ほむら「美樹さやかを○してまどかの出方を見る」(1000)

―暁美宅

ほむら(…)パチッ

ほむら(…これで何度目の挑戦かしら)

ほむら(これまでの経験上…)

ほむら(私の目的を達成する上でたいへん目障りな存在は…はっきりしているわ)

ほむら「――――美樹さやか」

ほむら(これまでは…彼女とも協力関係を保ちつつ)

ほむら(どうにかして…ワルプルギスの夜の打倒を目指して来たけれど)

ほむら(もう…限界だわ)

ほむら(正直言って…美樹さやかのような冷静さのかけらもないバカと)

ほむら(協力すること自体…無理な話だったのよ)

ほむら(勿論、巴マミや佐倉杏子も…ひと癖ある魔法少女だけれど…美樹さやかさえいなければ…!)

ほむら(変に仲間内をかき乱されることなく、協力関係を保てるはず…!)

ほむら(というふうに…理由はいくらでも挙げられそうなのだけれども)

ほむら「とにかくあの女…気に入らないのよ…!」ダンッ

ほむら「何がまどかの親友よ?…まどかには私がいればそれで十分なのよ…!」

ほむら「私とまどかの仲を邪魔するんじゃないわよ脳ミソ筋肉女…ッ!!」

ほむら「…」ハッ

ほむら(わ、私としたことが…冷静に、沈着に)シンコキュ―

ほむら(決行は…早い方がよさそうね)

ほむら(転校初日の…放課後)

ほむら(きゅぅべぇが2人に接触する以前に…決行する)

ほむら(でも、まどかが近くにいたら面倒ね)

ほむら(変なトラウマを与えてしまったら元も子も無いし…)

ほむら「だったら」ファサ

ほむら(放課後、無人の教室に美樹さやかを一人でおびき寄せ…)

ほむら(早急に始末する)

ほむら(死体は…その辺の魔女の結界内に放置すれば、この世では見つからない)

ほむら(原因不明の失踪として、処理される)

ほむら(まどかも一時は精神的なショックを受けるでしょうけど…直接的でない分、影響は小さいに違いない)

ほむら(一方で、まどかのもう一人の友人である志筑仁美は、何の遺恨も無く上條恭介と結ばれる)

ほむら(…まどかの周囲では、一切波風は立たないはず)

ほむら(―――完璧ね)

ほむら(さて…)

ほむら(問題は…どうやって美樹さやかを一人でおびき寄せるかね)

ほむら(あのバカ女があっさり釣れそうな簡便な方法…)


ほむら(上條恭介を装った恋文を靴箱に仕掛けて…!)


ほむら(って…、あの少年は入院していたわね。偽物だとバレバレじゃない…)

ほむら(いや…むしろ)

ほむら(わざわざ特定人が宛てた手紙である必要はないんじゃない…?)

ほむら(たとえ匿名であっても…あのビッチならのこのこ現れるに決まっている)


ほむら「ならば!…普通に私が書けばいいのよ」キリッ


ほむら「―――美樹さやかに惚れたという前提に立って」カキカキ

《 拝啓 美樹さやか殿 》

《 貴殿に伝達したい事項が有りますので、放課後理科室に単身でお越しください。 敬具》


ほむら「…」

ほむら(…ちょっと堅苦しい文章になってしまった気がするわね)

ほむら(もう少しくだけた感じにしましょうか)カキカキ

《 美樹さやかへ 》

《 あなたに伝えたいことがあるの。放課後、理科室に一人で来てもらえるかしら? 》


ほむら「…」

ほむら(ちょっとくだけ過ぎたかしら…)

ほむら(この文面だと…もしかしたらただのイタズラだと思われる可能性があるわね…)

ほむら「まだ改善の余地があるわ」カキカキ

《 美樹さやかへの挑戦状 》

《 放課後、理科室に一人で来なさい。さもないと、まどかが悲惨な目に会うことになるわよ? 》


ほむら「…」

ほむら(これだと…効果的だと思うけれど、…教師に相談されたりしたらまた面倒よね)

ほむら「初心に戻って書き直すべきだわ」カキカキ

《 美樹さんへ 》

《 勘違いしないで欲しいのだけれど、私はあなたに何の興味もないわ。放課後、理科室で待ってます。 》


ほむら「…」

ほむら(あれ…文脈としてダメよねこれ)

ほむら「も、もう少し、…ストレートに表現しないと」カキカキ

《 さやかへ 》

《 わ、私はあなたのことが…が…、なんでもないわ。とにかく放課後理科室で待っているから。 》


ほむら「…」

ほむら(どうして私は美樹さやかごとき宛ての手紙を書くのにこんなに労力を費やしているのよ…)イライラ

ほむら(やってられないわ) クシャクシャ ポイッ

ほむら「―――次の一枚で、決める…ッ!」カキカキ

《 さやかちゃんへ 》

《 君に告白したいことがあるんだ。放課後、理科室で待っているよ 》

《 中沢より 》


ほむら(…やっぱり自分主体で書くより他の男の目線を想定した方が書きやすいわね)

ほむら(でも、…さすがにこんな脇役風情に釣られるとは思えないわね)

ほむら「それに…もっといいフレーズがあると思うわ」

ほむら(何か…小説とかで良さそうなフレーズを探そうかしら)パラパラ

―それから1時間後

《 さやか! 》

《 お前だって正義の味方に憧れて魔法少女になろうと思ったんだろ!?》

《~~~中略~~~》

《 いいぜ、まずはお前のふざけた幻想を木っ端微塵にぶち殺してやるよ! 》

《 そういうわけで、上条さんは放課後理科室で待ってるからな!来てくれよ! 》


ほむら(…こ、これはただの練習よ。さて、そろそろ真面目に書かなくちゃ)クシャクシャポイッ

《 さやかちゃんへ 》

《 大事なお話があるんだぁ。放課後、理科室に一人で来てくれたら、 》

《 それはとっても嬉しいなって。仁美ちゃんには内緒だよ~♪ 》


ほむら(…)

ほむら「まどかはそんなこと言わないわ!!!!」ビリビリクシャクシャ

ほむら(美樹さやかのせいで頭が痛いわ…どうしてくれるのよ美樹さやか…?責任とってよ…!)ゼーハー

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

―さらに1時間後

ほむら「やっぱり…ダメっ…!」バサバサ

ほむら「フレーズの拝借で書いた文章は…どうしても」

ほむら「どうしても…感情がこもっていない気がする…!」ダンッ

ほむら「これでは、美樹さやかは来てくれない…」

ほむら「美樹さやかを…振り向かせることができない…!」

ほむら「どうすれば来てくれるの…?ねえ、教えてよ…」ウウッ

ほむら「…………あ、れ…?」ガタッ

ほむら「何なのかしら…この感情は…」

ほむら「あれだけ疎く思っていた…」

ほむら「あれだけバカでしかない美樹さやかに…」

ほむら(私は…)

ほむら(少し異なる感情を…抱きつつあるの…?)ミブルイ

―翌朝

チュンチュン

《 美樹さやかさんへ 》

《 あなたのことが好きです。つきあってください。放課後、理科室で待っています。 》

《 暁美ほむら 》

ほむら(…で、き…たわ)グデ~ン

ほむら(もう、こんな時間…)ジリリリリリリリリリリリリリリ            カチッ

ほむら(登校…しなくちゃ…)フラフラ

―学校の昇降口にて

キーンコーンカーンコーン

ほむら(ええと、…美樹さやかの靴箱はここだったわね)パカッ

ほむら(さて、あの手紙を仕込んでおい…)ゴソゴソ

ほむら「あ、あれっ!?…ない…!?」

ほむら(…どうやら寝ぼけて、忘れて来てしまったようね…)

ほむら(万事休すだわ…)ガクッ


マミ(何かしらあの子…。一人で大声出したりして…)スタスタ

ほむら(いいえ、まだ方法は有るわ)

ほむら(手紙なんて、周りくどい方法を使わなくても…)

ほむら(直接、真意を伝えれば…いいじゃない…!)

ほむら(一晩中逡巡した私の心内を、――全部まとめてぶちまけてしまえばいいのよ)ファサ


早乙女「えっと、転校生の暁美さん…よね…?」キコエテル…?

―教室

早乙女「転校生を紹介しま」

ほむら「…美樹さやか」スタスタ

さやか「へ?」

まどか「?」

仁美「?」


ほむら「…………」ピタッ

さやか「え?」

まどか「??」

仁美「??」

早乙女「え…ちょっと暁美さ」

ほむら「あなたのことが好きなの」

さやか「え」アングリ

まどか「え」

仁美「まっ///」

早乙女「え」


ほむら「放課後理科室に一人で来てもらえないかしら」キリッ

さやか「えええええええええええええええええええッ!!?」

まどか「さ、さやかちゃん…///」

仁美「い、いけませんわ…女の子どうしで///」

早乙女「oh・・・」

―昼休み

さやか「わけがわからないんだけど…」

まどか「それで…ど、どうするの放課後…?」ドキドキ

仁美「理科室に行きますの?行きませんの?どっちですの~?」ドキドキ

さやか「ど…どうするって、ちょっと待ってよ…!」

さやか「い、いくらなんでも有り得ないっしょ!?お、女同士で好きとかそんなの…」

まどか「え~?だってさやかちゃん、今朝も私をお嫁さんにするって言ってじゃない?」ウェヒヒ

仁美「私もちゃあんと聞いてましたの」ウフフ

さやか「あれはその…!…ま、まどかだからそういうこと言っただけで…!!」

さやか「そ、それに…!!」

さやか「今日初めて会ったばかりの転校生に…」

さやか「い、いきなりあんなこと言われても…さ」

さやか「その…あたしも気持ちの整理がつかないっていうか」

まどか「じゃあ…気持ちの整理がついたら…?」ティヒヒ

仁美「OKしてもいいと…?」クスクス

さやか「あーもうこの話ナシー!!話題変えよ話題ぃ~!!」ジタバタ

―放課後

仁美「…それじゃあ私は、お花のお稽古が有りますので」ペコリ

まどか「あ、私も…えっと、おうちのお手伝い頼まれてるから先に帰るね」

まどか「頑張ってね、さやかちゃん…!」ノシ


さやか「ちょ…ふ、ふたりとも…!?」

さやか(ど、どうしよう…行った方がいいのかな…?)ゴクリ

―理科室

ほむら(……………無理だわ)ハァ

ほむら(もはや…美樹さやかを殺すことなんてできない)

ほむら(昨日…あれからずっと考えていたけれど)

ほむら(まだ魔法少女にすらなっていない…ただの人間である彼女を殺すなんて)

ほむら(じゃあ…私は何のために彼女をここへ呼び出したの…?)

ほむら(か、仮に美樹さやかがここに現れた場合…ど、どうしたらいいのかしら)

―病院前

仁美(お花のお稽古っていうのは…ちょっとした口実でしたわ)

仁美(上條くん…)

仁美(美樹さんがもし、あの転校生の方と…両想いになってしまえば…)

仁美「!?」ハッ

仁美「い、いけませんわ!…私…そんな卑怯なことを考えては…!」ブンブン



「その願いは、君の魂を差し出すに値するものかい…?」スッ

仁美「へ?え、あ…あなたは一体…?」

QB「僕の名前はきゅぅべぇ」

QB「…かくかくしかじか」

仁美「どんな願いでも…一つだけ叶えてくれる」


マミ「あら、あなたにもきゅぅべぇの姿が見えているのかしら?」スタスタ

仁美「あ、あなたは…?」

マミ「私は巴マミ。…かくかくしかじか」

QB「マミはこの地域を仕切っている魔法少女なんだよ」

マミ「今から魔女を倒しに行くのよ。どう、…よかったら見学ってことでついて来ない?」

マミ「あなたが契約するかどうかは、あなたがじっくり考えて決めればいいと思うし」

マミ「もし、魔法少女になりたいという気があるならば…、何を願うかってことも、ね」

仁美「―――ええ、では見学させてもらいますわ」コクリ

―図書室

さやか(……………)パラパラ

さやか(ねむ…)フア~ア

さやか(と、とりあえず何時に理科室に来いとかは…言ってなかったし)

さやか(も、もう少し…気持ちを…えっと…整えてからで、いいよね?)

さやか(恭介のお見舞いは…、まあいいか…今日は)ハア

―理科室

ほむら(来ないわね…美樹さやか)

ほむら(でも、…時間指定はしていなかったのだから…)

ほむら(一応、下校時刻までは…待っておこうかしら)

ほむら(そういえば…何か忘れているような…)フア~ア

ほむら(私の本来の目的は…何だったのかしら…?)zzz…

―見滝原市内某所

   カツーンッ★


マミ「…まあ、こんな感じよ。そしてこれが、グリーフシード」

仁美「……………………」

QB「どうだったかい…志筑仁美?」

QB「今すぐに契約せよ、とは言わないよ。でも、魔法少女になる気になれば…そのときは…」

QB「―――まあ、君の友人(鹿目まどか)とも相談すればいいと思うよ」

QB「時間はたっぷり有るしね」

QB「僕もしばらくは君達のそばにいる予定だから…」

仁美「その必要は…ありませんわ」

QB「え…?」

マミ「志筑さん…?」

仁美「もう…決心しましたの」

QB「…そうかい」

QB「じゃあ…聞かせてもらうよ。―――君の願いを」

仁美「…」コクリ


仁美「上條くんの腕を、直してもらえませんか」


コォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ

―しばらく後・理科室

ガラッ

さやか「…………………………お、お~い…転校生~いる?」ヌキアシ・・・サシアシ・・・

さやか「いないのか…あっ!」

ほむら「スースー」

さやか「あれれ…寝ちゃってるよ」

さやか「もう下校時刻だよ~おーきーろー」ユサユサ

ほむら「ぅ~ん…むにゃむにゃ…」

さやか「ダメだ…眠りが深いみたいで起きないや…」

さやか「どうしよう…」ジー

ほむら「zzz」

さやか(寝顔…わりかし可愛いかも…)

さやか(ほっぺ柔らかいなあ…)プニプニ

さやか「ってあたしは何をしているんだあああああああああああ!!?」ブンブン

ほむら「zzz」

さやか「…仕方ないや」ヨッコラセ

さやか「…今日だけだからね。おんぶして家まで送ってあげる…よ」

ほむら「zzz」

さやか(…軽いなあこの子)スタスタ

―校門

さやか「って!…家知らないし…」orz

―鹿目宅付近

まどか「さてと、お買い物も終わったし、暗くなって来たから早く帰らなくちゃ」テクテク


シャララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ


まどか「え?」

まどか(え?…け、景色が…これって…一体…!?)ざわ… ざわ…

使い魔「キャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハ」ワサワサワサワサ

まどか「な、何…これ…ゆ、夢…だよね…?」ガクガク

使い魔「キャハハハ」ピョ~ンピョ~ン

まどか(か、囲まれてる…!!?)ゾクッ

使い魔「キャハハハ」ピョ~ンピョ~ン


QB「鹿目まどか…!」スタッ

使い魔「キャハハキャハハキャハハキャハハキャハハキャハハキャハハ」ウヨウヨ

まどか「え!?あ、あなたは誰!?…し、しゃべってるの!!?」ヒィ

QB「詳しい事情は後だ。今はこの使い魔達を倒さないと、君の命が危ない!」

まどか「へ?え?…どういうこと!?」

QB「さあ、何でもいいから君の願(ry」


「その必要は、ありませんわ…鹿目さん」スタッ

まどか「え!?」

まどか「ひ、仁美ちゃん!!?」

まどか「ど、どうしたの、そその格好…!!?」ボーゼン

仁美「いえ、少しだけ…メルヘンチックな世界に足を踏み入れてしまっただけですの」シャランラ~

マミ「私もいるんだけどね」スタッ

QB(まあいいさ…今後も契約の機会はあるだろうし)

