苗木「ボク達で人狼?」モノクマ「そうだよ!」 (27)


・ダンガンロンパのネタバレ含む。

・2スレくらいエタらせた経験あります。

・更新速度は気分。あと勢い。

・たまに安価も出す。

注意事項以上。よろしくお願いします。

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苗木「ボク達で人狼って……どういうことだよモノクマ!」

モノクマ「だって……だってさ!」

モノクマ「いつまで経っても、事件が起こらないんだもん!」

朝日奈「そんなの当たり前じゃん!」

朝日奈「外に出る為とは言え、人を殺したりしないって!」

モノクマ「はいはい!それはもう、よく分かりました!」

モノクマ「だから今回の人狼ゲームは、特例中の特例なの!」

モノクマ「まさかここまで事件が起こらないなんて、思わないじゃん!?」

舞園「でも……それで、どうして人狼になるんですか?」

モノクマ「ウププ……よく聞いてくれたね舞園さん!今からその、ルール説明をするよ!」


~モノクマのルール説明~

まず、15人の超高校級の生徒達に
それぞれ役職を与えます!

【村陣営】
村人8名
占い師1名
霊能者1名
騎士1名

【狼陣営】
人狼3名
狂人1名

これらの役職がアトランダムに
皆さんに振り分けられます!

役職の説明やゲームの流れは……
ゲームの途中でさせてもらうね!

このゲームは
村陣営11、狼陣営4で行われ
村陣営は狼陣営を全員殺せば勝利!
狼陣営は生存している村陣営を
生存している狼の人数以下にすれば
勝利となります!

そして!
今回オシオキを受けて頂くのは!
ゲーム終了後、オマエラの投票により
最も味方陣営の役に立たなかったと
判定された生徒となりまーす!


大和田「っつーことは……」

大和田「勝ち負けじゃなく、いかに自陣営に貢献できたか、が重要になるわけか……。」

モノクマ「うん!そうなるね!」

モノクマ「ま、投票で選ばれるのは、
当然負けた陣営の人物である可能性が
高くなりますけど!!」

十神「ふん……面白いじゃないか。」

セレス「うふふ……同感ですわ……。」

葉隠「いやいやいや!待てって!」

葉隠「すーっかり乗り気になってる奴らもいるけどよ!俺は嫌だぞ!?」

モノクマ「……はぁ?」

モノクマ「拒否権なんて、あるわけないじゃん!」

モノクマ「オマエラは、ボクに従うしかないんです!」

モノクマ「立場は分かってるよねぇ?」

不二咲「そ……そんなぁ……。」

モノクマ「それでは!早速始めましょう!」

モノクマ「人狼自体のルールは、いつでも電子生徒手帳で見られるからね!」

苗木「(やるしか……ないのか……)」

苗木「(僕だけじゃない……皆が命を賭けた……)」

苗木「(命がけの……人狼ゲーム……!)」

モノクマ「それでは!人狼ゲーム、スタートッ!」


苗木「えっと……まずは……」

苗木「(役職……だっけ?それを確認しないとダメだよな……)」

苗木「(僕の役職は……)」


【コンマ判定↓2】
01~07…占い師
08~14…霊能者
15~21…騎士
22~28…狂人
29~48…人狼
49~00…村人


【役職:村人】

苗木「(村人か……。何の能力も持たないんだな。)」

苗木「(ま……僕らしいと言えば僕らしいかも……)」

十神「さて……まずは役職のカミングアウトを聞こうか?」

十神「占い師、霊能者……この2つの役職を持っている者は、名乗り出ろ。」

葉隠「ちょーっと待てって!」

葉隠「これ、十神っちを信用して良いんか!?」

葉隠「能力者を炙り出して、襲撃しようとしてる狼かもしれねーべ!」

苗木「(襲撃……?どういうことだ?)」

~人狼ルール その①~
ゲームは昼時間と夜時間の
2つのタームに分かれ
この2つをまとめて1日とする。
昼時間は村人達で疑わしい生徒を
絞り込み、その日処刑する生徒を
決めることが出来る。
夜時間は投票タイムとなっており
村人、狂人、霊能者は投票のみ。
占い師は占い、騎士は護衛対象を
更に決定することが出来る。
狼は任意の人間を襲撃し
ゲームから退場させることが出来る。


