フェアフィールド (ケマンソウ 花言葉『従順』)

夢見雨衣 (【甘い夢を見る少女】というコンセプトから)

安生成賛 (アウナサン→アナウンサー)

桐ノ過類 (ネタバレ防止で見せられないよ!!)

清水寺千 (綺麗なイメージの言葉)

元原茅亜 (元気の元にチアリーダーのチアから)

神藤治 (宗教っぽい感じで)

うーん…この制度だと結構効率悪い気が…
今回たまたま8枚だったからいいけれど、最悪1枚しかメダル手に入らず、誰とも交流ができないということもあるしな…

乙です

あっ乙です!
すみません、上でグダグダ書いてしまいましたが、アイテムがなくなった時に1枚しか手に入らず、交流が出来ないのは持ったいないから、モノクマメダルを手に入るが交流の人は選べずランダムになるとかにすれば、望希くんしか交流できていないという悲しいことは防げるかなって…
期待してます!

>>97
>>99
その制度よさげですね。採用させていただきます。アドバイスありがとうございました!!

>>98
レスありがとうございます



【2日目 朝】


 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラおはようございます。朝でーす、7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』

朝……か。見慣れない天井にたじろぎつつも起き上がる。朝の光がないというのはなかなか堪える。

渡辺「眠いな……ふわぁあぁぁぁ……」

さてと、食堂にでも行ってみるか。


~~ 寄宿舎 食堂 ~~


マリー「あ、な……」

ケマン「渡辺さん、おはようございます」

マリー「そうそう。ワタリベじゃったな。おはよう!」

渡辺「あぁ……おはよう」

名前忘れられてたな、これ。

木村「おはっ、おはははようございまひゅ!」

元原「おはようでーす!」

渡辺「みんな早いな。何飲んでるんだそれ」

木村「ケ、ケマンさんが朝の紅茶を淹れてくださってですね……」

渡辺「紅茶淹れれるんだ。すげぇな」

ケマン「恐縮です」

郷田「おぉ、もうみんな集まっていたか」

元原「ななな、なぬー!? なんでびしょ濡れです!?」

郷田「朝食堂に来たのだが開いて無くてな。仕方なく筋トレしていたのだ」

マリー「筋トレとな? そのような器具はなかったはずじゃが」

郷田「……? ベッドがあっただろ」

渡辺「お前マジか。それに食堂が開いてなかったって……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


2、夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

渡辺「この校則のせいか」

ケマン「渡辺様。お時間がありましたらまだ来てらっしゃらない方をお呼びしていただいてもよろしいですか? 朝食があと少しでできあがりますので」

元原「じゃあ女子は私と木村ちゃんで行くです! ね? ね!!」

木村「はひ……はい!」

渡辺「わかった。……それと郷田はシャワー浴びてこい」

郷田「おう。流石に汗が気持ち悪い」





そして、俺は男子全員を集めた。元原たちも女子たちを呼んできたようだ。
食堂につくとテーブルにはケマン特製の朝食がずらりと並んでいた。


小海「お……おぉおおう!! なんだこの朝ごはん! 豪勢すぎない!?」

手編「ケマン殿すごいなぁ。こんど料理おしえてよ」

ケマン「承知しました」

神藤「ぶつぶつ……ぶつぶつ……」

小野方「ねぇ、ボクの隣の人変えてくれない? お祈りだがなんだが知らないけどすっごくうるさい」

渡辺「黙れ嘘つき」

小野方「アーアーキコエナイ」

升野「だぁー……頭が回らん。糖分が足りないなー……」

桐ノ過「ハァ………………」

郷田「みんな。食べながら聞いてくれ」

郷田「この密室空間から逃げるため今日も探索を行いたいと思う! 黒幕が何をしたいのかは不明だが奴、或は奴らを出し抜くためクラスメイト同士協力し頑張ろうではないか!」

小海「言われなくてもわかってるつぅーの」

夢見「それじゃあ今日も昨日みたいな感じでいいわけぇ?」

郷田「あぁ、できるだけ脱出の糸口を見つけれるようにしようッ!!」


要するに自由行動ってことか……。朝食をとり終わったら一度自分の部屋に戻ろうかな。



~~ 渡辺 個室 ~~


【自由行動】

あそこまで豪勢な朝食は初めてだな……。美味しすぎてちょっと食いすぎた……。

さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65


選択 購買部

~~ 購買部 ~~

渡辺「そういえばここに来るの初めてだな……。色々置いてあるけど」

渡辺「このガチャガチャはなんだ?」

モノクマ「それはモノモノマシーンっていうんだ」

渡辺「へぇ。物知りだな……ってうぉぉお!? も、モノクマ!?」

モノクマ「うわぁ!? 渡辺クン!?」

渡辺「なんの用だ」

モノクマ「そんな邪見に扱わないでよ。せっかく解説のためにきてやってってーのにぃ。ぷんぷん」

モノクマ「そのモノモノマシーンにモノクマメダルを入れるとね【プレゼント】が出てくるんだ」

モノクマ「クラスメイトとの交流に使ったりしたらいいんじゃない?? きゃっきゃうふふとしちゃえばいいじゃん」

モノクマ「あとは自己判断に任せるよ! それじゃあねッ!!」

渡辺「あの野郎……っ」

渡辺「……まぁ、気晴らしに三枚ぐらい入れてみるか」


安価↓3まで(コンマによってプレゼントが変わります)

なんどもくるの面倒だから全部入れたいけれど、ダメなのかな?


>>108 今回はチュートリアルということで……

【速球大臣】【塩】【文豪の万年筆】をゲット!!


渡辺「これ……必要なのかな」

渡辺「ま、いっか」

桐ノ過「あら、渡辺くんじゃない」

渡辺「桐ノ過か。ここになんかようか?」

桐ノ過「いいえ。探索をサボりに来たのよ」

渡辺「何してんだよ……俺もサボってるみたいなものだけど」

桐ノ過「そうね。暇潰しに何か喋りましょう」



桐ノ過と何を話そうか

安価↓

1、体育館でやっていた木村とのバレー

2、才能について

3、自由安価(内容を書いてください)



選択1 体育館でやっていた木村とのバレー

渡辺「そういえば昨日、木村とバレーの練習? してたよな」

桐ノ過「あぁ、あれは木村さんがバレーをやりたくてソワソワソワソワソワソワ……してたからちょっと手伝ってあげただけよ」

渡辺「ふぅん。面倒見がいいんだな」

桐ノ過「私は基本的に優しいわよ?」

渡辺「今の笑うところ?」

桐ノ過「私を崇めるところよ」

渡辺「優しい人はそういうセリフ言わねぇから」

桐ノ過「何よ、アナタだって十分厳しい人間だと思うわよ」

渡辺「いいや違うね! 俺は優しくしてほしそうな人にはめちゃくちゃ優しいタイプだから。たとえば木村とか」

桐ノ過「この世はおっぱいだとでも?」

渡辺「ちがぁぁう! お前のそういうところが嫌なの! 優しくしてほしそうじゃないところが!」

桐ノ過「優しく……して……」

渡辺「誤解を招くような発言はやめろ!!」



プレゼントを渡すか?

【プレゼント】

1、速球大臣

2、塩

3、文豪の万年筆

安価↓


プレゼントは渡しませんでした。

【インフォ】桐ノ過の好感度が上がりました


~~ 渡辺 個室 ~~

【2日目 午後 自由時間】

まだ、時間があるな……


さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65


選択1 郷田と話す

渡辺「郷田とでも話すか」


~~ 玄関ホール ~~

郷田「ふんぬぬぬぬぬ………………」

渡辺「お、おい! そんな力任せにやっても開かないって!」

郷田「クソ……ッ。渡辺の言う通りだな」

渡辺「手、真っ赤じゃないか。ちょっと休もうぜ」

郷田「あ、あぁ……」

何を話そうか

安価↓

1、才能について

2、名前について

3、自由安価(お好きにどうぞ)


選択1 才能について


渡辺「郷田の才能って『超高校級の指揮官』だったっけ」

郷田「よく覚えているな」

渡辺「そりゃ覚えてるさ」

郷田「それならお前も指揮官に向いているのかもな」

渡辺「え? いや俺は別に……」

郷田「人の名前と顔。そして個性を覚えているというのは指揮官、もしくは先頭に立つものにとってとても重要なことだ」

郷田「こういう言い方には語弊があるかもしれないがチェスや将棋を思い浮かべるといいだろう」

渡辺「あー、形とか名前とか動かし方ってことか?」

郷田「そう。そして指揮官にもっとも重要なことは自分自身が先頭を切るチカラを持っているということだな。指揮官は『歩』や『ボーン』でいいんだ。キングや王将は俺の仕事ではない」

郷田「俺は仲間の命を預かる者として、もっとも危険な位置に立たなくてはいけないのだぁ!!」

渡辺「なるほど……深いな」

郷田「そうだろう? そうだ、お前にも俺の【指揮官論】を伝授してやろうか」

渡辺「ま、また別の機会にな」

郷田「……そうか。相当な逸材だと評価しているんだがな」

なんだか、相当気に入られているみたいだな……


『通信簿』……郷田にとっての指揮官というのは先陣切って前に立つ者のことを言うらしい。

プレゼントを渡しますか?

1、速球大臣

2、塩

3、文豪の万年筆


選択1 速球大臣を渡しました。

郷田「これは……ふむ、実戦で使えるかもしれんな。ありがとう」

それなりに喜んでくれたみたいだな……

【インフォ】郷田の好感度が上がりました。

郷田「それじゃあ俺は一度食堂に戻る。またあとでな」

渡辺「あぁ、じゃあな。……あっ」

郷田「どうした?」

渡辺「さっき俺が指揮官向けとか言ってたろ」

渡辺「なら俺にも頼れよな」

郷田「?」

渡辺「お前ばっかりで頑張るなって言ってるんだ。指揮官命令だぞ」

郷田「ふふ。面白い奴だ」

渡辺「鼻で笑ったろ今」

郷田「ブハハハハハ!!」

渡辺「鼻じゃなきゃいいって意味じゃないからな!?」

【インフォ】さらに郷田の好感度が上がりました。





~~ 渡辺 個室 ~~

【2日目 夜】

俺はみんなとケマンのおいしい晩御飯を食べた後、自分のベッドにもぐりこんでいた。


渡辺「今日も脱出の糸口は見つからなかったな……」

いつになったらここから出れるんだろうか。

どうやったらここから出られるんだろうか。


『人を殺せば出られるよ』


……寝よう。また、明日になれば何か変わるはずだ。



【2日目 終了】

《現在の好感度》

郷田燐火……15

羽場井望希……6

桐ノ過類……8


《モノクマメダルの数》

  7枚




《モノクマ劇場》


モノクマ「はっはぁーい。こんにちはー」

モノクマ「……聞こえないぞー? こんにちわぁー!?」

モノクマ「こうやってさ、挨拶する人がいるけどさぶっちゃけ内心どう思ってるんだろうね?」

モノクマ「どこぞの嘘つきの少年にぜひとも聞いてみたいものだよ」

モノクマ「それはともかくなかなかコロシアイが始まらないね」

モノクマ「やっぱり郷田くんっていう存在が大きいのかな? リーダーっていうのは多かれ少なかれ大きな影響力を持つものだからね」

モノクマ「影響を受けた人って内心どう思ってるんだろうね?」

モノクマ「やっぱり上から目線ってウザイの? それとも頼りになると思うの?」

モノクマ「トモダチのいないボクにはわからないなぁ」

モノクマ劇場はひとまずは各キャラにまつわる話を。原作のモノクマ劇場のクオリティは求めないで……
それと郷田の時に好感度が追加で上がりましたが、選択に追加でセリフを付けると本編に反映させますのでそこでなんとなく影響があります。

要するにセリフは好きにどうぞ。皆様にお任せします。

次回投下は土曜日の9時30分! よかったらどうぞ!

乙です!
じゃあセリフをどんどんいれていこう

乙です

>>126
>>128
レスサンクスです!

>>127
じゃんじゃんどうぞ!

それでは予定通り開始させていただきます。


【3日目 朝】

 
 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、おはようございます。朝でーす、7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』


この監禁生活も3日目。未だにこの胸糞悪いモーニングコールには慣れない。

渡辺「お腹……減ったな」

今日もあのケマンの料理を食べられるのか。思いのほか俺は胃袋を握られているみたいだな……


ぴーんぽーん


チャイム? 誰だろう。

渡辺「はいはーい、どちら様……って何やってんだよ升野」

ドアを開けるや否やゲッソリとした升野が倒れこんできた。

升野「い、いや……禁断症状が出かけてるんだ……」

渡辺「き、禁断症状!?」

升野「甘いものが……食べたい」

渡辺「………………」

小海「二人共、なにやってんだー? ケマンの料理なくなっちまうぞ」

渡辺「すぐ行く」

升野「だぁぁぁぁぁ……渡辺、引っ張ってってくれぇぇ……」

渡辺「クッソ……無駄に軽いからいいけど」

升野「無駄とはなんだ無駄とはー! 胸さえあれば平均体重だぞコラァ!!」

渡辺「知るかァ!!」




~~ 食堂 ~~


夢見「んんまぁぁあい……!!」

清水寺「ホ、ホント……とってもおいしい……」

ケマン「ありがとうございます」

渡辺「ケマン、コイツ頼む」

ケマン「どうされました? お病気ですか?」

升野「甘いもの……欲しい……今すぐ」

ケマン「では、こちらのシュークリームでよろしいでしょうか?」

升野「おぉ……おいしそう……」

小海「ったくよぉ、ホント有能だよな。ケマンって」

安生「アンタも見習いなさい」

小海「いいもーん。料理のうまい彼女つくるもーん」

羽場井「……残念。料理の下手な彼女すら作れそうにもない」

小海「喧嘩売ってんの?」


郷田「渡辺、隣いいか?」

渡辺「あぁ」

郷田「……この状況、おかしいとは思わないか?」

渡辺「何がだよ」

郷田「あれから黒幕……モノクマは一向に手を出してこない」

渡辺「それも……そうだな。……また何か企んでるとかじゃねぇよな」

郷田「充分にあり得る。今はこうしてなんとか保ってはいるが何かあったとすると……」

渡辺「……気を付けておく必要がありそうだな」

元原「どうしたんです? そんな気難しい顔して。せっかくのご飯がまずくなるですよ」

郷田「そうだな。冷めてしまう前に早めに頂くとしよう」

元原「ご飯はなんでもの薬ですよ!」

渡辺「それを言うなら万病な……万病とも言わないけど」




~~ 渡辺 個室 ~~

【3日目 午前】


郷田の言っていたことも気になるけど……現状どうしようもないからな。

今は、できることをしておこう。


―― 自由時間 ――


さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65

3、ガチャを回す(現在7枚所持)


~~ 小海 個室前 ~~

小海「……あれ、渡辺じゃん。なんかようか?」

渡辺「あぁ、ちょっと話さないか?」

小海「ちょっとやめろよー。ナンパするのは女子だけにしとけって」

渡辺「そうじゃなくて……」

小海「わかってるわかってるつぅーの。そんじゃまぁ、食堂でいいか」


~~ 食堂 ~~

小海「渡辺よ……お前は男だと思って聞く」

なんだ……? 珍しく真面目な顔して……もしかして脱出の手がかりが……!?

小海「ぶっちゃけ……どの娘が好み?」

渡辺「……」

小海「俺はやっぱさー木村ちゃんだよ木村ちゃん。可愛いしやっぱり巨乳サイコー! 桐ノ過ちゃんも綺麗でいいんだけどさー」

もしかしたらコイツは『真面目な話できない症候群』なのかもしれない。


何か俺から話題を振ろうかな

安価↓

1、才能について

2、もともといた学校について

3、自由安価(内容はお好きにどうぞ)


選択2

渡辺「そういえば小海ってもともとどこの高校に行ってたんだ?」

小海「ん? 佐賀の田舎の方」

渡辺「佐賀っていうと……あぁ、あそこか」

小海「なんだよ、忘れてんじゃねぇって。そりゃまぁ印象には薄いかもしんないけど」

小海「俺のいた高校はさー、ザ・普通! って感じでよ。俺みたいなスーパースターがいれば結構ちやほやされるんだ」

渡辺「スーパースターって……その通りなんだろうけど」

小海「で、でもなぁ……俺ってその高校じゃ結構おとなしめで通ってたから相当ビックリされたんだよね」

渡辺「そういや最初の方に高校デビュー失敗してたな。それでもおとなしめには見えないが」

小海「成功っちゃ成功したのかもな、高校デビュー。んでさ、おとなしめの奴が良いバイクに乗って世界大会とか出てたらお前……どうなると思うよ」

渡辺「まさか……不良に目ぇつけられたのか」

小海「あぁ……おかげで彼女も友達もあんましできなかったよ……」

小海「しっかーし! 高校デビューに成功した俺は友達たくさんできたからこれはこれでオッケーだ!」


『通信簿』小海はもともとおとなしめの奴で、高校では不良に目をつけられていたらしい

プレゼントを渡すか? 安価↓

1、塩

2、文豪の万年筆



渡しませんでした。

渡辺「ん。高校デビューって言えばやっぱり彼女とか欲しいのか?」

小海「もちろん」

渡辺「だったらマリーとかどうだよ。若干(というよりかなり)世間知らずな奴だけど悪い奴じゃないぜ」

小海「う~ん……アプローチをかけた瞬間にあの金髪有能執事から処分されそうでな……」

渡辺「そ、それもそうだな」

そしてその光景がすぐ目に浮かぶ。小海が告白する前に諦める姿が。

小海「やっぱ木村ちゃんか桐ノ過ちゃんだな!」

渡辺「応援してるぜ」


~~ 渡辺 個室 ~~

【3日目 午後】


応援してるぜ……なんていったけど何すればいいんだろ。……次あった時にアプローチさせてみるか


まだ、時間はあるな。

さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65

3、ガチャを回す(現在7枚所持)


選択1 木村と話す。

木村は……体育館かな。

~~ 体育館 ~~

渡辺「お邪魔しまーす……」ソロー

木村「ふっ! ふっ!」

サーブ練習中か。まだ、こっちに気づいてないみたいだな。ちょっと脅かしてみるか……それにしても揺れす……いやなんでもない。

渡辺「こそ……こそ……」

木村「ふっ! ふっ!」

せーのっ!

渡辺「うわぁあ!」

木村「ひゃ、ひゃぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

渡辺「うわぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

び、びっくりした! 木村の叫び声にビックリした!

木村「な、何してるんですかぁ!?」

渡辺「ちょっと驚かそうと思って……ごめん」

木村「いいいいいえ! 謝る必要なんて……!」

渡辺「ちょっと休憩しない?」

木村「は、はい!」


さて、何を話そうか

1、もともといた学校について

2、好きな男性のタイプについて

3、自由安価(おすぎにどうぞ)


選択2 好きなタイプについて

渡辺「いきなり変なこと聞いていい?」

木村「へ、変なことですか……? 羽場井さん系列以外なら……」

すごいなアイツ。あって3日目で警戒されてやがる。

渡辺「そんなんじゃないって。木村の好きなタイプの人ってどんなかなぁって思ってさ」

木村「はふっ! ……ええ、えぇええええぇっとですね……」

渡辺「小海とかさ、小野方とかいるじゃん。小野方はともかく小海はいい奴だぜ」

木村「わ、私は真面目で誠実な人がいいです……」

渡辺「お、おぉ……」

小海、お前の高校デビュー。しない方がよかったみたいだぞ。

木村「……………………」

渡辺「どうしたよ、じーっと見て」

木村「い、いえ。なんでもありません……」

なんだかしょんぼりしてるな。なんでだ?

渡辺「ん。思えば人見知りだいぶ治ったんじゃないのか?」

木村「そ、そうですよね! 私も最近頑張ってるんです!」

木村「わ、渡辺さんたちのおかげです」

渡辺「ここから出たらもっと良くなるかもな」

木村「い、一緒に頑張りましょうっ!」

渡辺「おう!」


何かプレゼントを渡そうか

安価↓

1、塩

2、文豪の万年筆


運動後は塩をなめたらいいって聞くから塩

選択1 塩 >>146完璧な推理!!

渡辺「これ、塩。運動後にいいらしいからさ」

木村「あ、あぁぁあありがとうございます!! わ、私なんかにこんな貴重なものを!!」

渡辺「あはは。木村が喜んでくれて俺もうれしいよ」

木村「え、えへへ。そ、そうですかね」

とてつもなく喜んでくれたみたいだな……

『通信簿』好きな男性のタイプは真面目で誠実な人らしい。

【インフォ】木村の好感度がかなり上がりました

【インフォ】小海のイベントに変化が起きました。



【3日目 夜時間】

結局、今日も何も起きなかったな……

だけど郷田の言葉も引っかかる……。気をつけないとな。

 『きーんこーんかーんこーん』

 『10時になりました。夜です。夜時間ですよー』

嫌な予感がする……。気のせいだよな

寝よう。




《モノクマ劇場》


モノクマ「時代は常に変化を求めている……」

モノクマ「かの有名なボクの言葉だね。うぷぷ」

モノクマ「変化と言えば清水寺ちゃんだよね」

モノクマ「小学生のころってさ。割とみんな真面目なんだよ」

モノクマ「でも徐々に『サボる』ことを覚えて堕落していくんだ」

モノクマ「その点彼女はすごいよね。小学生のころから少しも変わらず優等生ちゃんだ」

モノクマ「その点彼女は哀れだよね。小学生のころから少しも変わらず真面目すぎてバカを見る」

モノクマ「うぷぷ……ボクは彼女みたいな人生……クマ生は送りたくないからさ変化を求めるよ」

モノクマ「もちろん君たちも飽きてきてるんだろうね」

モノクマ「この平穏な、とっても平穏な日常にさ……」



モノクマ「とまぁ、大方の予想はついてるんじゃないかな?」

モノクマ「明日、動機発表でぇっす!」


   【3日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……15

羽場井望希……6

桐ノ過類……8

小海浩道……12

木村沙々波……29


《モノクマメダルの数》

  7枚

投下終了でございます。

若干の仕様説明。
・探索での好感度アップの場合は『誰かと話す』よりも好感度の上りが低い(プレゼントには影響しない)
・各キャラとのイベントを進めることで、別のキャラにも影響する(本日の小海を参考)
・また、コラボイベントも予定

こんな感じです。今一番近いコラボイベントは小海と桐ノ過ですね。
次回投下は月曜日9時30分! よかったらどうぞ!

乙!
提案ですが1章はもう決まっちゃったみたいだけれど、2章は日常編もう少し長くしてほしいですね!
表見ても全然交流できてないから、この状況で1章の被害者が夢見ちゃんでクロがケマンくんでも結局どんな人で何だったんだ程度にしか思わないですね・・
だから日常イベントを増やすとか、交流回数を増やしたり、コンマで動機延長したり、一度の交流でもう一人乱入方式とかにしないと2章終了しても交流なしが出ると思うんで、それって一生懸命作者さんがキャラを考えたのにもったいないなとか思ったり・・
個人的にはゲームはやり直しできるけれど、これは出来ないからもっと交流して愛着わいてからの絶望が見たいですから、日常はいくら長くても飽きないですね
という意見でした!長々と書きましたが応援してます!

やっぱり自分でも思っていたのですが交流イベが少ないですね。朝食時もコミュさせようと思います。
>>155さんご提案ありがとうございます!! それと5日目に大きいコミュイベントを予定していますのでそこである程度帳尻合わせ……なんだかグダグダで……申し訳ない

気を取り直して4日目行きます!!


~~ 渡辺 個室 ~~

渡辺「早く目が覚めちゃったな……」

渡辺「そういえばモノクマメダル最近使ってないな……。プレゼントもなくなってきたし補充しようかな」

渡辺「夜時間は出歩き禁止だけど……うん、問題ないはずだ」

~~ 購買部 ~~

渡辺「いっそのこと全部使ってしまおう」

安価↓7まで(コンマに応じてプレゼント変化)


ほい

あとちょい


みどりの着ぐるみ

愛蔵リアクション芸集

永遠のミサンガ

狂戦士の鎧

速球大臣

スモールライト

ペーガンダンスを入手しました。


渡辺「よし、いっぱいになったな」


 
 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、おはようございます。朝でーす、7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』


渡辺「もうそろそろ食堂に行くか」





~~ 食堂 ~~

手編「む。珍しく遅かったね。もう食べ始めてるよ」

神藤「ぶつ……ぶつ……」

もう……みんな揃ってる。それに何人か寝不足気味みたいだ。

ケマン「こちら渡辺様のご朝食です。ごゆっくりどうぞ」

俺はケマンから朝食を受け取った。

誰と食べようかな

安価↓2まで

二人選んでください。(>>56>>57>>58

選択 手編と羽場井

渡辺「手編、羽場井。一緒に食べようぜ」

手編「うん、いいよ」

羽場井「……問題ない」

渡辺「ん? 手編それ何持ってんだ? タオル」

手編「一応私も手芸がしゅみでさ。一応ちゃんとした毛糸がいいんだけどやらないといらいらするんだよね。むっはぁー! ってなるよむっはぁー! って」

羽場井「……俺たちが女を求めるのと同じか」

渡辺「俺入れんなよ、つかややこしくなるからやめろ。手編の視線が痛いんだよ……話し戻すけど手芸って言っても針がないだろ」

手編「あるよ。個室の棚に」

渡辺「……マジで?」

手編「うん。やっぱりちゃんとした糸が欲しいけどね」

羽場井「……男子部屋には工具セットがあった」

渡辺「それ使ってコロシアイしろってことかよ……」

手編「でもボクたちはコロシアイなんてしないよ。脱出できるまでここでのんびりするぐらいのきもちでいこ?」

渡辺「いいこと言うな……」

手編「いいこといったごほうびにぷりんもぉーらい!!」

渡辺「あぁッ!?」


~~ 渡辺 個室 ~~

クソ……プリンとられた……


【自由行動】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65


~~ 食堂 ~~

小野方「やぁ、渡辺クン。何かようかな?」

渡辺「そういうお前は何飲んでんだ?」

小野方「コーヒーだよ、食器洗い中のケマンクンに淹れてもらったんだ。飲む?」

ケマン「ココアですよ。コーヒー飲めないらしいですので。渡辺様は何かお飲みになりますか?」

小野方「……」

渡辺「俺はいいや。ありがとう」

ケマン「いえ」

さて、小野方と何を話そうか。

1、才能について

2、交友関係について

3、自由安価(お好きにどうぞ)



選択1

渡辺「小野方って……『超高校級の嘘つき』だったよな」

小野方「厳密には詐欺師だとかなんとか。詐欺師は前の代にいるしお金も取ってないからボクは『嘘つき』って呼ばれるんだ」

渡辺「ふぅん。そんなレッテル貼られて大変だな」

小野方「うん……まぁ、地元でも有名だったし? かと言って嘘つくような友達もいなかったからさ。割と楽なもんだよ」

小野方「ま、それこそ『幸運』だったよ。めんどくさい友人関係ってやつに巻き込まれなくてすむし」

小野方「『嘘つき』ってだけで親にも捨てられちゃったから人を気にせず生きていけるしねっ!」

渡辺「……お前はそれでいいのかよ」

小野方「え?」

渡辺「人との関わりがないだなんて……俺はぞっとするぞ」

渡辺「お前は友達を作った方がいい。絶対に」

小野方「……やだなぁ! 嘘に決まってるじゃない! マジになんないでよ!」

渡辺「ぐっ……また嘘か。まぁ、よかったよ……」

小野方「……なんでそこで『よかった』なの?」

渡辺「なんでって……友達が不幸な目にあってないってわかったら嬉しいだろ」

小野方「……」

渡辺「……?」

小野方「とにかくさ。ボクの話は話半分で聞くこと。わかったかなぁ? ずずず……」

渡辺「ってか、コーヒー飲めないんだな」

小野方「……苦いの苦手なんだよ。これはホント……」


『通信簿』小野方の才能は嘘でそれが人生に影響していることは確からしい。あと、苦いの苦手

プレゼントを渡しますか?

安価↓

文豪の万年筆

みどりの着ぐるみ

愛蔵リアクション芸集

永遠のミサンガ

狂戦士の鎧

速球大臣

スモールライト

ペーガンダンス



選択 文豪の万年筆

小野方「何これ」

渡辺「万年筆」

小野方「見ればわかるけど……まぁ、『トモダチ』の贈り物だしもらっておくよ」

渡辺「なんだよその言い方」

小野方「♪」

割と喜んでくれたみたいだな……

【インフォ】 小野方の好感度が上がりました。



~~ 渡辺 個室 ~~

まだ時間あるな……

【自由行動】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65


選択1 神藤と話す

~~ 神藤 個室前 ~~

神藤「んん? どうされましたかな?」

何だこいつ。インターホン押す瞬間に出てきたぞ……

神藤「人は神経を研ぎ澄ませれば人の波動を読み取れるのですぞ」

渡辺「心を読まれた!?」

神藤と何を話そうか

安価↓

1、才能について

2、服装について

3、自由安価(お好きにどうぞ)


選択3 髪型について

渡辺「神藤って緑装束着てるからわかんないけど髪どうなってんだ?」

神藤「髪?」

渡辺「桐ノ過はロングだし、小野方はあれなんていうのかわかんないけどふぁっさぁ……ってしてるし。気になるじゃん」

神藤「そ、それは……言えませぬな! 宗教上の理由で!!」

渡辺「嘘つくな」

神藤「うぐぅ!?」

渡辺「ふっふっふ……こちとらさっき小野方と話して嘘見破りスキル上がってんだよぉ……」

神藤「じゃ、邪悪な気配が……ですな!?」

渡辺「……とまぁ、この辺にして。嫌がるんなら無理強いできないな」

神藤「ほっ……主もそれがいいとおっしゃってますぞ」

桐ノ過「神藤の髪型が見たいの? ほい」

神藤「い、いつのまにですな!?」

波動感じれるんじゃねぇのかよ……

渡辺「髪型は……坊主か……」

神藤「うぅ……信者からの熱い願いのせいですぞ……割と仏教系から移ってきた人が多いのですな……。もともとは渡辺氏ぐらいですぞ……」

渡辺「いいじゃん。似合ってるよ」

桐ノ過「ハゲではないわね。坊主ね。割とイメージ通りよ」

神藤「……に、似合ってるですかな……?」

渡辺「おう」

神藤「……ありがとうと礼を言っておきますぞ!!」

『通信簿』神藤は信者の熱い願いにより坊主にしたらしい。

プレゼントを渡しますか?

安価↓




みどりの着ぐるみ

愛蔵リアクション芸集

永遠のミサンガ

狂戦士の鎧

速球大臣

スモールライト

ペーガンダンス


選択 スモールライト

神藤「こ、これは……某ドラえもんの……ですな……」

渡辺「い、嫌だった?」

神藤「いえいえ。ドラえもんは好きですぞ。今度マリー氏にでも見せてあげたいものですな」

それなりに喜んでくれたみたいだ……

【インフォ】神藤の好感度が上がりました

【インフォ】桐ノ過の好感度が上がりました


~~ 渡辺 個室 ~~

【4日目 夜】

今日はいっぱい話せたな。さっさと寝てしまおう

 『ぴんぽんぱんぽーん』

なんだ……?

 『あー、校内放送校内放送。至急体育館に集まってください』

いきなり……なんだよ。

やな、予感がする……



~~体育館~~

小海「ったく……人集めといてあの野郎来てねぇじゃねぇか」

清水寺「い、いないならいないでいいじゃない……」

安生「そううまくは……いか無さそうね」


ぴぴぴょーん!

と、ハウリングを起こしながら入学式のようにモノクマが現れた。


モノクマ「はっはぁーい! みんな元気かなーっ!?」

桐ノ過「もう夜時間よね? こんな時間になんの用だっていうの?」

モノクマ「ぶぅー。冷たいなぁ」

手編「……はやく用件いいなよ。ねむたいんだから」

モノクマ「わかったよ。手短に済ませるよ」

モノクマ「まったく、オマエラがさっさとコロシアイを始めないからこういうことになってるんだって……」

コロシアイを始めないから……?

モノクマ「やっぱりさ。環境、凶器……あとコロシアイを始めるために必要なものが一個あるよね」

モノクマ「小野方くん。なんだと思うん?」

小野方「……動機、とかかな」

モノクマ「そう! 動機だよ……」

モノクマ「某火曜サスペンスでだって動機は絶対に出るんだ……」

升野「何をする気だ……」

モノクマ「だからっ、ボクは動機を提示するだけだって!」

モノクマ「これが今回の……動機でぇーっす!!」

ぱさり……

夢見「……!」

神藤「不埒な……」

そこには……

山積みの大金があった。

渡辺「金……」

安生「そんなもので人を殺すわけなんかないじゃない!!」

モノクマ「そう? いくらだってあげるよ? オマエラの望むだけ……ね?」

小海「知るか!! いらねぇよんなもん!!」

モノクマ「そう……? しょぼーん……」

モノクマ「ならいいし。不貞寝してやるし」

モノクマ「……おやすみー」

それだけ言ってモノクマは去って行った。みんなはああ言ってるが俺はモノクマの去り際の笑みが妙に気になっていた……。


   【4日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……15

羽場井望希……20

桐ノ過類……19

小海浩道……12

手編麻布……9

木村沙々波……29

小野方守……21

神藤治……14



《モノクマメダルの数》

  0枚


投下終了です。地味に手編と羽場井の好感度も上がってます。なんとなくシステムも固まってきました。
次回は論破のチュートリアルでも。

色々アドバイス嬉しいです! 全部読んで参考にもらってます。

次回投下は土曜日の9時30分! よかったらどうぞ!

質問です!
被害者と加害者って決まってますかー?
それともこれからの説得しだいでなんとかなりますか?

乙です

>>194
ひとまず一章は決まってます。一応他のも決まってるんですがコミュの進行次第ではどうにかなるかもしれません。

>>195
レスサンクスです!

ではでは予定通り開始させていただきます。



~~ 渡辺 個室 ~~

   【5日目 朝】

 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、おはようございます。朝でーす。7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』

瞼を開く。流石にこの天井にも慣れてきたな。

渡辺「ふぁあぁぁあぁ……」

渡辺「……」

渡辺「ホント……慣れてきてしまってるな」

そんなことに嘆いても仕方ない。食堂に行くか。


~~ 食堂 ~~

ケマン「おはようございます。渡辺様、こちらご朝食でございます」

渡辺「ありがと」

さて、誰と食べようかな。

安価↓2まで(二人選択)

>>56>>57>>58

選択 夢見と升野

渡辺「ここ開いてるか?」

夢見「……あらぁ? アタルくんじゃない」

渡辺「あれ? 俺のこと下の名前で呼んでたっけ?」

夢見「……ぼえてないんだ……」

渡辺「?」

升野「ねっむい……あぁ、渡辺か。どうだ最近の調子は」

渡辺「普通だよ。そういう升野は?」

升野「あぁもうダメだ!! 研究したい!! 何かを解明したーい!」

夢見「解明って……ストレス発散で何やってんのよぉ……」

升野「と、とにかく新しいことが知りたい。そうしないと渡辺をひん剥いてしまいそうだ!!」

渡辺「なんつぅーとばっちり!! ……夢見さーん、どうにかしてくれない?」

夢見「新しい発見……ハッ!? ま、升野ちゃん、コスプレしてみない!?」

升野「コスプレ……?」

夢見「そうコスプレ。新しい自分を見つけ出す。それこそがコ・ス・プ・レ!」

渡辺「なんか口調がいつもと違う……。そして目が爛々としている……」

夢見「さぁ、やろう。すぐやろう!!」

升野「よぉし、なんだか嫌な予感しかしないがやってみよう!」

夢見「アタルくんもどう!?」

渡辺「嫌だよ! どうせ女ものだろ!」

……それにしてもコイツなんで俺のことアタルくんって呼ぶんだろうか……。

【インフォ】夢見の好感度が上がりました

【インフォ】升野の好感度が上がりました




郷田「全員注目! 食べながらでいいから聞いてくれ!」

升野「ふぁんだ?」モグモグ

桐ノ過「食べながら喋るのはやめて」

郷田「今日、パーティをやろうと思う!」

手編「ほう? くわしくくわしく」

郷田「詳しくも何もない。今日の夜パーティを行う。それだけだ」

神藤「それはいい提案ですな。しかし夜時間は食堂が……」

小野方「ここのテーブルとかを食堂前の広場に出しちゃえばいいよ。食べ物もギリギリで外に出しちゃえばいいしさ」

清水寺「テーブルなんて……出していいわけ? そ、その校則とか……」

小野方「そんな記載は一つもない」

桐ノ過「……大丈夫そうね」

桐ノ過「それにしてもアナタ。やけに食い下がるわね。何かあったの?」

小野方「え、いや、別に、なんていうか……楽しみだよねパーティ! 嘘だけど」

絶対楽しみにしてるな。……小野方の名誉のために言わないであげよう。

郷田「料理担当のケマンには了承を得てる。しかしいろいろと人員が足りない。誰か立候補してくれないか?」



安価↓

1、立候補する

2、立候補しない

(どちらを選んでもコミュできる相手には制限はありません)


選択1

渡辺「そんじゃ俺が。何できるかわかんないけど」

小海「渡辺が行くってんなら俺もいこっかな。暇だし」

元原「なんだか楽しそうです! 私もやるですよ!」

ケマン「ありがとうございます。ではお手伝いいたたげますのは渡辺様、小海様、元原様……そして桐ノ過様ですね」

桐ノ過「は? 私?」

ケマン「郷田様からの提案です」

桐ノ過「迷彩筋肉。どういうつもり?」

郷田「(*´з`)」

桐ノ過「その顔やめなさい!!」


~~ 厨房 ~~

桐ノ過「なんで私がこんなこと……」

ケマン「では早速調理班、装飾班に分かれたいと思います」

小海「調理班って……ケマンだけでいいんじゃないのか?」

ケマン「あはは。流石に時間と手が足りませんから……」

渡辺「猫の手も借りたいってことか」

元原「誰か料理できる人いるです?」

渡辺「ケマンの目の前で手上げられるか」

小海「そんなに自信ねぇしなぁ……」

ケマン「うーん……それならばテストしましょう。私が審査させていただきます。軽く卵焼きでもつくってもらいましょうか」

元原「た、卵焼き……」

小海「調理実習でしかしたことねー……」


安価 コンマの数で調理スキル決め。上位二人が調理組(ケマンは95固定です)

下1 渡辺の調理スキル

下2 小海の調理スキル

下3 元原の調理スキル

下4 桐ノ過の調理スキル

ageアンド自分で。渡辺くんたかいなー


渡辺 調理スキル85

小海 調理スキル25

元原 調理スキル92

桐ノ過 調理スキル95


元原「美味しく焼けましたー」

渡辺「じゃあ俺から」

ケマン「おぉ……これは」

小海「見た目は完璧だな」

渡辺「あんまり自信はないけど」

ケマン「一口いただきます。良ければみなさんも。……ほぉ、渡辺様お料理されるんですね」

小海「うんまっ!? 何これ!」

渡辺「うち母親あんまり家にいなかったからさ。妹によく作ってたんだよ」

ケマン「なかなかですね。お次は小海様の……うっ。な、だいぶ崩れてますね」

渡辺「あのケマンが『うっ』って!」

小海「調理実習でしか作ったことないから仕方ないだろ!! スクランブルエッグってことでお願いします!」

渡辺「それに味がしない……」

小海「え? 卵焼きって調味料いるの?」

ケマン「没ですね。恐らく」

小海「自分でも自覚してます……」


元原「つっぎは私の番ですねー」

小海「コイツには負けたくない。升野についでアホの子のコイツには負けたくない!」

元原「むっ。これを食べてから言うですよ」

桐ノ過「見た目は普通ね……。毒物は無さそうよ」

渡辺「匂いも普通……化学薬品とかは使って無さそうだ」

元原「みんななんなんです!? そんな料理下手に見えます!?」

ケマン「ははは……一口いただきます。……!!」

渡辺「ど、どうしたよ。なんだ、なんで無表情であーんしてくるんだ俺の純情あーんは彼女に捧げるとやめもぐもぐ!?」

小海「渡辺ぇぇぇええええ!! 死ぬなぁぁぁっぁああああああああああああああ!!」

渡辺「……(ゴクン)……あれ、美味しいぞ」

小海「……うそ?」

元原「むふふん。私は仮にも応援団です。選手たちにお弁当だって作るんです!」

ケマン「ええ。これは調理班確実ですね。正直ビックリしてます」

元原「け、ケマンさんまでそういう目で……?」

小海「こりゃ悔しいが渡辺と元原で決定か?」

ケマン「お次は桐ノ過様ですが……」

桐ノ過「これよ。はい渡辺くん」

渡辺「俺さっきから毒見役ばっかもぐもぐ……そして俺のあーん純情がもぐもぐ……」

渡辺「は? は?」

渡辺「これケマンが作った?」

ケマン「いえ……これすごいですね。味付け焼き加減そして見た目。すべてにおいてperfect。桐ノ過様、将来一緒に働きませんか?」

桐ノ過「いやよ……」

ケマン「それでは元原様と桐ノ過様に手伝っていただきましょうか。よろしくお願いします」

元原「任せるですよ!」

桐ノ過「……別にいいけど」

ケマン「ではここからは各自お仕事に別れましょう」

渡辺「じゃあ俺たちはテーブル運ぶか」

小海「装飾もやっちゃおうぜ」


~~ 食堂前 ~~

小海「だぁぁぁ、しっかし重いなこれ。男二人じゃきついぜ」

渡辺「まだ、時間に余裕あるし休憩挟もうぜ」

小海「あぁ、麦茶飲みたい。……それにしてもお前料理できたのな」

渡辺「まぁな」

小海「やはりモテる男は料理か……」


【5日目 昼 自由行動】

さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65

3、ガチャを回す


~~ 食堂 ~~

ケマン「どうされました?」

渡辺「お前たちも休憩中?」

ケマン「えぇ、流石に量が多いですからね。ビュッフェ形式を考えていましたが」

渡辺「そっちは頼んだぜ。ほら、麦茶」

ケマン「どうも」


1、才能について

2、家族構成について

3、自由安価(お好きにどうぞ)


選択3 才能とマリーとの出会いについて

渡辺「ケマンって『超高校級の執事』だったな」

ケマン「えぇ。マリー様にお使いさせていただいております」

渡辺「いつからなんだ。その、執事やってるの」

ケマン「執事の仕事は7歳からですね。修行は6歳からやらせていただいています」

渡辺「それって日本じゃ小学生の年齢だぞ……」

ケマン「あはは。私の国ではデンドロビウム家のような家で働かせていただく方がよっぽど光栄なことなんです。私の一族もそれなりの地位に昇格できますし」

渡辺「それに修業期間は一年。才能はもとから開花してたんだな」

ケマン「一応なんでもできますよ。武道からゴキブリ退治まで」

渡辺「そりゃすげぇな。俺なんか6歳って仮面ライダーになりたーいとか言ってたぞ」

ケマン「へぇ……渡辺様にもそういう時期があったのですね」

渡辺「お前にはなかったの? そういう時期」

ケマン「ありませんでしたよ。私は執事の仕事で精いっぱいでしたから」

渡辺「そっか。そういうものか」

ケマン「そういうものです」

渡辺「……生きづらくないのか、それ」

ケマン「……え?」

渡辺「さっきから話聞いてればお前の意思なんてどこにもなかったぞ」

ケマン「……」

ケマン「考えたこともありませんでした」

ケマン「そろそろ作業に戻りましょうか」

渡辺「……」


『通信簿』ケマンは幼少期からデンドロビウム家につかえていたらしい

プレゼントを渡しそびれました。


【インフォ】ケマンの好感度が上がりました

~~ 食堂前 ~~

小海「ぶっふぃー、あとは装飾だけか。あともうひと踏ん張りだな」

渡辺「少し休憩挟むか」

小海「そうだな」

【自由時間】


さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65





~~ ランドリー ~~

渡辺「べ、別に女子の下着を探しに来たわけじゃないんだからねっ!」

渡辺「……はぁ、虚しい。探索しよ」

安価↓コンマの一桁の数だけゲット!


モノクマメダル 8枚ゲット!

渡辺「よし、上々だな」

マリー「何してるのじゃ、お主。こんなところで」

渡辺「ふぉぉお!? ……なんだマリーか」

マリー「なんだとはなんじゃ。顔を見て驚かれると軽くへこむんじゃぞ」

渡辺「そこはホントにごめんなさい。……せっかくだ、ちょっと話そうぜ」

マリー「よかろう! わくわく」

安価↓

1、ケマンについて

2、交友関係について

3、自由安価(お好きにどうぞ)

そういえばケマンにプレゼントって渡せないの?
もうなかったっけ?

選択1 ケマンについて

渡辺「ケマンのこと、なんだけどさ。どう思ってるんだ実際」

マリー「けけっけっけケ、ケマンのことかの……?」

なんでそんなに同様するんだよ。

マリー「べ、別にどういう関係では……///」

渡辺「執事としか思ってないのか? それとも幼馴染的なものなのか?」

マリー「……あ、そういう話かの」

マリー「物心ある時からずっといるからの」

マリー「あやつが執事になる前から面識があったの。近所の公園で遊んでは使用人にどやされておった……あはは」

マリー「当時は話し相手なんておらんからありがたかった。そしてちょっとしたら執事としてきたのじゃ」

渡辺(ケマンの奴そういうこと言わないんだよな)

マリー「じゃから分類としては幼馴染といった方が近いかの」

渡辺「これからもずっとそんな感じのつもりか?」

マリー「……い、いつかは踏ん切りをつけるつもりじゃ……。一族の者に笑われ迫害されようとな」

『通信簿』マリーはケマンのことを幼馴染と思っているようだ。しかしそれ以上の感情もありそうだ。

プレゼントを渡しますか?

安価↓


みどりの着ぐるみ

愛蔵リアクション芸集

永遠のミサンガ

狂戦士の鎧

速球大臣

ペーガンダンス

すいません!! 未所持です! 安価↓でお願いします!

すいません持ってました!


永遠のミサンガを渡しました。

渡辺「はいこれ。プレゼント」

マリー「これは……ミサンガとかいう奴じゃな」

マリー「知っておるぞ! これに願いごとをして自然に切れたら願いが叶うんじゃったな」

渡辺「あぁ。……なんて願うんだ?」

マリー「それはもちろんケ……秘密じゃ!!」

渡辺「教えろよー」

マリー「ダメなのじゃー!」

【インフォ】マリーの好感度が上がりました





もうそろそろパーティの時間だ。準備も済ませたし食堂へ行こう。

~~ 食堂前 ~~


郷田「みんな集まったな。前置きもくだらん前座も無いッ!」

郷田「みんな食い飲み遊べ!!」

小海「レッツパーリー!」

手編「れっつぱーりー!」

 「「「かんぱーい!」」」


たくさんの料理が並べられている。まるで一流レストランみたいだ。異常なまでに豪華すぎる。

升野「うぉ! 漫画肉だ漫画肉!」

清水寺「が、がっついて食うのね……」

安生「これ桐ノ過ちゃんが作ったの!?」

桐ノ過「え、えぇまぁ」

小野方「へぇ美味しいね」

元原「それは私が作ったです」

小野方「まさかぁ……。えマジで?」

木村「もきゅもきゅ……」

それぞれ楽しそうで何よりだ。

さて誰と食べようかな

安価↓ 一人

>>56>>57>>58

選択 夢見

夢見「あ、アタルくん。こっちこっち」

渡辺「なぁ……そのアタルくんってのはなんなんだ? 俺と話すときは喋り方違うし」

夢見「んふふっ。秘密」

夢見はいたずらに笑って見せた。その笑顔はいつもの『猫かぶり』の感じとは違った。

夢見「これ美味しいよ。漫画肉」

渡辺「おぉ……ワンピースとかで良くある奴だ……」

夢見「これ桐ノ過ちゃんたちが作ったんでしょ。すごいよね。アタルくんの料理も食べたかったなぁ……」

さて何を話そうか

1、アタルくん呼びについて

2、将来の夢について

3、自由安価(お好きにどうぞ)







選択1 アタルくん呼びについて

渡辺「な、なぁやっぱり気になるんだけど。呼び方」

夢見「……やっぱり覚えてないんだ」

夢見「完賀っていったらわかる? 思い出す?」

渡辺「完賀……? あぁッ! あぁッ!! アメちゃん!!」

渡辺「思い出した。小学生になる前に引っ越ししちゃったアメちゃんだろ!!」

夢見「よかったぁ……思い出してもらえて」

渡辺「なんで俺も忘れてたんだろ……」

渡辺「それよりも元気だったんだな。よかったよ」

夢見「えへへ。アタルくんに『元気でな!』って言われたからね」

渡辺「そっかそっか。アメちゃんだったか……」

夢見「久しぶりアタルくん」

『通信簿』夢見は以前完賀雨衣として渡辺の幼馴染だった。

プレゼントを渡しますか?