まどか「一体この変な空間は…?」

マミ「詳しいことは後で教えてあげるわ」

マミ「それじゃあ、相手は魔女じゃないし」

マミ「ここは新人さんのお手並み拝見といきましょうか…!」チラリ

仁美「ええ、お任せください…先輩」スッ

仁美「若布鞭(グリーン・ウィップ)ですわっ!!」ギュオオオン

バシッバシッバシッ

使い魔「キャーキャー」ヒイイ

まどか(………………)ボーダチ

まどか「…え、えっと」

マミ「彼女の武器はワカメの形状をした鞭よ」キリッ

QB「…ちなみに技の命名者はマミ(ry」

マミ「ち、ちょっとQB!?」

マミ「恥ずかしいからそのことは言っちゃダメよっ!」

まどか(…恥ずかしいんだ)

QB「ま、まあ…ワカメ以外にも植物を武器化して戦えるのが彼女の強みだね」

まどか「そ、それならまだ救いがあるのかな?」ウェヒヒ

仁美「そろそろ終わらせますわよ」ニッ

使い魔「キャーキャーキャー」

まどか「あ!?逃げちゃうよ…!!」

仁美「既にアサガオの種を撒いておきましたわ」ニッ

ドッカ―――――――――――――――――――――ン

まどか「…ほええ」

マミ「魔力を種に込めることで作り出した…」

QB「―――地雷ということだね」

109>>
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

―美樹宅

ほむら「う~ん…」パチ

ほむら「え!?」バサッ

ほむら「こ、ここは…!?」キョロキョロ

ガラッ

さやか「あ、やっと起きた?ここあたしの部屋~」

ほむら「え、えっと…どうして?…あ、そういえば私…理科室で眠ってしまって…」

さやか「まあ、いろいろ有って…結局うちに連れてくことにしちゃったわけよ」アハハ

ほむら「ご、ごめんなさい…迷惑をかけて」

さやか「いいっていいって~気にしない気にしない」

さやか「あ、それからさ。…もしよかったらなんだけど」

さやか「もうすぐうち、夕御飯だからさ…ほむらも一緒に食べよ、ね?」ニッ

ほむら「………………」

ほむら「…ありがとう、美樹さん。御馳走になるわ」

さやか「そ~んなミキサンだなんて水臭いこと言わないでよ~」ポンポン

ほむら「へ…」ドキッ

さやか「とりあえずさ。いきなり恋人とか…そういうのはちょっときついってか…あれだけどさ」

さやか「まずは、友達から始めようよ…ほむら!」

ほむら「ええ…そうね、さやか」ニッ

さやか「うお~う笑ってるほむらも可愛い~!!」ギュッ

ほむら「え、ちょっと!?//////」ビクッ


「さやかー、ご飯できたわよ~。早くお友達と一緒に降りてきなさい~」

さやか「はーい今行く~」

さやか「じゃ、行こっか!」

ほむら「…ええ」

ほむら(美樹さやかの家…)

ほむら(過去のループにおいて…果たしてお邪魔になったことがあったかしらね)

ほむら(とりあえず、夕食だけ頂いたら…)

ほむら(まどかやマミの様子見、…それからきゅぅべぇを消しにいかなきゃ、ね)

―鹿目宅付近

まどか「とっても格好良かったよ、仁美ちゃん!」

仁美「ぜ、全然そんなことありませんわ~」テレ

仁美「魔法少女の存在について知ったのも、ついさっきのことですし」

マミ「えへへ、今回は私の出る幕はなかったわね」

QB「その割には嬉しそうだね?マミ?」ヒソ

マミ「え~…だって、当然でしょう?」

マミ「仕事仲間が増えたんですもの、嬉しくないはずがないわ…!」ニコッ

仁美「そういってもらえると光栄ですわ、巴先輩」ニッ

まどか(2人とも…なんだかすごく…頼もしい…!)

QB(僕としては無限の可能性を感じさせる鹿目まどかに…)

QB(早く契約してもらって、将来的なノルマ達成を確定させたいところだけど)

QB(無理に契約を迫らずとも、まどかは近いうちに自分から進んで契約するんじゃないかな…?)

QB(2人に対して、強いあこがれの気持ちを抱いているし)

QB(才能のないと卑下する自分も同じ場所に立ちたいと願うのも、時間の問題だろう)

>>123
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

まどか「助けてくれて本当にありがとう…仁美ちゃん、それから…」

マミ「私は3年の巴マミよ。…よろしくね、鹿目さん」

仁美「巴先輩は私とは比べ物にならないほど強いですわ」

仁美「契約をする前に、巴先輩と魔女が戦うところを見させてもらいましたの」

まどか「へえ~私も…見たかったなあ」

マミ「もう~褒めすぎよぅ、志筑さん~」

QB(やれやれ…無知ほど怖いものはないんじゃないかな?)

仁美「あ…そうですわ」

仁美「先程の小さいのは…確か魔女の使い魔ですわよね?」

仁美「あれが成長したら…魔女になるのでしたか?」

まどか(使い魔…、魔女…まだよくわかんないや)ウ~ン

QB「うん、その通りさ」

マミ「初陣にしては上出来の戦いっぷりだったよ」

マミ「悪い魔女を倒して、人々に降りかかる災いを未然に防ぐのが」

マミ「―私達魔法少女の使命なのよ」

まどか「使命…」

仁美「そして、その代わりに…どんな願いでも一つ叶えてもらえるんですのよ」

まどか「どんな願い…でも?」

QB「―――この僕がね。叶えてあげるよ」

―美樹宅前

さやか「もうちょっとゆっくりして行ってもよかったんだよ?」

さやか「…えーと、宿題とか手伝ってくれたら嬉しか(ry」ボソボソ

ほむら「ごめんなさい…でも、ちょっと用事が有って…」

さやか「…そっかー、まあ無理に引きとめるのも悪いよね」

さやか「そんじゃ!また明日~」バイバーイ

ほむら「今日はありがとう。―――これからも、よろしく」

バタン

ほむら(絶対に…美樹さやかも魔法少女にはさせないわ)

ほむら(まどかのため、…そして彼女自身のためにもね)シュタッ

ほむら(魔女や使い魔の気配は…全然感じないわね)タタタッ

ほむら(もうこんな時間だし…巴マミが動いているはずだから)シュタッ

ほむら(当然と言えば当然だけれども…)シュタッ

ほむら(む…!?)ピタ

ほむら「えええ!?あ、あれは…!!?」



「治って…本当に良かったな。もう退院して…本当に大丈夫なのか…?」
「うん…。自分でも信じられないんだけどさ。まるで魔法にでもかかったみたいに…」

恭介「――すっかり治っちゃったんだ…腕」

恭介「本当に……奇跡って有るのかなって」

父「きっと、医者の見立てが悪かったんだろうさ」

父「………お前のヴァイオリン…どうしても捨てられなかったんだ」

父「いつか、この日が来るんじゃないかと…心の片隅で信じていたからね」

恭介「……………ありがとう、父さん」



ほむら(う…、そ…)ボーゼン

ほむら(ありえない)

ほむら(美樹さやかとは…ついさっきまで一緒にいたから…)

ほむら(彼女がきゅぅべぇと契約して願いが遂げられたということは…有り得ない)

ほむら(自然治癒なんて更に有り得ない)

ほむら(奇跡でも起きない限り…彼の腕は治らないものであるのは…規定事項)

ほむら(だとしたら…一体)

ほむら(もしかして)

ほむら(さやか以外の人物が…彼の腕の治癒を願ったというの…?)

ほむら(そんなこと…あるわけ…)

ほむら(…ま、まさか…まどかが…!!?)

ほむら(さやかが上條恭介の腕が治って欲しいと思っていることを察しているあの子が)

ほむら(QBにそそのかされて…!?)

ほむら(いや…でもまさか、まどかもそこまでおひとよしではないはずよ…!)

ほむら(いくらなんでも…)

ほむら(だとしたら他に…)


ほむら「!!!」ハッ


ほむら(いる…)

ほむら(もう一人だけ…可能性のある人物が、―――まどかの身近に)

ほむら(とにかく…)キッ

ほむら(一刻も早くまどかや巴マミと接触し…!)

ほむら(そして、志筑仁美の所在も確認して…!)

ほむら(かつ、その途上できゅぅべぇを排除して…!)

ほむら(―――現状を把握しなけ)

ザッ

「ここはマミの奴のテリトリーだったはずだけど、見かけねぇツラの魔法少女に出くわすとはね」ニイッ

ほむら「!!…あなたは…」

杏子「アンタ、自分の陣地増やすためにココに侵入したわけ?」

杏子「まあ、妥当な判断ってとこだな。こんな肥沃な土地、なかなかないもんな~」

杏子「まああたしは、昔マミの奴とコンビ組んでたよしみで、たまにここでも狩らせてもらってんだけどさ」


ほむら「――佐倉杏子」


杏子「!!?」ピクッ

杏子「お前……」ジッ

杏子「前にどこかで会ったことあったっけ…?」

ほむら「……………………」キッ

ほむら(もう…次から次へと…!)イライラ



―美樹宅

さやか「ダメだ~数学の問題が全ッ然解けな~い!!」ワシャワシャ

さやか(あたしって…ほんとバカ)ガクッ

―鹿目宅付近

まどか「魔法少女かぁ…」

まどか(願いっていきなり言われても…私には…そんな…)

QB「君も魔法少女になりたくなったら、いつでも僕を呼んで欲しい」ニッコリ

QB「しばらく君達のもとで過ごさせてもらうからね」

まどか「でも、仁美ちゃん…お稽古事はどうするの…?」チラッ

まどか「魔法少女の仕事ってとっても忙しそうだけど…」

仁美「契約する前に…決心しましたの」

仁美「―――すべて、やめますわ」

まどか「ええ!?…でも…そんなこと…!?」

仁美「もともと、自分でやりたくてやり出したわけでは有りませんし」

仁美「両親には…どうにかして理解してもらうつもりですわ」

仁美「新しくやりたいことができてしまいました、と」

まどか(すごいな…仁美ちゃん。私には…真似できないかも)

まどか(私には…一歩踏み出す勇気とか…)

まどか(そういうのが…なかなか…)

QB「…………………」

仁美「……それに、私の願いを叶えてもらえたのですから」

仁美「しっかり魔法少女の責務を果たして、頑張りませんと…!」ニコリ

まどか(仁美ちゃんの願いって…一体何だったんだろう?)

マミ「予め…忠告できなかったから…今になって言うのも難だけれど」

マミ「今後…あなたが望んだことが…」

マミ「本当にあなたにとって理想的な形として享受できるかは分からないわ」

マミ「そのあたりの…、…覚悟は」

仁美「ええ」

仁美「もちろん…覚悟の上でしたから」コクリ

まどか「???」


仁美(上條くんの腕が治って…ヴァイオリンが弾けるようになり)

仁美(そして彼はまた、普通の学生として登校できるようになりました)

仁美(美樹さんも、彼の不治の病の看病という辛い境地から救われました)

仁美(これから…普通の学園生活が始まるんですの)

仁美(美樹さんが、上條くんの幼馴染であることに対して)

仁美(私は………彼の腕を治すのをお願いした張本人)

仁美(ようやく…対等に渡り合えるような気がしますわ…!)クスッ

まどか「え?…何で笑ってるの仁美ちゃん??」

仁美「いえ、なんでもありませんわ…鹿目さん」

マミ「きっと…大丈夫な気がするわ、志筑さん」ヒソ

QB「…そうだろうね」

QB(真実を知らない限りは…おそらくね)

マミ「それじゃ、もう遅いし…今日は解散ということにしましょうか」

仁美「そうですわね」

まどか「あっ!そうだった~お買い物の途中だったんだ…」

まどか(パパ…遅くなってごめんなさい)ショボーン

マミ「それじゃあまた明日ね2人とも~」

QB「じゃあねまどか。――いい返事を期待しているよ」

仁美「それでは私も…こちらの道なので」

まどか「うん!またね、仁美ちゃん、マミさん、きゅぅべぇも」ノシ

―鹿目宅

まどか「…た、ただいま…」

知久「まどか…!」

知久「遅かったじゃないかい…心配していたんだよ」ホッ

まどか「ごめんなさ~い。ちょっといろいろ有って…」



―物陰

ほむら「…やはり、志筑仁美が魔法少女になってしまっていたのね」コソッ

ほむら「まどかがまだ契約していなかったのは…不幸中の幸いではあるけれど」ホッ

ほむら「不覚だったわ…」

ほむら「私がしっかり監視していれば…」

杏子「まあ、なっちまったもんは仕方ねぇだろ」コソッ

ほむら「…佐倉杏子。あなたが一応話の通じる相手でよかったわ」ホッ

杏子「おい、あたしを見くびんなよ」

杏子「マミがここに君臨してる限りわさ…」ガサガサ

杏子「…むやみやたらに縄張り争いするつもりはねぇよ」パリポリ

ほむら「そう…」

杏子「これでこの見滝原ではマミともう一人とのコンビ打ちになるわけか」

杏子「当分安泰じゃん…あたしには関係ないけどさ」パクパク

ほむら「――そうでもないわよ」

杏子「へ?…何でだよ」

ほむら「今からおよそ2週間もすれば…ワルプルギスの夜がこの町を襲撃する」

杏子「へ~」

杏子「え」

杏子「おい、ワルプルギスの夜って言えば…あの結構手強いっていう魔女のことだろ!?」

杏子「何でそんなことが分かるんだよ?」

ほむら(…仮にここで真実を伝えたとしても…)

ほむら(過去のループにおいては上手くいったためしはない…)

ほむら(それでも…結局…全員に信じてもらえない限り)

ほむら(全員で協力しない限り…)

ほむら(ワルプルギスの夜には勝てない…)

ほむら(誰にも頼らないで勝ち抜くことなんて…)

ほむら(やっぱりできないのよ…)

ほむら(だったら!)キッ

ほむら(誠意をこめて、すべてを語って…全員に真実を理解してもらうほかない…!)