朝日奈「襲撃されても、大丈夫だよ!」

朝日奈「狼の襲撃から人間を護る、騎士がどこかにいるはずじゃん!」

朝日奈「その人に、護ってもらえば良いんだよ!」

桑田「それ……騎士が襲撃されたら終わりな気もすっけど……」

霧切「でも……役職がいないんじゃ、議論の進行者も決まらないわ。」

不二咲「む、村陣営は、投票を集めないと……」

不二咲「狼に投票を合わせられて、人外を吊れなくなっちゃうよねぇ……。」

~人狼ルール②~
狼は夜時間、別室で
投票先や襲撃対象について
話し合うことが可能。

大神「ならば……進行役はいた方が良いかもしれんな。」

石丸「ふむ!どうやら役職はカミングアウトした方が良いようだな!」

石丸「よし!まずは占い師だけ出てきたまえ!」

石丸「占い師の役職を持つ者は、正直に手を挙げるんだ!」


葉隠「ん~、じゃあ、正直にカミングアウトして良いんか?」

葉隠「分かった!リアルな話、俺が占い師だったんだべ!」

大神「む、待て……。占い師は我だ……。」

桑田「う、占い師が、2人!?」

山田「むむ……?確か、占い師は1人だけだったはずでは……」

十神「どちらかは偽物……ということになるな。」

苗木「葉隠クンか大神さん……どちらかは人外、ってことだよね。」

十神「ちっ……これでは進行役を決めることが出来ん。」

十神「予定通り、霊能者もカミングアウトしろ。」

山田「あー……霊能者?」

山田「その役職なら……どうやら拙者のようでござるなー。」

セレス「霊能者は山田君……他に霊能者をカミングアウトする人はいませんか?」


「…………。」


舞園「……いないようですね。」

舞園「全員が生きている状態で、対抗する霊能者がいないのであれば……」

舞園「山田君は本物の霊能者、ってことでしょうか?」

セレス「ええ……残念ですが、そうなりますわね。」

山田「……え……残念?」

十神「つまり、山田は村陣営確定というわけだ。」

十神「残念だが、お前が進行役だな。」

桑田「山田が進行ねぇ……。何か不安だな。」

山田「い、いや、まぁ……拙者も進行したくてするわけではありませんし……」


葉隠「じゃあまず、オーガを吊れば良いべ!」

葉隠「俺が占い師だから、オーガは人外で確定だからな!」

霧切「葉隠君目線ではそうかもしれないけど……そういうわけにもいかないのよ。」

苗木「葉隠クンが人外……って可能性もあるからね。」

葉隠「なぁぁぁあ!?俺が真占い師だって!!」

葉隠「俺がそんな、嘘をつくような人間に見えるんか!?」

桑田「見えるな。」

朝日奈「見えるね。」

セレス「見えますわ。」

山田「見えますな。」

葉隠「み、みんな、ひでぇべ……。」


~人狼用語~
吊り→その日の処刑対象
噛み→その日の襲撃対象


モノクマ『ピーンポーンパーンポーン!』

モノクマ『10分経過しました!
発言禁止まで、残り15分です!』


十神「そういうことだ……とにかく、今日はグレーから吊りを決めるぞ。」

十神「山田、お前が何人か怪しい奴を挙げてみろ。」

山田「え、えーーっと……でしたら……」

山田「思ったより寡黙な大和田紋土殿……。」

大和田「あぁ!?んだと!?」

山田「同じく寡黙な不二咲千尋殿……。」

不二咲「ぼ、僕かぁ……。」

山田「あとは……なんか半分仕切り気味な十神白夜殿……」

山田「……こ、この辺りですかな。」

十神「……まあ良いだろう。」

十神「では、山田の挙げた3人の中から、今日処刑する者を決めるとしよう。」


~ノンストップ議論 開始~

【】←ウィークポイント

【コトダマ】
▷葉隠 康比呂と大神 さくら
▷山田 一二三
▷苗木 誠


桑田「初日の処刑対象ねぇ……」

桑田「【3人】の中で、誰が狼っぽいかって話になってくるよな。」

大和田「役職を除いた【グレーの中に3人狼がいる】んだから……」

大和田「この3人に狼がいる可能性は大いにあるよな。」

大和田「……ま、俺じゃねぇけどよ。」

朝日奈「【不二咲ちゃん】はさ……」

朝日奈「【票がバラけると、人外が吊れない】って発言をしてたし……」

朝日奈「この発言は、村陣営っぽいと思うんだよね!」

セレス「十神さんも……」