安価↓



みどりの着ぐるみ

愛蔵リアクション芸集

狂戦士の鎧

速球大臣

ペーガンダンス


選択 みどりの着ぐるみ

夢見「うわぁ! これもらっていいの!?」

渡辺「あぁ、大事に使ってくれよ」

夢見「ありがとっ!」

だいぶ喜んでくれたみたいだ

【インフォ】夢見の好感度が上がりました。


小海「はぁ!? テメェありえねぇ!」

升野「なんだとぉ!?」

渡辺「お、おいどうしたんだよ」

升野「小海の奴目玉焼きはソースだっていうんだ」

渡辺「ここ目玉焼きないじゃん……よく無いものの話に熱くなれるな

桐ノ過「バカばっか」

安生「別になんだっていいじゃん……」

升野「目玉焼きはソースなんてありえない!」

小海「何言ってんだ、『目玉焼きはソース』。それで決定だろ」

小海「醤油なんてありえない!!」


言霊 【醤油】


『   』論破できる箇所です。また言霊としても使用できます。

《   》同意する箇所です。


言霊 【醤油】


渡辺「それは違うぞ!」 論破!


渡辺「俺は醤油派だ。それに好みなんで人それぞれだろうが」

小海「む……そうだな」

升野「ふふん! 醤油派優勢だな」

渡辺「お前もだ升野。人の好みにとやかく言うんじゃない」

羽場井「……流石二の腕フェチの言うことは違うな」

渡辺「貴様どこでそれを」

郷田「おいおい。せっかくのパーティだ。楽しめよ」

小海「そうだな」

升野「ご飯はこんなにたくさんあるものな!」


そうして夜は更けていった……


   【5日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……15

羽場井望希……20

桐ノ過類……19

小海浩道……12

手編麻布……9

木村沙々波……29

小野方守……21

神藤治……14

夢見雨衣……31

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7

マリー=デンドロビウム……19


《モノクマメダルの数》

  8枚



《モノクマ劇場》

モノクマ「へいへい。お久しぶりぃー!」

モノクマ「ボクって実はさみしがりやなんだ」

モノクマ「前にいた動物園では色が変だからってだぁれも相手してくれなかった」

モノクマ「だから別のクマを殺してその皮を被った」

モノクマ「そうするとあぁっらビックリ! ボクはたちまち人気者!!」

モノクマ「ただのクマにしてはイケメンなクマだったからね。メスもオスもいっぱい群がってきたんだ」

モノクマ「その時思ったね。この世は所詮見てくれだって」

モノクマ「夢見ちゃんはそれに気づいているのかな? かな?」

モノクマ「自分が皮を被った存在ってことわかってるのかな? かな?」

投下終了です。>>226ケマンが即、席を立ったので渡せませんでした。
論破の仕方は『論破箇所』←【言霊】みたいな感じで。

次回投下は日曜日の10時ごろ。よかったらどうぞ!

乙です

夢見ちゃんChapter1で退場じゃなければいいヒロイン決定だな!
退場オーラがやばいけれど…

>>247
レスサンクスです

>>248
やはりアイドルっぽいのは退場オーラヤバイですよね

始めます。



~~ 渡辺 個室 ~~

  【6日目 朝】


 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、おはようございます。朝でーす。7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』

頭がくらくらする。昨日のパーティも気づけば12時を回っていたからな。若干寝不足だ。
このまま寝ていたい気もするけど、流石にそれはよくないか。

渡辺「ケマンの料理も食べたいし……起きるか」

けだるげな体を起こして目を擦る。

今日も退屈な一日が始まりそうだ……


~~ 食堂前 ~~

パーティ会場がそのまんまになってる。夜時間は食堂が開かないから片付けられなかったんだよな。

……あれ? 郷田と清水寺が食堂前に突っ立っている。

渡辺「何やってるんだよ、中に入らないのか?」

清水寺「こ、これ……っ」

清水寺が指さした先。

血だまりができていた。嫌な匂いが鼻についた。そして血だまりの中央には……


渡辺「なん、だよ………………なんでだよ……!!」



ケマンが、倒れていた。








渡辺「け、ケマン!? オイこれはどういうことだ!?」

清水寺「ま、まさか本当にコロシアイ……ひぃ!?」

郷田「待て静かにしろ……。息がある」

渡辺「まだ生きてるのか!? じゃあ早く保健室に行かないと……!!」

郷田「わかっている! 俺が担いで行くから他の奴らに連絡を」

ケマン「げほっ……わた……りべさま……マ、マリー様を…………」

渡辺「マ、マリー!? わかった、清水寺。ついてきてくれ!」

清水寺「あぁもう……なんなのよっ!?」


~~ 個室前廊下 ~~

小海「どしたんだよ、血相変えて」

渡辺「いいからお前も来い!」

小海「は?」

渡辺「始まったんだ……」

渡辺「始まってしまったんだよコロシアイが!」

小海「ッ……?」


小海、清水寺を引き連れて俺たちはマリーの部屋の前に来た。

小海「鍵、開いてるぞ……」

渡辺「あ、開けるぞ……」

ぎぃぃぃ……と慎重に開ける。血特有の、匂いがした。

小海「うぅぅっ……!」

清水寺「おぅ…………」

小海と清水寺が口を押える。

渡辺「なんか、あるぞ……」

部屋の中央辺りにシーツに包まった人間大のモノが落ちていた。

俺はそれに近づいて、シーツを捲る。


――これはマリーじゃない

――マリーなわけないだろう

――そんなわけ……そんなわけ……!!


俺の意思に反するように……




目を閉じたマリーが冷たくなっていた。


渡辺「あ……」

渡辺「あぁぁぁああああああああああああああああああぁぁぁ……――――っ」





    【CHAPTER 01】

「 トビタツ 」  非日常編




モノクマ『ぴーんぽーんぱーんぽーん』

モノクマ『死体が発見されました。一定の操作後、学級裁判を開始します!!』


小海「なんで、……そんな……」

清水寺「うっ……うぅ……」

安生「何!? どうしたのみん……」

駆け付けた安生がマリーの死体を見て絶句する。

安生「嘘……嘘嘘嘘嘘……? どっきりだよね? 絶対そうよね!?」

神藤「……ッ!? これは……もう……」

モノクマ「ひゃっほぉぉおおい!! ヤッタネー。やっちゃったねー!」

升野「なんだこれは……」

羽場井「……………………」

モノクマ「みんな待望の……」

モノクマ「さっつっじっんじっけっん!!」

渡辺「ふざ……ふざけんな!! 早く手当を……ッ!!」

モノクマ「あのさぁ、さっき【死体が発見されました】っていったでしょ? 現実見なよぉ」

夢見「さつ、殺人事件って言ったよねぇ……? それってつまり」

モノクマ「そう! この中にいる誰かがマリーさんを殺したんだよ!」

この中に……マリーを殺した奴が……?

どうして……



小野方「ねぇ、モノクマ。さっき言ってた裁判って……」

モノクマ「いいこといった。いいこといったよ小野方くん!」

モノクマ「さっきもいったみたいに一定の捜査のあと【学級裁判】を行います」

モノクマ「そこでは議論のあと、この中に紛れこむたった一人のクロを指名していただきまっす」

モノクマ「見事クロを指名できたらクロがオシオキを。クロを指名できなかった場合はそれ以外の人全員がオシオキを受けます」

元原「オシ、オキ……」

モノクマ「端的に言ったら処刑だよね」

清水寺「しょしょしょしょ処刑!?」

桐ノ過「校則にあった『誰にも知られてはいけない』って……そういうこと」

モノクマ「いやぁようやく面白くなってきたよね。近頃マンネリ気味だったからさ。いい刺激でしょ?」

小海「人の命をなんだと思ってやがる……」

モノクマ「たまりませんなぁむふむふ」


モノクマ「それじゃ早速捜査タイム……と行きたいところですがハイ『ザ・モノクマファイル』~!」

神藤「モノクマファイル……?」

モノクマ「捜査ド素人の君たちのことを思っての代物だよ。内容はまぁ……中見ればわかるからさ!」

モノクマ「そんじゃ頑張って!」

それだけ言ってモノクマは去っていた。

升野「わ、私たちが捜査……?」

羽場井「……クロを探す。そうしなければ全滅か」

夢見「そんなの絶対嫌ぁ!」

渡辺「やるしか……ないか。マリーのためにも」

渡辺「俺たちがクロを見つけるしかない!!」


まずはモノクマからもらったモノクマファイルを確認してみるか




【モノクマファイル】

・被害者は『超高校級のお嬢様』マリー=デンドロビウム。

・部屋を荒らされた形跡はなし。

・外傷は顔を殴られたような痕と首を絞めたような痕のみ。

・死体はシーツに巻かれて放置されていた。

・殺害方法は絞殺


渡辺「大したこと書いてねぇじゃねぇか……!」

それでも少しは参考になるか。

言霊ゲット!!

【モノクマファイル】被害者はマリー。絞殺されていた。外傷は顔のケガを首の痕ぐらい。




【捜査開始】

桐ノ過「誰かに現場の保全をお願いしたいのだけど」

小海「現場の保全?なんだってそんなこと」

桐ノ過「はぁ……クロが証拠隠滅したらどうするのよ」

木村「げ、現場の保全なら私が……。何もできませんし、マリーちゃんのお傍にいたいですし……」

元原「じゃあ私もです。考えるのは苦手です」

渡辺「それじゃあ各自捜査ということで。……みんな、頼むぞ」

ここにいたほとんどが俺の言葉にうなずきそれぞれ捜査に出かけた。

俺も早速捜査するか。まずはこの部屋からだな

1、話す(元原 木村 桐ノ過)

2、調べる
・マリーの死体
・マリーの部屋
・シーツ


選択2

渡辺「辛いけど……死体から見るか」

渡辺「モノクマファイル通り顔にケガがあるな……」

桐ノ過「殴られた……のかしら」

渡辺「どうだろ。でも、そんな感じだ」


言霊ゲット!!

【マリーの顔】顔のケガは殴られたような感じだ。


桐ノ過「それにここ、見て」

渡辺「首筋に痕が……絞殺だって言ってたもんな」

渡辺「それにこの痕……ロープみたいな感じじゃなくて……変な形だ」

桐ノ過「えぇ……」

桐ノ過「見覚えのある形……何かわかる?」

渡辺「割と広範囲に痕があってわかりにくいな……」


言霊ゲット!!

【首の痣】首筋に広範囲に線状ではない特徴的な痕がついていた。


木村「な、何かわかりました?」

渡辺「まだこれと言ってなにも……」

木村「あ、あの!」

渡辺「どうした?」

木村「そ、その……手……怪我してるみたいです」

渡辺「手……? うっ……ホントだ。ぐちゃぐちゃになってる……」

木村「どういうことなんでしょう……?」

渡辺「さぁな。それでもクロへの手がかりになるかもしれない」


言霊ゲット!!

【マリーの両手】ぐちゃぐちゃで原形をとどめていなかった。

中途半端ですが投下終了です。第一被害者はマリーでした。コミュできててよかった……

次回投下は月曜日の10時ごろ! よかったらどうぞ!

乙です

乙!
マリーさんは予想外だった…
生き残らなさそうだなとは思っていたけれど、Chapter2くらいにケマンと退場しそうだなって思ってたから…
てっきり最初は夢見ちゃんか郷田くんあたりだと思ってた…

>>262
ありがとうございます

>>263
舞園「ニッコリ」 豚神「ニッコリ」


死体を調べるのはこれぐらいでいいか……。それにしてもこの俺が死体を調べるだなんて少し前までは夢にも思わなかったな……


渡辺「次調べるとしたら……マリーに巻き付いていたこのシーツか」

渡辺「繭みたいな感じでグルグル巻きになっていたな」

桐ノ過「ロールキャベツみたいにね」

渡辺「その言い方やめろよ。これからロールキャベツ食えなくなんだろ……」

桐ノ過「ここ。おかしいわ」

渡辺「……ん? シーツに血がついてる……。でも何がおかしいんだ? マリーには殴られたみたいな痕があったし鼻血もでてるみたいだし普通だろ」

桐ノ過「バカなの? 血のついてる位置。顔に巻き付いてた場所が以外にも血が染みついてる。それも何か擦りつけたみたいに……」

元原「でもでも。マリーちゃんの手の血がついたってことはあるです?」

渡辺「それにしても広範囲に血が……」


言霊ゲット!!

【血のしみついたシーツ】死体に巻き付いていたシーツ。不自然な位置に血が染みついていた。


桐ノ過「……それじゃ、私はここで」

渡辺「行っちゃうのか?」

桐ノ過「調べることがある。……それだけよ」


俺にはまだこの部屋で調べる必要があるな

安価↓

1、話す(元原 木村)

2、調べる
・マリーの部屋


次はマリーの部屋を調べることにした。しばらく辺りを見渡して


渡辺「モノクマファイルにある通り部屋に暴れた形跡は無いな」

元原「マリーちゃんも暴れなかったですかね?」

渡辺「アイツが暴れるように見えるか?」

元原「ってことはです。力で制圧! 後に殺害! ってことです?」

渡辺「言い方は悪いけど……まぁ大方そんなとこか」

渡辺(そういえばマリーが殴られたみたいだけどそれも関係あるのか?)

渡辺(殴って気絶させてその後に……)

だとしたら酷すぎるぞ……!


言霊ゲット!!

【変わらない部屋】マリーの部屋に荒らされた形跡は無かった。


ここにいる二人からも何か証言を聞こう。

安価↓

1、元原

2、木村



元原「どうしたです?」

渡辺「何かわかったことはないか?」

元原「あはは……私、バカですから。何もわかんないです」

元原「応援ぐらいしか……できないです」

元原「それだけしかできないです……」

渡辺「……」

元原「マリーちゃん。あんなに元気だったのに……」

元原「私、何も……ッ」

渡辺「自分にできることをしよう」

渡辺「お前は『超高校級のチアリーダー』だろ? そんな奴の応援がありゃ百人力だ」

元原「……そう、ですね。どうせ私にはそれしかできないです!」

渡辺「あぁ、頼むぜ」


元原も元原なりに頑張ってるみたいだ……



次は木村の話を聞こう。


渡辺「木村、何かわかったことはないか?」

木村「はぇ!? んーと……んーと……」

渡辺「何もないんなら別にいいんだぞ……」

木村「あっ……。は、犯行時刻ってどうなってるんでしょう……」

渡辺「犯行時刻……? えぇっとケマンが朝食作りに言ってる途中に刺されたわけだから……」

木村「朝時間の直ぐ、ですかね……?」

渡辺「ケマンの行動が早かったとしても、夜時間ギリギリか……」


言霊ゲット!!

【犯行時刻】ケマンの刺された時間からケマンの行動が始まる朝時間か夜時間ギリギリと推測される。


木村「さ、参考になりましたか?」

渡辺「あぁ、大収穫だ」

木村「よかったぁ……」

木村「わ、私は……そのマリーちゃんの傍にいたいですからここにいます。だから渡辺さんも……」

渡辺「うん、頑張ってくる」

木村「ファファファ、ファイト!」


ここはもう調べきったな。

他に証拠があるとしたらどこだ……? そうだ、ケマンの話を聞きに行こう。

ケマンのいる場所と行ったら保健室か。


~~ 保健室 ~~

郷田「コラ! まだ立ったらダメといってるだろ!!」

ケマン「でも……でもッ!!」

渡辺「ケマン……こんな傷だらけで……寝てろ! 無茶すんな!」

ケマン「マリー様が苦しんでおられるんでしょう。私が行かないと……!」

郷田「動いたらまた傷口が開くぞ!」

ケマン「この命、既にデンドロビウム家に捧げております。今行かないと一生後悔する……だから!!」

渡辺「ケマン……」

ケマン「離してください郷田様。早くッ!」

渡辺「ケマン!!」

ケマン「……っ」

渡辺「アナウンス、聞いたろ。もう……アイツは。……死んだんだ」

ケマン「……んなわけ、そんなわけ……」

ケマン「どう……して……?」

渡辺「俺はその理由を探してる。お前も協力してくれ」

ケマン「………………」


安価↓

1、話す
・ケマン

・郷田

2、調べる
・保健室


選択1 ケマン


渡辺「大丈夫か?」

ケマン「……えぇ、私は」

嘘つくなよ……包帯だらけの癖に。

渡辺「お前が刺されたとき、クロの顔とか見てないのか?」

ケマン「はい、見ていません。すいません……お力にうなれず」

渡辺「いや、いいんだよ。お前はゆっくり休んでくれ」

ケマン「あ、あの渡辺様」

渡辺「?」

ケマン「お願いですから……この事件必ず解決してください……」

渡辺「……もちろんだ」

ケマン「それは……よかった……」

そしてケマンはそっと瞼を閉じた。

眠ったみたいだな……


まだやるべきことがあるはずだ。

安価↓

1、話す(郷田)

2、調べる(保健室)


選択1 郷田と話す

渡辺「郷田、ケマンの治療はお前が?」

郷田「あぁ。戦場での知識が生きたな。……といっても応急処置だが」

渡辺「十分だよ、これで」

郷田「……そうだ。ケマンの刺し傷だがな鋭利な刃物のようにも見えた。包丁? 槍? ……よくわからん。とにかくバカみたいに刺していたよ。まったく……致命傷は避けたからいいものの」

渡辺「刃物……」

渡辺「でも、時間のタイミング的に包丁は使えないよな?」

郷田「それは俺も思った。……クロは何か刃物を隠し持っているのかもしれん」

渡辺「一応後で食堂を確認しておくよ」

郷田「頼む。俺はここでケマンを見ておく。あとでお前の事件に対する考えを教えてくれ」

渡辺「俺だけでいいのか? ……俺がクロかもしれないぜ?」

郷田「一応桐ノ過にも聞いておくさ」

渡辺「……あぁ、それがいい」


言霊ゲット!!

【ケマンの刺し傷】たくさんの刺し傷。その形は鋭利な刃物のようだった。



一応保健室を調べてみよう。


保健室……。ここの道具で郷田はケマンを治療したのか。

渡辺「そういえば升野が輸血用の血がなんとか……」

渡辺「調べてみよう」

壁際の冷蔵庫に目をやる。これかな? 開けてみると血の詰まったビニール袋みたいなのが並んでいた。

……! いくつか使われている。

郷田「あ、それケマンの輸血に使ったぞ。少しな」

渡辺「お前が使ったのが最初か?」

郷田「おう、俺が最初だ」

渡辺「……じゃあこの一連の事件に血を使ったトリックは無しか……」


言霊ゲット!!

【輸血血液】郷田がケマンに使うまで誰も使用していなかった。



今日はここまで! 次回食堂付近調べて、またその次にお待ちかねの学級裁判です。

次回投下は土曜日9時30分。よかったらどうぞ!

乙です

>>279
>>280
お二人共、レスサンクスです

では早速開始させていただきます。


ここはだいぶ調べつくしたな。


郷田「……そうだ。食堂の方も捜査したらどうだ? ケマンを発見した場所に何かあるかもしれない」

渡辺「食堂か……言ってみる価値はあるな。ケマンを刺した凶器のこともわかるかもしれない」



~~ 食堂前 ~~

まずはケマンを発見したここから調べるか。

升野「む、渡辺か。この血ってケマンのものでいいんだよな?」

渡辺「あぁ、それでいいと思うぞ」

手編「うっぷ……こういうぐろいのはあうとだよ~……」


さて、何をしようか

安価↓

1、調べる
・ケマンの血
・パーティ会場

2、話す
・升野
・手編



選択1 ケマンの血


升野「これ、見てみろ。すごい量だな」

渡辺「見てみろって……正直マリーの死体と同じぐらいにきついんだぞ」

渡辺「お前は大丈夫なのか?」

升野「まぁ、職業柄な」

渡辺「そういえば化学者だったな」

升野「そういえばって……」

渡辺「でもお前の言う通りすごい量の血だな……。ほんのかすり傷じゃこんなに出ないぞ……」

升野「ケマンは高血圧なのかな?」

渡辺「というよりも犯人がそれだけ思いっきり刺したってことだろ」

升野「なるほど。てっきり高圧洗浄機みたいにブッシャーって出たのかと……」

渡辺「……」


言霊ゲット!!

【ケマンの血】食堂前には大量の血だまりができていた。このことから犯人はケマンの体を思いっきり刺したということが推測される。


次は何をしようか

安価↓

1、調べる
・パーティ会場

2、話す
・升野
・手編

なんだか今日は人がいないみたいですね。明日10時ごろまた投下したいと思います。

人いらっしゃいますかね? 始めたいと思います


選択1 パーティ会場


渡辺「ここも片付けないままで放置しっぱなしだったな」

手編「うん。ここにあるしょっきなんかも割ればケママを刺すきょうきになりえるね」

渡辺「でもここにある食器はどれも割れてないな。それにフォークとナイフもちゃんとある」

手編「洗ったってかのうせいは?」

渡辺「夜時間は水が出ない洗ったなんてことはないはずだ。……捨てたりしない限りな」


言霊ゲット!!

【パーティ会場の食器】食器やフォークなどはパーティ後そのままだった。


手編「すてる? それはないない。自分のへやにすてるのはみつかったらきけんすぎるし」

手編「一応とらっしゅるーむってのがあるけどね。しょうきゃくろみたいなもんだよ」

渡辺「焼却炉? でもそれがないないって……どういうことだ?」

手編「そこのかぎ、ボクがもってるの。ものくまからまかされたんだ」

手編「かぎがないとその部屋は使えない。だから、凶器をすてるのはありえないってこと」

渡辺「お前が持ってるのか。ってかモノクマもいつの間に……」


言霊ゲット!!

【トラッシュルームの鍵】凶器を捨てるには手編の持つ『トラッシュルームの鍵』が必要だった。

安価↓

1、升野と話す

2、手編と話す




選択2 手編 


渡辺「それにしても殺人が起きちまうなんてな……」

手編「犯人はなんだってこんなこと……お金なんてどうだっていいじゃん」

升野「……」

升野「そうとは限らない。……どんな手を使ってでもお金が欲しい奴だっているんだぞ」

手編「……」

手編「なにいってるのさ。ボクたちは『超高校級』のさいのうをもってるんだよ。そとに出てそれを使えばおかねなんていくらでも作れるじゃん」

升野「甘いな……手編。こんな才能なんてあったところでここから出られないと意味ないんだぞ!!」

升野「それに……お金だってどんな手を使ってでも欲しい奴だっているんだ! お前は何もわかっちゃいない!」

手編「リトっちこそ何がいいたいの!? ひとのいのちはお金になんかかえられないってば!!」

升野「……っ」

渡辺「ちょ、ちょっと落ち着けって二人共!! 今はそんなこと言ってる場合じゃないだろう!?」

手編「……」

升野「……」

手編「……あたるんがそういうなら……」

升野「……すまん、私も言い過ぎた」


コイツら、仲悪かったのか? もしかしたらこのコロシアイが始まってイライラしてるのかもしれない……。或はこの監禁生活のせいで……



渡辺「落ち着いたか?」

升野「……おかげ様でな。世話かけた」

渡辺「いいよ、別に。それよりも何かわかったことはないか?」

升野「む……私はあれぐらいだな。マリーの部屋に落ちていたコード」

渡辺「コード? そんなのあったっけ?」

升野「見つかりにくいとこにあったからな。君が見つけられなかったのも無理はない。むふふん」

渡辺「その得意げな顔むかつくな……」

升野「フハハハッ!」

渡辺「……くそっ。まぁ、証拠が増えるってんならいいか」


言霊ゲット!!

【コード】マリーの部屋の見えにくい場所に落ちていた。


次は食堂にでも行ってみるか


~~ 食堂 ~~


渡辺「食堂か……」

安生「どう? 捜査進んでる? ……なんていっても私たち素人だもんね。できることなんてちっぽけだよ」

渡辺「それでもできることがあるはずだ」

安生「どうだか。私には何もできそうにはないよ……」

羽場井「……悲観的になるな、縞パン」

安生「……そうね、ちょっとナーバスに――待って。なんでアナタ私のパンツ知ってるの?」

羽場井「……ちょっと用事が。席を外す」

安生「ねぇ!? ねぇってば!」


さて、何をしようか

安価↓

1、調べる
・厨房

2、話す
・羽場井
・安生


選択1 厨房


~~ 厨房 ~~

渡辺「一応来てみたけど……」

包丁は一式揃ってる……。ケマンを発見したのは朝時間開けてすぐだから……

渡辺「洗った時間とか考えるとこれを凶器に使ったとは考えにくいか」

渡辺「……ん?」

一つだけやけに刃こぼれした包丁がある。

渡辺「どういうことだ……?」


言霊ゲット!!

【刃こぼれした包丁】一つだけ妙に刃こぼれした包丁があった。


渡辺「それにキッチン……ところどころに白い粉……?」

小麦粉や片栗粉とは違う感じだ。……麻薬とかじゃないよな?


言霊ゲット!!

【白い粉】キッチンに白い粉が付着していた。


さて次は何をしようか

安価↓ 

1、安生と話す

2、羽場井と話す





選択1 安生


安生「捜査って言われてもイマイチわかんないね」

渡辺「何か気になることっていうか、あれだ。マリーに関係することとか知らないか?」

安生「うーん。あ、マリーちゃん目覚ましじゃ起きられないって言ってた気がする」

渡辺「? じゃあどうやって起きるんだよ」

安生「う~ん……ケマンがいつも起こしてるみたいだけど……。最近は嫌でもモノクマのチャイムで起きてるみたい」

安生「でもあの子、意外と人見知りするタイプみたいだし。チャイム押されて出るなんて考えられないなぁ」

渡辺「その言い方。前に失敗したのか?」

安生「……ばれた? 交友深めたかったんだけどね」

安生「犯人はマリーちゃんとそれなりに仲のよかった人物かもよ?」

アイツ人見知りするのか……俺の時にはなかったな。


言霊ゲット!!

【安生の証言】マリーは意外と人見知りがちでチャイムを押しても出てこないことがあるらしい




羽場井「……誰も気付かなかったんだな」

渡辺「何にだ?」

羽場井「……マリーは殴られているようだった。その打撃音とか悲鳴とかその辺だ」

渡辺「あー……そういえば俺たちの部屋って防音だったっけ」

羽場井「……だからか」

羽場井「……ということは……」

渡辺「?」

羽場井「……いや何でもない」

渡辺「いや、言わないのかよ」

羽場井「……」

羽場井「……一つ言っておくが俺にとってはお前だって容疑者候補だ」

渡辺「っ」

羽場井「……まぁ、そう怖い顔するな。一応信頼はしている」

羽場井「……昔から言うだろう。【変態に悪い奴はいない。いるとしたらそれは犯罪者だ】……」

渡辺「初めて聞いたぞ」


言霊ゲット!!

【防音の部屋】各個室は防音仕様だった。


 『ぴーんぽーんぱーんぽーん』

 『時間だよ時間だよっ。さっさと赤い扉の前に集合しやがれ!!』

捜査終了の合図……


羽場井「……行くぞ」

渡辺「あぁ」


一階の突き当たり。大きな赤い扉の前に全員が集合していた。

……マリー一人を覗いて。


誰かに声をかけようか(>>56>>57>>58

安価↓
 



選択 木村


木村「ふぅぅ……」

木村は緊張しているのか息を吐いている。

渡辺「大丈夫か?」

木村「おぉうぅ!? あ、あぁ渡辺さんですか……」

渡辺「ごめん、驚かせちゃった?」

木村「い、いえ全然!!」

木村「……」

木村「……私、マリーちゃんとそれなりに話してもらえてたんです」

木村「多分あちらは日本人が珍しかったからなんでしょうけど……それでも嬉しかったんです」

木村「だからこそ……私は犯人を許せません」

木村「……あ!」

木村「す、すいません!! なんか語っちゃって……」

渡辺「いいよ、お互い頑張ろう」

木村「はい!」


元気づける必要はないみたいだな……


【インフォ】木村の好感度がやや上がりました。

今は流石にプレゼントは渡せないな……


木村「あの、皆さんもう赤い扉の置くのエスカレーターに行かれましたよ?」

渡辺「じゃあ俺たちも……行こうか」

木村「は、はい」



俺たちは大きなエレベーターに揺られる。

全員、息をのみ緊張を露わにする。

俺の人生史上、もっとも人を疑う時間になるだろう。

裏切って

疑って

信じあって……



俺たちは、生き残るんだ。



コトダマ一覧


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【モノクマファイル】被害者はマリー。絞殺されていた。外傷は顔のケガを首の痕ぐらい。

【マリーの顔】顔のケガは殴られたような感じだ。

【首の痣】首筋に広範囲に線状ではない特徴的な痕がついていた。

【マリーの両手】ぐちゃぐちゃで原形をとどめていなかった。

【血のしみついたシーツ】死体に巻き付いていたシーツ。不自然な位置に血が染みついていた。

【変わらない部屋】マリーの部屋に荒らされた形跡は無かった。

【犯行時刻】ケマンの刺された時間からケマンの行動が始まる朝時間か夜時間ギリギリと推測される。

【ケマンの刺し傷】たくさんの刺し傷。その形は鋭利な刃物のようだった。

【輸血血液】郷田がケマンに使うまで誰も使用していなかった。

【ケマンの血】食堂前には大量の血だまりができていた。このことから犯人はケマンの体を思いっきり刺したということが推測される。

【コード】マリーの部屋の見えにくい場所に落ちていた。

【刃こぼれした包丁】一つだけ妙に刃こぼれした包丁があった。

【白い粉】キッチンに白い粉が付着していた。

【安生の証言】マリーは意外と人見知りがちでチャイムを押しても出てこないことがあるらしい

【防音の部屋】各個室は防音仕様だった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日はここまで! ちょっとギスギスしてまいりました。
次回からようやく学級裁判です。

次回投下は月曜日の9時30分ごろ! よかったらどうぞ!

人いらっしゃいますかね? ちょっとしてから始めます


―― 学級裁判 説明 ――

『   』これがウィークポイント。お馴染みの論破できる箇所です。【   】で囲まれたコトダマを使用してください。

《   》これが同意する箇所。良く聞く「それに賛成だ!!」ってやつです。これもコトダマを使用してください。


【閃きアナグラム】

羅列した文字を並び替えて一つの言葉を作ります



「 れはちが  」


か そ な り
う こ る ぞ

答え

『それはちがうぞ』


では始めます



【裁判場】


モノクマ「やっほー。元気で爽やかな顔をした諸君」

雨衣「爽やかとか……できるわけないじゃん……人一人死んでんのに」

モノクマ「えぇーっ!? な、なんだってー!?」

渡辺「ふざけてんのか……!」

モノクマ「ふざけてないよ。ボクはいつだって真面目だよ。テストの時にマークシートを全部塗りつくすぐらいにはね、うぷぷ」

モノクマ「じゃあみんな席について。早速裁判を始めたいからさ」

元原「はーいです……」

安生「あ……、この写真……」

安生の視線の先には血でバッテンをつけられたマリーの写真があった。

ケマン「お嬢様……」

モノクマ「じゃじゃ~ん。死んだからといって除け者にするのはよくないからね、死んだからと言って!!」

小海「チッ……趣味の悪ぃ」




モノクマ「これから皆さんには学級裁判を行ってもらいます」

升野「……学級裁判……」

モノクマ「しっかりと議論し、互いを疑い裏切りあってください」

モノクマ「ルールは簡単。加害者『クロ』を最後に多数決で決定いたします!」

モノクマ「クロを当てられなかった場合はシロ全員がオシオキとなり、クロは『卒業』」

モノクマ「クロが当てられた場合はクロのみのオシオキとなります! みんな全身全霊頑張ってください」

神藤「オシオキ、ですとな。それは一体……」

モノクマ「それはボクの口からは言えないな。きゃっ(ハート)」

郷田「どう考えても処刑だろうが……」

モノクマ「……きゃっ」


モノクマ「そんじゃまぁー適当に議論を開始してください」



元原「議論、ですか……小難しいことはわかんないです!」

小海「お前の顔に『諦』があるのは気のせいだよな……」

神藤「いっそのことくじで決めるというのは」

桐ノ過「何言ってるのよ、この全身緑」

手編「そうだよしんちゃん。みんなの命がかかってるんだからもうちょい……がんばろ」

神藤「言ってみただけですな」

安生「この中にいるクロを私たちは決めなきゃいけないのよね……」

小野方「アハハ。僕以外に嘘つきがいるってことだね」

清水寺「そ、それはやなことね……」

渡辺「小野方以上にたちの悪いのがな」

升野「あー……ホント何すればいいんだ?」

渡辺「とりあえずみんなが見たものをまとめてみるか」

郷田「うむ。それがいいだろう」


【学級裁判 開廷!!】


郷田「それじゃあまずは事件の整理からいくとするか」

羽場井「……被害者は『マリー』で間違いないな」

安生「ですね。……本当にこの中にクロがいるのかな」

ケマン「……お嬢様を殺したクロ……絶対に……ッ」

木村「え、えぇっと……マリーさんはマリーさんの部屋で亡くなっていたんですよね」

雨衣「そそ。つーか死体なんて見るの初めてだったわ」

小野方「マリーちゃんはズッタズタに『刺されて』殺されたんだよね」

桐ノ過「……はぁ」


今の会話には論破できるとこがある……


安価↓

1、【防音の部屋】

2、【モノクマファイル】

3、【マリーの部屋】


【モノクマファイル】で『マリー』に賛成

刺されて←モノクマファイル1

間違った・・『』はロンパマークだった・・
もし可能なら【モノクマファイル】で『刺されて』をロンパ

>>319 選択2 モノクマファイル 正解!!


渡辺「……!」

渡辺「それは違うぞ!」 論破!【モノクマファイル】


渡辺「モノクマファイルには【絞殺】って書いてあったはずだろ? 少なくとも『刺された』わけじゃないはずだ」

小野方「そうだね。刺されたのはケマンクンだったね。はっはー、人間誰にしでもある間違いだね」

神藤「主は間違いをお許しになっておりますぞ。間違いを悔い改め、次の機会に生かすべきですな」

小野方「う、うん……やりにくいなぁ」

升野「絞殺……私が軽く検死した限りではあってると思うぞ。首に痕があったし」

清水寺「うへぇ……や、やな話ね」

ケマン「さぞ……お苦しかったでしょう……ッ」

木村「首絞められるのって……結構きついんですよ……?」

小野方「アハハ。やだなぁ! 木村ちゃん。そんな言い方をしたら過去に絞められた事があるって誤解されちゃうよ?」

木村「………………」

小野方「………………木村、ちゃん?」

桐ノ過「話進めるわよ。はい、筋肉」

郷田「それは俺を言ってるのか……? ……まぁいい。死因を確認したところで凶器の確認をするか」


元原「凶器、凶器、凶器……」

夢見「凶器、ねぇ……」

手編「首に痕……首つりだとしたらオーソドックスに≪縄≫かな?」

小海「縄なんてなかったろ」

安生「それにそれだと自殺になってしまう……遺体の状況からみて自殺とは考えにくいわ」

手編「だよね」

渡辺「真面目にやれよ……」

ケマン「お嬢様の部屋には≪何もなかった≫かと……」

升野「ふっふっふ。私はどんでもないことに気づいてしまったぞ」

桐ノ過「……何?」

升野「マリーちゃんにクルマっていたシーツ! あれこそが今回の『事件の凶器』であると!」

渡辺「……ッ」


安価↓

1、【マリーのシーツ】

2、【刃こぼれした包丁】

3、【モノクマファイル】

1で『事件の凶器』


選択1 【マリーのシーツ】 正解!


渡辺「……!」 

渡辺「それは違うぞ!」 論破!【マリーのシーツ】




渡辺「あのシーツは凶器じゃない」

升野「……レアリィ?」

郷田「確かにあのシーツを使って絞殺しておるとしたら、糸のホツレ具合がおかしいな」

木村「少しホツレていた気もしましたけど……なんていうか、首を絞めたって感じのじゃなくてあらあらしく使ったって感じでしたし……」

手編「うん。あれは首を絞めるようないっていのうごきじゃなくてなんていうか……ごしごしって感じだった。布のことにかんしてはボクにまかせてよ」

清水寺「化学者のアンタがなんでそれに気づかないのよ……」

升野「そ、そこまで滅多打ちにしなくてもいいじゃないかぁ!」


元原「でもでも。それじゃあ、あのシーツにはなんで血がついてるんです?」

安生「そもそも首絞めているのなら血なんてあんなに出るわけないと思うんだけど」

木村「吐血……はありませんね」

桐ノ過「そうね。仮に吐血があったとしても血の付着している位置がおかしいわ。……鼻の位置からしても引くすぎる」

小海「血っていやぁ両手がぐちゃぐちゃになってたが……そこ以外の場所にもシーツには血がついてんだよな」

渡辺(血か……そこが大事になってくるかもしれない……)





郷田「血……」

小海「やな響きだな……」

升野「もしかしたら≪クロ自身≫の血とか!?」

郷田「だとしたらあそこにみんな集まった時点で……」

小野方「アハハ。≪血のり≫の可能性だってあるんじゃない?」

羽場井「……」

夢見「アンタを見てると≪鼻血≫を思い出す……」

羽場井「……喧嘩売ってるのか」

夢見「ちらり」

羽場井「……こしゃくなぁ…………」ブッシャアアアア

夢見「ぎゃああ!? ≪返り血≫が来てるんですけど!!」

ケマン「『お嬢様の血』であることは間違いないかと……」

桐ノ過「≪ポンコツばっかり≫ね……」

郷田「真面目に議論しろォ!!」



安価↓ 

1、【輸血血液】

2、【血のしみついたシーツ】

3、【モノクマファイル】


《鼻血》←【輸血血液】 


渡辺「あの鼻血……あれって輸血血液じゃないのか?」

小海「輸血血液ぃ?」

渡辺「保健室にあったんだ。それを使って血の偽装を……」

郷田「ちょっと待て。保健室の輸血血液は使われた痕跡はなかったぞ」

渡辺「っ」

神藤「郷田氏がクロだとしたら……?」

升野「待て。輸血血液の数は私も把握している。郷田の報告も受けた」

升野「輸血血液の数は郷田の言う通りケマンに使用したもの以外減っていないよ」

元原「お、おぉ。升野ちゃんが超頭よさげです……」


クソ……間違ったみたいだ。みんなの視線が突き刺さる……


【発言力5→発言力4】 発言力が1低下しました。0になるとゲームオーバーです。



改めて最初から考えよう……


議論を思い出せ……!!





確か議論の内容は……



郷田「血……」

小海「やな響きだな……」

升野「もしかしたら≪クロ自身≫の血とか!?」

郷田「だとしたらあそこにみんな集まった時点で……」

小野方「アハハ。≪血のり≫の可能性だってあるんじゃない?」

羽場井「……」

夢見「アンタを見てると≪鼻血≫を思い出す……」

羽場井「……喧嘩売ってるのか」

夢見「ちらり」

羽場井「……こしゃくなぁ…………」ブッシャアアアア

夢見「ぎゃああ!? ≪返り血≫が来てるんですけど!!」

ケマン「『お嬢様の血』であることは間違いないかと……」

桐ノ過「≪ポンコツばっかり≫ね……」

郷田「真面目に議論しろォ!!」



安価↓ 

1、【輸血血液】

2、【血のしみついたシーツ】

3、【モノクマファイル】


……消去法で行くべきか?



2で鼻血


《鼻血》←【血のしみついたシーツ】


渡辺「鼻血がシーツについたとか……」

桐ノ過「さっき私言ったわよね? 【鼻血ではない】って。少し箇所が違うわ」

渡辺「うっ……」


【発言力4→発言力3】 発言力が1低下しました。0になるとゲームオーバーになります。


手編「シーツ……あれって確か【ごしごしの痕】があったよね?」


ごしごしの痕……? ごしごし……?

血のしみついたシーツはあってるみたいだ……


もう一度考えよう。



郷田「血……」

小海「やな響きだな……」

升野「もしかしたら≪クロ自身≫の血とか!?」

郷田「だとしたらあそこにみんな集まった時点で……」

小野方「アハハ。≪血のり≫の可能性だってあるんじゃない?」

羽場井「……」

夢見「アンタを見てると≪鼻血≫を思い出す……」

羽場井「……喧嘩売ってるのか」

夢見「ちらり」

羽場井「……こしゃくなぁ…………」ブッシャアアアア

夢見「ぎゃああ!? ≪返り血≫が来てるんですけど!!」

ケマン「『お嬢様の血』であることは間違いないかと……」

桐ノ過「≪ポンコツばっかり≫ね……」

郷田「真面目に議論しろォ!!」



安価↓ 

1、【輸血血液】

2、【血のしみついたシーツ】

3、【モノクマファイル】


ごしごし……擬音か? シーツでごしごし……


《クロ自身の血》←【血のしみついたシーツ】


渡辺「あのシーツについてた血……もしかしてクロ自身のものじゃないか!?」

郷田「……俺は現場にいないかったからわからんが恐らく全員マリーの部屋に集まっていたのだろう?」

小海「まぁな」

木村「で、でもぉ……【血が出たような傷】がパッと見ある人なんていませんでしたよ……?」

渡辺「うっ……」

羽場井「……レッツ身体検査」

安生「……」


どんどんみんなの目が鋭くなっていく……

【発言力3→発言力2】 発言力が1低下しました。0になるとゲームオーバーです。


クソ……ダメだ。全然わかんねぇ……。でもいい線行ってる気がする……

ごしごし……? これが何に関係あるっていうんだ……


郷田「血……」

小海「やな響きだな……」

升野「もしかしたら≪クロ自身≫の血とか!?」

郷田「だとしたらあそこにみんな集まった時点で……」

小野方「アハハ。≪血のり≫の可能性だってあるんじゃない?」

羽場井「……」

夢見「アンタを見てると≪鼻血≫を思い出す……」

羽場井「……喧嘩売ってるのか」

夢見「ちらり」

羽場井「……こしゃくなぁ…………」ブッシャアアアア

夢見「ぎゃああ!? ≪返り血≫が来てるんですけど!!」

ケマン「『お嬢様の血』であることは間違いないかと……」

桐ノ過「≪ポンコツばっかり≫ね……」

郷田「真面目に議論しろォ!!」



安価↓ 

1、【輸血血液】

2、【血のしみついたシーツ】

3、【モノクマファイル】


ごしごし……擬音か? シーツでごしごし


《返り血》←【血のしみついたシーツ】 正解!

【発言力2→発言力3】発言力が1回復しました。



渡辺「……!」

渡辺「それに賛成だ!」 同意!【血のしみついたシーツ】


渡辺「アメ……夢見にな!」

夢見「え、あ? 私ぃ? 今何か言ったけ?」

桐ノ過「返り血の話よ。マリーの顔は殴られた痕があった。殴った時の手に血でも付いたんでしょう」

夢見「返り血? あぁッ! なるほど! あのシーツの血は返り血だってことねぇ! ……んん?」

神藤「んん? んんと言いましたかな?」

桐ノ過「ちょっと黙って」

夢見「おかしいぃよね。なんだってそんなとこに返り血があるってのよぉ」

夢見「まさかクロは殴った時に手に持ってたって言うのぉ? それはちょっと違うんじゃない?」

小野方「その【推理】が!! ……違うんだよ」

夢見「うぐ……」

渡辺「そういえばあの血ってなんか擦ったみたいな感じだったよな」

手編「それはあれだね。拭いたんだよきっと」

渡辺「拭いた?」

手編「さっきも言ったじゃん。ごしごしきゅっきゅっ」

羽場井「………………」

羽場井「……うっ……」

小海「オイ……? 羽場井!! なんで鼻血出してんだ!? 今の言葉のどこにそういう言葉があったよ!?」

羽場井「……うるさい」



木村「あのー……それで拭いたっていうのはどういう……?」

桐ノ過「拭いた。それだけ」

桐ノ過「そう拭いたのよ。拭いたって言ってるでしょ!? ……ここまで言えばバカでも真相はわかるでしょ」

渡辺「わ、わかったよ。ちょっと考えてみる」

渡辺(イチイチ言動がきついんだよ……。それに情緒不安定か……)

ともあれ考える必要がある。
あのシーツは血を拭くのに使っていた……。

【もっと効率的な手段】があるっていうのに。ってことは拭くことに妥協するしかない何かがあったんだ……。【もっと効率的な手段】を実行できなかった理由が


……いけるか?


【閃きアナグラム!】

よ す ぬ ひ
る た き か


「  じ ん」 ※5文字

今日はこのあたりで。スキル持ってないんで集中力が空気ですね。

次回投下は水曜日の9時30分ごろ! よかったらどうぞ!

乙です!
自分は推理に向いてないことがわかったから、裁判ときは書き込みませんが応援はしてます!

よるじかんかな

もうそろそろ始めまーす


>>340 「よるじかん」 正解!


渡辺「そうか、わかったぞ!」


升野「な、なんだってー!?」

渡辺「まだ何も言ってないだろ」

渡辺「たぶんあのシーツの血はマリーの血。それもみんなの言う通りクロが返り血を拭いたものだと思う」

小野方「そうだね、ボクもそう思うよ。嘘だけどね」

木村「それでもそんな血があったら水で洗えば……あ……!」

郷田「夜時間……ということか」

元原「……?」

升野「……?」

清水寺「アホの子コンビがショート仕掛けてるわよ……」

羽場井「……二人共、電子生徒手帳に目を通したのか?」

元原「ふむぅ……?」

元原「おぉ……なるほど。『夜時間には水が出ない』んですね」

渡辺「そう。だからクロは返り血を水で洗えず止む無くシーツを使ったんだ」

升野「つまり犯行時刻は夜時間である、先日の10時から今日の7時までということだな」

神藤「ですな」

安生「夜時間での犯行となると、とうとうクロがわからなくなるわね」




………………


小野方「犯行時間がわかったけどそこから進展はなさそうだねっ」

郷田「……うるさい」

小野方「辛辣だなぁ。でもさ、まだわかってないコトもあるんだしそっちを解決するのもいいんじゃない?」

桐ノ過「うざったいけどソイツの言う通りね。時間については置いておきましょう」

ケマン「……」

手編「それで? 解決してないコトってなにかな?」

小野方「それは……【凶器】だよ」

升野「そういえば忘れてたな」

小野方「そうだよ。殺人において動機の次ぐらいには大事なコトだよね」

渡辺「そりゃそうだけどさ……」

神藤「絞殺ともなると様々な凶器が考えられますかな」

神藤「一番ポピュラーなもので言えばロープ辺りですかな」

木村「でっ、でも、ロープなんてありませんでした……」

郷田「この校舎事態にそんなものは無さそうだ。あったら俺が撤去している」

小海「だよなぁ。俺も見てねぇし」

郷田「とりあえず凶器を確定させておくのもいいのかもしれんな」


凶器か……




升野「結局シーツじゃなかったんだよな」

清水寺「え、えぇ。そうね」

升野「何故ドもる」

清水寺「アナタに学習能力があることにびっくりしたのよ」

升野「そうかそうか。それはありがとう」

小海「バカにされてるんだぞ」

升野「清水寺ィ!」

手編「リトっちぃ……」

渡辺「コイツのバカ差加減はおいといて、別に凶器って何があるんだよ」

升野「そうだ! マリーの部屋にはコードが落ちていたぞ」

安生「コード?」

升野「分かりにくいところに有ったんだがな。これが凶器の可能性も大いにあるぞ」

羽場井「……無い胸をはるな」

升野「おうなんだ。戦争か?」

安生「それにしてもコード……私は見つけられなかったな。もしかしたらホントに凶器かも」

郷田「……いいや、それは凶器ではない」

木村「コ、コードじゃない……?」

渡辺「そうだ、凶器はコードじゃない。あれはダミーだ……たぶん」

小海「ダミー?」

渡辺「なんつーか……偽装、かな」

木村「ぎ、ぎそうってなんですか……?」

桐ノ過「本物の凶器から注意を逸らすためのものよ。バレーで言えばフェイントを使って本命のアタックを隠すようなものかしら」

木村「わ、分かりやすいです!」

小海「偽装って……その線もあるかもしんねぇけど。じゃあお前は本物の凶器の目星がついてんのか?」

小野方「そりゃもちろんついてるよね渡辺クゥン?」

渡辺「うっ……」

そう言われると弱いな……。

小野方「あの場に凶器がないってことはクロは凶器を持ち去った可能性がある。それに嘘偽りはない」

小野方「そしてあの特徴的な【首の痕】。ここまで言えばボクみたいな社会のゴミだってわかっちゃうよ」


凶器を持ち去った……? つまりそれだけ軽量のものってことか。

考えろ……!!

本当の凶器は……

安価↓

1、ロープ
2、素手
3、コード


選択3 コード


渡辺「凶器はコードじゃないかな」

小海「どうしたどうした。さっきそれダミーって言ってなかった? それに確定っぽい言い方だったし……」

桐ノ過「そうね。……渡辺くんどうしたのかしら。認知症?」


渡辺「うっ……!」

みんなの視線が突き刺さる……!