杏子「おい、何黙りこくってんだよ」

ほむら「まずは、佐倉杏子…!」キッ

杏子「何だよ?…もしかして一戦交えようってか?」スッ

ほむら「いいえ、違うわ」

ほむら「今から私は…私が知っていることをすべてあなたに明かす所存よ」

ほむら「もちろん、明日になったらあなた以外の魔法少女と、まどか達にも…話すつもりだけれど」

杏子「…へぇ…」


杏子「何の話かは知らないけど」

杏子「…手の内明かすってのかい?」

杏子「そんなことして…アンタに何のメリットが?」

ほむら「あなた達は騙されている」

杏子「は…?何の話―」

ほむら「すべてはインキュベーターの仕組んだ罠なのよ」

杏子「インキュ…ベーター…?」

ほむら「私は守りたいものがあるからこそ、闘っきたわ」

ほむら「そして今回の一件で…守りたいものが…もうひとつ増えてしまった」

ほむら「というより…こんな考えまで浮かんできているわ」

ほむら「今までは…まどか一人だけを救えればそれでいいと考えていたからこそ…」

ほむら「他の魔法少女達との連携がうまく行かず…結局瓦解してしまっていたと」

杏子「………………」

ほむら「だから、今回はこう考えるわ」

ほむら「全員で救われたい。全員で協力して、運命に打ち勝ちたいってね」キッ

ほむら「だから、聞いて欲しいの」

ほむら「突飛で…悲惨な…私の話を。――――魔法少女の真実を」


杏子「…………………ああ」

杏子「話したいんなら、話せばいいさ」

杏子「――――あんたの目、マジだわ」

杏子「騙されたと思って、聞いてやるさ。あんたも座りな」ヨッコラセ

ほむら「ありがとう…杏子」

杏子「―――食うかい?」スッ

―それから数時間後・鹿目宅

知久「たっくんは寝ちゃったね。…ママは相変わらず…」オソイナア

まどか「それじゃ…私ももう寝るね」

知久「うん、おやすみ」

まどか「おやすみなさーい」

ガタン

まどか(魔法少女になるかならないか…)フア~ア

まどか(なるとしたら…どんなことをお願いするか…)ゴロン

まどか(まあ、難しいことは…また明日考えれば…いい…よね)スヤスヤ・・・

―鹿目宅・窓際

QB(いい答えを期待して待っているからね、ま)ズダーンダーン  グシャッ


ほむら(やれやれ…油断も隙も無い)シュタッ

ほむら(…一通り話を聞いた後、杏子は帰って行ったけど)

ほむら(ちゃんと…わかってくれた)

ほむら(少なくとも、私はそう信じているわ)

―巴宅

マミ「――さて、今から4時間ほど仮眠をとって」

マミ「また、朝のパトロールに出かけましょうか」

マミ(…目覚ましセット完了)カチッ

QB「朝の周回には志筑仁美を誘わないのかい…?」

マミ「さすがに新人さんにそこまで無理をさせることはできないわよ」

マミ(でも…魔法少女2人で町を守れるってだけで、すごく心強いわ)

マミ(杏子が出て行ってからというもの…私はずっと一人ぼっちだったのだから)ホロリ

―志筑宅

「何を言っているのよ仁美!?お稽古事をみんな止めるって…!?もう~お父さんからも何とか言って下さいよ~!!」
「まあまあ落ち着きなさい。なあ仁美…どうしてそんな急に…?冷静になって…よく考えなおして…」

バタン

仁美「はあ…」

仁美(うちの両親…こんなに融通の利かない性格だったかしら…)

仁美(――いいえ)

仁美(きっと…それぐらいびっくりしているのですわ)

仁美(2人の言うことに反抗したことなんて…これが生まれて初めてですもの)

―美樹宅

さやか「ふあ~あ…柄にもなく頑張って宿題しちゃたから…ねむ…」

さやか「ほむらの奴…いきなりコクって来た時はガチガチのそっち系の人かと思ったけど」

さやか「案外そういうわけでもないっぽいし…」

さやか「まあ…それなりに仲良くなれれば…悪くはないか~も~ねふぁぁ」ゴロリ

―美樹宅近郊

杏子(過去の時間軸で…コイツがあたしと戦友だったと…ねぇ)

杏子(―――でも、何だかそう言われると…あながち否定できない気がするんだ)

杏子(ずっと前に、夢の中で―――コイツに会ったような気がしてならないんだよ)

―早朝

ほむら「さて、そろそろ巴マミが市内の周回を始めるころね」

ほむら「全員一斉に伝えるよりも、…一人一人に面と向かって誠心誠意思いを伝える」

ほむら「それが、一番適切な方法…きっとそうに、違いないわ」キッ


ほむら(美樹さやかを殺してまどかの出方を見る。…最初はそう考えていたけれど)

ほむら(そうよ…私は心の奥底で、いつかこういうふうに美樹さやかとも親しくなれればって思っていたのよ)

ほむら(そして、今度こそ…皆そろってワルプルギスの夜に立ち向かえる気がする)

ほむら(きっと…いいえ、必ず)

ほむら(そう、信じているわ)

                                    (つづく?)

・・・仕事行くわ
・・・残ってたら続き書く

何時に帰ってくるのかだけ書いていけ

>>197

何もなければ6~7時

ティロッ

・・・保守あり
昼休みだから少し更新するわ


―早朝・路上

QB「今朝は魔女も使い魔も一向に見当たらないね」

マミ「…まあ、それに越したことはないわ」

QB「マミは毎日パトロールをしているけれど、朝方は魔女の出現頻度が高い日もあれば低い日もあるね」

QB「そして、それにはどうも法則性がある」

マミ「ええ、そうね」

マミ「月曜日の朝は、魔女の出現確率が非常に高いわね」

QB「どうしてだろうか…?」

マミ「やっぱり、月曜日の朝っていうのは…」

マミ「鬱になりがちな人が比較的多いからじゃないかしら?」

マミ「精神的に弱っている人ほど…魔女にとっては狙いやすいわけだし」

QB「どうして月曜日の朝だけなんだい…?」

QB「他の曜日であっても…」

QB「仕事前の朝ならば同じような思考に陥っても不思議ではないと思うのだけれど」

マミ「う~ん…理屈じゃそうなんだけど」

マミ「やっぱり違うものなのよね」

マミ「月曜日の朝と、金曜日の朝じゃ…ねえ」

QB「…僕には理解できない」

QB「人間の思考というのは、微妙なものだね」

マミ(きゅぅべぇもそういう人の気持ちが理解できるようになれば)

マミ(今以上に会話が弾むようになると思うんだけどなぁ…)

マミ「さて、折角だから少し郊外の方も見回りに行くわ」

マミ「まだ登校時刻まで時間もあるし」

マミ「帰って二度寝しちゃったら…むしろ疲れちゃうもの」

QB(休息をとれば疲れは当然癒されるはずだろう…?)

QB(わけがわからないよ)

―物陰

ほむら(見つけたわ…巴マミ)コソッ

ほむら(例のごとく…きゅぅべぇも一緒のようね)

ほむら(昨日は結局…巴マミとは接触できなかった)

ほむら(だから…これが初対面になる)

ほむら(うまく振る舞わなければ…)

ほむら(縄張りを侵しに来た敵対者と勘違いされるかもしれない…)

ほむら(おまけに…真の“黒幕”がそばに侍っているからなおさら厄介だわ)チッ

ほむら(今すぐ時間操作を使って片付けたいところだけど…)

ほむら(マミはきゅぅべぇに対して…)

ほむら(まるで友達であるかのように親しく接している)

ほむら(…性急な行動は控えなければならない)

ほむら(昨日、きゅうべぇの個体をひとつ消したことで)

ほむら(奴は私を“魔法少女ではあるがイレギュラーな存在”として認識したはず)

ほむら(私が巴マミに対して…真実を伝えようとすれば)

ほむら(―――巧妙な話術を駆使して、彼女を私から遠ざけようとするに決まっている)

ほむら(その上、巴マミは…ちょっと…)


ほむら「いいえ、はっきり言ってメンタル面が弱いわ」キッパリ


ほむら(真実を受け入れられずに…いつかの時間軸の時のように暴走されたら…)ゴクリ

ほむら(とにかく…慎重に、…言葉を選んで…、低姿勢で…!!)キッ

―見滝原市郊外

マミ(う~ん…さっきから…どこからか誰かに見られているような気がするわ)シュタッ

マミ(きゅぅべぇ、あなたはどう…?)ヒソッ

QB(明言はできないけれど、恐らくは魔法少女だろうね)

QB(マミのテリトリーを荒らしに来た好戦的な侵入者かも知れない)

QB(…気をつけた方がいいよ)

―物陰

ほむら(さて、グズグズしてはいられないわ)

ほむら(今日の学校が始まれば…)

はむら(上條恭介が登校し、美樹さやかと志筑仁美との三角関係が微妙に変容し始めることになる)

ほむら(少なくとも巴マミには今のうちに真実を理解してもらって)

ほむら(――今後の情勢の変化に翻弄されないようにしてもらわないと)

ほむら(もう猶予はない。―――彼女の前に、躍り出る)キッ

 グシャッ

ほむら「!!?」

ほむら「な………」



QB「」ドサッ


マミ「           」ボーダチ


   
ザッ

「いきなりゴメンよ、マミ。――――大事な話があるんだ」




・・・つづく

ほむら(踊り出る…)グシャ
ほむら「あっ踏んじゃったわ」
的な事だと思ったww



新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

保守感謝・・・とりあえずここで更新するわ
たぶん11時くらいまで更新できる。その後は円環の(ry



―同時刻・志筑宅

仁美「…」パチリ

仁美(…今夜は全然…眠れませんわ)ハア

仁美(両親のこともですが…)

仁美(やはり…本当にこれで良かったのか…ということに)

仁美(………………………後、悔?)ハッ

仁美(いいえ…!)ブンブン

仁美(…自分でも納得して)ファサ

仁美(…ベストな選択した…はずなのですから)スクッ

     ガラッ

仁美(……夜明け前の空……、綺麗ですわ)

仁美(――こんな綺麗な空の下で、今この時も…どこかで誰かが魔女の餌食にされている)グッ

仁美「―――後悔なんて、ありえませんわ」

仁美(まだ早いですけど、もう起きましょうか)

仁美(…そういえば、巴先輩は早朝にも市内の見回りをしていると言ってましたわね)


―玄関前

パタリ…

仁美(…両親はまだ熟睡していますし)

仁美(…ちゃんと朝食前に戻れば大丈夫ですわ)

仁美(植物を武器化できる能力と言うことで…)

仁美(…今日からは植物関連の書籍を熟読して補完的な知識を蓄えていきましょう!)

仁美(さて、今はとりあえず茎ワカメ(※ムチ化する)と…)

仁美(…父の愛玩植物(ウツボカズラ)をお借りして持参しましたが)

仁美(あまり魔力を消費し過ぎないように気をつけませんと…!)

仁美(まだ私はグリーフシードを手に入れていませんから)

仁美(――――それにしても)

仁美(何なのでしょうか?)

仁美(…この妙な胸騒ぎは…?)スタッ



―美樹宅

さやか「zzzzz」

さやか「むにゃ~……か~…このこのぉ~~にゃははは///」ネガエリ


―美樹宅付近

QB(まさか佐倉杏子までもが、僕に奇襲を加えて来るなんて…!)タタタタ

QB(この状況は…一体…)

QB(とにかく、今僕がなすべきことは…!)

QB(マミの身が危ないという煽り文句を駆使して、まどかを契約に追い込むことさ…!)スドーリ

―鹿目宅

QB(まどか…!!起きるんだまどか…!!)テレパス

QB(マミが魔法少女同士の争いに巻き込まれているんだよッ!!)

まどか「ぅ、ぅ~ん」

QB「起きたかい…?」

まどか「もぅ・・・たべられないよぉ~~~ティヒヒ」グースカ

QB(…どうして人間は…睡眠時間の個体差がこんなに大きいのだろうね)

―見滝原市郊外

マミ「・・・き」

マミ「杏・・・子・・・」ガクガク


杏子「―――面と向かって会うのは、あたしがここを出て行って以来だな」ヒュルン

杏子「…マミ」


QB「」シ―――ン

マミ「き・・・きゅうべえええええええええええええええええええええええっ」ヒシッ

―物陰

ほむら(さ…佐倉杏子…!?)

ほむら(どうして、…こんな性急な行動に…!!?)

ほむら(かつて巴マミとコンビを組んでいたあなたなら分かるでしょ!!?)

ほむら(彼女の人となりくらい…ッ!!?)

マミ「よくも・・・」ウルウル

マミ「よくも・・・わたしの大切な友達を・・・」ギリッ

マミ「・・・・・・・・・」ユラリ

マミ「ゆる・・・さない・・・」ギロリ


杏子「―――ゴメンよ、マミ」

杏子(冷静になれ…って言っても聞くはずないよな)

杏子(―――だったら)スッ

マミが佐倉さんじゃなく杏子と呼んでるのは何かしら意図がある?

>>311 コンビ組んでた頃それくらいの仲だったってくらいの意味で

杏子(動きを封じて、時間をかけて落ち着かせてから)

杏子(―――昨日あいつから聞いたことを全部、伝える)

杏子(そして、聞いてみる)

杏子(あたしは暁美ほむらって奴のことを信じてみるつもりなんだ)

杏子(マミはどう思う…?)

杏子(もし、信じてくれるなら)

杏子(―――また一緒にここで戦ってやるよ…、ってな)キッ

杏子(あたしだって、ソウルジェムが魂そのものだとか…)

杏子(魔女が魔法少女のなれの果てだとか…)

杏子(自分で自分を納得させて…その意味を理解するのに一晩かかったんだ)

杏子(ましてガラスのハートなあんたなら…尚更)

杏子「邪魔者にそばでささやかれちゃ…!まともに話聞けねぇだろうから、さ!!」


マミ「な・・・にを・・・言ってるのよ…?」メラメラ

杏子「ちょっと乱暴に押さえつけるぜ」

ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルン

マミ「―― な っ !!? 」


―物陰

ほむら(…佐倉杏子の操る槍は伸縮自在に湾曲する)

ほむら(それで巴マミを拘束して動きを止めるつまりなのね…!)

ほむら(…………)

ほむら(でもよく考えれば…)

ほむら(私が時間停止を使って、一旦…巴マミのソウルジェムを確保して…)

ほむら(一定の距離をとって仮死状態にするという手もあるわ…)

ほむら(ただ…)

ほむら(今は私…グリーフシードの在庫切れ中だから…)スッカラカーン

ほむら(あまり魔力の消費はしたくないのよね)ホンネ

ほむら(勿論、佐倉杏子が仲間として行動してくれるのなら…)

ほむら(巴マミを抑えた後で融通してもらうという手もあるけれど…)

ほむら(―――同じ魔法少女としてそれはちょっと悔しいわ)

ほむら(昨日おとといと…)

ほむら(主に美樹さやかのせいでまったく魔女狩りができなかった結果がこのザマよ…)

ほむら(まあ…自業自得なのだけれど)ハァ


ほむら(節約重視ということで…ここは少し痛い目に遇うがいいわ、巴マミ)コソッ

マミ「許さない」グウォン

マミ「たとえかつての仲間のあなたでも」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


マミ「 絶 対 に 許 さ な い 」クワッ


ズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーン


杏子(くううッ!?)サッサッサッサッサッサッサッサッサッサッ

杏子(おいおいちょっと待てよッ!!?)

杏子(マミってこ、こんなに強かったっけぇ―――ッ!!?)ヒイイ

久々にカリスマミさんくるー?

―物陰

ほむら「」

ほむら(もしかして…魔力が一時的に増幅している…?)

ほむら(怒りを糧に…強くなっている…?それとも…)

ほむら(巴マミ…)

ほむら(あなた、クラスで言ったら…)

ほむら(…たぶんバー○ーカーね)ゴクリ

ほむら(ってこんなことを考えている場合じゃ!?)

ほむら(このままでは、最悪の場合…)

ほむら(大切な友達であるきゅぅべぇを“失った”絶望感も相俟って…)

ほむら(巴マミがこの場で魔女化してしまう恐れがある…!)

