まどか「キュゥべえの毛皮を剥いでマフラーにして売ろうよ!」(127)

ティヒヒ

ほむら「……!」

まどか「やっぱり、だめ……かな?」

ほむら「……」

ほむら「それは、素晴らしい案だわ」

まどか「だよねー、ティヒヒ」

杏子「話は聞かせてもらったよ」

ほむら「まずは材料を確保しなくてはいけないわね」

まどか「どうやってやるの?」

ほむら「任せてまどか!これに関しては私はプロよ!!」

まどか「頼もし~~!!ほむらちゃん!!」キラキラ

ほむら「ホムッ」

杏子「あたしも乗った」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「あいつを売って、金にしてやればいいんだ」

杏子「最高じゃねーか」

まどか「だよねー、ティヒヒ」

まどか「で?で?私は何をしたらいいのかな?」ワクワク

ほむら「じゃあ『契約した~~い!!』って叫んでもらえるかしら?」

まどか「うん!!契約した~~い!!」

QB「まどか!願い事がきm」


ガシッ


QB「暁・・・美・・・ほむ・・・ら・・・君は・・・」カハッ


ググッ


QB「グッ・・・ハァ・・・苦s」


ガクッ

>> ごめんなさい

まどか「やったぁ!!やったよ!ほむらちゃん!」

ほむら「ええ!」

まどか「これで先ずは一匹だね」

ほむら「そうね、マフラーだったら3~4匹のQBがいるわ」

まどか「そうなの?結構必要だね?」

ほむら「マフラーだけじゃなく手袋やニット帽もいいわね」

まどか「奮発してセーターとかは?」

ほむら「すばらしいわ!」


キャッキャッ


さやか「なんか楽しそうだね?なんの話してんの?」

まどか「さやかちゃん!実はね?・・・」

さやか「そりゃいいや!私クリスマス前に金欠で参ってたんだ!」

まどか「3人でやれば効率も良くなるしたくさん稼げるね」

ほむら「私はまどかと2人でやりたかったわ・・・」ボソッ

さやか「ほむら~~、そういう上手い話は隠しておいたらダメなんだぞ~~?」ツンツン

ほむら「・・・」ホムッ

QB「全く、暁美ほむらいきなりびっくりしたじゃないか!

   前にも言ったけどむやみに固体を潰されるのはもったいn」


シャキーン

さやか「おらぁ!!」


ズバァ


QB「」バタッ


さやか「へへっ!いっちょあがり!」


まどか「やったぁ!!」

さやか「イェーイ!まどか!!このさやかちゃんがまず一匹目のQBを
    
     GETしちゃいましたよ!!」ピース

ほむら「・・・」スッ

さやか「どう?ほむら?私のGETしたQBは」

ほむら「ダメね」

さやか「はぁ!?」

さやか「どこがダメだっていうの?」

ほむら「剣で切りつけたりしたら毛皮に血が付いてしまうわ」

さやか「あっ」

ほむら「QBは一匹倒さないと次の固体は現れないわ

     一匹から最大限の毛皮をどう得るかが鍵なの」

さやか「そっか、なるほどね」

まどか「だからさっきは首を絞めて殺していたんだね」

ほむら「その通りよ」

さやか「わかった!ほむらの言うとりこれからは首を絞めて殺すことにするよ!!」

ほむら「ふふ・・・」

さやか「あっ!!今笑った!!」

ほむら「別に可笑しくて笑ったわけじゃないのよ?

     ただあなたが素直なところ初めて見たから・・・」

さやか「私だってあんたが笑ったところ初めて見たよ」

ほむら「うふふ」

さやか「あはは」




まどか「2人が仲良くなってくれてよかったよぉ~~」

QB「ほんと、この和気あいあいとした中に僕も入れてほしいね」

まどか「!?」

ほむら・さやか「まどかっ!!」

杏子「なんだなんだ?ずいぶん楽しそうじゃないの」


ガシィ


さやか「・・・」グググッ

杏子「お、おい!?」

QB「ぐっ・・・あ・・・」


グッググッ


QB「くっ・・・」


ガクッ


さやか「・・・・・・ふぅ」

ほむら「お手柄よ」

まどか「やったね!!」

杏子「おいおいおい!!」

さやか「ああ・・・なんだ杏子か」

ほむら「いたのね」

まどか「杏子ちゃん!久しぶり!」

杏子「ああ!まどか久しぶり!ってそうじゃなくてなんだよ今の!!」

ほむら「何ってビジネスよビ・ジ・ネ・ス」フムッ

さやか「おお!びじねす!いい響き!びじねす」パァッ

まどか「さやかちゃんビジネスだよ」

杏子「いやいやいや!どう見ても動物虐待にしか見えねぇって!!」

さやか「はぁ・・・」

杏子「な、なんだよそのため息は!?」

さやか「まどか・・・説明してやって」

まどか「うん!杏子ちゃんあのね・・・」





杏子「何!?それじゃあノーリスクハイリターンじゃねぇか!!」

ほむら「その通りよ!!」

まどか「杏子ちゃんにも協力してほしいな・・・」

さやか(?、のーりすく?のーりたーん?はいたーん?)