【発言力3→発言力2】発言力が1低下しました。0になるとゲームオーバーです。


もう一度考えてみよう……




升野「結局シーツじゃなかったんだよな」

清水寺「え、えぇ。そうね」

升野「何故ドもる」

清水寺「アナタに学習能力があることにびっくりしたのよ」

升野「そうかそうか。それはありがとう」

小海「バカにされてるんだぞ」

升野「清水寺ィ!」

手編「リトっちぃ……」

渡辺「コイツのバカ差加減はおいといて、別に凶器って何があるんだよ」

升野「そうだ! マリーの部屋にはコードが落ちていたぞ」

安生「コード?」

升野「分かりにくいところに有ったんだがな。これが凶器の可能性も大いにあるぞ」

羽場井「……無い胸をはるな」

升野「おうなんだ。戦争か?」

安生「それにしてもコード……私は見つけられなかったな。もしかしたらホントに凶器かも」

郷田「……いいや、それは凶器ではない」

木村「コ、コードじゃない……?」

渡辺「そうだ、凶器はコードじゃない。あれはダミーだ……たぶん」

小海「ダミー?」

渡辺「なんつーか……偽装、かな」

木村「ぎ、ぎそうってなんですか……?」

桐ノ過「本物の凶器から注意を逸らすためのものよ。バレーで言えばフェイントを使って本命のアタックを隠すようなものかしら」

木村「わ、分かりやすいです!」

小海「偽装って……その線もあるかもしんねぇけど。じゃあお前は本物の凶器の目星がついてんのか?」

小野方「そりゃもちろんついてるよね渡辺クゥン?」

渡辺「うっ……」

そう言われると弱いな……。

小野方「あの場に凶器がないってことはクロは凶器を持ち去った可能性がある。それに嘘偽りはない」

小野方「そしてあの特徴的な【首の痕】。ここまで言えばボクみたいな社会のゴミだってわかっちゃうよ」


凶器を持ち去った……? つまりそれだけ軽量のものってことか。

考えろ……!!

本当の凶器は……

安価↓

1、ロープ
2、素手
3、コード


選択2 素手 正解!!



渡辺「これしかない……!」

升野「もしかして素手だったりしてな。HAHAHAHAHA!」

渡辺「そのもしかして……かもしれない」

升野「……レアリィ?」

安生「なんでそう言い切れるのよ。コードの可能性だってあるはずだけど」

渡辺「お前はマリーの首を見たか?」

安生「見て……ない」

神藤「まぁ、死体を見るのは……ですな」

渡辺「じゃあ説明する」

渡辺「あの首の痕はコードみたいに細いものじゃなかった」

渡辺「もっと特徴的で……広範囲についてたんだ」

安生「特徴的?」

神藤「ふむ。今考えてみれば手形に見えなくもないですな」

小野方「ってことは凶器は手なんだね。これじゃあ誰がクロだかさっぱりわかんないなぁ」

小野方「手なんてみんな持っているもんね?」

小海「……だよなぁ」

清水寺「け、結局誰にでも犯行可能なんじゃない」

ケマン「お嬢様はお世辞にも大きいとは言えぬお体です。強引に首を絞めることなど誰にでも容易いことでしょう」

渡辺「余計わかんなくなったな……ちくしょう」

桐ノ過「……ハァ……」

桐ノ過「ホント……役立たずね」

渡辺「あ?」

桐ノ過「【手で首を絞めた】のよ? 【被害者の手がぐちゃぐちゃになっていた】のよ? こんなにヒントがあるっていうのにまだわからないの? 頭に詰まってるのは何? タンパク質の出来損ない?」

桐ノ過「それとも何? その頭蓋骨は見せかけ? ホントはダチョウほどしか脳みそないんじゃないの?」

小海「もうやめたげて! 俺らのヒットポイントはもうゼロよ!?」

渡辺「毒舌すらも通り越してるぞ……」


それよりも桐ノ過の提示した二つのヒント……

【手で首を絞めた】 【被害者の手がぐちゃぐちゃになっていた】



桐ノ過「よく考えてみて。そして想像しなさい。犯行の起きた場面を」

渡辺「……」

考えるって言っても……

……ダメだ。わからん。

升野「う~ん……」

小野方「見当もつかないね」

木村「……?」

桐ノ過「……」

桐ノ過「はぁ……それじゃ実演した方が早いわね」スタスタ

渡辺「ハッ!? ハッ!? 何々、何が起きるの!? つかなんで俺!?」

桐ノ過「私が【教えて】あげるのよ」

渡辺「ま、待てって!! 目がヤバイ!! 普通に生きててできる目じゃないって!」

桐ノ過「……好きな子を苛めたくなる法則ってしってる?」

渡辺「いいや違うね。これはお前のストレスはっさえぇぇええぇぇええ……」

がぁっ……コイツ本気で殺す気か……!? と、とにかく手を……!!

ホントヤバイ……って! 早く手をどかさないと……





……………………あ、そういうことか。





渡辺「わかっ……った!」

渡辺「わかっ……たからたすっ……け……ッ」

桐ノ過「人にものを頼むときは?」

渡辺「~~っ!?」

渡辺「お願、い……しまっす……ッ」

桐ノ過「わかったわ」

渡辺「ぐぇはっほ!!」

木村「だ、大丈夫ですかぁ!?」

升野「渡辺、さいっこうに面白い顔になってたぞ」

小海「同時に桐ノ過ちゃんはどす黒い笑顔だったな……」

夢見「ちょっとこれはシャレになってないっていうかぁ……酷くない?」

桐ノ過「それでも彼は真相に近づいたみたいよ?」

郷田「! 本当か」

渡辺「あ、あぁ……、できれば口で説明してほしかったな……」

渡辺「今の俺もそうだったんだけど真正面から首を絞められると手をどかそうと俺自身の手も出るんだ」

元原「もっとわかりやすくお願いです」

渡辺「要するにだな」



渡辺「俺と同じように、マリーは掴んでるはずなんだ。クロの手を」

小野方「ボクもそう思うよ。嘘じゃない本心からねにやにや」

渡辺「……」

升野「それじゃあの手はなんなんだ? まさかクロを掴んであんな風になるはずもないだろう」

渡辺「多分この推理って相当重要なことの答えだと思うんだ。……だからクロはあんなことをした」

手編「あんな、こと?」


それは……あれとしか考えられない

【閃きアナグラム!】


『し うこ ん つ』 ※8文字

じ ょ い ふ る
 し め さ ば




「しょうこいんめつ」 正解!


渡辺「【証拠隠滅】……。これしか考えられない」

郷田「そうか。あの手はそもそもこういう議論に発展させないようにするためのものか」

安生「?」

郷田「マリーが腕を強く握ったとしたならばこう……ツメの根本辺りに【内出血】ができるはずなんだ」

郷田「そしてあのぐちゃぐちゃの手」

郷田「何もせずマリーの手を放置していればマリーの手にできていたはずの【内出血】がバレてしまうからな」

郷田「そうするとこういう議論に発展しクロが追いつめられる。だから隠した」

安生「そっか……っていうことは【内出血】は相当な証拠……?」

渡辺「そこから導き出される答えは……」

小野方「ちょっと待って」

渡辺「なんだよ」

小野方「………………」

渡辺「なんだよ」

小野方「………………」

小海「なんだコイツ急に……」

手編「ふりーずした?」

元原「叩けば直るですよ」





小野方「……………………くっくっく……」

小野方「ボクには納得できないなぁ。そもそもここにクロなんているはずないんだよ」

小野方「うん、きっとそうだ。そうに違いない。みんなも心のそこからそう思うよねぇ!?」

渡辺「はぁ!? 今さら何言ってやがるんだ」

小野方「疑うとか、そういうの良くないよ」

小野方「仲間同士手を取り合ってさ……」

小野方「死ぬときはみんな一緒。そうでしょ?」

渡辺「小野方ッ! いい加減にしろよ!」

小野方「そうだ。忘れていたよ。ボクがクロなんだ」

郷田「は、はぁ!?」

小野方「そうだよねぇ。君は驚くと思ったよ」

渡辺「何言ってるんだよいきなり。脈絡が無さすぎるぞ!」

小野方「脈絡? そんな文字はボクの辞書にはないよ」

小野方「さぁ、渡辺クン。クロであるボクを論破してくれよ」

小野方「この醜くて蛆虫みたいで、生まれたときから嘘つき呼ばわりされ続けたボクをさぁ……」

渡辺「違う! 『お前はクロなんかじゃない』! どうしちまったんだ小野方!」

小野方「どうもしてないよ。君がボクの何を知ってる? これがボクの【本心】だ!!」

小野方「くっくっく……まだだ、これから楽しくなるんだよ?」

小野方「だからさぁ……」






小野方「それは違うよ?」 反論!






渡辺「お前に動機なんてないだろうが!!」

小野方「ど、う、き、ねぇ」

小野方「ボクは昔っから嘘つきでさぁ。人生に飽き飽きしていたんだよ」

小野方「だからさぁ、半ば心中するつもりでマリーちゃんを殺したんだっ……」

渡辺「嘘つくんじゃねぇ!! まだ、マリーが死んだときはオシオキだなんてこと言われてなかったしそもそもこの裁判も知らなかったろうがよ!」

小野方「あ、バレた?」

渡辺「それにマリーは夜時間に殺されたんだぞ。どうやって鍵を開けたんだよ! お前には不可能だ小野方ァ!」

小野方「じゃあ、こういうのはどうだろう」

小野方「マリーちゃんは『夜時間に普通にドアを開けてくれたんだ』。ボクのコミュ力にかかれば簡単なことさ」


安価↓

1、【白い粉】

2、【防音の部屋】

3、【安生の証言】


選択3 『夜時間に普通にドアを開けてくれたんだ』←【安生の証言】 正解!



渡辺「……!」 

渡辺「その言葉切らせてもらう!!」 【安生の証言】 論破!


渡辺「マリーは、いいやほとんどの奴がそうだと思うけどこんな状況下で夜にドアを開けるなんて相当相手を信頼していないと不可能なはずだ」

渡辺「マリーはお前のことをそこまで信頼していないはずだし、そもそもコミュ力なんてないだろうが。それに確か一度寝ると【アイツ】ではない限り起こせないはずだ!」

渡辺「………………はず……だ……?」


……………………っ


小野方「……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっれぇぇぇぇ? 気づいちゃったかな?」

渡辺「………………」

……

最初から、勘違いしていたのか? 俺は。クロ候補から除外していただけで

居ただろうが。一人だけ。この犯行を可能とする人物が。

マリーが当たり前にドアを開けてくれる人物が。


小野方「くっくっく……世話が掛かるんだからさぁ……渡辺クン?」


それが可能な人物が、一人いる。


【クロを指名しろ!!】(>>56>>57>>58





渡辺「小野方のような【信用されていない】人間にはマリーがドアを開けてくれる可能性なんてない」

渡辺「そうだった……逆に言えば【信用されていた】……ケマンにはマリーを起こすことが可能だったっていうのか……?」

ケマン「………………」

ケマン「……何を言っているのですか」

ケマン「私は刺されて、動けなかったのですよ? それなのに私がそんな状態でお嬢様を殺したと? 笑えませんよ」

桐ノ過「何を言ってるのよ。あの傷、自分でつけたものでしょ?」

ケマン「……………………」

小野方「ヒハハハハハハッ! どうしったのっ。けぇまぁんくぅん? 顔色が悪いみたいだねニヤニヤ」

ケマン「自分でつけた? 私は刃物なんて持っていませんでしたよ」

桐ノ過「えぇ、そうね。……それにしても食堂の包丁がアナタを傷つけたものだと思っていたのだけれど、全部綺麗に揃っていたわね」

桐ノ過「そのかわり、一つが異様に刃こぼれしていた」

桐ノ過「私が調理していた時にはそんなことにはなってなかった」

桐ノ過「どうしてでしょうね。私たちの隙を見て【肉の骨でも鋭利になるまで削った】のかしらね? キッチンに白い粉が落ちてたわよ」

ケマン「知りませんよ。……だいたい、私がお嬢様を殺すなんてあるわけないじゃないですか」

桐ノ過「どうして?」

ケマン「どうしても何も、私は何年もお嬢様にお付き添いしてきたのです。そんな私がお嬢様を殺せるわけないでしょう」

升野「だからこそ、じゃないのか?」

ケマン「………………………………え?」

升野「ミステリーでは『人間関係』をよく取り上げるものだ。特に君たちの関係は特別というより特例だ」

升野「ありえなくもない話だよ」




ケマン「……………………………………」

ケマン「証拠は……なんですか」

ケマン「証拠がないじゃないですか」

小野方「ヒハハハハハハッ!! 往生際が悪いねぇほんっと」

桐ノ過「……」

元原「あ、えぇ……?」

小海「会話についてこれてねぇのかよ……。俺もだけど」



ケマン「私が……ッ!!」

ケマン「私が……殺した証拠なんてないでしょう!」


[パニックトークアクション 開始!!]


ケマン「私がクロに刺されていたことをお忘れですか?」

ケマン「私があの時刃物を持っていないかったのは渡辺様たちが証言してくださるはずです」

ケマン「私にはアリバイがあるんですよ!」

桐ノ過「昨日の肉料理の骨でも削ってたんじゃないの? 確か元原さんが一つつまみ食いしたのを覚えているわ ……そもそも包丁はなくなってなかったわけだしね」

郷田「つまり自作自演ということか」

ケマン「……ッ」

ケマン「自作自演でこんなに体を傷つけるはずないじゃないですか」

ケマン「マリーお嬢様は非常に非力な方です」

ケマン「首を絞めるぐらいならば誰にでも可能です」

ケマン「それに夜時間に起こすことだって、約束などをしておけばお嬢様を起こしておけるはずです」

ケマン「とにかく! 私は『クロではありません』!」


              の
              △

        方□        ○両

              ×
              腕






両方の腕 正解!!


渡辺「これが答えだ!」


渡辺「だったら」

渡辺「だったら腕を見せてくれ。……クロだったらそこにマリーの指に内出血ができるほど握った痕があるはずだ。やましいことがないなら……見せてくれ」

ケマン「………………」

渡辺「頼むよ……ケマン……」

ケマン「………………」

渡辺「腕を見せてくれよ、ケマン!!」

ケマン「……」

渡辺「見せてくれないってことは……」

ケマン「……」

渡辺「そういう、ことなのか」

渡辺「なんでこんなことをしたんだよ! アイツはお前にとって大事な人じゃなかったのか!?」

ケマン「大事な人……ですかぁ……」

ケマン「自分を道具としか思っていないような人を……!?」

渡辺「……!? お前は一体何を……」

ケマン「……ダメですか」

ケマン「……自由を求めちゃ……ダメですか」

手編「じゆう……?」

ケマン「生まれた時から【あの一族】に囚われて……! クソみたいな教育を受けて……!」

ケマン「長男だからってなんですか。ニヤニヤ笑いで私のことを捨てやがって」

ケマン「実の息子よりも世間体の方が大事なんですか!! なんで誰も私のことを見てくれないんですか!!」

ケマン「私の人生は私のものなんですよ!! 何やったっていいじゃないですか!!」

渡辺「……」

ケマン「なんでですか! なんで私が糾弾されなくてはいけないんですか! アイツらに人生を奪われていたんですよ!? 一人ぐらい殺したって文句言われる筋合いないじゃないですか!」

ケマン「私はッ! アイツを殺す権利を持っているはずなんです!!」

ケマン「だって!! こんな人生で! 殺されたも同然なんだから!」

ケマン「せっかく日本に来て失踪して整形でもすれば逃げられると思ったのに……こんなことに巻き込まれて!」

ケマン「と思ったら殺したらお金までもらえるっていうじゃないですか。だから!!」

ケマン「体をこんなにしてまででも!! 殺してやりたかった!」

ケマン「せいぜいしましたよ……。あの人をもうこれ以上みなくていいようにシーツで顔を隠せたときは。やっと人権が認められたような気がしました」

渡辺「それは……違うぞ、ケマン」

ケマン「何が違うんですか。想像してくださいよ、生まれたときから自由を奪われた自分の姿を!!」

渡辺「それでも……」

渡辺「殺すのは……ダメだろ」




ケマン「綺麗ごとは聞き飽きました……。『アナタはマリーちゃんの執事だから頑張らないとね?』ですか!? 『アナタはマリーちゃんがとても大切なのね』ですか!? ふっざけんな!!」

ケマン「うるせぇうるせぇうるせぇ! もう聞き飽きたんだよ、そんなクソウゼェ言葉はよォ!!」

ケマン「俺は……付属品なんかじゃない! 一人の……一人の人間なんだ!!」

ケマン「一人の人間なんだよぉぉおおおおおおおおおおお!!」

渡辺「綺麗ごとなんかじゃない!! だってさ」

渡辺「殺しちゃったら……お前の言う【アイツ】に文句すら言えねぇんだぜ」

ケマン「…………っ…………」

ケマン「………それ…………で…」

ケマン「……も………………」

ケマン「俺、は……私、は……」

升野「……渡辺……事件の整理を任せていいか? 酷な仕事だが君が適任だと思う。クロを……楽にしてやってくれ」

渡辺「わかった……」

渡辺「そうだな。これはマリーの弔いだ」





―― クライマックス推理 開始! ――

≪act1≫
犯行時刻は夜。クロはいつもの『朝』のようにマリーを起こしに行った。マリーは起きるのが苦手だったが、クロによる目覚ましによって起きることが可能だった。


≪act2≫
そして、何の警戒もしていないマリーが出てきた瞬間顔を殴り押し倒した隙に首を絞めた。首筋に痕が残るほどに。この時にマリーの指にはは抵抗しようとクロの腕を強く掴んだせいで内出血ができていたんだ。これにクロは気づき、踏み潰して証拠を隠滅した。


≪act3≫
靴底や手に血の付いたクロはそれを洗い流そうとするも夜時間だからシャワーの水が出ない。しぶしぶシーツを使ってふき取りシーツをマリーの遺体に巻き付けた。この行動がクロがマリーの顔をこれ以上見たくなかったからだ。


≪act4≫
そしてマリーによってつけられた腕の傷に気づかないためにコードを置いて偽装を図った。さっきの指を潰したのも同じ理由だ。


≪act5≫
そして夜時間が開ける寸前、クロは予め用意しておいた鋭利な骨で自分自身を傷つけアリバイを作った。




渡辺「これが事件の真相だ」

渡辺「そうだよな。【超高校級の執事】ケマン=フェアフィールド……!!」



ケマン「……」

ケマン「…………」

ケマン「………………」

ケマン「…………自由に、なりたかったんですよ……。あのお金を使って。……人間としての権利を主張したかっただけなんです……」

ケマン「何が……正解なのか。わからないんです」

ケマン「自分の気持ちすらもわからないんです。生憎、喜怒哀楽だなんてものは幼少期にボロボロに朽ち果ててしまいましたので」

神藤「人を信じる、という行為すらも……できなかったのですな」

ケマン「誰も助けてくれませんでした。そんな中で信じるなど愚行を誰がするのでしょう」

渡辺「それでも……ッ」

モノクマ「もうっ!! こういう展開ボクだいっきらいなんだけど」

元原「モノクマは引っ込んでていいです!」

モノクマ「そうはいかないよ。それにもうクロは大方決まっちゃてるみたいだしね。さっさとこのお涙ちょうだいみたいな場所から解放させてよ」

ケマン「皆さん……ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした……」

渡辺「……」

升野「これから例の【オシオキ】があるのか……!?」

モノクマ「そらもちろん」

ケマン「死にたくは……なかったですね……」


喜怒哀楽が朽ち果てたというケマンの目には微かに輝きが見えた。

俺らに背を向け、ケマンは最後に遺言のように呟いた。


ケマン「……でも」

ケマン「最後に皆さんに出会って、私は幸せでした……」

渡辺「……ケマン……ッ」

ケマン「生まれ変わったら是非皆さんと【普通】に生活を送りたいものですね……」

渡辺「……ッ」

モノクマ「さぁって! 皆さんお待ちかね、投票たーーーーーーーいむ!!」





――――――――――――――――――――――――――――――




   【超高校級の執事 ケマン=フェアフィールド】




――――――――――――――――――――――――――――――





モノクマ「だーいせーいかーい! 今回の被害者であるマリー=デンドロビウムちゃんを殺したのはケマン=フェアフィールドクンなのでしたぁ!!」

ケマン「ははは……」

小野方「ドンマイ、ケマンクン。来世はきっといいことあるよ」

郷田「お前は黙ってろ……ッ!」

モノクマ「それじゃあ早速、オシオキいっとく?」

ケマン「……それでは皆さん。さようなら」

渡辺「……………………じゃあな、ケマン」

ケマン「最後に皆様と出会えて、よかったです」



ケマンは涙を目いっぱいに溜めて、精一杯作り笑顔を作って――




――――――――――――――――――――――――――――――


ケマン君がクロに決まりました。オシオキを開始します



――――――――――――――――――――――――――――――




青ざめた顔のケマンの首に猛スピードの首輪が食らいつき、そのまま得体のしれない扉へとひきずりこまれていった……

もがくケマンはモノクマに抱えられ、ヘリコプターへと強引に乗せられた。


   【  自  由  の  翼  】


舞台は雲の上へ。上空でホバリングするヘリコプターには操縦士の格好を模したモノクマとケマンが搭乗していた。ケマンがモノクマの操縦を奪おうとするもヘリが大きく旋回し、失敗してしまった。それどころか、ケマンの体はヘリのガラスを突き破り外へと投げ出されてしまう。

高度はどれだけあるのかはわからない。叫び落ちていく……

絶望に染まった表情が凍り付いていく。

………………しかし、そこで異変があった。

肩甲骨辺りから白い、翼が生えてきたのだ。自由の象徴が。この翼があれば世界に飛び立てる。

態勢を立て直し、翼を動かす。飛べた。墜落しなくなった。

翼を手に入れたケマンは喜び、泣いていた。

ようやく手に入れた自由を、噛みしめ、神に感謝していた。


……その後ろで、モノクマ色の鳥が佇んでいた。

喜びも束の間、烏はケマンの背中にしがみつき、次々と羽をもぎ取っていった。

気づき、暴れわめくケマンの行動を無駄だといわんばかりに、翼を、自由をもいでいく。

そして、翼のなくなったケマンは虚しい悲鳴を轟かせて下界へと吸い込まれていった………………




画面は切り替わり、どこかの路地裏。ゴミ箱の中身が散乱し、辺りはゴミだらけになっていた。

……その中に、やけに大きなトマトが潰れたようなシミが残っていた……





小海「う、うわああああああああああ!?」

その場にいたほとんどが目をそらし、何人かは口を押えていた。

そして俺も……


渡辺「~~ッ!」

渡辺(吐いちゃダメだ……あれは同級生だぞ……ッ!!)

モノクマ「ぶっひゃっひゃっひゃ! 見たあの顔。さいっこうひゅぅううう!!」

渡辺「ふざけんな……っ。俺たちの命をなんだと思ってるんだ!」

モノクマ「大事なものだよ。なーんてね。ぶひゃっひゃっひゃっひゃ!」

手編「このげどうめ……」

夢見「あばばばばばばば……」ブクブク

清水寺「おぐぇぇぇ……な、なんなのよあれ……」

郷田「酷すぎる……」

羽場井「……なんなんだ……」

神藤「……汚らわしいやり方です……」

元原「あ、あれってCGです!? そうです! 絶対そうです!」

安生「そんなわけないじゃん……」

桐ノ過「……チッ」

小野方「…………………………」

モノクマ「どうだいどうだい。このオシオキ、感想聞かせてよ小野方クン」

小野方「……趣味が悪い」

モノクマ「がーん……」



升野「ぐっ……。モノクマァ……」

モノクマ「何? 何? ボクのスリーサイズでも聞きたいの?」

升野「違う! なんでこんなことをするんだ。ケマンを……あんな風に!」

モノクマ「あぁあぁあん? なーに言ってんの。彼は殺人を犯したんだよ。然るべき処置だって」

升野「それでも……!」

モノクマ「オマエラだっていっつも言ってんじゃん。テレビとかで猟奇殺人が起きたときとか無差別殺人が起きたときとかさ。『オマエが勝手に死ねばいいのに』って」

渡辺「それとこれとは話が違うだろうが!!」

モノクマ「………………これ以上話しても無駄みたいだね。このまんまじゃ世の中にはびこる平行線話の中に紛れ込んじゃうよ!」

渡辺「ざけんじゃねぇぞ……」

モノクマ「ま、ボクとしてはオマエラが絶望に染まってくれればそれでオールオッケーなんだけどね」



モノクマ「ケマン君が殺人を犯して。学級裁判で負けた。それだけなんだからさ」

渡辺「全部……お前のせいだろ……」

モノクマ「そうかなー? その辺もオマエラ自身で噛みしめなっ」

モノクマ「じゃあねっ。ばいびー」


それだけ言うとモノクマはどこかに消えてしまった……


俺たちは動けずに裁判場に立ち尽くしていた。


渡辺「……クソ」


誰も動けず、立ち尽くしていた。

心の奥に溜まった怒りを吐き出せぬまま。


渡辺「なんなんだよ……」


誰にでもなく、呟いた。



――――――――――――――――――――――――――――――


    【CHAPTER 01】

「 トビタツ 」  非日常編


      END


……残り14人

――――――――――――――――――――――――――――――



《モノクマ劇場》


モノクマ「生まれたときから人生のレールが決まるって大変だよね」

モノクマ「別のことやろうとしたら周りの人間にニヤニヤ笑いで元の道に戻されてさぁ……」

モノクマ「才能を持った彼らが最たる例だね」

モノクマ「ほんっと……クソみたいな人生しかおくれねぇよ……」

モノクマ「………………」

モノクマ「おっと。ちょっと素がでちゃった。てへ☆」

モノクマ「ま、ボクはこれで大満足なんだけどね」

モノクマ「クマとして生きる人生そんなに悪くないよ?」

モノクマ「クマなのに人生……うぷぷ、ぶひゃひゃひゃひゃ!」

モノクマ「…………」

モノクマ「……次はどんな絶望を見せてあげようかなぁ?」





   【6日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……15

羽場井望希……20

桐ノ過類……19

小海浩道……12

手編麻布……9

木村沙々波……29

小野方守……21

神藤治……14

夢見雨衣……31

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……0

元原茅亜……0

安生成賛……0





《モノクマメダルの数》

  8枚


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集

狂戦士の鎧

速球大臣

ペーガンダンス

投下終了アンド一章終了です。オシオキのクオリティについては触れない方向で。難しいですよねあれ。

次回投下は土曜日9時30分。いったんスクールモードにしようかな……

本編、という意見が先でしたので本編をやろうと思います。スクールの方を期待していた方すいません。

では、本日から第二章行きたいと思います。その前に先日貼り忘れた第一章リザルトから



―― リザルト ――


一章をクリアしました。

【お揃いのミサンガ】を入手しました。※これはプレゼントできません

【お揃いのミサンガ】……以前渡辺がマリーに渡したものの色違い。少々クオリティは低いのはマリーの自作であるからか。


モノクマメダル50枚手に入れました。



ガチャに【依代人形】が追加されました。※コミュ時に使用することで亡くなったメンバーと会話をすることができます。好感度は上がりませんが、スキルを貰えます。



~~ ??? ~~


夢見「とうとう郷田くんまで死んじゃったわねぇ……」

渡辺「残ってるのは俺たち五人だけか」

小海「………………」

桐ノ過「……」

小野方「そんな暗い顔しないでよっ! 住めば都ていうじゃない。この環境を楽しもうよ!」

渡辺「楽しむって……みんな死んじまったんぞ! 楽しめるわけあるか!」

小野方「アハハ! ……あはは……」

夢見「もういや……こんなの……」

渡辺「下を向いちゃダメだ。俺たちが生き残らないと死んでった……みんなの……」

桐ノ過「みんなの……何?」

渡辺「……」

小野方「あーあー……どうしてこんなことになっちゃったんだろうなぁ」



小海「……」

小海「もう……」

小海「もう……嫌だぁ! こんな生活!」

渡辺「小海!?」

小海「俺たちいつまで監禁されるんだよ。最近めっきりモノクマの接触もねぇしここから出られる気配もない! ……俺はもう限界だ」

渡辺「おう……み……?」

小海「ハァ……ハァ……!!」

渡辺「お前、持ってるのそれ……」

小海「うわぁぁぁあああ!!」

叫ぶ小海の持つ包丁が小野方の腹部に突き刺さる。小野方は少しの間叫んだかと思うとそのまま床に倒れこんでしまった。

渡辺「な……何やってんだよ小海!」

小海「何って……これがここのルールだろうが!!」

渡辺「そんなはずない。そんなものが殺していい理由になんか……!」

桐ノ過「……それは違うわ、渡辺くん」

渡辺「……! 桐ノ過、お前まで……」

桐ノ過「生きるためには……仕方ないの」

渡辺「持ってるナイフを降ろせ! バカげたルールに従う必要ねぇんだ!!」

夢見「でもね……これしか生き残る手段がないの……」

夢見「ごめん……」

夢見「ごめんねアタルくん……」

渡辺「………………あぁ……」

夢見「ごめん、なさい!」


だちゅっ! と水っぽい音と共に俺の視界はクロく染まっていった……



~~ 夜時間 渡辺個室 ~~


渡辺「……っ!」

俺は布団を撥ね飛ばしながら飛び起きる。しばらく辺りを見渡したあと大きなため息をついた。

どこをどう見ても自分の部屋だった。


渡辺「なんて夢見てんだよ俺は……」

気づけば汗だらけになっていた。


渡辺「…………」




――――――――――――――――――――――――――――――


    【CHAPTER 02】

「 絶望学園より 」  (非)日常編


      

――――――――――――――――――――――――――――――




……眠れない。

あの夢の内容もだが、マリーの死体を忘れられず眠れずにいた。ケマンの涙を忘れられず眠れずにいた。


渡辺「………………」


頭の中をケマンの叫び声がぐるぐる回る。こびりついて離れない。


渡辺(眠れないし……食堂にでも行ってみるか)



~~ 食堂前 ~~


渡辺「そういや夜時間は閉鎖してたんだっけか……忘れてた」


ごそごそ……

誰かいるのか?


誰が出てきた?

安価↓

>>56>>57>>58



選択 羽場井


羽場井「……何をしている?」

渡辺「こっちのセリフだっつぅーの。お前こそ何やってんだよ」

羽場井「……眠れなくてな」

渡辺「俺もだ。それに食堂開いてないし……ちょっと話していくか?」

羽場井「……あぁ、俺もちょうど暇していたところだ」


さて、何を話すか。


安価↓

1、クラスメイトについて

2、昨日の裁判について

3、自由安価(お好きにどうぞ)



選択1 クラスメイトについて


渡辺「俺たち会ってそこまで日たってないけどさ、クラスメイトとか仲良くやっていけてるか?」

羽場井「……俺は小海とかとよく話すな。あとは……清水寺ぐらいか」

渡辺「へぇ、意外だな。小海はまぁいいとして、清水寺とだなんて結構意外だ」

羽場井「……そうか? 割と趣味があうもんでな」

渡辺「……え? お前と趣味が合う……?」

羽場井「……アイツ、レズだぞ」

渡辺「ちょ、ちょっと待て!! 本人のいないところで重大情報が暴露されようとしてないか!?」

羽場井「……嘘だ。話すのはホントだけどな」

渡辺「嘘かよ……。話すって言っても何はなすんだ? 俺からみたら結構タイプ違うように見えるけど」

羽場井「……そうか? 俺も綺麗好きだからな。掃除法とか聞いてるとそれなりに勉強になるぞ」

渡辺「なるほどね」

羽場井「……そして小海とする話といえばな」

渡辺「なんだなんだ?」

この後、ややゲスイ話で盛り上がった。


『通信簿』羽場井は小海や清水寺と仲がいいらしい。それに意外にも綺麗好きらしい。

【インフォ】羽場井の好感度が上がりました。


何かプレゼントを渡しますか?



―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集

狂戦士の鎧

速球大臣

ペーガンダンス





選択 ペーガンダンス


羽場井「……ありがとう」

あれ? そこまで反応は良くないみたいだ……

【インフォ】ちょっぴり羽場井の好感度が上がりました。



プレゼントの数もなくなってきたし補充しに行くか


~~ 購買部 ~~


渡辺「58枚か。ひとまず10枚ぐらいいれとくか」


安価↓10まで

自分でもそいや!

てい



依代人形

コラコーラ

ダンブルウィーブ(回転草)

依代人形

希望が峰の指輪

ミネラルウォーター

月の石

黄金のスペースシャトル

新品のサラシ

男 の ロ マ ン


を入手しました


渡辺「こんなもんか」



 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、おはようございます。朝でーす。7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』



時間か……食堂に行こう


~~ 食堂 ~~


食堂に行くと元原が一人で厨房に立っていた

渡辺「元原?」

元原「あ! ……あっちゃー……見つかっちゃったです。誰にもバレないようにしたかったんですけど……」

渡辺「バレないように?」

元原「ケマンさんがいなくなっちゃったから……みんなの朝ごはんだけでも作ろうと思ったです……」

渡辺「!!」

元原「私、頭使うの苦手です。みんなをまとめるのも苦手です」

元原「私には……応援しかできないです」

元原「だから、応援することにしたんです。皆さんのこと」

元原「私なりにできること考えたんですけど……ダメです?」

渡辺「……ダメだな」

元原「えっ」

渡辺「一人でやってんじゃねぇ。俺も手伝うよ」

元原「渡辺さん……」




ほどなくして、全員が食堂に集まってきた。

さて、誰と話すか。(二人)

安価↓2まで

>>56>>57>>58

小保方


>>415 名前マズイですよ!w

選択 安生 小野方


渡辺「安生、小野方。一緒に食おうぜ」

安生「え、アンタと小野方? ……別にいいけど」

不満げだがそそくさと自分の料理を持って来た。対して小野方は……

小野方「やぁ渡辺クン!」

……あっちから進んで来た。変な奴に好かれてるのかもしれない


小野方「渡辺クンってさぁ、どんな女の子が好みなの?」

渡辺「ぶふぉぉ!? 急に何言ってんだよ!」

小野方「いや……友達らしい会話って何かなーって」

安生「それがアンタの【友達の会話】の内容なのね」

小野方「いやぁ……ボク昔っから友達少なくてそういうことわかんないんだよね」

安生「なんとなく感づいてはいたけども……」

渡辺「はぁ……」

渡辺(それにしても)

コイツ裁判のときと様子が違うけど……あれは一体なんだったんだ?

安生「で? 好きなタイプは?」

渡辺「えッ。言わないといけないのそれ」

安生「だって私たち友達じゃん?」

渡辺「女友達はまた違うだろ!」

ひとまず小野方も安生もいつも通りみたいだな。……小野方には再度注意を払っておこう

【インフォ】安生の好感度が上がりました

【インフォ】小野方の好感度が上がりました


※朝食時コミュではプレゼントは渡せません。





~~ 食堂 ~~


小野方「でさ、これからどうする? 晴れてコロシアイは始まっちゃったみたいだけど」

安生「さっきは違うかなって思ったけど……あの時の変わりようといい今の発言といい……アンタこの状況楽しんでるでしょ?」

小野方「さてね。どうだか」

小野方「でもさー、することないじゃん」

ぴょこり

モノクマ「することならあるよ?」

渡辺「モノクマ……ッ」

小海「で、出やがったなこの野郎!」

モノクマ「そんな目で見られたら興奮しちゃう~」

モノクマ「興奮しちゃうといえばあれだよねっ。昨日のオ・シ・オ・キ」

モノクマ「さいっこうの出来だったよねぇ! ぶっひゃっひゃひゃひゃひゃ!」

升野「お前なぁ……!」

神藤「………………」

升野「神藤?」

今まで口を一つも動かさなかった神藤が急に立ち上がった。

モノクマ「……どうしたのかな神藤くん」

神藤「………………」

そしてモノクマのもとへ無言で向かっていく。

郷田「止めておけ、神藤。無駄だ」

神藤「………………」

渡辺「神藤」

神藤「………………」

渡辺「神藤!!」

神藤「………………」

モノクマ「なぁにその目。あ、まさかまさかボクを殺そうとしてるわけ!? うぷぷ、無駄無駄無駄ァ――ッ! 校則違反だってばよ!」

神藤「……校則違反? どうだっていいのですな」

神藤「どうやったって死んだ二人を侮辱し笑ったのは許さないのですぞ……!!」

郷田「神藤座れ。今のお前には何もできない」

あの神藤がキレてる……。それもそうか。俺たちだって気持ちは同じだ……。だけど……

渡辺「神藤……わかってる。みんなわかってる」

神藤「……申し訳ないですな」

神藤「……少し頭を冷やしてきますぞ……」

安生「神藤……」

モノクマ「さってと。もうもう、話の腰おられちゃってボクちょっとイライラだよ」

モノクマ「早速本題行くね」

モノクマ「とうとうコロシアイが始まったわけですがそんな君たちにちょっとしたプレゼント!」

渡辺「プレゼント?」

モノクマ「廊下……よく見渡してご覧?」

モノクマ「そ・れ・だ・け。じゃ、がんばってね。レッツコロシアイライフ!」



小海「……さっさと帰れーっ!」

安生「なんでアイツが去った後に言うのよ。しかも小声で」

小海「は、はぁっ!? べ、別にビビッてねぇーし!」

安生「どうだか……」

郷田「とにかくモノクマの言っていた【プレゼント】とやらを確認してみるか」

手編「しんちゃんはどうするの? ……まぁ、今のようすじゃたいへんそーだけど」

渡辺「今はそっとしといてやれ。……男には一人になりたい時だってあるんだよ」

羽場井「……だな。一人になりたい時ぐらいある」

小海「お前が言うとなんかこう……気持ち悪い」

羽場井「……失敬な」



~~ 校舎1F 階段前 ~~


木村「あ、あれ? ここって前シャッター降りてませんでしたか?」

渡辺「……ん? おぉ! 二階に行けるようになってる! でかした木村!」

木村「あはは……えへへ。ありがとうございます……!」

郷田「これがモノクマのプレゼント、か。みんなを呼んでくる。先に上がっていてくれ」

渡辺「あぁ、頼んだぜ。よし、行くぞ木村」

木村「はい!」

木村も最近はきちんと話せるようになったな……

……それにしても階段一段のぼっても目線が同じってどういうことだろう


~~ 校舎2F ~~


木村「ここが……二階」

渡辺「もしかしたらここに脱出の糸口が……」

郷田「全員連れてきたぞ。……神藤以外な」

渡辺「そっか……」

升野「アイツがあんなにブちぎれるタイプとは見えなかったな」

小海「人は見かけによらないっていうしな」

安生「無駄話してないでさっさと行くわよ。……一刻も早くこんなとこから出たいし」

手編「だね」


― 校舎2F ―

【プール】 【女子更衣室】 【男子更衣室】 【プール前ホール】 【女子トイレ】 【男子トイレ】 【教室2-A】 【教室2-B】 【図書室】


まずはどこから行こうか

安価↓


1、プール(小海、安生)

2、女子更衣室(元原、升野)

3、男子更衣室(小野方、郷田)

4、プール前ホール(手編、清水寺)

5、教室2-B (桐ノ過、夢見)

6、図書室(羽場井、木村)



選択6 図書室

所せましと本が並んでいる。種類も専門書からマンガまで幅広い。


木村「うぅぅぅ……文字ばっかり……。気持ち悪いぃ……」

勉強苦手な子の典型だな……

羽場井「……本か。隠すとしたらここか」ゴソゴソ

渡辺「何やってんだバカ。あるわけないだろ」

羽場井「……! ……あったぞ」

渡辺「!?」

渡辺「いががわしいのはダメだ! 俺が没収する!」

渡辺「はぁ……まったく羽場井の奴……」

木村「渡辺さん、それどうするんですか……?」

渡辺「え?」

木村「その……本どうされるんですか?」

渡辺「どうもしないよ」

うん、どうもしない。


安価↓

1、木村と話す

2、羽場井と話す

3、探索する(コンマの一桁に応じてモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかの人間とコミュができます。※好感度の上がりは低いです)


モノクマメダル5枚ゲット!!


木村「あのー、少しいいですか?」

渡辺「おう」

木村「あそこのカウンター? の後ろにある扉、なんだか意味深じゃないですか?」

渡辺「なんかありそうだけど……ちょっと怖いな」

木村「ですね」

木村「それになんだかホコリっぽいです。ここ」

渡辺「どうせもう少ししたら清水寺が来るんじゃないか? あの掃除番長」

木村「あはは! それもそうですね!」

木村「…………」

渡辺「どうした、急に黙ったりして?」

木村「こんなに普通に話せるのって渡辺さんくらいですから……初めてです。家族以外でこんなに気兼ねなく話せるの」

渡辺「そりゃよかった。……俺もお前と話せて楽しいよ」

木村「……はい……!」


【インフォ】木村の好感度が上がりました

※コミュではないのでプレゼントは渡せません。


次はどこに行こうか。


安価↓


1、プール(小海、安生)

2、女子更衣室(元原、升野)

3、男子更衣室(小野方、郷田)

4、プール前ホール(手編、清水寺)

5、教室2-B (桐ノ過、夢見)



選択4 プール前ホール


渡辺「さっきから気になってるんだけどさぁ……女子更衣室の前にあるの」

清水寺「ガトリング銃」

渡辺「いやいやそんなわけ」

清水寺「ガトリング銃」

渡辺「ですよね」

手編「のぞきまをぶち抜く! ためだろうね」

渡辺「羽場井とか小海とか気をつけないといけないもんな」

清水寺「け、結構アンタもよ」

渡辺「…………」


安価↓

1、清水寺と話す

2、手編と話す

3、探索する(コンマの一桁に応じてモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかの人間とコミュができます。※好感度の上がりは低いです)


選択3 モノクマメダル5枚ゲット!!


渡辺「清水寺。ちょっといいか?」

清水寺「何よ……」

渡辺「なんかわかったことはないかなって」

清水寺「……あのガトリング銃。だいぶ使われてないみたいよ」

渡辺「え? どうしてそんなこと……」

清水寺「あの銃の上。ホ、ホコリの溜まり方が一週間やそこらのものじゃないわ……恐らく一か月は軽く経ってるわね……」

渡辺「一か月!? それじゃ希望が峰は俺たちが入る前からこんなになってたってことか!?」

清水寺「そ、それにホコリがあるってことは服が擦れた……つ、つまり」

渡辺「人通りがあった?」

清水寺「そ、そうよ……」

渡辺「人通りがあった、か……」


【インフォ】清水寺の好感度が上がりました

※コミュではないためプレゼントは渡せません。


さて次はどこに行こうか


安価↓


1、プール(小海、安生)

2、女子更衣室(元原、升野)

3、男子更衣室(小野方、郷田)

4、教室2-B (桐ノ過、夢見)


選択1 プール


オリンピックなんかで見る競技用のプールと同じようなものがあった。端的に言えば広い。


小海「お、おぉぉおおお!! プール! プール!」

安生「あれ? 小海ってそんなに水泳好きなの?」

小海「みっずっぎ! みっずっぎ!」

安生「はぁ……。そんなことだろうと思ったけど」

安生「渡辺からもなんか言ってやりなさいよ」

渡辺「すっくみず! すっくみず!」

安生「アンタもかい!」


さて、どうするか。

安価↓

1、小海と話す

2、安生と話す

3、探索する(コンマの一桁に応じてモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかの人間とコミュができます。※好感度の上がりは低いです)


選択1 小海


小海「はぁぁぁぁぁ、今から楽しみだぜ!! 木村ちゃんとか桐ノ過ちゃんも泳ぐのかなぁ……お前から頼んどいてくれよ渡辺ぇ」

渡辺「俺も見てぇけどさぁ、強要するのはよくないじゃん」

小海「でも、お前もみたいだろ。あの巨乳が解放される瞬間を!」

渡辺「……いいやダメだ! アイツから『プール』に行きたいって言わないとダメだ!」

小海「お前がかるーく『泳ぐの好きか?』って聞けばいいんだぞ?」

渡辺「なんでそれだけで木村がプールに行きたいだなんていうんだ?」

小海「………………」

小海「お前……マジか」

渡辺「はぁ?」

小海「とぉにかく! 今度みんなで水泳しようぜ! 的な流れにしようではあぁりませんか!」

渡辺「みんなで泳ぐか……それもいいかもしれないな」


【インフォ】小海の好感度が上がりました。

※コミュではないのでプレゼントは渡せません


次はどこに行くか


安価↓


1、女子更衣室(元原、升野)

2、男子更衣室(小野方、郷田)

3、教室2-B (桐ノ過、夢見)


選択2 男子更衣室


良くあるようなスイミンググッズにダンベルや懸垂用の棒などといった筋トレグッズもある。


小野方「やぁ、渡辺クン」

渡辺「小野方……」

小野方「いったいどうしたんだい?」

渡辺「お前……裁判のときのあれ、なんだ」

小野方「あれ? あぁ、普通にヒント出すのは癪だったからさ」

小野方「内心ビビりまくりだったよ、アハハ!!」

渡辺「……」


天邪鬼、か……


郷田「コイツに何言っても無駄だと思うぞ」

渡辺「わかってるよ……」


あの余裕たっぷりな態度で【天邪鬼】か…………


安価↓

1、小野方と話す

2、郷田と話す

3、探索する(コンマの一桁に応じてモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかの人間とコミュができます。※好感度の上がりは低いです)


選択2 郷田


郷田「…………」

渡辺「……固まってる……」

郷田「お、おぉ!!」

郷田「ようやく体を鍛えられるものが!!」

郷田「設備もそれなり。あとは実戦ができないのが難点だがそこは目をつぶろう」

郷田「水上戦の練習までできるなんて、最高だ!」

郷田「見ろ! 渡辺。そして喜べ!」

郷田「筋トレグッズの山だ!」

渡辺「郷田がここまでテンション高いの初めて見た……」

郷田「フハハハッ! さて、早速汗を流し……いいやいかん。今は探索中だ……ッ」

渡辺「筋トレは自由時間にな」

郷田「お前もやるか渡辺!」

郷田「指揮官タイプのお前には……そうだな。相手を威圧できるよう俺みたいに体を大きくできるトレーニングを」

渡辺「いや俺は……ほ、ほら細マッチョ目指してるから」

郷田「遠慮するな。フハハハッ!」


ホントテンション高いな……


【インフォ】郷田の好感度が上がりました



安価↓


1、女子更衣室(元原、升野)

2、教室2-B (桐ノ過、夢見)



選択1 女子更衣室


理性でどうにか目を逸らす。中を見たらなんとなく羽場井の仲間入りしてしまいそうで嫌だ。


元原「どうしたです? そんなに目を逸らして」

渡辺「気にしないでくれ。今俺は男の欲望に理性で勝負を仕掛けてるんだ。今世紀稀に見る大合戦だぞ」

升野「別に誰も着替えてないからいいだろ」

渡辺「でも、ほらここ。電子生徒手帳かざさないとドア開かないみたいだし。たぶん男子入ったらビーッてなるぞこれ」

渡辺「それになんか上の方にマシンガンあるし」

升野「でも別に校則違反じゃないんだからモノクマも何もしてこないだろう。……男子高校生の夢、女子更衣室に入らなくていいのか? 私の弟ならノータイムで入ってくるぞ?」

渡辺「……いいの? というか升野の弟も相当将来有望だな」

升野「どんとこい高校生男子!」

渡辺「そんなに言うなら遠慮せず!」

モノクマ「だめーっ!」

渡辺「なんでだよ現役女子高生がいいって言ってるからいいに決まってんだろ!」

元原「なんだか渡辺くん今日はフルスロットルです」

モノクマ「だめったらだめ! 今校則に追加したから!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


7、異性の更衣室に入ってはいけません。入った場合はその場でオシオキを開始します。

8、電子生徒手帳の貸し借りを禁止します。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


渡辺「………………」

モノクマ「うぷぷっ! いいねその絶望に満ちた表情!」

渡辺「………………」

モノクマ「ずぅっとその顔でいろよベイベー! ……いたっ、こけた」

慌ただしくモノクマは去って行った。


よくわかんないけど……まぁいっか。

安価↓

1、升野と話す

2、元原と話す

3、探索する(コンマの一桁に応じてモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかの人間とコミュができます。※好感度の上がりは低いです)


選択2 元原


渡辺「話づらいからこっち来てくれない?」

元原「りょーかいです」トテテ

渡辺「見たところ女子更衣室は男子更衣室と大差ないみたいだな」

元原「結局見たですね」

渡辺「欲望には勝てなかったよ……」

元原「そういえばさっき、小海さんと何話してたです?」

渡辺「ん? あぁ、みんなで今度泳ごうぜって」

元原「ほう……? 泳ぎです? 私めちゃくちゃ得意ですよ!」

渡辺「お? なんなら俺と勝負するか?」

元原「いいですね。なんか賭けるです?」

渡辺「いいな。それ」

渡辺「そうだなぁ……何賭けるか」

元原「じゃあお互い【自分の大事なもの】をあげるということで」

渡辺「……!? だ、ダメだ! 俺たちはまだ早すぎる……!」

元原「??」

渡辺「お前も女の子なんだからそういう発言は控えなさい!」

元原「ごめんです……。なんで怒られてるですこれ」


【インフォ】元原の好感度が上がりました


2-Bの教室……


俺が最初に起きた教室と酷似している。でも机の数は15個。他のクラスはそんなことなかったのに……


夢見「何ここぉ? なんか別の教室とは違うっていうかぁ」

渡辺「ここだけ机の数が違う?」

夢見「それに机にはってある名札……」

夢見の指さした方に目をやるとそこには『小野方守』と書いてあった。それ以外にも俺たち全員の名前が書いてあった。

桐ノ過「…………」

桐ノ過のものを除いて。

渡辺「なんで二年生の教室に俺らの名前が? それに桐ノ過のものがないなんて……」


今思えば気にしたことなかったけど桐ノ過の才能も分からずじまいだし……



どういうことだ?