ほむら(今すぐ暴走を止めて、彼女自身か杏子の持っているグリーフシードを使わせないと…!)

 
 ヒュルン ドッカ―――――――――――――――――――――――ン


ほむら「 か は っ 」

ズガシャーンッ

ほむら(ま、…巻き添、え…)ガクッ

杏子「!!」ピクッ

杏子(あれは、ほむらか…ッ!?)

杏子(あたし達以外にも気配を感じると思ったら―)ザッ

マミ「はああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


ズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーン


杏子(く、クソッ…!)ギュルルルルルルルルルン

杏子(速さではあたしの方が上…!)

杏子(だから、このまま避け続けることはできる…!)

杏子(でも、このままじゃ…!)

ほんとにほむほむは時間停止以外は最底辺だなw
そこが可愛いんだが

杏子「耳かっぽじくってよく聞けぇ―――――!!」クワッ

マミ「―――」ピタッ

杏子「もう止めろ、マミ――――ッ!!」

杏子「このままじゃお前が…!!」



杏子「 魔 女 に な っ ち ま う ―――ッ !!!」

マミ「ティロ・フィナ―レ―――――――――――ッ!!!」カッ



杏子「」キイテネェ

杏子(ダメだ!)シュタッシュタッシュタッシュタッシュタッ

杏子(まるっきし聞こえてねぇ!!!)ギュルン ズザザザザザザザザザザザザザザザ


マミ「 こ れ で お し ま い 」スチャッ


杏子(くそっ!!あたしがバカだから…!!)ギリッ

杏子(もっと頭を使って…考えて行動していれば…!!)ウル

―鹿目宅前

QB(鹿目まどか…全然起きそうにないよ…)スタッ

QB(その上、短期間に2体も殺されてしまうと、こちらとしても安易に動きづらいんだよね)

QB(暁美ほむらというイレギュラーな魔法少女は、1つ目の死体を回収不能なレベルにまで粉砕・焼却して川流し…)

QB(さっきの死体は…別の個体が捉えた情報によると、マミの暴走に巻き込まれて跡形もなく…)


QB「まったく、もったいないじゃないか」キリッ

QB(…ん?)

詢子「たっだいま~~~」フラフラ

ドンドンドンドンドンドン  ガラッ

知久「」ボー

知久「…今日…は?」

詢子「ゆ~きゅ~きゅ~か~~イヤッホーッ」グデングデン

知久(…いくらなんでも…朝帰りは)ハア


QB(人間って…)

―見滝原市郊外


「きゅぅべぇをかえしてよ―――――――――――――――――――――――――っ」
「あいつはしんでねぇんだよ――――――――――――――――――――――――っ」


ズガガガガガガガガガガガガガガガ


ほむら「く、・・・う・・・」ガク

ほむら「…やらなくちゃ、私…が…」ユラリ

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

ほむら(でも…どうする…)

ほむら(たとえ時間停止を使っても、今の私では巴マミのソウルジェムを奪い取れるほどの余裕は…ない)

ほむら(佐倉杏子は随時応戦しているから…時間停止中に動いてもらうことができない…!)ギリッ



「と、巴先輩!!?それに転校生の…!?一体全体これはどういう状況ですの…ッ!!?」スタッ



ほむら「!!!!!」

マミ「はああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

杏子「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


ほむら「巴マミを助けたいのッ!!!」ガシッ

仁美「はひっ!!?」ビクッ


ほむら(―――時間停止ッ)キュルルルルルルルルルルルルルル

マミ「                                 」

杏子「                                 」


シ―――――――――――――――――――――――――――――――――ン


仁美「え!?え!?これは!!?」アゼン

ほむら「時間がないの!!」

ほむら「マミのソウルジェムを…!!」

ほむら「あなたの力でこっちに引き寄せて―――――ッ!!」

仁美「…わ」

仁美「わかりましたわ―――ッ!」スッ     

ウツボカズラ「ムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムクムク」グネグネ

ほむら「ひっ!?」


仁美「ウツボカズラさん…!―――“すいとる”ですわっ!!」ビシッ


ほむら「え」

ウツボットじゃねえだろうな

ウツボカズラ「ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」←マミのソウルジェム―ヒュルルル

ほむら「」

仁美「―――――ふう」

仁美(…だいぶ…魔力を使ってしまいましたわ)フラフラ

ウツボカズラ「ゴックン」

ほむら「ってまさか!!?」

ほむら「消化しちゃダメよ――――――――――――――ッ!!?」

ウツボカズラ「プッ」ヒュルルルルルルルルルルルルルルルルルル     ポトッ

仁美「えっと、一応……か、回収しました…けど?」コレ

ほむら「………」アングリ

ほむら「志筑仁美、それを持ったまま一緒に100メートルダッシュよ…ッ!!」グイッ

仁美「は、はい!?―――り、了解しましたわ~!!?」タタタタタ

ほむら(間に合った、…わ)ヘタリ


ほむら「――――そして時は、動き出す」キリッ

―同じ頃

―鹿目宅

まどか「zzzzz」

―美樹宅

「ちょっとさやかー、朝っぱらから何ドタバタやってるのよー?」

さやか「護身用バットで素振りやってるだけ~!」ブウォンブウォン

―上條宅

恭介(久しぶりの学校かぁ。期待半分不安半分ってとこかな)

恭介(―――さやかも、きっと驚くだろうな)

―中沢宅

中沢(…朝練前に犬の散歩行っとくか)ガタッ


―それから10分後

杏子「ほい、これで全員のソウルジェムの浄化は完了だな」

ほむら「杏子がグリーフシードを複数個所持していて助かったわ」ホッ

仁美「ありがとうございました」ペコリ

仁美「と、ところで…早く状況を…」

仁美「…せ、説明してもらえたら嬉しいのですけれど」チラッ

杏子「…」

ほむら「…」

仁美「どうして巴先輩から離れて会話をする必要がありますの…?」





―約100メートル先のベンチ

マミ「」シーン

―物陰

QB(あ~あ…やっちゃったね)コソッ

QB(さて、僕としては…これ以上魔法少女の隠された秘密を広められたくはないから)

QB(彼ら3人の間に入って干渉したいところだけれど…)

QB(正直、これ以上あの2人に近寄るのは危険だね…経験上)

QB(まあ彼らにしても、昨日魔法少女になったばかりの志筑仁美に)

QB(そう易々と伝えることは憚られるんじゃないかな…?)

仁美「というより…まるで死んでしまったかのようにピクリとも動いていらっしゃらないのですが…?」

ほむら「…」ビクッ

杏子「…」ビクッ

仁美(はっ…!?もしかして…これは何かの放置プレイの一種なのでは?//////)


杏子(…どうするほむら。コイツにも今説明しておくか?)チラッ

ほむら(…もう登校時間が近いわ。それに、美樹さやかの前例があるから…ここは)チラッ

仁美「ああっ!!?」

ほむら「へ!!?」ビクッ

杏子「いっ!!?」ビクッ

仁美「もうこんな時間ですわ…!」アラーム

仁美「早く帰らないと…」アクセク


ほむら「―――速攻で帰るべきね」ノシ

杏子「――――後は任せろ」ノシ

仁美「申し訳ありません!」ペコッ  タタタタッ

ほむら「詳しい事情は、また放課後に説明するからね」

杏子「あ、それからあたしの名前は佐倉杏子な~!」


ほむら・杏子「「 …ほっ 」」


杏子「で、とりあえずマミのことだよ」

杏子「あたしは学校とか関係ないからさ、体の方はしっかり管理しといてやる」チラッ





―ベンチ

カーカーカーカー バサバサ

マミ「」シーン


バ―――ン バ――――ン バ―――――ン     ギャァギャァギャァギャァ バサバサ


ほむら「―――もちろん威嚇射撃よ」シュー

杏子「ここ街中の公園だぜ…」

ほむら「早いうちに私の家に運んだ方がいいわ。場所は…」

杏子「ああ、大丈夫さ。夜のうちに確認しといたから」

杏子「…とりあえず、関係者全員が放課後出そろうまでは」

杏子「マミには“眠って”貰っといた方が無難だろ」

ほむら「ええ」コクリ

ほむら「それから彼女のソウルジェムは、私が責任をもって管理するわ」

杏子「おう」

ほむら「彼女の欠席に関してもきちんと対応しておくから安心して」

杏子「…ああ、頼むぜ」

杏子(…別にどーでもいいけどさ、そっちは)

ほむら「――さて、とりあえず私はまどかの様子を見に行くわ」キリッ

杏子「おい、ほむら」

ほむら「何かしら?」

杏子「マミの魂…落っことして割ったりすんなよ~!」

ほむら「何を言っているの?」

ほむら「私がそんなヘマをするはずないじゃない」ファサ

ほむら「それじゃ、また後でね、杏子…!」シュタッ

杏子(ああ、お前に限って…まさか、な…?)

―ベンチ

マミ「」シーン


ワンッワンッ


中沢「ん?どうしたシャル?…あれ」

中沢(ベンチの上に…女の子が…、寝てる??)

中沢(この制服…ウチの学校の…)

中沢「あのー…大丈夫d」

ザッ

「オイ」

中沢「え?」クルッ

杏子「ガルルルルルルル―――ッ!!」ギロッ

キャウーンキャウーン

中沢「お、お邪魔しましたあああああああああああッ!!!」ズダダダダダダダ



マミ「」ユサッ

杏子「…次に目を覚ました時は、ちゃんと説明するからさ」ダッコ

杏子「ごめんな…マミ」グスッ

                                 (つづく?)


・・・ちょっと円環の(ry
明日の9~10時くらいまで残ってたらたぶん書く

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって



新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

・・・還ってきた
寝る前に少し更新するわ


―コンビニ

「いらっしゃ… えっ」

杏子(とりあえず今日一日分の食い物を確保するか)

マミ「」オンブ

杏子(ほむらのやつ…別にいいって言ったのに)

杏子(無理やり貸されちまったからな…)つ福沢諭吉

杏子(…真面目に買うか)チェ

杏子(とりあえずうまい棒とか買い占めるか)ワシヅカミ

「えーお会計…3838円になります」

「1万円からでよろしかったで(ry」

杏子「あ、釣りいらないし」スタスタ

「え!?ちょ、お客さん困ります…ッ!!」

杏子「は?そっちが得するんだからいいじゃん?」

「いや、でも…困るんですよ…!お願いですからお釣りを受け取ってください」ペコペコ

杏子「…ったくめんどくせー世の中だよな」アイヨ

―路上

中沢(一体なんだったんだ…さっきの子は…)ヒーハー

中沢(…おっと、そろそろ家戻って朝練行かないとな)スタスタ

QB(……………………)スタスタ

  ワン!ワン!ワン!

中沢「ん?どうしたんだよ…誰もいないのに…?」キョロキョロ


QB(僕としては…素質のある中学生男子なら魔法少年にしてもいいんじゃないかとは思っている)

QB(―――まあ、今のところ前例はないんだけどね)

―志筑宅の食卓

父「枯れたんだ」

母「はい?」

父「うーちゃんが」

母「うーちゃん…?」

父「ほら、オオウツボカズラの…」ウウッ

母「あー、あれですか。また買えばいいでしょう?」

仁美(…どうやら一度武器化してしまうと…そのまま枯れてしまうみたいですわ…)

仁美(これからは気をつけます…お父様…)ショボーン

仁美(それにしても、今朝の出来事…)

仁美(もういろいろと有り過ぎて…思考の整理がつきませんわ…)

仁美(まさか転校生の暁美さんまで…魔法少女だったなんて)

仁美(暁美さんは、放課後に詳しいことは説明すると仰っていましたが…)

仁美(巴先輩と、…あの赤い髪の方はどうして争っていたのでしょう…?)

仁美(赤い髪の方は、決して悪い感じの魔法少女ではありませんでした…)

仁美(温厚な雰囲気だったマミさんが…どうして…)

母「仁美、全然食が進んでいないようなのだけれど…」

仁美「な、…なんでもありませんわ…!」ビクッ

―美樹宅付近

さやか「いやあ、朝の空気はすがすがしいな~」

さやか「今日もさやかちゃん絶好調~!」


さやか(…ん?)

杏子(…あ…)ハッ      マミ「」シーン


さやか「………」スレチガイ

さやか(最近流行ってるのかな…女同士でどうこうみたいなの…)スタスタ

杏子(声…まあ掛けない方が、いいよな…今は)スタスタ

杏子(ていうより…できる限りあたしたちと関わらない方が)

杏子(美樹さやかって奴にとっては幸せなはずだろうし…)



中沢「…あ。おはよー、美樹」テクテク

さやか「ん?」

さやか「え、誰…?」               

                         (つづく)

・・・保守あり
それじゃ再開
ところで中沢って一人称「俺」だったっけ?



中沢「・・・」

中沢「いやいや……同じクラスの中沢だろ」

さやか「ナカザワ…」

さやか「あー、何かそんなのもいたかも」ポンッ

中沢(扱いひどすぎ…)ハア

さやか「てか早いね。部活?」

中沢「…そういうこと」

中沢「美樹も早いな…部活やってたっけ?」

さやか「いや~早起きしちゃったからヒマでその辺ふらついてたわけよ」テヘヘ

中沢(…元気な奴だなー)

中沢「そんじゃ、急いでるから先学校行くわ」ノシ

さやか「あ、うん。じゃーねー」

―鹿目宅付近

ほむら(そういえば私…)スタスタ

ほむら(今回のループではまだ、まどかと直接会話していないような気がするわ)

ほむら(まったく美樹さやか他のせいで…!)

ほむら(まあ…それは置いといて)

ほむら「…巴マミの魂に等しいソウルジェム」コロコロ

ほむら「こうやってじっくり観察すると…」

ほむら「自分のそれとはまた違った輝きを放っていて綺麗なものね」

ほむら「肉体の損傷を和らげ、守り易い形にしたと言っても」

ほむら「こうして取り上げられてしまえば…これほど儚く脆いものはない」キラキラ


ほむら「――これに触れることができる者だけが」

ほむら「ちょっと力を加えただけで…」

ほむら「たやすく、握りつぶすことができる…」ゾク


ほむら「―――巴マミの運命は、私のこの手の中にある」ファサ


―物陰

QB(…)ジー

ほむら「…」ハッ

ほむら(わ、私としたことが…)

ほむら(巴マミの言いそうな痛々しいセリフをペラペラと…)カアア

QB「確かにマミの言いそうなセリフだけど」ヒョコッ

QB「君のその気持ち…分からないでもないね」

QB(――分からないけど)

ほむら「そ、…そう言ってもらえるとありがたいわ」

QB「ところで君は一体、何者なんだい…?」


ほむら「―――時間(ry」

QB「―――同じ手は食わないよっ!」タイアタリッ


ほむら「ぐはっ!?」ドカッ        ポ――ン(※マミの魂)

ほむら「ああ!ソウルジェムがっ!?」

ほむら(今度こそ時間停止ッ)キュルルルル

ほむら(落下予測地点に敏速に移動…!)タタタタ

ほむら(この辺りね…!)