杏子「よし!のった!!」

まどか「ありがとう!杏子ちゃん!!」ダキッ

ほむら「・・・」ホムッ

杏子「や、やめろよ///」

さやか「よーし!じゃあ早速QB狩りだ!!」(のーたーんはいりすくか・・・後で調べとこう)



さやか「そうだ!杏子!QBを狩るときh」

杏子「わかってるよ、返り血を出さないように・・・だろ?」

さやか「う、うん」

ほむら(さすがね)

まどか(さやかちゃん・・・)






QB「・・・キュッ・・・プイ・・・」ガクッ

杏子「・・・ふう、これで何体目だ?」

ほむら「これで23体目よ」

さやか「ところで何体ぐらい狩るつもり?」

まどか「どうやってお金に換えるかによるよね」

ほむら「とりあえず売る方法についてはフリーマーケットを

     活用しようと思ってるわ」

さやか「なるほど一番てっとりばやい方法だね」

杏子「異論はないよ」

まどか「私も」


ほむら「何を売るかについては手袋やマフラーが中心、セーターやニットも

     毛皮に余裕があれば作りましょう」

さやか「盛り上がってきましたねぇ~~」

杏子「いいんじゃないか」

まどか「うんうん!」

ほむら「手袋がQB一体で一組。マフラーは4体にしておきましょう。ニットは二体、セーターは6体よ」

さやか「てことは・・・えっと・・・」

杏子「マフラーが4、手袋は3、ニットが2ぐらいってとこか・・・まだまだだな」

まどか「バランスを考えるとそうなるけど、ニットの比重はそんなになくてもいいかも」

ほむら「そうね、マフラー4、手袋5、ニット1かしらね」

杏子「そうだな、手袋が一番重要が高そうだし、値段も抑えめにするんだろう?」

まどか「500~900円ぐらいかなぁ?手袋って」

さやか「そ、そうだね」

杏子「ま、どっちにしろもっと狩らないといけないってことだな!」

ほむら「そうね、ところでどうしてずっとそいつを殺さないでいるのかしら?」

杏子「こいつを殺したら次に出てくる奴に逃げられるからな、話てる間はこいつに構えないだろ?」

ほむら「ええ、でも話は終わったわ」

杏子「そうだな」グンッ

QB「」






さやか「さて、これで50体のQBが集まったわけだけど・・・」ヒョイ


ドサッ


まどか「こうしてみると圧巻だね~」

ほむら「真っ白で気味が悪いわ」

杏子「そう言うなって、こいつらは『金の成る木』なんだから」

まどか「もう!杏子ちゃんったら」

ほむら「手袋15、マフラー10、ニット5、セーター3ぐらいは作りたいわ」

さやか「そんなに!?」

杏子「まだ全然足りないぞ!?」

まどか「それだけ作るのに83QB必要だよ、あと33体だね・・・」

杏子「こいつであと32だ」ヒョイ

ほむら「大切に扱ってちょうだい」

杏子「悪い悪い」

杏子「ところでさぁ、そんなに必要か?」

さやか「うん、ちょっと多いよね、これで残り31ね」

まどか「確かにちょっと多いかな?」

ほむら「あなたたち大事なことを忘れているわ」

さやか「え?」

杏子「なんだよ」

ほむら「商品を売れるようになるにはただQBを狩ってれば

     いいんじゃないのよ?」

まどか・杏子「!!」

さやか「?」

ほむら「わかるでしょ?」

杏子「ああ、革にして、縫わなきゃ商品にはならねぇ」

まどか「その工程を私たちがやるわけにはいかないってことだね」

さやか「ぁぁ・・・」



ほむら「その通りよ、そこを私たちがやれば確実にお粗末なもの

     にしかならない・・・会社に頼めばそれだけお金がかかる、

     売れた額がそのまま儲けには繋がらない以上その分売らないといけないのよ。

     ただ革にするのは私たちがするべきだわ、

     一般の人に地球外生命体の皮を剥がさせるわけにはいかない」

まどか「うう・・・」

杏子「しかたないか・・・」

さやか「だね・・・」

まどか「やっと83体集まったね!!」

さやか「ふ~疲れた~」

杏子「さすがに首絞めだけってのは腕が疲れるね」

ほむら「しんどいわ・・・」

さやか「そういえば、まどか一回もQBを殺してないね」

まどか「うう・・・ごめんなさい私、どうしても首を絞めることができなくて・・・こわくて・・・」

さやか「あ・・・いや・・・責めてるわけじゃないよ!?」

杏子「まどかが平然とそんなことしてたら逆にそっちのほうが引くよな」

ほむら「まどかの手は・・・汚させないわ!」ホムッ

まどか「みんな!ありがとう!!私革を作る方は頑張るよ!!」






ほむら「まどか、そこは違うわ、こうよ、此処に切れ込みを入れて

     ゆっくり尻尾まで剥がすの」

まどか「こうかな?・・・わぁ凄い!綺麗に剥がれてく!!」

さやか「ホント不思議な皮だね?」

杏子「確かにこりゃ不思議だわ、なんていうか剥がされるための皮って感じ?」

さやか「そうそうそんな感じする!」

まどか「皮剥がしとっても楽しいよほむらちゃん!!」

ほむら「まどかに喜んでもらえて何よりだわ」


杏子「なぁさやか・・・」