安価↓

1、夢見と話す

2、桐ノ過と話す

3、探索する(コンマの一桁に応じてモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかの人間とコミュができます。※好感度の上がりは低いです)


選択2 桐ノ過


渡辺「なぁ、桐ノ過。これって……」

桐ノ過「わからない……どうして私だけ……?」

桐ノ過「……っ」


! あの桐ノ過が震えてる?


桐ノ過「私は……私は……」

桐ノ過「なんだっていうのよ……」

渡辺「大丈夫か?」

桐ノ過「……渡辺クン「

渡辺「顔色悪いぞ」

桐ノ過「……ちょっとだけきついわ。慰めて頂戴」

渡辺「えぇ!? え、えぇっと……俺がついてるから大丈夫だ」

桐ノ過「……ベタ」

渡辺「うっ……」

桐ノ過「でも少し落ち着いたわ。ありがと」

渡辺「どういたしまして」

桐ノ過「………………」

桐ノ過「……渡辺クンには言ってもいいかもしれないわね」

渡辺「え?」

桐ノ過「また今度お話しましょう」

落ち着いたみたいだけど……この部屋はいったいなんなんだろう


【インフォ】桐ノ過の好感度が上がりました



~~ 食堂 ~~


郷田「どうだったみんな」

安生「え、えーと……ね」

郷田「その顔は何もなかったな」

安生「……はい」

手編「こっちもなんもなし」

郷田「仕方ない。それに時間も遅くなってきた」

郷田「今日はみんな疲れてるだろうから早く寝るんだぞ! じゃ!」

小海「テンションたっけぇな、アイツ」

渡辺「さ、もう寝ようぜ」

桐ノ過「ふぁぁ~……」

手編「おやすみー」

木村「お、おやすみなさい……」


~~ 渡辺 個室 夜時間 ~~



渡辺「夜時間になったけど……この【依代人形】使ってみようかな?」

渡辺「使い方は……えぇっと? 『もう会えなくなった人の名前を呟いて人形を抱きましょう』?」

渡辺「だいぶオカルトチックだな……」


どうする?

安価↓

1、使う
・マリー
・ケマン

2、使わない



選択1 マリー


渡辺「マリー……」


ずももも……


マリー『呼んだかの?』

渡辺「ほ、ほんとに出た……」

マリー『呼んだから来たんじゃぞ』

マリー『……』

渡辺「……」

マリー『……殺されたんじゃな……ケマンに』

渡辺「……あぁ」

マリー『あっはっは! ホント哀れよのぉ! 自分は好いて、好いて欲しいと思っていたというに……』

マリー『あやつはわしを殺したいほど憎んでおったわけか……はは』

マリー『とんだ道化じゃの……』

渡辺「あのミサンガ……お前が作ったのか?」

マリー『あのミサンガ? ……! つけてくれておったのか……』

渡辺「あれ見てでも自分がバカだって思うのか。ケマンのこと好きだったことバカだと思うのか」

マリー『……思わない』

渡辺「じゃあ……よかったよ」

マリー『あぁもう! 死んでからもうだうだするのはもうやめじゃ!! わしはただ失恋した。それだけじゃ!!』

渡辺「……うん」

マリー『はぁ、吹っ切れた! 感謝するぞ渡辺。わしのこと気にかけてくれて』

渡辺「当然だろ。クラスメイトなんだから」

マリー『あはは。あ……でも一個だけ未練があるのう』

渡辺「?」

マリー『ケマンに……告白とごめんって言いたかった……』

渡辺「…………!」

マリー『じゃあの。わしはもう行くぞ。……後のことは頼んだぞ?』

渡辺「……任せとけ」

マリー『……』


そして依代人形は動かなくなった。

【インフォ】依代人形が一つ使用不可になりました。

スキル【一閃】集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)






   【7日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……26

桐ノ過類……29

小海浩道……21

手編麻布……9

木村沙々波……41

小野方守……27

神藤治……14

夢見雨衣……31

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……7

元原茅亜……11

安生成賛……6



《モノクマメダルの数》

  58枚


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集

狂戦士の鎧

速球大臣

依代人形×2

コラコーラ

ダンブルウィーブ(回転草)

希望が峰の指輪

ミネラルウォーター

月の石

黄金のスペースシャトル

新品のサラシ

男のロマン


《モノクマ劇場》


モノクマ「ついに手に入れちゃったね。二大アイテムを!」

モノクマ「依代人形の方は夜にしか使えないよ」

モノクマ「ちょっとオカルトな話だけど目をつぶってね」

モノクマ「次に男のロマン。これはどのタイミングで使うかは……わかるよね」

モノクマ「ヒントは今回の小海くんと渡辺くん!」

モノクマ「アイテムをきちんと使って……」

モノクマ「レッツコロシアイライフ!」

今日はここまで! 依代人形はこんな感じで。

さて! 男のロマン来ましたね!

アドバイス等諸々お願いしますね! 次回投下は月曜日の9時30分から。よかったらどうぞ!

乙!
序盤の夢の郷田可哀想wwとうとうってことは夢の中ではクロだったのかなww
個人的にはガチで理想の生き残りメンバーだからあれが現実ならいいなぁ~まぁ全員じゃなくても2人くらいリアルになってほしいと思った!
そういえば前回の桐ノ過ちゃんと小海のフラグってどうなったの?


もしよかったら全員分の身長と体重と胸囲と大体の容姿を教えてください!
それをイメージして見たいんで

乙です

>>460
桐ノ過と小海のフラグは健在です! 生き残りについては……ノーコメントで

>>461
了解です。この後に貼っておきます

>>462
ありがとうございます!


~~ キャラプロフィール ~~


渡辺当 身長177cm 体重63kg

升野利兎 身長169cm 体重45kg 胸囲75cm

郷田燐火 身長197cm 体重122kg

小野方守 身長171cm 体重61kg

木村沙々波 身長192cm 体重72kg 胸囲91cm

手編麻布 身長152cm 体重39kg 胸囲67cm

小海浩道 身長173cm 体重62kg

マリー=デンドロビウム 身長148cm 体重37kg 胸囲62cm

ケマン=フェアフィールド 身長189cm 体重76kg

夢見雨衣 身長162cm 体重 47kg 胸囲80cm

羽場井望希 身長161cm 体重52kg

安生成賛 身長168cm 体重53kg 胸囲78cm

桐ノ過類 身長172cm 体重59kg 胸囲86cm

清水寺千 身長167cm 体重47kg 胸囲76cm

元原茅亜 身長168cm 体重49kg 胸囲79cm
 
神藤治 身長170cm 体重59kg



※どっか狂ってる可能性があります。特に木村。おかしいところあったらいってください



~~ キャライメージ ~~

渡辺当 『ペルソナ4』番長。黒髪バージョン

升野利兎 『生徒会役員共』天草シノに白衣

郷田燐火 『鋼の錬金術師』キング・ブラットレイの高校生バージョン 

小野方守 『めだかボックス』球磨川禊。あれ。 

木村沙々波 『デュラララ!!』折原クルリ。超高身長バージョン

手編麻布 『とある魔術の禁書目録』絹旗最愛にニット帽 

小海浩道 『とある魔術の禁書目録』浜面仕上。あれ。 

マリー=デンドロビウム 『化物語』忍野忍に黒ドレス。 

ケマン=フェアフィールド 『とある魔術の禁書目録』マーク・スペース

夢見雨衣 『ペルソナ4』久慈川りせにぷー子コスプレ 

羽場井望希 『バカとテストと召喚獣』ムッツリーニ

安生成賛 『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』マリーに制服 

桐ノ過類 『化物語』戦場ヶ原ひたぎに希望が峰制服 

清水寺千 『さよなら絶望先生』木津千里を陰気に。 

元原茅亜 『生徒会役員共』津田コトミにチアガール風に。 
 
神藤治 民族衣装アバヤの緑版



※あくまでビジュアルイメージです。性格やらなんやらは関係ありません。


こんな感じでしょうか。それでは本編開始させていただきます。


~~ 渡辺 個室 ~~



 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、おはようございます。朝でーす。7時です。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー!』


ぴーんぽーん


渡辺「…………zzz」


ぴーんぽーんぴーんぽーん


渡辺「あぁ……? なんだよ朝っぱらから……」


ぴぴぽぴぴぽぽぽぽぽぽぴーんぽーん!


渡辺「何だよ朝っぱらから!!」

小野方「はっはーい! ご機嫌いーかが!」

渡辺「まったく良くない」

小野方「具合悪いんじゃない!? そんな時は我が家秘伝のしょうがのタレを……。ま、そんなものは無いんだけども」

渡辺「朝から何しに来た。俺をからかいに来たのか!?」

小野方「そんなわけなーいじゃんっ。嘘だけどさ」

渡辺「~~ッ!!」

小野方「え、ちょっと待ってよ。一緒に食堂行こうよ。ねぇ待ってってば」


~~ 食堂 ~~


元原「はーい、皆さん。朝食できてますよー」


渡辺(今日も元原やってたのか……手伝い損ねた……)

小海「サンキュ! やっぱ女子の手作り料理ってのはいいなぁ。……ちらっ」

升野「……なんだ、こっち見て。あ、あれか!? 『お前胸大きくなったよな』か!? そうだろうそうだろう! やっぱりそう思うか!」

小海「まったく思わねぇ! 俺はお前みたいな奴でも料理できんのかなって思ったんだ」

升野「料理? ハッ! 調合のことか? 楽勝だろ」

小海「……一生俺に手料理振る舞うなよ?」

升野「誰が振る舞うか」


渡辺(アイツら仲いいなぁ)


さて、誰と食べるかな


安価↓ 二人

>>56>>57>>58


選択 小海 元原


小海「渡辺、一緒食おうぜ」

渡辺「おう。なんだったら元原も誘うか」

小海「流石我がマイフレンドッ! 誘っちゃえ誘っちゃえ!」

渡辺「元原! こっち来て一緒食おうぜ!」

小海「……前々から思ってたけどお前コミュニケーションに一切の躊躇がないよな」

渡辺「え、何が?」

元原「あ、渡辺さん。それじゃお隣失礼するです……」

なんだ? 元気ないな。

渡辺「もしかして……疲れてる?」

元原「あ、え……ばれたです?」

小海「そりゃまぁ毎日全員の朝ごはん作ってたらな。つかケマンはこれを平然とこなして、プラス全員メニュー違ったもんな。アイツバケモンだわ」

元原「ケマンさん……」

渡辺「……よし。俺も明日から手伝うよ」

元原「そ、それはダメです! 私がやるって決めたんです! 手出しは無用ッ!」

渡辺「そ、そうか……でもきついときはちゃんと言えよ?」

元原「はいです!」

小海「……こういう奴がいるから俺に彼女ができないんだよ」


【インフォ】元原の好感度が上がりました。

【インフォ】小海の好感度が上がりました。

※朝コミュはプレゼントは渡せません



元原「それじゃ私は片付けしてくるです」

渡辺「んじゃ」

小海「頑張れよー」

元原「うぃっす!」


渡辺「俺たちは一度部屋に戻るか」

小海「そうだな。俺も布団おきっぱで汚いし」

渡辺「え? どこが汚いって?」

小海「え、何? 顔って言わせたいの?」




~~ 渡辺 個室 ~~


さてと、暇になったな。


   【8日目 自由時間 午前】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す




渡辺「ガチャでも回しに行くか」


~~ 購買部 ~~


渡辺「えーと、今持ってるのが……58枚か」

渡辺「これポケット入れとくと重いんだよな……」

渡辺「キリよく8枚いっとくか」

渡辺「そい!」


安価↓8まで(コンマに応じたプレゼントゲット!)

あいよ

それ

ラスト


月の石

ひまわりの種

軽石

油芋

ルアックコーヒー

白うさぎの耳あて

アゴドリル

玉串


渡辺「うんうん。よさげよさげ」

ごそごそ……

安生「あれ。誰かいると思ったら渡辺か」

渡辺「安生じゃん。何やってんだ?」

安生「何ってガチャ回してんじゃん。……うわ、ひまわりの種でた」

渡辺「あ、それ俺も出た」

安生「あははー。気が合うね」


ここで会ったのなんかの縁だ。何を話そうか。


安価↓

1、クラスメイトについて(個人についての話でもおk)

2、以前の学校生活について

3、自由安価(お好きにどうぞ)



選択1 クラスメイトについて(気になる男子について)


渡辺「なんかクラスメイトで気になる奴いる?」

安生「気になる奴? 手編ちゃんかな。あの子ぼーっとしてて危なっかしいし」

渡辺「いやいやそうじゃなくて。男子での話だよ」

安生「あー……恋バナ?」

渡辺「恋バナ恋バナ」

自分で言ってて恥ずかしくなってきた。

安生「気になる……ねぇ……」

渡辺「ちらっ。ちらっ」

安生「何よその目ぇー」

渡辺「いやっ……別に」

安生「それより渡辺の方聞かせてよ。相当モテるんでしょ? 前の学校とかどうだったのよ」

渡辺「前の学校で? あー……修羅場とか結構あったな。なんだったんだろ、あれ。ドッキリ?」

安生「…………」

てか、今話はぐらかされたか? ……流石言葉を使う職業だ。別に俺がちょろいってわけじゃない。


『通信簿』クラスの好きな男子を聞いたらはぐらかされた。今度もう一度聞いてみよう。


【インフォ】安生の好感度が上がりました

【インフォ】安生のイベント『好きな男子は?パート2』が解放されました


プレゼントを渡そうか。


安価↓



―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
希望が峰の指輪
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
男のロマン
月の石
ひまわりの種
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串


選択 月の石


安生「わぁ……何これ。綺麗……」

渡辺「さっきガチャから出てきたんだ。よかったらどうぞ」

安生「ホントに!? やったぁ! 部屋に飾ろーっと!」

安生「ありがとねっ」


そんなに喜んでくれるとこっちまで嬉しくなっちゃうな

【インフォ】安生の好感度が上がりました。


もう少し話をしてからウキウキの安生を別れた。



~~ 渡辺 個室 ~~


   【8日目 自由時間 午後】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す



選択1 小野方


~~ 図書室 ~~


小野方「やぁ、渡辺クン。君から会いに来てくれるだなんて反吐が出るほどうれしいよ」

渡辺「図書室……小野方って意外と読書家なのか?」

小野方「昔っから一人だったからね。本は数少ない暇つぶしアイテムだよ」

渡辺「何呼んでんだ?」

小野方「心理学の本さ。やっぱり嘘の天才としてはこういうところから学んでいかないとね」

渡辺「……俺にはマンガの表紙が見えるんだけど」

小野方「流石渡辺クン……嘘の天才であるボクの嘘を見破るだなんて……いろんな意味で超高校級キラーだね」


まぁた、バカなこと言ってるな。

何を話そうか。

安価↓

1、友達作りについて

2、家族構成について

3、自由安価(お好きにどうぞ)




選択2 家族構成について


渡辺「俺は妹がいるけど、小野方って兄弟とかいるのか?」

小野方「うーん……いるっちゃいるね。いないと言えばいないけど」

渡辺「なんだそのふわふわした言い方」

小野方「……渡辺クンには話しておこっかな」

小野方「ボク家族から絶縁受けちゃってるんだ」

渡辺「……ハァ!? 絶縁!?」

小野方「そりゃそうでしょ。ボクみたいな嘘つき。親族にいるだなんてばれたらご近所付き合い大変じゃない」

渡辺「そ、そういう問題じゃないだろ!?」

小野方「何そんなに慌ててるの? よくあることだよ」

渡辺「……寂しく、ないのか?」

小野方「寂しいからここに来たんだよ。『嘘つき』のレッテルを全国的に知らしめてでもさ」

渡辺「……」

小野方「それにボクの才能は一生付きまとう呪いみたいなものだから。ここの研究者さんたちにどうにか解析してもらえないかなって思ったんだ」

渡辺「呪い……?」

小野方「……と、意外と面白い話も載ってるもんだねこの短編集」

渡辺「……は?」

小野方「え? まさか渡辺クン今の話真に受けてた? はずかしぃー!」

渡辺「コ、コイツ……!!」


友達になれるかと思ってたけどやっぱりコイツ嫌いだ! 

『通信簿』嘘の思い出話をされた。でも、すべてが嘘とは限らない。

【インフォ】小野方の好感度が上がりました。


プレゼントを渡しますか?



―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
希望が峰の指輪
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
男のロマン
月の石
ひまわりの種
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串


選択 希望が峰の指輪


小野方「……こういうのって女子にあげるものじゃないの?」

渡辺「そ……れもそうだな」

小野方「アハハ。渡辺クンらしいや。友情の証としてもらっておくよ。……人差し指にはめとくかな」

渡辺「そうしてくれ」

小野方「これでボクのパンチ力も上がったね!」

渡辺「やめろやめろ。物騒なことは」

小野方「アハハ!」


小野方と適当に話して自室に戻った。


~~ 渡辺 個室 ~~

   【8日目 夜時間】


渡辺「昨日のマリーの依代人形……ここにかざっとこ」

渡辺「……心なしかマリーに似てるな」

渡辺「もう寝ちゃおうかな?」


依代人形を使うか?

安価↓ 

1、使う
・ケマン

2、使わない




   【8日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……26

桐ノ過類……29

小海浩道……28

手編麻布……9

木村沙々波……41

小野方守……46

神藤治……14

夢見雨衣……31

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……7

元原茅亜……19

安生成賛……27



《モノクマメダルの数》

  58枚


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
男のロマン
ひまわりの種
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串


《モノクマ劇場》


モノクマ「ぶっふぃー……」

モノクマ「あぁもう! みんないちゃいちゃしやがって!」

モノクマ「ご、ごほん」

モノクマ「今、コラボイベントが解放されているのは小海アンド桐ノ過ペアだけだね」

モノクマ「どちらかを選択すれば選択肢に現れるよ」

モノクマ「それと、安生ちゃんのイベントも追加されたよ」

モノクマ「この辺の情報もしっかり覚えておいてね」

モノクマ「ではでは、レッツコロシアイライフ!」

投下終了です! キャライメージは皆さんと合ってましたでしょうか?
「コイツイマイチわかんねぇ」というキャラがいましたら言ってください。ソイツの属性を事細かく書きます。そんぐらいですけどね。

次回投下は水曜日9時30分! よかったらどうぞ!

それではでは。予定通りはじめさせていただきます


   【9日目 朝時間】

~~ 食堂 ~~


元原「結局来ちゃったです?」

渡辺「来ちゃったです」

元原「私の仕事って言ったですよぉ!!」

渡辺「ま、いいじゃんいいじゃん」

元原「むぅ……」


 ・

 ・

 ・



木村「おはようございまーす……」

手編「はっやいねーお二人さん」

羽場井「……朝から二人か。けしからん」

元原「そんなんじゃないですよ!」

木村「……」ポー

小海「(ヤッベ目が死んでる。……この子ヤンデレの素質があるな)」

小海「(ここは超絶イケメン小海クンがナイスフォローをかましてやるぜ!!)」

小海「木村ちゃーん? 木村ちゃんは料理したりしないの? なんだったら渡辺と一緒に手伝ったら?」

木村「……あんまり、したことないです」

小海「(地雷踏んだ……)」

渡辺「さっきから何やってんだ?」

小海「お前のために頑張ってたんだぞ……俺は……」

渡辺「ほらほら席座れ。朝食配るぞ」

小海「で、出たぜ、料理上手組。どうせうまいんだろうけど……」

渡辺「あ、どれかの味噌汁んなかにわさび入れてるから」

全員「「「!?」」」


ドッキリ成功っと。誰と食べるかな


安価↓ 二人

>>56>>57>>58



選択 手編 木村


渡辺「おはよう、二人共。ここ座ってもいいか?」

木村「もちろんですっ!」

手編「ボウもおっけーだよ」

手編「それにしても上手だよね、二人共。りょうりめちゃくちゃおいしいよ」

木村「おいしい……です」

渡辺「二人で食べてたみたいだけど仲いいの?」

手編「それなりにねー。……あ、でも話すときちょう首いたい」

木村「あぁぁああ!? す、すいません!! え、えぇっとぉ」

手編「あ、べつにいいんだよ。むしろ新鮮なきぶん!」

木村、俺と話すときよりも緊張してるみたいだな……

手編「なーみんってボクにないものたくさん持ってるからさ。きになってしょうがないよ」

渡辺「そりゃあ人は一人一人違うだろ」

手編「むふふー。そーなんだけどね」

なんだか含みのある言い方というか……また、今度掘り下げて聞いてみよう。


【インフォ】木村の好感度が上がりました。

【インフォ】木村の好感度が50を超えました。スキルゲットイベント【将来について】が開放されます。

【インフォ】手編の好感度が上がりました。

【インフォ】手編のイベント。【他人との差】が開放されます。


手編「そーいえばわさびのはなしってほんと?」

渡辺「当たり前だろ? ずずず……」

手編「……心なしかあたるんのみそしるみどりじゃない?」

渡辺「え? ぐぁぁぁああああああああああ!?」





~~ 渡辺 個室 ~~

悪いことはするもんじゃないな……。なんか気持ち悪い……


   【9日目 自由時間 午前】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 清水寺


~~ 食堂 ~~

清水寺「……な、なによ。人が掃除してる時に」

渡辺「開口一番それか……」

清水寺「し、仕方ないじゃない。そういう人生送ってきたんだから……」

渡辺「……俺も手伝うからちょっと話そうぜ」

清水寺「……」

清水寺「……」

清水寺「……」

清水寺「……」

清水寺「……」

清水寺「……いいわよ」


……こんな清水寺と何を話そうか。


安価↓

1、異性関係について

2、以前の学校について

3、自由安価(お好きにどうぞ)


選択2 以前の学校について


清水寺「ま、前の学校? ……なんでそんなこと聞くのよ」

渡辺「いいじゃんいいじゃん」

清水寺「何も話すことなんてない……っていうのはよくないわね……」

清水寺「前の学校では……浮いてたわ」

渡辺「うん」

清水寺「そ、即うなずくのって相当失礼よッ!」

渡辺「あはは……ごめん」

清水寺「ホント……浮いてたわ。一人でバカ真面目にやってたせいよ……」

清水寺「だ、だけど、一人だけ私のことを褒めてくれる人がいたの……」

清水寺「今ではもう……は、話すことなんてないんだと思うわ」

渡辺「いい奴がいたんだな」

清水寺「え、えぇ。【彼】はホントに……いい奴って言葉がぴったりだった……」

渡辺「ふ~ん……」

清水寺「な、何よ!? 私のプライベート調べて楽しい!? さ、さては羽場井と同類ね!?」

渡辺「そ、そんなんじゃないって!」

清水寺「も、もう帰るからッ!」

渡辺「ちょ、ちょっと待ってって」

清水寺「……何よ」

渡辺「前の学校ではお前を認めてくれる人は【彼】しかいないのかもしれないけど」

渡辺「ここではみんな清水寺のこと、認めてるからな」

清水寺「…………」

清水寺「そ、そんな言葉で懐柔する気ね!?」


怒りながらもちょっと嬉しそうだ。

『通信簿』前の学校では一人だけ清水寺を認めてくれる男がいたみたいだ。

【インフォ】清水寺の好感度が上がりました。


プレゼントを渡そうか……


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
男のロマン
ひまわりの種
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串


選択 ひまわりの種


清水寺「……種?」

渡辺「……嫌だった?」

清水寺「そ、そういうわけじゃないけど……」


あまり喜んでもらえなかったみたいだ……


清水寺「……せ、せっかくクラスメイトになったんだからまた話して」

渡辺「もちろんだ」


清水寺と別れていったん個室に戻った。



~~ 渡辺 個室 ~~

まだ、時間あるな


   【9日目 自由時間 午後】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 桐ノ過


~~ 図書室 ~~


桐ノ過「あら、渡辺クン。知恵熱出しに来たの?」

渡辺「俺じゃなかったらキレてるからな」

桐ノ過「図書室で話すのはなんだし……ちょっと席外しましょうか」

渡辺「中に誰もいないからいいんじゃないか?」

桐ノ過「……そういう問題じゃないでしょ」

教師みたいなこというな……


~~ 2-B ~~


桐ノ過「……」

桐ノ過はしきりに辺りを見渡してる。やっぱり不安なんだな……


何を話そうか

安価↓

1、才能について

2、学園生活について

3、小海のコラボイベント

4、自由安価(お好きにどうぞ)



選択3 小海のコラボイベント


渡辺「桐ノ過! ちょっと食堂行こうぜ!!」

桐ノ過「え?」

渡辺「さぁ、早く!」ギュッ

桐ノ過「……いいけど」


~~ 食堂 ~~


木村「な、何されてるんですか?」

桐ノ過「や、私も何がなんだか……」



~~ 食堂前 ~~


小海「(確かに仲取り持って的なこといったけどさぁ……)」

小海「(いきなり過ぎない!?)」

渡辺「(小海! お前ならいける。そんな気がする!)」

小海「(嘘吐け! 無責任な信用は要らないんだよ!)」

小海「(それに木村ちゃんもいるしよぉ……。おっぱいてんご――大変なことになっちゃうじゃんか!)」

渡辺「(じゃあその辺は俺がなんとかしよう)」

小海「(でもなんて話せばいいのか……)」

渡辺「(言葉に詰まったら俺がこの辺でジェスチャーするから! な!? こんなチャンスお前の人生に二度とないって!)」

小海「(お、お前がそこまで言うなら……)」

小海「(な、なんだかすごい罵倒された気がするけど行ってくる!)」



桐ノ過「やっと来たわね」

木村「あ! 渡辺さん! ……と小海さん!」


小海「(よし、潜入成功だ)」

小海「(まずはおっぱい一号を退けろ)」

渡辺「(らじゃ)」


渡辺「木村、大事な話があるんだけど」

渡辺「(食堂前まで)付き合ってくれない?」

小海「!?」

桐ノ過「~~っ!」クスクス

木村「はぇ!? ……はい」

渡辺「じゃ、俺はこの辺で」

小海「お、おう」

木村「で、では……」


小海(あの男……いきなり告白するとは……。俺に頑張れということか!)※違います

小海(頑張るぜソウルフレンド!)




~~ 食堂前 ~~

木村「え、えぇっと付き合うっていっても閉じ込められたまんまですし……なんていうかゴニョゴニョ……」

渡辺「どうしたの? そんなもじもじして」

木村「あの、まだ、早いっていうか……」

渡辺「え?」

木村「ちょっとかんがえさせてくださぁぁぁい!!」トタタタ

渡辺「ちょ、どこ行くんだよ」

渡辺「なんなんだアイツ……」

渡辺「それよりも小海だ!」



桐ノ過「……どうする?」

小海「あー、えーっと……」

小海「(ヘルプだ渡辺!)」

渡辺「(はやっ!)」


どんなジェスチャーをすべきか……

安価↓

1、コップをもってお茶を注ぐジェスチャー

2、手を上に振り上げ、頑張れというジェスチャー

3、自由安価(お好きにどうぞ)



選択1 コップをもってお茶を注ぐジェスチャー


小海「(なんだあれ……あ、お茶か!)」

小海「お茶でも入れましょうか……?」

桐ノ過「お願いするわ」

小海「(ふっふっふ……いい感じに好感度上がってるぜ……)」


渡辺「(ダメだ……召使いにしか見えねぇ)」


小海「はい、どうぞ」

桐ノ過「ありがとう」

小海「……」

桐ノ過「ずずず……」

小海「(ヘルプ)」


渡辺「(また!? え、えーっと)」


安価↓

1、ハンドルを握るジェスチャーでバイクの話

2、口元付近で手を開いては握って何かを話せというジェスチャー

3、自由安価(お好きにどうぞ)


選択1 ハンドルを握るジェスチャーでバイクの話


渡辺「(両手で! 握る! バイク!)」

渡辺「(できるだけ自分のいいところを話せ!)」


小海「(ジェスチャー来た! えぇっと?)」

小海「(両手で)」

小海「(握る)」

小海「(パイを?)」モニュ

小海「……モニュ?」

桐ノ過「……………………」


渡辺「(何やってんだアイツゥー!!)」


桐ノ過「……言い訳は?」

小海「え、いやこれはあの……渡辺がやれって……ごっふぅぅぅぅ!?」

小海「」チーン

桐ノ過「……渡辺くん、ねぇ」

渡辺「」ガタガタガタガタガタ

桐ノ過「……あぁら」

桐ノ過「見ぃーつけたぁ……」

渡辺「ハ!? 俺も!? ちょま、グーはマズイってグーはギャー!?」



桐ノ過「……何がしたかったのかよくわからないけど……次したら死なない程度に【私が楽しむ】から」

桐ノ過「わかった?」

小海「……はい」ボロボロ

渡辺「……はい」ボロボロ

桐ノ過「……ふん」


小海「なぁ……渡辺……」

渡辺「なんだよ……」

小海「俺……また今度頑張るわ……」

渡辺「そう……また応援するよ……」

小海「こんなことになっちゃったけどお前に相談してよかった。ありがとな」

ボロボロの小海から感謝の気持ちが伝わってくる……だいぶ仲良くなれたみたいだ……


【インフォ】小海の好感度が大幅に上がりました


プレゼントを渡そうか?


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
男のロマン
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串





選択 男のロマン


渡辺「今日俺たちは男の友情を深めた……」

渡辺「いわば戦友だ」

渡辺「そんなお前にこれを渡したいと思う」

小海「こ、これは……! 男のロマン!?」

渡辺「またともに戦おう、相棒」

小海「ふっ……望むところだぜ」


【インフォ】小海の好感度が上がりました

【インフォ】小海の好感度が50を超えました。スキルゲットイベント【友情について】が開放されました

【インフォ】男のロマンを渡しました。イベント【男のロマン】が開放されました。(イベント時にはほかに二人まで誘えます)


渡辺「じゃあな小海」

小海「またな!」


~~ 渡辺 個室 ~~


今日はいろいろあったな……もう眠い。

早く寝てしまおう……


   【9日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……26

桐ノ過類……29

小海浩道……52

手編麻布……9

木村沙々波……50

小野方守……46

神藤治……14

夢見雨衣……31

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……7

元原茅亜……25

安生成賛……27



《モノクマメダルの数》

  58枚


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串


《モノクマ劇場》


モノクマ「ヒロインレースは小海クンと木村ちゃんの勝負だね!」

モノクマ「……とまぁ、冗談はおいといて」

モノクマ「好感度50を超えるとスキルをゲットできるよ。それにもう一個得点があるけど……うぷぷそれは内緒っ!」

モノクマ「ちなみに好感度100に達するとスキルがグレードアップするから頑張ってね!」

モノクマ「……ていうかボクの出番これだけ?」

小海コラボイベ。どうだったでしょうか? 次は男のロマンがありますねっ

こういうイベどう? 等のアドバイスや質問もあればどうぞ

次回投下は来週の水曜日の9時30分ごろ。よかったらどうぞ!

乙!
プールが開放されたんだったら泳ぐイベントとか?

乙です

>>544
なんだかんだでまだ構想固まってません……。プール絡みの話ですけどね

>>545
ありがとうございます


皆様お久しぶりです。人いらっしゃいますでしょうか?

良かった……。では開始させていただきます。





~~ 食堂 ~~


 【10日目】


小海「はよーっす……」

郷田「二人共、いつもすまないな」


元原「だからっ、私一人でいいっていつも言ってるです!」

渡辺「なんだよ、俺がいるからこそこのメニューとヘルシーさなんだろ! だいたいお前隙あらば肉入れようとするんじゃねぇ! お肉大好きか!」

元原「お肉は元気の源です!」

渡辺「朝から食ったら胃もたれするわ!」


手編「きいてないねー」

郷田「ハッハッハ。……無視はつらいな……」

升野「甘い物はねぇがー!」

小海「もぐもぐ……」

升野「……」

小海「こっちみんな! やらねぇよ!」



続々とメンバーがそろってきたみたいだ。

誰と食べようか(二人)


安価↓2まで 



選択 清水寺 升野


渡辺「ここ、失礼するぜ」

升野「おっ、渡辺か。それはそうとみてくれよこの白衣!」

渡辺「……? 普通の白衣だろ」

升野「ちっちっち。わかってないなぁ」

升野「この驚きの白さを!!」

渡辺「はぁ……?」

清水寺「あ、あまりにも汚かったから漂白剤使ったのよ……」

渡辺「あぁ、そういうこと」

升野「もう清水寺に服を渡してからは綺麗になるばかりで……っ。何かお礼をしたいのだが」

清水寺「べ、別にお礼いてほしいがためにしたわけじゃないんだし……」

升野「よいではないかよいではないか! ……私も才能を生かしたお礼を……ハッ!」

渡辺「嫌な予感しかしない!」

升野「ここからでたらさ、私の研究施設に招待しよう」

清水寺「べ、別に……」

升野「えー……せっかく【記憶を消すクスリ】とか【人の成長を止めるクスリ】とかあるんだけどなー……」

渡辺「……え?」

升野「あ、これまだ発表したら駄目だったんだ……今のナシ! 取り消し!!」


升野……。コイツは思っているよりも危ない奴なのか……?



清水寺「き、記憶を消すだなんて……死んでもいやよ」

清水寺「……彼のことを忘れるだなんて考えられない……」

渡辺「……」

升野「……ご、ごめん! なんか変な空気にしてしまって。ほ、ほら食べよう!」


そう言って升野はバツの悪そうな顔をして朝食にがっついた。




朝食をとり終わり、いつものように各自の個室に解散することになった。


【インフォ】升野の好感度が上がりました。

【インフォ】清水寺の好感度が上がりました。



~~ 渡辺 個室 ~~


 【10日目 午前 自由時間】


さて、何をするかな。


安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 夢見


~~ 図書室 ~~


夢見「元気? アタルくん?」

渡辺「いつも通りだよ。それにしてもあのアメちゃんが図書室で読書か……世も末だな」

夢見「ちょっと。今の発言は読書と私に対しての侮辱だよ」

渡辺「はは。あんまりイメージになかったもんだからさ」

夢見「最近はちょっとぐらい読むようにしたんだ」

夢見「ここに来たってことはアタルくんも読書?」

渡辺「いいや、アメちゃんと話したくて。時間、いい?」

夢見「そんな言い方されたら断れないなー」


いたずらっぽい笑顔でアメちゃんは笑う。

さて、何を話そうか

安価↓

1、クラスメイトについて

2、引っ越し後について

3、自由安価(お好きにどうぞ)





選択2 引っ越し後について


渡辺「あれからアメちゃんて引っ越したじゃん? あの後元気してたの?」

夢見「うーん……それなりに友達はいたかなー……。でも、アタルくんみたいな【いい人】はいなかったよ」

渡辺「いい人って……俺別にいい人なんかじゃないよ」

夢見「ううん。いい人だよ」

夢見「あっちの学校の人たちはさ、なんていうかうわべだけ取り繕ってる感じがしててさ。気味が悪かったんだ」

夢見「腹の探り合いって感じ? 私も影で色々言われてたのかなーって思うとちょっと悲しいね」

渡辺「あー、アメちゃんはそういうの言わないもんな」

夢見「おかげさまで。どっかの誰かさんの影響でね」

渡辺「???」

夢見「……それはともかくアタルくん。『渡辺争奪修羅場事件』の真相についてなんだけど……どういうこと?」

渡辺「よせツ! その話は! つかどっから漏れたその情報!」

夢見「……モノクマ?」

渡辺「あんのやろう……絶対ぶちのめす」

渡辺「あれは……俺の人生最大のモテキであり最悪の三年間であった……以上!」

夢見「ちょ、ちょっと! 聞くだけ聞いといてそれは卑怯じゃない!?」

渡辺「男にはな……一つ二つ秘密があるもんさ……」

夢見「エロ本の隠し場所とか?」

渡辺「だからその情報どっから漏れた!!」

夢見「……モノクマ?」

渡辺「絶対アイツぶっとばす!」


『通信簿』夢見の学校はやや陰険な場所だったようだ

【インフォ】夢見の好感度が上がりました。


プレゼントを渡そうか……

安価↓

―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
白うさぎの耳あて
アゴドリル
玉串



選択 白うさぎの耳当て


夢見「……なるほど。アタルくんはこれを私につけて欲しいと」

渡辺「い、いや……別にそういうわけじゃ……うん別に……」

夢見「装着!」

渡辺「お、おぉ……似合うじゃん」

夢見「あったりまえじゃん。私は【超高校級のコスプレイヤー】だよ?」


誇らしげに胸を張る。相当喜んでくれたみたいだな……


渡辺「それじゃ俺はこの辺で。アメちゃんもキリのいいところで読むのやめろよ?」

夢見「りょー……かい。じゃあねアタルくん」

渡辺「またあとでな」



~~ 渡辺 個室 ~~


ったく……あの事件が語り継がれようとしてるとは……気をつけなくては。特に小海あたりがめんどくさそうだ。


 【10日目 午後】


さて、何をしようか



安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 木村


~~ 体育館 ~~


渡辺「木村!」

木村「渡辺さん! お疲れ様です!」

渡辺「木村こそ。汗だくだぞ」

木村「あわっ!? ……くさいですか?」

渡辺「問題ないな。むしろウェルカム」

木村「は、はぁ……」

渡辺(木村に下ネタはしちゃいけないなこれは……)


何を話そうか

安価↓

1、チームメイトについて

2、バレーを始めたきっかけ

3、将来について

4、自由安価(お好きにどうぞ)


選択3 将来について


木村「渡辺さん、ちょっと休憩しましょうか。お話したいことがあるんです」

渡辺「わかった、そこに座ろうか」

木村「渡辺さんには聞いて欲しいんです。……というか相談でしょうかね?」

木村「私の【将来】を……聞いて欲しいんです」


木村から話だなんて……珍しいな


木村「……私ここに来る前。バレーをやめようと思っていたんです」

渡辺「……!?」

木村「どうせ私にはバレーしかやる能しかないし……無謀だとは思ってたんですけど……」

木村「この前の全国大会でなんだか……バレーに真剣に向き合えなくなったんです」

木村「バレーはチームスポーツのはずなのに……私はチームプレイだなんてできません」

木村「……私、嫌われてましたから」

渡辺(チームプレイができない……? まさかチームメイトとの仲が……)

渡辺(コイツ……前々からいじめられてるのかと思ってたけど……まさか……)

木村「それでも褒められるのは私ばかりで……目立つ私ばかりで……」

木村「みなさんの方が上手なはずなのに……」

渡辺(自分を嫌ってる人間を……褒められるのかよ……ッ)

木村「私には才能だけで……皆さんの努力を踏み台にして……」

木村「ただ運がよかっただけの私なんかが……『バレーをしてもいいんでしょうか』……」




安価↓

1、肯定する

2、否定する


選択2 否定する


渡辺「……ダメだろ」

木村「…………」

渡辺「そんな気持ちのまんまじゃ……お前が一番好きなバレーをしていいはずがないだろ!!」

木村「……っ」

渡辺「やめろって言ったらやめんのか? 今のお前ならそうなんだろうな」

渡辺「俺は知ってる。こんなコロシアイとかいうふざけた状況でもバレーが好きだからって一人で練習してる子をな!」

木村「……」

渡辺「その子は才能を持ってても一人で頑張ってるんだ。今の自分に勝てるように!!」

渡辺「お前は……今のお前は……その子に顔向けできるのか」

木村「…………」

渡辺「……考えすぎなんだよ。もっとシンプルに考えていいんだ」

渡辺「お前がバレーをやってるのは才能があるからか?」

木村「……違う……」

渡辺「誰かにやれって言われたからか?」

木村「……違う」

渡辺「ただなんとなくバレーやってんのか!?」

木村「違う!」

渡辺「!」

木村「私はぁ! 私はぁ、バレーが好きだから……バレーをするんです!」

木村「っ……、はぁ……っ」

渡辺「……それだけで十分だよ。あとは胸張って自分に自信持てばいいんだ」

木村「……」

木村「……はい」



渡辺「……」

木村「……」

木村「……渡辺さんのおかげで吹っ切れました。なんだか……気持ちいいです」

渡辺「俺は何もしてねぇよ」

木村「……ふふっ」

ようやく木村が笑った。もう何も迷っていないようだ。


【インフォ】木村の好感度が上がりました。

【インフォ】スキル『スナイパー』を入手しました。※集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。


木村「渡辺さん……っていうのももうなんだかおかしいですよね」

渡辺「だいぶ仲良くなったもんな」

渡辺「俺はいっそのことナミちゃんって呼ぼうかな。ハハハ」

木村「じゃ、じゃあ私はアタルさんで……!」

渡辺「おぉ、いいじゃんいいじゃん」

木村「えへへ……」


【インフォ】木村とキズナが深まりました。


プレゼントを渡そうか……


安価↓



―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
ミネラルウォーター
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串




選択 ミネラルウォーター


渡辺「はいこれ。プレゼント」

木村「あ、お水ですね。ありがとうございますっ!」

普通に喜んでくれたみたいだ……


【インフォ】木村の好感度が上がりました


渡辺「よし、それじゃバレーの練習再開だな。俺も手伝うぜナミちゃん」

木村「お願いします! あああアタルさん!」


その後めちゃくちゃバレーした。


~~ 渡辺 個室 ~~


木村とのバレーを終え、シャワーを浴びた。

……絶対明日筋肉痛だな……


さてどうするか

安価↓

1、依代人形を使う
・ケマン

2、寝る



選択1 ケマン


渡辺(ケマンケマンケマン……)


ずもも……



渡辺「……」

ケマン『お久しぶりですね、渡辺様』

渡辺「……何日ぶりかな」

ケマン『さぁ、どうでしょう?』

渡辺「調子はどうだ? ……って聞くのは変だよな……」

ケマン『調子もクソも死んでますね』

……コイツ、少し口悪くなったなぁ……。やっぱあっちが素なのか。

ケマン『あの後このようにマリーに会ったんですか?』

渡辺「あぁ」

ケマン『そう、ですか』

渡辺「……何も聞かないのか?」

ケマン『聞いたところでどうにもなりませんし。……どうせ答えも分かっていますよ』

渡辺「……なんでもわかった気になってんじゃねぇ」

ケマン『……あ?』

渡辺「マリーの気持ちを分かった気になったんじゃねぇって言ってんだ」

ケマン『……ハァ? こちとら人生かけてあの方の傍にいたんですよ? わからないわけないじゃないですか』

渡辺「近くにいるからって全部が全部わかるわけないだろ。そんなんだったらこの世から離婚はなくなるっつぅーの」

ケマン『……』

渡辺「アイツは死んでもお前を恨んでいなかったよ。それどころかお前に謝ってたよ」

ケマン『…………理解、しかねますね』

渡辺「それが人間ってもんだ」

ケマン『クサイセリフですね』

渡辺「うるせッ!」

ケマン『あいにく考える時間はたっぷりありますから……考えときます』

渡辺「……俺が死んだら答え、聞かせてくれよ」

ケマン『アハハ。渡辺様は地獄になんてきませんよ』

渡辺「……ッ」


ケマンは爽やかに笑って……去って行った。

渡辺「……じゃあな、ケマン……」


スキル『超人』を入手しました。※発言力が+1されます



   【10日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……26

桐ノ過類……29

小海浩道……52 開放イベント【友情について】 【男のロマン】

手編麻布……9  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……64

小野方守……46

神藤治……14

夢見雨衣……47

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……16

元原茅亜……25

安生成賛……27  開放イベント【好きな男子は? パート2】



《モノクマメダルの数》

  58枚


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串



《モノクマ劇場》


モノクマ「いんやぁ、青春だねぇ」

モノクマ「と、こんな感じに50を超えるとちょい長めのイベが発生するからそこんところよろしくね」

モノクマ「依代人形もいい感じに消化してきたね」

モノクマ「まぁだ、動機はあげないけど……もうそろそろ刺激が欲しいよねうぷぷ……」

モノクマ「……っていうか渡辺くんのネーミングセンス微妙だよねぇ」


好感度50イベント。どうでしたでしょうか? イメージはココロンパな感じです。
イベントの進行についてですが今回は肯定しても否定しても特に変化なしでしたが、次回からは……どうしましょう? アドバイス等あればぜひ

次回投下は金曜日9時30分。よかったらどうぞ!

乙です


見た感じどっちでもいいんだろうなって気配あったからあえて否定したけど安価するなら変化はあったほうがいいかな

>>581
>>583
乙レスサンクスですぞ!

>>582
やっぱそうですね。間違えた場合はイベントが次回に繰り越しという形にさせていただきます

では始めますぜ


~~ ランドリー ~~

 【深夜】


桐ノ過「………………」

桐ノ過「……なんだっていうのよ……」

桐ノ過「私は……」


羽場井「……そこで何をしている」

桐ノ過「……なんだっていいでしょ。それとも何かしら。私が黒幕とでも交渉しているようにでも見えたかしら?」

羽場井「……していたのか?」

桐ノ過「バカ言わないで。……アンタもここにいると色々と危ないんじゃない? 私みたいに疑われたりして」

羽場井「……桐ノ過は」

羽場井「……桐ノ過はここで何を探していたんだ?」

桐ノ過「ッ! ……別に何でもないわよ。ちょっと目が覚めただけ」

羽場井「……お前は……嘘が下手だな。今、目が揺らいだ。嘘をついている証拠だ」

桐ノ過「……はぁ。アナタに言っても仕方のないことよ。端的に言ってどうしようもない」

羽場井「……郷田や渡辺には相談したのか?」

桐ノ過「そこで郷田君はともかく渡辺くんの名前が出てくるのかしらね。運しか能のない彼の名が」

羽場井「……アイツは、いい奴だぞ」

桐ノ過「……………………はぁ……」

桐ノ過「……バカらし」


桐ノ過「それじゃ。私は寝るわ」

羽場井「……」

羽場井「……おやすみ」


~~ 食堂 ~~

 【11日目 朝】


小野方「ねぇ、神藤クン。君って全身緑ずくめだけどそれってどういう理由なの?」

神藤「これは自然と一体になることで大いなる自然のように寛大な心を持ち何人でも受け入れるという」

小野方「渡辺クーン、ボクコーラ飲みたいなぁー」

神藤「聞いといてその態度はなんなのですな!?」

安生「神藤うるさい」

小野方「そうだよ、何一人でぶつぶつ言ってるの?」

神藤「腑に……落ちないですぞ……ッ!?」


みんな仲良くしているみたいだな


誰と食べようか 


安価↓2まで

>>56>>57>>58


すいません。一人ずつということで。今回は一人目に安生を選択させていただきます。

再安価↓


選択 安生 羽場井



羽場井「……」

安生「な、なによじろじろ見て」

羽場井「……安産型だな」

安生「はぁ!? 朝っぱらからいきなり何言ってくれちゃってんの!?」

羽場井「……普通に褒めたつもりなんだが」

安生「なんでアンタはッ! 口を開けばッ! 下の話しかできないのッ!」

渡辺「安生許してやってくれ。コイツはたぶんそういう病気なんだよ」

渡辺「多分下ネタかセクハラをしないと蕁麻疹がでるとかそういうタイプなんだよ。だから、許してやってくれ」

安生「……なんでだろう。すごい説得力」

安生「ごめんね、羽場井」

渡辺「(羽場井、フォローしておいたぞ)」

羽場井「……ドヤ顔されても……」

安生「羽場井や小海はこんなんなのに郷田や神藤みたいなまともな人間がいるから世界は回ってるんだろうね」

羽場井「……それは違うぞ!」

渡辺「ちょ、俺のセリフ……」

羽場井「……安生、お前に一つ言っておく」

安生「……?」

羽場井「……男はみな! 変態だ!」


郷田「俺たちなんか巻き込まれてるぞ」

神藤「無視が一番ですな」


羽場井「……ふっ」

安生「……」

安生「………………で?」

羽場井「……え?」

安生「だから何よ」

羽場井「……え、いや、その」

安生「男子みな変態?」

羽場井「…………」

安生「……だんしさいてー」

渡辺「ま、羽場井はこう言ってるけど普通にいい奴で(ささっ)ねぇなんで俺からも逃げちゃうの?」

安生「しらー……」

渡辺「ちょ、おまっ、俺は変態なんかじゃないぞ!」

羽場井「……ふっ」

渡辺「その『俺は全部知っているぞ……!』的な顔やめろ!」


【インフォ】羽場井の好感度が上がりました

【インフォ】安生の好感度が上がりました





~~ 渡辺 個室 ~~


羽場井と話すと著しく女子からの風評被害が大きくなるな……気をつけよう。

さてと

  【11日目 午前 自由時間】


何をしようか

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 神藤


~~  神藤 個室 ~~

神藤は基本的に自室にいるらしいという話を聞いて神藤の個室にやってきた。

チャイムを鳴らす。すると、間髪開けずドアが開いた。


神藤「渡辺氏? 何の用ですかな?」

渡辺「探索がてらの休憩時間。ちょっと話さないか?」

神藤「それはそれは。大切な渡辺氏のお願いとあらば聞き受けるのが私の役目ですな」

渡辺「そんな仰々しくしなくてもいいって」

神藤「立ち話もなんですしささっ、こちらへ」

渡辺「お、おう」

渡辺(意外とオープンだな……)

渡辺「失礼しまーす……」


何気に人の部屋入るのなんてそうそうないからな。若干緊張する。
全然散らかってないっていうか……俺たちがここに来たまんまって感じだ。ずっとここにこもってるらしいのに……


……さて何を話そうか。

安価↓

1、クラスメイトについて

2、普段の生活について

3、自由安価(お好きにどうぞ)

選択2 普段の生活について


渡辺「神藤って普段何してんの?」

神藤「普段……とは言われましても。皆さんと同じですぞ。普通に学校いっておりましたぞ」

渡辺「そ、その格好で?」

神藤「えぇ」

思ったよりチャレンジャーだな……コイツ。


渡辺「クラスメイトからは何にも言われなかったのかよ」

神藤「特に喋ることもなかったですのでな。学校で話したのはここに来て初めてですぞ」

渡辺「……なんかここにいる奴らそういうのばっかだな……。なんていうか、ボッチ系」

神藤「……その評価は少々抗議したい内容ですな」

神藤「我には5万人以上の信者がいるのですぞ。ちゃんとそこで世間話ぐらいするのですな!」

渡辺「それ意外と興味あるかも。どんな話するんだ?」

神藤「やれ先月は神を見ただのやれ昨日は神のお告げがだの」

渡辺「それ普通じゃない!」

神藤「まったく……この世には神などいないというのに彼らはまだ我の思想を理解しきれていないのですな……」

うん? 珍しく神藤が自分のことを話始めた? 少し引き出してみるか


神藤「超高校級の教祖というブランドに頼っているだけなのですな……」

渡辺「神藤の宗教って神様みたいなのいないんだな。初めて知った」

神藤「我の思想は『自分自身しか自分を助けられるのはいない』……極端に言えば自分自身が神なのですな」

渡辺「……へぇ。思ったよr――すごいまともだな」

なるほど。宗教って言うと胡散臭いイメージがあるけどコイツはそれとはちが――


神藤「……とまぁ、こんな感じで我の思想を伝えておりますぞ」

渡辺「……え?」

神藤「今では学校全体が我の宗教の信者ですぞ。だからまぁ、話題にはことかかないというか」

渡辺「……やっぱりお前胡散臭いな」

神藤「えッ」


『通信簿』神藤の学校には信者ばかりで普段はそいつらと話していたらしい。しかし少し落胆しているようにも見える……

【インフォ】神藤の好感度が上がりました

プレゼントを渡そうか……

安価↓
―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
狂戦士の鎧
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


選択 狂戦士の鎧


神藤「……?」

神藤「渡辺氏のプレゼント。有りがたくいただくのですな」


あれ……。あんまり嬉しくないみたいだな。


神藤「先ほどの話の続き……渡辺氏にも我の思想を」

渡辺「い、いや俺はまだいいかなー……」


ぐいぐい来る神藤を軽く振り切って自室に戻った




~~ 渡辺 個室 ~~

最近神藤も良く話すようになってきたけど……勧誘されるのはだるいなぁ……



さて、何をしようか


安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 羽場井

~~ トラッシュルーム ~~

コイツなんでこんなところに……


羽場井「……誰かと思えば渡辺か」

渡辺「こんなとこで何やってんだ?」

羽場井「……探し物だよ」

渡辺「……ここに下着は無いと思うぞ」

羽場井「……俺のイメージ悪すぎだろ」

渡辺「因果応報だ」


さて、何を話そうか

安価↓

1、好きなタイプは?