  キュルルルル

ほむら「…ほっ」キャッチ

ほむら(危うく杏子達全員を敵に回すところだったわ…)

―通学路

恭介「おはよう」

中沢「ん?…なんだ上條か」クルッ

中沢「おはよー」

恭介「いい天気だね」

中沢「だよな」

恭介「…………」

中沢「    」

中沢「 夢 か ・ ・ ・ 」

中沢(だよな…朝っぱらから何だかいろいろあり過ぎだったし)

中沢(全部…夢だったと思えば合点がいく)

中沢「早く目を覚ませよ・・・俺」ムニッ

恭介「どうしたんだ、中沢?」

中沢「い、いやだって…お前」

中沢「事故で入院して…リハビリ中だろ…?」

中沢(それも…結構深刻で…、…さ)

恭介「…かくかくしかじかで、退院したんだ。昨日の夜にね」

中沢「マジかよ。…よかったじゃないか!!」

恭介「奇跡なんて…今まで信じたことなかったけどさ」

恭介「実際自分で体験してみて…分かったよ」

恭介「―――奇跡って本当にあるんだなって」

中沢「…で、早速復帰ってことか」

中沢「にしても早いな」

中沢「俺は部活の朝練だけど、お前は…?」

恭介「久々の登校だからね」

恭介「学校の先生達にも予め挨拶しておきたかったし」

恭介「何より」

恭介「―――少しでも早く、登校したかったんだ」ニッ

中沢「…そっか」ニッ

―見滝原市内・某所

シャルロッテ「………」チョコン

杏子(マミの体はあたしの魔力でコーティングしてるから大丈夫…!)ヒュン

杏子(朝のイザコザでグリーフシードをだいぶ使っちまったから…)

杏子(…魔女に出食わしたのは好都合だったけど)

杏子(ほむらの話を聞いてから…最初に倒す相手…か)

杏子「お前も…元は魔法少女だったんだよな」

シャルロッテ「…………」

杏子(ほむらの奴は言ってたっけ)

杏子(一旦、魔女になっちまったら…もう魔法少女には戻れないって)

杏子(でもさ…)

杏子(それでも…)

杏子(…あたしらが語りかける言葉が、もしかしたら…コイツらにも聞こえてたりしないんかな…)

シャルロッテ「………」

杏子(攻撃してこないな…)ジリ

杏子(マミは…だいぶ離れたところに寝かせてる)チラリ               マミ「」ポゥ


杏子(近接戦は、得意だから)


杏子(近づいて…ちょっとだけ、話をしてみるか…!)シュタッ

シャルロッテ「………」

杏子「よぅ」スッ

シャルロッテ「………」



杏子「お前、あたしの声…聞こえるかい…?」

      パ カ ッ

  



・・・・・グシャリッ

―通学路・待ち合わせ場所

さやか「あ、おっはよ~仁美~!」

仁美「ご、…ごきげんようですわ」スタスタ

さやか「あれ、どしたの仁美?」

さやか「…朝から持久走でもやったみたいな顔して」

仁美「」ドキリ

仁美「…美樹さんって」

仁美「変なところで勘が鋭いですわよね」

さやか「え?あたしが鋭いって~そんな全然~」

さやか「って変なとこってどういう意味よっ…!?」

仁美「…鹿目さん、遅いですわね」キョロキョロ

さやか(さ、さりげない話題転換。さすがは仁美…!)ムムム

さやか「もしかしてネボスケさんかな~?」ノルカ

仁美「…ところで美樹さん、昨日の放課後…いかがでしたか…?」

さやか「え?…昨日何か有ったっけ?」

仁美「ほら、その…暁美ほむらさんとの」

さやか「あ!!…あーあーあーそのことね~」クスッ

さやか「もう何ていうか2人が期待してたようなコトは全ッ然ナシ!」

さやか「まあ諸事情あって…あたしの家で一緒にご飯食べたりしたけどさ~」

さやか「まあ、友達になろうぜって感じなレベルで」

仁美「…それだけですの?」

さやか「え?」

さやか「いや…だってそれ以上ってそんなのは何も…!///」ブンブン

仁美「いえ…そういう意味ではなくて…」キッ

さやか「へ?」

さやか「そういう意味じゃなかったら…」

さやか「――どういう意味なわけよ?」

仁美「その…ですから…」

仁美「何か…」

仁美「マジカルでメルヘンチックな話を打ち明けられたりなど…」


仁美「―――そういうのは、有りませんでしたの?」

―見滝原市内・某所

  カツーンッ



杏子「……………」ギュルルルルルン                   マミ「」ポゥ

杏子「ゴメンな…」コツ…コツ…



杏子「もらうぜ、お前の魂だったモノを」スッ

杏子「そっちがその気ならさ」

杏子「殺るしか…ないだろ」

杏子(お前は…マミまで喰おうとしたんだから。なおさら、な)

杏子(…魔女だろうが魔法少女だろうが人間だろうが何だろうが)

杏子(―――それが、弱肉強食ってこと…さ)ギリッ

杏子「行くぞ、マミ…!」オンブッ

杏子(畜生…胸クソ悪りぃな…)ガサゴソ


杏子「…さっさとほむらんちに行こッ!!」パクパク

―待ち合わせの場所

さやか「マジカルで…、メルヘンチックぅ~??」

さやか(別に手品とかが得意そうって感じでもなかったし…)

さやか(メルヘンチックって言うよりも…)

さやか(印象としてはむしろメンヘr)

仁美「いかがですか…美樹さん?」



・・・飯行ってくる。1時には戻る

さやか(えーと…え~と…)

さやか「いや、初対面の教室で…」

さやか「大勢の前でいきなりコクられたのが…」

さやか「いちばんメルヘンチックだったような…!」


仁美(どうやら…)

仁美(美樹さんは魔法少女のお話を…聞いていないみたいですわ)

仁美「それでは…」

仁美「白くて目の赤い…小動物に心当たりはありませんか…?」

さやか「へ?…白くて目の赤い……?」

さやか「~~~~~~」カンガエチュウ

さやか「あ!」

仁美「!……心当たりがありますかっ!!」

さやか「分かった~!答えはウサギだね!…違う?」ドヤッ

仁美「……ええと、…御名答ですわ」

さやか「やった~!」

仁美(白くないウサギもいますけれど)

仁美(どうやら…まったく関知していないご様子ですわ)

仁美(さて…どうなのでしょうか?)ウ~ン

さやか「それじゃあ今度はあたしがなぞなぞ出すね~…んーと」

仁美(私の一存で…魔法少女やきゅぅべぇさんのことを)

さやか「―――上は人間、下はお魚…これな~んだ?」

仁美(さやかさんにも教えて差し上げてよろしいのかしら…?)

さやか「おーい?仁美~聞いてる~?」ユサユサ

仁美「ボー」ユサユサ

さやか「タイムオーバー!答えは人魚でした~!」

さやか「まんまじゃん~」アハハ


―鹿目宅

まどか「うわ~ん寝坊しちゃたよう…!」ダダダダ

まどか「いつもはもっと早く起きれるはずなのに~!」センガン

ガラッ

まどか「どうして一声かけてくれなかったの、パパ!?」

まどか「え…」

詢子「おーまどか、・・・おはよー」グッタリ

知久「zzz」グッタリ

詢子「パパなら何か疲れて眠っちゃったみたヒック」

まどか(これは…)

まどか(たぶん…二日酔いのママをずっと介抱してたのかな…)ハア

まどか「そ、それよりママ!お仕事どうするの!?」

詢子「・・いいかい、まどか」

詢子「大人にはね」

詢子「働かなくてもおきゅーりょーがもらえる日があるのよ」アハハ

まどか「えっと…有給休暇なんだね?」ホッ

順子「そーいうこと」プハー

まどか(む~お酒臭いよぅ…)ハナツマミ

たつや「ごーはーんーまーだー」トントン

詢子「ママもまどかの手料理…食べたいな~ゲップ」

まどか「ママは何も食べずに横になった方が…って…!」

まどか「私は学校が…あるんだけど…」ヘイジツダシ

詢子「まどか、たまには道を踏み外してみな」

詢子「案外その方がうまくいったりするものさ~あはははァ」

まどか(ママェ…)

まどか(どうしよう…)

―鹿目宅・屋根の上

ほむら(さっき見つけた個体には…逃げられてしまったわ)イタタ

ほむら(まあ…ヤツもそろそろ学習してくる頃だろうし)

ほむら(今後は…容易には駆逐できないでしょうね)

ほむら(…でも、巴マミのソウルジェムが無事だったから今回は良しとしましょう)ファサ

ほむら(それにしても、…もう1時間以上待っているのに…)

ほむら(…まどかが一向に玄関から出てこないわ)

―見滝原中学・職員室

早乙女「それじゃあ…新たな再スタートってことで」

早乙女「頑張ってね、上條くん。先生も応援していますから」

恭介「はい、ありがとうございます」

中沢「クラスの連中には、俺からも説明しときますんで…!」

早乙女「ありがとね、中沢くん」

恭介「ところで中沢…部活の朝練は?」ヒソッ

中沢「…今日は休みだったらしい」ショボーン

早乙女「?」

―鹿目宅・屋根の上

ほむら(中にいることはちゃんと確認したから…)

ほむら(…いないはずはないのだけれど…)

ほむら(ひょっとして風邪か何かかしら…?)

ほむら(まあ、こちらからすると…むやみに外をふらつかれるより…)

ほむら(…家の中にとどまっていてくれた方が)

ほむら(監視しやすいから好都合なのだけれど…)

ほむら(そういえば…)

ほむら(過去のループにおいては…)

ほむら(まどかを最初から監禁して)

ほむら(きゅぅべぇとの接触を完全に遮断させようと試みたこともあった)

ほむら「2人だけで綺麗な星の見える別荘に行こうと誘いだして(ry」

ほむら(結局…一瞬の隙を見てきゅぅべぇが契約を取り付けてしまったのだけれど)

ほむら(そのときのまどかの願いは…)

ほむら(『ここから逃げたい』…)ガクッ

ほむら(やはり、性急な手段は不適当ということ)

ほむら(でも、まどかがこのまま家にとどまるとなると…)

ほむら(…学校に行っているはずの美樹さやか達が心配だわ…)

ほむら(彼らの三角関係に加え…)

ほむら(…きゅぅべぇが美樹さやかに接触してくる可能性もあながち否定できない)


―玄関口

知久「いってらっしゃい…まどか…、あ…パパは大丈夫だから」フア~ア

まどか(結局パパに頑張って起きてもらっちゃった…)

まどか「行ってきまーす」

まどか(急がなきゃ…)チラリ

まどか(え?)

まどか(あれは…もしかして…)ポカーン



―屋根の上

ほむら(上條恭介の腕が治ったことで、彼女の最大の望みはすでにかなっているけれど)ウ~ム

ほむら(あのバk…いえ、ちょっと短絡的なさやかのことだから…)

ほむら(口車に乗せられて安易に契約してしまう可能性を否定できない)

ほむら(どんな願いを叶えてもらうために…?)


ほむら「――例えば、…上條恭介と恋仲になりたい…とか…!!!」キリッ




―玄関口

まどか「あ、暁美さんって上條くんのことも好きなの…!!?//////」ジ――――――

―屋根の上

ほむら「へ」



―玄関口

まどか「で、でもどうして上條くんのことを…?」オーイ

まどか(上條くんは入院しているし…もしかして以前から知り合いなのかな?)

まどか(上條くん…いろんなコンクールで賞を取ってて有名だったらしいし…)

まどか(でもでも…上條くんにはさやかちゃんが…!)

まどか(そ、それより…どうして私のおうちの屋根の上に暁美さんが…???)

まどか「あ…!!」

まどか(暁美さん…きっと、さやかちゃんと上條くんの2人の)

まどか「――――共通の愛人さん!!?//////」ティヒヒ




―物陰

QB(わけがわからないよ)

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

―屋根の上

ほむら「」

ほむら「と」

ほむら「とにかく違うのよまどかァ―――――――――――――ッ!?」ブンブン   

     
         スルリッ(※マミの魂)



ほむら「ぁ」

―待ち合わせの場所

さやか「来ないね~、まどか」

仁美「…そうですわね」パラパラ

さやか「そういやさっきから分厚い本読んでるけど…?」チラッ

仁美「え?ああ、これは…」

さやか「何なに…?げ、原色…植物…図鑑…」

さやか「・・・・・?」

仁美「昨日の放課後ごろから、急に植物に興味が湧いてきまして…♪」

さやか「へ、へえ~…そうなんだ」

さやか「えっと…花言葉とかそういうレベル…じゃなさそうだね、…何ていうか」

仁美「ええ…そうですわね」

仁美「むしろ…どんな植物なら強そうかなあ…というような価値基準ですわ」

さやか「強い…?    ああ~」

さやか「あたしは草タイプより水タイプのが好きだよ~!」

仁美「あ、いえ…そちらの話ではありませんわ。…一応は」

―玄関口

    ヒュルルルルルルルルルルルルルルルルルル

まどか「へ?」


―屋根の上

ほむら「まどかァァァァァァァァァァァァ(それを受け止めて)!!!」


―玄関口


まどか「あ、あわわわわわわわわわわわわわっ(え、え、何っ!?)!!?」

知久「…まどか~、お弁当忘れてるよ~」スタスタ

    
          ポトッ


知久「ん?」キャッチ!

まどか「    」

知久「…空から、宝石が…降って来た…??」キラリ



―屋根の上

ほむら「」ゼーハーゼーハー

―暁美宅前

杏子「…ここだな」    マミ「」オンブ

杏子(そういや…鍵がないな)

杏子(サムターン回しでいくか?)

杏子(あるいは窓の内鍵をライターとバールで?)