さやか「うん?」

杏子「これ肉も凄い綺麗でうまそうだな・・・」

さやか「言われてみれば確かにそうかも・・・」

杏子「何かに使えそうだよな・・・」

さやか「うん・・・」






さやか「いや~QBの皮想像以上に剥がしやすくて楽だったね!」

まどか「うん!まだ5、6時間ぐらいしかたってないよ」

杏子「純粋に楽しかったな!なんていうか快感だった!」

ほむら「それじゃあこの皮は工場に送って裁縫して貰うわね」

まどか「うん、よろしくね、ほむらちゃん」

さやか「頼むよ~」

杏子「任せた!」

ほむら「ええ」






ほむら「工場のほうから完成品が届いたからみんな見て頂戴」

杏子「へ~こりゃ良く出来てるな!」

さやか「なんだか自分に一つ欲しくなってきちゃったよ」

まどか「すべすべで気持ちいい!」

杏子「これなら思っていたより言い値段で売れるんじゃないか?」

ほむら「ええ、これなら思っていたよりも2割増しぐらいの値段でも売れそうね」

さやか「おおおお!!」

まどか「やったぁ!!」








杏子「どう・・・だった・・・?」

まどか・さやか「・・・」ドキドキ

ほむら「予想外だわ・・・」

杏子「何?商品は全部売れたはずだろ?」

さやか「工場の受注代が高かったの?」

まどか「頑張ったのに~~」

ほむら「予想外なことに全部で71、581円にもなったわ!!」

杏子「おおおおおお!!!!」

さやか「やったぁぁぁ!!!」

まどか「・・・」ヘタッ

ほむら「想像以上だったわ、商品が全部売れたことも

     素材の良さがうけたことで工場生産のチープさも隠せた」








杏子「さて、ここに一つの問題がある」

まどか「・・・」ゴクリッ

ほむら「それは・・・」

さやか「この中学生には大金すぎる大金の使い道」

杏子「パァーっとやるか?」

まどか「悪いことには使っちゃダメなんだよ!?」

ほむら(かわいい)

さやか「とりあえず、クリスマスも近いし、みんなでパーティーしようよ!!」

杏子「いいね!」

まどか「うん!やりたい!みんなでパーティー!!」

ほむら「・・・」ホムッ

杏子「何処で?」

ほむら「私の家はぼろアパートよ」

杏子「家すらない」

さやか「マンションだけど狭いし親が」

まどか「うちも親厳しいからパーっとなんてとても」

ー数日後 マミの家ー

マミ「もう!みんなでパーティなんて、言ってくれれば

   もっといろいろ用意したのに」

まどか「そんな!悪いですよ、ただでさえいきなりで申し訳ないのに」

マミ「そんなこと気にしなくていいのに・・・それにこうしてみんなでそろって

    パーティーできるなんてとっても楽しいのよ?」

まどか「でも・・・」

杏子「まぁまぁ、マミもああ言ってんだからいいじゃないのさ」

まどか「それじゃあお言葉に甘えます。ありがとうございます」

マミ「ふふふ、甘えちゃいなさい?」

ほむら「・・・」スッ

さやか「あ!ほむら!それ私が狙ってたんだぞ!!」

ほむら「・・・」ホムッホムッ

マミ「全く、喧嘩しないの!まだまだいっぱいあるんだから・・・

   ところで佐倉さん、これはなんのお肉?新食感だけど凄く美味しわ」

杏子「ああ、それはQBの肉だよ、割と旨いだろ!

    あ!こらっ!お前ら私の肉も残しとけよ!!!」

マミ「えっ?」

まどか「あ、マミさん実はこれ私たちが作ったんですけど、もしよかったら

     貰ってください!QBの革から作ったんですけどサラサラすべすべしてて

     肌触り凄い良いんです!是非使ってください!!」

マミ「え?」



マミ「え?」
                            


終わりです。ありがとうございました。

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
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    \/___/ ̄

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
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1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE ~輝く季節へ~ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae

SS予定は無いのでしょうか?

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
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肉「・・・」

マミさん「たった一人の・・・私の友達・・・」

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