セレス「進行を握ろうとしていた節はありましたが……」

セレス「【特に怪しい発言は、ありませんでしたわ。】」

霧切「なら……消去法的に、大和田君かしら。」

大和田「んだとコラ!!【俺は狼じゃねぇぞ!!】」

大和田「もし俺に怪しい発言があるなら、挙げてみろ!」

舞園「と言われましても……」

舞園「大和田君は、殆ど喋ってませんからね……。」


↓2


▷葉隠康比呂と大神さくら
→グレーの中に3人狼がいる

正解!

苗木「それは違うよ!」論破!

BREAK!!


苗木「大和田クン、ちょっと待ってよ。」

大和田「……あぁ!?何だよ!」

苗木「大和田クンはさ……グレーの中に3人狼がいるって、何で分かるの?」

大和田「は?そりゃお前……」

大和田「当たり前のことだろーがよ。この中に狼は3人……」

苗木「うん……全体としてはそうだよ。でもさ……」

苗木「さっきの、占い師カミングアウトの時のことを思い出してくれない?」

朝日奈「……あ!そっか!」

十神「そう……葉隠か大神、そのどちらかは人外だ。」

十神「更に人外と言っても、狂人と狼の2択がある。」

十神「にも関わらず大和田は、占い師の内訳を、真占い師と狂人……」

十神「それで確定かのような口振りで語ったわけだ。」

舞園「た、確かに!これは大和田君、かなり怪しいです!」

大和田「ち、ちげーって!これはその……!」

不二咲「狼目線なら、仲間が占い師に出ていなければ、占い師の人外は狂人って分かるし……」

不二咲「大和田君……人狼かもしれないねぇ……。」

大和田「違う!オレは狼じゃねぇ!」

山田「……よしっ!決めましたぞ!」

山田「今日の処刑対象は、
大和田紋土殿!変更は致しませぬ!」


モノクマ『ピーンポーンパーンポーン』

モノクマ『25分が経過しました!』

モノクマ『ただいまより5分間は夜時間とし、発言禁止とします!』

モノクマ『生徒の皆さんは、それぞれ自分の後ろにあるボックスへ移動し……』

モノクマ『速やかに、投票を済ませてくださーい!』

モノクマ『人狼の生徒の個室には、人狼連絡用の部屋への通路があるから、そこで話し合ってね!』


~投票ボックス~

苗木「(大和田クンで……問題ないよな。)」

苗木「(……よし。投票完了だ。)」


モノクマ『5分が経過しました!投票を締め切ります!』

モノクマ『投票の結果は、こちら!』

【大和田紋土 14票】
【苗木 誠 1票】

モノクマ『投票の結果!大和田紋土クンは、村人達により処刑されました!』



『キーンコーンカーンコーン』

モノクマ『オマエラ!2日目の朝です!
発言して構いません!そして……』

『ピーンポーンパーンポーン』

モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『本日、無残な姿で発見されたのは……』

モノクマ『十神白夜クンです!』

モノクマ『以降、十神白夜クンには一切の発言を禁止します!』

モノクマ『さてさて、死亡者は別室に移ってもらうからね!』

モノクマ『残り13名!議論を開始してくださーい!』



~1日目~ END

生き残り人数:15→13

to be continued...


今回はここまで。

また明日か明後日辺りに更新します。

おやすみなさい。


村人…何の能力も持たない。推理によって狼を探す役割。

占い師…夜時間、自分以外の人物から1人選択し、朝占い師が生存していれば、その者が人間か人狼かを知ることが出来る。

霊能者…毎日の朝、前日に処刑した人物(吊った人物)が人間か人狼かを知ることが出来る。

騎士…夜時間、狼の襲撃から護る人物を決めることが出来る。その日に騎士処刑された(吊られた)場合、護衛は出来ない。

人狼…処刑されないよう、村人になりすまし生き残るのが目標。夜時間、任意の村陣営の人物を1人襲撃することができる。

狂人→狼陣営に有利になるよう村を混乱させるべき役職。占い師や霊能者の判定では、人間として扱われる。


他にも色々役職はありますが
今回はわかりやすくする為
この役職だけにしてあります。

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