杏子(それとも面倒だからドアを強行突破すっかな~)

      ギイッ

杏子(あれ…普通に鍵開いてるじゃん、不用心な奴…)

杏子(それにしても…いい家に住んでやがる)キョロキョロ

杏子「おいおいだだっ広い客室だな…」

杏子「よっこらせっと」        マミ「」ストッ

杏子(とりあえずソファに横たわらせてっと)

杏子(―――魔力で鮮度を高めておくか)スッ


マミ「」ポゥ―――


杏子「よしっと…これでとりあえずは大丈夫さ、…マミ」

杏子(冷凍保存とか…そういう手も考えられるけど)

杏子(さすがに長期間このままにしておくのは…アレだし)

杏子「まあ、…一時間おき位にやっときゃもつだろ」

マミ「」シーン

杏子(…きれいな表情(カオ)してやがる)

杏子(ほむら達は…そろそろ学校着いてる頃かな)

杏子(学校…かぁ)

杏子「さて…」ガサゴソ

杏子「…今からどーしよ」パクパク

杏子(マミの体そのものに対しては…きゅぅべぇの野郎も無害だし)

杏子(別にずっとココにいる必要もないよな…よくよく考えれば)

杏子(でも、魔女はさっき倒したし…食い物も買い込んだし…)チラリ

マミ「シーン」

杏子(…とりあえずマミの顔に落書k)

マミ「ヴア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"」ガクガクガクガク

杏子「!?!?!?!?!?!?!?」

杏子「いや…」

杏子「起きてから余計怒らせるからダメだな…」パクパク

杏子「う~んと~」キョロキョロ

杏子「そーだ」

杏子「よし、ほむらの部屋でもあさるか…」スタッ

―鹿目宅前

ほむら「本当に…ありがとうございました」ファサ

知久「いえいえ…」

知久「偶然手の中に滑り落ちてきただけですし…」

まどか「と、とりあえず…遅刻確定だよ…」ハァ

ほむら「ちょっと疲れたから…一緒に遅刻しましょう!…まどか」

まどか(暁美さん…わけわかんないよ…)

―待ち合わせ場所

さやか「まどか…メール送ったのに、…気づいてないのかな~?」

さやか「さすがにそろそろ行かないとあたしらまで遅刻だし…」

仁美「ええ、鹿目さんには申し訳ありませんが…先に行かせてもらいましょうか」

さやか「…だね」

仁美(やはり…安易に伝えるほど簡単な事柄でもありませんし)

仁美(まどかさんや暁美さん、それに巴先輩の意見を聞いてからにした方が…)

さやか「お~い?早く来ないと仁美も置いてくよ~」スタスタ

仁美(…いいような気がしますわ)

仁美の二人称は「まどかさん」「さやかさん」じゃね

>>598 本編よりちょっと黒い感じの性格になってるから少し2人と距離感出すつもりで名字呼びにしてる
    でも途中で混用してるとこあるな、ごめん




仁美「今行きますわ、美樹さん」スタスタ

さやか(さて、今日の放課後は…ちゃんと恭介のお見舞いに行かなくっちゃな)

さやか(またレアなCD探して持っていこっかな)スタスタ

仁美(上條くんが昨日退院したことは…確認済みですわ)

仁美(彼が今日…早めに登校していたのも)

仁美(この後美樹さんが教室で…)

仁美(元気になった彼を見てどんな反応をするのか…)

仁美(…ちょっぴり楽しみですわ)スタスタ

―教室

「おい上條、腕治ったのかよ…!」
「良かったやないか~」
「もう登校して大丈夫なの?」

  ガヤガヤ

恭介(本当に…久しぶりだな)

恭介(…この、学校の雰囲気)

中沢(…美樹の奴、早起きしてた癖に登校は遅いのな)

―通学路

ほむら「…………」スタスタ

まどか「…………」スタスタ

ほむら「…………」スタスタ

まどか「……………」スタスタ

ほむら(気まずい…)

まどか(気まずい…)

ほむら(冷静になって考えると…)

ほむら(先程までの私の一連の行動…)

ほむら(まるっきり不審者じゃない…)

まどか(暁美さん…一体何を考えているのかな…??)

まどか(ちょっと急ぎたいけど…)

まどか(…何となく遠慮しちゃって走れないや)

まどか(あれ…私、何か忘れているような気がする…?)エート

―物陰

QB(―――それは僕と契約して魔法少女となることさ)

QB(…とテレパシーで伝えたいけれど…)

QB(これ以上近づいたらまた暁美ほむらに勘づかれてしまう)

QB(彼女は少し頭のネジが緩んでいる印象があるけれど)

QB(あの特殊な能力はやはり侮れない)

QB(…恐らくは時間に干渉する能力なのだろうけれど)ピーン

―教室


キーンコーンカーンコーン


中沢「予鈴だな」

上條「あれ…さやかは今日、欠席なのかな?」チラッ

中沢「それは絶対ないはずだから安心しろって」

上條「…どうして分かるんだい?」

中沢「まあそれはともかく」

中沢「美樹以外にも鹿目と志筑さんが来てないな」

上條「どうして志筑さんだけ…さん付け?」

中沢「いや…何ていうか、いいとこのお嬢さんって感じだから」

上條(ああ、…何となく分かるな)

上條(…さやかとは好対照って感じで)

中沢「…早く全員来てくれないと困るんだけどな」

恭介「…何で中沢が困るわけ?」

中沢「俺、風紀委員なんだよ」

恭介「?」

中沢「今日風紀チェックで、SHR前にクラスの奴の持ち物検査しないといけないんだよ」

恭介「それは…女子も含めてなのかい…?」

中沢「…だって、委員は俺一人だけだし」

中沢「とりあえずお前からチェックさせろよ」

中沢「さりげなくバイオリンとか隠し持ってきてるんだろ…?」

恭介「いやいや…持ってきてないから」

恭介「ところで…まだ来ていない人と言えば」

恭介「暁美さんっていう転校生の人も来ていないんじゃないのか?」

恭介「さっき先生が言っていた、昨日から来ているっていう」

中沢「気をつけろよ上條…!」

恭介「?」

中沢「あの転校生…たぶんお前の恋敵だ」

恭介「???」

―暁美宅・ほむらの部屋

―机上にて


《 美樹さやかさんへ 》

《 あなたのことが好きです。つきあってください。放課後、理科室で待っています。 》

《 暁美ほむら 》



杏子「oh…」

杏子(…これはまあアレだよな)

杏子(…いわゆるラブ的なレターじゃん)

杏子(………………)

杏子(あいつ…レズだったのか…)

杏子「み、見なかったことにしよう…」

杏子(よくよく見れば…周りにも)

杏子(書き損じでクシャクシャにしたっぽいのが…山ほど)

杏子(まあ…見て見ぬフリをするのが…アイツのためになるだろ)

杏子(ん?…こっちは小説か?)ヒョイ

杏子(………ふぁてぜろ?)



杏子「じゃなくてフェイトゼロだろ。仮にも聖職者の娘だったんだ、これくらいの英語読めるっしょ」

杏子「よし、試しに魔力を使って思考力を高めて速読してみるか」ポォウ


杏子(え~と)パラパラパラパラ

杏子(………)パタン

杏子「ランサーの扱いひど過ぎだろッ!?」ポイッ

杏子(ま…あたし魔法少女になって以来、本とか全然読んでないなぁ…)


杏子(…ん?これは……………眼鏡か)ヒョイッ

杏子「…ほむらコンタクトしてたっけ?」

杏子(…)

杏子(かけてみるか…)

杏子(…)スチャ

杏子「………目が痛えええええええええええええええええっ!?」ポイッ

杏子「…あ、そうだ」

杏子「マミに付けとこ~なんとなく」ヒロイ

杏子(…何か本とかゲーム機とかDVDとか何か変なのとかいろいろあるな)

杏子(あたしはあんまこういうの興味ないけど)

杏子(――そういや、子どもの頃から病気がちだったとか言ってたっけ)

杏子(…寂しかったんだな)

杏子(…一人ぼっちの寂しさを紛らわせるために)

杏子「何かいたたまれなくなってきた…」

杏子「――マミんとこ戻ろ」スタスタ

    
バタン

―教室

   ざわ・・     ざわ・・


さやか「          」

恭介「さやか…おはよう」ガタッ



中沢「とりあえず志筑さん…このブローチみたいなのは…?」

仁美「ああ、これですか。これはとっても大事なものでして…肌身離さず持っておかないといけないんですよ」

中沢「う~ん、といっても…微妙だから」

中沢「一旦預からせてもらっていいかな?―――先生に確認してOKだったらすぐ返すし」




―物陰

QB「これは…何だか一波乱も二波乱もありそうな展開だね」

―路上

ほむら「こっちよ、まどかっ!」グイッ  ダダダダ

まどか「ち、ちょっと待ってよ!?」ダダダダ

まどか「一体どこへ行くつもりなの、暁美さん!?」

ほむら「…やっぱり」ピタッ

まどか「え、…何…あの人達…まるでゾンビみたいに…」ゾクッ


ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ


ほむら(彼らの首筋に浮き出ているものは…)

ほむら(紛れもなく…魔女の口づけ…!)キッ


―物陰

QB(こちらも、一難去ってまた一難と言ったところだね)

―暁美宅・客室

杏子「なあ…マミ」パクパク

メガマミ「」シーン

杏子「前から思ってたんだけどさ」

メガマミ「」シーン

杏子「何でお前…そんなにチチデカいんだよ…?」

メガマミ「」シーン

                            (つづく)


・・・野暮用で離脱
帰ってきて残ってたらまた書く・・何時になるかちょっとわからん

離席多すぎてほとんど保守で埋まってんじゃねえか
もっかい立て直したらいいのに

このギャグのノリ好きだし、話はおもしろい
だからこそ立て直してほしい

どうでもいいよ
俺は読みたいから保守する

完結前に埋まるならこのSSはそういう縁なんだよ
書きたいように書けばいいし読みたい奴だけ読めばいい
どうせVIPなんてゴミみたいなスレしか立ってねぇんだから

・・・保守あり、帰ってきました
仕事柄どうしても断り切れない相手っているんよ、ごめん

あと、正直言うと、ホントはただのほむさや書いて終わらすつもりだったんだけど、
どうも需要少ないみたいなんで途中から路線変更してみただけ。



仁美のパートあたりからは完全に行き当たりばったりで書いてるし、今後の展開とかも書きながら考えてる

―教室

仁美(う~ん、どうしましょうか)

仁美(あまり粗雑に扱わないようにと、巴先輩から言われていますが…)

仁美(まあ、少し貸すくらいなら…大丈夫でしょう)

仁美(中沢くんも、真面目なお方ですし…)

仁美「分かりました」ドーゾ

中沢「ごめんよ、志筑さん。まあ多分大丈夫だと思うし」スッ

中沢(先生が来るまで待ってもいいけど…まあ早い方がいいし)

中沢(他の回収品はどうせ職員室にもっていかないといけないしな)ガラッ



さやか「恭…介、なんで…?」

恭介「治ったんだよ…腕が」

恭介「まるで事故なんかなかったかのようにね」


ザワザワ


仁美(………………)ジッ

さやか(治った…?)

さやか(恭介の腕が…治った…?)

さやか(………………何なの、この変な気持は?)ゾク

さやか(嬉しいはず…なのに)

さやか(だって…あたしの悲願だったんだよ?)

さやか(恭介がまた…昔のようにバイオリンを弾けるようになることが)

さやか(そのためにって思って…)

さやか(…頻繁に病院に行って、いろんなCDを聞いてもらって)

さやか(それなのに…それなのにどうして…)


恭介「まるで…奇跡のようだった」

恭介「今でも…信じれれないよ」


さやか(はっ…!!!)

さやか(・・・これだ)

さやか(だって…今まであんなに…献身的に看病していたあたしが…)

さやか(そうすることで…)

さやか(ただの幼馴染よりも…少しだけ…より親密な位置にいられると思っていたあたしが…)

さやか(切り離されてしまうから…)

さやか(無関係になってしまうから…)

さやか(恭介を看病することで、…無意識のうちに作り上げていた)

さやか(…絆みたいなものが、なくなってしまうから…)ボーゼン

さやか(なん…でよ…)

さやか(なんで…)

さやか(あたしの…知らないところで)

さやか(勝手に一人立ちしてしまったの…恭介…ッ?)ガクガクガク



「ホント良かったよね~上條くん」「奇跡だよな」「誰かがマホーでも使ったんじゃないのぉ~」

 ヨカッタヨカッタ  キセキダヨネ~  コンナコットテアルンダナ~  テンサイヴァイオリニストフッカツカ~  カミジョートカドーデモイーシー

恭介「…?」

恭介「どうか…したのかい」

恭介「…さやか?」ケゲン

さやか「ううん…なんでもないよ」


さやか「―――本当に良かったね、恭介」マガオ

  ざわ・・   ざわ・・

「何?美樹さん何か…怒ってる?」ヒソ

「へ、どーして?」ヒソ

「幼馴染なんだから嬉しいに決まっとるやん」ヒソ

「それより中沢いなくね」ヒソ

「それより転校生の子かわいくね」ヒソ

「そういやあの子まだ登校してないな」ヒソ


仁美(…思った、とおりですわ)


マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

仁美(美樹さんにとっては、青天の霹靂の如く上條くんの腕が治ってしまい)

仁美(病人と看護者という一種の紐帯を、突然断ち切られてしまった結果)

仁美(――これからの彼との接し方に悩むことになる)

仁美(もう…美樹さんは恭介くんの“ただの幼馴染”…)

仁美(いいえ、彼女の心理的には)

仁美(それ以上に…遠い存在になる…)

仁美(一方で、上條くんは)

仁美(異性間のお付き合いには奥手な性格ですわ)

仁美(美樹さんが自ら近づいていかない限り)


仁美(ー――決して彼女の本音に気付くことはない)


仁美(その間隙を縫って…私が上條くんに告白しますの…!)

仁美(彼は…うぶな人柄ですから)

仁美(必ず…私に好意を寄せてくれますわ)

仁美(―――そして)


仁美(彼の腕を治した張本人が、私であるという事実は)


仁美(今後の“交渉カード”として、有効に活用できるはずですの)グッ

仁美(そう考えればなおさら…)

仁美(安易に魔法少女関連のことを美樹さんに伝えなかった事は)

仁美(妥当な判断だったと思えてきますわ)

《――志筑仁美》

仁美(あら、その声はきゅぅべぇさんですわね?)

仁美(これは…テレパシーでしたか?)

《うん、そうさ》

仁美(何か、ご用ですか…?)

《一つだけ、忠告しておくよ。マミも同じようなことを聞いていたと思うけれど》

《君は…誰のためにと願って、僕と契約を結んでくれたのか。もう一度、気持ちを整理した方がいいよ》


《―――万が一の、時のためにね。それじゃあ、僕はこれで》プツッ


仁美(………………)

―路上


ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ


ほむら(これは…ハコの魔女の仕業ね)

ほむら(過去の経験上、それほど手強い相手ではないわ)

ほむら(早急に片付けてしまいましょう…!)キッ


まどか「あ、あの…暁美さんっ!」

ほむら「――ほむらでいいわ」ファサ

まどか「へ?」

ほむら「というよりも…ほむら以外ありえないとは思わない?」

まどか「えっと…それはどうして…?」

ほむら「どうしてもよ」

まどか「わ…分かりました…、ほ…ほむらちゃん」

ほむら(前回のループ以来ね…やはりこう呼ばれると一種の安堵感を感じるわ)

まどか「そ、それより…!」ブルブル


まどか「あ、あれ、…もしかしたら…!魔女の仕業かも!!」


まどか(あ…でも、ほむら…ちゃんに言っても何も分からないよね)

まどか(い、急いで助けを呼ばなくちゃ…ッ!)ハッ

まどか(マミさんか…、あ、そうだ…!仁美ちゃんも魔法少女だから!!)

まどか(電話番号も分かってるし!今すぐ連絡を…!)ゴソゴソ


ほむら「―――知っているわ」

まどか「ほえええっ!?」

まどか「ど、どうして…!?」

まどか「も、もしか(ry」


ほむら「――もちろん私も魔法少女だからよッ!!」ガシッ

まどか「いいっ!!?//////」ドキッ


ほむら「―――あなたたちを守るという使命を背負った、ね」

コォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ


ほむら(―――変身完了!)


まどか「」ボーゼン

まどか(もう何が何だか…)

まどか(あれ…そういえば…)

まどか(前に夢の中で…こんな感じの女の子に…)

まどか(何かされたような…気が…??)


まどか(そういえば…きゅぅべぇはいないのかな?)キョロキョロ

まどか(ひょっとして…マミさんの専属って感じなのかな?)