2、今まで付き合った人数は?

3、自由安価(お好きにどうぞ)




選択2+探し物について聞く


渡辺「羽場井って今まで女子と付き合ったことあんの?」

羽場井「……どう見える?」

渡辺「え。0に見える」

羽場井「……ふっ、バカめ」

羽場井「……俺が簡単に答えるとでも思ったか?」

羽場井「……人の情報を盗みとり悪用する」

羽場井「……そんな俺が答えるとでも思ったか」

渡辺「ようは答えたくないのか。無言は0とみなすぞ」

羽場井「………………」

羽場井「……俺は女には手を出さん」


意味わかんねぇよ。……それよりもだな


渡辺「羽場井、何を探してるんだ? なんだったら手伝うぞ」

羽場井「……別にいい」

渡辺「遠慮すんなって。どんな奴だ? 形は? 色は?」

羽場井「……知らない」

渡辺「知らない?」

羽場井「……しかしきっと必要なものだ」

渡辺「意味わかんねぇって。いつの間に哲学の時間になったんだ?」

羽場井「……俺は、女が好きだ」

渡辺「知ってる」

羽場井「……しかし泣いてる女は好きじゃない。もちろん困ってる女もだ」

羽場井「……せっかくのいい女を好きになれないのは……俺も嫌だ」


何が言いたいのかはイマイチわかんないけど……少なくともふざけてるわけじゃないようだ。





羽場井「……とにかく俺は忙しい。これ以上用がないなら出て行ってくれ」

渡辺「……」




羽場井「……出て行けっていったはずだろ」

渡辺「バーカ、俺だって女が泣いてるのを黙ってみてられるわけないだろ」

羽場井「……へんたい」

渡辺「へいへい、どうせ俺は知りもしない女のために動くへんたいですよ」

羽場井「……そういうの最近嫌われる系の主人公にそっくりだぞ。主にやれやれ系の」

渡辺「すいませんした! 本気でやらせていただきます!!」







何時間経ったかわからないが学校中回っても『これだ!』という感じの落とし物はなかった。


羽場井「……付き合わせてすまなかったな」

渡辺「いやいや、俺が無理やりやったんだよ。気にスンナ」

羽場井「……ふっ、相変わらずバカだな」

そういいつつも羽場井は笑っている。


『通信簿』羽場井には羽場井なりの女に対してのルールがあるらしい

【インフォ】羽場井の好感度が上がりました


プレゼントを渡そうか……

安価↓


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


選択 愛蔵リアクション芸集


羽場井「……ふっ、意外と面白そうなものを持っているな。有りがたく受け取っておく」

よかった喜んでくれたみたいだ……


【インフォ】羽場井の好感度が上がりました


その後、羽場井と軽く夕食を食べ自室に戻った。


~~ 渡辺 個室 ~~


ここに来て何度目の就寝になるだろう……


 『ぴーんぽーんぱーんぽーん! 校内放送校内放送! 至急体育館へ集合。繰り返す。校内――』


渡辺「校内放送……?」

嫌な予感しかしない……

だけど行くしかなさそうだ。イラつき混じりにゴミ箱を蹴って、少し後悔したので立て直してから体育館へと向かった。


~~ 体育館 ~~


小海「またあのクソ野郎に呼び出されたってこたぁ……」

渡辺「【そういうこと】だろうよ」

手編「動機のていじ……」

夢見「コロシアイの起爆剤、ってところかしらぁ?」

郷田「なんにせよ良いことではなさそうだ」


じじ……じじ……

ぐわぃぃぃぃいいいいいいいいん!


渡辺「……! 来た……ッ!」


ざわつく俺らを黙らせるようにハウリングが鳴り猛る。

そして、毎度おなじみあの影も。


モノクマ「やぁ、久方ぶりだね。ボクはずっと君たちのことをずっと見てたけどねうぷぷ……」

清水寺「き、気色悪い……」

モノクマ「やぁね。ボクは結構綺麗好きよッ! まったくもう!」

桐ノ過「…………」

軽口をたたくモノクマを視線だけで殺せそうな勢いで桐ノ過が睨んでいる。

モノクマ「こっわーい、ちびっちゃいそう。うぷぷ!」

モノクマ「……」

モノクマ「えー、もうお気づきの方もいるみたいですがなんとなんと! 動機発表の時間ですぜーっ!」

小海「いらねぇよボケ!!」

モノクマ「うるさいコバエはほっといて今回の動機はこちらーっ!」






がさがさと物音を立てて出てきたのは……


小野方「笹の葉? それにあの紙は……短冊かな」

モノクマ「そう! それぞれ名前の書いてある短冊を配りまぁす」

そう言うとどういう技術を使っているのか短冊が一人でに俺の手元にやってきた。

……そこに書いてあるのは……


『刑事になりたい』


渡辺「……っ」

即座に周りから短冊を隠す。


渡辺(なんでアイツ……。親にも言ったことのない【俺の夢】を知ってんだよ!?)


モノクマ「うぷぷ……気づいたみたいだね」

モノクマ「そこに書いてあるのはオマエラの将来の夢!」

モノクマ「そして今回の動機は――――――それを叶えさせてあげるということです!」


小海「はぁ!? 夢!?」

郷田「夢……」

桐ノ過「これが……私の……夢」

羽場井「……」

モノクマ「そそ。この前のお金じゃ叶えきれないことも今回なら叶えられるしぃ? ボクってば超優しい的な? これならコロシアイも……」

渡辺「誰がやるかよ……」

渡辺「コロシアイなんてもう誰もやらない! 絶対にだ!」

モノクマ「……」

モノクマ「うぷぷ……いつまでそうやって虚勢貼り続けられるのかなー?」

渡辺「虚勢……じゃねぇよ!!」

モノクマ「そう? そう思ってんならいいけど。じゃ、ボクはこの辺で。ばいびー!」


それだけ言うとモノクマは去って行った。


小海「二度と来るなバァァカ!!」


小海のけたたましい怒声が響く体育館。少しだけ重苦しい空気のままそれぞれ個室に戻った。

何事もなかったかのように振る舞うみんなの姿は、妙にぎこちなかった。


渡辺(確かに魅力的な動機なのかもしれないけど……だからってこんな理由で……)


コロシアイはないと。妄信的に信じるしかなかった。




   【11日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……40

桐ノ過類……29

小海浩道……52 開放イベント【友情について】 【男のロマン】

手編麻布……9  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……64

小野方守……46

神藤治……21

夢見雨衣……47

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……16

元原茅亜……25

安生成賛……30  開放イベント【好きな男子は? パート2】



《モノクマメダルの数》

  58枚


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます

羽場井くんが思いのほか重要ポジに来てしまった……。動機もこんな感じでどうでしょうか

アドバイスなどなどドシドシどうぞ

次回投下は月曜日9時30分! よかったらどうぞ!

乙!
今回小野方くんとかやばそう‥

乙です

乙です

>>613
今回のテーマは『夢』ですからね。嘘つきの彼の夢も頑張れば聞き出せるかもしれませんよ。

>>614
>>615
レスサンクスです




 『きーんこーんかーんこーん』

 『朝です、7時になりました。起床してくださーい。朝ですよー!』

 『今日も張り切っていきましょーっ!』


~~ 食堂 ~~


 【12日目 朝】


俺は重い足取りで食堂の厨房へと向かう。

あの動機を提示されて、相も変わらずあのクソ忌ま忌ましい声で起きる。要は機嫌が悪かった。


渡辺「……ごめん元原、遅れた。……あれ、元原? いないのか?」


いくら呼んでみても返事がない。ただの屍の――はともかくアイツどこに行ったんだ?


渡辺「ったく……連絡ぐらいしてくれたっていいじゃねぇか……」

渡辺「ま、仕方ない……」

渡辺「ひとまず一人で作るか、朝飯」


~~ 食堂 ~~


郷田「朝早くからいつもすまんな!」

小海「うっしっし。今日も元原ちゃんの手料理を頂けるなんてなー……って元原ちゃんはイズコ?」

渡辺「いないんだよ。いつもは朝から厨房にいるはずなのに」


神藤「どうされましたかな、お三方。お悩みならば僭越ながら不肖神藤治めにお任せを」

手編「あいかわらずかたくるしー……。んで? どしたん?」

渡辺「元原が厨房にいなかったんだ。もしかしたら何かあったのかも……」

升野「もしかしたらって、まさかな?」

清水寺「ま、まさかって……ひぃ!?」

木村「うひゃあ!? なんですかっ!?」

清水寺「な、何でもないわよ……」

桐ノ過「ウソでもそういう冗談はやめなさい」

郷田「万一にもその可能性は捨てきれんが……一応部屋に行ってみるのがいいかもしれんな」

渡辺「じゃあ俺が行くよ」

木村「アタルさんがですか?」

夢見「(ぴくっ)」

小海「(アタルさん、ねぇ……。こやつ……いつの間にフラグ回収してやがった……)」

郷田「うむ、渡辺なら大丈夫だろう。むしろ適任と言うべきか」

小海「だな。俺もそう思う」



小野方「いやいやいや。ちょっと待ってよ」

小海「待てるか。お前の言葉は嘘半分として聞くからな!」

安生「100%じゃないとこが甘いっていうかヘタレっていうか……」

小野方「渡辺クン一人ってのはよくないんじゃないかな」

夢見「なぁに言ってんのよぉ。アタっ、渡辺くんなら適任でしょぉ? 郷田だってそう言ってんだしさぁ」

小野方「ノンノンノン。さっきちらっと話したじゃない」

小野方「『まさか』の話を、さ……」

夢見「……ちょっと、まさかアタルくんのこと疑ってんの?」

小海「(アタルくん!?)」

小海「(何だって言うんだ!? 渡辺はどれだけフラグを乱立させてるっていうんだ!?)」

小野方「そんなに睨まないでよ。ボクってばビビリなんだから」

小野方「やっぱり渡辺クンは人望が厚いみたいだね。ボクとは違って」

小野方「クヒヒ。でもさぁ、疑うべきだよ」

小野方「渡辺クンの中に潜む欠片ほどの悪意をさぁ……」


俺の中に潜む……悪意……


夢見「こんのぉ、いい加減に……!!」


ガゴンッ!!


安生「郷田……床、凹むわよ」

郷田「……すまん。少々頭に来たものでな」

郷田「俺の認めた男を侮辱された。流石に手が出てしまいそうだ」

郷田「しかし小野方。腐ってもお前だって仲間だ。手は出さない」

郷田「だがな、これ以上仲間の輪を乱すというのなら容赦はせんぞ……!!」

小野方「面白いこというね。君に殴られたらほそっちいボクなんか潰れちゃうよ」

神藤「……小野方氏。少々口を慎むべきですぞ」

小野方「おっと、怖い怖い。それじゃお望み通りボクはこの辺で黙っておくよ」

小野方「………………」

小野方「………………」

小野方「………………」

小海「ホントに黙りやがったよ……」

渡辺「……小野方の意見ももっともだ。意味なんかなくても疑いあうような場所に俺はいるんだから」

木村「アタルさん……」

渡辺「誰かついてきてくれ。それで文句はないはずだ」


誰がついてくるだろうか……

安価↓ 

>>56>>57>>58


選択 小海


小海「じゃあ俺が行く。万が一億が一にも【そういうこと】があったとして証拠隠滅だとかしようとしてるんなら男手がある方がいいだろ」

郷田「……あぁ、何かあったら叫んでくれ」

小海「任せとけ!」

郷田「小野方も……それでいいな?」

小野方「………………」ブンブン


無言のまま首を縦に振る。その顔には爽やかな笑顔が張り付いていた。


渡辺「じゃあ……行こうか」

小海「一応おにぎりでも持ってってやるかね」



~~ 元原個室前 ~~


何度かチャイムを鳴らす。しばらくまった後、ゆっくりと戸が開いた。


元原「ごめん、なさいです。朝ご飯作りに行けなくて……ごめんなさいです……」

渡辺「別にいいよ。それよりも具合が悪いとかそういうのじゃないんだよな?」

小海「一応おにぎりとお茶持って来たけどおかゆとかいる? ……作るのは渡辺だけど」

元原「具合は……大丈夫ですよ。でも……」

元原「……とにかく中で話するです」



小海「(うわぁああ……! 女子の部屋とか人生初なんですけど!?)」

渡辺「何があったんだ。といっても大方の予想はつくけどな」

元原「……ッ」

渡辺「モノクマの提示した動機。それが関係してるんだろ」

元原「……すごいですね渡辺さん。完璧です……」

元原「あれ……見て。ちょっと色々考えちゃって……」

小海「夢かぁ……俺のには『世界一のレーサーになってグラマラス美女と結婚する!』って書いてあった」

渡辺「通常運転ご苦労。……俺のは……あんまし言いたくない」


恥ずかしいし


小海「でもよぉ、ここの奴ら殺してまで叶えたい夢じゃねぇ」

小海「俺ってばこんなんでも一応超高校級なわけでよ」

小海「何も雲の上を掴む話じゃねぇ。努力を積み重ねて必死に手を伸ばせば届く位置にある話なんだ」

小海「ここからでればどうとでもなる。だから俺には殺す動機になんてなんねぇな」

渡辺「なるほど……」

元原「…………」

渡辺(元原……夢……)

渡辺「今、考えてること。話してみてくれよ。きっと楽になる」

元原「で、でも」

小海「だーいじょうぶ。他の奴らには言わねぇ。これは男の約束だ」

元原「…………」

元原「話す、です……」



元原「私のやつには『プロテニス選手になりたい』って書いてあったです……」

渡辺「テニス……? チアリーダーじゃなくてか」

元原「もともとはテニスをやってたんです……でも才能なくて。だったら最低限応援しようって頑張ってたらここまで来て……」

元原「好きなことを押し殺して。人の期待に応えられるように好きでもないことをして……それが習慣になってしまったことが気持ち悪くて……」

元原「しまいにはテニスを好きだってことを忘れてしまったです……」

小海「好きなものを忘れるだなんて嫌だな……」

元原「そうしてたらこの短冊をもらったです……」

小海「思い出したのか。好きだったテニスのことを」

元原「……はい」

渡辺「だからって閉じこもらなくていいんじゃねぇの? できるからってしなくちゃいけないわけじゃない」

小海「そうだぜ。好きなことやるのが一番だ」

元原「違うんです……そうじゃないんです……私がふさぎ込んでた理由は……」



元原「あの動機を見て、少しでも魅力的だと思った自分に嫌気がさしたんです……!!」

渡辺「!」

元原「調子に乗ってたんです。応援することしか能のない自分が自分で何かをしようとして……自分の役目を見出そうとするなんて……」

元原「私は……バカです……」

小海「……」

小海「なぁ元原よぉ」

元原「……」

小海「黙ってりゃぐちぐちぐちぐち……鬱陶しいなぁオイ!」

元原「!?」

渡辺「おい小海……」

小海「お前は人のために生きてんのか!? 人の応援ができればそれでいいのか!? 違うだろばぁか!!」

小海「少なくとも俺は自分のために生きてる。その片手間にでも人のために動けりゃそれで十分なんだよ!」

元原「でも、それ以外私には何もないんです!」

小海「はぁぁぁん!? お前、ここに来て感覚狂ってんじゃねぇのか!」

小海「ここにはたくさんの天才がいるけど!」

小海「何か一個でも誇れるもん持ってる奴の方が少ないんだよ!」

元原「……」

小海「それに応援しかできないって……他にもちゃんとできてんだろ。少なくとも俺はそう思ってる」

元原「小海、さん……」

小海「もうちょっとは自分のこと信じてやってもいいんじゃないか?」

元原「……」

小海「応援しかできねぇって思ってるんなら、自分のことを応援してみろよ」

元原「…………」


元原「……今日は一人にさせてほしいです」

小海「んなっ……!」

元原「大丈夫です!」

小海「!」

元原「小海さんの言葉……きちんと受け取ったです……」

元原「ありがとです。渡辺さん、小海さん」

小海「……へへ。どうってことねぇぜ。そうだよな、渡辺!?」

渡辺「……ん? あ、あぁ……そうだな」

小海「……どうした?」

渡辺「……いや。じゃあ俺たちはここで」


一個でも誇れるもの……


小海「渡辺? 大丈夫か?」


俺には……

小海「渡辺!」

渡辺「うわっ!? いきなり大声だすなよ」

小海「……ま、いっか」

渡辺「………………」


俺には何があるだろう


【インフォ】元原の好感度が上がりました。

【インフォ】小海の好感度が上がりました。


~~ 渡辺 個室 ~~

………………

黙っていると色々考えてしまう……。

誰かと話して気を紛らわそう。


【12日目 午後 自由時間】




さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


~~ プール ~~


安生は靴下を脱いで足湯のようにプールに足をつけてバタバタとさせていた。


安生「あ、渡辺。その後どうだった?」

渡辺「元原のことなら大丈夫そうだ」

安生「よかった。……今からどうしよっか せっかくプールにいるんだし一緒に泳ぐ?」

渡辺「……いや、今はそんな気分じゃないかな」

安生「うぉ、珍し。あんまりないぞー、私のこういう気まぐれ。なんちゃって、じゃあ何か話そっか」


けらけら笑う安生の隣に靴下を脱いで座る

さて、何を話そうか。

安価↓

1、クラスメイトについて

2、今回の動機について

3、好きな男子は? パート2

4、自由安価(お好きにどうぞ)

選択3


渡辺「安生、大事な話がある」

安生「色恋沙汰はノーサンキュー」

渡辺「好きな男子のタイプを聞かせてもらおうか……ッ!」

安生「ものすごいゴリ押してきたね……」

安生「やめてよーもう」

安生「でもまぁ、タイプぐらいならいいかな」

渡辺「おぉ? 今日は気前がいいな」

安生「好きなタイプは……細マッチョ系? なんかゴリゴリしてるのは嫌だなぁ」


筋肉系はアウト……。さよなら郷田。安らかに眠れ……


渡辺「他には?」

安生「えぇッ!? まだ聞くの!?」

安生「そもそも私恋愛とか興味ないし……今は夢にまっしぐらって感じだもん」

渡辺「夢……」

安生「そそっ。せっかく好きなことがあって、その才能も持ってるんだから。私は幸せ者だよ」

渡辺「そっか、それはいいことだ」

渡辺「……」


いいことなはずなのに……なんだよ、この感じ……


安生「……大丈夫? 顔色悪いよ?」

渡辺「……あぁ、大丈夫だ」

安生「今日は早く寝なよ。今度また話そうよ。……恋バナ以外ね?」

渡辺「あぁ、次はそうだな……俺が安生にインタビューでもしようかな」

安生「おぉ!? それは新鮮なパターンだね。いいよ、やろうやろう!」


『通信簿』安生は恋よりも夢を取る人間らしい

【インフォ】安生の好感度が上がりました


プレゼントを渡そうか……


―プレゼント―

愛蔵リアクション芸集
速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串



安価↓

選択 リアクション芸集

安生「ほほう……? これは今の私にはピッタリの品という奴ではないのかね?」

渡辺「これがぴったりって……何があったんだ安生の人生」

安生「やっぱテレビ出るんならこういうの覚えとかないとね……あっ!」


テレビ、ね。


安生「いい今のなし!! 忘れろぉ!」

渡辺「アハハッ」


【インフォ】安生の好感度が上がりました。

顔を赤くする安生をあしらいながら自室に戻った。



~~ 渡辺 個室 ~~

 『きーんこーんかーんこーん』

 『オマエラ、10時になりました。夜時間です』

 『おやすみなさい!』


今日の違和感なんだったんだろう……元原とか小海とか安生とかと話してると……なんか胸の奥がちくっとする。


渡辺「……病気か……?」

モノクマ「そんなわーけないじゃーん、うぷぷ!」

渡辺「モノクマ……、何の用だ」

モノクマ「君の本質……それが溢れつつあるんじゃないかな?」

渡辺「意味わかんねぇことほざいてんじゃねぇ。俺はもう寝るんだ」

モノクマ「……そう? じゃあうら若き少年よ! 以後頑張るよーに。黒幕になんぞ負けんなよ!」

渡辺「……意味わかんねぇ……」


ベッドに横たわろうとすると視界に例の短冊がちらついた。


『刑事になりたい』


俺はそれを一瞥すると軽く丸めてゴミ箱に捨てた。




   【12日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……40

桐ノ過類……29

小海浩道……61 開放イベント【友情について】 【男のロマン】

手編麻布……9  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……64

小野方守……46

神藤治……21

夢見雨衣……47

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……16

元原茅亜……34

安生成賛……43  



《モノクマメダルの数》

  58枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます




《モノクマ劇場》


モノクマ「この世には二種類のクマがいます」

モノクマ「勝ち組のクマと負け組のクマです」

モノクマ「端的に言えば渡辺クンと小海クンです」

モノクマ「何もしなくても勝ててしまうクマ。何をやっても勝てないクマ」

モノクマ「こういうのを見てるとむしろ神様っているんだろうねって思うよね、うぷぷ」

モノクマ「……え? ボクはどっち側のクマかって?」

モノクマ「そりゃもちろん勝敗を決める審判側だようぷぷ!」


モノクマ「さぁて、ボクは勝ち組が廃れていく様でも観ていくかなっ!」

投下終了! 少々不穏な雰囲気でございます。元原のキャラの掘り下げ。そしてちらちらと渡辺くんも本気を出しかけています。
今回は小海が頑張ってくれましたね。 ……渡辺くんの今後にご期待しましょう。

次回投下は水曜日9時30分。よかったらどうぞ!


渡辺くんに大天使ウサミ先生のお言葉を聞かせたい‥
英雄になんかならなくていいんでちゅよ!自分こそが最大の応援者なんでちゅからね~

やっと追い付いた!
キャラが個性的でいいね。次も待ってます

乙です

>>637
渡辺くんには一度地獄を見てもらわないと(ゲス顔)

>>638
おぉ! ありがとうございます。追いついたのならぜひ安価に参加していってくださいっ

>>639
レスサンクス!

では13日目。開始させていただきます。


~~ 渡辺 個室 ~~


  【13日目】

ぴーんぽーん


渡辺「……」

渡辺「……朝か……」


なんだか随分と長く寝ていた気がする……

ぴーんぽーん


昨日の胸のもやもやも取れた。あれは一体なんだったのだろうか……

ぴーんぽーん


渡辺「はーい……ごめん、今日は朝食が作れなくて」

小海「わっ、わわわたっ、渡辺!! たったたたた大変なんだ!」

渡辺「……!? どうした、何があった!?」

小海「で、出たんだよ! 芸術家アーティストが!!」

渡辺「芸術家……アーティスト……!?」


見知った名前……ここに来る前にニュースに出ていた気がするけど……


小海「アイツが殺したんだ……」

渡辺「アイツが殺した……ってまさか……!? 嘘だろ……!?」

小海「やられた……」








小海「神藤がやられた!!」


 『ぴーんぽーんぱーんぽーん!』
 
 『死体が発見されました。一定の捜査時間後、学級裁判を行います!!』


渡辺「あ…………」


また……始まった……? コロシアイが始まってしまったのか……?


小海「場所は男子更衣室だ!! 急げ!!」

渡辺「あ、あぁ!!」


渡辺(最悪だ……。またあれをやれって言うのかよ……ッ!!)



――――――――――――――――――――――――――――――


    【CHAPTER 02】

「 絶望学園より 」  非日常編


      

――――――――――――――――――――――――――――――





~~ 男子更衣室 ~~


小海に連れてこられて男子更衣室にまでやってきた。そこにいたのは


小野方「ふぅん……これは妙だよね。嘘だけど」

羽場井「……むごいな」

木村「うぅぅぅうううぅぅううぅ…………」


小海「最初に発見したのは俺と羽場井で……」

小野方「ボクたちはその騒ぎを聞きつけてって感じ。嘘だけど」

木村「ホントですよ……」

小海「それで神藤は……ここだ」

渡辺「ッ……」


男子更衣室の真ん中付近に【下着のみ】にされた神藤が倒れていた。


渡辺「神藤!!」

羽場井「……無駄だ。もう死んでる」

渡辺「なんでコイツが……殺されなくちゃいけないんだよ!!」

小野方「それよりもさ。もうそろそろアイツが来る頃じゃないかな」

渡辺「アイツ……?」

モノクマ「空気も読まずにじゃじゃじゃーん!」

渡辺「モノクマ!?」

モノクマ「とりまこれを。じゃじゃんじゃんじゃじゃん。【モノクマファイル2】~」




モノクマ「それと今は捜査中だからお互い異性の更衣室に入ってもオーケーだから。そんじゃねバイビー!」


小海「あんの野郎……」

渡辺「……とにかくみんなを集めよう。捜査はそれからだ」

小海「だな。俺が行ってくる」



程なくして全員が集合した。



手編「これは……」

安生「神藤が……嘘でしょ……?」

清水寺「き、気味の悪い……」

安生「この殺し方……アーティストに似てる」

郷田「アーティスト?」

小海「そっか、郷田は日本にいなかったから知らないんだ」

小海「アーティストってのは巷じゃ有名な芸術家だ」

小海「壁の落書きから水彩画まで全て芸術に変えちまう」

郷田「だがこの死体とどういう関係が……」

小海「そのアーティストってのは……人間までこうやってアートに変えちまうんだ」

郷田「なんと……」

升野「確かに見たところ似ているな」

桐ノ過「……ここでそんなことを話していても仕方ないわ」

郷田「桐ノ過の言う通りだ。早速捜査に取り掛かろう。それにあたってここに見張りを誰かお願いしたいのだが……」

木村「私がいます……」

升野「それじゃもう一人は私が。色々調べたいこともあるしな」



【捜査開始】


渡辺「とりあえずモノクマファイルに目を通しておくか」

渡辺「死因は撲殺……」

升野「撲殺って言うと……ここにそれらしげなダンベルが落ちてるぞ」

渡辺「ホントだ。でもこのダンベル……血がついてないぞ……?」


言霊ゲット!!

【モノクマファイル2】被害者は『超高校級の教祖』神藤治。死因は撲殺である。犯行時刻は午前6時

【ダンベル】男子更衣室の床に落ちていた。血がついていない


こんなところか……次はこの部屋を調べるか


安価↓

1、調べる
・男子更衣室
・ダンベル置き場
・神藤の死体

2、話す
・木村
・升野


選択1 男子更衣室


渡辺「ここが死体発見現場……。それであってるよな」

羽場井「……あぁ。俺と小海が初めに見つけたんだ」

渡辺「……なんで更衣室に居たの?」

羽場井「……覗きの下見だ」

渡辺「……」

羽場井「……それにしてもここは争ったような形跡は無さそうだな」

渡辺「確かに……だけど散らばった血の量が妙に少なくないか?」

羽場井「……イマイチそういう知識には疎いがそれでもわかるぐらいには少ないな」

渡辺「何かに関係しているのか……?」


言霊ゲット!!

【男子更衣室】死体発見現場。神藤の周りに血が散らばっていること以外には特に変化はない。ただ、血の量が異様に少なかった


渡辺「よし、じゃあ俺は次の捜査に行ってくる」

羽場井「……待った」

羽場井「……さっき小野方と安生が何やら騒いでいた」

羽場井「……話を聞いておいた方がいいんじゃないか?」

渡辺「わかった。あとで聞いておくよ」


小野方と安生がか……気になるがまずはこっちからだ。




安価↓

1、調べる
・ダンベル置き場
・神藤の死体

2、話す
・木村
・升野


選択1 ダンベル置き場


渡辺「ここに落ちてるダンベルってここのなんだろうけど……」

木村「数が合いませんね」

渡辺「合わないっていうか……ダンベル置くスペースがないよな?」

木村「どういうことなんでしょう?」

渡辺「わかんねぇ……」

木村「でもこれってきっと重要なことですよ」

渡辺「それは間違いないな」

木村「数の減ってないダンベル置き場……なんなんでしょう」


珍しく小難しい顔をしている。


渡辺「……ナミちゃん、あんま無理すんなよ」

木村「……? それはアタルさんが言われるべきではないですか?」

渡辺「……?」


イマイチ会話がかみ合わない。だけどダンベルの件についてはナミちゃんも疑問を持っているみたいだ。


言霊ゲット!!

【男子更衣室のダンベル】ダンベル置き場には全て揃っていた。


安価↓

1、調べる
・神藤の死体

2、話す
・木村
・升野


選択2 木村


木村「アタルさん」

渡辺「ん? 何かあったか?」

木村「いえ……そうではなく」

木村「どうしてそこまで頑張るんですか?」

渡辺「そりゃあもちろん命かかってるし」

木村「その割には人に頼らないじゃないですか。結局は自分でどうにかしようとして……」

渡辺「……ごめん。言いたいことがわかんねぇよ」

木村「……すいません。忘れてください」

渡辺「???」

木村「お時間取らせてしまいましたね。そ、捜査を続けましょう」

渡辺「あ、あぁ……」


どうしたんだコイツ……?




安価↓

1、調べる
・神藤の死体

2、話す
・升野


選択1 神藤の死体


これにも触れておくべきだ……


升野「見ろ、渡辺。頭に大量の打撃痕がある。恐らく何回も殴ったんだろ」

渡辺「さすが化学者……こういうの慣れてんだな……」

升野「まぁな。それにしてもこの死体の装飾……」

渡辺「わかんねぇ世界だよ……」

言霊ゲット!!

【死体の装飾】死体には糸や針で装飾されていた。


渡辺「……? なんだこの派手な針。一本だけ違う奴だ」

升野「舌に刺さってるやつか。……これは! アーティストがよく使う針と酷似しているぞ!?」

渡辺「マジかよ……」

渡辺「とうとうアーティストクロ説が濃厚になってきたな。でもそれってこの中にアーティストがいるっていうことだよな?」

升野「……どうだろうな。それにこの針手編も使っていた。もしかしたらそういうブランドがあるのかもしれない」


手編が……?

言霊ゲット!!

【色鮮やかな針】神藤の舌に刺さっていた針。手編が使っていたものと酷似しているらしい。

【升野の証言】色鮮やかな針はアーティストの犯行にも使われているもだった。


後調べるのは……升野の話を聞いてみるか。


升野「アーティスト、か」

渡辺「知ってるのか?」

升野「ちょっとだけな。私の弟があったことがあるらしい」

渡辺「ちょ、それ大丈夫だったのか!?」

升野「まぁ……私の弟は戦地に送り込んでも単騎で帰ってくるような奴だからな」


コイツの弟……一回見てみたいな


升野「弟が言うには『喧嘩が強いわけじゃない』らしい。なんていうか……無抵抗の人間を殺しているらしい」

渡辺「無抵抗の?」

升野「私も良く知らないんだ。小海ならそういうのよく知ってるんじゃないか?」

渡辺「小海か……」

アイツは確か……女子更衣室にいたはずだ


渡辺「ありがとう升野。ちょっと行ってみるわ」

升野「………………」

渡辺「なんだ? 人の顔じろじろ見て」

升野「君は……たまに怖い顔をするな」

渡辺「はぁ!? 意味わかんねぇよ……」


どいつもこいつも……なんなんだよ一体。

とにかく女子更衣室に行ってみるか

投下終了です。今回の被害者は神藤くんでした。芸術家アーティストの名前も出てきて裁判もいい感じに回ってくれることを願います。
それと渡辺くんの不安定さも伝わってくれれば

……正直に行って捜査パートが一番大変です。

次回投下は金曜日9時30分! よかったらどうぞ!

申し込みありませんが本日投下できません。。。

次回の投下は月曜日となります。良かったらどうぞ

先日は投下できず申し訳ありませんでした。

では捜査パートの続きをお送りしたいと思います



~~ 女子更衣室 ~~


女子更衣室か。中は見たことはあるけど中に入ったことはないな……

新鮮だけどいづらいな……


小海「渡辺……お前もここに来たか」

渡辺「小海、お前とだけは一緒にされたくはないぞ」

安生「アンタも同じようなもんでしょうが……」

渡辺「べ、弁護士を呼べ!」


さて、何を話そうか……


安価↓

1、調べる
・ダンベル置き場

2、話す
・小海
・安生


選択1 ダンベル置き場


渡辺「……」

安生「どうしたの?」

渡辺「ここのダンベル置き場……なんか違和感があるんだ」

安生「違和感?」

安生「……うん、確かに。一個一個の間に隙間がある気がする」

渡辺「男子更衣室の方はぎっしり詰まってたんだ……。……ここをこうすると……」

安生「!! 詰めたら一個分置き場所のスペースができた……!?」

安生「え? えぇ……!? 意味わかんないんだけど……」

渡辺「俺もさっぱりだけど……一応覚えておいた方がいいかもな」


言霊ゲット!!

【女子更衣室のダンベル】ダンベル置き場には一つ穴があった。


調べものはこれぐらいでいいか。あとはここにいる奴らから情報を貰おう。

安価↓

1、小海と話す

2、安生と話す




選択1 小海


小海「いやぁ女子更衣室! 女子更衣室ですよ!」

渡辺「……」

小海「男子の夢! じょ・し・こ・う・い・し・つ!!」

渡辺「……現実逃避は良くないぞ」

小海「……言っちゃうそれ?」

小海「もうやだよぉ俺は! あんな疑いあうのはさぁ!」

小海「しかも今回はアーティスト絡みッつぅー話だぜ?」

小海「もう生きてる心地がねぇよ……」

渡辺「まだ決まったわけじゃないだろ。それと小海、アーティストのこと俺イマイチ知らないんだけど、教えてくれないか?」

小海「はぁぁぁ……渡辺っていつも冷静でいられて羨ましいぜ」

渡辺「そんなことねぇって。頼むから教えてくれ」

小海「……なんだよ知らねぇのかよ。いいかアーティストってのは今一番世界的にも有名な芸術家だ」

渡辺「その芸術家ってのが引っかかってんだ。殺人鬼じゃダメなのか?」

小海「あー……そういう意見もあるらしいんだけどな」

小海「アーティストってのは別に殺人を主に活動してるわけじゃなくて絵書いたり彫刻つくったりしてんだと」

小海「ある作品は貴族が購入するほどの名画。またある作品は不良のたまり場の中にある落書きの中にあったりな」

渡辺「その中の一つが」

小海「死体装飾だとよ……」

渡辺「……なるほどな」


言霊ゲット!!

【アーティスト】巷で噂になっている芸術家を名乗る人物。小海からの情報である。


次は安生と話してみるか。



選択2 安生

安生「どうよ渡辺。捜査の調子は」

渡辺「正直まったくわからん。そっちは?」

安生「お手上げだねー。是非桐ノ過さんと郷田くんと君に頑張ってもらわないと」

渡辺「人任せは良くないぞ」

安生「冗談だってば」

安生「よし、私も頑張っちゃお。更衣室に関する校則覚えてる?」

渡辺「あー……異性の更衣室に入っちゃアウトみたいな奴か?」

安生「そうそれ。でも少し抜け道があってさ。どうやら人の電子生徒手帳使ってドアを開けることはできるみたい」

渡辺「マジ……で?」

安生「ねぇ、今『今度試してみよっ。ウホッ!』って顔したでしょ」

渡辺「ウホッ! とまではいかねぇよ!! ……実行するかはどうか置いといて……」

安生「…………」

渡辺「…………」

安生「デコピン一発で許してあげる」

渡辺「…………ごめんなさい」


言霊ゲット!!

【校則】他人の電子生徒手帳を使ったとしても異性の更衣室には入れない。しかしドアを開けることは可能なそうだ。


いってぇ……


安生「あ、伝言があるんだった」

渡辺「……何? 今俺は頭蓋骨が陥没してないか調べてる途中なんでけど」

安生「桐ノ過さんが君に『図書室に10分以内にこないと息子を見れない体にするから』って」

渡辺「そういうの早く言えよ!!」


息子を見れない体ってどういうことだ!? とにかく急ごう!



~~ 図書室 ~~


渡辺「ぜぇ……ぜぇ……」

桐ノ過「ギリギリセーフ。良かったわね。私を疲れさせなくて」

渡辺「もう俺ドMに目覚めた方が楽なのかな……」

渡辺「それよりこんなとこ事件になんの関係があるんだよ……」

桐ノ過「関係があるかないかは関係ない。……全部調べないと気が済まないの」

渡辺「まぁ、否定はしないけどさ……」


じゃあ桐ノ過の言う通り調べてみるか

安価↓

1、調べる
・本棚

2、話す
・桐ノ過


選択1 本棚


渡辺「なんだ……この本棚。誰かいっぱい持ってってるのか?」

桐ノ過「ごっそり持ってかれてるわね」

桐ノ過「誰か心当たりはない? ここまでの読書ジャンキー」

渡辺「さぁ……? イメージ的には清水寺辺りかな?」

言霊ゲット!!

【空っぽの本棚】図書室の本が大量に持ち出されていた。


渡辺「それにしても……ここのエリアの本とか事典ばっかじゃないか」

桐ノ過「あら? 事典って結構面白かったりするのよ?」

渡辺「俺なんかはあんまり本読まないしな」

桐ノ過「あらいつも読んでるじゃないの?」

渡辺「いや活字はあんまり得意じゃないんだ……」

桐ノ過「いつも読んでるじゃない……エロ本とか」

渡辺「この話はいったんやめにしないか」


分が悪すぎる……。話の筋を戻して何か桐ノ過から情報を聞き出そう



渡辺「なぁ桐ノ過」

桐ノ過「ねぇ、渡辺くん。この事典持ってみて」

渡辺「え? なんで?」

桐ノ過「いいから……さもないと」

渡辺「わかりましたわかりましたよ……ったく人使いが荒いんだから」

渡辺「この本を持てばいいんだな? よいしょ――ッ!? 重ッ!?」

桐ノ過「やっぱり」

渡辺「久しぶりあんなに重いもんもったわ……」

桐ノ過「そんな本をたくさん持ち出すだなんて……相当骨が折れるでしょうね」

桐ノ過「持てるとしたら郷田くんぐらいかしら」

桐ノ過「でもこれだけの重い本を一個一個運んでるとしたら流石に目につくはず……」

渡辺「そりゃ……そうだろうよ?」

桐ノ過「…………」


桐ノ過はそれ以上何もしゃべらない……今の会話に何かヒントがあったのか?

コトダマ更新!


【空っぽの本棚】図書室の本が大量に持ち出されていた。これだけの本を持ち出すには相当な作業になることだろう。


次は一応神藤の部屋に行ってみるか


~~ 食堂前 ~~

元原「あれー? 渡辺さんです!」

羽場井「……そんなに急いでどうした?」

渡辺「今から神藤の部屋に行こうと思って。お前らこそ何してんだ?」

元原「私たちも色々捜査していてですね……情報交換するです」

渡辺「そういうことなら。時間ないからここでいいか?」

羽場井「……仕方ないな」


安価↓

1、元原と話す

2、羽場井と話す


選択1 元原


渡辺「じゃあ先に元原からお願いできるか?」

元原「合点です!」

元原「私の持ってる情報はですね。今トラッシュルームの鍵を誰が持っているかです」

渡辺「トラッシュルームか……確かに証拠隠滅とかされたら困るしな。結構重要だ」

元原「今は郷田さんが持ってるです。本人から聞いたです」

渡辺「郷田が? そりゃ安心だ。それ以前は誰が持ってたか知ってるか?」

元原「郷田さんの口振りから察するに……おそらく郷田さんがずっと持ってたみたいです」


郷田が持っていたのか……


言霊ゲット!!

【トラッシュルームの鍵】今は郷田が持っている。


渡辺「ありがとう、元原。助かったよ」

元原「はい、私もたくさん頑張るです!」


元原は元気みたいだな。

次は羽場井から聞いてみるか



羽場井「……俺より先に女子に行くとはお前もなかなかの女好きだな」

渡辺「はぁ?」

羽場井「……まぁいい。……これを見ろ」

渡辺「それは……電子生徒手帳?」

羽場井「……ほら、起動してみろ」

渡辺「?? ……わかったよ……?」


羽場井に言われた通りに電子生徒手帳を起動する。

そこには……マリーの名前が表示されていた。


渡辺「なんだ……? これって!?」

羽場井「……マリーの電子生徒手帳だ。ちなみにケマンのもあったぞ」

渡辺「ど、どこに!?」

羽場井「……玄関ホールにな。これをクロが知っていたのなら……」

渡辺「誰にでも犯行は可能ってことか……!?」


言霊ゲット!!

【残された電子生徒手帳】死亡した二人の生徒手帳が玄関前にあった。発見したのは覗きをしようとしていた羽場井である。


羽場井「……俺たちが持ってるのはこれぐらいだ。さっさと神藤の部屋に行って来い」

渡辺「あぁ、サンキューな」

羽場井「……どういたしまして」




~~ 神藤 個室 ~~


小野方「やぁ! 奇遇だね!」

渡辺「おう。……お前ここの鍵どうやって開けた?」

小野方「え? 百鬼夜行を素手で殴り倒し隕石さえもデコピンでぶち壊すボクに不可能はないね!」

小野方「……ま、モノクマ呼んだら開けてくれたんだよ」

渡辺「なるほど」

小野方「さ、時間も少ないしさっさと調べるのが吉だよ」


1、調べる
・神藤の部屋

2、話す
・小野方





選択1 神藤の部屋


渡辺「神藤……以外と散らかってんな部屋」

小野方「ん?」

渡辺「いやだってここのベットの上とか紙が散らばってるし……なんだこれ。神がなんたらって書いてあるけど」

小野方「つまり紙ではなく神が散らばってると!?」

渡辺「宗教関連の「渡辺クーン、無視は良くないよー」資料か……」

小野方「ベットの上は散らかってるみたいだけど……机の上とかはむしろ綺麗だよね」

渡辺「だよな、アイツのイメージぴったりだ。むしろこっちのベッドが汚い方が……」

小野方「じゃあこのベッドは殺される前だけ汚かったのかもしれないね。もしかして誰か宗教に勧誘してたのかな?」

渡辺「勧誘……? いいやアイツはそんなことはしない」

渡辺「……でも直前に宗教関連の資料を取り出すぐらいのことがあって何かに急いでてそのままに……あぁ、もうわからん!!」


言霊ゲット!!

【神藤の部屋】神藤の宗教に関連すると思われる資料が散らばっていた。


小野方「渡辺クンって会談好き?」

渡辺「いきなりどうしたよ」

小野方「いんやぁ~ボク見ちゃったんだよね……」

小野方「推定死亡時刻より後にさ……」

渡辺「へー」

小野方「信じてないね?」

渡辺「当たり前だろ」

小野方「一緒に安生ちゃんもいたんだよ?」

渡辺「……」

小野方「もう……」

渡辺「……わかった、信じるよ。俺たち友達だしな。友達が信じてくれって言われたら信じるに決まってるだろ」

小野方「……! ……よかった」


信憑性は低いかもしれないけど……一応覚えておこう。


言霊ゲット!!

【うろつく神藤】死体発見時刻よりも後に安生と小野方が神藤を目撃している。



 『ぴーんぽーんぱーんぽーん!』

 『校内放送校内放送。時間です。赤い扉の前に集合してくださーい。』


小野方「いよいよだね」

渡辺「……あぁ」

小野方「……怖い?」

渡辺「さぁな。弱音はいても結果はかわんねぇから」

小野方「カッコイー」

渡辺「殴るぞ」


……コイツの言う通り怖いけど……やるしかないんだ……っ!!

俺はこのコロシアイに勝ち残らないといけないんだ……!

投下終了。小野方くんがどうしてもなんだかホモホモしくなってしまう……。

次回からはようやく裁判です。ぜひいらっしゃってください。

次回投下は木曜日の9時30分。よかったらどうぞ!

9時30分となりました。裁判を開始します



~~ エレベーターホール ~~

俺と小野方が着いた時には全員が集合していた


渡辺「どうにもここはなれないな……」

桐ノ過「出荷前の家畜を連想するわね」

渡辺「そんなのは世の中お前だけだよ」


それにしてもみんな不安そうだ……

誰かに声をかけようか


安価↓

>>56>>57>>58

夢見


選択 夢見


渡辺「顔色悪いぞ」

夢見「ちょ、女の子に顔の話はダメだよ」

渡辺「……やっぱ緊張するな、こういうの」

夢見「私も、怖いよ」

夢見「……」

夢見「でもアタルくんがいるからきっと大丈夫だよね」

渡辺「俺だけじゃない。みんないるさ」

夢見「うふふ、かっこいいなぁ。ヒーローみたい」

渡辺「アメちゃんだって。俺にとってはヒーローだよ。【憧れの存在】だ」


チクリ


渡辺「……?」

夢見「どうしたの? やっぱりアタルくんも怖いんだ」

渡辺「そんなことはねぇ! 俺にどんと任しとけ」

夢見「うんっ! 私も頑張るよ」


【インフォ】夢見の好感度が上がりました

※コミュではないのでプレゼントは渡せません。


ゴォン……ゴォン……


小海「来たぜ……地獄行きのエレベーター」

桐ノ過「片道キップじゃないことを願いなさい」

小海「怖いこと言うなよぉ……」

郷田「……戦場にも似た雰囲気。不謹慎ながら気分が高揚する」

安生「隣の人チョー怖いんですけど」

羽場井「……」


渡辺「俺たちも行こうか」

夢見「……うん」


足を前に一歩踏みだす。


今から俺らは騙しあう。疑い合う。


だからって見失うわけにはいかない。

横に並ぶ仲間と、

一縷の希望を。


渡辺「………………」


ゴォン……ゴォン……


エレベーターは降下していく……






―― コトダマリスト ――

【モノクマファイル2】被害者は『超高校級の教祖』神藤治。死因は撲殺である。犯行時刻は午前6時

【男子更衣室】死体発見現場。神藤の周りに血が散らばっていること以外には特に変化はない。ただ、血の量が異様に少なかった

【ダンベル】男子更衣室の床に落ちていた。血がついていない

【男子更衣室のダンベル】ダンベル置き場には全て揃っていた。

【女子更衣室のダンベル】ダンベル置き場には一つ穴があった。

【校則】他人の電子生徒手帳を使ったとしても異性の更衣室には入れない。しかしドアを開けることは可能なそうだ。

【アーティスト】巷で噂になっている芸術家を名乗る人物。小海からの情報である。

【死体の装飾】死体には糸や針で装飾されていた。

【色鮮やかな針】神藤の舌に刺さっていた針。手編が使っていたものと酷似しているらしい。

【升野の証言】色鮮やかな針はアーティストの犯行にも使われているもだった。

【残された電子生徒手帳】死亡した二人の生徒手帳が玄関前にあった。発見したのは覗きをしようとしていた羽場井である。

【うろつく神藤】死体発見時刻よりも後に安生と小野方が神藤を目撃している。

【空っぽの本棚】図書室の本が大量に持ち出されていた。これだけの本を持ち出すには相当な作業になることだろう。

【トラッシュルームの鍵】今は郷田が持っている。

【神藤の部屋】神藤の宗教に関連すると思われる資料が散らばっていた。




―― スキルリスト ――



『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます




~~ 裁判場 ~~


モノクマ「やっほぉぉおおおおい! 元気ないねぇみんなっ?」

升野「元気があるのは元原ぐらいだ……」

元原「私もそれほどないです。ちょっとだけ元気なだけです」

小海「コイツは状況がわかってねぇんだよ」

モノクマ「ふふ~ん? どーでもいいや。さっさと裁判はじめちゃお」


モノクマ「えぇ~、今からオマエラには学級裁判をしていただきます。議論のあと今回の事件のクロを多数決で指名していただきます」

モノクマ「本物のクロが指名された場合はクロがオシオキを。クロではない人が指名された場合はクロ以外全員がオシオキされ、クロは『卒業』となります!」

オシオキ…………

脳裏にケマンの『あれ』が浮かんだ。

桐ノ過「顔色……悪いわよ」

渡辺「大丈夫だ」

桐ノ過「そうね。いつも通りね」

渡辺「…………」



【議論開始!】


小海「はっぁ…………またこれやんのか」

清水寺「ほ、ほんとよ……全部クロのせいよ……」

夢見「ちょっとぉ。真面目にして」

郷田「まずは事件の整理からだな」

郷田「今回の被害者は神藤だ。死体発見現場は二階の『男子更衣室』だったな」

元原「おほー! なんか『刑事さん』みたいです!」

安生「ということはクロが男子に限られる……のかな?」

羽場井「……短絡的だな」

安生「うっさい。でも、女子には難しいじゃない。『男子更衣室での殺人』だなんて」

 
安価↓


1、【男子更衣室】

2、【アーティスト】

3、【モノクマファイル2】


【モノクマファイル2】で『男子更衣室の殺人』


選択2 『男子更衣室の殺人』←【モノクマファイル2】


桐ノ過「モノクマファイル2には【被害者】【死因】【殺害時刻】の記載しかないわ。……それでどうやって殺害現場を特定しようっていうの?」

渡辺「うぐっ……!?」


みんなの視線が突き刺さる……!