―物陰

QB(彼ら2人の後を追尾しつつ)

QB(好機があれば、まどかに接触を試みるのが妥当かな)

QB(――暁美ほむら)

QB(できたら今回の魔女との戦いの最中に)

QB(何らかの失策によって絶命してくれれば…)

QB(窮地に追い込まれたまどかから、契約を取り付けるのはたやすいことなのだけれど)

ほむら(まどかを一人にするのは…やっぱり不安ね)

ほむら「とにかく、今からあなたに見せてあげるわ」


ほむら「―――魔法少女が、使い魔ではなく魔女を狩る光景を」ファサ


キュルルルルルルルルルルルルルルルル        ピタッ

まどか「え!?何!?人の動きが…」オドオド


ほむら「一気に突入するわ!―――魔女の結界の最深部へ」ガシッ シュタッ


まどか(もう…成り行きに身を任せればいいや…)ダダダダ

―暁美宅・客室

杏子「なあマm」

杏子「…………」

杏子「何か人形に語りかけてるみたいでムナしいな…」

杏子「おい何か言えよマミ…」

メガマミ「」シーン

杏子(…テレビでも付けるか)パチッ

杏子「なんかもう見飽きたから眼鏡外すな、マミ」スチャ

TV<おはようゆのっち~

TV<おはよう宮ちゃん

TV<今日もとっても楽しかったな。明日はきっと(ry

杏子「マンガの再放送か何かかな、マミ?」

マミ「」シーン

杏子「なんかマミ並みに体型がデカイのが――」

マミ「」ズルズルドサッ

杏子「ビクッ・・・ぐ、偶然ソファーからずり落ちただけだよな」ゴクリ

杏子「さて、そろそろ時間だな」スッ

マミ「」ポゥ

杏子「…よし」

杏子「……………」パクパク

杏子「!…そーだ」

杏子「折角、人んちに上がってんだから」

杏子「…シャワーでも借りて汗流すか」スタスタ

―教室


恭介「―――それにしても」ニッ

さやか「え…?何よ…?何そんな笑って…」


恭介「どんな奇跡が起きたのかは…僕は知らないけれど」

恭介「――――誰が奇跡を起こしてくれたのか」

恭介「それは、知っているんだ」

さやか「誰が…?」


ザワザワ

仁美(―――――えっ)ポカーン

恭介「―――中沢さ」

さやか「へ」




仁美「                  え」

その他「えええええええええええええええええええええええええええっ!!?」

―職員室(教室の階下)

中沢「あれ、早乙女先生はどちらに…?」

教頭「早乙女先生…?」

教頭「う~ん」

教頭「たぶんOC教室じゃないかな。この時間はよくあそこで授業の下準備をしているし」

教頭「…職員会議をスルーしてね」

中沢「分かりました…」

中沢(離れにあるんだよな~あの教室…)

中沢(まあ、仕方ないや…持っていくか)ユサユサ

恭介「…っていうのは冗談だよ」ポリポリ

さやか「」ズコー




仁美「」ズコー

「ズコ――――――――――――――――――――――――――――――――――――」

恭介「―――さやか、さ」

さやか「………え」ポカーン




仁美(         )エ・・・


「え!」「この流れは!?」「何なに?」「あの2人って確か」「幼馴染だっけ?」
「でもさやかちゃんは昨日…」「俺は百合推奨」「ないわー」

恭介「さやか、君はいつでも信じていてくれたね」

恭介「僕の腕がきっといつか治っるってことを」

恭介「来る日も来る日も…僕の元へ来て」

恭介「僕のことを励ましてくれたね」

恭介「だから僕は…こう思っているんだ」

恭介「さやかが、心から僕の腕が治って欲しいって切実に願ってくれたからこそ」

恭介「奇跡同然の出来事が起きたんだって」ニッコリ

さやか「き、…きょう…すけ」パチクリ

恭介「だから」コツ…コツ…

恭介「ありがとう、さやか」ギュッ

さやか(あ、あ、・・・・あああ)ギュウウ


恭介「本当に・・・」ウル

恭介「あ・・りが・・・とう・・・!!」ポタ、…ポタ

さやか「きょう・・・すけ」ウルウル

さやか「良かった・・・ほんとによかったよかったよきょうすけぇええええええええええええっ」ウワ~ン

「おいおい!昨日に続いて新カップル誕生かよ!!?」ワーワー

「ていうか、さやかちゃん二股じゃな~い!!?」キャーキャー

「上條さんマジパネェッす!!」ギャーギャー

「わけがわからないよ」

「俺も不治の病で入院したら(ry」「アンタになんか誰も見舞いに来ないわよw」




仁美(何ですの・・・これは)ヘタリ

仁美(私は・・・)

仁美(私は本当に上條くんのことを思って)

仁美(きゅぅべぇさんに願いを叶えてもらいました…?)


仁美(………いいえ)


仁美(結局は…、結局は自分のために…願っていた、…のですわ)

仁美(上條くんの腕が治れば…、私の方が美樹さんよりも…有利に)

仁美(有利に立てる…そう思っていましたから)

仁美(もしここで…私が大声を出して)

仁美(本当は私のおかげで上條くんの腕が治ったんだと告白すればどうなるでしょうか?)

仁美(――どうにもなりませんわ)

仁美(だって、そうすれば…さやかさんも、魔法少女になれる権利を得ることになります)

仁美(彼女は、…これからでも願うことができるのですから)

仁美(―――“上條恭介くんと恋仲になりたい”と)ガクッ

仁美(今…より有利な立場に立っているのは私ではありませんわ)

仁美(というよりも…すでに決してしまった)

仁美(私は…魔法少女になって願いをかなえてもらうことで)

仁美(本当に望んでいたもの得る機会を)

仁美(―――失ってしまった)ウルウル


―物陰

QB(忠告はしたからね。自業自得さ)

さやか「恭介~も~やめてよね…恥ずかしいから…もうっ」ウル

恭介「あ、あはは…ゴメン。僕もつい感極まっちゃって…」ウル

ヒューヒュー オメデトー ヨカッタネサヤカチャーン ソゲブ~ リアジューシネー



仁美(         ぁ!?)トクンッ

      
 ドサッ

「おい、志筑さんが!?」「ワカメちゃんが!?」「え、どーしたの!?」「わいの心のアイドル仁美ちゃんが!!?」

ザワザワザワザワザワザワ

恭介「え!!?」

さやか「ひ、仁美――――――ッ!!?」ダダダッ


仁美「」ガクリ


さやか「仁美、どーしたの仁美!?ねえってば!!?」ユサユサ


恭介「―――せ、先生を呼んでくるよッ!!」ダッ

―OC教室

早乙女「わざわざここまで届けてくれるなんて…」

早乙女「ほんと中沢くんは真面目よね~」

中沢「まさか離れの教室にいらっしゃるとは思いませんでしたよ…」

早乙女「もともと職員室の個人スペースよりもこっちの方が広いし物もいっぱい置けて便利なのよ」

中沢「いや…ダメでしょ…そういう公共施設の私物化は」ハア

中沢「それより、志筑さんの(ry」

早乙女「中学生の分際でこんな高価そうなものを学校に持って来るなんて言語道断!!」キリッ

中沢「え」

早乙女「放課後まで他の摘発品と一緒に(この部屋に)預からせて頂きます!!」

早乙女「そう、伝えておいてくださいね!」

中沢「…はい」

中沢(ごめん志筑さん…ダメだったよ)

中沢(それにしてもあのブローチ…運んでる途中に)

中沢(色合いが濃くなった気が…?)フシギダ

中沢「ところで先生、そろそろSHRの時間…」

早乙女「ちょっと小テストの採点で忙しいのでパス」

中沢「は」

早乙女「正直、有っても無くてもあんまり変わらないでしょう?」

中沢(ぶっちゃけてるよ…この教師)


ガラッ

恭介「先生!!!」バッ


早乙女「え!?か、上條くん!?」

中沢「どーしたんだ上條?…もしかして俺を迎えに(ry」


恭介「志筑さんが、大変なんですッ!!!!」

―路上

  カツーン☆

シュ―――――――――――――――――

「あれ、ここは…」ハッ「え、私どうしてこんな所に…」ハッ「死にたい…」ハッ「彼女欲しい…」ハッ

ほむら「ふぅ…」

ほむら「一仕事…終了ね」

まどか「かっこよかったよ!…ほむらちゃん!」

ほむら「まどかも、ありがとう…」

ほむら「あなたのスーパーキャッチがなければ…」

ほむら「危うく巴マミのソウルジェムをハコの魔女の使い魔に(ry」

まどか「ううん。ほむらちゃんのおかげで魔女を倒せたんだから!」

まどか「気にしないでいいよ…!」パアア

ほむら(おそらく…ソウルジェムが魔法少女の魂に等しいと知ったら…)

ほむら(かなり違う反応をしたでしょうね、あなたも)


 ヴーンヴーンヴーンヴーン


まどか「あ、私のケータイ…さやかちゃんから…?」

ほむら(…!)

ほむら(何か…すごく嫌な胸騒ぎが…)ドキッ

《とにかく仁美が大変なの!!》

《今、救急車に運ばれて》

《恭介が入院してた病院へ》

《何かもぅ・・・ヤバいの・・・その息してなくて》オエツ

まどか「○×△□☆???」

ほむら「貸して、まどか」サッ

ほむら「状況を説明して!美樹さやか」

ほむら「大丈夫よ!おおお落ち着いて!!」

―3年生の教室

先生「えーと、巴さんは…」

先生「欠席か?」

 シ――――――ン

先生「誰か連絡もらっている者、いないか~?」

 シ――――――ン


「巴さんって人づきあい悪いもんね~」ヒソヒソ「いてもいなくても同じよね~」ヒソヒソ

―暁美宅

杏子「ふう…すっきりした~」ドライヤー

杏子「まあ…服乾くまで、しばらくはほむらのジャージ着とくか」

杏子「サイズはまあ…何とかOKだし」



マミ「」シーン

杏子「あ…!」

杏子「マミもついでに…タオルで体拭いてやるよ」キュッキュッ

杏子「…よっと」フキフキ

杏子「朝の喧嘩で…結構汗かいちまったもんな…」

TV<激論!!~これからの正義の話をしよう~

TV<困っている人を助けるのが正義の味方の役目さ。たとえ自分がどんな犠牲を払っても…

TV<正義…それは勝者!正義は必ず勝つ!!故に勝者こそ正義!!

TV<正義ばっかほざいてンじゃねェよ。悪党にも悪党なりの流儀ってモンがあるンだからな

TV<正義に与する者は常にまた別の正義で有るとの前提に立つべきだとは思わんかね?

TV<正義とか悪とか関係なしにさ!力のある奴同士、一個の個人としてぶつかり合えばそれでいいじゃねーか!



杏子(正義ねぇ…)

マミ「」シーン

杏子「あたしたち魔法少女にとっての、正義って何だろうな?」モグモグ

杏子「マミ」チラリ

杏子(…つい昨日までは、あたしの中でもはっきりしてたのにな)

杏子「悪(マジョ)を…あたしたち正義の味方(マホウショウジョ)がぶっ殺す」

杏子「そういう前提があるからこそ」

杏子「魔法少女はみーんな、変な躊躇も無く魔女狩りにいそしむことができたんだ」

マミ「」シーン

杏子「でも」

杏子「ひとたびその前提が崩れたら」

杏子「悪だと思っていたものが、実は正義の味方のなれの果てだったなんて聞かされたら…」

杏子「そりゃ…躊躇するだろうよ」

杏子「魔法少女だって…人の子だったんだから、さ」ハア

杏子「でも…」

杏子「それならそれで…受け入れるしかないだろう?」

杏子「結局は…自己責任なのさ」


杏子「頼むから…今度はマジで分かってくれよな、マミ」ツンツン

マミ「」プニプニ

―病院

仁美「」ツーツーツー

医者「残念ながら…御臨終です」

父母「「仁・・・美・・・・」」ウウッ

さやか「仁美・・・そん・・な」ガクガク

恭介「こんな・・ことって・・・」ギリッ

中沢「志筑さん…実はあなたのことが好きでしたあああああああああああああ」orz

まどか「ひど過ぎるよ・・・あんまりだよおおおおお」ウワアアアン


ほむら(あちゃー…)ファサ

ほむら(彼女のソウルジェムが見当たらない…)

ほむら(まあ…仮死状態ということでしょうね)

ほむら(やれやれ…)

ほむら(一刻も早く探し出さなければ…)ハア

ほむら(それにしても、蘇生した後の事情説明が煩雑ね…)

―病院

仁美「あ・・・ら・・?」ムクリ

医者「え」

父母「「 」」

さやか「」

恭介「」

中沢「」

まどか「」

ほむら「え」

 



ダダダダダダダダダダダダダダダダ

早乙女「お嬢さんの形見のブローチを持って来(ry」ガラッ

―病院

仁美「私は…一体…?」ボー

父母「「この藪医者ッ!!」」

医者「わけがわかりません…」ショボーン

さやか「中沢ぁ~ww」

恭介「中沢、アンコール」クスクス

中沢「 や め て 」orz

まどか「言っちゃいなよ~」ウェヒヒ

ほむら「先生、それはとりあえず私が代わりに預かっておきます」

早乙女「え、ええ!って…それより、志筑さん以外は早く学校に戻りますよ~」

ほむら「お断りします」

もう埋めようぜw

うめ

うめ

うめ

       r-‐、   ,ィ=┐
     _,.-l::トミ:\// 斗.-―-..._
  -=二__: :}:}: : ヾ}''": : : : : : : : : : : `ヽ、    __
    /: :ノノ:/: : : : : : : :/: : : : : : : : :ミ=- 〃~》
   ,:': : : :{l{/:{: ゞ: : : : : / : : : : : : : : / : ∧≦≠ミx、
   /: /: : :/:{: : : : / : : / : : /:/ : : : / : : : ∧ヽ,,x彡'
  /:/: : :/i: : :i : : !: : :斗-/!:{ : : : /i: : : : : :ハ〃、

 ,:'/i : //{: ヘl: : :i: : ://  i/i: : : / ト、:/ : } : }: :ト\
/  i 〈/: i{ i : : iィ    { i: :/  j: ∧ :/: ノi: :i
    i: : /:弋 i:l: : }iィ=ミ   }/   レ : :/i :/l::|: }
    }ノ {: リ`ii: : j!,,,,,      =ミノイ: :i/: L| j!
        ∨ λ: リ、   r- 、'  ,,,,/ : {: ト、 : : リ
        ,,_Y ノ}ヽ、 ー .......-‐<:i: :∧{ ヽ /

       /{{''"´ ノ   { `ーrァ、_ j/    ソ ウェヒヒヒ
      j! {弋゙辷ヽ    __r‐f/.: .: ヽ
      λ }.: {トミト-にフ斗'".: .∧.: {m

うめ

うめ

うめ

うめ

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|──-
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|__/\ __ } i

|/   ∨V | |ヲ
|┃   ┃ムイヲ
|''_O_'''ノZ゙    埋めるにゃぁ

([,]匚 |  廴⌒!
|____}  └jノ
|辷辷ム
| ヽ |
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          |      ,,       ||⌒ヽ、
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          |、  | |   |   /|   |、   _   \\  :.
          |、\ ,j j  ,斗 '"/¨「`  | \´  |`  |ヘ⌒`  ,
          |{\ノノ// l / 八   |   \  !   | ハ::ヽ l
          ||\  l / |/    \ |  ァミx、|\ |::..::|、:lハ|  このスレは神に埋められています
          ||    |/  ,ィ:テ"   `   {::::ハ l} ,'::ヘ}::::::|ハ|
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          |ゝヘ   | 《 Vr' :ノ       `´  |::|::| ゙/   (じ~~~っ)
          |`ーヘ |  ` ´        丶 ```ノ::|::|
          |   r?Y、  ````       .ィ::从!゙|     
          |   ノ⌒ヽ、≧- .._   ´’ . <‐-レ゙  
          |、"\   `ー- ,,_/_ァ'ヘ     ハ
          |  ヾ:、\      |/  〉-‐.、   |
          |   ?Y    _,, 斗-r'":::::::::::} j |
          |\  ||,...::'"::::::::::::ノ--、,,斗-;:リ /八

          | ヽ 〈:::::::::::::::/  `ヽ廴,,, |:|〈   ハ
          |  〉 V\/       )  } l/ノ
          |   | /   \   ノヽ )"´ } ,ノ/


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      `゙'<    ./.:/    /.         /: : ; : :/: / : : : : : : : : : : : : : : : ;>¬
         `゙'</.:/    /        _/: : /;/: :.:/:..: :.:/: : : : : : : : : : :/ : ::::::|/::::
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/  ,:´ ̄ `¨  、 ..__/`ヽ        ̄\|ヘ         {:J:∧ }/ :/ 厶::::::/! : : : : : : :
廴/              ` `ヽー―――ァ___|i_:\ `,-'⌒⌒´`ヽ--'、:〃/ヽ!:::::::::::∨: : : : : :
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\ ` 、           .,' : : : : : : : : : : /       ノ /孑'.///

♪ソールティー ・ オーラー ・ イー
♪アマリーチェ ・ カンティア ・ マーサー
♪エスティーアー
♪エー ・ ソーンティー ・ トルダー ・ イー
♪エマリーター ・ カンティア ・ ミーアー
♪ディスティーアー

♪アー ・ リーティーア ・ ディースタ
♪ソメリーテー ・ エスター ・ ディーアー
♪アー ・ ディーットー ・ イ ・ デーッラ
♪フィリオーチェー ・ ミーオー
♪ソーンティー ・ トーラー

♪ソールティー ・ オーラー ・ イー
♪アマリーチェ ・ カンティア ・ マーサー ・ エスティーアー
♪エー ・ ソーンティー ・ トルダー ・ イー
♪エマリーター ・ カンティア ・ ミーアー ・ ディスティーアー

♪アーリータ ・ デーッラー
♪マリーチェ ・ ソンター ・ ディーアー
♪ミーアー ・ ソーンタ ・ デーッラー
♪イ ・ テースター ・ ミーアー
♪テースティー ・ オーラー
♪ソールティー ・ オーラー

♪ソールティー ・ オーラー ・ イー
♪アマリーチェ ・ カンティア ・ ミーアー
♪ディーアー、ディーアー
♪アー埋め

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

―病室前廊下

早乙女「な、なぜでs」

ほむら「言わせないでください」

さやか「今日一日は…」

さやか「仁美のそばにいてあげたいんです…!」

恭介「中沢の生きザマを…」

恭介「見届けてあげたいので…!」

早乙女「え?…どうしてそこで…」

早乙女「中沢くんが出て来るの…?」


中沢「本当にやめてええ」orz


まどか「お…お願いです!」

まどか「…私も仁美ちゃんのそばn」



QB「呼んd」スタッ

ほむら「まどか、伏せ!!」

まどか「ほえ?」シャガミッ!


バ――――――――――――――――ン

       シュタッ

QB(…危なかった)ダダダダ

QB(さすがにこれ以上個体を消されると)

QB(僕としても悩ましいところだからね)

QB(魔法少女は世界中に存在するのだから…)

QB(地域ごとに配置しうる個体数にも限度があるわけで…)

壁(不幸だ…)ポッカリ

  シュ――――――――――――――――――



早乙女「」

さやか「」

恭介「」

中沢「」

まどか「ほ、・・・むらちゃ・・・」ボーゼン

ほむら「ち、ちょっとまどかの近くに」

ほむら「…ハエが飛んでいたから殺そうとしただけよ」キリッ

ダダダダダダダダダダダダ

医者A「ななな何ですか――――――ッ!?」

医者B「さっきの銃声は―――――――ッ!!?」



早乙女「た、ただのモデルガンですから…!!!」アワワワ

早乙女「全ッ然ご心配なく…!!!」


さやか(先生ェ・・・)

恭介(…まあ、生徒が不祥事を起こしたりすれば)

中沢(保身・・・)

まどか(ほ、ほむらちゃん…)チラリ

まどか(ハエくらいなら…)

まどか(わざわざ危ないモノ使わなくても…)ヒソ

ほむら(ええと、私はターゲットを見つけると、…つい撃ちたくなってしまう性分なの)ヒソ

ほむら(それにしても…早乙女和子)

ほむら(―――教師の鑑ね)

ほむら(…見直したわ)

医者A「あの・・・」

医者B「この壁の穴は・・・」 \シュー/

早乙女「さ、最初からありましたから…!!!」

早乙女「それか姉歯的な欠陥だと思いますけど…!!!」



恭介「さやか…暁美さんってスナイパーか何か…なのかい…」

さやか「さ・・・さあ・・・」

中沢(それより病室の中が…気になるな…)

中沢(まあ…家族以外の人間が今入って言ったら)

中沢(…迷惑だわな)ハア

キュルルルルルルル


シ――――――――――――――――ン


ほむら「とりあえずどうにかして穴を補修…!」ツメツメ

ほむら「まったく…何で私がこんなことをしないといけないのよ…」サッサッ

まどか「それはたぶん私のセリフだよ…ほむらちゃん」サッサッ

ほむら「完了」キュルルルルルルルル



早乙女「穴なんかないじゃないですか…!!」

医者A(俺・・・昨日から疲れてるのかな)スゴスゴ

医者B(ちょっと精神科行こうかな・・・)スゴスゴ

早乙女「ほっ…」

さやか「穴・・・」

恭介「奇跡が起きたのかな・・・」

中沢「安っぽい奇跡だな・・・」

まどか(良かったね、先生♪)

ほむら(――せいぜい私に感謝するがいいわ)



ほむら(あ、・・・それから)ハッ

ほむら(…先ほどのハコの魔女との戦いで)

ほむら(…グリーフシードを入手できて幸運だった)スッ

ほむら(志筑仁美のソウルジェム…)スッ

ほむら(その色はイメージカラー通り緑色だけれど)

ほむら(深緑…いえ、モスグリーン…?)アラアラ

ほむら(だいぶ…濁っているわね)

ほむら(いろいろと有ったみたいだけれど…)


ほむら(魔女化しないで・・・良かった・・・)ピッタンコ   シュゥゥゥ

―暁美宅

TV<次のニュースです、今入った情報によると

TV<見滝原市内の路上で集団自殺を試みようとしていた人々が・・

TV<無事保護され・・・

TV<彼らは互いに面識がなく・・・

杏子「くせーな」ピーン

杏子「魔女や使い魔が関わってんのかも…」

杏子(でもまあ…無事助かったってことは…)

杏子(案外ほむらあたりが仕事したのかもな)パリポリ

杏子(…まあ、アイツはしっかりしてるっぽいし)

杏子(安心だよな~)

マミ「」シーン

杏子「…ちょっとマミの鼻にポッキー突っ込みたくなった」ニヤニヤ

マミ「」(※2穴同時挿入)

杏子「できた」

杏子「プッ」

杏子「ぎゃはははははははははははははっ…!!!」ダンダンダンダンダンダンダンダンダン

  ウイーンウイーン

杏子「お、もう終わったのか」ゲホッゲホッ


杏子(やっぱりいつもの服のが落ち着くからな)パカッ 

杏子「乾燥機って…便利だな」ヌギヌギ

―病院前の廊下

ほむら(…とりあえず)シュウウン

ほむら(志筑仁美のソウルジェムは再び輝きを取り戻した)キラリ

ほむら(さて…一体何があったのかしら)

ほむら(9割方…三角関係に何か変容があったからに違いないわ)

ほむら(どうせ…)

ほむら(上條恭介と美樹さやかの間柄が、彼女の真意に反して)

ほむら(いい感じな雰囲気になったとか…)

ほむら(…そういうことでしょう?)

ほむら(―――冴えているわね、私)ファサ・・・

まどか「おーい、ほむらちゃん……」キコエテナイ


まどか(ほむらちゃんの考えていることが…さっぱりわかんないよ…)ハア

―暁美宅

《やあ、杏子。テレパシーで済まない》

《そろそろ気持ちも落ち着いたかい?》

《これが最後の警告だ》

《君が協力する気になっている暁美ほむらは実に不可解な存在だ》

《もしかしたら、何らかの利己的な目的を持っt》

杏子「失せろノイズ!悪徳セールス野郎ッ!!」クワッ

―物陰

QB「こちらも取りつく島も無いようだ…」

杏子(当面の目標は…)チャクイ

杏子(マミや緑の奴を仲間に引き入れて)チラッ

マミ「」シーン

杏子(鹿目まどかと美樹さやかの二人を契約させず)

杏子(この町で魔女狩りを続け…)

杏子(で、2週間後にやって来るっつーワルプルギスの夜を撃破する…!)



杏子(―――――その後は…?)

杏子(・・・・・・)

杏子(倒したところで…)

杏子(あたしらが魔法少女になっちまった現実は、変わらないよな?)

杏子(常識的に考えて、さ)

杏子(いや・・・)

杏子(ほむらは言ってたんだ…今まで一度として)

杏子(ワルプルギスの夜を倒せたことは無いって)

杏子(――――だったら)

杏子(もし、倒すことができたら)


杏子(今度こそ…すんごい奇跡か何かが起きて…!)グッ

杏子(それこそ常識なんかぶっ飛ばすような凄いことが起きて…!)


杏子(あたしら皆、フツーのガキに戻っちまったり)

杏子「もしかしたら…そんなこともあるんじゃねーかな、…マミ?」

マミ「」シーン

杏子「そういう風に、あたしは信じて戦うからな、ほむら!」

TV<~朝のアニメ劇場~

TV<素粒子によって作られているこの世界はすべて知(ry

TV<俺の未元物質に常識は通用しねぇ―――――――ッ

TV<俺の翼を通過した太陽光線は(ry

TV<俺の能力が更に覚醒(ry



杏子「………………」

杏子「…マミもあんまりアレなセリフかまし過ぎんなよ」

杏子「はたから見ると…何ていうかこっちが恥ずかしくなるから」

マミ「」シーン

杏子(気のせいか…マミがこっちの方を横にらみしている気がする)ゴクリ

なんでちょくちょく禁書が

>>966 今までクロスしか書いたことないからつい色々入れたくなる


―その後

早乙女「分かりました…」

早乙女「それでは、皆さんは本日は…」

早乙女「志筑さんのそばにいてあげるということで」

早乙女「―――早退を許可します」

早乙女「それでは、先生は戻りますんで…!」スタスタ

j実はこのSSもクロスで、最後はアルス・マグナによってデウスエクスマキなオチとか

>>968 さすがに一線は越えないつもり…てかオチとかまだ考えてない
   

まどか「ありがとう、先生」ペコリ

ほむら「ほっ」

ほむら(さて、今すぐ志筑仁美本人の口から)

ほむら(話を聞きたいところだけれど…)

ほむら(とりあえず…家族水入らずの時間)

ほむら(さすがにこればかりは…干渉しかねるわ)

ほむら→まどかなの?

>>972 そこはゆるがないことにした。けれどまどかの周りの人間(特にさやか)も守りたいって感じ



中沢(気になる…)ピトッ

中沢(…てか、さっきのもしかして)

中沢(志筑さんの耳にも聞こえてたり・・・しないよな)ゴクリ

中沢(もしそうだったら…まともに顔向けできねぇぇぇぇぇ!!)ウワアアアア


恭介(おい中沢…聞き耳立てるなよ…)ヒソ

さやか(やべ~中沢からかい甲斐有り過ぎ~)プププ

まどか(ホントに良かったな…仁美ちゃん、なんでもなくて)ティヒヒ

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

もうすぐ1000だけどどうすんだ

今から立てるか?

>>977>>978 ・・・また気が向いたら自分で立て直すわ。同じスレタイで
    ・・・今夜もまた当番やからもうじき書けなくなるし


ほむら「―――あなたが彼女と結ばれれば」

ほむら「事態が好転する可能性があるの」

ほむら「だから、告白すればいいと思うわ」

ほむら「女という生き物は、こういうときに優しく接してもらえると」

ほむら「案外コロっと(ry」

中沢「余計なお世話ですよー!?」

中沢「これは僕自身の問題なんです…!」グヌヌ

中沢「暁美さんには関係ないでしょう!?」


ほむら「 大 あ り よ 」

まどか「そ、そうだよ…?」

まどか「ほむらちゃんは…さやかちゃんのことが好きなんでしょ?」

中沢「そういや…昨日は昨日で大騒ぎだったな」

まどか「中沢くんと仁美ちゃんの間柄は…」

中沢「うんうん」

まどか「あ、それから上條くんのことも(ry」

中沢「え」

ほむら「まどか、はっきり言ってそれは誤解よ…!」キリッ

まどか「え?」

ほむら「私の1番はやっぱりあなたなのよ…!!」ギュッ

まどか「ひゃんっ!?//////」ビクッ

ほむら「さやかはあくまで…あくまでラマンレベルに過ぎないわ!!」

ほむら「上條恭介!?男のようなオワコンには、興味がないわッ」

中沢「」oh・・・



さやか「戻って来たよ~」テクテク

恭介「僕の担当だった医師にも聞いてみたけれど」テクテク

恭介「志筑さんが倒れた理由も蘇生した理由も全く見当がつかないらしいよ」フシギダ

さやか「と、ところでさ、恭介…」チラッ

恭介「ん?何だいさやか…?」

さやか「ちょっと吹っ飛んじゃった感があるけど…」

さやか「さ、さっきの教室での…こと…///」ポッ

恭介「………あっ//////」ドキッ

さやか「・・・・」モジモジ

恭介「・・・・」ソワソワ


まどか(え…!?この感じは…もしかしてっ!?)

ほむら(どうやら…本当に進展したようね)

中沢「…氏ねよリア充ども」

さやか「と、とりあえずアレだよね…!」

さやか「まずは…友達からだよね…!」

恭介「だ、だよね…!」

恭介「やっぱり友達からが、無難だと僕も思う…!」


まどか(え?)

まどか(2人は幼馴染なんだから…もともと友達なんじゃ…?)

まどか「というより…どうして上條k」

ほむら「奇跡的に…腕が治って退院、今日から普通に登校していたの」ファサ

中沢「あ~もう!じれったい連中だな!?」イライラ

さやか「む~?…いやいや…それはアンタも同じっしょ…?」ニヤーリ

中沢「うるせえええええええ」

恭介「僕はそんな中沢も影ながら応援するよ」クスッ

中沢(完全に…弱みを握られた…)orz

まどか「中沢くん、落ち込むことないよ…元気出して」ヨシヨシ

中沢「あ、ありがとう鹿目さん…」

さやか「おお!?」

さやか「こんどはまどかがフラグ立てる気かぁ~!?」

まどか「え?え?ち、違うよっ!?」ブンブン

まどか(って…フラグって何…?)

恭介(フラグ…?)

ほむら「もし立ったら私はそれ相応の行動に出るわよ」


ほむら(…何だか人間関係の把握が難しいわ)

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