【発言力6→発言力5】発言力が1低下しました。



渡辺(クソ……間違った)

渡辺(でも、きっと論破する箇所は間違っていないはずだ……!!)



小海「はっぁ…………またこれやんのか」

清水寺「ほ、ほんとよ……全部クロのせいよ……」

夢見「ちょっとぉ。真面目にして」

郷田「まずは事件の整理からだな」

郷田「今回の被害者は神藤だ。死体発見現場は二階の『男子更衣室』だったな」

元原「おほー! なんか『刑事さん』みたいです!」

安生「ということはクロが男子に限られる……のかな?」

羽場井「……短絡的だな」

安生「うっさい。でも、女子には難しいじゃない。『男子更衣室での殺人』だなんて」

 
安価↓


1、【男子更衣室】

2、【アーティスト】

3、【モノクマファイル2】

【男子更衣室】で『男子更衣室の殺人』


選択1 『男子更衣室での殺人』←【男子更衣室】 正解!!

【発言力5→発言力6】発言力が1回復しました。


渡辺「……!」

渡辺「それは違うぞ!」 【男子更衣室】


渡辺「たぶん男子更衣室での殺人じゃない」

升野「というと?」

渡辺「だってさ、そうだとしたら血の量が少なすぎるだろ」

小海「俺にはさっぱりわからないけど……そういうのって郷田が詳しいんじゃねぇの?」

郷田「あぁ、職業柄死体はたくさん見るがあれだけの打撃痕があるのに流れている血の量が少ないようにも見える」

夢見「ね、ねぇ。小海、やっぱりクロって……」

小海「だよなぁ……。そ、そうだ。アイツの仕業だ!! アイツの仕業に決まってるんだ!!」

元原「どうどう。お、落ち着くですよ」

小海「お前らなんでそんなに落ち着いていられるんだよぉ……」

小海「ここに!! 【アーティスト】がいるんだぞッ!!」

桐ノ過「………………」

小野方「………………」

小海「な、なんだよその目はよぉ!!」

安生「あのさぁ……」

郷田「その可能性が捨てきれんが……あまりにも突拍子もないだろう」

小海「だってさ。だってさ!! 俺ニュースで見たことあるんだよ。死体を糸とかペインティングで芸術に変えるアーティストだって!」

郷田「死体からすると確かに特徴は一致しているが……」

羽場井「……糸……針……」

夢見「針って言えばぁ……あの針って見覚えなぁい?」

……見覚え?



升野「誰だっけ」

木村「裁縫セット……でしょうか」

元原「おお?」

郷田「針ということは女子だな」

小野方「女子ってことは手編ちゃん木村ちゃん安生ちゃん元原ちゃん夢見ちゃん清水寺さん渡辺クン、だね」

升野「ナチュラルに外すのやめてくれないかなぁ!?」

渡辺「そしてしれっと俺を入れるのをやめろバカ!!」

小野方「あはは。冗談だって」

清水寺「あんたたち……仲いいわね……」

升野「清水寺ちゃんも混ぜたげよっか?」

桐ノ過「いい加減にしなさい」

桐ノ過「……よく思い出して。私たちに配られた針はあんなに派手ではなかった。そうでしょ?」

羽場井「……確かに」

安生「ちょっと待って。アンタそれなんで知ってる!? まさか部屋に入ったとか!?」

羽場井「……」

安生「オイコラ!」


あの針に見覚えがあるとか言ってた奴がいたな……


人物を指名しろ!
>>56>>57>>58




選択 升野 正解!!



渡辺「お前しかいない!」 【升野】


渡辺「升野……あの針、誰か使ったのを見たことがあるって言ってたよな」

升野「あぁ」

清水寺「だ、誰よぉ! 白状なさいッ」

升野「そこまで近づかれるといいにくいな……あの針を使っていたのは手編だ」

小海「なっ……!?」

小野方「あーらら。ってことはつまり」

夢見「手編ちゃんが……!?」

手編「ちょ、ま、待ってってば! なにそれ。そんなのでまかせだって!」

小海「おまっ、お前がやったのか……!?」

手編「ちがうっていってるじゃん! だいたい、今のりとっちの証言だって嘘のかのうせいだって……ッ!」

桐ノ過「嘘じゃないわ。――だって私も見たもの」

郷田「そういうの早く言え」

手編「……っ」

手編「でっ、でも! 二人が共犯だって可能性も……」

郷田「共犯か」

郷田「……前々から思っていたのだがクロが二人いた場合はどうなるのだ?」

モノクマ「ん? それはボクに聞いてるの?」

郷田「あぁ。つまりは共犯がいたらどうなるか、という話だ」

モノクマ「あぁ、それは殺人を犯した人間がクロとなってもう一人は無罪だね。実行犯がクロだよ」

郷田「承知した。それなら手編の主張は通らないな……」

手編「そっ、そんなの! 二人がしらないだけなんだよ!!」

手編「ボクは関係ない!!」 



手編、相当焦ってるみたいだ……

まさか本当にコイツが……?


手編「まちがってるってば……」



手編「その意見はほつれてるよ!!」反論!!






[パニックトークアクション 開始!!]


手編「たしかにボクはあのはりをもってる。それはみとめるよ」

手編「だからってボクがくろとはかぎらないじゃん!!」

手編「あの針は……やっぱりさっきのふたりがしくんだんだ。はめられたんだよ」

手編「だってこのまえ無くなってたんだもん!!」

手編「あのはりはあーてぃすととはなんら『関係ない』!!」


安価↓

1、【アーティスト】

2、【升野の証言】

3、【モノクマファイル2】

【升野の証言】で『関係ない』


渡辺「その言葉切らせてもらう!」 【升野の証言】


渡辺「升野が依然アーティストの装飾した死体を見たときあれとまったく同じ針が使用されていたらしい」

升野「間違いな。長さ、形状、材質。そしてあの奇抜なデザイン。流石に見間違えることはない」

小野方「その言い方、まるで本物の死体を見たみたいな言い方だよね?」

升野「職業柄そういうこともある。……もっとも弟のプロファイリングに回すのが主だったようだけどな」

渡辺「升野はこう言ってるぜ、手編」

手編「ぐぅぅぅうううう……」

渡辺「手編。ホントのことを言ってくれ。お前はこの事件に関係してないのか?」

手編「ボクはぁ……ボクは……ッ!!」

桐ノ過「……」

桐ノ過「……アナタが芸術家アーティストなの?」

手編「……………………」

手編「……………………」

渡辺「てあ、み……?」

手編「……………………」

小海「て、手編さーん? 返事してー……?」





手編「そォだよ……」

渡辺「!」

手編「……アァハッハッハ!」

手編「大☆正☆解!! あのハリはオレっちのものだぜッ!!」

小海「………………え」

安生「手編ちゃん……?」

郷田「………………これは……また……」

清水寺「ひっ……」

元原「手編ちゃんがグレちゃったですぅー!?」

小野方「アハハァッ!!! 面白くなってきたよ!! さいっこうだぁ!」

郷田「笑ってる場合ではない!」

木村「これって……」

元原「どうわぁぁぁぁあああ!? どういうことなんです!?」


手編のこの豹変っぷり……これだよな


[閃きアナグラム 開始!]


ん く の ぱ
じ に ゅ じ


『  う  か 』 ※空欄6個



『にじゅうじんかく』



渡辺「これしかない!!」 


渡辺「コイツは手編であり……手編じゃない」

升野「私にもわかるように言ってくれ」

桐ノ過「世界一の難題が来たわよ」

升野「怒るぞ」

渡辺「要するに……手編は、【二重人格】だったんだ!」

升野「なるほど!! ……ん? そうなると手編ちゃんの人格ともう一個はなんなんだ?」

渡辺「恐らく……芸術家【アーティスト】……」

升野「え、えぇぇえ!? ア、アーティスト!?」

小海「それみたことか!」

小海「『超高校級の芸術家』として希望が峰に来るっていう都市伝説はあったけどホントだったなんて……」

手編「そそ! ここの理事長サマに呼ばれたんでなァ? ちゃんとした才能持ちだぜオレッちはよォ」

渡辺「コイツも……超高校級かよ……ッ」

手編「これからもよろしくゥ☆」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



   【超高校級の芸術家】アーティスト



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




投下終了。殺人鬼枠は手編さんでございました。当初の予定では升野で二重人格でもなく素(?)でマッドサイエンティストにするつもりだったんですが……こっちの方がよさげなので。殺人鬼バージョンの名前(ジョノ的な)もありますのでご心配なさらず。

次回投下は土曜日9時30分。よかったらどうぞ!

乙ボクっ娘からオレっ娘になった

乙です

>>712
ぶっちゃけこれやりたいだけでした

>>713
レスありがとです。

では裁判パートの続き。再開させていただきます。



アーティスト「ま、そォいうことだな」

郷田「それでこの手編が……いいやアーティストが神藤を殺したというのか。それは……」

元原「ってかアーティストって呼びにくいです。この際アーちゃんで統一するです」

アーちゃん「あァん!? 何可愛らしい名前つけてくれてんだ!!」

桐ノ過「そんな話してる場合? 本当にそう思ってるんだったら渡辺くんの頭をかち割るわよ」

渡辺「なんで俺限定なんですか!?」

アーちゃん「んでさ。これ今どォいう状況なわけ。説明してよ☆ んじゃァ……きむ姉ェ!」

木村「えへぇ!? わたっ、私ですか?」

木村「えぇっとですね。神藤さんが殺されちゃって色々あって手編さんがクロ……つまり犯人ではないかと疑われてるんです……」

夢見「細かいのか適当なのかわからないわねぇ……」

アーちゃん「つゥかオレっち疑われてんのか!?」

小海「(ぼそっ)当たり前だろ殺人鬼ー!」

安生「声ちっさ!? ホントヘタレね……」

郷田「オイ……本当にコイツがクロなのか……?」

夢見「実は、なんだけど……昨日の夜手編ちゃん見たんだよねぇ」

アーちゃん「は、はァ!? こんなこというのもなんだが……麻布のヤローは夜更かしなんかするような奴じゃァねェぞ!?」

夢見「だからさぁ……アンタがクロだったら、の話なんだけどぉ」

アーちゃん「確かにオレっちは夜更かしバリバリするけどよ……」

アーちゃん「でも昨日はしなかったしまさか麻布のヤローが……?」


言霊ゲット! 【夢見の証言】 手編(アーちゃん)は夜に出歩いていた。





木村「あわわ……」

渡辺「う~ん……怪しすぎるぞ」

アーちゃん「オイテメェら! 本気でオレっちがおさむんを殺したと思ってのかァ!?」

アーちゃん「そォだとしたらぶっ飛んだ検討違いだZE!」

升野「一応根拠とやらを聞いておきたいのだが……」

アーちゃん「あの死体とは趣味が合わない。ナハハ☆」

小海「意味わっかんねぇよッ。やっぱオマエがクロなんだろ!!」

郷田「……はぁ」

郷田「場が纏まらなくなってきたな……俺が行くしかないか」



郷田「俺についてこい!!」 反論!!



郷田「それはないぞ。小海ィ!!」

小海「どうわぁぁぁぁあああ!? なんだよいきなり大声だすなっつぅーの! ビビんだろうがボケ!」

郷田「アーちゃんはクロではないッ」

桐ノ過「根拠がなかったらぶっ潰すわよ。……渡辺くんが」

渡辺「イチイチ厄介事を俺に押し付けるのやめてくれないかなぁ!?」

郷田「根拠なら……あるッ!!」



【反論ショーダウン 開始!!】


郷田「アーティストはクロではない」

郷田「それは確定しているぞ」

郷田「なぜならば……」

郷田「『アーティストは女性』だからだ! 『男子更衣室に入る手段がない』」


安価↓

1、【モノクマファイル2】

2、【アーティスト】

3、【電子生徒手帳】

【電子生徒手帳】で『男子更衣室に入る手段がない』



『男子更衣室に入る手段がない』←【電子生徒手帳】 正解!!



渡辺「……!」

渡辺「その言葉切らせてもらう!」 【電子生徒手帳】


渡辺「確か玄関前に死んだみんなの電子生徒手帳があったはずだ。あれを使えばアーちゃんだって男子更衣室に入れるぞ」

郷田「だがしかしッ」

郷田「それは不可能……」

郷田「アーティストが男子更衣室に≪入れるわけがない≫」


安価↓

1、【神藤の部屋】

2、【校則】

3、【死体の装飾】

【校則】で『入れるわけがない』


≪入れるわけがない≫←【校則】 正解!!



渡辺「……!」

渡辺「それに賛成だ!!」 【校則】


渡辺「そういやモノクマが言ってたな」

渡辺「他人の電子生徒手帳を使って更衣室には入れないって……」

桐ノ過「それは揺るぎない事実なのよね? モノクマ」

モノクマ「あったりまえじゃない! ボクはクマ一倍ルールに厳しいクマなんだよ? 校則違反は何人たりとも許しません!!」

郷田「つまり女性であるアーティストはクロではないことがわかるのだ!!」

郷田「そしてェ!」

郷田「クロは女性ではないことがわかった!!」


桐ノ過「ちょっと待って」


桐ノ過「そうとは限らないわ。いいえ、むしろ見当違いといえるほどに」

郷田「なん……だと……?」

安生「……桐ノ過の推理についていくのって難しいわね……」

小海「さぁ、渡辺の出番だぜ!」

升野「君に決めた!!」

安生「ちょっと! 渡辺にばっかり任せてないで自分たちで考え……ごめんなさい。私が間違っていたみたい。頑張れ渡辺」

渡辺「諦めんなよ。そして押し付けんなよ」

桐ノ過「渡辺くん、アナタならわかるでしょう?」

小野方「適当な信頼ほど嫌なものはないよね」

渡辺「嫌なこと言うなよ」


渡辺(桐ノ過が郷田の意見に反論した理由……あとちょっとでわかりそうだけど)



【閃きアナグラム】

『 ン  』※空白3箇所


ベ ナ ヌ ダ

シ ナ ソ ル



『ダンベル』 正解!!


渡辺「これが答えだ!!」


渡辺「ダンベル……そういえばあのダンベルって不自然っつーかなんかおかしかったよな」

小海「何がー?」

升野「ダンベル……」

升野「確か……男子更衣室内のダンベルの数があってなかった気がするんだよなぁ……」

渡辺「それだ。男子更衣室のダンベルは全て棚にあったんだよ。それなのにあの場にはダンベルがあった」

アーちゃん「じゃァあのダンベルはなんだっていうんだ?」

渡辺「女子更衣室……」

渡辺「女子更衣室のダンベルだ。安生、女子更衣室のダンベルの数ってどうなってた?」

安生「えぇっと……一つなかった気がする。ううん、確実に少なかった」

木村「そ、それって……じゃあ女子更衣室に入れた女子がクロってことですかぁ……!?」

夢見「クロは女子ぃ? でも、それじゃあ神藤をどうやって男子更衣室に入れるってのよぉ」

小海「じゃあ男子がクロ?」

升野「あえぇえ!? 頭がこんがらがってきた」

升野「えぇっと、女子更衣室のダンベルを使うには女子じゃないとダメで、神藤を男子更衣室で殺害するには男子じゃないとダメってことか?」

郷田「そういうことか……。それではしかし……」




小野方「くっくっく……」

小野方「……まぁた、ボクが手助けしてあげないとダメなのかなぁ!?」

小海「手編の次は……コイツかよ」

小野方「ほんっと君たちはバカばっかりだなぁ? いくら天邪鬼なボクでも真実に導いてあげたくなるほどに……さっ」

渡辺「答えがわかってるんなら言えよ小野方」

小野方「えぇ!? 聞こえないなぁ!?」

渡辺「………………」

小野方「それじゃあ優しい優しいボク様が嘘を交えながらヒントを出してやろうとしようかね」


小野方「さぁ、復讐問題の時間だ」

小野方「はてはて」

小野方「クロは一体誰なのか」

小野方「女子? 男子?」

小野方「それともボクかな?」

小野方「単純に考えてみるのはどうかな?」

小野方「男子がダンベルを女子更衣室から持っていくのは『可能』かい?」

小野方「女子が神藤クンを男子更衣室で殺すのは≪可能≫かい?」

小野方「ま、全部≪無駄な推理≫なんだけどね」




……あとちょっとでわかりそうだ……。これは復讐問題……


今までの推理を振り返ればわかるはずだ……


安価↓

1、【校則】

2、【升野の証言】

3、【モノクマファイル2】

【校則】で『可能』



『可能』←【校則】 正解!!



渡辺「それは違うぞ!」 【校則】


渡辺「あぁ……女子が男子更衣室のダンベルを持ってくのは絶対に不可能だ」

渡辺「だからといって女子が男子更衣室で神藤を殺せるわけじゃない」

渡辺「ちゃんと一つずつ考えればわかることだった……」

小野方「まぁ、仕方ないよ。殺人現場と思っている場所をしっかりと観察するなんてボクと、桐ノ過ちゃんぐらいしかいないだろうしね」

桐ノ過「同類にしないで」

渡辺「喧嘩するなって。……分かったっていうよりは思い出したかな」

渡辺「前の方に俺が論破してたはずなんだ」

渡辺「男子更衣室が殺害現場じゃないって」

清水寺「そういえば……そ、そんなこと言ってたわね」

小野方「言ってたっけ? 覚えてないなぁ」

桐ノ過「どうせ嘘なんでしょうからみんな無視しなさい」

渡辺「それにさっき言った【女子が男子更衣室で神藤を殺せるわけじゃない】って言葉。逆に言えば男子更衣室であれば殺害は可能なんだ」

小海「お、おぉう……色々繋がってきたな。血の量とダンベル置き場から考えれば殺害現場は男子更衣室じゃないってことか」

升野「確かに渡辺は血の量があまりにも少なすぎるって言ってた気もするな」

郷田「それに凶器第一候補のダンベルには血がついていなかったな。……神藤を殺した後で男子更衣室に投げ込んだか?」

アーちゃん「そりゃァ殺害現場が違うっぽいわ」

升野「それに頭の傷口なんか平たかったし、ダンベルって感じじゃなかったもんな」

渡辺「……………………あ?」

小海「オイ……升野。それ、なんで黙ってた!?」

升野「え……別にこれといって理由は。傷口みたらそんな感じだったぞ」

渡辺(っていうかコイツ検死できたのか……)




元原「だからってこれからどうなるんです? ……なんでしたっけ? なんとかんばが違うからって……」

木村「さ、殺害現場です」

渡辺「元原の言う通り殺害現場が違ったからって何がわかるんだって感じなんだけど……女子更衣室に入れる人物……つまりクロが女子ってこと以外完全に行き詰った……」

桐ノ過「何言っているの? もう全てわかったでしょう?」

渡辺「……え?」

小野方「ホント渡辺クンってボンクラっていうかポンコツだよね……これは嘘じゃないよ?」

渡辺「ぐっ……」


でも桐ノ過がそこまで言うのならヒントは出そろってるのか……


渡辺(思い出せ……事件を整理しろ……)

渡辺(クロは女子の誰か)

渡辺(殺害現場は男子更衣室以外のどこか。つまり神藤を運ぶ必要がある)

渡辺(運ぶなんてことするんなら犯行時刻は夜か)

渡辺(凶器はダンベルではなく、平たい物)

渡辺(平たい鈍器を持っている、またはその可能性のある人物……)

渡辺(いる……一人だけ……俺は【それを持っている人間】を間近で見ていたじゃないか)



渡辺「ここから導きだされるこの事件のクロ……それは……」


クロを指名しろ!!
>>56>>57>>58

おぉっと……きませんね。明日に繰り越したいと思います。

次回投下は日曜日9時30分。よかったらどうぞ!

そろそろ開始時間となりますが人いらっしゃいますでしょうか?


元原「だからってこれからどうなるんです? ……なんでしたっけ? なんとかんばが違うからって……」

木村「さ、殺害現場です」

渡辺「元原の言う通り殺害現場が違ったからって何がわかるんだって感じなんだけど……女子更衣室に入れる人物……つまりクロが女子ってこと以外完全に行き詰った……」

桐ノ過「何言っているの? もう全てわかったでしょう?」

渡辺「……え?」

小野方「ホント渡辺クンってボンクラっていうかポンコツだよね……これは嘘じゃないよ?」

渡辺「ぐっ……」


でも桐ノ過がそこまで言うのならヒントは出そろってるのか……


渡辺(思い出せ……事件を整理しろ……)

渡辺(クロは【女子】の誰か)

渡辺(殺害現場は男子更衣室以外のどこか。つまり神藤を運ぶ必要がある)

渡辺(運ぶなんてことするんなら犯行時刻は夜か)

渡辺(凶器はダンベルではなく、平たい物)

渡辺(平たい鈍器を持っている、またはその可能性のある人物……)

渡辺(いる……一人だけその条件に当てはまる人物……俺は【それを持っている人間】を間近で見ていたじゃないか)

渡辺(俺はコロシアイも何も関係ないところでそれを見ている!!)



渡辺「ここから導きだされるこの事件のクロ……それは……」


クロを指名しろ!!
>>56>>57>>58


渡辺「安生、お前だ!!」

安生「えぇ!? 私!?」

桐ノ過「……違うわ」

渡辺「うぐっ……」


みんなの視線が突き刺さる……!!

【発言力6→発言力5】発言力が1低下しました。


渡辺(女子中で他に条件に当てはまる奴を探すんだ……)




元原「だからってこれからどうなるんです? ……なんでしたっけ? なんとかんばが違うからって……」

木村「さ、殺害現場です」

渡辺「元原の言う通り殺害現場が違ったからって何がわかるんだって感じなんだけど……女子更衣室に入れる人物……つまりクロが女子ってこと以外完全に行き詰った……」

桐ノ過「何言っているの? もう全てわかったでしょう?」

渡辺「……え?」

小野方「ホント渡辺クンってボンクラっていうかポンコツだよね……これは嘘じゃないよ?」

渡辺「ぐっ……」


でも桐ノ過がそこまで言うのならヒントは出そろってるのか……


渡辺(思い出せ……事件を整理しろ……)

渡辺(クロは【女子】の誰か)

渡辺(殺害現場は男子更衣室以外のどこか。つまり神藤を運ぶ必要がある)

渡辺(運ぶなんてことするんなら犯行時刻は夜か)

渡辺(凶器はダンベルではなく、平たい物)

渡辺(平たい鈍器を持っている、またはその可能性のある人物……)

渡辺(いる……一人だけその条件に当てはまる人物……俺は【それを持っている人間】を間近で見ていたじゃないか)

渡辺(俺はコロシアイも何も関係ないところでそれを見ている!!)



渡辺「ここから導きだされるこの事件のクロ……それは……」


クロを指名しろ!!
>>56>>57>>58



選択 夢見 正解!!


渡辺「お前か……夢見」

夢見「……っ」ギリ

渡辺「……夢見。お前しかいない」

桐ノ過「………………」

小野方「にやにや」

小海「オ、オイ! そんな三人で睨むなって! まだ確定したわけじゃねぇんだろ!?」

桐ノ過「けれども」

小野方「この中では一番怪しいよねぇ……?」

夢見「そ、そんなわけぇ……」

夢見「そんなわけないでしょ!!」

夢見「わ、私が神藤を殺すはずないじゃん!! なんか証拠はあるっていうの!!」

木村「あわわ……!? 夢見さん、いつもの口調と違う……」

渡辺「証拠……というよりはお前にしかできないことなんだ」

夢見「……ッ!?」

渡辺「夢見……本好きって言ってたよな」

渡辺「前に図書室出会ったときすごい没頭して読んでいたよな?」

夢見「……うん……」

渡辺「夢見以外には読書家なんて俺は知らないからさ……」

郷田「他に読書好きの人を知ってる奴はいるか」

小野方「はいはーい、ボク本大好き。だけどあいにく女子じゃないんだよね」

小海「わかってんなら出てくんなっ」





小海「つか今の話だと凶器って……」

桐ノ過「……重い本ともなると重量もそれなりだしね」

小海「本!?」

渡辺「お前の借りていた大量の本。使い方次第では【平な傷口】と一致する!!」

夢見「……ッ」

渡辺「女子が神藤……男子を運ぶなんて普通はできないはずだ」

渡辺「でも夢見にはそれを持っている可能性がある」


読書家の夢見……本棚が空っぽになるほど本を持ち帰っていた。桐ノ過に読書ジャンキーだなんて揶揄されるほどに。

あれだけの本を自室に持ち帰るには……あれが必要なはずだ。


安価↓

1、ダンベル

2、台車

3、ロープ



選択2 台車 正解!!


渡辺「これだ!!」

渡辺「お前は図書室で本をたくさん持っていくために台車かそれに類するものを持っていたんじゃないか? これを神藤を運ぶのに使ったんだ」

夢見「そ、そんなの……ッ」



夢見「そ、そんなの……状況証拠だけじゃん!」

夢見「勝手に話を進めないでよ!!」

夢見「私が……クロなわけない!!」


夢見「私は一番かわいいんだ!!」 反論!!


【反論ショーダウン】


夢見「私がクロだって!?」

夢見「そんなわけないじゃん!!」

夢見「『超高校級のコスプレイヤー』であるこの私がッ!! 人を殺すだなんて」

夢見「そうだ……」

夢見「小野方や安生ちゃんがお昼に食堂で神藤をみたって言ってたじゃん!!」

夢見「犯行時刻が夜だっていうのも間違ってるんじゃない!?」

夢見「『アリバイがないのはみんな同じ』だ!」


渡辺(相当焦ってるな……自滅しやがって!!)

安価↓

1、【モノクマファイル2】

2、【校則】

3、【女子更衣室のダンベル】



『アリバイが無いのはみんな同じ』←『超高校級のコスプレイヤー』 正解!!



渡辺「……!」

渡辺「その言葉切らせてもらう!!」 『超高校級のコスプレイヤー』


渡辺「今思えば神藤が服を着ていなかったのはそういうことだったんだ」

渡辺「安生や小野方が見たのは偽の神藤だ。夢見の変装なんだよ」

郷田「何のためにそんなことを……」

渡辺「アリバイや犯行時刻をかく乱させるために神藤の格好をして安生たちの前に現れたんだ」

夢見「うぐぅ……!!」

小野方「でもさ。身長とか立ち方とか彼とは違うところがあるんじゃない? そこんところしっかり説明してくれないとわからないなぁ……」

桐ノ過「『超高校級ののコスプレイヤー』……変装なんてお手の物。そしてそれ以上のことだってできるんじゃない? 身長やスタイルの補正なんかをね」

夢見「さ、……さすがに私にだってそんなこと無理だって……」

小野方「今」

夢見「えっ……?」

小野方「目が3秒揺らいだ。……嘘をついてる証拠さ」

夢見「あぅ……うぐっ……」

小野方「ま、嘘なんだけども。……でもその動揺の仕方は嘘じゃないみたいだね」

小野方「そもそもボクや桐ノ過さんは【神藤クンが目撃された】って時点で君を睨んでいたよ?」

夢見「あ、あぁぁ……違う……ってば……」



木村「み、皆さんやめてくださいよぉ! 夢見さんが……夢見さんがそんなことするわけないじゃないですか!!」

夢見「木村……?」

渡辺「ナミちゃん……」

渡辺「俺だってそう思いたいよ……でも……ッ」

木村「まだ夢見さんがクロだって決まったわけなありませんッ」

木村「さっき手編さんが夜で歩いていたって言ってたじゃないですか。あれはまだ解決していないはず……!!」

桐ノ過「……アーちゃんの証言によると自分は夜で歩いてはいないし手編さんも出るような人間じゃないらしいわよ」

木村「う、嘘かもしれないじゃないですか!」

桐ノ過「……だいたいその目撃情報。夢見さんが情報源よ」

木村「……っ」

木村「まだ……決まってない。それなのにみんな責めたりして……酷いじゃないですか。夢見さんは仲間なんですよ!?」

木村「ど、どこで神藤さんを殺したって言うんですか……!!」

桐ノ過「神藤くんは……悩みがあるだなんて言えばホイホイついてくるんじゃないかしら」

桐ノ過「元に神藤くんの部屋には宗教関連の資料が散乱していたらしいし……ね? まるで夢見さんの悩みに適切な教えを探してるみたい」

夢見「…………」

桐ノ過「それなりに仲が良かったから認めたくないのかもしれないけど」

木村「そうですよ、夢見さんは私に声をかけてくれるぐらいに優しいんです!! 人殺しなんてするはずがありません!」

小野方「あっちゃー……これじゃボクの出る幕ないなぁ」

安生「また引っ掻き回す気だったの!?」

木村「それにさっきから出てるのは【夢見さんなら可能】っていう……不確かな証拠ばかりじゃないですか!」

木村「それじゃ夢見さんがクロだなんて認められません!」

小野方「君一人が認めなくてもぶっちゃけ多数決なんだけど……わかったわかったって。そんなに睨まないでよ安生さん」

桐ノ過「……それじゃあ証拠を提示してあげましょう」

夢見「んっ……!?」

木村「…………っ!」

桐ノ過「小野方くんと安生さんが目撃した神藤くん。アリバイ工作のつもりだったんでしょうけど……あれこそがクロの最大の失態よ」

桐ノ過「後は渡辺くん、頼むわよ」

渡辺「…………」


神藤を発見したとき、【神藤は下着のみの姿】だった……

トラッシュルームの鍵は郷田が持っている……。証拠隠滅は不可能……。ということはクロの部屋に【あれ】があるはずなんだ……


安価↓



              服
              △

        藤□        ○の

              ×
              神



神藤の服 正解!!


渡辺「アリバイ工作に使われた神藤の服がクロの部屋にあるはずだ」

夢見「…………………………」

渡辺「……モノクマ、裁判を中断して各自の部屋の捜索をさせてくれ」

モノクマ「んー? それって裁判に必要なことー?」

渡辺「……あぁ、これ次第で今回のクロが決まる」

モノクマ「そういうことならこういう風にする方が簡単だよね! うぷぷ」


そう言ってモノクマが取り出したのはモニターだった。その映像は各自の部屋の監視カメラの映像だった。そこには……


アーちゃん「あァん? なんでシンのヤローの服がアメミーの部屋にあんだァ?」

夢見「……ッ」

小海「それに……血痕が残ってる!? あと台車もあるぞ!」

桐ノ過「決定的証拠……これで十分かしら」

木村「でも……でも!!」

夢見「…………」

夢見「……もういい!!」

木村「え……」

夢見「もういい……嘘なんかつかなくたっていい」

夢見「木村ちゃんまで疑われちゃうよ……」

小海「夢見……マジかよ……」

桐ノ過「渡辺くん。……後はお願いするわ」

渡辺「……」

渡辺「……これが事件の真相だ」



――― クライマックス推理 開始! ―――


≪act1≫
クロは相当な読書家でたくさんの本を貸出ししていた。その時に運ぶのが楽なように台車を使って持って行っていた。

≪act2≫
そしてクロは神藤に宗教について知りたいなどど言い部屋に連れ込んだ。そこで重たい本を鈍器として神藤を殴り殺した。この時、拾ったのか盗んだのか……針を使って神藤の死体を装飾し犯行をアーティストという存在さえ不確かな殺人鬼のせいにしようとした。……拾った針はたまたま本当のアーティストの物だったみたいだけど。

≪act3≫
さらにクロは予め持っていた台車を使って神藤の死体を男子更衣室にまで運び投げ入れることで罪を男子にまでなすりつけようとした。

≪act4≫
その後、事件を隠ぺいするために神藤の電子生徒手帳を使ってドアを開け神藤の死体を放り込んだ。この時、女子更衣室からダンベルを持ってきて男子更衣室に投げ入れることで犯行を男子の仕業に見せるようにした。

≪act5≫
そしてアリバイや犯行時刻を攪乱するために予め奪っておいた神藤の服を着て安生や小野方の前に現れた……。



渡辺「これが……全てだ。そうだろ……」

渡辺「『超高校級のコスプレイヤー』夢見雨衣!!」

夢見「…………うん」

郷田「認めたか……」

夢見「……ごめん、みんなに嘘ついてて」

モノクマ「およよ? もうそろそろ投票タイムのお時間ですぜ?」

木村「待ってください!! そんな……夢見さんがこんなことを……!!」

夢見「……」

モノクマ「そんじゃ張り切って……投票ターイム!」



――――――――――――――――――――――――――――――


 

   【超高校級のコスプレイヤー 夢見雨衣】


      

――――――――――――――――――――――――――――――




木村「…………………………」

モノクマ「予想通り。予想通りクロは夢見雨衣さんなのでしたぁ!!」

夢見「…………」

小野方「……なんとかいいなよ。人殺しといてさぁ……」

小海「そんな言い方ねぇだろ!!」

小野方「は? 小海クンは人殺しの肩をもつわけ?」

小海「……!? ……」

小海「……クソ……ッ」

升野「どうしてこんなことしたんだ」

夢見「……言えない」

モノクマ「じゃあボクから説明しましょー!」

夢見「え、やめてよっ!」





モノクマ「昔々夢見さんは近所でも評判のとてもとても可愛い子でした」

夢見「……」

モノクマ「どこに行ってもちやほやちやほや。まるでお姫様のような扱いを受けて生きてきました」

モノクマ「しかし現実は残酷でした」

モノクマ「彼女のことをきちんと見てくれる人などいなかったのです」

モノクマ「外面ばかりを見られその扱いはもはやお人形でした」

モノクマ「しかしそこに一人の男の子が」

モノクマ「彼は【可愛い女の子】としてではなく【夢見雨衣】として見てくれました」

モノクマ「それからは外野には脇目もふらず彼と遊び、何時しか好意をもつようになりました」

モノクマ「そしてある日引っ越しで彼女は彼と離ればなれになることになりました」

モノクマ「引っ越しの日。彼女は彼と約束します」

モノクマ「『いつかアイドルでもなんでもいいから有名になって君に私の元気の姿を見せてあげる』」

モノクマ「『だからそうなったらまた私のこと見てくれますか?』」

モノクマ「うぷぷロマンチックなお話っ」




渡辺「……………………」

桐ノ過「これが……夢見さんの動機」

安生「有名になるって『夢』を叶えたかったんだ……」

夢見「……違うよ」

清水寺「えぇ……?」

夢見「建前はそうだった……でもそれは自分の本当の心を見て見ぬふりしてるだけだった……」

夢見「私が人を殺して有名になったとしても……その夢はきっと叶わない」

渡辺「……………………」

夢見「……叶うはずは……ないんだよ」

郷田「……意味がわからんが……」

夢見「私はただ死にたくなかっただけの最低な女だよ……」


夢見の顔は涙を必死に堪えようとぐちゃぐちゃになっていた。そこには【可愛さ】を取り繕う夢見雨衣の姿はなく、かつての完賀雨衣の姿があった。


夢見「ごめんね、みんな」


夢見は自分の席を離れ俺の目の前に立つ。

そして――


渡辺「……っ」

夢見「アハハ……こうやって抱き着くのも久しぶりだね」

モノクマ「うっひゃぁ!? 破廉恥、破廉恥ですぞぉぉおおお!?」

夢見「ねぇ、私ずっと覚えてたよあの夢」

夢見「叶えられなかった……ごめんね」

夢見「でもまた会えてよかった」

渡辺「…………俺もだ」

夢見「えへへ……」


モノクマ「これはオシオキせねば!! オシオキターイム!!!」


夢見「アタルくん。最後に一つだけいい?」

渡辺「いいよ……アメちゃん」

夢見「ふふ、やっぱり優しいなぁアタルくんは……」

夢見「ずっと。ずっと言えなかったんだけどさ……」











夢見「――――ダイスキ」





――――――――――――――――――――――――――――――



夢見さんがクロに決まりました。オシオキを開始します



――――――――――――――――――――――――――――――





 【なんてたってアイドル(笑)オン・ステージ】


バカでかいドーム。その中にはアイドルが歌うための特設ステージが取り付けられていた。となりには仮装大賞の得点柱によく似た温度計が取り付けられている。温度は39度を指していた。

ステージにはアイドルの格好をしたモノクマが汗を流して踊っており、あと少しで終わりというところ。

観客席には大勢のモノクマがペンライトをもって盛り上がっていた。


大きな歓声が上がり、会場のボルテージと共に会場内の温度も上昇していく――


しばらくするとアイドルモノクマが退場し、派手な衣装を着た夢見がステージに現れた。とたん、先ほどまでの歓声とは裏腹にモノクマ達のテンションが下がりブーイングの嵐が巻き起こる。と、同時に会場の温度を徐々に徐々に下がっていった。

夢見はせいいっぱい歌い踊る。しかし、温度は下がっていくばかりだ。


焦る。焦る。焦る。それなのに辺りは冷気で充満していく……

冷や汗が、悔し涙が肌を引っ張りながら凍り付いていって……………………


曲が終わりモノクマ達がブーイングを出しながらステージにドリンクやペンライトを投げつける。

中にはキレながら帰るモノクマもいた。



そしてショーが終わりドームが閉館した時には


……凍り固まった笑顔がステージにポツンと置き去りにされていた。




モノクマ「エェェクストリィィィイイイイイイインムッ!!」

木村「夢見さん! 夢見さん!!」

郷田「木村!! ……無駄だ」

木村「でも、でも!」

郷田「見てわからないのか!!」

木村「……っ」

郷田「もう……死んでる」

木村「うぅ……うぅぅうぅぅ……」


升野「自業自得だな。前回の裁判でオシオキを受けること自体はわかってたろうに」

アーちゃん「なんだよ……その言い方はよォ……」

升野「思ったままの感想だが」

アーちゃん「それでもその言い方はねェだろォがよ!!」

アーちゃん「アメの野郎だってホントはこんなことしたかったわけじゃねェってわかんだろォがよォ!!」

升野「なんで君は夢見じゃないのにそんなことがわかるんだ?」

アーちゃん「……ッ!?」

升野「答えられない、か……」

升野「まったく……ツマラナイな……」


モノクマ「もうそろそろ君も気づいてるんでしょ?」

渡辺「……何のことだ」

モノクマ「もう知らんぷりしちゃってうぷぷ」

モノクマ「思い出してご覧よ……ケマンくんや夢見さんの顔……」

渡辺「……」

モノクマ「どうしてこんなことになっちゃったんだろうねぇ……?」

渡辺「……何が言いたい」

モノクマ「べぇつぅにぃ?」

モノクマ「ただボクは君に教えてあげてるだけだよ」

モノクマ「言葉の持つ言霊は時として命を奪うことさえあるってことをさ」

渡辺「だから何が言いてぇんだよッッッ!」

モノクマ「ひゅ~、こわこわ。怖いからボクもう帰る! じゃあねバイビー!!」


モノクマは慌ただしく去っていく。


ふつふつと。俺は胸の中に何かが生まれてくるのを感じた。



――――――――――――――――――――――――――――――


    【CHAPTER 02】

「 絶望学園より 」  非日常編


      END


……残り12人

――――――――――――――――――――――――――――――




―― リザルト ――


二章をクリアしました。

【古びたシュシュ】を入手しました。※これはプレゼントできません

【古びたシュシュ】……夢見がいつも身に着けていたもの。彼女曰く「彼からの初めてのプレゼント」


モノクマメダル50枚手に入れました。




≪モノクマ劇場≫


モノクマ「今回の裁判、結構難しいっていうか……不出来だったね!! 桐ノ過さん仕事しろ!」

モノクマ「とまぁ、反省はこの辺にして」

モノクマ「各々キャタクターが浮き彫りになってきたね」

モノクマ「負の感情渦巻く絶望学園になるとボクはとっても嬉しいね!」

モノクマ「今回は静かだった羽場井くんやあの発言をした升野さんにも注目注目ゥ!!」

モノクマ「さぁて……次はどんな絶望が見れるのか楽しみだね。うぷぷ!」



   【13日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……23

羽場井望希……40

桐ノ過類……29

小海浩道……61 開放イベント【友情について】 【男のロマン】

手編麻布……9  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……64

小野方守……46

神藤治……21 【DEAD】

夢見雨衣……53 【DEAD】

升野利兎……7

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……16

元原茅亜……34

安生成賛……43  



《モノクマメダルの数》

  108枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます


投下終了。安価に参加していただいた方。ありがとうございました。
ちょいちょいグダっちゃいましたが皆さんのおかげで助かりました。

次回投下は水曜日9時30分! よかったらどうぞ!

乙です

乙です

升野まさかのツマラナイ発言

>>

誤爆りました。

>>765
>>766
レスサンクスでちゅ

>>767
そして黒髪ロング……



モノクマ「君はこの展開をどう思う?」

???「――――――」

モノクマ「面白くなってきた……か。うぷぷ、この外道めっ」

モノクマ「傍観してるだけでも別にいいけどさ」

モノクマ「そろそろ動いてくれないとボクとしても困るんだよね」

???「――――――」

モノクマ「今行くのは良くない? ……頭のいい奴は利用しづらいなぁ」

モノクマ「まぁ、いいさ。頭が良いからこそ自分でも考えて動けるんだからね」

モノクマ「頼んだよ……裏切り者さん」

???「……」

???「……」コクッ



???「――苗木――一泡吹かせ――」



~~ 渡辺 個室 ~~


  【14日目 朝】


渡辺「……………………」


――知ってる? アイツ希望が峰に行くらしいぜ。

――ハ? マジ? 別に何も才能ねぇーじゃん。

――『超高校級の幸運』だとよ! 抽選枠!

――セッケー! なんだよそれ。

――アニキの悪口を言うなぁっ!!

――うわっ、なんだこいつ!?


渡辺「……………………ッ」


――努力もせずに人生成功とかマジ楽だよなぁ?

――オイ、何とか言えよ!

――羨ましいぜまったく……よぉ!!


渡辺「……俺は……『超高校級の幸運』だ」


――アタルくん……


渡辺「俺だって……俺だって天才なんだよ……っ!!」

渡辺「バカにすんな……」


――――――――――――――――――――――――――――――


    【CHAPTER 03】

「 ロス・ロスト・ダスト 」  (非)日常編


      

――――――――――――――――――――――――――――――



~~ 食堂 ~~


いつも通り(?)元原と厨房で朝食を作っていると食堂の方から怒鳴り声が聞こえてきた。


郷田「お前には協調性というものがないのか!!」

アーちゃん「あァ!? んなもんオレッちの手帳には存在しねェ」

郷田「せめて辞書にしておけ!」

郷田「それに何なんだその格好。体の持ち主に対して失礼だとは思わないのか! だいたい二重人格ってなんなんだぁ!!」

アーちゃん「朝からうっせェなァ。別にこの体は手編のもんってわけじゃねェし。シェアボディだし」

アーちゃん「っつゥか今オレッちのアートバカにしたな? わかんねェのかこの幼児体型にパンクファッションを着せるアンバランスさがだな……」

小海「そうだぞ郷田! アーちゃん先生のこのファッションの素晴らしさがわからんとは!」

羽場井「……うんうん」

郷田「~~ッ!!」

郷田「貴様らは露出が多いから喜んでるだけだろうがぁあああああああああああ!!」


小野方「……ホント郷田クンには頭が下がるなぁ。絶対血圧ヤバイよあれ」

桐ノ過「えぇ、アナタと意見が被ることなんて10世紀はないものと思っていたのだけれど。彼ら郷田くんに迷惑かけてるとは思わないのかしら」

清水寺「……」

安生「あ、あのーお二人さん? いつも渡辺にあんぐらいしてるでしょー……?」

小野方「何の事だかさっぱり」

桐ノ過「あら。こういうのを冤罪というのかしら」

清水寺「ど、どうやっても自分の非を認めないタイプね……!」


誰と食べようか。(二人)

安価↓2まで

>>56>>57>>58


選択 小野方 清水寺


小野方「いやぁ、それにしても昨日の手編ちゃん面白かったねぇ」

清水寺「ど、どこがよ……ただ気味悪いだけよ……」

渡辺「面白がるようなもんじゃねぇだろ。二重人格だなんて」

渡辺「しかもあれからずっとアーちゃんのまんまだし」

小野方「賑やかで楽しいね!」

渡辺「早く帰ってきてくれ手編……俺に平穏を贈れ……」

小野方「彼女とはボクも気が合いそうだ」

清水寺「な、ならいいじゃない……変人同士隔離しましょ」

小野方「変人だなんて……酷いなぁ」

小野方「ボクはこんなにもみんなのことを愛し! 信じ! そして崇拝しているというのに!!」

小野方「嗚呼……誰もボクのことを信じてくれないんだね」

清水寺「そ、そういうところが変人なのよ……」

渡辺「小野方はともかく……手編のあれ、治せないのか?」

清水寺「む、無理そうよ……郷田と元原さんが二人で頑張って気絶させて治そうとしていたけど異常に身体能力が高いらしくて無理らしいわ」

渡辺「脳筋二人は何やってんだ……人間は古い機械じゃねぇ……」

小野方「ぴこーん! いいこと思いついたよ」

渡辺「でもまぁ、気絶させるのはいいことなのかもなぁ」

小野方「さ、最近ボクのこと無視してない? 傷つくよ? 本気で」

渡辺「……話せ」

小野方「家畜みたいな扱いだね……」

小野方「ボクの考えた方法はずばり! 『手編! 手編! 手編ぃぃぃいい!!大作戦』」

渡辺「なんだそれ……?」

小野方「耳元で手編ぃぃいいい!! と名前を連呼することで手編ちゃんの人格を引き出すという……」

渡辺「……ちなみに誰がやるんだ」

小野方「もちろん渡辺クンさ!」

渡辺「全力で却下だ!」

清水寺「お、面白そうねにひひ……」

渡辺「清水寺さん!?」


【インフォ】小野方の好感度が上がりました

【インフォ】小野方の好感度が50を超えました。イベント『友情と嘘』が開放されます。

【インフォ】清水寺の好感度が上がりました


郷田「だから貴様は――ッ」

アーちゃん「るっせェ……飯ぐれェ静かに食わせろよ」

郷田「イライライライラ……」


清水寺「ご、郷田相当キレてるわね……」

渡辺「協調性0、だからな……何にもなきゃいいけど」






全員「「「ごちそうさまでした」」」


渡辺「食器重ねとけよ。回収するから」

升野「ありがとうお母さん」

渡辺「誰がお母さんだ」


小海「そういやよ。この前この時期に上の階段へのシャッター開いてたよな」

木村「モノクマさんがいきなり来たあれですか……?」

小海「そうそうそれ」

安生「お? 今回もあるかもしれないわね」

渡辺「可能性は大きいな」

小野方「確認しよっか?」

渡辺「いやお前一人で行かせても信憑性ないから」

小野方「あっはっはー信用されてないねぇ」

元原「当たり前です」

小野方「辛辣だなぁ」

郷田「それならば朝食をとり終わった者から次の階のシャッターの開閉の確認。探索を始めるとするか」

升野「賛成だ」

木村「私も、です……」


渡辺「それじゃ急いで皿洗うか」

元原「ですです」




~~ 校舎3F ~~


渡辺「案の定開いてたな」

小海「まーた気持ち悪い内装だぜ……」

桐ノ過「やはり窓は鉄板で封じられているわね」

清水寺「き、気分悪いわ……」

升野「お? そんな清水寺にちょうどいいクスリが……」

清水寺「な、なにそれ……明らかに体に悪そうな色してるわよ……」

升野「そうか? 理論上激しい眠気に襲われ一種の気絶状態になるだけだ」

郷田「……それ絶対市場に出ないだろ」

升野「当たり前だろ何言っているんだ」

郷田「俺にはコイツの常識がわからない……」


しばらくして全員が散り散りに探索しに行った。俺も行こう。



3F

【教室3-A】 【教室3-B】 【娯楽室】 【美術室倉庫】 【美術室】 【物理室】 【物理準備室】



どこへ行くかな

安価↓


1、教室3-A(升野、アーちゃん)

2、娯楽室(小野方、桐ノ過)

3、美術室(木村、清水寺)

4、美術室倉庫(小海、元原)

5、物理室(安生、郷田)

6、物理準備室(羽場井)


3F

【教室3-A】 【教室3-B】 【娯楽室】 【美術室倉庫】 【美術室】 【物理室】 【物理準備室】




選択3 美術室


木村「うわぁ。銅像がたくさん……」 

清水寺「ほ、埃っぽい! 掃除しないと……!!」

木村「ふわぁ!? どこから箒だしたんですか!?」

清水寺「は、早く掃除しないと……蕁麻疹が出るのぉぉおおお!!」

渡辺「キャラ崩壊してんぞ!? ナミちゃん俺たちも手伝おう!」

木村「はい! これ以上この清水寺さんを見てるのはかわいそうです」


久しぶり全力で掃除を行った。

疲れたけどすっきりしたな……


さてどうしようか

安価↓

1、木村と話す

2、清水寺と話す

3、探索をする(コンマ1桁の数だけモノクマメダルをゲット。またランダムでどちらかとの会話)




選択1 木村


木村「それにしても……たくさん作品がありますね」

渡辺「素人眼に見てもすごいのから前衛的過ぎるのまでな」

渡辺「ナミちゃんはどうだ? 芸術」

木村「美術はずっと2でした」

渡辺「2……関心意欲態度で温情があったな?」

木村「どどどうでしょうねぇ……? もしかしたら先生が私の秘めたる芸術性を認めて」

渡辺「んなわけあるか」

木村「ですね。ははっ」

木村「ところでアタルさんは?」

渡辺「……2だ」

木村「きっと逆パターンですよね? ある程度できるけど提出期限に遅れちゃうとか」

渡辺「エスパーか」

木村「アタルさんのことならわかりますよ。ある程度は」

渡辺「ははっ! ……幼馴染みたいだな……」

木村「……? 最近暗い顔すること多いですよね。何かあったんですか?」

渡辺「……いいや。昔仲良かった幼馴染のこと思い出してただけだ」

木村「羨ましいですね、そういうの。私にはいませんでしたから」

渡辺「そう?」

木村「そんなもんです」


ナミちゃんと昔話を楽しんだ。

【インフォ】木村の好感度が上がりました

※コミュではないためプレゼントは渡せません。


次はどこに行こうか



安価↓


1、教室3-A(升野、アーちゃん)

2、娯楽室(小野方、桐ノ過)

3、美術室倉庫(小海、元原)

4、物理室(安生、郷田)

5、物理準備室(羽場井)




選択5 羽場井


渡辺「ここは……?」

羽場井「……物理準備室……。……あまり使われてはいないみたいだがな」

渡辺「なんか機械がぞろぞろと……」

羽場井「……これだけあれば……いや何でもない」

渡辺「とりあえず鼻血拭けよ」

羽場井「……時に渡辺。機械で思い出したが希望が峰に今度ロボット作りの天才が来るという話は本当か?」

渡辺「さぁ……?」

羽場井「……本当だとすれば……俺のハッキングが輝く――ッ!」

渡辺「だから鼻血拭けって。つかマニアックすぎんだろロボ娘て」


安価↓

1、羽場井と話す(2よりも好感度が上昇します)

2、探索する(コンマの一桁の数のモノクマメダルをゲット。また羽場井と話せる)



選択1 羽場井と話す


羽場井「……ここで面白いものを見つけた」

渡辺「エロ本か? 俺は要らないぞ」

羽場井「……お前はまさか俺のことを変態だと思っているんじゃないか?」

渡辺「恐らくお前と関わったことのある人類はみんな思ってるぞ」

羽場井「……まぁ、いい。これを」

渡辺「写真……? ってこれ!?」

羽場井「……夢見とマリーがコミケで写真を撮ったようだな。今はやりの自撮りだ」

渡辺「ま、待てよ。アイツらここに来る前に面識あったのか!? それにケマンもいないみたいだし……」

羽場井「……ケマンはこっちの写真だ。ついでに神藤もな」

渡辺「これは……希望が峰の学生服……?」

渡辺「どういうことだ……?」

羽場井「……死んだはずの人間が笑顔の写真がここに落ちていた」

羽場井「……」

渡辺「でもアイツらって死んだはずじゃあ……!?」

羽場井「……俺にもさっぱりだ。渡辺、お前に預けていてもいいか?」

渡辺「あぁ……」

渡辺(この写真……いったい……)


【インフォ】羽場井の好感度が上がりました

【インフォ】好感度が50を超えました。イベント『羽場井の覚悟』が開放されます。

※コミュではないのでプレゼントは渡せません。


安価↓


1、教室3-A(升野、アーちゃん)

2、娯楽室(小野方、桐ノ過)

3、美術室倉庫(小海、元原)

4、物理室(安生、郷田)



選択 教室3-A


アーちゃん「なァ、リトっち。どうよオレッちの落書き。黒板とチョークを大胆に使ったアートッ!」

升野「生憎私はモナリザよりも解剖したカエルの方が美しいと感じる人間だ。その落書きは君たちの歓声で言えば顕微鏡で見た葉緑体みたいなものだ」

アーちゃん「辛辣ゥ! 」

升野「渡辺はどっち派だ?」

渡辺「えぇー……ここで振るの……?」

アーちゃん「どうせエロ本派だろ?」

渡辺「俺はモナリザ派です!!」


安価↓

1、升野と話す

2、アーちゃんと話す

3、探索する(コンマの一桁の数だけモノクマメダルをゲット。またランダムで二人と会話)



モノクマメダルを7枚ゲット!!


アーちゃん「アタ兄ィ、サボろォぜ」

渡辺「ずっとお前はサボってんだろうが……。つか手編んときとあだ名違うのな」

アーちゃん「そこがオレッちと手編の野郎のアーティスト性の違いだな!」

渡辺「それにしては升野は同じな気が……」

アーちゃん「もとは同じ人間だからな!」

渡辺「……どっちが本物なの?」

アーちゃん「あん?」

渡辺「だからどっちが先に合った人格なの?」

アーちゃん「どっちも最初からいたぜ? 双子見てェなもんだ」

渡辺「そんなのもあるんだな……」

アーちゃん「眠っちゃうと戻っちまうからさァ。二度寝したら体の主導権取れないんだよな」

渡辺「寝たら……?」

渡辺「……」

渡辺「升野、さっきのクスリ」

升野「もうアーちゃんの口に入れた」

渡辺「早ぇよ」

アーちゃん「ゲホッ!? なん……だこ……れ……」バタッ

アーちゃん「」チーン

升野「またつまらぬものを作ってしまった……」

渡辺「ホントだよ」


【インフォ】手編(アーちゃん)の好感度が上がりました。

【インフォ】升野の好感度が上がりました。


投下終了。中途半端でごめんよ。

アドバイス等じゃんじゃんお願いします。

次回投下は金曜日! よかったらどうぞ!

乙です


アーちゃん好きだわ

乙です

>>

>>792
>>794
レスいつもどうもです!

>>793
よかった……アーちゃんにはまだまだ色々動いてもらいます。もちろん手編にも


とりあえず手編に戻ってよかった……

次はどこに行こうか


安価↓


1、娯楽室(小野方、桐ノ過)

2、美術室倉庫(小海、元原)

3、物理室(安生、郷田)


選択1 娯楽室


ダーツやボードゲームといったなんとなくカジノを連想させる内装の部屋だった。


桐ノ過「……チェックメイトよ」

小野方「いいのかなぁ? それを動かすとボクもチェックメイトだよ?」

桐ノ過「……チッ」


い、いろんな意味でこの二人の組み合わせは怖すぎる……

さっさと退散して……


小野方「やぁ! 渡辺クンもやらない?」

渡辺「見つかった……」

桐ノ過「いいわ渡辺くん、勝負しましょう。負けた方が奴隷よ」

渡辺「それ勝っても負けても俺やだよ!」


ここも一応探索しとかないとだよな……

安価↓

1、小野方と話す

2、桐ノ過と話す

3、探索する(コンマの一桁の数だけモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかと話します)


選択1 小野方


小野方「この部屋なかなかいいよね。しばらく退屈はしなさそうだ」

渡辺「小野方はこういうの好きそうだもんな」

小野方「そう? 大っ嫌いだよ?」


そう言いながらも小野方は満面の笑みを浮かべている。相変わらず嘘なのかホントなのかわからない奴だ。


小野方「ドリンクバーでもつけようよ!」

渡辺「ここに常駐する気か……」

小野方「ええじゃないかええじゃないか」

渡辺「……ポットだけな」

小野方「ポット? ……インスタントコーヒーだけってこと……?」

小野方「あははははは! 死ぬほどうれしいよ!」

渡辺「無理すんなよ……お前コーヒー飲めねぇだろ……」

小野方「渡辺くんも暇だったらここに来てコーヒーでも飲みに来なよ。いつでも待ってるからさ」

渡辺「考えとく……」

小野方「チェスとかどう? やっぱり日本人らしく将棋かなぁ?」

小野方は爽やかな笑顔で子供のようにはしゃいでいる。この笑顔はきっと嘘ではないと信じたい。


【インフォ】小野方の好感度が上がりました。


次はどこに行こうか

安価↓


1、美術室倉庫(小海、元原)

2、物理室(安生、郷田)



選択 美術室倉庫


小海「んー、この匂い懐かしいなオイ。ペンキがくっせぇのなんの。あ、でもうちの高校にはここまでたくさんの備品置いてなかったなぁ。流石希望が峰」

元原「そそっ、そうなん……です?」

小海「え、何その反応。初期木村みたいになってるけど? ……わかった! 今度物まね大会があるんだな!? 呼べよこの俺を」

小海「俺と渡辺で漫才やるからさぁ」

渡辺「誰がするか」

小海「お? 来てたのかよ」

渡辺「まぁな」

小海「コンビ名どうする? あ! 俺がツッコミでお前がボケだかんな」

渡辺「は? お前顔からしてボケだろうが。つか常に顔がボケてんだろうが」

小海「ぶん殴るぞテメェ!!」

元原「……」モジモジ


それにしても元原がなんか挙動不審だな……何かあったのか?


安価↓

1、小海と話す

2、元原と話す

3、探索する(コンマの一桁の数だけモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかと話します)


選択3 探索する

モノクマメダルを1枚ゲット!!


元原「……」モジモジ


小海「アイツ何やってんだ? さっきからモジモジモジモジ」

渡辺「さぁ?」

小海「まいっか。それよりも見ろよこの銅像! ……ちょっとエロくね?」

渡辺「まだそんなこと言ってんのか……!?」

小海「バーカ! 男子高校生らしくしてるだけですぅ!」

渡辺「つか、桐ノ過はどうしたんだよ!? 諦めたのか!?」

小海「だってこの前盛大にミスったじゃん!」

渡辺「諦めんなよ!」

小海「ちょっと本気で心折れてんだよ。察しろバカ!!」

渡辺「俺に任せろ。次はもっといい作戦を」

小海「もう俺はお前に頼らん! 自分の言葉で告白するんだ!」

渡辺「!! やめとけ、本気で自殺しかねんぞ!」

小海「振られた前提!?」

渡辺「自分の身の振り方ぐらい考えろ」

小海「くっ……渡辺のばぁか!!」

渡辺「ま、待て小海! 早まるなぁ! ……逝ったか……」

小海は泣きながら去って行った。


元原「わ、渡辺さん……今度お時間よろしければちょっと……です……」

渡辺「ん? 相談か?」

元原「……です」

……なんだろう?


【インフォ】小海の好感度が上がりました。

【インフォ】元原のイベント『相談』が開放されました。


行ってないのはあと物理室ぐらいか。早く行ってみよう。



物理室。その名を冠するだけのものがそこにはあった。


渡辺「なんだ……これ。こんなデカい機械見たことないぞ……。教室一個分くらいのデカさ……」

安生「スパコン……ってわけでもなさそうね」

郷田「空気清浄機。……モノクマがそう言っていた」

安生「空気清浄機……? ……なるほど。そういえばここ密室だったわね」

渡辺「じゃあなんだ。この機会は光合成的なことをしてんのか?」

郷田「そうらしいな。それに相当頑丈なようだ」

渡辺「???」

郷田「何度か破壊を試みたが無駄だった」

渡辺「なんで壊そうとするんだよ!? これ俺らのライフラインだろ!?」

郷田「仮に黒幕が人間だとしたらこれを壊せば何か反応があると思ってな」

安生「少しは相談ぐらいしなさいよ!」

郷田「しかしだな」

安生「だいたいアンタはねぇ……!!」

郷田「わ、わかった。わかったからその拳を収めろ。もし殴られたら条件反射で投げ飛ばしてしまう可能性がある」

安生「……男子唯一の常識人だと思ってたのに……」

渡辺「安生さん……? 俺は?」

安生「……」

渡辺「ゴミを見るような目で見んなよ」


安価↓

1、郷田と話す

2、安生と話す

3、探索する(コンマの一桁の数だけモノクマメダルをゲット。また、ランダムでどちらかと話します)


選択3 探索する

モノクマメダルを6枚ゲット!!


郷田「むぅ……何がいけなかったのだろうか……」ブツブツ

郷田「確かにハイリスクだがそれなりのリターンは求められるはず……」ブツブツ

渡辺「……郷田って女子苦手?」

郷田「なぁっ――ッ!?」

郷田「な、なににに何を言うか。俺に苦手なものなどなぁい!!」

渡辺「絵にかいたようなあわってぷり……俺の経験上の推理ではお前女性にトラウマがあるな!?」

郷田「そんなことはないぞ…………………………?」

渡辺「母親」

郷田「……」

渡辺「兄弟姉妹」

郷田「……」

渡辺「同じ部隊の兵」

郷田「」ガタガタガタン

渡辺「……え、ビンゴ?」

郷田「あ、あの女のことを思い出させるではない!!」

渡辺「えー固いこと言わないで教えてくれよー」

郷田「ダメだ!! ……あの女だけはダメだ」ガクブル

渡辺「あ、あれ……?」

郷田「あれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だあれは悪魔だ」

渡辺「ご、郷田がバグったぁ――ッ!?」


【インフォ】郷田の好感度が上がりました。

【インフォ】郷田のイベント『郷田のトラウマ』が開放されました。


もうそろそろ時間だな。情報の共有のために食堂に戻ろう。




そしていつもの定例会を食堂で終えた。何故か郷田は使い物にならずそもそも特に情報も出なかったため、みんなはがっかり、という表情。そして予想通りという表情でそれぞれ個室へと戻って行った。


渡辺「特に脱出の糸口は見つからず、か……」


桐ノ過「……」ボムッ

渡辺(……なんだいきなり隣に座ってきて)

桐ノ過「……」

桐ノ過「……隣、いいかしら」

座った後に言うなよ。

渡辺「あぁ、お茶でも入れるか?」

桐ノ過「結構よ。……それより渡辺くんに聞きたいことがあるの」

渡辺「珍しいな。俺に話せることならなんでもいいぜ」

桐ノ過「……渡辺くんと夢見さん。どういう関係だったの?」

渡辺「……ッ!?」




渡辺(コイツ……)

桐ノ過「話さなくてもいい。……それよりも私の推測を聞いて」

渡辺「…………」

桐ノ過「モノクマが夢見さんの昔話を語ったのは覚えているわね」

桐ノ過「あの中に出ていた幼馴染。あの裁判後の一連の行動から考えてアナタではないのかしら?」

渡辺「……お前に、関係ないだろ」


声が震えそうになる。それでも桐ノ過は遠慮する様子もなく

桐ノ過「私は知りたいの」

渡辺「……」

桐ノ過「幼馴染が死んだら悲しいの?」

渡辺「……自分で考えろよ」

桐ノ過「……わからない。幼馴染がいないから」

桐ノ過「……わからない。記憶がないから」

渡辺「……は?」

渡辺「ちょ、ちょっと待てよ。え? 記憶がない!? なんだよそれ……!?」

桐ノ過「わからない。ここに来た時にはなかった。名前だけは名札があったからわかったけど……才能はわからなかった。電子生徒手帳を見ても無表示だった」

だからか……電子生徒手帳を配られたとき食い入るように見てたのは。

桐ノ過「……私だけ渡辺くんのプライベートを知ってるのは癪だから。これでもそれなりに勇気が必要だったのよ?」

渡辺「……そうか」

桐ノ過「……知ったからには責任とってもらうわ」

渡辺「……俺も、こんどきちんとこのこと話すよ。おれが俺の責任だ」

桐ノ過「ふん。……生意気」


【インフォ】桐ノ過のイベント『記憶喪失と幼馴染』が開放されました。


  【14日目 午後 自由時間】


まだ時間あるな……何をしようか



安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


選択1 小海


小海「モテたい」

渡辺「無理」


何を話そうか

安価↓

1、好きなタイプについて

2、夢見について

3、【男のロマン】

4、【友情について】

5、自由安価(お好きにどうぞ)


選択4 友情について


小海「……ちょっと話したいからさ。食堂行こうぜ」

渡辺「話? 別にいいけど」


~~ 食堂 ~~


誰もいない食堂。俺の入れたコーヒーを小海が啜る。


小海「……ん。苦いな」

渡辺「ブラックだからな」

小海「……俺さ、昔こうやって腹割って話す相手いなかったんだよね」

小海「なんつーか……こう、気ぃつかわなくていい奴」

小海「だから嬉しいよ……」

渡辺「なんだよ、改まって。反抗期終わったのかよ」

小海「うるせっ。人が真面目な話してんだよっ」

小海「……」

小海「……この学園に来た時は神様を殺したいほど恨んだけど」

小海「お前に会えたことに関しては感謝したいと思う。だから神様の評価はトントンだ」

小海「お前にとってはいっぱいいる中の一人かもしれないけど……俺にとってお前はたった一人の【相棒】だ」

渡辺「俺だってお前みたいなバカな相棒一人しかいねぇよ」

小海「バカは余計だ!」

小海「とっ、とにかくだなぁ! なんか悩んでたら頼れ!!」

渡辺「……あぁ」

小海「約束だぜ。相棒」

渡辺「そっちこそなんか会ったら頼れよ、コウ」

小海「ははは……なんか涙出てきた」

渡辺「……キモイなお前」

小海「なんだよせっかくしんみりしてたのに!!」


【インフォ】小海の好感度がぐっと上がりました。

【インフォ】小海とのキズナが深まりました。


プレゼントを渡そうか

安価↓

―プレゼント―


速球大臣
依代人形
コラコーラ
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


上に追記

【インフォ】スキル『アクセル全開!』を取得しました。

『アクセル全開!』……集中力を1消費してスキルを使用した際、論破したとき発言力の回復量が2になる。


選択 コラコーラ


小海「お、いいね、コーラ。できれば女子の飲みかけがよかったなぁ……」

渡辺「そんなもんあったら俺が飲むわ」

小海「それもそだな。一応さんきゅーな」


それなりに喜んでくれたみたいだ。

【インフォ】小海の好感度が上がりました。


軽く小海と談笑した後、部屋に戻った。




~~ 渡辺 個室 ~~


 『きーんこーんかーんこーん』

 『10時です。夜時間です。オマエラ、お休みなさい』


神藤が死んだ……夢見が死んだ……。

それでも今は目の前の問題に目を向けるべきだ。

桐ノ過のことも気になる。

……ともかく今日は悪夢を見たくはないな




   【15日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……30 開放イベント 【郷田のトラウマ】

羽場井望希……50 開放イベント 【羽場井の覚悟】

桐ノ過類……29 開放イベント 【記憶喪失と幼馴染】

小海浩道……79 開放イベント【男のロマン】

手編麻布……13  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……73

小野方守……63 開放イベント【友情と嘘】

神藤治……21 【DEAD】

夢見雨衣……53 【DEAD】

升野利兎……10

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……24

元原茅亜……34 開放イベント【相談】

安生成賛……43  



《モノクマメダルの数》

  116枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串


―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます

『アクセル全開!』……集中力を1消費してスキルを使用した際、論破したとき発言力の回復量が2になる。



《モノクマ劇場》


モノクマ「開放イベントがたくさん!!」

モノクマ「開放イベントは総じて好感度が上がりやすいからね!」

モノクマ「プレゼントを渡すときにコメントも添えればたくさん好感度が上がるんじゃないかな?」

モノクマ「それと朗報です!」

モノクマ「なんと! 購買部にて【依代人形】の販売が決定しました!」

モノクマ「価格はモノクマメダル10枚。良心的でしょ?」

モノクマ「購入の際はガチャをするを選び購買部にきてくださーい」

モノクマ「以上、希望が峰購買部のCMでしたぁ~」



投下終了。開放イベント乱立! というわけでもしかしたらストーリー上勝手に消化する可能性がございます。その際は好感度もぐっと上がるためご容赦ください。 
小海くんの好感度イベも消化できたので良かったです。呼称が増えてきたのでいつか小ネタでやりたいとこですね。

次回投下は土曜日9時30分。よかったらどうぞ!

乙!


好感度に差があるなぁ、手編&アーちゃんと交流しなきゃ(使命感)

乙です

>>822
>>824
いつもどうもです!

>>823
升野ェ……



~~ ランドリー ~~


モノクマ「ねぇ、いつも君はここで何をしているのかな?」

羽場井「……」

モノクマ「……」

羽場井「……」

モノクマ「……」

羽場井「……」

モノクマ「……なんとか言えよ陰気野郎」


羽場井「……ふん……化けの皮が剥がれたな。むしろここはクマの皮が剥がれたとでもいうべきか?」

モノクマ「……生意気だよねぇ……君」

羽場井「……やはりお前も人間か」

羽場井「……俺はいつかここを卒業する」

羽場井「……そのためにはなんだってする」

モノクマ「そうだね。じゃあ誰かを殺しちゃえばいいんじゃない?」

羽場井「……そうだな」

羽場井「……だがな」

羽場井「……お前も標的に入れておくぞ」

モノクマ「生意気だっつってんだよ……ッ」

モノクマ「心配して出てきたボクがバカだったよ。ぷんぷん!」




羽場井「……さて、どう動いてくるか……」


~~ 食堂 ~~


   【16日目 朝】


手編「くっそーあのばか。かってに出てきやがって……」

小野方「あれれー? 戻っちゃったの?」

手編「あたりまえじゃんッ! あんなのだれにも見せたくなかったのにぃ……」

小野方「えぇー……よかったよあれ? 狂おしいほどに」

手編「あれがでてくるとあんたみたいなめんへらっぽいのが近づいてくるからやなのっ!」

桐ノ過「確かに少数の【そういう人間】には好かれそうなカリスマ性は持っていたわね。……リストカットとかするタイプの」

小野方「あ、やっぱり? ボクもリストカット癖が」

桐ノ過「つるっつるじゃないアナタ。ムダ毛一つないわよ」

小野方「あれ? 前世の記憶から?」

桐ノ過「前世でどれだけの業を背負ったらアナタに生まれ変わるのかしらね」

小野方「手厳しぃなぁ」


元原「手編さんに戻ってよかったです?」

渡辺「なんで疑問形?」

元原「い、意外と面白かったとか思ってないですよ!?」

渡辺「………………」

元原「ホントです!!」


さて、誰と食べようか。(二人)

安価↓2まで

>>56>>57>>58



選択 升野 清水寺


升野「渡辺、ちょっと来てくれ」

渡辺「お、おう? 清水寺横座るぜ」

清水寺「か、勝手にしなさい……」

渡辺「さんきゅ。んで? なんだよ」

升野「昨日のあれから手編に蕁麻疹、発作、幻覚、その他諸々おかしいところはないか?」

渡辺「俺は見てないけど……清水寺は?」

清水寺「き、昨日あの子の部屋の掃除してたけど別に何も……なかったわ」

升野「……そうか。めもめも……」

渡辺「……大変恐縮ですが升野さん? もしかして。勘違いでしたら誠に申し訳ないのですがまさか手編を実験台にしてらっしゃいません?」

升野「え!? ……そ、そんなことないぞー?」

渡辺「ダウトォ!! 絶対してんだろテメェ!!」

清水寺「に、人間のクズ……いえ、埃……」

升野「い、いや結果的には何もなかったわけだし!? 渡辺もアーちゃんが手編に戻ってよかっただろ?」

渡辺「お、お前なぁ……!?」

升野「け、結果オーライ☆ 待つんだ渡辺! ナイフを人肉に突き刺すにはその角度じゃまずいぞ!!」

清水寺「つ、つっこみのポイントがキモイのよ……」

升野「私はただ升野一族の家訓を守っただけなのだがな……」

渡辺「家訓?」

升野「至極真面目なものだぞ? 何年も続く升野一族の家訓。それはなぁ……」

升野「【自分以外はモルモット】」

渡辺「滅んでしまえ升野一族!!」


【インフォ】升野の好感度が上がりました。

【インフォ】清水寺の好感度が上がりました。




升野に食堂を担当させなくてよかったと……心から思う……。


   【16日目 午前】

さて、何をしようか。


安価↓


1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


~~ 購買部 ~~


渡辺「いつの間にかモノクマメダルも116枚か……」

渡辺「俺は今までこれをポケットに入れていたと思うとぞっとするな……」

モノクマ「らっしゃっせー」

渡辺「あ? 何やってんだ?」

モノクマ「なんか最近みんな冷たいよ? ボクだって今日徹夜したんだから眠いんだよ!?」

渡辺「質問に答えろ。何やってんだ」

モノクマ「こ、これを新発売してるだけですぅ!」

モノクマ「依代人形! 定価であればモノクマメダル10枚のところ今なら特別価格で5枚!!」

渡辺「ん~……どうしようか……」

とりあえず10回ぐらいガチャでも引くか


安価↓10まで。(コンマによってプレゼントを入手できます)
また依代人形を買う際は安価↓10までに書いてください。(そのレスのコンマのプレゼントも入手できます)



高級チンチラシート
ミレニアム懸賞問題
月の石
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
月の石
依代人形
ラジオ君人形
薔薇の鞭

依代人形


渡辺「どっさりだな……」

元原「うわぁいっぱいです」

渡辺「っ!? いきなり出てくんな!」

元原「んっふっふー甘いです。甘いです! そんなんでは希望が峰武闘会で勝ち抜けないですよ!」

渡辺「俺はそういうの出ないタイプの人間なんだ!」


せっかくあったし何か話そう。

安価↓

1、神藤について

2、夢見について

3、【相談】

4、自由安価(お好きにどうぞ)


選択3 相談

渡辺「昨日言ってた相談。今聞けるか?」

元原「は、はひですぅ!!」

渡辺「……ホントに初期木村みたいだな……」

渡辺(何があったんだ?)


元原「え、えーっとですね……」

元原「私、最近変なんです」

元原「この前私が塞ぎ込んだとき渡辺さん達が来てくださって」

元原「うじうじしてた私を励ましてくれたです」

元原「だからなんですかね……」

元原「……」

元原「ふっ、ふぅぅ……あとちょっと頑張るです」

渡辺「???」

渡辺(あれ? なんだこの雰囲気……)

元原「す、す……」

渡辺「……?」

元原「す、好きになっちゃったんです!!」





元原「小海さんのこと!」

渡辺「そうですか」




元原「……」モジモジ

渡辺「……」

元原「……」モジモジ

渡辺「……」

元原「……」モジモジ

渡辺「……あぇ?」

渡辺「お、小海?」

元原「そ、そうです……」

渡辺「えぇぇぇええええええええええええええッッッ!?」

渡辺「ちょ、ちょっと頭を整理させてくれ」

渡辺(元原がコウを? そりゃ確かに人の趣味嗜好はそれぞれだけどあのコウだぜそれに元原だぜ意味わかんねぇしそれに何より)

渡辺「なんか負けたみたいで気に食わねぇ!!」

元原「どうしたです!?」

渡辺「い、いや何でもない」

元原「今日これを相談したのはですね……渡辺さん小海さんと仲よかったですよね」

渡辺「まぁそれなりにはな」

元原「単刀直入に言うです。手伝ってくださいです!!」

渡辺「まぁ、元原の頼みとあればもちろ……ん……」

……あれ? これメンドクサイことになってね?

元原「よ、よかったです!」

元原「頼りにしてるです! 今度ご飯とか一緒に食べれたらいいですー」ポワワ


……元原も喜んでるし、いっか……


【インフォ】元原の好感度がぐっと上がりました。

【インフォ】小海と桐ノ過とのコラボイベント『修羅場合コン』が開放されました。



~~ 渡辺 個室 ~~


よくよく考えたら俺はとてつもなく面倒なことに巻き込まれたみたいだ……


   【16日目 自由時間 午後】




さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す

選択 羽場井


~~ 物理室 ~~


渡辺「こんなとこにいたのか羽場井」

羽場井「……どこにいようが俺の勝手だ。例え俺が女子風呂に居ようとな」

渡辺「ノゾキで捕まんなよ? 絶対ハッキングの余罪が出てくるから」

羽場井「……その辺はぬかりない。……きちんといろんな人の弱みを握っている」

渡辺「……ん?」

羽場井「……警察署長も政治家も情報端末を持ついい時代になった……」

渡辺「コイツ怖い!」


こんな羽場井と何を話そうか

安価↓

1、神藤について

2、夢見について

3、【羽場井の覚悟】

4、自由安価(お好きにどうぞ)




すいません。元原のプレゼント忘れてました……


選択 羽場井の覚悟


羽場井「……渡辺。話がある」

渡辺「長い話になるのか? だったら食堂でゆっくり」

羽場井「……誰にも聞かれたくはない。ここでいい」

渡辺「……そうか」


羽場井「……俺は犯罪者だ。フリーで雇われて企業の手伝いもすれば個人的な私怨である企業も潰したこともある……」

羽場井「……しかし顔も名前も出さず今までやってきていた」

渡辺「顔も名前も? じゃあなんだって希望が峰からスカウトが?」

羽場井「……俺が最後にハッキングしたのは希望が峰のサーバー。別に欲しい情報なんてものもなかった」

渡辺「……?」

羽場井「……ただあることを確かめたかったんだ。【超高校級のプログラマー】。コイツを俺は倒せるのかって」

羽場井「……挑戦状を送り俺は戦った」

渡辺「【超高校級のプログラマー】……」


それって一時期ネットで話題になった女の子か……。俺たちの一年上の先輩だったはずだ。


羽場井「……結果は惨敗。それどころか名前も顔もバレた」

羽場井「……ついに捕まるかと思ったが、逆に希望が峰からスカウトが来た」

渡辺「結果……オーライじゃないか?」

羽場井「……屈辱だ。情けをかけられて喜ぶ漢がどこにいる!!」

渡辺「!」

羽場井が怒るなんて……


羽場井「……俺はリベンジのためにここに来た」

羽場井「……だからお前にぐらいは俺の決意表明をしておきたくてな」

渡辺「……そっか。ただの変態じゃなかったんだな羽場井って」

羽場井「……そして俺が勝ったあかつきにはあの女をふっふっふ……おっと」

渡辺「今欲望が漏れてなかったか!?」


『通信簿』羽場井は【超高校級のプログラマー】にリベンジするらしい。その決意表明をされるほど信頼されてるようだ

【インフォ】羽場井の好感度がぐっと上がりました。

【インフォ】羽場井とのキズナが深まりました。

【インフォ】スキル『クラッキング』を入手しました。

『クラッキング』……閃きアナグラムにて必要な文字以外が消失します。


プレゼントを渡そうか

安価↓

―プレゼント―
速球大臣
依代人形×3
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×3
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
高級チンチラシート
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭



選択 高級チンチラシート


羽場井「……」モフモフ

羽場井「……」モフモフ

羽場井「……」モフモフ


気に入ってくれたみたいだな

【インフォ】羽場井の好感度があがりました。


渡辺「まさかとは思うがその女に会うためにここの奴らを殺したりしないだろうな」

羽場井「……何を今さら。殺したりしないさ」

渡辺「お前が今までどんな生活を送ったなんて聞かない。……俺はただお前を信じてる」

羽場井「……初めてだな、そんなこと言われたの」

羽場井「……悪くないな」ニカッ


【インフォ】羽場井の好感度が上がりました。


渡辺「う~ん……望希か……」

羽場井「……どうした?」

渡辺「あだ名どうしよっかなって」

羽場井「……クソどうでもいいな」

渡辺「【望】って【もち】って読むよな……」

渡辺「よし決定。もっちー」

羽場井「……かわいすぎないか?」

渡辺「そうか? 似合ってるぜ」

羽場井「……まぁいい。俺の決意表明を聞いたからには一蓮托生。捕まるときも一緒だぞアタル」

渡辺「ノゾキをするときもなっ」



~~ 渡辺 個室 ~~


  【16日目】


渡辺「羽場井……アイツのためにもここを出ないとな」

渡辺(それにしても……また最近胸が苦しいな……)


モノクマ「どうしたの?」


渡辺「……ノックぐらいしろ」

モノクマ「別にいいじゃーん。うぷぷ」

モノクマ「ボクはエスパーだからさ。今君の考えてることがわかる」

モノクマ「今、君は劣等感を感じているんじゃないかなぁ?」

渡辺「……」

モノクマ「才能に嫉妬してんだろ? わかってんだよ」

渡辺「……いつもの口調と違うぜ黒幕さん」

モノクマ「君こそ。いつもの凛々しい顔じゃないよ?」

渡辺「……っ」

モノクマ「……この封書を置いていく。どうしても。どうしてもその劣等感が払拭できないのならばそれを開けてみな」

モノクマ「じゃあね」



渡辺「……劣等感? そんなものあるかよ……俺だって希望が峰の生徒なんだよ……」

渡辺「余計なお世話なんだよッ!!」

俺はそれを机の棚に閉まった。……中身も確認せぬまま。


渡辺「……ムカつくなぁ……」


今日は疲れた。もう寝るか?

安価↓

1、依代人形を使う
・神藤
・夢見

2、寝る



選択 夢見


渡辺(寝る前にまたこれを使ってみよう)

渡辺(夢見、夢見、夢見……)


ずもも……


夢見『あ、あれ? まさかの成仏できなかったパターン!?』

夢見『やだよ希望が峰の七不思議【可愛い地縛霊】になるなんてー!』

渡辺「……一人で何話してんの?」

夢見『――ハッ!?』

渡辺「久しぶり」

夢見『へぇ、こんなシステムのがあるんだね』

夢見『……て、てかこの前の告白超恥ずかしいじゃんこれ……』

渡辺「……アメちゃんて独り言するタイプだっけ?」

夢見『いいややぁ!? そんなことないよ』


夢見『……良くないよねこういうの』

夢見『神藤殺しちゃったし、みんなに迷惑かけたし』

渡辺「……」

夢見『でも、死んで分かったことがあるよ』

渡辺「何?」

夢見『やっぱりみんなダイスキ』

夢見『そんなみんなを騙したなんてホントちょっと前の自分をぶん殴ってやりたいぐらいだよ』

渡辺「……ごめんな。俺との約束のせいで」

夢見『そのセリフは神藤にでしょ!』

渡辺「……そうだな」

夢見『シャッキとしろアタルくん! 私は今から罪を償って償いまくってくるんだから』

夢見『……絶対こっち側に来ちゃだめだよ』

渡辺「……うん」

夢見『もう……きっと話せるのはこれっきりだからさ。……そんな顔しないでよ』

渡辺「……俺、アメちゃんには甘えちゃってるな」

夢見『幼馴染のトッケンだよ!』

夢見『……もうそんなことできないけどね』

渡辺「……いっちゃうのか?」

夢見『うん……。いやだけどね』






夢見『……じゃあねアタルくん。幸せに生きてね』

渡辺「アメちゃんやみんなの分までな」

夢見『それでよし。じゃあねバイバイ』


……そして夢見の気配はなくなった……


渡辺「……」

渡辺「……人殺しのために、泣くのなんてダメだよな……」

渡辺「……」


俺はベッドに横たわりそのまま眠った。





【インフォ】スキル『スポットライト』を手に入れました。

『スポットライト』……発言力が+1されます。


   【16日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……30 開放イベント 【郷田のトラウマ】

羽場井望希……77 

桐ノ過類……29 開放イベント 【記憶喪失と幼馴染】

小海浩道……79 開放イベント【男のロマン】

手編麻布……13  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……73

小野方守……63 開放イベント【友情と嘘】

神藤治……21 【DEAD】

夢見雨衣……53 【DEAD】

升野利兎……13

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……27

元原茅亜……34 開放イベント【修羅場合コン】

安生成賛……43  




《モノクマメダルの数》

  96枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形×3
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×3
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭




―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます

『アクセル全開!』……集中力を1消費してスキルを使用した際、論破したとき発言力の回復量が2になる。

『クラッキング』……閃きアナグラムにて必要な文字以外が消失します。

『スポットライト』……発言力が+1されます。


《モノクマ劇場》


モノクマ「それなりにスキルが集まってきたね」

モノクマ「それにみんなともキズナが深まってきたみたいだ」

モノクマ「キズナを深めた人間がいつかきっと渡辺くんを守ってくれるんじゃないかなかな?」

モノクマ「あくまで可能性だけどねっ!」

モノクマ「所詮キズナなんて絶望の前には無力なのだぁーっ」

モノクマ「……それにしても羽場井くんは邪魔だよね」

モノクマ「……はぁ……」

モノクマ「……ホント昔っから邪魔……」

投下終了。モノクマのクマの皮も徐々に剥がれかけてきております。
元原の小海好き発言。羽場井くんのもっちーなどなど地味に濃い一日でした。

次回投下は日曜日9時30分。よかったらどうぞ!

乙です

乙です
フラグが立ったよやったね小海!

>>869
レスサンスクです

>>870
おいやめろ



   【17日目】


郷田「やはり朝はパンに限るな」

羽場井「……何言ってんだ。絶対ご飯だろ」

郷田「あぁ、すまん。俺は海外生活が多かったからな。パンの方が馴染み易いんだ」

羽場井「……海外、だと?」

羽場井「……どこだ。お前はどこにいたんだ!」

郷田「ロ、ロシアを拠点にしていたが……何か問題があるのか?」

羽場井「……ロシア……ッ! 金髪美人の宝庫……ッ!!」

郷田「そんな生易しい環境ではなかったぞ……」

郷田「特に俺の教官はな……あれは地獄の擬人化だ」

羽場井「……教官……? ……まさか女か」

郷田「あぁ」

羽場井「……………………チッ。仕方ない、今度紹介しろ」

郷田「死ぬぞ本気で」

羽場井「……本望!」

郷田「………………」


誰と食べようか(二人)

安価↓2まで

>>56>>57>>58


選択 清水寺 手編


清水寺「きょ、今日はアンタアーちゃんなのね……」

アーちゃん「ん? まァな。リトッちから人格交換のクスリ貰ったから任意で交代できるよォになったんだよ」

アーちゃん「だから手編の野郎と話し合った結果一日交代っつゥことになった」

清水寺「よ、余計なもんを……」

渡辺「……それにしてもアーちゃんは良く食うな……。手編はそこまで食わなかったのに」

アーちゃん「その辺は昔っからだァ。運動神経とかもオレッちの方がいいしなァ」

清水寺「あ、頭は手編さんの方が良さそうね……」

アーちゃん「あァ!?」

清水寺「ひぃ!?」

渡辺「待て待て。仲良くしろよ」

アーちゃん「チッ……。そりゃァ確かに体育ん時とかは手編の野郎は俺に任せてたなァ」

渡辺「……それは高度な不正なんじゃないか?」

アーちゃん「戸籍上は一人の人間ですゥ」

清水寺「じゃ、じゃあ美術もアンタが?」

アーちゃん「いいやァ? ガッコウの教師程度じゃァオレッちのアートッ! が理解できるはずはねェ! 逆にできたら困る!」

清水寺「…………よ、要するに役立たずね……」

アーちゃん「いやな? オレッちだって手編の野郎の役に立ちたいとは考えてんだぜ?」

アーちゃん「しかし……オレッちのアートッ! を求める本能が邪魔しててなァ……迷惑かけてばっかだ」

アーちゃん「つまり! オレッちのアートッ! は誰にも止められねェってわけだァ!!」

渡辺「かっこよく言ってるつもりかもしれないけど何もかっこよくないぞ。それにさっきからアートって言うたびに声張るのやめろ」

アーちゃん「にっしっし。……ん? チヒロォ! その卵焼きくわねェんならもらうぜ!!」

清水寺「ぎゃああ!? さ、最後の楽しみが……」

アーちゃん「早いもんガチだろ」


千=千尋か……。ジブリ好きなのかコイツ?


【インフォ】アーちゃんの好感度が上がりました。

【インフォ】清水寺の好感度が上がりました。



その後もアーちゃんの奇行に振り回されながらも朝食を済ませた……


~~ 渡辺 個室 ~~

それにしてもアーちゃんの扱いには手が余るな……。日にちに気を付けて交流しよう。今日はアーちゃんの日だな……

   【17日目 午前 自由時間】




さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


~~ 娯楽室 ~~


小野方「やぁ、待ってたよ。ずっと待ってたよ」

渡辺「キモイわ」

小野方「どうかな? コーヒーでも。インスタントだけど」

渡辺「どうあってもここに住み着く気か……」

小野方「それにしてもコーヒーって苦いね。カフェオレも飲めないよ」

渡辺「そりゃお前が甘党すぎんだろ」

小野方「何はともあれ渡辺クン。これも何かの縁。チェスでもしてお話しようよ」

小野方「ルールわかる?」

渡辺「ある程度な」

小野方「よかった」


何を話そうか

安価↓

1、希望が峰学園について

2、クラスメイトについて

3、【友情と嘘】

4、自由安価(お好きにどうぞ)





選択3 【友情と嘘】


小野方「……ねぇ、渡辺クン」パチッ

渡辺「どうした?」パチッ

小野方「自分の使命とか考えたことある?」パチッ

渡辺「使命……。全然考えたことないな」パチッ

渡辺「お前は?」

小野方「ボクはここに来る以前は嘘を吐くことだと思っていた」パチッ

渡辺「……」パチッ

小野方「小さい頃いろいろあって。こんなにひん曲がってしまった性格だからこういう性格になっちゃったんだろうね」パチッ

渡辺「……」パチッ

小野方「君みたいな誠実な人間がいるから、きっと神様はバランスを取るためにボクのような人間を作ったんだ」パチッ

渡辺「……」パチッ

小野方「……だから神様の意思に従うように嘘を吐くことが使命だと思っていた」パチッ

渡辺「……」

小野方「ボクもそんな人生を許容していた」パチッ

渡辺「……」パチッ

小野方「楽しいもんじゃなかったけどね。クソみたいな人生だ」パチッ

渡辺「……」パチッ

小野方「…………」

渡辺「……お前の番だぜ」

小野方「絶賛思案中だよ……」

小野方「……」

小野方「……変わったんだ。ここに来てから」

小野方「絶望を目の当たりにした。そして希望溢れる人間たちを見た」

小野方「そして人生で初めてのトモダチもできた」

小野方「すると嘘がつけなくなった」

小野方「……息苦しい」

小野方「生きづらい」

小野方「……君たちといるといつもみたいに笑って嘘を吐くことでさえ気持ち悪くなってくるんだ」

小野方「楽に生きるには嘘を吐くだけでいいのに。……どうやっても辛い方に行こうとしてしまう」

小野方「……」

小野方「ボクの、この気持ちはなんなんだろう」パチッ

渡辺「……」

渡辺「……」

小野方「さぁ……君の番だ」







渡辺「……俺は……」

渡辺「俺はずっと昔は努力家だった」

渡辺「いつかは自分の好きなことを仕事にしたかった」

渡辺「……だけど現実はそんな甘いもんじゃねぇんだよ」

渡辺「うまくいくやつは【才能】という名の切符を持ってる」

渡辺「あいつらは電車や新幹線で行くのに、俺はレールの上を徒歩だ」

渡辺「勝てるわけねぇだろ……」

渡辺「挫折して自分をずっとごまかして日々を暮してた。そしたら希望が峰から手紙が来た」

小野方「それが『超高校級の幸運』……」

渡辺「あぁ。……俺がここに来た理由は何かを成し遂げたいからとかじゃないんだ」

渡辺「……ただあのぬるま湯から逃げ出したかった」

渡辺「……俺はここでどんな手を使ってでも切符を手に入れる」

渡辺「それが俺の覚悟だ」パチッ

小野方「……そう。……そうなんだ」


小野方「……もし、この勝負ボクが負けたら、ボクはもう嘘を吐くのをやめる」

小野方「だけどボクが勝ったらさ。一生の親友になってよ」パチッ

渡辺「それはできねぇな」パチッ

小野方「……そっか。そうだよねこんなボクなんかと親友になんかなってくれるはずはないよね」パチッ

渡辺「……ちげぇよ」

小野方「?」

渡辺「……もうここまで腹割ったんだ。もう親友だろ」

小野方「……」

渡辺「……チェックメイト」

小野方「……あっ」

渡辺「俺の勝ち」


小野方「やっぱり敵わないなぁ……アタルには」

渡辺「約束だからな。……もう俺には嘘吐くなよマモル」

小野方「あーははは。……もうその必要もないもんね」

小野方「……(ぼそっ)嘘なんかなくたってボクを認めてくれる人がいるんだから」

渡辺「なんか言ったか?」

小野方「何も?」ニコニコ

小野方「これからもよろしくね。ボクの親友さん」

渡辺「あぁ、俺の親友」


【インフォ】小野方の好感度がぐっと上がりました。

【インフォ】小野方とキズナが深まりました。

【インフォ】スキル『親友』を手に入れました。




プレゼントを渡そうか

安価↓

―プレゼント―


速球大臣
依代人形×3
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×3
黄金のスペースシャトル
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭




選択 スペースシャトル


小野方「やっぱり宇宙は男のロマンだよねぇ」

渡辺「俺にはイマイチわかんないなぁ」

小野方「はぁ……これだからアタルは……」

渡辺「」イラッ


なにはともあれ喜んでくれたみたいだ……。

【インフォ】小野方の好感度が上がりました。


その後、小野方ともう一戦交えて個室へ戻った。


~~ 渡辺 個室 ~~


   【17日目 午後 自由時間】


さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す







~~ 廊下 ~~


……その時事件は起こった。


桐ノ過「目を閉じて。手をあげなさい」

渡辺「桐ノ過嬢。何故私めは目隠しをされたのでしょう?」

桐ノ過「そのまままっすぐ進みなさい。愚民」

渡辺(クソ……推理小説でも読んだか? しかもこれ犯人側に影響されてんじゃねぇか……)


~~ 桐ノ過 個室 ~~

桐ノ過「どう?」

渡辺「どう? と言われましても……急に拉致られて展開が……」

桐ノ過「女子の部屋よ? さぁ、興奮しなさい。ここで一生分の呼吸をしなさい」

渡辺「そこまで言うならもういっそストレートに死ねって言えよ」


さて、何を話そうか……

安価↓

1、才能について

2、希望が峰について

3、【記憶喪失と幼馴染】

4、自由安価(お好きにどうぞ)



選択3 【記憶喪失と幼馴染】


桐ノ過「私のも昔は幼馴染なる人間はいたのかしら」

渡辺「さぁ……? 誰しも割といるもんだけど」

桐ノ過「それでアナタはあの子だったわけね」

渡辺「……茶化すなよ」

桐ノ過「茶化してないわよ。……ただ昔の自分を形成する人間がいることが羨ましいだけ」

桐ノ過「この学園に何かないか探してみたけど何もないし。……羽場井くんも手伝ってくれてたみたいだけど」


……そういえばそんなことあったな。


桐ノ過「……昔はどんないい子だったのかしら」

渡辺「いい子は確定か」

桐ノ過「当たり前じゃない」

渡辺「そうですか……」

渡辺「……やっぱり記憶はモノクマの仕業か?」

桐ノ過「恐らくね」

渡辺「だったら桐ノ過には奪うだけの重要な記憶があったんじゃないか?」

桐ノ過「……そうかもしれないわ」

渡辺「でも俺らの名札のついた机のある教室にはお前の机なかったんだよな?」

渡辺「それに教室は2年の教室だし……」

桐ノ過「……ここは学園だから。どこかに職員室があるはず」

渡辺「職員室?」

桐ノ過「……そこに個人情報があるかもしれないわね」

渡辺「……なるほど」

渡辺「……わかるといいな、自分のこと」

桐ノ過「……えぇ」


桐ノ過「こうやって話し合うだけでもちょっと頭がスッキリしたわ。感謝しなさい」

渡辺「俺が!?」

桐ノ過「ふふ。冗談よ」


桐ノ過は屈託のない笑顔を浮かべている。桐ノ過の力になれたみたいだ。

【インフォ】桐ノ過の好感度がぐっと上がりました。


プレゼントを渡そうか

安価↓



―プレゼント―


速球大臣
依代人形×3
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×3
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭


月の石
まぁ今のお前も嫌いじゃないけれど。見つかるように手伝うからいつでも俺や小海に頼れよあいつ意外と頼りになるから


選択 薔薇の鞭


桐ノ過「あら……これいいわね」

渡辺「自分で渡しといてなんだが……めっちゃ似合ってるぞ」

桐ノ過「そうね。私記憶なくす前は女王様だった気がするわ」シュン……シュン……

渡辺「……何の素振り?」

桐ノ過「……」ニッコリ

渡辺「……え?」


【インフォ】桐ノ過の好感度が上がりました。

【インフォ】桐ノ過の好感度が50を超えました。イベント『私の夢』が開放されます。


桐ノ過のドSモードからなんとか逃げ出し、個室へと戻った。



~~ 渡辺 個室 ~~


   【17日目 夜】


渡辺「……あれからモノクマの干渉は無しか」


机の引き出しを一度見て、ため息を吐く。


渡辺「無視が一番か……」


安価↓

1、依代人形を使う
・神藤

2、寝る



   【17日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……30 開放イベント 【郷田のトラウマ】

羽場井望希……77 

桐ノ過類……47 開放イベント  【私の夢】

小海浩道……79 開放イベント【男のロマン】

手編麻布……13  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……73

小野方守……83 

神藤治……21 【DEAD】

夢見雨衣……53 【DEAD】

升野利兎……13

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……27

元原茅亜……34 開放イベント【修羅場合コン】

安生成賛……43  




《モノクマメダルの数》

  96枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形×2
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×3
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭




―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます

『アクセル全開!』……集中力を1消費してスキルを使用した際、論破したとき発言力の回復量が2になる。

『クラッキング』……閃きアナグラムにて必要な文字以外が消失します。

『スポットライト』……発言力が+1されます。

『親友』……ゲームオーバーになりそうな際、一度だけ小野方が庇ってくれる。




《モノクマ劇場》


モノクマ「小野方くんのキズナイベントは半分は渡辺くんのものだったね」

モノクマ「それはそうと小野方くんのスキルって使い道あんのかね?」

モノクマ「ま、ゲームオーバーしないように気を付けてよ」

モノクマ「スキルが溜まってきたから早々ゲームオーバーになることになんてないと思うけどね」

モノクマ「さてさて……」


モノクマ「そろそろ裏切り者くんにも動いてもらうとしようか……なぁ??」

投下終了。このスレ内残り的にでは動機発表までぐらいですかね。あまりが出たら小ネタでも。
裏切り者発表と言っても動機は別にありますのでよろしくぅ。

そして>>895の露骨な桐ノ過への小海押しワロタw

次回投下は火曜日9時30分。よかったらどうぞ!

乙ですー

乙です

>>902
>>903
レスいつもサンクスです!

では開始させていただきます。



 『ぴーんぽーんぱーんぽーん』

 『朝です。7時になりました。起床時間ですよぉー』

 『今日も張り切っていきましょー』

 『えー、本日はみなさんにお知らせがあります。とっても大事な情報です』

 『さっさと体育館に集合してください』





~~ 体育館 ~~


升野「はぁ……朝から何の用だ……」

手編「くぅぅ……体がきしんでる……。あのばかもっとからだいたわってつかってよ……」

元原「筋肉痛です?」

手編「あのばかが体つかうというもこうなの……いてて」

郷田「油断するなよ。今から何が起きるかわからないんだぞ」

小海「モノクマに会うのも久しぶりだな……」

モノクマ「だね、コウ君(はぁと)」

小海「ひゃ、ひゃああああああああ!?」

安生「みっともない声出さないでよ」

小海「くそっ……」

渡辺「大丈夫か、コウ」

小海「ちっとだけビビっちまっただけだ……」

安生「……ださ」

小海「人の嫌がること言っちゃダメって幼稚園の頃先生に習わなかったのか!」


モノクマ「はぁ~い。いつもの小海くんの悲鳴から始まりました【朝の集会】でっす。うぷぷ」

小海「一言余計だ!」

元原「今度はなんの用なんです!?」

安生「そうよ! いい加減にここから出しなさい!」

モノクマ「もぉ……いいよそういうテンプレ通りのセリフ。漫画とかだったらモブが言うセリフだってばよ」

モノクマ「敵対視されてばっかりでボクとしては心労ギミだよ」

モノクマ「……ねぇ、オマエラはまさかボクだけが敵だとか考えてるんじゃないよねぇ?」


……なんだその言い方?


桐ノ過「……その言い方。まるでアナタにも味方がいるとでも言いたげね」

モノクマ「大正解☆ 今日皆さんに集まっていただいたのは他ではありません」


モノクマ「オマエラの中にいる【裏切り者】を発表したいと思います!」




手編「うらぎりもの……??」

郷田「……どうせハッタリだろう。耳を貸すな」

小野方「いいや……これはハッタリなんかじゃない」

清水寺「な、なんなのよ……この状況……」

小野方「裏切り者……そう来たか……」

小野方「モノクマ……君を潰すのはとても楽しそうだねッ!!」

モノクマ「さぁて、裏切り者の正体は!?」


パツン!! といきなり体育館の照明が消えた。その後ドラムロールとスポットライトが駆け巡り……


モノクマ「どだだだだだだだ…………だんっ!!」














モノクマ「升野利兎さんでぇっす!!」




升野「……」

郷田「升野……だと……!?」

小海「ま、升野だって!? いやいやいや。コイツに裏切るとかそういう繊細なことは無理だろ!?」

モノクマ「なんでそう思うんだい?」

小海「だってコイツは……っ」

升野「あーあぁ……モノクマ。ばらすんなら先に言ってくれ」

渡辺「!」

升野「……はぁ……これじゃ研究に支障が出る……」

郷田「……升野。どういうことだ説明しろ!!」

升野「どういうも何もない。私は裏切り者。それが真実だよ」


升野は特に表情も変えぬまま白衣のポケットに手を入れてステージへと上がっていく。


渡辺「なんで……おかしいだろこんなの!」

木村「そうですよ! 升野さんがこんな……」

升野「おかしい? ……笑えるな。モルモット風情が私の何を知っている」

郷田「……っ! ……升野……本気で言ってるのか……」


升野はモノクマの隣のステージ上でニヤニヤと笑っている。


升野「……あぁ、本気さ」

升野「あ、一つ言っておくぞ。私に人質がいるとかお涙ちょうだいのエピソードがあるとかそういうのは期待しないでくれ」

手編「じゃあ……なんで……」

升野「君たちに言ってもわからないさ……アーちゃんならわかるかもしれないけどね」

小野方「はっはー……楽しい展開だ」

升野「ここに私がいる理由……それは」



升野「好奇心」

モノクマ「うぷぷ……」

木村「好奇心……?」

羽場井「……ますます意味がわからん」

升野「……カムクライズルプロジェクト」

升野「それが私の研究対象……」

桐ノ過「カムクライズル……? うっ……」

渡辺「桐ノ過っ!? どうした!?」

桐ノ過「何か……思い出しそうなの……」


升野「君たちにはわかるわけがない……だがな、カムクライズルプロジェクトは君たちの命よりも重い物なんだよ……」


モノクマ「じゃあこれで朝の集会を終わるね」

郷田「待てッ。何のためにこの発表をしたんだ!?」

モノクマ「……口で言わないとダメ?」

モノクマ「仕方ないなぁもう」


モノクマ「――憎きボクの仲間である升野利兎を殺しちまえよ。大丈夫、殺したって所詮裏切り者。誰も咎めやしないさ」

渡辺「……っ」

渡辺「……升野は、それでいいのか?」

升野「死ぬのなんて嫌に決まっているだろう?」

升野「……自分の身は自分で守る。それだけだ」

渡辺「……升野!!」

升野「……まだ何か?」

渡辺「お前は……俺たちを騙してたのか……?」

升野「別に? 騙すとか信じるとかないって。モルモット風情にそんな感情抱くか?」

手編「げどうめっ……」

升野「何とでも言えよ」



升野「最後に勝つのは私だ」



~~ 渡辺 個室 ~~


朝の集会が終わりそれぞれが自室へと帰った。

升野が裏切り者? 升野は俺たちをそもそも仲間として見ていなかった?


…………


そして

渡辺「カムクライズルプロジェクト………………」


升野の好奇心を刺激した何か。一体何なのだろう。俺たちの命よりも重いものって……。


……やめよう。俺一人で結論が出せるとは思えない。



   【18日目 午前 自由時間】



さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す。升野以外(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す




選択1 元原


~~ 美術室 ~~


元原「……あ、どうもです」

渡辺「珍しくテンション低いな」

元原「そりゃまぁ……あんなことがあったですから」

渡辺「升野のことは……今はどうしようもないと思う」

元原「……ほっとく、です?」

渡辺「……」

渡辺「……そうなるな」

元原「……渡辺さん、最近変です」

渡辺「何が?」

元原「わかんないです」

渡辺「なんだそれ……」


何を話そうか


安価↓

1、小海について

2、升野について

3、【修羅場合コン】

4、自由安価(お好きにどうぞ)






選択 修羅場合コン


元原「わ、渡辺さん! 小海さんのことなんです!」

渡辺「コウ?」

元原「ちょ、ちょっとお話しできたらなぁーって思うです……食堂に呼んでもらえるです……?」


この表情……本気なんだな。よし


渡辺「俺に任せろ」

元原「です!」



~~ 食堂 ~~


小海「え? 何 !? なんなのアイツ!? いきなり俺の部屋に来て『食堂に来ないと祟られるぞ……具体的には一生彼女ができなくなるぞ…………』ってなんなの!?」


渡辺(あながち間違ってはないぞ……。女の子の気持ちを踏みにじったら祟られるんだからな)


元原「おっ、おう、小海さんんん!? きっぐうですねぇぇぇえええ!」

小海「お、おう? 何? 新種の病気?」

元原「そんなことないですよぉ?」

小海「ここにいるってことは……元原も祟られるとか言われたの?」

元原「た、祟られる?」

小海「なんだよなんの呪いなんだよぉぉおぉ……」


元原(せっかく渡辺さんが作ってくれたチャンス……ここで小海さんを励まして好感度アップです!)


元原「すぅぅぅ……」

元原「何か軽食でも作るです?」

小海「お、マジで? 女子の手作り料理? やっふぅ!」

元原「よ、喜んでくれてうれしいです……」

元原(渡辺さんに感謝……)




元原(あぁ……渡辺さんのおかげです……)

渡辺「イタイタイタイタイタイタイッ!?」

桐ノ過「あら奇遇ね。私と渡辺くんも混ぜてはくれないかしら」

渡辺「耳ッ! 引っ張るのやめて!?」

桐ノ過「何よ、ゴキブリみたいにコソコソしてた癖に」

渡辺「俺にだってプライベートってもんが……っ!」


元原(ななんなんで桐ノ過さんです!?)

小海(あの野郎……桐ノ過ちゃんとイチャイチャしやがってよぉ!!)

渡辺(空気読めよもぉぉおおお!!)

桐ノ過「???」










元原(なんで四人になってるです……!? 小海さんと二人っきりのはずだったのに……!?)

小海(普通隣女子だろ? なんでアタルなんだよ!)

渡辺(コウは桐ノ過を狙って……元原はコウを狙って……これ修羅場じゃん!)

渡辺(……)

渡辺(もうどうにでもなーれ)

桐ノ過(やっぱりインスタントよりちゃんとしたコーヒーの方が美味しいわね。……淹れたのは渡辺くんだけど)


小海「や、やっぱりみんな祟られるとか言われたの?」

渡辺(そう言えばそんなこと言ったな……)

渡辺「そ、そうなんだよ。なんかマモルに言われてさー。お前ら二人もなんか祟られるとかなんとか……」

桐ノ過「小野方くんが……? 彼とうとう頭狂ったのかしら」

元原「……」モジモジ

渡辺「……」

小海「……」

桐ノ過「……」ズズズ……


渡辺(空気が重い!)


小海「な、なんか話そうぜ。こうやってどんよりしてる時間が無駄だしよ」

渡辺「そ、そうだな。それがいいと思う!」

小海「テンション高いな……」

元原「とにかく話すですです」

小海「じゃあなんかテーマを決めよう」

桐ノ過「そうね。なんだか面白そう」

渡辺(なんだか合コンみたいになってきたぞ……)

小海「……テーマはずばり!」

渡辺「」ゴクリ

小海「好きな異性のタイプ!!」

元原「……っ」カァァア

桐ノ過「……」

渡辺(ドストレートすぎんだよ汚い金髪ぅ!!!)

渡辺「………………」ギロッ

小海(え、何? なんだめちゃくちゃ相棒が睨んでる……)

小海(そ、そうかわかったぞ……! その反応……)


小海(お前はこの中に好きな奴がいるんだな!?)

小海(……そしてコイツは俺が桐ノ過ちゃんを狙っていることも知っている……)

小海(ここから導き出される答え……)





小海(これだ!)

小海(渡辺は元原を狙ってるんだな?)

小海(ふっ……しゃあねぇなぁ。不本意ながら相棒の恋路。手伝わせてもらうぜ!!)


桐ノ過「好きな異性のタイプ、ねぇ……」

桐ノ過「元原さんはどう?」

元原「わたっ、私ですか?」

元原「お、落ち込んでる時に励ましてくれる人とか……です?」

渡辺(あぁ……この前のか。あの時惚れたんだな)

小海(……ん? これってまさかこの前の俺と相棒の……!?)

小海(やったな渡辺。脈ありじゃねぇか!)


元原(小海さんがキラキラした目で笑ってる……? 想いが通じたです!?)

渡辺(なんか元原嬉しそうな顔してるけど絶対勘違いだろこれ!)

小海「(よかったな渡辺)」グッ

渡辺「(何がだよ!!)」

渡辺(もうだめだ……お、俺はこの空気に耐えられない……ッ!!)


渡辺「あっ! 俺マモルにヨバレテタンダッタ!」

小海「は? お前祟られるとか言われたからここに来たんじゃないのか?」

渡辺「……エ? ナニソレ? ボクユーレイコワクナイヨ」
 
桐ノ過「また頭おかしくなってない?」

渡辺(どんなに見苦しくてもいい……俺はこの地獄を抜け出すんだ……っ!!)

渡辺「じゃあね! あとはごゆっくり!」

元原(えぇ……!? こ、この状況で置いてかれるんです!? そんなの無理ですぅ!!)

元原(やっぱり小海さんと二人っきり《with桐ノ過》だなんて無理です!)

元原(え、えぇっと……)

元原「い、行かないでください!!」

渡辺「……え?」

元原「ここに……」

元原「ここにいてください……」

渡辺「……!? …………っ!?」

小海(お幸せに……)

桐ノ過(あの二人できてたんだ……ふぅん………………………………)

渡辺(…………)

渡辺(…………)

元原「あ」



その後、コウと桐ノ過の生暖かい視線が俺ら二人に送られ続けた。


【インフォ】小海の好感度が上がりました。

【インフォ】桐ノ過の好感度が上がりました。



~~ しばらくして ~~


渡辺「……お前何がしたかったの?」

元原「ご、ごめんなさいです……」

渡辺「こっからの誤解とくの大変そうだな……」

元原「……えっ?」

渡辺「え?」

元原「……こ、これ以上渡辺さんに迷惑かけるわけには……です」

渡辺「いいよこれぐらい。後始末ぐらいやっとくよ」

渡辺「……次は自分で告白しろよ」

元原「は、はいです!」


【インフォ】元原の好感度がぐっと上がりました。


プレゼントを渡そうか

安価↓



―プレゼント―


速球大臣
依代人形×2
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×3
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭





選択 月の石


元原「い、石です?」

渡辺「一応……月の石らしいけど」

元原「へ、へぇ……うさぎさんとかもこの石で遊んだりしたんですかね?」


……なんだか気を使わせたみたいだ……


作戦の失敗で泣きそうな元原を慰めてから自室に戻った。



~~ 渡辺 個室 ~~



誤解を解きにいったけど……コウはともかく桐ノ過が何故かキレていたので大変だった……

なんでキレてんだアイツ……


   【18日目 午後 自由時間】


さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す


~~ 男子更衣室 ~~


郷田「ふんっ……ふんっ……」


郷田はダンベルで筋トレ中のようだ。

郷田「……ん!? 渡辺か。どうだ一緒に筋トレ」

渡辺「え、遠慮しとくよ」

郷田「なんと。いきなり実践練習したいとは……まさか戦地に興味が?」

渡辺「ねぇよ」

郷田「ということは……武器専か?」

渡辺「一回落ち着けって」


何を話そうか

安価↓

1、升野について

2、カムクライズルプロジェクトについて

3、【郷田のトラウマ】

4、自由安価(お好きにどうぞ)




選択3 【郷田のトラウマ】


渡辺「なぁ、この前の話の続きなんだけどさ」

郷田「話の続き?」

渡辺「――女教官の」

郷田「……そ、その話はやめろッ!! さもないとグフッ……」

渡辺「郷田ぁ!? 何があったんだ!? 思い出し吐血って相当だぞ!」

郷田「そ、それぐらいマズイ話だ……思い出すのも恐ろしい……」

渡辺「そ、そうなのか……」

郷田「そう……あれは俺が入隊してすぐの時だった……」

渡辺「結局思い出すのね」

郷田「あの女は……まだ新人兵隊だった俺を相手軍の本拠地にスカイダイビングさせたんだ……っ」

渡辺「……え」

郷田「それだけじゃない! 拷問に耐えるためとか言って本気の拷問をするような女なんだ!」

渡辺「……羽場井辺りなら喜ぶんじゃないかな」

郷田「俺が希望が峰に来たのもあの女から逃れるため……黙ってここに来た」

渡辺「おい軍人。軍人としてその動機はアウトだろ」

郷田「な、何を言う! あの女はバケモノなんだぞ!!」

郷田「というか俺たちがいなくてもその辺の国なら一人で滅ぼす狂戦士……」

郷田「もしこの学園生活から逃れても奴がいたら……俺は……俺はぁ……!!」


あの郷田が我を失っている……何か言葉をかけないと!


安価↓(ご自由にどうぞ)






渡辺「落ち着け!」

渡辺「冷静を失っていては、軍人としてまずいぞ! 升野のこともあるし、今お前が我を失ってどうする?」

郷田「っ!」

渡辺「落ち着ついて深呼吸しろ…そしてゆっくりでいいから何があったか話してほしい」

郷田「そうだな……」

郷田「スゥゥゥゥゥゥ……ハァァァァアアァァァァァァアアァァ…………」

郷田「……落ち着いた。すまん、迷惑をかけたな」

郷田「……だが、思い出はこれ以上話せん」

渡辺「??」

郷田「……情報漏えいとして俺ごと渡辺が消されるかもしれん……」

渡辺「そ、そうか……」

渡辺(じゃあなんでちょっと喋っちゃったんだよ!)

郷田「……しかし少しスッキリした。自分でため込むというのは精神衛生上良くないのだな」

渡辺「あぁ、そうだ。なんかあったらまた俺に話してくれ。ゆっくり聞いてやるよ」

郷田「……あぁ、よろしく頼む」


郷田は落ち着いた様子でダンベルを上げ始めた。

……しかしそれにしても、ここまで言われると女教官を見てみたい気もする。

【インフォ】郷田の好感度がぐっと上がりました。


プレゼントを渡そうか

安価↓


―プレゼント―


速球大臣
依代人形×2
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×2
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
阿修羅の涙
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭




選択 阿修羅の涙

郷田「お、おぉ……これはまさに俺にピッタリのもの……」

郷田「流石俺の見込んだ男。人を良く見ているのだな」


喜んでくれたみたいだ……


【インフォ】郷田の好感度が上がりました。

【インフォ】好感度が50を超えました。イベント『トップの資格』が開放されました。


渡辺「一個だけ……また、その人のこといいか?」

郷田「……あぁ、幾分か発作は収まったからな。言ってみろ」

渡辺「その人何歳?」

郷田「俺の一個下だ」

渡辺「」




~~ 渡辺 個室 ~~


   【18日目 夜】


き、きっと郷田が留年とかで年食ってるだけだよな? 絶対そうだよな!?


……それにしてももう18日目だ。この生活にうんざりしてきた……

渡辺「……?」

……いつの間にか机の引き出しに入れておいたはずの例の封筒が机の上に置かれていた。

それに

渡辺「開封してある……?」

誰かが中身を確認したということか? ……それならばモノクマの仕業じゃない?

渡辺「誰がこんなこと……」


それを棚に直そうとすると嫌でも資料のタイトルが目についた。そこには……


【カムクライズルプロジェクト 被験体承諾書】



渡辺「……は? これって……」

ぴーんぽーん


渡辺「……なんだ? こんな時間に」


ぴーんぽーん


渡辺「……? とりあえず棚に直しておこう」


ぴーんぽーん


渡辺「はーい……?」


瞬間、何者かが俺の口と目を塞ぎ、俺の意識はそこで途絶えた。




   【18日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……51 開放イベント【トップの資格】 

羽場井望希……77 

桐ノ過類……53 開放イベント  【私の夢】

小海浩道……84 開放イベント【男のロマン】

手編麻布……13  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……73

小野方守……83 

神藤治……21 【DEAD】

夢見雨衣……53 【DEAD】

升野利兎……13

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……27

元原茅亜……46

安生成賛……43  




《モノクマメダルの数》

  96枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形×2
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×2
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭




―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます

『アクセル全開!』……集中力を1消費してスキルを使用した際、論破したとき発言力の回復量が2になる。

『クラッキング』……閃きアナグラムにて必要な文字以外が消失します。

『スポットライト』……発言力が+1されます。

『親友』……ゲームオーバーになりそうな際、一度だけ小野方が庇ってくれる。



《モノクマ劇場》


モノクマ「残姉……? さてなんのことだろう(すっとぼけ)」

モノクマ「さてさて、渡辺くんはどうなっちゃうんだろうね」

モノクマ「あ、本編でも言ったけどあの封筒開けたのボクじゃないからね」

モノクマ「そもそも中身知ってるし。うぷぷ」

モノクマ「升野ちゃんにも場を引っ掻き回してもらわないとねぇ」

モノクマ「君たち希望が注意すべきは升野ちゃん」

モノクマ「……ボクが注意すべき人物は……いない!」

モノクマ「なぜならボクは完璧だから!!」




ぶっちゃけ郷田くんの女教官はキャラ作るときに先行外に送った奴です。郷田とどっちか出すかって考えて郷田にしました。
もし2やるなら他の先行外にしたキャラも出したいですね。まずはこのシリーズを綺麗に終わらせなくては、です。

次回投下は土曜日9時30分! よかったらどうぞ!

乙です

>>1自ら続編フラグを立てていくスタイル
ここはテンポがいいからそうエタることもないだろうと思いつつ、次の更新も楽しみにしてます

乙です

>>937
なんとかテンポは維持していきたいですね。最低週一。続編は匂わせておく程度でなんとか……

>>938
レスサンクスどす



   【19日目】


……床が冷たい。

瞼を開けようとするも突然の光に目がちらつく。


渡辺「……ここは……?」


……そうだ。俺は寝る前に誰かに襲われて……


升野「気分はどうだ。渡辺」

渡辺「升野……? どうなってるんだ……説明してくれ」

升野「ここは物理準備室。説明してほしいのはこっち、といいたいところだが……」

升野「一応説明しておこうか」

升野「君は私が拉致した」

渡辺「おぇ……えぇ!?」

渡辺「な、何言ってんだよ……。意味わかんねぇって」

升野「質問にだけ答えてくれ」

升野「君の部屋にあったあの封筒。あれはどこで手に入れた」

渡辺「おい……それは誰にも言っていないはず。なんでお前があの封筒のことを知っているんだ!?」

渡辺「……そういえば封が開いていたな……。あれもお前の仕業か升野」

升野「あぁ。私も一応裏切り者なのでな。【マスターキー】を持っているんだ」

渡辺「マスターキー……?」

升野「そんなことはどうでもいい。あの封の中を君は見たか」

渡辺「…………」

升野「……答えてくれ」

渡辺「お前に拉致られる前……ちらっとだけタイトルが見えたけど……」

渡辺「カムクライズルプロジェクトって……」

升野「……あれをどこで手に入れた」

渡辺「モノクマに貰ったけど……」

升野「……やはりそうか」

升野「…………」

升野「…………」

升野「……何故私じゃないんだ」

升野「…………」

渡辺「……升野?」




升野「渡辺、一つ頼みがあるんだ」

升野「その封筒を譲ってはくれないか」

渡辺「…………無理だ」

升野「対価が必要か? だったらなんでも言ってくれ。私の命と同等の重さのものであれば叶えてやれる」

渡辺「そうじゃねぇよ! お前ばっかで話進めんな! それにお前の命なんて……俺は預かれねぇよ!」

升野「何故だ。君にとってはただの紙切れだろう!? 何故渡してくれないんだ!」

渡辺「お前の言う通りあれは俺にとっては紙切れだよ!」

渡辺「でも! お前にとってはそうじゃないんだろう!? 命を懸けるほど欲しいだなんて……あれは一体なんなんだよ!」

升野「あれは……カムクライズルプロジェクトの被験者になる権利書みたいなものだ。承諾書と言ってもいいか」

升野「あれさえあれば私もカムクライズルプロジェクトに参加できる」

渡辺「だから……! カムクライズルプロジェクトってなんなんだよ!」

升野「……私の研究対象であり、私の人生の目標であり」

升野「私の、希望だよ」


渡辺「希望……?」

升野「私はあれで……弟を超えて、升野一族のトップになるんだ」

升野「その邪魔は……誰にもさせないッ!!」




升野「頼むから……あれを譲ってくれ……」

升野「……頼むよ……」

渡辺「……なんだよそれ……」

升野「……待つ。ずっと待つ」

升野「……結論が出たら、私に言ってくれ」

渡辺「だから俺はカムクライズルプロジェクトとやらを知らないんだって!」

升野「そう、だったな……」

升野「私の口からよりも目で読んだ方がいいだろう」

升野「その封筒と、図書室に行ってみればいい」

升野「少なくとも私の知っていることは知れるはずだ」

渡辺「……」

渡辺「……わかった」

升野「……手荒な真似をして悪かった。今後はマスターキーなんて使わないから安心してくれ」

升野「……それじゃあ、食堂でな」


ぎこちない笑顔を作ると、いつものように白衣のポケットに手を突っ込んだまんま升野は物理準備室から去って行った。


……

カムクライズルプロジェクト

それが何なのかは知らない。知らないけどきっと升野ではなく俺である必要がある計画なのか……?


  『きーんこーんかーんこーん』

  『朝です。7時になりました。朝時間ですよぉー』

  『今日も張り切っていきましょー』


渡辺「もう……朝か」

渡辺「ご飯作りに行かないとな」



~~ 食堂 ~~


元原「あれれ? 渡辺さんクマすごいです?」

木村「えぇ!? アタルさんクマさんなんですか!?」

渡辺「朝からド天然かぁ……」

元原「木村ちゃん、クマって言うのはですねかくかくしかじか」

木村「あっ、あ……ごめんなさい……」

木村「疲れてるんですか?」

渡辺「いいや……ちょっと寝不足なだけ。心配すんな」

木村「何かあったらた、頼ってくださいね」グッ

元原「木村ちゃんがいたら百人力です。どんな高いところの物でも取れるです!」

木村「あ、3メートルとかは無理ですよ!?」

渡辺「むしろそこまで大丈夫なのか……」


朝食の時間だ。

誰と食べようか

安価↓2まで








選択 木村 安生


安生「おはよう! ……元気ない?」

渡辺「……今日俺そんなに顔色悪いか?」

木村「ちょっと心配です……」

渡辺「心配すんなって。俺はいつも通り。ホラ!」

安生「アンタ、それがいつも怖いのよ」

渡辺「あ?」

安生「何聞いてもポジティブ返事ばっか。見てるこっちが不安になるわよ」

渡辺「あはは。ポジティブしか取り柄ないから」

安生「………………」

木村「あ、安生さん……」

渡辺「どうした? 小海や羽場井を見るような目で……」

木村「私はいつでもアタルさんの傍にいますから……倒れそうになったら支えてあげますからね」

渡辺「……?」

渡辺「お、おう……?」

渡辺「それより升野見てないか?」

安生「さっきなんかちょっと来てパンだけ持って帰っちゃったよ?」

渡辺「……そうか」

安生「……」

安生「木村ちゃん、ライバル出現だねっ」

木村「はぇ!? ななんなんのことですか!?」



【インフォ】木村の好感度が上がりました。

【インフォ】安生の好感度が上がりました。

【インフォ】安生の好感度が50を超えました。イベント『将来の夢』が開放されます。





~~ 渡辺 個室 ~~


   【19日目 午前 自由時間】

升野が図書室……とか言ってたけど……

言ってみてもいいのかもな。


……いっそのこと升野のとこに行くのもありか。


さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す



選択1 小海

~~ 脱衣室 ~~


小海「はぁ……こっから出たら何したいよ?」

渡辺「……何もそういうの考えてないな」

小海「俺はとりあえず家帰ってバイク乗って彼女作りたいわー」

渡辺(この前の対桐ノ過や対元原失敗した奴が何言ってんだ……)


安価↓

1、升野について

2、カムクライズルプロジェクトについて

3、【男のロマン】

4、自由安価(お好きにどうぞ)


選択3 【男のロマン】


小海「真面目な話するけどさ……」

小海「……この前の事件で電子生徒手帳を使ったトリックあったろ?」

渡辺「どうしたいきなり」

小海「あれ使って女子更衣室には入れないけど【中は見れる】んだよな」

渡辺「……お前まさか……」

小海「女子をうまいことプールに誘えば……タイミングを見計らってうまくいけば着替えが見られるかもしれない……」

渡辺「天才か……ッ!?」

渡辺「しかしそれは……代償は小さくはないぞ……ッ!!」

小海「相棒……俺はお前と一緒なら死ぬ覚悟があるぜ」

渡辺「……ふっ、そうか。そうかよ! そこまで言うんなら俺だって行ってやるよ!」

渡辺「……あぁ、でもどうせなら誰か誘わないか?」

小海「そうだな……そうすれば罪が分散される」

渡辺「もう一人の犠牲者を……もとい勇者を……」


誰を誘おうか……

安価↓

1、羽場井

2、小野方

3、郷田






小野方「話は聞かせてもらったよ」

渡辺「マモル……!? いつからそこに!?」

小野方(だいぶ前からいたけど会話に入るタイミングがわからなかったなんて言えない……)

小野方「アタルの呼ぶ声が聞こえたからさ……」

小海「小野方……お前も、行くんだな」

小野方「もちろん。……親友が戦場に行くのならボクもこの身を捧げようじゃないか。嘘だけどね」

渡辺「……メンバーは揃ったな。じゃあ役割分担が必要だな」

小海「役割分担……そうだな」

小野方「とりあえずリーダーはアタルでいいんじゃないかな」

小海「俺もそれがいい。リーダー性溢れるアタルが適任だろ」

渡辺「あっはっは! そうかそうか! よしお前ら俺についてこい!」

小海「よっ! リーダー!」

小野方「日本一!」

小海・小野方((いざとなったら責任をなすりつけよう……))


渡辺「それじゃあ……まずは電子生徒手帳を調達してくる係りだけど」

小海「それは俺が。場所知ってるし」

小野方「じゃあボクは万が一のためにも救急箱と輸血パックを」

渡辺「えーっと……じゃあ俺は」

小海「女子をプールに誘う」

小野方「流石リーダー。自分から大役を背負うだなんて憧れちゃうなぁ!」

渡辺「……俺そこの時点で死んじゃわない?」

小海「大丈夫大丈夫だって! そんな全員連れてこいって言ってるわけじゃないんだから」

渡辺「まぁ……できるだけやってみるよ」



~~ 男子更衣室 ~~


小海「結局全員連れてきやがった……」

小野方「ホント……超高校級のナンパ師に相応しいよね」

渡辺「不名誉すぎる肩書をありがとう。っつかちゃんとお前らも仕事してきたんだろうなぁ!」

小野方「保健室から持って来たよ。使い方はばっちり! 嘘だけどね」

小海「俺もだ。この電子生徒手帳を使えば……」

渡辺「女子たちのおっぱいが……」

小野方「はっはー全然楽しみなんかじゃないよ。嘘だけどね」

小海「おっぱいおっぱいおっぱい!!」

渡辺「偶には俺たちにもこういうお楽しみタイムがあったっていいじゃないか……そうだろうお前ら!?」

小海「おう!」

小野方「そう思う! 心から!」

渡辺「……行くぞ。俺たちのサンクチュアリへ」



~~ 女子更衣室 ~~


元原「ほほう……木村ちゃん、やっぱり大きいです!」

木村「はわっ!? ちょ、どこ触ってるんです!?」

清水寺「んふふ……んふふふふふふ」

木村「清水寺さんまで!?」

安生「ちょっと何やってんのよ。木村ちゃん嫌がってるでしょ」

桐ノ過「持たざる者嫉妬するべからず」

安生「喧嘩なら買うわよ」


升野(どうやったらあそこまで大きくなるのだろう……好奇心が騒ぐ!)ヌギヌギ


木村「それにしてもアタルさんが水泳したいだなんて……以外です。てっきりバレー好きなんだと」

元原「えぇー? ここから出たら一緒に渡辺さんとテニスする予定ですよ?」

安生「そうなの? じゃあ私のマネージャー作戦はおじゃんかー」

清水寺「ボ、ボディガードが……」

桐ノ過「え? あれは私が飼うのよ?」

升野「何を言う! あれは私の助手だ」

桐ノ過「絶対一度は解剖するでしょアナタ」

升野「…………いやー…………」

桐ノ過「この子縛っておきましょう」



~~ 女子更衣室前 ~~


小野方「リーダー……頼むよ」

小海「準備オッケーだ」

渡辺「……二人共目に焼き付けろよ……っ」


二人が無言で頷いたのを見て、俺は夢見の電子生徒手帳をパネルにかざした。

……カチャン、と小さく金属音が鳴り鍵が開いたのがわかる。


ドアノブをゆっくりと降ろし中を覗くと――


木村のサイズの合っていない下着が桐ノ過の黒い下着が

清水寺の地味な下着が元原が動くたびに揺れる胸が

安生の綺麗なお尻が升野の細すぎるとさえ言えるウエストが


――そこにはあった。


渡辺「(お、おぉぉおおおおおおおおおおおおお!!)」

小海「(な、なんだあれ……マジか! 女子高生マジか!!)」

小野方「(これが超高校級……)」

渡辺(これ……バレたらどうなるんだ?)


安価↓ コンマ

00~49見つかる 50~99見つからない






ミッション成功!!


渡辺「(みんな! 堪能したか!?)」

小野方「(十分だよリーダー!)」

小海「(でも輸血が必要でありますリーダー! 早く撤退を)」ボタボタ

渡辺「(待て待て。ちゃんとお礼を言ってからだ。せーのっ)」


三人「「「(ぼそっ)……ごちそうさまでしたー」」」


その後、ポロリなんかもなく普通に水泳を楽しんだ。
小海が貧血で倒れたり小野方のポーカーフェイスが崩れたり羽場井が何故誘わなかったとブちぎれたり郷田は通常運転だったり……そんなもんだった。

ただ、一つ言えるのは女子高生っていいものですね。


【インフォ】小海の好感度がぐっと上がりました。

【インフォ】小野方の好感度がぐっと上がりました。

【インフォ】小海の好感度が100に到達しました。イベント『男の友情』が開放されます。

【インフォ】小野方の好感度が100に到達しました。イベント『真実と虚構』が開放されます。



~~脱衣室~~

小海「た、楽しかったな」

小野方「う、運動は得意なんだよ……」ガクガク

渡辺「俺初めてあんなに運動できない奴みたぞ」

小野方「やればできる子だから……。ホント」


プレゼントを渡そうか(これ以上好感度は上がりません)

安価↓2まで

―プレゼント―


速球大臣
依代人形×2
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×2
新品のサラシ
軽石
油芋
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
あしたのグローブ
ラジオ君人形
薔薇の鞭


選択 薔薇の鞭 選択 油芋


小海「え、何これ……」

渡辺「桐ノ過とお揃いだ。喜べ」

小海「そ、そうですか……ありがとう?」


あまり反応が良くないみたいだ……


渡辺「んでこれは小野方に」

小野方「ありがとう! ボク脂っこいもの大好きなんだ! ホント脂っこい」

渡辺「………………」

言葉の端々に裏の意味が見える……。


あまり好感度は上がらなかったみたいだ。


その後小海と小野方と今日の反省会をして個室へと戻った。



~~ 渡辺 個室 ~~


   【19日目 午後 自由時間】


泳ぎ疲れた……。まぁ体を動かす日もあっていいか。




さて、何をしようか。

安価↓

1、誰かと話す(>>56>>57>>58

2、探索をする(>>65>>420

3、ガチャを回す



~~ 美術室 ~~


アーちゃん「なんか創作してェ!!」

渡辺「いきなりどうした!?」

アーちゃん「オレッちの溢れるアートッ! 魂が抑えきれねェんだよォ!!」

アーちゃん「わたるん! な、なんか作ってほしいのないか!?」

渡辺「え、えぇ? いきなり!?」

渡辺「じゃ、じゃあアクセサリー系でも」

アーちゃん「がってん! 任しとけっ。あ、デザインのリクエストは受付ねェからな!」

渡辺「わかったよ……」


何を話そうか

安価↓

1、殺人について

2、手編について

3、【他人との差】

4、自由安価(お好きにどうぞ)




選択2 手編について


渡辺「アーちゃんは手編のことどう思ってるんだ?」

アーちゃん「あァん? 麻布の野郎のことか」

アーちゃん「……姉妹みたいなもんだろ」

渡辺「姉妹か」

アーちゃん「生まれたとき、つゥか物心ある時からいつも一緒だからな。記憶も一緒だし。今も後ろの方で麻布の野郎はうるせェし」

アーちゃん「表面に出てる頻度が少ないだけでオレッちが二つ目の人格とかいうわけじゃねェからな。麻布の野郎には世話かけてばっかだが」

渡辺「そうなの? てっきりなんかきっかけがあったのかと」

アーちゃん「あァ……あるにはあんのかもな」

アーちゃん「ホントはこの体双子で生まれる予定だったんだけどよォ」

渡辺「うんうん」

アーちゃん「もう一個の方が死んじまって。そしたらハハオヤが二人の分も生きるのよォって。んでこォなった」

渡辺「まぁ、二人の分だけども……」

アーちゃん「だァ! もォ! オレッちの過去なんてどォでもいいだろ」

アーちゃん「今のオレッちを見てオレッちたち【手編麻布】を語りやがれ!」

渡辺「……そうだなっ。今のお前たちだけで十分か」

アーちゃん「そォいうことだ」

渡辺「やっぱそういうとこの意識高いんだな。美意識ってやつ?」

アーちゃん「アートッ! だ!」

渡辺「そこ譲らないな」


【インフォ】手編(アーちゃん)の好感度が上がりました。


プレゼントを渡そうか

安価↓

―プレゼント―


速球大臣
依代人形×2
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×2
新品のサラシ
軽石
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
あしたのグローブ
ラジオ君人形


選択 ラジオ君人形


アーちゃん「ははァん? なかなかやるじゃねェか」

アーちゃん「これを分解すりゃァ立派なアートッ!になりうるぜ!」

アーちゃん「まァ、さきにアクセサリー制作からやるけどな」


そうとう高評価だったみたいだ。

【インフォ】手編(アーちゃん)の好感度が上がりました。



~~ 渡辺 個室 ~~


今日は濃い一日だったな……目の保養もできたし

疲れてるし……寝ようか?


安価↓

1、依代人形を使う
・神藤

2、封筒の中身を読む

3、寝る


選択1 新藤


ずもも……

新藤『おや。お呼びしましたかな』

渡辺「久しぶり」

新藤『元気そうでなりよりですぞ』


新藤『……もう夢見氏にはお会いしましたかな』

渡辺「あぁ……謝ってたよ」

新藤『……そうですかな……』

新藤『では何も言えませんな。自分自身の罪を認め見つめ合ったものを我には責める権利などありませんぞ』

渡辺「……やっぱお前は強いよな」

新藤『死を体感することでなんだか色々吹っ切れた感じですな』

新藤『渡辺氏であればここに来るまでもなくともこの境地に達することができますぞ。きっと』

渡辺「……買いかぶりすぎだって」

新藤『あ、でも……一つ心残りが』

渡辺「?」

新藤『夢見氏もわざわざ下着一枚にせずともよかったのではないかと……というか夢見氏に見られたのですかな!?』

渡辺「……」

新藤『……』

渡辺「……ちょっとぐらい怒ってこい」

新藤『……そうしますぞ』


新藤『渡辺氏もこのような心残りはしないよう全力で生きるのですぞ!』

新藤『超高校級の教祖が言うのですから真理も同然ですな』

渡辺「だな」

新藤『では……この辺で』

渡辺「あぁ、またな」


そう言って神藤は消えていった。


【インフォ】スキル『瞑想』をゲットしました。

『瞑想』……集中力が1上がる。






   【19日目 終了】


《現在の好感度》

郷田燐火……51 開放イベント【トップの資格】 

羽場井望希……77 

桐ノ過類……53 開放イベント  【私の夢】

小海浩道……100  開放イベント【男の友情】

手編麻布……32  開放イベント【他人との差】

木村沙々波……81

小野方守……100  開放イベント 【真実と虚構】

神藤治……21 【DEAD】

夢見雨衣……53 【DEAD】

升野利兎……13

ケマン=フェアフィールド……7【DEAD】

マリー=デンドロビウム……19【DEAD】

清水寺千……27

元原茅亜……46

安生成賛……50  開放イベント 【将来の夢】




《モノクマメダルの数》

  96枚


―プレゼント―


速球大臣
依代人形
ダンブルウィーブ(回転草)
月の石×2
新品のサラシ
軽石
ルアックコーヒー
アゴドリル
玉串
ミレニアム懸賞問題
カットバサミ
あしたのグローブ



―― 所持スキル ――

『一閃』……集中力を消費した分だけ、文字が解放される。(閃きアナグラムで有効)

『スナイパー』……集中力を1消費することにより論破箇所を一つに絞り込めます。

『超人』……発言力が+1されます

『アクセル全開!』……集中力を1消費してスキルを使用した際、論破したとき発言力の回復量が2になる。

『クラッキング』……閃きアナグラムにて必要な文字以外が消失します。

『スポットライト』……発言力が+1されます。

『親友』……ゲームオーバーになりそうな際、一度だけ小野方が庇ってくれる。

『瞑想』……集中力が1上がる。



《モノクマ劇場》



モノクマ「さぁ。さぁさぁ!」

モノクマ「刺激が欲しい欲しいよねぇ!!」

モノクマ「そんなわけで明日はどっきどきのわっくわくの動機発表たーいむ!」

モノクマ「どんな動機であれコロシアイが始まってくれるのは嬉しいよね」

モノクマ「彼らの絶望した顔……」

モノクマ「想像するだけでご飯何杯でもいけちゃうっ!」


もう次スレ言っちゃいます。明日次スレ建てて小ネタで埋めちゃいます。
おっぱいおっぱいおっぱい!!

次回投下は日曜日9時30分。よかったらどうぞ!


【安価】渡辺「それは違うぞ!」【OSD】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428842316/)

新スレこちらどす。こっちはゆっくり小ネタで埋めてきます。


すくーるもーど

~~ ゴールデンウイーク前 教室内にて ~~


小海「あぁぁあぁぁぁあああぁぁああ!!」

羽場井「……どうした」

小海「せっかくの春休みだっつーのに予定が何もなぁい!!」

羽場井「……虚しいな」

小海「そういうお前だってそうだろうが!」

羽場井「……失敬な。俺はハッカー仲間の会合がネットであるんだ。お前みたいな悲しい人間じゃない」

小海「悲しい人間!?」

羽場井「……渡辺でも誘えばいいだろ。呼べば磁石みたいに女子もついてくるはずだ」

小海「俺もそう思ったんだけど……これ見ろよ」

羽場井「……ライン?」


ルサンチ『実家に帰ります☆ アメちゃんも一緒だょ☆』


羽場井「(イラッ)……これ打ったのたぶん夢見だろ」

小海「それはそうと、だ!! 女子と一緒に実家に帰るとかありえねーだろ!」

羽場井「……幼馴染を持つ者だ。諦めろ」

小海「ちっくしょー……うらやま」

郷田「なんだ小海。暇なのか」

小海「あぁ、なんか地元に帰るのもやだしよ」

郷田「そうかそうか! だったらよかった」

小海「……え?」

郷田「俺と一緒に海外旅行でもしようじゃないか」

小海「海外旅行? 何故に? ってかどこに?」

郷田「シベリア」

小海「シベリア!? それ旅行じゃなくて苦行じゃねぇか! ……まてよ、苦行……?」

小海「てめっ、まさか!?」

郷田「……ようこそ我が部隊へ。一週間のお試し訓練だ」

小海「いやだぁぁぁぁあああああああああああああ!!」

郷田「待て。逃げるな! 俺も何人か連れて行かないと殺されるんだ!! 主にあの女に!!」

小海「しったことかぁぁぁああああああ!!」

郷田「観念しろぉぉぉおおおおおおおお!!」


……その後拉致されたように小海は連れていかれゴールドウィーク期間小海の姿を見たものはいなかった。


~~ ケマンの場合 教室にて ~~


マリー『ケマン。お主にごーるでんうぃーく期間の休暇を言い渡す!』

ケマン『は?』








ケマン「さて……困りました」

安生「どうしたのよ」

ケマン「いえ……先ほどお嬢様に休暇を言い渡されまして」

安生「よかったじゃん。偶にはハメ外して遊んできなさいよ」

ケマン「は、はぁ……こういう時男子高校生とは何をするものなのでしょうか」

安生「女子高生の私に言う?」

安生「そうねぇ……ゲーセンとか?」

ケマン「ゲーセン……? 何処の兵器の名前でしょうか……?」

安生「マジか」

安生「ゲーセン知らないんだ。そうだなぁ……じゃあ連れて行ってあげよっか」

ケマン「安生様がよろしければ」

安生「よし、じゃあ早速行こうか。……あ、お金持ってきてね」

ケマン「承知しました」


ケマン「……ですが安生様、お一つよろしいでしょうか?」

安生「何?」

ケマン「校門前に何やら大勢の女性による壁が……」

安生「あ、あれは予備学科の【ケマン様ファンくらぶ】……!?」

ケマン「あぁ、いつも下駄箱に果たし状を置いていかれる方たちですか」

安生「……今の小海に言わないであげてね。自殺しかねないから」

ケマン「しかしあの壁を乗り越えるのは……私一人では可能ですが……」

安生「可能なんだ……流石有能執事」

ケマン「では、こうしましょう」

安生「えっ? ちょ、ちょっと待って。何故にお姫様だっこ!?」

ケマン「これならば校門横のフェンスをジャンプで乗り越えられます」

安生「えぇ!? 3メートル以上あるよ!?」

ケマン「大丈夫ですよ。安生様はお軽いですから」

安生「……っ」

ケマン「それでは行きましょうか!!」

安生「い、いやぁぁああ!? は、恥ずかしすぎるぅぅぅうう……!!」


……ゴールデンウイーク開け、この噂が流れ【ケマン様ファンくらぶ】により安生は指名手配された。




~~ いろんなデータ集 ~~


―戦闘力編(男子のみ)―

ケマン=郷田>>>>>>>>>>>>小海=渡辺>羽場井>神藤>>>>小野方


―テストの点数編―

ケマン>桐ノ過>郷田=升野>安生=清水寺>渡辺=神藤=小野方=手編>羽場井>夢見=マリー>>小海=木村=アーちゃん>>元原


―メディア露出率―

(ネタバレ防止のため桐ノ過は不在)

安生=夢見=ケマン=木村=アーちゃん=升野>小野方=マリー>元原>>神藤=手編>小海=郷田>渡辺=清水寺>>>>>>>>>>>羽場井


―属性・外見編―

渡辺当……主人公属性。ハーレム属性。黒髪

郷田燐火……リーダー。筋肉。迷彩服。右目に傷 

羽場井望希……小柄。目座ってる。 

桐ノ過類……巨乳。茶髪ロング。基本ゴミを見る目。

小海浩道……金髪。見た目不良。相棒属性

手編麻布……小柄。貧乳。服はニット系。ボクっ子。

アーちゃん……手編時より目が鋭く。オレッち子

木村沙々波……巨乳。高身長。ショートカット。体操着かユニフォーム。いじめられっ子。

小野方守……目デカい。基本ニコニコ。運痴。ぼっち。

神藤治……緑装束。目しか見えない。隠れ坊主

夢見雨衣……幼馴染属性。巨乳より。髪は気分によって違う。デフォはサイドテール。

升野利兎……黒髪ロング。白衣。マッドサイエンティスト。貧乳。

ケマン=フェアフィールド……金髪。執事服。完璧超人。

マリー=デンドロビウム……小柄。金髪。長髪。ロリババア(?)

清水寺千……神経質顔。ツメ噛んでる。百合好き(自分はノーマル)

元原茅亜……普乳。チア服。~です!

安生成賛……セミロング。普乳。唯一の常識人





後は埋めちゃってください。何かリクエストあったらレス残数を見て書きます。

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